JP2016001525A - 液漏れ検出システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 接地システムを採用する組電池について、簡易な構成で蓄電池からの電解液の漏れによる地絡を確実に検出することが可能な液漏れ検出システムを提供する。【解決手段】 組電池5の負極端末端子53側を大地に接地するとともに、所定の電気抵抗値を有する抵抗器9aを介して筐体6を大地に接地し、組電池5を構成する蓄電池51からの電解液51iの外部への漏れによって漏電回路が形成された際は、漏電による抵抗器9aに流れる電流に基づき地絡を検出する。【選択図】 図1
Description
この発明は、組電池を構成する蓄電池から電解液が外部へ漏れることによって生ずる地絡を検出する液漏れ検出システムに関する。
通信用電源の停電に対するバックアップ対策として、複数の蓄電池から構成される組電池が使用されている。組電池は、例えば金属製の筐体に数個の蓄電池が収納されており、複数の筐体を上下方向に積み重ねた状態で使用される。蓄電池は、内部に導電性の電解液が収容されているが、経年劣化等により電解液の一部が外部に漏れ出た場合は地絡が生じ、通信系統の障害を招くという問題がある。そこで、従来から組電池を構成する蓄電池からの電解液の漏れによる地絡を検出することが行われている。
図8は、蓄電池からの電解液の漏れによる従来の地絡検出技術の一例を示している。図8において、UPS(UPS:Uninterruptible Power Supply)用整流器101は、プラス側電力供給線103およびマイナス側電力供給線104を介してUPS用INV(インバータ)回路102に直流電力を供給している。プラス側電力供給線103とマイナス側電力供給線104との間には、停電が発生した場合のバックアップのための組電池105が接続されている。組電池105を構成する複数の蓄電池105aは筐体106に収納されている。筐体106は、大地側に接地された接地極110aと接続された接地端子110に接続されている。また、プラス側電力供給線103とマイナス側電力供給線104との間には、二つの抵抗器109が直列に接続されている。二つの抵抗器109の間の回路は、接地端子110に接続されている。UPS用整流器101の筐体およびUPS用INV回路102の筐体は、それぞれ接地端子110に接続されている。
図8においては、組電池105は、停電時以外はUPS用整流器101によって常時充電されており、停電発生によってUPS用整流器101からUPS用INV回路102への電力供給ができなくなった際は、組電池105が放電を開始し、組電池105によってUPS用INV回路102に電力が供給される。図8にでは、組電池105を構成する蓄電池105aから電解液が外部に漏れ出た場合は、組電池105とUPS用整流器101との間に並列に接続された抵抗器109の2等分された中間点を接地することで、地絡時に閉ループ回路を流れる地絡電流I5が検出され、地絡検出が可能となる。
従来から組電池の地絡を検出するための技術として、地絡検出装置および地絡検出方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この地絡検出装置は、測定信号として矩形波パルス信号を発生する短波系パルス発生部を有している。
しかし、図8に示す地絡検出技術は、組電池105におけるプラス端末端子およびマイナス端末端子を接地しないUPS等の非接地システムでは有効であるが、通信用電源で用いられる−48V系システムでは、組電池のプラス端末端子を直接接地しているので、蓄電池の液漏れが発生した際でも、図8に示す閉ループ回路を構成することができず、地絡電流が流れないため地絡の検出ができないという問題がある。また、上述の特許文献1は、矩形波パルス信号を用いた地絡検出技術であり、構成が複雑になるという問題がある。したがって、接地システムを採用する通信用電源などのバックアップ用の組電池についても、簡易な構成で電解液の漏れによる地絡を確実に検出するシステムの開発が望まれる。
