JP2016046537A - 情報装置、情報システムおよび制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、切り替えに要する作業量を抑制しつつ、現用系と同一の情報を有するサーバ装置として的確に起動することが可能な情報装置を得る。【解決手段】情報装置を、起動信号検知手段1と、通信手段2と、制御手段3を備える構成とする。起動信号検知手段1は、起動信号を検知する。通信手段2は、起動信号検知手段1が起動信号を検知したときに、仮想的な識別子として自装置に割り当てられる第2の識別情報を所定の管理装置に要求し、要求への応答として所定の管理装置から送られてくる第2の識別情報を受信する。制御手段3は、自装置にあらかじめ設定されている第1の識別情報に代えて、所定の管理装置から受信した第2の識別情報の装置として自装置を動作させる。【選択図】 図1

Description

本発明は、情報システムに関するものであり、特に情報システムにおける予備のサーバ装置の管理方法に関するものである。
情報通信の発展とともに情報システムの重要性が高まり、情報システムの高可用性が要求されている。ネットワークを介して接続された複数のサーバ装置により構成されている情報システムにおいて可用性を高める方法としては、例えば、予備のサーバ装置や回線を備えることによって装置や回線を冗長化する方法が用いられる。サーバ装置等を冗長化する際には、各サーバ装置についてそれぞれ予備を備えるのではなく、予備のサーバ装置を共用で備える構成とすることが多い。そのような構成では、現用系として用いられているいずれかのサーバ装置が故障した際に、故障したサーバ装置の代替として、予備として備えられているサーバ装置が用いられる。
情報システムを構成する各サーバ装置には、製造時に固有の識別子が識別情報として割り当てられている。例えば、通信機能を担うNIC(Network Interface Card)には、物理アドレスとして用いられるMAC(Media Access Control)アドレスが固有の識別情報として割り当てられている。各サーバ装置はそれぞれが備えるNICのMACアドレスを用いて互いを識別して通信を行うこと。また、各サーバ装置もそれぞれ固有のシリアル番号やUUID(Universally Unique Identifier)が識別情報として割り当てられていることが多い。
故障などにより予備のサーバ装置を用いる場合は、他のサーバ装置や管理用のサーバ装置は、故障が発生した現用系のサーバ装置の代わりに用いられる予備のサーバ装置の識別情報を認識する必要がある。また、各サーバ装置のシリアル番号やUUIDは、オペレーティングシステムやアプリケーションソフトウェアによってライセンスの管理等に用いられていることがある。そのような場合には、識別情報の異なる予備のサーバ装置への替えを行う際に、アプリケーションソフトウェア等の再インストールの作業が必要になることがある。
このように、サーバ装置に故障が発生した際などに現用系から予備のサーバ装置へ切り替えを行う場合には、各サーバ装置の設定の変更が必要となる。しかし、各サーバ装置が記憶している識別情報を更新することは、作業量が膨大である場合や、更新の作業が複雑なものとなることが多い。そのため、故障が発生した際などに現用系から予備のサーバ装置への切り替えを、切り替えに要する作業量を抑制しつつ、的確に行えることが望ましい。
識別情報の設定に要する作業を容易にするため、情報システムでは各サーバ装置にあらかじめ設定されている識別情報に代えて、仮想の識別情報を割り当て、仮想の識別情報に基づいて各サーバ装置等を動作させる方法が用いられることがある。仮想の識別情報をサーバ装置に割り当てることで、故障等が発生した現用系のサーバ装置の代替に仮想の識別情報を有する予備のサーバ装置等を用いることができ、設定の変更等の作業量を抑制することが可能となる。このように、情報システムにおいてサーバ装置に仮想の識別情報を割り当てる技術としては、例えば、特許文献1のような技術が開示されている。
特許文献1は、複数のサーバ装置と、サーバ装置の管理を行う管理モジュールを備える情報システムに関するものである。特許文献1の管理モジュールは、サーバ装置のMACアドレスの変更が必要になると、該当するサーバ装置に変更後のMACアドレスの情報を送信する。また、管理モジュールは、サーバ装置のMACアドレスを変更する際に、サーバ装置の固有の識別子と変更後のMACアドレスを関連づけて保存している。各サーバ装置は、MACアドレスの情報を受信すると、受信したMACアドレスの情報を自装置に保存する。
また、管理モジュールは、各サーバ装置から起動の許可の要求信号を受け取ったときに、要求元のサーバ装置のMACアドレスと、保存されているMACアドレスが一致したときにサーバ装置の起動を許可している。サーバ装置は、管理モジュールから起動を許可する信号を受け取ると、新たに保存したMACアドレスを自装置のNICのMACアドレスとして設定して動作を開始する。特許文献1では、このようにMACアドレスの更新を管理することで、サーバ装置の制御を的確に行うことができるとしている。
特開2013−153250号公報
しかしながら、特許文献1の技術は次のような点で十分ではない。特許文献1では、仮想MACアドレスの設定が必要になると、管理モジュールが仮想MACアドレスの設定が必要なサーバ装置に仮想MACアドレスを送信している。サーバ装置は、次に起動するときの起動動作の中で自装置に保存している仮想MACアドレスを自装置のアドレスとして設定している。そのため、現用系として使用していたサーバ装置の代わりに、既に仮想MACアドレスが保存されているサーバ装置を用いると、意図しているMACアドレスとは異なるMACアドレスを有するサーバ装置として起動する。現用系として使用していたサーバ装置と同一の情報を有するサーバ装置として起動したいにも関わらず、既に保存されている他のMACアドレスを基にサーバ装置が起動するからである。そのような場合に、同じMACアドレスのサーバ装置が情報システム内に2つ存在することや、必要なMACアドレスのサーバ装置が存在しないことで、通信システムの稼働に不具合が生じ得る。よって、特許文献1は、現用系のサーバ装置に不具合が発生したときに、切り替えに要する作業量を抑制しつつ、予備のサーバ装置を現用系と同一の情報を有するサーバ装置として的確に起動するための技術としては十分ではない。
本発明は、切り替えに要する作業量を抑制しつつ、現用系と同一の情報を有するサーバ装置として的確に起動することが可能な情報装置を得ることを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明の情報装置は、起動信号検知手段と、通信手段と、制御手段を備えている。起動信号検知手段は、起動信号を検知する。通信手段は、起動信号検知手段が起動信号を検知したときに、仮想的な識別子として自装置に割り当てられる第2の識別情報を所定の管理装置に要求し、要求への応答として所定の管理装置から送られてくる第2の識別情報を受信する。制御手段は、自装置にあらかじめ設定されている第1の識別情報に代えて、所定の管理装置から受信した第2の識別情報の装置として自装置を動作させる。
