JP2016015346A - 照明システム - Google Patents

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Abstract

【課題】
各照明モジュールの位置とアドレスとの対応関係が明確になるように各照明モジュールへのアドレス割り当てを行うことができる照明システムを提供する。
【解決手段】
照明システムは、各々が面光源と外部入力検出センサとを有する複数の照明モジュールと、複数の照明モジュールに接続される、外部入力検出センサにより取得した情報に基づいて面光源の発光を制御するマスタ装置と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、面光源を有する照明モジュールと、複数の照明モジュールを制御するマスタ装置を備える照明システムに関する。
発光源として有機EL素子を有する有機ELパネルを用いた発光装置が提案されている。有機ELパネルを用いた発光装置には、面発光で形状に制約がないという特徴があり、そのような特徴はLED(発光ダイオード)発光装置等の他の発光装置では得られないので、今後の実用化に向けた更なる開発が期待されている。
一般に、発光装置の発光源としての有機ELパネルは、透明基板上に形成されたITO等の透明導電膜からなる陽極と、Al等の金属からなる陰極と、陽極と陰極との間に挟まれた有機多層構造の有機発光機能層とを有している(特許文献1)。有機発光機能層は有機材料からなり、陽極側から順に例えば、ホール注入・輸送層、発光層、電子輸送層、及び電子注入層の積層からなり、例えば、真空蒸着法又はインクジェット法を用いて積層形成することができる。このような有機ELパネルは、パネル全体で高輝度が得られるようにストライプ状に有機発光機能層を形成している。
また、このような有機ELパネルの複数を平面的に並べる(タイリングという)ことにより、光る天井や、光る壁等の新規の照明形態が可能となり、日常生活に新しい価値を提供することが期待されている。
タイリングによる照明形態の1つとして、全ての有機ELパネルを同一に点灯及び消灯する形態がある。この場合には全ての有機ELパネルの電源をオン/オフすることにより簡単に実現することができる。
他の照明形態としては、複数の有機ELパネル各々を個別に制御して天井全体や壁全体で演出照明を行う形態が考えられる。例えば、有機ELパネル毎に輝度や色を制御して2次元的な有意な情報やパターンを表現することができる。
このような演出照明を行う有機ELパネルの制御に適した照明制御技術としてはDMX512−A規格がある。
DMX512−Aの規格を用いる照明システムでは、照明制御を司る1つのマスタ装置と、照明制御を受ける複数の照明モジュール(スレーブ装置)とからなる構成が前提となっている。上記したように複数の有機ELパネルをタイリングした照明システムにDMX512−Aの規格を適用すると、マスタ装置は複数の照明モジュール各々に対して通信線を介して制御データを含むコマンドを送信し、有機ELパネルを含む複数の照明モジュール各々ではコマンドを受信してコマンド中の制御データに従って有機ELパネルを駆動することが行われる。
特許第4567092号公報
しかしながら、DMX512−Aの規格を用いる照明システムでは、照明モジュール各々に異なるアドレスを割り当てて複数の照明モジュールを区別して認識する必要がある。従来の照明システムでは、複数の照明モジュール各々に対してアドレスをディップスイッチやロータリースイッチを用いて設定する方法が一般的である。このアドレス設定は手作業で行う必要があり、照明モジュールの台数が多くなれば大変な作業であることは容易に想像することができる。また、アドレス値を人手で設定する作業ではアドレスの重複等の間違いが生じ易いのでその間違いの有無を確認することもむろん大変な作業となる。
更に、手作業のアドレス設定が面倒だという以外に、別の課題もある。上記したように有機ELパネルのような面発光パネルの重要な用途にタイリングがある。ユーザから見えるタイリング表面は有機ELパネルの発光面のみであって、照明モジュール内の上記したスイッチ、パネルの駆動制御部及び配線等の部分はパネル背面側、例えば、天井内に隠して施工されるべきである。よって、アドレス設定作業は照明モジュールの取付面に設置前に完了しなければならないし、また、照明モジュールの設置後のアドレス設定や変更は困難であるという欠点があった。
