JP2015536755A - オーラルケア器具 - Google Patents

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Abstract

グリップ構成部分を有するオーラルケア器具。1つの実施形態において、本発明は:ヘッド部およびハンドル部を含み、該ハンドル部がソケットを含む、細長い本体;該細長い本体の該ヘッド部に取り付けられた少なくとも1つの歯清掃要素;および中央開口部を規定し、剛性材料で形成された、環状リム;および該中央開口部を覆う該環状リムに取り付けられ、弾性材料で形成された弾性体;を含む第1のグリップ構成部分を含み、該第1のグリップ構成部分が該ソケット内に取り付けられたオーラルケア器具であってよい。

Description

(発明の背景)
(0001)
単一のプラスチック材料で作製された歯ブラシおよび2つのプラスチック成分で作製された、例えば2成分射出成型プロセスによって生産された歯ブラシは公知である。後者の場合、公知の歯ブラシは、一般には、硬質プラスチック材料で作製された第1の部分および弾性プラスチック材料で作製された第2の部分を含む。そのような公知の歯ブラシにおいて、硬質プラスチックおよび弾性プラスチックは、それらが、2つのプラスチック部分が相互に接触する表面において相互に結合するように選択されなければならない。かくして、プラスチック材料の選択に制約があり、結果として歯ブラシのデザインに制約がある。これらの制約の結果として、ハンドルの弾性プラスチック部分について選択された材料は、使用者が望むほどは弾性でないかも知れない。なぜならば、極度に弾力のあるプラスチックを硬質プラスチックと結合させるのは困難だからである。かくして、グリップ構成部分を有する改良されたオーラルケア器具に対する要望が存在する。
(発明の簡単な説明)
(0002)
本発明は、改良されたグリップ領域を有するオーラルケア器具に向けられる。1つの態様において、オーラルケア器具はハンドルおよびヘッドを含む。該ハンドルはそこに形成されたソケットを含む。それに取り付けられた弾性体を有する環状リムがソケットに固定される。
(0003)
1つの実施形態において、本発明は、ヘッド部およびハンドル部を含み、該ハンドル部がソケットを含む、細長い本体;該細長い本体の該ヘッド部に取り付けられた少なくとも1つの歯清掃要素;および中央開口部を規定し、剛性材料で形成された環状リム;および該中央開口部を覆う該環状リムに取り付けられ、弾性材料で形成された弾性体;を含む第1のグリップ構成部分を含むオーラルケア器具であって、該第1のグリップ構成部分が該ソケット内に取り付けられているオーラメケア器具であってよい。
(0004)
もう1つの実施形態において、本発明は、少なくとも1つの歯清掃要素を有するヘッド;該ヘッドに連結されたハンドルであって、該ハンドルを通って延びる少なくとも1つのスルーホールを含み、該スルーホールが、該ハンドルの第1の側の第1の開口部として終了し、かつ該ハンドルの第2の側の第2の開口部として終了する、ハンドル;該ハンドルに連結されて、第1の開口部を取り囲む第1のグリップ構成部分であって、中央開口部を規定する環状リム、および該中央開口部を覆う該環状リムに取り付けられた第1の弾性体を含み、該環状リムが第1の材料で形成され、該第1の弾性体が第2の材料で形成された、第1のグリップ構成部分;該ハンドルに連結されて、該第2の開口部を取り囲み、第3の材料で形成された第2の弾性体を含む第2のグリップ構成部分;を含むオーラルケア器具であってよい。
(0005)
さらにもう1つの実施形態において、本発明は、a)第1の材料による、ハンドル部およびヘッド部を含み、該ハンドル部中にソケットが形成された細長い本体を形成し、;b)中央開口部を有する環状リムおよび該中央開口部を覆う該環状リムに取り付けられた第1の弾性体を含み、該環状リムが第2の材料で形成され、該第1の弾性体が第3の材料で形成されている第1のグリップ構成部分を形成し;次いで、c)該第1のグリップ構成部分を該ソケット内の該ハンドル部に取り付けることを含み、ここで、該第1および第2の材料は剛性材料であり、および該第3の材料は弾性材料であるオーラルケア器具を製造する方法であってよい。
(0006)
本発明の応用性のさらなる領域は、以下に提供される詳しい説明から明らかとなるであろう。詳しい説明および具体的な実施例は、本発明の好ましい実施形態を示すものであるが、例示を目的とするだけのものであり、本発明の範囲を限定することを意図するものではないことは理解されるべきである。
(図面の簡単な説明)
(0007)
ここで、本発明は詳しい説明および添付の図面からより完全に理解される。
図1は、本発明の実施形態にかかるオーラルケア器具の斜視図である。 図2は、図1のオーラルケア器具の背面図である。 図3は、図1のオーラルケア器具の正面図である。 図4は、図1のオーラルケア器具のハンドルの一部で、該ハンドルから分離された第1のグリップ構成部分および該ハンドルに連結された第2のグリップ構成部分を備えたクローズアップ図である。 図5は、図4の第1および第2のグリップ構成部分の斜視図である。 図6は、図3の線VI−VIに沿った断面図である。 図7は、図6の断面図の第1の代替実施形態である。 図8は、図6の断面図の第2の代替実施形態である。 図9は、図6の断面図の第3の代替実施形態である。 図10は、図6の断面図の第4の代替実施形態である。 図11は、本発明の実施形態にかかる支柱を備えたグリップ構成部分の斜視図である。 図12は、図11の線XII−XIIに沿った断面図である。 図13は、本発明の代替実施形態にかかる環状リムおよび支柱を有するグリップ構成部分の斜視図である。 図14は、環状リムに対して成型された弾性体を備えた図13のグリップ構成部分の断面概略図である。 図15は、本発明の実施形態にかかるオーラルケア器具の細長い本体の斜視図である。 図16は、本発明の実施形態にかかるグリップ構成部分の環状リムの斜視図である。 図17は、本発明の実施形態にかかるグリップ構成部分の斜視図である。 図18は、図17のグリップ構成部分をオーラルケア器具のハンドルのソケット中に取り付けることを示す斜視図である。
(発明の詳しい説明)
(0026)
以下の好ましい実施形態(複数の実施形態)に関する説明は、性質上単なる例示であり、いかようにも本発明、その応用もしくは使用を限定することを意図するものではない。
(0027)
本発明の原理にかかる例示する実施形態の説明は、記載する詳細な説明全体の一部と看做される、添付する図面と関連して読み取られることを意図する。本文中で開示される本発明の実施形態の説明において、方向(direction)または配置(orientation)に関する言及はいずれも、説明の便宜を意図するだけのものであり、本発明の範囲をいかようにも限定することを意図するものではない。本文中で開示される本発明の実施形態の説明において、方向(direction)または配置(orientation)に関する言及はいずれも、説明の便宜を意図するだけのものであり、本発明の範囲をいかようにも限定することを意図するものではない。相対的用語、例えば「低い(lower)」、「高い(upper)」、「水平(horizontal)」、「垂直(vertical)」、「上方(above)」、「下方(below)」、「上(up)」、「下(down)」、「頂点(top)」および「底(bottom)」並びにそれらの派生語(例えば「水平方向に(horizontally)」、「下向き(downwardly)」、「上向き(upwardly)」など)は、後に記載するように又は議論のもと図面で示すように、配置を指すものと解されるべきである。これらの相対的用語は単に説明の便宜のためだけのものであり、特にそうであると明示的に示されない限り、装置が特定の配置に構成または操作されることを要求するものではない。「取り付けられた(attached)」、「固定された(affixed)」、「連結された(connected)」、「結合された(coupled)」、「相互接続された(interconnected)」などの用語および類義語は、特に異なると明記されない限り、構造体が、介在する構造体(intervening structure)を通じて、ならびに両方とも可動式もしくは剛直なアタッチメントまたは関連物(relationship)を通じて、直接または間接的に互いに固定または取付けられる関係を指す。さらに、本発明の特徴および利益は、例示された実施形態を参照することで例示される。したがって、本発明は、単独で又は他の特徴との組合せで存在し得る特徴の、可能な非限定的な組合せの幾つかを例示するそのような例示的な実施形態に明示的に限定されるものではなく;本発明の範囲は、ここに添付される請求項によって定義される。
(0028)
