JP2016044557A - ポンプ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、給水装置に係わり、特に家庭用井戸水ポンプの運転制御に関する。小水量の漏水発生状態あるいは小水量の水の使用において、繰り返し運転されるポンプ装置の温度上昇を防ぐ方法が考慮されていない。【解決手段】水を取り込む吸込口と、水を吐き出す吐出口と、水に運動量を与える羽根車と、該羽根車を内部に取り付けたケーシングと、前記羽根車を回転させるモーターと、前記ケーシングの外壁に取り付けられ、前記ケーシングの温度を検知する温度検知手段と、前記モーターを制御する制御部と、を具備したポンプ装置において、前記温度検知手段が検知する温度が所定以上上昇したときには、前記モーターの運転サイクルにおける運転時間の割合を通常運転動作時よりも小さくすることを特徴とするポンプ装置。【選択図】 図1
Description
本発明は、主に家庭用井戸で使用されるポンプ装置に関する。
特許文献1には、インバータ装置の温度を検知し、インバータ装置周辺部品の熱による破損を防止するため、運転制御を切りえるポンプ装置が開示されている。
また、特許文献2には、漏水により頻繁に起動、停止を繰り返す環境化において、漏水を検知するための運転制御行うことにより、単位時間あたりの起動回数を減らしたポンプ装置が開示されている。
これら従来の技術では、漏水の量あるいは使用される水の量によっては、ポンプ装置の繰り返し運転動作が原因となるケーシング内で発生する摩擦熱の発生については考慮されていない。
流量検知手段があれば、流量が検知されない程度の小量の水が流れている状態で圧力が低下することにより運転開始し、所定圧になって停止するといった動作は検知可能であり、運転を停止したり警告を表示したりすることは簡単である。また、ファンに代表される冷却手段を設けることも、小型かつ安価なニーズもある家庭用の井戸ポンプ装置においては、コスト的に不利となり課題である。
また、取扱説明書等に最小流量を規定したとしても、実使用環境で最小流量を下回って稼動される様々なケースが想定される。例えば、配管の施工不良、老朽化、止水パッキン類の劣化、蛇口の閉じ忘れ、あるいは意図的に小水量を使用した場合である。その状態のポンプ装置は、運転→停止が繰り返されることとなり、これが長時間続くと摩擦熱の発生により、装置の温度が上昇し、機能停止またはパッキン等の部品の損傷あるいは劣化につながる可能性があり、ケーシング内の水温あるいは間接的にその温度上昇を検知して装置保護を目的とした適切な制御を行うことが望まれる。
また、ポンプ装置の保護を目的とし、所定の温度以上となれば装置を停止させ、所定の温度より十分低い温度以下となると自動的に運転を再開させる方法もあるが、温度が下がるまでは装置は動かないので、水が出ないといった問題が発生する。通常、ポンプ装置は蛇口のある場所と離れているため、ポンプ装置が保護の為に一時的に動作を停止していることは知りえないため、ユーザが故障と誤解する可能性がある。また、サービスマンが出張して調査しても原因の特定が困難である場合もあり、ユーザーには不信感を与えることとなる。
保守契約等を結ぶことはまれな家庭用井戸ポンプ装置においては、その都度サービスマンの出張料、技術料等が発生し、ユーザーに負担をかけてしまうことになる。あるいは、原因が特定できず、ユーザーから代品交換など要求される可能性がある。その場合、販売店、据付業者、サービスマンに負担をかけることとなる。以上のように、明らかな装置の異常でなければ、可能な限りポンプ装置を停止させないこととポンプ装置の状態を外部へ知らしめることが課題となる。
請求項1のポンプ装置は、水を取り込む吸込口と、水を吐き出す吐出口と、水に運動量を与える羽根車と、該羽根車を内部に取り付けたケーシングと、前記羽根車を回転させるモーターと、前記ケーシングの外壁に取り付けられ、前記ケーシングの温度を検知する温度検知手段と、前記モーターを制御する制御部と、を具備したポンプ装置において、前記温度検知手段が検知する温度が所定以上上昇したときには、前記モーターの運転サイクルにおける運転時間の割合を通常運転動作時よりも小さくすることを特徴とする。
請求項2のポンプ装置は、水を取り込む吸込口と、水を吐き出す吐出口と、水に運動量を与える羽根車と、該羽根車を内部に取り付けたケーシングと、前記羽根車を回転させるモーターと、前記ケーシングの吐き出し側の水圧を検知する圧力検知手段と、前記ケーシングの外壁に取り付けられ、前記ケーシングの温度を検知する温度検知手段と、前記モーターを制御する制御部と、を具備したポンプ装置において、前記温度検知手段が検知する温度が所定以上上昇したときには、前記圧力検知手段で検知される水圧が通常運転動作時よりも小さくなったときに、前記モーターの運転サイクルにおける運転を再開することを
本発明によれば、ポンプ装置の吐き出し側の流量を検知する流量検知手段を具備しなくとも、吐き出し側圧力とケーシングの温度上昇を検知することによりポンプ装置が小水量で運転されていることを推定可能であることと、温度上昇を抑制した運転制御に切り替えることが可能であることから、ファンに代表される冷却手段を必要とせず制御も不要であるため、ポンプ装置の製造コストを低くすることができる。
