JP2016001418A - 電子機器、及び、電子機器の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】アプリケーションを実行する装置におけるアプリケーションの挙動等について、アプリケーションの動作環境を含めた解析を可能とする。
【解決手段】オペレーティングシステム上で動作するアプリケーション116を実行する端末装置1は、アプリケーション116に割り当てられたサンドボックス110に、アプリケーション116を構成するプログラム及びデータを格納する。ログ生成部118は、サンドボックス110の状態に関する情報を取得してログ情報を生成し、生成したログ情報をサンドボックス110に記憶する。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子機器、及び、電子機器の制御方法に関する。
従来、ソフトウェアを実行する電子機器において、アプリケーションの動作に関するログを解析する手法が知られている(例えば、特許文献1参照)。ログの解析を行うと、アプリケーションの実行状態や、実行する処理の内容を知ることができる。例えば、特許文献1の装置は、Android(登録商標)OS上で動作するアプリケーションについて、動作結果のログを解析することにより、いわゆる悪性アプリケーションを発見する。
特開2013−137612号公報
上記従来のように、アプリケーションの動作結果のログを利用すれば、アプリケーションの挙動を解析することが可能である。その一方で、アプリケーションの挙動をより詳細に知るためには、アプリケーションが動作したときの動作環境等を特定することも必要であるが、アプリケーションの動作結果のログを参照しても動作環境等を特定することはできなかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、アプリケーションを実行する装置におけるアプリケーションの挙動等について、アプリケーションの動作環境を含めた解析を可能とすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、オペレーティングシステム、及び、前記オペレーティングシステム上で動作するアプリケーションを実行する電子機器であって、前記オペレーティングシステムの機能により前記アプリケーションに割り当てられた特定の記憶領域に、前記アプリケーションを構成するプログラム及び前記アプリケーションで処理されるデータが格納され、前記特定の領域の状態に関する情報を取得してログ情報を生成し、生成した前記ログ情報を前記特定の領域に記憶する機能を有すること、を特徴とする。
本発明によれば、アプリケーションを構成するプログラム及びデータが格納される特定の領域に関するログ情報を生成するので、アプリケーションの動作環境等について詳細な情報を保存できる。このため、例えばアプリケーションの動作について、動作環境を含めた詳細な解析を行うことが可能となる。
また、本発明は、上記電子機器において、前記特定の領域の全体に関する前記ログ情報を生成すること、を特徴とする。
本発明によれば、特定の領域の全体に関するログを生成するので、アプリケーションの動作環境についてより詳細な情報を保存できる。
また、本発明は、上記電子機器において、前記ログ情報は、前記特定の領域内のファイルを複製したデータ、又は、前記ファイルと前記ファイルを格納するフォルダーを複製したデータを含むことを特徴とする。
本発明によれば、特定の領域内のファイル、又は、ファイルとフォルダーの複製をログ情報として保存できる。このため、アプリケーションの動作環境の構成、及び、その状態を再現して解析することが可能となる。
また、本発明は、上記電子機器において、前記ログ情報は、前記特定の領域内のファイルの一覧、又は、前記ファイルと前記ファイルを格納するフォルダーの一覧を含むことを特徴とする。
本発明によれば、特定の領域内のファイル、又は、ファイルとフォルダーの一覧をログ情報とするので、アプリケーションの動作環境の構成について詳細な情報を保存できる。また、ファイルやフォルダーの複製をログ情報に含ませる場合に比べて、ログ情報のデータ容量を抑えることができる。
また、本発明は、上記電子機器において、前記ログ情報は、前記特定の領域に格納された設定用ファイルの内容を含むことを特徴とする。
本発明によれば、設定用ファイルの内容を保存できるので、アプリケーションの挙動についてより詳細な解析が可能となる。
