JP2016030893A - ドア構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】配線作業の手間を低減できるドア構造を提供する。【解決手段】扉体20は、構造体100に設けられたドア枠110に開閉自在に取り付けられる。扉体20のエッジ部分には戸先部材210が取り付けられる。扉体20には、扉体20に設けられた錠前を電動で施錠又は解錠する電気錠30が設けられている。戸先部材210が取り付けられるエッジ部分には、電気錠30や制御装置40を含む電気錠装置に接続される電線を通すための配線スペースが設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、ドア構造に関し、より詳細には、電気錠装置が取り付けられるドア構造に関する。
従来、玄関ドアの施錠又は解錠を電動で行う電気錠が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に開示された電気錠は、錠装置の施錠又は解錠を行う電動の駆動装置と、ドア枠に設けられた送電部から非接触で電力供給を受けて、駆動装置に電力を供給する受電部とを備えている。
特開2007−321425
特許文献1に開示された電気錠では、駆動装置は錠装置の近くに取り付けられている。受電部は玄関ドアの上部に、送電部と対向するように取り付けられている。
受電部と駆動装置との間を接続する電源線は、玄関ドアの室内側の板面に開けられた孔を通して玄関ドアの内部に配線される、と記載されている。この場合、玄関ドアの室内側の板面や玄関ドアの内部の骨組みに孔開け加工を施す必要があり、孔開け加工の手間がかかるという問題があった。また近年、住宅の断熱性能を向上させるために、玄関ドアの内部には発泡樹脂などの断熱材が充填されている。そのため、玄関ドアの内部に電線を通そうとすると、玄関ドアの内部に充填される断熱材に通線用の孔を開けねばならず、配線作業に手間がかかっていた。
本発明は上記課題に鑑みて為され、配線作業の手間を低減できるドア構造を提供することを目的とする。
本発明のドア構造は、構造体に設けられたドア枠に開閉自在に取り付けられた扉体と、前記扉体のエッジ部分に取り付けられたエッジ部材とを備え、前記扉体には、前記扉体に設けられた錠前を電動で施錠又は解錠する電気錠装置が設けられ、前記エッジ部分には、前記電気錠装置に接続される電線を通すための配線スペースが設けられたことを特徴とする。
本発明によれば、配線作業の手間を低減できるドア構造を提供することができる。
実施形態の正面図である。 実施形態の戸先側の断面図である。 実施形態の正面図である。 実施形態の正面図である。 実施形態の正面図である。 実施形態の戸先側の断面図である。 実施形態の戸先側の断面図である。 実施形態の戸先側の断面図である。 実施形態の戸先側の断面図である。 実施形態の戸先側の断面図である。
以下、本発明に係るドア構造の実施形態を図面に基づいて説明する。以下では、本実施形態のドア構造として住宅の玄関ドアを例示するが、オフィスビルなどの建物や集合住宅のドアでもよい。また、以下に説明する構成は本発明の一例に過ぎない。本発明は、以下の実施形態に限定されず、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
図1は玄関ドア10を室内側から見た正面図である。玄関ドア10は、建物の壁のような構造体100に設けられたドア枠110に開閉自在に取り付けられる扉体20を備えている。
扉体20は、平面視の形状が縦長の矩形状であって、ドア枠110の一方(本実施形態では図1における左側)の縦枠部分111に設けられた蝶番112を介して、ドア枠110に開閉自在に取り付けられている。本実施形態の扉体20は、蝶番112で支持された左側が吊り元となり、蝶番112で支持された側と反対の右側が戸先となっている。
扉体20の戸先には、電気錠装置(本実施形態では電気錠30と制御装置40とを含む)と受電装置50とを収納可能な大きさの凹部201が、戸先から所定の深さまで設けられている。なお扉体20には、電気錠30と制御装置40と受電装置50とを全て収納する凹部201が一つ設けられても良いし、電気錠30と制御装置40と受電装置50とを別々に収納するように凹部が設けられても良い。
