JP2016035863A - Electrode for discharge lamp and flash lamp - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、放電灯用電極およびこれを備えたフラッシュランプに関する。 The present invention relates to an electrode for a discharge lamp and a flash lamp including the same.
従来の放電灯は、主放電を行う主電極(陽極および陰極)の間に、イグナイタによりパルス的に高電圧を印加し、絶縁破壊を生じさせることによって放電灯を始動させている。この始動を確実に行うために、主電極とは別に、始動用補助電極(以下、「トリガープローブ」ともいう。)が設けられた放電灯がある。例としては、分析機器、半導体の検査などの光源として使用されるフラッシュランプが挙げられる。 In a conventional discharge lamp, a high voltage is applied in a pulsed manner by an igniter between main electrodes (anode and cathode) that perform main discharge, thereby causing a dielectric breakdown to start the discharge lamp. In order to reliably perform this starting, there is a discharge lamp provided with a starting auxiliary electrode (hereinafter also referred to as “trigger probe”) separately from the main electrode. Examples include flash lamps used as light sources for analytical instruments, semiconductor inspection, and the like.
図10は、従来のフラッシュランプの一例における構成の概略を示す説明用断面図である。
このフラッシュランプは、楕円球形状の膨出部73および当該膨出部73の両端に連続して管軸方向外方に伸びる封止管部74A,74Bを有し、内部に放電ガスが封入された発光管(放電容器)71を有する。発光管71内には、当該発光管71の管軸Cに沿って、陰極70および陽極75が、1〜10mmの電極間距離dを介して互いに対向して配置されている。さらに、細線状のトリガープローブ81,82が、それぞれの先端81a,82aが陰極70の先端と陽極75の先端を結ぶ直線からなる放電路上において互いに離間して位置されるよう、当該放電路の外側から放電路に向かって伸びる状態に、配置されており、始動時に高電圧を印加することにより、フラッシュランプの始動を補助している。
このフラッシュランプにおいては、発光管71は、膨出部73および封止管部74A,74Bを有する第1の石英ガラス管77に、直管状の第2の石英ガラス管78が挿入されて金属箔85,86を挟んで溶着されることによって封止されている。
なお、図10において、70A,75Aは陰極70および陽極75を支持する電極棒である。また、83,84はトリガープローブ81,82を支持すると共に金属箔85,86を介して外部リード87,88と電気的に接続された内部リード棒である。
FIG. 10 is an explanatory cross-sectional view illustrating an outline of a configuration of an example of a conventional flash lamp.
This flash lamp has an elliptical spherical bulging
In this flash lamp, the
In FIG. 10,
しかしながら、このフラッシュランプは、十分な光の利用効率が得られるとは言えない。
すなわち、このフラッシュランプにおいては、トリガープローブ81,82が放電路の外側から放電路に向かって伸びる状態に配置されるために、トリガープローブ81,82の配置空間を確保しなければならない。従って、フラッシュランプ自体を大型化しなければならず、これに伴って、発光管71の封止管部74A,74Bの直径も自ずと太いものとしなければならない。例えば、特許文献1に開示されたフラッシュランプの発光管71の封止管部74A,74Bの直径はφ13mm程度である。そして、これらのフラッシュランプが、放物面鏡からなる反射鏡と組み合わせて使用される場合に、封止管部の直径が大きいことによって、放物面鏡としてホール径の大きなものを使用しなければならず、その結果、光の利用効率が低下してしまう、という問題がある。また、輝点の近傍にトリガープローブ81,82やこれを支持するロッド状の内部リード棒83,84が存在することとなるため、輝点から出射される光が大きく遮られる結果、光の利用効率がさらに低下してしまう。
さらに、トリガープローブ81,82のための封止構造を個別に形成しなければならず、これにより、放電容器71が強度の低いものとなってしまうので、高い封入圧や高いランプ入力が得られるフラッシュランプを実現することが困難である。
However, this flash lamp cannot be said to have sufficient light utilization efficiency.
That is, in this flash lamp, since the
Furthermore, the sealing structure for the
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、その目的は、高い光の利用効率が得られ、放電容器の強度が高い放電灯を構成することができる放電灯用電極およびこれを備えたフラッシュランプを提供することを目的とする。 The present invention has been made based on the circumstances as described above, and an object thereof is to provide a discharge lamp electrode capable of obtaining a high light utilization efficiency and constituting a discharge lamp having a high discharge vessel strength. And it aims at providing the flash lamp provided with this.
