JP2016004207A - 画像表示システム及び画像表示移動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】大型の画像表示装置を複数の人々で見る場合に、見る人にとって見やすい状態となるように画像表示装置を移動することができる画像表示システムを提供する。
【解決手段】表示画面に画像を表示させるディスプレイ10を備えた画像表示システム1において、ディスプレイ10の設置位置を上下方向に変移させる第1移動装置60と、ディスプレイ10の設置位置を左右方向に変移させる第2移動装置70と、制御装置と、カメラセンサ50を備え、制御装置の構成として、カメラセンサ50の検出結果に基づき、ディスプレイ10を複数のユーザが視認し易い位置に移動するように制御する第1移動装置制御機能と第2移動装置制御機能と顔認識判定機能を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示システム及び画像表示移動方法に係り、特に、表示画面に画像を表示させる画像表示装置を備えて、前記画像表示装置の設置位置を変移可能な画像表示システム及び画像表示移動方法に関する。
近年、大型のディスプレイ(画像表示装置)を用いる画像表示システムが知られている。この画像表示システムは、会議やプレゼンテーション等を行う際に多く利用される。
また、画像表示システムの一例として、インフォメーションディスプレイなどの情報表示装置が知られている。情報表示装置は多種多様化され、生活する上で目にすることが多くなっており、宣伝効果の高い媒体として注目されている。
例えば、従来技術として、画像表示装置において、表示パネルの前方に表示領域を見えづらくする遮蔽物を検出した場合、遮蔽物によって遮蔽される領域を避けた位置に、元々の表示領域よりも表示面積の小さい第一表示領域を生成する技術、及びその第一表示領域を除いた領域のバックライトを消灯するようにした技術が開示されている(特許文献1を参照)。
国際公開番号:WO2012/176678A1
上述した従来技術によれば、表示パネルの表示領域の前方に遮蔽物が存在する場合であっても、表示領域に表示される画像の全体を見ることができる。しかしながら、表示パネル自体の設置位置が変わらないので、観る人の位置に依っては表示パネルが見づらい場合があり、多くの人が表示パネルに表示される画像が見やすいとは限らなかった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、大型の画像表示装置を複数の人々で見る場合に、見る人にとって見やすい状態となるように画像表示装置を移動することができる画像表示システム及び画像表示移動方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明に係る画像表示システム及び画像表示移動方法は、次の通りである。
本発明は、表示画面に画像を表示させる画像表示装置(例えば、大型のディスプレイ)を備えた画像表示システムにおいて、前記画像表示装置の設置位置を変移させる移動手段と、前記移動手段による前記画像表示装置の移動を制御する制御手段と、ユーザ(観察者)を検出するユーザ検知手段(例えば、カメラセンサ)と、を備え、前記制御手段の構成として、前記ユーザ検知手段の検出結果に基づき、前記画像表示装置を複数のユーザが視認し易い位置に移動するように制御する機能を備えることを特徴とするものである。
また、本発明は、前記移動手段の構成として、前記画像表示装置の設置位置を上下方向に変移させる第1移動手段と、前記画像表示装置の設置位置を左右方向に変移させる第2移動手段と、を備え、前記制御手段の構成として、前記第1移動手段による前記画像表示装置の移動を制御する機能と、前記第2移動手段による前記画像表示装置の移動を制御する機能と、を備えることが好ましい。
また、本発明は、前記制御手段の構成として、前記ユーザ検知手段が前記表示画面と対向する位置に遮蔽物を認識した際には、前記移動手段により前記画像表示装置が前記遮蔽物と対向しない位置に自動的に移動するように制御する機能を有することが好ましい。
また、本発明は、前記ユーザ検知手段の構成として、複数のユーザの顔認識を行う機能を有することが好ましい。
また、本発明は、前記ユーザ検知手段の構成として、前記複数のユーザの顔の動きを検出する機能を有することが好ましい。
また、本発明は、前記ユーザ検知手段の構成として、複数のユーザの眼球認識を行う機能を有することが好ましい。
また、本発明は、前記ユーザ検知手段の構成として、前記複数のユーザの眼球の動きを検出する機能を有することが好ましい。
また、本発明は、前記画像表示装置の構成として、ユーザ情報を登録可能な記憶部を備え、前記制御手段は、ユーザ情報を登録することでユーザを特定し、特定されたユーザの優先順位を設定する機能と、特定されたユーザに対して優先的に前記画像表示装置を視認しやすい位置に移動する機能と、を備えることが好ましい。
さらに、本発明は、表示画面に画像を表示させる画像表示装置(例えば、大型のディスプレイ)の設置位置を変移させる画像表示移動方法であって、前記画像表示装置の設置位置を変移させる移動工程と、前記画像表示装置の移動を制御する制御工程と、ユーザ(観察者)を検出するユーザ検知工程と、を備え、前記制御工程として、前記ユーザ検知工程における検出結果に基づき、前記画像表示装置を複数のユーザが視認し易い位置に移動するように制御する工程を備えることを特徴とするものである。
また、本発明は、前記移動工程として、前記画像表示装置の設置位置を上下方向に変移させる第1移動工程と、前記画像表示装置の設置位置を左右方向に変移させる第2移動工程と、を備え、前記制御工程として、前記第1移動工程による前記画像表示装置の移動を制御する第1移動制御工程と、前記第2移動工程による前記画像表示装置の移動を制御する第2移動制御工程と、を備えることが好ましい。
