JP2016015977A - 看護支援装置および看護支援方法 - Google Patents

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Shiori Ota
史織 太田
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Koji Masuda
浩二 増田
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Masahiro Ito
昌弘 伊藤
宏昌 田中
Hiromasa Tanaka
宏昌 田中
上田 健
Takeshi Ueda
健 上田
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靖厚 二瓶
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Shu Takahashi
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Abstract

【課題】、被測定者自身が応答者の呼び出し動作をすることができない場合であっても、応答者に対して被測定者の容態を通知する。
【解決手段】患者の姿態を視野にして、患者の各部の三次元座標を測定する光学式三次元形状測定部10と、該光学式三次元形状測定部10の測定結果に基づいて、患者の挙動を認識するモーション認識部20と、モーション認識部20による挙動認識結果に基づき、所定の場合に患者を撮像して二次元撮像情報を取得する二次元情報撮像部30と、モーション認識部20による挙動認識結果、および二次元情報撮像部30による二次元撮像情報を出力する情報送信部40と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、看護支援装置および看護支援方法に関する。
医療機関や介護施設などにおいては、病床の患者からの呼び出しに応答して、呼び出しを要求した患者を看護師、医師等の応答者に通知して、患者と応答者との間で音声での通話を可能とするナースコールシステムが普及している。
また、患者を撮像して映像で患者の容態を把握することが可能なナースコールシステムが知られている。例えば、特許文献1には、ナースセンターのナースコール親機において、病室の任意の子機を選局したとき、病室内の患者の映像をナースセンター内のモニターテレビに映し出すナースコールインターホン装置が開示されている。
また、特許文献2には、電波を放射して、その反射波を受信する電波センサにより被測定者である患者の生体活動に関する身体データを取得し、ナースコールによる呼び出しがあった際に看護師の携帯する端末に身体データを送信することで、看護師がより効率的な対応を取ることを可能にするナースコールシステムが開示されている。
しかしながら、特許文献2のナースコールシステムでは、電波センサを用いて所定のタイミングで測定された身体データが、呼び出しのあった際に送信されるが、患者が容態の急変等により患者自身がナースコールによる呼び出し動作をすることができない場合における看護師への意思や情報の発信について課題があった。
そこで本発明は、被測定者自身が応答者の呼び出し動作をすることができない場合であっても、応答者に対して被測定者の容態を通知することができる看護支援装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明に係る看護支援装置は、被測定者の姿態を視野にして、被測定者の各部の三次元座標を測定する光学式三次元形状測定手段と、該光学式三次元形状測定手段の測定結果に基づいて、被測定者の挙動を認識するモーション認識手段と、前記モーション認識手段による挙動認識結果に基づき、所定の場合に被測定者を撮像して二次元撮像情報を取得する二次元情報撮像手段と、前記モーション認識手段による挙動認識結果、および前記二次元情報撮像手段による二次元撮像情報を出力する情報送信手段と、を備えるものである。
本発明によれば、被測定者自身が応答者の呼び出し動作をすることができない場合であっても、応答者に対して被測定者の容態を通知することができ、応答者は被測定者の容態を確認することができる。
