JP2015536583A - タイプ2キャリアを取り扱うためのシステムおよび方法 - Google Patents

タイプ2キャリアを取り扱うためのシステムおよび方法 Download PDF

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Abstract

タイプ2キャリアを取り扱うための端末装置(UE)が記載される。UEは、プロセッサと、プロセッサと電子通信を行うメモリとを含む。メモリに記憶された命令は、少なくとも1つのタイプ2セカンダリセル(SCell)を含む1つ以上の在圏セルを用いた構成を適用するために実行可能である。メモリに記憶された命令は、また、少なくとも1つのタイプ2SCellを除く1つ以上の在圏セルのそれぞれに関する測定結果を取得するために実行可能である。メモリに記憶された命令は、さらに、少なくとも1つのタイプ2SCellを除く1つ以上の在圏セルのそれぞれに関する測定結果を含むように測定結果リストをセットするために実行可能である。加えて、メモリに記憶された命令は、測定結果リストを送信するために実行可能である。

Description

本開示は、一般に、通信システムに関する。より具体的には、本開示は、タイプ2キャリアを取り扱うためのシステムおよび方法に関する。
ワイヤレス通信デバイスは、消費者ニーズを満たし、可搬性と便利さとを改善するためにより小さく、より強力になった。消費者は、ワイヤレス通信デバイスに依存するようになり、高信頼性のサービス、カバレッジエリアの拡大および機能性の向上を期待するようになった。ワイヤレス通信システムは、多数のワイヤレス通信デバイスに通信を提供し、それぞれのデバイスが基地局によるサービスを享受する。基地局は、ワイヤレス通信デバイスと通信するデバイスである。
ワイヤレス通信デバイスが進歩するにつれて、通信容量、速度、フレキシビリティおよび/または効率の向上が求められてきた。しかしながら、通信容量、速度、フレキシビリティおよび/または効率の向上がいくつかの問題を提起することがある。
例えば、ワイヤレス通信デバイスは、通信構造を用いて1つ以上のデバイスと通信する。しかしながら、用いられる通信構造は、限られたフレキシビリティおよび/または効率を提供するに過ぎない。この考察によって示されるように、通信のフレキシビリティおよび/または効率を向上させるシステムおよび方法が有益であろう。
本発明の一実施形態は、タイプ2キャリアを取り扱うための端末装置(UE:User Equipment)を開示し、UEは、プロセッサと、プロセッサと電子通信を行うメモリとを備え、メモリに記憶された命令は、少なくとも1つのタイプ2セカンダリセル(SCell)を含む1つ以上の在圏セルを用いた構成を適用し、少なくとも1つのタイプ2SCellを除く1つ以上の在圏セルのそれぞれに関する測定結果を取得し、少なくとも1つのタイプ2SCellを除く1つ以上の在圏セルのそれぞれに関する測定結果を含むように測定結果リストをセットして、測定結果リストを送信するために実行可能である。
本発明の別の実施形態は、タイプ2キャリアを取り扱うための基地局装置(eNB:evolved Node B)を開示し、eNBは、プロセッサと、プロセッサと電子通信を行うメモリとを備え、メモリに記憶された命令は、少なくとも1つのタイプ2セカンダリセル(SCell)を含む1つ以上の在圏セルを用いた構成を確定し、この構成に基づく構成メッセージを送信して、少なくとも1つのタイプ2SCellを除く1つ以上の在圏セルのそれぞれに関する測定結果を含む測定結果リストを受信するために実行可能である。
本発明の別の実施形態は、端末装置(UE)によってタイプ2キャリアを取り扱うための方法を開示し、方法は、少なくとも1つのタイプ2セカンダリセル(SCell)を含む1つ以上の在圏セルを用いた構成を適用するステップと、少なくとも1つのタイプ2SCellを除く1つ以上の在圏セルのそれぞれに関する測定結果を取得するステップと、少なくとも1つのタイプ2SCellを除く1つ以上の在圏セルのそれぞれに関する測定結果を含むように測定結果リストをセットするステップと、測定結果リストを送信するステップとを備える。
本発明の別の実施形態は、基地局装置(eNB)によってタイプ2キャリアを取り扱うための方法を開示し、方法は、少なくとも1つのタイプ2セカンダリセル(SCell)を含む1つ以上の在圏セルを用いた構成を確定するステップと、この構成に基づく構成メッセージを送信するステップと、少なくとも1つのタイプ2SCellを除く1つ以上の在圏セルのそれぞれに関する測定結果を含む測定結果リストを受信するステップとを備える。
タイプ2キャリアを取り扱うためのシステムおよび方法が実装された1つ以上の基地局装置(eNB)および1つ以上の端末装置(UE)の一構成を示すブロック図である。 タイプ2キャリアを取り扱うための方法の一構成を示すフロー図である。 タイプ2キャリアを取り扱うための方法の別の構成を示すフロー図である。 タイプ2キャリアを取り扱うための方法のより具体的な構成を示すフロー図である。 タイプ2キャリアを取り扱うための方法の別のより具体的な構成を示すフロー図である。 タイプ2キャリアを取り扱うための方法の別のより具体的な構成を示すフロー図である。 タイプ2キャリアを取り扱うための方法の別の構成を示すフロー図である。 タイプ2キャリアを取り扱うための方法の別の構成を示すフロー図である。 測定設定変数の構造の例を示すブロック図である。 測定報告リストの構造の一例を示すブロック図である。 無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)接続再設定メッセージ構造を示すブロック図である。 測定設定(measConfig)の例を示すブロック図である。 UEにおいて利用される様々なコンポーネントを示す。 eNBにおいて利用される様々なコンポーネントを示す。 タイプ2キャリアを取り扱うためのシステムおよび方法が実装されたUEの一構成を示すブロック図である。 タイプ2キャリアを取り扱うためのシステムおよび方法が実装されたeNBの一構成を示すブロック図である。
タイプ2キャリアを取り扱うためのUEが記載される。UEは、プロセッサと、プロセッサと電子通信を行うメモリとを含む。実行可能な命令は、メモリに記憶される。UEは、少なくとも1つのタイプ2セカンダリセル(SCell)を含む1つ以上の在圏セルを用いた構成を適用する。UEは、また、少なくとも1つのタイプ2SCellを除く1つ以上の在圏セルのそれぞれに関する測定結果を取得する。UEは、さらに、少なくとも1つのタイプ2SCellを除く1つ以上の在圏セルのそれぞれに関する測定結果を含むように測定結果リストをセットする。加えて、UEは、測定結果リストを送信する。
UEは、少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する参照セルを確定する。参照セルを確定するステップは、参照セル・インジケータを受信することを含む。
UEは、少なくとも1つのタイプ2Scellのための参照セルのセル固有参照信号(CRS:Cell−Specific Reference Signal)、プライマリ同期信号(PSS:Primary Synchronization Signal)およびセカンダリ同期信号(SSS:Secondary Synchronization Signal)のうちの少なくとも1つを利用できる。タイプ2Scellのタイプ2キャリアは、CRS、PSSもSSSも含まない。
UEは、少なくとも1つのタイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照を確定する。パスロス参照を確定するステップは、少なくとも1つのタイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照として、少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する参照セルをセットすることを含んでもよい。パスロス参照を確定するステップは、少なくとも1つのタイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照として、プライマリセル(PCell:primary cell)またはセカンダリセル(SCell:secondary cell)をセットするかどうかを確定することを含んでもよい。パスロス参照を確定するステップは、少なくとも1つのタイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照として、プライマリセル(PCell)または少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する参照セルをセットするかどうかを確定することを含んでもよい。
測定結果リストは、measResultFreqListである。測定結果は、参照信号受信電力(RSRP:Reference Signal Received Power)測定結果および参照信号受信品質(RSRQ:Reference Signal Received Quality)測定結果のうちの少なくとも1つを含む。
タイプ2キャリアを取り扱うための基地局装置(eNB)も記載される。eNBは、プロセッサと、プロセッサと電子通信を行うメモリとを含む。実行可能な命令は、メモリに記憶される。eNBは、少なくとも1つのタイプ2SCellを含む1つ以上の在圏セルを用いた構成を確定する。eNBは、また、この構成に基づく構成メッセージを送信する。eNBは、さらに、少なくとも1つのタイプ2SCellを除く1つ以上の在圏セルのそれぞれに関する測定結果を含む測定結果リストを受信する。
eNBは、少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する少なくとも1つの参照セルを確定する。eNBは、また、参照セル・インジケータを送信する。
eNBは、少なくとも1つのタイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照を確定する。eNBは、パスロス参照インジケータを送信する。
UEによってタイプ2キャリアを取り扱うための方法も記載される。方法は、少なくとも1つのタイプ2SCellを含む1つ以上の在圏セルを用いた構成を適用するステップを含む。方法は、少なくとも1つのタイプ2SCellを除く1つ以上の在圏セルのそれぞれに関する測定結果を取得するステップも含む。方法は、少なくとも1つのタイプ2SCellを除く1つ以上の在圏セルのそれぞれに関する測定結果を含むように測定結果リストをセットするステップをさらに含む。加えて、方法は、測定結果リストを送信するステップを含む。
eNBによってタイプ2キャリアを取り扱うための方法も記載される。eNBは、少なくとも1つのタイプ2SCellを含む1つ以上の在圏セルを用いた構成を確定するステップを含む。方法は、この構成に基づく構成メッセージを送信するステップも含む。加えて、方法は、少なくとも1つのタイプ2SCellを除く1つ以上の在圏セルのそれぞれに関する測定結果を含む測定結果リストを受信するステップを含む。
「3GPP」とも呼ばれる第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3rd Generation Partnership Project)は、第3および第4世代ワイヤレス通信システムに関する世界的に適用可能な技術仕様および技術報告を規定することを目指した連携合意である。3GPPは、次世代モバイル・ネットワーク、システム、およびデバイスに関する仕様を規定する。
3GPPロング・ターム・エボリューション(LTE:Long Term Evolution)は、将来の要求に対処すべくユニバーサル・モバイル通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)モバイルフォンまたはデバイス規格を改善するためのプロジェクトに与えられた名称である。一態様において、UMTSは、進化型ユニバーサル地上無線アクセス(E−UTRA:Evolved Universal Terrestrial Radio Access)および進化型ユニバーサル地上無線アクセス・ネットワーク(E−UTRAN:Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)にサポートおよび仕様を提供するために修正された。
本明細書に開示されるシステムおよび方法の少なくともいくつかの態様は、3GPP LTE、LTEアドバンスト(LTE−A:LTE−Advanced)および他の規格(例えば、3GPPリリース8、9、10および/または11)に関して記載される。しかしながら、本開示の範囲は、この点で限定されるべきではない。本明細書に開示されるシステムおよび方法の少なくともいくつかの態様は、他のタイプのワイヤレス通信システムに利用されてもよい。
