JP2016010253A - 振動型アクチュエータ、ロボット及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】1つの出力軸に駆動力を伝達する複数の被駆動体を備える振動型アクチュエータにおいて、耐久性を向上させると共に高出力化を図る。
【解決手段】振動型アクチュエータ1Aは、振動体2と、振動体2と加圧接触する第1の被駆動体21及び第2の被駆動体22と、第1及び第2の被駆動体21,22の駆動力が伝達される出力軸5とを備え、第1の被駆動体21の駆動力は出力軸5に直接伝達されるように第1の被駆動体21は出力軸5に接続され、第2の被駆動体22は出力軸5に設けられたラジアル軸受7に接続されて、出力軸5に対しては空転するが、第2の被駆動体22の駆動力は、空転状態と噛合状態とが切り替え可能なクラッチ機構8が噛合状態にあるときに、クラッチ機構8と第1の被駆動体21とを介して出力軸5へ伝達される構成とする。
【選択図】図1
【解決手段】振動型アクチュエータ1Aは、振動体2と、振動体2と加圧接触する第1の被駆動体21及び第2の被駆動体22と、第1及び第2の被駆動体21,22の駆動力が伝達される出力軸5とを備え、第1の被駆動体21の駆動力は出力軸5に直接伝達されるように第1の被駆動体21は出力軸5に接続され、第2の被駆動体22は出力軸5に設けられたラジアル軸受7に接続されて、出力軸5に対しては空転するが、第2の被駆動体22の駆動力は、空転状態と噛合状態とが切り替え可能なクラッチ機構8が噛合状態にあるときに、クラッチ機構8と第1の被駆動体21とを介して出力軸5へ伝達される構成とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、振動型アクチュエータ、ロボット及び画像形成装置に関し、例えば、振動型アクチュエータの耐久性を向上させる技術に関する。
一般的に、振動型アクチュエータは、駆動振動が形成される振動体と、振動体に加圧接触する被駆動体とを有し、振動体と被駆動体とを駆動振動により相対的に移動させる。図10(a)は、従来の振動型アクチュエータの一例である、所謂、円環型の超音波モータ70の概略構造を示す断面図である。超音波モータ70は、振動体71、ベース部材72、被駆動体73、加圧ばね74、ディスク75及び出力軸76を備える。
振動体71は、ベース部材72に固定されている。被駆動体73は、加圧ばね74によって振動体71に加圧接触され、これにより被駆動体73と振動体71との接触面に摩擦力が生じている。振動体71に所定の振動を生じさせると被駆動体73が摩擦駆動され、被駆動体73の回転トルクは、加圧ばね74及びディスク75を介して出力軸76に伝えられる。
図10(b)は、振動体71の構造を示す斜視図である。振動体71は、被駆動体73と対向する面側に、複数の凸部81a(隣接する凸部81a間は凹部となる)が円周方向に略等間隔に形成された円環状の弾性体81を有する。そして、振動体71において、弾性体81において被駆動体73と対向する面(凸部81aが形成されている面)の反対側の面に、圧電素子82が固着されている。また、弾性体81の凸部81aの表面には、摩擦部材83が設けられている。圧電素子82には不図示の電極パターンが設けられており、不図示の給電手段から圧電素子82に設けられた電極パターンに交流電圧を印加することにより、振動体71に面外方向の曲げ振動を発生させる。これにより、振動体71側の摩擦摺動面に高周波の微小送り運動が形成されることで、振動体71と被駆動体73とを相対的に移動させることができる。
振動型アクチュエータを構成する被駆動体については、種々の構造のものが提案されている(特許文献1参照)。図11(a)は、従来の円環型の振動型アクチュエータが備える円環状の被駆動体90の概略構造を示す部分断面図である。被駆動体90は、弾性部材で形成された円環状の本体部91と、本体部91の内径側に突出した断面略L字型の支持部92と、支持部92の端部から外径側に延出し、振動体に接触する接触部93とを有する。
支持部92及び接触部93は、被駆動体90の回転軸方向(被駆動体90の厚さ方向)にそれぞれ弾性変形することができるため、接触部93への局所的な面圧集中を抑制することができ、これにより、摩耗の増大を抑制することができる。よって、振動体と被駆動体90とは、振動型アクチュエータの組み立て後の初期の駆動段階から長期の使用期間にわたって、滑らかな接触状態を維持することができる。
図11(b)は、被駆動体90を高耐久化させた被駆動体90Aの概略構造を示す断面図である。被駆動体90Aは、複数(ここでは2つ)の被駆動体90を同心円状に配置した構造とすることにより、振動体との摩擦摺動面の面積を増大させて接触面圧を低減させることにより、耐久性の向上を図っている。
しかしながら、図10の超音波モータ70に、被駆動体73に代えて図11(b)の被駆動体90Aを適用した場合には、次のような問題が生じる。即ち、例えば、2つの被駆動体90からなる被駆動体90Aと1本の出力軸76とを有する構成では、2つの被駆動体90はそれぞれ、共通の出力軸76と一体的に回転するように係合される。そのため、2つの被駆動体90の間に角速度差が生じると、一方の被駆動体90が他方の被駆動体90に牽引されてしまう。なお、ここでの角速度差とは、振動体71が励振状態にあるときに、2つの被駆動体90が互いに干渉しない構成であると仮定したときの、2つの被駆動体90の間の角速度差である。
