JP2016014651A - Memsベースのコンフォーマル対気速度センサ - Google Patents

Memsベースのコンフォーマル対気速度センサ Download PDF

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Abstract

【課題】空気を導き、かつ空気流の圧力と静圧との圧力差を測定する外面を航空機上に作製することにより、着氷または閉塞の問題を解決する、対気速度を測定するためのシステムおよび方法。
【解決手段】航空機の移動中には空気が常に流れているので、この外面は簡単に閉塞することができず、外面上に存在し得るいかなる外部物質も容易に視認可能であり、また、着氷を防止するために外面を加熱することができる。加えて、外面は、航空機の外面形状により厳密に一致し得る可撓性材料で作られる。好ましい実施形態は、各流路における圧力差を測定するために空気流路の下に配置された微小電気機械システム圧力センサと、圧力差を対気速度推定値に変換するための対気速度プロセッサとを備える。
【選択図】図2

Description

本開示は、一般に、航空機の周囲の気団に対する航空機の速度(以下、「対気速度」)を測定するためのセンサに関する。
航空機は、航空機操作、空気力学、および潜在的な失速のために飛行中に自機の対気速度測定を必要とする。この対気速度測定は、通常、空気流に真っ直ぐに正対した管からなるピトー管を用いて行われる。空気圧下で圧縮される内部流体を使用して、流体圧を測定することができ、この流体圧を空気の淀み圧の計算に使用することができる。気流速度を計算するために、指標を与える静圧ポートから測定された静圧に対して比較が行われる。次いで、ベルヌーイの式を使用して、動圧(したがって、対気速度)を計算することができる。
現在のピトー管は、加熱されるが、ピトー管の使用を一定の条件下で問題の多いものにする着氷や閉塞に関する問題を依然として有する。より具体的には、ピトー管は、飛行機が地上にある間に、外部物質により閉塞される可能性があり、加熱したとしても凍結する可能性があり、また、航空機の外面形状により厳密に一致し得る解決策に比べて抗力を増加させる。
着氷または他の閉塞の問題の影響を受けずかつ抗力を減少させる、対気速度を測定するための代替的な方法が必要である。
本明細書に開示する主題は、ピトー管の欠点を回避する、対気速度を測定するシステムおよび方法を対象とする。以下に詳細に開示するシステムは、空気を導き、かつ空気流の圧力と静圧との圧力差を測定する外面を航空機上に作製することにより、ピトー管の着氷または閉塞の問題を解決する。航空機の移動中には空気が常に流れているので、この外面は管の場合のように簡単に閉塞することができず、外面上に存在し得るいかなる外部物質も容易に視認可能であり、また、着氷を防止するために外面を加熱することができる。加えて、外面は、航空機の外面形状により厳密に一致し得る可撓性材料で作られる。
本明細書に開示する実施形態によれば、システムは、各流路における圧力差を測定するために空気流路の下に配置された微小電気機械システム(MEMS,microelectromechanical system)圧力センサと、圧力センサからの圧力差を対気速度推定値に変換するための対気速度プロセッサとを備える。この手法は以下の利点を有する。
(1)各空気流路の下に設置された1つまたは複数のMEMS圧力センサは、流動状態の空気とコンフォーマル(共形)表面の真下の静圧との空気圧差を直接測定する。
(2)全ての外面を加熱することができ、氷の堆積の可能性を低減する。
(3)コンフォーマル表面は、外部ピトー管に比べて抗力を低減することができる。
(4)空気流路は、(ピトー管のように)包囲されておらず、それにより、閉塞の可能性を低減する。
(5)空気流路は、航空機の移動中に常に空気流を有し、閉塞の可能性を更に低減する。
(6)流路付き表面上のいかなる外部物質または損傷も離陸前に視認可能である。
これらは、着氷や閉塞のリスクがある、対気速度を測定するいかなる航空宇宙用途にも利益をもたらす。
以下に詳細に開示する主題の一態様は、開放空気流路が形成された外面を有する可撓性構造と、開放空気流路の真下位置において可撓性構造内に設置されかつ開放空気流路と流体連通する圧力センサとを備える装置である。可撓性構造は、静圧入力と、静圧入力と流体連通する静圧室とを備え、圧力センサが静圧室と流体連通する。いくつかの実施形態によれば、圧力センサは、微小電気機械システムを備える容量型差圧センサである。より具体的には、圧力センサは、第1の電極が形成された変形可能なダイヤフラム膜と、第2の電極が形成された基板と備え、第1および第2の電極が、変形可能なダイヤフラム膜の撓みの関数である距離で隔てられる。開放空気流路は狭窄部分を備え、圧力センサが第1の開放空気流路の狭窄部分の真下に配置される。
いくつかの実施形態によれば、装置は、可撓性構造の外面に熱的に結合される加熱素子を更に備える。可撓性構造の外面は、金属またはプラスチックで作ることができる。可撓性構造の外面がプラスチックなどの非熱伝導性材料で作られる場合に、装置は、加熱素子を可撓性構造の外面に熱的に結合する熱伝導性ゲルを更に備える。