本発明の制御方法は、起動信号を検知し、起動信号を検知したときに、仮想的な識別子として自装置に割り当てられる第2の識別情報を所定の管理装置に要求し、要求への応答として所定の管理装置から送られてくる第2の識別情報を受信する。本発明の通信方法は、自装置にあらかじめ設定されている第1の識別情報に代えて、所定の管理装置から受信した第2の識別情報の装置として自装置を動作させる。
本発明によると、予備のサーバ装置を現用系と同一の情報を有するサーバ装置として的確に起動することができる。
本発明の第1の実施形態の構成の概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態の構成の概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態の装置の構成の概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態の装置の構成の概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態における動作フローの概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態における動作フローの概要を示す図である。 本発明の第3の実施形態の構成の概要を示す図である。 本発明の第3の実施形態の装置の構成の概要を示す図である。 本発明の第3の実施形態の装置の構成の概要を示す図である。 本発明の第3の実施形態における動作フローの概要を示す図である。 本発明の第3の実施形態における動作フローの概要を示す図である。 本発明の第4の実施形態の構成の概要を示す図である。 本発明の第4の実施形態の装置の構成の概要を示す図である。 本発明の第4の実施形態の装置の構成の概要を示す図である。 本発明の第4の実施形態における動作フローの概要を示す図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態の情報装置の構成の概要を示したものである。本実施形態の情報装置は、起動信号検知手段1と、通信手段2と、制御手段3を備えている。起動信号検知手段1は、起動信号を検知する。通信手段2は、起動信号検知手段1が起動信号を検知したときに、仮想的な識別子として自装置に割り当てられる第2の識別情報を所定の管理装置に要求し、要求への応答として所定の管理装置から送られてくる第2の識別情報を受信する。制御手段3は、自装置にあらかじめ設定されている第1の識別情報に代えて、所定の管理装置から受信した第2の識別情報の装置として自装置を動作させる。
本実施形態の情報装置では、起動信号検知手段1が起動を検知したときに、通信手段2が、仮想的な識別子として自装置に割り当てられる第2の識別情報を所定の管理装置に要求している。また、制御手段3は、自装置にあらかじめ設定されている第1の識別情報に代えて、所定の管理装置から受信した第2の識別情報を有する装置として自装置を動作させている。このような構成とすることにより、本実施形態の情報装置は、起動時点で自装置に割り当てられている仮想の識別情報とは異なる識別情報を基に起動することは無く、意図していない識別情報を有する装置として稼動することを避けることができる。その結果、本実施形態の情報装置は、現用系と同一の情報を有する予備のサーバ装置として的確に起動することが可能となる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について図を参照して詳細に説明する。図2は、本実施形態の情報システムの構成の概要を示したものである。本実施形態の通信システムは、管理サーバ装置10と、サーバ装置20を備えている。また、サーバ装置20は複数備えられている。管理サーバ装置10とサーバ装置20は、通信回線60を介して接続されている。
本実施形態の管理サーバ装置10の構成について説明する。図3は、本実施形態の管理サーバ装置10の構成の概要を示したものである。本実施形態の管理サーバ装置10は、応答制御部11と、仮想情報記憶部12と、サーバ情報管理部13と、情報設定部14と、通信部15を備えている。
応答制御部11は、サーバ装置20への情報の送信を制御する機能を有する。応答制御部11は、サーバ装置20から仮想HW情報の要求を受け取ると、仮想情報記憶部12およびサーバ情報管理部13を参照して、要求を送ってきたサーバ装置20に割り当てる各項目の仮想識別情報を仮想HW情報として生成する。応答制御部11は、要求を送ってきたサーバ装置20に仮想HW情報を通信部15を介して送信する。仮想HW情報とは、固有の識別情報があらかじめ設定されている項目ごとに、仮想的に割り当てた識別情報のグループのことをいう。本実施形態では仮想的に割り当てる識別子の情報を仮想識別情報と呼ぶ。また、あらかじめ設定されている固有の識別情報は、物理識別情報と呼ぶこととする。
仮想情報記憶部12は、仮想HW情報を保存する機能を有する。仮想HW情報には、サーバ装置が有している固有の情報のうち、サーバ装置20の運用上で必要な情報について設定されている仮想値である。仮想HW情報としては、例えば、仮想シリアル番号、仮想UUID(Universally Unique Identifier)、仮想MAC(Media Access Control)アドレスの情報が設定されている。また、仮想HW情報として、仮想WWPN(World Wide Port Name)、仮想WWNN(World Wide Node Name)、仮想GUID(Globally Unique Identifier)の情報が設定されていてもよい。仮想情報記憶部12には、1台のサーバ装置20に対応するグループごとに仮想HW情報を区別するための識別子と、各項目の仮想的な識別子である仮想識別情報が関連づけられて保存されている。
サーバ情報管理部13は、サーバ装置20への仮想HW情報の割り当て状況に関する情報を保存する機能を有する。サーバ情報管理部13は、サーバ装置20を識別する固有の識別子と仮想HW情報の識別子を関連づけて保存している。
情報設定部14は、仮想情報記憶部12およびサーバ情報管理部13へのデータの保存および保存されているデータの更新を行う機能を有する。情報設定部14には、情報装置または通信回線が接続され、仮想情報記憶部12の仮想HW情報の設定値のデータや、サーバ装置20に割り当てる仮想HW情報のデータが入力される。情報設定部14は、入力された情報が新たな設定された項目のデータであった場合は、仮想情報記憶部12およびサーバ情報管理部13に入力されたデータを保存する。また、既存の項目のデータの更新であった場合は、情報設定部14は、入力されたデータを基に仮想情報記憶部12およびサーバ情報管理部13に保存されているデータを更新する。