こうして2つの被駆動体90の間に角速度差が生じると、2つの被駆動体90のそれぞれの接触部93の摺動面と振動体71の摺動面との相対的な滑り量が、1つの被駆動体を駆動する構成よりも増大して、接触部93の摩耗量が増大してしまう。これにより、期待した耐久性が得られなくなるおそれがある。また、被駆動体90側の摺動面と振動体71の摺動面との相対的な滑り量が増大すると、接触状態が不安定になって制御性が低下してしまう。
本発明は、1つの出力軸に駆動力を伝達する複数の被駆動体を備える振動型アクチュエータにおいて、耐久性の向上と高出力化を可能にする技術を提供することを目的とする。
本発明に係る振動型アクチュエータは、電気−機械エネルギ変換素子、および、前記電気−機械エネルギ変換素子が接合された弾性体を有する振動体と、前記振動体と加圧接触する第1の被駆動体と、前記振動体と加圧接触する第2の被駆動体と、前記第1の被駆動体および前記第2の被駆動体のそれぞれの駆動力を伝達可能に設けられた出力手段と、を備える振動型アクチュエータであって、前記第1の被駆動体の駆動力が前記出力手段に直接伝達されるように前記第1の被駆動体を前記出力手段に接続する接続手段と、前記第2の被駆動体を前記出力手段に対して空転させる空転手段と、前記第2の被駆動体の駆動力を前記第1の被駆動体に対して伝達可能に構成された伝達手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、1つの出力手段に駆動力を伝達する複数の被駆動体を備える振動型アクチュエータにおいて、被駆動体と振動体との相対的な滑り量の増大を抑制することができるため、耐久性の向上と高出力化が可能になる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る振動型アクチュエータ1Aの概略構造を示す断面図である。振動型アクチュエータ1Aは、振動体2、第1の被駆動体21、第2の被駆動体22、第1の加圧部31、第2の加圧部32、第1のディスク41、第2のディスク42、出力軸5、ベース部材6、ラジアル軸受7、クラッチ機構8及びセットカラー9を備える。
図1は、本発明の第1実施形態に係る振動型アクチュエータ1Aの概略構造を示す断面図である。振動型アクチュエータ1Aは、振動体2、第1の被駆動体21、第2の被駆動体22、第1の加圧部31、第2の加圧部32、第1のディスク41、第2のディスク42、出力軸5、ベース部材6、ラジアル軸受7、クラッチ機構8及びセットカラー9を備える。
振動体2は、円環状の形状を有する弾性体2aと、弾性体2aに接合された電気−機械エネルギ変換素子である圧電素子2bとを有し、基台となるベース部材6に固定されている。弾性体2aの構造は、例えば、図10(b)に示した弾性体81を用いることができる。また、圧電素子2bは、図10(b)を参照して説明した圧電素子82を用いることができる。よって、弾性体2a及び圧電素子2bについての説明は省略する。なお、振動体2は、弾性体2aの上面(第1の被駆動体21及び第2の被駆動体22と対向する面)に、図10(b)に示した摩擦部材83を備えていてもよい。
第1のディスク41は、第1の加圧部31を固定し、第2のディスク42は、第2の加圧部32を固定する。なお、第1実施形態では、第1の加圧部31及び第2の加圧部32として、皿ばねを用いている。第1のディスク41は、外部への出力伝達手段である出力軸5の所定位置にセットピン等により固定されている。第2のディスク42の内周面は、ラジアル軸受7の外周面に接着されて固定されている。第1の被駆動体21と第1の加圧部31と第1のディスク41とで第1の回転部が構成される。同様に、第2の被駆動体22と第2の加圧部32と第2のディスク42により、第2の回転部が構成される。
第1の被駆動体21は、第1の本体部21a、第1の本体受部21b及び第1の加圧受部21cにより構成されている。同様に、第2の被駆動体22は、第2の本体部22a、第2の本体受部22b及び第2の加圧受部22cにより構成されている。第1の本体受部21b及び第2の本体受部22bはそれぞれ、ゴム等の弾性部材からなる。第1の本体部21a及び第2の本体部22aのそれぞれにおいて振動体2と当接する部分は、例えば、図11を参照して説明した断面略L字型の支持部92と、支持部92の端部から外径側に延出し、振動体に接触する接触部93と同じ構造(接触ばね構造)とすることができる。
なお、第1の被駆動体21及び第2の被駆動体22はそれぞれ、本実施形態のように、必ずしも3つの部品で構成されなくてもよい。本実施形態では、加圧部(例えば、第1の加圧部31)により押圧されて回転される構成要素群(例えば、第1の本体部21a,第1の本体受部21b及び第1の加圧受部21c)を被駆動体(例えば、第1の被駆動体21)と定義する。
第1の被駆動体21と第2の被駆動体22は共に、全体的に円環状の形状を有しており、同心円状に配置されている。第1の被駆動体21は第1の加圧部31により振動体2に対して押圧されて、第1の本体部21aが振動体2に加圧接触している。同様に、第2の被駆動体22は第2の加圧部32により振動体2に対して押圧されて、第2の本体部22aが振動体2に加圧接触している。第1の回転部と第2の回転部は、振動体2に励起される駆動振動によって摩擦駆動され、出力軸5を中心軸として同一方向に回転する。出力軸5は、不図示の軸受により、第1の回転部及び第2の回転部と同軸に支持されており、軸方向(出力軸の長さ方向)での位置が定められている。
