JP2016047694A - 自転車用スタンド - Google Patents

Abstract

【課題】自転車を容易な動作で簡易に立て掛けることができ、しかも安定的に保管可能な、自転車用スタンドを提供する。【解決手段】略水平な面に自転車を略水平状態に立て掛けて保管する自転車用スタンドは、自転車の長さ方向に垂直な方向に延伸する棒状部材をそのハンドルに含んでいる。当該自転車用スタンドは、水平な面に並行な方向に互いに対抗すると共に各々が水平な面に垂直に延伸してなる一対の母材と、一対の母材を底部及び上部において接続し固定する複数の固定部材とを有しており、一対の母材の最上面には、ハンドルの棒状部材の底部を保持する凹部が形成されている。【選択図】図５

Description

本発明に開示する技術は、自転車用スタンドに関し、特には、自立スタントを有さないスポーツ用自転車を保管するための自転車用スタンドに関する。

近年、スポーツ用自転車がその人気の高まりにより、広く一般に普及してきている。スポーツ用自転車の保管方法として、室内において、スポーツ用自転車を水平方向のまま壁面に単にもたれ掛けさせて保管したり、またディスプレイも兼ねて、空中の所定の高さに水平方向に固定するスタンドを用いたり、省スペースに利点がある直立状態に立て掛けるスタンドを用いたりしている。

特開２０００−３２６８８２号公報

本発明の目的は、単純な構造にて、自転車を容易な動作で簡易に立て掛けることができ、しかも安定的に保管可能な、自転車用スタンドを提供することである。

上記課題を解決するために、本発明の自転車用スタンドは、
略水平な面に自転車を略水平状態に立て掛けて保管する自転車用スタンドであって、
前記自転車のハンドルは、前記自転車の長さ方向に垂直な方向に延伸する棒状部材を含んでおり、
前記自転車用スタンドは、
前記水平な面に並行な方向に互いに対抗すると共に各々が前記水平な面に垂直に延伸してなる一対の母材と、
前記一対の母材を底部及び上部において接続し固定する複数の固定部材とを有しており、
前記一対の母材の最上面には、前記ハンドルの棒状部材の底部を保持する凹部が形成されている、ことを特徴とする。

また、本発明の自転車用スタンドにおいて、
前記一対の母材は、各々、人が立って手のひらで前記自転車を支えるような形状を有しており、前記手のひらは、前記凹部に対応している。

また、本発明の自転車用スタンドにおいて、
前記自転車のハンドルは、ドロップハンドルであり、前記棒状部材と連続してなる湾曲部材をさらに有している。

本発明の自転車用スタンドによると、単純な構造にて、自転車を容易な動作で簡易に立て掛けることができ、しかも安定的に保管可能な、自転車用スタンドを提供できる。

図１は、本発明の一実施形態に係る自転車用スタンドの構造を示す図である。 図２は、本発明の一実施形態に係る自転車用スタンドの構造を示す図である。 図３は、本発明の一実施形態に係る自転車用スタンドの構造を示す図である。 図４は、本発明の一実施形態に係る自転車用スタンドの構造を示す図であって、自転車を立て掛けた状態を示す図である。 図５は、本発明の一実施形態に係る自転車用スタンドの構造を示す図であって、自転車を立て掛けた状態を示す図である。 図６は、本発明の一実施形態に係る自転車用スタンドの構造を示す図であって、自転車を立て掛けた状態を示す図である。 図７は、本発明の一実施形態に係る自転車用スタンドの構造を示す図であって、自転車を立て掛けた状態を示す図である。 図８は、本発明の一実施形態に係る自転車用スタンドの構造の変形例を示す図である。 図９は、本発明の一実施形態に係る自転車用スタンドの構造の変形例を示す図である。 図１０は、本発明の一実施形態に係る自転車用スタンドの構造の変形例を示す図である。 図１１は、本発明の一実施形態に係る自転車用スタンドの構造の変形例を示す図であって、自転車を立て掛けた状態を示す図である。 図１２は、本発明の一実施形態に係る自転車用スタンドの構造の変形例を示す図であって、自転車を立て掛けた状態を示す図である。 図１３は、本発明の一実施形態に係る自転車用スタンドの構造の変形例を示す図であって、自転車を立て掛けた状態を示す図である。 図１４は、本発明の一実施形態に係る自転車用スタンドの構造の変形例を示す図であって、自転車を立て掛けた状態を示す図である。