まず並行して図1〜3を参照し、本発明の実施形態にかかるオーラルケア器具100を詳述する。例示された実施形態において、オーラルケア器具100は手動歯ブラシの形態である。しかしながら、他の特定の実施形態においては、オーラルケア器具100は、電動歯ブラシ、舌スクレーパー、歯茎および柔軟組織クレンザー、ウォーターピック、歯間デバイス、歯ポリッシャー、歯係合エレメントを有する特別に設計された取っ手付きの器具、またはオーラルケアのために通常用いられるいずれかの他のタイプの器具であるような他の形態を取ることができる。かくして、本文中で議論される本発明の概念は、オーラルケア器具の特定のタイプが請求項において特定されない限り、オーラルケア器具のいずれのタイプにも適用することができると理解されるべきである。
(0029)
オーラルケア器具は、長手方向軸A−Aに沿って近位端103から遠位端102まで延びる。オーラルケア器具100は、一般には、ヘッド部110およびハンドル部120を含む細長い本体101を含む。ハンドル部120は、使用者が使用する間にオーラルケア器具100を保持し、操作することができるメカニズムを提供する細長い構造である。オーラルケア器具100のハンドル部120は、ネックセクション121、親指−グリップセクション122および指グリップセクション123を含む。親指−グリップセクション122は、ネックセクション121および指グリップセクション123の間に位置する。さらに、ハンドル部120は、前面124および反対側の裏面125を含む。
(0030)
例示された実施形態において、ハンドル部120は、使用者の快適性のために種々の輪郭を有するように包括的に描かれる。より具体的には、例示された実施形態において、ハンドル部120の親指−グリップセクション122はハンドル部120の最も広いセクションである。具体的には、親指−グリップセクション122は、ハンドル部120のネックセクション121の幅やハンドル部120の指グリップセクション123の幅よりも広い幅を有する。もちろん、本発明は全ての実施形態においてそのように限定されるものではなく、他の特定の実施形態においては、親指−グリップセクション122は、ネックセクション121および指グリップセクション123よりも広い幅を有しなくてもよい。しかしながら、ハンドル部120は、広く種々の形状、輪郭および立体配置を取ることができ、そのいずれも、請求項においてそのように特定されない限り、本発明を限定しない。
(0031)
例示された実施形態において、ハンドル部120は、例えば、限定されるものではないが、エチレン、プロピレン、ブタジエン、ビニル化合物、およびポリエチレンテレフタレートのようなポリエステルのポリマーおよびコポリマーのような硬質プラスチック材料で形成される。もちろん、本発明は全ての実施形態においてそのように限定されるものではなく、ハンドル部120は、ハンドル部120の部分または全体にわたって、熱可塑性エラストマーのような弾性材料で形成して、使用中にハンドル部120の把持性(gripability)を高めることができる。例えば、ハンドル部120の指グリップセクション123のような、使用中に典型的には使用者の手の掌によって握られるハンドル部120の一部は、熱可塑性エラストマーまたは他の弾性材料で重ね成形して、使用者に対する快適性をさらに増大させることができる。
(0032)
オーラルケア器具100のヘッド部110は、ハンドル部120に連結される。例示的な実施形態において、オーラルケア器具100のヘッド部には、そこから延びる歯清掃要素111を示す包括的ブロックが設けられる。歯清掃要素111の正確な構造、パターン、向きおよび材料は、請求項においてそのように特定されない限り、本発明を限定するものではない。本文中で用いる用語「歯清掃要素(tooth cleaning element)」は、相対的な表面接触を通じて歯および/または柔軟口腔組織(例えば、舌、頬、歯茎等)を掃除し、磨き、または拭うのに用いることができるいずれの構造も言及するように包括的意味で用いられる。「歯清掃要素」の通常の例は、限定されるものではないが、ブラシ毛の束、フィラメントのブラシの毛、繊維ブラシ毛、ナイロンブラシ毛、螺旋ブラシ毛、ゴムブラシ毛、エラストメリック突出部、柔軟なポリマー突出部、それらの組合せ、および/またはそのような材料または組合せを含む構造体を含む。適当なエラストマー材料は、口腔衛生機器で用いるのに適したいずれの生体適合性弾性材料も含む。最適な快適性ならびに清掃の利点を提供するためには、歯または柔軟組織係合要素のエラストマー材料は、A8ないしA25ショア硬度の範囲の硬度特性を有する。1つの適当なエラストマー材料は、GLS社によって製造されたスチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロックコポリマー(SEBS)である。それにも拘わらず、他の製造業者からのSEBS材料または示された硬度範囲内および外の他の材料を用いることができよう。
(0033)
本発明の歯清掃要素111は、当該分野で知られたいずれかの方法でヘッド部110に取り付けることができる。例えば、ステープル/アンカー、型内タフティング(IMT)またはアンカーフリータフティング(AFT)を用いて、清掃要素/歯係合要素を取り付けることができよう。AFTにおいて、超音波溶接によるなどして、プレートまたは膜をブラシのヘッドに固定する。ブラシ毛はプレートまたは膜を通って延びる。プレートまたは膜の一方側のブラシ毛の自由端は清掃機能を行う。プレートまたは膜の他方側のブラシ毛の端部は熱によって一緒に融解させて、所定の位置にしっかりと固定する。清掃要素のいずれの適当な形態も本発明の広い実施で用いることができる。別法として、ブラシ毛は、ブラシ毛のベースがタフトブロック内または下に取り付けられるように、タフトブロック中の適当な開口部を通って延びることによってタフトブロックまたはセクションに取り付けることができよう。
(0034)
特定の実施形態において、ヘッド部110は、その裏面に連結された又はその裏面に位置する柔軟組織クレンザーも含んでよい。本発明で用いてもよく、ヘッド部110の裏面に位置させてもよい適当な柔軟組織クリーナーの例は、本出願の譲受人に対して2006年12月5日に発行された米国特許第7,143,462号に開示されている(その全体が引用により本文中に組み込まれる)。他の特定の実施形態において、柔軟組織クレンザーは、細長い隆起(ridge)、小隆起(nub)、またはその組合せの形態を取り得る隆起部(protuberance)を含んでよい。もちろん、本発明はそのように限定されるものではなく、特定の実施形態においては、オーラルケア器具100はいずれの柔軟組織クレンザーも含まなくてもよい。
(0035)
例示された実施形態において、ヘッド部110は、成型、ミル加工、機械加工または他の適当なプロセスを用い、単一の一体化構造としてハンドル部120と共に一体的に形成される。しかしながら、他の実施形態においては、ハンドル部120およびヘッド部110は、限定されるものではないが、熱もしくは超音波溶接、タイトフィット組み立て、連結スリーブ、螺合(threaded engagement)、付着、またはファスナーを含めた当該分野で知られたいずれかの適当な技術によって、製造プロセスの後の段階で操作可能に連結される別々の構成部分として形成されてもよい。
(0036)
第1のグリップ構成部分130は、ハンドル部120の前面124にあるハンドル部120の親指−グリップセクション122におけるハンドル部120に連結される。さらに、第2のグリップ構成部分140は、ハンドル部120の裏面125にあるハンドル部120の親指−グリップセクション122におけるハンドル部120に連結される。本発明を、ここでは、ハンドル部120の前面124にある第1のグリップ部130およびハンドル部120の裏面125にある第2のグリップ部140を用いて説明し、記載するが、本発明はそのように限定されるものではなく、第1および第2のグリップ部130、140は示されたのと反対に位置させることができる。かくして、特定の実施形態においては、前面および裏面124、125は、前および後にいずれの特定の相関関連もなくして、単に第1および第2の表面であってよい。第1のグリップ構成部分130は、以下により詳細に議論されるように、第2のグリップ構成部分140から分離しており、区別される。
(0037)
第1のグリップ構成部分130は、前面または外面131、および外面131から突出する複数の隆起部132を有する。同様に、第2のグリップ構成部分140は、前面または外面141、および外面141から突出する複数の隆起部142を有する。例示された実施形態おいては、第1および第2のグリップ構成部分130、140の隆起部132、142は、各々、第1および第2のグリップ構成部分130、140の外面131、141から延びる円柱状突起の形状である。しかしながら、本発明は全ての実施形態においてそのように限定されるのではなく、隆起部132、142は、小隆起、細長い隆起、またはそれらの組合せの形態とすることができる。さらに、隆起部132、142の正確な数、サイズおよび形状は、特許請求されない限り、全ての実施形態において本発明を限定するものではない。さらに他の実施形態において、隆起部132、142は一緒に省略することができ、第1および第2のグリップ構成部分130、140の外面131、141は平坦であって、隆起部フリーとしてよい。
