JP2016042307A - 陳列状況管理方法、陳列状況管理プログラムおよび情報処理装置 - Google Patents

陳列状況管理方法、陳列状況管理プログラムおよび情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】商品の陳列状況を管理しやすくすること。【解決手段】情報処理装置101は、カメラ102によって撮影された、商品が陳列される商品棚の商品載置面110の撮像画像を取得する。情報処理装置101は、取得した撮像画像に、商品載置面110に付された所定のマークの画像が含まれるか否か判定する。所定のマークは、商品載置面110の撮像画像を解析することにより認識可能なマークである。情報処理装置101は、判定した判定結果を出力する。これにより、商品棚に商品が陳列されているか否かを判別可能にして、商品の陳列状況を管理しやすくする。【選択図】図1A

Description

本発明は、陳列状況管理方法、陳列状況管理プログラムおよび情報処理装置に関する。
小売業において、商品棚に陳列された商品の陳列状況を管理することは重要である。例えば、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの小売業においては、商品棚に商品がないことがビジネスチャンスの損失につながるため、商品の陳列状況を管理して適宜商品を補充することが望ましい。
先行技術としては、例えば、各収納室の内面に沿って面状のマトリクスセンサが設けられた物品棚から取り出された商品と、物品台の上面にマトリクスセンサが取付けられた物品確認台上に載せられた商品とが一致するか否かを見て、商品の管理を行う技術がある。
特開平5−184725号公報
しかしながら、従来技術では、商品棚に陳列された商品の陳列状況を管理することは困難である。
一つの側面では、本発明は、商品の陳列状況を管理しやすくする陳列状況管理方法、陳列状況管理プログラムおよび情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面によれば、商品が陳列される商品棚の商品載置面の撮像画像を取得し、取得した前記撮像画像に、前記商品載置面に付された所定のマークの画像が含まれるか否か判定し、判定結果を出力する陳列状況管理方法、陳列状況管理プログラムおよび情報処理装置が提案される。
本発明の一態様によれば、商品の陳列状況を管理しやすくすることができるという効果を奏する。
図1Aは、実施の形態にかかる陳列状況管理方法の一実施例を示す説明図である。 図1Bは、商品に対応するマークの具体例を示す説明図(その1)である。 図1Cは、商品に対応するマークの具体例を示す説明図(その2)である。 図2は、監視システム200のシステム構成例を示す説明図である。 図3は、情報処理装置101のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図4は、クライアント装置103のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図5は、陳列マークMの具体例を示す説明図である。 図6は、陳列マークマスタ220の記憶内容の一例を示す説明図である。 図7は、商品カテゴリマスタ230の記憶内容の一例を示す説明図である。 図8は、商品カテゴリ別閾値マスタ240の記憶内容の一例を示す説明図である。 図9は、情報処理装置101の機能的構成例を示すブロック図である。 図10は、判定結果テーブル1000の記憶内容の一例を示す説明図である。 図11は、陳列状況管理テーブル1100の記憶内容の一例を示す説明図である。 図12は、解析結果テーブル1200の記憶内容の一例を示す説明図である。 図13は、商品の陳列例を示す説明図である。 図14は、警告画面の画面例を示す説明図である。 図15は、照会画面の画面例を示す説明図である。 図16は、情報処理装置101の陳列状況管理処理手順の一例を示すフローチャートである。 図17は、陳列マーク判定処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。 図18は、充填率算出処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。 図19は、前出し率算出処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。 図20は、警告メッセージ作成処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下に図面を参照して、本発明にかかる陳列状況管理方法、陳列状況管理プログラムおよび情報処理装置の実施の形態を詳細に説明する。
(陳列状況管理方法の一実施例)
図1Aは、実施の形態にかかる陳列状況管理方法の一実施例を示す説明図である。図1Aにおいて、情報処理装置101は、店舗内の商品棚に陳列される商品の陳列状況を管理するコンピュータである。店舗は、例えば、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、家電量販店などの小売業の店舗である。
カメラ102は、店舗内を撮影する撮影装置である。カメラ102は、例えば、商品が陳列される商品棚を俯瞰する位置(例えば、天井)に設置され、商品棚の商品載置面を撮影可能である。また、カメラ102は、例えば、所定の時間間隔(例えば、1[フレーム/秒])で撮影した撮像画像を画像I/F(不図示)を介して、情報処理装置101に出力する。
小売業において、商品棚に陳列される商品の陳列状況を管理することは重要である。例えば、商品棚に商品がないことはビジネスチャンスの損失につながるため、商品の陳列状況を管理して適宜商品を補充することが望ましい。
また、商品棚の手前側の商品が売れた場合に、奥にある商品を手前側に出す「前出し」と呼ばれる作業を怠ると、商品棚の見栄えが悪くなるばかりでなく、従業員教育が徹底されていないと顧客から思われるなど、店舗のイメージ低下につながる。このため、商品の陳列状況を管理して適宜前出しを行うよう従業員に促すことが望ましい。
ここで、商品の陳列状況を管理するために、例えば、人手により商品の売上数とバックヤードからの補充数をシステムに登録することで、商品棚に陳列されている商品数を管理することが考えられる。しかし、各商品の売上数や補充数を人手により登録するのは手間がかかり現実的ではない。
また、RFID(Radio Frequency IDentification)タグなどを商品に貼付し、専用の読み取り装置を用いて、陳列されている商品のRFIDタグに記憶された識別コードを読み取ることで、商品の陳列状況を判断することも考えられるが、RFIDタグや読み取り装置の導入にコストがかかる。
そこで、本実施の形態では、情報処理装置101は、カメラ102によって撮影された商品棚の商品載置面の撮像画像に、商品載置面に付された所定のマークの画像が含まれるか否か判定して判定結果を出力する。これにより、商品棚に商品が陳列されているか否かを判別可能にして、商品の陳列状況を管理しやすくする。以下、情報処理装置101の処理例について説明する。
(1)情報処理装置101は、カメラ102によって撮影された、商品が陳列される商品棚の商品載置面の撮像画像を取得する。ここで、商品載置面は、商品が置かれる面である。商品載置面には、所定のマークが付されている。所定のマークは、商品載置面の撮像画像を解析することにより認識可能なマークである。
例えば、所定のマークは、円形や星形などの記号である。また、所定のマークは、バーコードや2次元バーコードのように、数字、文字、記号などの情報を一定の規則に従って変換したコードであってもよい。また、所定のマークは、図1Bや図1Cに示すように、陳列される商品に対応するマークであってもよい。
図1Bおよび図1Cは、商品に対応するマークの具体例を示す説明図である。図1Bにおいて、マークリスト150には、商品と、当該商品に対応するマークとが示されている。例えば、商品「ミネラルウォーター」に対応するマークとして、星形のマーク「★」が示されている。マークリスト150によれば、情報処理装置101は、マークの形状の違いによって当該マークに対応する商品を識別することができる。
