JP2016012881A - 装置、方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】基地局として動作する無線通信装置のための無線バックホールに要する無線リソースの量を抑えることを可能にする。【解決手段】基地局との無線通信を行う移動局としての動作を無線通信装置が行うように、当該無線通信装置の動作を制御する制御部、を備える装置が提供される。上記制御部は、移動局との無線通信を行う基地局としての動作及びコアネットワークノードとしての動作を上記無線通信装置が行うように、上記無線通信装置の動作を制御する。【選択図】図6

Description

本開示は、装置、方法及びプログラムに関する。
2002年より、日本で第3世代と呼ばれる3G方式の携帯電話サービスが開始された。当初は、音声通話及びメールの送信などのために小さいサイズのパケットが送受信されていた。しかし、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)の導入により、音楽ファイルのダウンロード及び動画のストリーミングなどのために、より大きいサイズのパケットが送受信されるようになった。このようなパケット容量の増加に伴い、無線ネットワーク側の拡張のために、ダウンリンクにOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)を使用するLTE(Long Term Evolution)のサービスも開始された。さらに、2015年頃には、4Gサービスの開始が予定されている。これにより、準固定で最大1Gbps(bit per second)が実現され、移動環境でも最大100Mbpsが実現され得る。
上述したようなトラフィックの増加に伴い、安価で且つ設置が容易なスモール基地局を配置することにより、トラフィックの集中を回避することが期待されている。このようなスモールセルに関連する様々な技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、1つ以上の端末装置から送信される無線信号について測定される品質に基づいて、移動局のためにアクセスポイントとして動作する装置を選択する技術が、開示されている。
国際公開第2014/034255号公報
しかし、上記特許文献1に開示されている技術では、基地局(アクセスポイント)として動作する端末装置とコアネットワークノードとの通信のために無線バックホールが用いられるので、無線バックホールのために多くの無線リソースが使用され得る。
そこで、基地局として動作する無線通信装置のための無線バックホールに要する無線リソースの量を抑えることを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
本開示によれば、基地局との無線通信を行う移動局としての動作を無線通信装置が行うように、当該無線通信装置の動作を制御する制御部、を備える装置が提供される。上記制御部は、移動局との無線通信を行う基地局としての動作及びコアネットワークノードとしての動作を上記無線通信装置が行うように、上記無線通信装置の動作を制御する。
また、本開示によれば、プロセッサにより、基地局との無線通信を行う移動局としての動作を無線通信装置が行うように、当該無線通信装置の動作を制御することと、移動局との無線通信を行う基地局としての動作及びコアネットワークノードとしての動作を上記無線通信装置が行うように、上記無線通信装置の動作を制御することと、を含む方法が提供される。
また、本開示によれば、基地局との無線通信を行う移動局としての動作を無線通信装置が行うように、当該無線通信装置の動作を制御することと、移動局との無線通信を行う基地局としての動作及びコアネットワークノードとしての動作を上記無線通信装置が行うように、上記無線通信装置の動作を制御することと、をプロセッサに実行させるためのプログラムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、基地局として動作する無線通信装置のための無線バックホールに要する無線リソースの量を抑えることが可能になる。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記効果とともに、又は上記効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、又は本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の実施形態に係る通信システムの概略的な構成の一例を示す説明図である。 同実施形態に係る無線通信装置100の構成の一例を示すブロック図である。 アップリンク帯域及びダウンリンク帯域の一例を説明するための説明図である。 ダウンリンクサブフレーム及びアップリンクサブフレームの一例を説明するための説明図である。 無線バックホールのために使用される周波数帯域の例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 スマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 カーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付の図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.通信システムの概略的な構成
2.無線通信装置の構成
3.処理の流れ
4.応用例
5.まとめ
<1.通信システムの構成>
まず、図1を参照して、本開示の実施形態に係る通信システム1の概略的な構成を説明する。図1は、本開示の実施形態に係る通信システム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。図1を参照すると、通信システム1は、コアネットワーク(Core Network:CN)10のCNノード、基地局20、移動局30並びに無線通信装置100を含む。一例として、通信システム1は、例えば、LTE、LTE−Advanced、又はこれらに準ずる通信規格に準拠したシステムである。
(CN10)
CN10は、CNノードとして、制御エンティティ11、加入者情報データベース13、第1ゲートウェイ15及び第2ゲートウェイ17を含む。
制御エンティティ11は、制御プレーンの機能を担う。例えば、制御エンティティ11は、MME(Mobility Management Entity)である。
加入者情報データベース13は、加入者(subscriber)に関する情報を保持(store)する。一例として、加入者情報データベース13は、HSS(Home Subscriber Server)である。
第1ゲートウェイ15は、ユーザプレーンの機能を担うゲートウェイである。例えば、第1ゲートウェイ15は、S−GW(Serving Gateway)である。
第2ゲートウェイ17は、外部ネットワークとの接続のためのゲートウェイである。例えば、第2ゲートウェイ17は、P−GW(PDN(Packet Data Network) Gateway)である。
なお、CN10は、他のコアネットワークノードをさらに含んでもよい。CN10は、課金機能を担うエンティティ(例えば、PCRF(Policy and Charging Rule Function))、及び、機器の識別情報を保持するデータベース(例えば、EIR(Equipment Identity Register))などを含んでもよい。
(基地局20)
基地局20は、移動局との無線通信を行う。例えば、基地局20は、基地局20の通信エリアであるセル21内に位置する移動局との無線通信を行う。具体的には、例えば、基地局20は、移動局30との無線通信を行う。また、例えば、基地局20は、無線通信装置100が移動局として動作する場合に、無線通信装置100との無線通信を行う。例えば、基地局20は、eNB(evolved Node B)である。
(移動局30)
移動局30は、基地局との無線通信を行う。例えば、移動局30は、基地局の通信エリアであるセル内に位置する場合に当該基地局との無線通信を行う。具体的には、例えば、移動局30は、セル21内に位置する場合に基地局20との無線通信を行う。また、例えば、移動局30は、無線通信装置100が基地局として動作する場合に、無線通信装置100との無線通信を行う。例えば、移動局30は、UE(User Equipment)である。
(無線通信装置100)
無線通信装置100は、基地局との無線通信を行う移動局として動作可能である。例えば、無線通信装置100は、移動局として動作し、且つ、基地局の通信エリアであるセル内に位置する場合に、当該基地局との無線通信を行う。具体的には、例えば、無線通信装置100は、セル21内に位置する場合に基地局20との無線通信を行う。
無線通信装置100は、移動局との無線通信を行う基地局としても動作可能である。例えば、無線通信装置100は、無線通信装置100の通信エリア内に位置する移動局との無線通信を行う。具体的には、例えば、無線通信装置100は、移動局30との無線通信を行う。なお、無線通信装置100は、基地局として動作する場合には、無線バックホールを介してCNノードと通信する。
とりわけ、本開示の実施形態では、無線通信装置100は、基地局及びCNノードとして動作可能である。これにより、例えば、基地局として動作する無線通信装置100のための無線バックホールに要する無線リソースの量を抑えることが可能になる。
<2.無線通信装置の構成>
次に、図2〜図5を参照して、本開示の実施形態に係る無線通信装置100の構成の一例を説明する。図2は、本開示の実施形態に係る無線通信装置100の構成の一例を示すブロック図である。図2を参照すると、無線通信装置100は、第1アンテナ部110、第1無線通信部120、第2アンテナ部130、第2無線通信部140、記憶部150及び処理部160を備える。
(第1アンテナ部110)
第1アンテナ部110は、第1無線通信部120により出力される信号を電波として空間に放射する。また、第1アンテナ部110は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を第1無線通信部120へ出力する。
(第1無線通信部120)
第1無線通信部120は、信号を送受信する。
例えば、無線通信装置100が、移動局として動作する場合に、第1無線通信部120は、基地局(例えば、基地局20)からのダウンリンク信号を受信し、基地局(例えば、基地局20)へのアップリンク信号を送信する。
例えば、無線通信装置100が、基地局として動作する場合に、第1無線通信部120は、移動局(例えば、移動局30)へのダウンリンク信号を送信し、移動局(例えば、移動局30)からのアップリンク信号を受信する。
(第2アンテナ部130)