通信部15は、通信回線60を介してサーバ装置20と信号の送受信を行う機能を有する。通信部15は、サーバ装置20から仮想HW情報を要求する信号を受け取ると、応答制御部11に受け取った信号を送る。また、通信部15は、応答制御部11から仮想HW情報を受け取ると、受け取った仮想HW情報を通信回線60を介してサーバ20へ送信する。
本実施形態のサーバ装置20の構成について説明する。図4は、本実施形態のサーバ装置20の構成の概要を示したものである。本実施形態のサーバ装置20は、制御部21と、識別情報記憶部22と、管理サーバ情報記憶部23と、ネットワークインターフェース部24と、情報処理部25を備えている。識別情報記憶部22は、物理識別情報記憶部26と、仮想識別情報記憶部27をさらに備えている。また、ネットワークインターフェース部24は、物理アドレス記憶部28と、仮想アドレス記憶部29をさらに備えている。
制御部21は、仮想HW情報の管理サーバ装置10への要求や、自装置内での仮想HW情報の管理などの動作の制御を行う機能を有する。また、本実施形態の制御部21は、BIOS(Basic Input Output System)としての機能を有する。制御部21は、自装置への電源供給の開始や管理サーバ装置10等からの起動の要求を検知して、各動作を開始する。本実施形態の制御部21におけるBIOSは、SM BIOS(System Management BIOS)の情報を保存している。制御部21は、第1の実施形態における起動信号検知手段1および制御手段3に相当する。
識別情報記憶部22は、サーバ装置20の識別情報に関する情報を保存する機能を有する。識別情報記憶部22は、物理識別情報記憶部26および仮想識別情報記憶部27を備え、あらかじめ設定されている識別情報である物理識別情報と仮想的な識別情報である仮想識別情報が保存されている。物理識別情報は、第1の実施形態の第1の識別情報に相当し、仮想識別情報は第1の実施形態の第2の識別情報に相当する。
物理識別情報記憶部26には、物理識別情報、すなわち、製造時等に個体ごとに付加された固有の識別子の情報が保存されている。物理識別情報記憶部26には、例えば、製造時等に採番された個体ごとに固有のシリアル番号やUUIDが保存されている。本実施形態では、物理識別情報記憶部26に保存されている固有の識別子の情報を、物理シリアル番号や物理UUIDと呼ぶ。
仮想識別情報記憶部27には、管理サーバ装置10から割り当てられる仮想的な識別子の情報が仮想識別情報として保存されている。仮想識別情報記憶部27に保存される仮想識別情報の項目は、物理識別情報記憶部26と対応するように設定されている。例えば、物理シリアル番号や物理UUIDに対応して、仮想的に割り当てられた仮想シリアル番号や仮想UUIDが仮想識別情報記憶部27に保存されている。
管理サーバ情報記憶部23は、情報システムにおいて自装置を管理する管理サーバ装置10の情報を保存する機能を有する。管理サーバ情報記憶部23には、サーバ装置20が仮想HW情報を要求する相手としての管理サーバ装置10のMACアドレス等の情報が保存されている。
ネットワークインターフェース部24は、通信回線60へのデータの送信および通信回線60からのデータの受信を行う機能を有する。また、ネットワークインターフェース部24は、物理アドレス記憶部28および仮想ドレス記憶部29を備えている。ネットワークインターフェース部24は、制御部21ともに第1の実施形態の通信手段1に相当する機能を担う。
物理アドレス記憶部28には、あらかじめ設定されているアドレスである物理MACアドレスが保存されている。仮想アドレス記憶部29には、仮想識別情報として割り当てられたアドレスである仮想MACアドレスが保存されている。仮想MACアドレスは、管理サーバ装置10から仮想HW情報として送られてくる設定値が保存されている。ネットワークインターフェース部24は、仮想MACアドレスが自身のアドレスであるとみなして、仮想MACアドレスを基にデータの送受信を行う。
情報処理部25は、サーバ装置20の用途に応じたデータ処理を行う機能を有する。情報処理部25は、中央演算処理装置、半導体メモリ装置、磁気ディスク装置およびその他のサーバ装置20における情報処理に必要な装置を備えている。情報処理部25は、所定のオペレーティングシステムなどにより動作する。
通信回線60は、例えば、光通信ネットワークなどによって構成される。通信回線60は、電気信号や無線信号による通信ネットワークとして構成してもよい。また、通信回線60は、各通信方式の組み合わせにより構成されていてもよい。
本実施形態の情報システムにおいて、仮想HW情報に基づいた仮想識別情報をサーバ装置20に設定する際の動作について説明する。図5および図6は、本実施形態の情報システムにおいて仮想識別情報の設定が行われる際の動作フローの概要を示したものである。図5は、仮想HW情報および管理サーバ装置10の情報等を情報システムに登録する際の動作フローを示したものである。図6は、サーバ装置20において仮想HW情報に基づいた仮想識別情報が設定される際の動作フローを示したものである。
始めに、図5を参照して仮想HW情報を情報システムに登録する際の動作について説明する。作業者70は、仮想HW情報を情報端末装置等に入力する(ステップ101)。このとき入力される仮想HW情報とは、仮想HW情報の各項目と各項目で用いる仮想識別情報のことをいう。仮想HW情報の項目を選択すると、各項目の仮想識別情報が自動的に生成される構成としてもよい。入力された仮想HW情報は管理サーバ装置10に送られ(ステップ102)、管理サーバ装置10の情報設定部14に入力される。情報設定部14は、仮想HW情報を受け取ると、受け取った情報を仮想情報記憶部12に保存する(ステップ103)。
次に作業者70は、サーバ装置20と仮想HW情報の関連付けの設定を情報端末装置等で行う(ステップ104)。サーバ装置20と仮想HW情報の関連付けの情報は管理サーバ10に送られ(ステップ105)、情報設定部14に入力される。情報設定部14は、サーバ装置20と仮想HW情報の関連付けの情報を受け取ると、受け取った情報をサーバ情報管理部13に保存する(ステップ106)。サーバ装置20と仮想HW情報の関連付けは、サーバ装置20の識別子と仮想HW情報の識別子を組み合わせることにより行われる。また、サーバ装置20と仮想HW情報の関連付けは、情報システムの監視装置等によって実施されてもよい。例えば、障害の発生したサーバ装置20が用いていた識別情報を、予備のサーバ装置20が仮想識別情報として引き継ぐように設定することができる。
作業者70は、サーバ装置20が起動時に仮想HW情報を要求する対象となる管理サーバ情報を設定する(ステップ107)。設定された管理サーバ情報は、サーバ装置20に送信され(ステップ108)、サーバ装置20の管理サーバ情報記憶部23に保存される(ステップ109)。
次にサーバ装置20において仮想HW情報に基づいた仮想識別情報が設定される際の動作について図6を参照して説明する。