本発明の一実施形態にかかる看護支援装置の構成例を示す説明図である。 光学式三次元形状測定部の配置例を示す説明図である。 光学式三次元形状測定部の構成例を示す説明図であって、(A)パターン投影法、(B)ToF法、(C)ステレオ法の構成例である。 モーション認識部の詳細構成を示した看護支援装置の説明図である。 看護支援処理の一例を示すフローチャートである。 看護支援装置の他の構成例を示す説明図である。 看護支援処理の他の例を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る構成を図1から図7に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<看護支援装置>
本実施形態に係る看護支援装置(看護支援装置1)は、被測定者(患者)の姿態を視野にして、被測定者の各部の三次元座標を測定する光学式三次元形状測定手段(光学式三次元形状測定部10)と、該光学式三次元形状測定手段の測定結果に基づいて、被測定者の挙動を認識するモーション認識手段(モーション認識部20)と、モーション認識手段による挙動認識結果に基づき、所定の場合に被測定者を撮像して二次元撮像情報を取得する二次元情報撮像手段(二次元情報撮像部30)と、モーション認識手段による挙動認識結果、および二次元情報撮像手段による二次元撮像情報を出力する情報送信手段(情報送信部40)と、を備えるものである。なお、括弧内は実施形態での符号、適用例を示す。
図1は、本発明の一実施形態にかかる看護支援装置1の構成例を示す説明図である。看護支援装置1は、光学式三次元形状測定部10、モーション認識部20、二次元情報撮像部30および情報送信部40を備えている。
(光学式三次元形状測定部)
光学式三次元形状測定部10は、被測定者である患者の姿態を視野にするとともに、視野内の患者の各部の三次元座標を測定する。
図2は、光学式三次元形状測定部10の配置例を示す説明図である。光学式三次元形状測定部10は、ベッド100に横たわっている患者101の頭部102と、腕部103と、胴体部104と、脚部105の各部を測定の対象としている。このとき、例えば、図2に示すように、患者101の頭部102の上方位置に光学式三次元形状測定部10を設け、1台の光学式三次元形状測定部10により患者101の各部の三次元座標の測定を可能としている。なお、光学式三次元形状測定部10の設置位置は、図2に示す頭部102の上方に限られるものではなく、1台の光学式三次元形状測定部10により患者101の各部の三次元座標の測定が可能な位置に配置されるものであればよい。例えば、脚部105の上方位置に配置するようにしてもよい。
光学式三次元形状測定部10は、測定対象物に基準パターンを投影し、撮影画像から三次元座標を得るパターン投影法に基づく方式や、光の飛行時間から測定対象物までの距離を測定するTime−of−Flight(ToF)法に基づく方式や、視点の異なる2枚以上の撮影画像の視差から三次元座標を得るステレオ法に基づく方式などを用いて、視野内の患者の各部の三次元座標を測定する。
図3は、光学式三次元形状測定部10の構成例(光学式三次元形状測定部10a,10b,10c)の説明図である。以下、特に区別しない場合は、光学式三次元形状測定部10a,10b,10cを光学式三次元形状測定部10と総称する。
図3(A)は、測定対象物に基準パターンを投影し、撮影画像から三次元座標を得るパターン投影法に基づいて、被測定者の三次元座標を求める方式に対応する光学式三次元形状測定部10aの構成例を示している。
光学式三次元形状測定部10aは、測定対象物(ここでは患者)に基準となる所定のパターンを投影する投影部12と、このパターンが投影された測定対象物を撮像する撮像部13と、撮像された測定対象物の画像から三次元座標を計算する三次元座標計算部11aと、を備えている。
ここで、投影部12は所定の視野範囲にパターンを投影し、投影部12と撮像部13は所定の距離だけ離間しているものとする。また、投影部12における光源としては、近赤外光を投影することが望ましい。
図3(B)は、光源から発された光の飛行時間から測定対象物までの距離を測定するTime−of−Flight法(ToF法)に基づいて、測定対象物の三次元座標を求める方式に対応する光学式三次元形状測定部10bの構成例を示している。
光学式三次元形状測定部10bは、測定対象物に照明光を照射する照明部14と、照明光が照射された測定対象物からの反射光を受光する受光部15と、照明光と反射光の時間差から光の飛行時間を求め、測定対象物までの距離を計算する三次元座標計算部11bと、を備えている。なお、照明部14における光源としては、近赤外光を投影することが望ましい。