更に言えば、単に個別のアドレスが設定されれば良いという訳でなく、各照明モジュールのタイリング上の位置とアドレスとの対応関係がマスタ装置或いはユーザに完全に認識されなければ、意図した照明演出を正しく実現できないことは言うまでもない。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、上記の欠点が一例として挙げられ、簡単な手作業だけで各照明モジュールの位置とアドレスとの対応関係が明確になるように各照明モジュールへのアドレス割り当てを行うことができる照明モジュール及び照明システムを提供することが本発明の目的である。
請求項1に係る発明の照明システムは、各々が面光源と外部入力検出センサとを有する複数の照明モジュールと、前記複数の照明モジュールに接続され且つ、前記外部入力検出センサにより取得した情報に基づいて前記面光源の発光を制御するマスタ装置と、を有することを特徴としている。
前記照明システムにおいて、前記マスタ装置は、前記複数の照明モジュールの各々に前記情報として前記複数の照明モジュールの各々のアドレスを設定し、前記アドレスに基づいて前記面光源の発光を制御することができる。前記照明システムにおいて、前記外部入力検出センサは、タッチセンサであることができる。前記照明システムにおいて、前記マスタ装置は、前記複数の照明モジュールの各々に前記アドレスを付与するアドレスモードを備え、前記アドレスモードの間に前記タッチセンサのタッチ検出の順番に基づいて前記複数の照明モジュールの各々に前記アドレスを付与することができる。前記照明システムにおいて、前記マスタ装置の一部とした又は前記マスタ装置に接続された操作部を有し、前記操作部への入力操作によって前記面光源の発光を制御することができる。
本発明の実施例の照明システムを示すブロック図である。 図1の照明モジュール内の面光源の断面図である。 図1の照明システムで用いられる非同期シリアル通信のコマンドフォーマットを示す図である。 図1の照明システムで用いられるDMX512−A規格の独自コマンドのコマンドフォーマットを示す図である。 図1の照明システムのアドレス割り当て動作のシーケンス図である。 アドレスモードで使用されるコマンドのコマンドフォーマットを示す図である。 図6のコマンドの種類と種類毎の各パラメータの内容とを示す図である。 DMXコマンドのコマンドフォーマットを示す図である。
以下、本発明の実施例を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1に示された実施例の照明システムにおいては、照明制御マスタ11(マスタ装置)と複数の照明モジュール(スレーブ装置)120〜12n(なお、nは正の整数である)とが設けられ、照明制御マスタ11と複数の照明モジュール120〜12nとの間には通信線13によって接続されている。
照明制御マスタ11は複数の照明モジュール120〜12n各々の動作を制御するコントローラである。照明制御マスタ11は通信I/F(インターフェース)部21、及びマスタ通信制御部22を有している。通信IF部21は通信線13に接続され、複数の照明モジュール120〜12n各々について後述のコマンドを送受信する。マスタ通信制御部22は通信IF部21に接続され、例えば、マイクロコンピュータからなり、複数の照明モジュール120〜12n各々の動作を制御するコマンドを作成してそれを送信させるべく通信I/F部21に供給する。また、マスタ通信制御部22は通信I/F部21が受信したコマンドの内容を解釈してそれに応答するためのコマンドを作成する。
操作部23はマスタ通信制御部22に接続され、ユーザの入力操作を受け入れ、マスタ通信制御部22に対して入力操作に対応した指令を発する。操作部23は実施例では照明制御マスタ11の外部に設けられているが、照明制御マスタ11の一部としても良い。
