JP2016024277A - 思考補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】人の生き方や企業のあり方等の物事の指針について考える場合に用いられる思考補助具を提供する。
【解決手段】指針に関連する事項を記入するための第1記入領域20が設けられたコア記入体2と、指針に関連する事項を記入するための第2記入領域30が設けられ、コア記入体2を内包する外殻記入体3とを具備し、コア記入体が外殻記入体に内包された状態で、視認部から第1記入領域に記入された内容を確認し、指針の基本となる要素を再確認する。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、人の生き方や企業のあり方等の物事の指針について考える場合に用いられる思考補助具に関する。
私たちが理想とする未来を形作るためには、理想とする未来の指針を定め、その指針に沿って物事を進めていく必要がある。
ところで、指針という概念について考えてみると、まず指針の基本となる要素が中核をなし、次にこの要素から生まれた具体的な要素が中核を内包する外殻となり、これら全体が相まって指針という概念を構成していると考えられる。
このとき、中核をなす基本となる要素が抽象的であるほど具体化される要素も増え、外に向かうに連れてより具体化された要素からなる外殻が、中核の周囲に幾層にも重なると考えられる。
そして、外殻をなす具体的な要素、例えば、近未来の予定を実行していくことで、指針に沿って物事を進めていくことができる。この近未来の予定の実行を補助するツールとしては、例えば特許文献1又は特許文献2に記載されたものが知られている。
特開2007−140653号公報 特開2004−178260号公報
しかしながら、指針は思考の中でのみ存在する概念であって明確に把握することが難しいので、中核をなす基本となる要素と、外殻をなす具体的な要素との間で矛盾が生じる場合があり、この場合は、物事の指針がぶれてしまうという問題が生じる。
このような問題に対し、特許文献1及び特許文献2等に記載されたツールは、近未来の予定等の具体的な要素のみを認識したものであって、具体的な要素を生み出す基本となる要素については全く考えられていない。そのため、特許文献1及び特許文献2記載のツールを用いて、基本となる要素及び基本となる要素から生み出される具体的な要素が相まって構成される指針を明確に把握することや、指針の中で生じる矛盾を判断することはできない。
本発明は上述した問題を鑑みて成されたものであって、物事の指針について考える場合に、指針を明確に把握するとともに、指針という概念の中で生じる矛盾を判断することができ、物事の指針がぶれることを防ぐ思考補助具を提供することをその主たる目的とするものである。
本発明の思考補助具は、例えば、人の生き方や企業のあり方等の物事の指針について考えるために用いられる思考補助具であって、指針に関連する事項を記入する第1記入領域が設けられたコア記入体と、指針に関連する事項であって、前記第1記入領域に記入された事項とは異なる事項を記入する第2記入領域が設けられ、前記コア記入体を内包する外殻記入体とを具備することを特徴とする。
本発明の思考補助具において、コア記入体の記入領域に指針の基本となる要素を記入し、外殻記入体の記入領域に該基本となる要素から生まれる具体的な要素を記載すれば、コア記入体を外殻記入体が内包する思考補助具の構造自体が、指針の概念そのものを表現することとなる。
そのため、本発明の思考補助具によって思考の中でのみ存在する概念である指針を実体化することができるので、指針を明確に把握することができるとともに、指針の中で生じる矛盾を判断することができ、物事の指針がぶれることを防ぐことができる。
本発明の思考補助具の具体的な一態様としては、前記第2記入領域の少なくとも一部が、記入内容を書き換え可能な書き換え可能領域であることを特徴とする。
このように構成すれば、コア記入体の記入領域に記入された事項と外殻記入体の記入領域に記入された事項との間で矛盾が生じていた場合、第2記入領域に記入された事項を書き換えることができ、矛盾を解消することができるとともに、本来の指針となるように軌道修正することができる。