図3(C)は、視点の異なる2枚以上の撮影画像の視差から三次元座標を得るステレオ法に基づいて、測定対象物の三次元座標を求める方式に対応する光学式三次元形状測定部10cの構成例を示している。
光学式三次元形状測定部10cは、測定対象物を撮像する2つの撮像部13a,13bと、撮像された測定対象物の2枚以上の画像から三次元座標を計算する三次元座標計算部11cと、を備えている。ここで、撮像部13a,13bはそれぞれ異なる視野を有しており、撮影画像はそれぞれ視点が異なるものとする。また、撮像部は3以上の撮像部からなるものであってもよい。
光学式三次元形状測定部10は、上記いずれかの構成であることが好ましい。光学式三次元形状測定部10の測定結果(三次元座標)は、モーション認識部20へ入力される。光学式三次元形状測定部10を上記構成(図3)のように簡易な構成とすることにより、部品点数を少なくすることができ、低コストで三次元形状測定を行うことができる。
(モーション認識部)
モーション認識部20は、光学式三次元形状測定部10の測定結果に基づき、患者の容態が急変したと判断される非意識的挙動を認識する。ここで、非意識的挙動とは、患者の寝返りや転倒、痙攣などの身体的動作、および患者の呼吸運動などの生体活動をいう。
モーション認識部20は、光学式三次元形状測定部10によって取得された距離情報を用いることにより、二次元の撮像情報のみを用いたときに比べて、より正確に寝返りや転倒、痙攣などの身体的動作を検出することが可能となっている。
また、モーション認識部20は、非意識的挙動だけでなく、患者が看護師の呼び出しを行う意思を伝達するための意識的挙動を認識することも好ましい。ここで、意識的挙動とは、例えば、手招きや手を振る動作、指を所定の本数立てるなどの動作などをいう。
図4は、モーション認識部20の詳細な構成を示した看護支援装置1の説明図である。モーション認識部20は、オブジェクト認識部21、頭オブジェクト挙動認識部22、腕オブジェクト挙動認識部23、脚オブジェクト挙動認識部24および胴体オブジェクト挙動認識部25を備えており、さらに、生体活動認識部26、呼吸運動認識部27および非意識的挙動判定部28を備えている。
オブジェクト認識部21は、非意識的挙動のうち患者の寝返りや転倒、痙攣などの身体的動作を認識するために、光学式三次元形状測定部10での三次元座標の測定結果から、患者の頭部、腕部、脚部、胴体部を認識する。
オブジェクト認識部21は、光学式三次元形状測定部10により取得した三次元座標位置から所定時間隔の距離値差分を取ることで、オブジェクトの移動を検出し、非意識的挙動を認識する。
頭オブジェクト挙動認識部22は、オブジェクト認識部21で認識した頭オブジェクトから患者の頭部の挙動を認識し、認識結果を非意識的挙動判定部28に伝達する。
また、腕オブジェクト挙動認識部23は、オブジェクト認識部21で認識した腕オブジェクトから患者の腕部の挙動を認識し、認識結果を非意識的挙動判定部28に伝達する。
また、脚オブジェクト挙動認識部24は、オブジェクト認識部21で認識した脚オブジェクトから患者の脚部の挙動を認識し、認識結果を非意識的挙動判定部28に伝達する。
また、胴体オブジェクト挙動認識部25は、オブジェクト認識部21で認識した胴体オブジェクトから患者の胴体部の挙動を認識し、認識結果を非意識的挙動判定部28に伝達する。
また、併せて、患者の横たわるベッドなどのオブジェクトを認識するようにして、患者の非意識的挙動に伴うベッドの動きを認識して、認識結果を非意識的挙動判定部28に伝達するようにしてもよい。
生体活動認識部26は、光学式三次元形状測定部10の三次元座標測定結果から患者の呼吸運動などの生体活動を認識し、認識結果を非意識的挙動判定部28に伝達する。
呼吸運動認識部27は、生体活動認識部26の認識した三次元座標測定結果から呼吸運動を認識し、認識結果を非意識的挙動判定部28に伝達する。ここで、呼吸運動認識部27では、患者の胸部の大胸筋付近の距離変動を精密に測定することで、呼吸運動のモニタリングを行う。
ここで、頭オブジェクト挙動認識部22、腕オブジェクト挙動認識部23、脚オブジェクト挙動認識部24、胴体オブジェクト挙動認識部25および呼吸運動認識部27により、非意識的挙動が認識された場合、看護師に挙動認識結果の通知を行う必要があると判断する。非意識的挙動には、上記のように、転倒、起き上がり、痙攣、および寝返りなどの身体的挙動と、呼吸などの生体活動が含まれる。以下に看護師に通知の必要がある挙動認識結果例を示す。
