JP2016020712A - Hub unit - Google Patents
Hub unit Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016020712A JP2016020712A JP2014144163A JP2014144163A JP2016020712A JP 2016020712 A JP2016020712 A JP 2016020712A JP 2014144163 A JP2014144163 A JP 2014144163A JP 2014144163 A JP2014144163 A JP 2014144163A JP 2016020712 A JP2016020712 A JP 2016020712A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylindrical portion
- cylinder part
- inner cylindrical
- hub unit
- outer ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
Description
本発明は、車両の車輪を回転支持するハブユニットに関する。 The present invention relates to a hub unit that rotatably supports wheels of a vehicle.
車両の車輪を回転支持するために、図9に示すハブユニット100が使用されている。ハブユニット100は、外輪110と、内軸120とを有している。
外輪110は、略円筒形状の円筒部115と、その外周に形成されたフランジ部116とが一体として形成されている。円筒部115の内周には、複列の外側軌道面111,111が形成されている。フランジ部116が車両の取付部にボルト112で締結されることによって、ハブユニット100が車両に固定される。
内軸120の外周には、外側軌道面111,111に対向する内側軌道面121,121が形成されている。外側軌道面111,111と内側軌道面121,121の間に玉130,130が配置されて、内軸120が外輪110に対して回転自在に支持されている。内軸120の軸端にはハブフランジ140が形成されていて、このハブフランジ140に車輪が固定される。
A
In the
ところで、車両の走行安定性を高めるために、いわゆる「ばね下重量」の低減が求められている。このため、ハブユニット100についても軽量化する必要がある。ばね下重量とは、車両のサスペンションのバネを境にして、下方についている可動部品(ハブユニット100のほか、タイヤ、ホイールなど)の総重量をいう。バネ下重量の軽重は乗り心地に影響する。
ハブユニット100の外輪110は、一般的には、鋼材を熱間鍛造することによって製作されており、円筒部115とフランジ部116とが一体物として製作されている。このため外輪110の重量が重くなり、ハブユニット100全体の重量に占める外輪110重量の比率が高くなっている。
By the way, in order to improve the running stability of the vehicle, there is a demand for reduction of so-called “unsprung weight”. For this reason, it is necessary to reduce the weight of the
The
外輪110の重量を低減するため、外輪110の一部をアルミニウムなどの軽合金で形成する技術がある。例えば、図10に示すハブユニット200は、軸受鋼製のスリーブ117(以下「内側円筒部」という)を、アルミニウム合金、マグネシウム合金等の軽合金鋼で製作したハウジング部材118で保持している(特許文献1)。
このハブユニット200では、内側円筒部117が軸受鋼で製作されていて、その内周に外側軌道面111が形成されている。そして、ハウジング部材118が、軸受鋼より軽量な軽合金鋼を用いて鋳造により製作されている。鋳造の後、ハウジング部材118には、嵌合穴119が機械加工によって形成されている。この嵌合穴119に、内側円筒部117が圧入等によって嵌め合わされて外輪110が形成されている。こうして、外輪110の軽量化を図るとともに、外側軌道面111の転がり強度を確保している。
In order to reduce the weight of the
In the
アルミニウムなどの軽合金鋼は、炭素鋼に比べて熱膨張係数が大きい。このため、特許文献1に開示されたハブユニット200では、車両走行中の発熱によってハウジング部材118が昇温すると、嵌合穴119の内径寸法が大きくなり、内側円筒部117とのしめしろが減少する。このため、内側円筒部117がハウジング部材118に対してクリープする恐れがある。
クリープとは、一般的には、ハウジングに圧入された軸受が、荷重を負荷された状態で回転したときに、ハウジングに対して円周方向に滑る現象をいう。この滑りが生じると、軸受が圧入されているハウジングの内周面が摩耗するので、クリープを防止する必要がある。
Light alloy steel such as aluminum has a larger coefficient of thermal expansion than carbon steel. For this reason, in the
Creep generally refers to a phenomenon in which a bearing press-fitted into a housing slides in a circumferential direction with respect to the housing when rotated with a load applied. When this slip occurs, the inner peripheral surface of the housing into which the bearing is press-fitted is worn, and thus it is necessary to prevent creep.
この発明の目的は、ハブユニットの外輪において鋼製の内側円筒部を軽合金鋼製のハウジング部材で保持して軽量化を図った場合に、内側円筒部のクリープを防止することである。 An object of the present invention is to prevent creep of the inner cylindrical portion when the inner cylindrical portion made of steel is held by a housing member made of light alloy steel in the outer ring of the hub unit.