ワイヤレス通信デバイスは、音声および/またはデータを基地局へ通信するために用いられる電子デバイスであり、次には基地局がデバイスのネットワーク(例えば、公衆交換電話網(PSTN:public switched telephone network)、インターネットなど)と通信する。本明細書にシステムおよび方法を記載する際に、ワイヤレス通信デバイスは、代わりに、移動局、UE、アクセス端末、加入者局、移動端末、遠隔局、ユーザ端末、端末、加入者ユニット、モバイルデバイスなどと呼ばれることがある。ワイヤレス通信デバイスの例は、セルラーフォン、スマートフォン、携帯情報端末(PDA:personal digital assistant)、ラップトップコンピュータ、ネットブック、電子書籍リーダ、ワイヤレス・モデムなどを含む。3GPP仕様では、ワイヤレス通信デバイスは、典型的にUEと呼ばれる。しかしながら、本開示の範囲は、3GPP規格に限定されるべきではないので、より一般的な用語「ワイヤレス通信デバイス」を意味するために、本明細書では用語「UE」および「ワイヤレス通信デバイス」が同義で用いられる。
3GPP仕様では、基地局は、典型的にNode B、eNB、home enhancedまたはevolved Node B(HeNB)あるいはいくつか他の同様の用語で呼ばれる。本開示の範囲は、3GPP規格に限定されるべきではないので、より一般的な用語「基地局」を意味するために、本明細書では用語「基地局」、「Node B」、「eNB」および「HeNB」が同義で用いられる。さらにまた、用語「基地局」は、アクセスポイントを示すために用いられてもよい。アクセスポイントは、ワイヤレス通信デバイスのためにネットワーク(例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN:Local Area Network)、インターネットなど)へのアクセスを提供する電子デバイスである。用語「通信デバイス」は、ワイヤレス通信デバイスおよび/または基地局の両方を示すために用いられる。
留意すべきは、本明細書では、「セル」がインターナショナル・モバイル・テレコミュニケーションズ−アドバンスト(IMT−Advanced:International Mobile Telecommunications−Advanced)に用いるべく規格化または規制団体によって仕様が定められたいずれかの通信チャネルであり、eNBとUEとの間の通信に用いるライセンス取得バンド(例えば、周波数バンド)として、そのすべてまたはそのサブセットが3GPPによって採用されることである。「設定されたセル(configured cell)」は、UEが認識しており、情報を送信または受信することがeNBによって許可されたセルである。「設定されたセル(単数または複数)」は、在圏セル(単数または複数)であってよい。UEは、システム情報を受信して、すべての設定されたセル上で必要な測定を行う。「アクティブ化されたセル(activated cell)」は、UEが送受信を行っている設定されたセルである。すなわち、アクティブ化されたセルは、UEが物理下りリンク制御チャネル(PDCCH:physical downlink control channel)をモニタする対象となるセルであり、下りリンク送信の場合には、UEが物理下りリンク共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared channel)を復号する対象となるセルである。「非アクティブ化されたセル(deactivated cell)」は、UEが送信PDCCHをモニタしていない設定されたセルである。留意すべきは、「セル」が異なる次元の観点から記載されることである。例えば、「セル」は、時間、空間(例えば、幾何形状)および周波数特性を有する。便宜上、本明細書では次のようにいくつかの頭字語または略語が用いられる、すなわち、無線アクセス技術(RAT:Radio Access Technology)、リソース・ブロック(RB:Resource Block)、媒体アクセス制御(MAC:Medium Access Control)、情報要素(IE:Information Element)、無線リソース管理(RRM:Radio Resource Management)、プライマリセル(PCell)、セカンダリセル(SCell)、参照信号受信電力(RSRP)および参照信号受信品質(RSRQ)。
キャリアアグリゲーションが構成されているとき、UEは、ネットワークと1つだけの無線リソース制御(RRC)接続を有する。プライマリセル(PCell)は、プライマリ周波数で動作し、UEが初期接続確立手順を行うかまたは接続再確立手順を開始する在圏セルであり、あるいはハンドオーバ手順でプライマリセルとして指示されるセルである。PCellは、非アクセス層(NAS:non−access stratum)モビリティ情報(例えば、トラッキングエリア識別子(TAI:Tracking Area Identity))およびセキュリティ入力を供給する。セカンダリセル(SCell)は、セカンダリ周波数で動作するセルであり、RRC接続が一旦確立すると設定されて、追加の無線リソースを提供するために用いられる。
下りリンクでは、PCellに対応するコンポーネントキャリア(CC:component carrier)は、下りリンク・プライマリコンポーネントキャリア(DL PCC:downlink primary component carrier)である。上りリンクでは、PCellに対応するCCは、上りリンク・プライマリコンポーネントキャリア(UL PCC:uplink primary component carrier)である。UEのケイパビリティに依存して、PCellとともに在圏セルのセットを形成するために、1つ以上のSCellが設定される。下りリンクでは、セカンダリセル(SCell)に対応するCCは、下りリンク・セカンダリコンポーネントキャリア(DL SCC:downlink secondary component carrier)である。上りリンクでは、セカンダリセル(SCell)に対応するCCは、上りリンク・セカンダリコンポーネントキャリア(UL SCC:uplink secondary component carrier)である。1つの下りリンクCCを複数のセルが共有するため、下りリンクCCの数は、上りリンクCCの数とは異なってもよい。
キャリアアグリゲーションが構成されている場合、UEは、複数の在圏セル、すなわち、PCellおよび1つ以上のSCellを有しうる。ネットワークの視点からは、在圏セルが1つのUEによってPCellとして用いられ、別のUEによってSCellとして用いられてもよい。キャリアアグリゲーションが構成されていない場合には、単一の在圏セルをPCellが動作させる。キャリアアグリゲーションが構成されている場合、PCellに加えて1つ以上のSCellがあってよい。キャリアアグリゲーションを用いる1つの利益は、追加の下りリンクおよび/または上りリンク・データを送信できることである。追加の下りリンク・データの結果として、追加の上りリンク制御情報(UCI:uplink control information)が必要とされる。
予想されるリリース11仕様は、追加のキャリアタイプを導入する。(タイプ2キャリアと呼ばれる)追加のキャリアタイプは、CRS(セル固有参照信号)、PSS(プライマリ同期信号)およびSSS(セカンダリ同期信号)をいずれも有さない。UEがキャリアアグリゲーションを用いて構成され、設定された在圏セルのキャリアにタイプ2キャリアが含まれる場合、UEは、これら2つの在圏セルが同期されることを前提として、タイプ2キャリアの在圏セルを同期させるために(タイプ1キャリアと呼ばれる)レガシータイプ・キャリアの在圏セルを用いることができる。言い換えれば、タイプ2キャリアがタイプ1キャリアと同期される。レガシー・キャリアタイプは、PSS、SSSおよびCRSを有する(例えば、通常、すべてのサブフレーム(1ミリ秒(ms))がCRSを有する)。
(タイプ3キャリアと呼ばれる)別のキャリアタイプがあり、このキャリアは、PSSおよびSSSを有し、削減された(例えば、CRSの周期が1msから5msに削減され、CRSのバンド幅が削減された)CRSを有しても有さなくてもよい。UEは、タイプ3キャリアをもつセルのPSSおよびSSSを用いることによってタイプ3キャリアとの同期を達成できる。
予想されるリリース12仕様では、このタイプ2キャリアおよびタイプ3キャリアが導入される。タイプ1キャリアをもつ在圏セル、タイプ2キャリアをもつ在圏セルおよびタイプ3キャリアをもつ在圏セルは、本明細書では、それぞれタイプ1在圏セル、タイプ2在圏セルおよびタイプ3在圏セルと呼ばれる。タイプ1キャリアをもつPCellおよびタイプ3キャリアをもつPCellは、本明細書では、それぞれタイプ1PCellおよびタイプ3PCellと呼ばれる。タイプ1キャリアをもつSCell、タイプ2キャリアをもつSCellおよびタイプ3キャリアをもつSCellは、本明細書では、それぞれタイプ1SCell、タイプ2SCellおよびタイプ3SCellと呼ばれる。タイプ2キャリアがPCellに用いられることはない。
予想されるリリース11仕様によれば、UEがmeasConfigを有するときはいつも、UEは、在圏セルごとにRSRPおよびRSRQ測定を行う。測定報告手順がトリガされたmeasIdに対して、UEは、次のようにmeasResultsをMeasurementReportメッセージ内にセットする。UEは、もしあれば、設定されたSCellごとに該当するSCellの数量をmeasResultSCell内に含むようにmeasResultServFreqListをセットする。しかしながら、タイプ2キャリアに関する測定は行われることがなく、タイプ2キャリアに関する測定結果は、測定結果に含まれない。
予想されるリリース11仕様では、在圏セルの上りリンクのためのパスロス参照がUE固有のRRC専用シグナリングによって指定される。そのうえ、UEが、パスロス参照として、この上りリンクと対応するPCellまたはSCellの下りリンクのいずれを適用すべきであるかどうかをpathlossReferenceLinkingが指示する。セカンダリTAG(タイミングアドバンスグループ:Timing Advance Group)の一部であるSCellでは、E−UTRANは、数値をsCell(例えば、この上りリンクと対応するSCellの下りリンク)にセットする。しかしながら、タイプ2キャリアは、CRSを有さないのでパスロス参照ではありえない。
UEは、タイプ1キャリアとタイプ2キャリアとで、RRM測定に関し異なる手順を有する必要がある。本明細書に開示されるシステムおよび方法のいくつかの構成は、タイプ2SCellに関する測定結果をどのように報告すべきかを記載する。UEは、タイプ1キャリアとタイプ2キャリアとで、参照セルに関し異なる手順を有する必要がある。本明細書に開示されるシステムおよび方法のいくつかの構成は、タイプ2SCellに関する参照セルをどのように構成すべきかを記載する。
特に、本明細書に開示されるシステムおよび方法のいくつかの構成は、タイプ2キャリア測定の取り扱い方を記載する。UEは、タイプ2在圏セルを除く、在圏セルごとにRSRP測定およびRSRQ測定のうちの1つ以上を行う。UEは、PCellの数量を含むようにmeasResultPCellをセットする。UEは、もしあれば、設定されたタイプ2SCellではないSCellごとに該当するSCellの数量をmeasResultSCell内に含むようにmeasResultServFreqListをセットする。UEは、タイプ2在圏セルを除く、在圏セルごとのRSRPおよびRSRQ測定の結果を送信する。eNBは、タイプ2キャリアを除くキャリア周波数を測定設定に含める。本明細書に開示されるシステムおよび方法の1つの利益は、UEおよびeNBが追加のキャリアタイプを効率的に取り扱いうることである。
本明細書に開示されるシステムおよび方法のいくつかの構成は、タイプ2キャリア参照の取り扱い方を記載する。特に、参照セルは、タイプ2SCellのために次のように設定される。eNBは、タイプ2SCellおよびタイプ2SCellに対応する参照セルを用いてUEを構成する。UEは、タイプ2SCellのための参照セルのCRS、PSSおよびSSSのうちの1つ以上を用いることができる。
第1のアプローチでは、タイプ2SCellを用いて構成されたUEは、タイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照として、タイプ2SCellに対応する参照セルを用いる。第2のアプローチでは、タイプ2SCellを用いて構成されたUEに関して、タイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照として、PCellまたはSCellが設定される。タイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照としてSCellが設定される場合、UEは、パスロス参照として、タイプ2SCellの参照セルを用いる。タイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照としてPCellが設定される場合、UEは、パスロス参照として、タイプ2SCellのPCellを用いる。第3のアプローチでは、タイプ2SCellを用いて構成されたUEに関して、タイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照として、PCell、またはタイプ2SCellと対応する参照セルが設定される。