複数の照明モジュール120〜12n各々は後述の有機EL素子からなる面光源34を有する有機ELパネルとして天井や壁などにタイリングされる。複数の照明モジュール120〜12n各々は同一の構成を有しており、通信I/F(インターフェース)部31、スレーブ通信制御部32、発光制御部33、及び面光源34を有している。通信I/F部31は通信線13に接続され、照明制御マスタ11に対してコマンドを送受信する。スレーブ通信制御部32は、通信I/F部31及び発光制御部33に別々に接続され、通信I/F部31が受信したコマンド中の自身宛の制御データを抽出してそれを発光制御部33に供給する。また、スレーブ通信制御部32は、通信I/F部31が受信したコマンドの内容を解釈してそれに応答するためのコマンドを作成する。発光制御部33は面光源34に接続され、スレーブ通信制御部32から供給される制御データに応じて面光源34を駆動制御する。スレーブ通信制御部32及び発光制御部33については例えば、1つのマイクロコンピュータから構成しても良い。
面光源34は図2に示すように、ガラス基板40上に透明電極41が陽極として形成されている。透明電極41は例えば、スパッタ法により形成され、ITO膜からなる。透明電極41上には長手形状の複数のバンク42が等間隔で並置されている。バンク42は有機絶縁材料からなる。スピンコート法又は印刷法で透明電極41上に有機絶縁材料を塗布し、乾燥後、フォトリソグラフィ技術によりパターニングを行うことによりバンク42が形成される。バンク42は、その長手方向に垂直な方向の断面が台形状であり透明電極41上において順テーパの側面を有している。なお、バンク42の形成位置の透明電極41上には図示しない給電用のバスラインが形成され、バンク42によってそのバスラインは覆われている。
隣接するバンク42間に上記した発光領域が位置している。各発光領域には有機発光構造層として、ホール注入層43、発光層44、及び電子注入層45がその順に形成されている。ホール注入層43、発光層44、及び電子注入層45各々は、その材料を含むインクをインクジェット法等の塗布法を用いて塗布し、塗布後に乾燥処理することにより形成されている。発光層44については隣接する発光領域で異なる色の発光層が配置されており、赤発光層44(R)、緑発光層44(G)及び青発光層44(B)の順にバンク42の並置方向に向けて繰り返されている。なお、有機発光構造層は上記した構成に限定されず、ホール注入層43と発光層44との間にホール輸送層が形成され、発光層44と電子注入層45との間に電子輸送層が形成された構成でも良い。
電子注入層45上には例えば、真空蒸着法にてAl膜が例えば、真空蒸着形成され、更に、フォトリソグラフィ技術によりパターニングを行うことによりRGB毎に金属電極46(R)、46(G)及び46(B)が陰極として形成されている。
発光制御部33は透明電極41と金属電極46(R)、46(G)及び46(B)各々との間に駆動電流を個別に供給する。各駆動電流のレベルは上記の制御データに応じて定まり、駆動電流のレベルに応じた輝度で発光領域では発光する。
面光源34の発光層44(44(R),44(G),44(B))が発光すると、その光はホール注入層43、透明電極41、そしてガラス基板40を介して外部に出射される。また、発光層44で生成した光は電子注入層45を介して金属電極46(46(R),46(G),46(B))で反射し、その反射光が電子注入層45、発光層44、ホール注入層43、透明電極41、そしてガラス基板40を介して外部に出射される。出射される光は赤色光、緑色光及び青色光が各々の輝度に応じて混色される。赤色光、緑色光及び青色光各々の輝度が同一ならば白色光として出射される。
複数の照明モジュール120〜12n各々は更にタッチセンサ35(外部入力検出センサ)を有している。タッチセンサ35は発光制御部33に接続されている。タッチセンサ35は図2に示したように、面光源34の発光面であるガラス基板40の光出射面上に貼り付けられたITO等のフィルム状の透明タッチパネル36を有し、静電容量方式又は抵抗膜方式でユーザの発光面へのタッチを検出する。
かかる構成の照明システムにおいて、照明制御マスタ11による複数の照明モジュール120〜12nの制御には上記したように、DMX512−Aという通信プロトコルの規格が用いられている。
DMX512−Aでは、通信線の電気仕様としてEIA−485規格(=RS−485規格)が採用されており、非同期シリアル通信が行われる。非同期シリアル通信のコマンドフォーマットは、図3に示すように、ブレーク信号と呼ばれるスタート信号の後、1バイトのスタートコード(スロット0)と、それに続く512バイトのデータ部分(スロット1〜512)とからなるシンプルなパケット構成を持っている。一般に、使用されるのはスタートコード=0x00、ヌルコマンドと呼ばれるもので、これで照明制御や各種機器制御が行われる。
