JP2016036429A - 経穴光刺激装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】経穴に正確に光を照射でき,その効果を確認可能な経穴光刺激装置を提供する.
【解決手段】電極1は,刺激対象とする経穴付近にマトリクス状に複数配置され,患部の各電極1および患部から離れた位置に配置されたグラウンド電極2からの配線はインピーダンス測定装置3に接続されている.電極1を複数配置することにより経穴位置を正確に把握していなくても各電極のインピーダンスを測定すること正確に経穴位置を特定することができる.各電極1には光照射を行うための細孔が設けられており,経穴であると特定された位置の電極の細孔に光ファイバ4を挿入し,光源5からの光を照射することにより光刺激を行う.光照射を行いながらインピーダンス測定装置3によりインピーダンス測定を行うことにより,光刺激の効果を表示することが可能である.
【選択図】図1
【解決手段】電極1は,刺激対象とする経穴付近にマトリクス状に複数配置され,患部の各電極1および患部から離れた位置に配置されたグラウンド電極2からの配線はインピーダンス測定装置3に接続されている.電極1を複数配置することにより経穴位置を正確に把握していなくても各電極のインピーダンスを測定すること正確に経穴位置を特定することができる.各電極1には光照射を行うための細孔が設けられており,経穴であると特定された位置の電極の細孔に光ファイバ4を挿入し,光源5からの光を照射することにより光刺激を行う.光照射を行いながらインピーダンス測定装置3によりインピーダンス測定を行うことにより,光刺激の効果を表示することが可能である.
【選択図】図1
Description
本発明は,経穴光刺激装置に関するものであり,特に鍼治療などを行うときの刺激点である経穴(ツボ)の位置を検出し,その位置に刺激を行うための光線を正確に照射するとともに,光照射の効果を表示することが可能な経穴光刺激装置に関する.
微弱出力のレーザー光や発光ダイオードからの光を皮膚上の経穴部分に照射することにより,創傷治癒促進,疼痛緩和,血行改善,代謝活性化などの効果が得られることが知られており,レーザー鍼として市販が行われているシステムも存在する.
これは,レーザー光が人体の表皮から内部へ浸透する際に生体に吸収され,その際に生じる熱エネルギーによって血流が増加したり,レーザー光が直接に自律神経を刺激することによって疼痛が緩和するものとされている.また,レーザー鍼治療は,生体組織を傷める恐れや副作用などがなく安全であり,治療中の痛みがないため,指,手掌,足裏,顔などの感覚が敏感で通常の鍼治療により痛みを感じやすい部位の治療に適している.
特許第1992528号明細書
特開2009−142543公報
特開2004−337349公報
特開2006−296809公報
しかし通常,レーザー鍼は施術者(鍼灸師)の指導のもとに使用する必要があり,一般家庭での適用は難しい.これはまず,経穴位置の特定は,施術者の触診と患者の感覚によって行われるため,経験豊富な施術者が必要不可欠であるためである.また,施術者が特定した経穴位置は時間の経過とともに移動することも多く,レーザー鍼を利用する都度,経穴位置を正確に特定する必要がある.
またレーザー鍼を利用した効果についても,施術者の触診と患者の感覚についての問診により明らかになるのが通常であり,患者の主観的な感覚だけでは,どの時点でレーザー鍼の適用を終了するかを判断することは困難である.
本発明は従来の経穴光刺激装置がもつ上記の問題点を解決するために考案されたものであり,経穴の位置を正確に検出し,その位置に刺激を行うための光線を正確に照射するとともに,光照射の効果を表示することが可能な経穴光刺激装置を実現することを目的としている.
上記課題を解決するために,皮膚インピーダンスを測定するために皮膚上に配置した複数の電極と,皮膚インピーダンスを解析することにより経穴位置を判定する皮膚インピーダンス測定装置と,経穴位置に光照射を行うための光源からなる経穴光刺激装置を提供する.
また,前記経穴光刺激装置が,電極に光照射を行うための細孔が設けられていることを特徴とするものであってもよい.
また,前記電極の面積が25平方ミリメートル以下であってもよい.
また,前記電極の数が9個以上であってもよい.
また,前記電極が前記光照射を行うための光源に対して透明であってもよい.
また,前記皮膚インピーダンス測定装置が,各電極ごとの複素インピーダンス軌跡に基づく解析により経穴位置を判定するものであってもよい.
また,前記皮膚インピーダンス測定装置が,印加する交流電流の周波数を掃引することにより各電極ごとの複素インピーダンス軌跡を測定するものであってもよい.
また前記光源が,レーザーもしくは発光ダイオードであり,皮膚に照射する光電力が1ワット以下であってもよい.
また,前記光源から経穴位置へ柔軟な光ファイバー用いて照射光を伝送してもよい.
また,前記皮膚インピーダンス測定装置が,光照射時に皮膚インピーダンスの挙動を測定することにより,光刺激の効果を表示するものであってもよい.
以下,図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する.図1は,本発明の実施の形態の一例を示す経穴光刺激装置の構成図である.電極1は,刺激対象とする経穴付近にマトリクス状に複数配置され,患部の各電極1および患部から離れた位置に配置されたグラウンド電極2からの配線はインピーダンス測定装置3に接続されている.電極1を複数配置することにより,経穴位置を正確に把握していなくても各電極のインピーダンスを測定することで正確に経穴位置を特定することができる.電極1は3×3,5×5などの正方マトリクス状に配置されることが好ましい.各電極1には光照射を行うための細孔が設けられており,経穴であると特定された位置の電極の細孔に光ファイバ4を挿入し,光源5からの光を照射することにより光刺激を行う.