作業者による起動の動作または管理サーバ装置10からの起動信号の送信により、サーバ装置20が起動する(ステップ111)。作業者による起動の動作は、スイッチ操作による電源供給の開始等によって行われる。また、サーバ装置20は、情報システムへの接続を検知することで起動する構成としてもよい。制御部21は起動信号等を検知すると起動の動作を開始する(ステップ112)。制御部21は、動作を開始すると、管理サーバ情報記憶部23を参照して仮想HW情報を要求する管理サーバ装置10を特定する(ステップ113)。管理サーバ装置10を特定すると、制御部21は、仮想HW情報を要求する信号を仮想HW情報要求信号S21として、要求先として特定した管理サーバ装置10にネットワークインターフェース部24を介して送信する(ステップ114)。仮想HW情報要求信号S21は、仮想HW情報の要求を示す情報と、サーバ装置20の固有の識別子を示す所定の情報により構成される。
サーバ装置20から送信された仮想HW情報要求信号S21は、通信回線60を伝送されて、宛先である管理サーバ装置10に送られる。
管理サーバ装置10は、通信回線60を介して送られてくる仮想HW情報要求信号S21を、通信部15で受信する。通信部15は、仮想HW情報要求信号S21を受信すると管理サーバ装置10の内部で用いる所定の信号形式に変換して、応答制御部11に送る。応答制御部は、サーバ装置20からの仮想HW情報を要求する信号を受け取ると、サーバ情報管理部13を参照して、要求の送信元のサーバ装置20に対応する仮想HW情報の識別子を特定する(ステップ115)。仮想HW情報要求信号S21に含まれるサーバ装置20の所定の識別子に関連づけられた仮想HW情報の識別子を、サーバ装置20に割り当てる仮想HW情報の識別子であると判断する。
応答制御部11は、仮想HW情報の識別子を特定すると、仮想情報記憶部12を参照して仮想HW情報の識別子に対応する仮想HW情報を特定する。応答制御部11は、仮想HW情報の識別子、すなわち、サーバ装置20に割り当てる仮想HW情報を特定すると、仮想HW情報を含む信号を、仮想HW情報応答信号S11として生成する(ステップ116)。応答制御部11は、仮想HW情報応答信号S11を生成すると、通信部15を介してサーバ装置20へ送信する(ステップ117)。
管理サーバ装置10から送信された仮想HW情報応答信号S11は、通信回線60を伝送されて、サーバ装置20に送られる。
サーバ装置20は、通信回線60を介して送られてくる仮想HW情報応答信号S11を、ネットワークインターフェース部24で受信する。ネットワークインターフェース部24は、仮想HW情報応答信号S11を受信するとサーバ装置20の内部で用いる所定の信号形式に変換して、制御部21に送る。制御部21は、仮想HW情報応答信号S11を受け取ると、仮想HW情報から所定の項目の仮想識別情報を抽出して仮想識別情報記憶部27に保存する(ステップ118)。制御部21は、制御部21のSM BIOS内に保存されている自装置の識別情報についても、仮想HW情報に含まれる情報で更新する。
制御部21は、仮想HW情報に仮想識別情報として含まれる仮想MACアドレスの情報を仮想アドレス記憶部29に送る。仮想アドレス記憶部29は、仮想MACアドレスの情報を受け取ると、受け取った仮想MACアドレスの情報を保存する。既に仮想MACアドレスが保存されている場合は、仮想アドレス記憶部29は新たに受け取った仮想MACアドレスとなるように保存されている情報を更新する。
仮想MACアドレスが保存されると、ネットワークインターフェース部24は新たに保存された仮想MACアドレスを自身のMACアドレスと見なして動作を行う。また、制御部21は、識別情報が必要とされる場合の動作において、仮想情報記憶部29に保存された仮想識別情報を、自装置の識別情報であるとみなして動作を行う。
各項目の仮想識別情報の設定が終わると、制御部21は情報処理部25に起動信号を送信する。起動信号を受け取った情報処理部25は、オペレーティングシステムの始動等の動作を開始して各処理を行う(ステップ119)。
本実施形態のステップ113において所定の識別子に対応する仮想HW情報の識別子を特定できなかった場合に、管理サーバ装置10は、仮想HW情報を送信できないことを示すエラー信号をサーバ装置20に送信する。また、ステップ116において仮想HW情報を生成できなかった場合には、管理サーバ装置10は、仮想HW情報を送信できないことを示すエラー信号をサーバ装置20に送信する。仮想HW情報を送信できないことを示すエラー信号を受信したとき、サーバ装置20は自装置においてあらかじめ設定されている物理識別情報を用いて動作を行う。
本実施形態の情報システムでは、サーバ装置は起動時に自装置に割り当てられる仮想HW情報を管理サーバ装置に要求している。サーバ装置は、管理サーバ装置から送られてくる仮想HW情報に基づいて、自装置が通信や情報処理を行う際に用いる各識別情報を仮想識別情報として設定する。その結果、サーバ装置は、あらかじめ設定された物理識別情報の装置としてではなく、仮想識別情報の装置として通信や情報処理の動作を行うことができる。よって、複雑な設定変更等を必要とせずに故障が生じた他のサーバ装置等の代替の装置としての稼働が可能となる。
また、本実施形態のサーバ装置は起動時に要求した仮想HW情報を基に起動するので、あらかじめ保存されている仮想HW情報を基に動作することはない。そのため、2つの装置の識別情報が一致することによって生じる情報システムの不具合等は起こらない。
以上より、本実施形態の情報システムは、予備のサーバ装置を現用系と同一の情報を有するサーバ装置として的確に起動することが可能となる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態について図を参照して詳細に説明する。図7は、本実施形態の情報システムの構成の概要を示したものである。第2の実施形態では、サーバ装置は起動直後に、毎回、仮想HW情報の要求を行って仮想識別情報の更新を行っていたが、本実施形態では、所定の条件を満たしたときにのみ更新に関する動作が行われる。
図7に示す通り、本実施形態の情報システムは、管理サーバ装置30と、サーバ装置40を備える。また、サーバ装置40は複数備えられている。管理サーバ装置30とサーバ装置40は、通信回線60を介して接続されている。通信回線60は、第2の実施形態と同様の構成とすることができる。
図8は、本実施形態の管理サーバ装置30の構成の概要を示したものである。管理サーバ装置30は、応答制御部31と、仮想情報記憶部32と、サーバ情報管理部33と、情報設定部34と、通信部35を備えている。本実施形態の応答制御部31、仮想情報記憶部32、情報設定部34および通信部35の構成および機能は第2の実施形態の同名称の部位と同様である。