いくつかの実施形態によれば、可撓性構造の外面には、第1および第2の開放空気流路が形成され、装置が、第1および第2の開放空気流路の真下において可撓性構造内にそれぞれ設置されかつ第1および第2の開放空気流路とそれぞれ流体連通する第1および第2の圧力センサを更に備える。これらの場合では、装置は、第1の差圧センサにより出力されるアナログ信号を調整するように接続された第1の信号調整回路と、第1の信号調整回路により出力される調整されたアナログ信号を第1のデジタル信号に変換するように接続された第1のアナログ‐デジタル変換器と、第2の差圧センサにより出力されるアナログ信号を調整するように接続された第2の信号調整回路と、第2の信号調整回路により出力される調整されたアナログ信号を第2のデジタル信号に変換するように接続された第2のアナログ‐デジタル変換器と、第1および第2のデジタル信号を考慮して対気速度推定値を算出するようにプログラムされたプロセッサとを更に備える。
以下に詳細に開示する主題の別の態様は、外面と飛行機の外面に取り付けられたコンフォーマル対気速度センサとを有する飛行機を備えるシステムであって、コンフォーマル対気速度センサが、第1および第2の開放空気流路が形成された外面を有する可撓性構造と、第1の開放空気流路の真下位置において可撓性構造内に設置されかつ第1の開放空気流路と流体連通する第1の容量型差圧センサと、第2の開放空気流路の真下位置において可撓性構造内に設置されかつ第2の開放空気流路と流体連通する第2の容量型差圧センサと、第1および第2の容量型差圧センサにより出力された信号に少なくとも部分的に基づいて航空機の対気速度を推定するようにプログラムまたは構成される電子回路とを備えるシステムである。いくつかの実施形態において、可撓性構造は、静圧入力と、静圧入力と流体連通する第1および第2の静圧室とを備え、第1の圧力センサが第1の開放空気流路と第1の静圧室との間に配置され、第2の圧力センサが第2の開放空気流路と第2の静圧室との間に配置される。第1および第2の開放空気流路の各々は、それぞれの狭窄部分を備え、第1の容量型差圧センサが、第1の開放空気流路の狭窄部分の真下に配置され、第2の容量型差圧センサが、第2の開放空気流路の狭窄部分の真下に配置される。一実施態様によれば、電子回路は、第1の容量型差圧センサにより出力されるアナログ信号を調整するように接続された第1の信号調整回路と、第1の信号調整回路により出力される調整されたアナログ信号を第1のデジタル信号に変換するように接続された第1のアナログ‐デジタル変換器と、第2の容量型差圧センサにより出力されるアナログ信号を調整するように接続された第2の信号調整回路と、第2の信号調整回路により出力される調整されたアナログ信号を第2のデジタル信号に変換するように接続された第2のアナログ‐デジタル変換器と、第1および第2のデジタル信号を考慮して対気速度推定値を算出するようにプログラムされたプロセッサとを備える。
開示の主題の更なる態様は、流体媒体中を移動するように動作可能である乗物の速度を推定する方法であって、1つまたは複数の開放空気流路が形成された外面を有する可撓性構造を乗物の外面に取り付けるステップと、1つまたは複数の開放空気流路の狭窄部分の真下に設置された1つまたは複数の差圧センサからの信号を送信するステップと、乗物の移動中に周囲の流体媒体に対する乗物の速度を算出するステップであって、その速度の算出が流体媒体の密度および1つまたは複数の差圧センサにより送信された信号に基づく、算出するステップとを含む。各差圧センサにより送信された各信号は、それぞれの開放空気流路の真下の静圧と、同じ開放空気流路における全圧との差を表す。この方法は、差圧センサにより送信されたアナログ信号を調整し、これらのアナログ信号をデジタル信号に変換することを更に含む。一実施態様において、算出するステップは、流体媒体の密度に部分的に基づいてデジタル値をそれぞれの速度推定値に変換するステップと、それらの速度推定値に基づいて平均速度推定値を算出するステップと、所定の閾値よりも大きく平均速度推定値と異なる後続の速度推定値を除去するステップとを含む。開示の実施形態では、流動媒質が空気であり、乗物が航空機である。
MEMSベースのコンフォーマル対気速度センサの他の態様を以下に開示し、特許請求する。
典型的なピトー管対気速度センサの断面図を示す図である。 コンフォーマル対気速度センサに使用するのに好適であるMEMS容量型差圧センサの断面図を示す図である。このMEMS圧力センサは、図2に変形していない状態で示す、ダイヤフラム膜を有する。 一実施形態によるMEMS圧力センサが配置された空気流路の一部の上面図を示す図である。矢印は流路を通る空気流を示しており、より太い矢印はより速い対気速度を示している。 切断線がMEMS圧力センサのうちの1つの中心を通る、図3Aに部分的に表す空気流路の断面図を示す図である。 一実施形態による冗長な対気速度推定処理の動作を示すブロック図である。 MEMSベースのコンフォーマル対気速度センサが外面に装着された航空機の機体(すなわち、胴体)の断面図を示す図である。 図5に表す航空機機体の外面に装着されたMEMSベースのコンフォーマル対気速度センサの上面図を示す図である。 切断線がそれぞれの空気流路の下に設置された複数のMEMS圧力センサを通る、プラスチック材料で作られたコンフォーマル表面を有するMEMSベースのコンフォーマル対気速度センサの断面図を示す図である。 代替的な実施形態による、金属で作られたコンフォーマル表面を有するコンフォーマル対気速度センサの構成要素を示す図である。図6の上部分は、(装着されたときの湾曲したテーパ形状を示していない)複数のMEMS圧力センサを備えたコンフォーマル表面の断面図(正確な縮尺で描かれていない、つまり深さを誇張して示してある)を示しており、その一方で、図6の下部分は、関連する電気部品を示すブロック図である。 海水位(―・・―)および40kft(―)での対気速度に対するMEMS理論対気速度分解能を示すグラフである。