図1Cにおいて、マークリスト160には、商品と、当該商品に対応するマークとが示されている。例えば、商品「ミネラルウォーター」に対応するマークとして、色が濃い円形のマーク「●」が示されている。マークリスト160によれば、情報処理装置101は、マークの色の濃淡の違いによって当該マークに対応する商品を識別することができる。
図1Aの例では、ある商品棚の商品載置面110に商品「ミネラルウォーター」が陳列される場合を想定する。また、商品載置面110には、所定のマークとして、商品「ミネラルウォーター」の陳列位置に星形のマーク「★」がそれぞれ付されている場合を想定する。なお、商品載置面110上のそれぞれの陳列位置に商品が置かれると、商品によってマークが隠れて撮像画像に映らなくなる。
また、ここでは、情報処理装置101が、カメラ102によって撮影された商品載置面110の撮像画像120を取得した場合を想定する。撮像画像120は、商品載置面110に陳列された商品111〜119のうち、商品111が売れて商品棚からなくなった後に撮影された画像である。
(2)情報処理装置101は、取得した撮像画像に、商品載置面に付された所定のマークの画像が含まれるか否か判定する。具体的には、例えば、情報処理装置101は、取得した撮像画像120を解析することにより、撮像画像120に所定のマークの画像が含まれるか否か判定する。
図1の例では、商品111が売れて商品棚からなくなっているため、商品載置面110に付されたマーク130が撮像画像120に映っている。このため、情報処理装置101は、撮像画像120に、商品載置面110に付されたマーク130の画像が含まれると判定する。
(3)情報処理装置101は、判定した判定結果を出力する。具体的には、例えば、情報処理装置101は、撮像画像120に画像が含まれると判定されたマーク130に対応する商品「ミネラルウォーター」の補充が必要であることを示す警告情報140をクライアント装置103に送信することにしてもよい。クライアント装置103は、例えば、店舗の管理者(店長やオーナーなど)が使用するコンピュータである。
このように、情報処理装置101によれば、カメラ102によって撮影された商品棚の商品載置面の撮像画像に、商品載置面に付された所定のマークの画像が含まれるか否か判定して判定結果を出力することができる。これにより、商品棚に商品が陳列されているか否かを判別可能にして、商品の陳列状況を管理しやすくすることができる。
図1Aの例では、情報処理装置101は、マーク130に対応する商品「ミネラルウォーター」の補充が必要であることを示す警告情報140をクライアント装置103に通知することができる。これにより、店舗の管理者は、商品棚の商品載置面110に陳列された商品「ミネラルウォーター」が売れたため補充が必要であることを把握することができる。
また、上述した説明では、商品「ミネラルウォーター」の陳列位置に所定のマーク(星形のマーク「★」)がそれぞれ付される場合を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、所定のマークは、商品載置面110の手前側に陳列される商品「ミネラルウォーター」の陳列位置に付されることにしてもよい。
この場合、情報処理装置101は、撮像画像120に所定のマークの画像が含まれると判定した際に、商品「ミネラルウォーター」の前出しが必要であることを示す警告情報をクライアント装置103に送信することにしてもよい。これにより、店舗の管理者は、商品載置面110の手前側に陳列された商品「ミネラルウォーター」が売れたため前出しが必要であることを把握することができる。
(監視システム200のシステム構成例)
つぎに、実施の形態にかかる監視システム200のシステム構成例について説明する。
図2は、監視システム200のシステム構成例を示す説明図である。図2において、監視システム200は、情報処理装置101と、複数のカメラ102と、クライアント装置103と、を含む。監視システム200において、情報処理装置101、カメラ102およびクライアント装置103は、有線または無線のネットワーク210を介して接続される。ネットワーク210は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどである。
ここで、情報処理装置101は、陳列マークマスタ220、商品カテゴリマスタ230および商品カテゴリ別閾値マスタ240を有し、店舗内の商品棚に陳列される商品の陳列状況を管理する。各種マスタ220,230,240の記憶内容については、図6〜図8を用いて後述する。情報処理装置101は、例えば、サーバである。
カメラ102は、店舗内を撮影する撮影装置であり、例えば、陳列状況の管理対象となる商品が陳列される全ての商品棚の商品載置面を撮影可能な台数分設置される。クライアント装置103は、例えば、店舗の管理者や従業員が使用するPC(パーソナル・コンピュータ)、ノートPC、タブレット型PC、スマートフォンなどである。
(情報処理装置101のハードウェア構成例)
図3は、情報処理装置101のハードウェア構成例を示すブロック図である。図3において、情報処理装置101は、CPU(Central Processing Unit)301と、メモリ302と、I/F(Interface)303と、ディスクドライブ304と、ディスク305と、を有する。また、各構成部は、バス300によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU301は、情報処理装置101の全体の制御を司る。メモリ302は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU301のワークエリアとして使用される。メモリ302に記憶されるプログラムは、CPU301にロードされることで、コーディングされている処理をCPU301に実行させる。
I/F303は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他のコンピュータ(例えば、図1に示したカメラ102、クライアント装置103)に接続される。そして、I/F303は、ネットワーク210と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。I/F303には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
ディスクドライブ304は、CPU301の制御に従ってディスク305に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク305は、ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスク305としては、例えば、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。
なお、情報処理装置101は、上述した構成部のほか、例えば、SSD(Solid State Drive)、キーボード、マウス、ディスプレイなどを有することにしてもよい。
(クライアント装置103のハードウェア構成例)
図4は、クライアント装置103のハードウェア構成例を示すブロック図である。図4において、クライアント装置103は、CPU401と、メモリ402と、ディスクドライブ403と、ディスク404と、I/F405と、ディスプレイ406と、入力装置407と、を有する。また、各構成部はバス400によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU401は、クライアント装置103の全体の制御を司る。メモリ402は、例えば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU401のワークエリアとして使用される。メモリ402に記憶されるプログラムは、CPU401にロードされることで、コーディングされている処理をCPU401に実行させる。
ディスクドライブ403は、CPU401の制御に従ってディスク404に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク404は、ディスクドライブ403の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスク404としては、例えば、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。
