JP2016018357A - 環境情報計測警報制御システム及び環境情報計測警報制御方法 - Google Patents

環境情報計測警報制御システム及び環境情報計測警報制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016018357A
JP2016018357A JP2014140221A JP2014140221A JP2016018357A JP 2016018357 A JP2016018357 A JP 2016018357A JP 2014140221 A JP2014140221 A JP 2014140221A JP 2014140221 A JP2014140221 A JP 2014140221A JP 2016018357 A JP2016018357 A JP 2016018357A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
environmental information
observation device
alarm
monitoring
measured
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014140221A
Other languages
English (en)
Inventor
聡 中山
Satoshi Nakayama
聡 中山
龍 森下
Ryu Morishita
龍 森下
正太朗 大野
Shotaro Ono
正太朗 大野
孝 岩ヶ谷
Takashi Iwagaya
孝 岩ヶ谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KE OS MACHINERY CO Ltd
Shizuoka Prefecture
Original Assignee
KE OS MACHINERY CO Ltd
Shizuoka Prefecture
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KE OS MACHINERY CO Ltd, Shizuoka Prefecture filed Critical KE OS MACHINERY CO Ltd
Priority to JP2014140221A priority Critical patent/JP2016018357A/ja
Publication of JP2016018357A publication Critical patent/JP2016018357A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Emergency Alarm Devices (AREA)

Abstract

【課題】観測機が、構成的に簡易的で、容易に任意の場所に移動可能であって、且つ、監視制御装置が、観測機が計測した環境情報を一元的にモニタリングすることで、計測対象区域内の環境情報を一元的に管理でき、容易に、計測対象区域内の熱中症等の疾病の危険度を把握できる環境情報計測警報制御システムを提供する。【解決手段】環境情報を計測し、計測した環境情報を無線手段を介して送信可能であると共に、任意の場所に移動可能な観測機10と、観測機10が計測した環境情報を無線手段42を介して受信し、受信した環境情報に基づき、観測機の計測点における環境の状況の算出を行う監視制御装置40とを備え、計測対象区域の少なくとも1ヶ所に配置された移設可能な観測機10が計測した環境情報を、監視制御装置40が一元的にモニタリングすることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、周囲の空気の状態を示す環境情報を計測し、計測した環境情報を活用する環境情報計測警報制御システム及び環境情報計測警報制御方法に関する。
従来より、周囲の空気の状態を示す環境情報を計測し、熱中症の危険度を警報を出して伝える装置がある。例えば、特許文献1に示される熱中症予防温度計は、熱中症の警告をすることができる温度計で、予め設定された温度になると、光警告部などの警告部から光、音などの警告信号を発する。そして、警告信号は、設定温度ごとに異なる信号を発するので、利用者は熱中症の危険度合に応じた警告を感知して、自主的に予防策をとることができる。この熱中症予防温度計は、腕時計のように腕に巻きつけたり、足首、ウエストなどに装着して利用者が携帯可能であり、屋内外で移動しても熱中症予防に効果的である。
特開2003−344175号公報
