JP2016009949A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】撮像画面上の人物画像と無線マイクとを容易に関連付ける。【解決手段】被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって撮像された画像を解析する画像解析手段と、複数ワイヤレスマイクと通信を行う通信手段と、前記複数ワイヤレスマイクとの通信状態を解析することにより、前記複数ワイヤレスマイクまでの距離を検出する通信解析手段と、前記画像解析手段の結果および、前記通信解析手段の結果に基づいて、前記複数ワイヤレスマイク各々と前記撮像画像に含まれる人物とを対応づける登録手段を有する。【選択図】図1
Description
本発明は、撮像装置に関する。
従来、音声を同時に録音する撮像装置、ビデオカメラにおいて、本体に取り付けられたマイクからの録音ではなく、本体から切り離された形の無線マイクによって本体に音声録音される技術が開示されている。加えて、無線マイクとその無線マイクを保持している人物の情報を関連付ける技術も開示されている。他方、無線機器間での距離を特定する技術も開示されている。
特許文献1では画面上に存在する無線マイクを、無線マイクに付属の発行部からの発行パターンによって個別認識し、各マイクに対して個人情報を入力する技術が開示されている。特許文献2では短距離無線中心を使用して無線機器間の距離を特定し、特定した距離を用いて三角即測位を行うことで、位置を特定する技術が開示されている。
しかしながら、上述の特許文献に開示された従来技術では、顔検出結果と無線マイクを結びつける等の処理を行っておらず、撮像中に顔に関連付けたマイクに対してのON、OFF切り替え、ボリューム調整などの処理操作を行えない。
そこで、本発明の目的は、撮像画面上の人物画像と、無線マイクを関連付けることを可能にした、無線マイクを有する撮像装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係る撮像装置の構成は、被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって撮像された画像を解析する画像解析手段と、複数ワイヤレスマイクと通信を行う通信手段と、前記複数ワイヤレスマイクとの通信状態を解析することにより、前記複数ワイヤレスマイクまでの距離を検出する通信解析手段と、前記画像解析手段の結果および、前記通信解析手段の結果に基づいて、前記複数ワイヤレスマイク各々と前記撮像画像に含まれる人物とを対応づける登録手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、複数ワイヤレスマイクと通信が可能で、かつ複数ワイヤレスマイクとその複数ワイヤレスマイクを保持している人物とを自動で関連付けることが可能な撮像装置を提供することができる。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。図2は、本発明の実施形態にかかわる撮像装置200の内部構成ブロック図である。
撮像部201は複数のレンズによる光学系とセンサによって構成される。LCD表示部202では撮像中に撮像部からの画像を表示したり、既撮影画像の確認を行う。LCD操作部203はLCD表示部202の上に配置されており、使用者が指などで触れることを検知し、その検知情報を操作のための情報としてカメラCPU209にバスを通して送る。被写体検出部204は撮像部201によって得られた画像データに対して被写体検出処理を行う。被写体検出処理は画像内部の人物顔検出、人物顔の位置、大きさ、性別、年齢、個人顔特徴などの算出などを行い、カメラCPU209に送る。
ボタン操作部205はユーザーからの指示を操作ボタン等で受けつける。カメラ音声検出部206は撮像装置200に取り付けられた音声を取得する部分である。カメラ音声検出部206によって撮像装置200周囲の音を集音し、カメラCPU209の指示に従い、メモリスロット212を通してメモリカード213へ音声を記録する。
カメラ通信部A206とカメラ通信部208は後述するワイヤレスマイク300との通信をブルートゥース等の短距離無線方式を使って行う。カメラCPU209は撮像装置200の処理の全体統括を行う。ROM210は撮像装置200の処理プログラム、処理に必要な情報が予め保持されており、カメラCPU209はこのROM210に保持された処理プログラムに基づいて動作する。メモリスロット212は記録データをメモリカード213に読み書きするためのインタフェースである。メモリカード213はメモリスロット212を通じて画像情報、音声情報を記録されるものである。
