JP2016051419A - オブジェクト表示制御プログラム及びオブジェクト表示装置並びにオブジェクト表示システム - Google Patents

オブジェクト表示制御プログラム及びオブジェクト表示装置並びにオブジェクト表示システム Download PDF

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Abstract

【課題】参照すべきオブジェクトを効果的に表示することができるオブジェクト表示制御プログラム及びオブジェクト表示装置並びにオブジェクト表示システムを提供する。【解決手段】画面上にオブジェクトを表示する表示部と、前記オブジェクトを操作可能にする操作部と、を備える装置で動作するオブジェクト表示制御プログラムであって、前記装置に、一ファイルを構成する複数のオブジェクトの中からオブジェクトが選択されたら、前記ファイル中の、選択オブジェクトに関連するオブジェクト群を特定する第1処理、1又は複数の前記選択オブジェクトを前記表示部に表示する際に、各々の前記選択オブジェクトに関連する前記オブジェクト群を参照可能に表示する第2処理、を実行させる。【選択図】図4

Description

本発明は、オブジェクト表示制御プログラム及び当該オブジェクト表示制御プログラムを動作させるオブジェクト表示装置並びに当該オブジェクト表示装置がネットワークで接続されたブジェクト表示システムに関する。
複数のファイルに跨って検討してきた内容を部分的に抜き出して一つの結論を出すといった作業は、例えばまとめ資料を作成する場合などにおいて日常的に行われている。この場合は、複数のファイルをそれぞれ別のウィンドウで開き、ウィンドウを切り替えて内容を確認しながら、あるいは、同一画面内に縮小したウィンドウを並べて一覧しながら、ある作業用ウィンドウ内で一つのデータにまとめあげるといった方法が用いられる。
しかしながら、ウィンドウを切り替えて各々のファイルの内容を確認する場合は、作業用ウィンドウと各ファイルのウィンドウとを何度も行き来しなければならず、作業が煩雑になる。また、縮小したウィンドウを並べて一覧する場合は、一つ一つウィンドウを拡大してユーザが参照したい部分を探し出さなければならず、やはり作業が煩雑になる。そして、ウィンドウを頻繁に切り替えたり、ウィンドウを拡大したりするなどの作業を行うことによって、本来行いたいまとめ作業の思考時間が削られてしまう。
このようなファイルの表示に関連する技術として、例えば、下記特許文献1には、文字情報、図形情報、画像情報のうち少なくとも1つからなる情報ファイルを表示する手段、または前記情報ファイルを入力および編集する手段のうち少なくとも1つを有する情報端末装置において、該情報ファイルおよび制御情報を送受信する通信手段と、この通信端末を用いて他の情報端末装置との間で互いに連携するための手段とを具備し、少なくとも1つの前記情報ファイルを、連携した他の情報端末装置との間で分割して表示する情報端末装置が開示されている。
特開平09−081475号公報
まとめ資料を作成する場合、ユーザが参照したいのは、各ファイルから抜き出してきた文字や図形、画像などのオブジェクトとそのオブジェクトに関連するオブジェクト群(例えば、そのオブジェクトの近傍に表示されるオブジェクト)だけである。従って、効率的にまとめ資料を作成するためには、各ファイルの中の必要なオブジェクトのみを表示することが重要となる。
しかしながら、上記特許文献1の技術は、情報ファイルを複数の情報端末装置に分割して表示させるだけであり、所望の情報端末装置に必要なオブジェクトのみを表示させるためには、ユーザ自身が各ファイルの内の必要なオブジェクトを選択し、選択したオブジェクトの表示先を所望の情報端末装置に振り分けなければならず、やはり操作が煩雑になる。また、特許文献1の技術では、複数の情報端末装置が必要であり、そのための置き場所の確保や管理の観点から、使い勝手が良くない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、参照すべきオブジェクトを効果的に表示することができるオブジェクト表示制御プログラム及びオブジェクト表示装置並びにオブジェクト表示システムを提供することにある。
本発明の一側面は、画面上にオブジェクトを表示する表示部と、前記オブジェクトを操作可能にする操作部と、を備える装置で動作するオブジェクト表示制御プログラムであって、前記装置に、一ファイルを構成する複数のオブジェクトの中からオブジェクトが選択されたら、前記ファイル中の、選択オブジェクトに関連するオブジェクト群を特定する第1処理、1又は複数の前記選択オブジェクトを前記表示部に表示する際に、各々の前記選択オブジェクトに関連する前記オブジェクト群を参照可能に表示する第2処理、を実行させることを特徴とする。