電極1およびグラウンド電極2は,生体の電位測定に一般的に用いられている銀−塩化銀電極であることが望ましいが,非分極化した透明電極であれば,正確なインピーダンス測定を行いつつ,細孔を設けることなしにレーザー光を照射することが可能となる.また,一般的に経穴の大きさは直径2ないし3ミリメートル程度であるため,各電極1の大きさは経穴を単独でカバーできる程度に大きい必要があるが,大きすぎると正確に位置を特定することができないため,5ミリメートル四方もしくはそれ以下であることが望ましい.電極1およびグラウンド電極2を皮膚上に配置する際には,安定かつ正確な測定を行うために,使用する光源5の波長に対して透明な導電性ジェルを用いることが好ましい.
インピーダンス測定装置3は,各電極1とグラウンド電極2との間のインピーダンスを測定するものであり,電極に印加する交流電流の周波数を掃引しながらインピーダンスを測定することにより得られるコール・コール円弧と呼ばれる複素インピーダンス軌跡を得る.図2に概要を示すようにこのインピーダンス軌跡の形状が経穴とそれ以外の部位において異なるため,これを利用して経穴の位置を特定する.また各電極のインピーダンス軌跡を同時に測定することにより,時間経過による生体のインピーダンス変動の影響を受けずに経穴位置を特定することができる.掃引する周波数は10ヘルツから500ヘルツ程度が好適であるが,周波数を掃引する代わりにステップ状や疑似インパルス状の電圧もしくは電流を付加し,その応答を測定して解析することも可能である.またフーリエ級数状の電流もしくは電圧を印加しその周波数応答を測定したり,多くの周波数成分を有するホワイトノイズを印加したのち,フーリエ変換や周波数弁別によりインピーダンス軌跡を得ることもできる.
光源5は波長600−900ナノメートルの赤色もしくは近赤外光を発生するレーザーもしくは発光ダイオードであることが好ましく,生体への過剰な熱的刺激を避けるために,光ファイバ4からの出力は1ワット以下,より望ましくは100ミリワット以下であることが好ましい.また照射光は連続光であってもパルス光であってもよく,その偏光は直線偏光やランダム偏光であってもよい.
図3はレーザー照射前後の経穴部分のインピーダンス軌跡変化の一例である.本例では波長625ナノメートル,出力8ミリワットの半導体レーザー光を前腕部の内関と呼ばれる経穴に照射した.主に光照射に起因する熱刺激によって発汗や血行などが促進され,インピーダンスが低下していることがわかる.このインピーダンス低下の現象は,ある程度の照射時間後には飽和することがわかっており,それを表示することによって充分なレーザー照射効果が得られたとして,照射を終了する目安とすることができる.
1 電極
2 グラウンド電極
3 インピーダンス測定装置
4 光ファイバ
5 光源
2 グラウンド電極
3 インピーダンス測定装置
4 光ファイバ
5 光源
Claims (10)
- 皮膚インピーダンスを測定するために皮膚上に配置した複数の電極と,
前記皮膚インピーダンスを解析することにより経穴位置を判定する皮膚インピーダンス測定装置と,
前記経穴位置に光照射を行うための光源からなる経穴光刺激装置. - 前記電極に光照射を行うための細孔が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の経穴光刺激装置.
- 前記電極の面積が25平方ミリメートル以下であることを特徴とする請求項1に記載の経穴光刺激装置.
- 前記電極の数が9個以上であることを特徴とする請求項1に記載の経穴光刺激装置.
- 前記電極が前記光照射を行うための光源に対して透明であることを特徴とする請求項1に記載の経穴光刺激装置.
- 前記皮膚インピーダンス測定装置が,各電極ごとの複素インピーダンス軌跡に基づく解析により経穴位置を判定する請求項1に記載の経穴光刺激装置.
- 前記皮膚インピーダンス測定装置が,印加する交流電流の周波数を掃引することにより各電極ごとの複素インピーダンス軌跡を測定する請求項1に記載の経穴光刺激装置.
- 前記光源が,赤色レーザーもしくは赤色発光ダイオードであり,皮膚に照射する光電力が100mW以下であることを特徴とする請求項1に記載の経穴光刺激装置.
- 前記光源から経穴位置へ柔軟な光ファイバー用いて照射光を伝送することを特徴とする請求項1に記載の経穴光刺激装置.
- 前記皮膚インピーダンス測定装置が,光照射時に皮膚インピーダンスの挙動を測定することにより,光刺激の効果を表示することを特徴とする請求項1に記載の経穴光刺激装置.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014160153A JP2016036429A (ja) | 2014-08-06 | 2014-08-06 | 経穴光刺激装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014160153A JP2016036429A (ja) | 2014-08-06 | 2014-08-06 | 経穴光刺激装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016036429A true JP2016036429A (ja) | 2016-03-22 |
Family
ID=55528088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014160153A Pending JP2016036429A (ja) | 2014-08-06 | 2014-08-06 | 経穴光刺激装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016036429A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI718892B (zh) * | 2020-03-06 | 2021-02-11 | 財團法人國家衛生研究院 | 光刺激震動裝置 |
KR20210122585A (ko) * | 2020-04-01 | 2021-10-12 | 대태화(주) | 광 자극장치 |
-
2014
- 2014-08-06 JP JP2014160153A patent/JP2016036429A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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TWI718892B (zh) * | 2020-03-06 | 2021-02-11 | 財團法人國家衛生研究院 | 光刺激震動裝置 |
KR20210122585A (ko) * | 2020-04-01 | 2021-10-12 | 대태화(주) | 광 자극장치 |
KR102440548B1 (ko) * | 2020-04-01 | 2022-09-06 | 대태화(주) | 광 자극장치 |
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