JP2016031479A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents
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Abstract
Description
表示像を透光部材に投影することで前記表示像の虚像を視認させるヘッドアップディスプレイ装置であって、
前記表示像となる光束を出射する光出射部と、
前記光出射部が出射した光束を透過させると共に、前記表示像を表示するスクリーンと、
前記スクリーンに表示された前記表示像を表す光を前記透光部材に向けて反射させる反射部と、を備え、
前記スクリーンは、
入射した光束を複数の光束に分割して出射させると共に、前記複数の光束のうち少なくとも1つの光束を、入射した光束とは異なる角度で出射させる光分割部と、
前記光分割部と対向し、入射した光束を回折作用により規則的に発散させて出射させる回折光学素子と、を有する、
ことを特徴とする。
第1実施形態に係るHUD装置1は、図1に示すように、車両2のダッシュボード内に設けられ、生成した表示像M(図2参照)を表す光をウインドシールド3で反射させることにより、ユーザ(主に、車両2の運転者)に表示像Mの虚像Vを視認させるものである。ユーザが虚像Vを視認可能な領域は、アイボックス4として規定される。
合成レーザー光発生装置10は、図3に示すように、レーザーダイオード(LD;Laser Diode)11と、集光光学系12と、ダイクロイックミラー14,15と、を備える。
例えば、マイコン91は、制御データを生成し、生成した制御データを出力制御部92に出力することで、出力制御部92を介してLD11を駆動する。なお、制御データは、カラーセンサ70からDACを介してマイコン91が受信したレーザー光強度のデジタルデータに基づき生成される。例えば、この制御データは、LD11r,11g,11bの各々が出射するレーザー光R,G,Bの光強度を、LVDS通信で供給された画像データが含む映像信号が要求する強度にするためのデータである。また、マイコン91は、MEMSドライバ100を介して、MEMSスキャナ20を駆動する。また、マイコン91は、記憶部に記憶されている位置データを参照し、カラーセンサ70の位置に応じたタイミングで出力制御部92に制御データを供給し、カラーセンサ70から光強度のデータを取得する。
制御部90は、出力制御部92を介して合成レーザー光発生装置10に合成レーザー光を出射させると共に、MEMSドライバ100を介してMEMSスキャナ20を駆動する。MEMSスキャナ20は、合成レーザー光発生装置10からの合成レーザー光を透過スクリーン40に向けて走査し、透過スクリーン40上に表示像Mを生成する。
透過スクリーン40に表示された表示像Mを表す光(表示光)は、反射部50を介して、ウインドシールド3に向けて出射される。つまり、HUD装置1は、ウインドシールド3に向けて表示光を出射する。
HUD装置1が出射した表示光がウインドシールド3で反射されることで、図1に示すように、運転者から見てウインドシールド3の前方に、表示像Mの虚像Vが結ばれる。これにより、運転者は、視域であるアイボックス4において、表示像Mを虚像Vとして視認することができる。
ここからは、本実施形態に特有の透過スクリーン40について詳細に説明する。
なお、HUD装置1では、虚像Vとして視認される表示像Mは、視認者から見て横長の長方形状に設定されている(つまり、アイボックス4も同様の長方形状)。そして、表示像Mとなるレーザー光を透過・拡散させる透過スクリーン40も、表示像M及びアイボックス4に対応して平面視で長方形状となっている。以下では、この長方形の短辺に沿う軸をy軸、長辺に沿う軸をx軸として、透過スクリーン40の機能や形状を適宜説明する。
本実施形態のMLA41は、図8に示すように、x方向(水平方向)に回折角θ1で、y方向(垂直方向)に回折角θ2で、レーザー光Lを発散(拡散)させる。このときの回折角θ1,θ2は、nを回折次数として、下記の(数1)、(数2)式で表すことができる。
つまり、単にMLA41のピッチを小さくすることで高精細化を図ろうとすれば、視認者の瞳に入射する光強度がアイポイントによって変化しやすくなるため、表示像Mのちらつきや、フルカラー表示時の虹色に色分離する現象(虹色現象)が顕著に表れてしまうことになる。
この構成で、単にMLA41のピッチを小さくすることで高精細化を図ろうとすれば、視認者から見て虚像Vとして視認される表示像Mの上下方向(MLA41の短手方向(y方向)に対応)では、左右方向(MLA41の長手方向(x方向)に対応)に比べて回折角が大きくなるため、特に、表示像のちらつきや、虹色現象が顕著に発生してしまう。
本願発明者は、MLA41の近傍に、次に説明するビームスプリッター42を配設することで、この問題を回避できることを見出した。
これは、0次光、及び2次以上の高次の回折光が、±1次光に対して数%の強度となるビームスプリッター42を用いることで、実質的に(近似的に)、ビームスプリッター42からは、±1次光のみが出射されると見做すことができるためである。
