JP2016043021A - 電子内視鏡接続システム並びにこれに用いる静電気保護機構及び静電気保護用の基板シート - Google Patents

電子内視鏡接続システム並びにこれに用いる静電気保護機構及び静電気保護用の基板シート Download PDF

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Abstract

【課題】ハードウェアの変更等の複雑で大掛かりな処理を行うことなく、開放状態にある専用接続ピン(短絡-開放選択ピン)を起点とする静電気破壊を防止することができる電子内視鏡接続システム並びにこれに用いる静電気保護機構及び静電気保護用の基板シートを得る。【解決手段】静電気保護機構は、電子内視鏡用プロセッサに対して第1の電子内視鏡を接続したときにグランド接続ピンと第2の電子内視鏡専用接続ピンを導通させて第2の電子内視鏡専用接続ピンを起点とする静電気破壊を防止するとともに、電子内視鏡用プロセッサに対して第2の電子内視鏡を接続したときにグランド接続ピンと第1の電子内視鏡専用接続ピンを導通させて第1の電子内視鏡専用接続ピンを起点とする静電気破壊を防止する。【選択図】図3

Description

本発明は、電子内視鏡接続システム並びにこれに用いる静電気保護機構及び静電気保護用の基板シートに関する。
電子内視鏡システムは、アナログからデジタルへの過渡期にあり、アナログ画像信号を出力するアナログ内視鏡とデジタル画像信号を出力するデジタル内視鏡(第1の電子内視鏡と第2の電子内視鏡)が併用されている現状である。このような電子内視鏡システムでは、単一(共用)の電子内視鏡用プロセッサに対して、互換性を持つ複数の接続ピンを有するコネクタ(共用コネクタ)を介して、アナログ内視鏡とデジタル内視鏡のいずれかが選択的に接続可能となっている。
コネクタは、複数の接続ピン中に、アナログ画像信号の伝送に用いるアナログ専用接続ピンとデジタル画像信号の伝送に用いるデジタル専用接続ピン(第1の電子内視鏡専用接続ピンと第2の電子内視鏡専用接続ピン)を含んでいる。電子内視鏡用プロセッサにアナログ内視鏡を接続したときには、アナログ専用接続ピンが短絡状態になり、デジタル専用接続ピンが開放状態になる。逆に、電子内視鏡用プロセッサにデジタル内視鏡を接続したときには、デジタル専用接続ピンが短絡状態になり、アナログ専用接続ピンが開放状態になる。アナログ専用接続ピンとデジタル専用接続ピンは、電子内視鏡用プロセッサにアナログ内視鏡とデジタル内視鏡のいずれを接続するかによって短絡状態と開放状態がスイッチする「短絡-開放選択ピン」である。
特開2000−92479号公報
しかしながら、本発明者の鋭意研究によると、開放状態にあるアナログ専用接続ピンとデジタル専用接続ピン(短絡-開放選択ピン)は、オープン端子のハイインピーダンスとなり、外部からのノイズ耐性が低い入力ポートになるため、開放状態にあるアナログ専用接続ピンとデジタル専用接続ピン(短絡-開放選択ピン)を起点とする静電気破壊が起こり易いことが判明した。しかも、電子内視鏡と電子内視鏡用プロセッサを含む電子内視鏡システムが一旦製造販売されてしまうと、その後のハードウェアの変更等によりアナログ専用接続ピンとデジタル専用接続ピン(短絡-開放選択ピン)の終端処理を行うことは難しい。
本発明は、以上の問題意識に基づいてなされたものであり、ハードウェアの変更等の複雑で大掛かりな処理を行うことなく、開放状態にある専用接続ピン(短絡-開放選択ピン)を起点とする静電気破壊を防止することができる電子内視鏡接続システム並びにこれに用いる静電気保護機構及び静電気保護用の基板シートを得ることを目的とする。
本発明の電子内視鏡接続システムは、電子内視鏡用プロセッサに対して、互換性を持つ複数の接続ピンを有するコネクタを介して、第1の電子内視鏡と第2の電子内視鏡のいずれかを選択的に接続可能な電子内視鏡接続システムであって、前記コネクタは、前記複数の接続ピン中に、前記電子内視鏡用プロセッサに対して前記第1の電子内視鏡と前記第2の電子内視鏡のいずれを接続したときにも接地されるグランド接続ピンを含んでいること;前記コネクタは、前記複数の接続ピン中に、前記電子内視鏡用プロセッサに対して前記第1の電子内視鏡を接続したときに短絡状態となり前記第2の電子内視鏡を接続したときに開放状態となる第1の電子内視鏡専用接続ピンを含んでいること;前記コネクタは、前記複数の接続ピン中に、前記電子内視鏡用プロセッサに対して前記第2の電子内視鏡を接続したときに短絡状態となり前記第1の電子内視鏡を接続したときに開放状態となる第2の電子内視鏡専用接続ピンを含んでいること;及び前記電子内視鏡用プロセッサに対して前記第1の電子内視鏡を接続したときに前記グランド接続ピンと前記第2の電子内視鏡専用接続ピンを導通させて該第2の電子内視鏡専用接続ピンを起点とする静電気破壊を防止するとともに、前記電子内視鏡用プロセッサに対して前記第2の電子内視鏡を接続したときに前記グランド接続ピンと前記第1の電子内視鏡専用接続ピンを導通させて該第1の電子内視鏡専用接続ピンを起点とする静電気破壊を防止する静電気保護機構を有していること;を特徴としている。
