JP2016044079A - 綾巻きパッケージを製造する繊維機械の作業ユニットを運転する方法並びに所属の作業ユニット - Google Patents

綾巻きパッケージを製造する繊維機械の作業ユニットを運転する方法並びに所属の作業ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】綾巻きパッケージ表面に巻き上げられた糸の糸端部収容時に、吸込みノズルの開口を、設定された糸端部収容位置に常に正確に位置決めできるようにする。【解決手段】糸継ぎ過程後に糸16を糸テンショナ30において固定し、糸を張設することによって、吸込みノズル24の旋回路21を較正し、吸込みノズル24を、その個別駆動装置15を用いて、0位置センサ44によって設定された出発位置Iから、吸込みノズルの吸込みヘッドが張設された糸に接触する検査位置IIIに旋回させ、糸との吸込みヘッドの接触を糸張力センサ29を用いて検知し、吸込みノズルの旋回動作中に、出発位置Iから検査位置IIIに旋回する時に通過する、インクリメント数を求め、インクリメント数を、基準値と見なされるインクリメント数と比較し、糸端部収容位置IIにおける吸込みノズルの修正値を形成する。【選択図】図2

Description

本発明は、綾巻きパッケージを製造する繊維機械の作業ユニットを運転する方法であって、作業ユニットは、綾巻きパッケージを巻成する巻取り装置と、個別モータによって駆動可能な吸込みノズルとを備えていて、該吸込みノズルを、巻取り中断後に綾巻きパッケージの表面に巻き上げられた糸を収容するために、吸込みノズルの開口が綾巻きパッケージの表面に対して予め設定された間隔を有する糸端部収容位置に位置決めし、このとき吸込みノズルを、センサによって検出された出発位置を起点として、該吸込みノズルの個別駆動装置を用いて旋回させ、前もって求められているインクリメント数を検出した後で、糸端部収容位置において停止させる、方法に関する。本発明はさらに、本発明に係る方法を実施する、綾巻きパッケージを製造する繊維機械の作業ユニットに関する。
綾巻きパッケージを巻成する巻取り装置と、巻取り中断後に綾巻きパッケージの表面に巻き上げられた糸を収容する吸込みノズルとを備えた、綾巻きパッケージを製造する繊維機械の作業ユニットは、特に、綾巻きパッケージオートワインダとの関連において、以前から公知であり、多くの特許文献に詳しく記載されている。
例えば特許文献1に記載された作業ユニットは、糸切れ後又は糸クリアラの確定された切断後に綾巻きパッケージの表面に巻き上げられた、いわゆる上糸を収容して、空気力作動式の糸継ぎ装置に挿入することができる吸込みノズルを有しており、このとき糸継ぎ装置において上糸は、次いで、いわゆるグリッパ管によって準備された下糸と糸継ぎされる。
2つの終端位置の間において移動可能な吸込みノズルは、引張りばねによって引っ張られて、いわゆるカム板セットのカム板に接触しており、このカム板セット自体は、該当する作業ユニットの中央駆動装置に接続されている。吸込みノズルは、作業ユニット駆動装置の相応の制御と、これに関連した、カム板セットの回転の相応な制御によって、糸端部収容位置に旋回させることができ、この糸端部収容位置において、吸込みノズルの開口は、パッケージフレームに保持された綾巻きパッケージの表面の領域に位置決めされている。
この糸端部収容位置において吸込みノズルは、いわゆる吸込みノズルストッパに接触しており、この吸込みノズルストッパによって、糸端部収容中に繰出し方向に回転する綾巻きパッケージの表面に対する、吸込みノズルの開口の最適な間隔を調節することができる。
この最適な間隔を、巻成過程の開始時、つまり綾巻きパッケージの小径時においても、巻成過程の終了時、つまり綾巻きパッケージの大径時においても、確実に保証するために、吸込みノズルストッパは、パッケージフレームに接続されているリンク機構を用いて、自動的に、つまりパッケージ直径に関連して追従もしくは後調整されるようになっている。
このような自動的に後調整される機械式の吸込みノズルストッパは、実地において基本的には好評であるが、しかしながら幾つかの欠点を有している。
これらの公知の装置では、例えば、綾巻きパッケージの表面に対する吸込みノズルの開口の間隔の修正が望ましいと思われる事態が、糸端部収容時に発生した場合に、まず、幾つかの比較的面倒な調節作業が必要である。
すなわち、これらの公知の装置では、吸込みノズルストッパの位置のその都度の変更は、操作員による時間のかかる手作業を必要とする。従って実地において、吸込みノズルストッパの新たな調整は、しばしば延期され、これによって、糸端部収容時における失敗の回数が増えることに基づいて、多くの場合、該当する繊維機械の効率を劣化させることになる。
