JP2016045119A - 3次元位置測定システム及び3次元位置測定方法 - Google Patents

3次元位置測定システム及び3次元位置測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】受信対象の超音波と同じ周波数成分を含むノイズの発生する環境下において、3次元位置の測定精度を向上させる。
【解決手段】超音波発信機が発信した超音波を3以上の超音波受信機で受信し、3以上の超音波受信機に対する超音波の到達時間情報に基づき超音波発信機の3次元位置を演算する一方、超音波受信機で受信する超音波の周波数成分から外れた周波数成分を含む音波を1以上の音波受信機で受信し、超音波の受信タイミングにおいて、超音波発信機が発信した超音波を超音波受信機で受信しかつこの超音波の周波数成分から外れた周波数成分を含む音波を音波受信機で受信したと判定すると、超音波受信機がノイズを受信したと判定して、3次元位置の演算を禁止する。
【選択図】 図11

Description

本発明は、超音波を利用して測位対象の3次元位置を測定する技術に関する。
超音波を使った測定対象の3次元位置測定技術については、例えば特許文献1などに開示されている。
特許文献1に代表される従来技術では、例えば、超音波タグ等の測位対象から発信される超音波を、測位空間内に設置した3以上の超音波受信機にて受信する。その際、超音波が発信されてから(超音波の発信指令を受信してから)各超音波受信機に超音波が到達するまでの到達時間をそれぞれ計測し、これら到達時間から、三角測量の要領で測位対象からそれぞれの超音波受信機までの距離情報を求める。そして、これら距離情報をもとに測位対象の3次元位置を求める。
特開2005−292129号公報
ところで、3次元位置測定を行う空間は、できるだけ超音波受信機が測定対象から発信される超音波を受信しやすいように騒音源が干渉しないような環境が望ましい。しかし、そのような環境であっても、空間内あるいは周辺で突発的なノイズが発生することがある。このようなノイズが、超音波発信機が発信する超音波と同じ周波数帯域の超音波成分を含む場合、3次元位置測定システムは誤った位置データを出力してしまう。
すなわち、超音波受信機がノイズに含まれる超音波成分を超音波発信機からの信号と誤判断すると、この誤判断した超音波成分の受信タイミングと超音波発信指令の受信タイミングとの時間差(到達時間に相当)から測位対象までの距離を計算してしまう。その結果、実際とは異なる3次元位置演算の結果が出力されてしまう。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、受信対象の超音波と同じ周波数成分を含むノイズの発生する環境下において、3次元位置の測定精度を向上させるのに好適な3次元位置測定システム及び3次元位置測定方法を提供することを目的としている。
〔形態1〕 上記目的を達成するために、形態1の3次元位置測定システムは、超音波発信機の発信する超音波を受信する3以上の超音波受信機と、3以上の超音波受信機に対する超音波の到達時間情報に基づき超音波発信機の3次元位置を演算する3次元位置演算部と、超音波受信機で受信する超音波の周波数成分から外れた周波数成分を含む音波を受信する1以上の音波受信機と、超音波の受信タイミングにおいて、超音波受信機が超音波を受信しかつ音波受信機が音波を受信したと判定すると、超音波受信機がノイズを受信したと判定するノイズ判定部と、を備え、3次元位置演算部は、ノイズ判定部がノイズを受信したと判定すると、ノイズを受信時の到達時間情報に基づく3次元位置の演算を禁止する。
このような構成であれば、超音波の受信タイミングにおいて、超音波受信機が超音波を受信しかつ音波受信機が超音波受信機で受信する超音波の周波数成分から外れた周波数成分を含む音波を受信した場合に、超音波受信機がノイズを受信したと判定して、ノイズを受信時の到達時間情報に基づく3次元位置の演算を禁止することが可能となる。
これによって、超音波受信機が、受信すべき超音波ではなく、この超音波の周波数成分を含むノイズを受信してしまった場合でも、ノイズを受信時の3次元位置の演算を禁止することが可能となる。その結果、誤った3次元位置データの混入を防ぎ、3次元位置の測定精度を向上することができるという効果が得られる。
ここで、上記到達時間情報は、到達時間そのものでもよいし、到達時間を測定するタイマのカウント値など、到達時間に換算できる値などでもよい。
〔形態2〕 更に、形態2の3次元位置測定システムは、形態1の構成に対して、超音波受信機と音波受信機とを一体に設けた。
このような構成であれば、超音波受信機と音波受信機とが一体に設けられていることから、受信用のマイクロフォンを共通化する、又は両者の距離を短くすることが可能となる。
これによって、音波受信機への音波(ノイズ)の到達時間と、超音波受信機への音波(ノイズ)の到達時間との時間差をゼロ又は小さくすることが可能となり、超音波受信機がノイズを受信したことを、より高精度に検出することができるという効果が得られる。
〔形態3〕 更に、形態3の3次元位置測定システムは、形態1の構成に対して、超音波受信機と音波受信機とを別体に設けた。
このような構成であれば、複数の超音波受信機に対して1の音波受信機を設ける構成としたり、既存の3次元位置測定システムに対して音波受信機を追加することで既存の超音波受信機を無駄にしたりすることなくシステムを構築することなどが可能となる。
これによって、超音波受信機と音波受信機とを1対1で設ける構成や、既存の超音波受信機の代わりに、超音波受信機と音波受信機とが一体構成となった機器を新規に設ける場合と比較して、コストを低減することができるという効果が得られる。
〔形態4〕 更に、形態4の3次元位置測定システムは、形態1乃至3のいずれか1の構成に対して、音波受信機は、少なくとも可聴周波数帯域の周波数成分を含む音波を受信するように構成されている。
超音波受信機の受信する超音波の周波数成分から外れた周波数成分を含む音波としては、例えば、ダンボールからガムテープを剥がすときに発生する音波や、人が手を叩いたときに発生する音波などノイズ音として発生する音波である場合が多い。
従って、音波受信機を、可聴周波数帯域の周波数成分を含む音波を受信する構成とすることで、ノイズ音を精度良く検出することができるという効果が得られる。
〔形態5〕 更に、形態5の3次元位置測定システムは、形態4の構成に対して、音波受信機は、音波を受信するマイクロフォンとして、ECM(Electrlet Condenser Microphone)を備え、ECMを用いて、可聴周波数帯域の音波のみを受信するように構成した。
このような構成であれば、比較的安価なECMによって、超音波受信機の受信する超音波の周波数成分を含むと推定されるノイズ音を受信(検出)することが可能となる。
これによって、音波受信機にかかるコストを低減することができるという効果が得られる。