第2アンテナ部130は、第2無線通信部140により出力される信号を電波として空間に放射する。また、第2アンテナ部130は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を第2無線通信部140へ出力する。
(第2無線通信部140)
第2無線通信部140は、信号を送受信する。第2無線通信部140は、無線バックホールのための無線通信部である。
例えば、無線通信装置100が、基地局として動作する場合に、第1無線通信部120は、無線バックホールのための対応する基地局(例えば、基地局20)への信号を送信し、上記対応する基地局からの信号を受信する。
(記憶部150)
記憶部150は、無線通信装置100の動作のためのプログラム及びデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
(処理部160)
処理部160は、無線通信装置100の様々な機能を提供する。処理部160は、情報取得部161及び制御部163を含む。なお、処理部160は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部160は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
(情報取得部161)
情報取得部161は、制御部163による制御のための情報を取得する。なお、当該情報の例については、制御部163による制御と併せて説明する。
(制御部163)
制御部163は、無線通信装置100の動作を制御する。
とりわけ本開示の実施形態では、制御部163は、基地局との無線通信を行う移動局としての動作(以下、「移動局動作」と呼ぶ)を無線通信装置100が行うように、無線通信装置100の動作を制御する。また、制御部163は、移動局との無線通信を行う基地局としての動作(以下、「基地局動作」と呼ぶ)及びCNノードとしての動作(以下、「CNノード動作」と呼ぶ)を無線通信装置100が行うように、無線通信装置100の動作を制御する。
(a)各動作
(a−1)移動局動作
−移動局動作の例
例えば、上記移動局動作は、ダウンリンク信号を受信することを含む。当該ダウンリンク信号は、ダウンリンクのデータ信号及び/又は制御信号を含む。
例えば、上記制御信号は、同期信号及びリファレンス信号を含む。当該リファレンス信号は、例えば、CRS(Cell-specific Reference Signal)、DM−RS(Demodulation Reference Signal)、CSI−RS(Channel State Information Reference Signal)、及び/又はMBSFN−RS(MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service) over Single Frequency Network Reference Signal)などを含む。また、例えば、上記制御信号は、システム情報(System Information)の信号、及びページングの信号などを含む。
例えば、上記移動局動作は、アップリンク信号を送信することを含む。当該アップリンク信号は、アップリンクのデータ信号及び/又は制御信号を含む。
−−FDDのケース
例えば、上記移動局動作は、FDD(Frequency Division Duplex)で、ダウンリンク帯域を使用してダウンリンク信号を受信し、アップリンク帯域を使用してアップリンク信号を送信することを含む。以下、この点について図3を参照して具体例を説明する。
図3は、アップリンク帯域及びダウンリンク帯域の一例を説明するための説明図である。図3を参照すると、アップリンク帯域F1とダウンリンク帯域F2とが示されている。例えば、無線通信装置100は、上記移動局動作として、ダウンリンク帯域F2を使用してダウンリンク信号を受信し、アップリンク帯域F1を使用してアップリンク信号を送信する。
−−TDDのケース
上記移動局動作は、TDD(Time Division Duplex)で、ダウンリンクサブフレームでダウンリンク信号を受信し、アップリンクサブフレームでアップリンク信号を送信することを含んでもよい。以下、この点について図4を参照して具体例を説明する。
図4は、ダウンリンクサブフレーム及びアップリンクサブフレームの一例を説明するための説明図である。図4を参照すると、アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションが示されている。即ち、無線フレームに含まれる10個のサブフレームと、各サブフレームがダウンリンクサブフレーム、アップリンクサブフレーム及びスペシャルサブフレームのいずれであるかとが、示されている。例えば、無線通信装置100は、上記移動局動作として、サブフレーム番号が0、4、5、9であるダウンリンクサブフレームでダウンリンク信号を受信する。また、無線通信装置100は、上記移動局動作として、サブフレーム番号が2、3、7であるアップリンクサブフレームでアップリンク信号を送信する。なお、無線通信装置100は、上記移動局動作として、サブフレーム番号が1、6であるスペシャルサブフレームのうちのDwPTS(Downlink Pilot Time Slot)でダウンリンク信号を受信する。また、無線通信装置100は、上記移動局動作として、サブフレーム番号が1、6であるスペシャルサブフレームのうちのUpPTS(Uplink Pilot Time Slot)でアップリンク信号を送信する。
−−その他の動作
当然ながら、上記移動局動作は、他の動作も含む。例えば、上記移動局動作は、セルについての測定(measurements)などを含む。
−制御の例
例えば、制御部163は、無線通信装置100に上記移動局動作を行わせるための制御として、無線通信装置100の動作モードを、移動局として動作するための第1のモードに設定する。動作モードの設定は、プログラムの切替え、又はプログラムを有するモジュールの切替えなどを含み得る。その結果、例えば、無線通信装置100において、上記移動局動作のためのプログラムが実行され、無線通信装置100は、上記移動局動作を行う。当該プログラムは、無線通信装置100に予め記憶されてもよく、又は基地局20又はCNノードにより適宜提供されてもよい。
なお、制御部163は、無線通信装置100に上記移動局動作を行わせるための制御として、上記動作モードの設定に加えて、又は上記動作モードの設定の代わりに、他の処理を行ってもよい。
例えば、制御部163は、上記移動局動作の処理を行ってもよい。一例として、制御部163は、基地局により送信されるスケジューリング情報を取得してもよい。当該スケジューリング情報は、ダウンリンクリソース割当て(downlink resource allocation)情報、及びアップリンクリソース割当て(uplink resource allocation)情報を含んでもよい。そして、制御部163は、上記ダウンリンクリソース割当て情報に基づいて、割り当てられたダウンリンクリソースを使用して送信されるダウンリンク信号の受信処理を行ってもよい。また、制御部163は、上記アップリンクリソース割当て情報に基づいて、割り当てられたアップリンクリソースを使用して送信されるアップリンク信号の送信処理を行ってもよい。
(a−2)基地局動作
−基地局動作の例
例えば、上記基地局動作は、ダウンリンク信号を送信することを含む。当該ダウンリンク信号は、ダウンリンクのデータ信号及び/又は制御信号を含む。
例えば、上記制御信号は、同期信号及びリファレンス信号を含む。当該リファレンス信号は、例えば、CRS、DM−RS、CSI−RS、及び/又はMBSFN−RSなどを含む。これにより、例えば、移動局が、無線通信装置100との同期、及び無線通信装置100についての測定などを行うことが可能になる。また、例えば、上記制御信号は、システム情報の信号、及びページングの信号などを含む。
例えば、上記基地局動作は、アップリンク信号を受信することを含む。当該アップリンク信号は、アップリンクのデータ信号及び/又は制御信号を含む。
−−FDDのケース
上述したように、例えば、上記移動局動作は、FDDで、ダウンリンク帯域を使用してダウンリンク信号を受信し、アップリンク帯域を使用してアップリンク信号を送信することを含む。
−−−第1の例(FDD−FDD)
第1の例として、上記基地局動作は、FDDで、上記ダウンリンク帯域を使用してダウンリンク信号を送信し、上記アップリンク帯域を使用してアップリンク信号を受信することを含む。
図3を再び参照すると、上述したように、無線通信装置100は、上記移動局動作として、ダウンリンク帯域F2を使用してダウンリンク信号を受信し、アップリンク帯域F1を使用してアップリンク信号を送信する。一方、無線通信装置100は、上記基地局動作として、ダウンリンク帯域F2を使用してダウンリンク信号を送信し、アップリンク帯域F1を使用してアップリンク信号を受信する。
これにより、例えば、移動局は、基地局との無線通信と同様に、基地局として動作する無線通信装置100との無線通信を行うことが可能になる。
−−−第2の例(FDD−TDD)
第2の例として、上記基地局動作は、TDDで、上記ダウンリンク帯域又は上記アップリンク帯域を使用して、ダウンリンクサブフレームでダウンリンク信号を送信し、アップリンクサブフレームでアップリンク信号を受信することを含んでもよい。
図3を再び参照すると、上述したように、無線通信装置100は、上記移動局動作として、ダウンリンク帯域F2を使用してダウンリンク信号を受信し、アップリンク帯域F1を使用してアップリンク信号を送信する。一方、無線通信装置100は、上記基地局動作として、ダウンリンク帯域F2又はアップリンク帯域F1を使用して、(例えば図4に示されるように)ダウンリンクサブフレームでダウンリンク信号を送信し、アップリンクサブフレームでアップリンク信号を受信してもよい。また、無線通信装置100は、上記基地局動作として、スペシャルサブフレームのうちのDwPTSでダウンリンク信号を送信し、スペシャルサブフレームのうちのUpPTSでアップリンク信号を受信してもよい。
これにより、例えば、TDDで動作する移動局が、無線通信装置100との無線通信を行うことが可能になる。
なお、上記基地局動作は、TDDで、キャリアアグリゲーションにより上記ダウンリンク帯域及び上記アップリンク帯域の両方を使用して、ダウンリンクサブフレームでダウンリンク信号を送信し、アップリンクサブフレームでアップリンク信号を受信することを含んでもよい。
