JP2016035706A - 表示装置、表示制御方法、及び表示制御プログラム - Google Patents

表示装置、表示制御方法、及び表示制御プログラム Download PDF

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Shinya Kusuhara
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Abstract

【課題】タッチパネルを備えた表示装置において、同時に複数のタッチ操作を行う場合の操作性を向上させることを目的とする。
【解決手段】タッチパネルを備えた表示装置1は、タッチ操作に応じた情報を表示可能な画面27と、第1表示領域601と、第2表示領域600と、表示制御部10とを備える。第1表示領域601は、画面27上に表示され、OS303が取得するタッチ情報に応じて情報を表示する。第2表示領域は、画面27上に第1表示領域601と共に表示され、OS303を介さずに所定のアプリケーション305が取得するタッチ情報に応じて情報を表示する。表示制御部10は、タッチ操作に応じて画面27上における第1表示領域601及び第2表示領域600の表示を実行し、画面27上の第1表示領域601をドラッグして第2表示領域600上を移動させるとき、OS303が取得するタッチ情報に応じて第1表示領域601を移動させる。
【選択図】図4

Description

本開示は、タッチパネルを備えた表示装置、その表示制御方法及びプログラムに関する。
タッチパネルを備えた表示装置には、ユーザがタッチパネル上でポインティングデバイス(電子ペンやマウス等)を用いて文字や図形等を入力したり、手のタッチ操作により画面に表示されたアイコンやウインドウを選択したりする装置が知られている。
かかるタッチパネルを備えた表示装置は、ポインティングデバイスをタッチパネル上で操作しているときに、タッチパネル上に手が接触すると、手の接触によりタッチパネルが誤って操作されてしまう。この誤動作を防ぐため、ポインティングデバイスによるタッチ操作が行われている間は手のタッチ操作を検出しない、いわゆるパームリジェクションと呼ばれる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−109529号公報
タッチパネルによる操作の多様性や利便性が向上する中、ポインティングデバイスを用いながら手によるタッチ操作を並行して行う要請は高い。
本発明は、タッチパネルを備えた表示装置において、複数のタッチ操作を並行して行う場合の操作性を向上させることを目的とする。
本開示の一つの観点によれば、タッチパネルを有する表示装置は、タッチ操作に応じた情報を表示可能な画面、第1表示領域、第2表示領域、及び表示制御部を備える。第1表示領域は、画面上に表示されOSが取得するタッチ情報に応じて情報を表示する。第2表示領域は、画面上に第1表示領域と共に表示され、OSを介さずに所定のアプリケーションが取得するタッチ情報に応じて情報を表示する。表示制御部は、タッチ操作に応じて画面上における第1表示領域及び第2表示領域の表示を実行する。表示制御部は更に、画面上の第1表示領域をドラッグして第2表示領域上を移動させるとき、OSが取得するタッチ情報に応じて第1表示領域を移動させる。
本開示の他の観点によれば、タッチパネルを有する表示装置は、タッチ操作に応じた情報を表示可能な画面、画面上のタッチ情報を取得するタッチ情報取得部、画面上に表示される第1表示領域、画面上に第1表示領域と共に表示される第2表示領域、タッチ情報に基づきタッチ位置が第1表示領域であるか第2表示領域であるかを判定する領域判定部、領域判定部からOSに通知されるタッチ情報に応じて第1表示領域の表示を実行する第1表示領域制御部、及び領域判定部からOSを介さず所定のアプリケーションに通知されるタッチ情報に応じて第2表示領域の表示を実行する第2表示領域制御部、を備える。タッチ取得部がタッチ情報を連続して取得する場合、最初のタッチ位置が第1表示領域であるとき、一連のタッチ情報のうち最初のタッチ位置に続くタッチ位置の少なくとも一つが第2表示領域であっても、第1表示領域制御部が第2表示領域上の表示を実行する。
本開示の更に別の観点によれば、タッチ操作に応じた情報を表示可能な表示パネルを用いた表示制御方法は、表示パネルの画面上に、OSが取得するタッチ情報に応じて情報を表示可能な第1表示領域を表示させ、同画面上に、OSを介さずに所定のアプリケーションが取得するタッチ情報に応じて情報を表示可能な第2表示領域を第1表示領域と共に表示させ、同画面上の第1表示領域をドラッグして第2表示領域上を移動させるとき、OSが取得するタッチ情報に応じて第1表示領域を移動させる。
本開示によれば、タッチパネルを備えた表示装置において、複数のタッチ操作を並行して行う場合の操作性を向上させるのに有効である。
