JP2016035480A - 表示システム - Google Patents

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正英 小池
Masahide Koike
正英 小池
丸山 清泰
Kiyoyasu Maruyama
清泰 丸山
山田 和彦
Kazuhiko Yamada
和彦 山田
敬志 上村
Keiji Uemura
敬志 上村
正雄 野口
Masao Noguchi
正雄 野口
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Abstract

【課題】表示装置間での障害情報の通知を不要とし、容易に障害状態から復旧することのできる表示システムを提供すること。
【解決手段】第2表示装置170A及び第2表示装置170Bは、サーバ110からの回線に障害が発生していない場合には、第2ポートを、データを送受信することのできない遮断状態にして、第1ポートからデータを取得し、サーバ110からの回線に障害が発生した場合には、第2ポートを、データを送受信することのできる伝送状態にして、第1ポート及び第2ポートの少なくとも何れか一方からデータを取得して、取得されたデータに基づいて、表示を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、表示システムに関する。
列車・バス等の公共交通機関の車両には、車両の行く先・運行情報・乗り換え案内・広告等を表示する表示装置が設置されている。このような表示装置では、サーバから表示する映像又は情報のデータを送信し、表示装置が受信して表示する。サーバと表示装置との間は、IPネットワーク又は同軸ケーブル等により接続される。サーバと表示装置をIPネットワークで接続する場合、図1に示すような表示システム1が用いられる。
図1は、従来の表示システムの第1の例を概略的に示す構成図である。図1に示されている表示システム1では、サーバ2にハブ3が接続されている。ハブ3には、第1ポート3a及び第2ポート3bが備えられている。第1ポート3aには、表示装置4A〜4Dが直列に接続されており、第2ポート3bには、表示装置4E〜4Hが直列に接続されている。
なお、サーバ2と表示装置4A〜4Hの各々を、スター型に1対1で接続する表示システムもあるが、このような場合、サーバ2と表示装置4A〜4Hの各々とを接続するための通信ケーブルの総延長が長くなる。このため、通信ケーブル自体のコスト及び通信ケーブルの設置コストが高くなり、コストが重視される場合には、そのような表示システムは用いられない。
図1に示されている表示システム1の場合、例えば表示装置4Fが故障すると、表示装置4Gと表示装置4Hは、サーバ2と通信できなくなる。このため、表示装置4F〜4Hは、使用不可の状態となる。
これに対し、ネットワークをリング状に構成し、表示装置の何れかが故障した場合、又は、通信ケーブルの何れかの箇所に障害が発生した場合に、経路を切り替えて表示を行う表示システムがある。
図2は、従来の表示システムの第2の例を概略的に示す構成図である。図2に示されている表示システム5は、直列に接続された表示装置8A〜8Hの端に位置する表示装置8D、8H同士を通信ケーブルで接続して、リング状のネットワークを構成する。これにより、サーバ6から表示装置8A〜8Hの各々への通信経路が2重化されるため、表示装置8A〜8H及び通信ケーブルの何れか1か所に故障が発生した場合でも、故障個所を経由しない反対側の経路によりサーバ6と表示装置8A〜8Hの間の通信が可能となる。しかし、表示装置8A〜8Hをリング状に接続した場合、ブロードキャストパケットがリング状のネットワークを回り続け、次第に増加していき、ネットワークをブロードキャストパケットが占有する状態に至って、ネットワーク通信が不可能となるブロードキャストストームが発生する。
このような状態になるのを回避するために、例えば、特許文献1には、2つの通信ポートを持つ複数の通信装置をリング状に接続することでネットワークを構成し、特定の通信装置の2つの通信ポートのうち、片方のポートのみ、ブロッキング(遮断)状態としておく技術が記載されている。何れかの通信装置が回線障害を検出した場合、遮断ポートを持つ通信装置へ回線障害を通知し、遮断ポートを持つ通信装置は、遮断状態を解除することにより、経路変更を行う。
特許第3635268号公報(段落0075〜0090、図20)
特許文献1に記載された技術では、各通信装置でのネットワーク障害の検出が必要であり、また、通信装置間での障害情報の通知が必要となる。
そこで、本発明は、表示装置間での障害情報の通知を不要とし、容易に障害状態から復旧することのできる表示システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る表示システムは、
データを送る第1経路に接続された第1切替用表示装置及びデータを送る第2経路に接続された第2切替用表示装置を少なくとも備える表示システムであって、
前記第1切替用表示装置は、前記第1経路に接続されている第1ポートと、
前記第2切替用表示装置に接続されている第2ポートと、
前記第1切替用表示装置の第1ポート及び第2ポートの少なくとも何れか一方からデータを取得するとともに、前記第1切替用表示装置の第2ポートの状態を、データを送受信することのできる伝送状態及びデータを送受信することのできない遮断状態の何れかに切り替える通信部と、
前記第1切替用表示装置の通信部で取得されたデータに基づいて表示を行う表示部と、を備え、
前記第1切替用表示装置の通信部は、
前記第1経路及び前記第2経路に障害が発生していない場合には、前記第1切替用表示装置の第2ポートを前記遮断状態にして、前記第1切替用表示装置の第1ポートからデータを取得し、
前記第1経路又は前記第2経路に障害が発生している場合には、前記第1切替用表示装置の第2ポートを前記伝送状態にして、前記第1切替用表示装置の第1ポート及び第2ポートの少なくとも何れか一方からデータを取得するとともに、取得されたデータを他方に送信させ、
前記第2切替用表示装置は、
前記第2経路に接続されている第1ポートと、
前記第1切替用表示装置に接続されている第2ポートと、
前記第2切替用表示装置の第1ポート及び第2ポートの少なくとも何れか一方からデータを取得するとともに、前記第2切替用表示装置の第2ポートの状態を、前記伝送状態及び前記遮断状態の何れかに切り替える通信部と、
前記第2切替用表示装置の通信部で取得されたデータに基づいて表示を行う表示部と、を備え、
前記第2切替用表示装置の通信部は、
前記第1経路及び前記第2経路に障害が発生していない場合には、前記第2切替用表示装置の第2ポートを前記遮断状態にして、前記第2切替用表示装置の第1ポートからデータを取得し、
前記第1経路又は前記第2経路に障害が発生している場合には、前記第2切替用表示装置の第2ポートを前記伝送状態にして、前記第2切替用表示装置の第1ポート及び第2ポートの少なくとも何れか一方からデータを取得するとともに、取得されたデータを他方に送信させることを特徴とする。
本発明の他の態様に係る表示システムは、
データを送る経路に接続された第1切替用表示装置及び第2切替用表示装置を少なくとも備える表示システムであって、
前記第1切替用表示装置は、
前記経路に接続されている第1ポートと、
前記第2切替用表示装置に接続されている第2ポートと、
データを蓄積する蓄積部と、
前記第1切替用表示装置の第1ポート及び第2ポートの少なくとも何れか一方からデータを送信するとともに、前記第1切替用表示装置の第2ポートの状態を、データを送受信することのできる伝送状態及びデータを送受信することのできない遮断状態の何れかに切り替える通信部と、
前記蓄積部に蓄積されているデータに基づいて表示を行う表示部と、を備え、
前記第1切替用表示装置の通信部は、
前記経路に障害が発生していない場合には、前記第1切替用表示装置の第2ポートを前記遮断状態にして、前記第1切替用表示装置の第1ポートに、前記蓄積部に蓄積されているデータを送信させ、
前記経路に障害が発生している場合には、前記第1切替用表示装置の第2ポートを前記伝送状態にして、前記第1切替用表示装置の第1ポート及び第2ポートに、前記蓄積部に蓄積されているデータを送信させ、
前記第2切替用表示装置は、
前記経路に接続されている第1ポートと、
前記第1切替用表示装置に接続されている第2ポートと、
前記第2切替用表示装置の第1ポート及び第2ポートの少なくとも何れか一方からデータを取得するとともに、前記第2切替用表示装置の第2ポートの状態を、前記伝送状態及び前記遮断状態の何れかに切り替える通信部と、
前記第2切替用表示装置の通信部で取得されたデータに基づいて表示を行う表示部と、を備え、
前記第2切替用表示装置の通信部は、
前記経路に障害が発生していない場合には、前記第2切替用表示装置の第2ポートを前記遮断状態にして、前記第2切替用表示装置の第1ポートからデータを取得し、
前記経路に障害が発生している場合には、前記第2切替用表示装置の第2ポートを前記伝送状態にして、前記第2切替用表示装置の第2ポートからデータを取得するとともに、取得されたデータを前記第2切替用表示装置の第1ポートに送信させることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、表示装置間での障害情報の通知が不要であるため、より容易に障害状態から復旧することができる。
従来の表示システムの第1の例を概略的に示す構成図である。 従来の表示システムの第2の例を概略的に示す構成図である。 実施の形態1に係る表示システムの一例を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1におけるサーバの構成の一例を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1におけるサーバのハードウエア構成の一例を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1における第1表示装置の構成の一例を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1における第2表示装置の構成の一例を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1における第1表示装置及び第2表示装置のハードウエア構成の一例を概略的に示すブロック図である。 (A)〜(C)は、実施の形態1において表示される画面の例を示す概略図である。 実施の形態1に係る表示システムにおいて、第1表示装置が故障した場合の動作を説明するための概略図である。 実施の形態1に係る表示システムにおいて、第2表示装置が応答要求パケットを送信する動作を説明するための概略図である。 実施の形態1に係る表示システムにおいて、第2表示装置が応答パケットを送信する動作を説明するための概略図である。 実施の形態1の第1の変形例に係る表示システムの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1の第1の変形例に係る第1表示装置の構成の一例を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1の第2の変形例に係る第2表示装置の構成の一例を概略的に示すブロック図である。 実施の形態2に係る表示システムの構成の一例を概略的に示すブロック図である。 実施の形態2における第2表示装置の構成の一例を概略的に示すブロック図である。 実施の形態2における第2表示装置のハードウエア構成の一例を概略的に示すブロック図である。 実施の形態2に係る表示システムにおいて、第1表示装置が故障した場合の動作を説明するための概略図である。
実施の形態1.