本発明の一側面は、画面上にオブジェクトを表示する表示部と、前記オブジェクトを操作可能にする操作部と、前記表示部及び前記操作部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、一ファイルを構成する複数のオブジェクトの中からオブジェクトが選択されたら、前記ファイル中の、選択オブジェクトに関連するオブジェクト群を特定するオブジェクト群特定部と、1又は複数の前記選択オブジェクトを前記表示部に表示する際に、各々の前記選択オブジェクトに関連する前記オブジェクト群を参照可能に表示するオブジェクト表示制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一側面は、画面上にオブジェクトを表示する表示部と、前記オブジェクトを操作可能にする操作部と、前記表示部及び前記操作部を制御する制御部と、を備えるオブジェクト表示装置を複数備え、複数の前記オブジェクト表示装置がネットワークで接続されたオブジェクト表示システムであって、第1のオブジェクト表示装置の前記制御部は、一ファイルを構成する複数のオブジェクトの中からオブジェクトが選択されたら、前記ファイル中の、選択オブジェクトに関連するオブジェクト群を特定し、前記選択オブジェクト及び前記オブジェクト群のデータを第2のオブジェクト表示装置に送信するオブジェクト群特定部を備え、前記第2のオブジェクト表示装置の前記制御部は、前記選択オブジェクト及び前記オブジェクト群のデータを受信したら、1又は複数の前記選択オブジェクトを前記表示部に表示する際に、各々の前記選択オブジェクトに関連する前記オブジェクト群を参照可能に表示するオブジェクト表示制御部を備えることを特徴とする。
本発明のオブジェクト表示制御プログラム及びオブジェクト表示装置並びにオブジェクト表示システムによれば、参照すべきオブジェクトを効果的に表示することができる。
その理由は、オブジェクト表示装置の制御部(オブジェクト表示制御プログラム)は、一ファイルを構成する複数のオブジェクト(例えば、ドキュメントや手書き情報)の中から所定のオブジェクトが選択されると、選択されたオブジェクトに関連するオブジェクト群(例えば、選択されたオブジェクトの周辺に表示されているオブジェクト)を特定し、選択されたオブジェクトを表示する際に、特定されたオブジェクト群を参照可能に表示する制御を行うからである。
本発明の一実施例に係るオブジェクト表示装置を模式的に示す図である。 本発明の一実施例に係るオブジェクト表示装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係るオブジェクト表示システムを模式的に示す図である。 本発明の一実施例に係るオブジェクト表示装置に表示される画面の構成を示す図である。 本発明の一実施例に係るオブジェクト表示装置に表示される画面の他の構成を示す図である。 本発明の一実施例に係るオブジェクト表示装置に表示される画面の他の構成を示す図である。 本発明の一実施例に係るオブジェクト表示装置に表示される画面の他の構成を示す図である。 本発明の一実施例に係るオブジェクト表示装置に表示される画面の他の構成を示す図である。 本発明の一実施例に係るオブジェクト表示装置に表示される画面の他の構成を示す図である。 本発明の一実施例に係るオブジェクト表示装置に表示される画面の遷移例を示す図である。 本発明の一実施例に係るオブジェクト表示装置に表示される画面の他の遷移例を示す図である。 本発明の一実施例に係るオブジェクト表示装置に表示される画面の他の遷移例を示す図である。 本発明の一実施例に係るオブジェクト表示装置の処理を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係るオブジェクト表示装置の処理(作業用ウィンドウの編集処理)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係るオブジェクト表示装置の処理(オブジェクトのコピー処理)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係るオブジェクト表示装置の処理(オブジェクト群の特定処理)を示すフローチャート図である。
背景技術で示したように、複数のファイルの中から必要なオブジェクトを抜き出してまとめ資料を作成する場合、複数のファイルをそれぞれ別のウィンドウで開き、ウィンドウを切り替えて内容を確認したり、同一画面内に縮小したウィンドウを一覧表示して内容を確認したりする必要があるため、作業が煩雑になる。
ここで、まとめ資料を作成する際にユーザが参照したいのは、各ファイルから抜き出してきたオブジェクトと、抜き出したオブジェクトのコンテキスト情報、例えばどのような議論から導き出された結論かなどが分かる情報(すなわち、抜き出したオブジェクトに関連するオブジェクト群)であるため、このコンテキスト情報を容易に比較、参照できる方法の提案が望まれている。
そこで、本発明の一実施の形態では、複数のオブジェクトで構成されるファイルや手書き情報などの中から所定のオブジェクトが選択された場合に、ファイルや手書き情報の全体を表示するのではなく、ファイルや手書き情報の中の、選択されたオブジェクトに関連する部分(そのファイルや手書き情報の一部分のオブジェクト群)を特定し、選択されたオブジェクトを表示する際に、特定したオブジェクト群を参照可能に表示する。
このように、選択されたオブジェクトに関連するオブジェクト群を参照可能に表示することによって、複数のファイルや手書き情報を参照しながらまとめ資料を作成する作業を容易に行うことが可能になる。
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係るオブジェクト表示制御プログラム及びオブジェクト表示装置並びにオブジェクト表示システムについて、図1乃至図16を参照して説明する。図1は、本実施例のオブジェクト表示装置を模式的に示す図であり、図2は、オブジェクト表示装置の構成を示すブロック図、図3は、オブジェクト表示システムを模式的に示す図である。また、図4乃至図9は、オブジェクト表示装置に表示される画面の構成例を示す図であり、図10乃至図12は、画面の遷移例を示す図である。また、図13乃至図16は、本実施例のオブジェクト表示装置の処理を示すフローチャート図である。