そこでこの発明は、接地システムを採用する組電池について、簡易な構成で蓄電池からの電解液の漏れによる地絡を確実に検出することが可能な液漏れ検出システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、電解液が封入された複数の蓄電池を金属製の筐体に収納した状態で前記各蓄電池を直列に接続して組電池を形成し、前記組電池を構成する前記蓄電池からの前記電解液の外部への漏れを検出する液漏れ検出システムであって、前記組電池の負極端末端子側を大地に接地するとともに、所定の電気抵抗値を有する抵抗器を介して前記筐体を前記大地に接地し、前記蓄電池からの前記電解液の外部への漏れによって漏電回路が形成された際は、前記漏電による前記抵抗器に流れる電流に基づき地絡を検出することを特徴とする液漏れ検出システムである。
この発明によれば、組電池を構成する蓄電池は金属製の筐体に収納されているので、蓄電池から電解液が漏れ出た場合は、導電性の電解液は金属製の筐体に付着することになる。組電池の負極端末端子側は大地に接地され、筐体は抵抗器を介して大地に接地されているので、電解液が外部に漏れ出た場合は、電解液を介して閉ループの漏電回路が形成される。そして、漏電による電流は抵抗器を介して流れることになるので、抵抗器の電流または電圧を監視することにより地絡の検出が可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の液漏れ検出システムにおいて、前記漏電による前記電流により前記抵抗器に生ずる電圧を測定することにより前記地絡を検出することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の液漏れ検出システムにおいて、前記抵抗器は、前記筐体の複数個所に設けられていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、組電池の負極端末端子側を大地に接地し、抵抗器を介して筐体を大地に接地するようにしたので、接地システムを採用する組電池あっても、蓄電池から外部に漏れ出た電解液を介して閉ループの漏電回路を形成することができ、電解液の漏れによる地絡を確実に検出することができる。これにより、液漏れ発生の見落としを防止することができ、液漏れの発生に伴う障害による稼働を削減することができる。また、抵抗器を用いた地絡検出であるので、矩形波パルス信号を用いる従来技術に対して構成を簡易化することができ、地絡検出の信頼性を高めることができる。
請求項2の発明によれば、漏電による電流により抵抗器に生ずる電圧を測定することにより地絡を検出するようにしたので、通常の電圧計を用いて地絡を検出することができ、システムの構成をさらに簡易化することができる。
請求項3に記載の発明によれば、抵抗器は筐体の複数個所に設けられるので、地絡の有無だけでなく、組電池における電解液の液漏れ位置を特定することができる。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1ないし図5は、この発明の実施の形態1に係る液漏れ検出システムを示しており、例えば48V系通信用電源のバックアップ用電池における液漏れによる地絡検知に適用した場合を示している。図1において、整流装置1と負荷2は、プラス側電力供給線3およびマイナス側電力供給線4を介して接続されている。整流装置1と負荷2の間には、組電池5が配置されている。組電池5は、24個の蓄電池(単電池)51を直列に接続したものから構成されている。この発明の実施の形態1においては、蓄電池51は、例えば制御弁式据置鉛蓄電池から構成されている。
図1ないし図5は、この発明の実施の形態1に係る液漏れ検出システムを示しており、例えば48V系通信用電源のバックアップ用電池における液漏れによる地絡検知に適用した場合を示している。図1において、整流装置1と負荷2は、プラス側電力供給線3およびマイナス側電力供給線4を介して接続されている。整流装置1と負荷2の間には、組電池5が配置されている。組電池5は、24個の蓄電池(単電池)51を直列に接続したものから構成されている。この発明の実施の形態1においては、蓄電池51は、例えば制御弁式据置鉛蓄電池から構成されている。
蓄電池51は、金属製の筐体6に収納されている。筐体6は、鉄板を箱状に形成したものであり、表面が塗装処理されている。1つの筐体6には、3個の蓄電池51が収納されており、筐体6は上下方向に積み重ねられて使用される。この実施の形態1においては、図2ないし図4に示すように、4段積の筐体6を2つ隣接して配置することにより、組電池5は少ないスペースでも設置可能となっている。各筐体6は、ボルト(図示略)を介して互いに締結されている。最下段の2つの筐体6は、一対のベース材7を介して地表G側に固定されている。
