JP2016035219A - 一軸偏心型ガス膨張機、一軸偏心型ガス圧縮機、一軸偏心型ガス膨張機を用いた熱エネルギー回収システムおよび発電システム - Google Patents

一軸偏心型ガス膨張機、一軸偏心型ガス圧縮機、一軸偏心型ガス膨張機を用いた熱エネルギー回収システムおよび発電システム Download PDF

Info

Publication number
JP2016035219A
JP2016035219A JP2014157600A JP2014157600A JP2016035219A JP 2016035219 A JP2016035219 A JP 2016035219A JP 2014157600 A JP2014157600 A JP 2014157600A JP 2014157600 A JP2014157600 A JP 2014157600A JP 2016035219 A JP2016035219 A JP 2016035219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
gas
rotor
end side
uniaxial eccentric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014157600A
Other languages
English (en)
Inventor
博史 池田
Hiroshi Ikeda
博史 池田
慶 笹辺
Kei Sasabe
慶 笹辺
山田 昇
Noboru Yamada
昇 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kimura Chemical Plants Co Ltd
Nagaoka University of Technology NUC
Original Assignee
Kimura Chemical Plants Co Ltd
Nagaoka University of Technology NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kimura Chemical Plants Co Ltd, Nagaoka University of Technology NUC filed Critical Kimura Chemical Plants Co Ltd
Priority to JP2014157600A priority Critical patent/JP2016035219A/ja
Publication of JP2016035219A publication Critical patent/JP2016035219A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

【課題】小規模システムに適し、かつ構造が簡潔で、低コストの一軸偏心型ガス膨張機ガス膨張機、一軸偏心型ガス圧縮機、エネルギー回収システム、および発電システムを提供する。
【解決手段】一方端1a側から他方端1b側に向かって、断面積が徐々に大きくなる内部空間を有するステータ1と、ステータの内部空間に偏心回転可能に挿入され、一方端2a側から他方端2b側に向かって断面積が徐々に大きくなり、かつ、ステータとの間に所定のキャビティ20が形成されるように構成されたロータ2と、ユニバーサルジョイント3を介してロータに接続され、偏心回転するロータにより回転駆動される回転軸4とを備えた構成とし、キャビティの断面積が、一方端側から他方端側に向かって、所定のプロファイルに沿って大きくなるようにし、ステータの内部空間内でロータが偏心回転することにより、被処理ガスを、所定のプロファイルに沿って膨張するように構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ガスを膨張させるのに用いられるガス膨張機、ガスを圧縮するのに用いられるガス圧縮機、上述のガス膨張機を用いた熱エネルギー回収システム、および発電システムに関する。
従来より、焼却施設や工場などにおいて放出される排熱エネルギーを回収するための方法として種々の方法が提案されており、その一つに排熱エネルギーを回収して発電を行う方法がある。
ところで、排熱エネルギーを回収して発電機を駆動するためには、高圧の蒸気が利用しやすいため、従来は、例えば300℃以上というような高温の排熱を回収して、高圧の蒸気を発生させ、これを発電に用いることが行われている。そのような理由から、低温排熱はその多くが依然として回収されることなく廃棄されているのが実情である。
そこで、近年、低沸点作動媒体を用いたランキンサイクルによって、例えば200℃以下の低温の排熱エネルギーを用いて発電を行う排熱発電システム、すなわち、バイナリー発電システムが提案されている。
このような低沸点作動媒体を用いた排熱発電システムにおいては、排熱エネルギーを用いて蒸発させて得た作動媒体の蒸気を回転エネルギーに変換することが行われるが、そのための設備としては、作動媒体の蒸気を効率よく膨張させることが可能なガス膨張機が必要になる。
そして、そのようなガス膨張機は、型式として速度型と容積型に分類され、速度型ではターボ型や軸流型タービン、容積型ではツインスクリュー式やスクロール式などのガス膨張機が実用化されている。
例えば、特許文献1には、ケーシング内で互いに咬合する雌雄一対のスクリューロータによってガスを膨張させるツインスクリュー式ガス膨張機が開示されている。
しかしながら、このツインスクリュー式ガス膨張機には、構造が複雑で非常に高い機械精度が要求され、コストが高くなるという問題点がある。
また、特許文献2および3には、渦巻き状の固定スクロールの間を作動媒体の膨張に伴って旋回スクロールが旋回することによりガスを膨張させるスクロール式ガス膨張機が開示されている。