(0038)
図1〜3に例示された実施形態において、第1のグリップ構成部分130は環状リム133および第1の弾性体134を含む。同様に、第2のグリップ構成部分140は環状リム143および第2の弾性体144を含む。特定の例示された実施形態において、第1および第2の弾性体134、144の各々は弾性膜である。さらに、例示された実施形態において、第1および第2の弾性体134、135の各々は貫通を含まない(free of penetrations)。以下により詳細に議論されるように、特定の実施形態においては、第1および第2のグリップ構成部分130、140のうち一方のみが環状リムを含み、他方の第1および第2のグリップ構成部分130、140は第1の弾性体134のみを含む。
(0039)
次に図4および5を同時に参照し、第1および第2のグリップ構成部分130、140をさらに記載する。図4および5は、第1および第2のグリップ構成部分130、140が同一の構造を有する実施形態を示す。具体的には、図4および5は、環状リム133および第1の弾性体134を有する第1のグリップ構成部分130、および環状リム143および第2の弾性体143を有する第2のグリップ構成部分140を示す。図4において、第2のグリップ構成部分140は、ハンドル120に固定されて示され、第1のグリップ構成部分130はハンドル120から分離されている。前記したように、かつ図7を参照して以下により詳細に議論されるように、特定の実施形態においては、第1および第2のグリップ構成部分130、140は異なる構成部分を含んでもよい。図4および5の記載中のある例において、第1のグリップ構成部分130の詳細を提供するのみであり、該詳細は第2のグリップ構成部分140に等しく適用可能であると認識されるべきである。
(0040)
ハンドル部120はその中に形成されたソケット199を含む。例示された実施形態においては、ソケット199は、ハンドル部120の親指−グリップセクション122内にあるハンドル部120を通って延びるスルーホール150である。例示された実施形態において、スルーホール150は、ハンドル部120の親指−グリップセクション122を通って、ハンドル部120の前面124からハンドル部120の裏面125まで形成される卵型形状の隙間(aperture)である。もちろん、本発明は全ての実施形態においてそのように限定されるものではなく、スルーホール150は、四角形、矩形、三角形またはいずれかの他の多角形形状のような望まれるいずれかの形状を取ることができる。スルーホール150は、ハンドル部120の前面124にある第1の開口部、および前面124の反対側のハンドル部120の裏面125にある第2の開口部152として終了する(第2の開口部152は、図4に例示された実施形態では、第2のグリップ構成部分140によって取り囲まれる)。スルーホール150は、ハンドル分120の内面155によって規定され、ハンドル部120の内面155は、スルーホール150を囲む外壁を形成する。
(0041)
特定の実施形態において、ソケット199は、ハンドル部120を通って延びるスルーホールとして形成されなくてもよい。むしろ、特定の実施形態においては、オーラルケア器具100のハンドル部120は、フロアを含むソケットを含んでもよい。特定の実施形態においては、ハンドル部120の前面124のようなハンドルの1つの表面上にはソケットのみであってよく、ハンドル部120の裏面125はソケットまたは開口部が欠如していてもよい。さらに、他の実施形態においては、2つのソケットの間に位置するフロアを備えたハンドル部120の前面および裏面124、125の双方上にソケットが存在できる。ハンドル部120に唯1つのソケットを含む実施形態において、第1および第2のグリップ構成部分130、140のうち一方のみがハンドル部120に連結されるであろう。本文中に記載されるように、用語ソケットは、以下に記載されるようにフロアを有するソケット、および先に議論されたようにハンドル部120の前面および裏面124、125双方に開口部を有するスルーホールを共に含むことができる。かくして、本文中で用いられるように、用語ソケットはスルーホールを含む。ソケットが完全なスルーホールの代わりにハンドル部120中に形成される実施形態を、図9を参照して以下により詳細に議論する。
(0042)
第1のグリップ構成部分130の環状リム133は、中央開口部138を規定する内面136、および外面137を含む。同様に、第2のグリップ構成部分140の環状リム143は、中央開口部148を規定する内面146、および外面147を含む。第1のグリップ構成部分130の第1の弾性体134は、第1のグリップ構成部分130の環状リング133の中央開口部138を覆うように、第1のグリップ構成部分130の環状リム133に取り付けられる。具体的には、第1の弾性体134は環状リム133の内面136に対して成型され、環状リム133の外面137は第1の弾性体134を含まない。同様に、第2のグリップ構成部分140の第2の弾性体144は、第2のグリップ構成部分140の環状リング143の中央開口部148を覆うように、第2のグリップ構成部分140の環状リム143に取り付けられる。具体的には、第2の弾性体144は環状リム133の内面146に対して成型され、環状リム143の外面147は第2の弾性体144を含まない。もちろん、他の特定の実施形態においては、弾性体134、144は、環状リム133、143の外面137、147上まで延びてよい。
(0043)
上記したように、第1の弾性体134は第1のグリップ構成部分130の環状リング133の中央開口部138を覆い、第2の弾性体144は、第2のグリップ構成部分140の環状リング143の中央開口部148を覆う。環状リング133、134は、単に、その間を延びる通路(すなわち、中央開口部138、148)を備えたその対向する上部および下部端部双方上に開いているリングである。第1および第2の弾性体134、144は、単に、各環状リング133、143の上部または下部端部のうちの一方にある開口部のうちの1つを覆い、それにより、その開口部を完全に取り囲む。しかしながら、環状リング133、143の各々はその反対側端部上に開いたままである。環状リング133、143の上部または下部端部にある開口部のうちの1つを取り囲むことによって、第1および第2の弾性体134、144は中央開口部138、148を覆う。さらに、例示された実施形態において、第1および第2の弾性体134、144は空気がそれを通過するのを妨げるために貫通を含まない。
(0044)
第1および第2のグリップ構成部分130、140の各々の弾性体134、144は熱可塑性エラストマーのような弾性材料で形成される。さらに、第1および第2のグリップ構成部分130、140の環状リム133、134は硬質プラスチックのような剛性材料で形成される。第1および第2のグリップ構成部分130、140の環状リム133、143を形成する材料は、先に議論した細長い本体101のハンドル部120(およびヘッド部110)を形成する材料と同一とすることができる。
(0045)
しかしながら、第1および第2のグリップ構成部分130、140の環状リム133、143は、環状リム133、143の形状および厚みのため剛性材料で形成されているにも拘わらず剛性でなくてもよいのは認識されるべきである。具体的には、環状リム133、143は剛性材料の比較的薄い小片で形成され、これは、環状リム133、143が、剛性材料で形成されているにも拘わらず、幾分柔軟性を有するようにすることができる。さらに、例示された実施形態において、環状リム133、143は形状が卵型である。しかしながら、本発明は環状リム133、143の特定の形状によって限定されるものではなく、それらがいずれかの他の多角形または閉じた−ジオメトリー形状を取ることができる。さらに、さらに他の実施形態において、環状リム133、143は閉じた−ジオメトリーを形成する必要がない。例示された実施形態において、第1および第2のグリップ構成部分130、140の環状リム133、143の形状は、ハンドル部120中に形成されたスルーホール150の形状にマッチする。
(0046)
例示された実施形態において、第1および第2のグリップ構成部分130、140の弾性体134、144の外面131、141はドーム形状であって、各環状リム133、143の上部縁139、149から突出する。もちろん、本発明は全ての実施形態においてそのように限定されるのではなく、他の特定の実施形態においては、第1および第2のグリップ構成部分130、140の弾性体134、144の外面131、141は、環状リム133、143の上部縁139、149と同一平面とすることができる。
(0047)