図3は、実施の形態1に係る表示システムの一例を概略的に示すブロック図である。図1に示されている表示システム100は、例えば、列車及びバス等の公共交通機関において、運行情報、乗り換え案内、広告映像、及び、行き先等を表示するために使用される。
表示システム100は、サーバ110と、ハブ130と、第1表示装置150A〜150F(以下、各々を特に区別する必要がない場合には、第1表示装置150という)と、第2表示装置170A、170B(以下、各々を特に区別する必要がない場合には、第2表示装置170という)とを備える。サーバ110とハブ130との間は通信ケーブル101で接続されている。ハブ130と第1の表示装置150A、150Dとの間、第1表示装置150A〜150Cの間、第1表示装置150D〜150Fの間、第1表示装置150Cと第2表示装置170Aとの間、及び、第1表示装置150Fと第2表示装置170Bとの間は、通信ケーブル102A〜102H(特に各々を区別する必要がない場合には、通信ケーブル102という)で接続されている。第2表示装置170A、170Bの間は、通信ケーブル103で接続されている。従って、第1表示装置150及び第2表示装置170は、リング上に接続されている。但し、後述するように、ハブ130、第1表示装置150A〜150C及び第2表示装置170Aが接続されている第1経路、並びに、ハブ130、第1表示装置150D〜150F及び第2表示装置170Bが接続されている第2経路に障害が発生していない場合には、第2表示装置170Aと第2表示装置170Bとの間は、遮断された状態である。第2表示装置170は、遮断状態と伝送状態とを切り替える切替表示装置として機能する。第1表示装置150は、第1経路又は第2経路に接続され、データの中継を行う中継用表示装置として機能する。なお、図1では、第1表示装置150及び第2表示装置170が計8台備えられているが、このような例に限定されるものではなく、第2表示装置170が隣接した状態で2台含まれていれば、第1表示装置150の数は任意である。
サーバ110は、運行情報、乗り換え案内の情報、及び、広告の映像等のデータを送信する。
ハブ130は、サーバ110から送信されたデータをリング状に接続された通信ケーブル102へ送信する。
第1表示装置150及び第2表示装置170は、通信ケーブル102、103を介して、データを受信し、表示を行う。
図4は、実施の形態1におけるサーバ110の構成の一例を概略的に示すブロック図である。サーバ110は、情報及び映像のデータを蓄積しておき、蓄積しているデータを通信ケーブル101経由で送信する。サーバ110は、列車及びバス等の車両が車庫にいる場合、又は、車両とのデータ通信が可能な通信装置を備えた駅又は停留所等に停車している場合に、図3には示されていないデータベースから情報及び映像のデータを取り込んで、蓄積しておく。また、サーバ110は、列車及びバス等の車両の位置情報、又は、現在走行中の路線情報等に基づいて、運行情報又は乗り換え案内といった情報のデータを送信する。さらに、サーバ110は、予め定められたタイミングで、予め定められた順番で、広告等の映像のデータを送信する。
サーバ110は、蓄積部111と、通信部112と、ポート113と、回線障害検出部114とを備える。
蓄積部111は、情報及び映像のデータを蓄積する。
また、蓄積部111は、第1表示装置150及び第2表示装置170の配置(接続順)を示す配置情報を記憶する。例えば、配置情報は、第1表示装置150A〜150C及び第2表示装置170Aにより構成される経路及び第1表示装置150D〜150F及び第2表示装置170Bにより構成される経路における接続順を、第1表示装置150及び第2表示装置170のMACアドレス等の識別情報を用いて特定しているものとする。
通信部112は、ポート113経由で、第1表示装置150及び第2表示装置170の各々に対して、通信アドレスとしてのIPアドレスの割り当てを行う。
そして、通信部112は、蓄積部111に蓄積された情報及び映像のデータを、ポート113に送信させる。
また、通信部112は、回線障害検出部114からの指示により、ポート113に応答要求の送信及び応答の受信を行わせる。
ポート113は、通信ケーブル101を介して、信号の送受信を行う通信インタフェースである。
回線障害検出部114は、第1経路及び第2経路を含む回線において障害が発生しているか否かを検出する障害検出部である。
サーバ110は、図5に示すような構成のハードウエアにより実現可能である。図5に示されているCPU10は、各種の制御やデータ処理を行う。HDD11は、不揮発のメモリで、CPU10が動作するためのプログラムを格納する。DRAM12は、CPU10の動作中にCPU10の動作に必要なプログラム及びデータを記憶しておく。LAN MAC13は、ネットワーク通信のデータリンク層の処理を行う。LAN PHY14は、ネットワーク通信の物理層の処理を行う。LAN コネクタ15は、通信ケーブル101を接続する。
例えば、蓄積部111は、CPU10がHDD11を利用することにより実現可能である。通信部112は、CPU10がLAN MAC13を利用することにより実現可能である。ポート113は、CPU10がLAN PHY14及びLAN コネクタ15を利用することにより実現可能である。回線障害検出部114は、CPU10により実現可能である。
図3の説明に戻り、ハブ130は、第1ポート131と、第2ポート132と、第3ポート133とを備える。
さらに、図示してはいないが、ハブ130は、第1ポート131、第2ポート132及び第3ポート133のそれぞれで受信された信号に含まれているデータの転送を行う転送部を備える。例えば、ハブ130の転送部は、サーバ110から送信された信号を第3ポート133で受信して、受信された信号を第1ポート131及び第2ポート132から送信する。また、ハブ130は、第1ポート131で受信された信号を、第2ポート132及び第3ポートから送信する。さらに、第2ポート132で受信された信号を、第1ポート131及び第3ポート133から送信する。
図6は、実施の形態1における第1表示装置150の構成の一例を概略的に示すブロック図である。第1表示装置150は、第1ポート151と、第2ポート152と、通信部153と、表示部154とを備える。
第1ポート151及び第2ポート152は、通信ケーブル102を介して、信号を送受信する通信インタフェースである。
通信部153は、第1ポート151及び第2ポートを介して、サーバ110と通信を行うことで、IPアドレスの割り当てを受ける。
また、通信部153は、第1ポート151又は第2ポート152で受信された信号に含まれているデータを取得する。例えば、通信部153は、第1ポート151又は第2ポート152で受信された信号に含まれているデータが自装置の宛先を含む場合には、その信号に含まれているデータを取得する。
さらに、通信部153は、第1ポート151又は第2ポート152で受信された信号に含まれているデータを、受信したポートとは異なるポートに送信させる。例えば、第1ポート151又は第2ポート152で受信された信号に含まれているデータが他装置の宛先を含む場合、具体的には、そのようなデータが、ブロードキャスト、マルチキャスト、及び、他装置宛のユニキャスト等で送信されている場合には、そのようなデータを、受信したポートとは異なるポートに送信させる。例えば、第1ポート151で信号が受信された場合には、通信部153は、第2ポート152に受信された信号を送信させる。
表示部154は、通信部153で取得されたデータに基づいて、情報又は映像の表示を行う。
図7は、実施の形態1における第2表示装置170の構成の一例を概略的に示すブロック図である。第2表示装置170は、第1ポート171と、第2ポート172と、通信部173と、表示部174と、回線障害検出部175とを備える。
