JP2016009905A - 表示装置、表示システム - Google Patents

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有隆 萩原
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Abstract

【課題】進行を妨げず映像単位のアクセス制御が可能な表示装置を提供すること。【解決手段】 映像を表示する表示手段3と、端末から映像要求及び端末の認証情報を受信する認証情報受信手段32と、前記認証情報に基づく前記端末の認証が成立した場合、前記表示手段が表示している映像の映像データを前記端末に送信する映像データ送信手段35と、を有することを特徴とする表示装置を提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、表示している画像データを端末に送信する表示装置に関する。
プレゼンテーションや会議を効率的に行うための表示装置が知られている。表示装置としては、例えば、インタラクティブボード(電子黒板)、プロジェクター、デジタルサイネージ、TV会議端末等がある。複数人がこれらの表示装置の映像に注目して議論できるだけでなく、ユーザが情報を書き込んだり、書き込んだ情報を複数人で共有することができる。リアルタイムに情報を共有できるので効率的な議論が可能になる。
図1は、インタラクティブボードを用いた会議の様子を模式的に示す図の一例である。PC1が表示している映像をインタラクティブボード1に送信することで、インタラクティブボード1はPC1の映像を表示することができる。また、インタラクティブボード1はサーバの機能を有しており、PC2のブラウザはインタラクティブボード1が表示している映像をPC2のディスプレイに表示することができる。
また、ユーザA1はインタラクティブボード1にペンなどで手書き情報501を書き込むことができる。インタラクティブボード1は他の拠点と手書き情報501と映像を共有できるため、拠点Bのインタラクティブボード2は拠点Aのインタラクティブボード1と同じ映像と手書き情報501を表示できる。拠点Bのインタラクティブボード2に対する手書き情報も、インタラクティブボード1に反映される。したがって、インタラクティブボード1、2が表示している画面に対して複数人で画面へ検討内容を書き込み、リアルタイムで情報を共有することで会議での検討を効率化することが可能になっている。
図1はインタラクティブボードを例にしたが、プロジェクターがPC1の映像を投影し、投影面への手書き位置をカメラなどで検出するシステムでも、同様に映像や手書き情報の共有が可能である。
図1のようなシステムにおいて、インタラクティブボード1が表示している映像をユーザA2が取り込みたい(キャプチャーしたい)場合は少なくない。インタラクティブボード1はそのための機能を備えており、ユーザA1又はA2はインタラクティブボード1を直接操作して映像を取り込むことができる。
しかし、仮にユーザA2が映像を取り込むためには、インタラクティブボード1まで赴き操作する必要が生じてしまう。ユーザA1のPC1を操作することで、インタラクティブボード1の映像を取り込むことができる場合があるが、この場合もユーザA1又はA2がPC1を操作しなければならない。
このため、共有している映像を取り込んで保存したりメール転送する場合は、一旦、会議を中断し、取り込みに必要な操作を行う必要がある。議論の経緯を複数回保存したい場合には、その都度、会議を中断する必要があり会議の効率を落としてしまうという不都合があった。
なお、デジタルカメラを用いれば、議論の検討結果をデジタルカメラで撮影し、記録に残すことができる。しかし、投影画面を正面から撮影しないと歪んでしまったり、撮影時に周囲の光が入り込むなどといった環境の問題によって、撮影した画像の画質が低下してしまうため採用しにくい。
このような不都合に対し、インタラクティブボード1に対しユーザA2がネットワーク上から映像を取り込むことを可能にすることが考えられる。これによって、ユーザA1の手を煩わせることなく会議参加者が映像を任意に取得することが可能になる。
しかしながら、ネットワーク上から映像の取り込みが可能になると、悪意のある第三者により不正に映像を取り込まれ、会議の内容が流出してしまう恐れがあるという不都合があった。
ネットワークからのアクセス制御について、一般的には、インタラクティブボード1などにアカウントとパスワードの組み合わせを登録しておき、PC2からのアクセスを認証することで、不正なアクセスの抑止を行う方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、端末装置に入力されるべきパスワードを生成するパスワード生成部と、該パスワードを投写するパスワード投写部と、を備えるプロジェクターが開示されている。
しかしながら、特許文献1では、端末装置とプロジェクターが通信を開始する前に、プロジェクターが端末装置を認証するため、表示されている映像単位のアクセス制御ができないという問題がある。すなわち、認証が成立した後であれば、端末装置は、表示装置が表示する映像を自由に取り込むことができてしまう。
本発明は、上記課題に鑑み、進行を妨げず映像単位のアクセス制御が可能な表示装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題に鑑み、映像を表示する表示手段と、端末から映像要求及び端末の認証情報を受信する認証情報受信手段と、前記認証情報に基づく前記端末の認証が成立した場合、前記表示手段が表示している映像の映像データを前記端末に送信する映像データ送信手段と、を有することを特徴とする。
進行を妨げず映像単位のアクセス制御が可能な表示装置を提供することができる。