先に議論したように、環状リム133、143は剛性材料で形成され、弾性体134、144は弾性材料で形成される。第1および第2のグリップ構成部分130、140を形成するのにおいて、弾性体134、144は、射出成型によるなどして、各環状リム133、143に対して成型される。例示された実施形態において、弾性体134、144は環状リム133、143の頂部に対して成型され、他方、環状リム133、143の底部は弾性体134、144フリーのままである。これは、環状リム133、143の高さ(環状リム133、143の底部縁169、179から環状リム133、143の上部縁139、149まで延びる環状リム133、143の高さ)未満である厚みを有する薄い弾性膜として形成される弾性体134、144によるものである。もちろん、本発明は全ての実施形態においてそのように限定されるのではなく、他の特定の実施形態においては、弾性体134、144は、環状リム133、143の全内面136、146を覆ってよい。さらに、特定の実施形態においては、第1および第2のグリップ構成部分130、140の一方は、その特定のグリップ構成部分の弾性体がハンドル部120に対して直接成型できるように環状リムを含まなくてもよい。そのような実施形態は図7を参照して以下でより詳細に議論する。
(0048)
次に図6を参照し、ハンドル部120に連結された第1および第2のグリップ構成部分130、140を備えたオーラルケア器具100の1つの実施形態が示される。図6に描かれた断面図は図3の線VI−VIに沿っているものである。第1のグリップ構成部分130は、環状リム133および第1の弾性体134を含む。第1の弾性体134の外面131は、環状リム133の上部縁139から突出するドーム形状の外面である。環状リム133の上部縁139、および第1の弾性体134のドーム形状外面131は、ハンドル部120の前面124を備えた連続的な、中断されておらずかつ平坦な面を形成する。
(0049)
例示された実施形態において、環状リム133の外面137にはテーパーが付されている。さらに、スルーホール150を規定するハンドル部120の内面155は、第1のテーパーが付された側壁126、テーパーが付されていない側壁127、および第2のテーパーが付された側壁128を含む。第1のテーパーが付された側壁126は、テーパーが付されていない側壁127から、ハンドル部120の前面124にある第1の開口部151まで延びる。第2のテーパーが付された側壁128は、テーパーが付されていない側壁127から、ハンドル部120の裏面125にある第2の開口部152まで延びる。側壁155に関連して本文中で用いるように、用語テーパーが付されたとは、単に、第1のテーパーが付された側壁126の対向する辺の間の空間が、第1のテーパーが付された側壁126がテーパーが付されていない側壁127から開口部151に向けてさらに延びるに従って増大するように、該壁が外に向けて角度がつけられていることを示す。同様に、第2のテーパーが付された側壁128の対向する辺の間の空間は、第2のテーパーが付された側壁128がテーパーが付されていない側壁128から開口部152に向けてさらに延びるに従って増大する。
(0050)
もちろん、特定の実施形態において、テーパーが付されていない側壁127を省略することができ、スルーホール150が、スルーホール150の中央部から第1および第2の開口部151、152の各々に向けて上向きおよび下向きにテーパーが付されるように、第1および第2のテーパーが付された側壁126、128を当接接触させることができる。さらに、特定の実施形態において、第1および第2のテーパーが付された側壁126、128は、ハンドル部120の内面155が単一の連続的なテーパーが付されていない壁であるようにテーパーが付されていない壁とすることができる。側壁126、128および環状リム133にテーパーを付すと、第1のグリップ構成部分130の環状リム133およびハンドル部120の内面155の間の付着を増加させることによって、スルーホール150内の第1のグリップ構成部分130の安定性を増加させる。
(0051)
例示された実施形態において、環状リム133のテーパーが付された外面137は、スルーホール150の第1のテーパーが付された側壁126と当接している。さらに、例示された実施形態において、環状リム133の外面137は、超音波溶接その他によるなどして、点Fにおいて、スルーホール150の第1のテーパーが付された側壁126に熱的に融着されている。環状界面が、環状リム133およびスルーホール150の第1のテーパーが付された側壁126の間の点Fにおいて形成され、それにより、気密ポケット170が第1の弾性体134下に形成されるように環状界面に沿って気密シールを形成する(スルーホールを利用する実施形態においては、第2のグリップ構成部分140もハンドル部120に取り付けられるまで気密ポケット170は形成されない)。かくして、第1のグリップ構成部分130はスルーホール150内に取り付けられ、ハンドル部120の前面124にある第1の開口部151を取り囲む。第1のグリップ構成部分130はスルーホール150内に取り付けられると記載されるが、これは、第1のグリップ構成部分130の少なくとも一部がスルーホール150内に配置され、第1のグリップ構成部分130のもう1つの部分がスルーホール150から突出する例を含むことが認識されるべきである。
(0052)
先に議論したように、例示された実施形態において、第1のグリップ構成部分130の環状リム133はスルーホール150の第1のテーパーが付された側壁126に熱的に融着されている。しかしながら、本発明は全ての実施形態においてそのように限定されるものではなく、他の特定の実施形態においては、スルーホール150内への第1のグリップ構成部分130の取り付けは、締りばめまたはタイトフィット組み立て、連結スリーブ、螺合、付着、ファスナー等を介して達成することができる。
(0053)
第2のグリップ構成部分140は、環状リム143および第2の弾性体144を含む。第2の弾性体144の外面141は、環状リム143の上部縁149から突出するドーム形状外面である。環状リム143の上部縁149および第2の弾性体144のドーム形状外面141は、ハンドル部120の裏面125とで連続的で中断されてなくかつ平坦な表面を形成する。
(0054)
例示された実施形態において、環状リム143の外面147はテーパーが付されている。例示された実施形態において、第2のグリップ構成部分140の環状リム143のテーパーが付された外面147は、スルーホール150の第2のテーパーが付された側壁128と当接している。さらに、第2のグリップ構成部分140の環状リム143の外面147は、超音波溶接その他によるなどして、点Fにおいて、スルーホール150の第2のテーパーが付された側壁128に熱的に融着されている。環状界面が、環状リム143およびスルーホール150の第2のテーパーが付された側壁128の間で点Fにおいて形成され、それにより、気密ポケット170が第2のグリップ構成部分140の第2の弾性体144および第1のグリップ構成部分の第1の弾性体134の間に形成されるように、環状界面に沿った気密シールを形成する。かくして、第2のグリップ構成部分140はスルーホール150内に取り付けられ、ハンドル部120の裏面125にある第2の開口部152を取り囲む。第2のグリップ構成部分140はスルーホール150内に取り付けられるとして記載されているが、これが、第2のグリップ構成部分140の少なくとも一部がスルーホール150内に配置され、第2のグリップ構成部分140のもう1つの部分がスルーホール150から突出する例を含むのは認識されるべきである。例示された実施形態において、第1および第2の弾性体134、144はそれを通る貫通、穴または開口部を含まず、これは、第1および第2の弾性体134、144間における気密ポケット170の形成を容易とする。
(0055)
先に議論したように、例示された実施形態において、第2のグリップ構成部分140の環状リム143はスルーホール150の第2のテーパーが付された側壁128に熱的に融着されている。しかしながら、本発明は全ての実施形態においてそのように限定されるものではなく、他の特定の実施形態においては、スルーホール150内への第2のグリップ構成部分140の取り付けは、締りばめまたはタイトフィット組み立て、連結スリーブ、螺合、付着、ファスナー等を介して達成することができる。
(0056)
スルーホール150が、(図9を参照して以下に記載される)単なるソケットよりはむしろハンドル部120中に形成される図6に例示された実施形態において、気密ポケット170が第1のグリップ構成部分130および第2のグリップ構成部分140の間に、なおより具体的には、第1のグリップ構成部分130の第1の弾性体134および第2のグリップ構成部分140の第2の弾性体144の間に形成される。かくして、第1の弾性体134および第2の弾性体144の内面間に空間の自由体積が形成される。第1および第2の弾性体134、144の各々は、気密ポケット170に向けて、およびハンドル部120の長手方向軸A−Aに向けて内側方向に圧縮可能である。前記したように、内側に圧縮された後、弾性体134、144の各々は圧縮されていない状態に偏って戻り、これは図6に示される状態である。かくして、第1および第2のグリップ構成部分130、140および気密ポケット170の組合せは、歯磨きの間に使用者のためにより快適な握りを作り出す。さらに、第1および第2のグリップ構成部分130、140は、スルーホールを完全に満たす伝統的なグリップ構成部分よりも少ない材料を用い、それにより、製造の間のコストを削減する。