また、本発明は、前記制御工程として、前記ユーザ検知工程において前記表示画面と対向する位置に遮蔽物を認識した際には、前記画像表示装置が前記遮蔽物と対向しない位置に自動的に移動するように制御する工程を有することが好ましい。
また、本発明は、前記ユーザ検知工程として、複数のユーザの顔認識を行う工程を有することが好ましい。
また、本発明は、前記ユーザ検知工程として、前記複数のユーザの顔の動きを検出する工程を有することが好ましい。
また、本発明は、前記ユーザ検知工程として、複数のユーザの眼球認識を行う工程を有することが好ましい。
また、本発明は、前記ユーザ検知工程として、前記複数のユーザの眼球の動きを検出する工程を有することが好ましい。
また、本発明は、前記画像表示装置の構成として、ユーザ情報を登録可能な記憶部を備え、前記制御工程として、ユーザ情報を登録することでユーザを特定し、特定されたユーザの優先順位を設定する工程と、特定されたユーザに対して優先的に前記画像表示装置を視認しやすい位置に移動する工程と、を備えることが好ましい。
本発明の画像表示システムによれば、表示画面に画像を表示させる画像表示装置(例えば、大型のディスプレイ)を備えた画像表示システムにおいて、前記画像表示装置の設置位置を変移させる移動手段と、前記移動手段による前記画像表示装置の移動を制御する制御手段と、ユーザ(観察者)を検出するユーザ検知手段(例えば、カメラセンサ)と、を備え、前記制御手段の構成として、前記ユーザ検知手段の検出結果に基づき、前記画像表示装置を複数のユーザが視認し易い位置に移動するように制御する機能を備えることで、例えば、前記ユーザ検知手段により多くのユーザ(観察者)が居る位置を検出して、ユーザにとって視認し易い位置になるように画像表示装置を自動的に最適な位置に移動することができる。これにより、多くの人々が画像表示装置に表示される画像を見ることができる。
また、本発明の画像表示移動方法によれば、表示画面に画像を表示させる画像表示装置(例えば、大型のディスプレイ)の設置位置を変移させる画像表示移動方法であって、前記画像表示装置の設置位置を変移させる移動工程と、前記画像表示装置の移動を制御する制御工程と、ユーザ(観察者)を検出するユーザ検知工程と、を備え、前記制御工程として、前記ユーザ検知工程における検出結果に基づき、前記画像表示装置を複数のユーザが視認し易い位置に移動するように制御する工程を備えることで、例えば、多くのユーザが居る位置を検出して、ユーザにとって視認し易い位置になるように画像表示装置を自動的に最適な位置に移動することができる。これにより、多くの人々が画像表示装置に表示される画像を見ることができる。
本発明の第1実施形態に係る画像表示システムの全体の構成を示す説明図である。 前記画像表示システムを構成する制御装置の電気的構成を示すブロック図である。 前記画像表示システムを構成する制御装置の機能を示す説明図である。 前記画像表示システムにおいてディスプレイが基準位置に配置されたときの状態を示す説明図である。 前記ディスプレイが複数のユーザにとって視認し易い位置に移動したときの状態を示す説明図である。 前記画像表示システムにおいて複数のユーザによりディスプレイを見る際にディスプレイの設置位置を自動的に調整する処理工程を示すフローチャートである。 前記画像表示システムが採用された劇場や映画館などの座席位置に対応したディスプレイの左右方向の位置と高さを設定するテーブルの説明図である。 前記画像表示システムが採用された劇場や映画館などにおけるディスプレイを見る観客が存在する領域を縦横方向に分割して設定した一例を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る画像表示システムを構成する制御装置の電気的構成を示すブロック図である。 前記画像表示システムにおいてユーザを特定して優先的にその特定されたユーザにとって見やすい位置にディスプレイの設置位置を自動的に調整する処理工程を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る画像表示システムを構成する制御装置の電気的構成を示すブロック図である。 前記画像表示システムにおいてユーザを特定して優先的にその特定されたユーザにとって見やすい位置にディスプレイを移動配置した後に再度ディスプレイの位置のキャリブレーションを行う処理工程を示すフローチャートである。
(第1実施形態)
以下、本発明の画像表示システムを実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1は発明を実施する形態の一例であって、本発明の第1実施形態に係る画像表示システムの全体の構成を示す説明図、図2は前記画像表示システムを構成する制御装置の電気的構成を示すブロック図である。
第1実施形態に係る画像表示システム1は、図1に示すように、表示パネル(表示画面)20に画像を表示させるディスプレイ(画像表示装置)10を備えた画像表示システム1において、本発明に係る画像表示システムの構成を採用したものである。
本発明に係る画像表示システムは、電子黒板等のディスプレイを利用する際に、ディスプレイを配置するためのキャリブレーション動作中において、ユーザ検知手段を用いて、例えば、顔認識の機能により装置付近のユーザの人数を認識し、また、眼球認識の機能により実際にユーザがディスプレイを視認できているかを検知して、装置付近のユーザの中で最大人数のユーザが視認できる場所に向かってディスプレイを配置するものである。
第1実施形態に係る画像表示システム1は、図1,図2に示すように、主に、表示パネル20が搭載されたディスプレイ10と、ディスプレイ10を保持するスタンドユニット30と、各部装置と接続されて各部装置の動作制御を行う制御装置(制御手段)40(図2を参照)と、を備えて構成されている。