また、本発明は、上記電子機器において、前記特定の領域に格納された前記アプリケーションが、前記アプリケーションに割り当てられた前記特定の領域の状態に関する情報を取得してログ情報を生成し、生成した前記ログ情報を前記特定の領域に記憶させる機能を有すること、を特徴とする。
本発明によれば、アプリケーションが、当該アプリケーションに割り当てられた特定の領域のログを生成する機能を持つので、例えば他のアプリケーションに割り当てられた特定の領域を参照する必要が無い。このため、オペレーティングシステムが特定の領域の参照について制約を設けている場合であっても、この制約に制限されずにログ情報を生成できる。
また、上記電子機器において、前記アプリケーションとして、第1のアプリケーション、及び、前記第1のアプリケーションとは独立して動作可能な第2のアプリケーションを有し、前記第1のアプリケーション及び前記第2のアプリケーションには異なる前記特定の領域が割り当てられ、前記第1のアプリケーションは、前記第1のアプリケーションに割り当てられた前記特定の領域のログ情報を生成して、前記第1のアプリケーションに割り当てられた前記特定の領域に記憶させる構成としてもよい。
この場合、ログ情報を生成する場合に、第1のアプリケーションが、第2のアプリケーションに割り当てられた特定の領域を参照する必要が無い。このため、オペレーティングシステムが特定の領域の参照について制約を設けている場合であっても、この制約に制限されずにログ情報を生成できる。
また、本発明は、上記電子機器において、前記オペレーティングシステムはiOS(登録商標)またはAndroid(登録商標)OSであり、前記特定の領域はsandboxであること、を特徴とする。
本発明によれば、iOSまたはAndroid上で動作するアプリケーションについて、アプリケーションに割り当てられたsandboxに関するログを生成するので、アプリケーションの動作環境等について詳細な解析が可能となる。
本発明は、上記電子機器において、前記ログ情報を外部装置に送信する機能を有すること、を特徴とする。
本発明によれば、アプリケーションの動作環境等について、外部の装置による解析が可能となる。また、特定の領域の容量に制限されることなくログ情報を保存できる。
また、本発明は、上記電子機器において、前記アプリケーションは、印刷装置と通信して印刷を実行させる機能を有し、前記ログ情報は、前記印刷装置との通信に関する情報を含むこと、を特徴とする。
本発明によれば、印刷装置により印刷を実行させるアプリケーションについて、印刷装置との通信に関する情報を含むログ情報を記録できる。また、このアプリケーションの動作環境等についても詳細な情報を保存できる。このため、印刷に関するアプリケーションの動作について動作環境を含めた詳細な解析を行うことが可能となる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、オペレーティングシステム、及び、前記オペレーティングシステム上で動作するアプリケーションを実行する電子機器の制御方法であって、前記電子機器のオペレーティングシステムの機能により、前記電子機器で動作するアプリケーションに特定の領域を割り当てて、前記特定の領域に前記アプリケーションを構成するプログラム及び前記アプリケーションで処理されるデータを格納し、前記特定の領域の状態に関する情報を取得してログ情報を生成し、生成した前記ログ情報を前記特定の領域に記憶すること、を特徴とする。
本発明によれば、アプリケーションを構成するプログラム及びデータが格納される特定の領域に関するログ情報を生成するので、アプリケーションの動作環境等について詳細な情報を保存できる。このため、例えばアプリケーションの動作について、動作環境を含めた詳細な解析を行うことが可能となる。
実施形態に係る端末装置の構成を示すブロック図である。 端末装置のソフトウェア構成を示す図である。 端末装置のソフトウェアの機能を示す説明図である。 端末装置の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、実施形態に係る端末装置1の構成を示すブロック図である。図1には端末装置1に接続されるサーバーを、合わせて図示する。
端末装置1(電子機器)は、例えば、スマートフォン、携帯型電話機、タブレット型コンピューター、パーソナルコンピューター等の機器であり、データ通信機能を備えた通信端末装置である。