(0057)
さて、図7に転じ、オーラルケア器具100の親指−グリップセクション122Aの代替実施形態が記載される。親指−グリップセクション122Aは、先に記載され、かつ図6に描かれた親指−グリップセクション122と同様である。かくして、親指−グリップセクション122とは異なる親指−グリップセクション122Aの構造的構成部分のみを、図6に関する先の記載が全ての他の構造的構成部分に適用されるという理解にて、以下に議論する。さらに、親指−グリップセクション122Aの構成部分は、添字「A」が用いられる以外は、親指−グリップセクション122からの同様な構成部分と同一の参考番号を有する。以下に記載されていない特徴は前記したその同様な番号付けされた特徴と同一であると理解されるであろう。具体的には、第1のグリップ構成部分130Aは、先に記載された第1のグリップ構成部分130と実質的に同様である。かくして、第1のグリップ構成部分130Aの詳細な記載は、前記の記載が適用されるとの理解にて、以下では提供されない。
(0058)
スルーホール150Aを規定するハンドル部120Aの内面155Aは、第2のテーパーが付された側壁がもはやテーパーが付されていない以外は、先に議論されたハンドル部120の内面155と同様である。むしろ、ハンドル部120Aの内面155Aは、ハンドル部120Aの裏面124Aにおいて第2の開口部152A近くに隆起部156Aを含む。隆起部156Aは、以下に議論されるように、第2のグリップ構成部分140Cおよびハンドル部120Cの間の付着を高めるためのメカニズムを提供する。例示された実施形態において、隆起部156Aは環状隆起部である。しかしながら、本発明は全ての実施形態においてそのように限定されるものではなく、他の特定の実施形態においては、隆起部156Aは、ハンドル部120Aの内面155Aからスルーホール150Aに向けて内側に延びる1以上の突起部であってよい。さらに、なお他の実施形態において、隆起部156Aは一緒に省略してよい。他の実施形態において隆起部156Aは、第2の弾性体144Aの弾性材料の代わりにハンドル部120Aの内面155A中に形成される凹所またはスロットで置き換えて、第2の弾性体144Aをハンドル120Aに対して成型する場合に流入させることができる。
(0059)
第2のグリップ構成部分140Aは、第2のグリップ構成部分140Aが弾性材料で形成された第2の弾性体144Aのみを含む点で、前記した第2のグリップ構成部分140とは異なる。より具体的には、第2のグリップ構成部分140Aは、図6を参照して先に記載された環状リム143のような環状リムを含まない。第2のグリップ構成部分140Aの第2の弾性体144Aはスルーホール150A中に取り付けられて、第2の開口部152Aを取り囲む。
(0060)
環状リムの欠如のため、第2のグリップ構成部分140Aの第2の弾性体144Aはハンドル部120Aに直接的に取り付けられる。例示された実施形態において、隆起部156Aは、第2の弾性体144Aのための表面を提供して、その上にしっかりと留められて、第2のグリップ構成部分140Aの第2の弾性体144Aがそれに取り付けられた後にスルーホール150Aから取り除かれるのを妨げる。射出成型によるなどして、第2の弾性体144Aをハンドル部120Aに対して直接的に成型することによって、第2のグリップ構成部分140Aの第2の弾性体144Aがハンドル部120Aに取り付けられる。かくして、図7に例示された歯ブラシの製造の間に、ハンドル部120Aはその中にスルーホール150Aと共に形成される。次に、ハンドル部120Aは型穴内に位置させ、熱可塑性エラストマーのような弾性材料を型穴中に射出して、第2の弾性体144Aを形成する。冷却の後、第2のグリップ構成部分140Aの第2の弾性体144Aをハンドル部120Aに対して成型して、スルーホール150Aの第2の開口部152Aを取り囲む。
(0061)
第2のグリップ構成部分140Aが既にハンドル部120Aに対して成型された後、第1のグリップ構成部分130Aをハンドル部120Aに対して直接的に射出成型するのはふさわしくない。かくして、第2のグリップ構成部分140Aがハンドル部120Aに対して成型された後、環状リム133Aおよび第1の弾性体134Aを含めた第1のグリップ構成部分134Aをスルーホール150A内に取り付けて、第1の開口部151Aを取り囲む。第1のグリップ構成部分130Aをスルーホール150A内に取り付けるのは、超音波溶接のような熱的融着を介して達成され、これは図6を参照して先に本文中に記載した。一旦第1のグリップ構成部分130Aがスルーホール150A内に取り付けられれば、気密ポケット170Aが第1および第2のグリップ構成部分130A、140Aの間に形成される。
(0062)
次に図8に移って、オーラルケア器具100の親指−グリップセクション122Bの第2の代替実施形態が記載される。親指−グリップセクション122Bは、先に記載され、かつ図7に描かれた親指−グリップセクション122A、および先に記載され、かつ図6に描かれた親指−グリップセクション122と同様である。かくして、親指−グリップセクション122、122Aとは異なる親指−グリップセクション122Bの構造的構成部分のみが、図6および7に関する先の記載が全ての他の構造的構成部分に適用されるという理解にて、以下に本文中で議論される。さらに、親指−グリップセクション122Bの構成部分は、添字「B」が用いられる以外は、親指−グリップセクション122、122Aからの同様な構成部分と同一の参考番号を有する。以下に記載されていない特徴は先に記載されたその同様に番号付けされた特徴と同一であると理解されるであろう。
(0063)
図8に例示された実施形態において、第2のグリップ構成部分140Bは、再度、第2の弾性体144Bのみから形成され、環状リムを欠如する。第2のグリップ構成部分140Bの第2の弾性体144Bは、スルーホール150Bを規定するハンドル部120Bの内面155Bに直接的に連結される。さらに、ハンドル部120Bの内面155Bは隆起部を含まず、第2のグリップ構成部分140Bの第2の弾性体144Bは、先に本文中に記載された射出成型技術を含めた当業者に知られた技術を用い、ハンドル部120Bの内面155Bに対して単純に成型される。
(0064)
第1のグリップ構成部分130Bは、環状リム133Bおよび第1の弾性体134Bを含む。例示された実施形態において、環状リム133Bは、主たる本体部181B、および主たる本体部131Bから外側に延びるフランジ182Bを含む。さらに、スルーホール150Bを規定するハンドル部120Bの内面155Bはショルダー159Bを含む。フランジ/ショルダー配置182B、159Bは、図6に関して先に議論したテーパーが付された側壁に対する代替配置である。かくして、第1のグリップ構成部分130Bがスルーホール150B内に取り付けられる場合、環状リム133Bのフランジ182Bは、ハンドル部120Bの内面155Bのショルダー159Bと当接している。前記したように第1のグリップ構成部分130Bをスルーホール150B内に位置決めした後、本文中にて前記した技術を用いて環状リム133Bをハンドル部120Bに熱的に融着させる。
(0065)
次に図9に移って、オーラルケア器具100の親指−グリップセクション122Cの第3の代替実施形態が記載される。親指−グリップセクション122Cは、先に記載され、かつ図7に描かれた親指−グリップセクション122A、先に記載され、かつ図6に描かれた親指−グリップセクション122、および先に記載され、かつ図8に描かれた親指−グリップセクション122Bと同様である。かくして、親指−グリップセクション122、122A、122Bと異なる親指−グリップセクション122Cの構造的構成部分のみを、図6、7および8に関する記載が全ての他の構造的構成部分に適用されるという理解にて、本文中にて以下に議論する。さらに、親指−グリップセクション122Cの構成部分は、添字「C」が用いられる以外は、親指−グリップセクション122、103A、123Bからの同様な構成部分と同一の参考番号を有する。以下に記載されていない特徴は前記したその同様に番号付けされた特徴と同一であると理解されるであろう。
(0066)
図9において、第1のグリップ構成部分130Cが示され、それは、環状リム133Cおよび第1の弾性体134Bを含む。第1のグリップ構成部分130Cは、先に記載され、かつ図6に示された第1のグリップ構成部分130と構造的に同一である。前記したものに対する図9に示された親指−グリップセクション122Cとの間の差は、スルーホールがソケット190Cで置き換えられていることである。ソケット190Cは、フロア191Cから、ハンドル部120Cの前面124C中の開口部151Cまで延びる。