インタラクティブボードを用いた会議の様子を模式的に示す図の一例である。 本実施形態のインタラクティブボード1が映像を取り込む手順の概略を説明する図の一例である。 映像表示システムの構成例を示す図の一例である。 表示装置のハードウェア構成図の一例である。 ネットワーク機器のハードウェア構成図の一例である。 映像表示システムの機能ブロック図の一例である。 パスワードの生成タイミングに関する画像出力部の機能ブロック図の一例である。 パスワードの生成タイミングに関する画像出力部の機能ブロック図の一例である。 パスワードの生成タイミングに関する画像出力部の機能ブロック図の一例である。 パスワードの生成タイミングに関する画像出力部の機能ブロック図の一例である。 パスワードの生成タイミングを説明する図の一例である。 映像の表示に関する画像出力部の機能ブロック図の一例である。 複数のレイヤの合成を模式的に説明する図の一例である。 パスワードが合成された映像の一例である。 パスワードの表示・非表示の切り替えについて説明する図の一例である。 映像表示システムの動作手順を示すシーケンス図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図2は、本実施形態のインタラクティブボード1が映像を取り込む手順の概略を説明する図の一例である。
PC(Personal Computer)1はRGBケーブルやHDMI(登録商標。以下、「登録商標」という付記は省略する)ケーブルなどでインタラクティブボード1と接続されており、PC1が表示する映像をインタラクティブボード1に送信している。インタラクティブボード1はPC1の映像をディスプレイに表示している。このような状態で、PC2のユーザA2が映像を取り込む場合、インタラクティブボード1は以下のように動作する。
1.まず、インタラクティブボード1はパスワードを動的に生成する。パスワードはインタラクティブボード1により表示される。生成のタイミングについて詳細は後述するが、例えば、ユーザA1がインタラクティブボード1に、映像リソースを提供するPC1やUSBメモリなどの機器を接続したことが契機になる。
2.ユーザA2がPC2を操作して、ネットワーク経由でインタラクティブボード1に対して出力画像取得要求(映像の取り込み要求。映像要求の一例である。)を送信する。出力画像とは、インタラクティブボード1が表示している映像である。出力画像取得要求と共に、ユーザA2が入力したパスワードがインタラクティブボード1に送信される。
3.インタラクティブボード1は、出力画像取得要求を受信するとパスワードが一致するか否かを判定し、一致する場合、現在、表示している映像を取り込んで生成された映像データをPC2に送信する。
このように、本実施形態のインタラクティブボード1は、映像データの取得要求が送信されたタイミングでPC2を認証し、認証が成立した場合に、現在、表示している映像の映像データを送信するので、取り込まれる映像単位でアクセス制御することができる。
<構成例>
図3は、映像表示システム500の構成例を示す図の一例である。映像表示システム500は、互いにネットワーク200を介して接続された表示装置100、ユーザPC50、及び、ネットワーク機器20を有している。
ネットワーク200は、LANやWANなどのイントラネット、又は、インターネットなどである。ネットワーク200の一部又は全てを無線で構築してもよい。図3では、ユーザPC50がネットワーク200を介して表示装置100と接続されているが、RGBケーブルなどで接続される場合は、ユーザPC50と表示装置100とはネットワーク200を介さずに接続される。
表示装置100は、例えば、インタラクティブボード(電子黒板)、プロジェクター、デジタルサイネージ、又は、TV会議端末などである。表示装置100は、ユーザが手書きした情報を取得して表示する機能を備えることが好ましいが、本実施形態では手書き情報が書き込まれなくても実現できる。このような表示装置100として、例えば、テレビ受像器、パソコンが表示する映像、デジタルカメラなどが挙げられ、この場合、ネットワーク機器20はテレビ受像器等に対し映像の取り込みを要求し、デジタルカメラは映像を取り込んでネットワーク機器20に送信する。
ユーザPC50は、表示装置100が表示する映像を表示装置100に提供する機器であり、PCの他、スマートフォン、タブレットPC、ウェアラブルPC、PDA(Personal Digital Assistant)など映像を出力する機能を備えていればよい。また、USBメモリ、SDメモリなどの映像を記憶する記憶媒体から映像が提供されてもよい。
ネットワーク機器20は、表示装置100に映像の取り込みと取り込まれた映像データの送信を要求する機器である。例えば、PC、スマートフォン、タブレットPC、ウェアラブルPC、PDA(Personal Digital Assistant)などが一例として挙げられる。
なお、当然ながら、ユーザPC50が、表示装置100に映像の取り込みと取り込まれた映像データを要求することが可能である。
<表示装置のハードウェア構成>
続いて、図4を用いて、本実施形態の表示装置100のハードウェア構成を説明する。図4は、表示装置100のハードウェア構成図の一例である。なお、図4の表示装置100はインタラクティブボードを例に説明する。
表示装置100は、表示装置全体の動作を制御するCPU101、IPL等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM102、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM103、表示装置用のプログラム117等の各種データを記憶するSSD104、通信ネットワーク9との通信を制御するネットワークコントローラ105、及び、USBメモリ5との通信を制御する外部記憶コントローラ106を備えている。
また、表示装置100は、ユーザPC50が自機のディスプレイに表示している映像(静止画または動画)を取り込むキャプチャデバイス111、グラフィクスを専門に扱うGPU(Graphics Processing Unit)112、及び、GPU112からの出力画像をディスプレイ3へ出力するために画面表示の制御及び管理を行うディスプレイコントローラ113を備えている。