前記静電気保護機構は、共用基板シートと、この共用基板シートと重ね合わせて使用される選択基板シートと、を有する静電気保護用の基板シートから構成することができる。共用基板シートは、前記コネクタの複数の接続ピンを挿通する複数の挿通孔を有する絶縁性シートと、前記絶縁性シートの複数の挿通孔のうち前記グランド接続ピンを挿通する挿通孔の周囲に形成されて該グランド接続ピンと導通するグランド接続ピン導通部と、前記絶縁性シートの複数の挿通孔のうち前記第1の電子内視鏡専用接続ピンを挿通する挿通孔の周囲に形成されて該第1の電子内視鏡専用接続ピンと導通する第1の電子内視鏡専用接続ピン導通部と、前記絶縁性シートの複数の挿通孔のうち前記第2の電子内視鏡専用接続ピンを挿通する挿通孔の周囲に形成されて該第2の電子内視鏡専用接続ピンと導通する第2の電子内視鏡専用接続ピン導通部と、を備えることができる。選択基板シートは、前記コネクタの複数の接続ピンを挿通する複数の挿通孔を有する絶縁性シートと、前記共用基板シートの前記グランド接続ピン導通部を前記第1の電子内視鏡専用接続ピン導通部と前記第2の電子内視鏡専用接続ピン導通部のいずれかに選択的に導通させる選択導通部と、を備えることができる。
前記グランド接続ピン導通部、前記第1の電子内視鏡専用接続ピン導通部及び前記第2の電子内視鏡専用接続ピン導通部は、前記共用基板シートの前記絶縁性シートの片面または両面(少なくとも一面)に形成することができる。
前記選択導通部は、前記選択基板シートの前記絶縁性シートの片面または両面(少なくとも一面)に形成することができる。
前記共用基板シートと前記選択基板シートは、前記第1の電子内視鏡または前記第2の電子内視鏡のコネクタプラグと前記電子内視鏡用プロセッサのコネクタソケットとの間に配置することができる。
前記共用基板シートは、前記電子内視鏡用プロセッサのコネクタソケットに内蔵されており、あるいは、前記第1の電子内視鏡または前記第2の電子内視鏡のコネクタプラグと前記電子内視鏡用プロセッサのコネクタソケットとの間に配置されていることができる。
前記選択基板シートは、前記第1の電子内視鏡と前記第2の電子内視鏡のコネクタプラグに内蔵されており、あるいは、前記第1の電子内視鏡または前記第2の電子内視鏡のコネクタプラグと前記電子内視鏡用プロセッサのコネクタソケットとの間に配置されていることができる。
本発明の静電気保護機構は、電子内視鏡用プロセッサに対して、互換性を持つ複数の接続ピンを有するコネクタを介して、第1の電子内視鏡と第2の電子内視鏡のいずれかを選択的に接続可能であり、前記コネクタは、前記複数の接続ピン中に、前記電子内視鏡用プロセッサに対して前記第1の電子内視鏡と前記第2の電子内視鏡のいずれを接続したときにも接地されるグランド接続ピンと、前記電子内視鏡用プロセッサに対して前記第1の電子内視鏡を接続したときに短絡状態となり前記第2の電子内視鏡を接続したときに開放状態となる第1の電子内視鏡専用接続ピンと、前記電子内視鏡用プロセッサに対して前記第2の電子内視鏡を接続したときに短絡状態となり前記第1の電子内視鏡を接続したときに開放状態となる第2の電子内視鏡専用接続ピンとを含んでいる、電子内視鏡接続システムに用いる静電気保護機構であって、前記電子内視鏡用プロセッサに対して前記第1の電子内視鏡を接続したときに前記グランド接続ピンと前記第2の電子内視鏡専用接続ピンを導通させて該第2の電子内視鏡専用接続ピンを起点とする静電気破壊を防止するとともに、前記電子内視鏡用プロセッサに対して前記第2の電子内視鏡を接続したときに前記グランド接続ピンと前記第1の電子内視鏡専用接続ピンを導通させて該第1の電子内視鏡専用接続ピンを起点とする静電気破壊を防止する、ことを特徴としている。
本発明の静電気保護機構は、共用基板シートと、この共用基板シートと重ね合わせて使用される選択基板シートと、を有する静電気保護用の基板シートから構成することができる。共用基板シートは、前記コネクタの複数の接続ピンを挿通する複数の挿通孔を有する絶縁性シートと、前記絶縁性シートの複数の挿通孔のうち前記グランド接続ピンを挿通する挿通孔の周囲に形成されて該グランド接続ピンと導通するグランド接続ピン導通部と、前記絶縁性シートの複数の挿通孔のうち前記第1の電子内視鏡専用接続ピンを挿通する挿通孔の周囲に形成されて該第1の電子内視鏡専用接続ピンと導通する第1の電子内視鏡専用接続ピン導通部と、前記絶縁性シートの複数の挿通孔のうち前記第2の電子内視鏡専用接続ピンを挿通する挿通孔の周囲に形成されて該第2の電子内視鏡専用接続ピンと導通する第2の電子内視鏡専用接続ピン導通部と、を備えることができる。選択基板シートは、前記コネクタの複数の接続ピンを挿通する複数の挿通孔を有する絶縁性シートと、前記共用基板シートの前記グランド接続ピン導通部を前記第1の電子内視鏡専用接続ピン導通部と前記第2の電子内視鏡専用接続ピン導通部のいずれかに選択的に導通させる選択導通部と、を備えることができる。