第1ポート171は、通信ケーブル102を介して、信号を送受信する通信インタフェースである。
第2ポート172は、通信ケーブル103を介して、信号を送受信する通信インタフェースである。
また、第1ポート171及び第2ポート172は、それぞれ遮断状態と伝送状態の2つの状態を持つ。遮断状態では、そのポート経由の通信は遮断され、通信は行われない。また、伝送状態では、そのポート経由の通信が行われる。この遮断状態と伝送状態の切り替えは、例えば、ポートの電源をOFF及びONすることにより実現される。あるいは、それは、ポートへ供給するクロックを供給停止及び供給開始することでも実現可能である。さらに、ポートがリセット入力を持つ場合、それは、リセット実行及びリセット解除により実現することも可能である。なお、第1ポート171及び第2ポート172の状態は、通信部173により制御される。
通信部173は、第1ポート171及び第2ポート172を介して、サーバ110と通信を行うことで、IPアドレスの割り当てを受ける。
また、通信部173は、第1経路及び第2経路に障害が発生していない場合には、第2ポート172を遮断状態として、第1ポート171で受信された信号に含まれているデータを取得する。例えば、通信部173は、第1ポート171で受信された信号に含まれているデータが自装置の宛先を含む場合には、その信号に含まれているデータを取得する。
一方、通信部173は、第1経路又は第2経路に障害が発生している場合には、第2ポート172を伝送状態として、第1ポート171又は第2ポート172で受信された信号からデータを取得する。例えば、通信部173は、第1ポート171又は第2ポート172で受信された信号に含まれているデータが自装置の宛先を含む場合には、その信号に含まれているデータを取得する。この場合、通信部173は、第1ポート171又は第2ポート172で受信された信号に含まれているデータが他装置の宛先を含むときには、そのようなデータを、受信したポートとは異なるポートに送信させる。
表示部174は、通信部173で取得されたデータに基づいて、情報又は映像の表示を行う。
回線障害検出部175は、回線において障害が発生しているか否かを検出する障害検出部である。そして、回線障害検出部175は、障害が発生していない場合は、通信部173に第2ポート172を遮断状態にさせ、障害が発生している場合は、通信部173に第2ポート152を伝送状態にさせる。
第1表示装置150及び第2表示装置170は、図8に示すような構成のハードウエアにより実現可能である。図8に示されているCPU20は、各種の制御やデータ処理を行う。ROM21は、不揮発のメモリで、CPU20が動作するためのプログラムを格納する。DRAM22は、CPU20の動作中にCPU20の動作に必要なプログラム及びデータを記憶しておく。FPGA23は、LCDパネル25に表示するための信号処理を行う。DRAM24は、FPGA23の信号処理中に必要なデータを記憶しておく。LCDパネル25は、映像や静止画を表示する。LAN MAC26は、ネットワーク通信のデータリンク層の処理を行う。LAN PHY27、28は、ネットワーク通信の物理層の処理を行う。LAN コネクタ29、30は、通信ケーブル102、103を接続する。
例えば、第1ポート151、171は、CPU20がLAN PHY27及びLAN コネクタ29を利用することにより実現可能である。第2ポート152、172は、CPU20がLAN PHY28及びLAN コネクタ30を利用することにより実現可能である。通信部153、173は、CPU20がLAN MAC26を利用することにより実現可能である。表示部154、174は、CPU20がFPGA23及びLCDパネル25を利用することにより実現可能である。回線障害検出部175は、CPU20により実現可能である。
次に、表示システム100を起動する際の表示システム100の動作を説明する。
まず、起動時に回線に障害が発生していない場合の動作を説明する。
電源供給開始や起動スイッチのONにより、表示システム100が起動する際、第1表示装置150では、通信部153が、第1ポート151及び第2ポート152を伝送状態とする。また、第2表示装置170では、通信部173が、第1ポート171を伝送状態とし、第2ポート172を遮断状態とする。これにより、障害が発生していなければサーバ110と、第1表示装置150及び第2表示装置170とが通信可能な状態となる。このとき、サーバ110、ハブ130、第1表示装置150A〜150C及び第2表示装置170Aにより構成される経路と、サーバ110、ハブ130、第1表示装置150D〜150F及び第2表示装置170Bにより構成される経路とにより通信が行われる。
表示システム100が起動する際に、サーバ110は、例えばDHCP等のプロトコルにより、第1表示装置150及び第2表示装置170にIPアドレスの割り当てを行う。障害が発生していない場合、第1表示装置150及び第2表示装置170に正常にIPアドレスを割り当てることができる。第1表示装置150及び第2表示装置170は、割り当てられたIPアドレスを使用して、サーバ110と通信を行う。
サーバ110の通信部112は、第1表示装置150及び第2表示装置170の全てにIPアドレスが割り当てられたことを確認すると、サーバ110内の蓄積部111に蓄えられた情報又は映像のデータを第1表示装置150及び第2表示装置170に向けて送信を開始する。なお、通信部112は、蓄積部111に記憶されている配置情報を参照して、第1表示装置150及び第2表示装置170の全てにIPアドレスが割り当てられたか否かを判断すればよい。
第1表示装置150及び第2表示装置170は、サーバ110から送信されたデータを通信部153、173で取得し、表示部154、174に表示させる。
図9(A)〜(C)は、表示部154、174に表示される画面の例を示す概略図である。図9(A)は、列車が今どこを走っているかを示す運行情報を表示する画面の例である。図9(B)は、駅での他路線への乗り換え経路を示す乗り換え案内を表示する画面の例である。図9(C)は、駅から近辺の公共施設や商業施設までの経路を示す案内を表示する画面の例である。表示部154、174には、広告、イベント情報、クイズ等の映像及び静止画も表示される。
次に、起動時に回線において障害が発生していた場合の動作を説明する。
ここでは、図10に示すように第1表示装置150Eが故障していた場合を例に説明する。このような場合には、表示システム100の起動時に、第1表示装置150A〜150D及び第2表示装置170Aには、IPアドレスが割り当てられる。一方、第1表示装置150Eの故障により、通信が遮断され、サーバ110との通信ができず、第1表示装置150E、150F及び第2表示装置170Bには、IPアドレスが割り当てられない。
サーバ110の通信部112は、第1表示装置150及び第2表示装置170の何れか、あるいは複数にIPアドレスの割り当てができなかった場合、蓄積部111に記憶されている配置情報を参照して、回線障害検出部114に、どの表示装置に対してIPアドレスの割り当ができなかったかというIPアドレス割り当て不可情報を通知する。例えば、IPアドレス割り当て付加情報には、IPアドレスを割り当てることができなかった表示装置の識別情報が含まれる。
サーバ110の回線障害検出部114は、IPアドレス割り当て不可情報に基づいて、蓄積部111に記憶されている配置情報を参照することで、回線障害発生場所を判定する。図10の例では、第1表示装置150E、150F及び第2表示装置170Bの識別情報がIPアドレス割り当て不可情報により通知される。回線障害検出部114は、IPアドレスが割り当てられなかった表示装置のうち、サーバ110に一番近い表示装置で故障が発生したと判定する。図10の例では、サーバ110に一番近い第1表示装置150Eで故障が発生したと判定する。これにより、回線障害発生箇所の特定のために、回線障害検出部114から第1表示装置150及び第2表示装置170の各々へ応答要求を送る等して通信可能状況を判定するといった処理を省略することができる。このため、回線障害発生検出の処理時間を短縮することができる。