ディスプレイ10は、図1に示すように、正面に矩形状の表示パネル20が配置されている。そして、ディスプレイ10の正面に表示パネル20の上下左右の4辺に沿ってカメラセンサ(ユーザ検知手段)50(50a,50b,50c,50d)を配置したことを特徴としている。そして、ディスプレイ10は、図2に示すように、制御装置40と接続されている。
カメラセンサ50は、制御装置40と接続され、ディスプレイ10の正面にいてディスプレイ10を見る人々(ユーザ)を検出する。第1実施形態では、カメラセンサ50は、複数の人の顔認識を行う機能と、複数の人の顔の動きを検出する機能とを備えている。
なお、カメラセンサ50の機能として、複数の人の眼球認識を行う機能や、複数の人の眼球の動きを検出する機能を有するものであってもよい。
スタンドユニット30は、ディスプレイ10の設置位置を上下方向に変移させる第1移動装置(第1移動手段)60と、ディスプレイ10の設置位置を左右方向に変移させる第2移動装置(第2移動手段)70を備えている。
第1移動装置60と第2移動装置70は、図2に示すように、制御装置40と接続され、カメラセンサ50の検出結果に基づき、ディスプレイ10を複数のユーザが視認し易い位置に移動するように制御している。
制御装置40は、図2に示すように、主に、制御装置全体を制御するCPU41、プログラム等が記憶されるHDD42やRAM43、各部装置との接続を行うVGA(ビデオ グラフィック アレイ)インターフェース44,USB(ユニバーサル シリアル バス)インターフェース45,ネットワークインターフェース46を備えている。
第1実施形態では、記憶手段としてHDD42とRAM43とを用いている。
HDD42には、ユーザ情報が登録される。
RAM43にはカメラセンサ50により検出された検出結果が一時保管される。
VGAインターフェース44は、ディスプレイ10に接続して画像を転送する。
USBインターフェース45は、カメラセンサ50、第1移動装置60、第2移動装置70等を制御装置40に接続する。
ネットワークインターフェース46は、外部とアクセスするための接続手段である。
次に、第1実施形態の画像表示システム1の特徴的な構成について説明する。
図3は第1実施形態の画像表示システムを構成する制御装置の機能を示す説明図、図4は前記画像表示システムにおいてディスプレイが基準位置に配置されたときの状態を示す説明図、図5は前記ディスプレイが複数のユーザにとって視認し易い位置に移動したときの状態を示す説明図である。
第1実施形態の画像表示システム1は、ディスプレイ10を見ようとする複数のユーザにとってディスプレイ10を見やすい位置に移動するように制御するために、図3に示すように、制御装置40の機能として、第1移動装置制御機能401、第2移動装置制御機能402、顔認識判定機能403、を備えることを特徴としている。
第1移動装置制御機能401は、カメラセンサ50の検出結果に基づき、ディスプレイ10を上下方向に移動する第1移動装置60の駆動を制御する機能である。
第2移動装置制御機能402は、カメラセンサ50の検出結果に基づき、ディスプレイ10を左右方向に移動する第2移動装置60の駆動を制御する機能である。
顔認識判定機能403は、カメラセンサ50によりディスプレイ10を見るためにディスプレイ10の前方に集まった複数の人々(ユーザ)の顔認識を行った結果に基づいて、ディスプレイ10を見ている人の場所(領域)を判定する機能である。
第1実施形態では、カメラセンサ50による顔認識は、複数の人の顔を認識するとともに、顔の動きを認識する。
具体的には、例えば、図4に示すように、画像表示システム1では、複数のユーザ(例えば、ユーザA、ユーザB)がディスプレイ10の前方に位置して、ディスプレイ10は、当初に設定された状態となっている。
このとき、カメラセンサ50(50a,50b,50c,50d)によりユーザA,Bは顔認証されている。
ここで、図4に示すように、ユーザAの後方に位置するユーザBが、ディスプレイ10をよく見ようとして、当初の位置P1から位置P2に顔の位置を移動すると、カメラセンサ50によりユーザBの顔が図中左方向に動いたことが検出される。
制御装置40では、顔認識判定機能403によりカメラセンサ50の検出結果に基づき、ユーザBの顔が左方向に移動したことを判断して、第2移動装置制御機能402によりディスプレイ10を左方向に移動するように第2移動装置70の駆動を制御する。
図5に示すように、ディスプレイ10が左方向に移動することで、ユーザBにとっては画面が見やすい位置となるので顔を動かす必要がなくなる。制御装置40では、カメラセンサ50によりユーザBの顔の動きが停止したことを判断して、第2移動装置制御機能402により第2移動装置70の駆動を停止する。
このとき、ユーザBはユーザAの後方にいるので、制御装置40は、ユーザAの後方のユーザBの動きを検出して、第1移動装置制御機能401によりディスプレイ10を上方向に移動するように第1移動装置60の駆動を制御するようにしてもよい。
このようにして、ディスプレイ10を最適な位置に移動させることで、ユーザAの後方のユーザBにとっても最適な状態で画面を見ることができる。
次に、第1実施形態の画像表示システム1において、複数のユーザ(観覧者)がディスプレイ10を見る際に、多くのユーザが見やすい位置にディスプレイ10を自動的に移動する処理手順についてフローチャートに沿って説明する。
図6は第1実施形態の画像表示システムにおいて複数のユーザによりディスプレイを見る際にディスプレイの設置位置を自動的に調整する処理工程を示すフローチャートである。
画像表示システム1において、図6に示すように、ディスプレイ10による画像表示を行う処理が開始されて、ディスプレイ10の設置位置のキャリブレーションが開始されると(ステップS1)、カメラセンサ50によりディスプレイ10を見るユーザの顔認識(または眼球認識)が行われたか否かが判断される(ステップS2)。