さらに、表示装置100は、接触センサ115の処理を制御するセンサコントローラ114、ディスプレイ3上に電子ペン4やユーザの手H等が接触したことを検知する接触センサ115を備えている。この接触センサ115は、赤外線遮断方式による座標の入力及び座標の検出を行う。この座標の入力及び座標の検出する方法は、ディスプレイ3の上側両端部に設置された2つ受発光装置(不図示)が、ディスプレイ3に平行して複数の赤外線を放射し、ディスプレイ3の周囲に設けられた反射部材によって反射されて、受光素子が放射した光の光路と同一の光路上を戻って来る光を受光する方法である。接触センサ115は、物体によって遮断された2つの受発光装置が放射した赤外線のID(Identification)をセンサコントローラ114に出力し、センサコントローラ114が、物体の接触位置である座標位置を特定する。
また、接触センサ115としては、赤外線遮断方式に限らず、静電容量の変化を検知することにより接触位置を特定する静電容量方式のタッチパネル、対向する2つの抵抗膜の電圧変化によって接触位置を特定する抵抗膜方式のタッチパネル、接触物体が表示部に接触することによって生じる電磁誘導を検知して接触位置を特定する電磁誘導方式のタッチパネルなどの種々の検出手段を用いてもよい。
また、表示装置100は、電子ペンコントローラ116を備えている。この電子ペンコントローラ116は、電子ペン4と通信することで、ディスプレイ3へのペン先のタッチやペン尻のタッチの有無を判断する。なお、電子ペンコントローラ116が、電子ペン4のペン先及びペン尻だけでなく、電子ペン4のユーザが握る部分や、その他の電子ペンの部分のタッチの有無を判断するようにしてもよい。
さらに、表示装置100は、CPU101、ROM102、RAM103、SSD104、ネットワークコントローラ105、外部記憶コントローラ106、キャプチャデバイス111、GPU112、センサコントローラ114、及び電子ペンコントローラ116を図4に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン120を備えている。
なお、表示装置用のプログラム117は、CD−ROM等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
図5は、ネットワーク機器20のハードウェア構成図の一例を示す。ネットワーク機器20はそれぞれバスで相互に接続されているCPU201、RAM202、ROM203、記憶媒体装着部204、通信装置205、入力装置206、描画制御部207及びHDD208、を有する。CPU201は、OS(Operating System)やプログラム211をHDD208から読み出して実行することで種々の機能を提供する。
RAM202はCPU201がプログラム211を実行する際に必要なデータを一時保管する作業メモリ(主記憶メモリ)になり、ROM203はBIOS(Basic Input Output System)やOSを起動するためのプログラムが記憶されている。
記憶媒体装着部204には記憶媒体210が着脱可能であり、記憶媒体210に記録されたデータを読み込み、HDD208に記憶させる。また、記憶媒体装着部204は、HDD208に記憶されたデータを記憶媒体210に書き込むこともできる。記憶媒体210は例えば、USDメモリ、SDカード等である。プログラム211は、記憶媒体210に記憶された状態や不図示のサーバからダウンロードすることで配布される。
入力装置206は、キーボードやマウス、トラックボールなどであり、ネットワーク機器20へのユーザの様々な操作指示を受け付ける。
HDD208には、OS、プログラム211、アプリケーションソフトウェア、及び、各種のデータが記憶されている。SSD等の不揮発メモリでもよい。
通信装置205は、ネットワークに接続するためのNIC(Network Interface Card)であり、例えば、イーサネット(登録商標)カードである。
描画制御部207は、CPU201がプログラム211を実行してグラフィックメモリに書き込んだ描画コマンドを解釈して、画面を生成しディスプレイ209に描画する。なお、図5ではディスプレイ209はネットワーク機器20に外付けされているが、ネットワーク機器20がディスプレイ209を内蔵していてもよい。
<表示装置の機能>
図6は、映像表示システム500の機能ブロック図の一例を示す。表示装置100は、パスワード入力受付部32、画像出力部33、出力画像データ送信部35、パスワード生成部31、及び、パスワード表示部34を有している。なお、これらの機能は表示装置100が有する機能の一部に過ぎず、図示する以外の表示装置100に必要な機能を有している。また、パスワード入力受付部32、画像出力部33、出力画像データ送信部35、パスワード生成部31、及び、パスワード表示部34は、CPU101がSSD104に記憶されたプログラム117を実行してハードウェアと協働することで実現される。
パスワード生成部31は、パスワードを動的に生成する。パスワードは、所定の桁数以上の数値、アルファベット、アンダーバーなどの記号、又は、これらの2つ以上を組み合わせたものである。パスワードは認証情報の一例である。パスワードの桁数は予め表示装置100に設定されていてもよいし、ユーザが選択してもよい。
パスワードを生成するタイミングは、例えば、以下のようなタイミングである。
A.表示装置100にネットワーク機器20やUSBメモリ5が接続された時(表示する資料が変更されるタイミング)
B.ネットワーク機器20やUSBメモリ5からの映像信号の状態が変化した時
C.映像リソースの映像から映像データを生成できる状態に変化した時
D.最後にパスワードが生成されてから所定時間が経過した時
E.メニューから受け付けられる設定内容が予め定められている値に変化した時