しかしながら、従来の熱中症の危険度を警報を出して伝える装置では、装置に熱中症の危険度合を算出する機能を有し多機能であるにも関わらず、身につけた人がいる周囲といった極度に限られた位置でしか計測が行われず、また、情報の共有が困難で、計測対象区域内の環境情報を一元管理ができない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、観測機が、構成的に簡易的で、容易に任意の場所に移動可能であって、且つ、監視制御装置が、観測機が計測した環境情報を一元的にモニタリングすることで、計測対象区域内の環境情報を一元的に管理でき、容易に、計測対象区域内の熱中症等の疾病の危険度を把握できる環境情報計測警報制御システム及び環境情報計測警報制御方法を提供することにある。
請求項1記載の環境情報計測警報制御システムは、環境情報を計測し、計測した環境情報を無線手段を介して送信可能であると共に、任意の場所に移動可能な観測機と、観測機が計測した環境情報を無線手段を介して受信し、受信した環境情報に基づき、観測機の計測点における環境の状況の算出を行う監視制御装置とを備え、計測対象区域の少なくとも1ヶ所に配置された移設可能な観測機が計測した環境情報を、監視制御装置が一元的にモニタリングすることを特徴とする。
請求項2記載の環境情報計測警報制御システムは、監視制御装置が、観測機から受信した環境情報に基づき、疾病の発生危険性又は環境情報の悪化度合いを算出し、観測機が配置された場所での疾病の発生危険性又は環境情報の悪化度合いを監視し、疾病の発生危険性又は環境情報の悪化度合いを表示又は発信することを特徴とする。
請求項3記載の環境情報計測警報制御システムは、観測機が、警報を発する警報表示手段を有し、監視制御装置が、観測機が配置された場所で疾病の発生危険性が高まった又は環境情報が悪化したと判断した場合、監視制御装置が観測機に対して無線手段を介して警報表示手段により警報を発するように指示し、観測機が警報表示手段により、警報を発することを特徴とする。
請求項4記載の環境情報計測警報制御システムは、疾病が、熱中症、インフルエンザ、感冒、脱水症状又は一酸化中毒であることを特徴とする。
請求項5記載の環境情報計測警報制御システムは、監視制御装置が、観測機から送られてきた環境情報に基づき、観測機が配置された場所の環境情報を改善するための環境改善装置を制御し、観測機が配置された場所の環境を改善することを特徴とする。
請求項6記載の環境情報計測警報制御システムは、観測機が、内部が空洞な上下に伸びる円柱状又は多角柱状の筐体と、筐体内部に設けられた環境情報を計測するためのセンサと、筐体内部に設けられた無線手段とを備え、筐体に、センサに周囲の空気が接しやすくするためのスリット穴を設けたことを特徴とする。
請求項7記載の環境情報計測警報制御システムは、観測機の筐体の上端に、その一部が陥没するように黒球が設けられ、黒球の中に温度測定用のセンサが設けられていることを特徴とする。
請求項8記載の環境情報計測警報制御システムは、観測機が、筐体の内部に、上下に伸びる対向する1組の溝を少なくとも1つ有し、一組の溝の間に、電子基板を挿嵌固定可能であることを特徴とする。
請求項9記載の環境情報計測警報制御方法は、任意の場所に移動可能な観測機で、環境情報を計測し、計測した環境情報を無線手段を介して送信し、監視制御装置で、観測機が計測した環境情報を無線手段を介して受信し、受信した環境情報に基づき、観測機の計測点における環境の状況の算出を行い、計測対象区域の少なくとも1ヶ所に配置された移設可能な観測機が計測した環境情報を、監視制御装置で一元的にモニタリングすることを特徴とする。
請求項10記載の環境情報計測警報制御方法は、監視制御装置が、観測機から受信した環境情報に基づき、疾病の発生危険性又は環境情報の悪化度合いを算出し、観測機が配置された場所での疾病の発生危険性又は環境情報の悪化度合いを監視し、疾病の発生危険性又は環境情報の悪化度合いを表示又は発信することを特徴とする。
請求項11記載の環境情報計測警報制御方法は、観測機が、警報を発する警報表示手段を有し、監視制御装置が、観測機が配置された場所で疾病の発生危険性が高まった又は環境情報が悪化したと判断した場合、監視制御装置が観測機に対して無線手段を介して警報表示手段により警報を発するように指示し、観測機が警報表示手段により、警報を発することを特徴とする。
請求項12記載の環境情報計測警報制御方法は、熱中症、インフルエンザ、感冒、脱水症状又は一酸化中毒であることを特徴とする。
請求項13記載の環境情報計測警報制御方法は、監視制御装置が、観測機から送られてきた環境情報に基づき、観測機が配置された場所の環境情報を改善するための環境改善装置を制御し、観測機が配置された場所の環境を改善することを特徴とする。
本願の発明によれば、観測機が、構成的に簡易的で、容易に任意の場所に移動可能であって、且つ、監視制御装置が、観測機が計測した環境情報を一元的にモニタリングすることで、計測対象区域内の環境情報を一元的に管理でき、容易に、計測対象区域内の熱中症等の疾病の危険度を把握できる。