(0067)
例示された実施形態において、フロア191Cから、ハンドル部120Cの前面124Cの開口部151Cまで延びる、示された単一ソケット190Cのみがある。しかしながら、本発明はそのように限定されず、他の特定の実施形態では、(フロア191C、または別のフロアであってよい)フロアから、ハンドル部120Cの裏面125C中の開口部まで延びる追加のソケットが含まれていてよい。
(0068)
例示された実施形態において、第1のグリップ構成部分130Cはソケット190C内に取り付けられる。第1のグリップ構成部分130Cのソケット190Cへの固定は、ハンドル部120Cの内面155Cへの環状リムの熱的融着、タイトフィット組み立て、締りばめ等を含めた、先に議論された技術のいずれかによって達成することができる。ソケット190Cおよび第1のグリップ構成部分130Cの相対的サイズのため、気密ポケット170Cは、第1のグリップ構成部分130Cの弾性体134Cの直下に形成される。第1のグリップ構成部分130Cの弾性体134Cは、先に議論されたように圧縮可能である。さらに、ハンドル部120Cの裏面125Cにある第2のソケットを利用する実施形態において、第2のグリップ構成部分130Cは、同様にしてそのようなソケット内に取り付けることができる。さらに、先に述べたように、特定の実施形態においては、用語ソケットは、本文中においては、フロアを有するソケットに言及するのに、および本文中において先に議論されたスルーホール150のようなスルーホールに言及するのに用いられる。
(0069)
次に図10に移って、オーラルケア器具100の親指−グリップセクション122Dの第4の代替実施形態が記載される。親指−グリップセクション122Dは、先に記載され、かつ図8に描かれた親指−グリップセクション122Bと同様である。かくして、親指−グリップセクション122Bとは異なる親指−グリップセクション122Dの構造的構成部分のみが、図8に関する先の記載は全ての他の構造的構成部分に適用されるとの理解にて、以下に議論される。さらに、親指−グリップセクション122Dの構成部分は、添字「D」が用いられる以外は、親指−グリップセクション122Bからの同様な構成部分と同一の参考番号を有する。以下に記載されていない特徴は、前記したその同様に番号付けされた特徴と同一であると理解されるであろう。
(0070)
図10の親指−グリップセクション122Dが示され、それにより、第1および第2グリップ構成部分130D、140Dは、図8に描かれたようにハンドル部120Dに連結されるが、本発明はそのように限定されない。図10を参照して以下に記載される構造的特徴は、図6および7に描かれた親指−グリップセクション122および122Aに同等に適用できる。
(0071)
図10において、第1のグリップ構成部分130Dの弾性体134Dは、弾性体134Dの内面187Dからスルーホール150D中へと下側に延びる第1の突起部186Dを含む。さらに、第2のグリップ構成部分140Dの第2の弾性体143Dは、第2の弾性体143Dの内面189Dからスルーホール150D中へと下側に延びる第2の突起部188Dを含む。例示された実施形態において、第1および第2の突起部186D、188Dの各々は、中空内部を有する環状突起である。しかしながら、本発明はそのように限定されず、第1および第2の突起部186D、188Dは、円柱状突起であり、そこでは、内部は中空であるよりはむしろ材料で満たされている。なおさらに、第1および第2の突起部186D、188Dの各々は、所望のいずれの他の形状を取ることもできる。
(0072)
例示された実施形態において、第1の突起部186Dは弾性体134Dと一体的に形成され、第2の突起部188Dは第2の弾性体144Dと一体的に形成される。しかしながら、本発明はそのように限定されず、第1および第2の突起部186D、188Dを弾性体134D、144Dから別々に形成し、後にそれに連結することができる。そのような実施形態において、第1および第2の突起部186D、188Dは、熱可塑性エラストマーのような弾性材料よりはむしろ硬質プラスチックのような剛性材料から形成することができる。
(0073)
図10は、偏った圧縮されていない状態の弾性体134D、144Dを示す。さらに、例示された実施形態において、第1の突起部186Dの底面176Dは第2の突起部188Dの底面178Dと表面接触しており、他方、弾性体134D、144Dは偏った圧縮されていない状態にある。その結果、使用者が親指−グリップセクション122Dを握り、圧力を弾性体134Dにかけると、その圧力は第2の弾性体144Dにおいて使用者によって感じられるであろう。具体的には、弾性体134Dのいずれの運動も第1および第2の突起部186D、188Dを介して第2の弾性体144Dに伝えられる。第1および第2の突起部186D、188Dは、弾性体134D、144Dの内面187D、189Dを相互から分離する空間の自由体積内で相互に接触する。
(0074)
他の実施形態において、第1および第2の突起部186D、188Dの底面176D、178Dは、弾性体134D、144Dが圧縮されていない状態にある場合、相互から間隔が設けられていてよい。弾性体134D、144Dの一方への圧縮力の適用に際して、底面176D、178Dは相互に接触して、使用者に対して触覚を生じさせる。かくして、第1および第2の突起部186D、188Dを利用して、所望のマッサージ効果を使用者に提供することができるか、あるいは使用者が過剰な力でオーラルケア器具を握っている警告として機能することができる触覚を使用者に提示することができる。
(0075)
次に図11および12を同時に参照し、グリップ構成部分230の代替実施形態が示される。グリップ構成部分230は、環状リム233および弾性体234を含む。弾性体234は、そこから突出する複数の隆起部232を含む。かくして、グリップ構成部分230は、図1ないし6を参照して先に議論された第1および第2のグリップ構成部分130、140と同様である。しかしながら、グリップ構成部分230は、さらに、環状リム233の第1の側から、第1の側と反対の環状リム233の第2の側へ延びる支柱235を含む。例示された実施形態において、支柱235は、弾性材料からの弾性体234と一体的に形成される。支柱235は、弾性体234に対して追加の強度および剛性を提供し、弾性体234の圧縮に対する強度を提供する。
(0076)
他の特定の実施形態において、支柱235は、先に議論された硬質プラスチック材料の1つのような剛性材料からの環状リム233と一体的に形成することができる。そのような実施形態において、支柱235は、弾性体234の底面236に隣接して位置する。しかしながら、本発明は全ての実施形態においてそのように制限されず、特定の実施形態においては、支柱235は、弾性体234が環状リム233に対して成型された後に弾性体234内に包埋される(図14参照)。かくして、支柱235は、グリップ構成部分230の環状リム233と一体的に、またはグリップ構成部分230の弾性体234と一体的に形成することができる。
(0077)
支柱235を利用する特定の実施形態においては、弾性体234は、弾性体234直下の空間への通路を形成する1以上の隙間を含んでよい。そのような実施形態において、弾性体234直下に形成された気密ポケットはない。かくして、そのような実施形態においては、気密ポケットを有するよりは、むしろ、弾性体234に対して十分な圧力を供して、弾性体234がその形状を維持するのを促進し、支柱235は同一効果を達成するであろう。さらに、弾性体234の材料の固さ、厚みおよび全ジオメトリーは、弾性体234の構造および弾性を調整して、所望の効果を達成することができる。さらに、空気ポケットとの間の空気の出入のための穴を提供するために望まれる支柱を利用しない実施形態において、隙間を弾性体234中に形成することができる。
(0078)
図13および14を参照し、グリップ構成部分330の代替実施形態が簡単に記載される。図13は、環状リム333の1つの端部から環状リム333のもう1つの反対側端部まで延びる支柱335を有するグリップ構成部分330の環状リム333を示す。図12および13に例示された実施形態において、支柱335は環状リム333と一体的に形成される。図14は、その上に成型された弾性体334を有するグリップ構成部分330の環状リム333の断面図を示す。グリップ構成部分330は、グリップ構成部分330の弾性体334がそこから延びる隆起部を有しない以外は、先に議論したグリップ構成部分230と同様である。さらに、支柱335は、弾性体334の弾性材料内に包埋される。
(0079)