本発明の一形態であるハブユニットは、内周に外側軌道面が形成された円筒部とフランジ部とが一体として形成されている外方部材と、前記外方部材と同軸に配置されて外周に内側軌道面が形成された内方部材と、前記外側軌道面と前記内側軌道面との間に転動自在に配置された転動体と、を有するハブユニットであって、前記円筒部は、内側円筒部と、外側円筒部とで構成されていて、前記内側円筒部は、鋼製で、内周に外側軌道面が形成されており、前記外側円筒部は、軽合金鋼製で、前記内側円筒部の径方向外方に配置されるとともに、前記内側円筒部をインサートした鋳造によって前記フランジ部と一体に成形されており、前記内側円筒部と前記外側円筒部の嵌合面が、軸方向中央から軸方向両端に向かうに従って互いに逆方向のテーパ形状となっている。 A hub unit according to one aspect of the present invention includes an outer member in which a cylindrical portion having an outer raceway surface formed on an inner periphery and a flange portion are integrally formed, and an outer periphery disposed coaxially with the outer member. A hub unit having an inner member having an inner raceway surface formed thereon, and a rolling element that is freely rollable between the outer raceway surface and the inner raceway surface. The inner cylindrical portion is composed of an outer cylindrical portion, the inner cylindrical portion is made of steel, an outer raceway surface is formed on the inner periphery, and the outer cylindrical portion is made of light alloy steel, The inner cylindrical portion is disposed radially outward and is integrally formed with the flange portion by casting with the inner cylindrical portion inserted, and a fitting surface between the inner cylindrical portion and the outer cylindrical portion is a shaft. In the opposite direction from the center of the direction toward both ends in the axial direction. And it has a path shape.
この発明によると、ハブユニットの外輪において、鋼製の内側円筒部を軽合金鋼製のハウジング部材で保持して軽量化を図った場合に、内側円筒部のクリープを防止することができる。 According to the present invention, in the outer ring of the hub unit, when the inner cylindrical portion made of steel is held by the light alloy steel housing member to reduce the weight, creep of the inner cylindrical portion can be prevented.
この発明の第1実施形態であるハブユニット1について、図1を参照して説明する。図1は、ハブユニット1の軸線方向の断面図である。このハブユニット1は、車両に取り付けたときに、図1の左側が車両の外側になるので、以下の説明において、図1の左側を「アウター側」、右側を「インナー側」として説明する。また、ハブユニット1の軸線の方向を「軸方向」といい、軸線に直交する方向を「径方向」という。
A
ハブユニット1は、外輪2(外方部材)と、内軸3(内方部材)と、転動体である複数の玉4を有している。
The
外輪2は、円筒部とフランジ部29を有している。円筒部は、内側円筒部21と外側円筒部28とで形成されている。外側円筒部28とフランジ部29とが一体に成型されて、ハウジング部材25を形成している。
The
内側円筒部21は、軸受鋼などの鋼材で製作されていて、熱処理が施されて60HRC程度の硬さになっている。ハウジング部材25は、アルミニウム合金鋼やマグネシウム合金鋼などの軽合金鋼で形成されている。外輪2は、内側円筒部21を金型にあらかじめインサートして、その外周に軽合金鋼を鋳込むことによって製造されている。
The inner
内側円筒部21は、略円筒形状で、その内周面に複列の外側軌道面22,22が軸方向に離れて形成されている。各外側軌道面22,22の軸方向の断面形状は、円弧である。2列の外側軌道面22,22は、円筒形状の肩23で軸方向につながっている。各外側軌道面22について前記肩23の軸方向反対側には、それぞれ密封装置取付面24,24が形成されている。各密封装置取付面24,24は、外側軌道面22と同軸に形成された円筒面である。