撮像部201〜メモリスロット212まではバスによってつながりデータのやり取りができる。
図3は本発明の実施形態にかかわるワイヤレスマイク300の内部構成ブロック図である。マイク音声検出部301はワイヤレスマイク300の周囲の音声を捉え、音声情報を後段に伝える。マイクCPU302はワイヤレスマイクに内蔵されたCPUでマイク音声検出部301の音声の処理、ワイヤレスマイク300と撮像装置200との距離検出処理などの処理を行う。マイク通信部303は撮像装置200との通信をカメラ通信部A207、カメラ通信部B208を通じて行う。
図4は撮像装置200とワイヤレスマイク300との距離測定方法を図式化したものである。距離測定方法を図4を踏まえて説明する。
図4では横方向に時間が表わされており、マイク側と書かれた横矢印がマイク側での処理、カメラ側と書かれた横矢印がカメラ側の処理を概念的に表わす。まずカメラ側はマイク側に対して通信要求を行い、この通信を送った時刻を記録しておく。マイク側では電波の速度とマイク、カメラ間の距離に応じた遅延時間を置いて、この通信を受け取る。その後、マイク側ではカメラ側に対して応答の通信を行う。この間カメラ側からの通信を受け取ってカメラ側に通信を送るまでの時間dをマイク側で測定し、その時間dを応答の通信に情報として付加しておく。カメラ側では一定時間tが経過した後マイク側からの通信が帰ってきたことになる。このことから片道の通信に係る送信時間は(t−d)/2となり、この距離と電波の伝搬速度を鑑みて、カメラ側、マイク側との相対距離がわかる。
図5は、図4で説明した測距方法を利用し、測距部が複数ある場合に相対角度を算出する方法を示す図である。図5を用いてこの方法を説明する。
撮像装置200には距離Ldを置いて、撮像光軸に対して左右対称にカメラ通信部A207、カメラ通信部B208を備えている。光軸中心からそれぞれLd/2の距離を保っている。図5の状況では光軸中心とカメラ通信部A207、カメラ通信部B208を結ぶ線の交点からLの距離、角度θの方向に被写体人物501が位置している。被写体人物501はワイヤレスマイク300を備えている。ワイヤレスマイク300とカメラ通信部A207との距離L1、ワイヤレスマイク300とカメラ通信部B208との距離L2は前述の距離算出方法によって特定することができる。L1、L2、Ldを使用し、光軸中心がLdのちょうど真ん中に位置することを考え、余弦定理や中線定理などの三角関数の定理を用いて計算することにより、θ、Lを算出することができる。この場合計算が煩雑になるので、以下の実施例では撮像装置200と被写体人物501との相対角度θを、θ1やθ2を近似値として代用しても良い。
以下、図を参照しながら、本発明の第1の実施例による、撮像装置のワイヤレスマイク関連付け処理について説明する。
図6は実施例1における処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートを元に実施例1の処理の流れを以下説明する。
まずステップS601において撮像装置200の電源が投入され処理が開始される。続くS602においては、撮像装置200の周辺でワイヤレスマイクと通信ができる距離内に撮像装置200内の顔情報との関連付けがなされていないワイヤレスマイクが存在しているかどうかを判定する。存在しない場合はステップS640に移る。存在する場合ステップS603に移る。
ステップS603ではワイヤレスマイクに関連付けられていない顔が撮像装置200の画角内に存在しないかを判定する。ここで図7を参考にして説明する。
図7は撮像者701が被写体人物702、703を撮影している状況である。図4(a)は全体を鳥瞰した図であり、図4(b)は撮像装置200において撮像されている画像をリアルタイムにLCD表示部202に表示した画面である。
図4の状況においては前述のスタップS602において顔に関連付けられていないワイヤレスマイク300A、300Bを検出したことからステップS603に移行している。ステップS603においてはLCD表示部202に映し出された画像内に人物顔があるかどうかを判定する。この場合、被写体人物画像704、705が存在するので、ステップS604に移行する。もし被写体人物顔が検出されない場合、ステップS603の処理を繰り返し行い、被写体人物顔が検出されるまで待つ。