綾巻きパッケージオートワインダとの関連において、さらに従来技術では、作業ユニットの吸込みノズルをそれぞれ個別モータによって駆動するようになっており、このとき個別駆動装置としては、しばしばステップモータが使用される。
例えば特許文献2に記載された、綾巻きパッケージオートワインダの作業ユニットでは、グリッパ管、吸込みノズル及び糸継ぎ装置はそれぞれ個別モータによって駆動される。所属の駆動装置はこのときそれぞれ電子装置を介して作業ユニット制御装置に接続されており、この作業ユニット制御装置は、装置の必要に応じた運転のために役立つ。
特許文献2にはしかしながら、例えば糸端部収容時に、吸込みノズルの開口を常に、繰出し方向に回転する綾巻きパッケージの表面に対して予め設定可能な最適な間隔で位置決めすることを保証できるのかについて、まったく記載されていない。
特許文献3に開示された、綾巻きパッケージを製造する繊維機械の作業ユニットを運転する方法では、個別モータによって駆動される吸込みノズルが、糸切れ後又はコントロールされたクリアラ切断後に綾巻きパッケージの表面に巻き上げられた糸を収容するために、それぞれ正確に、予め設定された糸端部収容位置に旋回させられる。
吸込みノズルはこのとき旋回時に、センサによって検出可能な固定のポジションを起点として、それぞれ所定可能な切換えステップ数を実施する所属の駆動装置によって、糸端部収容位置に旋回させられ、この糸端部収容位置において、吸込みノズルの開口は綾巻きパッケージの表面に対して、正確に確定された最適な間隔を有するようになっている。
好ましくはステップモータとして形成された吸込みノズル駆動装置のステップ数は、このとき巻成過程中に調整され、直径増大によって生じる綾巻きパッケージ表面の位置変化を考慮する。すなわち、綾巻きパッケージのその都度存在する直径に関連して、吸込みノズルの開口は、その都度異なった糸端部収容位置において位置決めされる。
特許文献3に記載された方法は、実地において、極めて良好であるという評価を受けており、すなわち、この公知の方法が使用される作業ユニットでは、少なくとも比較的長い時間又は比較的多数の糸端部収容の試みに対して、糸端部収容の試みの成功数が極めて多い。
しかしながら、この公知の方法でも、糸端部収容の試みの成功率は、時間と共に低下する。なぜならば、例えば、予め設定された糸端部収容位置における吸込みノズルの開口の位置決め時に、操作員によってまったく又はほとんど認識できない偏差が発生するからである。すなわち実際には、吸込みノズルの開口の準最適の糸端部収容位置は通常、常に、該当する繊維機械の効率が糸端部収容時における失敗の回数増加に基づいて既に低下した場合に、初めて認識されるからである。
このとき、捕捉率低下に対しては吸込みノズル間隔の他に、種々様々な他の原因、例えば吸込み負圧変化、パッケージ構造、種々異なったパラフィン塗布、糸張力の変化等が存在し得る、ということを考慮することができる。従って、捕捉率低下に基づいて吸込みノズルの位置決めだけを変化させることは、実際には、誤った対応である可能性がある。
独国特許出願公開第10150590号明細書 欧州特許第0717001号明細書 独国特許出願公開第102006026548号明細書
ゆえに本発明の課題は、上に述べた従来技術を出発点として、綾巻きパッケージの表面に巻き上げられた糸の糸端部収容時に、糸端部収容のために働く吸込みノズルの開口が、常に正確に、予め設定された糸端部収容位置に位置決めされることを、比較的簡単に保証することができる、方法もしくはこのような方法を実施する作業ユニットを提供することである。
この課題を解決するために、本発明に係る方法では、吸込みノズルの旋回路の較正を以下のように行う。すなわち、巻取り中断後にまず糸継ぎ過程を実施し、糸を糸テンショナにおいて固定し、さらに巻成方向に回転させられた綾巻きパッケージを用いて、糸を張設する。次いで、吸込みノズルを、該吸込みノズルの個別駆動装置を用いて、0位置センサによって予め設定された出発位置から、吸込みノズルの吸込みヘッドが張設された糸に接触する検査位置に旋回させ、張設された糸との吸込みヘッドの接触を、糸張力センサを用いて検知する。さらに、吸込みノズルの旋回動作中に、該吸込みノズルがセンサによって検出された出発位置から検査位置に旋回する時に通過する、インクリメントの数を求める。そして求められたインクリメントの数を、前もって同様な形式で求められた、基準値と見なされるインクリメントの数と比較し、この比較によって、糸端部収容位置における吸込みノズルの後続の位置決め時に考慮する修正値を形成する。