なお、以下の説明において、オブジェクトとは、所定の単位の文字情報や図形情報、画像情報であり、所定の単位の文字情報には単一の文字や文字を組み合わせた単語、単語を組み合わせた文節などが含まれ、所定の単位の図形情報には単一の線からなる図形や線を組み合わせた図形などが含まれる。また、ファイルや手書き情報とは、制御部で管理可能な単位であり、ファイルや手書き情報の中に複数のオブジェクトが含まれる。
本実施例のオブジェクト表示装置10は、オブジェクトの操作及び表示が可能な装置であり、例えば、図1(a)に示すようなパーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置、図1(b)に示すようなタブレット端末、図1(c)に示すような電子黒板などである。また、オブジェクト表示装置10は単独で動作させてもよいし、図3に示すように、通信ネットワークを介して複数のオブジェクト表示装置10を接続して、オブジェクト表示システムを構成してもよい。
このオブジェクト表示装置10は、図2(a)に示すように、制御部11と記憶部15と表示部16と操作部17とインターフェース部18などで構成される。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)12と、ROM(Read Only Memory)13やRAM(Random Access Memory)14などのメモリと、で構成され、CPU12は、ROM13や記憶部15から制御プログラムを呼び出し、RAM14に展開して実行することにより、オブジェクト表示装置10全体の動作を制御する。また、制御部11は、OS(Operating System)上で各種アプリケーションを動作させて、複数のオブジェクトで構成されるファイルや手書き情報の作成や編集を可能にする。
記憶部15は、フラッシュメモリやHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)などで構成され、上記OSやアプリケーション、ファイルや手書き情報のデータ、必要に応じて各オブジェクトの関連性を記述したデータベースなどを記憶する。
表示部16は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどであり、制御部11の制御に従って画面上にオブジェクトを表示する。
操作部17は、マウスやキーボード、表示部16上に配置された格子状の電極からなるタッチセンサ、ハードキーなどであり、各種操作(例えば、アプリケーションに対する操作、オブジェクトの選択操作、画面の切り替え操作など)を受け付ける。
インターフェース部18は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどであり、必要に応じて設けられ、通信ネットワークに接続された他のオブジェクト表示装置10や後述するデータベースサーバを保持するサーバなどとの通信を行う。
また、上記制御部11は、図2(b)に示すように、オブジェクト群特定部11a及びオブジェクト表示制御部11bとしても機能する。
オブジェクト群特定部11aは、複数のオブジェクトで構成されるファイルや手書き情報の中からオブジェクトが選択されたら、選択されたオブジェクト(選択オブジェクトと呼ぶ。)に関連する1又は複数のオブジェクト(関連オブジェクト群と呼ぶ。)を特定する。
具体的には、表示部16に表示されているオブジェクトの中からオブジェクトが選択された場合は、選択オブジェクトの表示位置を基準にして、予め定めた距離範囲(例えば、半径10cmなど)内に表示されているオブジェクトを関連オブジェクト群として特定する。また、オブジェクトが予めグループ化されている場合は、選択オブジェクトと同じグループに属するオブジェクトを関連オブジェクト群として特定する。また、オブジェクトが予め定めた規則に従って整列(例えば、箇条書きや段落分けなど)された部位を含み、選択オブジェクトが上記部位の一部(箇条書きの一文や段落の一部)である場合、その部位の全部を関連オブジェクト群として特定する。また、選択オブジェクトが他のオブジェクトと線や矢印で構造化されており、階層化されて管理されている場合は、選択オブジェクトを含む所定の階層のオブジェクトを関連オブジェクト群として特定する。また、選択オブジェクトが他のオブジェクトと重なっている場合(例えば、表や4象限図など)、選択オブジェクトと他のオブジェクト、又は、選択オブジェクトと他のオブジェクトと他のオブジェクトに重なっているオブジェクトを関連オブジェクト群として特定する。また、手書き情報の中からオブジェクトが選択された場合は、選択オブジェクトに対して、作成日時が所定の時間内(例えば、前後10分以内)、作成順序が所定の順番内のオブジェクトを関連オブジェクト群として特定する。また、複数のオブジェクトの関連性がデータベースに記述されている場合は、選択オブジェクトに関連するオブジェクトとしてデータベースに記述されているオブジェクトを関連オブジェクト群として特定する。
なお、オブジェクトの選択に際して、上記ドキュメントや手書き情報は必ずしも、そのものが表示部16に表示されている必要はない。例えば、手書き情報を構成する各々のオブジェクトが画像データとして記憶部15に記憶されている場合は、画像データのリストの中から所定の画像データが選択されたら、選択された画像データに対して、作成日時が所定の時間内や作成順序が所定の順番内の画像データを関連オブジェクト群として特定することもできる。