ステップS2において、カメラセンサ50によるユーザの顔認識が行われたと判断された場合は、カメラセンサ50によるユーザの顔認識結果に基づき、ディスプレイ10を上下左右に移動して設置位置の調整を行う(ステップS3)。
具体的には、ディスプレイ10は、カメラセンサ50によるユーザの顔認識結果に基づき、第1移動装置制御機能401および第2移動装置制御機能402により、ユーザが多く認識された場所、およびディスプレイ10を見ようとするユーザが多く検出された場所に向かって移動するように制御される。
このとき、制御装置40は、カメラセンサ50がディスプレイ10と対向する位置に遮蔽物を認識した際には、第1移動装置60および第2移動装置70によりディスプレイ10が遮蔽物と対向しない位置に自動的に移動するように構成されている。
一方、カメラセンサ50によるユーザの顔認識が行われていないと判断された場合は、カメラセンサ50による検知動作が繰り返し実行される。
そして、ステップS3においてディスプレイ10が最適の位置に移動されると、ディスプレイ10を設置するキャリブレーションを終了するか否かが判断される(ステップS4)。
ステップS4において、ディスプレイ10を設置するキャリブレーションを終了すると判断された場合は、ディスプレイ10の設置位置の調整処理を終了する。
一方、ステップS4において、ディスプレイ10を設置するキャリブレーションを終了しないと判断された場合は、ステップS2に戻り、カメラセンサ50によるユーザの顔認識が繰り返し実行される。
このようにして、画像表示システム1により、カメラセンサ50によるディスプレイ10を見るユーザの顔認識結果に基づき、ディスプレイ10を移動して多くのユーザが見やすい最適な位置に配置することができる。
ここで、画像表示システム1において、ユーザの顔認識を行い、そのユーザの位置に応じてディスプレイ10を移動する制御について具体的に説明する。
図7は第1実施形態に係る画像表示システムが採用された劇場や映画館などの座席位置に対応したディスプレイの左右方向の位置と高さを設定するテーブルの説明図である。
例えば、画像表示システム1において、ディスプレイ10を移動する制御は、ユーザの位置と移動量とをマトリクスで示す制御用テーブルを用いてもよい。
具体的には、劇場や映画館などの座席に着いている観客の顔認識を行う場合は、図7に示すように、例えば、座席の縦列をAからJとし、横列を1から14として、縦列および横列のそれぞれに移動係数を設定して、観客の座席位置に応じて移動係数を決定するようにした制御用テーブルを用いてもよい。
ここで、移動係数は、ディスプレイ10の左右方向の移動量や高さ方向の移動量を決める係数とする。
この制御用テーブルは、図7に示すように、座席A列側をディスプレイ10に近い位置として、ディスプレイ10に対して前後方向においては、座席の縦列方向中央部を基準位置とすると、ディスプレイ10に近いA列では、ディスプレイ10の高さが1番低い「-5」として、ディスプレイ10から遠いJ列では、1番高い「+5」として、座席位置がディスプレイ10から遠くなるに連れて、座席位置に対応するディスプレイ10の高さを、−5,−4,−3・・・+3,+4,+5と高くするように設定されている。
また、ディスプレイ10に対して左右方向においては、座席の横列方向中央部を基準位置とすると、右方向に向かうに連れてディスプレイ10の位置を+1,+2,+3,+4,+5,+6,+7とし、左方向に向かうに連れてディスプレイ10の位置を−1,−2,−3,−4,−5,−6,−7として、座席位置に対応して移動量が設定されている。
なお、ここで示す数値は係数であって、実際の移動量は、劇場や映画館などの広さやディスプレイ10の大きさによって適宜設定されるものである。
以上のように、劇場や映画館などに画像表示システム1を採用して、観客の顔認識を行ってディスプレイ10の移動・配置を行う場合は、制御用テーブルを用いることで、顔認識された観客の座席位置に対応してディスプレイ10の横方向の移動量と高さ方向の移動量を決定して、観客にとって見やすい位置にディスプレイ10を移動することができる。
なお、その他の例として、観客が存在する領域を設定して、その領域にいる観客に対してディスプレイ10を最適な位置に移動するようにしてもよい。
図8は第1実施形態の画像表示システムが採用された劇場や映画館などにおけるディスプレイを見る観客が存在する領域を縦横方向に分割して設定した一例を示す説明図である。
例えば、画像表示システムが採用された劇場や映画館などの座席位置、図8に示すように、観客が存在する領域を、横方向でA,B,Cの3分割とし、縦方向でA,B,Cの3分割とした(横A,縦A)、(横A,縦B)・・・(横C,横B)、(横C,縦C)の9エリアで設定して、各エリアに対してディスプレイ10の左右方向の位置や高さを所定の値となるようにテーブルを設定してもよい。
以上のように構成したので、第1実施形態によれば、画像表示システム1の構成として、第1移動装置60と、第2移動装置70と、カメラセンサ50とを備え、制御装置40の構成として、第1移動装置制御機能401と、第2移動装置制御機能402と、顔認識判定機能403とを備えることで、カメラセンサ50によりディスプレイ10を見るユーザの顔認識した結果に基づき、第1移動装置60と第2移動装置70とによりディスプレイ10を多くのユーザにとって視認し易い位置になるように自動的に移動することができる。これにより、多くのユーザがディスプレイ10を見やすい状態で見ることができる。
また、第1実施形態では、カメラセンサ50を表示パネルの縦横に複数個用いているので、表示画面を複数の画面領域に分割することにより、画面領域に対応して、ユーザにとって見やすい位置に精度よく移動する制御が可能となる。