例示された実施形態において、オーラルケア器具は、該オーラルケア器具のハンドル部に位置する1つのソケットおよび/またはスルーホールを備えて示され、記載される。しかしながら、本発明は全ての実施形態においてそのように制限されず、他の特定の実施形態において、オーラルケア器具は、該オーラルケア器具のハンドル部に位置する複数のソケットおよび/またはスルーホールを含んでよい。そのような実施形態において、スルーホールの各々は、先に記載された技術、および以下により詳細に記載する方法を利用して、ハンドル部に取り付けられたグリップ構成部分によって閉じられる。
(0080)
次に図15〜18を同時に参照し、本明細書にて議論された特徴を有するオーラルケア器具800を製造する方法が記載される。オーラルケア器具500を製造するにおいて、まず、ハンドル部520およびヘッド部510を含む細長い本体501が第1の材料から形成され、該第1の材料は硬質プラスチックである。細長い本体501は、ハンドル部520中に形成されたソケット550を有するように形成される。細長い本体501の形成は、第1の型穴を形成すること、および第1の型穴へ溶融形態の第1の材料を射出することを含み、第1の型穴は、細長い本体501の形状に対応する形状を有する。溶融形態の第1の材料を第1の型穴中へ射出した後、溶融形態の第1の材料を第1の型穴内で放冷し、それにより、その中に形成されたソケット550を有する細長い本体501を形成する。
(0081)
次に、第1のグリップ構成部分530は、中央開口部538および第1の弾性体534を有する環状リム533を含んで形成される。環状リム533は第2の材料で形成される。特定の実施形態において、細長い本体501を形成する第1の材料は、環状リム533を形成する第2の材料と同一である。しかしながら、本発明は全ての実施形態においてそのように制限されるものではない。それにも拘わらず、第1および第2の材料の双方は剛性材料であるのが好ましい。
(0083)
環状リム533の形成は、第2の型穴を形成すること、および溶融形態の第2の材料を第2の型穴へ射出することを含み、第2の型穴は、環状リム533の形状に対応する形状を有する。次に、第2の型内の溶融形態の第2の材料を放冷し、それにより、環状リム533を形成する。環状リム533を形成した後、第1の弾性体534が、環状リム533中の開口部538を覆うように環状リム533に取り付けられる。第1の弾性体534は第3の材料で形成される。特定の実施形態において、第3の材料は第1および第2の材料よりも弾性であり、より具体的には、第3の材料は熱可塑性エラストマーとすることができる。第1の弾性体534を形成し、第1の弾性体534を環状リング533上に成型するためには、第3の型穴を環状リム533の中央開口部538において形成し、溶融形態の第3の材料を第3の型穴に射出して、環状リム533と接触させる。第3の型穴は、第1の弾性体534から延びるいずれの隆起部532も含めた第1の弾性体534に対応する形状を有する。最後に、溶融形態の第3の材料を第3の型穴内で放冷し、それにより、第1の弾性体534が環状リム533に対して成型された第1のグリップ構成部分530を形成する。例示された実施形態において、第1および第2の材料は剛性材料であって、第3の材料は弾性材料である。図17は、環状リム533上に成型された第1の弾性体534を有する第1のグリップ構成部分530を示す。
(0083)
細長い本体501および第1のグリップ構成部分530を形成した後、第1のグリップ構成部分530が、細長い本体501のハンドル部520のソケット550内に取り付けられる。これは、第1のグリップ構成部分530をハンドル部520のソケット内に位置決めし、グリップ構成部分530の環状リム533をハンドル部520に熱的に融着させ、それにより、第1のグリップ構成部分530をハンドル部520に固定することを含む。もちろん、先に議論したように、第1のグリップ構成部分530は、さもなければ、締まりばめ、付着、ファスナー等を利用するなどして、ハンドル部520に固定してよい。
(0084)
特定の実施形態において、先に議論したように、ソケット550は、ハンドル部520の第1の側にある第1の開口部として終了し、かつハンドル部520の第2の側にある第2の開口部として終了するスルーホールであり、第2の側は、(ハンドル部520の第1の側がハンドル部520の前面であって、ハンドル部520の第2の側がハンドル部520の裏面で特定の実施形態におけるように)第1の側と反対側である。そのような実施形態においては、環状リム533および弾性体534を含めた第1のグリップ構成部分530をハンドル部520に取り付けるに先立って、第2のグリップ構成部分540がハンドル部520に取り付けられる。
(0085)
特定の実施形態において、第2のグリップ構成部分540は、第4の材料で形成された第2の弾性体544を含み、第4の材料は弾性材料である。第2のグリップ構成部分540は、ハンドル部520のスルーホール550の第2の開口部において第4の型穴を作り出し、溶融形態の第4の材料を第4の型穴中へ、ハンドル部520と接触させて射出することによって形成される。第4の型穴は、第2のグリップ構成部分540の形状に対応する形状を有する。次に、溶融形態の第4の材料を第4の型穴内で放冷し、それにより、第2のグリップ構成部分540を形成する。もちろん、本発明はそのように制限されるものではなく、特定の実施形態においては、第2のグリップ構成部分540は弾性体544および環状リムの双方を含んでよく、第2の構成部分540が形成され、第1のグリップ構成部分530に関して先に議論したのと同様にハンドル部520に付着させてもよい。
(0086)
第2のグリップ構成部分540をハンドル部520に対して成型して、第2の開口部を取り囲んだ後、環状リム533および弾性体534を含めた第1のグリップ構成部分530をハンドル部520に取り付けて、ハンドル部520の第1の側にある第1の開口部を閉じる。第2のグリップ構成部分540をハンドル部520に対して成型して、第2の開口部を取り囲み、第1のグリップ構成部分530を第1の開口部を取り囲むようにハンドル部520に取り付けた後、気密ポケットを第1の弾性体533の直下、より具体的には、第1のグリップ構成部分530の第1の弾性体533および第2のグリップ構成部分540の第2の弾性体543の間に形成する。
(0087)
本明細書を通じて用いられるように、範囲はその範囲内にある各数値およびすべての数値を表す短縮形として用いられる。該範囲内にある値はいずれも、該範囲の上限下限として選択され得る。加えて、本文中で引用されるすべての参考文献は、引用によりその完全な内容でここに含まれる。本開示の定義と引用の定義とに齟齬がある場合、本開示により調整される。
(0088)
本発明を、本発明を実施する現在好ましい形態を含めた特別な例に関して記載してきたが、当業者であれば、前記したシステムおよび技術の多数の変形および並べ替えがあるのを認識するであろう。本発明の範囲を逸脱することなく、他の実施形態を利用してよく、構造的および機能的修飾をなすことができるのは理解されるべきである。かくして、本発明の精神および範囲は、添付の請求の範囲に記載されたように広く解釈されるべきである。

Claims (41)

  1. ヘッド部およびハンドル部を含み、該ハンドル部がソケットを含む、細長い本体;
    該細長い本体の該ヘッド部に取り付けられた少なくとも1つの歯清掃要素;および
    中央開口部を規定し、剛性材料で形成された、環状リム;および
    該中央開口部を覆う該環状リムに取り付けられ、弾性材料で形成された、弾性体;
    を含み、
    該第1のグリップ構成部分が該ソケット内に取り付けられた、オーラルケア器具。
  2. 該ハンドル部が剛性材料で形成され、該環状リムが該ハンドル部に熱的に融着されている、請求項1に記載のオーラルケア器具。
  3. 該環状リムおよび該ハンドル部の間に環状界面が形成され、気密シールが、気密ポケットが該弾性体下に形成されるように、該環状界面に沿って形成されている、請求項1〜2のいずれか一項に記載のオーラルケア器具。
  4. 該気密シールが、該環状リムおよびハンドル部に熱的に融着された部分である、請求項3に記載のオーラルケア器具。
  5. 該弾性体が該環状リムに対して成型されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載のオーラルケア器具。
  6. 該弾性体が、該環状リムの上部縁から突出するドーム形状の外面を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載のオーラルケア器具。
  7. 該弾性体が、さらに、該ドーム形状の外面から突出する複数の隆起部を含む、請求項6に記載のオーラルケア器具。
  8. 該環状リムの上部縁および該弾性体の該ドーム形状の外面が、該ハンドル部の外面とで連続表面を形成する請求項6〜7のいずれか一項に記載のオーラルケア器具。
  9. 該ハンドル部が、ネックセクション、親指−グリップセクションおよび指グリップセクションを含み、該親指−グリップセクションが該ネックセクションおよび該指グリップセクションの間に位置し、該ソケットが該親指−グリップセクション内に位置する、請求項1〜8のいずれか一項に記載のオーラルケア器具。