サーバ110の回線障害検出部114は、蓄積部111に記憶されている配置情報を参照することで、障害が発生していない経路に含まれている第2表示装置170に第2ポート172を伝送状態へ切り替えるように指示する。図10の例では、回線障害検出部114は、第1表示装置150A〜150C経由で、第2表示装置170Aに指示する。第2表示装置170Aの通信部173は、この指示を受け取り、その第2ポート172を遮断状態から伝送状態へ切り替える。
第2表示装置170の回線障害検出部175は、起動開始から予め定められた時間が経過した後で、自装置へのIPアドレスの割り当てを確認し、IPアドレスが割り当てられていない場合、回線障害が発生していると判断し、第2ポート172を遮断状態から伝送状態へ切り替える。図10の例の場合、第2表示装置170BにはIPアドレスが割り当てられないため、第2表示装置170Bの通信部173は、その第2ポート172を遮断状態から伝送状態に切り替える。このように、第2表示装置170は、起動開始からの予め定められた時間の計測と、IPアドレスの割り当て有無とにより、障害が発生しているか否かを検出するため、回線障害検出の処理を簡略化できる。
これまでの動作により、第2表示装置170Aの第2ポート172と、第2表示装置170Bの第2ポート172とが、遮断状態から伝送状態に切り替わっているため、これらの間で通信ケーブル103による通信が可能な状態となる。これにより、ハブ130、第1表示装置150A〜150C及び第2表示装置170A経由で、サーバ110と、第1表示装置150F及び第2表示装置170Bとの間の通信が可能な状態になる。
サーバ110は、DHCP等のプロトコルにより、第1表示装置150Fと第2表示装置170BにIPアドレスの割り当てを行う。例えば、第2表示装置170Bの通信部173は、第2ポート172を伝送状態に切り替えた後に、第2ポート172に指示して、IPアドレスの割り当て要求を送信させる。また、第1表示装置150Fは、IPアドレスが割り当てられるまで、第1ポート151及び第2ポート152に、IPアドレスの割り当て要求を繰り返し送信させる。これにより、第1表示装置150F及び第2表示装置170Bは、サーバ110よりIPアドレスの割り当てを受けることができる。そして、第1表示装置150A〜150D、150F及び第2表示装置170A、170Bは、割り当てられたIPアドレスを使用して、サーバ110と通信を行う。
サーバ110は、故障した第1表示装置150Eを除く、第1表示装置150A〜150D、150F及び第2表示装置170A、170BにIPアドレスが割り当てできたことを確認すると、サーバ110内の蓄積部111に蓄えられた情報又は映像のデータを、IPアドレスが割り当てられた表示装置に向けて送信を開始する。
第1表示装置150A〜150D、150F及び第2表示装置170A、170Bは、サーバ110から送られたデータを通信部153、173で受け取り、情報又は映像を表示部154、174に表示させる。
以上では、第1表示装置150Eが故障した場合を例に説明したが、第1表示装置150及び第2表示装置170の何れが故障した場合でも、故障した表示装置での表示は不可能となるが、故障した表示装置を除く第1表示装置150及び第2表示装置170の全てで表示が可能となる。
また、第1表示装置150及び第2表示装置170が故障するのではなく、通信ケーブル102の何れかが切断等した場合でも、同様に、第1表示装置150及び第2表示装置170の全てで通信が可能となる。
また、第2表示装置170の配置は、図3に示されている例に限定されるものではない。第2表示装置170A、170Bが隣り合うように配置すれば、どの位置に配置されていてもよい。
以上のように、表示システム100の起動時に障害が発生していない場合には、第2表示装置170は、第2ポート172を遮断状態としているため、ネットワークがループしてブロードキャストストームが発生することはなく、サーバ110と第1表示装置150及び第2表示装置170との間で正常に通信することができる。
また、回線に障害が発生した際に第2表示装置170の第2ポート172を遮断状態から伝送状態に切り替えるため、サーバ110から第2表示装置170経由で、障害が発生した箇所よりも後の第1表示装置150及び第2表示装置170が通信可能となる。即ち、障害発生時に、経路の切り替えによって、通信を行うことができる。
特許文献1に記載された技術では、ブロッキングするポートが1か所のみであるため、ブロッキングするポートが故障して、常に伝送状態となった場合に、ネットワークがループ状態となり、ブロードキャストストームが発生する。一方、実施の形態1では、第2表示装置170A、170Bの何れかが故障して、第2ポート172が遮断状態に切り替わらず、伝送状態のままとなった場合でも、他方の第2表示装置170の第2ポート172が遮断状態となっている。このため、ネットワークがループしてブロードキャストストームが発生することを回避することができる。
次に、起動時に障害が発生しておらず、第1表示装置150及び第2表示装置170の全てにIPアドレスが割り当てられ、サーバ110から送るデータに基づいて、情報及び映像が表示されるようになった後で、障害が発生した場合の動作を説明する。
ここでは、第1表示装置150及び第2表示装置170の全てにIPアドレスが割り当てられた後で、図10に示すように第1表示装置150Eに故障が発生した場合を例にして説明する。
IPアドレスを割り当てた時点では、障害が発生していないため、第2表示装置170の第2ポート172は遮断状態となっている。サーバ110と第1表示装置150及び第2表示装置170との間の通信は、サーバ110、ハブ130、第1表示装置150A〜150C及び第2表示装置170Aにより構成される経路と、サーバ110、ハブ130、第1表示装置150D〜150F及び第2表示装置170Bにより構成される経路とにより通信が行われる。
第1表示装置150Eに故障が発生すると、サーバ110と第1表示装置150F及び第2表示装置170Bとの間の通信も途絶えるため、第1表示装置150Eだけでなく、第1表示装置150F及び第2表示装置170Bも、サーバ110からのデータを受け取ることができず、表示を行うことができなくなる。
図11に示されているように、第2表示装置170Aの回線障害検出部175と、第2表示装置170Bの回線障害検出部175とは、予め定められた周期で、それぞれの通信部173に指示して、お互いに応答要求パケットをそれぞれの第1ポート171から送信させる。IPアドレスの割り当ては、既に完了しているため、第2表示装置170は、相手側のIPアドレスへ応答要求パケットを送信する。
図12に示されているように、第2表示装置170Aの通信部173と、第2表示装置170Bの通信部173とは、応答要求を受け取ると、第1ポート171に指示して、応答要求の送信元のIPアドレスに向けて応答パケットを送信させる。
以上のような応答要求パケット及び応答パケットの送受信は、例えば、PINGコマンドにより、ICMP(Internet Control Message Protocol)プロトコルを使用して実現される。
第2表示装置170の通信部173は、応答パケットが返ってこなかった場合には、そのことを回線障害検出部175に通知する。回線障害検出部175は、そのような通知を受けると、第2表示装置170A、ハブ130及び第2表示装置170Bの間の何れかの箇所で回線に障害が発生したと判定する。