例えば、代表者がプレゼンテーションを行う際に、ディスプレイ10のキャリブレーション中において、画面領域ごとに最適な表示位置情報を検出して記録しておき、特に重要な事項(見ている人に注目してもらいたい事項)がある場合に、特定された画面領域をタッチすることにより、ユーザにとって見やすい位置に特定された画面領域が位置するようにディスプレイ10の移動することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図面を参照して説明する。
図9は本発明の第2実施形態に係る画像表示システムを構成する制御装置の電気的構成を示すブロック図である。
なお、第2実施形態に係る画像表示システムにおいて、第1実施形態の画像表示システム1の構成と同様な構成を有するものは同一の符号を付することで説明を省略する。
第2実施形態の画像表示システムは、図9に示すように、第1実施形態の画像表示システム1の制御装置40に替えて制御装置140を備え、制御装置140の機能として、第1移動装置制御機能401、第2移動装置制御機能402、顔認識判定機能403を備えるとともに、さらに、ユーザ優先順位設定機能1401、ユーザ優先順位変更機能1402、優先移動機能1403を備えることを特徴としている。
ユーザ優先順位設定機能1401は、ユーザ情報を登録することでユーザを特定し、特定されたユーザに対して優先的にディスプレイ10を移動する優先順位を設定する機能である。
ユーザ優先順位変更機能1402は、ユーザ優先順位設定機能1401により設定されたユーザの優先順位を変更する機能である。
優先移動機能1403は、特定されたユーザに対して優先的にディスプレイ10を視認しやすい位置に移動する機能である。
次に、第2実施形態の画像表示システムにおいて、複数のユーザがディスプレイ10を見る際に、ユーザを特定して、優先的にその特定されたユーザにとって見やすい位置にディスプレイ10を自動的に移動する処理手順についてフローチャートに沿って説明する。
図10は第2実施形態の画像表示システムにおいてユーザを特定して優先的にその特定されたユーザにとって見やすい位置にディスプレイの設置位置を自動的に調整する処理工程を示すフローチャートである。
第2実施形態の画像表示システムにおいて、図10に示すように、ディスプレイ10による画像表示を行う処理が開始されると、まず、特定するユーザのユーザ情報を制御装置140のHDD42に登録して(ステップS101)、管理者(画像表示システムを操作するユーザ)が特定するユーザの優先順位を設定する(ステップS102)。
例えば、特定するユーザの優先順位として、身長の低いユーザを優先するように設定したり、企業においては役職順などで優先順位を設定するようにしてもよい。
その優先順位が高い人から必ず視認できる位置にディスプレイ10の設置を行う。
そして、ディスプレイ10の設置位置のキャリブレーションが開始されると(ステップS103)、カメラセンサ50により特定されたユーザの顔認識(または眼球認識)が行われたか否かが判断される(ステップS104)。
ステップS104において、カメラセンサ50による特定されたユーザの顔認識が行われたと判断された場合は、カメラセンサ50による特定されたユーザの顔認識結果に基づき、ディスプレイ10を上下左右に移動して設置位置の調整を行う(ステップS105)。
具体的には、ディスプレイ10は、カメラセンサ50による特定されたユーザの顔認識結果に基づき、第1移動装置制御機能401および第2移動装置制御機能402により、特定されたユーザが見やすい状態となる位置に向かって移動するように制御される。
一方、カメラセンサ50による特定されたユーザの顔認識が行われていないと判断された場合は、カメラセンサ50による検知動作が繰り返し実行される。
そして、ステップS105において、ディスプレイ10が特定されたユーザに対して最適の位置に移動されると、特定されたユーザの優先順位が変更されたか否かが判断される(ステップS106)。
例えば、特定されたユーザが画面を見ていない場合に、そのユーザの優先順位を変更して、先にキャリブレーションした設定データに基づき、再度比較を行い、優先順位が変更されたユーザに対して最適な位置にディスプレイ10を配置するようにしてもよい。
ステップS106において、特定されたユーザの優先順位が変更されたと判断された場合は、ステップS104に戻り、再びカメラセンサ50により特定されたユーザの顔認識(または眼球認識)の判定が行われる。
一方、ステップS106において、特定されたユーザの優先順位が変更されていないと判断された場合は、ステップS107に進む。
ステップS107では、ディスプレイ10を設置するキャリブレーションを終了するか否かが判断される。
ステップS107において、ディスプレイ10を設置するキャリブレーションを終了すると判断された場合は、ディスプレイ10の設置位置の調整処理を終了する。
一方、ステップS107において、ディスプレイ10を設置するキャリブレーションを終了しないと判断された場合は、ステップS104に戻り、カメラセンサ50による特定されたユーザの顔認識が繰り返し実行される。
このようにして、画像表示システムにより、カメラセンサ50によるディスプレイ10を見るユーザの顔認識結果に基づき、特定されたユーザに対して優先的に見やすい最適な位置にディスプレイ10を移動して配置することができる。
以上のように構成したので、第2実施形態によれば、画像表示システムの構成として、第1移動装置60と、第2移動装置70と、カメラセンサ50とを備え、制御装置140の構成として、第1移動装置制御機能401と、第2移動装置制御機能402と、顔認識判定機能403とを備えるとともに、さらに、ユーザ優先順位設定機能1401、ユーザ優先順位変更機能1402、優先移動機能1403を備えることで、カメラセンサ50により特定されたユーザの顔認識した結果に基づき、第1移動装置60と第2移動装置70とにより特定されたユーザに対して優先的にディスプレイ10を視認し易い位置に自動的に移動することができる。これにより、特定されたユーザが最適な状態でディスプレイ10を見ることができる。