以下に看護師に通知の必要がある挙動認識結果例を示す。
・「転倒」
頭オブジェクトまたは脚オブジェクトまたは胴体オブジェクトがベッドより低い位置にある。
・「起き上がり」
頭オブジェクトが所定の位置より高い位置にある。
・「痙攣」
頭オブジェクトまたは腕オブジェクトまたは脚オブジェクトまたは胴体オブジェクトの三次元座標の測定データに非周期的な振動が検出される
・「寝返り」
腕オブジェクトの三次元座標位置が所定の値より変化する。また、一定時間以上寝返りが検出されない場合も、看護師に通知する。
・「呼吸」
測定された呼吸数が正常値から算出されたしきい値を上回った場合、看護師に通知する。
なお、接触式センサを用いた従来の呼吸測定では、被測定者が常に測定器を身につけている必要があり、被測定者の負担となっていたが、看護支援装置1のようにモーション認識を行うことで、痙攣や寝返り、転倒といった非意識的な身体的動作に加え、呼吸運動などの身体データについても非接触で認識することができる。
非意識的挙動判定部28は、頭オブジェクト挙動認識部22、腕オブジェクト挙動認識部23、脚オブジェクト挙動認識部24、胴体オブジェクト挙動認識部25および呼吸運動認識部27での挙動認識結果を統合して、非意識的挙動を判定する。
そして非意識的挙動の判定結果に基づいて、二次元撮像情報の要否を判断し、必要に応じて二次元情報撮像部30を起動させる。また、挙動認識結果は情報送信部40に伝達される。
(二次元情報撮像部)
二次元情報撮像部30は、静止画または動画、好ましくは動画を撮像する撮像装置を備えている。二次元情報撮像部30は、モーション認識部20での挙動認識結果に基づき、患者の容態が急変したと判断された際に起動されて、撮像装置により患者を撮像する。
また、二次元情報撮像部30は、音声録音装置を備えることも好ましい。音声録音装置を備える場合は、撮像装置での撮像に併せて、患者の音声を取得する。
二次元情報撮像部30では、撮像装置で撮像した二次元撮像情報を情報送信部40に送る。また、音声を録音した場合は、併せて音声も送信する。
(情報送信部)
情報送信部40は、モーション認識部20での挙動認識結果を看護師に送信する。また、二次元情報撮像部30で二次元撮像情報が撮像された場合は、挙動認識結果と二次元撮像情報とを併せて看護師に送信する。なお、二次元撮像情報が撮像されない場合に、モーション認識部20での挙動認識結果の看護師への送信は、すべての挙動認識結果について行うものであっても、送信を要する所定の挙動認識結果を送信するものであっても、送信しないものであってもよい。
<看護支援処理>
以上説明した本実施形態に係る看護支援装置1が実行する看護支援処理について説明する。図5は、看護支援処理のフローチャートである。
看護支援装置1では、光学式三次元形状測定部10が間断なく視野内の患者の各部の三次元座標を測定して、測定結果をモーション認識部20へ送っている(S101:光学式三次元形状測定処理)。
そして、モーション認識部20では、光学式三次元形状測定部10からの測定結果に基づいて、モーション認識を実施する(S102:モーション認識処理)。また、モーション認識処理では、モーション認識部20での挙動認識結果により、二次元撮像情報を取得する必要があるか否かを判断する。
ここで、二次元撮像情報の取得要否の判断は、例えば、モーション認識部20が所定のしきい値以上の呼吸数を検知した場合や、痙攣や転倒などの挙動が検知された場合、寝返りが一定時間以上検知されなかった場合などの患者の容態の急変が疑われる場合に、取得する必要があると判断する。これに対し、例えば、モーション認識部20が、上記しきい値を下回るが、正常値を上回る呼吸数を検知した場合や、起き上がりなどの挙動が検知された場合など、緊急性の比較的低い挙動が検知された場合は、取得する必要がないと判断する。
二次元撮像情報を取得する必要がある場合(S102:Yes)、二次元情報撮像部30は患者の二次元撮像情報を撮像し(S103:二次元情報撮像処理)、モーション認識部20での挙動認識結果および撮像された二次元撮像情報が情報送信部40に渡される。
一方、二次元撮像情報を取得する必要がない場合(S102:No)、モーション認識部20での挙動認識結果が情報送信部40に渡される。
情報送信部40は、取得された挙動認識結果を看護師に送信する(S104:情報送信処理)。また、二次元撮像情報を取得した場合は、これを併せて看護師に送信する。