以下、本発明の一実施例について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、一実施例のポンプ装置の構成概要を示す。ここで示すポンプ装置の本体は、制御用コントローラ3、操作コントローラ4、モーター10、モーター10よって回転し水に運動量を与える羽根車13、羽根車13を覆うケーシング11、ケーシング11の外壁に取り付けられるサーミスタ30(温度検知装置)、揚水された水を取り込む吸込口1、吸込口1から揚水された水の逆流を防ぐ逆止弁12、取り込んだ水を吐き出す吐出口2、吐出し側の水圧を検知する圧力センサ6、使用水量の急変による圧力変化を緩和する圧力タンク5、ポンプ装置への給電を行う電源コード8、ポンプ装置を覆うポンプカバー9、を主たる構成部品としている。
図2は一実施例のポンプ装置のケーシング11および周辺部の断面図である。羽根車13は内部に放射状に溝が切ってある円盤状の形態であり、モーター10によって高速回転し、ケーシング11内に満たされている清水に過流を発生させることにより吸込口1を経て水を汲み上げつつ、吐出口2へ水を圧送し押し上げる。
図3は一実施例のポンプ装置の操作及び表示手段である操作コントローラ4の図である。ここで示す操作コントローラ4は、発光素子であるLEDの一種で、記号、数字、アルファベット等を表示することが可能な3桁の7セグメントLED22、ポンプ装置の運転開始及び停止を行う運転/停止スイッチ15、運転モードの選択を行う運転モードスイッチ16、選択されたモード毎に発光する圧力一定モードLED18および標準モードLED19、運転圧力の選択を行う圧力設定スイッチ17、選択された圧力設定毎に発光する圧力設定"高い"LED20および圧力設定"標準"LED21、ポンプ装置の異常停止状態からの復帰を行うリセットスイッチ14から構成される。
図4は、ポンプ装置の制御ブロック図を示す。
サーミスタ30は温度センサであり、ポンプ装置のケーシング11の温度を検出し、その出力信号は制御部34のA/D変換器へ入力され、デジタルデータに変換された結果は最終的にRAMへ格納される。制御部34はあらかじめROM内にデータとして設定されている複数の温度閾値データとRAMに格納されている変換結果の値を比較することにより、低温、高温等の温度異常の判定を行い、必要に応じて、表示手段へ警告表示させたり、自動的にモーター10を停止あるいは駆動させたりする。圧力センサ31は吐出し側の水圧を検出する手段であり、検出結果は電気信号として制御部34へ入力され、制御部34は、圧力変化に応じて自動的に駆動回路36を介しモーター10の回転数を変化させ、吐出し圧力が一定あるいは所定の圧力となるよう制御する。また、必要に応じて表示手段へ警告表示、検出した圧力値を表示させる。電流センサ31はモーター10に流れる電流を検知し、検出結果は電気信号として制御部34へ入力され、制御部34は電流値を監視し、所定の電流値以上となるとモーター10を保護する為、モーター10の回転数を抑える。
次にホールIC32はモーター10の回転子の位置検出に用いられるが、単位時間当たりの出力信号のエッジをカウントすることにより、速度即ち回転数が得られる。制御部34は最適な回転数となるよう駆動回路36を介し、モーター10を制御する。
次に操作・表示手段33は、図2の説明で述べたが、操作コントローラの形態となっており、制御部34からの信号に応じて、表示手段へポンプ装置の状態を表示する。また、操作手段であるスイッチを押すことにより制御部34へ入力される信号レベルは変化し、制御部34はスイッチの状態を検知することが可能である。
制御部34は、CPU,ROM,RAM,タイマ,A/D変換器等を内蔵するワンチップマイクロコンピュータ35、モーター10を駆動する駆動回路36、モーター10に流れる電流を検出する電流センサ31、及び周辺回路から構成される。ポンプ装置の制御内容または閾値データはプログラムデータとして、ワンチップマイクロコンピュータ35のROMへ格納されている。
また、EEPROM37はデータを電気的に消去、書き込みが可能なROMであり、ワンチップマイクロコンピュ−タ35は通信インターフェースを介し、操作・表示手段33で設定した情報をデータとして書き込みを行うことで記憶し、または記憶されているデータを読み出すことが可能である。
次に本実施例のポンプ装置を図5、図6を用いて更に詳細に説明する。
図5は、ポンプ装置の運転動作を検知圧力とモーターの回転で表現した図であり、上段は漏水が無く、水を使用した後蛇口が完全に閉じた状態のポンプ装置の動作である。
(1)装置に電源が投入され、検知圧力Pが起動開始圧Ps以下であるため、ポンプ装置が起動開始し、モーターが回りだす。
(2)モーターの回転数Nが上昇するにつれ、検知圧力Pも上昇し、制御圧Ptまで上昇したら、圧力の安定待ち状態となる。