さらに、第2実施形態によれば、特定されたユーザが変更された場合であっても、次に優先されるユーザに対して優先的にディスプレイ10を視認し易い位置に自動的に移動することができる。これにより、効率的にディスプレイ10のキャリブレーションを行うことができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図面を参照して説明する。
図11は本発明の第3実施形態に係る画像表示システムを構成する制御装置の電気的構成を示すブロック図である。
なお、第3実施形態に係る画像表示システムにおいて、第2実施形態の画像表示システムの構成と同様な構成を有するものは同一の符号を付することで説明を省略する。
第3実施形態の画像表示システムは、図11に示すように、第2実施形態の画像表示システムの制御装置140に替えて制御装置240を備え、制御装置240の機能として、第1移動装置制御機能401、第2移動装置制御機能402、顔認識判定機能403、ユーザ優先順位設定機能1401、ユーザ優先順位変更機能1402、優先移動機能1403を備えるとともに、さらに、ユーザ偏り判定機能2401、ユーザ偏り調整機能2402を備えることを特徴としている。
ユーザ偏り判定機能2401は、カメラセンサ50によるユーザの顔認識結果に基づき、ディスプレイ10を見ているユーザの分布に偏りがあるか否かを判定する機能である。
ユーザ偏り調整機能2402は、カメラセンサ50によるユーザの顔認識結果に基づき、ディスプレイ10を見ているユーザの分布の偏りを軽減するようにディスプレイ10の位置を移動するように制御する機能である。
次に、第3実施形態の画像表示システムにおいて、複数の人がディスプレイ10を見る際に、ディスプレイ10を見ているユーザの分布の偏りが生じた場合のディスプレイ10を最適な位置に移動する処理手順についてフローチャートに沿って説明する。
図12は第3実施形態の画像表示システムにおいてユーザを特定して優先的にその特定されたユーザにとって見やすい位置にディスプレイを移動配置した後に再度ディスプレイの位置のキャリブレーションを行う処理工程を示すフローチャートである。
第3実施形態の画像表示システムにおいて、図12に示すように、ディスプレイ10による画像表示を行う処理が開始されると、まず、特定するユーザのユーザ情報を制御装置140のHDD42に登録して(ステップS201)、管理者(画像表示システムを操作するユーザ)が特定するユーザの優先順位を設定する(ステップS202)。
そして、ディスプレイ10の設置位置のキャリブレーションが開始されると(ステップS203)、カメラセンサ50により特定されたユーザの顔認識(または眼球認識)が行われたか否かが判断される(ステップS204)。
ステップS204において、カメラセンサ50による特定されたユーザの顔認識が行われたと判断された場合は、カメラセンサ50による特定されたユーザの顔認識結果に基づき、ディスプレイ10を上下左右に移動して設置位置の調整を行う(ステップS205)。
一方、カメラセンサ50による特定されたユーザの顔認識が行われていないと判断された場合は、カメラセンサ50による検知動作が繰り返し実行される。
そして、ステップS205において、ディスプレイ10が特定されたユーザに対して最適の位置に移動された後に、カメラセンサ50により優先順位が高いユーザの首を振る動作が検知されたか否かが判断される(ステップS206)。
ステップS206において、ディスプレイ10が特定されたユーザに対して最適の位置に移動された後に、カメラセンサ50により優先順位が高いユーザの首を振る動作が検知されたと判断された場合は、ステップS204に戻り、再びカメラセンサ50により特定されたユーザの顔認識(または眼球認識)の判定が行われる。
一方、ステップS206において、ディスプレイ10が特定されたユーザに対して最適の位置に移動された後に、カメラセンサ50により優先順位が高いユーザの首を振る動作が検知されていないと判断された場合は、ステップS207に進む。このとき、ディスプレイ10は、優先順位が高いユーザにとって見やすい位置に配置されている。
ステップS207では、ディスプレイ10を見ている左右のユーザの人数のバランスに偏りが有るか否かが判断される。
ステップS207において、ディスプレイ10を見ている左右のユーザの人数のバランスに偏りがないと判断された場合は、ステップS204に戻り、カメラセンサ50による特定されたユーザの顔認識が繰り返し実行される。
一方、ステップS207において、ディスプレイ10を見ている左右のユーザの人数のバランスに偏りが有ると判断された場合は、ステップS208に進み、ユーザ偏り調整機能2402により、ディスプレイ10を見ているユーザの位置の分布の偏りを軽減するようにディスプレイ10を移動するように制御される。
ここで、ユーザ偏り調整機能2402によるディスプレイ10を移動する制御について説明する。例えば、ディスプレイ10を見ている人の分布を左側と右側を比較した際にどちらかに偏っている場合は、偏っている方向にディスプレイ10を移動させる。
具体的には、ユーザが存在する領域をある一定範囲に分割して、横/縦領域でそれぞれの人数が他の部分より二倍以上の偏りがあれば、基準となるセンタ位置からの各ユーザの距離を算出して、偏りのある領域に向かい、総距離を総ユーザの人数で割り、算出された平均距離だけディスプレイ10を上下左右に移動する。
また、ディスプレイ10を見ているユーザの分布を、前後方向の領域で比較した場合は、後方の領域で見ているユーザが多い場合は、後方の領域のユーザが視認しやすいようにディスプレイ10の高さを高くする。このとき、ディスプレイ10と最前列のユーザとの距離が一定以下(例えば、5(m)以内)であれば、高さを上げないように設定するようにしてもよい。