本発明に係る環境情報計測警報制御システムの基本構成の一例を示す説明図である。 同環境情報計測警報制御システムの各装置の配置の一例を示す説明図である。 同環境情報計測警報制御システムの監視制御装置のモニタ画面の一例を示す説明図である。 同環境情報計測警報制御システムの観測機の構成の一例を示す説明図である。 同環境情報計測警報制御システムの観測機の外観の一例を示す説明図である。 同環境情報計測警報制御システムの観測機の構造の一例を示す説明図である。 同環境情報計測警報制御システムの使用形態の一例を示す説明図である。
以下、本発明の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。図1は、本発明に係る環境情報計測警報制御システムの基本構成の一例を示す説明図である。図2は、同環境情報計測警報制御システムの各装置の配置の一例を示す説明図である。図3は、同環境情報計測警報制御システムの監視制御装置のモニタ画面の一例を示す説明図である。図4は、同環境情報計測警報制御システムの観測機の構成の一例を示す説明図である。図5は、同環境情報計測警報制御システムの観測機の外観の一例を示す説明図である。図6は、同環境情報計測警報制御システムの観測機の構造の一例を示す説明図である。図7は、同環境情報計測警報制御システムの使用形態の一例を示す説明図である。
図における環境情報計測警報制御システム1は、周囲の空気の状態を示す環境情報を計測し、計測した環境情報を活用するものである。ここで、環境情報とは、温度、湿度、酸素濃度、一酸化炭素濃度、二酸化炭素濃度、硫化水素濃度等の空気中の成分に関係する情報の他、風向きや風量や気圧といった空気の流れに関する情報、日射量といった空気の状態に影響を与える情報等も広く含むものである。さらに、環境情報には、植物の生育に関係する空気中の成分であるエチレンガス濃度も含まれると共に、日射量のような太陽の直射に限らず、各種の照明機器による照度のような人工的に操作された周囲の空気の状態に影響を与える情報等も含まれる。
環境情報計測警報制御システム1は、観測機10(10a〜10e)、監視制御装置40等から構成されている。観測機10(10a〜10e)は、環境情報を計測し、計測した環境情報を無線手段を介して送信可能であると共に、任意の場所に移動可能なものである。また、監視制御装置40は、観測機10(10a〜10e)が計測した環境情報を無線手段を介して受信し、受信した環境情報に基づき、観測機10(10a〜10e)の計測点における環境の状況の算出を行うことを基本的な機能としている。そして、計測対象区域Eの少なくとも1ヶ所に配置された移設可能な観測機10(10a〜10e)が計測した環境情報を、監視制御装置40が一元的にモニタリングする。
観測機10(10a〜10e)は、図5及び図6に示すように、内部が空洞な上下に伸びる円筒状の筐体12と、円筒の上端を塞ぐ上蓋14と、円筒の底を塞ぐ底蓋16とからなる全体として円柱状のものである。また、筐体12の上部の側面には、周囲の空気を内部と連通させるためのスリット穴12aが、穿設されている。観測機10(10a〜10e)の筐体12の内部には、電子基板である基板30,32が設けられ、その基板30,32には、各種の電子回路等が実装されている。また、観測機10(10a〜10e)の筐体12の内部には、湿度センサ26等の環境情報を計測するためのセンサが設けられている。観測機10(10a〜10e)の形状としては、任意の場所に容易に移動させることができ、移動させる場合に取り扱い安い形状で、また任意の場所に載置して設置できる形状が好ましく、円柱状に限らず、多角柱状であってもよい。
尚、温度センサ24に関しては、観測機10(10a〜10e)の筐体12の内部に設けるようにしてもよいが、本実施の形態では、観測機10(10a〜10e)の筐体12の上端の上蓋14に半球状の凹みを設け、その凹みに、一部が陥没するように黒球18を設け、黒球18の中に温度センサ24を配置するようにしている。すなわち、本実施の形態の観測機10(10a〜10e)では、熱中症の危険度の予測に適した黒球温度を測定できる構成になっている。但し、乾球温度だけではなく、湿球温度も計測できるような構成にしてもよく、湿度センサ26自体、乾湿球湿度計(乾湿温度計)という形で、乾球温度・湿球温度の測定により湿度・温度を同時に測定するものを用いることも可能で、温度と湿度を計測できる構成であれば、その形態により制限されるものではない。
また、本実施の形態の観測機10(10a〜10e)では、環境情報を計測するためのセンサとして、温度センサ24及び湿度センサ26を設けているが、温度センサ24及び湿度センサ26に限られるものではなく、酸素濃度、一酸化炭素濃度、二酸化炭素濃度、硫化水素濃度、エチレン濃度、風向き、風量、気圧や日射量といった環境情報を計測できるセンサを設けることが可能である。そして、それらのセンサ周囲の空気が接しやすくするために、筐体12にスリット穴12aを設けている。