ステップS604においては距離によって人物顔とワイヤレスマイクを関連付ける処理を行う。ステップS604での具体的な処理を、図8(b)ステップS614〜618に従って説明する。
ステップS614において距離による関連付け処理を開始し、ステップS615に移る。ステップS615では撮像装置200の周囲に存在するマイクを検出し、それぞれとの距離を算出し保持しておく。図7の状況においては、ワイヤレスマイク300Aとの距離がL1、ワイヤレスマイク300Bとの距離がL2であることを算出し、保持する。続くステップS616においては、LCD表示部202に表示する画像信号中にある顔領域を検出し、その顔領域の大きさから各人物までの距離を算出する。この時、顔検出の処理被写体検出部204が行う。顔領域の大きさから、撮像装置200からその人物までの距離を算出する場合、画角の大きさと、人物の画角内位置を加味し補正する必要がある。図8を用いて説明する。
図8(a)、図8(c)は、それぞれ画角がθ1と狭い時、θ2と広い時の状況を鳥瞰で図示したものである。図8(b)、図8(d)はそれぞれ、図8(a)、図8(c)における撮像画像の状況を示したLCD表示部202の様子を示すものである。
図8(a)における被写体人物802、803は、LCD表示部202上ではそれぞれ被写体人物画像805、806のように見える。この時、撮像画像上では被写体人物画像805、806の大きさがほぼ同じに見えるが実際の距離はL3、L4と異なっていることになる。よって画角内の外側、内側のどこにいるかで補正をかけた方が良い算出ができる。
加えて、図8(c)、図8(d)では画角をθ2に広げ、被写体人物が前進した形になっている。この場合も、被写体人物806、807は、撮像画像上で被写体人物画像808、809のようにほぼ大きさで見える。図8(a)、図8(b)のときと同様に画角内の内側、外側のどの位置にいるかで補正を入れる余地があるが、加えて画角が変わったことによる補正も有効となる。図8(a)、図8(c)を比較すると、L3対L4の比より、L5対L6の比の方が大きくなる。このように画角が広いほど、画角内の外側に存在している時の補正量が大きくなる。この補正もかけた方が良い算出ができる。
図6のフローチャートの処理説明に戻る。ステップS616で画角内の各人物との距離を算出し、次にステップS617に移る。ステップS617ではステップS615、ステップS616で求めた距離の内近いものを結びつける。被写体検出部204によって人物が検出された場合、その顔情報に顔IDが振られる。この顔IDとワイヤレスマイクの個体ナンバーを関連付け、保持する。
続くステップS618において距離による関連付け処理を終了し、図6(a)のフローチャートに戻る。この時、ステップS615で算出される複数のワイヤレスマイクとの距離同士に有意差がない、ステップS616で算出される複数の顔との距離同士に有意差がない、ステップS615で近い距離の組み合わせがないなど、適切な関連付けが行えなかった場合、そのままにして距離による関連付け処理を終了する。図7、図8の例では被写体人物は2人になっているが、3人以上の被写体人物がいて、ワイヤレスマイクと人物の組み合わせが特定できる人物とできない人物とに分かれる場合がある。その場合は特定できる人物とワイヤレスマイクの組み合わせは登録した上で、登録できなかったワイヤレスマイクはそのまま登録せずにおく。
続くステップS605において、現在周囲に存在するワイヤレスマイクの全てが特定の顔情報と関連付けられたかどうかを判定する。全て関連付けられている場合はステップS610に移り、1つでも関連付けられていないものがあればステップS606に移る。
ステップS606においては角度によって人物顔とワイヤレスマイクを関連付ける処理を行う。ステップS606での具体的な処理を、図6(c)ステップS619〜623に従って説明する。
ステップS619において距離による関連付け処理を開始し、ステップS620に移る。ステップS620では撮像装置200の周囲に存在するマイクを検出し、図5で示した方法を使って、それぞれとの相対角度を算出し保持しておく。ちなみに図9の状況においては、ワイヤレスマイク300Aとの相対角度がL1、ワイヤレスマイク300Bとの距離もL1であることから、ステップS604における関連付けができず、ステップS606に移ってきた形である。
