JP2016020732A - バルブ装置 - Google Patents

バルブ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016020732A
JP2016020732A JP2014145588A JP2014145588A JP2016020732A JP 2016020732 A JP2016020732 A JP 2016020732A JP 2014145588 A JP2014145588 A JP 2014145588A JP 2014145588 A JP2014145588 A JP 2014145588A JP 2016020732 A JP2016020732 A JP 2016020732A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
sector gear
valve device
fluid passage
rotating body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014145588A
Other languages
English (en)
Inventor
洸嗣 杉浦
Koji Sugiura
洸嗣 杉浦
倫之 瀧本
Noriyuki Takimoto
倫之 瀧本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiho Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Taiho Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiho Kogyo Co Ltd filed Critical Taiho Kogyo Co Ltd
Priority to JP2014145588A priority Critical patent/JP2016020732A/ja
Publication of JP2016020732A publication Critical patent/JP2016020732A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

【課題】流量の制御性を向上させることができるバルブ装置を提供する。【解決手段】第一流体通路12に設けられる弁座16に対して近接離間する方向に往復移動可能であり、弁座16に近接して着座することで第一流体通路12を閉塞すると共に、弁座16から離間して離座することで第一流体通路12を開放するバルブ30と、バルブ30を駆動する駆動機構40と、を具備するバルブ装置20であって、駆動機構40は、バルブ30の弁座16への近接離間方向に対して傾斜する方向を回転軸方向として回転可能な扇形ギア42と、扇形ギア42と一体的に回転可能に支持されると共にバルブ30と当接し、扇形ギア42の回転角度θに応じてバルブ30を近接離間方向に往復移動させるローラ46と、扇形ギア42に動力を付与して扇形ギア42を回転させるモータ48とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、バルブを開閉させることによって、流体通路を流通する流体の流量を調節するバルブ装置の技術に関する。
従来、バルブを開閉させることによって、流体通路を流通する流体の流量を調節するバルブ装置の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1に開示される弁駆動装置(バルブ装置)は、バルブとモータの回転軸とを平歯車等によって連結する。前記平歯車は、前記バルブの弁軸の端部に取り付けられる。前記弁軸の端部における外周面と前記平歯車の内周面とには、ネジ部が形成される。前記弁駆動装置は、前記モータの回転軸を回転させて前記平歯車等を前記バルブに対して相対的に回転させることで、前記ネジ部によって前記平歯車の回転運動を前記バルブの直線運動に変換し、前記バルブを開閉する。
この場合、前記モータの回転軸を所定の回転数で回転させたときに、前記バルブは、一定の速度で開閉する。つまり、この場合、前記モータの回転角度に対して前記バルブのリフト量の変化量が一定となる。