以下に図面を参照するが、異なる図面における類似の要素には同じ参照符号が付されている。
ここで、例示のために、MEMSベースの圧力センサを利用する、対気速度を測定するシステムおよび方法の実施形態について詳細に開示する。しかしながら、改良された半導体装置製造技術を使用して製造されない、好適な大きさおよび感度の代替的な圧力センサを利用することができる。
本明細書に開示する実施形態によれば、システムは、関連する信号調整を伴うMEMS容量型差圧センサのアレイと、空気流路とMEMS容量型差圧センサ入力用および静的空気取入口用の孔とを備えた部分的に可撓性のコンフォーマル(共形)表面構造とを備える。システムは、最終的な対気速度推定値を計算するプロセッサを更に備える。好ましくは、(空気流路への着氷を防止するために)コンフォーマル表面を加熱するための手段が提供される。コンフォーマル表面が金属または他の熱伝導性材料で作られる場合、加熱手段は、コンフォーマル表面の下側に取り付けられた抵抗加熱ワイヤを備えることができる。コンフォーマル表面がプラスチックまたは他の非熱伝導性材料で作られる場合、加熱手段は、コンフォーマル表面の下にある空間を満たしかつコンフォーマル表面を加熱素子に熱的に結合する熱伝導性ゲルに埋設された加熱素子(例えば、抵抗加熱手段)を備えることができる。これらの構成要素については、以下のセクションで図面を参照してより詳細に説明する。
1.MEMS容量型差圧センサアレイ
好ましい実施形態によるシステムは、動的空気圧を検知するためにMEMS容量型差圧センサのアレイを使用し、これを、測定された動的空気圧に基づいて対気速度を計算するために使用することができる。この処理は、周知のベルヌーイの定理(時にはベンチュリ効果と呼ばれる)を使用して行うことができ、ベルヌーイの定理は、動圧に対して適切な表示対気速度を表示するように任意の対気速度計を較正するために使用することができる。
対気速度測定の従来の手段では、空気流に正対した管12の使用により動圧を測定し、かつ図1に示すような圧力変換器14を使用した流体測定と共に、異なる位置に位置決めされた空気取入口16および18を通して静圧Pと全圧Pとの差を測定するピトー管10を使用する。
MEMS圧力変換器は、所与の媒体の加圧力にある程度比例する電気信号出力を生成する。主な圧力測定のタイプが3つある(絶対圧、ゲージ圧、および差圧センサ)。本明細書に開示する用途では、空気流路における外側の空気流圧とコンフォーマル表面の内側の静圧との差を測定する、1つまたは複数の差圧センサを用いる。小さな圧力変化を検出する能力により、小さな圧力差を正確な対気速度測定値に変換しなければならない用途に対してMEMS差圧センサが理想的なものとなる。
また、MEMS圧力センサに使用される様々な技術が存在する。最も一般的な種類のMEMS圧力センサは、圧電抵抗技術に基づいており、物理的な圧力刺激(すなわち、ダイヤフラム全体にわたるイオン注入抵抗における歪み力)にさらされると抵抗率が変化する歪みゲージを実装する。残念ながら、これらのセンサは、温度変化に本質的に感応し、航空機でのこれらセンサの使用を問題の多いものにする。使用される他の一般的な技術は、容量型のものである。
容量型差圧センサは、加圧力に起因する変形可能な導電性ダイヤフラムの撓みにより圧力の変化を測定する。典型的には、容量型差圧センサは、間に小さな間隙がある2つの導電性電極に基づいている。導電性電極の一方は、変化する圧力差に応答して他方に対して移動可能である。電界(および静電容量)は、2つの電極間の距離の関数として線形に変化する。間隙が小さければ小さいほど、2つの電極がコンデンサに接触してコンデンサを短絡するまで、静電容量値が高くなる。容量型センサはまた、温度の作用に不感応であり、このことは、圧電型に勝る大きな利点である。本明細書に開示する実施形態によれば、MEMS容量型差圧センサが用いられる。
一実施形態によるMEMS容量型差圧センサ20の断面が図2に示されている。このセンサは、シリコン基板(すなわち、基部)22と、基板22から上方に延伸する周壁24と、周壁24に取り付けられた周縁部分を有する変形可能なダイヤフラム膜30とを備える。基板22、周壁24、およびダイヤフラム膜30により境界を定められた空間の容積は、以下により詳細に説明するように、静圧の空気によって占められる空隙部26を形成する。ダイヤフラム膜30が変形していない状態で示されており、膜の両側に作用する(それぞれの組の対向する矢印により図2に表す)内圧と外圧が等しいことを意味する。