本明細書で「互換性を持つ複数の接続ピン」とは、単一(共用)の電子内視鏡用プロセッサの接続ピン挿入孔に対して機械的かつ電気的に接続可能な同一仕様の複数の接続ピンを意味する。ただし、同一仕様とは言っても、互換性を持つ複数の接続ピン毎に、電子内視鏡用プロセッサとの間の信号伝送方式は異なり得る。例えば、互換性を持つ複数の接続ピンは、電子内視鏡用プロセッサに対して第1の電子内視鏡を接続したときに短絡状態となり第2の電子内視鏡を接続したときに開放状態となる第1の電子内視鏡専用接続ピン及び電子内視鏡用プロセッサに対して第2の電子内視鏡を接続したときに短絡状態となり第1の電子内視鏡を接続したときに開放状態となる第2の電子内視鏡専用接続ピン(短絡-開放選択ピン)を含んでいる。つまり「互換性を持つ複数の接続ピン」とは、このような専用接続ピン(短絡-開放選択ピン)を含み得る概念で使用する。
本発明によれば、ハードウェアの変更等の複雑で大掛かりな処理を行うことなく、開放状態にある専用接続ピン(短絡-開放選択ピン)を起点とする静電気破壊を防止することができる電子内視鏡接続システム並びにこれに用いる静電気保護機構及び静電気保護用の基板シートが得られる。
本発明による電子内視鏡システム(電子内視鏡接続システム)の全体構成を示すブロック図である。 図2(A)は電子内視鏡用プロセッサのコネクタソケットにアナログ内視鏡(第1の電子内視鏡)のコネクタプラグを接続した状態を示す図であり、図2(B)は電子内視鏡用プロセッサのコネクタソケットにデジタル内視鏡(第2の電子内視鏡)のコネクタプラグを接続した状態を示す図である。 アナログ内視鏡(第1の電子内視鏡)またはデジタル内視鏡(第2の電子内視鏡)のコネクタプラグと電子内視鏡用プロセッサのコネクタソケットの接続部を示す斜視図である。 アナログ内視鏡(第1の電子内視鏡)のコネクタプラグと電子内視鏡用プロセッサのコネクタソケットの接続部に共用基板シートを取り付けた状態を示す断面図である。 デジタル内視鏡(第2の電子内視鏡)のコネクタプラグと電子内視鏡用プロセッサのコネクタソケットの接続部に共用基板シートを取り付けた状態を示す断面図である。 図4の断面図と図5の断面図を重ね合わせて見た図である。 アナログ内視鏡(第1の電子内視鏡)またはデジタル内視鏡(第2の電子内視鏡)のコネクタプラグと電子内視鏡用プロセッサのコネクタソケットの接続部にアナログ基板シート(選択基板シート)を取り付けた状態を示す図6に対応する断面図である。 アナログ内視鏡(第1の電子内視鏡)またはデジタル内視鏡(第2の電子内視鏡)のコネクタプラグと電子内視鏡用プロセッサのコネクタソケットの接続部に共用基板シートとアナログ基板シート(選択基板シート)を重ね合わせて取り付けた状態を示す図6に対応する断面図である。 アナログ内視鏡(第1の電子内視鏡)またはデジタル内視鏡(第2の電子内視鏡)のコネクタプラグと電子内視鏡用プロセッサのコネクタソケットの接続部にデジタル基板シート(選択基板シート)を取り付けた状態を示す図6に対応する断面図である。 アナログ内視鏡(第1の電子内視鏡)またはデジタル内視鏡(第2の電子内視鏡)のコネクタプラグと電子内視鏡用プロセッサのコネクタソケットの接続部に共用基板シートとデジタル基板シート(選択基板シート)を重ね合わせて取り付けた状態を示す図6に対応する断面図である。
図1〜図10を参照して、本発明による電子内視鏡システム(電子内視鏡接続システム)10について説明する。
図1に示すように、電子内視鏡システム10は、電子内視鏡用プロセッサ20と、アナログ内視鏡(第1の電子内視鏡)30と、デジタル内視鏡(第2の電子内視鏡)40と、モニタ装置50とを有している。電子内視鏡用プロセッサ20には、アナログ内視鏡30とデジタル内視鏡40のいずれかが選択的に接続可能となっている。
電子内視鏡用プロセッサ20は、照明光を発する光源ランプ21と、この光源ランプ21が発した照明光の光量を調整する光量調整部22と、この光量調整部22が光量調整した照明光を集光する集光光学系23とを有している。光源ランプ21は、例えば、ハロゲンランプ、キセノンランプまたはLED等からなる。光量調整部22は、例えば、駆動モータ(図示せず)から供給された駆動電力によって回転する回転絞り板(回転チョッパ)からなる。
図2(A)、(B)に示すように、アナログ内視鏡30とデジタル内視鏡40は、丸型のコネクタプラグ60とコネクタプラグ70を有している。このコネクタプラグ60とコネクタプラグ70は同一仕様であって、いずれも電子内視鏡用プロセッサ20の丸型のコネクタソケット80に着脱自在となっている(コネクタ間に互換性を持たせている)。図示は省略しているが、アナログ内視鏡30のコネクタプラグ60とデジタル内視鏡40のコネクタプラグ70には、装置IDを記録したIDメモリが設けられており、電子内視鏡用プロセッサ20には、このIDメモリと通信する通信部が設けられている。通信部がIDメモリと通信して装置IDを受け取ることにより、電子内視鏡用プロセッサ20は、該電子内視鏡用プロセッサ20に接続されているのがアナログ内視鏡30とデジタル内視鏡40のいずれであるのかを識別することができる。