図3を再び参照すると、無線通信装置100は、上記基地局動作として、キャリアアグリゲーションによりダウンリンク帯域F2及びアップリンク帯域F1の両方を使用して、(例えば図4に示されるように)ダウンリンクサブフレームでダウンリンク信号を送信し、アップリンクサブフレームでアップリンク信号を受信してもよい。また、無線通信装置100は、上記基地局動作として、スペシャルサブフレームのうちのDwPTSでダウンリンク信号を送信し、スペシャルサブフレームのうちのUpPTSでアップリンク信号を受信してもよい。なお、ダウンリンク帯域F2とアップリンク帯域F1との間で、異なるアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションが適用されてもよい。
これにより、例えば、TDDで動作する移動局が、無線通信装置100との無線通信を高速で行うことが可能になる。
−−TDDのケース
上述したように、上記移動局動作は、TDD(Time Division Duplex)で、ダウンリンクサブフレームでダウンリンク信号を受信し、アップリンクサブフレームでアップリンク信号を送信することを含んでもよい。この場合に、上記基地局動作は、TDDで、ダウンリンクサブフレームでダウンリンク信号を送信し、アップリンクサブフレームでアップリンク信号を受信することを含んでもよい。
図4を再び参照すると、無線通信装置100は、上記移動局動作として、サブフレーム番号が0、4、5、9であるダウンリンクサブフレーム、及びサブフレーム番号が1、6であるスペシャルサブフレームのうちのDwPTSで、ダウンリンク信号を受信してもよい。また、無線通信装置100は、上記移動局動作として、サブフレーム番号が2、3、7であるアップリンクサブフレーム、及びサブフレーム番号が1、6であるスペシャルサブフレームのうちのUpPTSで、アップリンク信号を送信してもよい。一方、無線通信装置100は、上記基地局動作として、サブフレーム番号が0、4、5、9であるダウンリンクサブフレーム、及びサブフレーム番号が1、6であるスペシャルサブフレームのうちのDwPTSで、ダウンリンク信号を送信してもよい。また、無線通信装置100は、上記基地局動作として、サブフレーム番号が2、3、7であるアップリンクサブフレーム、及びサブフレーム番号が1、6であるスペシャルサブフレームのうちのUpPTSで、アップリンク信号を受信してもよい。
これにより、例えば、移動局は、基地局との無線通信と同様に、基地局として動作する無線通信装置100との無線通信を行うことが可能になる。
−−その他の動作
当然ながら、上記基地局動作は、他の動作も含み得る。例えば、上記基地局動作は、RRC(Radio Resource Control)プロトコルの動作(例えば、RRC接続の制御、QoS(Quality of Service)の制御)などを含む。
−−無線通信装置100により使用される周波数帯域
−−−第1の例
上述したように、例えば、無線通信装置100は、基地局として動作する際に、通常の基地局と移動局との間の無線通信のために使用される周波数帯域(即ち、無線通信装置100が移動局として動作する際に使用し得る周波数帯域)を使用して、移動局との無線通信を行う。この場合に、通常の基地局(例えば、基地局20)の無線通信への干渉が回避され又は抑制されるように、無線通信装置100は周波数帯域を使用する。一例として、通常の基地局(例えば、基地局20)により周波数帯域が使用されない期間に限り、無線通信装置100による当該周波数帯域の使用が許可される。別の例として、干渉制御技術により、通常の基地局(例えば、基地局20)により周波数帯域が使用される期間にも、無線通信装置100が当該周波数帯域を使用してもよい。なお、例えば、上記周波数帯域は、コンポーネントキャリア(Component Carrier)である。
−−−第2の例
無線通信装置100は、基地局として動作する際に、通常の基地局と移動局との間の無線通信のために使用される周波数帯域(即ち、無線通信装置100が移動局として動作する際に使用し得る周波数帯域)とは異なる他の周波数帯域を使用してもよい。
上記他の周波数帯域は、通信システム1のライセンス帯域に含まれる周波数帯域であってもよく、アンライセンス帯域に含まれる周波数帯域であってもよい。
上記他の周波数帯域は、複数の無線通信システムにより共用される周波数帯域であって、使用が許可された周波数帯域であってもよい。複数の無線通信システムにより共用される上記周波数帯域の使用が、装置の位置に基づいて許可される場合には、無線通信装置100は、無線通信装置100の位置を示す位置情報を提供してもよい。上記位置情報は、GPS(Global Positioning System)の位置情報であってもよく、又は他の測位技術(一例として、基地局又はアクセスポイントにより送信される信号の受信電力に基づく測位の技術)により得られる位置情報であってもよい。上記他の周波数帯域は、TVWS(Television White Space)又はSAS(Spectrum Access System)などの周波数帯域であってもよい。
なお、上記他の周波数帯域(例えば、使用が許可された周波数帯域)は、コンポーネントキャリアであってもよい。さらに、上記他の周波数帯域は、キャリアアグリゲーションのセカンダリコンポーネントキャリア(Secondary Component Carrier:SCC)としてのみ使用されてもよい。
−−−通知
例えば、基地局として動作する際に無線通信装置100が移動局との無線通信に使用する周波数帯域は、基地局20又はコアネットワークノード(例えば、制御エンティティ11)により無線通信装置100に通知される。そして、制御部163は、無線通信装置100に通知される上記周波数帯域を使用して無線通信装置100が移動局との無線通信を行うように、無線通信装置100の動作を制御する。
例えば、基地局20又はコアネットワークノードは、上記周波数帯域を示す周波数帯域情報を無線通信装置100へ送信し、情報取得部161は、当該周波数帯域情報を取得する。そして、制御部163は、上記周波数帯域を、移動局との無線通信のための周波数帯域として設定する。その結果、例えば、第1無線通信部120は、上記周波数帯域を使用するようになる。
−制御の例
例えば、制御部163は、無線通信装置100に上記基地局動作を行わせるための制御として、無線通信装置100の動作モードを、基地局及びCNノードとして動作するための第2のモードに設定する。動作モードの設定は、プログラムの切替え、又はプログラムを有するモジュールの切替えなどを含み得る。その結果、例えば、無線通信装置100において、上記基地局動作のためのプログラムが実行され、無線通信装置100は、上記基地局動作を行う。当該プログラムは、無線通信装置100に予め記憶されてもよく、又は基地局20又はCNノードにより適宜提供されてもよい。
なお、制御部163は、無線通信装置100に上記基地局動作を行わせるための制御として、上記動作モードの設定に加えて、又は上記動作モードの設定の代わりに、他の処理を行ってもよい。
例えば、制御部163は、上記基地局動作の処理を行ってもよい。一例として、制御部163は、スケジューリングを行ってもよい。即ち、制御部163は、ダウンリンクリソース割当て及びアップリンクリソース割当てを行ってもよい。別の例として、制御部163は、スケジューリング情報の送信の制御(例えば、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)の無線リソースへの上記スケジューリング情報の信号のマッピングなど)を行ってもよい。さらに別の例として、制御部163は、上記ダウンリンクリソース割当て情報に基づいて、割り当てられたダウンリンクリソースを使用して送信されるダウンリンク信号の送信処理を行ってもよい。さらに別の例として、制御部163は、上記アップリンクリソース割当て情報に基づいて、割り当てられたアップリンクリソースを使用して送信されるアップリンク信号の受信処理を行ってもよい。
例えば、制御部163は、無線通信装置100に上記基地局動作を行わせるための制御として、基地局として動作する際に使用する周波数帯域を設定してもよい。具体的には、例えば、上述したように、基地局20又はコアネットワークノードは、上記周波数帯域を示す周波数帯域情報を無線通信装置100へ送信し、情報取得部161は、当該周波数帯域情報を取得する。そして、制御部163は、無線通信装置100に上記基地局動作を行わせるための制御として、上記周波数帯域を移動局との無線通信のための周波数帯域として設定してもよい。なお、制御部163は、上記周波数帯域の設定とともに、上記周波数帯域についての最大送信電力も設定してもよい。当該最大送信電力は、上記周波数帯域情報により示されてもよい。
(a−3)CNノード動作
上述したように、制御部163は、上記基地局動作(即ち、基地局としての動作)及び上記CNノード動作(即ち、CNノードとしての動作)を無線通信装置100が行うように、無線通信装置100の動作を制御する。
−CNノード動作の例
−−制御エンティティ
例えば、上記CNノードは、制御プレーン(control-plane)の機能を担う制御エンティティを含む。例えば、当該制御エンティティは、モビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity:MME)である。また、当該制御エンティティは、MCエンティティ(Multi-cell/Multicast Coordination Entity:MCE)であってもよい。
例えば、上記CNノード動作は、上記制御エンティティとしてアタッチ手続きを行うことを含む。当該アタッチ手続きは、移動局をネットワークに登録するための手続きである。具体的には、例えば、上記アタッチ手続きは、移動局からのアタッチ要求に応じた、移動局の識別(identification)、移動局の認証(authentication)及び/又はセキュリティモード制御手続き(security mode control procedure)などを含む。また、上記アタッチ手続きは、移動局へのアタッチ完了(attach complete)の通知(例えば、アタッチ完了メッセージの送信)、及び、移動局へのアタッチ拒否(attach reject)の通知(例えば、アタッチ拒否メッセージの送信)を含む。
例えば、上記CNノード動作は、ベアラ確立のための手続きを行うことを含む。具体的には、例えば、ベアラ確立のための当該手続きは、ベアラコンテキストのアクティベートの要求(例えば、ベアラコンテキストアクティベート要求メッセージの送信)を含む。上記ベアラ確立は、デフォルトベアラ(default bearer)の確立であってもよく、専用ベアラ(dedicated bearer)の確立であってもよい。なお、デフォルトベアラの確立の手続きは、上記アタッチ手続きに含まれてもよい。
無線通信装置100が上記制御エンティティ(例えば、MME)としての動作を行うことにより、例えば、無線バックホールに要する無線リソースの量が抑えられる。具体的には、例えば、基地局と上記制御エンティティとの間で送受信されるメッセージが無線通信装置100の内部で行われるので、無線バックホールで送信される信号が減り、その結果、無線リソースの量が抑えられる。また、無線バックホールに起因したベアラ確立の遅延が抑えられ得る。