I/F405は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他のコンピュータ(例えば、情報処理装置101)に接続される。そして、I/F405は、ネットワーク210と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。
ディスプレイ406は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。ディスプレイ406は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、液晶ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイなどを採用することができる。
入力装置407は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを有し、データの入力を行う。入力装置407は、キーボードやマウスなどであってもよく、また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。
なお、クライアント装置103は、上述した構成部のうち、例えば、ディスクドライブ403、ディスク404などを有さないことにしてもよい。また、クライアント装置103は、上述した構成部のほか、例えば、SSD、スキャナ、プリンタなどを有することにしてもよい。
(陳列マークMの具体例)
つぎに、商品が陳列される商品棚の商品載置面に付される陳列マークMの具体例について説明する。陳列マークMは、例えば、図1に示した所定のマーク130に対応する。以下の説明では、陳列マークMとして、「2次元バーコード」を例に挙げて説明する。
図5は、陳列マークMの具体例を示す説明図である。図5において、商品載置面500は、商品が陳列される商品棚の商品載置面の一例である。商品載置面500には、陳列マークM11〜M13,M21〜M23,M31〜M33が付されている。陳列マークM11〜M13,M21〜M23,M31〜M33のうち、陳列マークM11,M21,M31は、商品載置面500の手前側に付されたマークである。
ここで、陳列マークM11〜M13,M21〜M23,M31〜M33は、陳列マークIDを一定の規則に従って変換した2次元コードである。陳列マークIDは、陳列マークMを識別する識別子であり、例えば、「1111」のような数字の羅列である。また、陳列マークIDは、商品に対応している。
各陳列マークM11〜M13,M21〜M23,M31〜M33は、商品載置面500に陳列される各商品の陳列位置にそれぞれ付されている。このため、商品載置面500のそれぞれの陳列位置に各商品が置かれると、各商品によって各陳列マークM11〜M13,M21〜M23,M31〜M33が隠れて撮像画像に映らなくなる。
各陳列マークM11〜M13,M21〜M23,M31〜M33は、例えば、商品載置面500上にプリントされていてもよい。また、陳列マークM11〜M13,M21〜M23,M31〜M33が印刷された紙やシールを、人手により商品載置面500上に貼り付けることにしてもよい。
以下の説明では、商品棚の商品載置面を縦方向(手前から奥方向)に区分けした各行を「陳列行」と表記する場合がある。また、店舗内の複数の陳列行を「陳列行L1〜Ln」と表記し、陳列行L1〜Lnのうちの任意の陳列行を「陳列行Li」と表記する場合がある(i=1,2,…,n)。なお、陳列行Liには、例えば、商品カテゴリが同一の商品が陳列される。
また、陳列行Liにおいて、商品を置くエリアを手前から奥に向かって「陳列エリアA1〜Am」と表記し、陳列エリアA1〜Amのうちの任意の陳列エリアを「陳列エリアAj」と表記する場合がある(j=1,2,…,m)。さらに、陳列行Liの陳列エリアAjに付されている陳列マークを「陳列マークMij」と表記する場合がある。
(各種マスタ220,230,240の記憶内容)
つぎに、図6〜図8を用いて各種マスタ220,230,240の記憶内容について説明する。各種マスタ220,230,240は、例えば、図3に示した情報処理装置101のメモリ302やディスク305などの記憶装置により実現される。
<陳列マークマスタ220の記憶内容>
図6は、陳列マークマスタ220の記憶内容の一例を示す説明図である。図6において、陳列マークマスタ220は、陳列行ID、陳列エリアIDおよび陳列マークIDのフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、陳列マーク情報(例えば、陳列マーク情報600−1〜600−4)をレコードとして記憶する。
ここで、陳列行IDは、陳列行Liを識別する識別子である。陳列エリアIDは、陳列エリアAjを識別する識別子である。陳列マークIDは、陳列マークMijを識別する識別子である。例えば、陳列マーク情報600−1は、陳列行L1における陳列エリアA1に付与されている陳列マークM11(図5参照)の陳列マークID「0001」を示す。
<商品カテゴリマスタ230の記憶内容>
図7は、商品カテゴリマスタ230の記憶内容の一例を示す説明図である。図7において、商品カテゴリマスタ230は、陳列行IDおよび商品カテゴリのフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、商品カテゴリ情報(例えば、商品カテゴリ情報700−1〜700−3)をレコードとして記憶する。
ここで、陳列行IDは、陳列行Liを識別する識別子である。商品カテゴリは、陳列行Liに陳列される商品を分類するものである。例えば、商品カテゴリ情報700−1は、陳列行L1に陳列される商品の商品カテゴリ「日替わり弁当」を示す。
<商品カテゴリ別閾値マスタ240の記憶内容>
図8は、商品カテゴリ別閾値マスタ240の記憶内容の一例を示す説明図である。図8において、商品カテゴリ別閾値マスタ240は、陳列行ID、充填警告点および前出し警告点のフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、商品カテゴリ別閾値情報(例えば、商品カテゴリ別閾値情報800−1〜800−3)がレコードとして記憶される。
ここで、陳列行IDは、陳列行Liを識別する識別子である。充填警告点は、陳列行Liに陳列する商品の補充を促す警告メッセージの通知契機となる閾値であり、任意に設定可能である。前出し警告点は、陳列行Liに陳列されている商品の前出しを促す警告メッセージの通知契機となる閾値であり、任意に設定可能である。
(情報処理装置101の機能的構成例)
図9は、情報処理装置101の機能的構成例を示すブロック図である。図9において、情報処理装置101は、取得部901と、判定部902と、算出部903と、作成部904と、出力部905と、を含む構成である。取得部901〜出力部905は制御部となる機能であり、具体的には、例えば、図3に示したメモリ302、ディスク305などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、I/F303により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、メモリ302、ディスク305などの記憶装置に記憶される。
取得部901は、カメラ102によって撮影された撮像画像Dを取得する。ここで、撮像画像Dは、商品が陳列される商品棚の商品載置面を撮影した画像である。具体的には、例えば、取得部901は、各カメラ102によって1[フレーム/秒]で撮影される撮像画像Dを各カメラ102から取得する。
判定部902は、取得された撮像画像Dに、商品載置面に付された陳列マークMijの画像が含まれるか否かを判定する。具体的には、例えば、判定部902は、取得された撮像画像Dを解析することにより、撮像画像Dに陳列マークMijの画像が含まれるか否かを判定する。
判定部902の具体的な処理内容については、図12を用いて後述する。また、判定された判定結果は、例えば、図10に示す判定結果テーブル1000に記憶される。ここで、判定結果テーブル1000の記憶内容について説明する。判定結果テーブル1000は、例えば、メモリ302やディスク305などの記憶装置により実現される。
図10は、判定結果テーブル1000の記憶内容の一例を示す説明図である。図10において、判定結果テーブル1000は、陳列行ID、陳列エリアID、日付、時刻および判定フラグのフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、判定結果(例えば、判定結果1000−1〜1000−4)をレコードとして記憶する。