本発明に係る方法には、特に次のような利点がある。すなわち本発明に係る方法では、吸込みノズル駆動装置と吸込みノズルヘッドとの間における機械的な調節に基づく、糸端部捕捉率の低下を防止することができる。すなわち本発明に係る方法によって、1つの作業ユニットの複数の糸端部捕捉動作中に、パッケージ表面に対する吸込みノズル開口の間隔の不都合な変化が生じることを、適切な時機に回避することができる。
本発明に係る方法を使用することによって、さらに、吸込みノズルが較正プロセス中に、不動の基準点に接触されねばならないということが阻止される。このような不動の基準点への接触は、駆動装置として使用されるステップモータとの関連においてのみならず、吸込みノズルの全体として比較的敏感な構造との関連においても、しばしば全く問題がないことではない。
すなわち、不動の基準点への吸込みノズルの当接時には、しばしば、吸込みノズル構造の領域又は駆動装置の領域において、較正方法に対して極めて不都合な影響を及ぼす気付かないずれが発生するおそれがある。
好適な態様では、吸込みノズルが検査位置への旋回時に、0位置センサの面と糸張力センサの信号との間において通過するインクリメントの数を、増分カウンタによって求める。
このようにすると、吸込みノズルがその検査位置に達するまでに進んだ旋回角を、極めて迅速かつ正確に確定することができる。つまり、求められたインクリメント数が、予め設定された値から偏差を有している場合には、例えば吸込みノズルの取付け位置において、直ちに修正を行うことができる。
好適な態様では、吸込みノズルを、該吸込みノズルの個別駆動装置を用いて複数回相前後して、センサによって検出された出発位置から、吸込みノズル開口が張設された糸に接触して位置決めされる検査位置に旋回させる。このように、吸込みノズルをその検査位置に複数回、内方旋回させることによって、一回の小さなエラーの発生が、考慮すべき測定結果に対して不都合な影響を及ぼすことを、確実に阻止することができる。
別の好適な態様では、吸込みノズルの旋回路の較正を、確定されたサイクル内において自動的に導入するようになっており、このときサイクルの種類に関しては、種々様々な可能性を見出すことができる。
第1の可能性としては例えば、吸込みノズルの糸端部収容の試みが予め設定された数に達した後でその都度、吸込みノズルの旋回路の較正を自動的に行うことが挙げられる。
別の好適な態様では、吸込みノズルの旋回路の較正を、予め設定可能な一定時間毎に行う。
さらに、吸込みノズルの旋回路の較正を、予め設定可能な数の綾巻きパッケージの製造後にその都度行うことも可能である。
上に述べた3つの態様は、極めて好適であることが証明されており、このとき自動的な較正を吸込みノズルの糸端部収容の試みが予め設定された数に達した後でその都度行うことが、吸込みノズルの実際の要求を最も良く考慮しており、ゆえに最も好ましいと思われる。
別の好適な態様では、吸込みノズルの旋回路の較正を、単に必要に応じて行う。
つまり、糸端部捕捉率が低下した場合に、本発明に係る較正過程が実施され、このようにして、糸端部捕捉率の低下の原因が吸込みノズルのずれにあるということを排除することができる。
糸端部捕捉率が、較正後においてもまだ十分でない場合に初めて、該当する作業ユニットは、糸端部捕捉率の低下に関して問題となり得る他のすべての可能な原因、例えば負圧変化、パッケージ構造、種々様々なパラフィン塗布、糸張力の変化等に関して検査を行うことができる。
基本的には、吸込みノズルの旋回路の較正をもっぱら必要な場合にだけ行うことが可能ではあるが、規則的にもしくは定期的に較正を実施することが望ましい。それというのは、これによって、糸端部捕捉率が低下するおそれを確実に回避することができるからである。
別の好適な態様では、吸込みノズルがその旋回運動中に通過するインクリメントを、吸込みノズルの駆動装置の領域に定置に配置された増分カウンタを用いて検出する。このような定置に配置された増分カウンタを用いて、吸込みノズルの駆動領域において吸込みノズルと共に旋回可能に支持されたセンサエレメントに配置されている、インクリメントの数を確実に求めることができる。つまり、吸込みノズルが0位置センサによって予め設定された出発位置から、吸込みノズルの吸込みヘッドが張設された糸に接触する検査位置に旋回させられる場合に、センサエレメントは吸込みノズルと一緒に旋回する。
第1の構成では、本発明に係る方法を実施することができる、綾巻きパッケージを製造する繊維機械の作業ユニットは、綾巻きパッケージを巻成する巻取り装置と、巻取り中断後に綾巻きパッケージの表面に巻き上げられた糸を収容する、個別モータによって駆動可能な吸込みノズルとを備え、さらに、0位置センサ、増分カウンタ及び糸張力センサが接続されている、例えば作業ユニット計算機のような制御装置を有している。