図5は、組電池5を構成する蓄電池51を示している。蓄電池51は、電槽51aと、電槽蓋51bと、正極51cと、負極51dと、安全弁51eと、正極板51fと、負極板51gと、セパレータ51hと、電解液51iとを有している。電槽蓋51bは、箱型に形成された電槽51aの開口部を塞ぐためのものであり、例えば電槽51aと熱溶着により接合されている。電槽51a内には、複数の正極板51fと負極板51gが収納されており、各正極板51fと各負極板51gはセパレータ51hを介して電気的に絶縁されている。これらの正極板51fと負極板51gとセパレータ51hは、極板群を形成している。
電槽蓋51bの外面側には、正極51cと負極51dと安全弁51eが設けられている。正極51cは、電槽51aに収納された正極板51fと電気的に接続されており、負極51dは、電槽51aに収納された負極板51gと電気的に接続されている。安全弁51eは、電槽51a内の圧力が所定値を超えた場合に動作し、電槽51a内のガスを外部に放出する機能を有する。正極板51fと負極板51gとセパレータ51hによって形成される極板群には、導電性を有する電解液51ihが含浸されている。
図2に示すように、組電池5を構成する24個の蓄電池51は、接続板54〜56を介して電気的に直列に接続されている。図2における最上段の右端に位置する蓄電池51の正極には正極端末端子板52が接続されている。同様に、図2における最上段の左端に位置する蓄電池51の負極には負極端末端子板53が接続されている。正極端末端子板52および負極端末端子板53は、上方に延びている。
図1に示すように、組電池5は、整流装置1と負荷2の間に配置されている。整流装置1は、商用交流電力を直流電力に変換する機能を有している。負荷2は、例えば電話等の通信に使用される通信機器から構成されている。整流装置1は、負荷2への電力供給を行うとともに、商用電源の停電時を除き、組電池5の充電を行う機能を有している。組電池5は、停電によって商用交流電力の供給が停止し、整流装置1から負荷2への電力供給ができなくなった際に放電を開始し、この放電によって負荷2に電力を供給する機能を有している。組電池5の正極端末端子板52は、プラス側電力供給線3に接続されている。組電池5の負極端末端子板53は、マイナス側電力供給線4に接続されている。
組電池5の負極端末端子53は、負極端末端子接地回路4aを介して地表G側の大地に接地されている。すなわち、負極端末端子53は、図2に示すように、負極端末端子接地回路4aに接続されており、負極端末端子接地回路4aの終端は接地極10aを介して大地に接地されている。組電池5を構成する蓄電池51を収納する筐体6は、所定の電気抵抗値を有する抵抗器9aを介して地表G側に位置する大地に接地されている。すなわち、抵抗器9aは、図1に示すように、一方が筐体6に接続されており、他方が筐体接地回路8および接地極10bを介して大地に接地されている。この実施の形態1においては、抵抗器9aの一方は、組電池5における上下方向の中間に位置する筐体6の枠部と電気的に接続されている。筐体6の表面は、塗装処理が施されているが、抵抗器9aはネジ等を用いて筐体6の金属部位と電気的に接続されている。
抵抗器9aには、電圧計(図示略)が接続されている。抵抗器9aは、所定の電気抵抗値を有しており、蓄電池51からの電解液51iの外部への漏れによって漏電回路が形成された際は、漏電によって流れる電流に基づき電圧が生じるようになっている。抵抗器9aは、抵抗値が一定である固定抵抗から構成されており、地絡電流に対して十分に耐えられる特性を有している。電圧計は、抵抗器9aを流れる電流によって抵抗器9aに生じる電圧を計測することで、電解液51iの漏れによる地絡の検出が可能となっている。抵抗器9aに接続された電圧計によって計測された電圧は、例えば遠方の監視個所に送信可能となっている。
つぎに実施の形態1に係る液漏れ検出システムにおける液漏れ検出手順および作用について説明する。
従来では、電話の通信にリレー(電磁式継電器)が採用され、リレーの電磁コイルの電食を防止するために、バックアップ用電源についてはプラス側を接地することが行われてきた。しかし、現在では電話の通信にリレーは使用されなくなったため、プラス側を接地することが必ずしも要求されないことから、本願発明においては、組電池5の負極端末端子53側を大地に接地することで、蓄電池51からの電解液51iの漏れ検出を可能にしている。
