JP2016046387A - Capacitor - Google Patents
Capacitor Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016046387A JP2016046387A JP2014169678A JP2014169678A JP2016046387A JP 2016046387 A JP2016046387 A JP 2016046387A JP 2014169678 A JP2014169678 A JP 2014169678A JP 2014169678 A JP2014169678 A JP 2014169678A JP 2016046387 A JP2016046387 A JP 2016046387A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capacitor element
- capacitor
- case
- caulking
- pressing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
Abstract
Description
本発明は、ケース内に収納したコンデンサ素子を支持する構造を備えたコンデンサに関する。
The present invention relates to a capacitor having a structure for supporting a capacitor element housed in a case.
電解コンデンサや電気二重層コンデンサなどのコンデンサは、コンデンサ素子がケース内に収納されている。コンデンサは、自動車などに搭載されるものが増えてきており、激しい振動が継続的に作用することになる。車載されたコンデンサでは、たとえばケースとコンデンサ素子、またはコンデンサ素子と接続した端子部品などが振動により破損するおそれがある。そのためコンデンサでは、ケース内部に固定材を封入するものや、ケース側面を加締めてケースとコンデンサ素子とを一体化させて固定するものが知られている。 In capacitors such as an electrolytic capacitor and an electric double layer capacitor, a capacitor element is housed in a case. Capacitors are increasingly mounted on automobiles and the like, and intense vibrations continue to act. In a vehicle-mounted capacitor, for example, a case and a capacitor element, or a terminal component connected to the capacitor element may be damaged by vibration. Therefore, there are known capacitors in which a fixing material is sealed inside the case and those in which the case and the capacitor element are integrated and fixed by caulking the side of the case.
このようなコンデンサに関し、金属ケースの側面の一部を押圧して加締めることでコンデンサ素子とケースとを接触させ、固定するものがある(たとえば特許文献1、2)。
With respect to such a capacitor, there is a capacitor in which a capacitor element and a case are brought into contact and fixed by pressing and crimping a part of a side surface of a metal case (for example,
ところで、コンデンサの加締め処理では、たとえば外装ケース外側に加工手段である加締めゴマを接触させ、ケースの周面に沿って所定の押圧力で押圧することで、外装ケースを変形させる。この加締め処理では、たとえば図6に示すように、押圧により変形した外装ケース4の一部に曲面をもった加締め溝50が形成され、この加締め溝50の押圧面の頂点Poが外装ケース4の内側に突出した形状となる。すなわち、コンデンサの加締め部の一例として、たとえば外装ケース4に対する接触面の頂点の角度が鈍角となる形状の加締め溝50が形成される。そのほか加締め部の形状は、たとえば接触面の頂点の角度が鋭角となる形状で形成したものもある。
By the way, in the caulking process of the capacitor, for example, a caulking sesame as a processing means is brought into contact with the outer side of the outer case, and the outer case is deformed by pressing with a predetermined pressing force along the peripheral surface of the case. In this caulking process, for example, as shown in FIG. 6, a
コンデンサは、たとえば加締め溝50の頂点Poおよびその周辺側が外装ケース4の収納部14の内側に食い込んでいる。この加締め部では、たとえば加締めによって支持されるコンデンサ素子6に対し、頂点部分Poから側面直交方向の押圧力Fと、頂点Po以外の接触部分である曲面部分に沿った方向の押圧力Fが生じる。このとき、コンデンサ素子6には、頂点Poにおける押圧力Fが最も大きく作用する。このように1点を集中的に押圧した場合、コンデンサ素子6は、電極箔やセパレータの一部に対して過大な負荷が作用し、その押圧部分が損傷するおそれがある。
In the capacitor, for example, the apex Po of the
また、頂点Poが形成される加締め部では、たとえ加締め深さが同じであっても、頂点Poの接触角度に応じて応力の集中度合が異なる。加締め部では、たとえば接触頂点が鋭角になるほど、接触頂点に応力が集中して作用する。応力が特定位置に集中した場合、コンデンサ素子6では、内部の電極箔やセパレータに対して部分的に過大な応力が作用し、電極箔の破断や損傷を招くおそれがある。またコンデンサは、加締めにより作用する応力が特定の位置に集中することで、コンデンサ素子6に対する支持面積が小さくなり安定的な支持強度が得られないおそれもある。
Further, in the caulking portion where the vertex Po is formed, even if the caulking depth is the same, the degree of concentration of stress varies depending on the contact angle of the vertex Po. In the caulking portion, for example, as the contact vertex becomes an acute angle, the stress acts on the contact vertex. When the stress is concentrated at a specific position, in the
そこで、上記課題に鑑み、本発明のコンデンサの目的は、加締め処理に対し、ケースの一部に応力が集中して作用するのを阻止し、電極箔などの損傷を防止することでコンデンサの信頼性を高めるほか、コンデンサ素子の支持強度を高めることにある。
Therefore, in view of the above problems, the purpose of the capacitor of the present invention is to prevent the stress from concentrating on a part of the case and to damage the electrode foil, etc. In addition to improving reliability, it is to increase the support strength of the capacitor element.