サーバ情報管理部33は、第2の実施形態のサーバ情報管理部13が有する機能に加え、仮想HW情報の更新期限の情報を保存する機能を有する。サーバ情報管理部33は、サーバ装置40の識別子と仮想HW情報の識別子の情報に加え、仮想HW情報の更新期限の情報を関連づけて保存している。仮想HW情報の更新期限とは、管理サーバ装置30がサーバ装置40に送付する仮想HW情報が有効である期間を示す情報のことをいう。サーバ装置40は起動動作を行う際、保存している仮想HW情報の更新期限が過ぎている場合に、管理サーバ装置30に仮想HW情報を要求する。
次にサーバ装置40の構成の概要について説明する。図9は、本実施形態のサーバ装置40の構成の概要を示したものである。図9に示す通り、本実施形態のサーバ装置40は、制御部41と、識別情報記憶部42と、管理サーバ情報記憶部43と、更新期限記憶部44、ネットワークインターフェース部45と、情報処理部46を備えている。識別情報記憶部42は、物理識別情報記憶部47と、仮想識別情報記憶部48をさらに備えている。また、ネットワークインターフェース部45は、物理アドレス記憶部49と、仮想アドレス記憶部50をさらに備えている。
本実施形態の識別情報記憶部42、管理サーバ情報記憶部43、ネットワークインターフェース部45および情報処理部46の構成と機能は、第2の実施形態の同名称の部位と同様である。また、物理識別情報記憶部47、仮想識別情報記憶部48、物理アドレス記憶部49および仮想アドレス記憶部50の構成と機能は、第2の実施形態の同名称の部位と同様である。
制御部41は、第2の実施形態の制御部と同様の機能に加え、仮想HW情報の更新の要否を判断する機能を有する。制御部41は、動作の開始時に更新期限記憶部44を参照し、更新期限を過ぎている場合に、仮想HW情報の更新が必要であると判断する。仮想HW情報の更新が必要であると判断したときに、制御部41は、管理サーバ装置30に仮想HW情報を要求するように各部位を制御する。仮想HW情報の更新が不良と判断したときは、制御部41は、既に保存されている仮想識別情報に基づいて動作を行うようにサーバ装置30の各部位を制御する。
更新期限記憶部44は、サーバ装置40が、仮想HW情報を基に自装置に保存している仮想識別情報が有効な期限の情報を保存する機能を有している。仮想HW情報が有効な期限の情報は、管理サーバ30から受け取り、制御部41により更新される。また、期限の情報に代えて、サーバ装置30の立ち上げ回数など他の条件が、仮想HW情報の更新の要否を判断する際の基準として保存されていてもよい。
本実施形態の情報システムの動作について図10および図11を参照して説明する。図10は、本実施形態の管理サーバ装置30の動作フローの概要を示したものである。また、図11は、本実施形態のサーバ装置40の動作フローの概要を示したものである。管理サーバ30に保存されている仮想HW情報等の設定や、サーバ装置40に保存されている仮想HW情報の要求先の情報は第2の実施形態と同様の方法で設定される。
サーバ装置40が起動すると、制御部41が動作を開始する(ステップ131)。制御部41は、動作を開始すると、更新期限記憶部44に保存されている仮想HW情報の期限の情報を参照して、期限内の仮想HW情報があるかを確認する(ステップ132)。期限内の仮想HW情報がある場合は(ステップ133でYes)、制御部41は仮想HW情報の更新、すなわち、サーバ装置30への仮想HW情報の要求は不要と判断する。仮想HW情報の更新が不要と判断すると、制御部41は、各識別子の設定情報等が仮想識別情報記憶部48に保存されている仮想識別情報となるように設定する(ステップ143)。自装置に保存されていた情報での設定が終わると、サーバ装置40は、仮想識別情報を基にした動作を開始する(ステップ135)。制御部41は情報処理部46に起動信号を送信する。起動信号を受け取った情報処理部46は、動作を開始して各処理を行う。
更新期限を過ぎている場合、すなわち、期限内の仮想HW情報が無い場合は(ステップ133でNo)、制御部41は仮想HW情報の要求が必要と判断する。仮想HW情報の要求が必要と判断すると、制御部41は、管理サーバ情報記憶部43を参照して仮想HW情報を要求する管理サーバ装置30を特定する(ステップ136)。制御部41は、仮想HW情報を要求する信号を仮想HW情報要求信号S41として、要求先として特定した管理サーバ装置30にネットワークインターフェース部24を介して送信する(ステップ137)。仮想HW情報要求信号S41は、仮想HW情報の要求を示す情報と、サーバ装置40の固有の識別子を示す所定の情報により構成される。
サーバ装置40から送信された仮想HW情報要求信号S41は、通信回線60を伝送されて宛先である管理サーバ装置30に送られる。
管理サーバ装置30は、仮想HW情報を要求する信号である仮想HW情報要求信号S41を、通信部35で受信する(ステップ121)。通信部35は、仮想HW情報要求信号S41を受信すると管理サーバ装置30の内部で用いる所定の信号形式に変換して、応答制御部31に送る。応答制御部は、サーバ装置40からの仮想HW情報を要求する信号を受け取ると、サーバ情報管理部33を参照して、要求の送信元のサーバ装置40に対応する仮想HW情報の識別子の有無を確認する(ステップ123)。仮想HW情報要求信号S41に含まれるサーバ装置40の所定の識別子に関連づけられた仮想HW情報の識別子を、サーバ装置40に割り当てる仮想HW情報の識別子であると判断する。
サーバ装置40に対応する所定の識別子と関連づけられた仮想HW情報の識別子が保存されている場合は(ステップ124でYes)、その識別子をサーバ装置40に割り当てる仮想HW情報の識別子として特定する(ステップ125)
応答制御部31は、仮想HW情報の識別子を特定すると、仮想情報記憶部32を参照して仮想HW情報の識別子に対応する仮想HW情報を特定する。応答制御部31は、サーバ装置40に割り当てる仮想HW情報を特定すると、サーバ装置40に送信する仮想HW情報を生成する(ステップ126)。仮想HW情報を正常に生成できた場合は(ステップ127でYes)、応答制御部31は、生成した仮想HW情報を仮想HW情報応答信号S31として、サーバ装置40へ通信部35を介して送信する(ステップ128)。
また、ステップ126において仮想HW情報を正常に生成できなかった場合は(ステップ127でNo)、管理サーバ装置30は、仮想HW情報を送信できないことを示す情報をエラー信号としてサーバ装置40に送信する(ステップ129)。同様に、ステップ123で、対応する仮想HW情報識別子が保存されていなかった場合にも(ステップ124でNo)、管理サーバ装置30は、仮想HW情報を送信できないことを示すエラー信号としてサーバ装置40に送信する(ステップ129)。
管理サーバ装置30から送信された仮想HW情報応答信号S31は、通信回線60を伝送されて、サーバ装置40に送られる。
サーバ装置40は、通信回線60を介して送られてくる仮想HW情報応答信号S31を、ネットワークインターフェース部45で受信する。ネットワークインターフェース部45は、仮想HW情報応答信号S31を受信するとサーバ装置40の内部で用いる所定の信号形式に変換して、制御部41に送る。