ここで、陳列行IDは、陳列行Liを識別する識別子である。陳列エリアIDは、陳列エリアAjを識別する識別子である。日付は、撮影画像Dが撮影された日付である。時刻は、撮影画像Dが撮影された時刻である。判定フラグは、撮像画像Dに陳列マークMijの画像が含まれるか否かを示すフラグである。判定フラグには、撮像画像Dに陳列マークMijの画像が含まれる場合に「1」が設定され、撮像画像Dに陳列マークMijの画像が含まれない場合に「0」が設定される。
例えば、判定結果1000−1は、2014年4月24日10時00分00秒に撮影された撮影画像Dに陳列マークM11の画像が含まれる、すなわち、陳列行L1の陳列エリアA1の陳列マークM11が認識されたことを示す。また、例えば、判定結果1000−4は、2014年4月24日10時00分00秒に撮影された撮影画像Dに陳列マークM21の画像が含まれない、すなわち、陳列行L2の陳列エリアA1の陳列マークM21が認識されなかったことを示す。
図9の説明に戻り、算出部903は、陳列行Liの充填率Xiを算出する。ここで、充填率Xiとは、陳列行Liに陳列される商品の最大数に対する、陳列行Liに陳列されている商品の数の割合を示す。換言すれば、充填率Xiは、陳列行Liに商品を補充すべきかどうかを判断する際の指標となる値である。
陳列行Liに陳列される商品の最大数は、陳列行Liの陳列エリアA1〜Amの総数、すなわち、陳列行Liに付されている陳列マークMijの総数(以下、「陳列マーク数ai」と称する)に対応する。陳列マーク数aiは、例えば、陳列マークマスタ220から特定することができる。一例として、陳列行L1を例に挙げると、陳列マーク数a1は「3」となる。
また、陳列行Liに陳列されている商品の数は、陳列マークMi1〜Mimのうちの撮影画像Dから認識された陳列マークMの数(以下、「認識マーク数bi」と称する)を、陳列マーク数aiから減算した値に対応する。認識マーク数biは、例えば、判定結果テーブル1000から特定することができる。一例として、陳列行L1を例に挙げると、認識マーク数b1は「1」となる。
具体的には、例えば、算出部903は、下記式(1)を用いて、陳列行Liの充填率Xiを算出することができる。ただし、Xiは充填率である(単位は、[%])。aiは陳列マーク数である。biは認識マーク数である。
Xi=(ai−bi)÷ai×100 ・・・(1)
なお、充填率Xiの算出例については、図13を用いて後述する。算出された充填率Xiは、例えば、後述の図11に示す陳列状況管理テーブル1100に記憶される。
算出部903は、陳列行Liの前出し率Yiを算出する。ここで、前出し率Yiとは、陳列行Liに陳列されている商品の数に対する、陳列行Liにおいて前出しされている商品の数の割合を示す。換言すれば、前出し率Yiは、陳列行Liに陳列されている商品がどの程度前出しされているかを判断する際の指標となる値である。
陳列行Liにおいて前出しされている商品の数は、陳列行Liにおいて陳列マークMが認識されなかった陳列エリアAのうち、陳列エリアA1から連続する陳列エリア数(以下、「非認識エリア数ci」と称する)に対応する。非認識エリア数ciは、例えば、判定結果テーブル1000から特定することができる。一例として、陳列行L1を例に挙げると、非認識エリア数c1は「0」となる。
具体的には、例えば、算出部903は、下記式(2)を用いて、陳列行Liの前出し率Yiを算出することができる。ただし、Yiは前出し率である(単位は、[%])。aiは陳列マーク数である。biは認識マーク数である。
Yi=ci÷(ai−bi)×100 ・・・(2)
なお、前出し率Yiの算出例については、図13を用いて後述する。算出された前出し率Yiは、例えば、図11に示す陳列状況管理テーブル1100に記憶される。ここで、陳列状況管理テーブル1100の記憶内容について説明する。陳列状況管理テーブル1100は、例えば、メモリ302やディスク305などの記憶装置により実現される。
図11は、陳列状況管理テーブル1100の記憶内容の一例を示す説明図である。図11において、陳列状況管理テーブル1100は、陳列行ID、充填率および前出し率のフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、陳列状況管理情報(例えば、陳列状況管理情報1100−1〜1100−3)をレコードとして記憶する。
ここで、陳列行IDは、陳列行Liを識別する識別子である。充填率は、陳列行Liの充填率Xiである。前出し率は、陳列行Liの前出し率Yiである。例えば、陳列状況管理情報1100−1は、陳列行L1の充填率「66[%]」および前出し率「0[%]」を示す。
図9の説明に戻り、作成部904は、警告メッセージを作成する。具体的には、例えば、まず、作成部904は、図8に示した商品カテゴリ別閾値マスタ240を参照して、陳列行Liの充填警告点Xithを特定する。つぎに、作成部904は、図11に示した陳列状況管理テーブル1100を参照して、陳列行Liの充填率Xiが充填警告点Xith未満か否かを判断する。
そして、作成部904は、陳列行Liの充填率Xiが充填警告点Xith未満の場合に、陳列行Liに陳列する商品(商品カテゴリ)の補充を促す警告メッセージを作成する。なお、陳列行Liに陳列する商品(商品カテゴリ)は、例えば、商品カテゴリマスタ230から特定される。
また、作成部904は、例えば、商品カテゴリ別閾値マスタ240を参照して、陳列行Liの前出し警告点Yithを特定する。つぎに、作成部904は、陳列状況管理テーブル1100を参照して、陳列行Liの前出し率Yiが前出し警告点Yith未満か否かを判断する。
そして、作成部904は、陳列行Liの前出し率Yiが前出し警告点Yith未満の場合に、陳列行Liに陳列されている商品の前出しを促す警告メッセージを作成する。警告メッセージの具体例については、図14を用いて後述する。
出力部905は、作成部904によって作成された警告メッセージを出力する。出力部905の出力形式としては、例えば、I/F303による外部のコンピュータ(例えば、クライアント装置103)への送信、メモリ302やディスク305などの記憶装置への記憶、不図示のディスプレイへの表示、不図示のプリンタへの印刷出力などがある。
具体的には、例えば、出力部905は、作成された警告メッセージを含む警告画面をクライアント装置103のディスプレイ406に表示する制御を行うことにしてもよい。警告画面の画面例については、図14を用いて後述する。
また、出力部905は、判定部902によって判定された判定結果を出力することにしてもよい。具体的には、例えば、出力部905は、判定結果テーブル1000を参照して、各陳列行Liの各陳列エリアAjの判定結果を出力することにしてもよい。これにより、各陳列行Liの各陳列エリアAjに商品が陳列されているか否かを判別可能な情報を出力することができる。
また、出力部905は、算出部903によって算出された算出結果を出力することにしてもよい。具体的には、例えば、出力部905は、陳列状況管理テーブル1100を参照して、各陳列行Liの充填率Xiまたは前出し率Yiの少なくともいずれかを出力することにしてもよい。これにより、各陳列行Liの充填率Xiや前出し率Yiを判断可能な情報を出力することができる。
なお、情報処理装置101は、照会条件の指定を受け付けることにしてもよい。ここで、照会条件とは、充填率または前出し率の照会対象となる商品を指定するための条件である。照会条件としては、例えば、商品の商品カテゴリ、充填率や前出し率の範囲などを指定することができる。
照会条件の指定は、例えば、後述の図15に示す照会画面1500において、クライアント装置103のユーザ(例えば、店舗の管理者や店員)の操作入力により行われる。情報処理装置101は、例えば、クライアント装置103から入力結果を受信することにより、照会条件の指定を受け付ける。
この場合、情報処理装置101は、例えば、陳列状況管理テーブル1100を参照して、指定された照会条件を満たす商品に対応する陳列行Liの充填率Xiまたは前出し率Yiの少なくともいずれかを照会画面1500(図15参照)に表示する制御を行うことにしてもよい。