上記目的を達成するため、本発明のコンデンサの一側面は、コンデンサ素子と、該コンデンサ素子を収納する収納部が形成されたケースと、前記収納部内に前記コンデンサ素子が収納された該ケースを封止する封口体とを備えるコンデンサであって、前記ケースの一部を押圧して変形させた加締め部が形成され、該加締め部は、前記収納部内の前記コンデンサ素子の周面を前記ケースの中心方向に向けて所定幅の平面で押圧する平面部と、前記平面部の両端側に形成され、前記ケースの外装面と前記平面部との間で、押圧によって屈曲した屈曲部とを備える。 In order to achieve the above object, one aspect of a capacitor according to the present invention includes a capacitor element, a case in which a storage part for storing the capacitor element is formed, and the case in which the capacitor element is stored in the storage part. A capacitor having a sealing body to be stopped, wherein a caulking portion formed by pressing and deforming a part of the case is formed, and the caulking portion is disposed around the circumferential surface of the capacitor element in the housing portion. A flat portion that presses with a plane having a predetermined width toward the center of the flat portion, and a bent portion that is formed on both ends of the flat portion and is bent by pressing between the exterior surface of the case and the flat portion. .
上記コンデンサにおいて、前記平面部は、前記ケースの一部が押圧されて、前記ケースの内径方向に平行に変位し、内壁面で前記コンデンサ素子の側面を押圧してもよい。 In the capacitor, the flat portion may be displaced parallel to the inner diameter direction of the case when a part of the case is pressed, and press the side surface of the capacitor element with an inner wall surface.
上記コンデンサにおいて、前記屈曲部は、前記平面部との連結部分の一部が前記コンデンサ素子を押圧してもよい。 In the above capacitor, a part of a connection portion between the bent portion and the flat portion may press the capacitor element.
上記コンデンサにおいて、前記ケースは、加締めによる押圧力に対し、成形性および強度をもった材料で形成されてもよい。 In the capacitor, the case may be formed of a material having formability and strength against a pressing force caused by caulking.
上記コンデンサにおいて、前記ケースは、マンガン(Mn)またはマグネシウム(Mg)が添加されたアルミニウム合金で形成されてもよい。
In the above capacitor, the case may be formed of an aluminum alloy to which manganese (Mn) or magnesium (Mg) is added.
本発明のコンデンサによれば、次のいずれかの効果が得られる。 According to the capacitor of the present invention, any of the following effects can be obtained.
(1) 押圧面を平面形状にすることで、ケース内側に対して部分的に押圧力を集中させず、電極箔やセパレータの損傷を防止できる。 (1) By making the pressing surface planar, it is possible to prevent damage to the electrode foil and the separator without partially concentrating the pressing force on the inside of the case.
(2) 加締め部による接触面を平面形状にして、コンデンサ素子や封口体に対する支持面積を多くとることができ、コンデンサ素子の支持範囲が広がり、外部からの振動に対する耐振動性が高められる。
(2) The contact surface by the caulking portion can be made planar to increase the support area for the capacitor element and the sealing body, the support range of the capacitor element is widened, and the vibration resistance against external vibration is enhanced.