処理工程に戻り、ステップS208において、ユーザ偏り調整機能2402によるディスプレイ10を移動する制御が行われた後、ステップS209に進み、ディスプレイ10を設置するキャリブレーションを終了するか否かが判断される。
ステップS209において、ディスプレイ10を設置するキャリブレーションを終了すると判断された場合は、ディスプレイ10の設置位置の調整処理を終了する。
一方、ステップS209において、ディスプレイ10を設置するキャリブレーションを終了しないと判断された場合は、ステップS204に戻り、カメラセンサ50による特定されたユーザの顔認識が繰り返し実行される。
このようにして、画像表示システムにより、カメラセンサ50によるディスプレイ10を見るユーザの顔認識結果に基づき、ユーザ偏り調整機能2402によりディスプレイ10を見ているユーザの分布の偏りを軽減するようにディスプレイ10の位置を移動して配置することができる。
以上のように構成したので、第3実施形態によれば、画像表示システムの構成として、第1移動装置60と、第2移動装置70と、カメラセンサ50とを備え、制御装置240の構成として、第1移動装置制御機能401、第2移動装置制御機能402、顔認識判定機能403、ユーザ優先順位設定機能1401、ユーザ優先順位変更機能1402、優先移動機能1403を備えるとともに、さらに、ユーザ偏り判定機能2401、ユーザ偏り調整機能2402を備えることで、カメラセンサ50により特定されたユーザの顔認識した結果に基づき、第1移動装置60と第2移動装置70とにより特定されたユーザに対して優先的にディスプレイ10を視認し易い位置に自動的に移動することができ、かつ、ディスプレイ10を見ているユーザの分布の偏りを軽減するようにディスプレイ10の位置を自動的に移動することができる。これにより、多くのユーザにとってもディスプレイ10を見やすい状態で見ることができる。
また、カメラセンサ50により検出されたユーザの分布が左右上下で明らかに偏っている場合は、その偏っている方向にディスプレイ10を移動させるようにしてもよい。
なお、上述した第1実施形態から第3実施形態の画像表示システムでは、ユーザの顔認識を行った結果に基づいて、ディスプレイ10を第1移動装置60および第2移動装置70により上下左右に移動可能に構成されているが、本発明における画像表示装置(ディスプレイ10)を移動する構成はこれに限定されるものではない。
例えば、学校の講堂など大人数(例えば20人以上)でディスプレイ10を使用する場合は、ディスプレイ10の移動設定を遠くの人まで見えるように縦移動のみに特化したり、また、会議室における打ち合わせなど少人数(例えば10人程度)でディスプレイ10を使用する場合は、ディスプレイ10の移動設定を横移動のみに特化するようにしてもよい。このように構成することで、ディスプレイ10を移動させる制御を簡略化することができる。
また、本発明に係る画像表示システムにおいて、画像表示装置(例えば、ディスプレイや電子黒板など)を設置する際に、設定情報として使用会場(例えば、大人数/少人数対応の部屋、学校、会議室など)の情報を設定し、使用会場に応じて特化した動作制御を行うようにすることで、実際使用する際に、使用会場に応じて簡易的にキャリブレーションを行うことができる。
また、本発明に係る画像表示システムにおいて、画像表示装置を見るユーザが集まっている所の最前列と最後列との距離、およびユーザの人数を検出して、密度(人/m2)がある一定以上超えている場合は、通常よりも視認しにくい環境であると検出して、通常よりも画像表示装置の高さ制限を高くすることにより視認しやすい状況を作るようにしてもよい。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
第4実施形態は、表示画面に画像を表示させるディスプレイ(画像表示装置)の設置位置を変移させる画像表示移動方法であって、ディスプレイの設置位置を変移させる移動工程として、ディスプレイの設置位置を上下方向に変移させる第1移動工程と、ディスプレイの設置位置を左右方向に変移させる第2移動工程を備え、ディスプレイの移動を制御する制御工程として、第1移動工程によるディスプレイの移動を制御する第1移動制御工程と、第2移動工程によるディスプレイの移動を制御する第2移動制御工程を備え、ユーザを検出するユーザ検知工程として、複数のユーザの顔の動きを検出する工程を備え、ユーザ検知工程における検出結果に基づき、ディスプレイを複数のユーザが視認し易い位置に移動することを特徴とするものである。
具体的には、第4実施形態の画像表示移動方法は、図12に示すように、前述した第3実施形態の画像表示システムにおけるフローチャートに沿った各処理工程(ステップS201からステップS209)に基づくものとする。また、第4実施形態の画像表示移動方法における各処理工程は、前述した第3実施形態の画像表示システムにおけるフローチャートに沿った各処理工程を参照することで説明を省略する。
以上のように構成したので、第4実施形態によれば、ディスプレイの設置位置を変移させる画像表示移動方法において、ディスプレイの設置位置を変移させる移動工程として、ディスプレイの設置位置を上下方向に変移させる第1移動工程と、ディスプレイの設置位置を左右方向に変移させる第2移動工程を備え、制御工程として、第1移動工程によるディスプレイの移動を制御する第1移動制御工程と、第2移動工程によるディスプレイの移動を制御する第2移動制御工程と、ユーザ検知工程として複数のユーザの顔の動きを検出する工程を備えることで、多くのユーザが居る位置を検出して、ユーザにとってディスプレイを視認し易い位置に自動的に移動することができる。これにより、多くのユーザにとってディスプレイを見やすい状態で見ることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態やその他の例に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 画像表示システム
