JP2016017518A

JP2016017518A - 電磁石式フライホイール発電機

Info

Publication number: JP2016017518A
Application number: JP2014151213A
Authority: JP
Inventors: 三男椎塚; Mitsuo Shiizuka
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2014-07-08
Filing date: 2014-07-08
Publication date: 2016-02-01

Abstract

【課題】発電のコストを低くするために、大小二つのはずみ車を利用した、電磁石式フライホイール発電機を提供する。【解決手段】油圧の力ではずみ車大（５）を油面に浮かせ、重力の抵抗を小さくしてから、電磁石（４）と磁石（６）の反発力と吸引力とを利用して、はずみ車大（５）を高回転させ、つまりはずみ車大（５）にエネルギーを蓄えさせ、その後、はずみ車大（５）を浮かせ状態から重力圏に戻して、発電機を回すというように、他からのエネルギーを一切必要としない、というところを電磁石式フライホイール発電機の特徴とする。【選択図】図１

Description

この発明は、フライホイールの回転力をエネルギーとして電気を起す発電機に関するものである。

従来、発電機は水力、風力、蒸気力、エンジン等で回転させていた。

これまでは次のような欠点があった。
（イ）ＣＯ２の排出があった。
（ロ）設置場所が限られていた。
（ハ）コストが高いこと。
本発明は、以上のような欠点をなくすためになされたものである。

オイルボックス（１５）を縦に貫いているはずみ車大の回転軸（８）に浮かし羽根（１６）を設け、その浮かし羽根（１６）の下部に油圧ポンプ（１１）でオイルを送入し、はずみ車大（５）を油面に浮かせ状態にする。はずみ車大（５）が浮かせ状態になるのと連動して、電磁石スイッチ（７）が「入る」になるよう装置しておく。電磁石（４）は電磁石取付け盤（３）の下辺に幾個かを円状に取付け、磁石（６）は、はずみ車大（５）の上辺に、電磁石に対応するよう取付けて置く。水に浮かべた船同様に動かし易くなったはずみ車大（５）を、電磁石（４）と磁石（６）との間に起きる反発力と吸引力とで高回転へと導く。次に排出弁（１９）を「開く」にして、オイルボックス（１５）内の油面を低くし、はずみ車大のフランジ（２１）とはずみ車小のフランジ（２２）とを接触させ、はずみ車小（２３）ともどもに発電機を回す。はずみ車大（５）の回転が中回転位に落ちて来たら、油圧ポンプの自動スイッチ（１２）を「入る」にし、オイルボックス（１５）にオイルを送入する。これを繰返して発電機を回しつづける。
本発明は、以上の構成よりなる電磁石式フライホイール発電機である。

はずみ車で発電機を回すので、外部からのエネルギーを必要としない。
またそのはずみ車にエネルギーを蓄えるために、はずみ車を高回転させるのには、先ずはずみ車大（５）を油圧の力で浮かせ状態にし、それから電磁石と磁石との反発力と吸引力とを用いるので、発電機の生産する電力のうちの何割かを消費するだけですむのである。

本発明の正面図、兼断面図である。

以下、本発明を実施するための形態について説明する。
枠底に、回転軸が上へ向った発電機（２７）を据える。
発電機（２７）の上方に、はずみ車小（２３）を設ける。このはずみ車小（２３）の回転軸と発電機（２７）の回転軸とを一本の棒状に連結する。
横桟の一つにベアリング（２４）を設ける。はずみ車小の回転軸（２５）を固定させるためである。
横桟の一つに軸受け皿メダル（２６）を設ける。はずみ車小（２３）の重量が発電機（２７）の回転軸にかからないようにするためである。
はずみ車小（２３）の上方にははずみ車大（５）を設ける。はずみ車小（２３）とはずみ車大の回転軸（８）とが接触と離反を繰り返すことの出来るように、はずみ車小（２３）の上部、はずみ車大の回転軸（８）の下部それぞれにフランジを設ける。
メダル（２０）が取付けてある横桟の上にオイルボックス（１５）を設ける。これははずみ車大の回転軸（８）がオイルボックス（１５）の中央部を貫通するように設らえる。
配線上（２）に油圧ポンプのスイッチ（１２）を設ける。はずみ車大（５）の回転数が一定以下になると「入」となり、一定以上になると「切」になる連動スイッチである。
電磁石取付け盤（３）の下辺に電磁石を円状に並べ設らえる。
はずみ車大（５）の上辺に、磁石を円状に並べ設らえる。これは電磁石取付け盤の電磁石（４）と対応するように設らえるのである。
配線上に電流調整器（１）のスイッチを設ける。はずみ車大（５）が浮かせ状態の時に「入」になり、はずみ車大（５）が任意の回転に達したら「切」になる連動スイッチである。
本発明は以上のような構造である。
これを使用するときは、十分に充電したバッテリー（２８）を用い、運転開始時には油圧ポンプのスイッチ（１２）を手動で「入」にすればよい。

１電流調整器１９排出弁
２配線２０メダル
３電磁石取付け盤２１はずみ車大のフランジ
４電磁石２２はずみ車小のフランジ
５はずみ車大２３はずみ車小
６磁石２４ベアリング
７電磁石のスイッチ２５はずみ車小の回転軸
８はずみ車大の回転軸２６軸受け皿メダル
９メダル２７発電機
１０配線２８バッテリー
１１油圧ポンプ２９配線
１２油圧ポンプスイッチ３０配線
１３オイル送入ホース
１４オイル排出ホース
１５オイルボックス
１６浮かし羽根
１７オイルタンク
１８送入弁

Claims

大小二つのはずみ車を高回転させ、その二つのエネルギーを交互に用いて発電機を回しつづけること。
エネルギーを蓄えるためにはずみ車大（５）を高回転させるとき、重力の大きい抵抗が小さくなるようにはずみ車大（５）を油面に浮かせ状態にすること。