JP2016015065A - プロセス監視制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】OPCサーバからデータを収集し、監視・制御を行うシステムにおいて、OPCサーバ側のベンダ固有の冗長化仕様に依存せずに継続的にデータを収集保管するための、冗長化OPCクライアント機能を持つプロセス監視制御システムを実現する。
【解決手段】データの読込み/書込みにより、少なくとも1つ以上のサブシステムから、プロセスデータを収集する2台のプロセス監視制御サーバと、プロセス監視制御サーバにサブシステムからデータを提供するためのインタフェースとなる2台のゲートウェイ装置から構成されたプロセス監視制御システムであって、ゲートウェイ装置にはプロセス監視制御サーバのデータインタフェースとしてOPCサーバ機能が搭載され、またプロセス監視制御サーバには、OPCクライアント機能が搭載されており、2台のゲートウェイ装置のそれぞれは、2台のプロセス監視制御サーバのそれぞれに接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のOPC(OPC:OLE for Process Control(OLE:Object Linking and Embedding))サーバを介してデータの収集及び監視制御を行なう冗長化されたプロセス監視制御システムに関する。
プロセス監視制御システムは、プラントの設備状況や運転状況をPLC(programmable logic controller)などの装置や分散制御システムDCS(distributed control system)からデータを収集し統合して管理するためのシステムである。ここでプラントや設備のデータを取得するPLCやDCS(以下、これらを制御機器と称する)は、設備の規模や要求機能あるいはシステム改変などの設備変更に応じて複数の異なるベンダから供給されることが多く、この場合にはそれぞれが固有のデータ表現や通信方式を持つため、これら様々なベンダの機器間でのデータのやりとりを行うためのオープンな標準インタフェース仕様としてOPCが利用されている。
ここで標準インタフェース仕様であるOPCを利用するプロセス監視制御システムは、以下のように構成されることになる。まず、PLCやDCSなどの制御機器およびOPCサーバが共通の通信線上に配置される。他方プロセス監視制御システム内にはOPCクライアントの機能とインターフェイス機能を備えており、OPCサーバからOPCクライアント、インターフェイス機能を経由してプロセス監視制御システム内にデータが伝達される。またその逆方向でのデータ伝送が行われる。
OPCには用途に応じて何種類かの仕様があるが、プロセス監視制御に必要なプラント情報の収集には、リアルタイムでのデータアクセスを迅速に行うためにOPC−DA(OPC−Data Access)仕様が利用される。OPC−DAには、同期(定周期)でのデータ読込み及び書込み、非同期でのデータ読込み及び書込み、サーバ側でのデータ更新が行われた場合の変化通知といった機能が規定されている。
ところでプロセス監視制御システムにおいては、継続的なデータ収集/監視/制御を実施することが要求されることから、システムによっては冗長化の構成が必要となる。これに対し、OPC−DAには通信リンク障害時の継続性や冗長化に関する規定がないことから、システムの要求に応じ、OPCサーバ側やOPCクライアント側において冗長化の機能を準備することになる。
この点に関し、OPCサーバを冗長化しOPCクライアントに継続的にデータを提供するための手段として、特許文献1では、参照先サーバとなる2台のOPCサーバ設置し、その参照先サーバの状態を監視して切り替える機能と参照先サーバから取得したプロセスデータをバックアップするための共通データベース機能を持った仮想DAサーバを設置するシステムが提案されている。
また、特許文献2では、OPCサーバの障害やOPCサーバ−OPCクライアント間リンク障害によるデータの損失を防ぐために、OPCクライアントと二重化されたOPCサーバノードとの間にリダイレクション管理機能を導入し、ping(ネットワークの疎通を確認するために使用されるコマンド)を使用せずに接続先サーバの切替を行うリダイレクションマネージャの方式について提案されている。
特許第3937230号 特許第4342441号
冗長化プロセス監視制御システムは、PLCやDCSなどの制御機器から収集したデータをプロセス情報として継続的にユーザHMI(human interface)を提供するとともに、解析や帳票のためのヒストリカルデータとして継続的にデータベースに蓄積する機能を提供するものであるが、設備データを提供するPLCやDCSなどの制御機器からなるサブシステムは必ずしも同じベンダから提供されるものではない。