電気錠30は、制御装置40から入力される制御命令に応じて、扉体20に設けられた錠前を電動で施錠又は解錠する。扉体20には電気錠30によって駆動されるデッドボルト31が設けられている。ドア枠110には、扉体20の戸先側と対向する縦枠部材114に、デッドボルト31が嵌まる穴(図示せず)が設けられている。ここにおいて、デッドボルト31と、デッドボルト31が嵌まる縦枠部材114の穴などで錠前が構成されており、電気錠30は、制御命令に応じてデッドボルト31を電動で駆動する。電気錠30は、制御装置40から施錠命令が入力されると、デッドボルト31を戸先からドア枠110側(図1中の右側)に突き出させ、デッドボルト31をドア枠110の穴に入れることによって、錠前を施錠状態とする。電気錠30は、制御装置40から解錠命令が入力されると、デッドボルト31を扉体20の内側方向(図1中の左側)に移動させ、デッドボルト31をドア枠110の穴から外に出させることによって、錠前を解錠状態とする。なお、サムターンを回したり、シリンダーに差し込んだ鍵を回したりすることによっても、錠前を施錠したり解錠したりできるが、その説明は省略する。
制御装置40は、例えば住宅の住人が所持するICタグ(図示せず)との間で無線通信を行うことによって、ICタグに登録された認証情報を取得し、この認証情報を予め登録されている認証情報と照合する認証部(図示せず)を備えている。制御装置40の認証部は、例えば玄関ドア10の外側の空間において、認証部から数m以内の空間にあるICタグと、電磁界又は電波を用いた近距離の無線通信を行う通信機能を備えている。例えば住宅の住人が帰宅した際に、制御装置40の認証部が、住人の所持するICタグから認証情報を取得して、この認証情報の認証を行い、認証情報の認証に成功すると、制御装置40は電気錠30に解錠命令を出力して、錠前を解錠させる。その後、ユーザが玄関ドア10を開けて室内に入り、玄関ドア10が閉められると、制御装置40は、予め設定された遅延時間(例えば数十秒)の経過後に、施錠命令を電気錠30に出力して、錠前を施錠させる。なお、制御装置40の機能を電気錠30に内蔵させてもよく、その場合は制御装置40が不要になり、電気錠30と受電装置50とが扉体20に取り付けられる。
受電装置50は、扉体20の戸先側の上部に取り付けられている。ドア枠110の上枠部分113には送電装置60が取り付けられている。送電装置60と受電装置50との間では、例えば電磁誘導方式や電磁界共鳴方式や電界結合方式により非接触で電力が伝送される。
送電装置60は、受電装置50が備える2次コイル(図示せず)と電磁的に結合される1次コイル(図示せず)を備えている。送電装置60には、電源装置70から高周波の交流電圧が供給される。電源装置70は、商用交流電源のような交流電源80から供給される交流電圧を高周波の交流電圧に変換して、送電装置60に出力する。扉体20が閉じている状態で、電源装置70が送電装置60の1次コイルに高周波の交流電流を流すと、1次コイルの周囲に磁束が発生し、受電装置50の2次コイルに磁束変化に応じた電流が流れる。これにより、送電装置60から受電装置50に非接触で電力が供給され、受電装置50は、制御装置40及び電気錠30に動作に必要な電力を供給する。
上述のように扉体20には、電気錠30と制御装置40と受電装置50とが設けられており、電気錠30と制御装置40と受電装置50の間を電気的に接続する電線は、扉体20のエッジ部分に設けられた配線スペースに配線される。以下、扉体20のエッジ部分に設けられた配線スペースについて説明する。
図2に示すように、扉体20の戸先には、扉体20の上下方向における全体にわたって戸先部材210が取り付けられている。戸先部材210は、例えばアルミニウムなどのダイカスト品であって、中空の角筒状に形成されている。戸先部材210には、配線スペースとなる中空部211が上下方向のほぼ全体にわたって形成されている。また戸先部材210には、室外側の端部からドア枠110側に突出する戸当たり部212が上下方向の全体にわたって形成されている。この戸当たり部212は、扉体20が閉じた状態で、ドア枠110と扉体20との間にできる隙間を室外側から覆っている。なお、扉体20が閉じた状態で、ドア枠110において、戸当たり部212が重なる部位にはパッキン(図示せず)が設けられており、戸当たり部212がパッキンに当たることで気密性を高めている。
戸先部材210における扉体20側の側壁には、電気錠30と制御装置40と受電装置50とにそれぞれ対応する部位に貫通孔(図示せず)が設けられている。電気錠30と制御装置40と受電装置50とにそれぞれ接続される電線90は中空部211に配線され、戸先部材210に設けられた貫通孔を通して接続先の装置(電気錠30、制御装置40、受電装置50)に接続される。
以上説明したように、本実施形態のドア構造は、構造体100に設けられたドア枠110に開閉自在に取り付けられた扉体20と、扉体20のエッジ部分に取り付けられたエッジ部材(戸先部材210)とを備える。扉体20には、扉体20に設けられた錠前(デッドボルト31とデッドボルト31が嵌まる穴とを含む)を電動で施錠又は解錠する電気錠装置(電気錠30と制御装置40とを含む)が設けられている。エッジ部材が取り付けられるエッジ部分には、電気錠装置に接続される電線90を通すための配線スペース(中空部211)が設けられている。