ここで、上述のようなバルブ装置を用いて流体通路を流通する流体の流量を調節する場合、流体通路を流通する流体の流量の変化量が、前記バルブの開き始めの方が大きい場合等がある。このような場合には、前記バルブの開き始めにおいて、当該バルブの開度を細かく制御する必要がある。したがって、この場合には、前記モータの回転数を細かく制御しなければならない。
つまり、特許文献1に開示される弁駆動装置では、前記バルブの開度を細かく制御することが困難となってしまうため、流量の制御性を向上させることができなかった。
特開2009−197765号公報
本発明は、以上の如き状況を鑑みてなされたものであり、流量の制御性を向上させることができるバルブ装置を提供するものである。
請求項1においては、流体通路に設けられる弁座に対して近接離間する方向に往復移動可能であり、前記弁座に近接して着座することで前記流体通路を閉塞すると共に、前記弁座から離間して離座することで前記流体通路を開放するバルブと、前記バルブを駆動する駆動機構と、を具備するバルブ装置であって、前記駆動機構は、前記バルブの前記弁座への近接離間方向に対して傾斜する方向を回転軸方向として回転可能な回転体と、前記回転体と一体的に回転可能に支持されると共に前記バルブと当接し、前記回転体の回転角度に応じて前記バルブを前記近接離間方向に移動させる当接部と、前記回転体に動力を付与して前記回転体を回転させる駆動部と、を備えるものである。
請求項2においては、前記駆動部は、前記当接部よりも前記回転体の回転中心に対して離れた位置から前記回転体に前記動力を伝達する伝達部を有するものである。
請求項3においては、前記回転体には、円弧方向に沿った複数の歯が形成され、前記駆動部の伝達部は、前記回転体の歯と歯合する歯車によって構成されるものである。
請求項4においては、前記バルブには、前記近接離間方向に相対的に移動不能に前記当接部と連結される連結部が形成されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、流量の制御性を向上させることができる。
請求項2においては、流量の制御性をより向上させることができると共に、部品点数を削減できる。
請求項3においては、簡素な構成で流量の制御性を向上させることができると共に、部品点数を削減できる。
請求項4においては、流量の制御性をより向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るバルブ装置の全体的な構成を示した正面断面図。 バルブ及び駆動機構を示した側面図。 バルブが下降し始めた状態を示した正面図。 バルブが下降している最中の状態を示した正面図。 バルブの下降が完了した状態を示した正面図。 バルブのリフト量を示した模式図。 扇形ギアの回転角度とバルブのリフト量との関係を示した図。 第一変形例に係るバルブ装置を示した正面断面図。 第二変形例に係るバルブ装置を示した正面断面図。 第三変形例に係るバルブ装置を示した正面断面図。 第四変形例に係るバルブ装置を示した正面断面図。 第五変形例に係るバルブ装置を示した正面断面図。 第五変形例に係るバルブ及び駆動機構を示した側面図。
以下では、本実施形態のバルブ装置20について説明する。
以下の説明においては、図中に記した矢印にしたがって、上下方向、左右方向、及び前後方向をそれぞれ定義する。
図1に示すバルブ装置20は、排気ガス再循環用の流体通路を開閉することによって、エンジンに還流させる排気ガス量を調節するものである。なお、本発明に係るバルブ装置は、本実施形態のような排気ガス再循環用の流体通路を開閉するものに限定されるものでなく、例えば、空気が流通する流体通路を開閉しても構わない。
まず、バルブ装置20が設置されるハウジング10について説明する。
ハウジング10は、バルブ装置20を構成する種々の部材が設けられる略箱状の部材である。ハウジング10は、第一流体通路12、第二流体通路14、及び弁座16を具備する。
第一流体通路12は、ハウジング10の下面(底面)から上方に向かって所定の長さだけ形成される。
第二流体通路14は、第一流体通路12の上端部から右方に向かって形成され、ハウジング10の右側面に開口される。
つまり、ハウジング10の内部には、第一流体通路12及び第二流体通路14によって、正面断面視略L字状の流体通路が形成される。