〔第1の実施の形態〕 [First Embodiment]
図1は、第1の実施の形態に係るコンデンサの例を示している。このコンデンサ2は、本発明のコンデンサの一例であり、本発明が斯かる構成に限定されるものではない。
FIG. 1 shows an example of a capacitor according to the first embodiment. The
このコンデンサ2は、電解コンデンサや電気二重層コンデンサなどいずれのコンデンサであってもよく、外装ケース4の内部にコンデンサ素子6が収納されている。外装ケース4は、本発明のケースの一例であり、内部にコンデンサ素子6を収納する収納部14(図2)があるコンデンサ2の外装部材である。外装ケース4は、図1に示すようにたとえば有底筒状であり、筒状部分にコンデンサ素子6のほか、図示しない電解液などが収納される。
The
コンデンサ2は、外装ケース4の天井側に形成された開口部15側に封口体10が設置され、コンデンサ素子6を収納した状態で収納部14を封口している。また封口体10は、コンデンサ素子6に接続された外部端子8A、8Bの一端側を収納部14内部から外装ケース4の外部に露出させる。この外部端子8A、8Bは、外装ケース4からの突出部分が図示しない基板上に形成された電子回路に、電気的に接続される。
The
コンデンサ2は、外装ケース4の側面周囲の一部を押圧して変形させることで、収納部14内に収納されたコンデンサ素子6と外装ケース4の内周面と一体化させる加締め処理が施される。これにより外装ケース4の側面には、複数の加締め部12がある。加締め部12Aは、外装ケース4の開口側に近い位置を加締められ、収納部14(図2)の内部に設置された封口体10の側面を押圧して外装ケース4と一体化させ、外装ケース4と封口体10の固定および、外装ケース4の密封性を確保する。
The
また加締め部12B、12Cは、たとえば外装ケース4の封口体10側周縁および底部側に近い位置の周縁部分に設定され、収納部14内のコンデンサ素子6の側面部分を加締めることで外装ケース4の内周面とコンデンサ素子6を一体化させている。コンデンサ素子6に対する加締め部12B、12Cの位置は、たとえばコンデンサ2やコンデンサ素子6の長さや荷重のバランス、またはコンデンサ2が設置される装置または設置環境などの条件に応じて設定すればよい。たとえば、コンデンサ素子6の上端側と下端側に加締め部を形成することにより、コンデンサ素子6の収納部14内での振動をより抑制することができる。つまり、加締め部によるコンデンサ素子6を支持する箇所を集中させた場合、加締め部を支点にコンデンサ素子6が振動し、外部端子8A、8Bに振動により生じる応力が集中し、外部端子8A、8Bが破断するおそれがある。しかしながら、コンデンサ素子6の上下端側を加締めることで、加締め部を離間させ、コンデンサ素子6の収納部14内での振動を抑制することができる。このとき、コンデンサ2の重心を挟むように加締め部12B、12Cを形成するとよい。重心を挟むようにコンデンサ素子6を押圧固定することで、外装ケース4内でのコンデンサ素子6の振動をより防止できる。これらの加締め部12B、12Cの位置により、外装ケース4内部でのコンデンサ素子6の支持強度などが決まる。また、加締め部12B、12Cは、たとえば図2に示すように、外部端子8A、8Bの接続部24A、24Bの先端部を避けて加締め処理を施すことが好ましい。接続部24A、24Bの先端部は角になっているため、加締めることにより電極箔やセパレータを損傷させやすいからである。
Further, the crimping
外装ケース4には、たとえば収納部14の天井側に形成された開口部から底部側に向けてコンデンサ素子6が挿入され、その上部側に封口体10が収納される。
In the
封口体10は、少なくとも周縁部が弾性変形可能な樹脂性の材料を含んでおり、外装ケース4の内周面に密着して収納部14を封口する。封口体10の中央部分には、コンデンサ素子6の外部端子8A、8Bを貫通させる貫通孔30があり、その貫通孔30の内壁に対して外部端子8A、8Bの一部にある径大部26が密着している。このように収納部14は、封口体10によって外部からの水分や異物の混入が阻止され、また、コンデンサ2の気密性が保持される。
The sealing
そのほか、コンデンサ2では、外装ケース4の開口部から収納部14の内部に向けてカーリング処理が施され、外装ケース4の開口部終端部分が封口体10の端面側に食い込んでいる。このカーリング処理により、開口部15から封口体10が離脱するのを防止するほか、収納部14内の電解液の蒸散抑制のため収納部14を封止する。
In addition, in the
<コンデンサ素子6について>
<About the