また、無線通信装置100が上記制御エンティティ(例えば、MME)としての動作を行うことにより、例えば、コアネットワーク10に設置される制御エンティティ11(例えば、MME)の負荷の増加を抑えることが可能になる。より具体的には、例えば、一般的には、基地局として動作する無線通信装置の増加により、制御エンティティ11が管理すべき基地局が増加し、その結果、制御エンティティ11の負荷が増加する。しかし、上述したように、基地局と制御エンティティとの両方が無線通信装置に実装されれば、基地局として動作する無線通信装置がダイナミックに増加したとしても、制御エンティティ11の負荷の増加は抑えられ得る。
−−ゲートウェイ
例えば、上記CNノードは、ユーザプレーン(User-plane)の機能を担うゲートウェイを含む。例えば、当該ゲートウェイは、サービングゲートウェイ(Serving Gateway:S−GW)である。また、当該ゲートウェイは、MBMSゲートウェイ(Multimedia Broadcast/Multicast Service Gateway:MBMS−GW)であってもよい。
例えば、上記CNノード動作は、上記ゲートウェイとしてベアラ確立のための手続きを行うことを含む。具体的には、例えば、ベアラ確立のための当該手続きは、制御エンティティ(例えば、MME)にベアラに関する情報(例えば、割り当てられたIPアドレスなど)を提供することを含む。上記ベアラ確立は、デフォルトベアラ(default bearer)の確立であってもよく、専用ベアラ(dedicated bearer)の確立であってもよい。
無線通信装置100が上記ゲートウェイ(例えば、S−GW)としての動作を行うことにより、例えば、無線バックホールに要する無線リソースの量が抑えられる。具体的には、例えば、上記制御エンティティ(例えば、MME)と上記ゲートウェイ(例えば、S−GW)との間で送受信されるメッセージが無線通信装置100の内部で行われるので、無線バックホールで送信される信号が減り、その結果、無線リソースの量が抑えられる。また、無線バックホールに起因したベアラ確立の遅延が抑えられ得る。
なお、上記CNノード動作は、上記ゲートウェイとしてポリシーに従ってパケット伝達の制御を行うことを含んでもよい。当該ポリシーは、例えば、PCRFにより提供されるポリシーであってもよい。さらに、制御部163は、無線通信装置100がPCRFとしての動作を行うように、無線通信装置100の動作を制御してもよい。
これにより、例えば、無線通信装置100は、独自の課金手法(例えば、基地局動作を行う無線通信装置100に移動局の通信料の一部を還元する、又は、基地局動作を行う無線通信装置100の通信料の割引きを行うなど)の導入が可能になる。また、無線通信装置100において独自のQoS制御が行われ得る。
−−動作間のインタフェース
上述したように、例えば、無線通信装置100が、基地局としての動作、上記制御エンティティとしての動作、及び/又は上記ゲートウェイとしての動作を行う。即ち、無線通信装置100において、基地局の機能、上記制御エンティティの機能、及び/又は上記ゲートウェイの機能が実装される。より具体的には、例えば、無線通信装置100において、eNBの機能、MMEの機能、及び/又はS−GWの機能が実装される。
例えば、eNBの機能とMMEの機能との間のインタフェースは、3GPP(Third Generation Partnership Project)のS1−MMEインタフェースである。
例えば、eNBの機能とS1−GWの機能との間のインタフェースは、3GPPのS1−Uインタフェースである。
例えば、MMEの機能とS−GWの機能との間のインタフェースは、3GPPのS11インタフェースである。
−制御の例
例えば、制御部163は、無線通信装置100に上記CNノード動作を行わせるための制御として、無線通信装置100の動作モードを、基地局及びCNノードとして動作するための第2のモードに設定する。動作モードの設定は、プログラムの切替え、又はプログラムを有するモジュールの切替えなどを含み得る。その結果、例えば、無線通信装置100において、上記CNノード動作のためのプログラムが実行され、無線通信装置100は、上記CNノード動作を行う。当該プログラムは、無線通信装置100に予め記憶されてもよく、又は基地局20又はCNノードにより適宜提供されてもよい。
なお、制御部163は、無線通信装置100に上記CNノード動作を行わせるための制御として、上記動作モードの設定に加えて、又は上記動作モードの設定の代わりに、他の処理を行ってもよい。
例えば、制御部163は、上記CNノード動作の処理を行ってもよい。一例として、制御部163は、上記アタッチ手続きの処理(例えば、移動局の識別、移動局の認証、及び/又は移動局へのアタッチ完了の通知など)、ベアラ確立のための上記手続きの処理(例えば、ベアラコンテキストのアクティベートの要求、及び/又はベアラに関する情報の提供など)を行ってもよい。
以上のように、制御部163は、上記基地局動作及び上記CNノード動作を無線通信装置100が行うように、無線通信装置100の動作を制御する。これにより、例えば、基地局として動作する無線通信装置100のための無線バックホールに要する無線リソースの量を抑えることが可能になる。また、無線バックホールに起因したベアラ確立の遅延が抑えられ得る。
(b)無線バックホール
上記基地局動作及び/又は上記CNノード動作は、対応する基地局と無線通信装置100との間の無線バックホールを介してコアネットワークノードと通信することを含む。
これにより、例えば、移動局は、基地局及びCNノードとして動作する無線通信装置100との無線通信を行う場合にも、通常の基地局(例えば、基地局20)との無線通信を行う場合と同様に、コアネットワーク10及び外部ネットワークに接続することが可能になる。
(b−1)対応する基地局
−第1の例
第1の例として、上記対応する基地局は、無線通信装置100が位置するセルの基地局である。例えば、上記対応する基地局は、基地局20である。
−第2の例
第2の例として、上記対応する基地局は、無線通信装置100のために選択された基地局であってもよい。上記対応する基地局は、コアネットワークノード(例えば、制御エンティティ11)又は基地局20により選択されてもよく、無線通信装置100により選択されてもよい。上記対応する基地局は、無線通信装置100による測定の結果に基づいて選択されてもよい。
上記対応する基地局として、有線バックホールに接続される基地局が選択されてもよい。また、有線バックホールに接続される基地局を選択できない場合には、制御部163は、無線通信装置100が上記基地局動作及び上記CNノード動作を行わないように、無線通信装置100の動作を制御してもよい。例えば、制御部163は、無線通信装置100の動作モードを上記第2のモード(基地局及びCNノードとして動作するためのモード)に設定しないようにしてもよい。また、有線バックホールに接続される基地局と有線バックホールに接続されない基地局とは、異なる識別情報を割り当てられてもよく、基地局に割り当てられた識別情報に基づいて、上記対応する基地局が選択されてもよい。
−通知
例えば、上記対応する基地局は、基地局20又はコアネットワークノード(例えば、制御エンティティ11)により無線通信装置100に通知される。そして、制御部163は、無線バックホールのために上記対応する基地局との無線通信を行うように、無線通信装置100の動作を制御する。
例えば、基地局(例えば、基地局20)又はコアネットワークは、上記対応する基地局を示す情報(例えば、セルID)を無線通信装置100へ送信し、情報取得部161は、当該情報を取得する。そして、制御部163は、上記対応する基地局との接続手続きを行う。その結果、無線通信装置100は、無線通信装置100と上記対応する基地局との間の無線バックホールを使用するようになる。また、制御部163は、取得された上記情報に基づいて、無線通信装置100と上記対応する基地局との間の通信品質を測定し、当該通信品質が閾値以上であった場合に無線バックホールの設定処理を実行してもよい。なお、当該閾値は、上記情報と合わせて無線通信装置100に送信されてもよい。また、制御部163は、無線バックホールの設定処理の完了を示すメッセージ、又は、基地局としての動作の拒否を示すメッセージを、コアネットワークノードに応答してもよい。
(b−2)使用される周波数帯域
−第1の例
第1の例として、上記無線バックホールは、基地局と移動局との間の無線通信のために使用される周波数帯域(即ち、RAN(Radio Access Network)用の周波数帯域)とは異なる他の周波数帯域の無線バックホールを含む。一例として、上記他の周波数帯域は、ミリ波帯の周波数帯域である。別の例として、上記他の周波数帯域は、複数の無線通信システムにより共用される周波数帯域であって、使用が許可された周波数帯域であってもよい。例えば、上記周波数帯域及び上記他の周波数帯域の各々は、コンポーネントキャリア(CC)である。以下、この点について図5を参照して具体例を説明する。
図5は、無線バックホールのために使用される周波数帯域の例を説明するための説明図である。図5を参照すると、基地局20、移動局30及び無線通信装置100が示されている。無線通信装置100は、基地局動作を行う場合に、移動局30との無線通信のためにRAN用の周波数帯域を使用する。一方、無線通信装置100は、基地局20と無線通信装置100との間の無線バックホールのために、RAN用の周波数帯域を使用せず、他の周波数帯域(例えば、ミリ波の周波数帯域)を使用する。
このような他の周波数帯域の使用により、例えば、RANのトラフィックのオフロードを行うことが可能になる。また、例えば、基地局と移動局との無線通信への干渉が回避される。
−第2の例
第2の例として、上記無線バックホールは、基地局と移動局との間の無線通信のために使用される周波数帯域の無線バックホールを含んでもよい。
図5を再び参照すると、上述したように、例えば、無線通信装置100は、基地局動作を行う場合に、移動局30との無線通信のためにRAN用の周波数帯域を使用する。一方、無線通信装置100は、基地局20と無線通信装置100との間の無線バックホールのために、RAN用の周波数帯域を使用してもよい。この場合に、移動局との無線通信のために使用されるRAN用の上記周波数帯域と、上記無線バックホールのために使用されるRAN用の上記周波数帯域とは、異なる周波数帯域(例えば、異なるCC)であってもよい。
このような周波数帯域の使用により、例えば、他の周波数帯域が使用できない場合でも、コアネットワーク10及び外部ネットワークに接続することが可能になる。
−通知