(3)所定の時間、制御圧Pt以上の状態が続いたら減速処理へ移行する。
(4)減速処理では、モーター停止時の音や振動といった現象を回避するために徐々に回転数を下げてからモーターを停止する。
(5)制御圧Pt以上を保ったまま停止状態となる。
(1)装置に電源が投入され、検知圧力Pが起動開始圧Ps以下であるため、ポンプ装置が起動開始し、モーターが回りだす。
(2)モーターの回転数Nが上昇するにつれ、検知圧力Pも上昇し、制御圧Ptまで上昇したら、圧力の安定待ち状態となる。
(3)所定の時間、制御圧Pt以上の状態が続いたら減速処理へ移行する。
(4)減速処理では、モーター停止時の音や振動といった現象を回避するために徐々に回転数を下げてからモーターを停止する。
(5)制御圧Pt以上を保ったまま停止状態となる。
検知圧力Pが起動開始圧Psを下回らない限り、停止状態がずっと続く。
下段は、小量の漏水あるいは小量の水の使用状態におけるポンプ装置の繰り返し運転動作を表現している。
(1)小量の漏水あるいは小量の水の使用で、検知圧力は徐々に低下し、検知圧力Ps<起動開始圧Psとなり、ポンプ装置が起動開始し、モーターが回りだす。
(2)モーターの回転数Nが上昇するにつれ、検知圧力Pも上昇し、制御圧Ptまで上昇したら、圧力の安定待ち状態となる。
(3)所定の時間、制御圧Pt以上の状態が続いたら減速処理へ移行する。
(4)減速処理では、モーター停止時の音や振動といった現象を回避するために徐々に回転数を下げてからモーターを停止する。
(5)最初は制御圧Pt以上を保ったまま停止状態となるが、この場合は前記小水量が流れている状態なので、徐々に圧力が低下し再び(1)へ戻り、使用水量に変化がなければ以降繰り返されることとなる。また、停止時間は使用水量によって一定ではない。
(1)小量の漏水あるいは小量の水の使用で、検知圧力は徐々に低下し、検知圧力Ps<起動開始圧Psとなり、ポンプ装置が起動開始し、モーターが回りだす。
(2)モーターの回転数Nが上昇するにつれ、検知圧力Pも上昇し、制御圧Ptまで上昇したら、圧力の安定待ち状態となる。
(3)所定の時間、制御圧Pt以上の状態が続いたら減速処理へ移行する。
(4)減速処理では、モーター停止時の音や振動といった現象を回避するために徐々に回転数を下げてからモーターを停止する。
(5)最初は制御圧Pt以上を保ったまま停止状態となるが、この場合は前記小水量が流れている状態なので、徐々に圧力が低下し再び(1)へ戻り、使用水量に変化がなければ以降繰り返されることとなる。また、停止時間は使用水量によって一定ではない。
図6は、上段に通常運転動作の繰り返し動作の概略、下段に温度上昇を抑制した運転動作の繰り返しの概略及び温度変化の概略を示す。小水量の漏水発生あるいは小水量の水の使用時における繰り返し運転の概略である。モーターが回転開始してから停止を経て、次回のモーター回転開始までを1運転サイクルと定義する。下段は、温度上昇を抑制した運転の概略と制御によって期待されるケーシング11の温度変化概略を示す。上段に比べ、下段は1運転サイクルあたりの運転時間、即ちモーターの回転時間を短くしている。すなわち、温度上昇抑制運転動作時には、1運転サイクルの運転時間の割合を通常運転動作時よりも小さくしている。具体的には、図5に記載の安定時間を短くすることで実現している。これにより、通常運転に対し、ケーシング11内部で高速に回転数する羽根車13と流水、あるいはケーシング11壁面と流水に生じる摩擦熱の発生量が減らせる。更に、起動開始圧Psを引き下げ、Pdとする。本実施例ではPd=Ps−30kPaとして運転サイクルにおける停止時間を長くしている。これにより、モーター回転中に発生した摩擦熱の放熱量を多くすることで温度上昇を抑制している。以上の制御行うことにより、環境の温度上昇あるいはその他の異常による温度上昇が無ければ、ケーシング11の温度は図6の最下部に示すような温度変化を示し温度上昇は抑制されることは、実験結果より得られている。
図7は、通常運転かつ繰り返し運転動作中の温度上昇と判定タイミングを示す図である。運転開始時に現在の温度を基準温度TDn(n=1,2,3・・・)として保持する。次回の運転開始時まで現在の温度TとTDnの比較を行い、T-TDn≧5℃の条件が成立するか判定し、成立したら図6に示される温度上昇を抑制した運転に切り替える。しかしながら、使用水量によって温度上昇は一様ではなく、図7の上段のような挙動を示した場合は、うまく温度上昇を検知できず、温度が上昇し続けてしまう可能性がある。そこで、装置が電源が投入され、初めて起動開始する直前の温度Tsを記憶し、一定周期で温度上昇を検知することもあわせて行っている。基本的にTsは更新しないが、停止状態が長時間継続しているうちに気温上昇等の環境の温度上昇を捉えてしまう可能性があるため、図7の下段に示すように停止状態が30分経過する毎に更新している。
次に本実施例を実現するためのプログラムデータの概要を図8、図9、図10、図11を用いて説明する。