観測機10(10a〜10e)の具体的な電子的な構成としては、図4に示すように、温度センサ24及び湿度センサ26(補償等回路28を含む)が、無線モジュール20に接続され、基板30を中心に回路が実装されている。また、電源は、基板32に搭載されたバッテリ22から供給される。基板30,32は、図6に示すように、観測機10(10a〜10e)の筐体12の内部に、上下に伸びる対向する1組の溝12bのそれぞれの間に挿嵌固定されている。尚、本実施の形態の観測機10(10a〜10e)には、LED36及びブザー38が、設けられている。LED36は、上蓋14の黒球18の周囲に複数個設けられ、光が外側から見える構造になっている。
観測機10(10a〜10e)に設けられている無線モジュール20は、温度センサ24や湿度センサ26で計測した環境情報を、監視制御装置40に送るものである。無線モジュール20の無線方式については、環境情報を送信できるものであれば、どのような方式のものであってもよいが、観測機10(10a〜10e)と監視制御装置40との間の距離等を考慮して、観測機10(10a〜10e)から監視制御装置40に環境情報を送ることができる必要がある。無線モジュール20の無線方式としては、例えば、携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)等の公衆通信網系の他、ZigBee(電気的な仕様はIEEE 802.15.4として規格化されている)等の無線LAN等であってもよく、方式や規格によって制限されるものではない。
本実施の形態の無線モジュール20は、ZigBeeの方式で、温度センサ24や湿度センサ26からのアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換も内蔵するもので、アナログ入力以外にも、入出力両方向のデジタル的なインタフェースも備えている(本実施の形態では、このインタフェースを用いて、LED36やブザー38を制御している)。尚、環境情報計測警報制御システム1の全体の機能によっては、観測機10(10a〜10e)から監視制御装置40へ環境情報を送るだけでよい場合もあり、その場合は、無線モジュール20は、送信機能だけを持っていればよい。但し、通信上のハンドシェイクや監視制御装置40から観測機10(10a〜10e)への情報の伝達を考慮すると、双方向の通信が可能な無線モジュール20であることが望ましい。
監視制御装置40は、図1に示すように、例えば、コンピュータである。図1の例では、観測機10(10a〜10e)との間で無線を介して環境情報の授受を可能にするために、コンピュータである監視制御装置40に無線機器42を接続している。尚、監視制御装置40は、本発明の機能を実現させることができるものであれば、コンピュータに限るものではなく、例えば、後述する環境改善装置に、監視制御装置としての機能を組み込むことも可能である。
次に、このように構成された環境情報計測警報制御システム1の使用方法を説明する。まず、観測機10(10a〜10e)を、計測対象区域Eに、少なくとも1つ以上、配置する。図2の例では、学校の校内を計測対象区域Eとし、計測対象区域Eの5ヶ所に5個の観測機10(10a〜10e)を配置している。配置する場所は、あくまでも任意であり、また途中で自由に移動も可能であるが、この例では、生徒の熱中症の発症を警戒して、熱中症の危険性が高いと思われるテニスコートT、グラウンドG、体育館である第1アリーナA1及び第2アリーナA2、柔剣道場Jに、観測機10(10a〜10e)を配置している。そして、監視制御装置40(無線機器42を含む)は、構内の管理室Mに設置している。尚、本実施の形態では、計測対象区域として学校の校内を示しているが、学校の校内に限らず、家庭、工場(植物工場等も含む)、オフィスビル、病院、介護施設、公園等の屋内外の場所で用いることができる。
観測機10(10a〜10e)からは、リアルタイムで、設置場所の温度や湿度の環境情報が、監視制御装置40に送られてくる。監視制御装置40は、計測対象区域Eに配置された観測機10(10a〜10e)が計測した環境情報を、一元的にモニタリング可能にする。具体的には、図3の監視制御装置40のモニタ画面40aにあるように、テニスコートT、グラウンドG、第1アリーナA1、第2アリーナA2及び柔剣道場Jの温度や湿度を、表示する(図3のモニタ画面40aの各設置場所の画像は、嵌め込み画像である)。このモニタ画面40aを、監視することで、計測対象区域Eのどの場所の環境情報が悪化しているかを監視することができる。
また、本実施の形態では、監視制御装置40側で、観測機10(10a〜10e)から受信した環境情報に基づき、疾病の発生危険性又は環境情報の悪化度合いを算出し、観測機10(10a〜10e)が配置された場所での疾病の発生危険性又は環境情報の悪化度合いを監視し、疾病の発生危険性又は環境情報の悪化度合いを表示するようにしている。具体的には、図3のモニタ画面40aには、熱中症の危険度を示す熱中症指数(WBGT)を表示している。また、監視制御装置40が、算出した疾病の発生危険性又は環境情報の悪化度合いを、他の装置等に発信するようにしてもよい。