本発明の放電灯用電極は、金属管と、当該金属管の内部に挿入された金属棒とが、絶縁層を介して気密に封止されてなり、
前記金属棒および前記金属管の一方が放電電極とされると共に、
前記金属棒および前記金属管の他方が始動用補助電極とされることを特徴とする。
The electrode for a discharge lamp of the present invention is a metal tube and a metal rod inserted into the metal tube, hermetically sealed through an insulating layer,
One of the metal rod and the metal tube is a discharge electrode,
The other of the metal rod and the metal tube is a starting auxiliary electrode.
本発明の放電灯用電極においては、前記金属管が始動用補助電極とされる場合に、
前記金属管の先端が、前記金属棒の先端に近接して位置する状態に伸びる突出部からなることが好ましい。
In the discharge lamp electrode of the present invention, when the metal tube is a starting auxiliary electrode,
It is preferable that the tip of the metal tube is composed of a projecting portion extending in a state of being positioned close to the tip of the metal rod.
本発明のフラッシュランプは、放電容器と、当該放電容器の内部に互いに対向配置された一対の電極とを備え、
前記一対の電極の少なくとも一方が、上記の放電灯用電極であり、
当該放電灯用電極を構成する金属管が、前記放電容器に気密に封止されていることを特徴とする。
The flash lamp of the present invention comprises a discharge vessel and a pair of electrodes arranged opposite to each other inside the discharge vessel,
At least one of the pair of electrodes is the discharge lamp electrode,
The metal tube constituting the discharge lamp electrode is hermetically sealed in the discharge vessel.
本発明の放電灯用電極によれば、基本的に、放電灯においてトリガープローブの機能が発揮されながら、放電灯を形成するときに放電容器においてトリガープローブのための封止構造を個別に形成する必要がなく、従って、放電容器が高い強度を有する放電灯を構成することができる。
また、トリガープローブおよびこれを支持するための部材などによって、放電灯の輝点から射出される光が遮られることが防止されるので、放電灯に高い光の利用効率が得られる。
According to the electrode for a discharge lamp of the present invention, basically, a sealing structure for the trigger probe is individually formed in the discharge vessel when the discharge lamp is formed while the function of the trigger probe is exhibited in the discharge lamp. There is no need, and therefore a discharge lamp having a high strength can be constructed.
Further, since the light emitted from the bright spot of the discharge lamp is prevented from being blocked by the trigger probe and the member for supporting the trigger probe, a high light use efficiency can be obtained for the discharge lamp.
本発明のフラッシュランプによれば、上記の放電灯用電極が備えられているために、放電容器の細径化を図ることができ、従って、これを備える反射鏡内蔵型の放電灯の小型化を図ることができる。 According to the flash lamp of the present invention, since the discharge lamp electrode is provided, it is possible to reduce the diameter of the discharge vessel. Can be achieved.
以下、本発明の放電灯用電極およびこれを備えたフラッシュランプの実施の形態について説明する。 Hereinafter, embodiments of a discharge lamp electrode of the present invention and a flash lamp including the same will be described.
〔放電灯用電極〕
図1は、本発明の放電灯用電極の一例における構成の概略を示す正面図および断面図である。
この放電灯用電極10は、金属管12と、当該金属管12の内部に挿入されたロッド状の金属棒15とが、管状の絶縁層18を介して気密に封止されてなるものである。金属棒15、絶縁層18および金属管12は、すべて同軸状に配置されていることが好ましい。
この放電灯用電極10は、金属棒15および金属管12の一方がフラッシュランプなどの放電灯の放電電極として使用されるものである。このとき、金属棒15および金属管12の他方が始動用補助電極として使用される。
以下において、金属棒15が始動用補助電極(トリガープローブ)、金属管12が放電電極として使用される場合について、説明する。
[Discharge lamp electrode]
FIG. 1 is a front view and a cross-sectional view showing an outline of a configuration in an example of a discharge lamp electrode of the present invention.
The
In the
Hereinafter, the case where the
トリガープローブは、先端(図1(b)において左端)が先鋭な形状を有するものである。
トリガープローブは、その先端が放電電極の先端を含む面(電極面)上に位置することは必須ではなく、始動時の予備放電が得ることができる程度に放電電極の近傍に位置すればよい。例えば、トリガープローブの先端は、当該電極面よりも前方(図1(b)において左方)に突出して位置させることができる。
トリガープローブは、高融点金属によって構成され、例えばタングステンからなることが好ましい。
The trigger probe has a sharp tip (left end in FIG. 1B).