情報送信処理(S104)後は、光学式三次元形状測定処理(S101)に戻り、患者の三次元座標の測定に戻る。モーション認識部20により患者の所定の挙動が認識されない場合は、光学式三次元形状測定部10による患者の三次元座標の測定が継続されている。
[第2の実施形態]
以下、本発明に係る看護支援装置2の他の実施形態について説明する。なお、上記実施形態と同様の点についての説明は適宜省略する。図6は、看護支援装置2の構成例を示す説明図である。看護支援装置2は、光学式三次元形状測定部10、モーション認識部20、二次元情報撮像部30、情報送信部40、被測定者情報データベース50、映像情報出力部60、看護師用端末70および被測定者用端末80を備えている。
被測定者情報データベース50は、患者の過去の挙動認識履歴である挙動認識履歴情報を記憶する被測定者情報記憶手段である。モーション認識部20は、被測定者情報データベース50に記憶された挙動認識履歴情報と、モーション認識部20での最新の挙動認識結果と、を比較し、非意識的挙動の判定の際に、比較結果を考慮することが好ましい。これにより、被測定者毎の特徴を考慮して容態を正確に判断でき、ナースコールの緊急性に尺度を持たせることができ、看護師の業務効率を向上させることができる。
また、被測定者情報データベース50は、患者の属性等に関する患者情報を保有していてもよい。患者情報とは、例えば、患者名、患者番号、病室番号およびベッド番号などである。
また、被測定者情報データベース50は、患者の容態に関する患者容態情報を保有していてもよい。患者容態情報とは、例えば、モーション認識部20以外の各種測定機器を用いて測定された身長、体重および血圧値などの身体的情報である。
モーション認識部20は、被測定者情報データベース50の患者情報、患者容態情報を読み出して、該当する患者についての患者情報および患者状態情報を併せて情報送信部40に送信する。そして、情報送信部40は、挙動認識結果、二次元撮像情報に併せて、これらの情報を看護師に送信することが好ましい。
映像情報出力部60は、情報送信部40から送信される二次元撮像情報を表示する映像情報出力手段である。映像情報出力部60は、例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、ELディスプレイなどの表示装置で構成される。また、音声を取得する場合は、併せて音声出力する。
映像情報出力部60を備えることで、モーション認識部20での挙動認識結果に加えて、被測定者の様子をリアルタイムで確認することができるため、被測定者の容態を正確に判断することが可能となる。
看護師用端末70は、看護師が所持し、必要に応じて看護師が使用する応答者用端末である。看護師用端末70は、情報送信部40から送信される挙動認識結果を受信する。また、看護師用端末70は、表示装置を更に備えており、二次元撮像情報を受信、表示することが好ましい。看護師用端末70は、例えば、携帯電話やPHS端末、またはナースコールシステム専用の子機などの端末である。また、看護師用端末70は、ブザー音やアラーム音などの通知音を出力する音声出力機能を有してもよく、更に、情報送信部40から送信される情報に応じて、ブザー音やアラーム音を変える機能を有していてもよい。
被測定者用端末80は、被測定者の近傍に配置され、または被測定者が所持し、必要に応じて被測定者が使用する端末である。看護師用端末70からの呼び出し要求に応じて、看護師用端末70と被測定者用端末80とは通話可能に接続される。被測定者用端末80は、例えば、携帯電話やPHS端末、またはナースコールシステム専用の子機などの端末である。また、被測定者用端末80は、看護師を呼び出すためのボタンやセンサなどを備えていてもよい。
看護支援装置2は、情報送信部40から挙動認識結果を看護師用端末70に送信する際に、看護師用端末70と被測定者用端末80とを通話可能に接続する通話制御手段を備えている。これにより、挙動認識結果を看護師が確認する際に、患者との通話を可能とすることで、患者が通話可能である場合に、患者の意思や自覚症状の確認をすることができる。
また、通話制御手段は、看護師用端末70からの呼び出し要求があった場合に、看護師用端末70と被測定者用端末80とを通話可能に接続する。これにより、送信された身体データ等により、看護師が被測定者の容態の確認をする必要があると判断した際に、看護師の意思で患者への通話をすることができる。
[第3の実施形態]
また、看護支援装置は、接触式センサ、および/または、非接触式センサを備えていることが好ましい。