ビームスプリッター42に入射したレーザー光Lは、ビームスプリッター42を透過し、図9に示すように、2つの光束に分割されて出射する。ビームスプリッター42から出射された2つの光束は、直後に配置されたMLA41に入射する。
具体的には、ビームスプリッター42からの+1次光は、MLA41での回折を考えれば、その光軸に沿う光を0次光として、MLA41のx方向に回折角θ1で、y方向に回折角θ2で回折する。ビームスプリッター42からの−1次光は、MLA41での回折を考えれば、その光軸に沿う光を0次光として、MLA41のx方向に回折角θ1で、y方向に回折角θ2で回折する。
なお、図10では、+1次光による回折パターンを「●」の集合で表し、−1次光による回折パターンを「○」の集合で表している。このような回折パターンは、分割されて出射される2つ光のなす角(+1次光と−1次光とのなる角)が適切な値となるように設定されたビームスプリッター42を用いることで実現される。
これは、ビームスプリッター42は、入射光束を異なる角度で出射する2光束に分けることから、回折発現面42aとMLA41のレンズ面との間の距離が開きすぎると、表示像Mの1画素に相当するレーザー光がMLA41上の離れた2箇所に照射された後に拡散してしまうため、投射された表示像Mが二重になったり、ボケの原因となったりするからである。
したがって、両者を離間して配置する場合には、図6に示すように、MLA41のレンズ面上に照射される2光束(+1次光と−1次光)の中心間距離が、ML41aの短手方向の幅以下(つまり、MLA41のピッチd2以下)となることが望ましい。このようにすれば、表示像Mに生じるおそれのあるボケ等を最小限に抑えることができる。
また、以下の実施形態は、透過スクリーン40による見かけ上の回折角を低減することで、表示像Mのちらつき等を低減するという主な効果も同様であるため、第1実施形態と異なる箇所について主に説明する。
第1実施形態との相違点はビームスプリッター42を出射する回折光の回折方向である。第1実施形態ではビームスプリッター42を出射する回折光の回折方向は、MLA41のy方向(図9参照)、すなわちx方向に対して方位角90°であった。
一方、第2実施形態では、図11に示すMLA41の回折角θ1,θ2との関係を用いて、下記の(数3)式で表すことのできる角γ(x方向に対しての方位角)の方向にビームスプリッター42は、レーザー光Lを回折させる。
これを前提に、ビームスプリッター42を出射した+1次光と−1次光とのなす角を適切に設定することにより、図12に示すように、+1次光による回折パターンの中間(x,y方向の対角線方向における中間)に、−1次光による回折パターンを入り込ませることができる。なお、図12では、+1次光による回折パターンを「●」の集合で表し、−1次光による回折パターンを「○」の集合で表している。
第1及び第2実施形態では、ビームスプリッター42の出射光として+1次光と−1次光を用いたが、この限りではない。ビームスプリッター42で幾つかに分割されて出射する光束のうち、所定の一光束がMLA41を透過することによって形成される回折パターンの隙間を埋めるように、他の光束がMLA41を透過することによって形成される回折パターンが入り込めば良い。つまり、このように回折パターンを入り込ませるために利用する、ビームスプリッター42からの出射光の回折次数は問わない。また、ビームスプリッター42からの出射光束は、少なくとも2光束であれば、一方がMLA41を透過した後に形成する回折パターンが、他方がMLA41を透過した後に形成する回折パターンを入り込ませることができ、回折パターンの密度を高めることができることが第1、第2実施形態の説明から分かるであろう。
例えば、図13に示す第3実施形態に係るビームスプリッター42のように、y軸方向に沿って3光束を出射するようにしてもよい。こうすれば、透過スクリーン40による回折パターンは、図14に示すようになり、よりy方向の密度を高めることが可能である。なお、図14では、0次光(つまり、入射するレーザー光Lの光軸に沿う光)による回折パターンを「黒塗りの三角形」の集合で表し、+1次光による回折パターンを「●」の集合で表し、−1次光による回折パターンを「○」の集合で表している。
第1〜第3実施形態では、ビームスプリッター42が入射光束を1軸方向に回折させて出射させ、+1次光と−1次光との分割光束を得たが、これに限られない。
図15に示す第4実施形態に係るビームスプリッター42のように、入射光束を2軸方向に回折させてもよい。
具体的には、第4実施形態に係るビームスプリッター42は、MLA41に入射する光束として、0次光と、x方向における1次光と、y方向における1次光とを利用した例である。こうすれば、透過スクリーン40による回折パターンは、図16に示すようになり、x、yの両方向における光密度を高めることが可能である。なお、図16では、0次光による回折パターンを「黒塗りの三角形」の集合で表し、y方向における1次光による回折パターンを「●」の集合で表し、x方向における1次光による回折パターンを「○」の集合で表している。