実施の形態1に係る表示装置の外観図。 表示パネルの断面図。 同表示装置の概略構成図。 同表示装置の制御ブロック図。 同表示装置により実行される制御処理を示すフローチャート。 同表示装置により実行される制御処理を示すフローチャート。 同表示装置により生成される領域保持情報を示す図。 同表示装置により出力される表示領域を説明するための図。 実施の形態2に係る表示装置による出力処理を説明するための図。 実施の形態3に係る表示装置による出力処理を説明するための図。 実施の形態3に係る表示装置による出力処理を説明するための図。 パームリジェクションの機能について説明するための図。 本開示の表示装置の基本的な機能を説明するための図。 同表示装置の基本的な機能を実行するためのシステムの概略図。 同表示装置の基本的な機能を説明するための図。 比較例による表示結果を示す図。 比較例による表示結果を示す図。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者らは、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(基本的な機能)
まず、本実施形態に係る表示装置の前提となる基本的な機能について説明する。
<パームリジェクション機能>
図11は、パームリジェクションの機能について説明する図である。図11(a)は、パームリジェクション機能を備えているアプリケーションによる場合の表示例であり、図11(b)は、本実施形態において提供されるアプリケーションによる表示例である。
図11(a)に示す表示例では、ユーザが電子ペン5を画面上で走らせながら他方の手を画面上でタッチT1を実行したとき、タッチT1に対しカーソルが移動するため、電子ペンで描画した線は位置P1及びP2間において移動してしまい、意図しない描画結果となる。
一方、図11(b)に示す表示例では、アプリケーションによりパームリジェクション機能を実行される場合、図11(b)に示すように、タッチT1に対してはアプリケーションがタッチをキャンセルするため、ユーザは一方の手で電子ペン5を用いて図を描写しつつ、他方の手でタッチ操作を行うことが可能となる。
<マルチウインドウ機能>
本開示に係る表示装置1(図1〜図3)により実行されるアプリケーション305(図13)は、設計図等、精密な図形を手書きで描写するために、電子ペン等のポインティングデバイスと用いて作図しながら、手によるタッチ操作を可能にするものである。
表示装置1は、パームリジェクション機能を実行するアプリケーションにより制御される表示領域である通知領域と、OSにより表示制御される通知領域以外の除外領域とを、マルチウインドウにより表示する。
図12は、本開示に係る表示装置1(図1〜図3)の表示パネル2によって表示される領域(ウインドウ)を示す。後述するように、除外領域601はOS303(図13)が取得するタッチ情報に応じて表示制御される領域であり、通知領域600はOSを介さずアプリケーション305が直接取得するタッチ情報に応じて表示制御される領域である。なお、タッチ情報は、画面上におけるタッチの位置情報(座標情報等)や後述する領域情報を含む。
図12に示すように、ユーザが一方の手に持った電子ペン5を画面上の通知領域600内で走らせながら図を描写しているとき、他方の手が除外領域601にタッチしても画面は反応しない。これは、除外領域601におけるタッチ情報はアプリケーションに直接通知されていないためである。一方、他方の手が通知領域600内にタッチした場合、同タッチ情報はアプリケーションに直接通知される。よって、パームリジェクション機能に加えてアプリケーション独自で様々な操作を提供可能になる。例えば、ユーザは一方の手で電子ペン5を用いて図を描写しつつ、他方の手でタッチ操作を行い、ピッチ操作による画面の拡大縮小や回転表示等を行うことが可能になる。また、タッチした部分にメニュー表示を行うことも可能になる。
以上のように、本開示に係る表示装置1は、OSを介して通知されるタッチ情報に応じて制御される除外領域601(第1表示領域の一例)と、OSを介さず所定のアプリケーションに通知されるタッチ情報に応じて制御される通知領域600(第2表示領域の一例)を一つの画面上で同時に表示する。以下、この機能を実現するためのシステム構成について説明する。
<システム構成>
図13は、本開示に係る表示装置1のソフトウエアとハードウエアからなるシステムの階層構造を示す。表示装置1は、デバイスドライバ301及びアプリケーション305がOS303上で動作することにより、表示パネル2のウインドウ表示を制御する。これらの動作は、後述する表示装置1のコントローラ30(図3)がOS303及びアプリケーション305によるプログラムを実行することにより実現される。
デバイスドライバ301は、フィルタドライバ302を含む。フィルタドライバ302は、表示パネル2から検出回路を介して検出されたタッチ情報を、OS303又はアプリケーション305に通知する。
アプリケーション305においては、フィルタライブラリ307が動作する。フィルタライブラリ307は、タッチ情報がアプリケーション305に直接通知される領域である通知領域と、OS303に通知される除外領域(つまり、アプリケーションにとっては通知を除外する領域)をフィルタドライバ302に設定する。フィルタドライバ302は、アプリケーション305に直接通知する領域(通知領域)内であると判断したタッチ情報は、フィルタライブラリ307に通知する。一方、OS303に通知する領域(除外領域)は、HID(Human Interface Device)クラスドライバやHIDドライバ(図示省略)を介して、OS303に通知され、OS303からアプリケーション305に通知される。