このとき0位置センサは、吸込みノズルの出発位置を設定し、これに対して糸張力センサは、個別駆動装置によって作動可能な吸込みノズルの吸込みヘッドが、糸テンショナと綾巻きパッケージとの間に張設された糸に接触したことを検知する。
定置の増分カウンタは、吸込みノズルと共に旋回するセンサエレメントに配置されているインクリメントとの関連において、吸込みノズルの旋回路を、極めて正確に検出することができる。
本発明に係る作業ユニットの別の構成では、作業ユニットは、吸込みノズルと共に旋回する、インクリメントを備えたセンサエレメント及び、該センサエレメントと共働もしくは一致する定置の増分カウンタの代わりに、ステップモータとして形成された個別駆動装置を有している。このときステップモータは、切換えステップを自動的に検出する装置を備えている。
つまりステップモータ及び、作業部の制御装置、例えば作業ユニット計算機は、ステップモータの両回転方向においてステップモータによって実施されたステップ数が監視され、かつ求められ得るように構成されている。
巻取り中断後に開口が糸端部収容位置に位置決めされている吸込みノズルと共に、本発明に係る方法が使用される、綾巻きパッケージを製造する繊維機械の作業ユニットを示す側面図である。 0位置センサによって予め設定可能な出発位置における吸込みノズルを概略的に示す図である。 吸込みノズルが、糸テンショナと巻成方向に回転させられた綾巻きパッケージとの間において張設された糸に接触した状態で位置決めされている、検査位置における吸込みノズルを概略的に示す図である。
次に図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳説する。
以下に記載の作業ユニットの主要な部材は、例えば独国特許出願公開第102006026548号明細書に基づいて公知でかつ該特許出願において既に詳細に記載された作業ユニットの主要な部材に相当している。
図1には、本実施の形態では綾巻きパッケージオートワインダ1である、綾巻きパッケージを製造する繊維機械の作業ユニット2が示されている。
このような綾巻きパッケージオートワインダ1は、通常、その端部フレーム(図示せず)の間に、同一に形成されたこのような作業ユニット2を多数有している。
しばしば巻返しユニットとも呼ばれるこれらの作業ユニット2において、通常は前もってリング精紡機において製造されかつ比較的僅かな糸材料を有する紡績コップ3が、大きな体積の綾巻きパッケージ5に巻き返される。
このような綾巻きパッケージオートワインダ1は、しばしば、紡績コップ・巻管搬送システム6として形成された補給装置(Logistikeinrichtung)を備えており、この紡績コップ・巻管搬送システム6において搬送皿11に載置されて、紡績コップ3もしくは繰出し済みの空管が循環する。
この紡績コップ・巻管搬送システム6のうち、図1には単に、紡績コップ供給区間17、可逆式に駆動可能な貯え区間18、作業ユニット2に通じる横搬送区間19及び巻管戻し区間20だけが示されている。
供給された紡績コップ3は、それぞれ、横搬送区間19の領域に位置している繰出し部ASにおいて、大きな体積の綾巻きパッケージ5に巻き返される。
そのために個々の作業ユニット2は、自体公知でゆえに一部だけが略示されているように、作業ユニット2の整然とした運転を可能にする種々様々な装置を有している。
これらの装置は、通常のように、それぞれ制御ライン又は信号ラインを介して、作業ユニット固有の制御装置に、いわゆる作業ユニット計算機31に接続されており、この作業ユニット計算機31自体は、機械バス33を介して、綾巻きパッケージオートワインダ1の中央制御ユニット32に接続されている。
図1においてさらに示すように、このような綾巻きパッケージオートワインダ1の作業ユニット2は、通常、さらにそれぞれ、巻取り装置4、糸継ぎ装置26、糸テンショナ30、糸切断装置27、糸クリアラ28、糸張力センサ29及び下糸センサ22を備えている。
このとき巻取り装置4は、パッケージフレーム8を有しており、このパッケージフレーム8は、旋回軸線12を中心にして可動に支持されていて、2つのパッケージフレームアームを備えており、両パッケージフレームアームは、回転可能ないわゆる巻管収容ディスク(図示せず)を備えていて、両巻管収容ディスクの間には、綾巻きパッケージ5のパッケージ巻管を確実に固定することができる。