〔形態6〕 更に、形態6の3次元位置測定システムは、形態4の構成に対して、音波受信機は、音波を受信するマイクロフォンとして、広域受信型のマイクロフォンを備え、広域受信型のマイクロフォンを用いて、可聴周波数帯域及び超音波の周波数帯域を含む広周波数帯域の音波を受信するように構成した。
このような構成であれば、超音波受信機の受信する超音波の周波数成分を含むノイズを、より確実に受信(検出)することが可能となる。
これによって、音波受信機がノイズ音を受信し、かつ、超音波受信機が正規の超音波を受信した場合に、ノイズ音に正規の超音波成分が含まれていない場合は、3次元位置の演算を禁止せずに実施することが可能となる。その結果、3次元位置の演算を不必要に禁止することを防ぐことが可能となり、3次元位置の測定精度をより向上することができるという効果が得られる。
〔形態7〕 上記目的を達成するために、形態7の3次元位置測定方法は、超音波発信機の発信した超音波を3以上の超音波受信機で受信し、3以上の超音波受信機に対する前記超音波の到達時間情報に基づき超音波発信機の3次元位置を演算する一方、超音波受信機で受信する超音波の周波数成分から外れた周波数成分を含む音波を1以上の音波受信機で受信し、超音波の受信タイミングにおいて、超音波受信機が超音波を受信しかつ音波受信機が音波を受信したと判定すると、超音波受信機がノイズを受信したと判定して、ノイズを受信時の到達時間情報に基づく3次元位置の演算を禁止する。
これによって、形態1の3次元位置測定システムと同等の作用及び効果が得られる。
第1実施形態の第1の3次元位置測定システム1の構成例を示すブロック図である。 主制御装置2の構成例を示すブロック図である。 演算装置5の構成例を示すブロック図である。 第1実施形態の超音波受信機6及び可聴音受信機8の配設構成の一例を示す斜視図である。 (a)は、論理演算回路53の構成例を示す回路図であり、(b)は、(a)の論理演算回路53の真理値表を示す図である。 (a)は、超音波70の音圧波形の一例を示す模式図であり、(b)は、(a)の音圧波形の中心周波数成分を示す模式図であり、(c)は、(b)の中心周波数成分の感度を閾値と比較した模式図である。 アクティブ・タグ7の構成例を示すブロック図である。 可聴音受信機8の構成例を示すブロック図である。 (a)は、可聴音80の音圧波形の一例を示す図であり、(b)は、(a)の音圧波形の周波数成分を示す図であり、(c)は、可聴音80の周波数成分の感度が第1閾値以上となる超音波70の中心周波数成分を有する一例を示す図である。 (a)は、可聴音受信機8で受信する可聴域成分の一例を示す図であり、(b)は、ECM81によって、可聴音80の周波数成分から可聴域を検出する一例を示す図である。 3次元位置測定処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態の第2の3次元位置測定システム9の構成例を示すブロック図である。 第2実施形態の超音波受信機6及び可聴音受信機8の配設構成の一例を示す斜視図である。
(第1実施形態)
(構成)
本発明の第1実施形態に係る第1の3次元位置測定システム1は、図1に示すように、主制御装置2と、副制御装置3と、呼出装置4と、第1及び第2演算装置5A及び5Bと、第1〜第m超音波受信機6−1〜6−mと、第1〜第Nアクティブ・タグ7−1〜7−Nと、第1〜第m可聴音受信機8−1〜8−mとを含んで構成される。
第1実施形態において、図1中のn及びmは「3≦n,3≦m,n=m」の自然数であり、Nは3以上の自然数である。なお、図1の構成例では、アクティブ・タグの数(N)が3以上となっているが、3以上に限らず、1又は2としてもよい。また、図1の構成例では、演算装置の数が2となっているが、この構成に限らず、超音波受信機及び可聴音受信機の数に応じて1又は3以上としてもよい。
また、第1実施形態において、主制御装置2と副制御装置3とは、例えば、RS232Cの通信プロトコルに対応するケーブルで接続され、RS232Cの通信プロトコルに従ってデータの送受信を行うように構成されている。
また、副制御装置3と、呼出装置4、第1及び第2演算装置5A及び5Bとは、例えば、RS485の通信プロトコルに対応するケーブルでカスケード接続され、RS485の通信プロトコルに従ってデータの送受信を行うように構成されている。
また、第1演算装置5Aと、第1〜第n超音波受信機6−1〜6−n、及び第1〜第n可聴音受信機8−1〜8−nとは、例えば、RS485の通信プロトコルに対応するケーブルで接続され、RS485の通信プロトコルに従ってデータの送受信を行うように構成されている。同様に、第2演算装置5Bと、第(n+1)〜第m超音波受信機6−(n+1)〜6−m、及び第(n+1)〜第m可聴音受信機8−(n+1)〜8−mとは、例えば、RS485の通信プロトコルに対応するケーブルで接続され、RS485の通信プロトコルに従ってデータの送受信を行うように構成されている。
以下、区別する必要が無い場合に、第1及び第2演算装置5A及び5Bを、単に「演算装置5」と称する場合があり、第1〜第m超音波受信機6−1〜6−mを、単に「超音波受信機6」と称する場合がある。加えて、第1〜第Nアクティブ・タグ7−1〜7−Nを、単に「アクティブ・タグ7」と称する場合があり、第1〜第m可聴音受信機8−1〜8−mを、単に「可聴音受信機8」と称する場合がある。
主制御装置2は、図2に示すように、第1のCPU(Central Processing Unit)20と、マウスやキーボード等の入力装置21と、ハードディスク等の記憶装置22と、RS232Cインターフェースに対応する第1データ通信装置23とを含んで構成されている。
主制御装置2は、更に、第1のCPU20によってプログラムを実行することで実現される各機能部として、図2に示すように、基本情報設定部201と、制御部202と、3次元位置演算部203とを備えている。
基本情報設定部201は、入力装置21を介したユーザからの入力情報に基づき、超音波の発信指令を出すアクティブ・タグ7のID番号や発信の間隔、発信指令の順番などの基本情報を設定する機能を有している。なお、基本情報は、記憶装置22に記憶される。
制御部202は、基本情報設定部201で設定した基本情報に基づき測位開始指令等の制御指令を、第1データ通信装置23を介して副制御装置3に送信する機能を有している。
3次元位置演算部203は、呼出装置4、副制御装置3及び第1データ通信装置23を介して、演算装置5からの測位対象のアクティブ・タグ7に対する各超音波受信機6への超音波の到達時間情報を受信する。そして、受信した到達時間情報に基づき、測位対象のアクティブ・タグ7の3次元位置を演算する機能を有している。
具体的に、3次元位置演算部203は、受信した到達時間情報の示す到達時間のうち、任意の3つの超音波受信機6に対する、同一のアクティブ・タグ7から発信された超音波70の到達時間t1,t2,t3を選択する。そして、選択した到達時間t1,t2,t3に基づき、アクティブ・タグ7と各3つの超音波受信機6との間の距離L1,L2,L3を演算する。