オブジェクト表示制御部11bは、選択オブジェクトを表示部16に表示させる際に、オブジェクト群特定部11aによって特定された関連オブジェクト群を参照可能に表示する。例えば、選択オブジェクトと関連オブジェクト群とを同じ画面に表示したり、選択オブジェクトと関連オブジェクト群とを遷移可能な別画面に表示したりする。その際、選択オブジェクトと関連オブジェクト群とを識別可能にするために、必要に応じて、選択オブジェクトを作業用ウィンドウに識別可能に表示し、関連オブジェクト群を参照用ウィンドウに表示する。このオブジェクト表示制御部11bの動作の詳細については後述する。
なお、上記オブジェクト群特定部11a及びオブジェクト表示制御部11bは、ハードウェアとして構成してもよいし、制御部11を、オブジェクト群特定部11a及びオブジェクト表示制御部11bとして機能させるソフトウェア(オブジェクト表示制御プログラム)として構成し、このオブジェクト表示制御プログラムをCPU12に実行させるようにしてもよい。
また、図3のオブジェクト表示システムの場合は、1又は複数のオブジェクト表示装置10の制御部11をオブジェクト群特定部11aとして機能させて、選択オブジェクトと関連オブジェクト群のデータを他のオブジェクト表示装置10に送信し、他のオブジェクト表示装置10の制御部11をオブジェクト表示制御部11bとして機能させて、受信した選択オブジェクトと関連オブジェクト群を自装置の表示部16に表示することもでき、この場合は、上記他のオブジェクト表示装置10でまとめ資料を作成することができる。
次に、上記構成のオブジェクト表示装置10の動作について説明する。図4は、表示部16に表示される画面の構成の一例である。
まず、図4(a)の左図に示すように、画面20に所定のアプリケーションで作成した所定のファイルが表示されている状態(画面Aの状態)で、操作部17を操作して、そのファイルの一部を構成するオブジェクト(ここでは「aaaaa」の文字)を選択すると、選択オブジェクト30のデータが記憶部15に記憶される。このオブジェクトの選択方法は任意であり、例えば、オブジェクト上でマウスをクリックしたり、マウスを用いてオブジェクトを含む矩形範囲を設定したりしてオブジェクトを選択する。また、操作部17がタッチパネルの場合は、オブジェクトをタッチしたり、長押ししたりしてオブジェクトを選択する。
オブジェクトが選択されると、オブジェクト群特定部11aは、図4(b)の左図に示すように、選択オブジェクト30に関連する関連オブジェクト群31を特定し、関連オブジェクト群31のデータを選択オブジェクト30に関連付けて記憶部15に記憶する。なお、ここでは、オブジェクトが予め定めた規則に従って整列された部位(箇条書きの部分)を関連オブジェクト群31として特定する場合を示している。また、ここでは、関連オブジェクト群31を分かりやすくするために関連オブジェクト群31を破線で囲んでいるが、関連オブジェクト群31の表示色を変えたり、点滅させたり、線幅を変えたり(太字にしたり)するなど、任意の表示形態で表示することができる。また、どのようなオブジェクトが関連オブジェクト群31として特定されたかを確認する必要がない場合は、関連オブジェクト群31の表示形態は変更しなくてもよい。
画面Aでオブジェクトの選択及び関連オブジェクト群の特定を行った後、他のファイルに対してもオブジェクトの選択を行う場合は、表示しているファイルを閉じて(若しくは画面を遷移させて)、図4(a)の中央図に示すように、他のファイルを表示させる。そして、画面20に他のファイルが表示されている状態(画面Bの状態)で、操作部17を操作して、そのファイルの一部を構成するオブジェクト(ここでは「bbbb」の文字)を選択すると、選択オブジェクト30のデータが記憶部15に記憶される。オブジェクトが選択されると、オブジェクト群特定部11aは、図4(b)の中央図に示すように、選択オブジェクト30に関連する関連オブジェクト群31(破線で囲んだ部分)を特定し、関連オブジェクト群31のデータを選択オブジェクト30に関連付けて記憶部15に記憶する。なお、ここでは、オブジェクトが予め定めた規則に従って整列された部位(段落の部分)を関連オブジェクト群31として特定する場合を示している。
更に、画面Bでオブジェクトの選択及び関連オブジェクト群の特定を行った後、手書き情報に対してもオブジェクトの選択を行う場合は、表示しているファイルを閉じて(若しくは画面を遷移させて)、図4(a)の右図に示すように、手書き情報を作成/表示させる。そして、画面20に手書き情報が表示されている状態(画面Cの状態)で、操作部17を操作して、その手書き情報の一部を構成するオブジェクト(ここでは「c」のオブジェクト)を選択すると、選択オブジェクト30のデータが記憶部15に記憶される。オブジェクトが選択されると、オブジェクト群特定部11aは、図4(b)の右図に示すように、選択オブジェクト30に関連する関連オブジェクト群31(ドットのハッチングで示したオブジェクト)を特定し、関連オブジェクト群31のデータを選択オブジェクト30に関連付けて記憶部15に記憶する。なお、ここでは、オブジェクトが予めグループ化されており、選択オブジェクト30と同じグループに属するオブジェクトを関連オブジェクト群31として特定する場合、若しくは、オブジェクトが階層化されて管理されており、選択オブジェクト30を含む所定の階層のオブジェクトを関連オブジェクト群31として特定する場合、若しくは、選択オブジェクト30に対して、距離が所定の範囲内、作成日時が所定の時間内、作成順序が所定の順番内に手書きされたオブジェクトを関連オブジェクト群31として特定する場合を示している。