図8は、ポンプ装置の制御部34に搭載されたワンチップマイクロコンピュータ35のROMに組み込まれているポンプ装置の制御プログラムの概略である。図9は温度上昇検知処理の詳細を示す。図10及び図11はポンプ装置運転動作制御処理の詳細を示す。
まず、図8のポンプ装置の制御プログラムは、電源が立ち上がるとワンチップマイクロコンピュータ35にリセットがかかり、ROMに記録されているプログラムに従い動作を開始する。以下記号順に説明する。
(a1)は、初期化処理であり、マイクロコンピューターのI/Oポート設定、内蔵レジスタ設定、タイマ設定等を行う。また、ここでEEPROM37から圧力設定情報データの読み出しも行い、読み出したデータは所定のRAMにコピーされる。周期的な処理を行う為に、タイマを設定し動作を開始させる。
(a1)は、初期化処理であり、マイクロコンピューターのI/Oポート設定、内蔵レジスタ設定、タイマ設定等を行う。また、ここでEEPROM37から圧力設定情報データの読み出しも行い、読み出したデータは所定のRAMにコピーされる。周期的な処理を行う為に、タイマを設定し動作を開始させる。
また、温度によって変化するサーミスタからの入力電圧レベルを基準電圧と比較し、比較結果を数値として内臓レジスタに格納するA/D変換器の動作も開始させる。通常はリセット毎に1度だけ行われる。
(a2)は表示・設定手段に設けられているスイッチからの入力信号、圧力センサからの入力信号、電流センサ31からの入力信号等を一定周期で検知し、検知結果をそれぞれに用意されたRAMへ格納しているセンシング処理である。
(a3)温度上昇検知処理であり、A/D変換結果から得られた温度データを元に、温度上昇の判定を行う。詳細は図9に記載する。
(a4)ポンプ運転動作制御処理であり、センシング処理によって検知された各種センサの検知結果を元に、設定されている圧力となるよう、モーターを加減速する処理が行われる。詳細は図6に記載する。
(a5)は表示処理であり、操作・表示手段33に設けられた7セグメントLED22またはLEDを介し、それらを消灯または点灯させることにより、装置の状態、圧力値の表示等を表現する為の出力信号データを生成する。
(a2)は表示・設定手段に設けられているスイッチからの入力信号、圧力センサからの入力信号、電流センサ31からの入力信号等を一定周期で検知し、検知結果をそれぞれに用意されたRAMへ格納しているセンシング処理である。
(a3)温度上昇検知処理であり、A/D変換結果から得られた温度データを元に、温度上昇の判定を行う。詳細は図9に記載する。
(a4)ポンプ運転動作制御処理であり、センシング処理によって検知された各種センサの検知結果を元に、設定されている圧力となるよう、モーターを加減速する処理が行われる。詳細は図6に記載する。
(a5)は表示処理であり、操作・表示手段33に設けられた7セグメントLED22またはLEDを介し、それらを消灯または点灯させることにより、装置の状態、圧力値の表示等を表現する為の出力信号データを生成する。
図6において、(a2),(a3),(a4),(a5)は一定の周期を持って繰返し行われる処理である。
次に、図9の温度上昇検知処理の流れ図を説明する。
(b1)でポンプ装置が動作中か否かを判定する。具体的にはモーターが回転しているか否かである。回転中であればモーター10が回転中の比較的急峻な温度上昇を検知するために(b2)へ。停止状態であっても、水温の上昇をケーシング11に伝導する熱を検知しているため、温度のピークを見逃す恐れがあるので、停止状態での温度上昇も検知する必要があるので(b5)へ。
(b2)モーターが回転状態であれば、一定周期で判定処理を行うために、前回の処理から5秒経過したか否かの判定を行う。5秒未満であれば処理は終了し、5秒経過であれば(b3)へ。
(b3)現在の検知温度データTxと後述する運転制御処理で運転開始時に保持される運転開始時温度データTsとの差を求め、5℃以上の温度上昇があった場合(b4)へ。5℃以上の温度上昇がなければ処理は終了する。
(b4)運転中に所定の温度上昇があったので、通常運転制御から温度上昇を抑制した運転制御に切り替えるための要求フラグをセットすし、処理終了する。
(b5)運転、停止を繰り返しているポンプ装置の状態において、停止状態が30分経過したか否かの判定を行う。30分経過であれば(b6)へ。30分未満であれば(b7)へ。
(b6)停止状態が30分経過毎に、初回の運転開始時の温度データTbを現在の温度データTxに更新し、(b7)へ。これは、気温等の上昇を装置の温度上昇として検知してしまうのを防ぐためである。
(b7)一定周期で、初回の運転開始時の温度データTbと現在の温度データTxとの判定処理を行うために、前回の処理から5秒経過したか否かの判定を行う。5秒未満であれば処理は終了し、5秒経過であれば(b8)へ。
(b8)現在の検知温度データTxと後述する運転制御処理にて、初回の運転開始時に保持される運転開始時温度データTbとの差を求め、5℃以上の温度上昇があった場合(b4)へ。5℃以上の温度上昇がなければ処理は終了する。