以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下では、図
面及び詳細な説明をもって本発明の技術的思想を明確に説明するものであり、当該技術分
野におけるいずれの当業者であれば、本発明の好ましい実施例を理解した後に、本発明が
開示する技術により、変更及び付加を加えることが可能であり、これは本発明の技術的思
想及び範囲を逸脱するものではない。

本発明の一実施形態に係る自転車用スタンドは、例えば地面や室内の床面といった略水平な面に自転車を略水平状態に立て掛けて保管する自転車用スタンドであって、自転車のハンドルは、自転車の長さ方向に垂直な方向に延伸する棒状部材を含んでおり、自転車用スタンドは、水平な面に並行な方向に互いに対抗すると共に各々が水平な面に垂直に延伸してなる一対の母材と、一対の母材を底部及び上部において接続し固定する複数の固定部材とを有しており、一対の母材の最上面には、ハンドルの棒状部材の底部を保持する凹部が形成されている、ことを特徴とするものである。

図１〜図４に示すように、本実施形態に係る自転車用スタンドの構造は、地面に並行な方向に互いに対抗すると共に各々が地面に垂直に延伸してなる、例えば木材（合板）からなる一対の母材を有しており、その一対の母材は、底部及び上部において例えばボルトやナットを利用して、固定部材により接続し固定されている。

本実施形態に係る自転車用スタンドに、例えばスポーツ用自転車を立て掛けると、図５〜図７に示すように、一対の母材の最上面に設けられた凹部において、ハンドルを構成する自転車の長さ方向に垂直な方向に延伸する棒状部材の底部が保持されることで、スポーツ用自転車が転倒することなく安定的に保管される。このような簡易な構造にて、ハンドルを載せるだけの容易な動作で自転車を簡易に立て掛けることができる自転車用スタンドを実現できる。しかも、左右の傾きによってバランスを崩す原因をなるハンドルで保持することや、凹部を設けたこと、さらには自転車の重みによる摩擦抵抗などにより、安定的且つ安全に保管可能な、自転車用スタンドを実現できる。また、構造が簡易であるため、組み立てや分解も容易で、様々なシーンで利用できる。

なお、以上では、スポーツ用自転車としてドロップハンドルを有する自転車を例に説明したが、フラットバーンハンドルを有するスポーツ用自転車においても、ブレーキバーや変速機の取り付け位置やその有無を考慮して、本発明の自転車用スタンドの構成を適宜設計変更することで適用可能である。

また、図８〜図１４は、本実施形態に係る自転車用スタンドの構造の変形例を示している。図９〜図１１に示すように、本変形例では、上記一対の母材が、各々、人が立って手のひらでスポーツ用自転車を支えるような形状を有しており、その手のひらは、上記凹部に対応している。

本変形例に係る自転車用スタンドに、例えばスポーツ用自転車を立て掛けると、図１２〜図１４に示すように、人間が自転車を倒れないように保持しているような形状を有する自転車用スタンドにより、上述した本実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。

なお、本変形例は本発明に係る自転車用スタンドの形状の一実施例に過ぎず、種々のバリエーションを適宜適用することが可能である。

本発明の自転車用スタンドは、特にドロップハンドルを有するスポーツ用自転車の保管に有用である。

Claims (3)

1. 略水平な面に自転車を略水平状態に立て掛けて保管する自転車用スタンドであって、
   前記自転車のハンドルは、前記自転車の長さ方向に垂直な方向に延伸する棒状部材を含んでおり、
   前記自転車用スタンドは、
   前記水平な面に並行な方向に互いに対抗すると共に各々が前記水平な面に垂直に延伸してなる一対の母材と、
   前記一対の母材を底部及び上部において接続し固定する複数の固定部材とを有しており、
   前記一対の母材の最上面には、前記ハンドルの棒状部材の底部を保持する凹部が形成されている、
   ことを特徴とする自転車用スタンド。
2. 請求項１に記載の自転車用スタンドにおいて、
   前記一対の母材は、各々、人が立って手のひらで前記自転車を支えるような形状を有しており、前記手のひらは、前記凹部に対応している、
   ことを特徴とする自転車用スタンド。
3. 請求項１又は２に記載の自転車用スタンドにおいて、
   前記自転車のハンドルは、ドロップハンドルであり、前記棒状部材と連続してなる湾曲部材をさらに有している、
   ことを特徴とする自転車用スタンド。