各外側軌道面22,22と各密封装置取付面24,24とは、焼入れ硬化のための熱処理が施された後、研削加工によって仕上げられている。
The inner
The
図2によって、内側円筒部21についてさらに詳細に説明する。図2は、外輪2の単体の軸方向断面図である。
The inner
内側円筒部21の外周には、テーパ面26,27が形成されている。各テーパ面26,27は、それぞれ軸方向の中央から軸方向両端に向かうに従って直径寸法が減少する。
車両アウター側に形成されたテーパ面26は、アウター側端部が端面40とつながっている。車両インナー側に形成されたテーパ面27は、インナー側端部が端面43とつながっている。端面40と端面43は、軸と直交する平面で形成されている。
テーパ面26のアウター側端部の外径寸法D1と、テーパ面27のインナー側端部の外径寸法D3とは、互いにほぼ等しい。テーパ面26が軸線となす角度θ1と、テーパ面27が軸線となす角度θ2とは、互いにほぼ等しい。テーパ面26とテーパ面27は、内側円筒部21外周の軸方向ほぼ中央で交差して、内側円筒部21の全周にわたって頂部47が形成されている。
The tapered
The outer diameter D1 of the outer end of the tapered
テーパ面26,27の傾斜角θ1,θ2が大きくなると頂部47の直径寸法が大きくなって、内側円筒部21の肉厚が大きくなる。この結果、外輪の重量が増大するので、ハブユニット1の軽量化のためには好ましくない。このため、傾斜角θ1,θ2は、5°〜10°が適当である。
When the inclination angles θ1 and θ2 of the tapered surfaces 26 and 27 are increased, the diameter dimension of the
内側円筒部21のインナー側端部の外周には、シュー受け面42が形成されている。シュー受け面42は、外側軌道面22,22や密封装置取付面24,24を研削加工するときに、内側円筒部21の軸心を決定するためのシューを当接させる面である。外側軌道面22,22や密封装置取付面24,24は、ハウジング部材25の熱収縮によって変形する。このため、外輪2を鋳造した後に、上記のシュー受け面を基準面として外側軌道面22,22や密封装置取付面24,24の研削加工が行われる。
シュー受け面42は、円筒形状で、外側軌道面22と同軸に形成されている。シュー受け面42のインナー側端部は、端面41とつながっている。端面41は、軸と直交する平面で形成されている。
A
The
同じく図2によって、ハウジング部材25の形状について説明する。ハウジング部材25は、略円筒形状の外側円筒部28とフランジ部29とで構成されている。
外側円筒部28は、内側円筒部21の外方に嵌め合わされている略円筒形状の部分である。フランジ部29は、外側円筒部28の外周から径方向外方に延在する平板状の部分である。
Similarly, the shape of the
The outer
外側円筒部28には、フランジ部29よりアウター側の外周にアウター外周面59が形成されている。アウター外周面59は、テーパ面26とほぼ平行な面であって、外側円筒部28の肉厚は、軸方向にほぼ均等である。フランジ部29のインナー側にはガイド部61が形成されている。ガイド部61は、ハブユニット1をナックルなどに固定するときの装着位置を決めるための案内部である。ガイド部61は、円筒形状で、軸と同軸に形成されている。
An outer outer
フランジ部29は、外側円筒部28の外周から径方向外方に延在していて、円周方向の複数箇所に設けられている。各フランジ部29には、軸方向に貫通する穴30が設けられている。穴30にボルトを挿通して、フランジ部29がナックル等に締結されることによって、ハブユニット1が車両に取り付けられる。
The
外輪2は、内側円筒部21を鋳込んで作られているので、ハウジング部材の内周面は、内側円筒部21のテーパ面26,27と密着している。鋳造による外輪2の製造方法については後述する。
Since the
再び、図1によって、内軸3について説明する。内軸3は、ハブシャフト31と、内輪35とで構成されている。
The
ハブシャフト31は、炭素鋼で製作されていて、段付き形状のシャフト部45とハブフランジ32を有している。
シャフト部45は、その外周面に、内側軌道面33と、シール摺接面34とが同軸に形成されている。内側軌道面33は、軸方向断面が円弧形状になっている。シール摺接面34は、円筒形状で、内側軌道面33の軸方向アウター側に形成されている。内側軌道面33の軸方向インナー側に円筒面36が形成されている。円筒面36の直径寸法は、内側軌道面33の最小径とほぼ等しい。
シャフト部45のインナー側には、段部37が形成されている。段部37は、シャフト部45と同軸の円筒形状である。段部37は、内輪35をしまりばめによって支持する部分である。このため、段部37の外径寸法は、内輪35の内径寸法より大きい。
内側軌道面33と、シール摺接面34と、段部37の外周面は、硬度を高くするために熱処理が施されていて、その後研削加工によって仕上げられている。
The
The
A stepped
The
ハブフランジ32は、円盤状で、シャフト部45の外周から径方向外方に拡径している。ハブフランジ32には、車輪を取り付けるための複数のハブボルト46が、軸方向に貫通して設けられている。ハブフランジ32のアウター側には、インロー63が設けられている。インロー63は、シャフト部45と同軸の円筒形状で、車輪を取り付ける時のガイド部として使用される。
The