図示の実施の形態では、パッケージフレーム8に自由回転可能に保持された綾巻きパッケージ5は、巻取りプロセス中、その表面35が、パッケージ駆動ローラ9に接触していて、このパッケージ駆動ローラ9により摩擦によって回転させられる。しかしながら、摩擦を利用して機能するこのようなパッケージ駆動ローラ9の代わりに、別のパッケージ駆動形態を使用することも可能である。
綾巻きパッケージ5は例えば、直結駆動装置を有していてもよい。この場合には、例えばパッケージ軸線の領域に、綾巻きパッケージを回転させる駆動装置が設置されている。
綾巻きパッケージの駆動形式とは無関係に、巻取りプロセス中に紡績コップ3から綾巻きパッケージ5に走行する糸16は、糸綾振り装置10によって、綾巻きパッケージ5の両端面の間において綾振りされる。このような糸綾振り装置10は例えば、電動機のような個別駆動装置14によって作動させられる、フィンガ状に形成された糸ガイド13を有している。
このような糸綾振り装置10は、繊維機械工業において以前から公知であり、例えば独国特許出願公開第19858548号明細書に詳しく記載されている。巻取り装置4の背側の領域には、さらに綾巻きパッケージ搬送装置7が配置されており、この綾巻きパッケージ搬送装置7を介して綾巻きパッケージ5は、その製造後に搬出される。
図1からさらに分かるように、各作業ユニット2はさらに、旋回可能に支持された吸込みノズル24と、同様に旋回可能に支持されたグリッパ管25とを有している。
旋回軸線23を中心にして制限された範囲で回転可能に支持されかつ種々異なった運転位置において位置決め可能である吸込みノズル24は、個別駆動装置15を有しており、この個別駆動装置15は、制御ライン36を介して作業ユニット計算機31に接続されている。このとき個別駆動装置15は、例えばECモータ(ブラシレス直流電動機)又はステップモータとして形成されていてもよい。
本実施の形態において吸込みノズル24は、さらに糸センサ41を有していて、この糸センサ41によって、吸込みノズル24による糸端部収容の試みが成功したか否かを検査することができる。
通常の巻取り運転中、吸込みノズル24は、通常、センサによって監視された出発位置Iにある。
巻取り中断後に、吸込みノズル24は、綾巻きパッケージ5の表面35に巻き上げられた糸端部を収容するために、旋回路21に沿って、図1に示した糸端部収容位置IIに旋回させられる。
さらに吸込みノズル24は、その旋回路の較正(Kalibrierung)のために、検査位置(Kontrollstellung)IIIに旋回させることができる。これについては、後で図3を参照して詳しく述べる。
吸込みノズル24の個別駆動装置15がECモータとして形成されている場合には、種々異なった運転位置における吸込みノズル24の正確な位置決めのために、複数のセンサ装置が必要である。すなわち、吸込みノズル24の駆動装置の領域には、2つの定置のセンサ装置40,44と旋回可能に支持された1つのセンサ装置43とが配置されている。
本実施の形態によれば、定置のセンサエレメントとして、いわゆる増分カウンタ40と、いわゆる0位置センサ44とが使用される。両方の定置のセンサ装置40,44は、多数のインクリメント(単位幅)45を有するセンサエレメント43と共働もしくは一致し、このセンサエレメント43は、吸込みノズル24の旋回時に該吸込みノズル24と一緒に旋回するように、吸込みノズル24に固定されている。
すなわち、定置に配置された0位置センサ44、同様に定置に配置された増分カウンタ40及び、多数のインクリメント45を備えた旋回可能に支持されたセンサエレメント43を用いて、必要な場合に確実に、吸込みノズル24の出発位置I及び糸端部収容位置IIを確定することができる。
吸込みノズル24の検査位置IIIを正確に確定するためには、さらに、糸張力センサ29の信号iiが必要であり、この信号iiは、吸込みノズル24の吸込みヘッドが、糸テンショナ30と巻取り方向に回転させられる綾巻きパッケージ5との間において張設された糸16に接触した時に発信させられる。
既に上において示唆したように、吸込みノズル24は必要な場合に、個別駆動装置15を用いて、出発位置Iから糸端部収容位置IIに旋回させることができ、この糸端部収容位置IIにおいて吸込みノズル24の開口は、この時点において繰出し方向37に回転する綾巻きパッケージ5の表面35から、例えば5mmの確定された最適な間隔aをおいて位置している。
明細書の導入部において既に示唆したように、巻取り運転中にかなりの負荷にさらされる、綾巻きパッケージオートワインダの作業ユニットでは、時間の経過と共に特に強い負荷を受けた部材が変位することを、しばしば回避することができない。
特に、比較的敏感な吸込みノズルの領域においては、常に、本来の調整からの偏差を回避することはほとんど不可能である。