  10. 該ソケットが該ハンドル部を通って延びるスルーホールであり、該スルーホールが該ハンドル部の第1の側にある第1の開口部として終了し、該第1の側と反対の該ハンドル部の第2の側にある第2の開口部として終了し、該第1のグリップ構成部分が該スルーホール内に取り付けられて、該第1の開口部を取り囲む、請求項1〜9のいずれか一項に記載のオーラルケア器具。
  11. さらに、該スルーホール内に取り付けられた第2のグリップ構成部分を含んで、該第2の開口部を取り囲み、該第2のグリップ構成部分が弾性材料で形成されている第2の弾性体を含む、請求項10に記載のオーラルケア器具。
  12. 該第2のグリップ構成部分の該第2の弾性体が該ハンドル部に対して直接的に成型されている、請求項11に記載のオーラルケア器具。
  13. 該第2のグリップ構成部分が剛性材料で形成された環状リムを含み、該第2のグリップ構成部分の該第2の弾性体が該第2のグリップ構成部分の該環状リムに対して成型され、該第2のグリップ構成部分の該環状リムが該ハンドル部に熱的に融着されている、請求項11に記載のオーラルケア器具。
  14. 気密ポケットが該第1および第2のグリップ構成部分の間に形成されている、請求項12〜13のいずれか一項に記載のオーラルケア器具。
  15. 該第1のグリップ構成部分の該弾性体が、該弾性体の内面から該スルーホール中に延びる第1の突起部を含み、該第2のグリップ構成部分の該第2の弾性体が、該第2の弾性体の内面から該スルーホール中へ延びる第2の突起部を含む、請求項11〜14のいずれか一項に記載のオーラルケア器具。
  16. 該弾性体の該第1の突起部が、該第2の弾性体の該第2の突起部と接触している、請求項15に記載のオーラルケア器具。
  17. 該第1のグリップの該弾性体が貫通を含まない、請求項1〜16のいずれか一項に記載のオーラルケア器具。
  18. 該第1のグリップ構成部分の該弾性体が該ハンドル部の長手方向軸に向かう方向に圧縮可能であって、圧縮されていない状態に偏って戻る、請求項1〜17のいずれか一項に記載のオーラルケア器具。
  19. 該第1のグリップ構成部分の該弾性体が弾性膜である、請求項1〜18のいずれか一項に記載のオーラルケア器具。
  20. 該第1のグリップ構成部分の該環状リムがフランジを含み、該ソケットがショルダーを含み、該フランジが該ショルダーに当接している、請求項1〜19のいずれか一項に記載のオーラルケア器具。
  21. 該第1のグリップ構成部分の該環状リムがテーパーが付された外面を含み、該ソケットがテーパーを付された側壁を有するセクションを含み、該環状リムの該テーパーが付された外面が該テーパーを付された側壁と当接している、請求項1〜20のいずれか一項に記載のオーラルケア器具。
  22. 該第1のグリップ構成部分の該弾性体が1以上の隙間を含み、該1以上の隙間が該弾性体直下の空間への通路を形成している請求項1に記載のオーラルケア器具。
  23. 該第1のグリップ構成部分の該環状リムが、さらに、該環状リムの第1の側から該環状リムの該第1の側の反対側の該環状リムの第2の側まで延びる支柱を含む請求項1〜222のいずれか一項に記載のオーラルケア器具。
  24. 該支柱が該弾性体中に包埋されている請求項23に記載のオーラルケア器具。
  25. 該支柱が該弾性体の底面に隣接している請求項24に記載のオーラルケア器具。
  26. 該弾性体が膜、および該環状リムの第1の側から該環状リムの該第1の側の反対側の該環状リムの第2の側まで延びる支柱を含む請求項1〜25のいずれか一項に記載のオーラルケア器具。
  27. 少なくとも1つの歯清掃要素を有するヘッド;
    該ヘッドに連結されたハンドルであって、該ハンドルを通って延びる少なくとも1つのスルーホールを含み、該スルーホールが該ハンドルの第1の側にある第1の開口部として終了し、かつ該ハンドルの第2の側にある第2の開口部として終了する、ハンドル;
    該ハンドルに連結されて、該第1の開口部を取り囲む第1のグリップ構成部分であって、中央開口部を規定する環状リム、および該中央開口部を覆う該環状リムに取り付けられた第1の弾性体を含み、該環状リムが第1の材料で形成され、該第1の弾性体が第2の材料で形成された、第1のグリップ構成部分;および
    該ハンドルに連結されて、該第2の開口部を取り囲み、第3の材料で形成された第2の弾性体を含む第2のグリップ構成部分;
    を含む、オーラルケア器具。
  28. 該第2および第3の材料が弾性材料であって、該第1の材料が剛性材料である、請求項27に記載のオーラルケア器具。
  29. 該弾性材料が熱可塑性エラストマーであって、該剛性材料が硬質プラスチックである、請求項28に記載のオーラルケア器具。
  30. 該第1および第2の弾性体が相互から間隔が設けられ、それにより、該第1および第2の弾性体の間に空気が充填されたキャビティを形成している、請求項27〜29のいずれか一項に記載のオーラルケア器具。
  31. 該空気が充填されたキャビティが気密ポケットである、請求項30に記載のオーラルケア器具。
  32. 該第1の弾性体が該環状リムに対して成型され、該環状リムが該ハンドルに熱的に融着されている、請求項27〜31のいずれか一項に記載のオーラルケア器具。
  33. 該第1および第2の弾性体が貫通を含まない、請求項27〜32のいずれか一項に記載のオーラルケア器具。
  34. a)第1の材料による、ハンドル部およびヘッド部を含み、該ハンドル部中にソケットが形成された細長い本体を形成し;
    b)中央開口部を有する環状リムおよび該中央開口部を覆う該環状リムに取り付けられた第1の弾性体を含み、該環状リムが第2の材料で形成されており、該第1の弾性体が第3の材料で形成されている第1のグリップ構成部分を形成し;次いで、
    c)該第1のグリップ構成部分を該ソケット内の該ハンドル部に取り付けることを含み、
    ここで、該第1および第2の材料は剛性材料であり、および該第3の材料は弾性材料である、オーラルケア器具を製造する方法。
  35. 工程a)が:
    a−1)第1の型穴を形成し、次いで、溶融形態の該第1の材料を該第1の型穴中に射出し、該第1の型穴は該細長い本体の形状に対応する形状を有しており;次いで、
    a−2)該第1の型穴内の溶融形態の該第1の材料を冷却し、それにより、該細長い本体を形成する;
    ことを含む、請求項34に記載の方法。
  36. 工程b)が:
    b−1)第2の型穴を形成し、次いで、溶融形態の該第2の材料を該第2の型穴中に射出し、該第2の型穴は該環状リムの形状に対応する形状を有しており;
    b−2)該第2の型穴内の溶融形態の該第2の材料を冷却し、それにより、該環状リムを形成し;
    b−3)該環状リムの該中央開口部において第3の型穴を形成し、次いで、溶融形態の該第3の材料を該第3の型穴中に、該環状リムと接触させて射出し、該第3の型穴は該第1の弾性体に対応する形状を有しており;次いで、
    b−4)該第3の型穴内の溶融形態の該第3の材料を冷却し、それにより、該第1の弾性体が該環状リムに対して成型された該第1のグリップ構成部分を形成する;ことを含む、請求項34〜35のいずれか一項に記載の方法。
  37. 工程c)が:
    c−1)該第1のグリップ構成部分を該ハンドル部の該ソケット内に位置決めし;次いで、
    c−2)該環状リムを該ハンドル部に熱的に融着させ、それにより、該第1のグリップ構成部分を該ハンドル部に固定する;
    ことを含む、請求項34〜36のいずれか一項に記載の方法。
  38. 該ソケットが、該ハンドル部の第1の側にある第1の開口部として終了し、該ハンドル部の第2の側にある第2の開口部として終了するスルーホールであり、および、工程c)が該第1のグリップ構成部分を該ハンドル部に取り付けて、該第1の開口部を取り囲むことを含む、請求項34〜37のいずれか一項に記載の方法。
  39. さらに:
    d)第2のグリップ構成部分を該ハンドル部に取り付けて、該第2の開口部を取り囲むことを含み、
    該第2のグリップ構成部分は第4の材料で形成された第2の弾性体を含み、該第4の材料は弾性体である、請求項38に記載の方法。
  40. 工程d)が工程c)に先立って行われ、:
    d−1)該ハンドル部の該スルーホールの該第2の開口部において第4の型穴を形成し、溶融形態の該第4の材料を該第4の型穴中へ、該ハンドル部と接触させて射出し、該第4の型穴は該第2のグリップ構成部分に対応する形状を有しており;次いで、
    d−2)該第4の型穴内の溶融形態の該第4の材料を冷却し、それにより、該第2のグリップ構成部分を形成する;
    ことを含む、請求項39に記載の方法。
  41. 工程c)が、気密ポケットが該第1の弾性体直下に形成されるように、該環状リムを該ハンドル部に固定することを含む、請求項34に記載の方法。
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