接触式センサは、例えば、圧力センサや光センサ、温度センサ、加速度センサなどである。接触式センサにより、例えば、血圧値や脈拍数、心電図、体温などの接触式センサ取得情報を取得する。
非接触式センサは、例えば、ドップラーセンサや温度センサなどである。非接触式センサにより、例えば、脈拍数や体温などの非接触式センサ取得情報を取得する。
図7は、接触式センサおよび非接触式センサを備えた看護支援装置が実行する看護支援処理のフローチャートである。
看護支援装置2では、光学式三次元形状測定部10が間断なく視野内の患者の各部の三次元座標を測定して、測定結果をモーション認識部20へ送っている(S201:光学式三次元形状測定処理)。
そして、モーション認識部20では、光学式三次元形状測定部10からの測定結果、に基づいて、モーション認識を実施する(S202:モーション認識処理)。この時、被測定者情報データベース50の挙動認識履歴情報と比較して、患者毎に、二次元撮像情報を取得する必要があるか否かを判断する。
二次元撮像情報を取得する必要がある場合(S202:Yes)、二次元情報撮像部30は患者の二次元撮像情報を撮像し(S203:二次元情報撮像処理)、モーション認識部20での挙動認識結果および撮像された二次元撮像情報が情報送信部40に渡される。
一方、二次元撮像情報を取得する必要がない場合(S202:No)、モーション認識部20での挙動認識結果が情報送信部40に渡される。
接触式センサ部は、接触式センサにて測定された接触式センサ取得情報を情報送信部40に送信している(S204:接触式センサによる測定処理)。
また、非接触式センサ部は、非接触式センサにて測定された非接触式センサ取得情報を情報送信部40に送信している(S205:非接触式センサによる測定処理)。
なお、接触式センサ取得情報、非接触式センサ取得情報の送信は、予め所定のタイミングで情報送信部40に送られ、情報送信部40が保持しているものであっても、情報送信部40へ挙動認識結果が渡されるタイミングで、接触式センサ取得情報、非接触式センサ取得情報を取得、送信するものであってもよい。
情報送信部40は、取得された挙動認識結果、接触式センサ取得情報および非接触式センサ取得情報を看護師に送信する(S206:情報送信処理)。また、二次元撮像情報を取得した場合は、これを併せて看護師に送信する。なお、接触式センサ部、非接触式センサ部のいずれか一方のみを備える場合は、対応するセンサ取得情報と、挙動認識結果が送信される。
情報送信処理(S206)後は、光学式三次元形状測定処理(S201)に戻り、患者の三次元座標の測定に戻る。モーション認識部20により患者の所定の挙動が認識されない場合は、光学式三次元形状測定部10による患者の三次元座標の測定が継続されている。
以上説明した看護支援装置によれば、被測定者である患者自身が応答者である看護師の呼び出し動作をすることができない場合であっても、看護師に対して被測定者の容態を通知することができ、看護師は患者の容態を確認することができる。
詳しくは、モーション認識センサによって患者の挙動を測定するナースコールシステムにおいて、患者の挙動の測定を行い、容態の急変を検知した際に、ナースコールを起動し、患者の身体の挙動認識結果と患者の映像の両者を伝送することで、看護師が患者の容態を数値的かつ視覚的に確認して、緊急性を判断することができる。
したがって、容態の急変により患者がナースコールを押すことができず、看護師に意思や情報を発信できない場合に、看護師に患者の容態の通知を行うとともに、看護師は患者の容態を確認することが可能となる。
尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
上記実施形態では、看護支援装置を、被測定者が患者であって、応答者が看護師である場合の看護のためのナースコールに適用した場合を例にして説明したが、その他の対象に適用できることは勿論である。
ここで、看護には、高齢者の介護や、新生児などの監視も含まれる。例えば、介護施設および在宅における高齢者見守りシステムに、看護支援装置を適用することができる。この場合、要介護者が患者に該当し、介護者が応答者に該当する。同様に、新生児監視システム等にも適用することができる。さらに、被測定者は人間に限られるものではなく、動物も含まれる。例えば、動物園における動物の遠隔監視に適用するようにしてもよい。
1,2 看護支援装置
10,10a〜10c 光学式三次元形状測定部
