JP2016034435A - 被検体情報取得装置 - Google Patents
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Abstract
Description
このようなトランスデューサアレイにより取得される信号を合成した場合、トランスデューサの配列方向、トランスデューサ間の距離(ピッチ)、および、各トランスデューサを設置する向きに応じて、合成した3次元形状の解像度や感度に特徴が生じる。
被検体から伝播する音響波を受信して電気信号を出力する複数のトランスデューサと、
前記複数のトランスデューサの少なくとも一部のトランスデューサの指向軸が集まるよ
うに前記複数のトランスデューサを支持する支持体と、
前記電気信号を処理し、前記処理された電気信号を用いて前記被検体内の特性情報を取得する処理手段と、
を有し、
前記複数のトランスデューサはそれぞれ複数のサブトランスデューサを含んでおり、
前記処理手段は、1つの前記トランスデューサに含まれる前記複数のサブトランスデューサのそれぞれから出力された前記電気信号の波形を比較し、当該比較の結果に基づいて前記電気信号の処理を補正する
ことを特徴とする被検体情報取得装置である。
度分布や、それらから求められる酸素飽和度分布などの血液成分分布、あるいは脂肪、コラーゲン、水分の分布などである。また、特性情報は、数値データとしてではなく、被検体内の各位置の分布情報として求めてもよい。すなわち、吸収係数分布や酸素飽和度分布などの分布情報を被検体情報としてもよい。
本発明における被検体としては、生体の乳房が想定できる。ただし被検体はこれに限られず、生体の他の部位や、非生体材料の測定も可能である。
図1は本発明のトランスデューサアレイ装置7を用いた光音響撮像装置1の全体構成を示した図である。
図1の光音響撮像装置1は、主な構成要素として、光源3、光音響計測センサ8、光音響信号計測手段9、光音響信号処理手段10、表示手段11を含む。また、符号2は保護筺体、符号4は光照射手段、符号12は乳房挿入孔、符号13はコントローラである。
光音響断層画像を撮像する対象となる被検体5は、保護筐体2に開いた乳房挿入孔12から挿入される。
また、光照射手段4は、光源3から伝送された800nm付近の近赤外波長のレーザ光を半球の中心方向へ向けて照射するように、半球容器内部に設置された光学部材である。
また、トランスデューサアレイ装置7は、複数のトランスデューサが半球容器内部から伝播する音響波を受信できるように配置された部材である。各トランスデューサは、半球の中心と当該トランスデューサを結ぶライン上に指向軸(受信感度の高い方向)を持つように配置される。これにより、音響波検出の焦点が半球容器の中心部になり、半球中心付近が高解像度で撮像できる領域となる。したがって多くの場合、各トランスデューサの指向軸の方向は、設置位置における接平面の法線方向となる。
成した特性情報を画像データ等の形式で記憶装置に格納するだけでも良い。
光音響信号処理手段10は処理手段であり、CPU、メモリ、ユーザインタフェースなどを備えてプログラムに従って動作する、PCやワークステーションなどの情報処理装置によって構成される。
各トランスデューサを配置する際には、特定の領域に所望の高分解能領域を形成できるのであれば、必ずしも各トランスデューサの最も感度の高い方向が交わらなくてもよい。また、支持体により支持された複数のトランスデューサの少なくとも一部が特定の領域に向いていればよい。
トランスデューサ71は、音響波を電気信号に変換する素子である。素子を構成する部材として、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)に代表される圧電セラミック材料や、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)に代表される高分子圧電膜材料などを利用できる。また、圧電素子以外の素子を用いてもよい。例えば、cMUT(Capacitive Micro−machined Ultrasonic Transducers)などの静電容量型の素子を使用できる。
ーサ支持構造体81の熱膨張等によっても設置角度が微小に変化する。
特許文献1ではまた、やや疎らにトランスデューサを配置して、素子数を必要十分な数として、システムを安価に構築している。このようにトランスデューサを分散配置した場合、個々のトランスデューサの設置角度ずれが画質に与える影響が相対的に大きくなる。そのため、均一で高品質な画像を得るためには、これらの角度ばらつきによる影響を抑えることが重要である。