図2に表すMEMS容量型差圧センサ20は、基板22の上表面に形成された底部電極28と、ダイヤフラム膜30の内表面(すなわち、図2で分かるように下表面)に形成された頂部電極32とを更に備える。両電極は、導電性材料で作られる。図3Bを参照して後により詳細に説明するように、航空機の飛行中、ダイヤフラム膜30の外面(すなわち、図2で分かるように上表面)は、流路における空気流によりかかる外圧にさらされ、その一方で、ダイヤフラム膜30の内表面は、空隙部26内の空気によりかかる内静圧にさらされ、その空気は、コンフォーマル表面の本体内の静的空気と流体連通する(図2には図示しないが、図3Bの静圧室36を参照されたい)。
ここでは、便宜上、図2に表すMEMS容量型差圧センサ20が装着される航空機の飛行中での、MEMS容量型差圧センサ20のセンサの動作を簡潔に説明する。ダイヤフラム膜30の外面にかかる外圧が、ダイヤフラム膜30の内側表面にかかる内圧(すなわち、空隙部26内の圧力)よりも大きいときに、頂部電極32が底部電極28側に撓み、有効静電容量が増加する。電界(および静電容量)は、2つの電極間の距離の関数として線形に変化する。間隙が小さければ小さいほど、静電容量値が高くなる。そのような静電容量の変化に部分的に基づいて、対気速度を推定することができ、その静電容量の変化は、ダイヤフラム膜30の前後の圧力差の関数である。
MEMS圧力センサは、圧力センサからの生データおよび高精度のNIST(National Institute of Standards and Technology,米国国立標準技術研究所)較正基準センサからの正確な測定値を取り込みつつ、ある圧力を加えることにより較正される。この手順は、多くの圧力設定点に対して繰り返され、センサ出力に対して直線を当てはめるために、取り込まれたセンサデータが補償アルゴリズムにより実行される。オフセットおよび利得などの較正係数は、この処理において算出される。本明細書に開示する対気速度測定システムでは、外部要因に対して完全に補正された測定された圧力を極めて正確に報告するために、実装された不揮発性メモリにそれらの係数が格納される集積装置を使用する。それから、これらの圧力値は、図4および図6を参照して後に詳細に説明するように、対気速度プロセッサに伝達することができる。
MEMSベースのセンサなどの小型化された容量型センサは、1つの潜在的問題、すなわち、環境ノイズ、寄生静電容量、漏洩抵抗などの寄生効果を有する。これらの効果は、圧電抵抗装置ではそれほど顕著ではない。これらの寄生効果は、容量型装置の場合、本質的に小型化に関連付けられる。センサ寸法の縮小は、有効静電容量値を数フェムトファラッドまで縮小することを暗示する。よって、高出力インピーダンスおよび高いノイズ感度を回避することができず、浮遊静電容量の影響がより支配的になる。したがって、信号調整は、圧力センサのごく近傍で(すなわち、センサパッケージ自体の内部で)行われなければならない。
2.空気流路を備えたコンフォーマル表面構造
本発明に開示する実施形態によるコンフォーマル対気速度センサは、空気流路とMEMS容量型差圧センサ入力用および静的空気取入口用の孔とを備えた部分的に可撓性のコンフォーマル表面構造を更に備える。コンフォーマル表面40は、金属またはプラスチックなどの、可撓性材料で作られる。図5に表すように、対気速度の正確な測定を確実にするために気流が空気流路方向に平行に流れるように空気流路が位置決めされた状態で、(多数の空気流路を備えた)コンフォーマル対気速度センサ38の可撓性コンフォーマル表面40を、飛行機胴体(すなわち、機体)の湾曲表面48に位置決めすることができる。コンフォーマル表面40の可撓性は、コンフォーマル対気速度センサ38が航空機胴体の外面48の輪郭に一致することを可能にする。飛行機が空中を移動する結果として空気が流れるときに、一部の空気が各空気流路を通って流れる。この空気は、空気流路の設計の影響を受け、この空気流路は、対気速度(したがって、空気圧)を、その空気流路内のMEMS容量型圧力センサの測定範囲内の圧力に変換するように設計可能である。
図3Aは、一実施形態による1対のMEMS容量型差圧センサ20が配置された空気流路34の一部の上面図を示している。(代替案では、1つの圧力センサまたは3つ以上の圧力センサを各空気流路内に配置することができる。)図3Aの矢印は空気流路34を通る空気流を示しており、より太い矢印はより速い対気速度を示している。対気速度は、空気流路34の中心からの距離の増大に対して放物線状にゼロになるまで減少する。MEMS容量型差圧センサ20は、最大差圧がセンサ範囲に含まれるが、乱流が最小となるように位置決めされる。
図3Bは、切断線がMEMS容量型差圧センサ20の中心を通る、図3Aに表す空気流路34の断面図を示している。空気流路34はコンフォーマル表面に形成される。コンフォーマル表面の部分40a〜40dが図3Bに示されており、この図では、外側部分40aおよび40dがコンフォーマル表面の外側の一部を形成しており、空気流路の壁部分40bおよび40cが流路34の1対の壁を形成している。この例において、空気流路34は、空気流路34の幅が減少すると、空気速度が増大し、したがって、空気圧がある特定の設計箇所で減少するような設計方式で空気流を絞る空気流路の壁部分40bおよび40cを備えるように設計される。これは、選択されたMEMS圧力センサの圧力範囲と一致するように使用される(この場合、MEMSセンサ範囲は設計対象とされる最速の対気速度での全圧マイナス静圧未満である)。空気流路には、空気流速を低減するだけでなく、一貫した空気圧測定に役立つように乱気流を低減または変更する小さなリッジまたは窪みなどの、多数の減速段および他の形状操作でさえ使用することができる。