すなわち、このような作業ユニットの最適な運転との関連においては、所定時間の経過後又は多数の切換え過程の後に、吸込みノズル24の取付け位置を検査すること、及び場合によっては新たに調節もしくは調整することが、極めて好ましい。
巻取り中断後に綾巻きパッケージ5の表面35に巻き上げられた、いわゆる上糸の糸端部を収容して、糸継ぎ装置26に移送する吸込みノズル24では、例えば次のようなおそれがある。すなわち、このような吸込みノズル24では、糸端部収容の試みの際に重要な間隔a(これは吸込みノズル24の開口と綾巻きパッケージ5の表面35との間における間隔を確定する)が幾分変化するおそれがあり、これによって、通常、糸端部収容時における失敗(Fehlversuch)の回数が増加してしまう。
従って、このようにして生じる糸端部収容時における失敗の発生を、可能な限り既に初期において回避するために、本発明に係る較正方法が使用され、これについては、以下において図2及び図3を参照しながら詳しく述べる。
本発明に係る方法:
綾巻きパッケージオートワインダ1におけるロット交換時には、通常、本来の巻取りプロセスの開始前に、まず少なくとも1回の調節運転が実施される。そしてこの調節運転時に吸込みノズル24は、当該ロットのために最適な糸端部収容位置IIに位置決めされる。
すなわち、調節運転の経過中に、例えば130mm〜150mmの直径を有する綾巻きパッケージ5が形成される。この綾巻きパッケージ5は、調整パッケージとして使用され、パッケージフレームに挿入される。次いで吸込みノズル24は、その個別駆動装置15を用いて、センサによって予め設定された出発位置I、つまり例えば吸込みノズル24と共に旋回可能に支持されたセンサエレメント43が0位置センサ44を作動させる出発位置Iから、上方に向かって旋回させられ、このとき吸込みノズル24の吸込みヘッドは、旋回路21を通過し、好ましくは機械的なスペーサ手段(図示せず)を使用して、吸込みノズル24の開口が図1に示すように、調整パッケージ又は他の綾巻きパッケージ5の表面35に対して、糸捕捉のために最適な間隔aを有するように、位置決めされる。
この作業ステップにおいて、増分カウンタ40とインクリメント45によって特徴付けられたセンサエレメント43とを用いて、吸込みノズル24が0位置センサ44によって予め設定された出発位置Iから糸端部収容位置IIに旋回する際に、吸込みノズル24が通過したインクリメント45の数が求められる。
そして求められたインクリメント45の数は、作業ポイントのために基準値と見なされ、この基準値は、作業ユニット2の制御装置、好ましくは作業ユニット計算機31において記憶される。
しかしながら、必要なデータが既に存在していて、そのようなデータを取り出すことができる場合には、上に述べた調節運転を省くことができる。
次いで糸継ぎ作業が実施され、このとき吸込みノズル24はその個別駆動装置15によって、0位置センサ44がセンサエレメント43と共働する図2に示した出発位置Iから検査位置IIIに旋回させられる。
図3に示したこの検査位置IIIは、吸込みノズル24の吸込みヘッドが、糸テンショナ30と巻取り方向に回転させられる綾巻きパッケージ5との間において張設された糸16に接触した場合に得られ、この接触によって直ちに糸の緊張、つまり糸張力が高められ、この糸張力の上昇は、瞬間的に糸張力センサ29によって検知される。
図示のように、このとき糸張力センサ29は信号ライン46を介して相応の糸張力信号iiを作業ユニット計算機31に送信し、この作業ユニット計算機31は直ちに吸込みノズル24の駆動装置15を停止する。
吸込みノズル24に接続されたセンサエレメント43が0位置センサ44から離間する、吸込みノズル24の前進旋回中に、さらに増分カウンタ40によって、センサエレメント43に配置されたインクリメント45が感知される。つまり増分カウンタ40は、吸込みノズル24が0位置センサ44とセンサエレメント43とによって予め設定されたその出発位置Iを離れて、検査位置IIIに走入するまでに、増分カウンタ40のところを通過した、インクリメント45の数を検出する。このようにして求められた検査値は、好ましくは同様に作業ユニット計算機31において記憶される較正目標値である。
後の時点において、つまり新しいロットがある程度の時間処理された場合、特定数の糸継ぎ過程が実施された場合、又は予め設定された数の綾巻きパッケージ5が完成した後で、吸込みノズル24によって較正動作が実施される。
吸込みノズル24はこのときその都度、センサによって予め設定されたその出発位置Iから検査位置IIIに旋回させられる。