ここで、超音波の伝搬速度Vは既知であるので、3次元位置演算部203は、各到達時間t1,t2,t3に伝搬速度Vを乗算することで、距離L1,L2,L3を演算する。
次に、距離L1,L2,L3に基づき、三角測量の要領で、下式(1)〜(3)に基づき、アクティブ・タグ7の3次元位置(3次元座標)(x,y,z)を演算する。具体的には、下式(1)〜(3)の連立方程式を解いて、半径L1,L2,L3の3つの球の交点を求める。この交点の座標位置が、アクティブ・タグ7の3次元位置となる。
(x1−x)2+(y1−y)2+(z1−z)2=L12 ・・・(1)
(x2−x)2+(y2−y)2+(z2−z)2=L22 ・・・(2)
(x3−x)2+(y3−y)2+(z3−z)2=L32 ・・・(3)
なお、上式(1)〜(3)において、(x1,y1,z1)、(x2,y2,z2)及び(x3,y3,z3)は、選択した3つの超音波受信機6の3次元位置である。ここで、測位空間内に配設された超音波受信機6の3次元位置は、測位空間内のある位置(例えば、建物の4隅のうちの1つ)を基準にして設定された既知の情報である。
また、3次元位置演算部203は、呼出装置4、副制御装置3及び第1データ通信装置23を介して、演算装置5からの演算実施判定フラグを受信する。そして、受信した演算実施判定フラグに基づき、3次元位置の演算処理の実施を制限する機能を有している。
具体的に、3次元位置演算部203は、演算実施判定フラグが「0」である場合に、この演算実施判定フラグに対応する超音波受信期間に対する3次元位置の演算を禁止し、演算実施判定フラグが「1」である場合に、3次元位置の演算を許可する。なお、演算実施判定フラグについての詳細は後述する。
図1に戻って、副制御装置3は、図示しないが、CPUと、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)とを含むコンピュータシステムと、RS485インターフェースに対応するデータ通信装置と、操作ボタン等の入力装置とを備えている。そして、データ通信装置を介して入力される主制御装置2からの各種指令に応じて、システムを構成する各機器の動作を制御する機能を有している。
具体的に、副制御装置3は、主制御装置2からの測位開始指令に応じて、測位の区切りとなるタイミング信号を生成し、生成したタイミング信号を、データ通信装置を介して、呼出装置4と、演算装置5とにそれぞれ送信する機能を有している。
また、副制御装置3は、呼出装置4及びデータ通信装置を介して受信した、演算装置5からの到達時間情報や演算実施判定フラグ等の情報を、データ通信装置を介して主制御装置2に送信する機能を有している。
呼出装置4は、図示しないが、CPUと、RAMと、ROMと、を含むコンピュータシステムと、RS485インターフェースに対応するデータ通信装置と、操作ボタン等の入力装置と、電波発信機とを備えている。そして、データ通信装置を介して入力された副制御装置3からのタイミング信号をトリガとして、予め基本情報として設定されたアクティブ・タグ7のID番号等に基づき、電波発信機によって、アクティブ・タグ7の個別のID番号を含む呼出電波40を発信する機能を有している。なお、呼出装置4は、呼出電波40の周波数帯域として、例えば、315[MHz]又は2.4[GHz]を使用することが可能となっている。
第1演算装置5Aは、副制御装置3からのタイミング信号をトリガとして、該タイミング信号を受信してから第1〜第n超音波受信機6−1〜6−nが第1〜第Nアクティブ・タグ7−1〜7−Nのいずれか1の発信した超音波70を受信するまでの時間を測定する機能を有している。
第2演算装置5Bは、副制御装置3からのタイミング信号をトリガとして、該タイミング信号を受信してから第(n+1)〜第m超音波受信機6−(n+1)〜6−mが第1〜第Nアクティブ・タグ7−1〜7−Nのいずれか1の発信した超音波70を受信するまでの時間を測定する機能を有している。
以下、第1及び第2演算装置5A及び5Bが、タイミング信号を受信してから次のタイミング信号を受信するまでの期間を「超音波受信期間」と称する場合がある。
具体的に、第1及び第2演算装置5A及び5Bは、図3に示すように、第2のCPU50と、タイマ51と、第1メモリ52と、論理演算回路53と、RS485インターフェースに対応する第2データ通信装置54とを含んで構成されている。
第1及び第2演算装置5A及び5Bは、更に、第2のCPU50によってプログラムを実行することで実現される各機能部として、図3に示すように、到達時間測定部501と、フラグ設定部502と、データ送信部503とを備えている。
到達時間測定部501は、タイミング信号の受信タイミングでタイマ51をリセットすると共にタイマ51によるカウントを開始する。そして、超音波受信機6からの超音波70を受信したことを示す超音波受信通知の各受信タイミングに応じて、タイマ51のカウント値を取得する。到達時間測定部501は、取得した各カウント値を測定時間に換算して到達時間を求め、この到達時間情報を測位対象のアクティブ・タグ7のID番号と超音波受信通知の送信元の超音波受信機6のID番号とに対応付けて第1メモリ52に記憶する。ここで、超音波受信通知には、その送信元の超音波受信機6のID番号が含まれている。
なお、タイマ51のカウント値を測定時間に換算したものを到達時間情報とする構成としたが、この構成に限らず、カウント値そのものを到達時間情報とする構成としてもよい。
フラグ設定部502は、超音波受信機6からの超音波受信通知と、可聴音受信機8からの可聴音80を受信したことを示す可聴音受信通知とを受信する。そして、受信した超音波受信通知及び可聴音受信通知に基づき、演算実施判定フラグを設定する機能を有している。ここで、可聴音受信通知には、その送信元の可聴音受信機8のID番号が含まれている。
具体的に、フラグ設定部502は、1回の超音波受信期間内において、超音波受信通知を受信した場合は、各超音波受信機6に対して予め設定された超音波受信判定フラグのうち該当するものを「1」に設定する。また、1回の超音波受信期間内において、超音波受信通知を受信しなかった場合は該当する超音波受信判定フラグを「0」に設定する(例えば、初期値「0」のままとする)。
一方、1回の超音波受信期間内において、可聴音受信通知を受信した場合は、各可聴音受信機8に対して予め設定された可聴音受信判定フラグのうち該当するものを「1」に設定する。また、1回の超音波受信期間内において、可聴音受信通知を受信しなかった場合は該当する可聴音受信判定フラグを「0」に設定する(例えば、初期値「0」のままとする)。
第1実施形態において、第1〜第m超音波受信機6−1〜6−m及び第1〜第m可聴音受信機8−1〜8−mは、図4に示すように、例えば、内部に測位空間を有する建物100の天井100Cに所定間隔を空けて配設されている。