以上のように、2つの第2表示装置170間の応答要求とそれに対する応答により回線における障害の判定ができるため、回線障害の判定を簡略化できる。
回線障害検出部175は、回線障害が発生したと判定したとき、通信部173に対して、第2ポート172を遮断状態から伝送状態に切り替えるよう指示する。通信部173は、このような指示に応じて、第2ポート172を遮断状態から伝送状態に切り替える。
回線障害が発生している場合、第2表示装置170の何れも、応答要求パケットを送信しても応答パケットが返ってこない状態となるため、第2表示装置170の第2ポート172は、いずれも遮断状態から伝送状態に切り替わる。このため、第2表示装置170Aと第2表示装置170Bとは、その間の通信ケーブル103により、通信が可能な状態となる。
第2表示装置170Aと第2表示装置170Bとの間の通信が可能になると、サーバ110と第1表示装置150F及び第2表示装置170Bは、第2表示装置170A経由で通信可能な状態となる。このため、表示システム100は、サーバ110から送られたデータに基づいて情報又は映像を表示可能な状態に復旧する。
第2表示装置170の通信部173は、第2ポート172を伝送状態とした後に、回線障害検出部175が、障害が発生しているか否かを検出して、障害が発生していないことを検出した場合には、第2ポート172を遮断状態に切り替えることも可能である。
第2表示装置170の回線障害検出部175は、回線障害発生時に第2ポート172を伝送状態とした後で、予め定められた周期で、一時的に第2ポート172を遮断状態に切り替えることも可能である。そして、そのような切り替えの後で、これまでに説明したように、第2表示装置170間で、応答要求パケットと応答パケットをやりとりし、相手側からの応答パケットが返ってこない場合に、それぞれの第2ポート172を伝送状態に戻し、応答パケットが返ってきた場合は、それぞれの第2ポート172を遮断状態のままとしてもよい。
これにより、故障していた表示装置150Eが、何らかの要因により正常状態に復帰した場合でも、ネットワークのループが形成されブロードキャストストームが発生するのを回避することができる。
以上では、第1表示装置150Eが故障した場合を例に説明したが、第1表示装置150及び第2表示装置170の何れが故障した場合でも、故障した表示装置での表示は不可能となるが、故障した表示装置を除く第1表示装置150及び第2表示装置170の全てで表示が可能となる。
また、第1表示装置150及び第2表示装置170が故障するのではなく、通信ケーブル102の何れかが切断等した場合でも、同様に、第1表示装置150及び第2表示装置170の全てで通信が可能となる。
また、第2表示装置170の配置は、図3に示されている例に限定されるものではない。第2表示装置170A、170Bが隣り合うように配置すれば、どの位置に配置されていてもよい。
さらに、以上の説明では、サーバ110にハブ130を接続する構成としたが、このような例に限定されるものではない。例えば、サーバ110を、ハブ130と同様の機能を備える構成とすることにより、同様の動作を行うことができる。
以上の説明では、図3に示されているように、表示システム100は、サーバ110と、ハブ130とを備えているが、このような例に限定されるものではない。例えば、図13に示されている表示システム100#のような構成としてもよい。
図13に示されているように、表示システム100#は、第1表示装置150A#と、第1表示装置150B〜150Fと、第2表示装置170A、170Bとを備える。表示システム100#では、第1表示装置150A#と第1表示装置150Dとを通信ケーブル102Iで接続することにより、第1表示装置150A#、第1表示装置150B〜150F及び第2表示装置170A、170Bがリング状に接続されている。表示システム100#は、第1表示装置150A#の構成が、他の第1表示装置150と異なっている。
図14は、第1表示装置150A#の構成の一例を概略的に示すブロック図である。図14に示されている第1表示装置150A#は、第1ポート151と、第2ポート152と、通信部153#と、表示部154#と、蓄積部111#と、回線障害検出部114#とを備える。
通信部153#は、図6に示された第1表示装置150の通信部153と同様の処理を行うほか、図4に示されたサーバ110の通信部112と同様の処理を行う。なお、通信部153#は、蓄積部111#に蓄積されたデータを第1ポート151及び第2ポート152から送信させる。
蓄積部111#は、図4に示されたサーバ110の蓄積部111と同様に、情報及び映像のデータを蓄積する。
表示部154#は、蓄積部111#に蓄積されているデータに基づいて、表示を行う。
回線障害検出部114#は、図4に示されたサーバ110の回線障害検出部114と同様に、回線障害の検出を行う。
第1ポート151及び第2ポート152は、図6に示された第1表示装置150の第1ポート151及び第2ポート152と同様である。
以上のような構成により、サーバ110及びハブ130が不要となる。
図14に示された構成では、サーバ110の機能を第1表示装置150Aに追加しているが、このような例に限定されるものではない。サーバ110の機能は、第1表示装置150の何れに追加されてもよい。
また、図15に示されている第2表示装置170#を用いることで、サーバ110の機能を第2表示装置170の何れか一方に追加することもできる。
図15に示されている第2表示装置170#は、第1ポート171と、第2ポート172と、通信部173#と、表示部174#と、第1回線障害検出部175#と、蓄積部111#と、第2回線障害検出部114#とを備える。
通信部153#は、図7に示された第2表示装置170の通信部173と同様の処理を行うほか、図4に示されたサーバ110の通信部112と同様の処理を行う。なお、通信部173#は、回線に障害が発生していない場合には、蓄積部111#に蓄積されたデータを第1ポート171に送信させる。一方、通信部173#は、回線に障害が発生している場合には、蓄積部111#に蓄積されたデータを第1ポート171及び第2ポートに送信させる。
蓄積部111#は、図4に示されたサーバ110の蓄積部111と同様に、情報及び映像のデータを蓄積する。
表示部174#は、蓄積部111#に蓄積されているデータに基づいて、表示を行う。
第1回線障害検出部175#は、図7に示された第2表示装置170の回線障害検出部175と同様に、回線障害の検出を行う。
第2回線障害検出部114#は、図4に示されたサーバ110の回線障害検出部114と同様に、回線障害の検出を行う。
第1ポート171及び第2ポート172は、図7に示された第2表示装置170の第1ポート171及び第2ポート172と同様である。
以上のような第2表示装置170#を用いても、図13に示された通信システム100#と同様に、サーバ110及びハブ130が不要となる。
以上に記載された実施の形態1では、表示システム100の起動時に、IPアドレスの割り当てができたか否かにより回線障害を検出していたが、このような例に限定されるものではない。例えば、第1表示装置150及び第2表示装置170のIPアドレスが固定の場合には、応答要求パケット及び応答パケットの送受信による回線障害検出及び回線復旧方法を、起動時にも適用することができる。
以上のように、表示システム100の起動時及び起動後の両方において、回線障害が発生していない場合には、第2表示装置170の第2ポート172を遮断状態とするため、ネットワークがループしてブロードキャストストームが発生するのを防ぎ、正常に通信することができる。また、回線障害が発生した際には、第2表示装置170の第2ポート172を遮断状態から伝送状態に切り替えるため、回線障害発生時の経路切り替えによる復旧が可能となる。
実施の形態2.