本実施の形態では、監視制御装置40が、疾病の発生危険性又は環境情報の悪化度合いを算出し、観測機10(10a〜10e)が配置された場所で疾病の発生危険性が高まった又は環境情報が悪化したと判断した場合、観測機10(10a〜10e)に対して無線手段を介して警報表示手段により警報を発するように指示するようにしている。この観測機10(10a〜10e)側の警報表示手段が、LED36やブザー38であり、監視制御装置40からの指示により、発光したり音が出たりして、周囲に危険性を報知する。尚、本実施の形態では、警報表示手段で警報を発する媒体が光や音であるが、これらに限られず、振動や臭い等の人が警報として認識できるものであればよい。
また、本実施の形態では、監視制御装置40で、疾病の発生危険性又は環境情報の悪化度合いを算出しているわけであるが、その例として熱中症の危険性(WBGT)を示しているが、熱中症に限らず、環境情報の内容や、また悪化や変化により、疾病が起こる危険度が高まるものであれば、監視制御装置40で算出し、監視可能とし、また発信したり警報の指示を出すようにすればよい。尚、具体的な例としては、熱中症の他、インフルエンザ、感冒、脱水症状又は一酸化中毒等があるが、これですらあくまでも一例である。
さらに、環境情報計測警報制御システム1で、監視制御装置40が、観測機10(10a〜10e)から送られてきた環境情報に基づき、観測機10(10a〜10e)が配置された場所の環境情報を改善するための環境改善装置を制御し、観測機10(10a〜10e)が配置された場所の環境を改善するように構成してもよい。環境情報の改善としては、予想される疾病の予防に適した環境情報にするための制御を行うことが含まれる。
具体的には、図7に示すように、監視制御装置40が、有線又は無線で環境改善装置(50〜60)と接続され、環境改善装置(50〜60)の制御を行う。環境改善装置の例としては、図7にもある通り、空調機器50、換気機器52、ブラインド54、加湿器56、ミスト発生器58、警報器60(周囲に注意喚起することで、環境情報が改善されるような場合も想定される)等であるが、あくまでも一例である。尚、これらの環境改善装置(50〜60)の内部に、監視制御装置40としての機能を組み込むことも可能であり、その構成は任意である。
以上のような構成の環境情報計測警報制御システム1によれば、観測機10(10a〜10e)が、構成的に簡易的で、容易に任意の場所に移動可能であって、且つ、監視制御装置40が、観測機10(10a〜10e)が計測した環境情報を一元的にモニタリングすることで、計測対象区域E内の環境情報を一元的に管理でき、容易に、計測対象区域E内の熱中症等の疾病の危険度や環境情報の悪化度合いを把握できる。特に、観測機10(10a〜10e)には、例えば、複雑な計算を要するような熱中症の危険度を計算する機能を設けておらず、構成をより簡易にすることで、観測機10(10a〜10e)のコストを抑えている。
また、監視制御装置40が、観測機10(10a〜10e)から受信した環境情報に基づき、疾病の発生危険性又は環境情報の悪化度合いを算出し、観測機10(10a〜10e)が配置された場所での疾病の発生危険性又は環境情報の悪化度合いを監視し、疾病の発生危険性又は環境情報の悪化度合いを表示又は発信するようにすることで、疾病の予防や環境の改善のための対処が迅速に行えるようになる。疾病の予防の対処としては、例えば、熱中症の発生が懸念される場所に長時間滞在しないように注意喚起するようなことも可能になる。
さらに、観測機10(10a〜10e)が、警報を発するLED36やブザー38といった警報表示手段を有し、監視制御装置40が、観測機10(10a〜10e)が配置された場所で疾病の発生危険性が高まった又は環境情報が悪化したと判断した場合、監視制御装置40が観測機10(10a〜10e)に対して無線手段を介して警報表示手段により警報を発するように指示し、観測機10(10a〜10e)が警報表示手段により、警報を発することができるようにすることで、より確実に観測機10(10a〜10e)の周囲に居る人に、注意喚起できる。
さらに、環境情報計測警報制御システム1によれば、環境情報に基づき、環境情報によって疾病の発生危険性が高まる熱中症、インフルエンザ、感冒、脱水症状又は一酸化中毒等に、より有効である。
さらに、監視制御装置40が、観測機10(10a〜10e)から送られてきた環境情報に基づき、観測機10(10a〜10e)が配置された場所の環境情報を改善するための空調機器50等の環境改善装置を制御し、観測機10(10a〜10e)が配置された場所の環境を改善するようにすることで、単に注意喚起するのみではなく、積極的に環境を改善し、疾病の発生防止や環境の悪化を防止することができる。