特許文献2に記載された技術は、OPCクライアント側とOPCサーバ側の両方にリダイレクション管理のための機能が必要となる。このため、複数ベンダの機器から構成されるシステムには適用できない場合がある。
特許文献1は、OPCサーバ側を冗長化するための手段であり、OPCクライアント側はOPCサーバ機能の障害を意識せずに仮想DA(Data Access)サーバからデータ収集を行うことができる。しかし、本手段はOPCクライアント側の冗長化については考慮していないため、冗長化プロセス監視制御システムのためにクライアントの冗長化についての検討が必要となる。
なお、OPCクライアント側においても、本手段と同様に仮想DAクライアントを設置する手段が考えられるが、仮想DAサーバと同様に、仮想DAクライアントのための機器の追加が必要となる。
本発明は、OPCサーバからデータを収集し、監視・制御を行うシステムにおいて、OPCサーバ側のベンダ固有の冗長化仕様に依存せずに継続的にデータを収集保管するための、冗長化OPCクライアント機能を持つプロセス監視制御システムを実現することを目的としている。
以上のことから本発明においては、データの読込み/書込みにより、少なくとも1つ以上のサブシステムから、プロセスデータを収集する2台のプロセス監視制御サーバと、プロセス監視制御サーバにサブシステムからデータを提供するためのインタフェースとなる2台のゲートウェイ装置から構成されたプロセス監視制御システムであって、ゲートウェイ装置にはプロセス監視制御サーバのデータインタフェースとしてOPCサーバ機能が搭載され、またプロセス監視制御サーバには、OPCクライアント機能が搭載されており、2台のゲートウェイ装置のそれぞれは、2台のプロセス監視制御サーバのそれぞれに接続されていることを特徴とする。
OPCサーバ側の冗長化機能に依存することなく、また、冗長化のための機器を追加することなく、OPCクライアント側を冗長化してプロセス監視制御サーバからのユーザへのデータ提供を継続的に行うことが可能なシステムを実現できる。
本発明の代表的なプロセス監視制御システムの構成を示す図。 データ異常発生元がOPCS1である場合における系統構成を示す図。 データ異常発生元がPC1である場合における系統構成を示す図。 OPCサーバ側に仮想DAサーバを設置した場合の構成例を示す図。 通信先OPCサーバを切替えるための判定機能概要を示す図。 OPC−DAアクセス仕様に対するOPCクライアント冗長化仕様を示す図。
以下本発明の実施例について、図を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の代表的なプロセス監視制御システムの構成を示すものである。
図1のプロセス監視制御システムは、プラントの設備状況や運転状況を検知して報告するPLCや分散制御システムDCSなどの複数の制御機器C(C1、C2、C3)と、2組のOPCサーバOPCS1、OPCS2と、2組のプロセス監視制御サーバPC1、PC2と、OPCサーバOPCS1、OPCS2と複数の制御機器C(C1、C2、C3)との間を接続する通信線Lと、OPCサーバOPCS1、OPCS2とプロセス監視制御サーバPC1、PC2の間を連結する監視制御ネットワークNW11、NW12、NW21、NW22と、プロセス監視制御サーバPC1、PC2の情報をユーザ監視端末M1、M2、M3へ提供するHMIネットワークHMINWで構成されている。
ここでは、OPCサーバOPCS1、OPCS2と、プロセス監視制御サーバPC1、PC2と、監視制御ネットワークNW11、NW12、NW21、NW22の部分が二重化された冗長系を構成している。
2台のプロセス監視制御サーバPC1、PC2は、同じ内部構成が採用されている。それぞれのプロセス監視制御サーバPC1、PC2は、OPCクライアント機能OPCC1、OPCC2、データ収集インタフェース機能IN1、IN2、プロセスデータD1、D2、ヒストリカルデータベースDB1、DB2、管理機能A1、A2を持ち、冗長化ネットワークNWRにより連携されて二重化されている。
図1の例では、2台のプロセス監視制御サーバPC1、PC2により二重系が構成され、通常はプロセス監視制御サーバPC1が主系、プロセス監視制御サーバPC2が従系として運用される。この構成により2台のプロセス監視制御サーバPC1、PC2は、通常時においてPLCやDCSなどの制御機器Cから同時に同じ入力を得、同じ処理内容を実行しているが、対外的なHMIネットワークHMINWに対しては主系であるプロセス監視制御サーバPC1が連携されてユーザ監視端末Mへ情報提供を行う。またユーザは、ユーザ監視端末Mから、主系プロセス監視制御サーバPC1に対して監視及び制御の操作を行なう。