図16は、実施の形態2に係る表示システムの構成の一例を概略的に示すブロック図である。図16に示されている表示システム200は、例えば、列車やバス等の公共交通機関において、運行情報、乗り換え案内、広告映像及び行き先等の表示に使用される。
表示システム200は、サーバ110と、ハブ130と、第1表示装置150と、第2表示装置270A、270B(以下、各々を特に区別する必要がない場合には、第2表示装置270という)とを備える。第2表示装置270A、270Bの間は、通信ケーブル103と通信ケーブル204とで接続されている。図16では、第1表示装置150及び第2表示装置270が計8台備えられているが、このような例に限定されるものではなく、第2表示装置270が隣接するように2台含まれていれば、第1表示装置150の数は任意である。
実施の形態2に係る表示システム200は、第2表示装置270において、実施の形態1に係る表示システム100と異なっている。
図17は、実施の形態2における第2表示装置270の構成の一例を概略的に示すブロック図である。第2表示装置270は、第1ポート171と、第2ポート172と、通信部273と、表示部174と、回線障害検出部275と、サブ通信部276と、第3ポート277とを備える。
実施の形態2における第2表示装置270は、通信部273及び回線障害検出部275での処理の点、並びに、サブ通信部276及び第3ポート277をさらに備える点において、実施の形態1における第2表示装置170と異なっている。
サブ通信部276は、第3ポート277を介して、別の第2表示装置270と通信を行う。
第3ポート277は、通信ケーブル204を介して、信号を送受信する通信インタフェースである。
通信部273は、実施の形態1における通信部173と同様の処理を行うほか、サーバ110から、第2ポート172の伝送状態への切り替え指示を受けた場合に、そのような指示を受けたことを回線障害検出部275に通知する。
回線障害検出部275は、実施の形態1における回線障害検出部175と同様の処理を行うほか、以下のような処理を行う。
回線障害検出部275は、通信部273から第2ポート172の伝送状態への切り替え指示を受けたことの通知を受けた場合には、サブ通信部276に指示することで、第2ポート172の伝送状態への切り替え指示を、第3ポート277に接続されている第2表示装置270に送信させる。
また、回線障害検出部275は、サブ通信部276から第2ポート172の伝送状態への切り替え指示を受け取った場合には、通信部273に第2ポート172を伝送状態に切り替えるように指示する。
第2表示装置270は、図18に示すような構成のハードウエアにより実現可能である。図18に示されているCPU40は、各種の制御やデータ処理を行う。ROM41は、不揮発のメモリで、CPU40が動作するためのプログラムを格納する。DRAM42は、CPU40の動作中にCPU40の動作に必要なプログラム及びデータを記憶しておく。FPGA43は、LCDパネル45に表示するための信号処理を行う。DRAM44は、FPGA43の信号処理中に必要なデータを記憶しておく。LCDパネル45は、映像や静止画を表示する。LAN MAC46は、ネットワーク通信のデータリンク層の処理を行う。LAN PHY47、48、49は、ネットワーク通信の物理層の処理を行う。LAN コネクタ50、51、52は、通信ケーブル102、103、204を接続する。
例えば、第1ポート171は、CPU40がLAN PHY47及びLAN コネクタ50を利用することにより実現可能である。第2ポート172は、CPU40がLAN PHY48及びLAN コネクタ51を利用することにより実現可能である。第3ポート277は、CPU40がLAN PHY49及びLAN コネクタ52を利用することにより実現可能である。通信部273及びサブ通信部276は、CPU40がLAN MAC46を利用することにより実現可能である。表示部174は、CPU40がFPGA43及びLCDパネル45を利用することにより実現可能である。回線障害検出部275は、CPU40により実現可能である。
次に表示システム200を起動する際の表示システム200の動作を説明する。
なお、起動時に回線障害が発生していない場合の動作は、実施の形態1と同様である。従って、ここでは、起動時に回線障害が発生していた場合の動作を説明する。
図19に示すように、第1表示装置150Eが故障していた場合を例に説明する。このような場合には、表示システム200の起動時に、第1表示装置150A〜150Dには、IPアドレスが割り当てられる。一方、第1表示装置150Eの故障により、通信が遮断され、サーバ110との通信ができず、第1表示装置150E、150F及び第2表示装置270Bには、IPアドレスが割り当てられない。
サーバ110内の通信部112は、第1表示装置150及び第2表示装置270の何れか、あるいは複数にIPアドレスの割り当てができなかった場合、蓄積部111に記憶されている配置情報を参照して、回線障害検出部114に、どの表示装置に対してIPアドレスの割り当てができなかったかというIPアドレス割り当て不可情報を通知する。
サーバ110の回線障害検出部114は、IPアドレス割り当て不可情報に基づいて、蓄積部111に記憶されている配置情報を参照することで、回線障害発生場所を判定する。図19の例では、第1表示装置150E、150F及び第2表示装置270Bの識別情報がIPアドレス割り当て不可情報により通知される。回線障害検出部114は、IPアドレスが割り当てられなかった表示装置のうち、サーバ110に一番近い表示装置で故障が発生したと判定する。図19の例では、サーバ110に一番近い第1表示装置150Eで故障が発生したと判定する。
サーバ110の回線障害検出部114は、蓄積部111に記憶されている配置情報を参照することで、回線障害が発生していない経路に含まれている第2表示装置270に第2ポート172を伝送状態へ切り替えるように指示する。図19の例では、回線障害検出部114は、第1表示装置150A〜150C経由で、第2表示装置270Aに指示する。第2表示装置270Aの通信部273は、この指示を受け取り、その第2ポート172を遮断状態から伝送状態へ切り替える。また、通信部273は、第2ポート172の伝送状態への切り替え指示があったことを回線障害検出部275に通知する。
第2表示装置270Aの回線障害検出部275は、通信部273からそのような通知を受け取ると、サブ通信部276に指示して、第2表示装置270Bへ第2ポート172を遮断状態から伝送状態に切り替えるように切り替え指示を送信させる。このような指示を受けたサブ通信部276は、第3ポート277に切り替え指示を送信させる。
第2表示装置270Bのサブ通信部276は、通信ケーブル204経由で、第3ポート277で受信された、第2ポート172の切り替え指示を回線障害検出部275へ通知する。このような通知を受けた回線障害検出部275は、通信部273に指示することで、第2ポート172を遮断状態から伝送状態に切り替えさせる。
これまでの動作により、第2表示装置270Aの第2ポート172と第2表示装置270Bの第2ポート172とが、遮断状態から伝送状態に切り替わるため、これらの間で通信ケーブル103による通信が可能な状態となる。これにより、第1表示装置150A〜150D及び第2表示装置270A経由で、サーバ110と第1表示装置150F及び第2表示装置270B間の通信が可能な状態になる。
サーバ110は、DHCP等のプロトコルにより、第1表示装置150Fと第2表示装置270BにIPアドレスの割り当てを行う。そして、第1表示装置150A〜150D、150F及び第2表示装置270A、270Bは、割り当てられたIPアドレスを使用して、サーバ110と通信を行う。
サーバ110は、故障した第1表示装置150Eを除く、第1表示装置150A〜150D、150F及び第2表示装置270A、270BにIPアドレスが割り当てられたことを確認すると、サーバ110内の蓄積部111に蓄えられた情報又は映像のデータを、IPアドレスが割り当てられた表示装置に向けて送信を開始する。
第1表示装置150A〜150D、150F及び第2表示装置270A、270Bは、サーバ110から送られたデータを通信部153、273で受け取り、情報又は映像を表示部154、174に表示させる。
以上では、第1表示装置150Eが故障した場合を例に説明したが、第1表示装置150及び第2表示装置270の何れが故障した場合でも、故障した表示装置での表示は不可能となるが、故障した表示装置を除く第1表示装置150及び第2表示装置270の全てで表示が可能となる。