F.パスワード入力受付部32がパスワードの入力を受け付けた時
パスワード表示部34は、有効なパスワードを表示する。有効なパスワードとは、最も新しいパスワードである。パスワード表示部34は、画像出力部33がディスプレイ3に表示する映像に対して、パスワードを重ね合わせて表示することができる。
パスワード入力受付部32は、ネットワーク機器20から送信された画像取得要求に伴うパスワードの入力を受け付け、パスワードが正しいか否かを判断する。すなわち、パスワードに基づいてネットワーク機器20を認証し、認証が成立した場合にだけ映像データを送信する。パスワード入力受付部32は、Webサーバの機能を備えており、ネットワーク機器20とHTTPなどのプロトコルで通信する。
画像出力部33は、ユーザPC50から送信されたコンテンツの映像やUSBメモリ5などに記憶されているコンテンツの映像をディスプレイ3に表示する。
出力画像データ送信部35は、パスワード入力受付部32がパスワードが一致したと判定すると、画像出力部33がディスプレイに表示している映像データを画像出力部33に取り込ませ、該映像データをネットワーク機器20に送信する。
また、ネットワーク機器20は、ブラウザ部21と機器操作部22を有している。ブラウザ部21は、表示装置100から送信されたHTML、JavaScript(登録商標)及びXMLなどで記述された配信データを解釈しディスプレイに表示する。機器操作部22は、ネットワーク機器20に対するパスワードの入力などの操作を受け付ける。
<<パスワードの生成>>
以下では、上記A〜Fのパスワードの生成タイミングについて説明する。
A.表示装置100にネットワーク機器20やUSBメモリ5が接続された時(表示する資料が変更されるタイミング)
図7は、パスワードの生成タイミングに関する画像出力部33の機能ブロック図の一例を示す。表示装置100は、映像のコンテンツが入力されるキャプチャデバイス111として、1つ以上のRGBインタフェース111a、HDMIインタフェース111bを有している。また、USBメモリ5が接続される外部記憶コントローラ106を有している。以下、ユーザPC50やUSBメモリ5を映像リソース(映像の入力元の一例である)という。
RGBインタフェース111aにRGBケーブルが接続されるとRGBインタフェース111aはCPU101に割り込み信号を出力するため、CPU101はRGBケーブルが接続されたことを検知できる。同様に、HDMIインタフェース111bにHDMIケーブルが接続されるとHDMIインタフェース111bはCPU101に割り込み信号を出力するため、CPU101はHDMIケーブルが接続されたことを検知できる。また、外部記憶コントローラ106にUSBメモリ5が接続されると外部記憶コントローラ106はCPU101に割り込み信号を出力するため、CPU101はUSBメモリ5が接続されたことを検知できる。
映像リソース検出部41は、このCPU101への割り込みに基づき表示装置100に接続された映像リソースを判別する。すなわち、映像リソース検出部41は現在、表示装置100に表示されている映像リソースを検出している。
映像リソース検出部41は、接続されている映像リソースに変化が生じるとパスワード生成部31に通知する。パスワード生成部31は、予め、パスワード初期化条件記憶部45にパスワード初期化条件を記憶している。パスワード初期化条件とは、パスワード生成部31がパスワードを新たに生成する(初期化する)条件であり、例えば以下のような条件の1つ以上が登録されている。なお、初期化とは、新しいパスワードを生成し、古いパスワードを破棄することである。
(i) あらたに映像リソースが接続された場合
(ii) 接続されている映像リソースが変化した場合
(iii) 決められた映像リソース(例えばHDMIケーブル)が接続された場合
したがって、パスワード生成部31は、映像リソース検出部41からの通知に基づきパスワード初期化条件を参照してパスワードを生成するか否かを判定し、パスワード初期化条件に適合する場合はパスワードを生成することができる。映像リソース検出部41以外の映像信号有無検知部42、入力信号切り替え部43、及び、出力画像生成部44については後に説明する。
このように表示装置100にユーザPC50が接続されたタイミングでパスワードを性生成することで、表示開始から終了までの期間のみで有効なパスワードを生成することになる。したがって、例えば、ある会議の資料を会議参加者に対してのみ公開するような運用が可能になる。
B.ネットワーク機器20やUSBメモリ5からの映像信号の状態が変化した時
図8は、パスワードの生成タイミングに関する画像出力部33の機能ブロック図の一例を示す。なお、図7において同一の符号を付した構成要素は同様の機能を果たすので、主に図8の主要な構成要素についてのみ説明する。
表示装置100に映像リソースが接続されると、映像リソースが映像の送信を開始する。また、コンテンツが終了すれば、映像の送信を停止する場合がある。例えば、映像の送信を開始するのは、ユーザが映像を送信するようにユーザPC50を操作した場合である。また、映像の送信が停止されるのは、例えば、ユーザが映像の送信を停止するようにユーザPC50を操作した場合、又は、コンテンツが終了した場合などである。
映像信号有無検知部42は、映像リソース検出部41が接続されていると検出した映像リソースが映像を出力しているか否かを検知する。例えば、映像信号として閾値以上の電圧が入力されているかにより判断できる。さらに、映像として解読できるデータが入力されているか否かにより判断してもよい。
映像信号有無検知部42は、映像信号が変化した(映像信号の入力が開始された、映像信号が停止した)映像リソースをその状態と共にパスワード生成部31に通知する。パスワード生成部31は、映像リソースからの映像信号が変化した場合、パスワードを生成する。映像信号の入力が開始された場合にパスワードを生成してもよいし、映像信号が停止した場合にパスワードを生成してもよい。映像信号の入力の開始と停止の両方でパスワードを生成してもよい。また、上記のパスワード初期化条件のように、パスワード生成部31がパスワードを新たに生成する(初期化する)条件が定められていてもよい。