制御部41は、仮想HW情報応答信号S31を受け取ると仮想HW情報かを抽出する。受け取った信号から仮想HW情報を抽出することができた場合は(ステップ138でYes)、制御部41は仮想HW情報を基に仮想識別情報を仮想識別情報記憶部48に保存する。仮想識別情報を保存すると、制御部41は、自装置の各識別子に関する設定項目を、管理サーバ30から受け取った仮想識別情報となるように設定する(ステップ139)。管理サーバ30から受け取った仮想識別情報となるように設定すると、制御部41は、更新期限記憶部44に保存されている仮想HW情報の更新期限の情報を更新する(ステップ140)。
更新期限の情報が更新されると、サーバ装置40は、仮想識別情報を基にした動作を開始する(ステップ135)。制御部41は情報処理部46に起動信号を送信する。起動信号を受け取った情報処理部46は、オペレーティングシステムの起動等の動作を開始して各処理を行う。
また、管理サーバ装置30から受け取った信号がエラー信号を含むものであった場合は(ステップ138でNo)、制御部41は自装置内において設定されている仮想識別情報を消去する(ステップ141)。仮想識別情報を消去すると、サーバ装置40は、物理情報を基にした動作を開始する(ステップ142)。制御部41は情報処理部46に起動信号を送信する。起動信号を受け取った情報処理部46は、オペレーティングシステムの起動等の動作を開始して各処理を行う。
本実施形態のサーバ装置40は、装置の起動時に仮想HW情報の要求の要否の判断を行っているが、装置の起動時以外にも仮想HW情報の要求の要否を判断する構成としてもよい。例えば、管理サーバ装置30が、設定情報の変更を要求する信号を送信したときに、サーバ装置30が、仮想HW情報を要求する構成とすることもできる。
本実施形態の情報システムでは、第2の実施形態と同様の効果を有する。また、本実施形態の情報システムでは、仮想HW情報の有効期限が切れているときのみサーバ装置が起動時に仮想HW情報を管理サーバへと要求している。すなわち、本実施形態のサーバ装置は仮想HW情報の期限が切れていないときは、仮想HW情報を管理サーバへ要求せずに、自装置に保存されている仮想識別情報を基に動作を開始している。その結果、本実施形態の情報システムでは、予備のサーバ装置の立ち上げをより短時間で行うことが可能となる。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態について図を参照して詳細に説明する。図12は、本実施形態の情報システムの構成の概要を示したものである。本実施形態の情報システムは、第3の実施形態の情報システムにさらに通信回線などを付加した構成のシステムである。
図12に示す通り、本実施形態の情報システムは、管理サーバ装置200と、複数のサーバ装置300を備えている。また、管理サーバ装置200と、各サーバ装置300は、通信ネットワーク400および通信ネットワーク401を介して接続されている。サーバ装置300は、さらに、InfiniBandファブリック500およびFibreChannelファブリック600に接続されている。
本実施形態の情報システムでは、通信ネットワーク400および通信ネットワーク401の2つの通信ネットワークが備えられ、通信ネットワークが冗長化されている。通信ネットワークは1つでもよく、また、3つ以上でもよい。各通信ネットワークはそれぞれ第2の実施形態および第3の実施形態の通信ネットワークと同様の構成とすることができる。通信ネットワーク400と通信ネットワーク401は、互い同じ構成でもよく、また、互いに異なる構成であってもよい。
InfiniBandファブリック500は、双方向のシリアル通信が可能な通信回線である。FibreChannelファブリック600は、記憶装置等との双方向の高速通信が可能な通信回線である。各サーバ装置300は、InfiniBandファブリック500およびFibreChannelファブリック600を介して情報装置や記憶装置などと通信を行う。各サーバ装置300は、InfiniBandファブリック500またはFibreChannelファブリック600のいずれか一方に接続されている構成としてもよい。また、各サーバ装置300はIfiniBandファブリック500およびFibreChannelファブリック600とは異なる他の通信設備と接続されていてもよい。
管理サーバ装置200の構成について説明する。図13は、本実施形態の管理サーバ装置200の構成の概要について示したものである。図13に示す通り、本実施形態の管理サーバ装置200は、応答制御部210と、NIC220と、NIC221と、仮想情報記憶部230と、サーバ情報管理部231と、情報設定部240を備えている。
応答制御部210、仮想情報記憶部230、サーバ情報管理部231および情報設定部240の構成と機能は、それぞれ第3の実施形態の同名称の部位と同様である。
NIC220およびNIC221は、第3の実施形態の通信部と同様の構成と機能を有する。NIC210は通信ネットワーク400を介してサーバ装置300と通信を行う。また、NIC221は、通信ネットワーク401を介してサーバ装置300と通信を行う。
仮想情報記憶部230は、仮想HW情報として仮想シリアル番号、仮想UUID、仮想MACアドレス、仮想WWNおよび仮想GUIDを保存している。また、仮想情報記憶部230は仮想HW情報の更新期限の情報を保存している。
次にサーバ装置300の構成について説明する。図14は、本実施形態のサーバ装置300の構成の概要を示したものである。本実施形態のサーバ装置300は、BIOS(Basic Input / Output System)310と、BMC(Baseboard Management Controller)320と、NIC330と、NIC340を備えている。本実施形態のサーバ装置300は、IB HCA(Infini Band Host Channel Adapter)350と、FC HBA(Fibre Channel Host Bus Adapter)360をさらに備えている。本実施形態のサーバ装置300は、物理シリアル番号記憶部312と、仮想シリアル番号記憶部313と、物理UUID記憶部314と、仮想UUID記憶部315と、サーバ情報記憶部316と、更新期限記憶部317をさらに備えている。また、図14では省略しているが、サーバ装置300は第3の実施形態と同様に情報処理部を備えている。
BIOS310は、SM BIOS(System Management BIOS)構造体311の情報を内部に保存している。SM BIOS構造体311は、シリアル番号、UUIDおよびその他のサーバ装置300の制御に必要な情報によって構成されている。
物理シリアル番号記憶部312および物理UUID記憶部314は、第3の実施形態の物理識別情報記憶部に相当し、シリアル番号とUUIDをそれぞれ保存している。また、仮想シリアル番号記憶部313および仮想UUID記憶部315は、第3の実施形態の仮想識別情報記憶部に相当し、仮想識別情報である仮想シリアル番号と仮想UUIDをそれぞれ保存している。