いくつかの実装では、タイプ2SCellのための参照セルは、PCellである。このケースでは、eNBは、タイプ2SCell(単数または複数)を用いてUEを構成する。そのうえ、UEは、タイプ2SCell(単数または複数)のためにPCellのCRS、PSS、SSSおよびパスロスのうちの1つ以上を用いることができる。本明細書に開示されるシステムおよび方法の1つの利益は、UEおよびeNBが追加のキャリアタイプを効率的に取り扱いうることである。
明確さおよび文脈のために、説明を交えた3GPP TS36.331仕様の諸部分が以下のセクションに含まれる。RRM測定に関するさらなる詳細が次のように示される。RRM測定は、RRC層におけるセル間モビリティの管理を主な目的として定義される。UEは、測定情報をE−UTRAN(例えば、在圏eNB、隣接eNB、ネットワークなど)により提供された測定設定に従って報告する。E−UTRANは、専用シグナリングにより、すなわち、‘RRCConnectionReconfiguration’メッセージを用いて、RRC_CONNECTED状態でUEに適用可能な測定設定(MeasConfig)を提供する。
次のタイプの測定を行うようにUEにリクエストできる。
−周波数内測定:在圏セル(単数または複数)の下りリンク・キャリア周波数(単数または複数)における測定。
−周波数間測定:在圏セル(単数または複数)の下りリンク・キャリア周波数(単数または複数)のいずれとも異なる周波数における測定。
−RAT間測定
測定設定は、次のパラメータを含む。
1.‘測定対象’:UEが測定を行うべき対象。
−周波数内および周波数間測定では、測定対象は、単一のE−UTRAキャリア周波数である。このキャリア周波数と関連して、E−UTRANは、セル固有オフセットのリストおよび‘ブラックリスト’セルのリストを設定できる。ブラックリスト・セルは、イベント評価または測定報告では考慮されない。
2.‘報告設定’:各報告設定が次からなる報告設定のリスト。
−報告判定基準:測定報告を送信するようにUEをトリガする判定基準。これは、周期的または単一イベント記述のいずれかとすることができる。
−報告フォーマット:UEが測定報告に含める数量および関連情報(例えば、報告すべきセルの数)。
3.‘測定識別子’:測定識別子のリストであり、各測定識別子は、1つの測定対象を1つの報告設定とリンクさせる。複数の測定識別子を設定することによって、1つより多い報告設定を同じ測定対象にリンクさせるだけでなく、1つより多い測定対象を同じ報告設定にリンクさせることが可能である。測定識別子は、測定報告における参照番号として用いられる。
4.‘数量設定’:RATタイプごとに1つの数量設定が設定される。数量設定は、測定量と、その測定タイプに関するすべてのイベント評価および報告に用いられる関連フィルタリングとを定義する。測定量ごとに1つのフィルタを設定できる。
5.‘測定ギャップ’:UEが測定を行うために用いる、すなわち、(UL,DL)送信が何もスケジュールされていない期間。
E−UTRANは、所与の周波数に対して単一の測定対象を設定するに過ぎない、すなわち、異なる関連パラメータ、例えば、異なるオフセットおよび/またはブラックリストをもつ同じ周波数に対して2つ以上の測定対象を設定することはできない。E−UTRANは、例えば、異なる閾値をもつ2つの報告設定を設定することによって、同じイベントの複数のインスタンスを設定する。
UEは、単一の測定対象リスト、単一の報告設定リスト、および単一の測定識別子リストを保持する。測定対象リストは、RATタイプごとに指定され、場合により周波数内対象(単数または複数)(すなわち、在圏周波数(単数または複数)に対応する対象(単数または複数))、周波数間対象(単数または複数)を含む測定対象と、RAT間対象とを含む。同様に、報告設定リストは、E−UTRAおよびRAT間報告設定を含む。任意の測定対象が同じRATタイプの任意の報告設定にリンクできる。いくつかの報告設定は、測定対象にリンクされない。同様に、いくつかの測定対象は、報告設定にリンクされない。
測定手順は、次のタイプのセルを区別する。
1.在圏セル(単数または複数)−これらは、CAをサポートするUEのために設定される場合にはPCellおよび1つ以上のSCellである。
2.リストされたセル−これらは、測定対象(単数または複数)内にリストされたセルである。
3.検出されたセル−これらは、測定対象(単数または複数)内にリストされていないが、測定対象(単数または複数)により指示されたキャリア周波数(単数または複数)上でUEによって検出されたセルである。
E−UTRAでは、UEは、在圏セル(単数または複数)、リストされたセルおよび検出されたセル上で測定および報告を行う。UEは、物理層セル識別子を含んだ明示的な周波数内隣接セル・リストなしに、新しい周波数内セルを識別して、識別された周波数内セルのRSRP測定を行うことが可能であるものとする。RRC_CONNECTED状態の間に、UEは、識別された周波数内セルを連続的に測定し、加えて、新しい周波数内セルを検索して識別するものとする。UEは、PCellによってキャリア周波数情報が提供された場合、たとえ物理層セル識別子をもつ明示的な隣接リストが提供されなくても、新しい周波数間セルを識別して、識別された周波数間セルのRSRP測定を行うことが可能であるものとする。
すべての測定結果に対して、UEは、報告判定基準の評価または測定報告に測定結果を用いる前に、レイヤ3フィルタリングを適用する。UEは、UEが‘measConfig’を有するときはいつでも、在圏セルごとにRSRPおよびRSRQ測定を行うものとする。
UEは、測定ギャップ設定がセットアップされているか、またはUEが該当する測定を行うために測定ギャップを必要としない場合、s−Measureが設定されないか、あるいはs−Measureが設定されてレイヤ3フィルタリング後のPCellのRSRPがこの値より低ければ、該当するmeasObjectにおいて指示された周波数およびRAT上で隣接セルの対応する測定を行うものとする。
RRM測定では、CRS(セル固有参照信号)に関してRSRPおよびRSRQが測定される。測定報告手順がトリガされた‘measId’に対して、UEは、‘measResults’を‘MeasurementReport’メッセージ内にセットして、測定結果をUEからE−UTRANへ転送する送信のために‘MeasurementReport’メッセージを下位層へ提出するものとする。
‘RRCConnectionReconfiguration’メッセージは、RRC接続を修正するためのコマンドである。このメッセージは、任意の関連する専用NAS情報およびセキュリティ設定を含めて、測定設定、モビリティ制御、(RB、MAC主設定および物理チャネル設定を含む)無線リソース設定に関する情報を伝える。
IE‘MeasConfig’は、UEによって行われることになる測定を指定し、周波数内、周波数間およびRAT間モビリティならびに測定ギャップの設定をカバーする。IE‘measId’は、測定設定、すなわち、測定対象と報告設定とのリンキングを識別するために用いられる。
IE‘MeasIdToAddModList’は、追加または修正する測定識別子のリストに関係し、エントリごとに‘measId’、関連する‘measObjectId’および関連する‘reportConfigId’を伴う。IE‘MeasObjectToAddModList’は、追加または修正する測定対象のリストに関わる。このリストは、measObjectIdとmeasObjectとをリンクさせることができる。
IE‘MeasObjectEUTRA’は、周波数内または周波数間E−UTRAセルに適用可能な情報を指定する。IE‘ReportConfigEUTRA’は、E−UTRA測定報告イベントのトリガに関する判定基準を指定する。トリガタイプは、イベントトリガまたは周期的トリガにセットできる。E−UTRA測定報告イベントは、A‘N’とラベル付けできて、‘N’は、1、2などに等しい。
イベントA1:在圏セルが絶対閾値より良くなる。
イベントA2:在圏セルが絶対閾値より悪くなる。
イベントA3:隣接セルがPCellより良いオフセット量になる。
イベントA4:隣接セルが絶対閾値より良くなる。
イベントA5:PCellが絶対閾値1より悪くなり、且つ
隣接セルが別の絶対閾値2より良くなる。
イベントA6:隣接セルがSCellより良いオフセット量になる。
IE‘ReportConfigId’は、測定報告設定を識別するために用いられる。IE‘MeasResults’は、周波数内、周波数間およびRAT間モビリティに関する測定結果をカバーする。MeasResultsは、PCell、随意的に隣接セルおよびSCell(単数または複数)のmeasIdおよび測定結果を含む。
UEおよびeNBは、測定を動作させるために以下の変数(すなわち、VarMeasConfigおよびVarMeasReportList)を保持する。変数は、リスティング(1)に次のように示される。


リスティング(1)
UE変数‘VarMeasConfig’は、UEによって行われることになる蓄積された測定設定を含み、周波数内、周波数間およびRAT間モビリティに関する測定をカバーする。UE変数‘VarMeasReportList’は、トリガ条件が満たされた測定に関する情報を含む。それゆえに、3GPP TS36.331は、本明細書に開示されるシステムおよび方法のいくつかの構成が利用されるコンテキストを提供する。
本明細書に開示されるシステムおよび方法のいくつかの構成に関するさらなる詳細が次のように示される。本明細書に開示されるシステムおよび方法のいくつかの実装は、タイプ2キャリア測定の取り扱いを可能にする。eNBは、タイプ2キャリアを除くキャリア周波数を測定設定に含める。UEは、タイプ2在圏セルを除く在圏セルごとにRSRPおよびRSRQ測定を行う。UEは、PCellの数量(例えば、RSRPおよびRSRQ)を含むようにmeasResultPCellをセットする。UEは、もしあれば、設定されたタイプ2SCellではないSCellごとに該当するSCellの数量をmeasResultSCell内に含むようにmeasResultServFreqListをセットする。
リリース11仕様では、UEがmeasConfigを有するときはいつでも、UEは、在圏セルごとにRSRPおよびRSRQ測定を行う。測定報告手順がトリガされたmeasIdに対して、UEは、measResultをMeasurementReportメッセージ内に次のようにセットする。UEは、もしあれば、設定されたSCellごとに該当するSCellの数量をmeasResultSCell内に含むようにmeasResultServFreqListをセットする。測定報告に含まれることになる数量は、RSRPおよびRSRQ量である。しかしながら、タイプ2キャリアに関する測定は行うことができず、タイプ2キャリアに関する測定結果は、測定結果に含まれるべきでない。
リリース12仕様では、eNBは、タイプ2在圏セルを含む、複数の在圏セルを用いてUEを構成する。たとえeNBがタイプ2在圏セルを含む複数の在圏セルを用いてUEを構成しても、eNBは、タイプ2キャリアを除くキャリア周波数を測定設定(measConfig)に含める。測定設定は、(例えば、eNBによって)UEに通知される。UEがmeasConfigを有するときはいつでも、UEは、タイプ2在圏セルを除く、在圏セルごとにRSRPおよびRSRQ測定を行う。いくつかの構成において、在圏セルに関するRSRPおよびRSRQ測定は、CRSに基づく測定である。加えて、または代わりに、UEは、在圏セルごとにチャネル状態情報参照信号(単数または複数)(CSI−RS:channel state information reference signal(単数または複数))に関するRSRPおよびRSRQ測定を行うことができる。タイプ1在圏セル、タイプ2在圏セルおよびタイプ3在圏セルは、CSI−RS(単数または複数)を用いて設定される。測定報告手順がトリガされたmeasIdに対して、UEは、measResultsをMeasurementReportメッセージ内に次のようにセットする。UEは、PCellの数量を含むようにmeasResultPCellをセットする。UEは、もしあれば、設定されたタイプ2ではないSCellごとに該当するSCellの数量をmeasResultSCell内に含むようにmeasResultServFreqListをセットする。UEは、たとえSCellがタイプ2であっても、SCellごとに該当するSCellのCSI−RS(単数または複数)の数量をmeasResultSCell内に含むようにmeasResultServFreqListをセットする。本明細書に開示されるシステムおよび方法の1つの利益は、UEおよびeNBが追加のキャリアタイプを効率的に取り扱いうることである。