続くステップS621においては、LCD表示部202に表示する画像信号中にある顔領域を検出し、その顔領域の大きさから各人物までの距離を算出し、加えて画角内での位置を加味して各人物までの相対角度を算出する。この時、顔検出の処理被写体検出部204が行い、各人物までの実際の距離算出は、図6(b)のフローチャートの処理と同様に行う。図8(b)の例では人物までの実距離がL1と算出されたとする。ここでは図9(b)に従って、特に被写体人物画像904に着目して、画像処理での人物との相対角度算出方法を説明する。被写体人物画像904は実際には図9(a)で示す被写体人物902が撮影されたものであるとする。
まず画像上での画角中心線から被写体人物画像904までの長さd1と、画像上での画角中心から画角の端までの距離dを保持する。次に現在の設定画角αと前出のL1とから、図(b)の下図に示すように実際の画角中心線から画角端までの実距離Ldを計算する。この場合、Ld=L1×COS(90°−α/2)でLdを計算できる。Ldが算出されたので、被写体人物902と撮像装置200の光軸までの実距離Ld1を、d、d1の比を利用して算出する。この場合、Ld1=Ld×d1/dで算出できる。この時点でL1、Ld1の長さが算出されたので、被写体902と撮像装置200との相対角度θ3は、θ3=ARCSIN(Ld1/Ld)から算出される。被写体人物903、被写体人物画像905についても同様にθ4が求められる。以上でステップS621での具体的処理の説明を終える。
続くステップS622においては、ステップS620、ステップS621において算出された相対角度から、ワイヤレスマイクと顔IDとの関連付けを行う。図9ではθ1がθ3に、θ2がθ4に一致することから、ワイヤレスマイク300Aを被写体人物画像904に対応する顔IDに関連付け、ワイヤレスマイク300Bを被写体人物画像905に対応する顔IDに関連付ける。この時例えばθ1に対してθ3を対応づけるときに、θ1を基準に±dθ内の幅であればθ1とθ3は関連付けるべき対応のあるものとする。しかし2つのワイヤレスマイク300A、300Bが近い位置にある場合、この判定時の許容幅dθaがある程度大きいとでは2つのワイヤレスマイクと人物との関連付けにおいて、結びつけが困難になる。よってθ1、θ2が画角中心線に対して同じ側にあり、θthを予め決められた閾値とすると、|θ1−θ2|<θthのときに許容幅dθを狭くする処理を入れる。
続くステップS623において距離による関連付け処理を終了し、図6(a)のフローチャートに戻る。この時、ステップS620で算出される複数のワイヤレスマイクとの相対角度同士に有意差がない、ステップS621で算出される複数の顔との相対角度同士に有意差がない、ステップS622で近い相対角度の組み合わせがないなど、適切な関連付けが行えなかった場合、そのままにして相対角度による関連付け処理を終了する。図9の例では被写体人物は2人になっているが、3人以上の被写体人物がいて、ワイヤレスマイクと人物の組み合わせが特定できる人物とできない人物とに分かれる場合がある。その場合は特定できる人物とワイヤレスマイクの組み合わせは登録した上で、登録できなかったワイヤレスマイクはそのまま登録せずにおく。
続くステップS607において、現在周囲に存在するワイヤレスマイクの全てが特定の顔情報と関連付けられたかどうかを判定する。全て関連付けられている場合はステップS610に移り、1つでも関連付けられていないものがあればステップS608に移る。
続くステップS607において、現在周囲に存在するワイヤレスマイクの全てが特定の顔情報と関連付けられたかどうかを判定する。全て関連付けられている場合はステップS610に移り、1つでも関連付けられていないものがあればステップS608に移る。
ステップS608においては音声検出と画像処理を利用することによって人物顔とワイヤレスマイクとの関連付け処理を行う。ステップS608での具体的な処理を、図6(d)ステップS624〜630に従って説明する。
ステップS624において音声検出を利用した関連付け処理を開始し、ステップS625に移る。ステップS625ではステップS624からの経過時間を判定し、予め決められた一定時間以上が経過していた場合、ステップS630に移行して処理を終了する。ステップS625で一定時間以上が過ぎていないと判定された場合、ステップS626に移る。