図2(A)に示すように、電子内視鏡用プロセッサ20にアナログ内視鏡30が接続されているとき、光源ランプ21と光量調整部22と集光光学系23による照明光は、アナログ内視鏡30のコネクタプラグ60からユニバーサルケーブル31と操作部32を経由して挿入部33の先端部まで延びるライトガイドファイバ(図示せず)に入射し、このライトガイドファイバの先端部に設けられた照明レンズ(図示せず)から出射される。この照明光は被検者の体腔内を照射し、その反射光が挿入部33の先端部に設けられた撮像素子(図示せず)で撮像されてアナログ画像信号となる。このアナログ画像信号は、アナログ内視鏡30の挿入部33から操作部32とユニバーサルケーブル31を経由してコネクタプラグ60の内部まで延びるアナログ画像信号伝送ケーブル(図示せず)を介して、電子内視鏡プロセッサ20側に伝送される。電子内視鏡用プロセッサ20の画像処理部24(図1)は、アナログ内視鏡30から伝送されてきたアナログ画像信号に画像処理を施してモニタ装置50に表示させる。
図2(B)に示すように、電子内視鏡用プロセッサ20にデジタル内視鏡40が接続されているとき、光源ランプ21と光量調整部22と集光光学系23による照明光は、デジタル内視鏡40のコネクタプラグ70からユニバーサルケーブル41と操作部42を経由して挿入部43の先端部まで延びるライトガイドファイバ(図示せず)に入射し、このライトガイドファイバの先端部に設けられた照明レンズ(図示せず)から出射される。この照明光は被検者の体腔内を照射し、その反射光が挿入部43の先端部に設けられた撮像素子(図示せず)で撮像されてデジタル画像信号となる。このデジタル画像信号は、デジタル内視鏡40の挿入部43から操作部42とユニバーサルケーブル41を経由してコネクタプラグ70の内部まで延びるデジタル画像信号伝送ケーブル(図示せず)を介して、電子内視鏡プロセッサ20側に伝送される。電子内視鏡用プロセッサ20の画像処理部24(図1)は、デジタル内視鏡40から伝送されてきたデジタル画像信号に画像処理を施してモニタ装置50に表示させる。
図3〜図10を参照して、コネクタプラグ60とコネクタソケット80の接続部(アナログ内視鏡30と電子内視鏡用プロセッサ20の接続部)及びコネクタプラグ70とコネクタソケット80の接続部(デジタル内視鏡40と電子内視鏡用プロセッサ20の接続部)の詳細な構造について説明する。
図3に示すように、アナログ内視鏡30のコネクタプラグ60は、複数(本実施形態では24本)の接続ピン62を有しており、デジタル内視鏡40のコネクタプラグ70は、複数(本実施形態では24本)の接続ピン72を有している。電子内視鏡用プロセッサ20のコネクタソケット80は、複数(本実施形態では24個)の接続ピン挿入孔82を有している。電子内視鏡用プロセッサ20のコネクタソケット80の接続ピン挿入孔82に対して、アナログ内視鏡30のコネクタプラグ60の接続ピン62とデジタル内視鏡40のコネクタプラグ70の接続ピン72が互換性を持って挿入可能(接続可能)となっている。
コネクタソケット80の接続ピン挿入孔82に対してコネクタプラグ60の接続ピン62が挿入されると、アナログ内視鏡30と電子内視鏡用プロセッサ20が電気的に接続され、アナログ内視鏡30から電子内視鏡用プロセッサ20にアナログ画像信号が伝送される。
コネクタソケット80の接続ピン挿入孔82に対してコネクタプラグ70の接続ピン72が挿入されると、デジタル内視鏡40と電子内視鏡用プロセッサ20が電気的に接続され、デジタル内視鏡40から電子内視鏡用プロセッサ20にデジタル画像信号が伝送される。
図4に示すように、アナログ内視鏡30のコネクタプラグ60は、複数の接続ピン62中に、電子内視鏡用プロセッサ20に対してアナログ内視鏡30を接続したときに接地されるグランド接続ピン62GPを含んでいる。
図5に示すように、デジタル内視鏡40のコネクタプラグ70は、複数の接続ピン72中に、電子内視鏡用プロセッサ20に対してデジタル内視鏡40を接続したときに接地されるグランド接続ピン72GPを含んでいる。
すなわち図6に示すように、アナログ内視鏡30のコネクタプラグ60とデジタル内視鏡40のコネクタプラグ70は、複数の接続ピン62中と複数の接続ピン72中に、電子内視鏡用プロセッサ20に対してアナログ内視鏡30とデジタル内視鏡40のいずれを接続したときにも接地されるグランド接続ピン62GPとグランド接続ピン72GPを含んでいる。