しかしながら、スクロール式ガス膨張機の場合、固定スクロールと旋回スクロールの隙間などを精度よく調整するために精密な機械加工が必要で、構造も複雑であることから、コストが高くなるという問題点がある。
また、特許文献4には、流体からの動力回収量が高いとされるラジアルタービンを用いたバイナリー発電システムが開示されている。
しかし、この発電システムに用いられる高速回転するラジアルタービンは効率の良い作動領域が狭く、かつ、十分なメンテナンスが必要という問題点がある。
また、液化した作動媒体が回転体に衝突すると機械的破損を招くおそれがあるという問題点がある。
特開2012−77704号公報 特開2009−209706号公報 特開2013−227905号公報 特開2013−7367号公報
本発明は、上記課題を解決するものであり、従来のスクリュー式、スクロール式などの容積式のガス膨張機とは異なる、小規模システムに適し、かつ構造が簡潔で、低コストのガス膨張機、ガス圧縮機、前記ガス膨張機を用いた熱エネルギー回収システム、および発電システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のガス膨張機は、
膨張させる対象である被処理ガスが供給される一方端側から、膨張した被処理ガスが排出される他方端側に向かって、断面積が徐々に大きくなるように構成された雌ねじ状の内部空間を有するステータと、
前記ステータの前記内部空間に偏心回転可能に挿入され、前記ステータの前記一方端側に対応する一方端側から、前記ステータの前記他方端側に対応する他方端側に向かって断面積が徐々に大きくなり、かつ、前記ステータとの間に所定のキャビティが形成されるように構成された雄ねじ状のロータと、
ユニバーサルジョイントを介して前記ロータに接続され、偏心回転する前記ロータにより回転駆動される回転軸と
を備え、
前記ステータと、偏心回転する前記ロータとの間に形成される前記キャビティの断面積が、前記ステータおよび前記ロータの前記一方端側から前記他方端側に向かって、所定のプロファイルに沿って大きくなるように構成されており、
前記ステータの前記内部空間内で前記ロータが偏心回転することにより、前記キャビティ内に位置する前記被処理ガスが、前記ステータおよび前記ロータの前記一方端側から前記他方端側に搬送されつつ、所定のプロファイルに沿って膨張するように構成されていること、
を特徴としている。
また、本発明のガス圧縮機は、
圧縮する対象である被処理ガスが供給される一方端側から、圧縮された被処理ガスが排出される他方端側に向かって、断面積が徐々に小さくなるように構成された雌ねじ状の内部空間を有するステータと、
前記ステータの前記内部空間に偏心回転可能に挿入され、前記ステータの前記一方端側に対応する一方端側から、前記ステータの前記他方端側に対応する他方端側に向かって断面積が徐々に小さくなり、かつ、前記ステータとの間に所定のキャビティが形成されるように構成された雄ねじ状のロータと、
ユニバーサルジョイントを介して前記ロータに接続された回転軸と、
前記回転軸を回転させる駆動手段と
を備え、
前記ステータと、偏心回転する前記ロータとの間に形成される前記キャビティの断面積が、前記ステータおよび前記ロータの前記一方端側から前記他方端側に向かって、所定のプロファイルに沿って小さくなるように構成されており、
前記ステータの前記内部空間内で前記ロータが偏心回転することにより、前記キャビティ内に位置する前記被処理ガスが、前記ステータおよび前記ロータの前記一方端側から前記他方端側に搬送されつつ、所定のプロファイルに沿って圧縮されるように構成されていること
を特徴としている。
また、本発明の熱エネルギー回収システムは、
排熱源が有する熱エネルギーにより蒸発させることが可能な作動媒体と、
前記作動媒体を排熱源と熱交換させて前記作動媒体を蒸発させる蒸発器と、
前記蒸発器で蒸発した前記作動媒体の蒸気を被処理ガスとして膨張させる請求項1記載の一軸偏心型ガス膨張機と、
前記一軸偏心型ガス膨張機により膨張させた前記作動媒体の蒸気を凝縮させる凝縮器と、
前記凝縮器で凝縮させた作動媒体を前記蒸発器に送るポンプとを備え、
前記作動媒体の蒸気を被処理ガスとして前記一軸偏心型ガス膨張機により膨張させ、前記回転軸を回転させることにより、前記排熱源が有する熱エネルギーを回転エネルギーとして回収するように構成されていること
を特徴としている。
また、本発明の熱エネルギー回収システムにおいては、
前記一軸偏心型ガス膨張機の前記回転軸を、前記ガス膨張機の外側に設けた外部回転軸に、マグネットカップリングを介して接続することにより、前記回転軸の回転を前記外部回転軸に伝達するように構成することが好ましい。
また、本発明の発電システムは、
排熱源が有する熱エネルギーにより蒸発させることが可能な作動媒体と、
前記作動媒体を排熱源と熱交換させて前記作動媒体を蒸発させる蒸発器と、
前記蒸発器で蒸発した前記作動媒体の蒸気を被処理ガスとして膨張させる請求項1記載の一軸偏心型ガス膨張機と、
前記一軸偏心型ガス膨張機により膨張させた前記作動媒体の蒸気を凝縮させる凝縮器と、
前記凝縮器で凝縮させた作動媒体を前記蒸発器に送るポンプと、
前記一軸偏心型ガス膨張機の前記回転軸から伝えられる回転エネルギーにより駆動されて電力を発生させる発電機と
を備えていることを特徴としている。
また、本発明の発電システムにおいては、前記一軸偏心型ガス膨張機の前記回転軸を、前記ガス膨張機の外側に設けた、前記発電機を駆動させるための外部回転軸に、マグネットカップリングを介して接続するように構成することが好ましい。