弁座16は、後述するバルブ30と当接する部分である。弁座16は平面視円環状に形成され、第一流体通路12の内側面に沿うように設けられる。
次に、バルブ装置20について説明する。
バルブ装置20は、バルブ30及び駆動機構40等を具備する。
バルブ30は、ハウジング10の第一流体通路12を開閉することによって、当該第一流体通路12を流通する流体(排気ガス)の流量を調節するものである。バルブ30は、軸部32及び頭部34を備える。
図1及び図2に示すように、軸部32は、略円柱状に形成された部材である。軸部32は、その軸線方向を上下方向に向けた状態で、下端部が第一流体通路12内に配置される。また、軸部32の上部は、バルブ30が上下方向に往復移動可能となるように、ハウジング10に形成される孔部に挿通される。軸部32は、例えば、一部が略角柱状に形成され、当該角柱状の部分が略角柱状に形成されるハウジング10の前記孔部の一部に位相を合わせて挿通されることで、ハウジング10の前記孔部に対して回転不能に挿通されている。このような軸部32には、突出部32aが形成される。
突出部32aは、軸部32の上端部に配置され、略板状に形成される部分である。突出部32aは、軸部32から左右方向に突出する。突出部32aは、軸部32と相対的に移動不能となるように軸部32に固定される。
頭部34は、弁座16と当接することによって第一流体通路12を閉塞することが可能な部材である。頭部34は、平面視において、弁座16の内径よりも大きな略円形となるように形成される。頭部34は、下方向に向かうにつれて外径が徐々に大きくなる。頭部34は、軸部32と相対的に移動不能となるように軸部32の下端部に固定され、弁座16のすぐ下方に配置される。頭部34は、軸部32が上下方向に往復移動したときに、弁座16に対して近接離間する。
このようなバルブ30は、例えば、バネ(不図示)によって常時上方向に向かって付勢されている。
駆動機構40は、バルブ30を昇降駆動させるためのものである。駆動機構40は、扇形ギア42、支持軸44、ローラ46、及びモータ48を備える。
扇形ギア42は、正面視において扇状に形成された部材である。扇形ギア42は、支持軸44を介してハウジング10に相対的に回転可能に支持される。扇形ギア42は、右下部が正面視でバルブ30の軸部32と重なるように、バルブ30の後方に配置される。扇形ギア42の回転中心C42は、図1において扇形ギア42の右下部に配置される。扇形ギア42は、図1において上端部から左端部までが円弧となっている。このような扇形ギア42の円弧には複数の歯42aが形成される。なお、図1及び図3等の正面図では、説明の便宜上、扇形ギア42の歯42aを省略している。
支持軸44は、前後方向を軸方向とする略円柱状の部材である。支持軸44は、扇形ギア42の回転中心C42に形成される孔部に嵌め込まれる。支持軸44は、前後両端部がハウジング10に相対回転不能に取り付けられ(不図示)、扇形ギア42を相対的に回転可能に支持する。つまり、支持軸44の中心は、扇形ギア42の回転中心C42となる。支持軸44は、図1においてバルブ30の突出部32aよりも下側に配置される。
ローラ46は、扇形ギア42と一体的に回転可能となるように、扇形ギア42の前側面に取り付けられる。ローラ46は、その中心を回転中心として扇形ギア42に対して相対的に回転可能、すなわち、自転可能に構成される。ローラ46は、図1において扇形ギア42の回転中心C42の上方に配置され、下端部がバルブ30の突出部32aの上面と当接する。
モータ48は、バルブ30を昇降駆動させる駆動源となるものである。モータ48の本体は、ハウジング10に固定され、扇形ギア42の後方に配置される。モータ48の駆動軸48aは、モータ48の本体から前方向に向けて突出し、扇形ギア42の左方に配置される。モータ48の駆動軸48aの前端部には、平歯車48bが取り付けられる。
平歯車48bは、モータ48の駆動軸48aに一体的に回転可能に取り付けられ、扇形ギア42の左端部にて扇形ギア42の歯42aと歯合する。こうして、平歯車48bは、モータ48の駆動軸48aの回転を扇形ギア42に伝達し、扇形ギア42を回転させる。なお、図1及び図3等の正面図では、説明の便宜上、平歯車48bの歯を省略している。
次に、バルブ装置20の動作について説明する。