コンデンサ素子6は、たとえば陽極側および陰極側の電極箔18がそれぞれセパレータ16を介在させて柱状に巻回され、その外周部分に巻止めテープ19を巻回して円柱形状となっている。巻止めテープ19は、たとえば紙や絶縁性のテープなどであって、少なくとも電極箔18と同等の幅であり、電極箔18の周囲を覆い、巻回状態が維持される。コンデンサ素子6に対する加締め部12B、12Cは、巻止めテープ19が巻き付けられた範囲内に設定されればよい。このようにすることで、巻止めテープ19が加締め処理によりコンデンサ素子6が押圧された場合の緩衝材となり、電極箔18やセパレータ16への影響を低減できる。なお、巻止めテープ19は複数周巻回されているとより好ましい。コンデンサ素子6の外周に巻止めテープ19層があることで、加締め部12B、12Cがコンデンサ素子6を押圧しても、巻止めテープ19層が緩衝材となり、電極箔18やセパレータ16への影響をより低減させることができる。巻止めテープ19層の厚さとしては、200〜600〔μm〕が好ましい。200〔μm〕未満の場合、加締め処理による押圧力からの緩衝作用の効果は低く、600〔μm〕を超えると、収納する外装ケース4を大きくしなければならず、小型化を阻害する。
The
外部端子8A、8Bは、一端側に平坦状の接続部24A、24Bがコンデンサ素子6の巻回部分の内部にあり、それぞれ陽極側または陰極側の電極箔18に対して冷間圧接やステッチ接続、超音波溶接などによって接続されている。接続部24A、24Bは、コンデンサ素子6の両端面間の長さよりも短く設定されている。
The
コンデンサ素子6に対する加締め処理では、加締め部12B、12Cは、コンデンサ素子6の荷重や外部からの振動などによる負荷をバランス良く支持するために、高さ方向で離間した位置にある。また外部端子8A、8Bは、基板などに接続することで、外部からの振動負荷を受けやすいため、コンデンサ素子6や外装ケース4と一体化して支持されることが望ましい。従って加締め部12Bは、接続部24A、24Bと重なる範囲にある。
In the caulking process for the
<加締め部12の形状について>
<About the shape of the
加締め部12は、コンデンサ素子6や封口体10の周面に対し、所定幅の平面で押圧する平面部20である。この平面部20は、たとえば外装ケース4の収納部14の高さ方向に対する中心軸Oに対して平行またはそれに近似した方向にある。これにより加締め部12は、収納部14内のコンデンサ素子6や封口体10の側面に直線状の面で圧着して固定支持する。
The
また加締め部12には、平面部20の両端側に外装ケース4の外装面と連結する屈曲部22がある。この屈曲部22は、加締め溝の底面部分である平面部20に対し、その周縁部分である。屈曲部22は、押圧によって外装ケース4の外装面と平面部20の境界部分であって、加締めにより屈曲する部分や、加締め深さに応じて延伸する部分が含まれる。この屈曲部22は、たとえば加締め処理を行う加締めコマの押圧面に対して側面側の形状に沿っており、装ケース4の外装面と平面部20との連結部分の一例である。
Further, the
屈曲部22は、たとえば図3に示すように、加締め処理後の外装ケース4の外装面に対して直交方向に屈曲した壁面部28と、平面部20の両端に所定の角度で連結する連結部29を備える。すなわち、この加締め部12は、平面部20と屈曲部22と、外装ケース4の外装面の延長上の加締め部12B、12Cである加締め溝による開放部分を一辺とした矩形形状となっている。壁面部28は、変移量を示す加締め深さL3によって形成長さが決定する。連結部29は、図示しない加締めコマの屈曲形状や角度によって形成位置や角度が決まる。連結部29は、たとえば平面部20と壁面部28との連結部分が脆くなるなど、外装ケース4の剛性を低下させないように曲面状である。
For example, as shown in FIG. 3, the
加締め部12B、12Cは、平面部20の内壁面がコンデンサ素子6の周面に対して平行に接触している。すなわち平面部20は、コンデンサ素子6の平面に対して略均等な押圧力で面接触している。平面部20の幅W1、すなわち加締め幅は、加締めて支持するコンデンサ素子6の外径や、コンデンサ2全体の大きさによって設定されればよい。
In the
また平面部20の両端側の連結部29は、たとえばコンデンサ素子6に対して、屈曲部分の一部または全部が接触する。コンデンサ素子6に対する連結部29の接触量は、加締め深さL3によって変化する。加締め深さL3の設定では、コンデンサ素子6に対して確実に接触する深さが前提であるが、加締め深さが大きすぎる場合、コンデンサ素子6に対する押圧力が過大となり、コンデンサ素子6を損傷させるおそれがある。また加締め深さL3が大きい場合、連結部29に対する負荷が大きくなる。連結部29によるコンデンサ素子6の押圧では、平面部20によるコンデンサ素子6の押圧に対して押圧方向が異なるため、加締め深さL3が大きい場合には、加締めに対するコンデンサ素子6からの力が連結部29に集中する可能性がある。
Further, for example, a part or all of the bent portion of the connecting