本発明のガス膨張機は、上述のように、被処理ガスが供給される一方端側から、膨張した被処理ガスが排出される他方端側に向かって、断面積が徐々に大きくなる雌ねじ状の内部空間を有するステータと、ステータの内部空間に偏心回転可能に挿入され、一方端側から他方端側に向かって断面積が徐々に大きくなり、かつ、ステータとの間に所定のキャビティが形成されるように構成された雄ねじ状のロータと、ユニバーサルジョイントを介してロータに接続され、偏心回転するロータにより回転駆動される回転軸とを備えているとともに、キャビティの断面積が、一方端側から他方端側に向かって、所定のプロファイルに沿って大きくなるように構成され、かつ、ステータと、偏心回転するロータとの間に形成されるキャビティの断面積が、ステータおよびロータの一方端側から他方端側に向かって、所定のプロファイルに沿って大きくなるように構成されているとともに、ステータの内部空間内でロータが偏心回転することにより、キャビティ内に位置する被処理ガスが、ステータおよびロータの一方端側から他方端側に搬送されつつ、所定のプロファイルに沿って膨張するように構成されているので、従来のスクリュー式、スクロール式などの容積式のガス膨張機とは異なる、小規模システムに適し、かつ構造が簡潔で、低コストのガス膨張機を提供することが可能になる。
なお、本発明において、ステータの内部空間の断面積とは、内部空間の軸方向と直交する方向の断面についての面積をいう。
また、ロータの断面積も、ロータの軸方向と直交する方向の断面についての面積をいう。
また、キャビティの断面積も、ステータおよびロータの軸方向に直交する方向の断面についての面積をいう。
また、本発明のガス圧縮機は、上述のように、被処理ガスが供給される一方端側から、被処理ガスが排出される他方端側に向かって、断面積が徐々に小さくなる雌ねじ状の内部空間を有するステータと、ステータの内部空間に偏心回転可能に挿入され、一方端側から他方端側に向かって断面積が徐々に小さくなり、かつ、ステータとの間にキャビティが形成されるように構成された雄ねじ状のロータと、ユニバーサルジョイントを介してロータに接続された回転軸と、回転軸を回転させる駆動手段とを備えているとともに、ステータと、ロータとの間に形成されるキャビティの断面積が、ステータおよびロータの一方端側から他方端側に向かって、所定のプロファイルに沿って小さくなるように構成されているとともに、ステータの内部空間内でロータが偏心回転することにより、キャビティ内に位置する被処理ガスが、ステータおよびロータの一方端側から他方端側に搬送されつつ、所定のプロファイルに沿って圧縮されるように構成されているので、従来のスクリュー式、スクロール式などの容積式のガス圧縮機とは異なる、小規模システムに適し、かつ構造が簡潔で、低コストのガス圧縮機を提供することが可能になる。
また、本発明の熱エネルギー回収システムは、排熱源が有する熱エネルギーにより蒸発させることが可能な作動媒体と、作動媒体を排熱源と熱交換させて作動媒体を蒸発させる蒸発器と、蒸発器で蒸発した作動媒体の蒸気を被処理ガスとして膨張させる本発明の一軸偏心型ガス膨張機(請求項1記載の一軸偏心型ガス膨張機)と、一軸偏心型ガス膨張機により膨張させた作動媒体の蒸気を凝縮させる凝縮器と、凝縮器で凝縮させた作動媒体を蒸発器に送るポンプとを備え、作動媒体の蒸気を被処理ガスとして一軸偏心型ガス膨張機により膨張させ、回転軸を回転させるようにしているので、排熱源が有する熱エネルギーを回転エネルギーとして効率よく回収することが可能になる。
また、本発明の熱エネルギー回収システムにおいて、一軸偏心型ガス膨張機の回転軸を、ガス膨張機の外側に設けた外部回転軸に、マグネットカップリングを介して接続することにより、回転軸の回転を外部回転軸に伝達するようにした場合、回転軸の回転を確実に一軸偏心型ガス膨張機の外部に設けられた外部回転軸に伝達することが可能になり、排熱源が有する熱エネルギーを回転エネルギーとして効率よく回収することが可能になる。
また、本発明の発電システムは、排熱源が有する熱エネルギーにより蒸発させることが可能な作動媒体と、作動媒体を排熱源と熱交換させて作動媒体を蒸発させる蒸発器と、蒸発器で蒸発した作動媒体の蒸気を被処理ガスとして膨張させる本発明の一軸偏心型ガス膨張機(請求項1記載の一軸偏心型ガス膨張機)と、一軸偏心型ガス膨張機により膨張させた作動媒体の蒸気を凝縮させる凝縮器と、凝縮器で凝縮させた作動媒体を蒸発器に送るポンプと、一軸偏心型ガス膨張機の回転軸から伝えられる回転エネルギーにより駆動されて電力を発生させる発電機とを備えているので、排熱源が有する熱エネルギーを電気エネルギーとして効率よく回収することが可能になる。
また、本発明の発電システムにおいて、一軸偏心型ガス膨張機の回転軸を、ガス膨張機の外側に設けた、発電機を駆動させるための外部回転軸軸に、マグネットカップリングを介して接続するようにした場合、回転軸の回転を確実に一軸偏心型ガス膨張機の外部に設けられた外部回転軸に伝達するが可能になり、排熱源が有する熱エネルギーを利用して、効率よく発電を行うことが可能になる。
本発明の一実施形態(実施形態1)にかかる一軸偏心型ガス膨張機の構成を模式的に示す正面断面図である。 本発明の実施形態1にかかる一軸偏心型ガス膨張機の要部を示す断面図である。 本発明の実施形態1にかかる一軸偏心型ガス膨張機の膨張プロファイルを示す図である。 本発明の一実施形態(実施形態1)にかかる一軸偏心型ガス圧縮機の構成を模式的に示す正面断面図である。 本発明の実施形態2にかかる発電システムの構成を模式的に示す図である。 (a)の各図は、ねじ式のスクリューポンプのロータの回転角度を0゜、90°、180°、270゜、360゜とした状態の正面断面図、(b)の各図は、ロータの回転角度を上述のように異ならせたときのb−b線断面図である。 ねじ式のスクリューポンプのロータとステータの幾何形状を示す図である。 実施形態2にかかる発電システムにおける、回転軸の回転数と出力の関係を示す図である。
本発明の実施形態について説明を行うのに先立って、本発明の一軸偏心型ガス膨張機の原理について簡単に説明する。