図4に示すように、第1実施形態では、第1〜第m超音波受信機6−1〜6−mと、これら第1〜第m超音波受信機6−1〜6−mと同数の第1〜第m可聴音受信機8−1〜8−mとが、天井100Cに配設されている。加えて、各超音波受信機6の近傍(図4では右横)に、末尾の数字が同じ可聴音受信機8がそれぞれ配設されている。即ち、超音波受信機6と可聴音受信機8とを一対一に対応付けて配設している。
なお、アクティブ・タグ7から発信される超音波70の到達距離は比較的短い(例えば、5[m]〜7[m])。そのため、第1〜第m超音波受信機6−1〜6−m及び第1〜第m可聴音受信機8−1〜8−mは、建物100の天井100Cの高さに応じて、天井100Cに直接的に固定して配設する構成としてもよいし、天井100Cからワイヤー等によって吊り下げて配設する構成としてもよい。
また、天井100Cに配設する構成に限らず、地面にポールを立てて、第1〜第m超音波受信機6−1〜6−m及び第1〜第m可聴音受信機8−1〜8−mを、ポールの上端に固定して配設する構成とするなど他の構成としてもよい。
以上説明した配設構成であるため、第1実施形態のフラグ設定部502は、例えば、第1超音波受信機6−1からの超音波受信通知と第1可聴音受信機8−1からの可聴音受信通知との組といったように、一対一に対応付けられた超音波受信機6と可聴音受信機8との組毎に超音波受信判定フラグ及び可聴音受信判定フラグの設定処理を行う。
また、1回の超音波受信期間において、少なくとも3以上の超音波受信機6及び可聴音受信機8からの受信通知を受信するため、1回の超音波受信期間において、複数の超音波受信判定フラグ及び可聴音受信判定フラグの組が設定されることになる。
そのため、第1実施形態のフラグ設定部502は、複数の超音波受信判定フラグ及び可聴音受信判定フラグの値の組合せの多数決をとり、最も多い組合せの値に対応する入力信号を、論理演算回路53に入力して演算実施判定フラグを設定(演算)するようになっている。
なお、多数決とする構成に限らず、例えば、可聴音受信判定フラグが「1」に設定されているものが1組でもあった場合に、可聴音受信判定フラグを「1」に確定する構成とするなど他の構成としてもよい。
また、例えば、超音波受信判定フラグ及び可聴音受信判定フラグの各組に対する演算実施判定フラグをそれぞれ求めて、これら演算実施判定フラグの論理積又は論理和を演算して、その演算結果を最終的な演算実施判定フラグの値とする構成としてもよい。または、複数の演算実施判定フラグの値の多数決をとり、最も多い値を、最終的な演算実施判定フラグの値とする構成としてもよい。
フラグ設定部502は、多数決によって決定された、超音波受信判定フラグの「0」、「1」に対応する論理「0」、「1」の入力信号Aと、可聴音受信判定フラグの「0」、「1」に対応する論理「0」、「1」の入力信号Bとを、論理演算回路53に入力する。
ここで、論理演算回路53は、図5(a)に示すように、NOT回路53aと、AND回路53bとを備える。NOT回路53aの入力端子には、可聴音受信判定フラグの値(論理値)を示す入力信号Bが入力され、NOT回路53aの出力端子はAND回路53bの有する2つの入力端子の一方の入力端子に接続されている。また、AND回路53bの他方の入力端子には、超音波受信判定フラグの値(論理値)を示す入力信号Aが入力される。そして、AND回路53bの出力端子からは、演算実施判定フラグの値(論理値)を示す出力信号Cが出力される。
すなわち、AND回路53bの入力端子には、入力信号Aと、入力信号BをNOT回路53aで論理反転した反転信号NBとが入力され、AND回路53bの出力端子からは、入力信号Aと反転信号NBとの論理積を示す出力信号Cが出力される。
具体的に、論理演算回路53は、図5(b)の真理値表に示すように、入力信号Aが論理「0」で、入力信号Bが論理「0」及び「1」のときに、出力信号Cが論理「0」となる。また、入力信号Aが論理「1」で、入力信号Bが論理「1」のときに、反転信号NBが論理「0」となるため、出力信号Cが論理「0」となる。そして、入力信号Aが論理「1」で、入力信号Bが論理「0」のときに、反転信号NBが論理「1」となるため、出力信号Cが論理「1」となる。
すなわち、フラグ設定部502は、1回の超音波受信期間内において、超音波受信通知及び可聴音受信通知の双方を受信した場合に、超音波受信機6が、超音波70の周波数成分を含むノイズを受信したと判定するように構成されている。そして、ノイズを受信したと判定すると、主制御装置2において、3次元位置の演算処理が実施されないように、演算実施判定フラグを「0」に設定する。
なお、演算実施判定フラグの設定は、論理演算回路53のようにハードウェアを用いて設定する構成に限らず、ソフトウェアを用いて行ってもよい。
フラグ設定部502は、設定した演算実施判定フラグをデータ送信部503に出力する。
データ送信部503は、演算実施判定フラグが「0」の場合、この演算実施判定フラグのみを、データ通信装置を介して主制御装置2に送信する。一方、演算実施判定フラグが「1」の場合、この演算実施判定フラグに加えて、第1メモリ52に記憶した各到達時間情報を、データ通信装置を介して主制御装置2に送信する。
図1に戻って、第1〜第m超音波受信機6−1〜6−mは、超音波受信用のマイクロフォンを備え、第1〜第Nアクティブ・タグ7−1〜7−Nから発信される超音波70を受信する機能を有している。
ここで、アクティブ・タグ7の発信する超音波70は、例えば、図6(a)に示す音圧波形を有しており、図6(b)に示すように、中心周波数である40[kHz]の周波数成分がピークとなる特性を有している。なお、図6(b)〜(c)中の横軸及び縦軸は対数軸となっている。
また、第1実施形態の第1〜第m超音波受信機6−1〜6−mは、各々の受信した超音波をフィルタリングして、40[kHz]の中心周波数を有する超音波のみを受信(検出)するように構成されている。即ち、本実施形態の超音波受信機は、予め設定した周波数(ここでは40[kHz])にピークを持ち、予め設定した出力(感度)以上の超音波のみを受信するようにフィルタリングを行っている。
具体的に、第1〜第m超音波受信機6−1〜6−mは、図6(c)に示すように、超音波を受信すると、受信した超音波の中心周波数(40[kHz])の周波数成分の感度が、予め設定した第1閾値以上であるか否かを判定する。そして、第1閾値以上であると判定した場合に、第1〜第Nアクティブ・タグ7−1〜7−Nから発信された超音波70を受信したと判定し、自己のID番号を含む超音波受信通知を演算装置5に送信するように構成されている。
また、第1〜第m超音波受信機6−1〜6−mは、1回の超音波受信期間内に超音波70を受信しなかった場合も、超音波受信通知を送信しないように構成されている。
ここで、感度とは、超音波受信用のマイクロフォンの、受信した超音波に対する電気信号の出力レベル(出力信号電圧)である。超音波受信用のマイクロフォンは、マイクロフォン・アンプを備えているため、厳密にはマイクロフォン・アンプの出力信号レベルとなる。