内輪35は、リング状で、軸受鋼で製作されている。外周に内側軌道面38が形成されている。内側軌道面38は、軸方向断面が円弧形状である。内側軌道面38は、硬度を高くするために熱処理が施されていて、その後研削加工によって仕上げられる。内輪35は、段部37に圧入された後、段部37のインナー側端部をかしめることによって、ハブシャフト31と一体に固定されている。
The
互いに径方向に対向する内側軌道面33,38と外側軌道面22,22との間には、玉4,4が複数個ずつ転動自在に配置されている。各列の玉4,4は、それぞれ保持器5,5によって円周方向に均等な間隔で保持されている。こうして、内軸3が外輪2に対して回転自在に支持されている。
玉4と内側軌道面33とが接触する方向、および玉4と内側軌道面38とが接触する方向は、軸に直角な方向に対して互いに反対方向に傾いている。こうして、ハブユニット1は、ラジアル荷重とアキシャル荷重を同時に受けることが出来る。
Between the inner raceway surfaces 33 and 38 and the outer raceway surfaces 22 and 22 that are opposed to each other in the radial direction, a plurality of balls 4 and 4 are arranged so as to be able to roll. The balls 4 and 4 in each row are held at equal intervals in the circumferential direction by the
The direction in which the balls 4 and the
次に、図3を用いて、外輪2を成型する手順を説明する。図3は、外輪2を鋳造によって製作するための金型構造を説明する断面図である。以下、図3の説明においては、金型について「軸」とは、この金型で製作される外輪2の軸をいうものとする。また、その軸の方向と直角の方向を、金型についての「径方向」という。
Next, the procedure for molding the
金型は、上型52と下型51とで構成される。
The mold is composed of an
下型51は、上型52との合わせ面66と、基準円筒面53と、軸方向基準面54とを有している。合わせ面66は、軸と直角に形成された平面である。基準円筒面53は、下型51と同軸に形成された円筒面で、内側円筒部21を組み込むときの位置決め部である。基準円筒面53の内径寸法は、内側円筒部21のシュー受け面42の直径寸法よりわずかに大きい。軸方向基準面54は、基準円筒面53の軸方向端部とつながっていて、軸と直角に形成されている。
上型52は、下型51との合わせ面66と、軸方向拘束面56を有している。軸方向拘束面56は、軸方向基準面54と対向して、内側円筒部21を軸方向に拘束するための面である。合わせ面66と軸方向拘束面56は、いずれも軸と直角に形成されている。
上型52と下型51のそれぞれの径方向内方の内周面は、外輪2の径方向外方の外周面の形状と同一である。
The
The
The radially inner inner peripheral surfaces of the
先ず、基準円筒面53に、内側円筒部21のシュー受け面42を同軸に挿入して、内側円筒部21が、下型51に同軸に組み込まれる。内側円筒部21の端面43が、軸方向基準面54に当接している。
次に、上型52と下型51とを同軸に組み合わせて、上型52の合わせ面67と下型51の合わせ面66とを当接させる。このとき、上型52の軸方向拘束面56が、内側円筒部21のアウター側の端面40と当接する。同時に、下型51の軸方向基準面54が内側円筒部21の端面43と当接する。
こうして、内側円筒部21の径方向外方に、ハウジング部材25を形成する溶湯を注入する空間65が形成される。
First, the
Next, the
In this way, a
この空間65に、湯口55から溶解した高温の軽合金鋼が注入される。溶湯は、高圧で空間65に押し込まれて、テーパ面26,27の表面に押し付けられる。溶湯は、金型に密閉された状態で冷却されて、凝固する。こうして、内側円筒部21とハウジング部材25とが一体に形成された外輪2が製造される。
High temperature light alloy steel melted from the gate 55 is poured into the
上述したように、溶湯を注入するときには、下型51の軸方向基準面54が内側円筒部21の端面43と当接している。このため、高圧で空間65に押し込まれた溶湯が、シュー受け面42の外周に流出することがない。このため、外輪2を金型から取り出したときには、シュー受け面42は、軽合金鋼で被覆されず、軸受鋼で出来た表面が露出した状態となっている。
As described above, when pouring the molten metal, the
図7と図8によって、外側軌道面22を研削加工する手順を説明する。図7は、外輪2の外側軌道面22を研削加工している状態を、外輪2の軸方向から見たときの概念図である。図8は、図7で説明する加工状態を外輪2の径方向から見た概念図である。図8においては、外輪は軸方向の断面で表している。
The procedure for grinding the
鋳造によって成型された外輪2では、径方向外方の軽合金鋼で形成されたハウジング部材25の方が、径方向内方の軸受鋼で形成された内側円筒部21より、熱収縮量が大きい。このため、外輪2が金型内で冷却されるときに、内側円筒部21がハウジング部材25によって径方向に圧縮される。