従来より、例えば、図6(a),(b)に示すような構造を有するねじ式のスクリューポンプが種々の用途に用いられている。そして、このねじ式のスクリューポンプの名称は様々であるが、例えば、Progressing Cavity Pump(PCP)、ねじ式ポンプ、スクリューポンプなどと呼ばれている。
なお、図6(a)の各図(a1),(a2),(a3),(a4),(a5)は、ロータの回転角度を0゜、90°、180°、270゜、360゜とした状態の正面断面図、図6(b)の各図(b1),(b2),(b3),(b4),(b5)は、ロータの回転角度を上述のように異ならせたときのb−b線断面図である。
このねじ式のスクリューポンプは、図6(a),(b)に示すように、ステータ201と、ステータの内部空間内に配設されて偏心回転するロータ(スクリュー)202を備えている。
上述のステータ201とロータ202の構造は、スクリュー(ボルト)とナットの関係に似ており、一般的なスクリューは、その中心軸がナットの中心軸と一致しているが、このねじ式のスクリューポンプ(PCP)においては、ロータ(スクリュー)202の中心軸は軸方向で変化(偏心)する。
ステータ201の内部空間は360°を1ピッチとする2条ねじ(雌ねじ)構造となっており、らせん状ロータ202はその間で偏心回転する一条ねじ(雄ねじ)構造とされている。
ステータ201とロータ202の間にはキャビティ(空間)20(図1,4)が生じ、その体積はステータ1の内面積からロータ2の断面積を引いた面積(4E×D)とステータのピッチ(Ps)の積となることが知られている。
すなわち、このねじ式のスクリューポンプ(PCP)の、ロータ2の1回転当たりの体積(理論吐出量)Qは、図6(a),(b)および図7を参照して、
D:ローター断面直径
E:ローターの偏心距離(O1〜O2
Ps:ステータのピッチ
1:ステータ軸の中心
2:ロータ軸の中心
とした場合において、下記の式(1)で表される量となる。
Q= 4E×D×Ps ……(1)
本発明の一軸偏心型ガス膨張機の構成および作動原理は、このねじ式のスクリューポンプに類似している。すなわち、図1に示すような構造を有する本発明の一軸偏心型ガス膨張機101においても、ステータ1およびロータ2の軸方向の任意の箇所におけるキャビティ20の断面積を算出して、区間毎に積分することで各箇所での空間体積を求めて膨張プロファイルを作成し、ステータ1とロータ2の軸方向の各箇所で、所定の膨張プロファイルに沿ったキャビティ(空間)20を実現することにより、膨張させる対象である被処理ガスについて、意図するようなガス膨張を行わせることができる。
以下に本発明の実施形態について説明し、本発明の特徴とするところをさらに詳しく説明する。
[実施形態1]
図1は、本発明の一実施形態(実施形態1)にかかるガス膨張機の構成を示す断面図、図2はそのメカニズムを説明するための要部を拡大して示す要部断面図である。
この一軸偏心型ガス膨張機101は、図1および2に示すように、膨張させる対象である被処理ガス(例えば、本発明の発電システムの場合は、作動媒体の蒸気)が供給される一方端1a側から、被処理ガスが排出される他方端1b側に向かって、断面積が徐々に大きくなるように構成された雌ねじ状の内部空間11を有するステータ1と、ステータ1の内部空間11に偏心回転可能に挿入され、ステータ1の一方端1a側に対応する一方端2a側から、ステータ1の他方端1b側に対応する他方端2bに向かって断面積が徐々に大きくなり、かつ、ステータ1との間にキャビティ20が形成されるように構成された雄ねじ状のロータ2と、一端側がユニバーサルジョイント3を介してロータ2に接続され、偏心回転するロータ2により回転駆動される回転軸4とを備えている。
回転軸4の他方側の端部は、第2のユニバーサルジョイント3aを介して第2の回転軸14に接続され、第2の回転軸14はベアリング(ベアリングユニット)31により保持されている。
また、回転軸4の他端側の端部に第2のユニバーサルジョイント3aを介して接続された第2の回転軸14は、マグネットカップリング(非接触動力伝達機構)32により、外部回転軸(例えば発電機駆動用回転軸)34に連結されており、回転軸4の回転により、外部回転軸(例えば発電機駆動用回転軸)34が回転するように構成されている。
この実施形態1にかかる一軸偏心型ガス膨張機101において、ステータ1と、偏心回転するロータ2との間に形成されるキャビティ20の断面積が、ステータ1およびロータ2の一方端1a,2a側から他方端1b,2b側に向かって、所定のプロファイルに沿って大きくなるように構成されている。
そして、上述のステータ1、ロータ2、回転軸4、ユニバーサルジョイント3、第2の回転軸14、第2のユニバーサルジョイント3a、ベアリング31などの各構成部材は、ハウジング50内に収容されている。
また、ハウジング50の内側の、ステータ1、ロータ2などにより形成されるガス膨張領域51よりも上流側の領域である前室52の端部には、ガス導入口54が配設されているとともに、前室52の内部には、被処理ガスをステータ1およびロータ2の中心付近に導くためのガイド部56が配設されている。
また、ハウジング50の内側の、ステータ1、ロータ2などにより形成されるガス膨張領域51よりも下流側の領域である後室53には、膨張させたガスを排出するための膨張ガス排出口55が配設されている。
さらに、上述の回転軸4および第2の回転軸14は、後室53を貫通するように配設されている。また、第2の回転軸14を回転可能に支持するベアリング(ベアリングユニット)31も後室53内に配設されている。
ハウジング50の後室53には、内部を目視することができるように覗き窓61が配設されている。
なお、ハウジング50は、領域ごとに分割して形成されていてもよく、一体形成されていてもよい。
この一軸偏心型ガス膨張機101は、高圧の被処理ガスを断熱膨張させるものであり、上述のねじ式のスクリューポンプ(PCP)のように液体を被処理対象物として搬送するものではなく、高圧の被処理ガスを断熱膨張させるものである。