以下では、閉塞している第一流体通路12を開放するまでの流れについて説明する。
図1及び図3に示すように、バルブ装置20は、モータ48を駆動させて駆動軸48aを回転させることにより、図1及び図3における時計回り方向に平歯車48bを回転させる(図3の平歯車48bの近傍に示す矢印参照)。これにより、バルブ装置20は、平歯車48bを介して、扇形ギア42を図1及び図3における反時計回り方向に回転させる(図3の扇形ギア42の近傍に示す矢印参照)。つまり、バルブ装置20は、支持軸44の中心を回転中心C42とすると共に前後方向を回転軸方向として、ローラ46を回転させる。
このとき、ローラ46は、自転しながら突出部32aを左方向に移動すると共に、突出部32a(バルブ30)を下方向に押圧する。これにより、バルブ装置20は、前記バルブ30を常時上方向に付勢するバネの付勢力に抗してバルブ30を下降(下方向に移動)させ、頭部34を弁座16から離間させる(図3のバルブ30の左方に示す矢印参照)。つまり、バルブ装置20は、頭部34を弁座16から離座させて、第一流体通路12を開放する(図3に二点鎖線で示すバルブ30参照)。
そして、図4及び図5に示すように、バルブ装置20は、モータ48を引き続き駆動させて扇形ギア42をさらに回転させ、ローラ46によるバルブ30の押圧を引き続き行ってバルブ30をさらに開いていく。
バルブ装置20は、センサ等でバルブ30が所望の下降距離(例えば、所定の制御装置によって指示された距離)だけ下降したことを確認したときに、モータ48を停止させて第一流体通路12の開放を完了する。こうして、バルブ装置20は、所望の回転角度だけ扇形ギア42を回転させ、バルブ30を所望の開度で開放する。
このようにして開放した第一流体通路12を閉塞する場合、バルブ装置20は、モータ48の駆動軸48aを第一流体通路12を開放するときとは反対方向に回転させて、扇形ギア42及びローラ46を図5における時計回り方向に回転させる。
これにより、バルブ装置20は、ローラ46をバルブ30から離間するように移動させ、前記バルブ30を常時上方向に付勢するバネによってバルブ30を上方向に移動させる。つまり、バルブ装置20は、バルブ30を上昇させ、バルブ30の頭部34を弁座16に近接させる。
そして、バルブ装置20は、センサ等で所望の上昇距離(例えば、所定の制御装置によって指示された距離)だけ上昇したことを確認したときに、モータ48を停止させてバルブ30の上昇動作を停止する。こうして、バルブ装置20は、頭部34を弁座16に着座させて第一流体通路12を閉塞する(または、バルブ30の開度を小さくする)。
バルブ装置20は、このようなバルブ30の昇降動作を行うことによってバルブ30の開度を調節し、第一流体通路12を流通する流体の流量(排気ガス量)を調節する。
このように、本実施形態に係るバルブ装置20は、バルブ30の軸方向、すなわち、軸部32の軸線方向とは異なる方向(つまり、上下方向に対して傾斜する方向、本実施形態では前後方向)を回転軸方向とする扇形ギア42の回転運動を利用して、モータ48の回転運動をバルブ30の昇降運動に変換している。
ここで、本実施形態のような排気ガス再循環用の流体通路を流通する流体の流量の変化量は、バルブ30の開き終わりよりもバルブ30の開き始めの方が大きい。
そこで、バルブ装置20は、図1に示すように、バルブ30が第一流体通路12を閉塞している状態において、扇形ギア42の回転中心C42の上方にローラ46が配置されるような構成としている。これにより、バルブ装置20は、図3に示すように、バルブ30を開き始めるときに、ローラ46を左方向に大きく移動させながら下方向に少しずつ移動させる(図3に二点鎖線で示すローラ46参照)。
ローラ46は、支持軸44の中心を回転中心C42として回転するため、図4及び図5に示すように、回転していくにつれて(バルブ30が開いていくにつれて)左方向への移動量が少なくなると共に、下方向への移動量が多くなる(図4及び図5に二点鎖線で示すローラ46参照)。
つまり、バルブ装置20は、モータ48の駆動軸48aを所定の回転数で回転させて扇形ギア42を一定の回転数で回転させた場合に、バルブ30が下降していくにつれて(扇形ギア42の回転角度θ(図6参照)が大きくなるにつれて)バルブ30の下降速度が徐々に速くなるような構成としている。