ハウジング部材25は、その外周に複数のフランジ部29が形成されているので、径方向の剛性が、円周方向の向きによって異なる。この結果、内側円筒部21の径方向の圧縮量が、円周方向の向きによって異なるので、外側軌道面22の真円度が悪くなる。
このため、鋳造によって製造された外輪2については、型から取り出した後、外側軌道面22の研削加工が行われる。
In the
Since the
For this reason, about the outer ring |
外輪2は、研削盤の主軸69に固定される。研削盤の主軸69は、回転軸に直角な被加工物取付面70を有している。外輪2は、内側円筒部21が、マグネットによって被加工物取付面70に引きつけられて固定される。シュー受け面42にシュー71を摺接させながら主軸69を回転させる。この状態で外側軌道面22を砥石72で研削する。こうして、シュー71とシュー受け面42とで定まる軸の周りに、外側軌道面22が真円に加工される。
The
この研削加工では、シュー71は研削盤に固定されていて回転しないので、シュー71とシュー受け面42とは滑り接触をしている。軽合金鋼で形成された面は柔らかく、摩耗しやすい。このため、シュー受け面42の外周が軽合金鋼で被覆されている場合には、シュー受け面42が摩耗するので研削加工が出来ない。鋳造が終わった時にシュー受け面42が軽合金鋼で被覆されていたとしたならば、外側軌道面22の研削加工をする前に、シュー受け面42を被覆する軽合金鋼の除去加工が必要となる。
In this grinding process, the
第1実施形態の外輪2では、鋳造が完了したときに、シュー受け面42は軸受鋼が露出した状態となっている。軸受鋼は軽合金鋼と比べて格段に硬度が高く、型から取り出した外輪2をそのまま研削盤に取り付けて、外側軌道面22の研削加工をすることが出来る。
したがって、第1実施形態の外輪2では、上記のような外周面を被覆した軽合金鋼を除去する作業が不要になるので、外輪2を効率よく製作することが出来る。
In the
Therefore, in the
こうして、外輪2が、アルミニウム合金鋼などの軽合金鋼で形成したハウジング部材25と、その内周に軸受鋼で形成した内側円筒部21とで構成される。この結果、全体を鋼材で製作する場合に比べて、外輪2の重量を大幅に低減できる。さらに、外側軌道面22が軸受鋼で形成されているので、転がり強度も確保できる。
Thus, the
次に、内側円筒部21と、ハウジング部材25の外側円筒部28との嵌合面における、クリープ防止効果について説明する。 第1実施形態において、内側円筒部21と外側円筒部28との嵌合面(以下「嵌合面G」という)とは、内側円筒部21の外周面、すなわちテーパ面26およびテーパ面27と、外側円筒部28の内周面とが当接する面をいう(図2参照)。
Next, the creep preventing effect on the fitting surface between the inner
内側円筒部21のクリープとは、内側円筒部21が外側円筒部28に対して円周方向に位置がずれる現象をいう。クリープは、玉4と外側軌道面22との間に生じるすべり摩擦が原因で発生する。すなわち、内軸3が回転するときに、玉4が外側軌道面22を転動する。玉4と外側軌道面22との接触点では、外側軌道面22の円周方向にすべり摩擦力が作用する。このため、内側円筒部21に対して、軸の周りに回転させる力が作用する。
内側円筒部21は、嵌合面Gにおける円周方向のすべり摩擦力によって支持されている。したがって、嵌合面Gの径方向のしめしろが小さくなると、クリープが生じやすくなる。「しめしろ」とは、嵌合面Gにおける外側円筒部28の内径寸法と、内側円筒部21の外径寸法との差をいい、内側円筒部21の外径寸法の方が大きく、かつ、その差が大きくなるほど「しめしろが大きい」という。
The creep of the inner
The inner
図2を参照しつつ、外輪2が熱膨張するときの、嵌合面Gのしめしろの変化について説明する。以下の説明において、「しめしろ」とは、嵌合面Gにおける径方向のしめしろである。
A change in the interference of the fitting surface G when the
例えば、車両が走行してハブユニット1の温度が上昇したときは、軽合金鋼で製作された外側円筒部28の内周が、軸受鋼で製作された内側円筒部21の外周より大きく熱膨張する。このため、嵌合面Gのしめしろが、全周にわたって減少する。こうして、外輪の温度が上昇したときは、嵌合面Gにおける円周方向のすべり摩擦力が弱くなるので、クリープが生じやすくなる。
For example, when the vehicle travels and the temperature of the
第1実施形態では、嵌合面Gが軸方向中央から軸方向両端に向かうに従って互いに逆方向のテーパ形状とすることによって、クリープが生じにくくしている。以下に詳細に説明する。
説明のために、図2において、テーパ面26と端面40とがつながる部分を点Aとし、テーパ面27と端面43とがつながる部分を点Cとし、テーパ面26とテーパ面27とがつながる部分を点Bとする。点Bの直径寸法をD2とする。
In the first embodiment, the fitting surface G is tapered in the opposite directions as it goes from the center in the axial direction to both ends in the axial direction, thereby making it difficult for creep to occur. This will be described in detail below.