一方、第1〜第m超音波受信機6−1〜6−mは、各々の受信した超音波の予め設定した周波数成分(中心周波数成分)の感度が第1閾値未満であると判定した場合に、超音波70を受信していないと判定し、超音波受信通知を送信しないように構成されている。
図1に戻って、第1〜第Nアクティブ・タグ7−1〜7−Nは、携帯型のタグであり、各々が異なるユーザ(測位対象者)に携帯されている。
アクティブ・タグ7は、図7に示すように、電波受信機71と、第3のCPU72と、第2メモリ73と、超音波発信機74とを含んで構成されている。
電波受信機71は、呼出装置4から発信した呼出電波40を受信すると共に受信した呼出電波40に含まれるID番号を抽出する。そして、抽出したID番号を第3のCPU72に出力する。
第3のCPU72は、電波受信機71から入力されたID番号が第2メモリ73に予め記憶されているID番号と一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合に、超音波発信機74に超音波70の発信指令を出力する。
ここで、第1〜第Nアクティブ・タグ7−1〜7−Nは、各々がユニークなID番号を内部の第2メモリ73に記憶している。
超音波発信機74は、第3のCPU72からの発信指令に応じて、予め設定した中心周波数(例えば、40[kHz])を有する超音波70を発信する。
図1に戻って、第1〜第m可聴音受信機8−1〜8−mの各々は、ノイズ発生源から発信される少なくとも可聴周波数帯域(以下、「可聴域」と称する場合がある)の周波数成分を含む音波を受信する機能を有している。
ここで、ノイズ発生源としては、建物100内(測位空間内)で作業する作業員などが該当する。例えば、作業員が手を叩く音や、ダンボールからガムテープを剥がす音などは、可聴周波数成分に加えて超音波70の中心周波数成分を含む比較的広域の周波数成分を含んでいる。
具体的に、第1実施形態の可聴音受信機8は、図8に示すように、ECM(Electrlet Condenser Microphone)81と、A/D変換器82と、第4のCPU83と、第3メモリ84と、第3データ通信装置85とを含んで構成されている。
ECM81は、公知のエレクトレット・コンデンサ・マイクロフォンであり、受信音波を電気信号(音響信号)に変換するコンデンサ・マイク部と、電気信号を増幅するマイク・アンプ部とを備えている。ECM81は、コンデンサ・マイク部を構成する2つの電極のいずれか一方にエレクトレット素子の薄膜を形成した構造を有している。
また、ECM81のコンデンサ・マイク部(振動系)は、可聴域の音波を高感度に受信するように可聴周波数帯域に共振周波数が設定されている。
ここで、測位空間が、通常時には騒音等の発生しない静音環境である場合、可聴音80は、恒常的に発生するものでは無く、測位空間内又はその近くにおいて突発的に発生するノイズである場合が多い。このような可聴音80は、例えば、図9(a)に示すように、インパルス状の音圧波形となる。このようなインパルス状の音波は、図9(b)に示すように、可聴域(20[Hz]〜20[kHz])及び超音波70の中心周波数帯域を含む広域に渡る周波数成分を含む音波となる。なお、図9(b)〜(c)中の横軸及び縦軸は対数軸となっている。
従って、超音波受信機6では、図9(c)に示すように、可聴音80に含まれる40[kHz]の周波数成分の感度が第1閾値以上である場合に、受信した可聴音80を超音波70として誤検出してしまう。
そこで、第1実施形態では、このような超音波70の周波数成分を含む恐れのある可聴音80を可聴音受信機8で受信するようにした。そして、可聴音受信機8で可聴音80を受信した場合に、超音波受信機6で超音波70を受信したと判定しても、超音波受信機6がノイズを受信したと判断して、3次元位置の演算処理を実施しないようにしている。
特に、第1実施形態では、可聴音80が超音波70の中心周波数成分を含んでいない場合でも、可聴音80を受信した場合に、超音波受信機6がノイズを受信したと判断して、3次元位置の演算処理を実施しないようにしている。
そのため、第1実施形態の可聴音受信機8は、ECM81を用いて、図10(a)に示すように、可聴音80における可聴域の周波数成分のみを受信するように構成されている。なお、図10(a)〜(b)中の横軸及び縦軸は対数軸となっている。
A/D変換器82は、マイク・アンプ部から出力される受信音波の電気信号をA/D変換して、そのデジタルの電圧値を第4のCPU83に出力する機能を有している。
第4のCPU83は、A/D変換器82から入力されたデジタルの電圧値(可聴周波数成分の感度(信号レベル))と、第3メモリ84に予め記憶された第2閾値とを比較し、可聴周波数成分の感度が第2閾値以上であると判定した場合に、可聴音80を受信したと判定する。なお、第1実施形態では、可聴周波数帯域であればどの周波数帯の感度であっても第2閾値以上であると判定した場合に可聴音80を受信したと判定する。そして、自己のID番号を含む可聴音受信通知を、第3データ通信装置85を介して、演算装置5に対して送信する。ここで、第2閾値は、予め設定した信号レベル以上の可聴音を受信したことを判定するための閾値であり、超音波受信機6が誤検出しない程度のノイズを省くための閾値である。
第4のCPU83は、例えば、図10(b)に示すように、受信した音波の共振周波数成分(4[kHz])が第2閾値以上であると判定したときに、可聴音80を受信したと判定する。
一方、第4のCPU83は、受信音波の可聴周波数成分の感度が第2閾値未満であると判定した場合に、可聴音80を受信していないと判定する。そして、可聴音受信通知を、演算装置5に対して送信しないようになっている。
なお、第2閾値と比較する構成に限らず、可聴周波数帯域の音波を受信したと判定した場合に、その感度(信号レベル)に関係なく、可聴音80を受信したと判定する構成としてもよい。
(3次元位置測定処理)
次に、図7に基づき、第1の3次元位置測定システム1の3次元位置測定処理の処理手順の一例を説明する。
3次元位置測定処理が開始されると、図7に示すように、まず、ステップS1に移行し、主制御装置2によって、測位開始指令を副制御装置3に出力して、ステップS2に移行する。
ステップS2では、副制御装置3によって、タイミング信号を呼出装置4及び演算装置5に対して出力して、ステップS3に移行する。
ステップS3では、副制御装置3からのタイミング信号をトリガとして、呼出装置4において呼出電波40が発信され、ステップS4に移行する。ステップS4では、副制御装置3からのタイミング信号をトリガとして、演算装置5において時間計測が開始され、ステップS5に移行する。
ステップS5では、演算装置5において、各超音波受信期間における超音波受信機6からの超音波受信通知の受信の有無に基づき、超音波70を受信したか否かを判定する。そして、受信したと判定した場合(Yes)は、超音波受信判定フラグを「1」に設定して、ステップS6に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、超音波受信判定フラグを「0」に設定して、ステップS8に移行する。