図3において、半球中心83とトランスデューサ71との間の距離をd、センサ面が円形のトランスデューサ71の半径をrとする。また、トランスデューサ71を設置した際の、半球中心83に対するトランスデューサ71の設置角度ずれをθとする。ずれ角θは、言い換えると、トランスデューサ71の指向軸と、トランスデューサ71と半球中心83を結ぶラインのずれ角でもある。
また、静電容量型ではない素子、例えば圧電素子を用いた場合でも、同様に受信領域をサブトランスデューサに分割してそれぞれ配線を設けることができる。これにより各サブトランスデューサから独立に信号を受信することも、トランスデューサ単位で一まとめに信号を取り扱うこともできる。
ここでは、上下比較回路のコンパレータは、+側入力を上端側サブトランスデューサ710側の遅延回路712に接続し、−側入力を下端側サブトランスデューサ740側の遅延回路742に接続するものとする。同様に左右比較回路のコンパレータは、+側入力を左端側サブトランスデューサ720側の遅延回路722に接続し、−側入力を右端側サブトランスデューサ730側の遅延回路732に接続するものとする。
ここでは、上下比較回路760の出力の絶対値が、しきい値を超えると、上下の波形に差異があることを示す。より詳細には、+側のしきい値を超える場合、上端側サブトランスデューサの波形が早く、下端側サブトランスデューサの波形が遅いことを意味する。また、−側のしきい値を超える場合、上端側サブトランスデューサの波形が遅く、下端側サブトランスデューサの波形が早いことを意味する。上下比較回路760の出力の絶対値がしきい値以下の場合、上端側トランスデューサの波形と、下端側トランスデューサの波形の時間差が少ないことを示す。
図6は、トランスデューサの設置角度ずれを検出するために、半球中心83に点音源となる球形の吸収体84を設置した場合の構成について説明する図である。ここで、トランスデューサ支持構造体81にはトランスデューサ71が含まれている。
図7は、トランスデューサの設置角度ずれを検出する方法のフローチャートである。
図8は、上端側サブトランスデューサ710の遅延回路712の出力信号波形と、下端側サブトランスデューサ740の遅延回路742の出力信号波形と、上下比較回路760
の出力信号波形の例である。
図9は、図8の場合に加えて遅延時間を与えた場合の波形を示す図である。すなわち、上端側サブトランスデューサ710の遅延回路712に34nsの遅延を追加した場合の遅延回路712の出力信号波形と、下端側サブトランスデューサ740の遅延回路742の出力信号波形と、上下比較回路760の出力信号波形の例である。また、比較対象となる図8の波形を破線で示す。
(ステップS1)
トランスデューサが音響波の検出を開始する。音響波に由来するデジタルの電気信号が得られたら、ステップS2へ進む。
(ステップS2)
遅延回路に遅延量の初期値を設定する。ステップS3へ進む。
光照射手段4から被検体5にパルスレーザを照射する。ステップS4へ進む。
(ステップS4)
点音源である吸収体84で光が吸収され、光音響波が発生する。ステップS5へ進む。(ステップS5)
光音響波がトランスデューサ71に届く。サブトランスデューサはそれぞれ検出した光音響波に対する信号を出力し、遅延回路を経由して上下比較回路および左右比較回路で信号が比較される。
上下角度差判定手段770は、上下比較回路760の出力信号にしきい値より大きい出力があるかどうかを確認する。同様に、左右角度差判定手段771は、左右比較回路761の出力信号にしきい値より大きい出力があるかどうかを確認する。しきい値より大きい出力がある場合はステップS8へ進む。出力がしきい値以下である場合はステップS7へ進む。
(ステップS7)
コントローラ13は、各遅延回路に設定されている遅延量を確認する。この遅延量が、上下方向および左右方向の角度ずれによって生じる遅延に近似できる。ステップS9に進む。
上下比較回路または左右比較回路の出力にしきい値以上の差があるため、コントローラ13は、遅延回路に設定する遅延量を調整する。
上下比較回路出力が正で、しきい値以上の差がある場合、上端側サブトランスデューサの波形が早く、下端側サブトランスデューサの波形が遅い場合であるので、上端側サブトランスデューサ710に接続される遅延回路712の遅延量を増やす。