For explanation, in FIG. 2, a portion where the tapered
第1実施形態では、嵌合面Gの面積は、Lab×(D1+D2)×π/2+Lbc×(D2+D3)×π/2となる。ここで、Labは点Aと点Bの間の軸方向の距離をいう。Lbcは点Bと点Cの間の軸方向の距離をいう。πは円周率である。嵌合面Gでは、外側円筒部28と内側円筒部21とがしめしろを有しているので、テーパ面26とテーパ面27には径方向に圧縮する圧縮力Wが作用している。この圧縮力Wは、しめしろの大きさによって定まる。このとき、嵌合面Gにおける円周方向のすべり摩擦力は、W×(Lab×(D1+D2)×π/2+Lbc×(D2+D3)×π/2)に比例する大きさとなる。
一方、特許文献1の構造(以下、「従来構造」という)では、内側円筒部21の外周を単純な円筒形状で形成しているので、嵌合面は、D1=D3である場合の点Aと点Cを結ぶ直線で表される。したがって、従来構造の嵌合面の面積は、Lac×D1×πとなる。ここで、Lacは点Aと点Cの間の軸方向の距離をいう。また、嵌合面における円周方向のすべり摩擦力は、W×Lac×D1×πに比例する大きさとなる。
本実施形態と従来構造とを対比するために、D1=D3とする。D3をD1に置き換えると、本実施形態のすべり摩擦力は、W×(Lab+Lbc)×(D1+D2)×π/2に比例する大きさとなる。Lab+LbcはLacと等しいので、(D1+D2)/2>D1であることから、本実施形態の滑り摩擦力が従来構造より大きくなることが理解できる。
すなわち、第1実施形態の外輪と従来構造の外輪とが、軸方向の大きさが互いに同等の場合でも、第1実施形態の外輪2は、従来構造より嵌合面Gの面積を大きくすることが出来る。
In the first embodiment, the area of the fitting surface G is Lab × (D1 + D2) × π / 2 + Lbc × (D2 + D3) × π / 2. Here, Lab refers to the distance in the axial direction between point A and point B. Lbc is the distance in the axial direction between point B and point C. π is the circumference ratio. In the fitting surface G, the outer
On the other hand, in the structure of Patent Document 1 (hereinafter referred to as “conventional structure”), since the outer periphery of the inner
In order to compare this embodiment with the conventional structure, D1 = D3. When D3 is replaced with D1, the sliding friction force of the present embodiment has a magnitude proportional to W × (Lab + Lbc) × (D1 + D2) × π / 2. Since Lab + Lbc is equal to Lac, since (D1 + D2) / 2> D1, it can be understood that the sliding frictional force of the present embodiment is larger than that of the conventional structure.
That is, even when the outer ring of the first embodiment and the outer ring of the conventional structure are equal in size in the axial direction, the
こうして、第1実施形態の外輪2は、嵌合面Gにおける円周方向のすべり摩擦力を大きくすることが出来る。この結果、外側円筒部28に対する内側円筒部21のクリープを防止することが出来る。
Thus, the
次に、図1を参照しつつ、内側円筒部21の外側軌道面22に、軸方向にインナー向きの荷重が作用したときのクリープ防止効果について説明する。
ハブユニット1が車両に装着されたときは、車両が旋回するときの遠心力によって、外側軌道面22に軸方向の荷重Fa(図1に矢印Faで示す)が作用する。旋回時の荷重は、旋回方向によってアウター方向、あるいはインナー方向に作用する。図1では、インナー向きの荷重を例示した。
Next, with reference to FIG. 1, a description will be given of an effect of preventing creep when a load directed inward in the axial direction acts on the
When the
この荷重Faを受けたとき、嵌合面Gのしめしろの変化を図5と図6に示す。図5は、荷重Faが作用していないときに、ハウジング部材25と内側円筒部21が単独で自由状態に置かれていると仮定した場合の形状を、重ねて表示した図である。図6は、荷重Faが作用したときにおける、図5に相当する図である。なお、以下の説明では、外輪2が室温におかれている場合について説明する。
外側円筒部28と内側円筒部21とが重なる箇所は、実際の外輪2においては互いにしめしろをもって嵌め合わされている状態を示している。その重なりの大きさは、しめしろの大きさを示している。
図5、図6は、嵌合面Gのしめしろの概念を説明するための図であって、しめしろの大きさや各部材の変位の大きさなどは、実際の大きさより拡大して示している。
FIG. 5 and FIG. 6 show changes in the interference of the fitting surface G when receiving this load Fa. FIG. 5 is a diagram in which the shape when it is assumed that the
A portion where the outer
5 and 6 are diagrams for explaining the concept of the interference of the fitting surface G, and the size of the interference and the displacement of each member are shown enlarged from the actual size. Yes.