次に、第1の被駆動体21と第2の被駆動体22とをそれぞれ振動体2に対して加圧する方法について説明する。以下の説明では、出力軸5側である内周側に位置する第1の回転部を「内回転部」と称呼し、外周側に位置する第2の回転部を「外回転部」と称呼することとする。
内回転部では、出力軸5の軸方向に力を加えながら第1のディスク41を出力軸5に沿って滑らせ、第1の加圧部31である皿ばねを所定の撓み量まで変形させたところで、セットビスにより第1のディスク41を出力軸5に対して位置決めし、固定している。一方、外回転部では、セットカラー9が、ラジアル軸受7の上面に当接している。そのため、出力軸5の軸方向に力を加えながらセットカラー9を出力軸5に沿って滑らせると、ラジアル軸受7と第2のディスク42を介して、第2の加圧部32である皿ばねを撓ませる。そこで、第2の加圧部32が所定の撓み量まで変形したところで、セットビスによりセットカラー9を出力軸5に対して位置決めし、固定している。
ラジアル軸受7とセットカラー9は、第2の加圧部32を介して、第2の被駆動体22を振動体2に対して付勢する機能と、出力軸5を回転軸として外回転部を自由に回転可能とする機能を有する。このような機能は、他の種類の軸受を採用することで実現してもよく、例えば、スラスト軸受やアンギュラ軸受、滑り軸受等を用いてもよい。また、第2のディスク42については、採用した軸受の仕様に応じた設置方法を選択すればよい。更に、本実施形態では、第1の被駆動体21と第2の被駆動体22の回転を出力軸5に伝達する構造としているが、中空構造とすることもできる。つまり、管状の出力手段の内部に振動体2を配置し、第1の被駆動体21と第2の被駆動体22とを円環状に構成して、その外周が管状の出力手段の内周面に取り付けられる構造とすることもできる。
振動型アクチュエータ1Aにおいて、内回転部については、摩擦摺動部(振動体2と第1の被駆動体21との摩擦摺動面)から第1の被駆動体21、第1の加圧部31、第1のディスク41を順次経由して、出力軸5へ回転駆動力(以下「トルク」という)が伝達される。つまり、内回転部で発生するトルクは、出力軸5へ直接伝達される構造となっている。一方、外回転部については、ラジアル軸受7が設置されているため、内回転部と同様の経路でのトルクの伝達は起こらない。
ここで、外回転部から出力軸5へのトルク伝達の形態について説明する。振動型アクチュエータ1Aには、内回転部(第1の回転部)の第1の加圧受部21cと外回転部(第2の回転部)の第2の加圧受部22cとの間に、クラッチ機構8が設置されている。クラッチ機構8は、噛合状態と空転状態とを切り替える機能を有しており、噛合状態では、外回転部の第2の加圧受部22cから内回転部の第1の加圧受部21cへ外回転部での発生トルクを伝達することができる。つまり、外回転部については、摩擦摺動部(振動体2と第2の被駆動体22との摩擦摺動面)から第2の被駆動体22、噛合状態にあるクラッチ機構8、第1の被駆動体21、第1の加圧部31、第1のディスク41を経由して、出力軸5へトルクが伝達される。一方、クラッチ機構8が空転状態にあるときには、外回転部から内回転部へのトルクの伝達が遮断され、外回転部は空転する。このように、振動型アクチュエータ1Aは、外回転部を選択的に空転させることができる構成となっている。
クラッチ機構8は、内回転部の角速度が外回転部の角速度よりも大きく、相対的に内回転部が回転方向に向かって先に進む関係(相対的な角速度差がプラス)にあるときに空転状態となる。反対に、内回転部の角速度が外回転部よりも小さく、相対的に内回転部が回転方向と反対の方向に相対的に回転し、回転方向に遅れる関係にある(相対的な角速度差がマイナス)ときに噛合状態となる。このようなクラッチ機構8を備える振動型アクチュエータ1Aの性能について、図2を参照して説明する。
図2(a)は、第1の被駆動体21と第2の被駆動体22とをそれぞれ、図11に示した従来の1つの振動体が1つの被駆動体を駆動する振動型アクチュエータの構成として測定した出力特性(TN(トルク−回転数)特性)を示すグラフである。つまり、図2のTN特性は、被駆動体として第1の被駆動体21のみを備える振動型アクチュエータと、被駆動体として第2の被駆動体22のみを備える振動型アクチュエータとをそれぞれ、同一の駆動周波数f0、同一の入力電圧V0で駆動したときの特性を示している。なお、回転数は、単位時間あたりの回転回数であり、例えば、rpm(回転/分)の単位で示されるものである。
図2(a),(b)に示す2つのグラフS1,S2のうち、回転数Nの大きいグラフS1は、内回転部を構成する第1の被駆動体21のTN特性を示しており、回転数Nの小さいグラフS2は、外回転部を構成する第2の被駆動体22のTN特性を示している。振動型アクチュエータのTN特性は、一般的な測定方法によれば、横軸のトルクが増加すると、回転数Nが低下する関係にある。
図2(b)は、振動型アクチュエータ1AのTN特性を、図2(a)のTN特性と比較して示す図である。グラフS1,S2のTN特性を有する第1の被駆動体21と第2の被駆動体22とを組み合わせた振動型アクチュエータ1Aを駆動周波数f0で振動体2を励振させると、内回転部は回転数N1で、外回転部は回転数N2でそれぞれ駆動される。これは、駆動周波数f0における回転数はN1>N2の関係(上述の、相対的に内回転部が回転方向に向かって先に進む、相対的な角速度差がプラスの状態)にあるため、クラッチ機構8は空転状態にあって、外回転部が独立して自由に回転するからである。