組電池5を構成する複数の蓄電池51について、電解液51iの外部への漏れが生じていない状態では、漏電回路は形成されない。したがって、抵抗器9aには電流は流れず、抵抗器9aには電圧は生じない。蓄電池51においては、運用条件や経年劣化により電槽51a内に収容されている電解液51iの一部が外部に漏れ出ることがある。
組電池5を構成する複数の蓄電池51の特定位置Fから電解液51iが外部に漏れ出た場合は、導電性の電解液51iは正極51cまたは負極51dを伝わり、金属製の筐体6に付着することになる。ここで、組電池5の負極端末端子53は、負極端末端子接地回路4aおよび接地極10aを介して大地に接地されており、筐体6に接続された抵抗器9aは、筐体接地回路8および接地極10bを介して大地に接地されているので、電解液51iが金属製の筐体6に付着した状態では、電解液51iを介して閉ループの漏電回路が形成されることになる。これにより、図1に示すように、抵抗器9aには、地絡電流I2と充電電流の分流電流I3が流れることになるので、抵抗器9aに生ずる電圧を電圧計で計測することにより電解液51iの漏れによる地絡の検出が可能となる。
このように、組電池5の負極端末端子53側を大地に接地し、抵抗器9aを介して筐体6を大地に接地するようにしたので、組電池5を構成する蓄電池51から外部に漏れ出た電解液51iを介して閉ループの漏電回路を形成することができ、電解液51iの漏れによる地絡を確実に検出することができる。これにより、液漏れ発生の見落としを防止することができ、液漏れの発生に伴う障害による稼働を削減することができる。また、抵抗器9aを用いた地絡検出であるので、矩形波パルス信号を用いる従来技術に対して構成を簡易化することができ、地絡検出の信頼性を高めることができる。さらに、漏電による電流によって抵抗器9aに生ずる電圧を測定することにより地絡を検出するようにしたので、通常の電圧計を用いて地絡を検出することができ、システムの構成をさらに簡易化することができる。抵抗器9aに接続された電圧計によって計測された電圧は、遠方の監視個所に送信可能となっているので、遠隔地でも地絡の発生を把握することができる。
(実施の形態2)
図6は、この発明の実施の形態2に係る液漏れ検出システムを示している。実施の形態2が実施の形態1と異なるところは、液漏れ位置を特定するための構成であり、その他の部分は実施の形態1に準ずるので、準ずる部分に実施の形態1と同一の符号を付すことにより、準ずる部分の説明を省略する。後述する他の実施の形態についても同様とする。
図6は、この発明の実施の形態2に係る液漏れ検出システムを示している。実施の形態2が実施の形態1と異なるところは、液漏れ位置を特定するための構成であり、その他の部分は実施の形態1に準ずるので、準ずる部分に実施の形態1と同一の符号を付すことにより、準ずる部分の説明を省略する。後述する他の実施の形態についても同様とする。
図6は、組電池5からの液漏れが特定位置Fの1個所である場合を示している。筐体6には、3つの抵抗器9a、9b、9cが接続されている。抵抗器9b、9cの仕様は、実施の形態1で説明した抵抗器9aに準じている。3つの抵抗器9a、9b、9cは、上下方向または水平方向に離れて配置されている。第1の抵抗器9aは、図6に示すように、筐体接地回路8に接続されており、筐体接地回路8の終端は接地極10bを介して大地に接地されている。同様に、第2の抵抗器9bは接地極10bを介して大地に接地されており、第3の抵抗器9cも接地極10dを介して大地に接地されている。
このように構成された実施の形態2においては、液漏れ位置Fからの電解液の液漏れによる地絡回路は電気抵抗が最小となるルートで形成される。この場合は、第2の抵抗器9bを経由する回路で最も電気抵抗が低くなるので、第2の抵抗器9bのみに液漏れによる地絡電流I2が流れることになる。そして、第2の抵抗器9bには地絡電流I2による電圧が発生するので、第2の抵抗器9bが配置されている位置を電解液の漏れ位置であると特定することができる。このように、組電池5における複数の位置に抵抗器9a、9b、9cをそれぞれ配置することにより、地絡の有無だけでなく、組電池5における電解液51iの液漏れ位置を特定することができる。
(実施の形態3)