なお、上述した説明では、算出部903は、陳列行単位の充填率を算出することにしたが、これに限らない。例えば、ある商品棚の商品載置面には、同一の商品カテゴリの商品のみが陳列される場合がある。この場合、算出部903は、商品載置面に陳列される商品の最大数に対する、商品載置面に陳列されている商品の数の割合を示す充填率を算出することにしてもよい。
商品載置面に陳列される商品の最大数は、商品載置面に付されている陳列マークMの総数に対応しており、例えば、メモリ302やディスク305などの記憶装置に予め記憶されている。商品載置面に陳列されている商品の数は、撮影画像Dから認識された陳列マークMの数を、商品載置面に陳列される商品の最大数から減算した値に対応する。
(判定部902の具体的な処理内容)
ここで、判定部902の具体的な処理内容の一例について説明する。カメラ102によって撮影される撮影画像Dには、店員や顧客などの障害物が映り込むことがある。このため、撮影画像Dに障害物が映り込むことにより陳列マークMijが隠れて、陳列マークMijの検出漏れが発生してしまう場合がある。
そこで、判定部902は、取得された撮像画像Dを含む一定期間分(例えば、5分間分)の映像データに基づいて、取得された撮像画像Dに陳列マークMijの画像が含まれるか否かを判定することにしてもよい。映像データは、取得された撮像画像Dの撮影日時を含む一定期間内に同じカメラ102によって撮影された一連の撮像画像である。
具体的には、例えば、判定部902は、一定期間分の映像データに含まれる撮影画像Dごとに、撮像画像Dを解析することにより、撮影画像Dから陳列マークMijの画像を検出する。ここで、陳列マークMijの画像が検出された場合、判定部902は、陳列マークMijの画像を解析して陳列マークIDに変換する。
この解析結果は、例えば、後述の図12に示す解析結果テーブル1200に記憶される。例えば、判定部902は、陳列マークマスタ220を参照して、撮影画像Dを解析して得られた陳列マークIDに対応する陳列行IDと陳列エリアIDを特定する。そして、判定部902は、陳列マークIDと対応付けて、特定した陳列行ID、陳列エリアIDおよび撮影画像Dの撮影日時を解析結果テーブル1200に記憶する。
ここで、解析結果テーブル1200の記憶内容について説明する。解析結果テーブル1200は、例えば、メモリ302やディスク305などの記憶装置により実現される。
図12は、解析結果テーブル1200の記憶内容の一例を示す説明図である。図12において、解析結果テーブル1200は、陳列行ID、陳列エリアID、日付、時刻および陳列マークIDのフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、解析結果(例えば、解析結果1200−1〜1200−3)をレコードとして記憶する。
ここで、陳列行IDは、陳列行Liを識別する識別子である。陳列エリアIDは、陳列エリアAjを識別する識別子である。日付は、撮影画像Dが撮影された日付である。時刻は、撮影画像Dが撮影された時刻である。陳列マークIDは、陳列マークMijを識別する識別子である。
図12の例では、2014年4月24日10時00分00秒から2014年4月24日10時04分59秒までの5分間の解析結果が記憶されている。例えば、解析結果1200−1は、2014年4月24日10時00分00秒に撮影された撮影画像Dから、陳列行L1の陳列エリアA1に付された陳列マークM11が検出されたことを示す。
この場合、判定部902は、解析結果テーブル1200を参照して、取得された撮像画像Dに陳列マークMijの画像が含まれるか否かを判定する。具体的には、例えば、判定部902は、解析結果テーブル1200を参照して、陳列マークMijが少なくとも1回以上検出された場合に、陳列マークMijの画像が含まれると判定してもよい。
ただし、顧客が商品を手に取った後に商品棚に戻したり、店員が前出しのために商品を手に取って商品棚に戻したりすることがある。この場合、顧客や店員が商品を手に取った際に撮影された撮影画像Dから陳列マークMijが検出されることがある。このため、判定部902は、解析結果テーブル1200を参照して、陳列マークMijが、予め決められた所定回数以上検出された場合に、陳列マークMijの画像が含まれると判定することにしてもよい。
(陳列行Liの充填率Xiと前出し率Yiの算出例)
つぎに、図13を用いて、陳列行Liの充填率Xiと前出し率Yiの算出例について説明する。
図13は、商品の陳列例を示す説明図である。図13に示す商品載置面500において、陳列行L1に商品1301,1302が陳列されている。また、陳列行L2に商品1303,1304が陳列されている。また、陳列行L3に商品1305〜1307が陳列されている。以下、陳列行L1〜L3の充填率X1〜X3と前出し率Y1〜Y3の算出例について説明する。
<陳列行L1の充填率X1>
ここで、陳列行L1に付されている陳列マークMの総数は「3」である。すなわち、陳列マーク数a1は「3」である。また、陳列行L1の陳列エリアA1に商品が置かれていないため、陳列マークM11〜M13のうちの撮影画像Dから認識される陳列マークMの数は「1」となる。すなわち、認識マーク数b1は「1」である。このため、算出部903は、上記式(1)を用いて充填率X1を以下のように算出する。
X1=(3−1)÷3×100≒66[%]
<陳列行L2の充填率X2>
ここで、陳列行L2に付されている陳列マークMの総数は「3」である。すなわち、陳列マーク数a2は「3」である。また、陳列行L2の陳列エリアA2に商品が置かれていないため、陳列マークM21〜M23のうちの撮影画像Dから認識される陳列マークMの数は「1」となる。すなわち、認識マーク数b2は「1」である。このため、算出部903は、上記式(1)を用いて充填率X2を以下のように算出する。
X2=(3−1)÷3×100≒66[%]
<陳列行L3の充填率X3>
ここで、陳列行L3に付されている陳列マークMの総数は「3」である。すなわち、陳列マーク数a3は「3」である。また、陳列行L3の陳列エリアA1〜A3の全てに商品が置かれているため、陳列マークM31〜M33のうちの撮影画像Dから認識される陳列マークMの数は「0」となる。すなわち、認識マーク数b3は「0」である。このため、算出部903は、上記式(1)を用いて充填率X3を以下のように算出する。
X3=(3−0)÷3×100=100[%]
<陳列行L1の前出し率Y1>
ここで、陳列行L1において陳列マークMが認識されなかった陳列エリアA2,A3のうち、陳列エリアA1から連続する陳列エリア数は「0」である。すなわち、非認識エリア数c1は「0」である。このため、算出部903は、上記式(2)を用いて前出し率Y1を以下のように算出する。
Y1=0÷(3−1)×100=0[%]
<陳列行L2の前出し率Y2>
ここで、陳列行L2において陳列マークMが認識されなかった陳列エリアA1,A3のうち、陳列エリアA1から連続する陳列エリア数は「1」である。すなわち、非認識エリア数c2は「1」である。このため、算出部903は、上記式(2)を用いて前出し率Y2を以下のように算出する。
Y2=1÷(3−1)×100=50[%]
<陳列行L3の前出し率Y3>
ここで、陳列行L3において陳列マークMが認識されなかった陳列エリアA1〜A3のうち、陳列エリアA1から連続する陳列エリア数は「3」である。すなわち、非認識エリア数c3は「3」である。このため、算出部903は、上記式(2)を用いて前出し率Y3を以下のように算出する。
Y3=3÷(3−0)×100=100[%]
(警告画面の画面例)
つぎに、クライアント装置103のディスプレイ406に表示される警告画面の画面例について説明する。
図14は、警告画面の画面例を示す説明図である。図14において、警告画面1400は、警告メッセージ1401,1402と、警告リスト1403とを含む。警告メッセージ1401は、商品の補充を促すメッセージである。警告メッセージ1402は、商品の前出しを促すメッセージである。
警告リスト1403は、補充または前出しが必要な商品(商品カテゴリ)をリスト化したものである。具体的には、警告リスト1403には、補充または前出しが必要な商品の商品カテゴリと充填率と前出し率と通知日時とが示されている。通知日時には、例えば、商品の補充または前出しを促すメッセージが最初に通知された日時(初回日時)が設定される。