端末装置1は、端末装置1の各部を制御するCPU11、ROM12、RAM13、及び記憶部14を備える。CPU11は、ROM12に記憶された基本制御プログラム、及び、記憶部14に記憶されたプログラムを実行して、端末装置1の各部を制御する。ROM12は、CPU11が実行する基本制御プログラム、及びCPU11が処理するデータ等を記憶する。RAM13は、CPU11が実行するプログラムや処理対象のデータを一時的に記憶する。記憶部14は、CPU11が実行するプログラムや処理対象のデータを不揮発的に記憶する。記憶部14が記憶するプログラムは、端末装置1のオペレーティングシステム及びアプリケーションプログラム(アプリケーション)を含む。なお、ROM12と記憶部14とは1つの記憶装置で構成されてもよいし、別体であってもよい。
CPU11、ROM12、RAM13及び記憶部14は、制御部10を構成する。制御部10は、CPU11がプログラムを実行することにより、端末装置1の各種機能を実現する。
通信部21は、通信回線3を介して外部の装置との間でデータを送受信する。通信回線3は、LAN等の限られたエリア内のネットワーク、及び、インターネット等の広域ネットワークのいずれであってもよい。また、通信回線3は、有線通信回線及び無線通信回線のいずれを含んでもよく、公衆通信回線のような広域通信回線を含んでもよい。本実施形態の端末装置1は、通信回線3を介してサーバー2(外部装置)との間でデータを送受信可能である。サーバー2は、端末装置1とデータを送受信し、端末装置1が送信したデータを受信して記憶する機能を備える。また、本実施形態の端末装置1は、外部の装置である印刷装置4との間でデータを送受信可能である。印刷装置4は、サーバー2とともに、通信回線3を介して端末装置1に接続されていてもよいし、端末装置1に直接接続されていてもよい。印刷装置4は、端末装置1の指示により印刷物を発行し(印刷を実行し)、また、その応答やステータス情報を端末装置1に通知する。
端末装置1は、例えば液晶パネルや有機ELパネルで構成される表示画面(図示略)を備え、表示画面には入力デバイスとしてのタッチパネル(図示略)が配置されている。端末装置1は、タッチパネルや物理キーの操作による入力を検出する入力部22と、表示画面に画像等を表示する表示部23とを備える。入力部22は、入力を検出した場合に、検出した入力内容を示すデータを制御部10に出力する。表示部23は、制御部10の制御に従って表示画面を駆動し、処理対象のデータや処理結果に係る画像、文字を表示させる。
また、端末装置1は、マイク(図示略)により音声の入力を受け付ける音声入力部24、及び、スピーカー(図示略)により音声を出力する音声出力部25を備える。
図2は、端末装置1のソフトウェア構成を示す図である。端末装置1は、基本制御プログラムであるオペレーティングシステム(OS)101を有し、このOS101上で各種のアプリケーションを動作させる。OS101の具体的な例としては、Windows(登録商標)、iOS(登録商標)、Android(登録商標)、Firefox(登録商標)OS等が挙げられる。
端末装置1には複数のアプリケーションがインストールされ、端末装置1は各アプリケーションを独立して実行できる。端末装置1は、アプリケーションをインストールする際に、制御部10の機能によりアプリケーションに対して当該アプリケーション用の記憶領域(特定の記憶領域)を割り当てる。この記憶領域の実体は記憶部14の記憶領域の一部である。この記憶領域はサンドボックス(Sandbox)と呼ばれ、1つのアプリケーションに対して1つのサンドボックスが割り当てられる。本実施形態では2つのアプリケーションにそれぞれ対応する2つのサンドボックス110、120を例示する。
サンドボックス110には第1のアプリケーション(App1)を構成するプログラムやデータを格納するフォルダー111が配置される。フォルダー111は、アプリケーションのプログラムであるアプリケーション本体112、及び、各種のデータフォルダー113、114、115を含む。例えば、データフォルダー113は、App1の実行により生成または編集される文書を格納するドキュメントフォルダーであり、データフォルダー114は、App1の実行時に参照されるデータ等を格納するライブラリーフォルダーである。また、データフォルダー115は、一時ファイルを格納する一時(temp)フォルダーである。
また、サンドボックス120には第2のアプリケーション(App2)を構成するプログラムやデータを格納するフォルダー121が配置される。フォルダー121は、アプリケーションのプログラムであるアプリケーション本体122、及び、各種のデータフォルダー123、124、125を含む。データフォルダー123、124、125は、例えば、データフォルダー113、114、115と同様のドキュメントフォルダー、ライブラリーフォルダー、tempフォルダーである。