加締め深さL3は、コンデンサ素子6と収納部14との間にある隙間に応じて設定される。隙間の大きさは、コンデンサ素子6の外径L1と収納部14の内径L2との差分から想定される。すなわち、収納部14内の一端側の隙間L4は、たとえば以下の式で算出される。
L4=(L2−L1)/2 ・・・(1)
また加締め深さL3は、たとえば外装ケース4の厚さをdとすると、一例として、収納部14内の一端側の隙間L4に対して以下の式(2)の関係がある。
L4<L3≦(L4+d) ・・・(2)
すなわち、加締め深さL3は、隙間L4より大きくなければ、外装ケース4とコンデンサ素子6とが一体化できない。また、加締め深さL3は、隙間L4とケースの厚さdより大きくなると、コンデンサ素子6の一部が押圧によって凹んだ状態となる。しかし、コンデンサ2は、たとえば加締め深さL3を(L4+d)より大きくすればよい。
The caulking depth L <b> 3 is set according to the gap between the
L4 = (L2-L1) / 2 (1)
For example, when the thickness of the
L4 <L3 ≦ (L4 + d) (2)
That is, the
なお、コンデンサ素子6は、たとえば真円でない場合には、複数の方向で計測した外径に対する平均値を外径L1として利用すればよい。
For example, when the
ここで、外部端子8A、8Bが配置されている部分のコンデンサ素子6の素子径と、外部端子8A、8Bが配置されていない部分のコンデンサ素子6の素子径が異なっていることがある。これは、接続部24A、24Bの有無によるものである。そこで、接続部24A、24Bが配置されている高さ方向に対する位置に形成する加締め部12Bを、接続部24A、24Bが配置されていない高さ方向に対する位置の加締め部12Cより浅くしてもよい。このようにすることで、素子径が異なる場合においても、コンデンサ素子6に対する押圧力を一定することができる。すなわち、接続部24A、24Bが配置され素子径が大きい部分を固定する加締め部12Bの深さを、接続部24A、24Bが配置されず素子径が小さい部分を固定する加締め部12Cに合わせた場合、加締め部12Bにおいては、コンデンサ素子6への押圧力は大きくなり、電極箔18やセパレータ16が損傷するおそれが大きくなる。また、加締め部12Cを加締め部12Bに合わせた場合、加締め部12Cにおいては、コンデンサ素子6への押圧力を十分に得ることができず、固定性が不十分となることがある。加締め部12を形成する高さ位置のコンデンサ素子6の素子径に応じて加締め部12の深さを変えることで、素子径の大きさを問わず、一定の押圧力をもってコンデンサ素子6を支持できる。なお、加締め部12B、12Cの深さは、加締め処理を施す高さ位置のコンデンサ素子6の素子径を測定し、計算することで求めればよい。
Here, the element diameter of the
<第1の実施の形態の特徴事項および効果> <Features and effects of the first embodiment>
(1) コンデンサ素子6や封口体10などのコンデンサ素子6に対する押圧面を平面状に形成することで、加締め部12に押圧力が集中する頂点を形成させないので、電極箔18やセパレータ16の押圧部分に対して過大な押圧をせず、損傷を防止できる。
(1) Since the pressing surface for the
(2) 平面部20によりコンデンサ素子6に対する支持面積が多く取れるので、コンデンサ2に外部から加えられる振動に対して外装ケース4内のコンデンサ素子6などを強固に支持でき、耐振動性が高められる。
(2) Since the
(3) 加締めによる耐振動性を向上することで、たとえば外部から加えられた振動に対し、さらに外装ケース4内でコンデンサ素子6が独立して揺れが生じる場合であっても、外部端子8A、8Bの変形や破損の発生を防止でき、コンデンサ2の信頼性が高められる。
(3) By improving the vibration resistance by caulking, the
(4) コンデンサ素子6および封口体10の耐振動性の向上により、外部の基板などに接続された外部端子8A、8Bの一部が外装ケース4内で応力を受けて破断するのを防止でき、コンデンサ2の信頼性を高めることができる。
(4) By improving the vibration resistance of the
〔第2の実施の形態〕 [Second Embodiment]
図4は、外装ケースの材質に応じた加締め部の一例を示している。図4に示すケースの変形状態は一例である。 FIG. 4 shows an example of a caulking portion corresponding to the material of the exterior case. The deformed state of the case shown in FIG. 4 is an example.