警告画面1400によれば、クライアント装置103のユーザに対して、「日替わり弁当」の補充を促すことができる。また、クライアント装置103のユーザに対して、「日替わり弁当」および「のり弁当」の前出しを促すことができる。この際、ユーザは、警告リスト1403の各通知日時を参照することにより、最初の警告メッセージが通知されてからどの程度放置しているのかを判断することができる。
(照会画面の画面例)
つぎに、クライアント装置103のディスプレイ406に表示される照会画面の画面例について説明する。
図15は、照会画面の画面例を示す説明図である。図15において、照会画面1500は、照会条件の指定を受け付ける画面である。照会画面1500において、図4に示したクライアント装置103の入力装置407を用いたユーザの操作入力により、ボックス1501をクリックすると、照会条件として商品カテゴリを入力することができる。
また、照会画面1500において、ユーザの操作入力により、ボックス1502をクリックすると、照会条件として充填率の範囲を入力することができる。また、照会画面1500において、ユーザの操作入力により、ボックス1503をクリックすると、照会条件として前出し率の範囲を入力することができる。
図15の例では、ボックス1501に「清涼飲料水」が入力され、ボックス1502に「50%以下」が入力されている(図15中、(15−1)参照)。
また、照会画面1500において、ユーザの操作入力により、更新ボタン1504をクリックすると、ボックス1501〜1503に入力された入力結果が照会条件として、クライアント装置103から情報処理装置101に送信される。
この場合、情報処理装置101は、例えば、商品カテゴリマスタ230を参照して、照会条件として指定された「清涼飲料水」に対応する陳列行Lを特定する。つぎに、情報処理装置101は、陳列状況管理テーブル1100を参照して、特定した陳列行Lのうちの充填率Xが照会条件として指定された「50%以下」となる陳列行Lの充填率Xおよび前出し率Yを特定する。そして、情報処理装置101は、特定した充填率Xおよび前出し率Yを、指定された照会条件を満たす「清涼飲料水」に対応する充填率Xおよび前出し率Yとして照会画面1500に表示する制御を行う。
図15の例では、照会条件を満たす「清涼飲料水」に対応する充填率「33%」および前出し率「100%」が、照会画面1500内の商品リスト1510に表示されている(図15中、(15−2)参照)。照会画面1500によれば、クライアント装置103のユーザは、指定した商品カテゴリの商品が陳列された陳列行Liの充填率Xiや前出し率Yiを確認することができる。
(情報処理装置101の陳列状況管理処理手順)
つぎに、情報処理装置101の陳列状況管理処理手順について説明する。陳列状況管理処理は、例えば、店舗の管理者により指定された時間間隔(例えば、5分間隔)で定期的に実行される。
図16は、情報処理装置101の陳列状況管理処理手順の一例を示すフローチャートである。図16のフローチャートにおいて、まず、情報処理装置101は、カメラ102によって撮影された一定期間分の映像データを取得する(ステップS1601)。そして、情報処理装置101は、取得した映像データを解析して(ステップS1602)、解析結果を解析結果テーブル1200に記録する(ステップS1603)。
つぎに、情報処理装置101は、陳列マーク判定処理を実行する(ステップS1604)。陳列マーク判定処理は、カメラ102によって撮影された撮像画像Dに陳列マークMijの画像が含まれるか否かを判定する処理である。陳列マーク判定処理の具体的な処理手順については、図17を用いて後述する。
そして、情報処理装置101は、充填率算出処理を実行する(ステップS1605)。充填率算出処理は、陳列行Liの充填率Xiを算出する処理である。充填率算出処理の具体的な処理手順については、図18を用いて後述する。
つぎに、情報処理装置101は、前出し率算出処理を実行する(ステップS1606)。前出し率算出処理は、陳列行Liの前出し率Yiを算出する処理である。前出し率算出処理の具体的な処理手順については、図19を用いて後述する。
つぎに、情報処理装置101は、警告メッセージ作成処理を実行する(ステップS1607)。警告メッセージ作成処理は、商品の補充や前出しを促す警告メッセージを作成する処理である。警告メッセージ作成処理の具体的な処理手順については、図20を用いて後述する。
そして、情報処理装置101は、作成した警告メッセージを含む警告画面を、クライアント装置103のディスプレイ406に表示して(ステップS1608)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
これにより、カメラ102によって撮影された撮像画像Dをもとに商品の陳列状況を特定して、不足している商品の補充や前出しが不十分な商品の前出しを促す警告メッセージをクライアント装置103のユーザに通知することができる。
<陳列マーク判定処理の具体的処理手順>
つぎに、図16に示したステップS1604の陳列マーク判定処理の具体的な処理手順について説明する。
図17は、陳列マーク判定処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。図17のフローチャートにおいて、まず、情報処理装置101は、陳列行Liの「i」を「i=1」として(ステップS1701)、陳列行Liを選択する(ステップS1702)。
つぎに、情報処理装置101は、陳列エリアAjの「j」を「j=1」として(ステップS1703)、陳列行Liの陳列エリアAjを選択する(ステップS1704)。そして、情報処理装置101は、解析結果テーブル1200を参照して、撮像画像Dに陳列マークMijの画像が含まれるか否かを判定する(ステップS1705)。
ここで、陳列マークMijの画像が含まれる場合(ステップS1705:Yes)、情報処理装置101は、陳列行Liの陳列エリアAjの判定フラグ「1」を含む判定結果を判定結果テーブル1000に記録して(ステップS1706)、ステップS1708に移行する。
なお、判定結果の日付と時刻には、例えば、図16に示したステップS1601において取得された映像データに含まれる一連の撮像画像Dのうち、最初(または、最後)に撮影された撮像画像Dの撮影日時が設定される。
また、ステップS1705において、陳列マークMijの画像が含まれない場合(ステップS1705:No)、情報処理装置101は、陳列行Liの陳列エリアAjの判定フラグ「0」を含む判定結果を判定結果テーブル1000に記録する(ステップS1707)。
つぎに、情報処理装置101は、陳列エリアAjの「j」をインクリメントして(ステップS1708)、「j」が「m」より大きくなったか否かを判断する(ステップS1709)。ここで、「j」が「m」以下の場合(ステップS1709:No)、情報処理装置101は、ステップS1704に戻る。
一方、「j」が「m」より大きい場合(ステップS1709:Yes)、情報処理装置101は、陳列行Liの「i」をインクリメントして(ステップS1710)、「i」が「n」より大きくなったか否かを判断する(ステップS1711)。ここで、「i」が「n」以下の場合(ステップS1711:No)、情報処理装置101は、ステップS1702に戻る。
一方、「i」が「n」より大きい場合(ステップS1711:Yes)、情報処理装置101は、陳列マーク判定処理を呼び出したステップに戻る。これにより、カメラ102によって撮影された撮像画像Dに陳列マークM11〜Mnmの画像が含まれるか否かをそれぞれ判定することができる。
<充填率算出処理の具体的処理手順>
つぎに、図16に示したステップS1605の充填率算出処理の具体的な処理手順について説明する。
図18は、充填率算出処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。図18のフローチャートにおいて、まず、情報処理装置101は、陳列行Liの「i」を「i=1」として(ステップS1801)、陳列行Liを選択する(ステップS1802)。
そして、情報処理装置101は、陳列マークマスタ220を参照して、陳列マーク数aiを特定する(ステップS1803)。つぎに、情報処理装置101は、判定結果テーブル1000を参照して、認識マーク数biを特定する(ステップS1804)。そして、情報処理装置101は、特定した陳列マーク数aiおよび認識マーク数biを上記式(1)に代入することにより、陳列行Liの充填率Xiを算出する(ステップS1805)。