このようなパスワードの生成方法によれば上記Aと同様の効果が得られるが、映像信号の開始と停止によりパスワードを生成することで、実際に映像信号が入力されている間だけ有効なパスワードを生成できる。
C.映像リソースの映像から映像データを生成できる状態に変化した時
このCのタイミングでパスワードを生成することで、ネットワーク機器20が取り込みを要求する映像データがディスプレイ3に表示されている間だけ有効なパスワードを生成できる。
図9は、パスワードの生成タイミングに関する画像出力部33の機能ブロック図の一例を示す。なお、図7、8において同一の符号を付した構成要素は同様の機能を果たすので、主に図9の主要な構成要素についてのみ説明する。
まず、入力信号切り替え部43は、映像信号有無検知部42が映像信号を検知している映像リソースのいずれか1つをディスプレイ3に表示する映像リソースに切り替える。例えば、一番最後に映像信号が入力された映像リソース(一番最後に映像リソース検出部41が検出した映像リソース)の映像データをディスプレイ3に表示する。
より具体的には、RGBケーブル、HDMIケーブル又は外部記憶コントローラ106など物理的及び論理的な入力経路のうち有効な入力経路を選択する。入力経路を切り替えることで外部接続された映像リソースを容易に切り替えることができる。
出力画像生成部44は、映像リソースから入力された映像を、ディスプレイ3が表示可能なデータに変換する。例えば、RGB信号やHDMI信号を垂直同期信号ごとに1つのフレームに変換する。フレームのフォーマットは、JPEG、BMP、GIF、PDFなどどのようなものでもよい。また、USBメモリ5が映像リソースであり、例えばコンテンツがMPEG形式の映像ファイルの場合は、Iフレーム又はIフレームにPフレームやBフレームを適用して1フレームを作成する。また、コンテンツがJPEG形式の映像ファイルの場合は、映像ファイルをデコードして1フレームを作成する。
これらのフレームが映像データであり、映像データは、ディスプレイ3への表示、及び、ネットワーク機器20からの取り込み要求に対する応答に使用される。なお、本実施形態では触れていないが、ネットワーク機器20のディスプレイ3の映像をネットワーク機器20に配信するために使用される場合がある。
出力画像生成部44は出力画像データ送信部35に生成した映像データを出力することで、出力画像データ送信部35は映像データをネットワーク機器20に送信する。なお、映像に手書き情報が追加された場合があるが、ディスプレイ3に表示されている映像のどの部分(後述するレイヤ)を送信するかはユーザが選択できる。詳細は後述する。
このように、出力画像データ送信部35が映像データを送信可能な状態であれば、ネットワーク機器20からの要求に対し、出力画像データ送信部35が取り込まれた映像データを送信可能になる。したがって、出力画像生成部44が映像データを生成できる状態に変化したタイミングでパスワードを生成することで、取り込み可能な映像データがディスプレイ3に表示されている間だけ有効なパスワードを生成できる。
出力画像生成部44は映像データを生成可能なタイミングとなったことをパスワード生成部31に通知すると、パスワード生成部31はパスワードを初期化する。
なお、映像データを生成可能なタイミングは厳密には映像データの生成前のタイミングであるが、実際に出力画像生成部44が映像データを生成した時に、パスワード生成部31に通知してもよい。生成できることを実際に確認した直後なので、映像データを生成可能なタイミングとほぼ同じである。
D.最後にパスワードが生成されてから規定時間が経過した時
パスワード生成部31は最後にパスワードが生成されてから所定時間が経過した時にパスワードを初期化する。この場合、パスワード生成部31は、パスワードを生成する毎に、タイマカウントを開始し、規定された時間が経過すると、過去のパスワードを破棄し新たなパスワードを生成する。この時間としては限定されるものではないが、例えば、1分から数分、30分、1時間などである。また、ユーザが、タイマカウントの時間を設定してもよい。
E.メニューから受け付けられる設定内容が予め定められている値に変化した時
メニューとは、ディスプレイ3に表示されるボタン(ソフトキー)などであり、後述するUI表示レイヤに表示される。また、メニューにはハードキーによるボタンなどが含まれる。
図10は、パスワードの生成タイミングに関する画像出力部33の機能ブロック図の一例を示す。表示装置100は種々の設定を受け付ける設定受付部46を有している。設定受付部46は、ディスプレイ3に表示されたメニューに対する操作を受け付けたり、ユーザPC50やネットワーク機器20からのネットワークを経由した操作を受け付けることができる。設定される内容は表示に関するもの、通信に関するものなど様々であるが、その1つに例えば運用ポリシーがある。
運用ポリシーには、外部との通信を許可するか、同時に接続可能なネットワーク機器20の台数、自動電源オフするまでの時間、ファームウェアのバージョンアップの設定、パスワードの文字数、その他のセキュリティの設定などがある。
例えば運用ポリシーが変更されると、セキュリティの設定が変更されたと考えられるので、セキュリティを強化するためにパスワードを初期化することが好ましい。そこで、設定受付部46は運用ポリシーに関する設定が変更されるとパスワード生成部31に通知する。これにより、パスワード生成部31は運用ポリシーの設定が変更されるとパスワードを新たに生成することができる。
パスワード生成部31は設定テーブル記憶部47を有している。設定テーブル記憶部47には設定テーブルが記憶されている。設定テーブルは項目名と値を対応づけたテーブルである。パスワード生成部31は、設定テーブルの項目が登録されている値になるとパスワードを新たに生成する。例えば、項目Aが"xxx"、項目Bが"yyy"になると、パスワードが変更される。