11a,11b,11c 三次元座標計算部
12 投影部
13,13a,13b 撮像部
14 照明部
15 受光部
20 モーション認識部
21 オブジェクト認識部
22 頭オブジェクト挙動認識部
23 腕オブジェクト挙動認識部
24 脚オブジェクト挙動認識部
25 胴体オブジェクト挙動認識部
26 生体活動認識部
27 呼吸運動認識部
28 非意識的挙動判定部
30 二次元情報撮像部
40 情報送信部
50 被測定者情報データベース
60 映像情報出力部
70 看護師用端末
80 被測定者用端末
100 ベッド
101 患者
102 頭部
103 腕部
104 胴体部
105 脚部
特開平11−368号公報 特開2014−36781号公報

Claims (10)

  1. 被測定者の姿態を視野にして、被測定者の各部の三次元座標を測定する光学式三次元形状測定手段と、
    該光学式三次元形状測定手段の測定結果に基づいて、被測定者の挙動を認識するモーション認識手段と、
    前記モーション認識手段による挙動認識結果に基づき、所定の場合に被測定者を撮像して二次元撮像情報を取得する二次元情報撮像手段と、
    前記モーション認識手段による挙動認識結果、および前記二次元情報撮像手段による二次元撮像情報を出力する情報送信手段と、を備えることを特徴とする看護支援装置。
  2. 前記モーション認識手段は、前記光学式三次元形状測定手段の測定結果に基づいて、被測定者の非意識的挙動を認識することを特徴とする請求項1に記載の看護支援装置。
  3. 前記モーション認識手段は、前記光学式三次元形状測定手段の測定結果に基づいて、被測定者の呼吸運動を認識することを特徴とする請求項1または2に記載の看護支援装置。
  4. 被測定者の挙動認識履歴情報を記憶した被測定者情報記憶手段を備え、
    前記モーション認識手段は、該モーション認識手段による挙動認識結果と、前記挙動認識履歴情報と、に基づいて、被測定者の挙動を認識することを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の看護支援装置。
  5. 前記二次元撮像情報が入力されて、該二次元撮像情報を表示する映像情報出力手段と、を備えることを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の看護支援装置。
  6. 被測定者が使用する被測定者用端末と、
    応答者が使用し、前記情報送信手段から挙動認識結果が送信される応答者用端末と、
    前記応答者用端末に対して挙動認識結果が送信される際に、および/または、前記応答者用端末から前記被測定者用端末への呼び出し要求があった際に、前記応答者用端末と前記被測定者用端末とを通話可能に接続する通話制御手段と、を備えることを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載の看護支援装置。
  7. 前記光学式三次元形状測定手段は、測定対象物に基準パターンを投影し、撮影画像から三次元座標を得るパターン投影法に基づいて、被測定者の各部の三次元座標を測定することを特徴とする請求項1から6までのいずれかに記載の看護支援装置。
  8. 前記光学式三次元形状測定手段は、光源から発された光の飛行時間から測定対象物までの距離を測定するTime−of−Flight法に基づいて、被測定者の各部の三次元座標を測定することを特徴とする請求項1から6までのいずれかに記載の看護支援装置。
  9. 前記光学式三次元形状測定手段は、視点の異なる2枚以上の撮影画像の視差から三次元座標を得るステレオ法に基づいて、被測定者の各部の三次元座標を測定することを特徴とする請求項1から6までのいずれかに記載の看護支援装置。
  10. 被測定者の姿態を視野にして、被測定者の各部の三次元座標を測定する光学式三次元形状測定処理と、
    該光学式三次元形状測定処理での測定結果に基づいて、被測定者の挙動を認識するモーション認識処理と、
    前記モーション認識処理による挙動認識結果に基づき、所定の場合に被測定者を撮像して二次元撮像情報を取得する二次元情報撮像処理と、
    前記モーション認識処理による挙動認識結果、および前記二次元情報撮像処理による二次元撮像情報を出力する情報送信処理と、を行うことを特徴とする看護支援方法。
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