また独自コマンドを送信する機能もあり、図4に示すように、スタートコードは0x91、次に2バイトのManufacturer IDと呼ばれる会社・組織を識別するMID、その後のスロットでデータ(=独自コマンド)が送信される。なお、MID−HはMIDの上位バイトであり、MID−LはMIDの下位バイトである。
DMX512−Aの規格を用いて複数の機器を制御する場合には、各機器にDMXアドレスと呼ばれる値を設定することが行われる。このDMXアドレスに相当するスロット位置のデータが、その機器への指示となる。つまり各機器への指示が1バイトの場合、最大512台の機器を制御できることになる。
よって、実施例の照明システムでは、照明制御マスタ11が制御対象の照明モジュール120〜12nの各々を制御するためには事前にDMXアドレスを照明モジュール120〜12nに付与する(割り当てる)ことが必要となる。
次に、DMXアドレス付与動作について図5のシーケンス図を参照しつつ説明する。
DMXアドレスを付与する動作を開始するに当たっては、先ず、照明システム全体がアドレスモードに設定される。これは、ユーザによる操作部23への入力操作によってアドレス付与指令が操作部23から生成され(ステップS1)、そのアドレス付与指令に応じてマスタ通信制御部22が複数の照明モジュール120〜12n各々に対してアドレスモード開始のためのコマンドを作成する。作成されたアドレスモード開始コマンドは通信IF部21に渡され、通信IF部21によって通信線13を経て各照明モジュール120〜12nに送信される(ステップS2)。
ここで、使用されるコマンドでは上記したDMX512−A規格の独自コマンドのフォーマットが利用される。図6に示すように、スロット0〜スロット2は図4に示した通りである。スロット3がコマンド長(バイト数)、スロット4がコマンド内容を示すコマンド番号である。図7に示すように、アドレスモード開始についてはスロット3のコマンド長は0x01、スロット4のコマンド番号は0x00である。
また、この独自コマンドのフォーマットは図7から分かるように、アドレスモード開始コマンドに限らず、アドレスモード終了、アドレス要求、アドレス要求&終了、及びアドレス付与の各コマンドでも使用される。アドレス付与コマンドでは、コマンド長が0x03であり、スロット5及び6が使用される。スロット5はDMXアドレスの上位8ビット(AD−H)、スロット6はDMXアドレスの下位8ビット(AD−L)である。ここに示したコマンドはアドレスモードにおいて使用されるコマンドであり、照明制御マスタ11からのコマンド送信だけでなく照明モジュール120〜12nからのコマンド送信が実行される。
照明モジュール120〜12n各々においては、通信I/F部31が照明制御マスタ11から送信されたアドレスモード開始コマンドを受信する。受信されたコマンドはスレーブ通信制御部32に供給され、スレーブ通信制御部32はコマンドのスロット0が独自コマンドを示す0x91を検出すると、その後のスロット4のコマンド番号0x00に応じて照明モジュールの動作モードをアドレスモードに設定する(ステップS3)。
アドレスモードでは、複数の照明モジュール120〜12nのうちからユーザが望む順番に照明モジュールの発光面へのタッチが行われる。すなわち、発光面に設けられたタッチパネル36へのタッチが行われる(ステップS4)。タッチされた照明モジュールを12k(120〜12nのうちのいずれか1)とする。
タッチされた照明モジュール12kにおいては、タッチセンサ35によるタッチ検出出力が発光制御部33に供給される。更に、発光制御部33はタッチ検出をスレーブ通信制御部32に通知する。スレーブ通信制御部32はタッチ検出に応じてアドレス要求コマンドを作成する。アドレス要求コマンドでは、図7に示すように、コマンド長が0x01、コマンド番号が0x10である。作成されたアドレス要求コマンドは通信IF部31に渡され、通信IF部31によって通信線13を経て照明制御マスタ11に送信される(ステップS5)。照明モジュール12kはアドレス要求コマンドを送信したので、返答コマンド待機状態となる。ステップS5のアドレス要求コマンドの送信が送信手段に相当する。