そして、操作部16を操作して選択オブジェクト30のコピーを指示すると(例えば、画面上の所定のボタンやハードキーを押下したり、メニュー画面でコピーを選択したりすると)、オブジェクト表示制御部11bは、記憶部15から選択オブジェクト30と関連オブジェクト群31のデータを読み出し、図4(c)に示すように、画面20上に選択オブジェクト30をまとめて表示すると共に、選択オブジェクト30の近傍に関連オブジェクト群31を参照可能に表示する。例えば、選択オブジェクト30を予め設定した作業用ウィンドウ21に表示し、関連オブジェクト群31を作業用ウィンドウ21の周囲に設定した参照用ウィンドウ22に表示する。その際、関連オブジェクト群31の内の選択オブジェクト30は、表示形態を変更(例えば、色を変えたり、線を太くしたりして強調表示)することもできる。
このように、複数のファイルや手書き情報の中からオブジェクトを選択すると、選択オブジェクト30に関連する関連オブジェクト群31が特定され、画面20上に選択オブジェクト30と関連オブジェクト群31とが表示されるため、複数のファイルや手書き情報の内容を参照、比較しながらまとめ資料を容易に作成することができる。
なお、図4では、3つの画面に表示される、2つのファイルと1つの手書き情報の各々からオブジェクトを1つ選択する場合を示したが、オブジェクトを選択するファイルや手書き情報の数量、各々のファイルや手書き情報から選択するオブジェクトの数量は任意である。また、図4では、オブジェクトを選択するたびに関連オブジェクト群31を特定したが、オブジェクトの選択が終了した後に一括して関連オブジェクト群31を特定するように制御してもよい。
また、図1(c)に示すような大画面の表示部16を備えるオブジェクト表示装置10の場合も、同様の制御を行うことができる。例えば、図5(a)に示すように、画面20上に複数のファイルや手書き情報が表示されている場合、各々のファイルや手書き情報に対してオブジェクトを選択すると、オブジェクト群特定部11aは、図5(b)に示すように選択オブジェクト30に関連する関連オブジェクト群31を特定し、オブジェクト表示制御部11bは、図5(c)に示すように、画面20上に選択オブジェクト30をまとめて表示すると共に、選択オブジェクト30の近傍に関連オブジェクト群31を参照可能に表示する。このように、ファイルや手書き情報をそのまま表示するのではなく、ファイルや手書き情報から選択した選択オブジェクト30と選択オブジェクト30に関連する関連オブジェクト群31のみを表示することにより、まとめ資料を容易に作成することができる。
また、図4及び図5では、ファイルや手書き情報が画面20内のウィンドウに表示される場合を示したが、例えば、ファイルや手書き情報を画面20上で移動させながら閲覧する場合でも同様の制御を行うことができる。例えば、図6(a)に示すように、画面20にファイルや手書き情報の一部が表示される場合、表示されている部分でオブジェクトを順次選択すると、オブジェクト群特定部11aは、図6(b)に示すように選択オブジェクト30に関連する関連オブジェクト群31を順次特定し、オブジェクト表示制御部11bは、図6(c)に示すように、画面20上に選択オブジェクト30をまとめて表示すると共に、選択オブジェクト30の近傍に関連オブジェクト群31を参照可能に表示する。このように、画面20よりも表示サイズが大きいファイルや手書き情報を利用する場合であっても、画面20内に選択オブジェクト30と関連オブジェクト群31を表示することができるため、まとめ資料を容易に作成することができる。
また、図4乃至図6では、画面20上に矩形状の作業用ウィンドウ21を表示したが、作業用ウィンドウ21の形態は任意であり、作業用ウィンドウ21を識別可能にする枠などを表示してもよいし表示しなくてもよい。また、作業用ウィンドウ21の位置も任意であり、例えば、図7に示すように、画面20の所定の領域(図では下側の領域)を作業用ウィンドウ21に設定し、設定した領域に選択オブジェクト30を列記するようにしてもよい。また、図4乃至図7では、作業用ウィンドウ21を画面20上に表示し、作業用ウィンドウ21内に選択オブジェクト30をまとめて表示したが、例えば、図8に示すように、作業用ウィンドウ21を表示せず、選択オブジェクト30を個別に表示すると共に、個々の選択オブジェクト30の近傍に、その選択オブジェクト30に対応する関連オブジェクト群31を表示するようにしてもよい。
また、図4乃至図8では、特定した関連オブジェクト群31の全てを画面20上に表示したが、関連オブジェクト群31の表示サイズが大きい場合は、関連オブジェクト群31の全部を画面20上に表示することが困難な場合や、関連オブジェクト群31の全部を画面20上に表示すると視認性が悪くなる場合もある。そのような場合は、例えば、図9に示すように、参照用ウィンドウ22に関連オブジェクト群31の一部を表示し、参照用ウィンドウ22内をスクロールしたり、参照用ウィンドウ22のサイズを大きくしたりすることによって、関連オブジェクト群31の全部が参照できるように表示することもできる。また、参照用ウィンドウ22に関連オブジェクト群31を縮小して表示し、参照用ウィンドウ22内での操作に応じて、関連オブジェクト群31が拡大されるようにすることもできる。また、参照用ウィンドウ22に関連オブジェクト群31のデータの保存場所(リンク先)を表示し、その保存場所をクリックすると関連オブジェクト群31が表示されるようにすることもできる。
また、図4乃至図9では、関連オブジェクト群31に選択オブジェクト30を含む構成を示したが、選択オブジェクト30を除いたオブジェクトを関連オブジェクト群31として表示することもできる。