つぎに、情報処理装置101は、算出した陳列行Liの充填率Xiを陳列状況管理テーブル1100に記録する(ステップS1806)。そして、情報処理装置101は、陳列行Liの「i」をインクリメントして(ステップS1807)、「i」が「n」より大きくなったか否かを判断する(ステップS1808)。
ここで、「i」が「n」以下の場合(ステップS1808:No)、情報処理装置101は、ステップS1802に戻る。一方、「i」が「n」より大きい場合(ステップS1808:Yes)、情報処理装置101は、充填率算出処理を呼び出したステップに戻る。これにより、陳列行L1〜Lnの充填率X1〜Xnをそれぞれ算出することができる。
<前出し率算出処理の具体的処理手順>
つぎに、図16に示したステップS1606の前出し率算出処理の具体的な処理手順について説明する。
図19は、前出し率算出処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。図19のフローチャートにおいて、まず、情報処理装置101は、陳列行Liの「i」を「i=1」として(ステップS1901)、陳列行Liを選択する(ステップS1902)。
そして、情報処理装置101は、陳列マークマスタ220を参照して、陳列マーク数aiを特定する(ステップS1903)。つぎに、情報処理装置101は、判定結果テーブル1000を参照して、認識マーク数biおよび非認識エリア数ciを特定する(ステップS1904)。
そして、情報処理装置101は、特定した陳列マーク数ai、認識マーク数biおよび非認識エリア数ciを上記式(2)に代入することにより、陳列行Liの前出し率Yiを算出する(ステップS1905)。つぎに、情報処理装置101は、算出した陳列行Liの前出し率Yiを陳列状況管理テーブル1100に記録する(ステップS1906)。
そして、情報処理装置101は、陳列行Liの「i」をインクリメントして(ステップS1907)、「i」が「n」より大きくなったか否かを判断する(ステップS1908)。ここで、「i」が「n」以下の場合(ステップS1908:No)、情報処理装置101は、ステップS1902に戻る。
一方、「i」が「n」より大きい場合(ステップS1908:Yes)、情報処理装置101は、前出し率算出処理を呼び出したステップに戻る。これにより、陳列行L1〜Lnの前出し率Y1〜Ynをそれぞれ算出することができる。
<警告メッセージ作成処理の具体的処理手順>
つぎに、図16に示したステップS1607の警告メッセージ作成処理の具体的な処理手順について説明する。
図20は、警告メッセージ作成処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。図20のフローチャートにおいて、まず、情報処理装置101は、陳列行Liの「i」を「i=1」として(ステップS2001)、陳列行Liを選択する(ステップS2002)。
そして、情報処理装置101は、陳列状況管理テーブル1100を参照して、陳列行Liの充填率Xiが充填警告点Xith未満か否かを判断する(ステップS2003)。ここで、充填率Xiが充填警告点Xith以上の場合(ステップS2003:No)、情報処理装置101は、ステップS2005に移行する。
一方、充填率Xiが充填警告点Xith未満の場合(ステップS2003:Yes)、情報処理装置101は、陳列行Liを商品の補充を促す警告対象として記憶する(ステップS2004)。つぎに、情報処理装置101は、陳列状況管理テーブル1100を参照して、陳列行Liの前出し率Yiが前出し警告点Yith未満か否かを判断する(ステップS2005)。
ここで、前出し率Yiが前出し警告点Yith以上の場合(ステップS2005:No)、情報処理装置101は、ステップS2007に移行する。一方、前出し率Yiが前出し警告点Yith未満の場合(ステップS2005:Yes)、情報処理装置101は、陳列行Liを前出しを促す警告対象として記憶する(ステップS2006)。
つぎに、情報処理装置101は、陳列行Liの「i」をインクリメントして(ステップS2007)、「i」が「n」より大きくなったか否かを判断する(ステップS2008)。ここで、「i」が「n」以下の場合(ステップS2008:No)、情報処理装置101は、ステップS2002に戻る。
一方、「i」が「n」より大きい場合(ステップS2008:Yes)、情報処理装置101は、警告対象として記憶した陳列行Liに陳列する商品の補充または/および前出しを促す警告メッセージを作成して(ステップS2009)、警告メッセージ作成処理を呼び出したステップに戻る。
これにより、充填率Xiが充填警告点Xith未満の陳列行Liに陳列する商品(商品カテゴリ)の補充を促す警告メッセージを作成することができる。また、前出し率Yiが前出し警告点Yith未満の陳列行Liに陳列されている商品の前出しを促す警告メッセージを作成することができる。
なお、情報処理装置101の陳列状況管理処理の実行間隔が短い場合には、クライアント装置103のユーザに対する警告メッセージが過剰なアラームとなる場合がある。このため、情報処理装置101は、例えば、ステップS2004において、陳列行Liの充填率Xiが、充填警告点Xithを複数回(例えば、3回)連続して下回った場合に、陳列行Liを商品の補充を促す警告対象として記憶することにしてもよい。これにより、商品の補充についての過剰なアラームを防止することができる。
また、ステップS2006において、情報処理装置101は、陳列行Liの前出し率Yiが、前出し警告点Yithを複数回(例えば、3回)連続して下回った場合に、陳列行Liを前出しを促す警告対象として記憶することにしてもよい。これにより、商品の前出しについての過剰なアラームを防止することができる。
以上説明したように、実施の形態にかかる情報処理装置101によれば、商品が陳列される商品棚の商品載置面の撮像画像Dを取得し、取得した撮像画像Dに、商品載置面に付された陳列マークMijの画像が含まれるか否か判定することができる。これにより、陳列行Liの陳列エリアAjに商品が陳列されているか否かを判別することができる。
また、情報処理装置101によれば、取得した撮像画像Dに、陳列行Liに陳列される同一商品カテゴリの各々の商品に対応する陳列マークMi1〜Mimの画像が含まれるか否かそれぞれ判定することができる。そして、情報処理装置101によれば、それぞれの判定結果に基づいて、陳列行Liに陳列される商品の最大数に対する、陳列行Liに陳列されている商品の数の割合を示す充填率Xiを算出することができる。これにより、陳列行Liに商品を補充すべきかどうかを判断する際の指標となる値を算出することができる。
また、情報処理装置101によれば、それぞれの判定結果に基づいて、陳列行Liに陳列されている商品の数に対する、陳列行Liにおいて前出しされている商品の数の割合を示す前出し率Yiを算出することができる。これにより、陳列行Liに陳列されている商品がどの程度前出しされているかを判断する際の指標となる値を算出することができる。
また、情報処理装置101によれば、陳列行Liの充填率Xiが充填警告点Xith未満の場合に、陳列行Liに陳列する商品(商品カテゴリ)の補充を促す警告メッセージを出力することができる。これにより、店舗の店員に対して、陳列行Liに陳列する商品の補充を促すことができる。
また、情報処理装置101によれば、陳列行Liの前出し率Yiが前出し警告点Yith未満の場合に、陳列行Liに陳列されている商品の前出しを促す警告メッセージを出力することができる。これにより、店舗の店員に対して、陳列行Liに陳列されている商品の前出しを促すことができる。
また、情報処理装置101によれば、陳列マークMijとして、陳列される商品の陳列位置に対応する2次元バーコードを用いることができる。これにより、撮影画像Dを解析して得られる陳列マークIDから、陳列マークMijが付された陳列位置(陳列行Liと陳列エリアAj)を特定して、陳列される商品を特定することができる。
また、情報処理装置101によれば、取得した撮像画像Dを含む一定期間分(例えば、5分間分)の映像データに基づいて、取得した撮像画像Dに陳列マークMijの画像が含まれるか否かを判定することができる。これにより、店員や顧客などの障害物が撮像画像Dに映り込むことによる陳列マークMijの検出漏れを防ぐことができる。