照明制御マスタ11においては、通信I/F部21がコマンドを受信すると、その受信されたコマンドはマスタ通信制御部22に供給される。マスタ通信制御部22はアドレスモードにおいてコマンドのスロット0が独自コマンドを示す0x91を検出すると、その後のスロット4のコマンド番号0x10に応じてDMXアドレスを順番に決定する(ステップS6)。DMXアドレスの値はアドレスモードの開始後、アドレス要求コマンドを受信した順番に昇順するように決定される。そして、その決定したDMXアドレスを含むアドレス付与コマンドを作成する。アドレス付与コマンドは上記したようにスロット5にDMXアドレスの上位8ビット(AD−H)を含み、スロット6にDMXアドレスの下位8ビット(AD−L)を含む。ステップS6のDMXアドレスの決定がアドレス設定手段に相当する。
作成されたアドレス付与コマンドは通信IF部21に渡され、通信IF部21によって通信線13を経て照明モジュール12kに返信される(ステップS7)。アドレス付与コマンドは実際には照明モジュール12kを含む全ての照明モジュール120〜12nに送信される。ステップS7のアドレス付与コマンドの返信が返信手段に相当する。
照明モジュール12kにおいては、通信I/F部31が照明制御マスタ11から送信されたアドレス付与コマンドを受信する。受信されたコマンドはスレーブ通信制御部32に供給され、スレーブ通信制御部32はアドレス要求コマンドを送信した直後で上記したように返答コマンド待機状態にあるので、そのコマンドを受け入れる。
照明モジュール12kを除く照明モジュール120〜12nでは返答コマンド待機状態ではないので、それらの照明モジュール内のスレーブ通信制御部32はそのアドレス付与コマンドを無視する。
照明モジュール12kのスレーブ通信制御部32は、受け入れたコマンドのスロット0〜スロット4に応じてアドレス付与コマンドであることを確認すると、スロット5及びスロット6からDMXアドレスを取り出してそれを自身のアドレスとして設定し、また、返答コマンド待機状態を解除して照明モジュール12kについてのアドレスモードを終了する(ステップS8)。自身のアドレスの設定ではそのDMXアドレスが例えば、メモリに記憶される。ステップS8のDMXアドレスを取り出しが取り出し手段に相当する。
このように、アドレスモードではユーザが1つの照明モジュールの発光面をタッチする毎に上記のアドレス付与動作が行われる。そして、ユーザは照明モジュール120〜12nのうちの未アドレス付与の照明モジュールの発光面へのタッチを行う。タッチ毎に上記したアドレス付与動作がタッチした照明モジュールと照明制御マスタ11との間で行われる。
最後のアドレス付与対象の照明モジュールに対してはアドレス付与と同時にアドレスモードの終了を指令するためにユーザはその発光面に連続的に2回のタッチを行う(ステップS11)。2回タッチされた照明モジュールを12end(120〜12nのうちのいずれか1)とする。
照明モジュール12endにおいては、タッチセンサ35による2回の連続的なタッチ検出出力が発光制御部33に供給される。更に、発光制御部33はその2回のタッチ検出をスレーブ通信制御部32に通知する。スレーブ通信制御部32は2回のタッチ検出に応じてアドレス要求&終了コマンドを作成する。アドレス要求&終了コマンドでは、図7に示すように、コマンド長が0x01、コマンド番号が0x11である。作成されたアドレス要求&終了コマンドは通信IF部31に渡され、通信IF部31によって通信線13を経て照明制御マスタ11に送信される(ステップS12)。照明モジュール12endはアドレス要求&終了コマンドを送信したので、返答コマンド待機状態となる。
照明制御マスタ11においては、通信I/F部21がコマンドを受信すると、その受信されたコマンドはマスタ通信制御部22に供給される。マスタ通信制御部22はアドレスモードにおいてコマンドのスロット0が独自コマンドを示す0x91を検出すると、その後のスロット4のコマンド番号0x11に応じてそれが最終のアドレス要求であることを認識し、DMXアドレスを順番に決定する(ステップS13)。そして、その決定したDMXアドレスを含むアドレス付与コマンドを作成する。アドレス付与コマンドは上記したようにスロット5にDMXアドレスの上位8ビット(AD−H)を含み、スロット6にDMXアドレスの下位8ビット(AD−L)を含む。作成されたアドレス付与コマンドは通信IF部21に渡され、通信IF部21によって通信線13を経て照明モジュール12endに返信される(ステップS14)。