本発明の思考補助具の別の具体的な一態様としては、前記外殻記入体が、前記コア記入体を内包した状態で、外側から前記第1記入領域を視認するための視認部を具備することを特徴とする。
このように構成すれば、コア記入体が外殻記入体に内包された状態で、視認部から第1記入領域に記入された内容を確認することができるので、思考補助具を外側から視認するだけで指針の基本となる要素を再確認することができ、物事の指針が揺らぐことを防ぐことができる。
本発明の思考補助具の別の具体的な一態様としては、前記外殻記入体が、前記コア記入体と比較して大きいものであることを特徴とする。
このように構成すれば、思考補助具の外側から第1記入領域を確認する場合、コア記入体が外殻記入体に内包された状態で、第1記入領域が確認しやすい位置にくるまでコア記入体を移動させることができるので、思考補助具の外側から第1記入領域を確認し易くすることができる。
本発明の思考補助具の別の具体的な一態様としては、前記コア記入体が、球体形状をなすものであることを特徴とする。
このように構成すれば、外殻記入体の内部をコア記入体が移動し易くなるので、思考補助具の外側から、コア記入体をさらに確認し易くすることができる。
本発明の思考補助具の別の具体的な一態様としては、前記外殻記入体が、前記コア記入体を出し入れするための出入口を具備することを特徴とする。
このように構成すれば、外殻記入体の第2記入領域に記入する場合に、出入口からコア記入体を取り出すことができるので、コア記入体に記入した内容と見比べながら外殻記入体に記入する内容を考えることができ、コア記入体に記入した内容と外殻記入体に記入した内容とが矛盾することをより確実に防ぐことができる。
本発明の思考補助具の別の具体的な一態様としては、前記外殻記入体が複数設けられ、前記複数の外殻記入体が、前記コア記入体を内包するように層構造をなすものであることを特徴とする。
このように構成すれば、外殻記入体を複数設けることによって、指針という概念をより細密に表すことができるので、指針という概念をより明確に把握することができるとともに、指針の中で生じる矛盾を判断し易くすることができる。
本発明の思考補助具の別の具体的な一態様としては、前記外殻記の少なくとも1つが、多面体形状をなすことを特徴とする。
指針の基本をなす要素から具体化されるにつれて記入する内容も多岐に渡り、記入量が増えていくので、このように構成すれば外殻記入体の記入領域を増やして、具体化された事項を漏れなく記載することができ、指針という概念をより明確に把握することができる。
本発明の思考補助具の別の具体的な一態様としては、前記コア記入体及び前記外殻記入体を収容するカバーをさらに具備し、前記カバーには、開口が設けられ、前記外殻記入体が、前記カバーに前記コア記入体及び前記外殻記入体が収容された状態で、前記開口から前記第1記入領域を視認できるように構成されていることを特徴とする。
このように構成すれば、カバーによってコア記入体及び外殻記入体に記入した内容を外部から見られることを防ぐことができるとともに、カバーに収容された状態で第1記入領域を視認することができるので、思考補助具を外側から視認するだけで指針の基本となる要素を再確認することができ、物事の指針が揺らぐことを防ぐことができる。
本発明によれば、物事の指針について考える場合に、指針を明確に把握するとともに、指針という概念の中で生じる矛盾を判断することができ、物事の指針がぶれることを防ぐ思考補助具を提供することができる。
本実施形態における思考補助具を示す斜視図。 本実施形態における思考補助具を示す斜視図。 本実施形態における第2外殻記入体と第3外殻記入体を示す斜視図。
本発明の思考補助具の一実施形態について、以下、図面を参照しながら説明する。
本実施形態の思考補助具1は、例えば、人の生き方や企業のあり方等の物事の指針について考えるために用いられる思考補助具1である。
この思考補助具1は、コア部分とコア部分を内包する複数の外殻部分とからなる所謂コアシェル構造を有するものであって、本実施形態では、指針に関連する事項を記入する第1記入領域20が設けられたコア記入体2と、コア記入体2を内包するように層構造をなし、指針に関連する事項を記入する記入領域が設けられた複数の外殻記入体と、コア記入体2及び外殻記入体を収容するカバー6とから構成されている。