本明細書に開示されるシステムおよび方法のいくつかの実装は、タイプ2キャリア参照の取り扱いを可能にする。特に、参照セルは、タイプ2SCellのために次のように設定される。eNBは、タイプ2SCellおよびタイプ2SCellに対応する参照セルを用いてUEを構成する。UEは、タイプ2SCellのための参照セルのCRS、PSSおよびSSSのうちの1つ以上を用いることができる。
第1のアプローチでは、タイプ2SCellを用いて構成されたUEは、タイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照として、タイプ2SCellに対応する参照セルを用いる。第2のアプローチでは、タイプ2SCellを用いて構成されたUEに関して、タイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照として、PCellまたはSCellが設定される。タイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照としてSCellが設定される場合、UEは、パスロス参照として、タイプ2SCellの参照セルを用いる。PCellがタイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照として設定される場合、UEは、パスロス参照として、タイプ2SCellのPCellを用いる。第3のアプローチでは、タイプ2SCellを用いて構成されたUEに関して、タイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照として、PCell、またはタイプ2SCellと対応する参照セルが設定される。
いくつかの実装では、タイプ2SCellのための参照セルは、PCellである。このケースでは、eNBは、タイプ2SCell(単数または複数)を用いてUEを構成する。そのうえ、UEは、タイプ2SCell(単数または複数)のためにPCellのCRS、PSS、SSSおよびパスロスのうちの1つ以上を用いることができる。
リリース11仕様では、タイプ1在圏セル中にCRS、PSS、SSSが存在する。それゆえに、タイプ1またはタイプ3在圏セルのための参照セルを有する必要はない。在圏セルの上りリンクのためのパスロス参照は、UE固有のRRC専用シグナリングによって指定される。UEが、パスロス参照として、この上りリンクと対応するPCellまたはSCellの下りリンクのいずれかを適用すべきであるかどうかをpathlossReferenceLinkingは指示する。セカンダリTAGのSCell部分では、E−UTRANは、数値をsCell(例えば、この上りリンクと対応するSCellの下りリンク)にセットする。しかしながら、タイプ2キャリアは、CRSを有さないのでパスロス参照ではありえない。リスティング(2)は、pathlossReferenceLinkingの一例を次のように示す。

リスティング(2)
タイプ2SCellのための参照セルがどのように設定されるかに関するさらなる詳細は、次の通りである。リリース12仕様では、eNBは、タイプ2在圏セルを含む、複数の在圏セルを用いてUEを構成する。eNBがタイプ2SCellを用いてUEを構成するとき、eNBは、タイプ2SCellに対する在圏セル・インデックスも用いてUEを構成する。この在圏セル・インデックスに対応する在圏セルをタイプ2SCellのための参照セルとして用いることができる。参照セルのCRS、PSSおよびSSSの1つ以上がタイプ2SCellによって参照される。タイプ1またはタイプ3在圏セルは、参照セルでありうるが、タイプ2セルはありえない。UEが、参照セルに対する在圏セル・インデックスを含む、タイプ2SCell設定を受信したとき、UEは、タイプ2SCellのための参照セルのCRS、PSS、SSSのうちの1つ以上を用いることができる。
タイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照に関しては、本明細書に開示されるシステムおよび方法に従って1つ以上のアプローチが適用される。第1のアプローチでは、タイプ2SCellを用いて構成されたUEは、タイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照として、タイプ2SCellと対応する参照セルを用いる。第2のアプローチでは、タイプ2SCellを用いて構成されたUEに関して、タイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照として、PCellまたはSCellが設定される。タイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照としてSCellが設定される場合、UEは、パスロス参照として、タイプ2SCellの参照セルを用いる。PCellがタイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照として設定される場合、UEは、パスロス参照として、タイプ2SCellのPCellを用いる。第3のアプローチでは、タイプ2SCellを用いて構成されたUEに関して、タイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照として、PCell、またはタイプ2SCellと対応する参照セルが設定される。
pathlossReferenceLinking−r10は、UEが、パスロス参照として、この上りリンクと対応するPCellまたはタイプ1SCellの下りリンクのいずれかを適用するかどうかを指示する。セカンダリTAGのタイプ1SCell部分では、E−UTRANは、数値をsCell(例えば、この上りリンクと対応するSCellの下りリンク)にセットする。
第1のアプローチでは、pathlossReferenceLinking−r10がUEへシグナリングされなくても、UEによって無視されてもよい。タイプ2SCellを用いて構成されたUEは、タイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照として、タイプ2SCellと対応する参照セルを用いる。
第2のアプローチでは、pathlossReferenceLinking−r10がUEへシグナリングされる。タイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照としてSCellが指示される場合、UEは、パスロス参照として、タイプ2SCellの参照セルを用いる。タイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照としてPCellが指示される場合、UEは、パスロス参照として、タイプ2SCellのPCellを用いる。
第3のアプローチでは、pathlossReferenceLinking−r11がUEへシグナリングされる。pathlossRerefenceLinking−r11は、UEが、パスロス参照として、この上りリンクと対応するPCellまたはタイプ2SCellの参照セルの下りリンクのいずれかを適用するかどうかを指示する。
いくつかの実装では、タイプ2SCellのための参照セルは、PCellである。リリース12では、eNBは、タイプ2在圏セルを含む、複数の在圏セルを用いてUEを構成する。eNBがタイプ2SCellを用いてUEを構成するとき、eNBは、UEが、タイプ2SCellのための参照セルとして、PCellを用いると仮定する。そのうえ、UEは、タイプ2SCellのための参照セルのCRS、PSS、SSSおよびパスロスのうちの1つ以上を用いることができる。本明細書に開示されるシステムおよび方法の1つの利益は、UEおよびeNBが追加のキャリアタイプを効率的に取り扱いうることである。
次に図面を参照して本明細書に開示されるシステムおよび方法の様々な例が記載される。図面中、同様の参照番号は、機能的に類似した要素を指示する。本明細書において図面に一般的に記載され、説明されるシステムおよび方法は、多種多様に異なった実装に配置し、かつ設計することができるであろう。従って、図面に表現されるいくつかの実装の以下のさらに詳細な記載は、特許請求の範囲を限定するものではなく、システムおよび方法を単に代表するに過ぎない。
図1は、タイプ2キャリアを取り扱うためのシステムおよび方法が実装された1つ以上のeNB160および1つ以上のUE102の一構成を示すブロック図である。1つ以上のUE102は、1つ以上のアンテナ122a〜nを用いて1つ以上のeNB160と通信する。例えば、UE102は、1つ以上のアンテナ122a〜nを用いてeNB160へ電磁信号を送信し、eNB160から電磁信号を受信する。eNB160は、1つ以上のアンテナ180a〜nを用いてUE102と通信する。
UE102およびeNB160は、相互に通信するために複数のキャリア119を用いる。キャリア119のそれぞれは、下りリンク情報を(例えば、eNB160からUE102へ)送信するため、上りリンク情報を(例えば、UE102からeNB160へ)送信するため、またはその両方に利用される。とりわけ、各キャリア119は、通信に割り当てられた周波数バンドである。いくつかの構成では、eNB160とUE102との間の通信バンド幅を拡大するために複数のキャリア119がアグリゲートまたはグループ分けされる。キャリア119のそれぞれがセルに対応する。例えば、1つ以上のキャリア119に各在圏セルが設けられる。在圏セルのそれぞれは、上記のようにPCellまたはSCellである。
キャリア119のそれぞれは、特定のキャリアタイプを有する。例えば、キャリア119のそれぞれは、上記のようなタイプ1キャリア、タイプ2キャリアまたはタイプ3キャリアである。特に、タイプ2キャリアは、CRS、PSSもSSSも有さない。しかしながら、タイプ1キャリアは、CRS、PSSおよびSSSのうちの1つ以上を有する。そのうえ、タイプ2キャリアをもつSCellは、上記の通りタイプ2SCellと呼ばれる。
留意すべきは、UE102が1つ以上の上りリンク・チャネルを用いてeNB160へ情報またはデータを送信することである。上りリンク・チャネルの例は、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)および物理上りリンク共有チャネル(PUCSH:physical Uplink SHARED Channel)などを含む。そのうえ、1つ以上のeNB160も、例として1つ以上の下りリンク・チャネルを用いて、1つ以上のUE102へ情報またはデータを送信する。下りリンク・チャネルの例は、PDCCH、PDSCHなどを含む。他の種類のチャネルが用いられてもよい。
1つ以上のUE102のそれぞれは、1つ以上のトランシーバ118、1つ以上の復調器114、1つ以上のデコーダ108、1つ以上のエンコーダ150、1つ以上の変調器154、データバッファ104およびUEオペレーション・モジュール124を含む。例えば、1つ以上の受信および/または送信経路がUE102に実装される。便宜上、UE102では単一のトランシーバ118、デコーダ108、復調器114、エンコーダ150および変調器154のみが示されるが、複数の並列要素(例えば、トランシーバ118、デコーダ108、復調器114、エンコーダ150および変調器154)が実装されてもよい。
トランシーバ118は、1つ以上の受信機120および1つ以上の送信機158を含む。1つ以上の受信機120は、1つ以上のアンテナ122a〜nを用いてeNB160から信号を受信する。例えば、受信機120は、1つ以上の受信信号116を作り出すために、信号を受信してダウンコンバートする。1つ以上の受信信号116は、復調器114へ供給される。1つ以上の送信機158は、1つ以上のアンテナ122a〜nを用いてeNB160へ信号を送信する。例えば、1つ以上の送信機158は、1つ以上の変調信号156をアップコンバートして送信する。
復調器114は、1つ以上の復調信号112を作り出すために1つ以上の受信信号116を復調する。1つ以上の復調信号112は、デコーダ108へ供給される。UE102は、信号を復号するためにデコーダ108を用いる。デコーダ108は、1つ以上の復号信号106、110を作り出す。例えば、第1のUE複合信号106は、受信したペイロード・データを備え、このデータがデータバッファ104に記憶される。第2のUE復号信号110は、オーバーヘッド・データおよび/または制御データを備える。例えば、第2のUE復号信号110は、1つ以上のオペレーションを行うためにUEオペレーション・モジュール124によって用いられるデータを供給する。
本明細書では、用語「モジュール」は、特定の要素またはコンポーネントがハードウェア、ソフトウェアまたはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせで実装されることを意味する。しかしながら、本明細書に「モジュール」として示される任意の要素は、代わりにハードウェア(例えば、回路素子)で実装されてもよいことに留意すべきである。例えば、UEオペレーション・モジュール124は、ハードウェア、ソフトウェアまたは両方の組み合わせで実装されてもよい。