以下説明のために、外側円筒部28と内側円筒部21のしめしろを、以下のように定義する。
δ1:図5、図6のアウター側のしめしろ
δ2:図5、図6のインナー側のしめしろ
第1実施形態の外輪2は、外側円筒部28を形成する軽合金鋼の溶湯が注入された後、室温に冷却される間に、外側円筒部28と内側円筒部21が熱収縮する。外側円筒部28は軽合金鋼で製作されているので、軸受鋼で製作された内側円筒部21より熱収縮量が大きい。このため、図5のように室温で自由状態におかれた外輪2では、嵌合面Gのしめしろは全周にわたってほぼ同じ大きさ(δ1=δ2)である。
For the following explanation, the interference between the outer
δ1: interference on the outer side in FIGS. 5 and 6 δ2: interference on the inner side in FIGS. 5 and 6 In the
図6に示すように、内側円筒部21に対してインナー方向の荷重Faが作用したときは、内側円筒部21が、外側円筒部28に対してインナー側に変位する。図2で説明したように、内側円筒部21のインナー側に形成したテーパ面27の直径寸法は、D3<D2となっている。このため、荷重Faが作用すると、嵌合面Gのしめしろδ2が全周にわたって大きくなる。
このしめしろの増加によって、嵌合面Gにおける円周方向のすべり摩擦力を確保できるので、内側円筒部21のクリープを防止することが出来る。
As shown in FIG. 6, when a load Fa in the inner direction acts on the inner
By increasing the interference, the sliding frictional force in the circumferential direction on the fitting surface G can be secured, and thus the creep of the inner
また、車両の旋回方向が図6の場合とは逆に、アウター方向の荷重Faが作用するときは、内側円筒部21が、外側円筒部28に対してアウター側に変位する。図示を省略したが、この場合も図6の場合と同様に説明できる。荷重Faが作用すると、嵌合面Gのしめしろδ1が全周にわたって大きくなる。
このしめしろの増加によって、嵌合面Gにおける円周方向のすべり摩擦力を確保できるので、内側円筒部21のクリープを防止することが出来る。
In contrast to the case of the turning direction of the vehicle shown in FIG. 6, when the load Fa in the outer direction is applied, the inner
By increasing the interference, the sliding frictional force in the circumferential direction on the fitting surface G can be secured, and thus the creep of the inner
こうして、軸方向にいずれの向きの荷重が作用したときにおいても、嵌合面Gにおける円周方向のすべり摩擦力を確保できるので、内側円筒部21のクリープを防止することが出来る。
当然ながら、従来構造では、内側円筒部21の外周が単純な円筒形状であるので、軸方向の荷重Faが作用した時に、クリープを防止する効果は発現しない。
In this way, even when a load in any direction is applied in the axial direction, the sliding frictional force in the circumferential direction on the fitting surface G can be ensured, so that creep of the inner
Of course, in the conventional structure, since the outer periphery of the inner
以上説明したように、第1実施形態のハブユニット1では、外輪2が、アルミニウム合金鋼などの軽合金鋼で形成したハウジング部材25と、その内周に軸受鋼で形成した内側円筒部21とで構成されている。このため、外輪2の全体を鋼材で製作する場合に比べて、外輪2の重量を大幅に低減できる。さらに、嵌合面Gが軸方向中央から軸方向両端に向かうに従って互いに逆方向のテーパ形状に形成されているので、内側円筒部21の外周と外側円筒部28の内周とが接触する嵌合面Gの面積を大きくできる。このため、嵌合面Gにおける円周方向のすべり摩擦力を確保して、クリープの発生を低減できる。また、軸方向の荷重Faが作用した時には、その荷重の方向にかかわらず嵌合面Gのしめしろを確保して、クリープの発生を低減できる。
さらに、第1実施形態の外輪2は、鋳造したときに軸受鋼が露出したシュー受け面42を有するので、外側軌道面22を効率よく研削加工することが出来る。さらに、外側軌道面22が軸受鋼で形成されているので、転がり強度も確保できる。
As described above, in the
Furthermore, since the
本発明の第2実施形態では、テーパ面26とテーパ面27とをつなぐ部分の形状を、図4に示すように、軸線と同軸の円筒面48で形成してもよい。第2実施形態では、テーパ面26のインナー側端部と円筒面48のアウター側端部とがつながっていて、テーパ面27のアウター側端部と円筒面48のインナー側端部とがつながっている。第2実施形態では、「嵌合面G」はテーパ面26,27と円筒面48とで形成されている。
第2実施形態においても、内側円筒部21の外周に、軸方向中央から軸方向両端に向かうに従って、互いに逆方向に傾斜するテーパ面が形成されている。このため、第1実施形態と同様の効果を得ることが出来る。
In the second embodiment of the present invention, the shape of the portion connecting the tapered
Also in the second embodiment, tapered surfaces that are inclined in opposite directions are formed on the outer periphery of the inner
また、内側円筒部21の外周面のテーパ面の形状については、図2のように、点Aと点Bをつなぐ外周面や点Bと点Cを結ぶ外周面を直線とした場合を説明した。しかし、この形状に限定されるものではない。具体的には、例えば、点Aと点Bをつなぐ外周面や点Bと点Cを結ぶ外周面を、その軸方向中央が径方向外方にわずかに拡径あるいは縮径した円弧形状であってもよい。
As for the shape of the tapered surface of the outer peripheral surface of the inner
また、第1実施形態では、内軸3が回転するタイプのハブユニットについて説明したが、外輪が回転するタイプのハブユニットにも適用できる。また、転動体が玉であるハブユニットについて説明したが、円すいころの転動体を使用したハブユニットについても適用することができる。
In the first embodiment, the hub unit that rotates the
1:ハブユニット、2:外輪(外方部材)、3:内軸(内方部材)、4:玉、21:内側円筒部、22:外側軌道面、25:ハウジング部材、26,27:テーパ面、28:外側円筒部、29:フランジ部、31:ハブシャフト、33:内側軌道面、35:内輪、38:内側軌道面、42:シュー受け面、43:端面、51:下型、52:上型 1: hub unit, 2: outer ring (outer member), 3: inner shaft (inner member), 4: ball, 21: inner cylindrical portion, 22: outer raceway surface, 25: housing member, 26, 27: taper 28: outer cylindrical portion, 29: flange portion, 31: hub shaft, 33: inner raceway surface, 35: inner race, 38: inner raceway surface, 42: shoe receiving surface, 43: end face, 51: lower mold, 52 : Upper mold