また、図17に示す第5実施形態に係るビームスプリッター42のように、出射光束の回折方向は3軸であってもよい。こうすれば、透過スクリーン40による回折パターンは、図18に示すようになり、x−y平面上における(アイボックス4の平面全域に渡って)光密度を高めることが可能である。なお、図18では、0次光による回折パターンを「黒塗りの三角形」の集合で表し、y方向における1次光による回折パターンを「●」の集合で表し、x方向における1次光による回折パターンを「○」の集合で表し、x−y平面上でx軸及びy軸に対して傾斜する軸方向における1次光による回折パターンを「△」の集合で表している。
以上の実施形態では、MLA41の微小レンズ(ML41a)の形状が矩形の例を示したが、図19に示す第6実施形態に係るMLA41のように、ML41aがハニカム状に配列されていても良い。このとき、ML41aは、正六角形状で、互いに隣り合うML41aのレンズ中心間の距離dで、規則的に配列される。なお、ML41aは、正六角形状である必要はなく、縦横のアスペクト比が異なる六角形状であってもよい。このとき、MLA41が形成する回折パターンは、図20に示すように、3軸の回折方向により形成されることになる。また、MLA41と組み合わせるビームスプリッター42は、図21に示すように、MLA41の回折方向と同様の3軸に設定されている。
こうすれば、透過スクリーン40による回折パターンは、図22に示すようになり、x−y平面上における(アイボックス4の平面全域に渡って)光密度を高めることが可能である。なお、図22では、0次光(つまり、入射するレーザー光Lの光軸に沿う光)による回折パターンを「黒塗りの三角形」の集合で表し、3軸の各々における1次光による回折パターンを「●」の集合、「△」の集合、「○」の集合で表している(ビームスプリッター42の回折方向も同様であるため、透過スクリーン40に対応させて図21でもこれらの記号を表した)。
なお、上記のようにビームスプリッター42の回折方向(3軸方向の各々)を、MLA41の回折方向と一致させることが好ましいが、この限りではない。ビームスプリッター42で分割されて出射する光束のうち、所定の一光束がMLA41を透過することによって形成される回折パターンの隙間を埋めるように、他の光束がMLA41を透過することによって形成される回折パターンが入り込めば、ビームスプリッター42とMLA41との回折方向は、少なくとも一部が異なっていても良い。また、例えばML41aを縦横のアスペクト比が異なる六角形とした場合には、ビームスプリッター42の回折方向は、1軸もしくは2軸方向であってもよい。
以上の実施形態では、ビームスプリッター42とMLA41とが別体である例を説明したが、これに限られない。例えば、図23に示す第7実施形態に係る透過スクリーン40のように、ビームスプリッター42とMLA41とが一体に構成されていてもよい。
この場合、例えばMLA41のレンズ面とは反対側の面に、液晶ポリマーをパターニングすることでビームスプリッター42の回折発現面42aを形成し、一体となったビームスプリッター42とMLA41によって透過スクリーン40が構成される。同図に示すように、レーザー光Lの入射側に回折発現面42aが位置し、出射側にMLA41のレンズ面が位置する。このようにした場合も、第1実施形態で説明したのと同様に、表示像Mがボケないようにするために、ビームスプリッター42からMLA41のレンズ面上に分割して到達する光束の中心間距離が、MLA41のピッチd2以下となることが望ましい。
以上の実施形態では、レーザー光Lの入射側にビームスプリッター42が位置し、出射側にMLA41が位置する例を示したが、図24に示す第8実施形態に係る透過スクリーン40のように、両者の位置関係を逆にすることも可能である。
第8実施形態では、レーザー光Lの入射側にMLA41が、出射側にビームスプリッター42が配置される。また、MLA41のレンズ面とビームスプリッター42の回折発現面42aとが互いに向き合うように構成されている。この配置の場合、MLA41のレンズ面と回折発現面42aとが離れすぎると、表示像Mがボケる虞がある。そのため、MLA41の後側焦点距離をfとした場合に、MLA41のレンズ面と回折発現面42aとの間隔(距離)は、概ね5f以内であることが好ましいと考えられる。また、逆に、MLA41のレンズ面と回折発現面42aとが近すぎると、回折発現面42aの回折作用が不十分になる虞がある。そのため、MLA41のレンズ面と回折発現面42aとの間隔(距離)は、2f以上であることが好ましい。
また、図25に示す第9実施形態に係る透過スクリーン40のように、MLA41とビームスプリッター42を一体で構成すると共に、レーザー光Lの入射側にMLA41を形成し、出射側にビームスプリッター42の回折発現面42aを形成することも可能である。
HUD装置1は、表示像Mとなる光束(レーザー光L)を出射する光出射部(合成レーザー光発生装置10及びMEMSスキャナ20)と、光出射部が出射した光束を透過させると共に、表示像Mを表示する透過スクリーン40と、透過スクリーン40に表示された表示像Mを表す光をウインドシールド3に向けて反射させる反射部50と、を備える。