ステップS6に移行した場合は、演算装置5において、各超音波受信期間における可聴音受信機8からの可聴音受信通知の受信の有無に基づき、可聴音80を受信したか否かを判定する。そして、受信しなかったと判定した場合(No)は、可聴音受信判定フラグを「0」に設定する。これにより、超音波受信判定フラグが「1」、可聴音受信判定フラグが「0」となり、論理「1」の入力信号A及び論理「0」の入力信号Bが論理演算回路53に入力されて論理「1」の出力信号Cが得られるので、演算実施判定フラグを「1」に設定する。更に、設定した演算実施判定フラグ「1」と、第1メモリ52に記憶された到達時間情報とを、主制御装置2に送信する。その後、ステップS7に移行する。
一方、ステップS6において、可聴音80を受信したと判定した場合(Yes)は、可聴音受信判定フラグを「1」に設定する。これにより、超音波受信判定フラグが「1」、可聴音受信判定フラグが「1」となり、論理「1」の入力信号A及び論理「1」の入力信号Bが論理演算回路53に入力されて論理「0」の出力信号Cが得られるので、演算実施判定フラグを「0」に設定する。そして、設定した演算実施判定フラグ「0」の情報のみを、主制御装置2に送信する。その後、ステップS9に移行する。
また、ステップS6において、可聴音80を受信しなかったと判定してステップS7に移行した場合は、主制御装置2において、演算実施判定フラグが「1」であるので、演算装置5からの到達時間情報に基づき、測位対象のアクティブ・タグ7の3次元位置の演算処理を実施する。そして、演算して得られた3次元位置情報を記憶装置22に記憶して、ステップS10に移行する。
また、ステップS5において超音波70を受信しなかったと判定してステップS8に移行した場合は、演算装置5において、各超音波受信期間における可聴音受信機8からの可聴音受信通知の有無に基づき、可聴音80を受信したか否かを判定する。そして、受信したと判定した場合(Yes)は、可聴音受信判定フラグを「1」に設定する。これにより、超音波受信判定フラグが「0」、可聴音受信判定フラグが「1」となり、論理「0」の入力信号A及び論理「1」の入力信号Bが論理演算回路53に入力されて論理「0」の出力信号Cが得られるので、演算実施判定フラグを「0」に設定する。更に、設定した演算実施判定フラグ「0」のみを、主制御装置2に送信する。その後、ステップS9に移行する。
また、ステップS8において、可聴音80を受信しなかったと判定した場合(No)は、可聴音受信判定フラグを「0」に設定する。これにより、超音波受信判定フラグが「0」、可聴音受信判定フラグが「0」となり、論理「0」の入力信号A及び論理「0」の入力信号Bが論理演算回路53に入力されて論理「0」の出力信号Cが得られるので、演算実施判定フラグを「0」に設定する。更に、設定した演算実施判定フラグ「0」のみを、主制御装置2に送信する。その後、ステップS9に移行する。
ステップS9に移行した場合は、主制御装置2において、演算実施判定フラグが「0」であるので、この演算実施判定フラグに対応する測位対象のアクティブ・タグ7の3次元位置の演算処理を実施せずに、ステップS10に移行する。
ステップS10では、副制御装置3において、測位が終了したか否かを判定し、終了したと判定した場合(Yes)は、一連の処理を終了し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS2に移行する。
(動作)
次に、図1〜図11を参照して、第1実施形態の第1の3次元位置測定システム1の動作を説明する。
電源が投入され第1の3次元位置測定システム1の各機器が起動し、主制御装置2の入力装置21を介してユーザからの測位開始指示が入力されると、主制御装置2は、記憶装置22に記憶された基本情報を読み出し、読み出した基本情報に基づき測位開始指令を生成する。そして、生成した測位開始指令を、副制御装置3に出力する。副制御装置3は、主制御装置2からの測位開始指令に応じて、タイミング信号を生成し、生成したタイミング信号を、呼出装置4及び演算装置5にそれぞれ出力する。これによって、呼出装置4は、タイミング信号をトリガとして、測位対象のアクティブ・タグ7のID番号を含む呼出電波40を発信する。また、演算装置5は、タイミング信号をトリガとして、タイマ51をリセットすると共にカウントを開始して到達時間の測定を開始する。
一方、アクティブ・タグ7は、電波受信機71を介して、呼出電波40を受信すると、受信した呼出電波40を復調して、ID番号を抽出する。そして、抽出したID番号が自己の第2メモリ73に記憶されたID番号と一致するか否かを判定し、一致すると判定すると、超音波発信機74によって、超音波70を発信する。
アクティブ・タグ7は、測位対象者が携帯しており、測位対象者が移動することでアクティブ・タグ7も移動するようになっている。
超音波受信機6は、アクティブ・タグ7の発信した超音波70を受信すると、まず、受信した超音波70の中心周波数成分(40[kHz]成分)の感度と、第1閾値とを比較する。ここでは、中心周波数成分の感度が第1閾値以上であるとして、超音波受信機6は、超音波受信通知を演算装置5に出力する。
ここでは、1回の超音波受信期間T1内において、例えば、第1〜第3超音波受信機6−1〜6−3、第8〜第10超音波受信機6−8〜6−10で超音波70が受信され、これらからの超音波受信通知が、第1演算装置5Aに入力されたとする。
第1演算装置5Aは、各超音波受信通知の受信タイミングに応じて、タイマのカウント値を取得し、取得したカウント値を到達時間に換算して、換算した到達時間情報を、アクティブ・タグ7のID番号と、各超音波受信通知の送信元の超音波受信機6のID番号とに対応付けて第1メモリ52に記憶する。
一方、同じ超音波受信期間T1内において、第1演算装置5Aに、第1〜第3可聴音受信機8−1〜8−3、第8〜第10可聴音受信機8−8〜8−10からの可聴音受信通知が入力されなかったとする。
この場合、第1演算装置5Aは、多数決によって、超音波受信判定フラグを「1」に確定し、可聴音受信判定フラグを「0」に確定する。そして、論理演算回路53のAND回路53bに入力信号Aとして論理「1」の信号を入力し、NOT回路53aに入力信号Bとして論理「0」の信号を入力する。これによって、論理「1」の出力信号Cが得られるので、第1演算装置5Aは、演算実施判定フラグを「1」に設定する。そして、設定した演算実施判定フラグ「1」と、第1メモリ52に記憶された各到達時間情報とを、主制御装置2に送信する。
主制御装置2は、演算実施判定フラグ「1」及び各到達時間情報を受信すると、3次元位置演算処理を実施する。具体的に、受信した各到達時間情報のうちから、任意の3つの超音波受信機6に対応する到達時間情報を選択する。
ここでは、第1超音波受信機6−1、第8超音波受信機6−8及び第3超音波受信機6−3に対応する到達時間情報を選択したとする。