これらのことから、実施の形態にかかる情報処理装置101によれば、RFIDタグや読み取り装置などの専用装置を導入することなく、商品の陳列状況を管理することが可能となる。この結果、商品の陳列状況に応じた適切なタイミングで、店員に対して商品の補充や前出しを促すことが可能となり、ビジネスチャンスの損失や店舗イメージの低下を防ぐことができる。
なお、本実施の形態で説明した陳列状況管理方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本陳列状況管理プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、本陳列状況管理プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)コンピュータが、
商品が陳列される商品棚の商品載置面の撮像画像を取得し、
取得した前記撮像画像に、前記商品載置面に付された所定のマークの画像が含まれるか否か判定し、
判定結果を出力する、
処理を実行することを特徴とする陳列状況管理方法。
(付記2)前記所定のマークは、陳列される商品に対応するマークであり、
前記出力する処理は、
取得した前記撮像画像に、前記所定のマークの画像が含まれると判定した場合に、前記商品の補充が必要であることを示す情報を出力する、ことを特徴とする付記1に記載の陳列状況管理方法。
(付記3)前記所定のマークは、前記商品載置面の手前側に付されたマークであり、
前記出力する処理は、
取得した前記撮像画像に、前記所定のマークの画像が含まれると判定した場合に、前記商品の前出しが必要であることを示す情報を出力する、ことを特徴とする付記1または2に記載の陳列状況管理方法。
(付記4)前記商品載置面の手前から奥に向かって陳列される同一カテゴリの複数の商品の各々の商品の陳列位置に、前記各々の商品に対応するマークが付されており、
前記コンピュータが、
取得した前記撮像画像に、前記各々の商品に対応するマークの画像が含まれるか否かそれぞれ判定し、
判定結果に基づいて、前記複数の商品の数に対する、陳列されている商品の数の割合を算出し、
算出結果を出力する、処理を実行することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の陳列状況管理方法。
(付記5)前記出力する処理は、
前記陳列されている商品の数の割合が閾値未満の場合には、前記同一カテゴリの商品の補充を促す警告メッセージを出力することを特徴とする付記4に記載の陳列状況管理方法。
(付記6)前記算出する処理は、
判定結果に基づいて、前記複数の商品のうちの陳列されている商品の数に対する、前出しされている商品の数の割合を算出することを特徴とする付記4または5に記載の陳列状況管理方法。
(付記7)前記出力する処理は、
前記前出しされている商品の数の割合が閾値未満の場合には、前記同一カテゴリの商品の前出しを促す警告メッセージを出力することを特徴とする付記6に記載の陳列状況管理方法。
(付記8)前記所定のマークは、陳列される商品の陳列位置に対応する2次元バーコードであることを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の陳列状況管理方法。
(付記9)前記判定する処理は、
取得した前記撮像画像を含む一定期間分の前記商品載置面の撮像画像のうちの所定数以上の撮像画像から前記所定のマークが検出された場合に、取得した前記撮像画像に前記所定のマークの画像が含まれると判定することを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載の陳列状況管理方法。
(付記10)コンピュータに、
商品が陳列される商品棚の商品載置面の撮像画像を取得し、
取得した前記撮像画像に、前記商品載置面に付された所定のマークの画像が含まれるか否か判定し、
判定結果を出力する、
処理を実行させることを特徴とする陳列状況管理プログラム。
(付記11)商品が陳列される商品棚の商品載置面の撮像画像を取得し、取得した前記撮像画像に、前記商品載置面に付された所定のマークの画像が含まれるか否か判定し、判定結果を出力する制御部、
を有することを特徴とする情報処理装置。
(付記12)コンピュータに、
商品が陳列される商品棚の商品載置面の撮像画像を取得し、
取得した前記撮像画像に、前記商品載置面に付された所定のマークの画像が含まれるか否か判定し、
判定結果を出力する、
処理を実行させる陳列状況管理プログラムを記録したことを特徴とする前記コンピュータに読み取り可能な記録媒体。
101 情報処理装置
102 カメラ
103 クライアント装置
200 監視システム
220 陳列マークマスタ
230 商品カテゴリマスタ
240 商品カテゴリ別閾値マスタ
901 取得部
902 判定部
903 算出部
904 作成部
905 出力部
1000 判定結果テーブル
1100 陳列状況管理テーブル
1200 解析結果テーブル
1400 警告画面
1401,1402 警告メッセージ
1403 警告リスト
1500 照会画面

Claims (10)

  1. コンピュータが、
    商品が陳列される商品棚の商品載置面の撮像画像を取得し、
    取得した前記撮像画像に、前記商品載置面に付された所定のマークの画像が含まれるか否か判定し、
    判定結果を出力する、
    処理を実行することを特徴とする陳列状況管理方法。
  2. 前記所定のマークは、陳列される商品に対応するマークであり、
    前記出力する処理は、
    取得した前記撮像画像に、前記所定のマークの画像が含まれると判定した場合に、前記商品の補充が必要であることを示す情報を出力する、ことを特徴とする請求項1に記載の陳列状況管理方法。
  3. 前記所定のマークは、前記商品載置面の手前側に付されたマークであり、
    前記出力する処理は、
    取得した前記撮像画像に、前記所定のマークの画像が含まれると判定した場合に、前記商品の前出しが必要であることを示す情報を出力する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の陳列状況管理方法。
  4. 前記商品載置面の手前から奥に向かって陳列される同一カテゴリの複数の商品の各々の商品の陳列位置に、前記各々の商品に対応するマークが付されており、
    前記コンピュータが、
    取得した前記撮像画像に、前記各々の商品に対応するマークの画像が含まれるか否かそれぞれ判定し、
    判定結果に基づいて、前記複数の商品の数に対する、陳列されている商品の数の割合を算出し、
    算出結果を出力する、処理を実行することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の陳列状況管理方法。
  5. 前記出力する処理は、
    前記陳列されている商品の数の割合が閾値未満の場合には、前記同一カテゴリの商品の補充を促す警告メッセージを出力することを特徴とする請求項4に記載の陳列状況管理方法。
  6. 前記算出する処理は、
    判定結果に基づいて、前記複数の商品のうちの陳列されている商品の数に対する、前出しされている商品の数の割合を算出することを特徴とする請求項4または5に記載の陳列状況管理方法。
  7. 前記出力する処理は、
    前記前出しされている商品の数の割合が閾値未満の場合には、前記同一カテゴリの商品の前出しを促す警告メッセージを出力することを特徴とする請求項6に記載の陳列状況管理方法。
  8. 前記所定のマークは、陳列される商品の陳列位置に対応する2次元バーコードであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の陳列状況管理方法。
  9. コンピュータに、
    商品が陳列される商品棚の商品載置面の撮像画像を取得し、
    取得した前記撮像画像に、前記商品載置面に付された所定のマークの画像が含まれるか否か判定し、
    判定結果を出力する、
    処理を実行させることを特徴とする陳列状況管理プログラム。
  10. 商品が陳列される商品棚の商品載置面の撮像画像を取得し、取得した前記撮像画像に、前記商品載置面に付された所定のマークの画像が含まれるか否か判定し、判定結果を出力する制御部、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
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