図6は、このようなバルブ装置20における、扇形ギア42の回転角度θに応じたバルブ30のリフト量(昇降距離)ΔLを示すものである。図6に示す左側の扇形ギア42等は、バルブ30が閉じた状態を示している。図6に示す右側の扇形ギア42等は、扇形ギア42を回転角度θだけ回転させて、バルブ30をリフト量ΔLだけ開いた状態を示している。
図6に示す扇形ギア42の回転角度θに応じたバルブ30のリフト量(昇降距離)ΔLは、以下の数式で算出される。
ΔL=rsinα−rsin(α−θ)
前記数式において、rは、回転中心C42からローラ46の中心までの距離である。また、前記数式において、αは、バルブ30が閉じた状態において、回転中心C42とローラ46の中心とを結ぶ直線及び水平線が成す角である。
つまり、本実施形態に係るバルブ装置20は、扇形ギア42の回転運動をバルブ30の直線運動に変換することで、扇形ギア42の回転角度θに応じたバルブ30のリフト量ΔLが非線形的に大きくなるような開度特性を、バルブ30に持たせている(図7参照)。
これによれば、バルブ装置20は、モータ48の駆動軸48aを一定の回転数で回転させた場合でも、流量の変化量が大きい領域(バルブ30の開き始め)における、扇形ギア42の回転角度θに応じたバルブ30のリフト量ΔLを小さくすることができる。
従って、バルブ装置20は、モータ48の回転数を細かく制御することなく、流量の変化量が大きい領域におけるバルブ30の開度を細かく制御することができる。従って、バルブ装置20は、流量の制御性を向上させることができる。
また、バルブ装置20は、本実施形態のように排気ガス再循環用の流体通路を開閉する場合において、流量の制御性を向上させることで、エンジンの燃費を向上させることができる。
さらに、バルブ装置20は、本実施形態のように排気ガス再循環用の流体通路を開閉する場合において、バルブ30の開き始めのバルブ30のリフト量ΔLを小さくすることで、バルブ30の開き始めの推力を増大させることができる。これにより、バルブ装置20は、大きな推力が必要となる、開き始めにおけるバルブ30の推力を確保している。
本実施形態に係るバルブ装置20は、扇形ギア42の前側面、すなわち、扇形ギア42の回転中心C42と円弧との間に取り付けられるローラ46を、扇形ギア42の円弧に形成される歯42aと歯合する平歯車48bによって回転させて、バルブ30を昇降させる構成である。
つまり、バルブ装置20は、扇形ギア42と平歯車48bとが歯合している部分から扇形ギア42の回転中心C42までの距離を、ローラ46の中心から扇形ギア42の回転中心C42までの距離よりも長くしている。
これにより、バルブ装置20は、扇形ギア42の回転中心C42を支点とすると共に、ローラ46の中心を作用点とするてこの原理を利用して、バルブ30を昇降させている。
これによれば、バルブ装置20は、多段ギアによって変速させて扇形ギア42を回転させることなく(つまり、少ない部品で)、バルブ30の推力を増大させることができる。
従って、バルブ装置20は、第一流体通路12の圧力に抗してバルブ30を確実に下降させることができるため、流量の制御性をより向上させることができる。
本実施形態に係るバルブ装置20は、扇形ギア42の歯42aと歯合する平歯車48bを回転させることにより、バルブ30を昇降させる構成である。
これにより、バルブ装置20は、大きなスペース(例えば、多段ギア等を設けるためのスペース等)を要することなく、流量の制御性を向上させることができる。つまり、バルブ装置20は、コンパクトな構造で流量の制御性を向上させることができる。また、バルブ装置20は、少ない部品でモータ48の駆動力を扇形ギア42に伝達できると共に、簡素な構成で流量の制御性を向上させることができる。
このように、本実施形態に係るバルブ装置20は、第一流体通路12(流体通路)に設けられる弁座16に対して近接離間する方向に往復移動可能(昇降可能)であり、前記弁座16に近接して着座することで前記第一流体通路12を閉塞すると共に、前記弁座16から離間して離座することで前記第一流体通路12を開放するバルブ30と、前記バルブ30を駆動する駆動機構40と、を具備するバルブ装置であって、前記駆動機構40は、上下方向(前記バルブ30の前記弁座16への近接離間方向)に対して傾斜する方向を回転軸方向として回転可能な扇形ギア42(回転体)と、前記扇形ギア42と一体的に回転可能に支持されると共に前記バルブ30と当接し、前記扇形ギア42の回転角度θに応じて前記バルブ30を上下方向に移動させるローラ46(当接部)と、前記扇形ギア42に動力を付与して前記扇形ギア42を回転させるモータ48(駆動部)と、を備える。