本実施形態のドア構造は、エッジ部材が取り付けられる扉体20のエッジ部分に配線スペースを備えているので、扉体20の表面や扉体20の内部に充填された断熱材に電線を通すための孔を開ける作業が不要になり、配線作業の手間を減らすことができる。
また配線スペースは、エッジ部材(本実施形態では戸先部材210)が取り付けられるエッジ部分に設けられている。ここで、扉体20に電気錠装置(電気錠30と制御装置40とを含む)が取り付けられる場合は、扉体20に設けられた配線スペースを利用して、電気錠装置に接続される電線90を配線すればよい。一方、図3に示すように、電気錠30の代わりに、手動式の錠装置32が扉体20に取り付けられる場合は、錠装置32への電気配線が不要であるから、扉体20に設けられた配線スペースを使用しなければよい。したがって、手動式の錠装置32を備えた玄関ドア10と、電気錠30を備えた玄関ドア10とでドア構造を共通化することができ、コストダウンを図ることができる。
また、本実施形態のドア構造において、扉体20の外部に設けられた送電装置60(送電部)から非接触で供給された電力を受ける受電装置50(受電部)が扉体20に設けられてもよい。この場合、受電装置50と電気錠装置(本実施形態では電気錠30と制御装置40とを含む)の間を電気的に接続する電線90は扉体20のエッジ部分に設けられた配線スペース(中空部211)に配線されればよい。受電装置50には、扉体20の外部(本実施形態ではドア枠110)に設けられた送電装置60から非接触で電力が供給されるので、開閉する扉体20に設けられた受電装置50と送電装置60との間を接続する電線を無くすことができる。
また、本実施形態のドア構造において、受電装置50は扉体20の戸先側に設けられ、エッジ部材は、扉体20の戸先に取り付けられた戸先部材210を含み、戸先部材210が取り付けられる扉体20の戸先部分に配線スペースが設けられてもよい。受電装置50は戸先側に取り付けられているので、受電装置50と電気錠装置(本実施形態では電気錠30と制御装置40とを含む)の間を電気的に接続する電線90を戸先部分に設けられた配線スペースに配線する作業がしやすくなる。
なお、図1に示す玄関ドア10では、扉体20の戸先側に受電装置50が取り付けられているが、受電装置50の位置は扉体20の戸先に限定されず、送電装置60と受電装置50とが対向配置されるのであれば、扉体20の位置は変更が可能である。
例えば図4に示すように、扉体20の上部において、戸先側と吊り元側の中間付近に受電装置50が取り付けられても良い。この場合、扉体20の上辺にもエッジ部材220が取り付けられる。エッジ部材220には、戸先部材210と同様の中空部(図示せず)が設けられている。エッジ部材220の中空部は戸先部材210の中空部211とつながっている。エッジ部材220の中空部と戸先部材210の中空部211とで、ひと続きの配線スペースとなり、この配線スペースに、電気錠30と制御装置40と受電装置50の間を電気的に接続する電線が配線される。
なお、図4の例では扉体20の上部に受電装置50が取り付けられているが、扉体20の下方に送電装置60が配置される場合は、扉体20の下部に受電装置50が配置されればよい。この場合は、扉体20の下辺に中空部を有するエッジ部材を取り付け、このエッジ部材の中空部と戸先部材210の中空部211とを配線スペースとする。そして、この配線スペースに、電気錠30と制御装置40と受電装置50とにそれぞれ接続される電線が配線されればよい。
また、扉体20の吊り元側に受電装置50が取り付けられても良い。この場合、扉体20の上辺又は下辺に中空部を有するエッジ部材を取り付け、扉体20の吊り元側のエッジ部分にも中空部を有するエッジ部材を取り付け、これらのエッジ部材の中空部と戸先部材210の中空部211とを配線スペースとすればよい。そして、この配線スペースに、電気錠30と制御装置40と受電装置50とにそれぞれ接続される電線が配線されればよい。また、扉体20の吊り元まで電線が配線される場合には、非接触給電を行う受電装置50及び送電装置60の代わりに、ドア枠110と扉体20との間で電線を通すための可動配線装置(いわゆる通電金具)を使用してもよい。ドア枠110と扉体20とに設けられた可動配線装置に通された電線を介して、外部の電源から、扉体20に設けられた電気錠装置に電力を供給すればよい。
また、図5に示すように、受電装置50の代わりに、電池を電源として電気錠30及び制御装置40に電力を供給する電源装置51が扉体20に設けられても良い。電気錠30と制御装置40と電源装置51とは、扉体20の戸先から所定の深さまで設けられた凹部201に収納されている。戸先部材210における扉体20側の側壁には、電気錠30と制御装置40と電源装置51とにそれぞれ対応する部位に貫通孔(図示せず)が設けられている。電気錠30と制御装置40と電源装置51とにそれぞれ接続される電線90は戸先部材210の中空部211に配線される。中空部211に配線された電線90は、戸先部材210に設けられた貫通孔を通して接続先の装置(電気錠30、制御装置40、電源装置51)に接続される。このように、本実施形態の玄関ドア10では、送電装置60から非接触で電力が供給される受電装置50から電気錠30に電力が供給される場合と、電池を電源とする電源装置51から電気錠30に電力が供給される場合とでドア構造を共通化することができる。