また、図4乃至図9では、選択オブジェクト30と関連オブジェクト群31を1つの画面20上にまとめて表示したが、関連オブジェクト群31のサイズが大きい若しくは数が多い場合は全ての関連オブジェクト群31を画面20上にまとめて表示することが困難な場合もある。そのような場合は、例えば、図10に示すように、選択オブジェクト30はまとめて表示し、関連オブジェクト群31は個別に表示し、画面を切り替えることによって関連オブジェクト群31が順次表示されるようにすることもできる。
また、図4乃至図10では、選択オブジェクト30と関連オブジェクト群31を1つの画面20上に同時に表示したが、選択オブジェクト30と関連オブジェクト群31を別画面に表示することもできる。例えば、図11に示すように、ある画面には選択オブジェクト30のみをまとめて表示し、他の画面には関連オブジェクト群31を個別に表示し、これらの画面を任意に遷移できるようにすることもできる。また、図12に示すように、ある画面には選択オブジェクト30のみをまとめて表示し、他の画面には関連オブジェクト群31をグループ分け(同じ種別のオブジェクトを1つのグループに設定)して表示し、これらの画面を任意に遷移できるようにすることもできる。
また、図4乃至図12では、ファイルや手書き情報からオブジェクトを選択する場合について記載したが、ファイルや手書き情報の形態によってはオブジェクトを選択するのが困難な場合もある。例えば、ドキュメント中の所定の段落全体を選択したい場合に、段落を構成する複数のオブジェクト(文字)を選択しなければならない。また、複数の線(オブジェクト)で構成される図形全体を選択したい場合は、複数の線を選択しなければならない。そのような場合は、オブジェクトを直接選択する代わりに、領域(例えば、「aaaaa」や「bbbb」を含む領域や「c」のオブジェクトを含む領域、小領域と呼ぶ。)を指定することもできる。そして、オブジェクト群特定部11aは、関連オブジェクト群31としてその小領域を拡大した領域(周辺領域と呼ぶ。)を特定し、オブジェクト表示制御部11bは、作業用ウィンドウ21に小領域をまとめて表示すると共に、参照用ウィンドウ22に周辺領域を表示する。このように領域を指定可能にすることにより、ユーザの選択操作を簡便にすることができ、まとめ資料を容易に作成することができる。
また、図4乃至図12では、選択オブジェクト30や関連オブジェクト群31を表示する場合について説明したが、選択オブジェクト30や関連オブジェクト群31に加筆しながらまとめ資料を作成した後、再びファイルや手書き情報を表示する場合もある。その場合、選択オブジェクト30や関連オブジェクト群31を元のファイルや手書き情報とは別のデータとして保存することにより、選択オブジェクト30や関連オブジェクト群31の状態が変化しても(例えば、情報の追加や削除などを行っても)、その変化が元のファイルや手書き情報に影響を与えないようにすることができる。
次に、オブジェクト表示装置10の制御部11の動作について説明する。CPU12は、ROM13又は記憶部15に記憶したオブジェクト表示制御プログラムをRAM14に展開して実行することにより、図13乃至図16のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。
まず、図13に示すように、制御部11は、画面20上に、選択オブジェクト30を表示する作業用ウィンドウ及び関連オブジェクト群31を表示する参照用ウィンドウを設定する(S100)。次に、制御部11は、操作部17の操作を監視し、操作部17による操作が、作業用ウィンドウ及び参照用ウィンドウを設定した画面とは異なる画面からのコピー指示、若しくは作業用ウィンドウ及び参照用ウィンドウとは異なる領域からのコピー指示であるかを判断する(S200)。
操作部17による操作が、別画面若しくは別領域からのコピー指示でない場合は、制御部11は、作業用ウィンドウの編集処理を実施する(S300)。図14は作業用ウィンドウの編集処理の詳細を示しており、まず、制御部11は、操作部17による操作が作業用ウィンドウ内のオブジェクト(選択オブジェクト30)の削除指示であるかを判断する(S310)。選択オブジェクト30の削除指示であれば、制御部11は、作業用ウィンドウ内の選択オブジェクト30の削除(表示の削除と必要に応じてデータの削除)を行うと共に(S320)、その選択オブジェクト30に関連する関連オブジェクト群31の削除(同様に表示の削除と必要に応じてデータの削除)を行う(S330)。一方、選択オブジェクト30の削除指示でない場合は、制御部11は、その他の編集処理(例えば、作業用ウィンドウの表示位置やサイズ、表示形態を変更する処理など)を行う(S340)。
図13に戻って、操作部17による操作が、別画面若しくは別領域からのコピー指示の場合は、別画面、別領域からのコピー処理を実施する(S400)。図15はコピー処理の詳細を示しており、まず、制御部11(オブジェクト表示制御部11b)は、作業用ウィンドウ及び参照用ウィンドウが設定された画面から、ファイルや手書き情報が表示される画面に切り替える(S410)。そして、操作部17により、ファイルや手書き情報の中からオブジェクトや小領域が選択されたら、選択オブジェクトや小領域のデータをRAM14などに保持する(S420)。
次に、制御部11(オブジェクト群特定部11a)は、選択されたオブジェクトに関連する関連オブジェクト群31(又は、選択された小領域の周辺領域)を特定する(S430)。この処理の詳細は後述する。そして、制御部11(オブジェクト群特定部11a)は、関連オブジェクト群31(又は周辺領域)のデータをRAM14などに保持し(S440)、S420で保持した選択オブジェクト30(又は小領域)のデータとS440で保持した関連オブジェクト群31(又は周辺領域)のデータを関連付けて記憶部15などに記憶する(S450)。