上下比較回路出力が負で、しきい値以上の差がある場合、上端側サブトランスデューサの波形が遅く、下端側サブトランスデューサの波形が早い場合であるので、下端側サブトランスデューサ740に接続される遅延回路742の遅延量を増やす。
左右比較回路出力が負で、しきい値以上の差がある場合、左端側サブトランスデューサの波形が遅く、右端側サブトランスデューサの波形が早い場合であるので、右端側サブトランスデューサ730に接続される遅延回路732の遅延量を増やす。
以上のように遅延量が決定したら、ステップS3に進む。
ステップS7で検出した遅延量で設置角度ずれ検出を終了する。ステップS8において調整済みの場合、この調整値が遅延量となる。
(ステップS1)
検出開始し、ステップS2へ進む。
(ステップS2)
遅延回路に遅延量の初期値(上端側遅延回路712に遅延量の初期値(tdelay=0)、下端側遅延回路742に遅延量の初期値(tdelay=0))を設定する。ステップS3へ進む。
光照射手段4からパルスレーザを照射する。ステップS4へ進む。
(ステップS4(1回目))
点音源である吸収体84で光が吸収され、光音響波が発生する。ステップS5へ進む。(ステップS5(1回目))
光音響波がトランスデューサ71に届く。サブトランスデューサはそれぞれ検出した光音響波に対する信号を出力し、遅延回路を経由して上下比較回路および左右比較回路で信号が比較される。
上下角度差判定手段770は、上下比較回路760の出力信号にしきい値(500mV以上または−500mV以下)より絶対値で大きい出力があるかどうかを確認する。ここで34.9nsの遅延差の場合、上下比較回路760の出力信号は、−1.6Vある。よって上下角度差判定手段770は、しきい値以上の差だと判定して、ステップS8へ進む。
上下比較回路の出力にしきい値以上の差(−1.6V)があるため、遅延回路に設定する遅延量を調整する。この例では、上下比較回路出力が負で、しきい値以上の差があり、上端側サブトランスデューサの波形が遅く、下端側サブトランスデューサの波形が早い場合である。そこで設定手段は、下端側サブトランスデューサ740に接続される遅延回路742の遅延量tdelayを1nsだけ増やす。ステップS3に進む。
なお、処理の効率化の観点から、上下比較回路の出力差の絶対値から増やすべき遅延量
をあらかじめ見積もっておくことや、バイナリツリー探索アルゴリズム等を用いて遅延量加算と比較の繰り返しを早く収束させることも可能である。
光照射手段4からパルスレーザを照射する。ステップS4へ進む。
(ステップS4(2回目))
点音源である吸収体84で光が吸収され、光音響波が発生する。ステップS5へ進む。(ステップS5(2回目))
光音響波がトランスデューサ71に届く。サブトランスデューサはそれぞれ検出した光音響波に対する信号を出力し、遅延回路を経由して上下比較回路および左右比較回路で信号が比較される。
上下比較回路760の出力信号にしきい値(500mV以上または−500mV以下)より絶対値で大きい出力があるかどうかを確認する。遅延差(Δt−tdelay)は34.9nsから33.9nsに減少しているが、上下比較回路760の出力信号は、−1.5Vあるため、しきい値以上の差があるので、ステップS8へ進む。
上下比較回路の出力にしきい値以上の差(=−1.5V)があるため、遅延回路に設定する遅延量を調整する。
この場合、上下比較回路出力が負で、しきい値以上の差があり、上端側サブトランスデューサの波形が遅く、下端側サブトランスデューサの波形が早い。そこで、下端側サブトランスデューサ740に接続される遅延回路742の遅延量tdelayを1nsだけ増やす(合計tdelay=2nsの遅延となる)。ステップS3に進む。
光照射手段4からパルスレーザを照射する。ステップS4へ進む。
(ステップS4(3回目))
点音源である吸収体84で光が吸収され、光音響波が発生する。ステップS5へ進む。(ステップS5(3回目))
光音響波がトランスデューサ71に届く。サブトランスデューサはそれぞれ検出した光音響波に対する信号を出力し、遅延回路を経由して上下比較回路および左右比較回路で信号が比較される。
上下比較回路760の出力信号にしきい値(500mV以上または−500mV以下)より絶対値で大きい出力があるかどうかを確認する。遅延差(Δt−tdelay)が34.9nsから32.9nsに減少しているが、上下比較回路760の出力信号は、−1.4Vあるため、しきい値以上の差があるので、ステップS8へ進む。
上下比較回路の出力にしきい値以上の差(=−1.4V)があるため、遅延回路に設定する遅延量を調整する。