コア記入体2は、思考補助具1のコア部分となるものであって、球体形状をなし、その表面全体が指針に関連する事項であって、指針の基本をなす要素を記入する第1記入領域20となるものである。なお、本実施形態では、コア記入体2(2a、2b)は2つ設けられている。
外殻記入体は、本実施形態では3つ設けられており、第2記入領域30が設けられ、コア記入体2を内包する第1外殻記入体3と、第3記入領域40が設けられ、第1外殻記入体3を内包する第2外殻記入体4と、第4記入領域50が設けられ、第2外殻記入体4の周囲を囲むように配置された第3外殻記入体5とを具備する。
第1外殻記入体3は、コア部分となるコア記入体2を内包する外殻部分となるものであって、図2に示すように、中空の球体形状をなす、例えば透明なプラスチック素材で構成されている。そして、第1外殻記入体3が透明であるので、第1外殻記入体3の全体が、コア記入体2を内包した状態で第1記入領域20を視認するための視認部となっている。
また、球体形状全体が、指針に関連する事項であって、第1記入領域20に記入された事項をより具体化した事項が記載される第2記入領域30となる。この第2記入領域30は、記入した文字をアルコール等の溶剤で消して何度でも書き換えられる書き換え可能領域となるように構成されている。
この球体形状は、コア記入体2の球体形状に比べて大きいので、第1外殻記入体3に内包された状態で、コア記入体2が第1外殻記入体3の内部を自由に移動可能となる。
中空の球体形状の略中心部分には周方向に一周するように切れ目が設けられており、この切れ目から球体形状が本体部と蓋部との2つに展開される。この本体部及び蓋部に設けられた開口がコア記入体2を出し入れするための出入口となる。
第2外殻記入体4は、コア記入体2及び第1外殻記入体3を内包する外殻部分となるものであって、図2に示すように、中空の概略正六面体形状をなす、例えば透明なプラスチック素材で構成されている。そして、第2外殻記入体4が透明であるので、第2外殻記入体4の全体が、コア記入体2及び第1外殻記入体3を内包した状態で第1記入領域20及び第2記入領域30を視認するための視認部となっている。
また、概略正六面体形状全体が、指針に関連する事項であって、第2記入領域30に記入された事項をより具体化した事項が記載される第3記入領域40となる。この第3記入領域40は、記入した文字をアルコール等の溶剤で消して何度でも書き換えられる書き換え可能領域となるように構成されている。
六面体形状の一面が開口可能に設けられており、この開口がコア記入体2及び第1外殻記入体3を出し入れするための出入口となる。
第3外殻記入体5は、コア記入体2、第1外殻記入体3、第2外殻記入体4を内包する外殻部分となるものである。この第3外殻記入体5は、図2及び図3に示すように、例えば紙片からなる複数の記入体要素15で構成されている。各記入体要素15は矩形状をなし、その長手方向の略中心を軸として左右対称に円形状の開口5aが一対設けられている。この記入体要素15は、開口5aが重なるように2つ折りにされて正方形状をなす状態で第2外殻記入体4の六面体の各面に対向するように、第2外殻記入体4とカバー6との間に配置される。この開口5aがコア記入体2、第1外殻記入体3、第2外殻記入体4を内包した状態で第1記入領域20、第2記入領域30、第3記入領域40を視認するための視認部となる。
そして、該記入体要素15自体が指針に関連する事項であって、第3記入領域40に記入された事項をより具体化した事項が記載される第4記入領域50となる。この第4記入領域50は、記入体要素15を新しいものと交換することで、第3外殻記入体5に記入された内容を変更することができ、記入体要素15自体が書き換え可能領域となる。
筐体形状をなすカバー6は、図1及び図2に示すように、例えば紙で構成された概略立方体形状をなすものであって、対向する一組の面がそれぞれ開閉可能に構成されている。また、概略立方形状をなす各面の中心部分には、カバー6の内部を覗くための円形状の開口(覗き窓)6aが設けられている。さらに、カバー6には紐が通されており、この紐を首からかけることで思考補助具1が持ち運び可能となるように構成されている。また、紐にはメッセージカード10も通されている。