図14は、表示パネル2のデスクトップ画面におけるGUIにより実現されるマルチウインドウ表示を示す。表示パネル2のGUIは、図14に示すように、一般的にマルチウインドウの表示機能を有しているため、アプリケーション305により表示されたウインドウ上に他のウインドウが重なることがある。このようにウインドウ表示構成が変更になった場合は、OS303もしくはグラフィックス表示を管理するウインドウマネージャ機能により、ウインドウ表示機能に変化があったというウインドウイベントや、個々のウインドウを識別するウインドウハンドルが発生する。フィルタライブラリ307は、OSが出力するウインドウイベントやウインドウハンドルの情報を入力し、これらの情報より、現在表示しているウインドウの状態を反映した通知領域の状態をフィルタドライバ302に対し設定する。
通知領域600はアプリケーション305により表示制御されており、この通知領域600内のタッチ情報は、アプリケーション305に直接通知される。つまり、この通知領域600は、アプリケーション305がフィルタライブラリ307を介してフィルタドライバ302に直接設定される。一方、除外領域601は、その他のアプリケーションやOS33が生成する領域である。この除外領域601内のタッチ情報はOSに通知される。なお、通知領域600と除外領域601以外のデスクトップ領域も、タッチ情報がOSに通知される除外領域である。フィルタライブラリ307は、このようなマルチウインドウの表示状態を検出し、通知領域600以外の除外領域601を設定する。
領域保持情報73は、フィルタライブラリ307が更新、読み込みを行う。領域保持情報73は、後述するように、時系列に検出されるタッチ情報を記憶・更新すると共に、初回に検出された際の領域情報を含む。
上記システム構成によって、通知領域600と除外領域601とは、マルチウインドウ機能により一つの画面において同時に表示される。この場合、次のような不都合が生じる。
図15は、除外領域601上で通知領域600を動作させた例を示す。図15(a)は、タッチT1,T2,T3が連続的又は同時に通知領域600内で検出されたことを示しており、アプリケーション305により400,401,402のGUIメニューを表示した状態を示す。ここで、ユーザが手を移動してしまい、図15(b)に示すように、タッチT3が通知領域600外、つまり除外領域601上に移動したとする。この場合、タッチT3のタッチ情報はOSに通知され、OSにより表示制御されるため、通知領域600に準じたメニュー表示はなされないことになる。このため、通知領域600上で開始したタッチ操作の継続性が損なわれる。
図16は、除外領域601のウインドウをドラッグ操作により移動させる際に、通知領域600上を通過させる例を示す。同図においては、初回タッチT0で除外領域601をホールドし、通知領域600上を移動させることを意図している。タッチT0の位置は、除外領域601(デスクトップ領域)上であるため、そのタッチ情報はOS303に通知される。しかし、ドラッグ操作の結果タッチT1の位置に至ったとき、T1は通知領域600にあるため、そのタッチ情報はOS303に通知されず、アプリケーション305に直接通知される。このため、OS303ではタッチが解除(リリース)されたと判断し、ウインドウ移動処理を中断する。この結果、除外領域601の移動は通知領域600上で中断してしまう。
本開示に係る表示装置1は、通知領域600と除外領域601が同時に動作する画面において、タッチ操作の継続性を担保するため、以下の構成及び機能を備える。
(実施の形態1)
本発明の一実施形態に係る表示装置について、図1〜図7を用いて説明する。
[1−1.構成]
[1−1−1.表示装置の構成]
<表示パネル>
図1は、本実施形態1に係るタブレット端末である表示装置1(表示装置の一例)の外観を示す。図2は、表示装置1のうち表示パネル2の断面図である。図1及び図2に示すように、表示装置1の表示パネル2は、ペンパネル21と、タッチパネル23と、液晶パネル25とが積層状態で枠体24(図1)によって一体的に組み立てられている。
ペンパネル21は、ユーザのペン操作の軌跡を検出して、座標の元情報を、後述するペン操作検出回路31に出力する。
タッチパネル23は、ユーザが操作する側から順に、ガラスやプラスチック等の絶縁体フィルム層からなるカバー22(図2)、電極層、基板層の順に構成されている。電極層には、X軸(たとえば横軸)とY軸(例えば縦軸)に透明電極がマトリクス状に配されている。なお、各電極は液晶パネル25の各画素よりも小さい密度で配置されていてもよいし、各画素と概ね同等の密度で配置されていてもよい。本実施形態では、前者の構成を採用しているものとして説明する。なお、タッチパネル23としては、静電式、抵抗膜式、光学式、超音波方式、電磁式等の方式を採用できる。
液晶パネル25は、後述するグラフィックコントローラ33(図3)によって処理された画像データに基づく画像を表示する画面を提供する。液晶パネル25は、文字、数字等のテキストデータや、図形を表示する。本実施形態においては、液晶パネル25は、20インチの画面を有し、その画像解像度は、例えば、3,840×560ドットである。なお、液晶パネル25に代えて、有機ELパネル、電子ペーパ、プラズマパネルを用いてもよい。また、液晶パネル25は、電源回路、駆動回路、パネルの種類によっては光源を含んでいてもよい。