(b1)でポンプ装置が動作中か否かを判定する。具体的にはモーターが回転しているか否かである。回転中であればモーター10が回転中の比較的急峻な温度上昇を検知するために(b2)へ。停止状態であっても、水温の上昇をケーシング11に伝導する熱を検知しているため、温度のピークを見逃す恐れがあるので、停止状態での温度上昇も検知する必要があるので(b5)へ。
(b2)モーターが回転状態であれば、一定周期で判定処理を行うために、前回の処理から5秒経過したか否かの判定を行う。5秒未満であれば処理は終了し、5秒経過であれば(b3)へ。
(b3)現在の検知温度データTxと後述する運転制御処理で運転開始時に保持される運転開始時温度データTsとの差を求め、5℃以上の温度上昇があった場合(b4)へ。5℃以上の温度上昇がなければ処理は終了する。
(b4)運転中に所定の温度上昇があったので、通常運転制御から温度上昇を抑制した運転制御に切り替えるための要求フラグをセットすし、処理終了する。
(b5)運転、停止を繰り返しているポンプ装置の状態において、停止状態が30分経過したか否かの判定を行う。30分経過であれば(b6)へ。30分未満であれば(b7)へ。
(b6)停止状態が30分経過毎に、初回の運転開始時の温度データTbを現在の温度データTxに更新し、(b7)へ。これは、気温等の上昇を装置の温度上昇として検知してしまうのを防ぐためである。
(b7)一定周期で、初回の運転開始時の温度データTbと現在の温度データTxとの判定処理を行うために、前回の処理から5秒経過したか否かの判定を行う。5秒未満であれば処理は終了し、5秒経過であれば(b8)へ。
(b8)現在の検知温度データTxと後述する運転制御処理にて、初回の運転開始時に保持される運転開始時温度データTbとの差を求め、5℃以上の温度上昇があった場合(b4)へ。5℃以上の温度上昇がなければ処理は終了する。
以上より、本実施例における処理内容は、モーター回転中による温度上昇と、運転と停止を複数回繰り返すうちに徐々に蓄積されていく温度上昇を検知し、どちらかの温度上昇が所定の値を超えたら、運転動作を切り替えるためのフラグをセットする。
また、図示はしていないが温度上昇を抑制した運転中は本処理は実行されず、再び運転切り替え要求フラグが立たないようにしている。
次に、図10のポンプ運転動作制御処理の流れ図を説明する。
(c1)現在の検知圧力Pxと起動開始圧力Ps-50kPaとを比較する。
Px≦Ps-50kPaであれば(c10)の処理へ。Px>Ps-50kPaであれば(c2)へ。
(c2)現在の温度データTxと温度上昇抑制運転解除温度閾値Tcとを比較する。Tx<Tcであれば(c10)の処理へ。Tx≧Tcであれば(c3)へ。
(c3)ポンプ装置が現在運転中か否かを判定する。停止中であれば(c4)の処理へ。運転中であれば(c12)へ。
(c4)ポンプ装置は停止中であるため、起動開始判定を行う。具体的には現在の圧力検知結果Pxと起動開始判定圧力値Psを比較する。Px>Psであれば起動開始せず処理は終了する。Px≦Psであれば起動開始するために(c5)の処理へ。
(c5)温度上昇が検知されていれば図7(b4)にてセットれる運転切り替え要求フラグを参照し、セットされていれば温度上昇を抑制した運転で起動するために(c13)へ。セットされていなければ通常の運転制御で起動するために(c6)へ。
(c6)ポンプ装置を通常運転で制御するために必要なタイマデータ値、制御圧力情報等を記憶先であるROMから参照する。その後(c7)へ。
(c7)停止状態であるモーターを回転開始させ、(c8)へ。
(c8)(c7)でモーター起動開始後、運転開始時の温度データTsを現在の温度データTxに更新する。
(c9)今回実行した起動処理が、ポンプ装置の電源が投入されてから初回の起動であれば、初回の運転開始時の温度データTbを現在の温度データTxに更新して処理終了する。
(c10)温度上昇検知処理でセットされる運転切り替え要求フラグをクリアし、(c11)へ。
(c11)温度上昇抑制運転中フラグをクリアし、(c3)へ。
(c10)及び(c11)は、温度上昇を抑制した運転中に、大きな圧力低下すなわちケーシング11を十分に冷却することが期待できる水の使用がされた、あるいは通常運転を行った場合の温度上昇が問題とならない温度まで温度が低下した場合、運転制御を通常の制御に戻す処理である。
(c12)は、後述する図9に示すポンプ運転動作制御処理内における装置が動作中の処理への分岐を示す。
(c13)ポンプ装置を温度上昇を抑制した運転で制御するために必要なタイマデータ値、制御圧力情報等を記憶先であるROMから参照する。その後(c14)へ。
(c14)温度上昇抑制運転中フラグをセットし(c15)へ。
(c15)温度上昇検知処理でセットされる運転切り替え要求フラグをクリアし、(c7)へ。
(c1)現在の検知圧力Pxと起動開始圧力Ps-50kPaとを比較する。
Px≦Ps-50kPaであれば(c10)の処理へ。Px>Ps-50kPaであれば(c2)へ。
(c2)現在の温度データTxと温度上昇抑制運転解除温度閾値Tcとを比較する。Tx<Tcであれば(c10)の処理へ。Tx≧Tcであれば(c3)へ。