ステップS626においては、周囲に存在するマイクをまず検出し、その中でも前出のステップS604,S606においてまだ関連付けられていないワイヤレスマイクの内、マイクの音声レベルが予め決められた一定以上のものを検出する。ここで音声レベルが一定以上としたが、音声検出処理を行って人間の発した言葉であることを検出するようにしても良い。このステップS626で該当するワイヤレスマイクが検出されなかった場合、ステップS625に移る。検出された場合はステップS627に移る。
ステップS627においては、撮影中の画像中に存在する人物顔に対して、口の動きがあるかどうかの判定を行う。口動きの検知は被写体検出部205が行い、カメラCPU209に通知する形をとる。ここで口動きを検出できる人物顔が存在しない場合、ステップS625に移る。存在する場合はステップS628に移る。
ステップS628では、音声の検出されたワイヤレスマイク300と口の動きのあった顔の顔IDとを関連付ける。ここで複数のワイヤレスマイクで音声が検出されたり、複数の顔で口の動きが検知された場合には関連付けを行わない。続くステップS629においては、現在周囲で検出されているワイヤレスマイクが全て顔IDの関連付けが行われたかどうかの判定を行い、全てが関連付けられていない場合はステップS625に戻る。全ての検出されたワイヤレスマイクが関連付けれている場合はステップS630に移り、音声検出による関連付け処理を終了する。以下、図6(a)の処理に戻る。
ステップS608での処理が終了すると、ステップS609に移り現在検出されているワイヤレスマイク全てが、顔IDとの関連付けがなされているかどうかの判定を行う。1つでもワイヤレスマイクが関連付けられていない場合は、ステップS603に移る。全てのワイヤレスマイクが関連付けられている場合は、ステップS610に移る。
ステップS610においては再スキャンボタンの押下げがあるかどうかを判定する。再スキャンボタン操作の概要を図10を用いて説明する。図10は本実施例におけるLCD表示部202に表示されるユーザーインターフェースを示す図である。ボタン1004はLCD表示部202上に表示され、ボタン1004に触れるときLCD表示部202の上に備わったLCD操作部203によってボタン押下げが検知される。被写体人物画像1001、1002の顔IDにはそれぞれ上述の処理によってワイヤレスマイクがそれぞれ関連付けられており、関連付けられたワイヤレスマイクをマイク表記1005、1006で確認できるようになっている。それぞれのワイヤレスマイクの音声出力レベルが、マイク出力レベル1003で確認できる。
この時、被写体人物同士が故意にマイクを交換したなどの行為がなされると、関連付けが崩れることになる。この場合、被写体人物画像1001の人物が喋った時に、マイク2の音声レベルが上がることが音声出力レベル1003で確認できる。ユーザーはこの場合、ワイヤレスマイクが交換されたなどの問題で関連付けが崩れたことを察知し、ボタン1004を押下げすることで対応する。図6(a)の処理説明に戻る。
ステップS610で再スキャンボタンの押下げがあった場合、ステップS611において全マイクと顔IDとの関連付けを解除し、ステップS602に戻る。ステップS610において再スキャンボタンの押下げがなかった場合は、ステップS612に移る。
ステップS612ではワイヤレスマイクに関連付けされた顔IDに対応する人物が、画角外に移動したかどうかを判定する。1人でも移動した場合はステップS613に移り、画角外に移動した顔IDに対するマイク関連付けを解除し、ステップS602に戻る。ステップS612において1人も移動がない場合は、ステップS602にそのまま戻る。以上で図6のフローチャートによる処理の流れの説明を終えるが、後述ずる実施例2との差異を明確にするため、ステップS612、613に関連した補足の説明を図11を用いて行う。
図11(a)において被写体人物画像1101、1102はそれぞれ、ワイヤレスマイク1103、1104と関連付けられている。被写体人物画像1101、1102には被写体検出部204によってそれぞれ顔ID1、顔ID2の顔IDが振られている。ワイヤレスマイク1103、1104はそれぞれマイクNo1、マイクNo2のナンバーが振られている。図11(a)においては、顔ID1とマイクNo1が関連付けられており、顔ID2とマイクNo2が関連付けられている。
ここで図11(a)の状態から被写体人物画像1101、1102に対応する人物が一旦画角外に出て、再び2人とも同じ位置に戻ってきたことを想定する。戻ったあとの状態を図11(b)に示す。図11(b)での被写体人物画像1105、1106に対応する人物は、それぞれ図11(a)の被写体人物1101、1102に対応する人物と同じである。同様に図11(a)のワイヤレスマイク1103、1104は、それぞれ図11(b)のワイヤレスマイク1107、1108と同じである。