出力軸5に負荷が掛かると、出力軸5の回転数は低下する。トルクがT0になって、回転数がN1≒N2となると(つまり、第1の被駆動体21と第2の被駆動体22の角速度が略一致すると)、クラッチ機構8は噛み合いを開始し、外回転部から内回転部へとトルク伝達が行われる状態へと遷移する。こうして、第1の被駆動体21と第2の被駆動体22の両方で発生するトルクが出力軸5に伝達されるようになると、トルクの増加に対する回転数の低下は緩やかになる。したがって、振動型アクチュエータ1AのTN特性は、グラフS3で示される。グラフS3に示されるように、振動型アクチュエータ1Aの最大トルクはT1+T2となり、このことは、第1の被駆動体21及び第2の被駆動体22と振動体2との相対的な滑り量の増大による摺動損失の増加が生じていないことを意味している。
以上の説明の通り、第1実施形態に係る振動型アクチュエータ1Aは、同一の駆動周波数で駆動したときに異なる角速度が生じる2つの被駆動体(第1の被駆動体21、第2の被駆動体22)を組み合せた構造を有する。そして、出力軸5に掛かるトルク負荷が変化する過程で、2つの被駆動体の角速度が略一致した状態で出力トルクを発生する仕組みになっている。そのため、2つの被駆動体の振動体2との摩擦摺動部では、振動体2の摩擦摺動面と2つの被駆動体のそれぞれの摩擦摺動面の相対滑り量が、図2(a)のTN特性のように、1つの被駆動体で出力軸を駆動するときの構成と変わらない。このとき、2つの被駆動体を備えることによって摺動面積が増大しているため、耐久性を向上させることができる。
換言すれば、1つの出力手段に対して複数の被駆動体を設けたときの複数の被駆動体の角速度差に基づいて、所定の被駆動体が空転する空転状態と所定の被駆動体間でトルク伝達を行う噛合状態を切り替えるクラッチ機構を備える構成としている。これにより、振動型アクチュエータの高耐久化を実現している。但し、複数の被駆動体のうち、より大きい角速度で回転する被駆動体を、常時、出力手段に対してトルク伝達する構成とすることを前提とする。
なお、被駆動体の角速度は、被駆動体の接触ばね構造(図11に示した支持部92と接触部93と同様の接触ばね構造)のばね性、振動体側の摩擦摺動面に発生する高周波微小送り運動の送り速度と接触径、摩擦接触のための加圧力等により一意に決まる。そのため、図2に示した内回転部の回転数N1と外回転部の回転数N2との関係が逆転する場合もある。その場合でも、角速度の大きい被駆動体を出力軸に常時トルク伝達させ、負荷が加わると他方の被駆動体からも出力軸5にトルク伝達される構成とすればよい。
なお、第1実施形態では、2つの被駆動体を備える振動型アクチュエータ1Aについて説明したが、本発明の実施形態に係る振動型アクチュエータは、図9に示す振動型アクチュエータ1A´のように、3つの被駆動体を備えるものであってもよい。
図9は、振動型アクチュエータ1A´の概略構造を示す部分断面図である。振動型アクチュエータ1A´は、振動型アクチュエータ1Aが備える構成要素に加えて、第2の被駆動体22の外周側に設けられた第3の被駆動体23と、第3の被駆動体23を振動体2に加圧接触させる第3の加圧部33とを有する。第3の加圧部33を出力軸5に連結する部分の構造は、第2の加圧部32を出力軸5に連結する部分の構造と同じである。つまり、第3の加圧部33は第3のディスク43の外周面に接着され、第3のディスク43の内周面は、第2のディスク42が固定されているラジアル軸受7とセットカラー9との間に配置された別のラジアル軸受7に固定されている。
第2の被駆動体22と第3の被駆動体23との間には、第1の被駆動体21と第2の被駆動体22との間に設置されたクラッチ機構8と同様の別のクラッチ機構8が設置されている。したがって、別のクラッチ機構8は、第2の被駆動体22の角速度が第3の被駆動体23の角速度よりも大きい場合に空転状態となり、第2の被駆動体22の角速度が第3の被駆動体23の角速度よりも小さい場合に噛合状態となる。そして、別のクラッチ機構8が噛合状態にあるとき、第3の被駆動体23から第2の被駆動体22へ発生トルクを伝達することができる。
よって、振動型アクチュエータ1A´では、3つの隣り合う第1の被駆動体21〜第3の被駆動体23のそれぞれの間にクラッチ機構8が設置され、最も大きい角速度で回転する被駆動体からの出力トルクを、常時、出力軸に伝達する構成となっている。このとき、望ましくは、2つのクラッチ機構8は、より角速度の大きい被駆動体から、順次、出力軸にトルク伝達するように空転状態と噛合状態が切り替わる構成とする。これにより、2つの被駆動体を備える構成よりも、更に、高耐久化を図ることができる。なお、振動型アクチュエータ1Aを振動型アクチュエータ1A´へと変形した手法と同様の手法で、より多くの被駆動体を備える構成へと変形してもよい。
ところで、振動型アクチュエータ1Aにおいて、クラッチ機構8として、例えば、ワンウェイクラッチを採用した場合、駆動周波数f0で出力軸5の回転方向を反転させると、内回転部は回転数“−N1”で、外回転部は回転数“−N2”でそれぞれ駆動される。したがって、回転数は、−N1<−N2、つまり、相対的な角速度差がマイナスとなる関係にあるため、クラッチ機構8は、常時、噛合状態となる。したがって、ワンウェイクラッチを使用する場合には、反転時に摩耗しやすい状態となるため、摩耗を回避するために、反転時の発生トルクが小さい用途での使用が好ましい。