制御部10は、App1を実行する場合、OS101によりサンドボックス110のアプリケーション本体112を呼び出す。ここで、アプリケーション本体112が実行されると、必要に応じて、サンドボックス110のデータフォルダー113、114、115に対しデータの参照、編集、及び保存が行われる。App2を実行する場合も同様に、サンドボックス120のアプリケーション本体122が呼び出され、アプリケーション本体122がデータフォルダー123、124、125に対してアクセスする。
図3は、端末装置1のソフトウェアの機能を示す説明図である。
アプリケーション116は、上述したApp1を制御部10が実行することにより実現される機能ブロックである。アプリケーション116は、アプリケーション自体の機能として、機能モジュール117及びログ生成部118を有し、設定ファイル119を利用して動作する。設定ファイル119は、図2に示したデータフォルダー113、114、115のいずれかに記憶されるファイルである。また、アプリケーション126は、上述したApp2を制御部10が実行することにより実現される機能ブロックである。アプリケーション126は、アプリケーション自体の機能として、機能モジュール127を有し、設定ファイル128を利用して動作する。設定ファイル128は、図2に示したデータフォルダー123、124、125のいずれかに記憶されるファイルである。
端末装置1がアプリケーション116を実行するときには、機能モジュール117が端末装置1のリソース102を使用する。リソース102は、端末装置1が有するリソースであるが、特定のハードウェアのみを指すものではなく、OS101がハードウェアを制御する機能であってもよい。例えば、入力部22により入力を受け付ける機能、表示部23により表示を行う機能、音声入力部24により音声を取得する機能、音声出力部25により音声を出力する機能等がリソース102として挙げられる。また、例えば、通信部21を利用して公衆回線網に電話を発信する機能、通信部21を利用して外部のウェブサーバー(図示略)からウェブページをダウンロードする機能、通信部21を利用して印刷装置4と通信して印刷を実行させる機能等もリソース102となる。
アプリケーション116は、上述したOS101上で動作するアプリケーションであり、その機能は、例えば、文書編集、ブラウザー、電話発信、印刷等である。ユーザーの操作によりOS101がアプリケーション116を起動すると、アプリケーション116はリソース102にアクセスして所定の機能を実行する。アプリケーション116は、アプリケーション116に割り当てられた専用の領域であるサンドボックス110で動作し、他のアプリケーションに割り当てられたサンドボックス120に影響を与えない。すなわち、アプリケーション116は、サンドボックス110を実行領域とし、サンドボックス110に格納された設定ファイル119に従って動作し、サンドボックス110に格納されたデータを処理する。アプリケーション116がリソース102を利用するときにはアプリケーション116がOS101(図2)にリクエストを行い、このリクエストによりOS101のAPIが動作する。このように、アプリケーション116は保護された領域であるサンドボックス110で動作し、OS101や他のサンドボックス120をアプリケーション116から保護する構成となっている。
例えば、アプリケーション116が印刷装置4により印刷を実行させる機能を有する場合、アプリケーション116は、リソース102の通信モジュールを利用して、印刷装置4との間で通信を実行する。アプリケーション116は、印刷装置4に対し、制御コマンドや設定データ等を含む各種のデータを、リソース102を利用して送信する。また、アプリケーション116は、印刷装置4が、印刷装置4の動作状態や、アプリケーション116が送信したコマンドに対する応答を含むステータスを送信した場合に、このステータスを受信する。
アプリケーション116が、他のアプリケーション(例えば、App2)のサンドボックス120に格納されたデータ、或いは、他のアプリケーションと共有するデータを参照する場合、OS101のファイルシステム103を介して対象のデータにアクセスする。この機能は、OS101がアプリケーション116に対し、対象のデータを参照する権限を与えた場合のみ可能である。
また、サンドボックス120に格納されたアプリケーション126は、アプリケーション116と同様に動作する。