一般に、UEオペレーション・モジュール124は、UE102が1つ以上のeNB160と通信することを可能にする。UEオペレーション・モジュール124は、マルチセル構成適用モジュール126、測定モジュール128、測定結果リスト生成モジュール130、UE参照セル確定モジュール132およびUEパスロス参照確定モジュール134のうちの1つ以上を含む。
マルチセル構成適用モジュール126は、少なくとも1つのタイプ2SCellを含む1つ以上の在圏セルを用いた構成を適用する。例えば、UE102は、複数の在圏セルの構成を指示する構成メッセージをeNB160から受信する。いくつかの実装では、マルチセル構成適用モジュール126は、通信のための特定のキャリアを指定して、指定されたキャリア上で送信および/または受信を可能にするために、UE構成(例えば、ハードウェアおよび/またはソフトウェア設定)を更新することによってこの構成を適用する。在圏セルのうちの少なくとも1つは、タイプ2SCellである。特に、タイプ2SCellは、タイプ2キャリアを有する。
測定モジュール128は、少なくとも1つのタイプ2SCellを除く1つ以上の在圏セルのそれぞれに関する測定結果を取得する。例えば、測定モジュール128は、タイプ2SCellを除く、在圏セルごとにRSRPおよびRSRQ測定を行う。例として、2つの在圏セルがあって一方がタイプ1在圏セルであり、他方がタイプ2在圏セルである場合、測定は、タイプ1在圏セルに関してのみ行われる。いくつかの実装では、測定結果を取得するステップは、上記に従う測定設定(例えば、measConfig)によりトリガされる。例として、UE102は、少なくとも1つのタイプ2SCellを除く、1つ以上の在圏セルに関する測定を行うようにUE102を導くmeasConfigをeNB160から受信する。測定モジュール128は、次に、少なくとも1つのタイプ2SCellを除く、在圏セルのそれぞれに対応するRSRPおよびRSRQ測定結果を取得する。本明細書に開示されるシステムおよび方法のいくつかの実装は、測定に関する上記の手順に従って行われる。
測定結果リスト生成モジュール130は、測定結果リストを生成する。測定結果リスト生成モジュール130は、また、少なくとも1つのタイプ2SCellを除く1つ以上の在圏セルのそれぞれに関する測定結果を含むように測定結果リストをセットする。例として、測定結果リスト生成モジュール130は、少なくとも1つのタイプ2SCellを除く、1つ以上の在圏セルのそれぞれに対応するRSRPおよびRSRQ測定結果を測定結果リストに含める。いくつかの例では、測定結果リストは、上記のようなmeasResultPCellおよびmeasResultServFreqListである。そのうえ、測定結果リスト生成モジュール130は、PCellに対応するRSRPおよびRSPQ測定量(例えば、measResult)をmeasResultPCellに含める。測定結果リスト生成モジュール130は、任意のタイプ2SCell(単数または複数)を除く、任意の設定されたSCellに対応するRSRPおよびRSRQ測定量(例えば、measResult)を上記のようにmeasResultServFreqListにおけるmeasResultSCellに含める。
UE102は、測定結果リストを送信する。例えば、UE102は、測定結果リストを上りリンク・メッセージでeNB160へ送信する。例えば、UE102は、PCellのRSRPおよびRSRQ測定量を含むmeasResultPCell、ならびに少なくとも1つのタイプ2SCellを除く、SCellごとのRSRPおよびRSRQ測定結果量を含むmeasResultServFreqListを送信する。いくつかの実装では、measResultPCellおよびmeasResultServFreqListがMeasurementReportメッセージに含まれる。
UE参照セル確定モジュール132は、少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する参照セルを確定する。例えば、少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する参照セルを確定するステップは、(例として、eNB160から)参照セル・インジケータを受信することを含む。より具体的には、参照セル・インジケータは、タイプ2SCellのための特定の参照セルを指示する。いくつかの実装では、参照セルは、参照セル・インジケータ(例えば、セル・インデックス番号)によって指定される。例えば、UE102は、タイプ2在圏セルを含む複数の在圏セルを用いて構成される。UE102が(例えば、eNB160メッセージングに基づいて)タイプ2SCellを用いて構成されるとき、UE102は、タイプ2SCellに対する在圏セル・インデックスも用いて構成される。在圏セル・インデックスに対応する在圏セルは、UE参照セル確定モジュール132により少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する参照セルとして確定される。
UEパスロス参照確定モジュール134は、少なくとも1つのタイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照を確定する。例えば、UEパスロス参照確定モジュール134は、上記のアプローチの1つ以上に従ってパスロス参照を確定する。第1のアプローチでは、UEパスロス参照確定モジュール134は、少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する参照セルとしてパスロス参照を確定する。第2のアプローチでは、UEパスロス参照確定モジュール134は、PCellとSCellとの間でパスロス参照を確定する。第3のアプローチでは、UEパスロス参照確定モジュール134は、PCellと少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する参照セルとの間でパスロス参照を確定する。いくつかの実装では、パスロス参照を確定するステップは、(例えば、eNB160から)受信したパスロス参照インジケータに基づく。さらなる詳細が以下に示される。
UE102は、少なくとも1つのタイプ2SCellのための参照セルのCRS、PSSおよびSSSのうちの少なくとも1つを利用する(ステップ306)。さらなる詳細が以下に示される。加えて、または代わりに、UE102は、少なくとも1つのタイプ2SCellのためのパスロス参照に対応するパスロスを利用する。上記のように、パスロス参照は、参照セルであってもなくてもよい。さらなる詳細が以下に示される。
UEオペレーション・モジュール124は、情報148を受信機120に提供する。例えば、UEオペレーション・モジュール124は、信号を受信するための1つ以上のキャリア119を受信機(単数または複数)120に通知する。
UEオペレーション・モジュール124は、情報138を復調器114に提供する。例えば、UEオペレーション・モジュール124は、eNB160からの送信に予想される変調パターンを復調器114に通知する。
UEオペレーション・モジュール124は、情報136をデコーダ108に提供する。例えば、UEオペレーション・モジュール124は、eNB160からの送信に予想される符号化法をデコーダ108に通知する。
UEオペレーション・モジュール124は、情報142をエンコーダ150に提供する。情報142は、符号化すべきデータおよび/または符号化のための命令を含む。例えば、UEオペレーション・モジュール124は、送信データ146および/または他の情報142を符号化するようにエンコーダ150に命令する。他の情報142は、本明細書に記載されるような測定結果リストを含む。
エンコーダ150は、送信データ146および/またはUEオペレーション・モジュール124によって提供された他の情報142を符号化する。例えば、データ146および/または他の情報142の符号化は、誤り検出および/または訂正符号化、送信のための空間、時間および/または周波数リソースへのデータのマッピング、多重化などを伴う。エンコーダ150は、符号化データ152を変調器154へ供給する。
UEオペレーション・モジュール124は、情報144を変調器154に提供する。例えば、UEオペレーション・モジュール124は、eNB160への送信に用いることになる変調型(例えば、コンステレーション・マッピング)を変調器154に通知する。変調器154は、1つ以上の変調信号156を1つ以上の送信機158へ供給するために符号化データ152を変調する。
UEオペレーション・モジュール124は、情報140を1つ以上の送信機158に提供する。この情報140は、1つ以上の送信機158に対する命令を含む。例えば、UEオペレーション・モジュール124は、特定のキャリア119上で送信するように1つ以上の送信機158に命令する。1つ以上の送信機158は、1つ以上のeNB160へ変調信号(単数または複数)156をアップコンバートして送信する。
eNB160は、1つ以上のトランシーバ176、1つ以上の復調器172、1つ以上のデコーダ166、1つ以上のエンコーダ109、1つ以上の変調器113、データバッファ162およびeNBオペレーション・モジュール182を含む。例えば、eNB160では1つ以上の受信および/または送信経路が実装される。便宜上、eNB160では単一のトランシーバ176、デコーダ166、復調器172、エンコーダ109および変調器113のみが示されるが、複数の並列要素(例えば、トランシーバ176、デコーダ166、復調器172、エンコーダ109および変調器113)が実装されてもよい。
トランシーバ176は、1つ以上の受信機178および1つ以上の送信機117を含む。1つ以上の受信機178は、1つ以上のアンテナ180a〜nを用いてUE102から信号を受信する。例えば、受信機178は、1つ以上の受信信号174を作り出すために信号を受信してダウンコンバートする。1つ以上の受信信号174は、復調器172へ供給される。1つ以上の送信機117は、1つ以上のアンテナ180a〜nを用いて信号をUE102へ送信する。例えば、1つ以上の送信機117は、1つ以上の変調信号115をアップコンバートして送信する。
復調器172は、1つ以上の復調信号170を作り出すために1つ以上の受信信号174を復調する。1つ以上の復調信号170は、デコーダ166へ供給される。eNB160は、信号を復号するためにデコーダ166を用いる。デコーダ166は、1つ以上の復号信号164、168を作り出す。例えば、第1のeNB復号信号164は、データバッファ162に記憶される受信したペイロード・データを備える。第2のeNB復号信号168は、オーバーヘッド・データおよび/または制御データを備える。例えば、第2のeNB復号信号168は、1つ以上のオペレーションを行うためにeNBオペレーション・モジュール182によって用いられるデータを供給する。
一般に、eNBオペレーション・モジュール182は、eNB160が1つ以上のUE102と通信することを可能にする。eNBオペレーション・モジュール182は、マルチセル構成確定モジュール194、構成メッセージ生成モジュール196、測定結果リスト適用モジュール198、eNB参照セル確定モジュール151、参照セル・インジケータ生成モジュール153およびeNBパスロス参照確定モジュール107のうちの1つ以上を含む。
マルチセル構成確定モジュール194は、少なくとも1つのタイプ2SCellを含む1つ以上の在圏セルを用いた構成を確定する。例えば、eNB160は、UE102が複数のキャリア119上で通信するための構成を生成し、複数のキャリア119の少なくとも1つは、SCellに設けられたタイプ2キャリアである。
構成メッセージ生成モジュール196は、マルチセル構成確定モジュール194によって確定された構成を指示する構成メッセージを生成する。eNB160は、構成メッセージを送信する。このように、eNB160は、少なくとも1つのタイプ2SCellを含む1つ以上の在圏セルを用いた構成を指示する構成メッセージを生成して送信する。
いくつかの実装では、eNB160は、measConfigを生成して送信する。例えば、measConfigは、‘RRCConnectionReconfiguration’メッセージで送信される。measConfigは、タイプ2SCellではない1つ以上の在圏セルに関する測定結果(例えば、RSRPおよびRSRQ)を取得するようにUE102を導く。
eNB160は、少なくとも1つのタイプ2SCellを除く1つ以上の在圏セルのそれぞれに関する測定結果を含んだ測定結果リストを受信する。例えば、eNB160は、measResultPCellと、1つ以上の在圏セルのRSRPおよびRSRQ量を含むがタイプ2SCellに関する測定結果は何も含まないmeasResultServFreqListとを含むMeasurementReportメッセージを受信する。いくつかの実装では、eNB160は、測定結果リスト(例えば、measResultPCell、measResultServFreqList)をMeasurementReportメッセージ内のmeasResultsとして受信する。