次に、制御部11は、操作部17の操作を監視し、選択オブジェクト(又は小領域)のコピーが指示されたら、ファイルや手書き情報が表示される画面から、作業用ウィンドウ及び参照用ウィンドウが設定された画面に切り替える(S460)。そして、制御部11(オブジェクト表示制御部11b)は、選択オブジェクト(又は小領域)を作業用ウィンドウに貼り付けると共に(S470)、関連オブジェクト群(又は周辺領域)を参照用ウィンドウに貼り付け(S480)、一連のコピー処理を終了する。
次に、S430の関連オブジェクト群(又は周辺領域)の特定処理について説明する。図16は、この処理の詳細を示しており、制御部11(オブジェクト群特定部11a)は、オブジェクトが選択されたか、小領域が選択されたかを判断する(S431)。オブジェクトが選択された場合は、制御部11(オブジェクト群特定部11a)は、各々のオブジェクトが選択オブジェクトに関連するかを判定し(S432)、関連すると判定した1又は複数のオブジェクトを関連オブジェクト群31として選択する(S433)。
具体的には、前述したように、オブジェクトが予めグループ化されている場合は、選択オブジェクト30と同じグループに属するオブジェクトを関連オブジェクト群31として特定する。また、オブジェクトが予め定めた規則に従って整列された部位を含み、選択オブジェクト30が部位の一部である場合、その部位の全部を関連オブジェクト群31として特定する。また、オブジェクトが階層化されて管理されている場合は、選択オブジェクト30を含む所定の階層のオブジェクトを関連オブジェクト群31として特定する。また、選択オブジェクト30が他のオブジェクトと重なっている場合、選択オブジェクト30及び他のオブジェクト、又は、選択オブジェクト30及び他のオブジェクト並びに他のオブジェクトと重なっているオブジェクトを関連オブジェクト群31として特定する。また、選択オブジェクト30を基準にして、距離が予め定めた範囲のオブジェクト、作成日時が所定の時間内のオブジェクト、作成順序が所定の順番のオブジェクトを関連オブジェクト群31として特定する。また、選択オブジェクト30に関連するオブジェクトとしてデータベースに記述されているオブジェクトを関連オブジェクト群31として特定する。なお、上記のいずれにも当てはまらない場合、選択オブジェクトに関連するオブジェクトはないと判断し、その選択オブジェクト30に対しては、関連オブジェクト群31は表示しない。
一方、S431で小領域が選択された場合は、制御部11(オブジェクト群特定部11a)は、その小領域を予め定めた所定量だけ範囲を拡大した周辺領域を特定する(S434)。
以上の制御を行うことによって、複数のファイルを参照しながらまとめ資料を作成する作業を容易に行うことが可能になる。また、選択したオブジェクトと元のファイルや手書き情報とを関連付けて記憶することにより、元のファイルや手書き情報が多数の場合でも、参照したデータを容易に探し出すことができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、その構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、上記実施例では、表示部16に表示されているファイルや手書き情報に対してオブジェクトや小領域の選択を行う場合を示したが、ファイルや手書き情報のデータが階層構造で記憶されており、表示部16にデータの一覧が表示されている場合において、その一覧からデータを選択する場合に対しても、本発明の制御を同様に適用することができる。
また、選択オブジェクトに関連する関連オブジェクト群、小領域を包含する周辺領域は、ファイルや手書き情報の全部ではなく、その一部であればよい。
本発明は、オブジェクトの表示及び操作が可能なオブジェクト表示装置及びオブジェクト表示システム、当該オブジェクト表示装置で動作するオブジェクト表示制御プログラム、当該オブジェクト表示制御プログラムを記録した記録媒体に利用可能である。
10 オブジェクト表示装置
11 制御部
11a オブジェクト群特定部
11b オブジェクト表示制御部
12 CPU
13 ROM
14 RAM
15 記憶部
16 表示部
17 操作部
18 インターフェース部
20 画面
21 作業用ウィンドウ
22 参照用ウィンドウ
30 選択オブジェクト
31 関連オブジェクト群

Claims (15)

  1. 画面上にオブジェクトを表示する表示部と、前記オブジェクトを操作可能にする操作部と、を備える装置で動作するオブジェクト表示制御プログラムであって、
    前記装置に、
    一ファイルを構成する複数のオブジェクトの中からオブジェクトが選択されたら、前記ファイル中の、選択オブジェクトに関連するオブジェクト群を特定する第1処理、
    1又は複数の前記選択オブジェクトを前記表示部に表示する際に、各々の前記選択オブジェクトに関連する前記オブジェクト群を参照可能に表示する第2処理、を実行させる、
    ことを特徴とするオブジェクト表示制御プログラム。
  2. 前記第1処理では、前記複数のオブジェクトが前記表示部に表示されている場合は、前記選択オブジェクトの表示位置を基準にして、予め定めた距離範囲内に表示されているオブジェクトを前記オブジェクト群として特定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のオブジェクト表示制御プログラム。