これにより、例えば運用ポリシーが変更されると自動的にパスワードを変更できるのでセキュリティを向上できる。なお、運用ポリシーは一例に過ぎず、他の設定項目の設定に応じてパスワードを生成してもよい。
F.パスワード入力受付部32がパスワードの入力を受け付けたタイミング
図11は、パスワードの生成タイミングを説明する図の一例を示す。図11(a)に示すように、パスワード生成部31は最後に生成したパスワード「***1」をディスプレイ3に表示している。ユーザがこのパスワードを入力し、パスワード入力受付部32に送信すると、パスワード入力受付部32はパスワード生成部31が最後に生成したパスワードとパスワード入力受付部32が受け付けたパスワードが一致するか否かを判定する。
次に、図11(b)に示すように、パスワードが一致してもしなくても、パスワード生成部31は新たなパスワード「***2」を生成する。このように、パスワードの入力を受け付ける度にパスワードが変更されると、総当たり方式によるパスワードの解読が困難になる。例えば、パスワード「***1」は、ネットワーク機器20からパスワード「***1」が送信(入力)されることにより、パスワード「***2」に変更されるので、元のパスワード「***1」を総当たりで突き止めることはできない。次のパスワード「***2」を突き止めようとした場合にも同様のことが言える。
したがって、パスワード入力受付部32がパスワードの入力を受け付けるごとに、パスワードを初期化することで、パスワードを不正に突き止めようとする第三者がパスワードを特定することを困難にできる。
<表示処理>
次に、画像出力部33による映像の表示について説明する。
図12は、映像の表示に関する画像出力部33の機能ブロック図の一例を示す。図12では、画像出力部33は、出力画像生成部44、コンテンツ画像表示レイヤ48、レイヤ画像合成部51、及び、UI表示レイヤ49を有している。なお、図7〜9との違いは、説明の対象とする機能の違いであって、図7〜9で説明した機能を有している。
コンテンツ画像表示レイヤ48は、映像リソースの映像を表示するための描画レイヤである。すなわち、出力画像生成部44が映像リソースから生成した映像データがこの描画レイヤに相当する。コンテンツ画像表示レイヤ48は、このレイヤに独立したメモリ空間を割り当てることで実現することができる。
UI表示レイヤ49は、メニューなどのUI(ユーザーインタフェース)を表示する、映像リソースのコンテンツとは別の要素を表示するためのレイヤである。
レイヤ画像合成部51は、複数のレイヤ画像を合成し、1枚の表示画像を生成する。これにより合成された複数のレイヤは、ディスプレイ3に表示される。
レイヤ画像の合成は、ソフト処理で重ねあわせ処理を行っても良いし、グラフィックチップなどハード的にレイア合成機能を備えているものを利用してもよい。それぞれの表示レイヤは画面チラツキを防止するためにバッファリングの構成とすることができる。
図13は、複数のレイヤ画像の合成を模式的に説明する図の一例である。図13(a)のUI表示レイヤ49とコンテンツ画像表示レイヤ48が1枚の画像に合成される。なお、これらのレイヤ画像の他、手書き情報のレイヤ画像やパスワードのレイヤ画像があってもよい。
図13(b)はより具体的にレイヤ画像の合成を説明する図の一例である。UI表示レイヤ49の上方にはメニュー601が、コンテンツ画像表示レイヤ48には映像リソースの映像602がそれぞれ表示されている。
レイヤ画像合成部51は、ピクセル毎に、2つのレイヤ画像を足し合わせて1つの合成画像を生成する。UI表示レイヤ49とコンテンツ画像表示レイヤ48が同じピクセルに情報をもっている場合、予め定められた優先順位に従い、優先順位が最も高いレイヤ画像のピクセルを優先する。また、半透明にして下方のレイヤ画像がユーザに見えるように画像処理してもよい。
図14は、パスワードが合成された映像の一例を示す。パスワード表示部34は、パスワードのレイヤ画像を用意してパスワードを表示する。そして、レイヤ画像合成部51は、コンテンツ画像表示レイヤ48とUI表示レイヤ49と合成する。また、パスワードのレイヤ画像を用意することなく、例えば、UI表示レイヤ49にパスワードを表示してもよい。
ネットワーク機器20のユーザは、ディスプレイ3に表示されたパスワードを見て、映像の取り込みのためにパスワードを入力し映像の取り込みを要求できる。また、実際に表示装置100のディスプレイ3を見ている人にだけ、パスワードを通知することができ、例えば会議室外からのリモートアクセスによる不正な画像データ取得を防止できる。
<<パスワードの表示・非表示の切り替え>>
図15は、パスワードの表示・非表示の切り替えについて説明する図の一例である。パスワードは常時、表示してもよいし、ある期間だけ表示してもよい。例えば、ユーザの操作に応じてパスワードの表示・非表示を切り替えることができる。この場合、レイヤ画像合成部51は、設定受付部46が受け付けたパスワードの表示及び非表示に関する設定にしたがって、パスワードの表示と非表示を切り替える。
例えばUI表示レイヤ49には、表示と非表示を切り替えるボタン603が表示される。ユーザがパスワードを表示するボタン603を押下するとレイヤ画像合成部51はパスワードを表示し、ユーザがパスワードを非表示にするボタン603を押下するとレイヤ画像合成部51はパスワードを消去する。
これにより、表示装置100はユーザが必要とするタイミングでのみパスワードを表示できるので、表示画面に余分な情報が表示されたままにすることを防止し、セキュリティを向上できる。
また、レイヤ画像合成部51は、ある資料の表示中だけ、パスワードを表示してもよい。これにより、何らかのコンテンツ画像が表示されている場合にだけパスワードを表示する。すなわち、映像の取り込みのためにパスワードが必要な状況でだけパスワードを表示できる。