eNB参照セル確定モジュール151は、少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する参照セルを確定する。例えば、eNB参照セル確定モジュール151は、参照セルとして、UE102との通信のために設定された在圏セルを選択する。参照セルは、UE102により少なくとも1つのタイプ2SCellに関係するオペレーションのために利用される。例えば、参照セルは、CRS、PSSおよびSSSのうちの1つ以上を含み、UE102は、タイプ2SCellに関係する1つ以上のオペレーションのためにこれらを利用できる。
参照セル・インジケータ生成モジュール153は、参照セル・インジケータを生成する。eNB160は、参照セル・インジケータを送信する。例えば、eNB160は、参照セルを指示する参照セル・インジケータを生成してUE102へ送信する。より具体的には、参照セル・インジケータは、タイプ2SCellのための特定の参照セルを指示する。いくつかの実装では、参照セル・インジケータは、セル・インデックス番号である。例えば、eNB160は、タイプ2在圏セルを含む複数の在圏セルを用いてUE102を構成する。eNB160が(例えば、eNB160メッセージングに基づいて)タイプ2SCellを用いてUE102を構成するとき、eNB160は、タイプ2SCellに対する在圏セル・インデックスも用いてUE102を構成する。在圏セル・インデックスに対応する在圏セルは、少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する参照セルである。
eNBパスロス参照確定モジュール107は、少なくとも1つのタイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照を随意的に確定する。例えば、eNBパスロス参照確定モジュール107は、上記のアプローチの1つ以上に従ってこのパスロス参照を確定する。第1のアプローチでは、パスロス参照は、少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する参照セルである。第2のアプローチでは、eNB160は、PCellとSCellとの間でパスロス参照を選択する。第3のアプローチでは、eNB160は、PCellと少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する参照セルとの間でパスロス参照を選択する。
eNB160は、パスロス参照インジケータを随意的に送信する。第1のアプローチでは、パスロス参照は、参照セルである。このケースでは、eNB160は、パスロス参照インジケータを送信しなくてよい。しかしながら、eNB160は、選択されたパスロス参照を指示するパスロス参照インジケータを随意的に送信してもよい。第2のアプローチでは、例えば、eNBパスロス参照確定モジュール107は、PCellとSCellとの間でパスロス参照を選択する。このケースでは、eNB160は、パスロス参照がPCellまたはSCellであるかどうかを指示するパスロス参照インジケータを送信する。第3のアプローチでは、eNBパスロス参照確定モジュール107は、PCellと参照セルとの間でパスロス参照を選択する。このケースでは、eNB160は、パスロス参照がPCellまたは参照セルであるかどうかを指示するパスロス参照インジケータを送信する。
eNBオペレーション・モジュール182は、情報190を1つ以上の受信機178に提供する。例えば、eNBオペレーション・モジュール182は、送信を受信するためのキャリア119を受信機(単数または複数)178に通知する。
eNBオペレーション・モジュール182は、情報188を復調器172に提供する。例えば、eNBオペレーション・モジュール182は、UE(単数または複数)102からの送信に予想される変調パターンを復調器172に通知する。
eNBオペレーション・モジュール182は、情報186をデコーダ166に提供する。例えば、eNBオペレーション・モジュール182は、UE(単数または複数)102からの送信に予想される符号化法をデコーダ166に通知する。
eNBオペレーション・モジュール182は、情報101をエンコーダ109に提供する。情報101は、符号化すべきデータおよび/または符号化のための命令を含む。例えば、eNBオペレーション・モジュール182は、送信データ105および/または他の情報101を符号化するようにエンコーダ109に命令する。他の情報101は、参照セル・インジケータおよびパスロス参照インジケータのうちの1つ以上を含む。
エンコーダ109は、eNBオペレーション・モジュール182によって供給された送信データ105および/または他の情報101を符号化する。例えば、データ105および/または他の情報101の符号化は、誤り検出および/または訂正符号化、送信のための空間、時間および/または周波数リソースへのデータのマッピング、多重化などを伴う。エンコーダ109は、符号化データ111を変調器113へ供給する。送信データ105は、UE102へ伝えられることになるネットワーク・データを含む。
eNBオペレーション・モジュール182は、情報103を変調器113に提供する。この情報103は、変調器113に対する命令を含む。例えば、eNBオペレーション・モジュール182は、UE(単数または複数)102への送信に用いるための変調型(例えば、コンステレーション・マッピング)を変調器113に通知する。変調器113は、1つ以上の変調信号115を1つ以上の送信機117へ供給するために符号化データ111を変調する。
eNBオペレーション・モジュール182は、情報192を1つ以上の送信機117に提供する。この情報192は、1つ以上の送信機117に対する命令を含む。例えば、eNBオペレーション・モジュール182は、情報を送信するためのキャリア119を1つ以上の送信機117に通知する。1つ以上の送信機117は、変調信号(単数または複数)115を1つ以上のUE102へアップコンバートして送信する。
留意すべきは、eNB(単数または複数)160およびUE(単数または複数)102に含まれる要素またはその部分のうちの1つ以上がハードウェアで実装されてもよいことである。例えば、これらの要素またはその部分の1つ以上は、チップ、回路素子またはハードウェア・コンポーネントなどとして実装されてもよい。本明細書に記載される機能または方法の1つ以上は、ハードウェアで実装されてもよく、および/またはハードウェアを用いて行われてもよいことにも留意すべきである。例えば、本明細書に記載される方法の1つ以上は、チップセット、特定用途向け集積回路(ASIC:application−specific integrated circuit)、大規模集積回路(LSI:large−scale integrated circuit)または集積回路などで実装されてもよく、および/またはそれらを用いて実現されてもよい。
図2は、タイプ2キャリアを取り扱うための方法200の一構成を示すフロー図である。UE102は、少なくとも1つのタイプ2SCellを含む1つ以上の在圏セルを用いた構成を適用する(ステップ202)。例えば、UE102は、複数の在圏セルの構成を指示する構成メッセージをeNB160から受信する。いくつかの実装では、UE102は、通信のための特定のキャリアを指定して、指定されたキャリア上での送信および/または受信を可能にするためにUE設定(例えば、ハードウェアおよび/またはソフトウェア設定)を更新することによってこの構成を適用する(ステップ202)。在圏セルの少なくとも1つは、タイプ2SCellである。特に、タイプ2SCellは、タイプ2キャリアを有する。
UE102は、少なくとも1つのタイプ2SCellを除く1つ以上の在圏セルのそれぞれに関する測定結果を取得する(ステップ204)。例えば、UE102は、タイプ2SCellを除く、在圏セルごとにRSRPおよびRSRQ測定を行う。いくつかの実装では、測定結果を取得するステップ204は、上記に従う測定設定(例えば、measConfig)によりトリガされる。例として、UE102は、少なくとも1つのタイプ2SCellを除く、1つ以上の在圏セルに関する測定を行うようにUE102を導くmeasConfigをeNB160から受信する。UE102は、次に、少なくとも1つのタイプ2SCellを除く、在圏セルのそれぞれに対応するRSRPおよびRSRQ測定結果を取得する。本明細書に開示されるシステムおよび方法のいくつかの実装は、測定に関する上記の手順に従って行われる。
UE102は、少なくとも1つのタイプ2SCellを除く1つ以上の在圏セルのそれぞれに関する測定結果を含むように測定結果リストをセットする(ステップ206)。例として、UE102は、少なくとも1つのタイプ2SCellを除く、在圏セルの1つ以上に対応するRSRPおよびRSRQ測定結果を測定結果リストに含める。いくつかの例では、測定結果リストは、上記のようなmeasResultPCellおよびmeasResultServFreqListである。そのうえ、UE102は、PCellに対応するRSRPおよびRSRQ測定量(例えば、measResult)をmeasResultPCellに含める。UE102は、任意のタイプ2SCell(単数または複数)を除く、任意の設定されたSCellに対応するRSRPおよびRSRQ測定量(例えば、measResult)を上記のようにmeasResultServFreqListにおけるmeasResultSCellに含める。
UE102は、測定結果リストを送信する(ステップ208)。例えば、UE102は、測定結果リストを上りリンク・メッセージでeNB160へ送信する。例として、UE102は、PCellのRSRPおよびRSRQ測定量を含むmeasResultPCell、および少なくとも1つのタイプ2SCellを除く、在圏セルごとのRSRPおよびRSRQ測定量を含むmeasResultServFreqListを送信する。いくつかの実装では、measResultPCellおよびmeasResultServFreqListは、MeasurementReportメッセージに含まれる。
図3は、タイプ2のキャリアを取り扱うための方法300の別の構成を示すフロー図である。UE102は、少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する参照セルを確定する(ステップ302)。例えば、少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する参照セルを確定するステップ302は、(例として、eNB160から)参照セル・インジケータを受信することを含む。より具体的には、参照セル・インジケータは、タイプ2SCellのための特定の参照セルを指示する。いくつかの実装では、参照セルは、参照セル・インジケータ(例えば、セル・インデックス番号)によって指定される。例えば、UE102は、タイプ2在圏セルを含む複数の在圏セルを用いて構成される。UE102が(例えば、eNB160メッセージングに基づいて)タイプ2SCellを用いて構成されるとき、UE102は、タイプ2SCellに対する在圏セル・インデックスも用いて構成される。在圏セル・インデックスに対応する在圏セルは、少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する参照セルとして確定される(ステップ302)。
UE102は、少なくとも1つのタイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照を確定する(ステップ304)。例えば、UE102は、上記のアプローチの1つ以上に従ってパスロス参照を確定する(ステップ304)。第1のアプローチでは、UE102は、少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する参照セルとしてパスロス参照を確定する(ステップ304)。第2のアプローチでは、UE102は、PCellとSCellとの間でパスロス参照を確定する(ステップ304)。第3のアプローチでは、UE102は、PCellと少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する参照セルとの間でパスロス参照を確定する(ステップ304)。いくつかの実装では、パスロス参照を確定するステップ304は、(例えば、eNB160から)受信したパスロス参照インジケータに基づく。さらなる詳細が以下に示される。
UE102は、少なくとも1つのタイプ2SCellのための参照セルのCRS、PSSおよびSSSのうちの少なくとも1つを利用する(ステップ306)。例えば、UE102は、タイプ2SCellを同期させるためにPSSおよびSSSのうちの1つ以上を利用する。
留意すべきは、加えて、または代わりに、UE102が少なくとも1つのタイプ2SCellのためのパスロス参照に対応するパスロスを利用する(ステップ308)ことである。上記のように、パスロス参照は、参照セルであってもなくてもよい。