(c3)ポンプ装置が現在運転中か否かを判定する。停止中であれば(c4)の処理へ。運転中であれば(c12)へ。
(c4)ポンプ装置は停止中であるため、起動開始判定を行う。具体的には現在の圧力検知結果Pxと起動開始判定圧力値Psを比較する。Px>Psであれば起動開始せず処理は終了する。Px≦Psであれば起動開始するために(c5)の処理へ。
(c5)温度上昇が検知されていれば図7(b4)にてセットれる運転切り替え要求フラグを参照し、セットされていれば温度上昇を抑制した運転で起動するために(c13)へ。セットされていなければ通常の運転制御で起動するために(c6)へ。
(c6)ポンプ装置を通常運転で制御するために必要なタイマデータ値、制御圧力情報等を記憶先であるROMから参照する。その後(c7)へ。
(c7)停止状態であるモーターを回転開始させ、(c8)へ。
(c8)(c7)でモーター起動開始後、運転開始時の温度データTsを現在の温度データTxに更新する。
(c9)今回実行した起動処理が、ポンプ装置の電源が投入されてから初回の起動であれば、初回の運転開始時の温度データTbを現在の温度データTxに更新して処理終了する。
(c10)温度上昇検知処理でセットされる運転切り替え要求フラグをクリアし、(c11)へ。
(c11)温度上昇抑制運転中フラグをクリアし、(c3)へ。
(c10)及び(c11)は、温度上昇を抑制した運転中に、大きな圧力低下すなわちケーシング11を十分に冷却することが期待できる水の使用がされた、あるいは通常運転を行った場合の温度上昇が問題とならない温度まで温度が低下した場合、運転制御を通常の制御に戻す処理である。
(c12)は、後述する図9に示すポンプ運転動作制御処理内における装置が動作中の処理への分岐を示す。
(c13)ポンプ装置を温度上昇を抑制した運転で制御するために必要なタイマデータ値、制御圧力情報等を記憶先であるROMから参照する。その後(c14)へ。
(c14)温度上昇抑制運転中フラグをセットし(c15)へ。
(c15)温度上昇検知処理でセットされる運転切り替え要求フラグをクリアし、(c7)へ。
以上より、本実施例における処理内容は、図9の温度上昇検知処理によってセットされるフラグの内容に応じて運転制御を切り替えて起動開始することを可能としている。 また、温度上昇検知処理にて基準温度となるTx,Tbの保持も行っている。
次に、図11は運転動作制御処理内の、ポンプ装置が動作中の場合の処理を示す。
(d1)図10(c12)からの分岐先であり、(d2)へ。
(d2)温度上昇抑制運転中フラグを参照し、既に温度上昇抑制運転状態であれば(d4)へ。そうでなければ(d3)へ。
(d3)運転切り替え要求フラグを参照し、切り替え要求があれば直ちに通常運転動作を中断するために(d13)へ。切り替え要求がなければ(d4)へ。
(d4)ポンプの運転動作が減速処理中であるか否か判定する。減速処理中であれば(d9)へ。そんでなければ(d5)へ。
(d5)は検知圧力Pxが所望する圧力、即ち制御圧力Ptとなるようにモーターに対する加減速指令を算出し制御を行うモーター加減速処理である。実行後は(d6)へ。
(d6)現在の検知圧力値Pxと目標とする圧力値Ptを比較する。Px≧Ptであれば(d7)へ。Px<Ptであれば、まだ圧力が上昇していないと判断し処理終了する。
(d7)検知圧力値Pxが目標圧Pt以上の状態が所定時間経過したか判定する。所定時間経過した場合は、水の使用が停止された可能性があるため、停止させる前の段階の減速処理へ移行させるために(d8)へ。所定時間経過してしない場合は処理終了する。
(d8)モーターの回転数を徐々に下げる減速処理を実行させるために、モーター減速処理要求フラグをセットし処理終了する。
(d9)モーターの回転数を徐々に下げ、(d10)へ。
(d10)現在の検知圧力値Pxと目標とする圧力値Ptを比較し、減速処理中の圧力低下を判定する。Px<Ptとなったら吐き出し側より水が使用されていると判断し、(d12)へ。Px≧Ptであれば(d11)へ。
(d11)Px≧Ptの状態で、所定の減速処理時間が経過したか判定する。
(d1)図10(c12)からの分岐先であり、(d2)へ。
(d2)温度上昇抑制運転中フラグを参照し、既に温度上昇抑制運転状態であれば(d4)へ。そうでなければ(d3)へ。
(d3)運転切り替え要求フラグを参照し、切り替え要求があれば直ちに通常運転動作を中断するために(d13)へ。切り替え要求がなければ(d4)へ。
(d4)ポンプの運転動作が減速処理中であるか否か判定する。減速処理中であれば(d9)へ。そんでなければ(d5)へ。
(d5)は検知圧力Pxが所望する圧力、即ち制御圧力Ptとなるようにモーターに対する加減速指令を算出し制御を行うモーター加減速処理である。実行後は(d6)へ。
(d6)現在の検知圧力値Pxと目標とする圧力値Ptを比較する。Px≧Ptであれば(d7)へ。Px<Ptであれば、まだ圧力が上昇していないと判断し処理終了する。