主制御装置2は、選択した到達時間情報の示す到達時間と既知の超音波の伝搬速度Vとから、測位対象のアクティブ・タグ7と、第1超音波受信機6−1との間の距離L1、第8超音波受信機6−8との間の距離L2、及び第3超音波受信機6−3との間の距離L3を算出する。
これにより、例えば、L1=2.0[m]、L2=1.7[m]、L3=1.0[m]が得られたとする。
主制御装置2は、上式(1)〜(3)に基づき、第1超音波受信機6−1の座標値(x1,y1,z1)を中心とした半径2.0[m]の球と、第8超音波受信機6−8の座標値(x2,y2,z2)を中心とした半径1.7[m]の球と、第3超音波受信機6−3の座標値(x1,y1,z1)を中心とした半径1.0[m]の球との交点の座標(x,y,z)を求める。
そして、交点の座標(x,y,z)を、測位対象のアクティブ・タグ7の3次元位置として、測位対象のアクティブ・タグ7のID番号、測位時刻情報等に対応付けて記憶装置22に記憶する。
一方、他の1回の超音波受信期間T2内において、例えば、第1〜第3超音波受信機6−1〜6−3、第8〜第10超音波受信機6−8〜6−10で超音波70が受信され、これらからの超音波受信通知が、第1演算装置5Aに入力されたとする。
また、同じ超音波受信期間T2内において、測位空間内の作業員がダンボールからガムテープを剥がすなどして、第1〜第3可聴音受信機8−1〜8−3、第8〜第10可聴音受信機8−8〜8−10で可聴音80が受信され、これらからの可聴音受信通知が、第1演算装置5Aに入力されたとする。
この場合、第1演算装置5Aは、多数決によって、超音波受信判定フラグを「1」に確定し、可聴音受信判定フラグを「1」に確定する。そして、論理演算回路53のAND回路53bに入力信号Aとして論理「1」の信号を入力し、NOT回路53aに入力信号Bとして論理「1」の信号を入力する。これによって、論理「0」の出力信号Cが得られるので、第1演算装置5Aは、演算実施判定フラグを「0」に設定する。そして、設定した演算実施判定フラグ「0」のみを、主制御装置2に送信する。
主制御装置2は、演算実施判定フラグ「0」を受信すると、3次元位置演算処理を実施せずに、3次元位置演算処理を実施しなかったことを示す情報(例えば、座標値(0,0,0))を、測位対象のアクティブ・タグ7のID番号、測位時刻情報等に対応付けて記憶装置22に記憶する。
以上、第1実施形態の第1の3次元位置測定システム1は、1回の超音波受信期間内において、超音波受信機6で超音波70を受信し、かつ、可聴音受信機8で可聴音80を受信しなかった場合に、測位対象の3次元位置の演算処理を実施することが可能である。
また、1回の超音波受信期間内において、超音波受信機6で超音波70を受信し、かつ、可聴音受信機8で可聴音80を受信した場合に、超音波70の周波数成分を含むノイズを受信したと判定する。この場合に、主制御装置2において、測位対象の3次元位置の演算処理を実施しないようにする(禁止する)ことが可能である。
以上の構成によって、測位空間内で超音波70の中心周波数成分を含むノイズが発生した場合に、測位対象の3次元位置の演算処理の実施を禁止することができるので、誤った3次元位置を演算するのを防止することが可能となる。
また、可聴音受信機8を、ECMによって、可聴域の音波のみを受信又は可聴域の音波を高感度に受信する構成とし、かつ、可聴音80を受信したと判定した場合に、その超音波の周波数成分に関係なく、3次元位置の演算処理を実施しない構成とした。これにより、可聴音80に含まれる超音波の周波数成分まで検出する構成と比較して、可聴音受信機8にかかるコストを低減することが可能となる。
また、超音波受信機6と同数の可聴音受信機8を、超音波受信機6の近くに、超音波受信機6と可聴音受信機8とを一対一に対応させて配設する構成としたので、各超音波受信機6に対する可聴音80の検出精度を向上することが可能となる。
ここで、可聴音受信機8は、音波受信機に対応し、フラグ設定部502及び論理演算回路53は、ノイズ判定部に対応する。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る第2の3次元位置測定システム9について説明する。
第2の3次元位置測定システム9は、2以上の超音波受信機6に対して1の可聴音受信機8を対応付けて備えている点が上記第1実施形態の第1の3次元位置測定システム1と異なる。それ以外については、上記第1実施形態の第1の3次元位置測定システム1と同様の構成を有している。
以下、上記第1実施形態と異なる部分を詳細に説明し、同じ部分は同じ符号を付して適宜説明を省略する。
第2の3次元位置測定システム9は、図12に示すように、主制御装置2と、副制御装置3と、呼出装置4と、第1及び第2演算装置5A及び5Bと、第1〜第m超音波受信機6−1〜6−mと、第1〜第Nアクティブ・タグ7−1〜7−Nと、第1〜第j可聴音受信機8−1〜8−jとを含んで構成される。第2実施形態において、図12中のn及びmは「3≦n,3≦m,n=m」の自然数であり、Nは3以上の自然数である。また、i及びjは「i<n、j<m、i=j」の自然数である。
なお、図12に示す構成例では、アクティブ・タグの数(N)が3以上となっているが、3以上に限らず、1又は2としてもよい。また、図12に示す構成例では、演算装置5の数が2となっているが、この構成に限らず、超音波受信機6及び可聴音受信機8の数に応じて1又は3以上としてもよい。
第2実施形態において、第1〜第m超音波受信機6−1〜6−m及び第1〜第j可聴音受信機8−1〜8−jは、図13に示すように、第1〜第m超音波受信機6−1〜6−mと、これら第1〜第m超音波受信機6−1〜6−mよりも少ない数の第1〜第j可聴音受信機8−1〜8−jとが、天井100Cに配設されている。図13の例では、3つの超音波受信機6に対して1つの可聴音受信機8が対応するように配設されている。
具体的に、3つの超音波受信機6から最短かつ等距離となる位置に1つの可聴音受信機8が配設されている。すなわち、3つの超音波受信機6に対して1つの可聴音受信機8を対応付けて配設している。
なお、超音波受信機6と可聴音受信機8とは、3対1の構成に限らず、2対1又は4以上対1など他の構成としてもよい。
以上説明した配設構成であるため、第2実施形態のフラグ設定部502は、例えば、第1超音波受信機6−1〜6−3からの3つの超音波受信通知と第1可聴音受信機8−1からの1つの可聴音受信通知との組といったように、3対1に対応付けられた超音波受信機6と可聴音受信機8との組毎に超音波受信判定フラグ及び可聴音受信判定フラグの設定処理を行う。
このように、組毎に3つの超音波受信判定フラグ及び1つの可聴音受信判定フラグの設定処理を行うため、上記第1実施形態と同様に、1回の超音波受信期間において、複数の超音波受信判定フラグ及び可聴音受信判定フラグの組が設定されることになる。