留意すべきは、図3に関連して記載される方法300が図2に関連して記載される方法200とは独立に行われてもよいことである。代わりに、図2に関連して記載される方法200の1つ以上の態様が図3に関連して記載される方法300の1つ以上の態様と併せて行われてもよい。
図4は、タイプ2キャリアを取り扱うための方法400のより具体的な構成を示すフロー図である。UE102は、少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する参照セルを確定する(ステップ402)。これは、上の図3に関連して記載されるように行われる。
UE102は、少なくとも1つのタイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照として、少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する参照セルをセットする(ステップ404)。これは、上記の第1のアプローチの一例である。このアプローチでは、UE102は、少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する参照セルとしてパスロス参照を確定する。
UE102は、少なくとも1つのタイプ2SCellのための参照セルのCRS、PSSおよびSSSのうちの少なくとも1つを利用する(ステップ406)。これは、上の図3に関連して記載されるように行われる。
留意すべきは、加えて、または代わりに、UE102が少なくとも1つのタイプ2SCellのためのパスロス参照に対応するパスロスを利用する(ステップ408)ことである。これは、上の図3に関連して記載されるように行われる。
図5は、タイプ2キャリアを取り扱うための方法500の別のより具体的な構成を示すフロー図である。UE102は、少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する参照セルを確定する(ステップ502)。これは、上の図3に関連して記載されるように行われる。
UE102は、少なくとも1つのタイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照として、PCellまたはSCellをセットすべきかどうかを確定する(ステップ504)。例えば、UE102は、パスロス参照として、PCellまたはSCellをセットすべきかどうかを指示するパスロス参照インジケータを受信する。
UE102は、パスロス参照としてPCellをセットすることが確定された場合、少なくとも1つのタイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照として、PCellをセットする(ステップ506)。代わりに、UE102は、パスロス参照としてSCellをセットすることが確定された場合、少なくとも1つのタイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照として、SCellをセットする(ステップ508)。これは、上記の第2のアプローチの一例である。
UE102は、少なくとも1つのタイプ2SCellのための参照セルのCRS、PSSおよびSSSのうちの少なくとも1つを利用する(ステップ510)。これは、上の図3に関連して記載されるように行われる。
留意すべきは、UE102が少なくとも1つのタイプ2SCellのためのパスロス参照に対応するパスロスを利用する(ステップ512)ことである。これは、上の図3に関連して記載されるように行われる。
図6は、タイプ2キャリアを取り扱うための方法600の別のより具体的な構成を示すフロー図である。UE102は、少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する参照セルを確定する(ステップ602)。これは、上の図3に関連して記載されるように行われる。
UE102は、少なくとも1つのタイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照として、PCell、または少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する参照セルをセットすべきかどうかを確定する(ステップ604)。例えば、UE102は、パスロス参照として、PCellまたは参照セルをセットすべきかどうかを指示するパスロス参照インジケータを受信する。
UE102は、パスロス参照としてPCellをセットすることが確定された場合、少なくとも1つのタイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照として、PCellをセットする(ステップ606)。代わりに、UE102は、パスロス参照として参照セルをセットすることが確定された場合、少なくとも1つのタイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照として、参照セルをセットする(ステップ608)。これは、上記の第3のアプローチの一例である。
UE102は、少なくとも1つのタイプ2SCellのための参照セルのCRS、PSSおよびSSSのうちの少なくとも1つを利用する(ステップ610)。これは、上の図3に関連して記載されるように行われる。
留意すべきは、UE102が少なくとも1つのタイプ2SCellのためのパスロス参照に対応するパスロスを利用する(ステップ612)ことである。これは、上の図3に関連して記載されるように行われる。
図7は、タイプ2キャリアを取り扱うための方法700の別の構成を示すフロー図である。eNB160は、少なくとも1つのタイプ2SCellを含む1つ以上の在圏セルを用いた構成を確定する(ステップ702)。例えば、eNB160は、UE102が複数のキャリア119上で通信するための構成を生成し、複数のキャリア119の少なくとも1つは、SCellに設けられたタイプ2キャリアである。
eNB160は、この構成に基づく構成メッセージを送信する(ステップ704)。例えば、eNB160は、少なくとも1つのタイプ2SCellを含む1つ以上の在圏セルを用いた構成を指示する構成メッセージを生成して送信する(ステップ704)。
いくつかの実装では、eNB160は、measConfigを生成して送信する。例えば、measConfigは、‘RRCConnectionReconfiguration’メッセージで送信される。measConfigは、タイプ2SCellではない1つ以上の在圏セルに関する測定結果(例えば、RSRPおよびRSRQ)を取得するようにUE102を導く。
eNB160は、少なくとも1つのタイプ2SCellを除く1つ以上の在圏セルのそれぞれに関する測定結果を含む測定結果リストを受信する(ステップ706)。例えば、eNB160は、measResultPCellと、1つ以上の在圏セルのRSRPおよびRSRQ量を含むがタイプ2SCellに関する測定結果は何も含まないmeasResultServFreqListとを受信する。いくつかの実装では、eNB160は、測定結果リスト(例えば、measResultPCell、measResultServFreqList)をMeasurementReportメッセージ内のmeasResultsとして受信する(ステップ706)。
図8は、タイプ2キャリアを取り扱うための方法800の別の構成を示すフロー図である。eNB160は、少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する参照セルを確定する(ステップ802)。例えば、eNB160は、参照セルとして、UE102との通信のために設定された在圏セルを選択する。参照セルは、UE102により少なくとも1つのタイプ2SCellに関係するオペレーションのために利用される。例えば、参照セルは、CRS、PSSおよびSSSのうちの1つ以上を含み、UE102は、タイプ2SCellに関係する少なくとも1つ以上のオペレーションのためにこれらを利用する。
eNB160は、少なくとも1つのタイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照を確定する(ステップ804)。例えば、eNB160は、上記のアプローチの1つ以上に従ってこのパスロス参照を確定する(ステップ804)。第1のアプローチでは、パスロス参照は、少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する参照セルである。第2のアプローチでは、eNB160は、PCellとSCellとの間でパスロス参照を選択する。第3のアプローチでは、eNB160は、PCellと、少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する参照セルとの間でパスロス参照を選択する。
eNB160は、参照セル・インジケータを送信する(ステップ806)。例えば、eNB160は、参照セルを指示する参照セル・インジケータをUE102へ送信する(ステップ806)。より具体的には、参照セル・インジケータは、タイプ2SCellのための特定の参照セルを指示できる。いくつかの実装では、参照セル・インジケータは、セル・インデックス番号である。例えば、eNB160は、タイプ2在圏セルを含む複数の在圏セルを用いてUE102を構成する。eNB160が(例えば、eNB160メッセージングに基づいて)タイプ2SCellを用いてUE102を構成するとき、eNB160は、タイプ2SCellに対する在圏セル・インデックスも用いてUE102を構成する。在圏セル・インデックスに対応する在圏セルは、少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する在圏セルである。
eNB160は、パスロス参照インジケータを随意的に送信する(ステップ808)。第1のアプローチでは、パスロス参照は、参照セルである。このケースでは、eNB160は、パスロス参照インジケータを送信しなくてよい。しかしながら、eNB160は、選択されたパスロス参照を指示するパスロス参照インジケータを随意的に送信してもよい。第2のアプローチでは、例えば、eNB160は、PCellとSCellとの間でパスロス参照を選択する。このケースでは、eNB160は、パスロス参照がPCellまたはSCellであるかどうかを指示するパスロス参照インジケータを送信する。第3のアプローチでは、eNB160は、PCellと参照セルとの間でパスロス参照を選択する。このケースでは、eNB160は、パスロス参照がPCellまた参照セルであるかどうかを指示するパスロス参照インジケータを送信する。
図9は、測定設定変数923の構造の例を示すブロック図である。測定設定変数923は、VarMeasConfigと呼ばれる。測定設定変数923は、上記のUE変数‘VarMeasConfig’の一例である。UE102もeNB160も測定設定変数923を保持する。測定設定変数923は、上記の関連要素の例である測定識別子のリスト(measIdList)925a〜c、測定対象のリスト(measObjectList)933および報告設定のリスト(reportConfigList)935を含む。測定識別子のリスト925は、上記の関連要素の例である1つ以上の測定識別子(例えば、measId)927a〜c、1つ以上の測定対象識別子929a〜cおよび1つ以上の報告設定識別子931a〜cを含む。各測定識別子927は、測定対象識別子929および報告設定識別子931にリンクされる。
リリース10では、RRCConnectionReconfigurationメッセージがmeasConfigを含み、かつ受信したmeasConfigがmeasIdToAddModListを含む場合、測定識別子追加および修正手順が無線リソース制御(RRC)接続再設定の間に行われる。UE102は、受信したmeasIdToAddModListに含まれるmeasId927ごとに測定識別子追加および修正手順を行う。VarMeasConfig923内のmeasIdList925中にmeasId927が一致するエントリが存在する場合、UE102は、このエントリをmeasId927に対する受信値と置き換える。そうでない場合には、UE102は、VarMeasConfig923内のこのmeasId927に新しいエントリを追加する。eNB160は、追加または修正手順がUE102において行われたことを考慮または仮定する。
図10は、測定報告リスト1037の構造の一例を示すブロック図である。測定報告リスト1037は、VarMeasReportListと呼ばれ、上記の関連要素の一例である。UE102もeNB160も測定報告リスト1037を保持する。測定報告リスト1037は、複数の測定報告1039a〜cを含む。各測定報告1039は、測定報告1039をトリガした測定識別子(measId)1027a〜cおよびセルのリストを含む。
図11は、RRC接続再設定メッセージ1141構造を示すブロック図である。RRC接続再設定メッセージ1141は、RRCConnectionReconfigurationと呼ばれ、上記の‘RRCConnectionReconfiguration’メッセージの一例である。RRC接続再設定メッセージ1141は、上記のMeasConfigの例である測定設定(measConfig)1143を含む。測定設定1143は、上記のようなmeasObjectToAddModList、reportConfigToAddModListおよびmeasIdToAddModListのうちの1つ以上を含む。留意すべきは、RRC接続再設定が他の要素を含んでもよいことである。