このように構成することにより、流量の制御性を向上させることができる。
前記モータ48は、前記ローラ46よりも前記扇形ギア42の回転中心C42に対して離れた位置から前記扇形ギア42に動力を伝達する平歯車48b(伝達部)を有する。
このように構成することにより、流量の制御性をより向上させることができると共に、部品点数を削減できる。
前記扇形ギア42には、円弧方向に沿った複数の歯42aが形成され、前記平歯車48bは、前記扇形ギア42の歯42aと歯合する歯車によって構成される。
このように構成することにより、簡素な構成で流量の制御性を向上させることができると共に、部品点数を削減できる。
なお、本発明に係る扇形ギアの回転軸方向は、本実施形態のような前後方向に限定されるものでなく、ローラによってバルブを開閉できるような方向、例えば、左右方向や左下方向や左上方向等であってもよい。
扇形ギアの回転方向は、本実施形態に限定されるものでなく、図1における時計回り方向に扇形ギア42を回転させてバルブ30を開いても構わない。この場合、駆動機構は、例えば、バルブ30の左右中心部を基準として本実施形態に係る駆動機構40が左右対称に配置されることで構成される。
また、本発明に係るバルブ装置は、図1における反時計回り方向に扇形ギア42を回転させる場合、図8に示す第一変形例に係るバルブ装置120のように構成されていても構わない。第一変形例に係る駆動機構140の扇形ギア142は、図8に示す状態、すなわち、バルブ30が第一流体通路12を閉塞している状態において、回転中心C142が左上部に配置され、右端部から下端部までが扇形ギア142の円弧となる。第一変形例に係るモータ148の平歯車148bは、扇形ギア142の下端部と歯合する。
このように、モータ及び平歯車の位置は、本実施形態に限定されるものでなく、扇形ギアの下方等であっても構わない。
本発明に係るバルブ装置の駆動部は、モータである必要はなく、例えば、図9に示す第二変形例に係るバルブ装置220のようなシリンダ248等であっても構わない。第二変形例に係る駆動機構240のシリンダ248は、扇形ギア242の上部に配置され、本体の左端部がハウジング10に相対的に回転可能に支持される。シリンダ248のロッド248aは、所定の連結部材等を介して扇形ギア242の上部に連結される。
こうして、第二変形例に係るバルブ装置220は、シリンダ248のロッド248aを伸縮させることで、扇形ギア242及びローラ246を回転させてバルブ30を昇降させる(図9に示す矢印参照)。
本発明に係るバルブ装置の歯車は、扇の円弧に形成される歯と歯合する必要はない。本発明に係るバルブ装置の歯車は、例えば、図10に示す第三変形例に係るバルブ装置320の平歯車348bのように、駆動機構340の扇形ギア342の回転中心C342の近傍に円弧方向に沿って形成される歯と歯合していても構わない。
本発明に係るバルブ装置の回転体は、扇形ギアである必要はない。本発明に係るバルブ装置の回転体は、例えば、円板状の部材や、図11に示す第四変形例に係るバルブ装置420のような概ね上下方向を長手方向とする板状部材442であっても構わない。
板状部材442は、上端部及び下端部が半円状に形成される。板状部材442の下部には、駆動機構440の支持軸444が取り付けられる。板状部材442の上部には、ローラ446が取り付けられる。
この場合、第四変形例に係るモータ448の平歯車448bは、例えば、前記板状部材442の下端部の半円部分に円弧方向に沿って形成される歯と歯合する。
こうして、第四変形例に係るバルブ装置420は、モータ448を駆動させて板状部材442を回転させることで、板状部材442の回転運動をバルブ30の直線運動に変換し、バルブ30を昇降させる(図11に示す矢印参照)。
バルブの上端部に形成される摺動部の構成は、本実施形態に限定されるものでない。摺動部には、例えば、図12及び図13に示す第五変形例に係るバルブ装置520の摺動部532aのように、左右方向を長手方向とする正面視略矩形状の孔部532bが形成されていても構わない。