図4に示すように、アナログ内視鏡30のコネクタプラグ60は、複数の接続ピン62中に、電子内視鏡用プロセッサ20に対してアナログ内視鏡30を接続したときにのみ短絡状態となってアナログ画像信号の伝送に寄与するアナログ専用接続ピン(第1の電子内視鏡専用接続ピン、短絡-開放選択ピン)62APを含んでいる。このため、電子内視鏡用プロセッサ20に対してデジタル内視鏡40を接続したときには、アナログ専用接続ピン62APと同じ位置の接続ピンは、機械的には(見かけ上は)接続ピン挿入孔に挿入されているが、電気的には(実際上は)開放状態であってデジタル画像信号の伝送に寄与しない。
すなわち、図4、図6に示すように、アナログ内視鏡30のコネクタプラグ60とデジタル内視鏡40のコネクタプラグ70は、複数の接続ピン62中と複数の接続ピン72中に、電子内視鏡用プロセッサ20に対してアナログ内視鏡30を接続したときに短絡状態となりデジタル内視鏡40を接続したときに開放状態となるアナログ専用接続ピン(第1の電子内視鏡専用接続ピン、短絡-開放選択ピン)62APを含んでいる。
図5に示すように、デジタル内視鏡40のコネクタプラグ70は、複数の接続ピン72中に、電子内視鏡用プロセッサ20に対してデジタル内視鏡40を接続したときにのみ短絡状態となってデジタル画像信号の伝送に寄与するデジタル専用接続ピン(第2の電子内視鏡専用接続ピン、短絡-開放選択ピン)72DPを含んでいる。このため、電子内視鏡用プロセッサ20に対してアナログ内視鏡30を接続したときには、デジタル専用接続ピン72DPと同じ位置の接続ピンは、機械的には(見かけ上は)接続ピン挿入孔に挿入されているが、電気的には(実際上は)開放状態であってアナログ画像信号の伝送に寄与しない。
すなわち、図5、図6に示すように、アナログ内視鏡30のコネクタプラグ60とデジタル内視鏡40のコネクタプラグ70は、複数の接続ピン62中と複数の接続ピン72中に、電子内視鏡用プロセッサ20に対してデジタル内視鏡40を接続したときに短絡状態となりアナログ内視鏡30を接続したときに開放状態となるデジタル専用接続ピン(第2の電子内視鏡専用接続ピン、短絡-開放選択ピン)72DPを含んでいる。
ここで、開放状態にあるアナログ専用接続ピン62APとデジタル専用接続ピン72DP(第1の電子内視鏡専用接続ピン、第2の電子内視鏡専用接続ピン、短絡-開放選択ピン)は、オープン端子のハイインピーダンスとなり、外部からのノイズ耐性が低い入力ポートになるため、開放状態にあるアナログ専用接続ピン62APとデジタル専用接続ピン72DP(第1の電子内視鏡専用接続ピン、第2の電子内視鏡専用接続ピン、短絡-開放選択ピン)を起点とする静電気破壊が起こり易い。
そこで、本実施形態の電子内視鏡システム10は、開放状態にあるアナログ専用接続ピン62APとデジタル専用接続ピン72DP(第1の電子内視鏡専用接続ピン、第2の電子内視鏡専用接続ピン、短絡-開放選択ピン)を起点とする静電気破壊を防止するための静電気保護機構として、静電気保護用の基板シート(以下単に「基板シート」と呼ぶ)100を搭載している。
すなわち、基板シート(静電気保護機構)100は、電子内視鏡用プロセッサ20に対してアナログ内視鏡30を接続したときに、グランド接続ピン62GPと、開放状態にあるデジタル専用接続ピン72DPと同じ位置の接続ピン62とを導通させて、該デジタル専用接続ピン72DPと同じ位置の接続ピン62を起点とする静電気破壊を防止する。一方、基板シート(静電気保護機構)100は、電子内視鏡用プロセッサ20に対してデジタル内視鏡40を接続したときに、グランド接続ピン72GPと、開放状態にあるアナログ専用接続ピン62APと同じ位置の接続ピン72とを導通させて、該アナログ専用接続ピン62APと同じ位置の接続ピン72を起点とする静電気破壊を防止する。
基板シート100は、アナログ内視鏡30とデジタル内視鏡40に共通使用される共用基板シート200と、アナログ内視鏡30に専用使用されるアナログ基板シート(選択基板シート)300と、デジタル内視鏡40に専用使用されるデジタル基板シート(選択基板シート)400とを有している。
電子内視鏡用プロセッサ20に対してアナログ内視鏡30を接続する際には、共用基板シート200とアナログ基板シート300を重ね合わせて、これをコネクタプラグ60とコネクタソケット80との間に配置する。
電子内視鏡用プロセッサ20に対してデジタル内視鏡40を接続する際には、共用基板シート200とデジタル基板シート400を重ね合わせて、これをコネクタプラグ70とコネクタソケット80との間に配置する。
図3〜図6、図8、図10に示すように、共用基板シート200は、例えば、ポリイミド等の材料からなる円形の絶縁性シート210を有している。この絶縁性シート210は、コネクタプラグ60の接続ピン62またはコネクタプラグ70の接続ピン72を挿通する複数(本実施形態では24個)の挿通孔212を有している。
絶縁性シート210の片面または両面(少なくとも一面)には、グランド接続ピン導通部220と、アナログ専用接続ピン導通部(第1の電子内視鏡専用接続ピン導通部)230と、デジタル専用接続ピン導通部(第2の電子内視鏡専用接続ピン導通部)240とが形成されている。グランド接続ピン導通部220とアナログ専用接続ピン導通部230とデジタル専用接続ピン導通部240は、例えば、銅箔等の材料からなる。