この場合、上下比較回路出力が負で、しきい値以上の差があり、上端側サブトランスデューサの波形が遅く、下端側サブトランスデューサの波形が早い。そこで、下端側サブトランスデューサ740に接続される遅延回路742の遅延量tdelayを1nsだけ増やす(合計tdelay=3nsの遅延となる)。ステップS3に進む。
以下、ステップS3〜ステップS8を31回繰り返す。この繰り返しの間に遅延量tdelayは処理開始から33nsだけ増やされている。
光照射手段4からパルスレーザを照射する。ステップS4へ進む。
(ステップS4(33回目))
点音源である吸収体84で光が吸収され、光音響波が発生する。ステップS5へ進む。(ステップS5(33回目))
光音響波がトランスデューサ71に届く。サブトランスデューサはそれぞれ検出した光音響波に対する信号を出力し、遅延回路を経由して上下比較回路および左右比較回路で信号が比較される。
上下比較回路760の出力信号にしきい値(500mV以上または−500mV以下)より絶対値で大きい出力があるかどうかを確認する。遅延差Δt−tdelayは34.9nsから1.9nsに減少しているが、上下比較回路760の出力信号は、−0.6Vあるため、しきい値以上の差があるので、ステップS8へ進む。
上下比較回路の出力にしきい値以上の差(−0.55V)があるため、遅延回路に設定する遅延量を調整する。
この場合、上下比較回路出力が負で、しきい値以上の差があり、上端側サブトランスデューサの波形が遅く、下端側サブトランスデューサの波形が早い。そこで、下端側サブトランスデューサ740に接続される遅延回路742の遅延量tdelayを1nsだけ増やす(合計tdelay=34nsの遅延となる)。ステップS3に進む。
光照射手段4からパルスレーザを照射する。ステップS4へ進む。
(ステップS4(34回目))
点音源である吸収体84で光が吸収され、光音響波が発生する。ステップS5へ進む。(ステップS5(34回目))
光音響波がトランスデューサ71に届く。サブトランスデューサはそれぞれ検出した光音響波に対する信号を出力し、遅延回路を経由して上下比較回路および左右比較回路で信号が比較される。
上下角度差判定手段770は、上下比較回路760の出力信号にしきい値(500mV以上または−500mV以下)より絶対値で大きい出力があるかどうかを確認する。遅延差Δt−tdelayは34.9nsから0.9nsに減少しており、上下比較回路760の
出力信号は、−0.49Vとなり、しきい値未満の差となったため、ステップS7へ進む。
各遅延回路に設定されている遅延量を確認する。ここでは、上下方向の遅延量が34nsに設定されたことが確認でき、この遅延量が、上下方向の角度ずれによって生じる遅延に近似できる。ステップS9に進む。
(ステップS9)
ステップS7で検出した遅延量(tdelay=34ns)で設置角度ずれ検出を終了する。
以上のようにして、tdelay=34nsの遅延量が検出された。
り立つ。
本実施例では上下端の出力信号の時間差をもとにして設置角度の上下角のずれを計算する例について説明した。左右方向についても、同様に左右端の出力信号の時間差をもとにして設置角度の左右角のずれを計算できる。
その結果、各トランスデューサの指向軸の方向が正確に分かるため、特性情報を取得するために画像再構成を行うときに、関心領域に対応する正しい光音響信号を選択できる。したがって、トランスデューサの設置位置ずれに起因する画質の低下を抑制し、良好な画像を生成できる。
とに行う必要はない。例えば機器の出荷時や設置時、初回使用時において、キャリブレーションの一つの項目として行ってもよい。また、装置を一定期間使用する度に行ったり、一定回数使用する度に行ったりしてもよい。
また、上下角度差判定手段770や左右角度差判定手段771はピークホールド回路とA/Dコンバータ回路からなる。しかし、信号合成回路78と光音響信号計測手段9の間にアナログスイッチを設け、設置角度ずれ検出を行う場合には設置角度ずれ検出モードとして光音響信号計測手段9のA/Dコンバータを流用することも可能である(図10)。
実施例1では、1つのトランスデューサ内の上下のサブトランスデューサ間の信号出力時間差から、トランスデューサの設置角度ずれを算出する方法および、算出した設置角度ずれを再構成計算時に補正する方法について述べた。そして、測定時には遅延量設定を初期値に戻して測定する例であった。
実施例2では、測定時に、遅延量設定を初期値に戻さず、検出した遅延量だけの遅延を遅延回路に設定した上で、測定する例について述べる。