第五変形例に係る摺動部532aは、孔部532bにローラ46が配置される。ローラ46は、上端部及び下端部が孔部532bの内側面にそれぞれ当接する。つまり、第五変形例に係るバルブ530は、摺動部532aを介してローラ46と連結されている。
こうして、第五変形例に係るバルブ装置520は、バルブ530を下降させるときだけでなく、バルブ530を上昇させるときにも、ローラ46が摺動部532aを移動するような構成としている。
これにより、第五変形例に係るバルブ装置520は、バルブ530を上昇させるとき(第一流体通路12を閉塞するとき)にも、ローラ46によってバルブ530を上方向に押圧することができる(図12に示す矢印参照)。従って、バルブ装置520は、バルブ530を常時上方向に付勢するバネの付勢力とローラ46の押圧力とによって、バルブ530を上昇させることができる。
これにより、バルブ装置520は、第一流体通路12を閉塞するときの推力を増大させることができるため、第一流体通路12を閉塞するときのバルブ30の推力をより確実に確保できる。従って、バルブ装置520は、第一流体通路12の圧力に抗してバルブ530を確実に上昇させることができるため、流量の制御性を向上させることができる。
このような第五変形例に係るバルブ装置520でバルブ530を上昇させる場合には、前記バルブ530を常時上方向に付勢するバネを使用しなくてもよい。
このように、第五変形例に係るバルブ530には、上下方向(近接離間方向)に相対的に移動不能に前記ローラ46と連結される摺動部532aが形成される。
このように構成することにより、流量の制御性をより向上させることができる。
以上のように、本実施形態に係る第一流体通路12は、本発明に係る流体通路の実施の一形態である。
本実施形態に係る扇形ギア42は、本発明に係る回転体の実施の一形態である。
本実施形態に係るローラ46は、本発明に係る当接部の実施の一形態である。
本実施形態に係るモータ48は、本発明に係る駆動部の実施の一形態である。
本実施形態に係る平歯車48bは、本発明に係る伝達部の実施の一形態である。
第五変形例に係る摺動部532aは、本発明に係る連結部の実施の一形態である。
また、本実施形態における上下方向は、本発明に係るバルブの弁座への近接離間方向に対応する。
本実施形態に係る支持軸44の軸方向、すなわち、前後方向は、本発明に係る回転体の回転軸方向に対応する。
なお、本発明に係る当接部は、本実施形態のようなローラ46に限定されるものでない。本発明に係る当接部は、例えば、扇形ギアに自転不能に固定される棒状の部材等であっても構わない。
また、本発明に係る駆動機構は、必ずしもバルブの軸部の上端部を押圧する必要はなく、例えば、バルブの軸部の上下中途部を押圧しても構わない。すなわち、バルブの当接部は、前記バルブの軸部において上端部以外の任意の箇所に配置することができる。
そして、本発明に係るバルブ装置は、扇形ギアの端部をバルブの摺動部に当接させてバルブを昇降させても構わない。この場合には、扇形ギアの端部が本発明に係る当接部となる。
12 第一流体通路(流体通路)
16 弁座
20 バルブ装置
30 バルブ
40 駆動機構
42 扇形ギア(回転体)
46 ローラ(当接部)
48 モータ(駆動部)

Claims (4)

  1. 流体通路に設けられる弁座に対して近接離間する方向に往復移動可能であり、前記弁座に近接して着座することで前記流体通路を閉塞すると共に、前記弁座から離間して離座することで前記流体通路を開放するバルブと、前記バルブを駆動する駆動機構と、を具備するバルブ装置であって、
    前記駆動機構は、
    前記バルブの前記弁座への近接離間方向に対して傾斜する方向を回転軸方向として回転可能な回転体と、
    前記回転体と一体的に回転可能に支持されると共に前記バルブと当接し、前記回転体の回転角度に応じて前記バルブを前記近接離間方向に移動させる当接部と、
    前記回転体に動力を付与して前記回転体を回転させる駆動部と、
    を備える、
    バルブ装置。
  2. 前記駆動部は、
    前記当接部よりも前記回転体の回転中心に対して離れた位置から前記回転体に前記動力を伝達する伝達部を有する、