アドレス付与コマンドを受信した照明モジュール12endの動作は照明モジュール12kがアドレス付与コマンドを受信した場合と同様であるので、ここでの更なる説明は省略されるが、照明モジュール12endのスレーブ通信制御部32は自身のDMXアドレスを設定し、また、返答コマンド待機状態を解除して照明モジュール12endについてのアドレスモードを終了する(ステップS15)。
照明制御マスタ11において、照明モジュール12endへのアドレス付与コマンドの送信から所定の時間(例えば、1秒)の経過後、マスタ通信制御部22はアドレスモード終了のためのコマンドを作成する。作成されたアドレスモード終了コマンドは通信IF部21に渡され、通信IF部21によって通信線13を経て各照明モジュール120〜12nに送信される(ステップS16)。
照明モジュール120〜12nのうちのユーザにタッチされず、DMXアドレスが設定されていない照明モジュールにおいては、動作モードはアドレスモードのままである。そのような照明モジュールでは、通信I/F部31が照明制御マスタ11から送信されたアドレスモード終了コマンドを受信すると、スレーブ通信制御部32はコマンドのスロット0が独自コマンドを示す0x91を検出すると、その後のスロット4のコマンド番号0x01に応じてアドレスモードを終了させる(ステップS17)。
アドレスモードの終了によりDMXアドレスが設定された照明モジュールについては、動作モードは照明制御モードとなる。照明制御モードでは通常、コマンドは照明制御マスタ11から照明モジュール120〜12nへ送信されるだけである。
実施例の照明システムにおいては、RGBの輝度を各1バイト、計3バイトで指示することが行われる。よって、発光制御コマンドであるDMXコマンドの3スロットが1つの照明モジュールの制御データの収納のために使用される。この場合には、図8に示すように、スロットm(なお、mは正の整数である)が赤の輝度データ、スロットm+1が緑の輝度データ、スロットm+2が青の輝度データとなり、DMXアドレスは3スロットの先頭位置であるスロットmを指示する。最大接続機器数は512/3=170.6...、つまり照明モジュール120〜12nをn=170台まで使用することができる。
照明制御マスタ11においては、照明制御モードでユーザによる操作部23への入力操作によって調色指令が操作部23から生成されると、マスタ通信制御部22がその調色指令に応じて複数の照明モジュール120〜12n各々、すなわち、DMXアドレス各々に対するRGBの調色のデータを含むDMXコマンドを作成する。このDMXコマンドは図8に示したデータフォーマットを有している。そして、DMXコマンドは通信IF部21によって通信線13を経て各照明モジュール120〜12nに送信される。
照明モジュール120〜12n各々においては、通信I/F部31が照明制御マスタ11から送信されたDMXコマンドを受信する。受信されたDMXコマンドはスレーブ通信制御部32に供給され、スレーブ通信制御部32はDMXコマンドのスロット0がヌルコマンドを示すことを検出すると、上記したステップS8又はS15で設定された自身のDMXアドレスに対応したDMXコマンドのスロットから連続した3スロットのデータを赤の輝度データ、緑の輝度データ、及び青の輝度データとして取り出す(制御データを取り出す手段に相当する)。それらのRGB(赤緑青)の輝度データは発光制御部33に供給される。発光制御部33は面光源34の透明電極41と金属電極46(R)との間に赤の輝度データに対応した値の駆動電流を供給し、透明電極41と金属電極46(G)との間に緑の輝度データに対応した値の駆動電流を供給し、透明電極41と金属電極46(B)との間に青の輝度データに対応した値の駆動電流を供給する。これらの面光源34への駆動電流の供給により面光源34の発光色が調色される。