管理サーバ情報記憶部316および更新期限記憶部316の構成と機能は、第3の実施形態の同名称の部位と同様である。
BMC320は、NIC321を内部に備え、通信ネットワーク401を介して管理サーバ装置200と通信を行う機能を有する。BIOS310およびBMC320は、第3の実施形態の制御部に相当する。
NIC330は、物理MACアドレス記憶部331と、仮想MACアドレス記憶部332を備えている。また、NIC340は、物理MACアドレス記憶部341と、仮想MACアドレス記憶部342を備えている。NIC330およびNIC340は、第3の実施形態のネットワークインターフェース部に相当する。また、本実施形態の物理MACアドレス記憶部および仮想MACアドレス記憶部は、それぞれ第3の実施形態の同名称の部位と同様の機能を有する。
IB HCA350は、InfiniBandファブリック500との通信を行う機能を有する。IB HCA350は、物理GUIDまたは仮想GUIDを自装置の識別子としてInfiniBandファブリック500を介して情報装置や記憶装置等との通信を行う。IB HCA350は、物理GUID記憶部351と、仮想GUID記憶部352を備えている。物理GUID記憶部351は、あらかじめ設定されたGUIDである物理GUIDの情報を保存している。仮想GUID記憶部352は、仮想識別情報である仮想GUIDを保存している。
FC HBA360は、FibreBnadファブリック600との通信を行う機能を有する。FC HBA360は、物理WWNまたは仮想WWNを自装置の識別子としてFibreBnadファブリック600を介して記憶装置等との通信を行う。FC HBA360は、物理WWN記憶部361と、仮想WWN記憶部362を備えている。物理WWN記憶部361は、あらかじめ設定されたWWNである物理WWNの情報を保存している。仮想WWN記憶部362は、仮想識別情報である仮想WWNを保存している。
本実施形態の情報処理システムは第3の実施形態の情報システムと同様の動作を行う。すなわち、本実施形態の情報システムにおける第3の実施形態の情報システムの各部位に対応した部位がそれぞれ同様の動作を行う。以下では、本実施形態においてサーバ装置300が仮想識別情報を設定する際の動作について説明する。
第3の実施形態のステップ133またはステップ138に相当する動作の際に、更新期限内の仮想HW情報が得られたとき(ステップ150でYes)、BIOS310は、仮想識別情報を設定する動作を開始する。仮想識別情報の設定の動作を開始すると、BIOS310は仮想MACアドレス記憶部332および仮想MACアドレス記憶部342に仮想MACアドレスを仮想識別情報として設定する(ステップ151)。仮想MACアドレスを設定すると、BIOS310は仮想HW情報を基に仮想GUID記憶部352に仮想GUIDを設定する(ステップ152)。仮想GUIDを設定すると、BIOS310は仮想HW情報を元に362に仮想WWNを設定する(ステップ154)。さらに、BIOS310は、仮想シリアル番号記憶部313に仮想シリアル番号を設定し(ステップ155)、仮想UUID記憶部315に仮想UUIDを設定する(ステップ155)。仮想UUIDを設定すると、BIOS310は更新期限記憶部317の更新期限の情報を仮想HW情報に含まれる更新期限の情報を基に更新する(ステップ156)。
更新期限の情報を更新すると、BIOS310は、SM BIOS構造体311の仮想シリアル番号と仮想UUIDを、仮想識別情報となるように設定する(ステップ157)。SM BIOS構造体311の情報の設定が終わると、OS(Operating System)のロード等の動作が開始される(ステップ158)。このとき、サーバ装置300の各部は仮想識別情報を基に動作を行う。上記で説明した各仮想識別情報を設定するステップの順番は互いに入れ替えてもよい。
第3の実施形態のステップ133またはステップ138に相当する動作の際に、更新期限内の仮想HW情報が得られない場合(ステップ150でNo)、BIOS310は各部位に設定されている仮想識別情報を消去する動作を行う。仮想識別情報を消去する動作を開始するとBIOS310は仮想MACアドレス記憶部332および仮想MACアドレス記憶部342に設定されている仮想MACアドレスの情報を消去する(ステップ159)。仮想MACアドレスの情報を消去すると、BIOS310は仮想GUID記憶部352に設定されている仮想GUIDを消去する(ステップ160)。
仮想GUIDを消去すると、BIOS310は仮想WWN記憶部362に設定されている仮想GUIDの情報を消去する(ステップ161)。次にBIOS310は、仮想シリアル番号記憶部313に設定されている仮想シリアル番号を消去し(ステップ162)、仮想UUID記憶部315に設定されている仮想UUIDを消去する(ステップ153)。
仮想UUIDを消去すると、BIOS310は更新期限記憶部317に保存されている更新期限の情報を消去する(ステップ164)。更新期限の情報を消去すると、BIOS310は、SM BIOS構造体311のシリアル番号とUUIDの情報を、物理シリアル番号と物理UUIDに設定する(ステップ165)。
SM BIOS構造体311の情報の設定が終わると、OSのロード等の動作が開始される(ステップ158)。このとき、サーバ装置300の各部はあらかじめ設定されている識別情報である物理識別情報を基に動作を行う。上記で説明した各仮想識別情報を消去するステップの順番は互いに入れ替えてもよい。
本実施形態のサーバ装置300は、BMC320を備える構成としているが、BMC320を備えない構成とすることもできる。また、BMC320に備えられたNIC321は、他の通信ネットワークを用いて他の情報装置等との通信を行ってもよい。また、IB HCA350およびFC HBA360は、どちらか一方のみを備える構成としてもよく、また、両方備えていなくてもよい。本実施形態では、BIOS310が仮想HW情報の設定に係る制御を行ったが、他の制御用の半導体装置等によって行ってもよい。
本実施形態のサーバ装置では、NICの数を2つとして示しているが、NICの数は1つでもよく、また、3つ以上備えられていてもよい。
本実施形態の情報システムでは、サーバ装置はInfiniBandファブリックやFibreBandファブリックに接続されている。このような構成においても、第1乃至第3の実施形態と同様に、予備のサーバ装置を現用系と同一の情報を有するサーバ装置として的確に起動することが可能となる。
第2および第3の実施形態では、サーバ装置の起動時に仮想HW情報の要求が行われていたが、起動時以外の所定のタイミングで行われてもよい。例えば、所定の経過時間ごとに、サーバ装置が仮想HW情報を要求し、変更が生じていないかを確認する構成としてもよい。また、そのような構成とした場合に、前回の更新から所定の時間が経過している場合や更新期限を経過している場合のみ、仮想HW情報を要求する方法とすることもできる。