コンデンサ2の外装ケース4には、アルミニウム合金などの金属が用いられる。このアルミニウム合金は、たとえばマンガン(Mn)、マグネシウム(Mg)などが添加され、耐食性や強度をもたせた「A3004材」が用いられる。この「A3004材」は、たとえば、ケイ素(Si)が0.3〔%〕以下、鉄(Fe)が0.7〔%〕以下、銅(Cu)が0.25〔%〕以下、マンガン(Mn)が1.0〜1.5〔%〕、マグネシウム(Mg)が0.8〜1.3〔%〕、亜鉛(Zn)が0.25〔%〕以下とする、などの組成成分の条件となっている。外装ケース4は、加締め処理によって一部が押圧され、変形するため、所定の強度をもつ材料を利用するほか、外装ケース4の成形形状による高い強度と成形性に優れた材料が用いられる。
A metal such as an aluminum alloy is used for the
加締め部12では、たとえば図4のAに示すように、外装ケース4の一部が加締めコマ40により所定の力Fで押圧されて変形する。このとき、平面部20は、加締めコマ40の端面によって略均等に加圧されて収納部14の中心側に向けて平行に移動する。また、屈曲部22の内、壁面部28は、たとえば収納部14の中心側に向けて延伸しながら加締めコマ40の側面に沿って変形する。また連結部29では、加締めコマ40の進行方向に対し、特に図中のPの部分において、押圧方向および加締めコマ40の角部から大きな力を受けるため、強度が強く、さらに成形性に優れた材料が用いられる。
In the
強度および成形性が低い材料が用いられた場合、外装ケース4は、たとえば図4のBに示すように、位置Pにおいて平面部20の変位により連結部29の一部が大きく延伸して、薄肉化するおそれがある。そのためコンデンサ2の外装ケース4を形成する金属材料は、加締めによる外装ケース4の変形において、その一部が薄肉化しない強度や延性などの材質が求められる。
When a material with low strength and formability is used, the
なお、外装ケース4には、強度および成形性をもつ材料であれば「A3004材」に限られず、他の金属を用いてもよい。
The
斯かる構成によれば、外装ケース4には、所定の強度および成形性の高い材料を用いることで、外装ケース4の強度の低下を防止する。そして、このような連結部29が大きく薄肉化するのを防止することで、加締め部12によりコンデンサ素子6の固定強度を維持できる。
According to such a configuration, the
また、加締め溝12B、12Cの形成時に外装ケース4の開口部15側を上方から押さえつけるように拘束してもよい。このようにすることで、加締め溝を形成する際の外装ケース4のコンデンサ素子6側への押圧により、加締め溝のコンデンサ素子6押圧部分を起点にして外装ケース4が開口部15側へ延伸するのを防ぎ、外装ケース4の連結部29の厚さが薄くなることをより防止する。
Moreover, you may restrain so that the
また、硬質材料からなる外装ケース4を用いることで、高温度環境下でコンデンサ2を使用した場合においても、加締め部12B、12Cが緩むことはなく、固定力を維持できる。
Further, by using the
〔他の実施の形態〕 [Other Embodiments]
(1) このコンデンサ2は、電解コンデンサや電気二重層コンデンサのみ限られず、固体コンデンサなどの各種のコンデンサやその他の蓄電素子にも適用することができる。
(1) The
(2) 上記実施の形態では、加締め部12の形状は、平面部20と屈曲部22とが直交方向状態で形成される場合を示したがこれに限られない。加締め部12は、たとえば図5に示すように、台形形状の加締めコマ42を利用し、この加締めコマ42に沿って外装ケース4を加締めることで、平面部20と屈曲部22が外装ケース4の外装面を延長した溝部の空間部分を一辺とした台形形状であってもよい。すなわちこの加締め部12は、平面部20よりも外装面側の加締め溝の空間面積が大きくなる。
(2) In the above embodiment, the
斯かる形状に加締めることで、加締め部12では、平面部20に対する屈曲部22の連結部29の屈曲角度θが90〔°〕以上となり、押圧時の変形による負荷が減少するため、薄肉化の発生を抑えることができる。
By caulking in such a shape, the
そのほか、コンデンサ素子6の側面に対する接触面に平面部20を備えるものであればよく、平面部20が外装ケース4に沿った加締め溝の空間部分に対し、平行方向に変位した位置であってもよい。すなわち、この平面部20は、例えば外装ケース4の側面に対して、上下または左右の斜め方向に加締め処理を施してもよい。この場合、側面側からみた加締め形状が平行四辺形となる。このような加締め溝は、たとえばコンデンサ2の周囲から加締め部12である加締め溝の平面部20が外部から視認し難くなり、コンデンサ2の美観を維持させることができる。
In addition, it is sufficient if the contact surface with respect to the side surface of the
(3) コンデンサ2では、複数の加締め部12B、12Cについて、平面部20の幅を同一にしてもよく、または収納部14内のコンデンサ素子6の種類や外径に応じてそれぞれ異ならせてもよい。コンデンサ素子6に対する必要な支持強度に合せて加締め幅を設定すればよい。
(3) In the
(4) 加締め部12B、12Cを電極箔18の端部を押圧しない位置にあればよい。電極箔18の端面部分を回避することにより、電極箔18を所定幅に裁断した際に裁断面に生じるバリを避けて加締めることができる。このようにすることで、加締め部12B、12Cによりバリが押圧され、セパレータを突き破り、短絡するおそれを回避できる。
(4) The crimped