ここで、アプリケーション116は、ログ生成部118を有する。ログ生成部118は、アプリケーション116に対応するサンドボックス110に設けられ、サンドボックス110のログを生成する機能を有する。
ログ生成部118は、サンドボックス110のログ情報を生成する機能を有する。
ログ生成部118が生成するログ情報は、サンドボックス110の全体に関するログ情報であり、具体的な例としては、サンドボックス110に格納されたファイルを複製したデータである。この場合、ログ生成部118は、図2に示したフォルダー111内の全てのファイル及びフォルダーをコピーして、ログ情報とする。ログ生成部118は、複数のファイル及びフォルダーのコピーを圧縮して1つのファイルに変換し、ログ情報としてもよい。或いは、ログ生成部118は、フォルダー111のうちアプリケーション本体112を除くファイル及びフォルダーをコピーしてログ情報としてもよいし、フォルダー111内のファイルのコピーと、ファイルが格納されていたフォルダーを示す識別情報とをログ情報としてもよい。これらの例において、少なくとも、アプリケーション116が実行時に参照する設定ファイル119のコピーがログ情報に含まれることが望ましい。また、一時フォルダーであるデータフォルダー115に格納されたファイルのコピーを含むことが好ましい。サンドボックス110の全体のログ情報としては、少なくとも、フォルダー111を除く全てのファイルのコピーがログ情報に含まれることが好ましい。ログ生成部118が生成するログ情報は、例えば、tempフォルダーであるデータフォルダー115に格納される。
ログ生成部118が生成するログ情報は、ファイルのコピーではなく、ファイルの一覧であってもよい。この一覧は、例えば、サンドボックス110に格納された全てのファイルについて、ファイル名、ファイルが格納されていたフォルダー名、ファイルの作成日時、更新日時または最終アクセス日時、ファイルサイズ等の情報を含む。また、この一覧に、フォルダー名、フォルダーの作成日時、更新日時または最終アクセス日時、フォルダーのサイズ等、フォルダーの情報を含んでもよい。
ログ生成部118がサンドボックス110の全体に関するログを生成することで、アプリケーション116(アプリケーション本体112)の実行環境全体の状態を記録することができる。これにより、アプリケーション本体112の動作の不具合等が生じた場合の原因の解析等を、効率よく行うことができる。特に、ログ生成部118がログ情報に含まれるため、アプリケーション本体112の動作状態を詳細に解析するための情報が得られる。
ログ生成部118は、また、アプリケーション116の動作に関するログを取得して、動作ログとして保存する機能を有する。動作ログは、アプリケーション116がOS101に対して行うリクエスト、及び、アプリケーション116にOS101が返すレスポンスを含む。また、動作ログは、アプリケーション116に入出力されたデータに関する情報を含む。例えば、アプリケーション116が取得、参照、生成、更新したファイルに関し、ファイル名等を含む。動作ログは上述したサンドボックス110のログ情報に含まれてもよいし、ログ情報とは別のファイルであってもよい。
例えば、アプリケーション116が印刷装置4により印刷を実行させる機能を有する場合、ログ生成部118は、アプリケーション116が印刷装置4に送信した各種のデータ、及び、アプリケーション116が印刷装置4から受信したステータス等に関するログを生成する。このログは、サンドボックス110のログ情報に含まれてもよく、サンドボックス110のログ情報とは別のログ情報として、データフォルダー115に記憶されてもよい。
図4は、端末装置1の動作を示すフローチャートであり、詳細には、ログ生成部118の動作を示す。
ログ生成部118は、アプリケーション116の動作を検出すると(ステップS11)、動作ログの取得を開始する(ステップS12)。具体的には、アプリケーション116の入出力を検出して記録する処理を開始する。
ログ生成部118は、アプリケーション116の動作が終了するまで動作ログの取得を継続し(ステップS13)、アプリケーション116の動作が終了したことを検出すると(ステップS13;YES)、取得した動作ログを1つのファイルに記録する(ステップS14)。ステップS14で、ログ生成部118は、サンドボックス110の所定のフォルダー(例えば、データフォルダー113)に動作ログのファイルを格納し、これによりサンドボックス110内に動作ログが作成される(動作ログ作成)。