It is not essential that the trigger probe is positioned on the surface (electrode surface) including the tip of the discharge electrode, and the trigger probe may be positioned in the vicinity of the discharge electrode to the extent that preliminary discharge at the start can be obtained. For example, the tip of the trigger probe can be positioned so as to protrude forward (leftward in FIG. 1B) from the electrode surface.
The trigger probe is made of a refractory metal, and is preferably made of, for example, tungsten.
放電電極は、金属管12の先端によって形成されており、図1の放電灯用電極10においては、金属管12は、管軸方向に伸びる金属基体管12Aと、当該金属基体管12Aの先端領域の外周面を覆う状態に形成された円管状の電極部12Bとにより形成されている。
金属基体管12Aは、ニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)などの耐熱性金属からなるものとすることができ、WまたはMoからなるものであることが好ましい。金属基体管12AがMoよりなるものである場合は、絶縁層18が例えば管状の部材よりなる場合に封着材を使用せずに当該絶縁層18と金属基体管12Aとを封着することができる。
放電電極として動作する金属管12の電極部12Bは、酸化バリウム(BaO)、酸化カルシウム(CaO)、アルミナ(Al2 O3 )などの易電子放射性物質が含浸された耐熱性金属からなるものとすることができる。
The discharge electrode is formed by the tip of a
The
The
絶縁層18は、例えばセラミックなどの絶縁管からなるものとすることができる。絶縁管を構成するセラミックとしては、Al2 O3 、SiO2 、ZrO2 、HfO2 などの電気絶縁性の高い耐熱セラミックスを使用することができ、高温時の安定性や熱膨張率適合性の観点から、Al2 O3 を用いることが好ましい。
絶縁層18は、その先端が電極面上に位置することは必須ではなく、例えば当該電極面よりも後方(図1(b)において右方)に位置するよう配置されていてもよい。
The insulating
It is not essential for the insulating
絶縁層18を構成する絶縁管と金属棒15または金属管12との間は、放電灯用電極10を放電灯の電極として用いた場合に放電空間が気密とされるよう、封止されている。具体的には、絶縁管および金属棒15、絶縁管および金属基体管12Aのそれぞれの端部を、低融点ガラスを用いて光加熱によって封着する方法、活性金属法やメタライズによるロウ付けする方法などの方法によって、封止することができる。
The insulating tube constituting the insulating
〔放電灯用電極の作製方法〕
図2は、本発明の放電灯用電極の作製方法の一例を示す概略図である。
この例においては、放電灯用電極10が、放電電極を構成する金属管12の電極部12Bが、タングステン、または、易電子放射性物質が混入されたタングステンによって構成されるものである場合の作製方法について説明する。
まず、タングステン製の棒12xを所定の長さに切断し(図2(a))、この中心部に金属基体管12Aとなるモリブデン管を挿管することができる径の貫通孔12hを形成して電極部12Bを形成する(図2(b))。次いで、当該電極部12Bの貫通孔12hに金属基体管12Aとなるモリブデン管を挿通し、ニッケルによって電極部12Bと金属基体管12Aとなるモリブデン管とを接合する(図2(c))。さらに、金属基体管12Aの管内に、絶縁層18となるAl2 O3 よりなるセラミック管を挿通すると共に、当該絶縁層18となるセラミック管の管内にタングステン製のトリガープローブ(金属棒15)を挿通する。そして、絶縁層18となるセラミック管と金属基体管12Aとの間を全面で封着すると共に、絶縁層18となるセラミック管と金属棒15とを端部において封着し、これにより、放電灯用電極10を作製することができる。
[Method for producing electrode for discharge lamp]
FIG. 2 is a schematic view showing an example of a method for producing a discharge lamp electrode of the present invention.