また、第1表示装置150及び第2表示装置270が故障するのではなく、通信ケーブル102の何れかが切断等した場合でも、同様に、第1表示装置150及び第2表示装置270の全てで通信が可能となる。
また、第2表示装置270の配置は、図16に示されている例に限定されるものではない。第2表示装置270A、270Bが隣り合うように配置すれば、どの位置に配置されていてもよい。
さらに、以上では、第2表示装置270Aと第2表示装置270Bとの間を専用の通信ケーブル204で接続する例を説明したが、有線ケーブルを使用する代わりに、これらの間を無線通信で接続しても良い。このような場合、通信ケーブル204を接続するための設置スペースの確保、及び、通信ケーブル204の設置作業が不要になる。
以上のように、表示システム200の起動時に回線障害が発生していない場合には、第2表示装置270の第2ポート172を遮断状態とするため、ネットワークがループしてブロードキャストストームが発生することなく、正常に通信することが可能となる。
また、回線障害が発生した際に第2表示装置270の第2ポート172が遮断状態から伝送状態に切り替えられるため、サーバ110から第2表示装置270経由で、サーバ110と、回線障害が発生した第1表示装置150以降の第1表示装置150及び第2表示装置270とが通信可能となり、回線障害発生時の経路切り替えによる復旧が行われる。
特許文献1に記載された技術では、ブロッキングする通信ポートが1か所のみであるため、ブロッキングするポートが故障して、常に伝送状態となった場合に、ネットワークがループ状態となり、ブロードキャストストームが発生する。一方、実施の形態2では、第2表示装置270の何れかが故障して、第2ポート172が遮断状態に切り替わらず、伝送状態のままとなった場合でも、他方の第2表示装置270の第2ポート172が遮断状態となっているため、ネットワークがループしてブロードキャストストームが発生することを回避することができる。
なお、実施の形態2に係る表示システム200でも、起動時に回線障害が発生しておらず、全ての表示装置で表示が行われるようになった後で、回線障害が発生した場合には、実施の形態1に係る表示システム100と同様の動作が行われる。
100,200 表示システム、 101,102,103,204 通信ケーブル、 110 サーバ、 111 蓄積部、 112 通信部、 113 ポート、 114 回線障害検出部、 130 ハブ、 131 第1ポート、 132 第2ポート、 133 第3ポート、 150 第1表示装置、 151 第1ポート、 152 第2ポート、 153 通信部、 154 表示部、 170,270 第2表示装置、 171 第1ポート、 172 第2ポート、 173,273 通信部、 174 表示部、 175,275 回線障害検出部、 276 サブ通信部、 277 第3ポート。

Claims (13)

  1. データを送る第1経路に接続された第1切替用表示装置及びデータを送る第2経路に接続された第2切替用表示装置を少なくとも備える表示システムであって、
    前記第1切替用表示装置は、
    前記第1経路に接続されている第1ポートと、
    前記第2切替用表示装置に接続されている第2ポートと、
    前記第1切替用表示装置の第1ポート及び第2ポートの少なくとも何れか一方からデータを取得するとともに、前記第1切替用表示装置の第2ポートの状態を、データを送受信することのできる伝送状態及びデータを送受信することのできない遮断状態の何れかに切り替える通信部と、
    前記第1切替用表示装置の通信部で取得されたデータに基づいて表示を行う表示部と、を備え、
    前記第1切替用表示装置の通信部は、
    前記第1経路及び前記第2経路に障害が発生していない場合には、前記第1切替用表示装置の第2ポートを前記遮断状態にして、前記第1切替用表示装置の第1ポートからデータを取得し、
    前記第1経路又は前記第2経路に障害が発生している場合には、前記第1切替用表示装置の第2ポートを前記伝送状態にして、前記第1切替用表示装置の第1ポート及び第2ポートの少なくとも何れか一方からデータを取得するとともに、取得されたデータを他方に送信させ、
    前記第2切替用表示装置は、
    前記第2経路に接続されている第1ポートと、
    前記第1切替用表示装置に接続されている第2ポートと、
    前記第2切替用表示装置の第1ポート及び第2ポートの少なくとも何れか一方からデータを取得するとともに、前記第2切替用表示装置の第2ポートの状態を、前記伝送状態及び前記遮断状態の何れかに切り替える通信部と、
    前記第2切替用表示装置の通信部で取得されたデータに基づいて表示を行う表示部と、を備え、
    前記第2切替用表示装置の通信部は、
    前記第1経路及び前記第2経路に障害が発生していない場合には、前記第2切替用表示装置の第2ポートを前記遮断状態にして、前記第2切替用表示装置の第1ポートからデータを取得し、
    前記第1経路又は前記第2経路に障害が発生している場合には、前記第2切替用表示装置の第2ポートを前記伝送状態にして、前記第2切替用表示装置の第1ポート及び第2ポートの少なくとも何れか一方からデータを取得するとともに、取得されたデータを他方に送信させること
    を特徴とする表示システム。
  2. サーバ及びハブをさらに備え、
    前記サーバは、
    データを蓄積する蓄積部と、
    前記ハブに接続されたポートと、
    前記蓄積部に蓄積されたデータを前記サーバのポートに送信させる通信部と、を備え、
    前記ハブは、
    前記第1経路に接続された第1ポートと、
    前記第2経路に接続された第2ポートと、
    前記サーバに接続された第3ポートと、
    前記ハブの第1ポート、第2ポート及び第3ポートのそれぞれで受信されたデータの転送を行う転送部と、を備えること
    を特徴とする請求項1に記載の表示システム。
  3. 前記第1切替用表示装置は、
    前記第1経路及び前記第2経路の少なくとも何れか一方で障害が発生しているか否かを検出する障害検出部をさらに備え、
    前記第1切替用表示装置の通信部は、障害が発生していることを前記第1切替用表示装置の障害検出部が検出した場合に、前記第1切替用表示装置の第2ポートを前記伝送状態に切り替え、
    前記第2切替用表示装置は、
    前記第1経路及び前記第2経路の少なくとも何れか一方で障害が発生しているか否かを検出する障害検出部をさらに備え、
    前記第2切替用表示装置の通信部は、障害が発生していることを前記第2切替用表示装置の障害検出部が検出した場合に、前記第2切替用表示装置の第2ポートを前記伝送状態に切り替えること
    を特徴とする請求項2に記載の表示システム。
  4. 前記第1切替用表示装置の通信部は、通信アドレスの割り当てを要求する割り当て要求を前記サーバに送り、
    前記第2切替用表示装置の通信部は、通信アドレスの割り当てを要求する割り当て要求を前記サーバに送り、
    前記サーバの通信部は、前記第1切替用表示装置及び前記第2切替用表示装置からの割り当て要求に応じて、前記第1切替用表示装置及び前記第2切替用表示装置のそれぞれに通信アドレスを割り当てて、当該割り当てられた通信アドレスを前記第1切替用表示装置及び前記第2切替用表示装置のそれぞれに送り、
    前記第1切替用表示装置の障害検出部は、前記第1切替用表示装置の通信部が、自装置に割り当てられた通信アドレスを、前記割り当て要求を送ってから予め定められた時間受け取らなかった場合に、障害が発生していることを検出し、
    前記第2切替用表示装置の障害検出部は、前記第2切替用表示装置の通信部が、自装置に割り当てられた通信アドレスを、前記割り当て要求を送ってから予め定められた時間受け取らなかった場合に、障害が発生していることを検出すること
    を特徴とする請求項3に記載の表示システム。
  5. 前記第1切替用表示装置の通信部は、応答を要求する応答要求を前記第2切替用表示装置に送るとともに、前記第2切替用表示装置からの応答要求を受け取った場合には、その応答を前記第2切替用表示装置に送り、
    前記第2切替用表示装置の通信部は、応答を要求する応答要求を前記第1切替用表示装置に送るとともに、前記第1切替用表示装置からの応答要求を受け取った場合には、その応答を前記第1切替用表示装置に送り、
    前記第1切替用表示装置の障害検出部は、前記第1切替用表示装置の通信部が、前記第2切替用表示装置に対して応答要求を送ってから、前記第2切替用表示装置からの応答を予め定められた時間受け取らなかった場合に、障害が発生していることを検出し、