Claims (2)
前記外方部材と同軸に配置されて外周に内側軌道面が形成された内方部材と、
前記外側軌道面と前記内側軌道面との間に転動自在に配置された転動体と、
を有するハブユニットであって、
前記円筒部は、内側円筒部と、外側円筒部とで構成されていて、
前記内側円筒部は、鋼製で、内周に外側軌道面が形成されており、
前記外側円筒部は、軽合金鋼製で、前記内側円筒部の径方向外方に配置されるとともに、前記内側円筒部をインサートした鋳造によって前記フランジ部と一体に成形されており、
前記内側円筒部と前記外側円筒部の嵌合面が、軸方向中央から軸方向両端に向かうに従って互いに逆方向のテーパ形状となっているハブユニット。 An outer member formed integrally with a cylindrical portion and a flange portion having an outer raceway surface formed on the inner periphery;
An inner member disposed coaxially with the outer member and having an inner raceway surface formed on the outer periphery;
A rolling element that is disposed between the outer raceway surface and the inner raceway surface so as to be freely rollable;
A hub unit having
The cylindrical portion is composed of an inner cylindrical portion and an outer cylindrical portion,
The inner cylindrical portion is made of steel, and an outer raceway surface is formed on the inner periphery.
The outer cylindrical portion is made of light alloy steel, and is disposed radially outward of the inner cylindrical portion, and is integrally formed with the flange portion by casting with the inner cylindrical portion inserted,
A hub unit in which fitting surfaces of the inner cylindrical portion and the outer cylindrical portion are tapered in directions opposite to each other from the axial center to both axial ends.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014144163A JP2016020712A (en) | 2014-07-14 | 2014-07-14 | Hub unit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014144163A JP2016020712A (en) | 2014-07-14 | 2014-07-14 | Hub unit |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016020712A true JP2016020712A (en) | 2016-02-04 |
Family
ID=55265657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014144163A Pending JP2016020712A (en) | 2014-07-14 | 2014-07-14 | Hub unit |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016020712A (en) |
-
2014
- 2014-07-14 JP JP2014144163A patent/JP2016020712A/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6798780B2 (en) | Tapered roller bearing | |
US10054164B2 (en) | Rolling bearing | |
JP4940027B2 (en) | Wheel bearing device | |
JP5845746B2 (en) | Manufacturing method of bearing inner and outer rings | |
JP2006123890A (en) | Rolling bearing device and its manufacturing method | |
US20160273580A1 (en) | Needle roller bearing with double row of retainers | |
JP5117977B2 (en) | Bearing with resin pulley and manufacturing method thereof | |
US10514063B2 (en) | Rolling bearing | |
JP5050446B2 (en) | Bearing unit | |
US10105799B2 (en) | Hub unit manufacturing apparatus | |
US20160061260A1 (en) | Rolling bearing | |
JP2004092830A (en) | Manufacturing method for bearing unit for wheel | |
JP2016020712A (en) | Hub unit | |
JP2007010041A (en) | Wheel bearing device | |
JP6790080B2 (en) | Deformed ring for rolling bearings | |
US20150123455A1 (en) | Bearing-hub assembly with a light alloy hub | |
JP6623580B2 (en) | Hub unit and method of manufacturing hub unit | |
JP2015028372A (en) | Rolling bearing unit for supporting wheel | |
JP2015107495A (en) | Manufacturing method of outer ring for rolling bearing unit and outer ring for rolling bearing unit | |
JP2017082824A (en) | Manufacturing method of outer ring of rolling bearing unit for supporting wheel | |
JP2012132568A (en) | Wheel bearing | |
JP2008045718A (en) | Bearing unit | |
JP6224402B2 (en) | Method for manufacturing outer member of wheel bearing device | |
JP5891720B2 (en) | Hub unit bearing | |
JP6750322B2 (en) | Wheel bearing device and method of manufacturing wheel bearing device |