ある資料の表示中とは、映像信号有無検知部42が任意の映像リソースの映像信号を継続して検知している間である。例えば、RGBインタフェース111aからの映像信号を検知している場合、レイヤ画像合成部51はRGBインタフェース111aが映像信号を検知しなくなるとパスワードの表示を終了する。
そして、例えば、RGBインタフェース111aが再度、映像信号を検知したり、HDMIインタフェース111bが映像信号を検知すると、レイヤ画像合成部51はパスワードの表示を再開する。再開時には、パスワードが新たに生成されてもされなくてもよい。
<映像の取り込み要求>
このようにしてディスプレイ3には映像だけでなく、メニューやパスワードが合成された合成画像が表示される。合成画像に対し、ネットワーク機器20のユーザは合成画像の取り込みを要求できる。ユーザとしては、パスワードやUI表示レイヤ49は不要な場合が多いため、取り込む画像を選択できることが好ましい。そこで、本実施形態では、ユーザは以下のように合成画像のレイヤ画像を選択して取り込むことができる。
・すべてのレイヤ画像が合成された合成画像
・コンテンツ画像表示レイヤ48と手書き情報のレイヤ画像の合成画像
・コンテンツ画像表示レイヤ48
・手書き情報のレイヤ画像
ユーザはネットワーク機器20を操作してこれらのどのレイヤ画像を取り込むかを選択できる。ネットワーク機器20はこの選択されたレイヤ画像の選択情報(画像レイヤ指定情報の一例である)を表示装置100に送信する。
例えば、ユーザがコンテンツ画像表示レイヤ48を選択すれば、メニュー画面などを排除して、映像データ(コンテンツ)のみを取得することができる。また、すべてのレイヤ画像が合成された合成画像が選択されれば、ディスプレイ3に表示されている画面そのものを取得することができる。
また、ユーザは、ユーザPC50がUSBメモリ5の映像ファイルを再生して表示装置100に表示させている場合、表示中の映像データ(1フレームとしての画像)でなくUSBメモリ5のファイルそのものを取り込みたい場合がある。また、USBメモリ5に限らず、ユーザPC50が表示装置100に送信している映像データ(コンテンツ)のファイルを取り込みたい場合がある。このような要望に対し、本実施形態では、レイヤ画像を選択する場合と同様に、ユーザは「表示中のファイル」のようにファイルを選択して、取り込みを要求できる。
これらの選択を可能とするため、パスワード入力受付部32は、出力画像取得要求と共に、レイヤ画像を指定する情報、又は、表示中の映像の映像ファイルを指定する情報を受け付けて、画像出力部33に通知する。画像出力部33又はレイヤ画像合成部51は、レイヤ画像を指定する情報が送信された場合、指示されたレイヤ画像のみを取り込んで映像データを生成する。また、映像ファイルを要求された場合、画像出力部33は入力信号切り替え部43が選択している映像データの入力経路により映像リソースを特定し、該映像リソースから映像ファイルを読み出す。映像リソースがUSBメモリ5の場合、画像出力部33にとって現在、表示している映像ファイルは既知である。これに対し、ユーザPC50から映像ファイルを取得する場合は、ユーザPC50に問い合わせるなどしてもよい。これにより、会議などで使用された一連の資料を手間をかけず取得することができる。
<動作手順>
図16は、映像表示システム500の動作手順を示すシーケンス図の一例を示す。図16のシーケンスが開始される前に、パスワードが生成されているものとする。
S1:ユーザはネットワーク接続されたネットワーク機器20を操作して、パスワードを入力し、表示装置100のパスワード入力受付部32に対して、パスワードと共に出力画像取得要求を送信する。端末からの要求の方法は、WEB−APIとして用いられることの多いRESTやSOAP(どちらも、HTTPなどのプロトコルを使って、XML形式のデータをやりとりするためのしくみ)などがあるが、本実施形態では要求手段を特に限定するものではない。
S2:パスワード入力受付部32は、出力画像取得要求を受け付け、通知されたパスワードの内容と、パスワード生成部31が生成し保持しているパスワードが一致するか否かを判定する。
以下の処理は、パスワードが一致する場合としない場合で処理が分かれる。
S2.1:パスワードが一致した場合、パスワード入力受付部32は、出力画像データ送信部35に対して、映像データの送信要求を行う。要求に対する映像データの送信先は、要求元の端末(ネットワーク機器20)となる。送信元の識別情報としては、IPアドレスやMACアドレスであるが、メールアドレスなどを用いることができる。
S2.1.1:出力画像データ送信部35は、映像データの送信要求を受けると画像出力部33に対して、現在表示中の映像データを要求する。画像出力部33は、映像データを送信可能な形式に変換し出力画像データ送信部35に出力する。
S2.1.2:出力画像データ送信部35は、映像データをネットワーク機器20に送信する。このときネットワーク機器20のIPアドレスに対して、要求に対する応答(GET Requestに対するResponse)で送信しても良いし、メールアドレスを端末識別子として使用したメール送信(例えばSMTP(Send Mail Transfer Protocol)を利用する)を用いるなど、別プロトコルを用いて送信してもよい。
S3:パスワードが一致しない場合、パスワード入力受付部32はエラー応答を送信する。
以上のように、本実施形態の表示装置100は、映像データの取得要求が送信されたタイミングでネットワーク機器20を認証するので、取り込まれる映像単位でアクセス制御することができる。また、パスワードを動的に生成するので、管理者などがパスワード設定する手間が省けける。また、パスワードは上述したタイミングで生成されるので、セキュリティ強度を高めることができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、表示装置100の機能である画像出力部33、パスワード表示部34、パスワード入力受付部32、及び、出力画像データ送信部35は別々の装置に搭載されていてもよい。ディスプレイ3が表示装置100とは独立していてもよい。また、表示装置100が複数台、存在してもよい。