上述したように構成した思考補助具1の使用方法について以下に説明する。
なお、以下では指針の一例である人の生き方について考える場合を例に挙げて説明する。
コア記入体2の第1記入領域20に、人の生き方の基本をなす要素である価値を記入する。価値が複数ある場合にはコア記入体2を複数用意してそれぞれに記入する。本実施形態では、2つのコア記入体2a、2bにそれぞれ価値を記入する。
第1外殻記入体3の第2記入領域30に、価値から生まれる具体的な要素である願望を記入する。
第2外殻記入体4の第3記入領域40に、願望から生まれる具体的な要素である目標を記入する。
第3外殻記入体5をなす複数の記入体要素15のそれぞれに、第2外殻記入体4に記入した目標を達成するために必要な計画、ユーザが自覚している長所、他人がユーザに感じている長所、目標を達成する補助となる人・場所・道具等、目標を達成するにあたって予測される課題と対策、未来へのユーザへのメッセージ等を記入する。このとき、記入内容によっては、記入体要素15に記入するのは、ユーザ本人又はユーザの周囲の人のいずれであっても構わない。
また、記入体要素15が紙片を2つ折りにした構成を有するので、記入体要素15がメッセージカードのような体裁をなし、記入体要素に記入された内容が大切であるという意識を高めることができる。
また、紐に通されたメッセージカード10には、ユーザが、見守って欲しいと願う人に向けて目標に向けて取り組む決意を記入する。
それぞれの記入体に記入し終えたら、コア記入体2を第1外殻記入体3に収容した後、第1外殻記入体3を第2外殻記入体4に収容する。そして、第2外殻記入体4の6面に対向するようにそれぞれ第3外殻記入体5をなす記入体要素15を配置して、カバー6に収容する。
なお、メッセージカード10は見守って欲しいと願う人に渡してもよいし、カバー6の中に入れておいてもよい。
このようにして出来上がった思考補助具1は、価値観の基本をなす要素である価値が記入されたコア記入体2が、価値から生まれた具体的な要素である願望が記入された第1外殻記入体3に内包されて、この第1外殻記入体3が、願望から生まれた具体的な要素である目標が記入された第2外殻記入体4に内包されて、この第2外殻記入体4が、目標の達成に関連する事項が記入された第3外殻記入体5をなす複数の記入体要素15に取り囲まれるという構成を有する。
そしてユーザは、第2外殻記入体4に記入した目標の実現に向けて実際に行動を起こしてみる(以下、「実行」という)。このとき、第3外殻記入体5をなす記入体要素15に記入した事項をツールとして用いることができる。そして、目標が達成されれば、第2外殻記入体4に記入された目標を消して新しい目標を記入する。一方、目標が達成されなければ、計画の見直しや、目標自体の変更を行い(以下、「修正」という)、記入領域に記入した事項を書き換える。
このとき、第1外殻記入体3、第2外殻記入体4、第3外殻記入体5のそれぞれに設けられた出入口から中に収容されたコア記入体2を取り出して、第1記入領域20に記入された内容を見比べながら、第2記入領域30、第3記入領域40、第4記入領域50に記入した内容を書きかえることもできるし、思考補助具1の外側から第1記入領域20を眺めながら、それぞれの記入領域に記入した内容を書き換えることもできる。
このようにユーザは、実行と修正を繰り返して、その時々の状態に応じた思考補助具1を作り上げていく。
上述したように構成した本実施形態の思考補助具1は、以下のような格別な効果を有する。
コア記入体2の記入領域に指針の基本をなす要素を記入し、外殻記入体の記入領域に該基本をなす要素から派生する具体的な要素を記載すれば、コア記入体2を外殻記入体が内包する思考補助具1の構造自体が、指針の概念そのものを表現することとなる。
そのため、思考補助具1によって思考の中でのみ存在する概念である指針を実体化することができるので、指針を明確に把握することができるとともに、指針の中で生じる矛盾を判断することができ、物事の指針がぶれることを防ぐことができる。
また、思考補助具1を製作すれば、ユーザは自ずと指針を意識するようになり、このユーザオリジナルの思考補助具1を見たり触ったりして五感で感じることで、指針に沿って物事を進める意志や意欲を持続することができる。