次に、監視制御ネットワークNW11、NW12、NW21、NW22の部分における冗長系の考え方について説明する。図1では、プロセス監視制御サーバPC1は、監視制御ネットワークNW11を介してOPCサーバOPCS1と接続しており、さらに監視制御ネットワークNW12を介してOPCサーバOPCS2と接続している。またプロセス監視制御サーバPC2は、監視制御ネットワークNW21を介してOPCサーバOPCS1と接続しており、さらに監視制御ネットワークNW22を介してOPCサーバOPCS2と接続している。
2組のプロセス監視制御サーバPC1、PC2と、2組のOPCサーバOPCS1、OPCS2の間の監視制御ネットワークNW11、NW12、NW21、NW22の接続関係は、上記のようである。要するに、2つのプロセス監視制御サーバのそれぞれは、2つのOPCサーバのそれぞれと接続されている。これによれば、2組のプロセス監視制御サーバPC1、PC2の其々が与える情報は、2組のOPCサーバOPCS1、OPCS2の双方に伝達可能であり、逆に2組のOPCサーバOPCS1、OPCS2の其々が与える情報は、2組のプロセス監視制御サーバPC1、PC2の双方に伝達可能である。
この相互接続関係によれば、上記相互の情報伝送が可能であるが、プロセス監視制御サーバPC1を主系、プロセス監視制御サーバPC2を従系として運用する通常運転状態においては、主系のプロセス監視制御サーバPC1は、OPCサーバOPCS1からデータ収集を行い、プロセス監視制御サーバPC2は、OPCサーバOPCS2からデータ収集を行う。またその逆方向にデータを送信する。
図1に点線で示す矢印は、正常状態におけるデータの流れを表しており、主系であるプロセス監視制御サーバPC1は、OPCサーバOPCS1からデータの収集(読込み)を行うほかに、OPCサーバOPCS1へのデータの書込みを行うことができる。一方、従系であるプロセス監視制御サーバPC2は、OPCサーバOPCS2からはデータの収集(読込み)のみが行え、OPCサーバOPCS2へのデータの書込みを行うことができない。これにより、冗長化されていないOPCサーバOPCSに対して、クライアントOPCC側から主系となるOPCサーバOPCSを決めることができる。
図1において、OPCクライアントOPCC1、OPCC2からデータ収集インタフェースIN1、IN2を介して収集したデータDはヒストリカルデータベースDB1、DB2に保管され、管理機能A1により定期的に冗長化ネットワークNWRを経由して主系PC1から従系PC2へ送られ、プロセスデータDの比較処理、一致化処理が行なわれる。
このデータ比較処理は従系PC2の管理機能A2において実施され、従系PC2のデータ収集インタフェースIN2が収集したデータD2と主系PC1からコピーしたデータD1の比較を行った結果、主系PC1からコピーしたデータD1に異常があったことを検知したものとする。また異常発生はOPCサーバOPCS1において生じているものとする。
なおデータD1の異常がシステムのどの箇所に起因して発生したものかを特定する技術に関して、従来から多くのものが知られているのでここでの詳細な説明は省略するが、例えばデータDにデータチェック用の冗長ビットを付すとか、あるいは特定の規則に従ったデータ列にするといった方法で、異常の発生並びに異常発生個所の特定を可能とする。
図2は、データD1の異常がOPCサーバOPCS1において生じていることが特定された場合における系統構成を示している。従系PC2の管理機能A2は、データD1の異常を検知して、主系PC1の管理機能A1に対して回線切替の通知を行う。通知を受けた主系PC1の管理機能A1は、主系PC1のデータ収集インタフェースIN1に対して回線切替を指示し、OPCクライアントOPCC1が接続するOPCサーバをOPCサーバOPCS1からOPCサーバOPCS2に切替える。この切替により、OPCサーバ側はPCサーバOPCS2が主系となる。
図2に点線で示す矢印は、OPCサーバOPCS1の異常状態におけるデータの流れを表しており、主系であるプロセス監視制御サーバPC1は、切替により新たに主系としたOPCサーバOPCS2からデータの収集(読込み)を行うほかに、OPCサーバOPCS2へのデータの書込みを行うことができる。一方、従系であるプロセス監視制御サーバPC2は、新たに従系としたOPCサーバOPCS1からはデータの収集(読込み)のみが行え、OPCサーバOPCS1へのデータの書込みを行うことができない。なおOPCサーバOPCS1の異常が復旧した状態において、図1の接続使用状況に戻してもよいが、図2の接続状況のままに維持することでもよい。