具体的には、振動型アクチュエータ1Aをロボットハンドの把持動作用のモータとして用いる場合、把持方向の回転では高トルクが求められるが、把持解放時は必要トルクは微小であるため、ワンウェイクラッチは好適である。また、振動型アクチュエータ1Aを複写機の感光体ドラムの駆動用のモータとして用いる場合、基本的に感光体ドラムの回転は一方向駆動であるため、利用する回転方向の耐久性を向上させることができるように設置するとよい。
<第2実施形態>
図3は、本発明の第2実施形態に係る振動型アクチュエータ1Bの概略構造を示す断面図である。図3では、振動型アクチュエータ1Bの構成部品のうち、第1実施形態に係る振動型アクチュエータ1Aの構成部品と同じものについては、同じ符号を付している。
図3は、本発明の第2実施形態に係る振動型アクチュエータ1Bの概略構造を示す断面図である。図3では、振動型アクチュエータ1Bの構成部品のうち、第1実施形態に係る振動型アクチュエータ1Aの構成部品と同じものについては、同じ符号を付している。
振動型アクチュエータ1Bが備える振動体2、第1の回転部、第2の回転部のそれぞれの構成要素は、第1実施形態で説明した振動型アクチュエータ1Aが備える振動体2、第1の回転部、第2の回転部のそれぞれの構成要素と同じである。よって、これらの構成要素についての説明は省略する。また、振動型アクチュエータ1Bにおいて、第1の被駆動体21を振動体2に対して付勢する構成を含めて、内回転部(第1の回転部)の構成も、第1実施形態で説明した振動型アクチュエータ1Aの構成と同じであるため、ここでの説明を省略する。
一方、振動型アクチュエータ1Bの外回転部は、第2のディスク42と、出力軸5に取り付けられたセットカラー9との間にスラスト軸受7aが配置された構造を有する。セットカラー9は、第2の加圧部32である皿ばねが所定の撓み量となって、第2の被駆動体22を振動体2に対して所定の力で押圧力を作用させている位置で、セットビスにより出力軸5に固定されている。
振動型アクチュエータ1Bでは、クラッチ機構8aは、第2のディスク42と出力軸5との間に設置されている。クラッチ機構8aは、噛合状態と空転状態とを切り替える機能を有する。クラッチ機構8aが噛合状態にあるときには、外回転部での発生トルクを、第2のディスク42から出力軸5へ伝達することができる。即ち、外回転部については、摩擦摺動部、第2の被駆動体22、第2の加圧部32、第2のディスク42、噛合状態にあるクラッチ機構8aを順次経由して、出力軸5へトルクが伝達される。一方、クラッチ機構8aが空転状態にあるときには、外回転部の摩擦摺動部から出力軸5へはトルクが伝達されない。
なお、振動型アクチュエータ1Bにラジアル荷重が加わると、クラッチ機構8aの空転時のトルクである空転トルクが大きくなることがある。このような空転トルクの上昇を回避するために、スラスト軸受7aの代わりに、ラジアル荷重をも受けることが可能なアンギュラスラスト軸受等を用いてもよい。
振動型アクチュエータ1Bにおいて、内回転部の構成は、第1実施形態に係る振動型アクチュエータ1Aの内回転部の構成と同じである。そのため、クラッチ機構8aの噛合状態と空転状態とが切り替わるタイミングや、クラッチ機構8aにより得られる振動型アクチュエータ1BのTN特性等の駆動性能は、振動型アクチュエータ1Aの場合と同じであるので、ここでの説明を省略する。また、振動型アクチュエータ1Bが、振動型アクチュエータ1Aと同様の効果を奏することは、言うまでもない。
次に、クラッチ機構8aの設置位置について説明する。なお、クラッチ機構8aの設置位置についての説明は、第1実施形態に係る振動型アクチュエータ1Aが備えるクラッチ機構8にも適用される。
振動型アクチュエータ1Aでは、第1の被駆動体21の第1の加圧受部21cと第2の被駆動体22の第2の加圧受部22cとの間にクラッチ機構8を設置した。これに対して、振動型アクチュエータ1Bでは、第2のディスク42と出力軸5との間にクラッチ機構8aを設置している。いずれの場合も、クラッチ機構8,8aは、振動部以外の部位に設置されている。これは、振動型アクチュエータ1A,1Bにおいて、高周波振動がクラッチ機構8,8aに伝搬すると、フレッティング摩耗がクラッチ機構8,8aに生じやすくなり、クラッチ機構8,8aの耐久性を低下させることになるからである。つまり、振動部以外の部位にクラッチ機構8,8aを設置することにより、クラッチ機構8,8aの劣化を抑制することができる。
振動型アクチュエータ1A,1Bは、振動体2に励起させた高周波の微小送り運動によって第1の被駆動体21と第2の被駆動体22を駆動するため、高周波振動は、第1の被駆動体21と第2の被駆動体22へと伝搬する。ここで、第1の被駆動体21と第2の被駆動体22は、それぞれ、図11に示した支持部92と接触部93と同様の支持部と接触部とからなる接触ばね構造を有しており、この接触ばね構造部が高周波数で振動する。しかし、この高周波振動は、曲げ剛性の小さい接触ばね構造部からより曲げ剛性の大きい本体部へと伝搬する際に、その一部が反射されて振動エネルギが減衰すると共に、振動振幅が1/5以下に減衰される。したがって、クラッチ機構8,8aを、第1の被駆動体21の第1の本体部21a及び第2の被駆動体22の第2の本体部22aよりも出力軸5側の、振動振幅が減衰された位置に設置すればよい。クラッチ機構8,8aが配置される前述の「振動部以外の部位」とは、このような振動振幅が低減された位置を指す。