また、本実施形態のドア構造において、エッジ部材(本実施形態では戸先部材210)の内部に配線スペース(本実施形態では中空部211)が設けられてもよい。扉体20に配線スペースを形成するための加工を行わなくても、扉体20のエッジ部分にエッジ部材を取り付けるだけで、扉体20のエッジ部分に配線スペースを設けることができる。
なお、上記の実施形態ではエッジ部材である戸先部材210の内部に配線スペースとなる中空部211が設けられているが、配線スペースはエッジ部材自体に設けられていなくてもよい。
例えば図6に示すように、扉体20のエッジ部分である戸先に凹部21が設けられ、扉体20と戸先部材210とで囲まれる空間(凹部21)で配線スペースを構成してもよい。
扉体20は、例えば長手方向(施工状態における上下方向)に沿って配置される複数本の支柱の両面に鋼鈑23を接着して構成される。また、扉体20の内部には、断熱性能を向上させるために発泡樹脂などの断熱材24が充填されている。この扉体20の戸先には、断面形状がH形の押し出し鋼材からなる支柱22が取り付けられている。支柱22は、その断面形状によって凹部21が形成されており、一方の凹部21が戸先を向くようにして扉体20に取り付けられている。また扉体20には、電気錠30などを収納するための凹部201が、戸先側から所定の深さまで設けられている。支柱22には凹部201と凹部21との間をつなぐ貫通孔(図示せず)が適宜設けられている。
戸先部材210は、扉体20の室外側の面に取り付けられる上下方向に細長い前板部213と、前板部213における室内側の面から突出するL形のカバー部214とで、断面形状がh形に形成されている。前板部213において、カバー部214よりもドア枠110側に突出する部位は、上述した戸当たり部212となっている。
この戸先部材210は、前板部213とカバー部214とでできる凹部に、扉体20の戸先を収めた状態で、扉体20にネジ止めや溶接などの方法で取り付けられる。戸先部材210が扉体20に取り付けられた状態では、戸先部材210と扉体20とで囲まれる空間(凹部21)が配線スペースとなる。この配線スペース(凹部21)には電気錠30と制御装置40と受電装置50(又は電源装置51)とにそれぞれ接続される電線90が配線される。上記の配線スペース(凹部21)に配線された電線90は、支柱22に設けられた貫通孔を通して接続先の装置(電気錠30、制御装置40、受電装置50又は電源装置51)に接続される。
なお、図6の形態では扉体20の戸先にH型鋼からなる支柱22が取り付けられているが、図7に示すように、断面形状がM形に形成された曲げ鋼材からなる支柱25が扉体20の戸先に取り付けられても良い。図7の形態でも、支柱25の断面形状によって扉体20の戸先には凹部21が設けられ、扉体20と戸先部材210とで囲まれる空間(凹部21)が配線スペースとなる。
このように、本実施形態のドア構造において、扉体20には、エッジ部材(図6、図7の例では戸先部材210)が取り付けられるエッジ部分に凹部21が設けられ、配線スペースは、扉体20とエッジ部材とで囲まれる凹部21を含むことも好ましい。扉体20にエッジ部材が取り付けられていない状態では、配線スペースとなる凹部21が開放されているので、凹部21に電線90を収める作業を容易に行うことができる。
また、図8に示すように、上述した戸先部材210に、配線スペースとなる凹部21と外部との間をつなぐ貫通孔215が設けられ、この戸先部材210に貫通孔215を開閉自在に塞ぐ蓋部材216が取り付けられても良い。
蓋部材216は、可とう性を有する合成樹脂(例えばポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂)により帯板状に形成されている。蓋部材216には、貫通孔215の縁部分に外側から接触する鍔部217が一体に形成されている。蓋部材216は、貫通孔215に挿入される部位が貫通孔215よりも僅かに大きく形成されており、鍔部217が貫通孔215の縁部分に当たるまで、貫通孔215に押し込むことによって、戸先部材210に取り付けられる。この蓋部材216は、人が加える力で容易に曲げられ、弾性変形させることによって、戸先部材210の貫通孔215に取り付けたり、戸先部材210から取り外したりすることができる。したがって、戸先部材210が扉体20に取り付けられた状態でも、蓋部材216を取り外すことによって、配線スペースとなる凹部21を露出させることができるので、凹部21に電線90を配線する作業がやりやすくなる。