また、上記の説明ではユーザPC50と表示装置100はRGBケーブルなどで接続されていると説明したが、例えば、ユーザPC50と表示装置100をネットワーク(LANなどのイントラネット)を経由して接続してもよい。これにより、ユーザPC50はネットワークを介して映像データを送信することができる。
また、表示装置100は、ユーザPC50からの映像を表示すると説明したが、表示装置100はサーバからダウンロードした映像データを表示することもできる。また、表示装置100は映像を表示しなくてもよい。ユーザが表示装置に映像を表示しない場合とは、手書き情報で議論を進めるような場合であり、この場合は手書き情報が取り込まれる映像データとなる。
また、キャプチャデバイス111のインタフェースは、RGBインタフェースやHDMIインタフェースに限られず、DVIインタフェース、DisplayPortインタフェースなど映像信号が入力されるインタフェースであればよい。
また、ネットワーク機器20から取り込みを要求する際にレイヤ画像でなく、画像出力部33で表示対象としているファイルの種別(拡張子、ファイルサイズ)を選択しても良い。
20 ネットワーク機器
31 パスワード生成部
32 パスワード入力受付部
33 画像出力部
34 パスワード表示部
35 出力画像データ送信部
41 映像リソース検出部
42 映像信号有無検知部
43 入力信号切り替え部
44 出力画像生成部
45 パスワード初期化条件記憶部
48 コンテンツ画像表示レイヤ
49 UI表示レイヤ
50 ユーザPC
100 表示装置
200 映像表示システム
特許第3707407号公報

Claims (13)

  1. 映像を表示する表示手段と、
    端末から映像要求及び端末の認証情報を受信する認証情報受信手段と、
    前記認証情報に基づく前記端末の認証が成立した場合、前記表示手段が表示している映像の映像データを前記端末に送信する映像データ送信手段と、
    を有することを特徴とする表示装置。
  2. 当該表示装置の状態に応じて前記認証情報を動的に生成する認証情報生成手段、
    を有することを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記表示手段が表示する映像の入力元を切り替えて入力させる映像入力手段を有し、
    前記認証情報生成手段は、前記映像入力手段が前記入力元を切り替えたタイミングで、新しい前記認証情報を作成すると共に、古い前記認証情報を破棄する、
    ことを特徴とする請求項2記載の表示装置。
  4. 前記映像入力手段に前記入力元が入力している映像信号の停止又は開始を検知する映像信号検知手段を有し、
    前記認証情報生成手段は、前記映像信号検知手段が映像信号の停止又は開始を検知したタイミングで、新しい前記認証情報を作成すると共に、古い前記認証情報を破棄する、ことを特徴とする請求項3記載の表示装置。
  5. 前記映像入力手段に前記入力元が入力している映像信号を、前記表示手段が表示する映像に変換する映像変換手段を有し、
    前記認証情報生成手段は、前記映像変換手段が映像信号を映像に変換したタイミングで、新しい前記認証情報を作成すると共に、古い前記認証情報を破棄する、
    ことを特徴とする請求項3又は4記載の表示装置。
  6. 前記認証情報生成手段は、最後に前記認証情報を生成してから所定時間が経過するごとに、新しい前記認証情報を作成すると共に、古い前記認証情報を破棄する、
    ことを特徴とする請求項2記載の表示装置。
  7. 設定を受け付ける設定受け付け手段を有し、
    前記認証情報生成手段は、前記設定受け付け手段が予め定められた設定を受け付けた場合、新しい前記認証情報を作成すると共に、古い前記認証情報を破棄する、
    ことを特徴とする請求項2記載の表示装置。
  8. 前記表示手段は、複数の画像レイヤが合成された映像を表示するものであり、
    前記認証情報受信手段は、前記端末から前記映像要求、前記認証情報及び画像レイヤ指定情報を受信し、
    前記映像データ送信手段は、前記表示手段が表示している映像を構成する複数の画像レイヤのうち、前記画像レイヤ指定情報で指定される画像レイヤの映像データを送信する、
    ことを特徴とする請求項1〜7いずれか1項記載の表示装置。
  9. 前記表示手段が記憶媒体を入力元として記憶媒体に記憶されている映像ファイルを再生して映像を表示している場合に、前記認証情報受信手段が、前記端末から前記認証情報及び前記映像ファイルの要求を受信した場合、
    前記映像データ送信手段は、前記記憶媒体から前記映像ファイルを読み出し、前記映像ファイルを前記端末に送信する、ことを特徴とする請求項8記載の表示装置。
  10. 前記表示手段は、映像と共に前記認証情報を表示する、ことを特徴とする請求項4記載の表示装置。
  11. 前記表示手段は、前記映像信号検知手段が映像信号を検知している間のみ、映像と共に前記認証情報を表示する、ことを特徴とする請求項10記載の表示装置。
  12. 前記表示手段は、前記認証情報を表示させる操作を受け付けた場合、映像と共に前記認証情報を表示する、
    ことを特徴とする請求項10記載の表示装置。
  13. 映像を表示する表示手段と、
    端末から映像要求及び認証情報を受信する認証情報受信手段と、
    前記認証情報に基づく前記端末の認証が成立した場合、前記表示手段が表示している映像の映像データを前記端末に送信する映像データ送信手段と、
    を有することを特徴とする表示システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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