可能であれば、振動型アクチュエータ1Aのクラッチ機構8のように、減衰性に優れた第1の本体受部21b及び第2の本体受部22bよりも出力軸5側をクラッチ機構の設置位置とすることが好ましい。また、振動型アクチュエータ1Bのクラッチ機構8aのように、より多く複数の部品間の接触面や第2の加圧部32を経た位置をクラッチ機構の設置位置とすることが更に好ましい。これは、振動型アクチュエータ1Bでは、高周波振動は、クラッチ機構8aに到達するまでに、一般的な振動計で観測できないレベルまで減衰し、ほぼ消滅していると考えることができるからである。
<第3実施形態>
図4は、本発明の第3実施形態に係る振動型アクチュエータ1Cの概略構造を示す断面図である。図4では、振動型アクチュエータ1Cの構成部品のうち、第1実施形態に係る振動型アクチュエータ1Aの構成部品と同じ機能を有するものについては、同じ符号を付している。
図4は、本発明の第3実施形態に係る振動型アクチュエータ1Cの概略構造を示す断面図である。図4では、振動型アクチュエータ1Cの構成部品のうち、第1実施形態に係る振動型アクチュエータ1Aの構成部品と同じ機能を有するものについては、同じ符号を付している。
第1の被駆動体21及び第2の被駆動体22を摩擦駆動する振動体は、2つの弾性体61と、圧電素子62と、2つの弾性体61のそれぞれに設けられた摩擦部材63とで構成されている。振動体は、ベース部材64に支持されると同時に、第1の加圧部31と第2の加圧部32とによって第1の被駆動体21と第2の被駆動体22とに挟持されており、ここでは、第1の加圧部31及び第2の加圧部32としてコイルばねを用た構造を用いている。よって、第1の被駆動体21及び第2の被駆動体22はそれぞれ、振動体と加圧接触しており、振動体との間に摩擦力が生じている。そして、この摩擦力が駆動力となって、第1の被駆動体21及び第2の被駆動体22が同じ回転方向に駆動される原理は、上述した第1及び第2実施形態と同じであるので、ここでの説明を省略する。
振動型アクチュエータ1Cは、軸受7b,7c、クラッチ機構8b、2つの回転止め10,11、2本の出力軸51,52及びケース12を備える。2つの軸受7cはそれぞれ、弾性体61を支持する。回転止め10は、出力軸51と第1の被駆動体21とを連結する部材であり、回転止め11は、出力軸52と第2の被駆動体22とを連結する部材である。回転止め10,11はそれぞれ、出力軸51,52に対する軸方向位置を決める機能を有しており、第1の加圧部31と第2の加圧部32であるそれぞれのコイルばねを所定の撓み量まで変形させた状態で固定される。これにより、第1の被駆動体21及び第2の被駆動体22がそれぞれ、所定の加圧力で振動体へ押し付けられている。出力軸51,52はそれぞれ、軸受7bによりケース12に対する軸方向位置が決められている。
以上より、振動型アクチュエータ1Cでは、第1の被駆動体21、第1の加圧部31及び回転止め10により第1の回転部が構成され、第2の被駆動体22、第2の加圧部32及び回転止め11により第2の回転部が構成されている。このような構造を有する振動型アクチュエータ1Cもまた、圧電素子62によって振動する1つの振動体と、振動体と加圧接触される2つの被駆動体(第1の被駆動体21、第2の被駆動体22)を有する構成となっている。そのため、振動型アクチュエータ1Cもまた、従来技術として図11を参照して説明した、同心円状に複数の被駆動体を配置した円環型の従来の振動型アクチュエータと同じ課題を有している。
しかし、振動型アクチュエータ1Cでは、図11の従来の振動型アクチュエータとは異なり、クラッチ機構8bを外部への出力伝達手段である出力軸51,52の間に設置している。そして、クラッチ機構8bは、第1実施形態で説明したクラッチ機構8と同様に、噛合状態と空転状態とを切り替える機能を有している。そのため、クラッチ機構8bは、第1の回転部と第2の回転部の相対的な角速度差に応じて、第1実施形態と同じ仕組みで駆動することができる。よって、第1の被駆動体21及び第2の被駆動体22と振動体との相対的な滑り量の増大による摺動損失の増加は生じずに、耐久性を向上させることができる。つまり、振動型アクチュエータ1Cは、第1及び第2実施形態で説明した振動型アクチュエータ1A,1Bと同じ効果を奏し、従来技術として図11を参照して説明した振動型アクチュエータが有する課題が解決された構造となっている。
<第4実施形態>
一般に、ロボットのアーム関節部の曲げやハンド部の把持動作に用いられるモータには、低回転数で高トルクのTN特性を有するものが求められるため、上述した本発明の実施形態に係る各種の振動型アクチュエータが好適である。そこで、第4実施形態では、上述した本発明の実施形態に係る振動型アクチュエータを備える装置(機械)の一例としての産業用ロボットの構成について、図5を参照して説明する。
一般に、ロボットのアーム関節部の曲げやハンド部の把持動作に用いられるモータには、低回転数で高トルクのTN特性を有するものが求められるため、上述した本発明の実施形態に係る各種の振動型アクチュエータが好適である。そこで、第4実施形態では、上述した本発明の実施形態に係る振動型アクチュエータを備える装置(機械)の一例としての産業用ロボットの構成について、図5を参照して説明する。