(d7)検知圧力値Pxが目標圧Pt以上の状態が所定時間経過したか判定する。所定時間経過した場合は、水の使用が停止された可能性があるため、停止させる前の段階の減速処理へ移行させるために(d8)へ。所定時間経過してしない場合は処理終了する。
(d8)モーターの回転数を徐々に下げる減速処理を実行させるために、モーター減速処理要求フラグをセットし処理終了する。
(d9)モーターの回転数を徐々に下げ、(d10)へ。
(d10)現在の検知圧力値Pxと目標とする圧力値Ptを比較し、減速処理中の圧力低下を判定する。Px<Ptとなったら吐き出し側より水が使用されていると判断し、(d12)へ。Px≧Ptであれば(d11)へ。
(d11)Px≧Ptの状態で、所定の減速処理時間が経過したか判定する。
所定時間経過すれば吐き出し側の水の使用は"0"あるいは極わずかと判断し(d13)へ。そうでなければ処理終了する。
(d12)モーター減速処理を中止するためにモーター減速処理要求フラグをクリアし、処理終了する。この場合は減速処理中に圧力が低下した、すなわち蛇口あるいはバルブ等が開かれ水が使用されたと推定されるため、再び目標とする圧力を得ようとし、Px≧Ptとなるようモーター加減速処理が行われることとなる。
(d13)モーターを停止させ、処理終了する。
(d12)モーター減速処理を中止するためにモーター減速処理要求フラグをクリアし、処理終了する。この場合は減速処理中に圧力が低下した、すなわち蛇口あるいはバルブ等が開かれ水が使用されたと推定されるため、再び目標とする圧力を得ようとし、Px≧Ptとなるようモーター加減速処理が行われることとなる。
(d13)モーターを停止させ、処理終了する。
以上のように、本実施例によれば、吐き出し側の流量を検知する流量検知手段を具備しなくとも、吐き出し側圧力とケーシング11の温度上昇を検知することによりポンプ装置が小水量で運転されていることを推定可能であることと、温度上昇を抑制した運転制御に切り替えることが可能であることから、ファンに代表される冷却手段を必要とせず制御も不要であり、ポンプ装置の製造コストを低くすることができる。
また、運転制御を温度上昇を抑えた運転制御に切り替えることで、熱による部品の破損あるいは劣化等のリスクを減らすことができる。更に、特に使用者によって様々な用途、幅広い使われ方をする家庭用井戸ポンプ装置においては、ポンプ装置を停止しにくくするということは吐き出し側経路の末端で、途切れることの無く水を使用できる環境を提供することとなり、使用者に対して使い勝手の良いポンプ装置となる。
また、温度上昇を抑制した運転に切り替わったことを表示手段を用いて表示することによって、使用者あるいはサービスマンはポンプ装置の状態を知ることが可能となるので、装置の故障診断や漏水の判定などが容易となり、その後の処置および作業コストの低減などのメリットを提供可能である。
また、他の実施形態として、ROMに固定値としてプログラムデータの一部に記憶されている、温度の検知周期のデータ、温度の閾値データ、温度上昇閾値、運転開始圧、制御圧等のデータをEEPEOM39へ記憶させ、データの値を必要に応じて操作・表示手段33を用いて変更し記憶可能とし、より最適な制御を提供することも可能である。
以上のように、吐き出し側の流量を検知する流量検知手段を設けなくとも、ケーシングに取り付けられたサーミスタの温度を検知することにより、ケーシング内に満たされる水温の変化も検知可能であることから、圧力検知手段から得られる吐き出し側圧力と、サーミスタから得られるケーシングの温度データを基準温度と比較することにより温度上昇を検知し、小水量の漏水が発生しているあるいは小水量の水が使用されている環境にあることを推定可能である。小水量の使用と判断された場合は、温度上昇を抑制した運転制御に切り替えることによりポンプ装置を停止状態としないことが可能なので、前記問題は解決される。また、表示手段により運転制御状態を表示することにより、装置の故障診断や漏水の判定などが容易となり、前記課題は解決される。
また、運転制御を温度上昇を抑えた運転制御に切り替えることで、熱による部品の破損あるいは劣化等のリスクを減らすことができる。
また、特に使用者によって様々な用途、幅広い使われ方をする家庭用井戸ポンプ装置においては、ポンプ装置を停止しにくくするということは
吐き出し側経路の末端で、途切れることの無く水を使用できる環境を提供することとなり、使用者に対して使い勝手の良いポンプ装置となる。
吐き出し側経路の末端で、途切れることの無く水を使用できる環境を提供することとなり、使用者に対して使い勝手の良いポンプ装置となる。
また、温度上昇を抑制した運転に切り替わったことを表示手段を用いて表示することによって、使用者あるいはサービスマンはポンプ装置の状態を知ることが可能となるので、装置の故障診断や漏水の判定などが容易となり、その後の処置および作業コストの低減などのメリットを提供可能である。
1.吸込口
2.吐出口
3.制御用コントローラ
4.操作コントローラ
5.圧力タンク
6.圧力センサ
7.アース線
8.電源コード
9.ポンプカバー
10.モーター
11.ケーシング
12.逆止弁