この一軸偏心型ガス膨張機101は、図1および図2に示す、ステータ1と、偏心回転するロータ2との間に形成されるキャビティ(空間)20の大きさを変化させることで、ガスの膨張を行うことを特徴とするものである。
具体的な手法としては、軸方向の任意の箇所におけるキャビティ20の断面積を算出して、区間毎に積分することで各箇所でのキャビティの体積(空間体積)を求め、図3に示すような膨張プロファイルを作成する。なお、図3は、ロータ回転角度とキャビティ体積の関係を示す図である。図3において、初期膨張とは、ガス膨張領域51のガス導入口54に近い領域における膨張を意味する概念であり、一定膨張とは、ガス膨張領域51の中央部の、安定した膨張が行われる領域における膨張を意味する概念であり、末期膨張とはガス膨張領域51の膨張ガス排出口55に近い領域における膨張を意味する概念である。
そして、ステータ1とロータ2の軸方向の各箇所で、例えば、図3に模式的に示すようなプロファイルに沿ったキャビティ(空間)を実現することによりガスを膨張させる。
これを実現するためには、図2に模式的に示すように、3次元でロータ2とステータ1を設計・製作することが必要になる。なお、ロータ2とステータ1の設計・製作は、具体的なガスの条件などに対応した膨張プロファイルとなるように行われる。
次に、この実施形態1にかかる一軸偏心型ガス膨張機101の動作を、図1および図2を参照しつつ説明する。
まず、膨張させる対象となる被処理ガス(蒸気化した高圧の低沸点媒体(作動媒体))が、ガス導入口54から、ガイド部56を経て、ステータ1およびロータ2の一方端1a,2a側の中心付近に導かれ、ステータ1とロータ2を備えたガス膨張領域51に導入される。
導入された被処理ガス(作動媒体の蒸気)は、ステータ1とロータ2の間に形成されるキャビティ(空間)20を通過しながら、上述の膨張プロファイルに沿って膨張する。
そして、この工程で、被処理ガス(作動媒体の蒸気)が断熱膨張することにより、作動媒体の蒸気が有するエネルギーが、ロータ2の回転力に変換される。
一方、断熱膨張することにより低圧となった被処理ガス(作動媒体の蒸気)は、上述の後室53に配設された膨張ガス排出口55から系外へ排出される。
そして、ロータ2が回転することにより、ユニバーサルジョイント3を介してロータ2に接続された回転軸4が回転し、回転軸4の回転は、第2のユニバーサルジョイント3aを介して回転軸4に接続され、ベアリング(ベアリングユニット)31により保持された第2の回転軸14に伝えられる。
第2の回転軸14の回転力は、マグネットカップリング(非接触動力伝達機構)32を経て、外部回転軸34に伝えられ、系外に取り出される。
マグネットカップリング(非接触動力伝達機構)を経て系外に取り出された回転力は、例えば、発電機の駆動に利用されることにより、発電を行うことが可能になる。
上述のように構成されたこの実施形態1にかかる一軸偏心型ガス膨張機101は、容積式のガス膨張機であって、小流量の被処理ガスを処理するのに適しており、従来の2軸スクリュー式のガス膨張機や、スクロール式のガス膨張機とは機構を異にする一軸型の容積式ガス膨張機である。
一軸型の容積式ガス膨張機である、本発明の一実施形態にかかるガス膨張機101は、図1に示すように、ステータ1およびロータ2の軸方向が縦方向(垂直方向)となるように設置することで、導入する被処理ガスの圧力がステータ1とロータ2との間に、均等に分散されて供給され、ロータ2を回転させた場合にも軸ぶれの発生が抑制され、安定した操業を継続して行うことができる。すなわち、重力の影響が軸方向である垂直方向のみであることから、従来の他のガス膨張機よりも簡潔な構造とすることができる。
また、構造がシンプルであることから、従来の2軸スクリュー式のガス膨張機やスクロース式のガス膨張機に比べて、低コストで製造することができる。
また、ロータ2の位置を上下方向に調整することにより、ステータ1とのクリアランスを容易に変更することが可能で、条件変更への対応性に優れている。
なお、従来の2軸スクリュー式のガス膨張機や、スクロール式のガス膨張機などの、他形式のガス膨張機の場合には、このような微調整を行うことは不可能である。
また、ステータ1とロータ2のクリアランスを調整することができるため、被処理ガスの漏れ量や、ロータ2とステータ1との摩擦力を調整して、最適な効率が得られるクリアランスとすることが可能で、エネルギーの回収効率を向上させることができる。
また、上述のように構成された一軸偏心型ガス膨張機101は、以下に説明するような変更を加えるだけで、一軸偏心型ガス圧縮機(コンプレッサー)としても用いることができる。
すなわち、上述の実施形態1にかかる一軸偏心型ガス膨張機101の膨張ガス排出口55(図1)を図4に示すようにガス導入口74とし、また、ガス導入口54(図1)を図4に示すように圧縮ガス排出口75とするとともに、マグネットカップリング(非接触動力伝達機構)32により連結された外部回転軸(例えば発電機の駆動用回転軸)34(図1)を、図4に示すように駆動手段(例えばモータ)80に接続された駆動軸76に変更することにより、ガス圧縮機111として用いることができる。
[実施形態2]
この実施形態2では、実施形態1で説明した一軸偏心型ガス膨張機101を用いて構成される発電システムについて説明する。
図5は、本発明の実施形態2にかかる発電システムの構成を模式的に示す図である。
この発電システムは、図5に示すように、例えば工場から排出される温水などの排熱源が有する熱エネルギーにより蒸発させることが可能な作動媒体(例えば、1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン(R245fa)などの低沸点物質)102と、作動媒体102を循環させる循環ポンプ104を備えた循環経路105と、この作動媒体102と温水(排熱源)とを熱交換させて作動媒体102の蒸気を発生させる蒸発器(熱交換器)103と、蒸発器103で蒸発した作動媒体102の蒸気を膨張させる一軸偏心型ガス膨張機101とを備えている。