(5) 上記実施の形態では、巻止めテープ19の幅を電極箔18と同等としたが、これに限らない。巻止めテープ19は、コンデンサ素子6の加締め部12B、12Cがある位置合せて配置していればよいので、その幅はたとえば、巻止めテープ19を加締め部12B、12Cの幅以上として、コンデンサ素子6の加締め部12B、12Cに相当する部分のみに分割して配置してもよい。このようにすれば、巻止めテープ19の幅をコンデンサ素子6の長さによって変える必要がなく、様々な長さのコンデンサ素子6に用いることができるし、巻止めテープ19の使用量の削減など、材料費の削減効果も期待できる。
(5) In the above embodiment, the width of the winding
以上説明したように、本発明のコンデンサの最も好ましい実施の形態等について説明した。本発明は、上記記載に限定されるものではない。特許請求の範囲に記載され、または発明を実施するための形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能である。斯かる変形や変更が本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
As described above, the most preferred embodiment of the capacitor of the present invention has been described. The present invention is not limited to the above description. Various modifications and changes can be made by those skilled in the art based on the gist of the invention described in the claims or disclosed in the embodiments for carrying out the invention. It goes without saying that such modifications and changes are included in the scope of the present invention.
本発明は、内部にコンデンサ素子を収納した外装ケースの周面を押圧して複数箇所を加締めたコンデンサであり、加締め部は、所定幅をもつ平面部分で押圧することで、ケース内部の部品に対する押圧力の集中を防止できるとともに、接触面の増加により固定支持力が大きくなるので、有用である。
The present invention is a capacitor that presses a peripheral surface of an outer case containing a capacitor element therein and crimps a plurality of locations, and the crimping portion is pressed by a plane portion having a predetermined width, thereby This is useful because it is possible to prevent concentration of the pressing force on the parts and to increase the fixed support force by increasing the contact surface.
2 コンデンサ
4 外装ケース
6 コンデンサ素子
8A、8B 外部端子
10 封口体
12、12A、12B、12C 加締め部
14 収納部
16 セパレータ
18 電極箔
19 巻止めテープ
20 平面部
22 屈曲部
24A、24B 接続部
26 径大部
28 壁面部
29 連結部
30 貫通孔
40、42 加締めコマ
2
Claims (5)
前記ケースの一部を押圧して変形させた加締め部が形成され、
該加締め部は、
前記収納部内の前記コンデンサ素子の周面を前記ケースの中心方向に向けて所定幅の平面で押圧する平面部と、
前記平面部の両端側に形成され、前記ケースの外装面と前記平面部との間で、押圧によって屈曲した屈曲部と、
を備えることを特徴とするコンデンサ。 A capacitor comprising a capacitor element, a case in which a storage part for storing the capacitor element is formed, and a sealing body for sealing the case in which the capacitor element is stored in the storage part,
A caulking portion is formed by pressing and deforming a part of the case,
The caulking portion is
A flat surface portion that presses the circumferential surface of the capacitor element in the storage portion with a flat surface of a predetermined width toward the center of the case;
A bent portion formed on both ends of the flat portion, and bent by pressing between the exterior surface of the case and the flat portion;
A capacitor comprising:
The capacitor according to claim 4, wherein the case is formed of an aluminum alloy to which manganese (Mn) or magnesium (Mg) is added.