図3Bにおいて、MEMS容量型差圧センサは、(図示していない頂部電極32を備えた)ダイヤフラム膜30と(図示していない底部電極28を備えた)シリコン基板22とをそれぞれ表す1対の水平線で象徴的に表されている。図3Bで分かるように、空気流路34は、全圧を有する空気流によって占められ、その空気流が、ダイヤフラム膜30よりも上方の空間と流体連通する。ダイヤフラム膜30とシリコン基板22との間の空隙部26は、それぞれの静圧室36と流体連通する。
図5Aは、3つの空気流路34a〜34cを有するコンフォーマル表面40を備えるMEMSベースのコンフォーマル対気速度センサ38の上面図を示す図である。対気速度センサが装着された航空機の飛行中に、図5Aの右側の1組の平行矢印で表されるように、圧力Pおよび速度Vの空気流が、対気速度センサ38の前端部において空気流路に入る。空気流路34a〜34cの各々は、狭窄部を有する。それぞれのポートは、それぞれの狭窄部において各空気流路の底部に設けられる。それぞれのMEMS空気圧センサ20a〜20cは、これらのポートよりも下方に設置される。空気流路の狭窄部分において、空気流は、(P未満の)圧力Pおよび(Vよりも速い)速度Vを有する。対気速度センサ38は、対気速度センサの後端部に1つまたは複数の静圧入力ポート(図5Aでは視認できない)を更に備える。これらの静圧入力ポートは、図6に示す静圧室36a〜36cに流体連通する。静圧入力ポートに流入する周囲空気は、圧力Pおよび速度Vを有する。
図5Bは、断面がそれぞれの空気流路34a〜34cの下方にあるMEMS圧力センサ20a〜20cを通る、図5Aに表すMEMSベースのコンフォーマル対気速度センサ38の断面図を示す図である。図5Bに表す実施形態において、コンフォーマル対気速度センサ38は、多数の内部リブ44で接続されたコンフォーマル表面40および裏側表面42を備え、それらの構造が可撓性プラスチック材料で作られる。図5Bに表すコンフォーマル対気速度センサ38の内部空間は、以下に詳細に解説するように、加熱するために熱ゲル46で満たすことができる。コンフォーマル対気速度センサ38は、両側ならびに前縁部および後縁部がテーパ状とされる。図5Bに示すMEMS圧力センサ20a〜20cは、静圧流路35と流体連通し、この静圧流路35は、構造が図6に示す静圧室36a〜36cと同様である複数の静圧室(図5Bには図示せず)と流体連通することができる。
図6は、代替的な実施形態による、金属で作られたコンフォーマル表面を有するコンフォーマル対気速度センサの構成要素を表している。図6の上部分は、(装着されたときの湾曲したテーパ形状を示していない)複数のMEMS圧力センサ20a〜20cを備えたコンフォーマル表面の断面図(正確な縮尺で描かれていない、つまり深さを誇張して示してある)を示しており、その一方で、図6の下部分は、関連する電気部品を示すブロック図である。図6に表す実施形態において、コンフォーマル表面40および裏側表面42(ならびに図示していない複数の内部リブ)は、可撓性を有する金属で作られる。(本明細書で使用する場合、「金属」という用語は、純金属および金属合金を含む。)コンフォーマル表面40は、3つの空気流路34a〜34cと共に形成される。図6において、断面は、それぞれの空気流路34a〜34cの狭窄領域内の複数のMEMS圧力センサ20a〜20cを通過する平面で取られたものである。図6に表すコンフォーマル対気速度センサは、それぞれのMEMS圧力センサ20a〜20cの真下に配置された複数の静圧室36a〜36cを更に備える。静圧室36a〜36cは、静圧流路35aおよび35bを介して互いに流体連通する。多数の抵抗加熱ワイヤ58は、以下に詳細に説明するように、加熱するために金属製のコンフォーマル表面40に取り付けられる。
3.対気速度推定プロセッサ
図6に表すように、MEMS差圧センサ20a〜20cの各々からのアナログ信号は、それぞれのMEMS差圧信号調整回路60により調整される。次いで、調整されたアナログ信号は、アナログ‐デジタル変換器62によりデジタル信号に変換される。システムは、デジタル信号を処理する対気速度センサのデジタルプロセッサ64を更に備える。このデジタル処理は、複数のMEMS差圧センサ20a〜20cの静電容量の変化を決定し、最終的な対気速度推定値を計算することを含む。オフセットおよび利得などの較正係数は、不揮発性メモリ66に格納され、この較正係数は、外部要因に対して完全に補正された測定された圧力を極めて正確に報告するために、対気速度センサのデジタルプロセッサ64で使用される。図6に表す電子回路は、電源68により電力供給され、この電源68は航空機から電力を受け取る。
図4は、冗長な対気速度推定処理を示すブロック図である。対気速度センサのデジタルプロセッサは、n個のMEMSセンサのアレイから(アナログ形式またはデジタル形式のいずれかで)補正された空気差圧測定値P〜Pを受け取り、1つの対気速度推定値を生成する。正確な推定を行うには、特定の空気流条件下で各MEMSセンサの箇所に圧力場を生成する計算流体力学(CFD,computational fluid dynamics)シミュレーションと対気速度計算を密に結び付ける必要がある。処理は以下の通りである。