In this example, the method for producing the
First, a
また、放電電極を構成する金属管12の電極部12Bがバリウム系酸化物を含浸させた材料によって構成されるものである場合は、当該金属管12は、以下のように作製することができる。
すなわち、有機バインダー樹脂を含有するタングステン粉末と、金属基体管12Aとなるモリブデン管とをプレス型にセットし、圧力をかけて、タングステン粉末を電極部12Bの形状にプレス成型し、これを水素炉中で加熱、焼成、脱脂処理した後、真空炉で加熱、焼成する。さらに、タングステン粉末によって成型された電極部12Bとなる部材に、バリウム系酸化物を溶融含浸させることによって、金属管12を作製することができる。
When the
That is, a tungsten powder containing an organic binder resin and a molybdenum tube serving as the
以上、本発明の放電灯用電極の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更を加えることができる。
例えば、図3に示されるように、金属管12Sが、金属基体管およびこれの先端領域の外周面を覆う電極部が、互いに別部材として構成されずに、一体的に形成されたものであってもよい。
また例えば、図4に示されるように、金属管12Tが、電極部12TBが円管状の胴部12TB1と円錐台形状のテーパー部12TB2とを有する形状のものであってもよい。このようなテーパー部12TB2を有する電極部12TBによれば、光の放射効率を向上させることができる。
また例えば、金属管は、電極部の貫通孔の中途あるいは下端面と接合してもよい。
As mentioned above, although embodiment of the electrode for discharge lamps of this invention was described, this invention is not limited to said embodiment, A various change can be added.
For example, as shown in FIG. 3, the
For example, as shown in FIG. 4, the
Further, for example, the metal tube may be joined to the middle or lower end surface of the through hole of the electrode portion.
また例えば、放電灯用電極において、金属棒がトリガープローブとして用いられ、金属管が放電電極として用いられることに限定されず、金属棒が放電電極として用いられ、金属管がトリガープローブとして用いられてもよい。金属棒が放電電極として用いられる放電灯用電極によれば、これが使用された放電灯において輝点を固定的に安定化させることができる。
この場合、トリガープローブとして用いられる金属管は、その先端部が、金属棒の先端に近接して位置する状態に伸びる突出部からなるものとされる。
Also, for example, in a discharge lamp electrode, the metal rod is used as a trigger probe, the metal tube is not limited to being used as a discharge electrode, the metal rod is used as a discharge electrode, and the metal tube is used as a trigger probe. Also good. According to the discharge lamp electrode in which the metal rod is used as the discharge electrode, the bright spot can be fixed stably in the discharge lamp in which the metal rod is used.
In this case, the metal tube used as the trigger probe is composed of a protruding portion whose tip portion extends in a state of being positioned close to the tip of the metal rod.
具体的には、図5に示されるように、突出部17aは、金属管12の先端部(図5において左端部)の外周面にその基端部が接合され、先端部が金属棒15の先端に近接するよう伸びる金属ワイヤよりなるものとすることができる。この金属ワイヤよりなる突出部17aは、複数設けられていてもよい。
また、図6に示されるように、突出部17bは、金属管12と一体的に形成されたものであって、金属管12における電極面の一部から金属棒15の先端に近接するよう伸びる円錘状のものであってもよい。
また、図7に示されるように、突出部17cは、金属管12と一体的に形成されたものであって、金属管12における電極面の全面から金属棒15の先端に近接するよう伸びる略リング状のものであってもよい。
Specifically, as shown in FIG. 5, the
As shown in FIG. 6, the
Further, as shown in FIG. 7, the protruding
さらに例えば、絶縁層18は、管状の絶縁管を用いて形成することに限定されず、金属棒15および金属管12の間を、フリットガラスなどを用いて封着すると同時に当該フリットガラスによる絶縁層を形成してもよい。
また、蒸着法や湿式法などにより、金属棒15の周囲に一体的に絶縁性の厚膜を被覆することによって、絶縁層を形成してもよい。
Further, for example, the insulating
Further, the insulating layer may be formed by covering the
上記の放電灯用電極10によれば、フラッシュランプ20の電極として用いられたときにトリガープローブの機能が発揮されながら、放電容器21においてトリガープローブのための封止構造を個別に形成する必要がなく、従って、放電容器21が高い強度を有するフラッシュランプ20を構成することができる。
また、トリガープローブおよびこれを支持するための部材などによって、フラッシュランプ20の輝点から射出される光が遮られることが防止されるので、当該フラッシュランプ20に高い光の利用効率が得られる。
According to the
In addition, since the light emitted from the bright spot of the
〔フラッシュランプ〕
図8は、本発明のフラッシュランプの一例における構成の概略を示す説明用断面図である。
このフラッシュランプ20は、円筒状であって、両端が封止されて内部に放電空間を区画する直管型の放電容器21を備えてなり、この放電容器21の一端から管軸方向内方に突出して上記の放電灯用電極10が伸びて陰極として用いられている。また、放電容器21の他端から管軸方向内方に突出して伸びた電極棒22の先端に陽極24が連接されており、当該放電容器21内において放電灯用電極10および陽極24が互いに離間して対向する状態とされている。ここに、放電灯用電極10と陽極24との電極間距離は、例えば1〜5mmである。
[Flash lamp]
FIG. 8 is a cross-sectional view illustrating the outline of the configuration of an example of the flash lamp of the present invention.