第2乃至第4の実施形態の情報システムでは、通信ネットワークを介して管理サーバ装置および複数のサーバ装置が接続されていた。このような構成に代えて、基板状のサーバ装置が1つの筐体内に設置されて互いに接続されていてもよい。すなわち、各サーバ装置をブレードサーバとして構成し、複数のサーバ装置を1つの筐体内に設置することもできる。このような構成とした場合に、管理サーバ装置は、サーバ装置と同一の筐体内に備えられる構成としてもよく、また、別の筐体として備えられていてもよい。また、ブレードサーバとして構成されたサーバ装置をそれぞれ複数、備える筐体からなる装置が、通信ネットワークを介して複数、接続されている構成とすることもできる。
1 起動信号検知手段
2 通信手段
3 制御手段
10 管理サーバ装置
11 応答制御部
12 仮想情報記憶部
13 サーバ情報管理部
14 情報設定部
15 通信部
20 サーバ装置
21 制御部
22 識別情報記憶部
23 管理サーバ情報記憶部
24 ネットワークインターフェース部
25 情報処理部
26 物理識別情報記憶部
27 仮想識別情報記憶部
28 物理アドレス記憶部
29 仮想アドレス記憶部
30 管理サーバ装置
31 応答制御部
32 仮想情報記憶部
33 サーバ情報管理部
34 情報設定部
35 通信部
40 サーバ装置
41 制御部
42 識別情報記憶部
43 管理サーバ情報記憶部
44 更新期限記憶部
45 ネットワークインターフェース部
46 情報処理部
47 物理識別情報記憶部
48 仮想識別情報記憶部
49 物理アドレス記憶部
50 仮想アドレス記憶部
60 通信回線
70 作業者
101−109 情報システムの動作ステップ
111−119 情報システムの動作ステップ
121−129 情報システムの動作ステップ
131−142 情報システムの動作ステップ
150−165 情報システムの動作ステップ
200 管理サーバ装置
210 応答制御部
220 NIC
221 NIC
230 仮想情報記憶部
231 サーバ情報管理部
240 情報設定部
300 サーバ装置
310 BIOS
311 SM BIOS構造体
312 物理シリアル番号記憶部
313 仮想シリアル番号記憶部
314 物理UUID記憶部
315 仮想UUID記憶部
316 管理サーバ情報記憶部
317 更新期限記憶部
320 BMC
321 NIC
330 NIC
331 物理MACアドレス記憶部
332 仮想MACアドレス記憶部
340 NIC
341 物理MACアドレス記憶部
342 仮想MACアドレス記憶部
350 IB HCA
351 物理GUID記憶部
352 仮想GUID記憶部
360 FC HBA
361 物理WWN記憶部
362 仮想WWN記憶部
400 通信ネットワーク
401 通信ネットワーク
500 InfiniBandファブリック
600 FibreChannelファブリック

Claims (10)

  1. 起動信号を検知する起動信号検知手段と、
    前記起動信号検知手段が前記起動信号を検知したときに、仮想的な識別子として自装置に割り当てられる第2の識別情報を所定の管理装置に要求し、前記要求への応答として前記所定の管理装置から送られてくる前記第2の識別情報を受信する通信手段と、
    自装置にあらかじめ設定されている第1の識別情報に代えて、前記所定の管理装置から受信した前記第2の識別情報の装置として自装置を動作させる制御手段と
    を備えることを特徴とする情報装置。
  2. 前記通信手段が、前記所定の管理装置から前記第2の識別情報を割り当てることが出来ないことを示す信号をエラー信号として受け取ったときに、
    前記制御手段は、前記第1の識別情報の装置として自装置を動作させることを特徴とする請求項1に記載の情報装置。
  3. 前記第2の識別情報が有効である期間を示す期限情報を保存する期限情報保存手段をさらに備え、
    前記通信手段は、前記起動信号検知手段が前記起動信号を検知したときに、前記期限情報に示された期間を経過していた場合に、前記第2の識別情報を要求することを特徴とする請求項1または2いずれかに記載の情報装置。
  4. 情報装置にあらかじめ設定された第1の識別情報と、前記情報装置に仮想的な識別子として割り当てられる第2の識別情報とを関連づけて保存する情報保存手段と、
    前記情報装置から前記第2の識別情報の要求を受け取ったときに、要求元の前記情報装置に対応した前記第2の識別情報を、要求元の前記情報装置に送信する応答制御手段と
    を備えることを特徴とする管理装置。
  5. 前記応答制御手段は、前記第2の識別情報の要求元の前記情報装置に対して前記仮想識別情報を割り当てられなかった場合に、要求元の前記情報装置に割り当てが出来ないことを示す信号をエラー信号として送信することを特徴とする請求項4に記載の管理装置。
  6. 前記第2の識別情報が有効である期間を示す期限情報を保存する期限情報記憶手段をさらに備え、
    前記応答制御手段は前記第2の識別情報とともに前記期限情報を、前記第2の識別情報の要求元の前記情報装置に送信することを特徴とする請求項4または5いずれかに記載の管理装置。
  7. 請求項1から3いずれかに記載の情報装置からなる複数のサーバ装置と、
    請求項4から6いずれかに記載の管理装置からなる少なくとも1台の管理サーバ装置とを備え、
    前記サーバ装置は、前記管理装置である前記管理サーバ装置に前記第2の識別情報を要求し、前記管理サーバ装置は要求元の前記サーバ装置に対応する前記第2の識別情報を、要求元の前記サーバ装置に送信することを特徴とする情報システム。
  8. 前記サーバ装置はブレードサーバとして形成され、複数の前記サーバ装置が同じ筐体内に備えられていることを特徴とする請求項7に記載の情報システム。
  9. 起動信号を検知し、
    前記起動信号を検知したときに、仮想的な識別子として自装置に割り当てられる第2の識別情報を所定の管理装置に要求し、前記要求への応答として前記所定の管理装置から送られてくる前記第2の識別情報を受信し、
    自装置にあらかじめ設定されている第1の識別情報に代えて、前記所定の管理装置から受信した前記第2の識別情報の装置として自装置を動作させることを特徴とする制御方法。
  10. 前記所定の管理装置において前記情報装置にあらかじめ設定された第1の識別情報と、前記情報装置に仮想的な識別子として割り当てられる第2の識別情報とを関連づけて保存し、
    前記所定の管理装置は、前記情報装置から前記第2の識別情報の要求を受け取ったときに、要求元の前記情報装置に対応した前記第2の識別情報を、要求元の前記情報装置に送信することを特徴とする請求項9に記載の制御方法。
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