さらに、観測機10(10a〜10e)が、内部が空洞な上下に伸びる円柱状又は多角柱状の筐体12と、筐体12内部に設けられた環境情報を計測するための湿度センサ26等のセンサと、筐体12内部に設けられた無線手段である無線モジュール20とを備え、筐体12に、センサに周囲の空気が接しやすくするためのスリット穴12aを設けるようにすることで、観測機10(10a〜10e)を容易に移動しやすい形状(手で握りやすい形状)でありながら、スリット穴12aを介して設置場所の空気が適正にセンサに到達するようにして、より正確な計測が行える構造である。特に、観測機10(10a〜10e)が、上下に伸びる円柱状又は多角柱状の筐体12で、且つ、筐体12の上方の周囲にスリット穴12aを設けることで、配置している設置面の温度の影響を受けにくく、環境情報の計測が可能である。
さらに、観測機10(10a〜10e)の筐体12の上端に、その一部が陥没するように黒球18を設け、黒球18の中に温度測定用のセンサである温度センサ24を設けることにより、熱中症の危険度を示す熱中症指数(WBGT)等の計算をより正確に行うための温度計測が可能となる。
さらに、観測機10(10a〜10e)が、筐体12の内部に、上下に伸びる対向する1組の溝を少なくとも1つ有し、一組の溝の間に、電子基板(基板30,32)を挿嵌固定可能にすることで、電子基板の面積を確保しつつ、筐体12の大きさを抑えて、移動しやすい形状にすることができる。
尚、上述の説明では、発明の適用範囲の例として、疾病等の人の身体についての作用を説明してきたが、環境情報の悪化が与える影響は、人体だけではなく、他の動物や植物等にも影響を及ぼすものであり、人が居ない場所(例えば、動物の飼育小屋、植物工場、花や野菜や魚や肉等を保存する倉庫や冷蔵庫等)であっても、環境情報の悪化度合いを把握し対処することは重要であり、環境情報計測警報制御システム1を適用及び活用することができる。すなわち、環境情報には、例えば、花や野菜や魚や肉等を保存する倉庫や冷蔵庫等の内部の、これらの物を保存するのに影響を与える雰囲気情報も含むものである。
以上のように、本発明によれば、観測機が、構成的に簡易的で、容易に任意の場所に移動可能であって、且つ、監視制御装置が、観測機が計測した環境情報を一元的にモニタリングすることで、計測対象区域内の環境情報を一元的に管理でき、容易に、計測対象区域内の熱中症等の疾病の危険度を把握できる環境情報計測警報制御システム及び環境情報計測警報制御方法を提供することができる。
1・・・・・環境情報計測警報制御システム
10(10a〜10e)・・・観測機
12・・・・筐体
12a・・・スリット穴
12b・・・溝
14・・・・上蓋
16・・・・底蓋
18・・・・黒球
20・・・・無線モジュール
22・・・・バッテリ
24・・・・温度センサ
26・・・・湿度センサ
28・・・・補償等回路
30・・・・基板
32・・・・基板
36・・・・LED
38・・・・ブザー
40・・・・監視制御装置
40a・・・モニタ画面
42・・・・無線機器
50・・・・空調機器
52・・・・換気機器
54・・・・ブラインド
56・・・・加湿器
58・・・・ミスト発生器
60・・・・警報器

Claims (13)

  1. 周囲の空気の状態を示す環境情報を計測し、計測した該環境情報を活用する環境情報計測警報制御システムにおいて、
    該環境情報を計測し、該計測した環境情報を無線手段を介して送信可能であると共に、任意の場所に移動可能な観測機と、
    該観測機が計測した該環境情報を無線手段を介して受信し、該受信した環境情報に基づき、該観測機の計測点における環境の状況の算出を行う監視制御装置とを備え、
    計測対象区域の少なくとも1ヶ所に配置された移設可能な該観測機が計測した該環境情報を、該監視制御装置が一元的にモニタリングすることを特徴とする環境情報計測警報制御システム。
  2. 前記監視制御装置が、前記観測機から受信した環境情報に基づき、疾病の発生危険性又は前記環境情報の悪化度合いを算出し、該観測機が配置された場所での該疾病の発生危険性又は該環境情報の悪化度合いを監視し、該疾病の発生危険性又は該環境情報の悪化度合いを表示又は発信することを特徴とする請求項1記載の環境情報計測警報制御システム。
  3. 前記観測機が、警報を発する警報表示手段を有し、
    前記監視制御装置が、該観測機が配置された場所で該疾病の発生危険性が高まった又は前記環境情報が悪化したと判断した場合、該監視制御装置が該観測機に対して無線手段を介して該警報表示手段により警報を発するように指示し、該観測機が該警報表示手段により、警報を発することを特徴とする請求項2記載の環境情報計測警報制御システム。
  4. 前記疾病が、熱中症、インフルエンザ、感冒、脱水症状又は一酸化中毒であることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の環境情報計測警報制御システム。
  5. 前記監視制御装置が、
    前記観測機から送られてきた環境情報に基づき、該観測機が配置された場所の環境情報を改善するための環境改善装置を制御し、該観測機が配置された場所の環境を改善することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の環境情報計測警報制御システム。