さらにこの発電システムは、一軸偏心型ガス膨張機101で膨張した膨張ガスを冷却して凝縮させる凝縮器(熱交換器)106と、一軸偏心型ガス膨張機101において回収した回転エネルギーにより駆動され、発電を行う発電機110を備えている。
なお、図5の発電システムにおいて、作動媒体102は循環経路105に封入されている。
そして、この発電システムにおいては、図1に示す一軸偏心型ガス膨張機101の回転軸4の回転エネルギーが、ユニバーサルジョイント3、第2のユニバーサルジョイント3a、第2の回転軸14、マグネットカップリング32を経て、発電機を駆動するための駆動軸(発電機駆動用回転軸)34(図1および図5)に伝えられることにより、発電機110が発電を行う。
すなわち、液体である作動媒体102は、循環ポンプ104によって昇圧され蒸発器103で蒸発して高圧の蒸気(膨張させる対象である高圧作動媒体蒸気(被処理ガス))になる。
この高圧作動媒体蒸気は、一軸偏心型ガス膨張機101のガス導入口54(図1)を経て、ガス膨張領域51へ導かれる。そして、断熱膨張しながらガス膨張領域51を通過し、その過程で圧力が低下する。
一軸偏心型ガス膨張機101内で膨張した高圧作動媒体蒸気はロータ2(図1)の回転力に変換され、ユニバーサルジョイント3、第2のユニバーサルジョイント3a、第2の回転軸14、マグネットカップリング32を経て、発電機駆動用回転軸34(図1および図5)に伝えられることにより、発電機110において発電が行われる。
一軸偏心型ガス膨張機101で膨張した高圧作動媒体蒸気(膨張ガス)は、一軸偏心型ガス膨張機101から排出され、凝縮器106により冷却されて液化し、液体となった作動媒体は、再び循環ポンプ4によって蒸発器103に供給される。
この実施形態2の発電システムにおいては、上記工程を繰り返すことにより、連続して安定した発電を行うことができる。
なお、上述のように構成された発電システムにより発電を行った場合、回転軸の回転数(すなわち、発電機駆動用回転軸34の回転数)と出力の関係は、図8に示すようになる。この結果からも、本発明の発電システムが、実施可能であることがわかる。
なお、この実施形態2では、高圧作動媒体蒸気を、一軸偏心型ガス膨張機101により膨張させ、回転軸4を回転させることにより、高圧作動媒体蒸気(排熱源)が有する熱エネルギーを利用して発電を行うようにした場合について説明したが、作動媒体の蒸気を本発明の一軸偏心型ガス膨張機を用いて膨張させ、回転軸を回転させることにより、排熱源が有する熱エネルギーを回転エネルギーとして回収し、回収したエネルギーを発電以外の用途に用いるように構成することも可能である。
本発明は、さらにその他の点においても、上記実施形態に限定されるものではなく、発明の範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能である。
1 ステータ
1a ステータの一方端
1b ステータの他方端
2 ロータ
2a ロータの一方端
2b ロータの他方端
3 ユニバーサルジョイント
3a 第2のユニバーサルジョイント
4 回転軸
11 ステータの内部空間
14 第2の回転軸
20 キャビティ
31 ベアリング(ベアリングユニット)
32 マグネットカップリング(非接触動力伝達機構)
34 外部回転軸(例えば発電機駆動用回転軸)
50 ハウジング
51 ガス膨張領域
52 前室
53 後室
54 ガス導入口
55 膨張ガス排出口
56 ガイド部
61 覗き窓
74 ガス導入口
75 圧縮ガス排出口
76 駆動軸
80 駆動手段(モータなど)
101 一軸偏心型ガス膨張機
102 作動媒体
103 蒸発器(熱交換器)
104 循環ポンプ
105 循環経路
106 凝縮器(熱交換器)
110 発電機
111 一軸偏心型ガス圧縮機

Claims (6)

  1. 膨張させる対象である被処理ガスが供給される一方端側から、膨張した被処理ガスが排出される他方端側に向かって、断面積が徐々に大きくなるように構成された雌ねじ状の内部空間を有するステータと、
    前記ステータの前記内部空間に偏心回転可能に挿入され、前記ステータの前記一方端側に対応する一方端側から、前記ステータの前記他方端側に対応する他方端側に向かって断面積が徐々に大きくなり、かつ、前記ステータとの間に所定のキャビティが形成されるように構成された雄ねじ状のロータと、
    ユニバーサルジョイントを介して前記ロータに接続され、偏心回転する前記ロータにより回転駆動される回転軸と
    を備え、
    前記ステータと、偏心回転する前記ロータとの間に形成される前記キャビティの断面積が、前記ステータおよび前記ロータの前記一方端側から前記他方端側に向かって、所定のプロファイルに沿って大きくなるように構成されており、
    前記ステータの前記内部空間内で前記ロータが偏心回転することにより、前記キャビティ内に位置する前記被処理ガスが、前記ステータおよび前記ロータの前記一方端側から前記他方端側に搬送されつつ、所定のプロファイルに沿って膨張するように構成されていること、
    を特徴とする一軸偏心型ガス膨張機。
  2. 圧縮する対象である被処理ガスが供給される一方端側から、圧縮された被処理ガスが排出される他方端側に向かって、断面積が徐々に小さくなるように構成された雌ねじ状の内部空間を有するステータと、
    前記ステータの前記内部空間に偏心回転可能に挿入され、前記ステータの前記一方端側に対応する一方端側から、前記ステータの前記他方端側に対応する他方端側に向かって断面積が徐々に小さくなり、かつ、前記ステータとの間に所定のキャビティが形成されるように構成された雄ねじ状のロータと、
    ユニバーサルジョイントを介して前記ロータに接続された回転軸と、
    前記回転軸を回転させる駆動手段と