続いて、ログ生成部118は、サンドボックス110のログ情報を作成して、例えばデータフォルダー115に格納する(ステップS15)。ステップS15で作成するログ情報は上述した通り、サンドボックス110の全体の状態を示す情報である。さらに、ログ生成部118は、生成したログ情報を出力する(ステップS16)。ステップS16では、例えば、ログ情報を通信部21によりサーバー2に送信することができる。また、端末装置1に、SD(登録商標)カードやUSBメモリーデバイス等の外部記憶装置または外部記憶媒体(外部装置)が接続されている場合に、この外部記憶装置または外部記憶媒体にログ情報を出力してもよい。
以上説明したように、本発明を適用した端末装置1は、OS101、及び、OS101上で動作するアプリケーション116を実行する電子機器であり、OS101の機能によりアプリケーション116に割り当てられたサンドボックス110に、アプリケーション116を構成するプログラムであるアプリケーション本体112及びアプリケーション116で処理されるデータを格納する。端末装置1が備えるログ生成部118は、サンドボックス110の状態に関する情報を取得してログ情報を生成し、生成したログ情報をサンドボックス110に記憶する。このため、サンドボックス110に関するログを生成してサンドボックス110に記憶するので、アプリケーション116の動作だけでなくアプリケーション116の動作環境等についても情報を記録できる。このため、例えばアプリケーション116の動作に不具合が発生した場合の原因の解析等が容易になる。また、ログ情報をサンドボックス110に記憶するので、他のアプリケーション126の動作に影響を与えずに詳細な記録を保存できる。
また、端末装置1のログ生成部118は、特定の領域の全体に関するログ情報を生成するので、アプリケーション116の挙動及び動作環境について詳細な情報を保存できる。
また、ログ情報は、サンドボックス110のファイルを複製したデータ、又は、ファイルとファイルを格納するフォルダーを複製したデータを含むので、アプリケーションの動作環境の構成、及び、その状態について詳細な解析が可能となる。
また、ログ情報は、特定の領域内のファイルの一覧、又は、ファイルとファイルを格納するフォルダーの一覧を含むものであってもよい。この場合も、アプリケーションの動作環境の構成について解析が可能となり、ログ情報のデータ容量を抑えることができる。
また、ログ情報は、サンドボックス110に格納された設定ファイル119の内容を含むものであってもよく、この場合、アプリケーション116の挙動についてより詳細な情報を保存できる。
また、サンドボックス110に格納されたログ生成部118が、サンドボックス110の状態に関してログ情報を生成し、このログ情報をサンドボックス110に記憶させる。このため、例えば他のアプリケーション126に割り当てられたサンドボックス120を参照する必要が無い。このため、OS101が特定の領域の参照について制約を設けている場合であっても、この制約に制限されずにログ情報を生成できる。
例えば、端末装置1は、独立して動作可能なアプリケーション116、及びアプリケーション126を有し、アプリケーション116、126には異なるサンドボックス110、120が割り当てられる。この構成において、ログ生成部118は、アプリケーション116に割り当てられたサンドボックス110のログ情報を生成してサンドボックス110に記憶する。このため、サンドボックス120を参照することなく、サンドボックス110について詳細なログ情報を保存できる。
また、アプリケーション116が印刷装置4と通信して印刷を実行させる機能を有する場合、ログ生成部118は、印刷装置4との通信に関する情報を含むログ情報を生成して記憶する。このため、アプリケーション116について、印刷装置4との通信に関する情報を含むログ情報を記録できる。また、ログ生成部118は、アプリケーション116の動作環境等についても詳細な情報をログ情報として保存する。このため、アプリケーション116の印刷に関する動作について、ログ情報をもとに、動作環境を含めた詳細な解析を行うことが可能となる。
なお、上述した各実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。例えば、上述した実施形態では、端末装置1が通信機能を有する装置として説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば通信機能を持たない電子機器であってアプリケーションを実行する機器に本発明を適用してもよい。また、アプリケーション116、126が実行する機能や端末装置1が備えるリソース102の具体的構成は特に制限されない。