10 ディスプレイ(画像表示装置)
20 表示パネル
30 スタンドユニット
40,140,240 制御装置
50 カメラセンサ(ユーザ検知手段)
60 第1移動装置(第1移動手段)
70 第2移動装置(第2移動手段)
401 第1移動装置制御機能
402 第2移動装置制御機能
403 顔認識判定機能
1401 ユーザ優先順位設定機能
1402 ユーザ優先順位変更機能
1403 優先移動機能
2401 ユーザ偏り判定機能
2402 ユーザ偏り調整機能

Claims (16)

  1. 表示画面に画像を表示させる画像表示装置を備えて、前記画像表示装置の設置位置を変移可能な画像表示システムにおいて、
    前記画像表示装置の設置位置を変移させる移動手段と、
    前記移動手段による前記画像表示装置の移動を制御する制御手段と、
    ユーザを検出するユーザ検知手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記ユーザ検知手段の検出結果に基づき、前記画像表示装置を複数のユーザが視認し易い位置に移動するように制御する機能を備えることを特徴とする画像表示システム。
  2. 前記移動手段は、
    前記画像表示装置の設置位置を上下方向に変移させる第1移動手段と、
    前記画像表示装置の設置位置を左右方向に変移させる第2移動手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記第1移動手段による前記画像表示装置の移動を制御する機能と、
    前記第2移動手段による前記画像表示装置の移動を制御する機能と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像表示システム。
  3. 前記制御手段は、前記ユーザ検知手段が前記表示画面と対向する位置に遮蔽物を認識した際には、前記移動手段により前記画像表示装置が前記遮蔽物と対向しない位置に自動的に移動するように制御する機能を有することを特徴とする請求項1または2に記載の画面表示システム。
  4. 前記ユーザ検知手段は、複数のユーザの顔認識を行う機能を有することを特徴とする請求項1から3のうちの何れか一項に記載の画像表示システム。
  5. 前記ユーザ検知手段は、前記複数のユーザの顔の動きを検出する機能を有することを特徴とする請求項4に記載の画像表示システム。
  6. 前記ユーザ検知手段は、複数のユーザの眼球認識を行う機能を有することを特徴とする請求項1から3のうちの何れか一項に記載の画像表示システム。
  7. 前記ユーザ検知手段は、前記複数のユーザの眼球の動きを検出する機能を有することを特徴とする請求項6に記載の画像表示システム。
  8. 前記画像表示装置は、ユーザ情報を登録可能な記憶部を備え、
    前記制御手段は、ユーザを特定し、特定されたユーザの優先順位を設定する機能と、特定されたユーザに対して優先的に前記画像表示装置を視認しやすい位置に移動する機能と、を備えることを特徴とする請求項1から7のうちの何れか一項に記載の画像表示システム。
  9. 表示画面に画像を表示させる画像表示装置の設置位置を変移させる画像表示移動方法であって、
    前記画像表示装置の設置位置を変移させる移動工程と、
    前記画像表示装置の移動を制御する制御工程と、
    ユーザを検出するユーザ検知工程と、
    を備え、
    前記制御工程は、前記ユーザ検知工程における検出結果に基づき、前記画像表示装置を複数のユーザが視認し易い位置に移動するように制御する工程を備えることを特徴とする画像表示移動方法。
  10. 前記移動工程は、
    前記画像表示装置の設置位置を上下方向に変移させる第1移動工程と、
    前記画像表示装置の設置位置を左右方向に変移させる第2移動工程と、
    を備え、
    前記制御工程は、
    前記第1移動工程による前記画像表示装置の移動を制御する第1移動制御工程と、
    前記第2移動工程による前記画像表示装置の移動を制御する第2移動制御工程と、
    を備えることを特徴とする請求項9に記載の画像表示移動方法。
  11. 前記制御工程は、前記ユーザ検知工程において前記表示画面と対向する位置に遮蔽物を認識した際には、前記画像表示装置が前記遮蔽物と対向しない位置に自動的に移動するように制御する工程を有することを特徴とする請求項9または10に記載の画面表示移動方法。
  12. 前記ユーザ検知工程は、複数のユーザの顔認識を行う工程を有することを特徴とする請求項9から11のうちの何れか一項に記載の画像表示移動方法。
  13. 前記ユーザ検知工程は、前記複数のユーザの顔の動きを検出する工程を有することを特徴とする請求項12に記載の画像表示移動方法。
  14. 前記ユーザ検知工程は、複数のユーザの眼球認識を行う工程を有することを特徴とする請求項9から11のうちの何れか一項に記載の画像表示移動方法。
  15. 前記ユーザ検知工程は、前記複数のユーザの眼球の動きを検出する工程を有することを特徴とする請求項14に記載の画像表示移動方法。
  16. 前記画像表示装置は、ユーザ情報を登録可能な記憶部を備え、
    前記制御工程は、ユーザを特定し、特定されたユーザの優先順位を設定する工程と、特定されたユーザに対して優先的に前記画像表示装置を視認しやすい位置に移動する工程と、を備えることを特徴とする請求項9から15のうちの何れか一項に記載の画像表示移動方法。
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