    を備え、
    前記ステータと、偏心回転する前記ロータとの間に形成される前記キャビティの断面積が、前記ステータおよび前記ロータの前記一方端側から前記他方端側に向かって、所定のプロファイルに沿って小さくなるように構成されており、
    前記ステータの前記内部空間内で前記ロータが偏心回転することにより、前記キャビティ内に位置する前記被処理ガスが、前記ステータおよび前記ロータの前記一方端側から前記他方端側に搬送されつつ、所定のプロファイルに沿って圧縮されるように構成されていること、
    を特徴とする一軸偏心型ガス圧縮機。
  3. 排熱源が有する熱エネルギーにより蒸発させることが可能な作動媒体と、
    前記作動媒体を排熱源と熱交換させて前記作動媒体を蒸発させる蒸発器と、
    前記蒸発器で蒸発した前記作動媒体の蒸気を被処理ガスとして膨張させる請求項1記載の一軸偏心型ガス膨張機と、
    前記一軸偏心型ガス膨張機により膨張させた前記作動媒体の蒸気を凝縮させる凝縮器と、
    前記凝縮器で凝縮させた作動媒体を前記蒸発器に送るポンプとを備え、
    前記作動媒体の蒸気を被処理ガスとして前記一軸偏心型ガス膨張機により膨張させ、前記回転軸を回転させることにより、前記排熱源が有する熱エネルギーを回転エネルギーとして回収するように構成されていること
    を特徴とする熱エネルギー回収システム。
  4. 前記一軸偏心型ガス膨張機の前記回転軸を、前記一軸偏心型ガス膨張機の外側に設けた外部回転軸に、マグネットカップリングを介して接続することにより、前記回転軸の回転を前記外部回転軸に伝達するようにしたことを特徴とする請求項3記載の熱エネルギー回収システム。
  5. 排熱源が有する熱エネルギーにより蒸発させることが可能な作動媒体と、
    前記作動媒体を排熱源と熱交換させて前記作動媒体を蒸発させる蒸発器と、
    前記蒸発器で蒸発した前記作動媒体の蒸気を被処理ガスとして膨張させる請求項1記載の一軸偏心型ガス膨張機と、
    前記一軸偏心型ガス膨張機により膨張させた前記作動媒体の蒸気を凝縮させる凝縮器と、
    前記凝縮器で凝縮させた作動媒体を前記蒸発器に送るポンプと、
    前記一軸偏心型ガス膨張機の前記回転軸から伝えられる回転エネルギーにより駆動されて電力を発生させる発電機と
    を備えていることを特徴とする発電システム。
  6. 前記一軸偏心型ガス膨張機の前記回転軸を、前記一軸偏心型ガス膨張機の外側に設けた、前記発電機を駆動させるための外部回転軸に、マグネットカップリングを介して接続するようにしたことを特徴とする請求項5記載の発電システム。
JP2014157600A 2014-08-01 2014-08-01 一軸偏心型ガス膨張機、一軸偏心型ガス圧縮機、一軸偏心型ガス膨張機を用いた熱エネルギー回収システムおよび発電システム Pending JP2016035219A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014157600A JP2016035219A (ja) 2014-08-01 2014-08-01 一軸偏心型ガス膨張機、一軸偏心型ガス圧縮機、一軸偏心型ガス膨張機を用いた熱エネルギー回収システムおよび発電システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014157600A JP2016035219A (ja) 2014-08-01 2014-08-01 一軸偏心型ガス膨張機、一軸偏心型ガス圧縮機、一軸偏心型ガス膨張機を用いた熱エネルギー回収システムおよび発電システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016035219A true JP2016035219A (ja) 2016-03-17

Family

ID=55523223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014157600A Pending JP2016035219A (ja) 2014-08-01 2014-08-01 一軸偏心型ガス膨張機、一軸偏心型ガス圧縮機、一軸偏心型ガス膨張機を用いた熱エネルギー回収システムおよび発電システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016035219A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109139462A (zh) * 2017-06-28 2019-01-04 阿特拉斯·科普柯空气动力股份有限公司 圆柱形对称容积式机器

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2733854A (en) * 1956-02-07 chang
JPS5636065U (ja) * 1979-08-29 1981-04-07
JPH01244187A (ja) * 1988-03-26 1989-09-28 Ngk Insulators Ltd 一軸偏心ネジポンプ
JPH02161102A (ja) * 1989-11-24 1990-06-21 Hokuetsu Kogyo Co Ltd スクリュー膨張機の給油装置
JP2624979B2 (ja) * 1986-04-23 1997-06-25 スベンスカ・ロツタア・マスキナー・アクチボラグ 圧縮可能な作動流体用容積型回転機械
JP2013053601A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 一軸偏心ネジポンプおよび流体モータ
JP2015135097A (ja) * 2013-12-21 2015-07-27 一穂 松本 容積可変軸流ネジポンプ、流体機関並びに熱機関