The
放電灯用電極10は、放電容器21内をその管軸Cに沿って外方に伸びて放電容器21の一端から外部に導出されるよう、放電容器21の一端において当該放電灯用電極10の金属管12が封着されて保持されている。
放電電極を構成する金属管12の金属基体管12AがMoよりなるものである場合は、金属基体管12Aの放電容器21に封着すべき領域に封着材を巻回して溶着させることによって、当該放電容器21と金属管12とを封着することができる。放電電極を構成する金属管12の金属基体管12AがWよりなるものである場合は、「No.1ガラス」(ゼネラルエレクトリック社製)を用いて段継シールによって封着することができる。
The
When the
また、電極棒12は、放電容器21内をその管軸Cに沿って外方に伸びて放電容器21の他端から外部に導出されるよう、放電容器21の他端において封着されて保持されている。
Further, the
放電容器21内には、例えばキセノン(Xe)やクリプトン(Kr)、アルゴン(Ar)などの希ガスを1種単独で、あるいは2種以上を混合したガスに、微量のH2 ガス、N2 ガス、O2 ガスなどの希ガス以外のガスが混合されて封入されている。
不活性ガスの封入圧は、13kPa〜2MPa(100Torr〜20気圧)であることが好ましく、始動性の観点から、53kPa〜0.5MPa(400Torr〜5気圧)であることがより好ましい。
In the
The enclosed pressure of the inert gas is preferably 13 kPa to 2 MPa (100 Torr to 20 atmospheres), and more preferably 53 kPa to 0.5 MPa (400 Torr to 5 atmospheres) from the viewpoint of startability.
放電容器21を構成する材料としては、例えば石英ガラス、モリブデンガラス、多結晶アルミナ、サファイアなどの透光性を有する材料を用いることができる。また、放電容器21は、全長、外径および内径が特に限定されるものではなく、フラッシュランプ20の用途に応じて、種々の形状のものとすることができるが、通常、全長は20〜100mm、外径は3〜10mm、内径は2〜8mmとされる。
As a material constituting the
陽極24は、例えばランタン(La)が添加されたタングステン焼結体により構成されている。
The
上記のフラッシュランプ20の一構成例を示すと、放電容器21の外径が8mm、内径が6mm、放電灯用電極10(陰極)を構成する金属管12の電極部12Bの外径が4mm、長さが4mm、金属管12の金属基体管12Aの外径が2mm、内径が1.4mm、絶縁層15を構成する絶縁管の外径が1.2mm、内径が0.8mm、金属棒15(トリガープローブ)の外径が0.5mm、放電灯用電極10と陽極24との電極間距離が1.5mmである。
An example of the configuration of the
図9は、図8のフラッシュランプの点灯用回路の具体例を示す説明図である。この点灯用回路においては、直流電源30に接続されたコンデンサ33の高電圧側に陽極24に係る電極棒22が電気的に接続され、当該コンデンサ33の低電圧側に放電灯用電極10の金属管12が接続されることにより、フラッシュランプ20が接続されている。
一方、トリガー回路35の高圧出力が、トリガープローブである金属棒15に接続されている。このトリガー回路35とトリガープローブとの間には、コンデンサなどの素子が挿入されていてもよい。
コンデンサ33とフラッシュランプ20との間、および、トリガー回路35とトリガープローブである金属棒15との間には、インピーダンス成分36,38が挿入されていてもよい。また、コンデンサ33とフラッシュランプ20との間のインピーダンス成分36と直列に、または、インピーダンス成分36の代わりに、ダイオードなどの整流素子が挿入されていてもよい。
FIG. 9 is an explanatory diagram showing a specific example of the circuit for lighting the flash lamp of FIG. In this lighting circuit, the
On the other hand, the high voltage output of the
以上のような構成を有するフラッシュランプ20においては、まず、直流電源30からの電圧によりコンデンサ33が充電される。このコンデンサ33が所定の電圧まで充電された状態において、トリガー回路35により、金属管12とトリガープローブである金属棒15との間に、2〜20kVのパルス状のトリガー電圧が印加される。これにより、放電容器21内の金属基体管12Aまたは電極部12Bと、トリガープローブである金属棒15との間に予備放電が発生する。次いで、放電灯用電極10(陰極)と陽極24との間に絶縁破壊が生じ、コンデンサ33に蓄えられた電荷が電極間を通過して放電されることにより、封入された発光ガスが発光する。
In the
以上のフラッシュランプ20は、例えばセラミック反射鏡内蔵型フラッシュランプに組み込まれるフラッシュランプとして好適に用いることができる。
セラミック反射鏡内蔵型フラッシュランプは、具体的には、上記のフラッシュランプ20を、例えば回転楕円面状の光反射面を有する凹面反射鏡に、当該フラッシュランプ20の輝点が当該凹面反射鏡の第1焦点に位置するよう配置されることによって、形成することができる。