例えば、上記無線バックホールは、基地局(例えば、基地局20)又はコアネットワークノード(例えば、制御エンティティ11)により無線通信装置100に通知される周波数帯域の無線バックホールである。この場合に、制御部163は、無線通信装置100に通知される上記周波数帯域を使用して無線通信装置100が上記対応する基地局との無線通信を行うように、無線通信装置100の動作を制御する。
例えば、基地局(例えば、基地局20)又はコアネットワークは、上記周波数帯域を示す情報を無線通信装置100へ送信し、情報取得部161は、当該情報を取得する。そして、制御部163は、上記周波数帯域を、無線バックホールのための周波数帯域として設定する。その結果、例えば、第2無線通信部140は、上記周波数帯域を使用するようになる。
これにより、例えば、ネットワークが無線バックホールのための周波数帯域を指定することが可能になる。そのため、例えば、干渉が回避され又は抑制され得る。
なお、制御部163は、無線通信装置100に通知される上記周波数帯域の一部を使用して無線通信装置100が上記対応する基地局との無線通信を行い、上記周波数帯域の他の一部を使用して無線通信装置100が移動局との無線通信を行うように、無線通信装置100の動作を制御してもよい。即ち、無線通信装置100に通知される周波数帯域のうちの一部が、無線バックホールのために使用され、当該周波数帯域の他の一部が、無線通信装置100と移動局との無線通信のために使用されてもよい。これにより、例えば、無線リソースが有効に利用され得る。上記周波数帯域の上記他の一部は、移動局にとってのセカンダリコンポーネントキャリアとして使用されてもよい。
(b−3)通信方式
例えば、上記無線バックホールについての通信方式は、基地局と移動局との間の無線通信についての通信方式(即ち、RANの通信方式)と同一である。具体的には、例えば、当該通信方式は、LTE、LTE−Advanced、又はこれらに準ずる通信規格におけるEUTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)の通信方式である。
なお、上記無線バックホールについての通信方式は、基地局と移動局との間の無線通信についての通信方式とは異なる他の通信方式であってもよい。
(b−4)対応する基地局との接続
例えば、無線通信装置100は、上記対応する基地局との接続を確立する。例えば、制御部163は、当該接続の確立のための処理(例えば、同期、システム情報の取得、ランダムアクセス手続き等)を行う。
(b−5)CNノードとの接続
例えば、無線通信装置100は、基地局動作及びCNノード動作を開始する前に、CNノードとの接続を確立する。例えば、制御部163は、当該接続の確立のための処理を行う。
例えば、無線通信装置100は、第2ゲートウェイ17(例えば、P−GW)との接続を確立する。この場合に、例えば、無線通信装置100とP−GWとの間のインタフェースは、3GPPのS5インタフェース又はS8インタフェースである。
例えば、無線通信装置100は、加入者情報データベース13(例えば、HSS)との接続を確立する。この場合に、例えば、無線通信装置100とHSSとのインタフェースは、3GPPのS6aインタフェースである。例えば、無線通信装置100は、上記制御エンティティ(例えば、MME)としての動作(例えば、認証など)のために、加入者情報データベース13により保持される情報を取得する。無線通信装置100は、加入者情報データベース13により保持される全ての情報のうちの少なくとも一部を保持してもよい。無線通信装置100は、当該少なくとも一部に基づいて、上記制御エンティティ(例えば、MME)としての動作(例えば、認証など)を行ってもよい。無線通信装置100は、上記CNノード動作の終了の際に、無線通信装置100により保持される上記少なくとも一部を消去してもよい。あるいは、無線通信装置100は、無線通信装置100により保持される上記少なくとも一部を暗号化し、継続して保持してもよい。これにより、再びCNノード動作を行う際に情報が再利用され得る。暗号化の方式は、加入者情報データベース13により指示されてもよい。
なお、無線通信装置100は、他のコアネットワークノードとの接続を確立してもよい。例えば、無線通信装置100は、機器の識別情報を保持するデータベース(例えば、EIR)との接続を確立してもよい。無線通信装置100とEIRとの間のインタフェースは、3GPPのS13インタフェースであってもよい。
また、基地局動作及びCNノード動作を行う無線通信装置100は、VPLMN(Visited Public Land Mobile Network)として、任意のHPLMN(Home Public Land Mobile Network)にローミングの形で接続されてもよい。一例として、“3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; Telecommunication management; Study on charging management; 3GPP Evolved Packet Core (EPC): Charging aspects (Release 8)”の“Figure 4.2.1-2: Roaming Architecture for 3GPP Accesses, home routed traffic”に示されるように、無線通信装置100は、VPLMNとして、HPLMNに接続されてもよい。
また、上記CNノード動作が、ユーザプレーンの機能を担うゲートウェイとしての動作を含まない場合には、無線通信装置100は、基地局動作及びCNノード動作を開始する前に、上記ゲートウェイ(例えば、第1ゲートウェイ15)との接続を確立してもよい。上記ゲートウェイは、S−GWであってもよく、この場合に、無線通信装置100と上記ゲートウェイ(即ち、S−GW)との間のインタフェースは、3GPPのS1−Uインタフェースであってもよい。また、上記ゲートウェイは、MBMS−GWであってもよく、この場合に、無線通信装置100と上記ゲートウェイ(即ち、MBMS−GW)との間のインタフェースは、3GPPのM1インタフェースであってもよい。なお、無線通信装置100は、ユーザプレーンの機能を担うゲートウェイとしての動作を含むCNノード動作を行う他の無線通信装置100との接続を確立してもよい。
また、上記CNノード動作が、制御プレーンの機能を担う制御エンティティとしての動作を含まない場合には、無線通信装置100は、基地局動作及びCNノード動作を開始する前に、上記制御エンティティ(例えば、制御エンティティ11)との接続を確立してもよい。上記制御エンティティは、MMEであってもよく、この場合に、無線通信装置100と上記制御エンティティ(即ち、MME)との間のインタフェースは、3GPPのS1−MMEインタフェースであってもよい。また、上記制御エンティティは、MCE(Multi-cell/Multicast Coordination Entity)であってもよく、この場合に、無線通信装置100と上記制御エンティティ(即ち、MCE)との間のインタフェースは、3GPPのM2インタフェースであってもよい。なお、無線通信装置100は、制御プレーンの機能を担う制御エンティティとしての動作を含むCNノード動作を行う他の無線通信装置100との接続を確立してもよい。
(c)動作のトリガ
−基地局動作及びCNノード動作の実行
例えば、制御部163は、基地局20又はCNノードからの要求に応じて、上記基地局動作及び上記CNノード動作を無線通信装置100が行うように、無線通信装置100の動作を制御する。
具体的には、例えば、基地局20又はCNノードが、上記基地局動作及び上記CNノード動作の実行を要求する制御情報を、無線通信装置100へ送信し、情報取得部161は、当該制御情報を取得する。すると、制御部163は、無線通信装置100の動作モードを、基地局及びCNノードとして動作するための第2のモードに設定する。
これにより、例えば、ネットワーク側の要望に応じて、無線通信装置100を、基地局及びCNノードとして動作させることが可能になる。一例として、トラフィック量が多くなった場合に、無線通信装置100が基地局及びCNノードとして動作し得る。また、無線通信装置側又はネットワーク側の要望に応じて、特定エリアに位置する任意の無線通信装置100を、基地局及びMBMSをサポートするCNノードとして動作させることによって、特定のエリアでMBMSを提供することができる。これにより、マクロセルよりも小さなエリア内で効率よくMBMSを提供することが可能となる。
−基地局動作及びCNノード動作の終了
例えば、制御部163は、基地局20又はCNノードからの要求に応じて、上記基地局動作及び上記CNノード動作を無線通信装置100が終了するように、無線通信装置100の動作を制御する。
具体的には、例えば、基地局20又はCNノードが、上記基地局動作及び上記CNノード動の終了を要求する制御情報を、無線通信装置100へ送信し、情報取得部161は、当該制御情報を取得する。すると、制御部163は、無線通信装置100の動作モードを、移動局として動作するための第1のモードに設定する。なお、制御部163は、無線通信装置100の動作モードを上記第1のモード(即ち、移動局として動作するためのモード)に設定する際に、上記基地局動作を行っている無線通信装置100に接続されている移動局30のハンドオーバを制御してもよい。当該ハンドオーバは、上記基地局動作を行っている無線通信装置100から他の基地局(例えば、基地局20)へのハンドオーバである。そして、制御部163は、当該ハンドオーバの完了後に、無線通信装置100の動作モードを、上記第1のモードに設定してもよい。
(d)基地局動作を行う無線通信装置への移動局の接続
制御部163は、無線通信装置100が上記基地局動作及び上記CNノード動作を行うように無線通信装置100を制御する場合に、移動局を無線通信装置100へ接続させるための制御を行ってもよい。
(d−1)測定に関するパラメータの変更
制御部163は、上記制御として、無線通信装置100の近くに位置する基地局(例えば、基地局20)が移動局に通知する測定(measurements)に関するパラメータを変更するように、無線通信装置100の近くに位置する上記基地局、又は当該基地局に対応する制御エンティティ(例えば、制御エンティティ11)に要求してもよい。
上記パラメータは、測定報告(measurement report)のイベントについての閾値及び/又はオフセットを含んでもよい。上記パラメータは、セル選択(cell selection)/セル再選択(cell reselection)のためのS−criterionに関する変数を含んでもよい。上記パラメータは、リファレンス信号の送信電力を含んでもよい。