1.所望の減圧比を達成する空気流路形状を設計する。
2.空気流路にわたる圧力場の推定値を生成する空気流路の(典型的にはナビエ・ストークス方程式か格子ボルツマン法のいずれかを使用して)CFDシミュレーションを開発する。
3.複数の代表的な速度の空気流を発生させ、MEMS圧力センサの箇所における模擬圧力場を推定する。
4.位置kおよび空気密度ρで異なる圧力測定値Pを取る数学的変換T(P,ρ)(静圧ポートにおける圧力測定値Pおよび温度測定値Tを使用することを含む、種々の方法で推定できる)を設計し、CFDシミュレーションモデルから対気速度推定値を生成する。
5.風洞内において、航空機または航空機構造に装着された実際の空気流路で測定された対気速度にて較正ステップを実行する。
6.測定された性能を考慮して、数学的変換T(P,ρ)を修正する。
対気速度センサのデジタルプロセッサは、最終的な対気速度推定値のより正確な平均値を生成するために外れ値を捨てることによりMEMS圧力センサからの差圧測定値に対してこれらの変換を行う。詳細は、図4のブロック図に示されている。対気速度センサのデジタルプロセッサは、第1〜第nのMEMS圧力センサから差圧測定値P〜Pを受け取り、それぞれの対気速度推定値を生成するためにステップ50における変換を適用する。これらの対気速度推定値は、スイッチ52に出力され、それらのスイッチが開いている場合に、連続した時間間隔の間に各組に対してそれぞれの対気速度推定値の平均値を計算するソフトウェアモジュール54により処理され受け取られる。得られた平均値は、一定時間にわたる連続した対気速度推定値として出力される。スイッチ52の状態は、前回の平均対気速度推定値からあまりにかけ離れた対気速度推定値を削除し、それにより、外れ値を除去するように構成されたスイッチ制御回路56により制御される。
4.加熱素子での熱伝達
本明細書に開示する外部に装着されたコンフォーマル対気速度センサ上での氷の堆積を防止するために、コンフォーマル表面を加熱することができる。航空機表面上に様々な外側湾曲部を有する航空機への装着に適合するようにコンフォーマル表面構造が可撓性であるので、表面の加熱がその可撓性に干渉すべきではない。以下の2つの選択肢を用いることができる。
(1)図6に表すように、コンフォーマル表面の外側部分の下側に取り付けられ、および/またはコンフォーマル表面の空気流路の壁部分に隣接する多数のワイヤ58を備える抵抗加熱器を設けることができる。これは、コンフォーマル表面40が金属または何らかの他の熱伝導性材料で作られる場合に適切である。ワイヤ58の加熱は、対気速度センサの加熱器制御回路および駆動回路70により制御される。制御回路は、加熱回路をオンオフし、温度を監視し、かつ加熱器の状態を制御コンピュータに送信する役割を担う。駆動回路は、加熱ワイヤ58に電気を直接供給する高アンペア回路である。
(2)ここで図5Bを参照すると、加熱素子(図5Bには図示せず)は、(静圧が存在する空隙を除き)コンフォーマル表面40と裏側表面42との間の空間を満たす熱伝導性ゲル46内に設けることができる。このことは、プラスチックから作られたコンフォーマル表面などの非熱伝導性コンフォーマル表面には適切である。
設計計算
ピトー管の計算に使用される形式のベルヌーイの定理によれば、
(ρ/2)V=Ptotal−Pstatic
であり、ここで、ρは、所定の高度での空気密度であり、Vは、流線形の所定の地点における空気流速であり、Pstaticは、特定の大気の気象条件下での航空機の静的空気圧であり、Ptotalは、航空機の移動により生じる空気流の結果としてかかる全空気圧である。二乗の速度係数の結果として、旅客機の巡航段階の大部分の間で全く典型的であるように、航空機が時速600マイルまたは秒速269メートル(m/秒)で移動しているときには、全空気圧は、静的大気圧よりも大幅に高くなる可能性がある。
MEMS圧力センサが0〜R kPaの圧力範囲を有すると仮定する。ここでは、5ディケード分解能(decades resolution)でのいくつかの非常に高感度のセンサについてはR=0.5Torrもしくは3.25kPaであるまたは4000倍の分解能でR=7kPaである。4000倍の分解能での0から300m/秒までの対気速度範囲で7kPaの範囲を使用して、結果は図7に示す(対気速度の関数としての)対気速度分解能推定値である。ここでは、空気流路の設計では、全圧を圧力センサの範囲内に含めるために、300m/秒では3倍の率で全圧を低減しなければならない。
動作原理
本明細書に開示する装置の動作原理は、液体および気体の流れを測定するためのベンチュリ効果を修正したものである。ベンチュリ効果は、流体の流れを制限する「漏斗」の使用に基づいている。漏斗状の空気流路の断面積が減少すると、流体の速度が増加し、これに応じて圧力が低下する。これは、流体力学を支配する法則に従って、連続性の原理を満たすために流体が狭窄部を通過する際に、流体の速度が増加しなければならないからである。反対に、力学的エネルギー保存則を満たすために、流体の圧力は低下しなければならない。したがって、狭窄部を通して増加した速度による流体運動エネルギーの利得は、流体圧力の降下により打ち消される。この原理は、体積流量を測定するベンチュリ計を作製するために使用される。この効果は、図3Aおよび図5Aに示すように、単に流れを部分的に制限することより修正され、その結果、この効果は低減されるが、依然として存在する。