枠体24は、タッチパネル23、ペンパネル21、及び液晶パネル25を収納する。枠体24は、図1では図示を省略しているが、電源ボタンやスピーカ等が設けられていてもよい。
ユーザは、表示パネル2の画面に指を接触させることにより、タッチ操作を行う。また、電子ペン5を画面上で走らせて描画することも可能である。表示パネル2は、アプリケーション305により提供される通知領域600を利用して、例えば、建築物の設計図等の作成に適したものである。
<内部構成>
図3は、表示装置1内の構成を示す。
表示装置1は、上述の表示パネル2と、制御装置3とを備える。制御装置3は、コントローラ30(表示制御部の一例)と、ペン操作検出回路31と、タッチ操作検出回路32と、グラフィックコントローラ33と、RAM40と、通信回路60と、スピーカ80と、を備える。
ペン操作検出回路31は、ペンパネル21からの入力情報を座標変換して、コントローラ30に出力する。
タッチ操作検出回路32は、X軸、及びY軸のマトリックスを順次スキャンする。そして、タッチ操作検出回路32は、静電容量の変化を検出すると、その位置にタッチ操作が行われたことを検出し、液晶パネル25の各画素と同等以上の密度(解像度)で座標情報を生成する。タッチ操作検出回路32は、同時に複数個所のタッチ操作を検出することが可能であり、タッチ操作に起因して検出された一連の座標データを継続的に出力する。この座標データは、後述するコントローラ30に入力され、種々のタッチ操作(タップ、ドラッグ、フリック、スワイプ等)として検出される。なお、タップは、タッチパネルを指で軽く叩く操作である。ドラッグは、タッチパネルを押したまま指をずらす操作であり、選択したオブジェクトを画面上移動させる操作である。フリックとは、タッチパネルを指で軽くはらう操作である。スワイプとは、タッチパネルに触れた状態で指を滑らせる操作である。
コントローラ30は、ペン操作検出回路31による検出情報ややタッチ操作検出回路32により検出されたタッチ情報を用いて後述する各種の処理を行う処理回路(例えば、CPU)である。また、コントローラ30は、後述するように、アプリケーション305による表示制御プログラムを実行する。
グラフィックコントローラ33は、コントローラ30によって生成される制御信号に基づいて動作する。グラフィックコントローラ33は、液晶パネル25に表示される画像データを生成し、液晶パネル25の表示動作を制御する。
RAM40は、いわゆるワークメモリである。RAM40には、コントローラ30によって実行される、表示装置1を動作させるためのアプリケーション305による表示制御プログラムが展開される。
通信回路60は、例えばインターネットや、パーソナルコンピュータ等への通信を可能にする回路である。通信回路60は、例えば、Wi−FiやBluetooth(登録商標)規格に準拠した無線通信回路であり、電子ペン5やマウス等の入力手段と通信可能である。
スピーカ80は、コントローラ30が生成した音声信号に基づく音声を出力する。
バス90は、表示パネル2を除く各構成要素を相互に接続し、信号を授受可能にする信号線である。
制御装置3は更に、図3に示すように、ストレージ70(記憶部の一例)に接続される。ストレージ70は、例えばフラッシュメモリである。ストレージ70は、表示に利用される画像データ71、上述の表示制御プログラム72(アプリケーション305)、領域保持情報73等が格納される。本実施形態において、画像データ71は、例えば静止画像データや三次元画像データを含む。
<機能的構成>
図4は、表示装置1の機能的構成を示す制御ブロック図である。表示装置1は、コントローラ30がRAM40等のメモリに展開される表示制御プログラム72を実行することにより各機能を実現する表示制御部10(表示制御部の一例)を備える。表示制御部10は、タッチ情報取得部11(タッチ情報取得部の一例)と、領域判定部12(領域判定部の一例)と、通知領域制御部13(第2表示領域制御部の一例)と、除外領域制御部14(第1表示領域制御部の一例)とを備える。
タッチ情報取得部11は、表示パネル2に対するタッチ操作を検出したタッチ操作検出回路32よりタッチ情報を取得する。タッチ情報は、タッチされた位置を示す座標情報を含む。タッチ情報取得部11は、後述するように、取得したタッチ情報に応じてストレージ70に記憶された領域保持情報73を更新する。
領域判定部12は、タッチ情報取得部11が取得したタッチ情報から、タッチされた位置が通知領域600かどうかを判定する。通知領域600である場合は、OS303を介さずアプリケーション305にタッチ情報を直接通知する(図13)。一方、通知領域600でない場合、つまり除外領域601である場合は、OS303にタッチ情報を通知する。領域判定部12は、判定結果に応じて領域保持情報73を更新する。
通知領域制御部13は、領域判定部12によりアプリケーション305に直接通知されたタッチ情報に応じて通知領域600の表示制御指令を生成する。生成された制御指令はグラフィックコントローラ33に送信され、同制御指令に応じて表示パネル2の画面上の通知領域600のウインドウ表示が実行される。通知領域制御部13はまた、後述するように、通知領域600と除外領域601との重なりを検出し、重なった部分を非通知ウインドウ(マスクウインドウ)に設定する。
