JP2016035620A - 品質関連情報の蓄積方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】構造物を構成する複数の部材に第1識別情報を割り振り、第1識別情報を記憶させた第1ICタグを各部材にそれぞれ取り付け、第1ICタグから第1識別情報を読み出し、該第1識別情報が割り振られた部材の第1施工情報を、当該第1識別情報に対応付けて所定のデータベースに格納し、第1識別情報と1対1で対応する第2識別情報を記憶させた第2ICタグを、第2施工段階または施工後における構造物の表面の所定箇所にそれぞれ取り付け、第2ICタグから第2識別情報を読み出し、該第2識別情報が割り振られた部材の第2施工情報または維持管理情報を、当該第2識別情報に対応付けて前記データベースに格納する。
【選択図】図5
Description
また、構造物を構成する各部材(セグメント)に識別情報(ID)を割り振り、そのIDが記憶されたICタグを各部材にそれぞれ取り付け、専用の端末でICタグのIDを読み取ってから当該IDに対応する部材に関連する各種情報を端末に入力することにより、各種情報をID毎に蓄積するようにしている(非特許文献2参照)。
このようにすれば、携帯端末に識別情報を読み込んだ時に、対象の部材に関する情報の入力画面が表示されるので、入力者は、何れの識別番号であるのかを常に認識できる状態で各種情報を入力することができる。このため、情報を入力する途中で、何れの部材(物品)の情報を入力しているのか分からなくなることが無く、対応するデータベースに正確な情報を確実に蓄積することができる。
このようにすれば、蓄積された施工情報や維持管理情報を、対象の部材の実際の状態を参照しながら確認できるようになるので、施工やメンテナンスがどのように行われたのかをより確実に確認することができる。
このようにすれば、設計時の情報を閲覧しながら施工、メンテナンスを行うことができ、より確実な品質管理を行うことができる。
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態について詳細に説明する。
まず、構造物または複数の物品の品質管理に用いる品質管理ツールの具体的構成について説明する。図1は、本実施形態の品質管理ツール10の構成図である。本実施形態の品質管理ツール10は、図1に示したように、前付けICタグ(第1ICタグ)1、後付けICタグ(第2ICタグ)2、IDカード3、タグリーダ4、デジタルカメラ(撮像手段)5、タブレット端末(携帯端末)6、クラウドサーバ(記憶装置)7、パソコン8等で構成されている。
以下、前付けICタグ1と後付けICタグ2を区別しない場合は、ICタグ1,2と表記する。
次に、上記品質管理ツールを用いた構造物または物品の品質管理方法(品質関連情報の蓄積方法)について、RC構造物を対象とした場合を例にして説明する。図4は、構造物を施工する際、或いは物品を製造する際の作業の一部を示したワークフローである。
RC構造物の構築においては、工事会社の事務所担当者、現場担当者、現場代理人、発注会社の社員、箇所長等が、品質管理に関与する人員となり、現場担当者または現場代理人が検測者、発注会社の社員が確認者、箇所長が承認者にそれぞれ相当する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、ここでは、第1実施形態との相違点のみ説明することとし、同様の点については説明を省略する。
本実施家形態は、対象とする構造物または物品、および品質管理方法が第1実施形態と異なる。
まず、本実施形態における構造物または物品の品質関連情報の蓄積方法の、第1実施形態との相違点について、構造物の杭(構造物の地下に埋設される部位)を対象とした場合を例にして説明する。
本実施形態の場合、杭の構築または打ち込みの開始から、杭の上に構造物の地上部分を構築するまでの間は、杭の上部に前付けICタグ1を取り付けておくことで、第1ID1−1〜1−Mによる各杭の識別が可能となるが、杭の上に構造物の地上部分を構築した後は、杭が構造物の地上部分によって遮蔽され(情報蓄積環境が変化し)、前付けICタグ1の取り付け箇所が特定できなくなるとともに、前付けICタグ1との通信ができなくなる。このため、本実施形態では、杭の近傍に設けられる構造物の他の部材(例えば柱)に、後付けICタグ2を取り付け、IDの引継ぎを行うようにする。なお、他の部材には、当該他の部材のIDが記憶されたICタグ1,2も取り付けられることになるので、このICタグ1,2とは区別できるように(例えば、色を変える、どの部材のICタグであるかを文字で記載しておく等)して取り付ける。
なお、上記実施形態では、構造物の杭に前付けICタグ1を取り付けた後、杭の上に構造物の地上部分が構築されることで、取り付けておいた前付けICタグ1の取り付け位置が特定できなくなる場合について説明したが、施工後も前付けICタグ1の取り付け位置は特定できるものの、前付けICタグ1と通信可能な距離に容易に近づくことができなくなってしまうといった場合にも対応できる。具体的には、橋桁の底面等、施工中は足場により前付けICタグ1に近づくことが可能であるが、施工後はその足場が撤去され(情報蓄積環境が変化し)てしまう場合等である。このような場合には、対象の橋桁の近傍に設けられた橋脚等に、橋桁の第2IDが記憶された後付けICタグ2を、この橋脚等の第2IDが記憶された後付けICタグ2と区別できる状態で取り付けることにより、地上において、橋桁の品質に関連する各種情報の蓄積、閲覧が可能となる。