このような較正動作時においても、増分カウンタ40によって、該増分カウンタ40のところを通過したインクリメント45の数が求められ、これにより較正実際値が得られ、この較正実際値によって、吸込みノズル24の現在の調節状態に関する情報を入手することができる。
この較正実際値と、最初に求められた較正目標値との比較によって、修正値が得られ、この修正値は、センサによって検出された出発位置Iと糸端部収容位置IIとの間における吸込みノズル24の旋回路21を後で較正する際に使用される。
すなわち、較正動作によって、吸込みノズル24が、吸込みノズル24の本来の角度位置に対してずれているのかいないのか、そしてずれている場合には、何度ずれているのかが検査され、次いで場合によっては修正作業が実施される。
本発明に係る方法を使用すると、綾巻きパッケージ5の表面35に対する吸込みノズル24の開口の最適な間隔aの変化が、通常、糸端部捕捉率の低下がまだあまり大きな影響を及ぼさない段階において検出される。
しかしながらこれに関連して、糸端部捕捉率の低下が、吸込みノズル24の糸端部収容位置IIにおける欠陥とは別の原因、例えば負圧変化、パッケージ構造、糸張力等に基づくこともあり得る、ということを考慮しなくてならない。
しかしながら本発明によって、少なくとも、吸込みノズル24の開口と綾巻きパッケージ5の表面35との間における誤った間隔の原因を排除することができる。
最後に強調して述べておくと、幾分変更された作業ユニットの実施の形態によって、本発明に係る方法を実施することも可能である。
吸込みノズル24のための個別駆動装置15としてのECモータ及び、インクリメント45を備えていて吸込みノズル24と一緒に旋回するセンサエレメント43と共働もしくは一致する定置のセンサ装置40,44の代わりに、例えば吸込みノズル24用の個別駆動装置15として、ステップモータを使用することも可能であり、かつ、このステップモータによって旋回動作中に実施された切換えステップ数を検出するように構成された、制御装置31を設けることも可能である。
1 綾巻きパッケージオートワインダ、 2 作業ユニット、 3 紡績コップ、 4 巻取り装置、 5 綾巻きパッケージ、 6 紡績コップ・巻管搬送システム、 7 綾巻きパッケージ搬送装置、 8 パッケージフレーム、 9 パッケージ駆動ローラ、 10 糸綾振り装置、 11 搬送皿、 12 旋回軸線、 13 糸ガイド、 14,15 個別駆動装置、 16 糸、 17 紡績コップ供給区間、 18 貯え区間、 19 横搬送区間、 20 巻管戻し区間、 21 旋回路、 22 下糸センサ、 23 旋回軸線、 24 吸込みノズル、 25 グリッパ管、 26 糸継ぎ装置、 27 糸切断装置、 28 糸クリアラ、 29 糸張力センサ、 30 糸テンショナ、 31 作業ユニット計算機、 32 中央制御ユニット、 33 機械バス、 35 表面、 36 制御ライン、 37 繰出し方向、 40 センサ装置(増分カウンタ)、 41 糸センサ、 43 センサエレメント、44 センサ装置(0位置センサ) 45 インクリメント、 46 信号ライン

Claims (11)

  1. 綾巻きパッケージを製造する繊維機械(1)の作業ユニット(2)を運転する方法であって、前記作業ユニット(2)は、前記綾巻きパッケージ(5)を巻成する巻取り装置(4)と、個別モータによって駆動可能な吸込みノズル(24)とを備えていて、該吸込みノズル(24)を、巻取り中断後に前記綾巻きパッケージ(5)の表面に巻き上げられた糸(16)を収容するために、前記吸込みノズル(24)の開口が前記綾巻きパッケージ(5)の表面(35)に対して予め設定された間隔(a)を有する糸端部収容位置(II)に位置決めし、このとき前記吸込みノズル(24)を、センサによって検出された出発位置(I)を起点として、該吸込みノズル(24)の個別駆動装置(15)を用いて旋回させ、前もって求められているインクリメント(45)の数を通過した後で、前記糸端部収容位置(II)において停止させる、方法において、
    前記吸込みノズル(24)の旋回路(21)の較正を以下のように行う、すなわち、巻取り中断後にまず糸継ぎ過程を実施し、前記糸(16)を糸テンショナ(30)において固定し、さらに巻成方向に回転させられた前記綾巻きパッケージ(5)を用いて、前記糸(16)を張設し、
    次いで、前記吸込みノズル(24)を、該吸込みノズル(24)の個別駆動装置(15)を用いて、0位置センサ(44)によって予め設定された前記出発位置(I)から、前記吸込みノズル(24)の吸込みヘッドが張設された前記糸(16)に接触する検査位置(III)に旋回させ、張設された前記糸(16)との前記吸込みヘッドの接触を、糸張力センサ(29)を用いて検知し、