図5は、振動型アクチュエータを搭載したロボット100の概略構造を示す斜視図であり、ここでは、産業用ロボットの一種である水平多関節ロボットを例示している。振動型アクチュエータは、図7において、アーム関節部111やハンド部112に内蔵される。アーム関節部111は、2本のアーム120が交差する角度を変えることができるように、2本のアームを接続する。ハンド部112は、アーム120と、アーム120の一端に取り付けられる把持部121と、アーム120と把持部121とを接続するハンド関節部122とを有する。振動型アクチュエータは、アーム120同士の角度を変化させるアーム関節部111や、把持部121を、所定角度、回転させるハンド関節部122に用いられる。
<第5実施形態>
第5実施形態では、上述した本発明の実施形態に係る振動型アクチュエータを備える装置の一例としての画像形成装置の構成について、図6乃至図8を参照して説明する。図6は、振動型アクチュエータを搭載したカラー画像形成装置200の内部構成を示す側断面図である。カラー画像形成装置200は、4つの画像形成手段Pa,Pb,Pc,Pdを備えるが、画像形成手段の数は4つに限定されるものではない。
第5実施形態では、上述した本発明の実施形態に係る振動型アクチュエータを備える装置の一例としての画像形成装置の構成について、図6乃至図8を参照して説明する。図6は、振動型アクチュエータを搭載したカラー画像形成装置200の内部構成を示す側断面図である。カラー画像形成装置200は、4つの画像形成手段Pa,Pb,Pc,Pdを備えるが、画像形成手段の数は4つに限定されるものではない。
画像形成手段Pa〜Pdはそれぞれ、実質的に同一の構成を有しており、回転駆動される像担持体である感光体ドラム201a,201b,201c,201dを有する。感光体ドラム201a〜201dのそれぞれの周辺には、感光体ドラム201a〜201dをそれぞれ一様に帯電させる帯電器202a,202b,202c,202dが設けられている。また、感光体ドラム201a〜201dのそれぞれの周辺には、感光体ドラム201a〜201dのそれぞれのドラム表面に形成された静電潜像を現像する現像器203a,203b,203c,203d、現像された顕画像を転写材230へ転写する転写用の帯電器204a,204b,204c,204d、感光体ドラム201a〜201d上に残存するトナーを除去するクリーニング器205,205b,205c,205dが、感光体ドラム201a〜201dの回転方向に順次配設されている。更に、感光体ドラム201a〜201dのそれぞれの上方には、露光装置206a,206b,206c,206dが配置されている。
搬送ベルト225は、給送手段210を通じて送給される転写材230を担持し、駆動ローラ223によって図8に示す矢印A方向に駆動される。搬送ベルト225と駆動ローラ223は、転写材230を、順次、画像形成手段Pa〜Pdへ搬送する搬送手段を構成している。本発明の実施形態に係る振動型アクチュエータは、感光体ドラム201a〜201dを回転させるための駆動モータとして、また、搬送ベルト225を駆動するための駆動ローラ223を回転させるための駆動モータとして、用いられる。
図7は、感光体ドラム駆動用モータとして振動型アクチュエータを搭載するときの概略構成を示す斜視図である。感光体ドラム250(感光体ドラム201a〜201dに対応する)の駆動軸255に、例えば、振動型アクチュエータ1A(1B,1C)を直接接続することができる。これにより、従来は必要であったギア等の減速手段を用いなくても済むため、色ずれを低減させて、印刷品位を向上させることができる。
図8は、搬送ベルト駆動用モータとして振動型アクチュエータを搭載するときの概略構成を示す斜視図である。図8において、搬送ベルト265(搬送ベルト225に対応する)の駆動ローラ260(駆動ローラ223に対応する)の駆動軸255に、例えば、振動型アクチュエータ1A(1B,1C)を直接接続することができる。こうして搬送ベルト265を駆動することにより、感光体ドラムを振動型アクチュエータで駆動したときに得られる前述の効果と同じ効果を得ることができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
1A、1B,1C 振動型アクチュエータ
2 振動体
2a 弾性体
2b 圧電素子(電気−機械エネルギ変換素子)
5 出力軸
6 ベース部材
7 ラジアル軸受
8,8a,8b クラッチ機構
9 セットカラー
21 第1の被駆動体
22 第2の被駆動体
31 第1の加圧部
32 第2の加圧部
41 第1のディスク
42 第2のディスク
2 振動体
2a 弾性体
2b 圧電素子(電気−機械エネルギ変換素子)
5 出力軸
6 ベース部材
7 ラジアル軸受
8,8a,8b クラッチ機構
9 セットカラー
21 第1の被駆動体
22 第2の被駆動体
31 第1の加圧部
32 第2の加圧部
41 第1のディスク
42 第2のディスク
Claims (10)
- 電気−機械エネルギ変換素子、および、前記電気−機械エネルギ変換素子が接合された弾性体を有する振動体と、
前記振動体と加圧接触する第1の被駆動体と、