  6. 前記観測機が、
    内部が空洞な上下に伸びる円柱状又は多角柱状の筐体と、
    該筐体内部に設けられた前記環境情報を計測するためのセンサと、
    該筐体内部に設けられた前記無線手段とを備え、
    該筐体に、該センサに周囲の空気が接しやすくするためのスリット穴を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の環境情報計測警報制御システム。
  7. 前記観測機の筐体の上端に、その一部が陥没するように黒球が設けられ、
    該黒球の中に温度測定用のセンサが設けられていることを特徴とする請求項6記載の環境情報計測警報制御システム。
  8. 前記観測機が、
    前記筐体の内部に、上下に伸びる対向する1組の溝を少なくとも1つ有し、
    該一組の溝の間に、電子基板を挿嵌固定可能であることを特徴とする請求項6又は請求項7記載の環境情報計測警報制御システム。
  9. 周囲の空気の状態を示す環境情報を計測し、計測した該環境情報を活用する環境情報計測警報制御方法において、
    任意の場所に移動可能な観測機で、該環境情報を計測し、該計測した環境情報を無線手段を介して送信し、
    監視制御装置で、該観測機が計測した該環境情報を無線手段を介して受信し、該受信した環境情報に基づき、該観測機の計測点における環境の状況の算出を行い、計測対象区域の少なくとも1ヶ所に配置された移設可能な該観測機が計測した該環境情報を、該監視制御装置で一元的にモニタリングすることを特徴とする環境情報計測警報制御方法。
  10. 前記監視制御装置が、前記観測機から受信した環境情報に基づき、疾病の発生危険性又は前記環境情報の悪化度合いを算出し、該観測機が配置された場所での該疾病の発生危険性又は該環境情報の悪化度合いを監視し、該疾病の発生危険性又は該環境情報の悪化度合いを表示又は発信することを特徴とする請求項9記載の環境情報計測警報制御方法。
  11. 前記観測機が、警報を発する警報表示手段を有し、前記監視制御装置が、該観測機が配置された場所で該疾病の発生危険性が高まった又は前記環境情報が悪化したと判断した場合、該監視制御装置が該観測機に対して無線手段を介して該警報表示手段により警報を発するように指示し、該観測機が該警報表示手段により、警報を発することを特徴とする請求項10記載の環境情報計測警報制御方法。
  12. 前記疾病が、熱中症、インフルエンザ、感冒、脱水症状又は一酸化中毒であることを特徴とする請求項10又は請求項11記載の環境情報計測警報制御方法。
  13. 前記監視制御装置が、前記観測機から送られてきた環境情報に基づき、該観測機が配置された場所の環境情報を改善するための環境改善装置を制御し、該観測機が配置された場所の環境を改善することを特徴とする請求項9〜請求項12のいずれかに記載の環境情報計測警報制御方法。
JP2014140221A 2014-07-08 2014-07-08 環境情報計測警報制御システム及び環境情報計測警報制御方法 Pending JP2016018357A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014140221A JP2016018357A (ja) 2014-07-08 2014-07-08 環境情報計測警報制御システム及び環境情報計測警報制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014140221A JP2016018357A (ja) 2014-07-08 2014-07-08 環境情報計測警報制御システム及び環境情報計測警報制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016018357A true JP2016018357A (ja) 2016-02-01

Family

ID=55233547

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014140221A Pending JP2016018357A (ja) 2014-07-08 2014-07-08 環境情報計測警報制御システム及び環境情報計測警報制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016018357A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110839183A (zh) * 2019-11-19 2020-02-25 陈颖 一种基于5g网络的危险设备远程组网系统方法
JP2020038069A (ja) * 2018-09-03 2020-03-12 内田工業株式会社 公園用熱中症対策設備
JP2020056598A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 三機工業株式会社 熱中症指標測定装置