次に上記の従系PC2の管理機能A2における比較処理(従系PC2のデータ収集インタフェースIN2が収集したデータD2と主系PC1からコピーしたデータD1の比較)の結果、主系PC1からコピーしたデータD1に異常があったことを検知したものとする。
図3は、データD1の異常がプロセス監視制御サーバPC1において生じていることが特定された場合における系統構成を示している。主系であるプロセス監視制御サーバPC1の異常の場合、管理機能A1、A2は、主系をプロセス監視制御サーバPC1からプロセス監視制御サーバPC2に切替える。これにより対外的なHMIネットワークHMINWに対しては新たに主系とされたプロセス監視制御サーバPC2が連携されてユーザ監視端末Mへ情報提供を行う。またプロセス監視制御サーバの主系切替に伴い、主系であるプロセス監視制御サーバOPCS2が接続するOPCサーバを、PCサーバOPCS2から旧主系が接続していたOPCサーバOPCS1に切替える。
図3に点線で示す矢印は、プロセス監視制御サーバPC1の異常時におけるデータの流れを表しており、新たな主系であるプロセス監視制御サーバPC2は、切替により新たに主系としたOPCサーバOPCS1からデータの収集(読込み)を行うほかに、OPCサーバOPCS1へのデータの書込みを行うことができる。一方、故障状態にあるプロセス監視制御サーバPC1は、OPCサーバOPCS1、OPCS1のいずれとも交信しない。なおプロセス監視制御サーバPC1の異常が復旧した状態において、図1の接続使用状況に戻してもよいが、図2の接続状況のままに維持することでもよい。
図4は、OPCサーバ側に仮想DAサーバを設置した冗長化機能がある場合の構成例を示す。プロセス監視制御サーバPC内のOPCクライアントは、OPCサーバとの間に設置された仮想DAサーバを経由して信号伝送を行う構成を採用する。OPCクライアントと仮想DAサーバの間、及び仮想DAサーバとOPCサーバとの間はネットワークが形成されている。
ところで、図1から図3における2つのOPCサーバと2つのOPCクライアントの間の監視制御ネットワークNW11、NW12、NW21、NW22を用いた接続関係は、要するに、2つのプロセス監視制御サーバのそれぞれは、2つのOPCサーバのそれぞれと接続されたものである。この関係は、図4の2つのOPCサーバと2つの仮想DAサーバの間の接続関係、および2つの仮想DAサーバと2つのプロセス監視制御サーバの間の接続関係に生尾手も維持されている。つまり、2つのOPCサーバのそれぞれは2つの仮想DAサーバのそれぞれと接続され、かつ2つの仮想DAサーバのそれぞれは2つの2つのプロセス監視制御サーバのそれぞれと接続されたものということができる。
このようにして仮想DAサーバDAによりOPCサーバOPCSは冗長化されるが、OPCクライアントOPCCにデータ提供を行う仮想DAサーバに障害があった場合に、データの提供が行われなくなるため、冗長化プロセス監視制御システムにおいては、仮想DAサーバも冗長化する必要がある。
図4の構成では、仮想DAサーバDAへのOPCクライアント接続の冗長化についての切替をOPCクライアントOPCC側から指定するため、仮想DAサーバDAは、OPCサーバOPCS1、OPCS2の状態監視と接続制御をそれぞれ独立して行うことで仮想DAサーバDA同士の冗長化について考慮することなく二重化が可能となる。
図5は、通信先OPCサーバを切替えるための判定機能概要を示したものである。判定機能は2つあり、データ収集インタフェース機能IN2での回線判定(回線チェック)と、管理機能A2での判定(データ比較)である。このうち、データ収集インタフェースIN2における回線判定(回線チェック)は、使用中回線に対する定周期の回線状態チェックおよび、収集データ品質フラグチェックにより行うことができる。このチェックは、主系、従系のプロセス監視制御サーバPC1、PC2のそれぞれで独立して行われる。
管理機能A2での判定(データ比較)では、主系から取得したデータD1と従系で取得したデータD2の傾向をチェックして判定する。判定結果で主系側の接続するOPCサーバに異常が起きていると想定される場合は、冗長化ネットワークNWRを介して主系側へ回線切替信号SWを発行する。
図6は、OPC−DAのアクセス仕様に対する、本発明のOPCクライアント冗長化仕様を示したものである。