除外領域制御部14は、領域判定部12によりOS303に通知されたタッチ情報に応じて除外領域601の表示制御指令を生成する。生成された制御指令はグラフィックコントローラ33に送信され、同制御指令に応じて表示パネル2の画面上の除外領域601のウインドウ表示が実行される。
[1−2.動作]
図5A、図5B、及び図6を参照しながら、本実施形態に係る表示装置1、主にコントローラ30により実行される表示制御処理について、説明する。
S101:コントローラ30により、アプリケーション305が起動される。
S102:変数t、iは初期化される。なお、後述するように、変数tは、タッチ操作の検出の時点を示し、タッチが検出されていない間は0となる。タッチ操作の検出は、所定間隔(例えば、10ms毎)で実行される。変数iは、同時又は連続して検出されるタッチの数を示し、タッチが検出されていない間は0となる。
S103:コントローラ30は、タッチ操作検出回路32によりタッチ操作が検出されたかどうか判定する。タッチ操作が検出された場合は、ステップS105に進み、タッチ操作が検出されなかった場合は、ステップS104に進む。
S104:アプリケーション305が終了されない限り、ステップS103に戻る。
S105:ステップS103においてタッチ操作が検出された場合、コントローラ30は、タッチ検出時間tをインクリメントする。この時点(t1)で最初のタッチ操作が検出されたことになる。
S106:コントローラ30は、タッチ数iをインクリメントし、タッチ情報IDiを生成する。タッチ情報IDiは、上述した領域保持情報73を構成する情報であり、画面におけるタッチの位置情報の他に、図6(a)や図6(b)に示すように、タッチ検出時間tに対するタッチの有無及びその領域(通知領域600か除外領域601か)を示す情報を含む。
S107:コントローラ30は、検出されたタッチの位置が、通知領域600であるか除外領域601であるかを判定する。通知領域600である場合はステップS108に進み、除外領域601である場合はステップS109に進む。
S108:コントローラ30は、図6(a)又は図6(b)に示すように、生成されたタッチ情報IDiの領域を「通知」として記憶する。
S109:コントローラ30は、図6(a)又は図6(b)に示すように、生成されたタッチ情報IDiの領域を「除外」として記憶する。
S110:コントローラ30は、記憶された領域保持情報73を参照する。
S111:コントローラ30は、領域保持情報73において、現タッチ検出時間tにおけるタッチ情報のうち最初のタッチ情報の領域が通知領域600であるか、除外領域601であるかを判定する。
例えば、今回検出されたタッチ操作が最初のもの(図6(a)又は図6(b)におけるt=1のタッチ情報ID1)である場合、タッチ情報ID1の領域が通知領域600であればステップS112に進み、除外領域601であればステップS114に進む。タッチ検出が連続した場合、例えば図6(a)におけるt=5の時点では、今回新たに取得されたタッチ情報はID3となるが、最初のタッチ情報はID1である。タッチ情報ID1は、通知領域600であるため、ステップS114に進む。一方、図6(b)では、最初のタッチID1は、除外領域であるため、ステップS114に進む。
S112:コントローラ30は、タッチ情報をOSを介さずアプリケーションに直接通知する。
S113: コントローラ30は、グラフィックコントローラ33を介して、アプリケーション305による表示制御を行う。
S114:コントローラ30は、タッチ情報をOSに通知する。
S115:コントローラ30は、グラフィックコントローラ33を介して、OS303による表示制御を行う。
S116:コントローラ30は、次のタッチ検出時間の到来を判定し、次のタッチ検出時間になった場合はステップS117に進む。
S117:コントローラ30は、タッチ検出時間tをインクリメントする。
S118:コントローラ30は、現タッチ情報IDiのタッチ状態を判定する。タッチ情報IDiのタッチ状態が継続していればステップS119に進み、タッチ状態が継続していなければステップS120に進む。
S119:コントローラ30は、インクリメントされたタッチ検出時間tにおけるタッチ情報IDiを更新する。この場合、タッチ情報IDiのタッチ状態は継続しているため、引き続き通知領域か除外領域かを記憶する。例えば、図6(a)においてタッチ検出時間がt1からt2になったとき、タッチ情報ID1のタッチ状態は継続しているため、t2においてID1は通知領域として記憶する。コントローラ30は、このIDiについて、タッチ状態が解除されるまで(つまり、ステップS120により削除されるまで)タッチ検出時間tの経過毎にタッチ情報を更新する。
S120:インクリメントされたタッチ検出時間tにおけるタッチ情報IDiのタッチ状態が継続されていないと判定した場合、コントローラ30は、タッチ情報IDiを削除する(無効状態)。例えば、図6(a)又は図6(b)におけるt=5の時点においては、タッチ情報ID1のタッチ状態は解除されていたため、ID1は削除する。
S121:コントローラ30は、 他のタッチ操作を検出したかどうかを判定する。他のタッチ操を検出した場合は、ステップS106に戻り、新たなタッチ情報IDiを生成する。他のタッチ操作が検出されない場合は、ステップS102に戻る。