前記振動体と加圧接触する第2の被駆動体と、
前記第1の被駆動体および前記第2の被駆動体のそれぞれの駆動力を伝達可能に設けられた出力手段と、を備える振動型アクチュエータであって、
前記第1の被駆動体の駆動力が前記出力手段に直接伝達されるように前記第1の被駆動体を前記出力手段に接続する接続手段と、
前記第2の被駆動体を前記出力手段に対して空転させる空転手段と、
前記第2の被駆動体の駆動力を前記第1の被駆動体に対して伝達可能に構成された伝達手段と、を備えることを特徴とする振動型アクチュエータ。 - 前記振動体は、円環状の形状を有し、
前記第1の被駆動体および前記第2の被駆動体は、同心円状に配置されて前記振動体に加圧接触し、
前記伝達手段は、前記第1の被駆動体と前記第2の被駆動体のそれぞれの角速度の差に基づいて、駆動力の伝達を遮断する空転状態と駆動力を伝達する噛合状態とが切り替わるクラッチ機構であることを特徴とする請求項1に記載の振動型アクチュエータ。 - 前記第1の被駆動体は、前記第2の被駆動体よりも内周側に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の振動型アクチュエータ。
- 前記クラッチ機構は、前記第1の被駆動体の角速度が前記第2の被駆動体の角速度よりも大きい場合に前記空転状態となり、前記第1の被駆動体の角速度が前記第2の被駆動体の角速度よりも小さい場合に前記噛合状態となることを特徴とする請求項2又は3に記載の振動型アクチュエータ。
- 前記クラッチ機構は、前記第2の被駆動体と前記出力手段との間であって、前記振動体による摩擦駆動を受けることによって前記第1の被駆動体および前記第2の被駆動体のそれぞれに生じる振動の振幅が低減された位置に設置されることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の振動型アクチュエータ。
- 前記空転手段は、軸受であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の振動型アクチュエータ。
- 少なくとも2本のアームと、
前記2本のアームを接続する関節部と、を備えるロボットであって、
前記関節部は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の振動型アクチュエータを有し、前記振動型アクチュエータの回転によって前記2本のアームが交差する角度を変えることを特徴とするロボット。 - アームと、
前記アームの一端に設けられる把持部と、
前記アームと前記把持部とを接続する関節部と、を備えるロボットであって、
前記関節部は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の振動型アクチュエータを有し、前記振動型アクチュエータの回転によって前記把持部を、所定角度、回転させることを特徴とするロボット。 - 像担持体と、
前記像担持体に対向して設けられた搬送ベルトと、
前記像担持体を回転駆動する請求項1乃至6のいずれか1項に振動型アクチュエータと、を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 像担持体と、
前記像担持体に対向して設けられた搬送ベルトと、
前記搬送ベルトを駆動する請求項1乃至6のいずれか1項に振動型アクチュエータと、を備えることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014130417A JP2016010253A (ja) | 2014-06-25 | 2014-06-25 | 振動型アクチュエータ、ロボット及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2014130417A JP2016010253A (ja) | 2014-06-25 | 2014-06-25 | 振動型アクチュエータ、ロボット及び画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2016010253A true JP2016010253A (ja) | 2016-01-18 |
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ID=55227466
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2014130417A Pending JP2016010253A (ja) | 2014-06-25 | 2014-06-25 | 振動型アクチュエータ、ロボット及び画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2016010253A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7622457B2 (ja) | 2021-02-09 | 2025-01-28 | セイコーエプソン株式会社 | 圧電モーターの制御方法およびロボット |
-
2014
- 2014-06-25 JP JP2014130417A patent/JP2016010253A/ja active Pending
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