    前記第2切替用表示装置の障害検出部は、前記第2切替用表示装置の通信部が、前記第1切替用表示装置に対して応答要求を送ってから、前記第1切替用表示装置からの応答を予め定められた時間受け取らなかった場合に、障害が発生していることを検出すること
    を特徴とする請求項3又は4に記載の表示システム。
  6. 前記サーバは、前記第1切替用表示装置に通信アドレスを割り当てることができなかった場合に、前記第1経路において障害が発生していることを検出し、前記第2切替用表示装置に通信アドレスを割り当てることができなかった場合に、前記第2経路において障害が発生していることを検出する障害検出部をさらに備え、
    前記サーバの通信部は、前記サーバの障害検出部が前記第1経路において障害が発生していることを検出した場合には、前記第2切替用表示装置に伝送状態への切り替え指示を送り、前記サーバの障害検出部が前記第2経路において障害が発生していることを検出した場合には、前記第1切替用表示装置に伝送状態への切り替え指示を送り、
    前記第1切替用表示装置の通信部は、前記サーバからの切り替え指示を受け取った場合に、前記第1切替用表示装置の第2ポートを前記伝送状態に切り替え、
    前記第2切替用表示装置の通信部は、前記サーバからの切り替え指示を受け取った場合に、前記第2切替用表示装置の第2ポートを前記伝送状態に切り替えること
    を特徴とする請求項3から5の何れか一項に記載の表示システム。
  7. 前記第1切替用表示装置は、
    前記第2切替用表示装置と接続された第3ポートと、
    前記第1切替用表示装置の通信部が前記サーバからの切り替え指示を受け取った場合に、前記第1切替用表示装置の第3ポートを介して、前記伝送状態への切り替え指示を前記第2切替用表示装置に送るサブ通信部と、をさらに備え、
    前記第2切替用表示装置は、
    前記第1切替用表示装置と接続された第3ポートと、
    前記第2切替用表示装置の通信部が前記サーバからの切り替え指示を受け取った場合に、前記第1切替用表示装置の第3ポートを介して、前記伝送状態への切り替え指示を前記第1切替用表示装置に送るサブ通信部と、をさらに備え、
    前記第1切替用表示装置の通信部は、前記第1切替用表示装置のサブ通信部が、前記第2切替用表示装置からの切り替え指示を受け取った場合に、前記第1切替用表示装置の第2ポートを前記伝送状態に切り替え、
    前記第2切替用表示装置の通信部は、前記第2切替用表示装置のサブ通信部が、前記第1切替用表示装置からの切り替え指示を受け取った場合に、前記第2切替用表示装置の第2ポートを前記伝送状態に切り替えること
    を特徴とする請求項6に記載の表示システム。
  8. 前記第1切替用表示装置の通信部は、前記第1切替用表示装置の第2ポートが前記伝送状態となっている場合に、障害が発生していないことを前記第1切替用表示装置の障害検出部が検出したときには、前記第1切替用表示装置の第2ポートを前記遮断状態に切り替え、
    前記第2切替用表示装置の通信部は、前記第2切替用表示装置の第2ポートが前記伝送状態となっている場合に、障害が発生していないことを前記第2切替用表示装置の障害検出部が検出したときには、前記第2切替用表示装置の第2ポートを前記遮断状態に切り替えること
    を特徴とする請求項3から7の何れか一項に記載の表示システム。
  9. 前記第1切替用表示装置の通信部は、前記第1切替用表示装置の第2ポートが前記伝送状態となっている場合に、予め定められた周期で、前記第1切替用表示装置の第2ポートを前記遮断状態に切り替えて、前記第1切替用表示装置の障害検出部に障害が発生しているか否かを検出させ、障害が発生していないことが検出されたときには、前記遮断状態を維持し、障害が発生していることが検出されたときには、前記第1切替用表示装置の第2ポートを前記伝送状態に切り替え、
    前記第2切替用表示装置の通信部は、前記第2切替用表示装置の第2ポートが前記伝送状態となっている場合に、予め定められた周期で、前記第2切替用表示装置の第2ポートを前記遮断状態に切り替えて、前記第2切替用表示装置の障害検出部に障害が発生しているか否かを検出させ、障害が発生していないことが検出されたときには、前記遮断状態を維持し、障害が発生していることが検出されたときには、前記第2切替用表示装置の第2ポートを前記伝送状態に切り替えること
    を特徴とする請求項3から7の何れか一項に記載の表示システム。
  10. 前記第1経路に接続された、少なくとも1つの第1中継用表示装置をさらに備え、
    前記第1中継用表示装置は、
    前記第1経路に接続されている第1ポート及び第2ポートと、
    前記第1中継用表示装置の第1ポート及び第2ポートの少なくとも何れか一方からデータを取得するとともに、取得されたデータを他方に送信させる通信部と、
    前記第1中継用表示装置の通信部で取得されたデータに基づいて表示を行う表示部と、を備えること
    を特徴とする請求項1から9の何れか一項に記載の表示システム。
  11. 前記第2経路に接続された、少なくとも1つの第2中継用表示装置をさらに備え、
    前記第2中継用表示装置は、
    前記第2経路に接続されている第1ポート及び第2ポートと、
    前記第2中継用表示装置の第1ポート及び第2ポートの少なくとも何れか一方からデータを取得するとともに、取得されたデータを他方に送信させる通信部と、
    前記第2中継用表示装置の通信部で取得されたデータに基づいて表示を行う表示部と、を備えること
    を特徴とする請求項1から10の何れか一項に記載の表示システム。
  12. 前記第1経路及び前記第2経路に接続された、少なくとも1つの中継用表示装置をさらに備え、
    前記中継用表示装置は、
    前記第1経路に接続されている第1ポートと、
    前記第2経路に接続されている第2ポートと、
    データを蓄積する蓄積部と、
    前記蓄積部に蓄積されたデータを前記中継用表示装置の第1ポート及び前記中継用表示装置の第2ポートに送信させるとともに、前記中継用表示装置の第1ポート及び第2ポートの少なくとも何れか一方から取得されたデータを他方に送信させる通信部と、
    前記蓄積部に蓄積されたデータに基づいて表示を行う表示部と、を備えること
    を特徴とする請求項1に記載の表示システム。
  13. データを送る経路に接続された第1切替用表示装置及び第2切替用表示装置を少なくとも備える表示システムであって、
    前記第1切替用表示装置は、
    前記経路に接続されている第1ポートと、
    前記第2切替用表示装置に接続されている第2ポートと、
    データを蓄積する蓄積部と、
    前記第1切替用表示装置の第1ポート及び第2ポートの少なくとも何れか一方からデータを送信するとともに、前記第1切替用表示装置の第2ポートの状態を、データを送受信することのできる伝送状態及びデータを送受信することのできない遮断状態の何れかに切り替える通信部と、
    前記蓄積部に蓄積されているデータに基づいて表示を行う表示部と、を備え、
    前記第1切替用表示装置の通信部は、
    前記経路に障害が発生していない場合には、前記第1切替用表示装置の第2ポートを前記遮断状態にして、前記第1切替用表示装置の第1ポートに、前記蓄積部に蓄積されているデータを送信させ、
    前記経路に障害が発生している場合には、前記第1切替用表示装置の第2ポートを前記伝送状態にして、前記第1切替用表示装置の第1ポート及び第2ポートに、前記蓄積部に蓄積されているデータを送信させ、
    前記第2切替用表示装置は、
    前記経路に接続されている第1ポートと、
    前記第1切替用表示装置に接続されている第2ポートと、
    前記第2切替用表示装置の第1ポート及び第2ポートの少なくとも何れか一方からデータを取得するとともに、前記第2切替用表示装置の第2ポートの状態を、前記伝送状態及び前記遮断状態の何れかに切り替える通信部と、
    前記第2切替用表示装置の通信部で取得されたデータに基づいて表示を行う表示部と、を備え、
    前記第2切替用表示装置の通信部は、
    前記経路に障害が発生していない場合には、前記第2切替用表示装置の第2ポートを前記遮断状態にして、前記第2切替用表示装置の第1ポートからデータを取得し、
    前記経路に障害が発生している場合には、前記第2切替用表示装置の第2ポートを前記伝送状態にして、前記第2切替用表示装置の第2ポートからデータを取得するとともに、取得されたデータを前記第2切替用表示装置の第1ポートに送信させること
    を特徴とする表示システム。
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