<動作結果>
図7は、上記表示装置1による処理の結果による表示例を示す。図7(a)及び図7(b)においては、最大6点をタッチした例を示す。
図7(a)は、タッチT1、T2,T3の位置が通知領域600にあり、T4,T5,T6は除外領域601にある。タッチT1〜T6の位置には、タッチ操作に応じた表示(例えば、メニュー表示)がなされる。図15に示す例では、除外領域601は通知領域600に準じた表示はなされないが、本実施形態にかかる表示装置1では、最も早いタッチ操作(ここでは、T1)が通知領域600内にある場合は、後続する他のタッチ操作が除外領域601で行われても、通知領域600に準じた表示が継続される。
図7(b)は、タッチT1、T2、T6の位置が通知領域にあり、T3,T4,T5は除外領域にある。図7(a)と同様に、タッチT1〜T6の位置には、タッチ操作に応じた表示がなされる。この例においても、最も早いタッチ操作(ここでは、T1)が通知領域600である場合は、後続する他のタッチ操作が除外領域601で行われても、通知領域600に準じた表示がなされる。
[1−3.効果等]
本実施形態に係る表示装置1は、タッチ情報をアプリケーション305とOS303に分けて通知するとともに、タッチが連続する場合、一連のタッチ操作のうち最初のタッチの位置が通知領域600か除外領域601であるかを判定し、その後のタッチ操作に対しては最初のタッチ位置の領域に応じて、最初のタッチ位置の領域に準じた表示制御を行う。すなわち、一連のタッチ操作のうち最初のタッチ位置が通知領域600にある場合、後続するタッチ操作に対してはアプリケーション305にタッチ情報が直接通知され、アプリケーション305による領域の表示制御が実行される。一方、最初のタッチ位置が除外領域601にある場合、後続するタッチ操作に対してはOS303にタッチ情報が通知され、OS303による領域の表示制御が実行される。
このため、本実施形態に係る表示装置1は、電子ペン5等のポインティングデバイスによるポインタ操作と、タッチパネルによるタッチ操作を並行して行い、両手を使った操作を実現する通知領域600のウインドウを提供するとともに、通知領域600と除外領域601間における操作の継続性が担保することができる。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2に係る表示装置について説明する。
[2−1.構成]
本実施形態に係る表示装置の構成及び機能は、実施の形態1に係る表示装置1(図1〜図7、及び図13)と同様である。よって、必要に応じてこれらの図及び符号を用いて説明する。
[2−2.動作]
以下、本実施形態に係る表示装置1により実行される動作について説明する。
図8は、除外領域601(ウインドウ)をドラッグ操作により移動させる際に、通知領域600を通過する例を示す。同図では、初回タッチT0で除外領域601をホールドし、通知領域600上を通過して、タッチT1の位置までウインドウを移動させ、リリースする。
タッチT0は、除外領域601上でのタッチであるため、コントローラ30は、そのタッチ情報をOSに通知する(図5AのステップS107〜S109)。また、T0は最初のタッチ情報(図6(b)におけるID1に相当)となるため、その情報は領域保持情報73に保持される。コントローラ30は、除外領域601をドラッグしている間にタッチ情報を随時検出し、領域保持情報を更新する(図5A及び図5BのステップS103〜S121)。ホールドしてドラッグされている除外領域601が通知領域600上に至るとき、タッチ位置は通知領域600内となる。しかし、最初のタッチT0のタッチ情報が除外領域であるため、コントローラ30はタッチ情報を引き続きOSに通知し続ける(図5AのステップS110の判定後のステップS114)。このため、ドラッグされる除外領域601は通知領域600上を通過する間も、OSによる表示制御が継続して行われる。この結果、コントローラ30は、ドラッグ操作が中断することなく、除外領域601をT1まで円滑に移動させることができる。
なお、コントローラ30は、通知領域600上に除外領域601があるとき、つまり、除外領域601が通知領域600上に重なって表示されているとき、当該除外領域601をマスクウインドウ(非通知ウインドウ)に設定する。このため、移動中の除外領域601は、通知領域600ウインドウ上ではマスク領域と判定され、除外領域601上のタッチ操作に準じて制御される。
[2−3.効果等]
以上の構成及び動作により、本実施形態における表示装置1においては、OS303は通知領域600上のタッチ操作においても除外領域601のタッチとしてタッチ情報を取得することができるため、OS303のウインドウ制御により除外領域601はT0の位置からT1の位置まで滞りなく画面上を移動させることができる。
(実施の形態3)
以下、実施の形態3に係る表示装置について説明する。
[3−1.構成]
本実施形態に係る表示装置の構成及び機能は、実施の形態1に係る表示装置1(図1〜図7、及び図13)と同様である。よって、必要に応じてこれらの図及び符号を用いて説明する。
[3−2.動作]