JP2020062341A (ja) * 2018-10-19 2020-04-23 東京瓦斯株式会社 情報処理システムおよびプログラム
JP2020079732A (ja) * 2018-11-12 2020-05-28 三機工業株式会社 熱中症見守りシステム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020038069A (ja) * 2018-09-03 2020-03-12 内田工業株式会社 公園用熱中症対策設備
JP2020056598A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 三機工業株式会社 熱中症指標測定装置
JP7093281B2 (ja) 2018-09-28 2022-06-29 三機工業株式会社 熱中症指標測定装置
JP2020062341A (ja) * 2018-10-19 2020-04-23 東京瓦斯株式会社 情報処理システムおよびプログラム
JP7169840B2 (ja) 2018-10-19 2022-11-11 東京瓦斯株式会社 情報処理システムおよびプログラム
JP2020079732A (ja) * 2018-11-12 2020-05-28 三機工業株式会社 熱中症見守りシステム
JP7195115B2 (ja) 2018-11-12 2022-12-23 三機工業株式会社 熱中症見守りシステム
CN110839183A (zh) * 2019-11-19 2020-02-25 陈颖 一种基于5g网络的危险设备远程组网系统方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016018357A (ja) 環境情報計測警報制御システム及び環境情報計測警報制御方法
Park et al. A study on greenhouse automatic control system based on wireless sensor network
US8325030B2 (en) Heat stress, plant stress and plant health monitor system
TWI581203B (zh) Cloud monitoring device
US20170093594A1 (en) Smart home system adapted to indoor and outdoor environmental changes
KR101108543B1 (ko) 개별적으로 환경조절장치를 제어하는 실내 환경 관리 시스템
EP3211416A1 (en) A battery-powered, wireless gas sensing unit
KR20110046942A (ko) 대기 환경 모니터링을 위한 착용 플랫폼 및 이를 이용한 대기 오염 관리 시스템
JP2019028065A (ja) 空気品質情報を提供するシステム
Karumbaya et al. Iot empowered real time environment monitoring system
CN202854587U (zh) 一种农业大棚智能监控管理系统
JPWO2014128746A1 (ja) 栽培制御システム、栽培制御用プログラム、および栽培制御方法
Krishna et al. A ZigBee based energy efficient environmental monitoring alerting and controlling system
CN202854585U (zh) 一种带土壤温度传感器的大棚智能监控管理系统
Nandanwar et al. Iot based smart environment monitoring systems: a key to smart and clean urban living spaces
KR20160073754A (ko) 공기질 평가 장치, 공기질 평가 시스템 및 공기질 평가 방법
KR20130096597A (ko) 유비쿼터스 지능형 축사 환기 시스템과 그 방법
JP7093281B2 (ja) 熱中症指標測定装置
JP6275756B2 (ja) 植物栽培システム、植物栽培装置、アプリケーションプログラム、及び植物栽培制御方法
KR101126522B1 (ko) 실내 및 실외 환경 통합 감지 시스템
US20080198007A1 (en) Wirelessly-controlled detecting device
CN113949841A (zh) 封闭环境中的活动监控系统和方法
JP2023546746A (ja) 施設と複数処理を監視する多機能センサー及び多機能センサーを使用する方法
KR101307189B1 (ko) 실내쾌적도 모니터링 장치 및 방법
CN204328588U (zh) 一种基于环境监测的预警式植物生长灯