第2記入領域30、第3記入領域40、第4記入領域50が、記入内容を書き換え可能な書き換え可能領域となるように構成されているので、第1記入領域20に記入された事項との間で矛盾が生じていた場合、第2記入領域30、第3記入領域40、第4記入領域50に記入された内容を書き換えて、矛盾を解消することができるとともに、本来の指針となるように軌道修正することができる。
また、外殻記入体が、コア記入体2を内包した状態で、外側から第1記入領域20を視認するための視認部を具備する、具体的には、外殻記入体が透明部材で構成されたり、開口が設けられたりしているので、思考補助具1を外側から視認するだけで指針の基本となる要素を再確認することができ、物事の指針が揺らぐことを防ぐことができる。
加えて、コア記入体2及び外殻記入体を収容するカバー6をさらに具備し、カバー6には、開口6aが設けられ、外殻記入体が、カバー6にコア記入体2及び外殻記入体が収容された状態で、開口6aから第1記入領域20を視認できるように構成されているので、カバー6によってコア記入体2及び外殻記入体に記入した内容を外部から見られることを防ぐことができるとともに、カバー6に収容された状態で第1記入領域20を視認して、物事の指針が揺らぐことを防ぐことができる。
本実施形態では、外殻記入体が複数設けられ、複数の外殻記入体がコア記入体2を内包するように層構造に設けられているので、指針という概念をより細密に表すことができ、指針という概念をより明確に把握することができるとともに、指針の中で生じる矛盾を判断し易くすることができる。
思考補助具1のカバー6に紐が設けられているので、思考補助具1が持ち運び可能となり、常に自分の傍らに思考補助具1を置いて指針を意識することによって、より指針に沿って物事を進め易くすることができる。
第1外殻記入体3が、コア記入体2と比較して大きいので、思考補助具1の外側から第1記入領域20を確認する場合、コア記入体2が第1外殻記入体3に内包された状態で、第1記入領域20が確認しやすい位置にくるまでコア記入体2を移動させることができるので、思考補助具1の外側から第1記入領域20を確認し易くすることができる。
このとき、コア記入体2が、球体形状をなすので、第1外殻記入体3の内部をコア記入体2が移動し易くなるので、思考補助具1の外側から、コア記入体2をさらに確認し易くすることができる。
また、外殻記入体の少なくとも1つが多面体形状をなすので、記入体の記入領域を増やすことができ、指針の基本をなす要素から具体化されるにつれて記入する内容が多岐に渡り記入量が増えていく場合であっても、指針の基本をなす要素から生まれる具体化された事項を漏れなく記載して、指針という概念をより明確に把握することができる。さらに、本実施形態では多面体形状をなす外殻記入体が正六面体形状をなすものであるので、製造を容易にすることができる。
また、第3外殻記入体5をなす記入体要素15が、紙片を2つ折りにした構成を有するので、一枚で構成したときと比べて記入領域を増やすことができるとともに、記入した面を内折りすれば、記入した内容が外部から見られることを防ぐことができる。加えて、本実施形態では、記入体要素15を2つ折りに構成して厚みを増やしたので、記入体要素15を第2外殻記入体4とカバー6との間に差し込みやすくすることができる。
本発明は、上記実施形態に限られたものではない。
上記実施形態では、外殻記入体が第3外殻記入体まで設けられたものであったが、外殻記入体の個数はこれに限られたものでない。
上記実施形態では、コア記入体及び第1外殻記入体が球状形状をなし、第2外殻記入体が六面体形状をなすものであったが、これに限られず、例えばコア記入体のみが球体形状をなし、外殻記入体が全て多面体形状をなすものであってもよいし、コア記入体も多面体形状をなすものであってもよい。
上記実施形態では、外殻記入領域の全てが記入内容を書き換え可能な書き換え可能領域となるように構成されているが、外殻記入体の少なくとも1つの記入領域が書き換え可能領域となるように構成されたものであればよい。
また、上記実施形態では記入領域全体が書き換え可能領域となるように構成されていたが、各記入領域の少なくとも一部が書き換え可能領域となるように構成されていてもよい。