具体的には、略コンフォーマル形状は、コンフォーマル表面を横切るがコンフォーマル表面に直交しない空気流を制限するためにコンフォーマル表面に形成された空気流路と共に設計されるべきである。この「開放空気ベンチュリ表面」は、制限された建物構成などでの、他の内容で研究されている。図3Aおよび図5Aに示すように、絞り流路形状を備えた略コンフォーマル対気速度センサ表面を設計することにより、対気速度増幅率Kを指定値に増加させることができる。これは、1つまたは複数の設計された流路絞り部を使用して順々に行うことができる。空気流量を増加させることにより、圧力を同じ率だけ減少させることができる。したがって、(例えば)上に開示した例において述べた3倍低減を達成することができる。空気流路における測定から、最終的な対気速度を推定することができる。これを以下に数学的に説明する。
空気流速および圧力に対する図5Aの表記を使用して、ベルヌーイの定理によれば、
−P=(ρ/2)(V −V
である。
したがって、所望の対気速度Vは、大気密度ρと共に、制限された流れのより速い速度Vおよびそれと逆相関の圧力に関連付けられる。ここで、ρは、他の高度測定値および温度測定値を使用して推定するかまたは静的空気ポートにおける圧力Pおよび温度Tならびに理想気体法則の関係
/(Rair)=ρ
(ここで、Rairは、空気の比気体定数である)を使用して直接測定することができる。また、PおよびPは、ベルヌーイの原理により
−P=(ρ/2)V
と関連付けられる。
したがって、V
=√((P−P)/(ρ/2))
であると分かる。速度増幅率K=V/Vを対気速度センサ表面流路に設計することにより、Vの最終推定値が得られる。
これらの計算は、理想的な非圧縮性気体のためのものである。CFDシミュレーション結果と圧縮の両方の追加の非線形効果ならびに乱流の実世界の効果を考慮に入れるために、定数Kで定義される単純な線形関係を各センサ箇所における変換T(P,ρ)に置き換えることができる。
要するに、標準的なピトー管対気速度センサに特有の着氷および閉塞の問題を解消するために、MEMSベースのコンフォーマル対気速度センサの概念が開示されている。このMEMSベースのコンフォーマル対気速度センサは、空気流をその流路付きの表面に導き、流路を流れる空気と流路の下の静圧との相対的な空気圧を測定して、航空機の対気速度を推定する。コンフォーマル表面構造は、可撓性材料で作られ、付属品または主要な対気速度センサとしての航空機の側部または底部に取り付けることができる。
対気速度センサについて種々の実施形態を参照して説明してきたが、当業者であれば、本明細書の教示の範囲から逸脱することなく、種々の変更を行うことができ、それらの要素を均等物に代えることができることを理解するであろう。加えて、特定の状況に本明細書の教示を適合させるために、本明細書の教示の範囲から逸脱することなく、多くの修正を行うことができる。それゆえ、特許請求の範囲は、本明細書に開示する特定の実施態様に限定されないことが意図される。
以下に明記する方法クレームは、本明細書に列挙する動作が、アルファベット順(クレーム中のアルファベット順は予め列挙した動作を参照する目的でのみ使用される)またはこれらの動作が列挙される順に実行されることを要求するものと解釈されるべきではないく、同時にまたは交互に行われる2つ以上の動作を除外するものと解釈されるべきものでもない。
10 ピトー管
12 管
14 圧力変換器
16 空気取入口
18 空気取入口
20 MEMS容量型差圧センサ
20a MEMS差圧センサ
20b MEMS差圧センサ
20c MEMS差圧センサ
22 基板
24 周壁
26 空隙部
28 底部電極
30 ダイヤフラム膜
32 頂部電極
34 空気流路
34a 空気流路
34b 空気流路
34c 空気流路
35 静圧流路
35a 静圧流路
35b 静圧流路
36 静圧室
36a 静圧室
36b 静圧室
36c 静圧室
38 コンフォーマル対気速度センサ
40 コンフォーマル表面
40a コンフォーマル表面の部分(外側部分)
40b コンフォーマル表面の部分(空気流路の壁部分)
40c コンフォーマル表面の部分(空気流路の壁部分)
40d コンフォーマル表面の部分(外側部分)
42 裏側表面
44 内部リブ
46 熱伝導性ゲル
48 湾曲表面、外面
50 ステップ
52 スイッチ
54 ソフトウェアモジュール
56 スイッチ制御回路
58 抵抗加熱ワイヤ
60 MEMS差圧信号調整回路
62 アナログ‐デジタル変換
64 デジタルプロセッサ
66 不揮発性メモリ
68 電源
70 駆動回路

Claims (15)

  1. 第1の開放空気流路が形成された外面を有する可撓性構造と、
    前記第1の開放空気流路の真下位置において前記可撓性構造内に設置されかつ前記第1の開放空気流路と流体連通する第1の圧力センサと
    を備える装置。
  2. 前記可撓性構造が、静圧入力と、前記静圧入力と流体連通する静圧室とを備え、前記第1の圧力センサが前記静圧室と流体連通する、請求項1に記載の装置。
  3. 前記第1の圧力センサが、微小電気機械システムを備える容量型差圧センサであり、更に、前記第1の圧力センサが、第1の電極が形成された変形可能なダイヤフラム膜と、第2の電極が形成された基板と備え、前記第1および第2の電極が、前記変形可能なダイヤフラム膜の撓みの関数である距離で隔てられる、請求項1に記載の装置。