図12は、実施例1の図8と同様に設置角度ずれθ=1度の場合に、下端側遅延回路741に34nsの遅延を追加した際の、上端側遅延回路711と下端側遅延回路741の信号を信号合成回路760で合成した出力信号波形の例である。図12の破線は、遅延を追加する前の信号波形で、図11の信号波形である。
図12を見てわかるとおり、信号合成回路78の出力はピークが向上している。これは、本来想定した向きでの感度が向上することを意味する。
以上のように、実施例2に従えば、トランスデューサが微小角度ずれを持って設置された場合であっても、微小角度ずれによる感度低下を補正できる。
710,720,730,740:サブトランスデューサ
75:設定手段
78:信号合成回路
80:支持体
9:光音響信号計測手段
10:光音響信号処理手段
Claims (12)
- 被検体から伝播する音響波を受信して電気信号を出力する複数のトランスデューサと、
前記複数のトランスデューサの少なくとも一部のトランスデューサの指向軸が集まるように前記複数のトランスデューサを支持する支持体と、
前記電気信号を処理し、前記処理された電気信号を用いて前記被検体内の特性情報を取得する処理手段と、
を有し、
前記複数のトランスデューサはそれぞれ複数のサブトランスデューサを含んでおり、
前記処理手段は、1つの前記トランスデューサに含まれる前記複数のサブトランスデューサのそれぞれから出力された前記電気信号の波形を比較し、当該比較の結果に基づいて前記電気信号の処理を補正する
ことを特徴とする被検体情報取得装置。 - 前記処理手段は、1つの前記トランスデューサに含まれる前記複数のサブトランスデューサのそれぞれから出力された前記電気信号の波形の時間差を取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の被検体情報取得装置。 - 前記処理手段は、前記時間差に基づいて前記トランスデューサが前記支持体に設置されたときの角度ずれを検出する
ことを特徴とする請求項2に記載の被検体情報取得装置。 - 前記処理手段は、前記時間差に基づいて前記トランスデューサの指向軸の設計値からの角度ずれを検出する
ことを特徴とする請求項2に記載の被検体情報取得装置。 - 前記処理手段は、前記特性情報を取得するときに、前記角度ずれの値を用いた補正を行う
ことを特徴とする請求項3または4に記載の被検体情報取得装置。 - 前記複数のサブトランスデューサごとに前記時間差を補正する遅延回路をさらに有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の被検体情報取得装置。
- 前記トランスデューサは、複数のセルを含む静電容量型の素子であり、
前記複数のサブトランスデューサはそれぞれ、複数の前記セルにより構成される
ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の被検体情報取得装置。 - 前記複数のトランスデューサはそれぞれ、圧電素子であり、
前記複数のサブトランスデューサはそれぞれ、前記電気信号を出力する配線を有している
ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の被検体情報取得装置。 - 前記処理手段は、前記トランスデューサ単位で前記電気信号に対する処理を行って前記特性情報を取得する
ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の被検体情報取得装置。 - 前記複数のトランスデューサは、前記支持体に疎らに配置されている
ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の被検体情報取得装置。 - 光源と、
前記支持体に設置され、前記光源からの光を照射する照射手段と、
をさらに有し、
前記音響波は、前記光を照射された前記被検体から伝播する光音響波である
ことを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の被検体情報取得装置。 - 前記特性情報を表示する表示手段をさらに有する
ことを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載の被検体情報取得装置。
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