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014169678A JP2016046387A (en) | 2014-08-22 | 2014-08-22 | Capacitor |
CN201580043725.1A CN106575579B (en) | 2014-08-22 | 2015-08-21 | Capacitor and its manufacturing method |
PCT/JP2015/004206 WO2016027470A1 (en) | 2014-08-22 | 2015-08-21 | Capacitor and manufacturing method therefor |
EP15834394.7A EP3185267B1 (en) | 2014-08-22 | 2015-08-21 | Capacitor and manufacturing method therefor |
US15/433,471 US10468204B2 (en) | 2014-08-22 | 2017-02-15 | Capacitor and manufacturing method therefor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014169678A JP2016046387A (en) | 2014-08-22 | 2014-08-22 | Capacitor |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016046387A true JP2016046387A (en) | 2016-04-04 |
Family
ID=55636681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014169678A Pending JP2016046387A (en) | 2014-08-22 | 2014-08-22 | Capacitor |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016046387A (en) |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04326505A (en) * | 1991-04-25 | 1992-11-16 | Elna Co Ltd | Case for electrolytic capacitor and its machining method |
JPH1022177A (en) * | 1996-07-05 | 1998-01-23 | Hitachi Aic Inc | Capacitor in case |
JP2003173942A (en) * | 2001-12-06 | 2003-06-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Aluminum electrolytic capacitor and its manufacturing method |
JP2005303062A (en) * | 2004-04-13 | 2005-10-27 | Rubycon Corp | Electrolytic capacitor and electrolytic solution for driving the same |
US20060168787A1 (en) * | 2003-07-15 | 2006-08-03 | Epcos Ag | Process for manufacturing an electrochemical cell and an electrochemical cell |
JP2007103533A (en) * | 2005-09-30 | 2007-04-19 | Nippon Chemicon Corp | Manufacturing method of electrolytic capacitor |
JP2008109074A (en) * | 2006-09-29 | 2008-05-08 | Nippon Chemicon Corp | Electrolytic capacitor |
JP2013077651A (en) * | 2011-09-29 | 2013-04-25 | Nippon Chemicon Corp | Capacitor and manufacturing method of capacitor |
-
2014
- 2014-08-22 JP JP2014169678A patent/JP2016046387A/en active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04326505A (en) * | 1991-04-25 | 1992-11-16 | Elna Co Ltd | Case for electrolytic capacitor and its machining method |
JPH1022177A (en) * | 1996-07-05 | 1998-01-23 | Hitachi Aic Inc | Capacitor in case |
JP2003173942A (en) * | 2001-12-06 | 2003-06-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Aluminum electrolytic capacitor and its manufacturing method |
US20060168787A1 (en) * | 2003-07-15 | 2006-08-03 | Epcos Ag | Process for manufacturing an electrochemical cell and an electrochemical cell |
JP2005303062A (en) * | 2004-04-13 | 2005-10-27 | Rubycon Corp | Electrolytic capacitor and electrolytic solution for driving the same |
JP2007103533A (en) * | 2005-09-30 | 2007-04-19 | Nippon Chemicon Corp | Manufacturing method of electrolytic capacitor |
JP2008109074A (en) * | 2006-09-29 | 2008-05-08 | Nippon Chemicon Corp | Electrolytic capacitor |
JP2013077651A (en) * | 2011-09-29 | 2013-04-25 | Nippon Chemicon Corp | Capacitor and manufacturing method of capacitor |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10468204B2 (en) | Capacitor and manufacturing method therefor | |
JP5920650B2 (en) | Electricity storage element | |
JP5945904B2 (en) | Method for manufacturing power storage element | |
US8501346B2 (en) | Rechargeable battery | |
US9263825B2 (en) | Electric wire terminal connection structure and intermediary cap used for the same | |
JP6529806B2 (en) | Secondary battery and assembled battery | |
WO2006051938A1 (en) | Chip type aluminum electrolytic capacitor | |
KR102071435B1 (en) | Energy storage device and conductive member | |
JP2012164637A (en) | Electric storage element | |
JPWO2017115854A1 (en) | Power storage device and method for manufacturing power storage device | |
JP6224582B2 (en) | Fastening structure | |
WO2017047738A1 (en) | Terminal-equipped electrical wire and wiring module | |
JP2010123648A (en) | Electricity accumulation unit | |
JP4590911B2 (en) | battery | |
JP4830946B2 (en) | Electrolytic capacitor | |
JP4946493B2 (en) | Film capacitor | |
JP2016046388A (en) | Capacitor and method of manufacturing the same | |
JP2016046387A (en) | Capacitor | |
JP2008218560A (en) | Aluminum electrolytic capacitor | |
JP6390266B2 (en) | Capacitor manufacturing method | |
JPH07326550A (en) | Electronic part and manufacture | |
JP2008210823A (en) | Lead wire and electronic component including the same | |
JP6222424B2 (en) | Electrolytic capacitor | |
JP6354450B2 (en) | Capacitor and manufacturing method thereof | |
JP2018152483A (en) | Capacitor and manufacturing method thereof |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170802 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180515 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180717 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180731 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20190212 |