この時、図6(a)のフローチャートのステップS612で顔の画角外移動があると判定し、ステップS613で関連付けを一旦解除して、関連付け処理を1からやり直すため、被写体人物画像1105に顔ID2、被写体人物画像1106に顔ID1が振られる場合もある。この場合、図11(b)の右表に示すように、顔ID1とマイクNo2が関連付けられ、顔ID2とマイクNo1が関連付けられることになる。ユーザーが意識するレベルのことではないが、内部での動きとしては上述の動きとなる。
以上の処理を行うことで、ユーザーはワイヤレスマイクと、ワイヤレスマイクを持つ人物とを手動ではなく自動で行うことができる。
以下、図を参照しながら、本発明の第2の実施例による、撮像装置のワイヤレスマイク関連付け処理について説明する。
図12は実施例2における処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートを元に実施例2の処理の流れを以下説明する。
ステップS1201〜S1209は、図6のステップS601〜S609とほぼ同様である。異なるのはステップS1204、S1206、S1208の内部処理における関連付けにおいて、ワイヤレスマイクと顔を関連付けるときにワイヤレスマイクの個別Noと、検出された人物顔の特徴量とを関連付けることである。具体的にはステップS1204、S1206、S1208の処理詳細を示す図12(b)、(c)、(d)の、それぞれステップS1215、S1220、1226の処理に対応する。
以上ステップ1209までの処理を終え、ステップS1210では再スキャンボタン押下げがあるかどうかの判定を行う。
再スキャンボタン操作の概要を図11を用いて説明する。図11は実施例2におけるLCD表示部202に表示されるユーザーインターフェースを示す図である。ボタン1304はLCD表示部202上に表示され、ボタン1004に触れるときLCD表示部202の上に備わったLCD操作部203によってボタン押下げが検知される。被写体人物画像1301、1302の顔IDにはそれぞれ上述の処理によってワイヤレスマイクがそれぞれ関連付けられている。図13上で表記がないが、被写体人物画像1301、1302に対応する人物はそれぞれ関連付けられたマイクを持っているものとする。それぞれのワイヤレスマイクの音声出力レベルが、マイク出力レベル1303で確認できる。実施例2では、顔の特徴量に対して予めユーザーが個人名などのデータを登録しておくことができるものとする。顔の特徴量に対応づけられたワイヤレスマイクは、対応付けられた顔特徴量に対して登録された名前をマイク出力レベル1303に表示する。
この時、被写体人物同士が画角内、画角外を問わず故意にマイクを交換したなどの行為がなされると、関連付けが崩れることになる。例えば被写体人物画像1301の人物が「太郎」であり、被写体人物画像1302の人物が「花子」であるとする。この場合、マイクが故意に交換されてしまった場合「太郎」が喋った時に、「花子」の音声レベルが上がることが音声出力レベル1303で確認できる。ユーザーはこの場合、ワイヤレスマイクが交換されたなどの問題で関連付けが崩れたことを察知し、ボタン1304を押下げすることで対応する。図12(a)の処理説明に戻る。
ステップS1210で再スキャンボタンの押下げがあった場合、ステップS1211において全マイクと顔特徴量との関連付けを解除し、ステップS1202に戻る。ステップS1210において再スキャンボタンの押下げがなかった場合は、何も処理をせずステップS1202に戻る。
以上で図12のフローチャートによる処理の流れの説明を終えるが、前述の実施例1との差異を明確にするため図14、15を用いて補足の説明を行う。
図14(a)において被写体人物画像1401、1402はそれぞれ、ワイヤレスマイク1403、1404と関連付けられている。被写体人物画像1401、1402には被写体検出部204によってそれぞれ顔ID1、顔ID2の顔IDが振られている。同時に、顔ID1の顔の特徴量を検出し、予めユーザー登録された顔特徴量と名前のデータから、顔ID1とユーザー登録された「太郎」のデータを結関連付ける。同様に、顔ID2の顔の特徴量を検出し、予めユーザー登録された顔特徴量と名前のデータから、顔ID2とユーザー登録された「花子」のデータを結関連付ける。