そのため、第2実施形態のフラグ設定部502は、組毎に3つの超音波受信判定フラグの値の多数決をとり、最も多い値を代表値に設定する。次に、代表値と可聴音受信判定フラグの値の組合せの多数決をとり、最も多い組合せの値に対応する入力信号を、論理演算回路53に入力して演算実施判定フラグを設定(演算)するようになっている。
なお、多数決とする構成に限らず、例えば、可聴音受信判定フラグが「1」に設定されているものが1組でもあった場合に、可聴音受信判定フラグを「1」に確定する構成とするなど他の構成としてもよい。
また、例えば、3つの超音波受信判定フラグ及び1つの可聴音受信判定フラグの各組に対する演算実施判定フラグをそれぞれ求めて、これら演算実施判定フラグの論理積又は論理和を演算して、その演算結果を最終的な演算実施判定フラグの値とする構成としてもよい。または、複数の演算実施判定フラグの値の多数決をとり、最も多い値を、最終的な演算実施判定フラグの値とする構成としてもよい。
以上、第2実施形態の第2の3次元位置測定システム9は、超音波受信機6の総数よりも少ない総数の可聴音受信機8を配設すると共に、複数の超音波受信機6から最短かつ等距離となる位置に1の可聴音受信機8を配設する構成とした。これにより、超音波受信機6と可聴音受信機8とを1対1に対応させて配設する構成と比較して、可聴音受信機8にかかるコストを低減することが可能となる。
ここで、可聴音受信機8は、音波受信機に対応し、フラグ設定部502及び論理演算回路53は、ノイズ判定部に対応する。
(変形例)
(1)上記第1実施形態では、超音波受信機6と可聴音受信機8とを別体とする構成としたが、この構成に限らない。超音波受信機6と可聴音受信機8とを一体構成としてもよい。この構成であれば、超音波受信機6と可聴音受信機8との距離をゼロ又は最短とすることが可能となり、ノイズの検出精度を向上することが可能となる。
(2)上記各実施形態では、可聴音受信機8として、可聴周波数帯域で高感度となる狭帯域型のマイクロフォン(ECM81)を用いて、可聴周波数帯域の音波のみを受信(検出)する構成としたがこの構成に限らない。例えば、可聴周波数帯域及び超音波周波数帯域を含む広い周波数範囲で一定感度を有する広帯域型のマイクロフォンを用いて広帯域の音波を受信する構成としてもよい。この構成であれば、例えば、高速フーリエ変換によって、目的の超音波成分の他に可聴音域が含まれているか否かを判定できるので、ノイズをより高精度に検出することが可能となり、3次元位置の演算処理を無用に禁止するといったことを低減することが可能となる。その結果、3次元位置の測定精度をより向上することが可能となる。
(3)上記各実施形態では、最終的なノイズ判断の結果を示す情報としての演算実施判定フラグを主制御装置2に送信する構成としたが、この構成に限らない。例えば、超音波受信機6と可聴音受信機8の組合せ毎に演算実施判定フラグを設定すると共に、これら複数の演算実施判定フラグと各到達時間情報とを主制御装置2に送信する。そして、主制御装置2側で複数の演算実施判定フラグの値に基づき演算処理を実施するか否かを判定する構成としてもよい。
(4)上記各実施形態では、RS232C及びRS485の通信プロトコルを用いて各機器をデータ通信可能に接続する構成としたが、この構成に限らず、例えば、TCP/IP等の他の通信プロトコルを用いて各機器を接続する構成としてもよい。
また、上記各実施形態は、本発明の好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、上記の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。また、上記の説明で用いる図面は、図示の便宜上、部材ないし部分の縦横の縮尺は実際のものとは異なる模式図である。
また、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
1 第1の3次元位置測定システム
2 主制御装置
5 演算装置
6 超音波受信機
7 アクティブ・タグ
8 可聴音受信機
9 第2の3次元位置測定システム
51 論理演算回路
70 超音波
80 可聴音
81 ECM
203 3次元位置演算部
502 フラグ設定部

Claims (7)

  1. 超音波発信機の発信する超音波を受信する3以上の超音波受信機と、
    3以上の前記超音波受信機に対する前記超音波の到達時間情報に基づき前記超音波発信機の3次元位置を演算する3次元位置演算部と、
    前記超音波受信機で受信する超音波の周波数成分から外れた周波数成分を含む音波を受信する1以上の音波受信機と、
    前記超音波の受信タイミングにおいて、前記超音波受信機が前記超音波を受信しかつ前記音波受信機が前記音波を受信したと判定すると、前記超音波受信機がノイズを受信したと判定するノイズ判定部と、を備え、
    前記3次元位置演算部は、前記ノイズ判定部が前記ノイズを受信したと判定すると、前記ノイズを受信時の前記到達時間情報に基づく前記3次元位置の演算を禁止することを特徴とする3次元位置測定システム。
  2. 前記超音波受信機と前記音波受信機とを一体に設けたことを特徴とする請求項1に記載の3次元位置測定システム。
  3. 前記超音波受信機と前記音波受信機とを別体に設けたことを特徴とする請求項1に記載の3次元位置測定システム。
  4. 前記音波受信機は、少なくとも可聴周波数帯域の周波数成分を含む音波を受信するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の3次元位置測定システム。
  5. 前記音波受信機は、前記音波を受信するマイクロフォンとして、ECM(Electrlet Condenser Microphone)を備え、前記ECMを用いて、可聴周波数帯域の音波のみを受信するように構成したことを特徴とする請求項4に記載の3次元位置測定システム。
  6. 前記音波受信機は、前記音波を受信するマイクロフォンとして、広域受信型のマイクロフォンを備え、前記広域受信型のマイクロフォンを用いて、前記可聴周波数帯域及び超音波の周波数帯域を含む広周波数帯域の音波を受信するように構成したことを特徴とする請求項4に記載の3次元位置測定システム。
  7. 超音波発信機の発信した超音波を3以上の超音波受信機で受信し、3以上の前記超音波受信機に対する前記超音波の到達時間情報に基づき前記超音波発信機の3次元位置を演算する一方、前記超音波受信機で受信する超音波の周波数成分から外れた周波数成分を含む音波を1以上の音波受信機で受信し、前記超音波の受信タイミングにおいて、前記超音波受信機が前記超音波を受信しかつ前記音波受信機が前記音波を受信したと判定すると、前記超音波受信機がノイズを受信したと判定して、前記ノイズを受信時の到達時間情報に基づく前記3次元位置の演算を禁止することを特徴とする3次元位置測定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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