第3外殻記入体を構成する記入体要素は、上述した構成に限られず、例えば2つ折りではなく一枚で構成されていても良いし、形状も正方形状に限られず、第2外殻記入体に対向するように配置できるものであれば何でもよい。
本発明は、その趣旨に反しない範囲で様々な変形が可能である。
本実施形態における思考補助具が、物事の指針について考える力の発達の補助となっていることを確認するために以下の試験を行った。
・試験内容
思考補助具を用いた授業を行う前と、思考補助具を用いた授業を行った後とで、どのような意識改革があったかを試験した。
・試験方法
被験者である40人又は41人の生徒に対しアンケートを配布して、「意志力」、「希望」、「意欲」、「効力感」、「積極的な他者関係」、「自己受容」、「自律」、「自己成長」、「環境調整能力」、「人生における目的」のそれぞれの項目に対し、100点満点で自己評価をして貰った後、アンケートを回収した。
そして、アンケートの結果に基づき、それぞれの項目の平均値、標準偏差を算出した後、t検定を行った
試験結果は以下の通りである。
表1に示すように、思考補助具を用いて授業を行う前と後とを比較すると、全ての項目において、平均値が上がっていることが分かる。また、t検定においては、有意水準を5%としてp値を確認すると、「意志力」、「希望」、「意欲」、「効力感」、「積極的な他者関係」、「自己受容」、「自律」、「環境調整能力」において、有意差が見られた。
特に、目的追求の発達に関連する項目、すなわち、物事の指針について考える力の発達に関連する項目とされる「意志力」、「希望」、「意欲」、「効力感」において有意差が見られたことから、思考補助具を用いて授業を行う前と後とで、生徒の物事の指針について考える力が向上したと考えられる。
1・・・思考補助具
2・・・コア記入体
3、4、5・・・外殻記入体
20・・第1記入領域
30・・第2記入領域

Claims (9)

  1. 例えば、人の生き方や企業のあり方等の物事の指針について考えるために用いられる思考補助具であって、
    指針に関連する事項を記入するための第1記入領域が設けられたコア記入体と、
    指針に関連する事項を記入するための第2記入領域が設けられ、前記コア記入体を内包する外殻記入体とを具備することを特徴とする思考補助具。
  2. 前記第2記入領域の少なくとも一部が、記入内容を書き換え可能な書き換え可能領域であることを特徴とする請求項1記載の思考補助具。
  3. 前記外殻記入体が、前記コア記入体を内包した状態で、外側から前記第1記入領域を視認するための視認部を具備することを特徴とする請求項1又は2記載の思考補助具。
  4. 前記外殻記入体が、前記コア記入体と比較して大きいものであることを特徴とする請求項1、2又は3記載の思考補助具。
  5. 前記コア記入体が、球体形状をなすものであることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の思考補助具。
  6. 前記外殻記入体が、前記コア記入体を出し入れするための出入口を具備することを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の思考補助具。
  7. 前記外殻記入体が複数設けられ、
    前記複数の外殻記入体が、前記コア記入体を内包するように層構造をなすものであることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の思考補助具。
  8. 前記外殻記入体の少なくとも1つが、多面体形状をなすことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の思考補助具。
  9. 前記コア記入体及び前記外殻記入体を収容するカバーをさらに具備し、
    前記カバーには、開口が設けられ、
    前記外殻記入体が、前記カバーに前記コア記入体及び前記外殻記入体が収容された状態で、前記開口から前記第1記入領域を視認できるように構成されていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の思考補助具。
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