ワイヤレスマイク1403、1404はそれぞれマイクNo1、マイクNo2のナンバーが振られている。図14(a)においては、「太郎」のデータとマイクNo1が関連付けられており、「花子」のデータとマイクNo2が関連付けられている。
ここで図14(a)の状態から被写体人物画像1401、1402に対応する人物が一旦画角外に出て、再び2人とも同じ位置に戻ってきたことを想定する。戻ったあとの状態を図14(b)に示す。図14(b)での被写体人物画像1405、1406に対応する人物は、それぞれ図14(a)の被写体人物1401、1402に対応する人物と同じである。同様に図14(a)のワイヤレスマイク1403、1404は、それぞれ図14(b)のワイヤレスマイク1407、1408と同じである。
この時、顔の画角外移動があるため、再び被写体人物画像1405、1406が画角内に入ってきたとき被写体人物画像1405に顔ID2、被写体人物画像1406に顔ID1が振られる場合もある。しかし、顔ID1、顔ID2の顔に関する特徴量と、図12のフローチャートで示した処理の結果によるワイヤレスマイクに関連付けられた顔特徴量を比較することでマイクNoと画角内の顔とを関連付けすることができる。そのため、実施例1のように距離、相対角度、口の動きを使った関連付け処理を繰り返す必要がない。
以上の例では予めユーザーが特定の顔特徴量に対してデータ入力を行っている前提で行ったが、そうでない場合でも実施は可能である。例えば一旦ワイヤレスマイクと関連付けた顔の特徴データはテンポラリー顔特徴量Aなどと保持しておけば、画角外に顔が出てしまった場合でも、再度同じ顔が画角内に入ってきた場合同様の処理ができる。
以上の処理を行うことで、ユーザーはワイヤレスマイクと、ワイヤレスマイクを持つ人物とを手動ではなく自動で行うことができる。かつ、顔特徴量を利用して関連付けを行っているため、画角外に顔が移動して戻ってきた場合に本実施例中での関連付けの再び行う必要がなく処理量が軽減される。
以上の実施例1、実施例2の結果を用いて、例えば図1に示すアプリケーションが実施できる。図1においては撮影者100が撮像装置200を用いて、被撮影者101、102を撮影している。被撮影者101、102はそれぞれワイヤレスマイク300A、300Bを保持している。ワイヤレスマイク300A、300Bは小型で撮像装置200では認識しにくい。この時、撮像装置200に付随するLCD表示部202では被撮影者101に対応する人物画像103、被撮影者102に対応する人物画像104が表示される。この状態で、撮影者100の指105でLCD表示部202に表示されている人物画像104をタッチすると、人物画像104の顔情報とワイヤレスマイク300Bが関連付けられていることを利用して、ワイヤレスマイク300Bの録音ON、OFFを切り替えられる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば、本実施例では位置検出をブルートゥースを用いる前提であったが、他の通信電波によって行った構成で実施しても良い。
また、本実施例では位置検出を電波によって行ったが、ワイヤレスマイク300、撮像装置200ともにGPSを備え、測距処理、位置検出処理をGPSを用いた形で実施しても良い。
また、電波通信による測距方式は、本実施例中の手段以外の方法を用いて実施しても良い。
また、撮像装置200のカメラ通信部A207、カメラ通信部208の位置を変更し、その内1つを光学レンズの真上において測距演算容易にする形で実施しても良い。
また、実施例1、実施例2を組み合わせることで、顔個人情報をユーザーが登録している顔人物以外の人物が、画角外でのマイク交換に対応できるようにしても良い。
また画角外、画角内でマイクを保持しているマイクを交換してしまった、またはその他の要因で誤った関連付けがなされてしまった等の対策のため、顔とマイクの関連付け処理を一定時間間隔で定期的に行うようにして、再スキャンボタン押下げなどのユーザーの負担を軽減する形で実施しても良い。
200 撮像装置、201 撮像部、202 表示部、203 LCD操作部、
204 被写体検出部、209 カメラCPU
204 被写体検出部、209 カメラCPU
Claims (8)
- 被写体を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段によって撮像された画像を解析する画像解析手段と、
複数ワイヤレスマイクと通信を行う通信手段と、