    請求項1に記載のバルブ装置。
  3. 前記回転体には、
    円弧方向に沿った複数の歯が形成され、
    前記駆動部の伝達部は、
    前記回転体の歯と歯合する歯車によって構成される、
    請求項2に記載のバルブ装置。
  4. 前記バルブには、
    前記近接離間方向に相対的に移動不能に前記当接部と連結される連結部が形成される、
    請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のバルブ装置。
JP2014145588A 2014-07-16 2014-07-16 バルブ装置 Pending JP2016020732A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014145588A JP2016020732A (ja) 2014-07-16 2014-07-16 バルブ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014145588A JP2016020732A (ja) 2014-07-16 2014-07-16 バルブ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016020732A true JP2016020732A (ja) 2016-02-04

Family

ID=55265673

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014145588A Pending JP2016020732A (ja) 2014-07-16 2014-07-16 バルブ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016020732A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113090777A (zh) * 2021-03-31 2021-07-09 合肥长安汽车有限公司 主动式排气泄压阀

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113090777A (zh) * 2021-03-31 2021-07-09 合肥长安汽车有限公司 主动式排气泄压阀
CN113090777B (zh) * 2021-03-31 2024-02-06 合肥长安汽车有限公司 主动式排气泄压阀

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6014476B2 (ja) バタフライ式圧力制御バルブ
JP4689752B2 (ja) 駆動機構の改善された方形真空ゲートバルブ
JP6567336B2 (ja) 電動弁
CN101725439B (zh) 废气再循环阀
CN101109451B (zh) 具有两个驱动器的梭阀
JP2016535222A (ja) カム歯車及びカム歯車を備えたリニア駆動装置
JP2017227215A (ja) 内燃機関の動弁機構
JP2010530500A5 (ja)
JP6609168B2 (ja) バルブアクチュエータ
JP2016020732A (ja) バルブ装置
JP6154178B2 (ja) バルブ
JP5885932B2 (ja) 電動弁
JP2010084847A (ja) カム式アクチュエータおよびこれを備えたバルブユニットと扉開閉装置
KR101655129B1 (ko) 배기가스 재순환밸브
KR102599817B1 (ko) 슬라이딩-블록 가이드 구동식 진공-밀폐형 앵글 밸브
JP6375412B2 (ja) 電動弁
JP6133459B2 (ja) 電動弁
CN204934301U (zh) 压力机气垫控制装置
JP5773834B2 (ja) 電動弁
JP5996509B2 (ja) 流量調整装置
CN106114975B (zh) 气动开合式牵引装置
JP2007333970A (ja) 原稿圧着板の開閉装置
JP2013073801A (ja) 真空バルブ用操作装置
JP5729741B2 (ja) ダイクッション装置
US9568054B2 (en) Actuating device