1…端末装置(電子機器)、2…サーバー(外部装置)、10…制御部、11…CPU、12…ROM、13…RAM、14…記憶部、21…通信部、102…リソース、103…ファイルシステム、110、120…サンドボックス(特定の領域)、112、122…アプリケーション本体、116…アプリケーション、117…機能モジュール、118…ログ生成部、119…設定ファイル(設定用ファイル)。

Claims (10)

  1. オペレーティングシステム、及び、前記オペレーティングシステム上で動作するアプリケーションを実行する電子機器であって、
    前記オペレーティングシステムの機能により前記アプリケーションに割り当てられた特定の記憶領域に、前記アプリケーションを構成するプログラム及び前記アプリケーションで処理されるデータが格納され、
    前記特定の領域の状態に関する情報を取得してログ情報を生成し、生成した前記ログ情報を前記特定の領域に記憶する機能を有すること、を特徴とする電子機器。
  2. 前記特定の領域の全体に関する前記ログ情報を生成すること、を特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記ログ情報は、前記特定の領域内のファイルを複製したデータ、又は、前記ファイルと前記ファイルを格納するフォルダーを複製したデータを含むことを特徴とする請求項1または2記載の電子機器。
  4. 前記ログ情報は、前記特定の領域内のファイルの一覧、又は、前記ファイルと前記ファイルを格納するフォルダーの一覧を含むことを特徴とする請求項1または2記載の電子機器。
  5. 前記ログ情報は、前記特定の領域に格納された設定用ファイルの内容を含むことを特徴とする請求項1または2記載の電子機器。
  6. 前記特定の領域に格納された前記アプリケーションが、前記アプリケーションに割り当てられた前記特定の領域の状態に関する情報を取得してログ情報を生成し、生成した前記ログ情報を前記特定の領域に記憶させる機能を有すること、を特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の電子機器。
  7. 前記オペレーティングシステムはiOS(登録商標)またはAndroid(登録商標)OSであり、前記特定の領域はsandboxであること、を特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の電子機器。
  8. 前記アプリケーションは、印刷装置と通信して印刷を実行させる機能を有し、前記ログ情報は、前記印刷装置との通信に関する情報を含むこと、を特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の電子機器。
  9. 前記ログ情報を外部装置に送信する機能を有すること、を特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の電子機器。
  10. オペレーティングシステム、及び、前記オペレーティングシステム上で動作するアプリケーションを実行する電子機器の制御方法であって、
    前記電子機器のオペレーティングシステムの機能により、前記電子機器で動作するアプリケーションに特定の領域を割り当てて、前記特定の領域に前記アプリケーションを構成するプログラム及び前記アプリケーションで処理されるデータを格納し、
    前記特定の領域の状態に関する情報を取得してログ情報を生成し、生成した前記ログ情報を前記特定の領域に記憶すること、
    を特徴とする電子機器の制御方法。
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JP2017208037A (ja) * 2016-05-20 2017-11-24 Necフィールディング株式会社 監視装置、情報監視システム、監視装置の制御方法、及びプログラム
KR101880829B1 (ko) * 2014-07-09 2018-07-20 가아쯔 재팬 가부시키가이샤 근육 트레이닝 방법 및 근육 트레이닝 시스템
CN110413481A (zh) * 2019-07-25 2019-11-05 厦门市美亚柏科信息股份有限公司 用于日志取证分析的方法、装置及计算机可读介质

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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