前記複数ワイヤレスマイクとの通信状態を解析することにより、前記複数ワイヤレスマイクまでの距離を検出する通信解析手段と、
前記画像解析手段の結果および、前記通信解析手段の結果に基づいて、前記複数ワイヤレスマイク各々と前記撮像画像に含まれる人物とを対応づける登録手段を有する撮像装置。 - 前記画像解析手段により画像に含まれる人物の少なくとも大きさを検出し、前記登録手段は、人物の大きさから推定される対応人物の距離と、前記通信解析手段により検出された距離が近いワイヤレスマイクとを対応づけていくことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記画像解析手段は画像に含まれる人物の少なくとも位置を検出し、前記通信解析手段の結果より複数ワイヤレスマイクそれぞれの位置を推定し、前記登録手段は、前記人物の位置と前記ワイヤレスマイクの位置が所定の範囲内である、人物とワイヤレスマイクとを対応づけることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記登録手段は、前記画像解析手段により検出された複数の人物の位置が第1の範囲よりも近い場合には、前記所定の範囲を狭く設定することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
- 前記登録手段は、前記通信解析手段により検出された複数のワイヤレスマイクの位置が、第2の範囲よりも近い場合には、前記所定の範囲を狭く設定することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の撮像装置。
- 前記画像解析手段は、画像に含まれる人物の特徴量を検出することができ、前記人物の特徴量と、前記複数のワイヤレスマイクを対応付けていくことを特徴とする請求項2乃至請求項5の何れか一項に記載の撮像装置。
- 前記人物の特徴量と対応づけられた個人顔情報登録データをあらかじめ持ち、前記個人顔情報登録データと前記複数のワイヤレスマイクとを対応付けることを特徴とする請求項2乃至請求項6の何れか一項に記載の撮像装置。
- 前記画像解析手段は、画像に含まれる人物の口の動きを検出することができ、前記複数ワイヤレスマイクの音声レベルを検知し、口動きの検出されている人物と、前記複数ワイヤレスマイクの内で音声の発せられているワイヤレスマイクとを関連付けることを特徴とする請求項2乃至請求項7の何れか一項に記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014128696A JP2016009949A (ja) | 2014-06-24 | 2014-06-24 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014128696A JP2016009949A (ja) | 2014-06-24 | 2014-06-24 | 撮像装置 |
Publications (1)
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JP2016009949A true JP2016009949A (ja) | 2016-01-18 |
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ID=55227252
Family Applications (1)
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JP2014128696A Pending JP2016009949A (ja) | 2014-06-24 | 2014-06-24 | 撮像装置 |
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JP (1) | JP2016009949A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019062322A (ja) * | 2017-09-25 | 2019-04-18 | 株式会社タムラ製作所 | カメラにより制御可能な音声調整卓 |
-
2014
- 2014-06-24 JP JP2014128696A patent/JP2016009949A/ja active Pending
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