    前記吸込みノズル(24)の旋回動作中に、該吸込みノズル(24)がセンサによって検出された前記出発位置(I)から前記検査位置(III)に旋回する時に通過する、前記インクリメント(45)の数を求め、
    求められた前記インクリメント(45)の数を、前もって同様な形式で求められた、基準値と見なされるインクリメント(45)の数と比較し、
    この比較によって、前記糸端部収容位置(II)における前記吸込みノズル(24)の後続の位置決め時に考慮する修正値を形成する
    ことを特徴とする、綾巻きパッケージを製造する繊維機械の作業ユニットを運転する方法。
  2. 前記吸込みノズル(24)が前記検査位置(III)への旋回時に、前記0位置センサ(44)の面と前記糸張力センサ(29)の信号(ii)との間において通過する前記インクリメント(45)の数を、増分カウンタ(40)によって求める、請求項1記載の方法。
  3. 前記吸込みノズル(24)を、該吸込みノズル(24)の個別駆動装置(15)を用いて複数回相前後して、センサによって検出された出発位置(I)から前記検査位置(III)に旋回させ、このときその都度、前記吸込みノズル(24)によって通過されたインクリメント(45)の数を求める、請求項1又は2記載の方法。
  4. 前記吸込みノズル(24)の前記旋回路(21)の較正を、前記吸込みノズル(24)の糸端部収容の試みが予め設定された数に達した後でその都度行う、請求項1記載の方法。
  5. 前記吸込みノズル(24)の前記旋回路(21)の較正を、予め設定可能な一定時間毎に行う、請求項1記載の方法。
  6. 前記吸込みノズル(24)の前記旋回路(21)の較正を、予め設定可能な数の綾巻きパッケージ(5)の製造後にその都度行う、請求項1記載の方法。
  7. 前記吸込みノズル(24)の前記旋回路(21)の較正を、必要に応じて行う、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  8. 前記インクリメント(45)を、前記吸込みノズル(24)の駆動装置の領域に定置に配置された増分カウンタ(40)を用いて検出する、請求項1記載の方法。
  9. 綾巻きパッケージを製造する繊維機械(1)の作業ユニット(2)であって、前記綾巻きパッケージ(5)を巻成する巻取り装置(4)と、巻取り中断後に前記綾巻きパッケージ(5)の表面(35)に巻き上げられた糸(16)を収容する、個別モータによって駆動可能な吸込みノズル(24)と、該吸込みノズル(24)の旋回位置を検出するセンサ装置と、を備えた、請求項1記載の方法を実施する作業ユニット(2)において、
    当該作業ユニット(2)は制御装置(31)を有していて、該制御装置(31)に、0位置センサ(44)、増分カウンタ(40)及び糸張力センサ(29)が接続されており、このとき前記0位置センサ(44)は、前記吸込みノズル(24)の出発位置(I)を設定し、前記糸張力センサ(29)は、個別駆動装置(15)によって作動可能な前記吸込みノズル(24)の吸込みヘッドが、糸テンショナ(30)と綾巻きパッケージ(5)との間に張設された糸(16)に接触したことを検知し、かつ前記増分カウンタ(40)は、前記旋回動作中に通過されたインクリメント(45)をカウントすることを特徴とする、綾巻きパッケージを製造する繊維機械の作業ユニット。
  10. 前記吸込みノズル(24)の駆動領域において、該吸込みノズル(24)と一緒に旋回可能に支持されたセンサエレメント(43)に、インクリメント(45)が配置されていて、該インクリメント(45)は、定置に配置された前記増分カウンタ(40)と共働もしくは一致する、請求項9記載の、綾巻きパッケージを製造する繊維機械の作業ユニット。
  11. 綾巻きパッケージを製造する繊維機械(1)の作業ユニット(2)であって、前記綾巻きパッケージ(5)を巻成する巻取り装置(4)と、巻取り中断後に前記綾巻きパッケージ(5)の表面(35)に巻き上げられた糸(16)を収容する、個別モータによって駆動可能な吸込みノズル(24)と、該吸込みノズル(24)の旋回位置を検出するセンサ装置と、を備えた、請求項1記載の方法を実施する作業ユニット(2)において、
    個別駆動装置(15)がステップモータであり、制御装置(31)は、前記ステップモータによって旋回動作中に実施される切換えステップの数が検出されるように構成されていることを特徴とする、綾巻きパッケージを製造する繊維機械の作業ユニット。
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