このように、本実施形態のドア構造において、エッジ部材(本実施形態では戸先部材210)に、配線スペースと外部との間をつなぐ貫通孔215が設けられ、エッジ部材に貫通孔215を開閉自在に塞ぐ蓋部材216が取り付けられてもよい。蓋部材216を取り外すことによって、配線スペースを露出させることができるので、凹部21に電線90を配線する作業がやりやすくなる。
また、本実施形態のドア構造において、蓋部材216は可とう性を有する合成樹脂で形成されており、蓋部材216を弾性変形させることによって、蓋部材216が貫通孔215に着脱されるように構成されてもよい。蓋部材216に力を加えて弾性変形させることによって、蓋部材216が貫通孔215に着脱されるので、ネジ止めなどの方法で蓋部材216を戸先部材210に取り付ける場合に比べて、蓋部材216の着脱作業を容易に行うことができる。
なお、図2に示す角筒状の戸先部材210において、戸先側の側壁に、配線スペースとなる中空部211と外部との間をつなぐ貫通孔が設けられ、この戸先部材210に貫通孔を開閉自在に塞ぐ蓋部材が取り付けられても良い。この場合でも蓋部材を取り外すことによって、配線スペースとなる中空部211を露出させることができるので、中空部211に電線90を配線する作業がやりやすくなる。
なお、扉体20は、例えば長手方向(施工状態における上下方向)に沿って配置される複数本の支柱の両面に鋼鈑23を接着して構成され、扉体20の内部には断熱材24が充填されている。ここで、図9に示すように、扉体20のエッジ部分に配置される支柱26と、断熱材24との間には、断熱材24が十分に入り込まないために中空部27が形成されており、この中空部27を配線スペースとしてもよい。また、図10に示すように扉体20の内部の全体に断熱材24が充実されている場合には、断熱材24の一部をくり抜いて、扉体20のエッジ部分に沿って延びる中空部28を形成し、この中空部28を配線スペースとしてもよい。
10 玄関ドア
20 扉体
21 凹部(配線スペース)
30 電気錠(電気錠装置)
31 デッドボルト(錠前)
40 制御装置(電気錠装置)
50 受電装置(電気錠装置)
51 電源装置(電気錠装置)
100 構造体
110 ドア枠
210 戸先部材(エッジ部材)
211 中空部(配線スペース)

Claims (7)

  1. 構造体に設けられたドア枠に開閉自在に取り付けられた扉体と、
    前記扉体のエッジ部分に取り付けられたエッジ部材とを備え、
    前記扉体には、前記扉体に設けられた錠前を電動で施錠又は解錠する電気錠装置が設けられ、
    前記エッジ部分には、前記電気錠装置に接続される電線を通すための配線スペースが設けられたことを特徴とするドア構造。
  2. 前記扉体の外部に設けられた送電部から非接触で供給された電力を受ける受電部が前記扉体に設けられ、
    前記受電部と前記電気錠装置の間を電気的に接続する電線が前記配線スペースに配置されるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載のドア構造。
  3. 前記受電部は前記扉体の戸先側に設けられ、
    前記エッジ部材は、前記扉体の戸先に取り付けられた戸先部材を含み、
    前記戸先部材が取り付けられる前記エッジ部分に前記配線スペースが設けられたことを特徴とする請求項2に記載のドア構造。
  4. 前記エッジ部材の内部に前記配線スペースが設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載のドア構造。
  5. 前記扉体の前記エッジ部分に凹部が設けられ、
    前記配線スペースは、前記扉体と前記エッジ部材とで囲まれる前記凹部を含むことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のドア構造。
  6. 前記エッジ部材に、前記配線スペースと外部との間をつなぐ貫通孔が設けられ、
    前記エッジ部材に前記貫通孔を開閉自在に塞ぐ蓋部材が取り付けられたことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のドア構造。
  7. 前記蓋部材は可とう性を有する合成樹脂で形成されており、
    前記蓋部材を弾性変形させることによって、前記蓋部材が前記貫通孔に着脱されるように構成されたことを特徴とする請求項6に記載のドア構造。
JP2014152202A 2014-07-25 2014-07-25 ドア構造 Active JP6425167B2 (ja)

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