  4. 前記第1の開放空気流路が、狭窄部分を備え、前記第1の圧力センサが、前記第1の開放空気流路の前記狭窄部分の真下に配置される、請求項1に記載の装置。
  5. 前記可撓性構造の前記外面が、前記外面に形成された第2の開放空気流路を有し、前記装置が、前記第2の開放空気流路の真下位置において前記可撓性構造内に設置されかつ前記第2の開放空気流路と流体連通する第2の圧力センサを更に備える、請求項1に記載の装置。
  6. 前記第1の圧力センサにより出力されるアナログ信号を調整するように接続された第1の信号調整回路と、
    前記第1の信号調整回路により出力される調整されたアナログ信号を第1のデジタル信号に変換するように接続された第1のアナログ‐デジタル変換器と、
    前記第2の圧力センサにより出力されるアナログ信号を調整するように接続された第2の信号調整回路と、
    前記第2の信号調整回路により出力される調整されたアナログ信号を第2のデジタル信号に変換するように接続された第2のアナログ‐デジタル変換器と、
    前記第1および第2のデジタル信号を考慮して対気速度推定値を算出するようにプログラムされたプロセッサと
    を更に備える、請求項5に記載の装置。
  7. 加熱素子と、前記加熱素子を前記可撓性構造の前記外面に熱的に結合する熱伝導性ゲルとを更に備え、前記可撓性構造の前記外面が金属またはプラスチックで作られる、請求項1に記載の装置。
  8. 外面と飛行機の前記外面に取り付けられたコンフォーマル対気速度センサとを有する前記飛行機を備えるシステムであって、前記コンフォーマル対気速度センサが、
    第1および第2の開放空気流路が形成された外面を有する可撓性構造と、
    前記第1の開放空気流路の真下位置において前記可撓性構造内に設置されかつ前記第1の開放空気流路と流体連通する第1の容量型差圧センサと、
    前記第2の開放空気流路の真下位置において前記可撓性構造内に設置されかつ前記第2の開放空気流路と流体連通する第2の容量型差圧センサと、
    前記第1および第2の容量型差圧センサにより出力された信号に少なくとも部分的に基づいて前記飛行機の対気速度を推定するようにプログラムまたは構成される電子回路と
    を備える、システム。
  9. 前記可撓性構造が、静圧入力と、前記静圧入力と流体連通する第1および第2の静圧室とを備え、前記第1の容量型差圧センサが前記第1の開放空気流路と前記第1の静圧室との間に配置され、前記第2の容量型差圧センサが前記第2の開放空気流路と前記第2の静圧室との間に配置される、請求項8に記載のシステム。
  10. 前記第1および第2の容量型差圧センサの各々が、第1の電極が形成された変形可能なダイヤフラム膜と、第2の電極が形成された基板と備え、前記第1および第2の電極が、前記変形可能なダイヤフラム膜の撓みの関数である距離で隔てられる、請求項8に記載のシステム。
  11. 前記第1および第2の開放空気流路の各々が、それぞれの狭窄部分を備え、前記第1の容量型差圧センサが、前記第1の開放空気流路の前記狭窄部分の真下に配置され、前記第2の容量型差圧センサが、前記第2の開放空気流路の前記狭窄部分の真下に配置される、請求項8に記載のシステム。
  12. 前記電子回路が、
    前記第1の容量型差圧センサにより出力されるアナログ信号を調整するように接続された第1の信号調整回路と、
    前記第1の信号調整回路により出力される調整されたアナログ信号を第1のデジタル信号に変換するように接続された第1のアナログ‐デジタル変換器と、
    前記第2の容量型差圧センサにより出力されるアナログ信号を調整するように接続された第2の信号調整回路と、
    前記第2の信号調整回路により出力される調整されたアナログ信号を第2のデジタル信号に変換するように接続された第2のアナログ‐デジタル変換器と、
    前記第1および第2のデジタル信号を考慮して対気速度推定値を算出するようにプログラムされたプロセッサと
    を備える、請求項8に記載のシステム。
  13. 加熱素子と、前記加熱素子を前記可撓性構造の前記外面に熱的に結合する熱伝導性ゲルとを更に備え、前記可撓性構造の前記外面が金属またはプラスチックで作られる、請求項8に記載のシステム。
  14. 流体媒体中を移動するように動作可能である乗物の速度を推定する方法であって、
    1つまたは複数の開放空気流路が形成された外面を有する可撓性構造を前記乗物の外面に取り付けるステップと、
    前記1つまたは複数の開放空気流路の狭窄部分の真下に設置された1つまたは複数の差圧センサからの信号を送信するステップと、
    前記乗物の移動中に周囲の流体媒体に対する前記乗物の前記速度を算出するステップであって、前記速度の算出が前記流体媒体の密度および前記1つまたは複数の差圧センサにより送信された信号に基づく、ステップと
    を含む、方法。
  15. 各異なる差圧センサにより送信された各信号が、それぞれの開放空気流路の真下の静圧と該開放空気流路における全圧との差を表す、請求項14に記載の方法。
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