なお、制御部163は、上記パラメータを変更するように上記基地局又は上記制御エンティティに要求する代わりに、無線通信装置100の基地局動作に関する情報を、上記基地局又は上記制御エンティティに提供してもよい。当該情報は、無線通信装置100が使用する周波数帯域、及び/又は当該周波数帯域についての無線通信装置100の最大送信電力などを示してもよい。また、上記基地局又は上記制御エンティティは、上記情報に基づいて、必要に応じて上記パラメータを変更してもよい。
(d−2)近隣セルリストへの追加
制御部163は、上記制御として、無線通信装置100の近くに位置する基地局(例えば、基地局20)が移動局に通知する近隣セルリスト(Neighbour Cell List)を変更するように、無線通信装置100の近くに位置する上記基地局、又は当該基地局に対応する制御エンティティ(例えば、制御エンティティ11)に要求してもよい。
具体的には、例えば、制御部163は、基地局動作を行う無線通信装置100のセルを上記近隣セルリストに追加するように、上記基地局又は上記制御エンティティに要求してもよい。
なお、制御部163は、上記近隣セルリストを変更するように上記基地局又は上記制御エンティティに要求する代わりに、無線通信装置100のセルの識別情報(例えば、セルID)を、上記基地局又は上記制御エンティティに提供してもよい。また、上記基地局又は上記制御エンティティは、上記識別情報に基づいて、必要に応じて上記近隣セルリストを変更してもよい。なお、上記基地局又は上記制御エンティティは、制御部163からの上記要求に応じて、無線通信装置100のセルを上記近隣セルリストに追加する代わりに、上記近隣セルリスト(第1の近接セルリスト)とは別の近接セルリスト(第2の近接セルリスト)を保持してもよい。さらに、上記第1の近接セルリストと上記第2の近接セルリストとに対して、セル選択/セル再選択における優先度が設定されてもよい。
<3.処理の流れ>
次に、図6を参照して、本開示の実施形態に係る処理の一例を説明する。図6は、本開示の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。なお、この例では、無線通信装置100は、処理の開始時点では、移動局動作(即ち、移動局としての動作)を行っている。
制御部163は、基地局動作(即ち、基地局としての動作)及びCNノード動作(即ち、CNノードとしての動作)の実行が要求されたかを判定する(S301)。
基地局動作及びCNノード動作の実行が要求されていない場合には(S301:No)、無線通信装置100は、引き続き移動局動作を行う(S303)。そして、処理はステップS301へ戻る。
基地局動作及びCNノード動作の実行が要求された場合には(S301:Yes)、制御部163は、無線通信装置100が基地局動作及びCNノード動作を行うように、無線通信装置100の動作を制御する(S305)。例えば、制御部163は、無線通信装置100に基地局動作及びCNノード動作を行わせるための制御として、無線通信装置100の動作モードを、基地局及びCNノードとして動作するための第2のモードに設定する。その後、無線通信装置100は、基地局動作及びCNノード動作を開始する(S307)。
制御部163は、基地局動作及びCNノード動作の終了が要求されたかを判定する(S309)。
基地局動作及びCNノード動作の終了が要求されていない場合には(S309:No)、無線通信装置100は、引き続き基地局動作及びCNノード動作を行う(S311)。そして、処理はステップS309へ戻る。
基地局動作及びCNノード動作の終了が要求された場合には(S309:Yes)、制御部163は、無線通信装置100が基地局動作及びCNノード動作を終了して移動局動作を行うように、無線通信装置100の動作を制御する(S313)。例えば、制御部163は、無線通信装置100に基地局動作及びCNノード動作を終了させるための制御として、無線通信装置100の動作モードを、移動局として動作するための第1のモードに設定する。その後、無線通信装置100は、移動局動作を開始する(S315)。そして、処理はステップS301へ戻る。
<4.応用例>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、無線通信装置100は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末、携帯型/ドングル型のモバイルルータ若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、無線通信装置100は、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、無線通信装置100の少なくとも一部の構成要素は、これら端末に搭載されるモジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)において実現されてもよい。
(第1の応用例)
図7は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912、1つ以上のアンテナスイッチ915、1つ以上のアンテナ916、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
プロセッサ901は、例えばCPU又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM及びROMを含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
無線通信インタフェース912は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース912は、典型的には、BBプロセッサ913及びRF回路914などを含み得る。BBプロセッサ913は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路914は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ916を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース912は、BBプロセッサ913及びRF回路914を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース912は、図7に示したように複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含んでもよい。なお、図7には無線通信インタフェース912が複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含む例を示したが、無線通信インタフェース912は単一のBBプロセッサ913又は単一のRF回路914を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース912は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN(Local Area Network)方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ913及びRF回路914を含んでもよい。
アンテナスイッチ915の各々は、無線通信インタフェース912に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ916の接続先を切り替える。
アンテナ916の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース912による無線信号の送受信のために使用される。スマートフォン900は、図7に示したように複数のアンテナ916を有してもよい。なお、図7にはスマートフォン900が複数のアンテナ916を有する例を示したが、スマートフォン900は単一のアンテナ916を有してもよい。
さらに、スマートフォン900は、無線通信方式ごとにアンテナ916を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ915は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図7に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
図7に示したスマートフォン900において、図2を参照して説明した情報取得部161及び/又は制御部163は、無線通信インタフェース912において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。一例として、スマートフォン900は、無線通信インタフェース912の一部(例えば、BBプロセッサ913)若しくは全部、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて情報取得部161及び/又は制御部163が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを情報取得部161及び/又は制御部163として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに情報取得部161及び/又は制御部163の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを情報取得部161及び/又は制御部163として機能させるためのプログラムがスマートフォン900にインストールされ、無線通信インタフェース912(例えば、BBプロセッサ913)、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、情報取得部161及び/又は制御部163を備える装置としてスマートフォン900又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを情報取得部161及び/又は制御部163として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図7に示したスマートフォン900において、例えば、図2を参照して説明した第1無線通信部120及び第2無線通信部140は、無線通信インタフェース912(例えば、RF回路914)において実装されてもよい。第1無線通信部120及び第2無線通信部140は、物理的に異なる無線通信インタフェース912において実装されてもよく、又は、物理的に同一の無線通信インタフェース912において実装されてもよい。また、第1アンテナ部110及び第2アンテナ部130は、アンテナ916において実装されてもよい。第1アンテナ部110及び第2アンテナ部130は、物理的に異なるアンテナ916において実装されてもよく、又は、物理的に同一のアンテナ916において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図8は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、1つ以上のアンテナスイッチ936、1つ以上のアンテナ937及びバッテリー938を備える。
プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
無線通信インタフェース933は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、典型的には、BBプロセッサ934及びRF回路935などを含み得る。BBプロセッサ934は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路935は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ937を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース933は、BBプロセッサ934及びRF回路935を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、図8に示したように複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含んでもよい。なお、図8には無線通信インタフェース933が複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含む例を示したが、無線通信インタフェース933は単一のBBプロセッサ934又は単一のRF回路935を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース933は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ934及びRF回路935を含んでもよい。
アンテナスイッチ936の各々は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ937の接続先を切り替える。
アンテナ937の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送受信のために使用される。カーナビゲーション装置920は、図8に示したように複数のアンテナ937を有してもよい。なお、図8にはカーナビゲーション装置920が複数のアンテナ937を有する例を示したが、カーナビゲーション装置920は単一のアンテナ937を有してもよい。
さらに、カーナビゲーション装置920は、無線通信方式ごとにアンテナ937を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ936は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図8に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
図8に示したカーナビゲーション装置920において、図2を参照して説明した情報取得部161及び/又は制御部163は、無線通信インタフェース933において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ921において実装されてもよい。一例として、カーナビゲーション装置920は、無線通信インタフェース933の一部(例えば、BBプロセッサ934)若しくは全部及び/又はプロセッサ921を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて情報取得部161及び/又は制御部163が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを情報取得部161及び/又は制御部163として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに情報取得部161及び/又は制御部163の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを情報取得部161及び/又は制御部163として機能させるためのプログラムがカーナビゲーション装置920にインストールされ、無線通信インタフェース933(例えば、BBプロセッサ934)及び/又はプロセッサ921が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、情報取得部161及び/又は制御部163を備える装置としてカーナビゲーション装置920又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを情報取得部161及び/又は制御部163として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図8に示したカーナビゲーション装置920において、例えば、図2を参照して説明した第1無線通信部120及び第2無線通信部140は、無線通信インタフェース933(例えば、RF回路935)において実装されてもよい。第1無線通信部120及び第2無線通信部140は、物理的に異なる無線通信インタフェース933において実装されてもよく、又は、物理的に同一の無線通信インタフェース933において実装されてもよい。また、第1アンテナ部110及び第2アンテナ部130は、アンテナ937において実装されてもよい。第1アンテナ部110及び第2アンテナ部130は、物理的に異なるアンテナ937において実装されてもよく、又は、物理的に同一のアンテナ937において実装されてもよい。
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。即ち、情報取得部161及び/又は制御部163を備える装置として車載システム(又は車両)940が提供されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
<5.まとめ>
ここまで、図1〜図8を参照して、本開示の実施形態に係る装置及び処理を説明した。本開示に係る実施形態によれば、無線通信装置100は、基地局との無線通信を行う移動局としての動作を無線通信装置100が行うように無線通信装置100の動作を制御する制御部163を備える。制御部163は、移動局との無線通信を行う基地局としての動作及びコアネットワークノードとしての動作を無線通信装置100が行うように、無線通信装置100の動作を制御する。
これにより、基地局として動作する無線通信装置100のための無線バックホールに要する無線リソースの量を抑えることが可能になる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態を説明したが、本開示は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、無線通信装置100の動作モードが、第1のモード(移動局として動作するためのモード)及び第2のモード(基地局及びCNノードとして動作するためのモード)のうちの一方に設定される例を主として説明したが、本開示は係る例に限定されない。例えば、無線通信装置100は、移動局としての動作を行いながら、基地局としての動作及びCNノードとしての動作を行ってもよい。
また、例えば、通信システムがLTE、LTE−Advanced、又はこれらに準ずる通信規格に準拠したシステムである例を説明したが、本開示は係る例に限定されない。例えば、通信システムは、他の通信規格に準拠したシステムであってもよい。
また、本明細書の処理における処理ステップは、必ずしもフローチャート又はシーケンス図に記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、処理における処理ステップは、フローチャート又はシーケンス図として記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。
また、本明細書の装置(無線通信装置、又はそのモジュール)に備えられるプロセッサ(例えば、CPU、DSPなど)を上記装置の構成要素(例えば、情報取得部及び/又は制御部)として機能させるためのコンピュータプログラム(換言すると、上記プロセッサに上記装置の構成要素の動作を実行させるためのコンピュータプログラム)も作成可能である。また、当該コンピュータプログラムを記録した記録媒体も提供されてもよい。また、上記コンピュータプログラムを記憶するメモリと、上記コンピュータプログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサとを備える装置(例えば、完成品、又は完成品のためのモジュール(部品、処理回路若しくはチップなど))も提供されてもよい。また、上記装置の構成要素(例えば、情報取得部及び/又は制御部)の動作を含む方法も、本開示に係る技術に含まれる。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的又は例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記効果とともに、又は上記効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
基地局との無線通信を行う移動局としての動作を無線通信装置が行うように、当該無線通信装置の動作を制御する制御部、
を備え、
前記制御部は、移動局との無線通信を行う基地局としての動作及びコアネットワークノードとしての動作を前記無線通信装置が行うように、前記無線通信装置の動作を制御する、
装置。
(2)
前記コアネットワークノードは、制御プレーンの機能を担う制御エンティティを含む、前記(1)に記載の装置。
(3)
前記制御エンティティは、モビリティ管理エンティティである、前記(2)に記載の装置。
(4)
前記コアネットワークノードとしての前記動作は、上記制御エンティティとしてアタッチ手続きを行うこと、又は、上記制御エンティティとしてベアラ確立のための手続きを行うことを含む、前記(2)又は(3)に記載の装置。
(5)
前記コアネットワークノードは、ユーザプレーンの機能を担うゲートウェイを含む、前記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の装置。
(6)
前記ゲートウェイは、サービングゲートウェイである、前記(5)に記載の装置。
(7)
前記コアネットワークノードとしての前記動作は、前記ゲートウェイとしてベアラ確立のための手続きを行うこと、及び、前記ゲートウェイとしてポリシーに従ってパケット伝達の制御を行うことを含む、前記(5)又は(6)に記載の装置。
(8)