この図によれば、正常時、主系のプロセス監視制御サーバPC1は、監視制御ネットワークNW11によりOPCサーバOPCS1に接続し、従系のプロセス監視制御サーバPC2は監視制御ネットワークNW12によりOPCサーバOPCS2に接続する。この接続状態では、通信方式が定周期であるか、非定期周期であるかを問わず、主系側で読み込み、書き込みの双方を実行可能とし、従系側ではプロセス監視制御サーバPC1への読み込みのみを可能とする。なお、キャッシュ更新は主系、従系のいずれでも実行可能としている。
また主系のOPCサーバOPCS1に異常があった場合は、主系は回線監視制御ネットワークNW12を使用すべく切替を実行し、正常なOPCサーバOPCS2側に切替える。このとき、従系は異常があった方のOPCサーバOPCS1側の監視制御ネットワークNW21に接続を切替える。この状態において、従系OPCC2は正常なデータ収集ができなくなるが、従系が保存するデータは主系OPCC1からのコピーとなるため支障はなく、また、従系を異常OPCサーバOPCS1の方へ接続することで、OPCサーバOPCS1側が復旧した場合に復旧を検知できる。
さらにOPCクライアントOPCC1側の主系異常で主従切替となった場合は、新しく主系となった従系OPCC2は、接続先を監視制御ネットワークNW21側とし、それまで主系が接続していたOPCサーバOPCS1に切替える。
以上説明した本発明の一実施例に係るプロセス監視制御システムによれば、OPCサーバ側のベンダに依存しない冗長化プロセス監視制御システムを構築する手段として、少なくとも2台のプロセス監視制御サーバPC1、PC2を設置し、2台のうち片方を主系、片方を従系の設定とした主従構成とする。またプロセス監視制御システムは、プロセス監視制御サーバPC1、PC2間で情報共有を行なうための冗長化ネットワークNWR、ユーザ監視端末Mへ情報表示を行うためのHMIネットワークHMINW、OPCサーバOPCS1、OPCS2及びその他サブシステムから情報収集を行う監視制御ネットワークNWを持ち、これらのネットワークNWはそれぞれ物理的に分離される。
監視制御ネットワークNWには、同じサブシステムで同じデータを取り扱うOPCサーバOPCSが少なくとも2つ以上設置されており、各プロセス監視制御サーバPC1、PC2は、これら2つ以上のOPCサーバOPCS1、OPCS2それぞれに対して物理的に分離された監視制御ネットワークNWを持つ構成とする。
プロセス監視制御サーバPC1、PC2は、プロセスデータとしてPLCや分散制御システムDCSなどの複数の制御機器Cからデータを収集して一時的に保管するためのデータ収集インタフェース機能INを持っており、OPCサーバOPCS1、OPCS2に対してはOPCクライアント機能OPCC1、OPCC2を介して収集する。
また、プロセスデータベースDBに収集されたデータDをリアルタイムデータとしてHMIネットワークHMINWからユーザ監視端末Mに提供する機能と、ヒストリカルデータベースDB及びヒストリカルデータベースDBに定期的にデータを蓄積する機能、冗長化システムの主系、従系の管理とシステム切替を行う管理機能Aを持つ。
データ収集インタフェース機能INは、プロセス監視制御サーバPCがどのOPCサーバOPCSに接続するかの回線管理を行い、プロセス監視制御サーバPCがそれぞれ異なるOPCサーバOPCSに接続するように設定する。
管理機能Aは、当該プロセス監視制御サーバPCが主系か従系かを管理し、従系の場合は主系の生死確認と主系のプロセスデータベースからデータの取込みを行うことで主従のデータを一致化させる。
一方、それぞれのプロセス監視制御サーバは、それぞれが異なるOPCサーバと接続してデータ収集を行うようにし、主系のプロセスデータベースからのデータ取込みを行う際に、従系が独自に取込んだデータと比較することで主系の接続するOPCサーバの異常有無をチェックし、問題があれば主系のデータ収集インタフェースに対して回線切替を通知する。
また、主系、従系それぞれのデータ収集インタフェース機能では、収集したデータから収集データ状態と回線状態をチェックする機能を持ち、データ状況に応じて独自に回線切替を行う。
なお以上の説明において、一般的な計算機システム構成として理解するのであれば、PLCや分散制御システムDCSなどの複数の制御機器Cは一般にはサブシステムとして位置づけることができ、またプロセス監視制御サーバとサブシステムを結合する仕組みとしてのOPCサーバをゲートウェイ装置として把握することができる。
以上の構成により、OPCサーバ側の冗長化仕様やベンダに依存せずに継続的にデータを収集保管することが可能な、冗長化OPCクライアント機能を持つプロセス監視制御システムを構築できる。