例えば、上記実施形態ではRC構造物や杭を対象としたが、無筋構造物、木製構造物、鋼製構造物、覆工版、プラスチック製品等、あらゆる構造物や物品の品質管理に適用することができる。
また、上記実施形態では、タグリーダ4を用いてICタグ1,2やIDカード3の情報を読み込み、タブレット端末6やデジタルカメラ5に送信するようにしたが、タグリーダの機能を持ったタブレット端末やデジタルカメラを使用してもよい。また、デジタルカメラ5の代わりに、カメラの搭載された携帯電話やタブレット端末を用いてもよい。
また、上記実施形態では、検測値の判定をタブレット端末6で行うようにしたが、クラウドサーバ7の側で行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、箇所長による確認および承認をパソコン8を用いて行ったが、タブレット端末6を用いるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、第2IDの登録を、鉄筋の検測確認後に行うこととしたが、予め登録しておいてもよい。
また、上記実施形態では、経年劣化の場合、使用不能となったICタグ1,2のみ交換するようにしたが、まだ使用可能であるが使用不能となる時期が迫っている他のICタグ1,2をまとめて交換するようにしてもよい。
1 前付けICタグ(第1ICタグ)
2 後付けICタグ(第2ICタグ)
3 IDカード
4 タグリーダ
5 デジタルカメラ(撮像手段)
6 タブレット端末(携帯端末、表示手段、入力手段、送信手段、報知手段)
7 クラウドサーバ
8 パソコン
D データベース(通信手段、書き込み手段、押印手段)
Claims (5)
- 構造物に関する各種情報を逐次蓄積していく品質関連情報の蓄積方法において、
前記構造物を構成する複数の部材にそれぞれ異なる第1識別情報を割り振り、
前記第1識別情報を記憶させた第1ICタグを、所定の第1施工段階における各部材にそれぞれ取り付け、
取り付けられた前記第1ICタグから前記第1識別情報を読み出し、該第1識別情報が割り振られた部材の施工に関する第1施工情報を、当該第1識別情報に対応付けて所定のデータベースに格納し、
前記第1識別情報と1対1で対応する第2識別情報を記憶させた第2ICタグを、前記第1施工段階よりも後の第2施工段階または施工後における前記構造物の表面の所定箇所にそれぞれ取り付け、
取り付けられた前記第2ICタグから前記第2識別情報を読み出し、該第2識別情報が割り振られた部材の施工に関する第2施工情報または維持管理に関する維持管理情報を、当該第2識別情報に対応付けて前記データベースに格納することを特徴とする品質関連情報の蓄積方法。 - 前記第1ICタグまたは第2ICタグに記憶された識別情報を読み込可能に構成され、読み込んだ識別情報が割り振られた部材に関する情報を入力するための入力画面を表示する表示制御手段と、所定の入力操作に基づいて前記入力画面に情報を入力する入力手段と、前記データベースと通信可能な通信手段と、を有する携帯端末を用い、
前記入力手段により入力された前記第1施工情報、前記第2施工情報または前記維持管理情報を、前記表示手段が表示している入力画面と対応する識別情報に対応付けて前記データベースへ格納することを特徴とする請求項1に記載の品質関連情報の蓄積方法。 - 前記携帯端末と通信可能な通信手段を備えた撮像手段を用いて、施工中または施工後における前記部材を撮影し、
前記携帯端末に前記第1施工情報、前記第2施工情報または前記維持管理情報とともに、前記撮像手段によって得られた撮像データを、前記識別情報に対応付けてデータベースに格納することを特徴とする請求項2に記載の品質関連情報の蓄積方法。 - 前記第1施工情報を前記データベースに格納する前に、該部材の設計に関する設計情報を、当該第1識別情報に対応付けて前記データベースに格納しておくことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の品質関連情報の蓄積方法。
- 複数の物品に関する各種情報を逐次蓄積していく品質関連情報の蓄積方法において、
各物品にそれぞれ異なる第1識別情報を割り振り、
前記第1識別情報を記憶させた第1ICタグを、所定の第1製造段階における各物品にそれぞれ取り付け、
取り付けられた前記第1ICタグから前記第1識別情報を読み出し、該第1識別情報が割り振られた物品の製造に関する第1製造情報を、当該第1識別情報に対応付けて所定のデータベースに格納し、
前記第1識別情報と1対1で対応する第2識別情報を記憶させた第2ICタグを、前記第1製造段階よりも後の第2製造段階または製造後における各物品の表面にそれぞれ取り付け、
取り付けられた前記第2ICタグから前記第2識別情報を読み出し、該第2識別情報が割り振られた物品の製造に関する第2製造情報または維持管理に関する維持管理情報を、当該第2識別情報に対応付けて前記データベースに格納することを特徴とする品質関連情報の蓄積方法。
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