グランド接続ピン導通部220は、グランド接続ピン62GPまたはグランド接続ピン72GPを挿通する挿通孔212の周囲から絶縁性シート210の表面に形成されており、グランド接続ピン62GPまたはグランド接続ピン72GPに導通する。
アナログ専用接続ピン導通部230は、アナログ専用接続ピン62APまたはこれと同じ位置の接続ピン72を挿通する挿通孔212の周囲から絶縁性シート210の表面に形成されており、アナログ専用接続ピン62APまたはこれと同じ位置の接続ピン72に導通する。
デジタル専用接続ピン導通部240は、デジタル専用接続ピン72DPまたはこれと同じ位置の接続ピン62を挿通する挿通孔212の周囲から絶縁性シート210の表面に形成されており、デジタル専用接続ピン72DPまたはこれと同じ位置の接続ピン62に導通する。
グランド接続ピン導通部220とアナログ専用接続ピン導通部230からは、両者が互いに接近するように枝部250が延出している(共用基板シート200の単体では枝部250の先端部は非接触である)。
グランド接続ピン導通部220とデジタル専用接続ピン導通部240からは、両者が互いに接近するように枝部260が延出している(共用基板シート200の単体では枝部260の先端部は非接触である)。
図3、図7、図8に示すように、アナログ基板シート300は、例えば、ポリイミド等の材料からなる円形の絶縁性シート310を有している。この絶縁性シート310は、アナログ内視鏡30のコネクタプラグ60の接続ピン62を挿通する複数(本実施形態では24個)の挿通孔312を有している。
絶縁性シート310の片面または両面(少なくとも一面)には、例えば、銅箔等の材料からなる導通部(選択導通部)320が形成されている。図8に示すように、この導通部320は、アナログ基板シート300を共用基板シート200と重ね合わせて使用したとき、枝部260の先端部を電気的に繋ぐことにより、共用基板シート200のグランド接続ピン導通部220とデジタル専用接続ピン導通部240を導通させる。これにより、電子内視鏡用プロセッサ20に対してアナログ内視鏡30を接続したときに、グランド接続ピン62GPと、開放状態にあるデジタル専用接続ピン72DPと同じ位置の接続ピン62とを導通させて、該デジタル専用接続ピン72DPと同じ位置の接続ピン62を起点とする静電気破壊を防止することができる。
図3、図9、図10に示すように、デジタル基板シート400は、例えば、ポリイミド等の材料からなる円形の絶縁性シート410を有している。この絶縁性シート410は、デジタル内視鏡40のコネクタプラグ70の接続ピン72を挿通する複数(本実施形態では24個)の挿通孔412を有している。
絶縁性シート410の片面または両面(少なくとも一面)には、例えば、銅箔等の材料からなる導通部(選択導通部)420が形成されている。図10に示すように、この導通部420は、デジタル基板シート400を共用基板シート200と重ね合わせて使用したとき、枝部250の先端部を電気的に繋ぐことにより、共用基板シート200のグランド接続ピン導通部220とアナログ専用接続ピン導通部230を導通させる。これにより、電子内視鏡用プロセッサ20に対してデジタル内視鏡40を接続したときに、グランド接続ピン72GPと、開放状態にあるアナログ専用接続ピン62APと同じ位置の接続ピン72とを導通させて、該アナログ専用接続ピン62APと同じ位置の接続ピン72を起点とする静電気破壊を防止することができる。
このように、本実施形態の電子内視鏡システム10によれば、アナログ基板シート300とデジタル基板シート400のいずれかを共用基板シート200に組み合わせて選択使用することにより、共用基板シート200のグランド接続ピン導通部220をアナログ専用接続ピン導通部230とデジタル専用接続ピン導通部240のいずれかに選択的に導通させることができる。これにより、開放状態にあるアナログ専用接続ピン62APとデジタル専用接続ピン72DP(第1の電子内視鏡専用接続ピン、第2の電子内視鏡専用接続ピン、短絡-開放選択ピン)を起点とする静電気破壊を確実に防止することができる。
また、基板シート100(共用基板シート200、アナログ基板シート300、デジタル基板シート400)は、電子内視鏡システム10を一旦製造販売した後であっても簡単にこれに組み込むことができるので、ハードウェアの変更等の複雑で大掛かりな処理が不要である。