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2733854A (en) * 1956-02-07 chang
JPS5636065U (ja) * 1979-08-29 1981-04-07
JP2624979B2 (ja) * 1986-04-23 1997-06-25 スベンスカ・ロツタア・マスキナー・アクチボラグ 圧縮可能な作動流体用容積型回転機械
JPH01244187A (ja) * 1988-03-26 1989-09-28 Ngk Insulators Ltd 一軸偏心ネジポンプ
JPH02161102A (ja) * 1989-11-24 1990-06-21 Hokuetsu Kogyo Co Ltd スクリュー膨張機の給油装置
JP2013053601A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 一軸偏心ネジポンプおよび流体モータ
JP2015135097A (ja) * 2013-12-21 2015-07-27 一穂 松本 容積可変軸流ネジポンプ、流体機関並びに熱機関

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109139462A (zh) * 2017-06-28 2019-01-04 阿特拉斯·科普柯空气动力股份有限公司 圆柱形对称容积式机器
CN109139462B (zh) * 2017-06-28 2020-03-13 阿特拉斯·科普柯空气动力股份有限公司 圆柱形对称容积式机器
RU2731427C1 (ru) * 2017-06-28 2020-09-02 Атлас Копко Эрпауэр, Намлозе Веннотсхап Цилиндрическая симметричная машина объемного действия

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2262979B1 (en) Generating power from medium temperature heat sources
CN203547984U (zh) 用于产生有用功的系统、体积流体膨胀器和能量回收系统
KR101482879B1 (ko) 동력 발생 장치 및 이 장치의 운전 방법
EP2948647B1 (en) Volumetric energy recovery system with three stage expansion
JP5596631B2 (ja) バイナリ発電装置
CN105587341B (zh) 涡旋流体机械
US20180163733A1 (en) Waste heat recovery system
US9618020B2 (en) Power generation apparatus and power generation system
JP2016035219A (ja) 一軸偏心型ガス膨張機、一軸偏心型ガス圧縮機、一軸偏心型ガス膨張機を用いた熱エネルギー回収システムおよび発電システム
WO2016043653A1 (en) A multistage evaporation organic rankine cycle
KR20140071911A (ko) 회전기 구동 시스템
JP2014214608A (ja) 回転機駆動システム
WO2015189718A1 (en) Turbine and method for expanding an operating fluid
Naseri et al. Performance Analysis of a Revolving Vane Expander in an Organic Rankine Cycle with Hydrofluoroolefins (HFOs) in Place of R134a
KR20150138651A (ko) 통공형 원심식 다단터빈
Smith et al. Cost effective small scale ORC systems for power recovery from low enthalpy geothermal resources
JP2005016320A (ja) ヒートポンプ
Tchanche et al. Fluids in lowtemperature thermodynamic power cycles
WO2016005834A1 (en) Turbine and method for expanding an operating fluid with high isentropic enthalpy jump
US20190120054A1 (en) Rotary steam motor
CN111852571A (zh) 带双进汽结构的汽液全流螺杆动力机
WO2022225485A2 (en) A screwed generator which uses heat transfer method for generating energy
GB2505157A (en) Generating power from a medium temperature heat source
Vodicka et al. Scroll Expanders for Low-Power ORC
JPH0988502A (ja) スクリュータービン及びそれを用いたバイナリー発電装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170626

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180724

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190205