  3. 前記第1処理では、前記複数のオブジェクトが予めグループ化されている場合は、前記選択オブジェクトと同じグループに属するオブジェクトを前記オブジェクト群として特定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のオブジェクト表示制御プログラム。
  4. 前記第1処理では、前記複数のオブジェクトが予め定めた規則に従って整列された部位を含み、前記選択オブジェクトが前記部位の一部である場合は、前記部位の全部を前記オブジェクト群として特定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のオブジェクト表示制御プログラム。
  5. 前記第1処理では、前記複数のオブジェクトが階層化されて管理されている場合は、前記選択オブジェクトを含む所定の階層のオブジェクトを前記オブジェクト群として特定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のオブジェクト表示制御プログラム。
  6. 前記第1処理では、前記選択オブジェクトが前記複数のオブジェクトの中の他のオブジェクトと重なっている場合は、前記選択オブジェクト及び前記他のオブジェクト、又は、前記選択オブジェクト及び前記他のオブジェクト並びに当該他のオブジェクトと重なるオブジェクトをオブジェクト群として特定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のオブジェクト表示制御プログラム。
  7. 前記装置は、オブジェクトの関連性を記述したデータベースを記憶する記憶部を備え、
    前記第1処理では、前記データベースを参照して前記オブジェクト群を特定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のオブジェクト表示制御プログラム。
  8. 前記第2処理では、複数の前記選択オブジェクトを予め定めた領域にまとめて表示すると共に、前記領域の近傍に前記オブジェクト群を表示する、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一に記載のオブジェクト表示制御プログラム。
  9. 前記第2処理では、前記領域を識別可能に表示する、
    ことを特徴とする請求項8に記載のオブジェクト表示制御プログラム。
  10. 前記第2処理では、各々の前記選択オブジェクトの表示位置の近傍に、当該選択オブジェクトに関連する前記オブジェクト群を表示する、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一に記載のオブジェクト表示制御プログラム。
  11. 前記第2処理では、前記選択オブジェクトと前記オブジェクト群とを遷移可能な別の画面に表示する、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一に記載のオブジェクト表示制御プログラム。
  12. 前記第2処理では、各々の前記オブジェクト群の一部又は各々の前記オブジェクト群を特定可能な情報を表示し、前記操作部の操作に応じて前記オブジェクト群の全部を表示する、
    ことを特徴とする請求項8乃至11のいずれか一に記載のオブジェクト表示制御プログラム。
  13. 画面上にオブジェクトを表示する表示部と、
    前記オブジェクトを操作可能にする操作部と、
    前記表示部及び前記操作部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    一ファイルを構成する複数のオブジェクトの中からオブジェクトが選択されたら、前記ファイル中の、選択オブジェクトに関連するオブジェクト群を特定するオブジェクト群特定部と、
    1又は複数の前記選択オブジェクトを前記表示部に表示する際に、各々の前記選択オブジェクトに関連する前記オブジェクト群を参照可能に表示するオブジェクト表示制御部と、を備える、
    ことを特徴とするオブジェクト表示装置。
  14. 画面上にオブジェクトを表示する表示部と、前記オブジェクトを操作可能にする操作部と、前記表示部及び前記操作部を制御する制御部と、を備えるオブジェクト表示装置を複数備え、複数の前記オブジェクト表示装置がネットワークで接続されたオブジェクト表示システムであって、
    第1のオブジェクト表示装置の前記制御部は、一ファイルを構成する複数のオブジェクトの中からオブジェクトが選択されたら、前記ファイル中の、選択オブジェクトに関連するオブジェクト群を特定し、前記選択オブジェクト及び前記オブジェクト群のデータを第2のオブジェクト表示装置に送信するオブジェクト群特定部を備え、
    前記第2のオブジェクト表示装置の前記制御部は、前記選択オブジェクト及び前記オブジェクト群のデータを受信したら、1又は複数の前記選択オブジェクトを前記表示部に表示する際に、各々の前記選択オブジェクトに関連する前記オブジェクト群を参照可能に表示するオブジェクト表示制御部を備える、
    ことを特徴とするオブジェクト表示システム。
  15. オブジェクトの関連性を記述したデータベースを保持するサーバが前記ネットワークに接続され、
    前記第1のオブジェクト表示装置の前記オブジェクト群特定部は、前記データベースを参照して前記オブジェクト群を特定する、
    ことを特徴とする請求項14に記載のオブジェクト表示システム。
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