以上の実施形態では、基板シート100(共用基板シート200、アナログ基板シート300、デジタル基板シート400)を、アナログ内視鏡30のコネクタプラグ60またはデジタル内視鏡40のコネクタプラグ70と電子内視鏡用プロセッサ20のコネクタソケット80との間に配置する場合を例示して説明したが、基板シート100の各構成要素の配置には自由度がある。例えば、共用基板シート200は、電子内視鏡用プロセッサ20のコネクタソケット80に内蔵し、あるいは、アナログ内視鏡30のコネクタプラグ60またはデジタル内視鏡40のコネクタプラグ70と電子内視鏡用プロセッサ20のコネクタソケット80との間に配置することができる。また、アナログ基板シート300とデジタル基板シート400は、アナログ内視鏡30のコネクタプラグ60とデジタル内視鏡40のコネクタプラグ70に内蔵し、あるいは、アナログ内視鏡30のコネクタプラグ60またはデジタル内視鏡40のコネクタプラグ70と電子内視鏡用プロセッサ20のコネクタソケット80との間に配置することができる。
以上の実施形態では、アナログ内視鏡30とデジタル内視鏡40を「第1の電子内視鏡」と「第2の電子内視鏡」とした場合を例示して説明した。しかし、「第1の電子内視鏡」と「第2の電子内視鏡」は、これに限定されるものではなく、互換性を持つ複数の接続ピンを有するコネクタを介して電子内視鏡用プロセッサに接続されるものであれば、その種類や数には自由度がある。
以上の実施形態では、アナログ内視鏡30とデジタル内視鏡40において、グランド接続ピンと専用接続ピン(短絡-開放選択ピン)が一対一で対応するように設けた場合を例示して説明したが、グランド接続ピンと専用接続ピン(短絡-開放選択ピン)の数はこれに限定されるものではない。
10 電子内視鏡システム(電子内視鏡接続システム)
20 電子内視鏡用プロセッサ
21 光源ランプ
22 光量調整部
23 集光光学系
24 画像処理部
30 アナログ内視鏡(第1の電子内視鏡)
31 ユニバーサルケーブル
32 操作部
33 挿入部
40 デジタル内視鏡(第2の電子内視鏡)
41 ユニバーサルケーブル
42 操作部
43 挿入部
50 モニタ装置
60 コネクタプラグ
62 接続ピン
62GP グランド接続ピン
62AP アナログ専用接続ピン(第1の電子内視鏡専用接続ピン、短絡-開放選択ピン)
70 コネクタプラグ
72 接続ピン
72GP グランド接続ピン
72DP デジタル専用接続ピン(第2の電子内視鏡専用接続ピン、短絡-開放選択ピン)
80 コネクタソケット
82 接続ピン挿入孔
100 静電気保護用の基板シート(静電気保護機構)
200 共用基板シート
210 絶縁性シート
212 挿通孔
220 グランド接続ピン導通部
230 アナログ専用接続ピン導通部(第1の電子内視鏡専用接続ピン導通部)
240 デジタル専用接続ピン導通部(第2の電子内視鏡専用接続ピン導通部)
250 260 枝部
300 アナログ基板シート(選択基板シート)
310 絶縁性シート
312 挿通孔
320 導通部(選択導通部)
400 デジタル基板シート(選択基板シート)
410 絶縁性シート
412 挿通孔
420 導通部(選択導通部)

Claims (9)

  1. 電子内視鏡用プロセッサに対して、互換性を持つ複数の接続ピンを有するコネクタを介して、第1の電子内視鏡と第2の電子内視鏡のいずれかを選択的に接続可能な電子内視鏡接続システムであって、
    前記コネクタは、前記複数の接続ピン中に、前記電子内視鏡用プロセッサに対して前記第1の電子内視鏡と前記第2の電子内視鏡のいずれを接続したときにも接地されるグランド接続ピンを含んでいること;
    前記コネクタは、前記複数の接続ピン中に、前記電子内視鏡用プロセッサに対して前記第1の電子内視鏡を接続したときに短絡状態となり前記第2の電子内視鏡を接続したときに開放状態となる第1の電子内視鏡専用接続ピンを含んでいること;
    前記コネクタは、前記複数の接続ピン中に、前記電子内視鏡用プロセッサに対して前記第2の電子内視鏡を接続したときに短絡状態となり前記第1の電子内視鏡を接続したときに開放状態となる第2の電子内視鏡専用接続ピンを含んでいること;及び
    前記電子内視鏡用プロセッサに対して前記第1の電子内視鏡を接続したときに前記グランド接続ピンと前記第2の電子内視鏡専用接続ピンを導通させて該第2の電子内視鏡専用接続ピンを起点とする静電気破壊を防止するとともに、前記電子内視鏡用プロセッサに対して前記第2の電子内視鏡を接続したときに前記グランド接続ピンと前記第1の電子内視鏡専用接続ピンを導通させて該第1の電子内視鏡専用接続ピンを起点とする静電気破壊を防止する静電気保護機構を有していること;
    を特徴とする電子内視鏡接続システム。
  2. 請求項1記載の電子内視鏡接続システムにおいて、
    前記静電気保護機構は、
    前記コネクタの複数の接続ピンを挿通する複数の挿通孔を有する絶縁性シートと、前記絶縁性シートの複数の挿通孔のうち前記グランド接続ピンを挿通する挿通孔の周囲に形成されて該グランド接続ピンと導通するグランド接続ピン導通部と、前記絶縁性シートの複数の挿通孔のうち前記第1の電子内視鏡専用接続ピンを挿通する挿通孔の周囲に形成されて該第1の電子内視鏡専用接続ピンと導通する第1の電子内視鏡専用接続ピン導通部と、前記絶縁性シートの複数の挿通孔のうち前記第2の電子内視鏡専用接続ピンを挿通する挿通孔の周囲に形成されて該第2の電子内視鏡専用接続ピンと導通する第2の電子内視鏡専用接続ピン導通部と、を備える共用基板シート;及び