SW:回線切替指示
PC1、PC2:プロセス監視制御サーバ
OPCS1、OPCS2:OPCサーバ
C:制御機器
DA1、DA2::仮想DAサーバ
NWR:冗長化ネットワーク
NW:監視制御ネットワーク
DB1、DB2:ヒストリカルデータベース
D1、D2:プロセスデータベース
A1、A2:管理機能
IN1、IN2:データ収集インタフェース機能
OPCC1、OPCC2:OPCクライアント機能
M1、M2、M3:ユーザ監視端末
HMINW:HMIネットワーク

Claims (8)

  1. データの読込み/書込みにより、少なくとも1つ以上のサブシステムから、プロセスデータを収集する2台のプロセス監視制御サーバと、該プロセス監視制御サーバに前記サブシステムからデータを提供するためのインタフェースとなる2台のゲートウェイ装置から構成されたプロセス監視制御システムであって、
    前記ゲートウェイ装置には前記プロセス監視制御サーバのデータインタフェースとしてOPCサーバ機能が搭載され、また前記プロセス監視制御サーバには、OPCクライアント機能が搭載されており、前記2台のゲートウェイ装置のそれぞれは、前記2台のプロセス監視制御サーバのそれぞれに接続されていることを特徴とするプロセス監視制御システム。
  2. 請求項1に記載のプロセス監視制御システムであって、
    前記OPCクライアント機能と前記OPCサーバ機能との間に仮装DAサーバが配置され、前記2台のOPCクライアント機能のそれぞれと前記2台のOPCサーバ機能のそれぞれとの間が接続され、かつ前記2台のOPCサーバ機能のそれぞれと前記2台の仮装DAサーバのそれぞれとの間が接続されていることを特徴とするプロセス監視制御システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプロセス監視制御システムであって、
    前記2台のプロセス監視制御サーバの一方は前記2台のOPCサーバ機能の一方に接続されて読み込み、書き込み処理を実行し、前記2台のプロセス監視制御サーバの他方は前記2台のOPCサーバ機能の他方に接続されて読み込み処理を実行することを特徴とするプロセス監視制御システム。
  4. 請求項3に記載のプロセス監視制御システムであって、
    前記プロセス監視制御サーバあるいは前記OPCサーバ機能の一部に異常発生を検知して前記プロセス監視制御サーバと前記OPCサーバ機能の間の接続関係を変更するとともに、前記2台のプロセス監視制御サーバの一方は前記2台のOPCサーバ機能の一方に接続されて読み込み、書き込み処理を実行し、前記2台のプロセス監視制御サーバの他方は前記2台のOPCサーバ機能の他方に接続されて読み込み処理を実行することを特徴とするプロセス監視制御システム。
  5. 請求項2に記載のプロセス監視制御システムであって、
    前記プロセス監視制御サーバあるいは前記OPCサーバ機能の一部に異常発生を検知して前記プロセス監視制御サーバと前記OPCサーバ機能の間の接続関係を変更するとともに、当該接続変更は前記2台のOPCサーバ機能と前記2台の仮装DAサーバの間の接続を変更することで実施されることを特徴とするプロセス監視制御システム。
  6. 請求項3から請求項5のいずれか1項に記載のプロセス監視制御システムであって、
    前記一方のOPCサーバ機能における異常発生を検知したとき、前記2台のプロセス監視制御サーバの一方を前記2台のOPCサーバ機能の他方に接続変更して読み込み、書き込み処理を実行し、前記2台のプロセス監視制御サーバの他方を前記2台のOPCサーバ機能の一方に接続変更して読み込み処理を実行することを特徴とするプロセス監視制御システム。
  7. 請求項3から請求項5のいずれか1項に記載のプロセス監視制御システムであって、
    前記一方のプロセス監視制御サーバの異常発生を検知したとき、前記2台のプロセス監視制御サーバの他方を前記2台のOPCサーバ機能の一方に接続変更して読み込み、書き込み処理を実行することを特徴とするプロセス監視制御システム。
  8. 請求項4から請求項7のいずれか1項に記載のプロセス監視制御システムであって、
    2台のプロセス監視制御サーバは、2台のプロセス監視制御サーバのデータ一致化処理の中でデータチェックを行い、その結果により前記2台のプロセス監視制御サーバが接続するOPCサーバを選択することを特徴とするプロセス監視制御システム。
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