13.羽根車
14.リセットスイッチ
15.運転/停止スイッチ
16.運転モードスイッチ
17.圧力設定スイッチ
18.圧力一定モードLED
19.標準モードLED
20.圧力設定"高い"LED
21.圧力設定"標準"LED
22.7セグメントLED
30.サーミスタ
31.電流センサ
32.ホールIC
33.操作・表示手段
34.制御部
35.ワンチップマイクロコンピュータ
36.駆動回路
37.EEPROM
2.吐出口
3.制御用コントローラ
4.操作コントローラ
5.圧力タンク
6.圧力センサ
7.アース線
8.電源コード
9.ポンプカバー
10.モーター
11.ケーシング
12.逆止弁
13.羽根車
14.リセットスイッチ
15.運転/停止スイッチ
16.運転モードスイッチ
17.圧力設定スイッチ
18.圧力一定モードLED
19.標準モードLED
20.圧力設定"高い"LED
21.圧力設定"標準"LED
22.7セグメントLED
30.サーミスタ
31.電流センサ
32.ホールIC
33.操作・表示手段
34.制御部
35.ワンチップマイクロコンピュータ
36.駆動回路
37.EEPROM
Claims (5)
- 水を取り込む吸込口と、
水を吐き出す吐出口と、
水に運動量を与える羽根車と、
該羽根車を内部に取り付けたケーシングと、
前記羽根車を回転させるモーターと、
前記ケーシングの外壁に取り付けられ、前記ケーシングの温度を検知する温度検知手段と、
前記モーターを制御する制御部と、を具備したポンプ装置において、
前記温度検知手段が検知する温度が所定以上上昇したときには、前記モーターの運転サイクルにおける運転時間の割合を通常運転動作時よりも小さくすることを特徴とするポンプ装置。 - 水を取り込む吸込口と、
水を吐き出す吐出口と、
水に運動量を与える羽根車と、
該羽根車を内部に取り付けたケーシングと、
前記羽根車を回転させるモーターと、
前記ケーシングの吐き出し側の水圧を検知する圧力検知手段と、
前記ケーシングの外壁に取り付けられ、前記ケーシングの温度を検知する温度検知手段と、
前記モーターを制御する制御部と、を具備したポンプ装置において、
前記温度検知手段が検知する温度が所定以上上昇したときには、前記圧力検知手段で検知される水圧が通常運転動作時よりも小さくなったときに、前記モーターの運転サイクルにおける運転を再開することを特徴とするポンプ装置。 - 請求項1または2に記載のポンプ装置において、
所定の温度上昇を検知して切り替えられた温度上昇を抑制した運転制御を実行中に、ケーシングの温度が所定の温度以下となると切り替えられる前の運転制御に自動的に切り替えることを特徴としたポンプ装置。 - 請求項1〜3何れか一項に記載のポンプ装置において、
所定の温度上昇を検知して切り替えられた温度上昇を抑制した運転制御を実行中に、圧力検知手段によって所定量の吐き出し圧力の低下を検知することで、冷却に十分な水がケーシング内を流れると判断し、切り替えられる前の運転制御に自動的に戻すことを特徴したポンプ装置。 - 請求項1〜4何れか一項に記載のポンプ装置において、
運転動作中の温度上昇を検知して切り替えられた温度上昇を抑制した運転制御中は、表示手段により運転制御が切り替わっていることを表示手段に表示することを特徴したポンプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014167089A JP2016044557A (ja) | 2014-08-20 | 2014-08-20 | ポンプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014167089A JP2016044557A (ja) | 2014-08-20 | 2014-08-20 | ポンプ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016044557A true JP2016044557A (ja) | 2016-04-04 |
Family
ID=55635364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014167089A Pending JP2016044557A (ja) | 2014-08-20 | 2014-08-20 | ポンプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016044557A (ja) |
-
2014
- 2014-08-20 JP JP2014167089A patent/JP2016044557A/ja active Pending
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RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
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