    前記共用基板シートと重ね合わせて使用される選択基板シートであって、前記コネクタの複数の接続ピンを挿通する複数の挿通孔を有する絶縁性シートと、前記共用基板シートの前記グランド接続ピン導通部を前記第1の電子内視鏡専用接続ピン導通部と前記第2の電子内視鏡専用接続ピン導通部のいずれかに選択的に導通させる選択導通部と、を備える選択基板シート;
    を有する静電気保護用の基板シートである電子内視鏡接続システム。
  3. 請求項2記載の電子内視鏡接続システムにおいて、
    前記グランド接続ピン導通部、前記第1の電子内視鏡専用接続ピン導通部及び前記第2の電子内視鏡専用接続ピン導通部は、前記共用基板シートの前記絶縁性シートの片面または両面に形成されている電子内視鏡接続システム。
  4. 請求項2または3記載の電子内視鏡接続システムにおいて、
    前記選択導通部は、前記選択基板シートの前記絶縁性シートの片面または両面に形成されている電子内視鏡接続システム。
  5. 請求項2ないし4のいずれか1項記載の電子内視鏡接続システムにおいて、
    前記共用基板シートと前記選択基板シートは、前記第1の電子内視鏡または前記第2の電子内視鏡のコネクタプラグと前記電子内視鏡用プロセッサのコネクタソケットとの間に配置されている電子内視鏡接続システム。
  6. 請求項2ないし4のいずれか1項記載の電子内視鏡接続システムにおいて、
    前記共用基板シートは、前記電子内視鏡用プロセッサのコネクタソケットに内蔵されており、あるいは、前記第1の電子内視鏡または前記第2の電子内視鏡のコネクタプラグと前記電子内視鏡用プロセッサのコネクタソケットとの間に配置されている電子内視鏡接続システム。
  7. 請求項2ないし4のいずれか1項記載の電子内視鏡接続システムにおいて、
    前記選択基板シートは、前記第1の電子内視鏡と前記第2の電子内視鏡のコネクタプラグに内蔵されており、あるいは、前記第1の電子内視鏡または前記第2の電子内視鏡のコネクタプラグと前記電子内視鏡用プロセッサのコネクタソケットとの間に配置されている電子内視鏡接続システム。
  8. 電子内視鏡用プロセッサに対して、互換性を持つ複数の接続ピンを有するコネクタを介して、第1の電子内視鏡と第2の電子内視鏡のいずれかを選択的に接続可能であり、前記コネクタは、前記複数の接続ピン中に、前記電子内視鏡用プロセッサに対して前記第1の電子内視鏡と前記第2の電子内視鏡のいずれを接続したときにも接地されるグランド接続ピンと、前記電子内視鏡用プロセッサに対して前記第1の電子内視鏡を接続したときに短絡状態となり前記第2の電子内視鏡を接続したときに開放状態となる第1の電子内視鏡専用接続ピンと、前記電子内視鏡用プロセッサに対して前記第2の電子内視鏡を接続したときに短絡状態となり前記第1の電子内視鏡を接続したときに開放状態となる第2の電子内視鏡専用接続ピンとを含んでいる、電子内視鏡接続システムに用いる静電気保護機構であって、
    前記電子内視鏡用プロセッサに対して前記第1の電子内視鏡を接続したときに前記グランド接続ピンと前記第2の電子内視鏡専用接続ピンを導通させて該第2の電子内視鏡専用接続ピンを起点とする静電気破壊を防止するとともに、前記電子内視鏡用プロセッサに対して前記第2の電子内視鏡を接続したときに前記グランド接続ピンと前記第1の電子内視鏡専用接続ピンを導通させて該第1の電子内視鏡専用接続ピンを起点とする静電気破壊を防止する、ことを特徴とする静電気保護機構。
  9. 請求項8記載の静電気保護機構において、
    前記コネクタの複数の接続ピンを挿通する複数の挿通孔を有する絶縁性シートと、前記絶縁性シートの複数の挿通孔のうち前記グランド接続ピンを挿通する挿通孔の周囲に形成されて該グランド接続ピンと導通するグランド接続ピン導通部と、前記絶縁性シートの複数の挿通孔のうち前記第1の電子内視鏡専用接続ピンを挿通する挿通孔の周囲に形成されて該第1の電子内視鏡専用接続ピンと導通する第1の電子内視鏡専用接続ピン導通部と、前記絶縁性シートの複数の挿通孔のうち前記第2の電子内視鏡専用接続ピンを挿通する挿通孔の周囲に形成されて該第2の電子内視鏡専用接続ピンと導通する第2の電子内視鏡専用接続ピン導通部と、を備える共用基板シート;及び
    前記共用基板シートと重ね合わせて使用される選択基板シートであって、前記コネクタの複数の接続ピンを挿通する複数の挿通孔を有する絶縁性シートと、前記共用基板シートの前記グランド接続ピン導通部を前記第1の電子内視鏡専用接続ピン導通部と前記第2の電子内視鏡専用接続ピン導通部のいずれかに選択的に導通させる選択導通部と、を備える選択基板シート;
    を有している静電気保護用の基板シート。
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