図9は、画面27の除外領域601(ここではデスクトップ領域)上において、通知領域600が動作しているとき、チャームバー700を表示する例を示す。チャームバー700は、OSにより制御され、画面表示の設定のためのメニューを表示するウインドウである。チャームバー700は、例えば、ユーザは指で画面27の外縁271から内側に向かってスワイプ操作を行うことにより、外縁271から引き出されるようにして表示される。なお、図9においては、画面の右端からスワイプ操作することによりチャームバー700を表示させているが、左側、上側、下側のいずれであってもよい。
このようなチャームバー700を表示可能な画面において、例えば通知領域600が図10に示すように画面27の右縁部にかかった状態の場合、通知領域600上ではスワイプ操作しても、そのタッチ情報はOS303に通知されない。このため、OS303はそのタッチ情報を検出できず、チャームバー700の引き出し表示ができなくなる。
本実施形態に係る表示装置1においては、このため、コントローラ30は、画面27の外縁271に沿ってマスクウインドウ(非通知領域)を設定する。なお、このマスクウインドウは外縁271から内側に数画素程度の範囲であればよい。
チャームバー700を表示させる場合、ユーザは指で画面27の外縁271から内側にスワイプ操作すると、画面27の外縁271に配された除外領域(マスクウインドウ)602に最初にタッチするため、そのタッチ情報は除外領域601として取得される。スワイプ操作によるタッチ操作がその後通知領域600にかかっても、最初のタッチが除外領域602内にあるため(図5AのステップS103〜S114)、同スワイプ操作による連続するタッチ情報はOS303に通知される。よって、OS303により制御されるチャームバー700を表示・操作することができる。また、コントローラ30は、チャームバー700と通知領域600が重複する部分については、マスクウインドウとして設定するため、チャームバー700の表示も問題なく行われる。
<変形例>
上記のように画面27の外縁271に沿って設定されるマスクウインドウに代えて、次のように表示制御することも可能である。
画面27の外縁271に通知領域600のウインドウがかかった場合、コントローラ30は、自動的に通知領域600のウインドウを縮小する。この縮小は、図10に示すように、通知領域600の右側縁と画面27の外縁271との間に除外領域603が確保される程度に行われる。よって、ユーザは、画面27の外縁271からスワイプ操作によるタッチ操作の最初のタッチが除外領域603となるため(図5のステップS103〜S114)、同スワイプによるタッチ情報はOS303に通知される。よって、OS303により制御されるチャームバー700を表示・操作することができる。
[3−3.効果等]
以上の構成及び動作により、本実施形態における表示装置1は、画面外縁271にマスク領域を確保することが可能となるため、通知領域600とチャームバー700の表示を同時に行うことができ、また通知領域600によってチャームバー700の操作が影響されることはない。
(その他実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1〜3を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態1〜3で説明した各構成要素及び機能を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
[1]
上記実施の形態1〜3においては、表示装置1は、タブレット端末として表示パネル2と制御装置2とを一体化したものを例に挙げていたが、これに限定されない。制御装置3の一部を、別体のコンピュータ端末に搭載し、表示パネル2と接続する形態であってもよい。
[2]
また、上記実施形態1〜3における処理(図5A及び図5B等)の実行順序は、必ずしも、上記実施形態の記載に制限されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、実行順序を入れ替えることができるものである。
[3]
本発明は、表示装置1の形態により実施されることに限られない。表示装置1により実行される表示制御方法や、表示装置1により実行されるコンピュータプログラム、かかるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本発明の範囲に含まれる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray(登録商標) Disc)、半導体メモリを挙げることができる。
上記コンピュータプログラムは、上記記録媒体に記録されたものに限られず、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク等を経由して伝送されるものであってもよい。
本開示は、ポインティングデバイスを用いるタブレット端末等の表示装置として利用可能である。
1 表示装置(表示装置の一例)
2 表示パネル
3 制御装置
4 ストレージ(記憶部の一例)
5 電子ペン(ポインティングデバイスの一例)
10 表示制御部(表示制御部の一例)
11 タッチ情報取得部(タッチ情報取得部の一例)
12 領域判定部(領域判定部の一例)
13 通知領域制御部(第2表示領域制御部の一例)
14 除外領域制御部(第1表示領域制御部の一例)
21 ペンパネル
23 タッチパネル
24 枠体
25 液晶パネル
27 画面
30 コントローラ(表示制御部の一例)