The
Specifically, the flash lamp with a built-in ceramic reflector includes the above-described
上記のフラッシュランプ20によれば、上記の放電灯用電極10が備えられているために、放電容器21の細径化を図ることができ、従って、これを備える反射鏡内蔵型フラッシュランプなどの光源装置の小型化を図ることができる。
According to the
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更を加えることができる。
例えば、陰極のみが放電灯用電極10によって構成されることに限定されず、陰極および陽極の両方が放電灯用電極10によって構成されていてもよい。また、陽極のみが放電灯用電極10によって構成されていてもよい。
As mentioned above, although embodiment of this invention was described, this invention is not limited to said embodiment, A various change can be added.
For example, only the cathode is not limited to being constituted by the
10 放電灯用電極
12,12S,12T 金属管
12A 金属基体管
12B 電極部
12h 貫通孔
12x 棒
12TB 電極部
12TB1 胴部
12TB2 テーパー部
15 金属棒
17a、17b、17c 突出部
18 絶縁層
20 フラッシュランプ
21 放電容器
22 電極棒
24 陽極
30 直流電源
33 コンデンサ
35 トリガー回路
36,38 インピーダンス成分
70 陰極
70A 電極棒
71 発光管(放電容器)
73 膨出部
74A,74B 封止管部
75 陽極
75A 電極棒
77 第1の石英ガラス管
78 第2の石英ガラス管
81,82 トリガープローブ
81a,82a 先端
83,84 内部リード棒
85,86 金属箔
87,88 外部リード
DESCRIPTION OF
73 bulging
Claims (3)
前記金属棒および前記金属管の一方が放電電極とされると共に、
前記金属棒および前記金属管の他方が始動用補助電極とされることを特徴とする放電灯用電極。 A metal tube and a metal rod inserted into the metal tube are hermetically sealed through an insulating layer,
One of the metal rod and the metal tube is a discharge electrode,
The discharge lamp electrode, wherein the other of the metal rod and the metal tube serves as a starting auxiliary electrode.
前記金属管の先端が、前記金属棒の先端に近接して位置する状態に伸びる突出部からなることを特徴とする請求項1に記載の放電灯用電極。 The metal tube is an auxiliary electrode for starting,
The discharge lamp electrode according to claim 1, wherein the tip of the metal tube includes a protruding portion extending in a state of being positioned close to the tip of the metal rod.
前記一対の電極の少なくとも一方が、請求項1または請求項2に記載の放電灯用電極であり、
当該放電灯用電極を構成する金属管が、前記放電容器に気密に封止されていることを特徴とするフラッシュランプ。
A discharge vessel, and a pair of electrodes disposed opposite to each other inside the discharge vessel,
At least one of the pair of electrodes is the discharge lamp electrode according to claim 1 or claim 2,
A flash lamp, wherein a metal tube constituting the discharge lamp electrode is hermetically sealed in the discharge vessel.
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102135862B1 (en) * | 2019-02-27 | 2020-07-20 | 국방과학연구소 | Initiator and manufacturing method thereof |
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2014
- 2014-08-04 JP JP2014158759A patent/JP2016035863A/en active Pending
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