このように、実施例の照明システムにおいては、照明モジュール120〜12n各々の発光面にタッチセンサ35を設けたので、照明モジュール120〜12n各々を天井や壁などに取り付けた後に、ユーザが順番に発光面にタッチするだけで照明モジュール120〜12n各々にDMXアドレスを簡単に付与することができる。また、ユーザがタッチした照明モジュールの順番にDMXアドレスが設定されるので、DMXアドレスと照明モジュール120〜12n各々との関係を明確にすることが可能となる。
更に、DMXアドレスが付与された照明モジュール120〜12nに例えば、異なる順番でDMXアドレスを再付与することが容易に可能である。
また、コマンドを送信することは照明制御マスタ11のみが行い、照明モジュール120〜12nはコマンドを受信するだけであるので、コマンドの衝突が生じ得ない。
なお、上記した実施例においては、最後のアドレス付与対象の照明モジュール12endをユーザが連続した2回タッチにより指示することにより、照明制御マスタ11では照明モジュール12endへのアドレス付与が実行されるとアドレスモード終了コマンドが送信されるが、本発明はこれに限定されない。例えば、いずれかの照明モジュールからのアドレス要求コマンドを受信してから所定の時間に亘って次のアドレス要求コマンドの受信がないときには照明制御マスタ11ではアドレスモード終了コマンドが送信されるようにしても良い。
また、上記した実施例においては、ユーザによる照明モジュールの指定を検出するセンサとしてタッチセンサを用いているが、本発明はタッチセンサに限定されず、例えば、レーザポインタの光を検知する光センサ等の他のセンサを照明モジュールの発光面又はその近傍に設けても良い。
更に、上記した実施例では、DMX512−A規格を用いて照明制御マスタ11が複数の照明モジュール120〜12nを制御する照明システムにおいて照明モジュールにアドレスを設定することが示されているが、DMX512−Aの規格以外の規格を用いた照明システムに、照明モジュールにアドレスを設定するために本発明を適用することができることは勿論である。また、照明制御マスタ11と複数の照明モジュール120〜12nとの間では通信線13を介して有線通信が行われるが、照明制御マスタ11と複数の照明モジュール120〜12nとの間で無線通信が行われても良い。
また、上記した実施例では、アドレス(DMXアドレス)はDMXコマンドのスロット番号を表しているが、本発明はこれに限定されない。
上記した実施例においては、照明モジュールには面光源として有機EL素子が用いられているが、有機EL素子以外のLED(発光ダイオード)等の発光素子を用いても良い。
11 照明制御マスタ
120〜12n,12k,12end 照明モジュール
13 通信線
21,31 通信I/F部
22 マスタ通信制御部
23 操作部
32 スレーブ通信制御部
33 発光制御部
34 面光源
35 タッチセンサ
36 タッチパネル
41 透明電極
42 バンク
43 ホール注入層
44(R),44(G),44(B) 発光層
45 電子注入層
46(R),46(G),46(B) 金属電極

Claims (5)

  1. 各々が面光源と外部入力検出センサとを有する複数の照明モジュールと、
    前記複数の照明モジュールに接続され且つ、前記外部入力検出センサにより取得した情報に基づいて前記面光源の発光を制御するマスタ装置と、を有することを特徴とする照明システム。
  2. 前記マスタ装置は、前記複数の照明モジュールの各々に前記情報として前記複数の照明モジュールの各々のアドレスを設定し、前記アドレスに基づいて前記面光源の発光を制御することを特徴とする請求項1に記載の照明システム。
  3. 前記外部入力検出センサは、タッチセンサであることを特徴とする請求項2に記載の照明システム。
  4. 前記マスタ装置は、前記複数の照明モジュールの各々に前記アドレスを付与するアドレスモードを備え、前記アドレスモードの間に前記タッチセンサのタッチ検出の順番に基づいて前記複数の照明モジュールの各々に前記アドレスを付与することを特徴とする請求項3に記載の照明システム。
  5. 前記マスタ装置の一部とした又は前記マスタ装置に接続された操作部を有し、前記操作部への入力操作によって前記面光源の発光を制御することを特徴とする請求項4に記載の照明システム。
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