31 ペン操作検出回路
32 タッチ操作検出回路
33 グラフィックコントローラ
40 RAM
60 通信回路
70 ストレージ
71 画像データ
72 表示制御プログラム
73 領域保持情報
80 スピーカ
271 画面外縁
301 デバイスドライバ
302 フィルタドライバ
303 OS
305 アプリケーション
307 フィルタライブラリ
600 通知領域(第2表示領域の一例)
601 除外領域(第1表示領域の一例)
602 除外領域(第1表示領域の一例)
603 除外領域(第1表示領域の一例)
700 チャームバー(第1表示領域の一例)

Claims (9)

  1. タッチパネルを有する表示装置であって、
    タッチ操作に応じた情報を表示可能な画面、
    前記画面上に表示され、OSが取得するタッチ情報に応じて情報を表示する第1表示領域、
    前記画面上に前記第1表示領域と共に表示され、OSを介さずに所定のアプリケーションが取得するタッチ情報に応じて情報を表示する第2表示領域、及び
    前記タッチ操作に応じて前記画面上における前記第1表示領域及び前記第2表示領域の表示を実行する表示制御部、
    を備え、
    前記表示制御部は、前記画面上の第1表示領域をドラッグして前記第2表示領域上を移動させるとき、OSが取得するタッチ情報に応じて前記第1表示領域を移動させる、
    表示装置。
  2. 前記タッチ情報は、少なくとも、前記画面上におけるタッチ位置を示す情報と、前記タッチ位置が前記第1表示領域か前記第2表示領域かを示す情報とを含む、
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 記憶部を更に備え、
    前記表示制御部は、前記タッチ情報を前記記憶部に記憶させ、所定間隔毎に前記タッチ情報を更新する、
    請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記表示制御部は、
    前記第1表示領域から前記第2表示領域にかけて連続するタッチ操作があった場合は、前記第1表示領域に準じた表示を実行し、
    前記第2表示領域から前記第1表示領域にかけて連続するタッチ操作があった場合は、前記第2表示領域に準じた表示を実行する、
    請求項1から3のいずれかに記載の表示装置。
  5. 前記第2表示領域は、ポインティングデバイスによるタッチ操作に応じた情報と手によるタッチ操作に応じた情報とを同時に表示可能である、
    請求項1から4のいずれかに記載の表示装置。
  6. タッチパネルを有する表示装置であって、
    タッチ操作に応じた情報を表示可能な画面、
    前記画面上のタッチ情報を取得するタッチ情報取得部、
    前記画面上に表示される第1表示領域、
    前記画面上に前記第1表示領域と共に表示される第2表示領域、
    前記タッチ情報に基づき、前記タッチ位置が第1表示領域であるか第2表示領域であるかを判定する領域判定部、
    前記領域判定部からOSに通知されるタッチ情報に応じて前記第1表示領域の表示を実行する第1表示領域制御部、及び
    前記領域判定部からOSを介さず所定のアプリケーションに通知されるタッチ情報に応じて第2表示領域の表示を実行する第2表示領域制御部、
    を備え、
    前記タッチ取得部が前記タッチ情報を連続して取得する場合、
    最初のタッチ位置が第1表示領域であるとき、一連のタッチ情報のうち前記最初のタッチ位置に続くタッチ位置の少なくとも一つが前記第2表示領域であっても、前記第1表示領域制御部が前記第2表示領域上の表示を実行する、
    表示装置。
  7. 最初のタッチ位置が第2表示領域であるとき、一連のタッチ情報のうち前記最初のタッチ位置に続くタッチ位置の少なくとも一つが前記第1表示領域であっても、前記第2表示領域制御部が前記第1表示領域上の表示を実行する、
    請求項6に記載の表示装置。
  8. タッチ操作に応じた情報を表示可能な表示パネルを用いた表示制御方法であって、
    前記表示パネルの画面上に、OSが取得するタッチ情報に応じて情報を表示可能な第1表示領域を表示させ、
    前記画面上に、OSを介さずに所定のアプリケーションが取得するタッチ情報に応じて情報を表示可能な第2表示領域を、前記第1表示領域と共に表示させ、
    前記画面上の第1表示領域をドラッグして前記第2表示領域上を移動させるとき、OSが取得するタッチ情報に応じて前記第1表示領域を移動させる、
    表示制御方法。
  9. タッチ操作に応じた情報を表示可能な表示パネルを用いた表示制御処理をコンピュータに実行させる表示制御プログラムであって、
    前記表示パネルの画面上に、OSが取得するタッチ情報に応じて情報を表示可能な第1表示領域を表示させ、
    前記画面上に、OSを介さずに所定のアプリケーションが取得するタッチ情報に応じて情報を表示可能な第2表示領域を、前記第1表示領域と共に表示させ、
    前記画面上の第1表示領域をドラッグして前記第2表示領域上を移動させるとき、OSが取得するタッチ情報に応じて前記第1表示領域を移動させる、
    表示制御プログラム。
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