透過スクリーン40は、入射した光束を複数の光束に分割して出射させると共に、前記複数の光束のうち少なくとも1つの光束を、入射した光束とは異なる角度で出射させるビームスプリッター42(光分割部の一例)と、ビームスプリッター42と対向し、入射した光束を回折作用により規則的に発散させて出射させるMLA41(回折光学素子の一例)と、を有する。
なお、図11を参照して説明したように、ビームスプリッター42によって光束が分割される方向が前記長方形の対角線方向である場合は、分割して出射された隣り合う光束の中心間距離がML41aの平面視における対角線の長さ以下であることが好ましい。
また、以上の説明では、ML41aを四角形状、又は、ハニカム形状で配列した例を示したが、三角形状で配列することも可能である。
また、入射した光束を回折作用により規則的に発散させて出射させるものであれば、MLA41の代わりに、DOE(Diffractive Optical Element)等の回折光学素子を用いることも可能である。
2 車両
3 ウインドシールド
4 アイボックス
10 合成レーザー光発生装置
11(11r,11g,11b) レーザーダイオード(LD)
20 MEMSスキャナ
40 透過スクリーン
41 マイクロレンズアレイ(MLA)
41a マイクロレンズ(ML)
42 ビームスプリッター
42a 回折発現面
50 反射部
90 制御部
R 赤色レーザー光
G 緑色レーザー光
B 青色レーザー光
L (合成)レーザー光
M 表示像
V 虚像
Claims (8)
- 表示像を透光部材に投影することで前記表示像の虚像を視認させるヘッドアップディスプレイ装置であって、
前記表示像となる光束を出射する光出射部と、
前記光出射部が出射した光束を透過させると共に、前記表示像を表示するスクリーンと、
前記スクリーンに表示された前記表示像を表す光を前記透光部材に向けて反射させる反射部と、を備え、
前記スクリーンは、
入射した光束を複数の光束に分割して出射させると共に、前記複数の光束のうち少なくとも1つの光束を、入射した光束とは異なる角度で出射させる光分割部と、
前記光分割部と対向し、入射した光束を回折作用により規則的に発散させて出射させる回折光学素子と、を有する、
ことを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。 - 前記回折光学素子は、マイクロレンズを周期的に配列して構成されるマイクロレンズアレイである、
ことを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。 - 前記マイクロレンズは、平面視で長辺と短辺を有する矩形状をなし、
前記光分割部は、入射した光束を、少なくとも前記短辺に沿う方向に分割する、
ことを特徴とする請求項2に記載のヘッドアップディスプレイ装置。 - 前記光分割部は、前記回折光学素子よりも前記光出射部側に位置し、
分割して出射させた前記複数の光束のうち、隣り合う光束の中心間距離が前記マイクロレンズの平面視における対角線の長さ以下である、
ことを特徴とする請求項3に記載のヘッドアップディスプレイ装置。 - 前記光分割部は、前記回折光学素子とは別体であると共に、前記回折光学素子よりも前記光出射部側に位置し、
前記光分割部の前記回折光学素子側には、入射した光束を回折作用によって前記複数の光束に分割させる回折発現面が形成されている、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のヘッドアップディスプレイ装置。 - 前記光分割部と前記回折光学素子とは、一体であり、その前記光出射部側の面と前記光出射部とは反対側の面との一方は、入射した光束を回折作用によって前記複数の光束に分割させる前記光分割部の回折発現面として構成され、他方は、前記マイクロレンズが配列される面である、
ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載のヘッドアップディスプレイ装置。 - 前記光分割部は、前記回折光学素子よりも前記光出射部側に位置し、
前記光分割部から前記回折光学素子へと入射する前記複数の光束のうち、所定の光束を第1の光束とし、前記第1の光束とは異なる光束を第2の光束とすると、
前記回折光学素子で発散した前記第1の光束と、前記回折光学素子で発散した前記第2の光束とは、仮想面内において重ならない、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のヘッドアップディスプレイ装置。 - 前記回折光学素子は、前記光分割部よりも前記光出射部側に位置し、
前記回折光学素子で発散してから前記光分割部で分割された少なくとも2つの光束群同士は、仮想面内において重ならない、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
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