前記制御部は、基地局又はコアネットワークノードからの要求に応じて、前記基地局としての前記動作及び前記コアネットワークノードとしての前記動作を前記無線通信装置が行うように、前記無線通信装置の動作を制御する、前記(1)〜(7)のいずれか1項に記載の装置。
(9)
前記基地局としての前記動作、又は前記コアネットワークノードとしての前記動作は、対応する基地局と前記無線通信装置との間の無線バックホールを介してコアネットワークノードと通信することを含む、前記(1)〜(8)のいずれか1項に記載の装置。
(10)
前記無線バックホールは、基地局と移動局との間の無線通信のために使用される周波数帯域とは異なる他の周波数帯域の無線バックホールを含む、前記(9)に記載の装置。
(11)
前記無線バックホールは、基地局と移動局との間の無線通信のために使用される周波数帯域の無線バックホールを含む、前記(9)又は(10)に記載の装置。
(12)
前記無線バックホールは、基地局又はコアネットワークノードにより前記無線通信装置に通知される周波数帯域の無線バックホールであり、
前記制御部は、前記無線通信装置に通知される前記周波数帯域を使用して前記無線通信装置が前記対応する基地局との無線通信を行うように、前記無線通信装置の動作を制御する、前記(9)〜(11)のいずれか1項に記載の装置。
(13)
前記制御部は、前記周波数帯域の一部を使用して前記無線通信装置が前記対応する基地局との無線通信を行い、前記周波数帯域の他の一部を使用して前記無線通信装置が移動局との無線通信を行うように、前記無線通信装置の動作を制御する、前記(12)に記載の装置。
(14)
前記基地局としての前記動作は、ダウンリンクの制御信号を送信することを含み、
前記制御信号は、同期信号及びリファレンス信号を含む、
前記(1)〜(13)のいずれか1項に記載の装置。
(15)
前記移動局としての前記動作は、FDD(Frequency Division Duplex)で、ダウンリンク帯域を使用してダウンリンク信号を受信し、アップリンク帯域を使用してアップリンク信号を送信することを含み、
前記基地局としての前記動作は、FDDで、前記ダウンリンク帯域を使用してダウンリンク信号を送信し、前記アップリンク帯域を使用してアップリンク信号を受信することを含む、
前記(1)〜(14)のいずれか1項に記載の装置。
(16)
前記移動局としての前記動作は、TDD(Time Division Duplex)で、ダウンリンクサブフレームでダウンリンク信号を受信し、アップリンクサブフレームでアップリンク信号を送信することを含み、
前記基地局としての前記動作は、TDDで、ダウンリンクサブフレームでダウンリンク信号を送信し、アップリンクサブフレームでアップリンク信号を受信することを含む、
前記(1)〜(14)のいずれか1項に記載の装置。
(17)
前記移動局としての前記動作は、FDDで、ダウンリンク帯域を使用してダウンリンク信号を受信し、アップリンク帯域を使用してアップリンク信号を送信することを含み、
前記基地局としての前記動作は、TDDで、前記ダウンリンク帯域又は前記アップリンク帯域を使用して、ダウンリンクサブフレームでダウンリンク信号を送信し、アップリンクサブフレームでアップリンク信号を受信することを含む、
前記(1)〜(14)のいずれか1項に記載の装置。
(18)
前記基地局としての前記動作は、TDDで、キャリアアグリゲーションにより前記ダウンリンク帯域及び前記アップリンク帯域の両方を使用して、ダウンリンクサブフレームでダウンリンク信号を送信し、アップリンクサブフレームでアップリンク信号を受信することを含む、前記(17)に記載の装置。
(19)
プロセッサにより、
基地局との無線通信を行う移動局としての動作を無線通信装置が行うように、当該無線通信装置の動作を制御することと、
移動局との無線通信を行う基地局としての動作及びコアネットワークノードとしての動作を前記無線通信装置が行うように、前記無線通信装置の動作を制御することと、
を含む方法。
(20)
基地局との無線通信を行う移動局としての動作を無線通信装置が行うように、当該無線通信装置の動作を制御することと、
移動局との無線通信を行う基地局としての動作及びコアネットワークノードとしての動作を前記無線通信装置が行うように、前記無線通信装置の動作を制御することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(21)
基地局との無線通信を行う移動局としての動作を無線通信装置が行うように、当該無線通信装置の動作を制御することと、
移動局との無線通信を行う基地局としての動作及びコアネットワークノードとしての動作を前記無線通信装置が行うように、前記無線通信装置の動作を制御することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(22)
前記装置は、前記無線通信装置、又は前記無線通信装置のためのモジュールである、前記(1)〜(18)のいずれか1項に記載の装置。
1 通信システム
10 コアネットワーク
11 制御エンティティ
13 加入者情報データベース
15 第1ゲートウェイ
17 第2ゲートウェイ
20 基地局
30 移動局
100 無線通信装置
163 制御部

Claims (20)

  1. 基地局との無線通信を行う移動局としての動作を無線通信装置が行うように、当該無線通信装置の動作を制御する制御部、
    を備え、
    前記制御部は、移動局との無線通信を行う基地局としての動作及びコアネットワークノードとしての動作を前記無線通信装置が行うように、前記無線通信装置の動作を制御する、
    装置。
  2. 前記コアネットワークノードは、制御プレーンの機能を担う制御エンティティを含む、請求項1に記載の装置。
  3. 前記制御エンティティは、モビリティ管理エンティティである、請求項2に記載の装置。
  4. 前記コアネットワークノードとしての前記動作は、上記制御エンティティとしてアタッチ手続きを行うこと、又は、上記制御エンティティとしてベアラ確立のための手続きを行うことを含む、請求項2に記載の装置。
  5. 前記コアネットワークノードは、ユーザプレーンの機能を担うゲートウェイを含む、請求項1に記載の装置。
  6. 前記ゲートウェイは、サービングゲートウェイである、請求項5に記載の装置。
  7. 前記コアネットワークノードとしての前記動作は、前記ゲートウェイとしてベアラ確立のための手続きを行うこと、及び、前記ゲートウェイとしてポリシーに従ってパケット伝達の制御を行うことを含む、請求項5に記載の装置。
  8. 前記制御部は、基地局又はコアネットワークノードからの要求に応じて、前記基地局としての前記動作及び前記コアネットワークノードとしての前記動作を前記無線通信装置が行うように、前記無線通信装置の動作を制御する、請求項1に記載の装置。
  9. 前記基地局としての前記動作、又は前記コアネットワークノードとしての前記動作は、対応する基地局と前記無線通信装置との間の無線バックホールを介してコアネットワークノードと通信することを含む、請求項1に記載の装置。
  10. 前記無線バックホールは、基地局と移動局との間の無線通信のために使用される周波数帯域とは異なる他の周波数帯域の無線バックホールを含む、請求項9に記載の装置。
  11. 前記無線バックホールは、基地局と移動局との間の無線通信のために使用される周波数帯域の無線バックホールを含む、請求項9に記載の装置。
  12. 前記無線バックホールは、基地局又はコアネットワークノードにより前記無線通信装置に通知される周波数帯域の無線バックホールであり、
    前記制御部は、前記無線通信装置に通知される前記周波数帯域を使用して前記無線通信装置が前記対応する基地局との無線通信を行うように、前記無線通信装置の動作を制御する、請求項9に記載の装置。
  13. 前記制御部は、前記周波数帯域の一部を使用して前記無線通信装置が前記対応する基地局との無線通信を行い、前記周波数帯域の他の一部を使用して前記無線通信装置が移動局との無線通信を行うように、前記無線通信装置の動作を制御する、請求項12に記載の装置。
  14. 前記基地局としての前記動作は、ダウンリンクの制御信号を送信することを含み、
    前記制御信号は、同期信号及びリファレンス信号を含む、
    請求項1に記載の装置。
  15. 前記移動局としての前記動作は、FDD(Frequency Division Duplex)で、ダウンリンク帯域を使用してダウンリンク信号を受信し、アップリンク帯域を使用してアップリンク信号を送信することを含み、
    前記基地局としての前記動作は、FDDで、前記ダウンリンク帯域を使用してダウンリンク信号を送信し、前記アップリンク帯域を使用してアップリンク信号を受信することを含む、
    請求項1に記載の装置。
  16. 前記移動局としての前記動作は、TDD(Time Division Duplex)で、ダウンリンクサブフレームでダウンリンク信号を受信し、アップリンクサブフレームでアップリンク信号を送信することを含み、
    前記基地局としての前記動作は、TDDで、ダウンリンクサブフレームでダウンリンク信号を送信し、アップリンクサブフレームでアップリンク信号を受信することを含む、
    請求項1に記載の装置。
  17. 前記移動局としての前記動作は、FDDで、ダウンリンク帯域を使用してダウンリンク信号を受信し、アップリンク帯域を使用してアップリンク信号を送信することを含み、
    前記基地局としての前記動作は、TDDで、前記ダウンリンク帯域又は前記アップリンク帯域を使用して、ダウンリンクサブフレームでダウンリンク信号を送信し、アップリンクサブフレームでアップリンク信号を受信することを含む、
    請求項1に記載の装置。
  18. 前記基地局としての前記動作は、TDDで、キャリアアグリゲーションにより前記ダウンリンク帯域及び前記アップリンク帯域の両方を使用して、ダウンリンクサブフレームでダウンリンク信号を送信し、アップリンクサブフレームでアップリンク信号を受信することを含む、請求項17に記載の装置。
  19. プロセッサにより、
    基地局との無線通信を行う移動局としての動作を無線通信装置が行うように、当該無線通信装置の動作を制御することと、
    移動局との無線通信を行う基地局としての動作及びコアネットワークノードとしての動作を前記無線通信装置が行うように、前記無線通信装置の動作を制御することと、
    を含む方法。
  20. 基地局との無線通信を行う移動局としての動作を無線通信装置が行うように、当該無線通信装置の動作を制御することと、
    移動局との無線通信を行う基地局としての動作及びコアネットワークノードとしての動作を前記無線通信装置が行うように、前記無線通信装置の動作を制御することと、
    をプロセッサに実行させるためのプログラム。

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