図7は、この発明の実施の形態3に係る液漏れ検出システムを示している。図7は、組電池5における電解液の液漏れが複数の液漏れ位置F1、F2で生じた場合を示している。筐体6には、実施の形態2と同様に3つの抵抗器9a、9b、9cが接続されており、各抵抗器9a、9b、9cは、上下方向または水平方向に離れて配置されている。第1の抵抗器9aは、接地極10bを介して大地に接地されている。第2の抵抗器9bは、接地極10cを介して大地に接地されている。第3の抵抗器9cは、接地極10dを介して大地に接地されている。この実施の形態3においては、電解液の漏れが生じている液漏れ位置F1は、第1の抵抗器9aと第2の抵抗器9bとの間にあり、同様に電解液の漏れが生じている液漏れ位置F2は、第2の抵抗器9bと第3の抵抗器9cとの間にある。
図7は、この発明の実施の形態3に係る液漏れ検出システムを示している。図7は、組電池5における電解液の液漏れが複数の液漏れ位置F1、F2で生じた場合を示している。筐体6には、実施の形態2と同様に3つの抵抗器9a、9b、9cが接続されており、各抵抗器9a、9b、9cは、上下方向または水平方向に離れて配置されている。第1の抵抗器9aは、接地極10bを介して大地に接地されている。第2の抵抗器9bは、接地極10cを介して大地に接地されている。第3の抵抗器9cは、接地極10dを介して大地に接地されている。この実施の形態3においては、電解液の漏れが生じている液漏れ位置F1は、第1の抵抗器9aと第2の抵抗器9bとの間にあり、同様に電解液の漏れが生じている液漏れ位置F2は、第2の抵抗器9bと第3の抵抗器9cとの間にある。
このように構成された実施の形態3においては、第2の抵抗器9bには地絡電流I1が流れ、第3の抵抗器9cには地絡電流I1から地絡電流I2を減算した電流が流れる。ここで、地絡電流I1と地絡電流I2は電流値に相違が生じるが、地絡電流I1と地絡電流I2は充電電流の分流電流I3に対して電流値が極めて大きくなるので、抵抗器9b、9c生じる電圧は抵抗器9aに生じる電圧よりも著しく高くなり、抵抗器9b、9cによる液漏れ個所の特定が可能となる。このように、組電池5における複数の位置に抵抗器9a、9b、9cをそれぞれ配置することにより、複数の液漏れ位置F1、F2があってもそれぞれの液漏れ個所の検知が容易となる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態1〜3では、蓄電池51は制御弁式据置鉛蓄電池から構成されているが、蓄電池51は、制御弁式据置鉛蓄電池に限定されることはなく、電解液を有するリチウムイオン二次電池にであってもよいし、これ以外の種類の蓄電池であってもよい。また、上記の実施の形態1〜3では、組電池5は、通信用電源の停電に対するバックアップ用として用いられるが、組電池は通信用電源に限定されず、他の装置の組電池にも適用可能である。
1 整流装置
2 負荷
3 プラス側電力供給線
4 マイナス側電力供給線
5 組電池
51 蓄電池
51i 電解液
53 負極端末端子板
6 筐体
9a 第1の抵抗器(抵抗器)
9b 第2の抵抗器(抵抗器)
9c 第3の抵抗器(抵抗器)
10a 接地極
10b 接地極
10c 接地極
10d 接地極
2 負荷
3 プラス側電力供給線
4 マイナス側電力供給線
5 組電池
51 蓄電池
51i 電解液
53 負極端末端子板
6 筐体
9a 第1の抵抗器(抵抗器)
9b 第2の抵抗器(抵抗器)
9c 第3の抵抗器(抵抗器)
10a 接地極
10b 接地極
10c 接地極
10d 接地極
Claims (3)
- 電解液が封入された複数の蓄電池を金属製の筐体に収納した状態で前記各蓄電池を直列に接続して組電池を形成し、前記組電池を構成する前記蓄電池からの前記電解液の外部への漏れを検出する液漏れ検出システムであって、
前記組電池の負極端末端子側を大地に接地するとともに、所定の電気抵抗値を有する抵抗器を介して前記筐体を前記大地に接地し、前記蓄電池からの前記電解液の外部への漏れによって漏電回路が形成された際は、前記漏電による前記抵抗器に流れる電流に基づき地絡を検出することを特徴とする液漏れ検出システム。 - 前記漏電による前記電流により前記抵抗器に生ずる電圧を測定することにより前記地絡を検出することを特徴とする請求項1に記載の液漏れ検出システム。
- 前記抵抗器は、前記筐体の複数個所に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の液漏れ検出システム。
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A711 | Notification of change in applicant |
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