図12は、測定設定(measConfig)1243の例を示すブロック図である。測定設定(measConfig)1243は、eNB160からUE102へ送信される上記のmeasConfigの一例である。測定設定1243は、上記の関連要素の例であるいくつかの測定識別子(measId)1227a〜f、関連する測定対象識別子(measObjectId)1229a〜fおよび関連する報告設定識別子(reportConfigId)1231a〜fを含む。測定設定1243は、1つ以上のキャリア(例えば、measObject)に関するRSRPおよびRSRQ測定を行うようにUE102に命令する。
measId1227は、セル固有参照信号(CRS)に基づく無線リソース管理(RRM)測定に対応する。measId1227がシグナリングされるとき、measId1227は、measObjectId1229a〜fおよびreportConfigId1231a〜fと関連付けられる。
いくつかの実装では、測定設定1243は、測定報告イベントをトリガするための判定基準を指定する。イベント識別子は、測定報告イベント(すなわち、上記のイベントA1〜A6の現在のリスト)を識別する。イベントA1〜A6は、(例えば、タイプ2SCellのための参照セルの)セル固有参照信号(CRS)の測定結果に基づくイベントとして定義される。
リリース10では、測定識別子追加および/または修正手順が無線リソース制御(RRC)接続再設定手順の間に行われる。特に、RRCConnectionReconfigurationメッセージ1141が測定設定1143、1243を含み、かつ受信した測定設定1143、1243がmeasIdToAddModListを含む場合に追加/修正手順が無線リソース制御(RRC)接続再設定の間に行われる。
図13は、UE1302において利用される様々なコンポーネントを示す。図13に関連して記載されるUE1302は、図1に関連して記載されたUE102に従って実装される。UE1302は、UE1302のオペレーションを制御するプロセッサ1345を含む。プロセッサ1345は、中央処理装置(CPU:central processing unit)とも呼ばれる。メモリ1351は、リードオンリメモリ(ROM:read−only memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:random access memory)、これら2つの組み合わせ、あるいは情報を記憶する任意のタイプのデバイスを含み、プロセッサ1345に命令1347aおよびデータ1349aを供給する。メモリ1351の一部分は、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM:non−volatile random access memory)も含んでよい。命令1347bおよびデータ1349bは、プロセッサ1345にも存在する。プロセッサ1345に読み込まれた命令1347bおよび/またはデータ1349bは、プロセッサ1345による実行または処理のために読み込まれた、メモリ1351からの命令1347aおよび/またはデータ1349aも含む。命令1347bは、上記の方法200、300、400、500、600の1つ以上を実装するためにプロセッサ1345によって実行される。
UE1302は、データの送受信を可能にするための1つ以上の送信機1358および1つ以上の受信機1320が入った筺体も含む。送信機(単数または複数)1358および受信機(単数または複数)1320は、1つ以上のトランシーバ1318に組み合わされてもよい。1つ以上のアンテナ1322a〜nは、筺体に取り付けられて、トランシーバ1318に電気的に結合される。
UE1302の様々なコンポーネントは、データバスに加えて、電力バス、制御信号バスおよびステータス信号バスを含む、バスシステム1357によって結合される。しかしながら、明確さのために、図13では様々なバスがバスシステム1357として示される。UE1302は、信号処理用のデジタル信号プロセッサ(DSP:digital signal processor)1353も含んでよい。UE1302は、UE1302の機能へのユーザ・アクセスを提供する通信インターフェース1355も含んでよい。図13に示されるUE1302は、具体的なコンポーネントのリスティングではなく、機能ブロック図である。
図14は、eNB1460において利用される様々なコンポーネントを示す。図14に関連して記載されるeNB1460は、図1に関連して記載されたeNB160に従って実装される。eNB1460は、eNB1460のオペレーションを制御するプロセッサ1459を含む。プロセッサ1459は、中央処理装置(CPU)とも呼ばれる。メモリ1465は、リードオンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、これら2つの組み合わせ、あるいは情報を記憶する任意のタイプのデバイスを含み、プロセッサ1459に命令1461aおよびデータ1463aを供給する。メモリ1465の一部分は、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)も含んでよい。命令1461bおよびデータ1463bは、プロセッサ1459にも存在する。プロセッサ1459に読み込まれた命令1461bおよび/またはデータ1463bは、プロセッサ1459による実行または処理のために読み込まれた、メモリ1465からの命令1461aおよび/またはデータ1463aも含む。命令1461bは、上記の方法700、800の1つ以上を実装するためにプロセッサ1459によって実行される。
eNB1460は、データの送受信を可能にするための1つ以上の送信機1417および1つ以上の受信機1478が入った筺体も含む。送信機(単数または複数)1417および受信機(単数または複数)1478は、1つ以上のトランシーバ1476に組み合わされてもよい。1つ以上のアンテナ1480a〜nは、筺体に取り付けられて、トランシーバ1476に電気的に結合される。
eNB1460の様々なコンポーネントは、データバスに加えて、電力バス、制御信号バスおよびステータス信号バスを含む、バスシステム1471によって結合される。しかしながら、明確さのために、図14では様々なバスがバスシステム1471として示される。eNB1460は、信号処理用のデジタル信号プロセッサ(DSP)1467も含んでよい。eNB1460は、eNB1460の機能へのユーザ・アクセスを提供する通信インターフェース1469も含んでよい。図14に示されるeNB1460は、具体的なコンポーネントのリスティングではなく、機能ブロック図である。
図15は、タイプ2キャリアを取り扱うためのシステムおよび方法が実装されたUE1502の一構成を示すブロック図である。UE1502は、送信手段1558、受信手段1520および制御手段1524を含む。送信手段1558、受信手段1520および制御手段1524は、上の図2〜6および図13に関連して記載された機能の1つ以上を行うように構成される。上の図13は、図15の具体的な装置構造の一例を示す。図2〜6および図13の機能の1つ以上を実現するために、他の様々な構造が実装されてもよい。例えば、DSPがソフトウェアによって実現されてもよい。
図16は、タイプ2キャリアを取り扱うためのシステムおよび方法が実装されたeNB1660の一構成を示すブロック図である。eNB1660は、送信手段1617、受信手段1678および制御手段1682を含む。送信手段1617、受信手段1678および制御手段1682は、上の図7〜8および図14に関連して記載された機能の1つ以上を行うように構成される。上の図14は、図16の具体的な装置構造の一例を示す。図7〜8および図14の機能の1つ以上を実現するために、他の様々な構造が実装されてもよい。例えば、DSPがソフトウェアによって実現されてもよい。
用語「コンピュータ可読媒体」は、コンピュータまたはプロセッサによってアクセスできる任意の利用可能な媒体を指す。用語「コンピュータ可読媒体」は、本明細書では、非一時的かつ有形のコンピュータおよび/またはプロセッサ可読媒体を示す。限定ではなく、例として、コンピュータ可読またはプロセッサ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスク記憶、磁気ディスク記憶もしくは他の磁気記憶デバイス、あるいは命令の形態の所望のプログラムコードまたはデータ構造を載せるか、または記憶するために用いることができ、コンピュータまたはプロセッサによってアクセスできる任意の他の媒体を備える。ディスク(disk)およびディスク(disc)は、本明細書では、コンパクトディスク(CD:compact disc)、レーザディスク(laser disc)、光ディスク(optical disc)、デジタルバーサタイルディスク(DVD:digital versatile disc)、フロッピーディスク(floppy disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、磁気的にデータを再生し、一方でディスク(disc)は、レーザを用いて光学的にデータを再生する。
留意すべきは、本明細書に記載される方法の1つ以上がハードウェアで実装されてもよく、および/またはハードウェアを用いて行われてもよいことである。例えば、本明細書に記載される方法の1つ以上は、チップセット、特定用途向け集積回路(ASIC)、大規模集積回路(LSI)または集積回路などで実装されてもよく、および/またはそれらを用いて実現されてもよい。
本明細書に開示されるそれぞれの方法は、記載される方法を達成するための1つ以上のステップまたは動作を備える。本方法のステップおよび/または動作は、特許請求の範囲から逸脱することなく、相互に交換されてもよく、および/または単一のステップに組み合わされてもよい。言い換えれば、記載される方法の適切なオペレーションのためにステップまたは動作の特定の順序が必要とされない限り、特許請求の範囲から逸脱することなく、特定のステップおよび/または動作の順序および/または使用が修正されてもよい。
当然のことながら、特許請求の範囲は、上に示された通りの構成およびコンポーネントには限定されない。特許請求の範囲から逸脱することなく、本明細書に記載される配置、オペレーション、ならびにシステム、方法、および装置の詳細に様々な修正、変更および変形がなされてもよい。

Claims (30)

  1. タイプ2キャリアを取り扱うための端末装置(UE)であって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサと電子通信を行うメモリとを備え、前記メモリに記憶された命令は、
    少なくとも1つのタイプ2セカンダリセル(SCell)を含む1つ以上の在圏セルを用いた構成を適用し、
    前記少なくとも1つのタイプ2SCellを除く前記1つ以上の在圏セルのそれぞれに関する測定結果を取得し、
    前記少なくとも1つのタイプ2SCellを除く前記1つ以上の在圏セルのそれぞれに関する前記測定結果を含むように測定結果リストをセットして、
    前記測定結果リストを送信する
    ために実装可能である、
    前記UE。
  2. 前記命令は、前記少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する参照セルを確定するためにさらに実行可能である、請求項1に記載のUE。
  3. 前記命令は、前記少なくとも1つのタイプ2Scellのための前記参照セルのセル固有参照信号(CRS)、プライマリ同期信号(PSS)およびセカンダリ同期信号(SSS)からなる群のうちの少なくとも1つを利用するためにさらに実行可能である、請求項2に記載のUE。
  4. 前記参照セルを確定することは、参照セル・インジケータを受信することを備える、請求項2に記載のUE。
  5. 前記命令は、前記少なくとも1つのタイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照を確定するためにさらに実行可能である、請求項1に記載のUE。
  6. 前記パスロス参照を確定することは、前記少なくとも1つのタイプ2SCellの前記上りリンクのための前記パスロス参照として、前記少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する参照セルをセットすることを備える、請求項5に記載のUE。
  7. 前記パスロス参照を確定することは、前記少なくとも1つのタイプ2SCellの前記上りリンクのための前記パスロス参照として、プライマリセル(PCell)またはセカンダリセル(SCell)をセットすべきかどうかを確定することを備える、請求項5に記載のUE。
  8. 前記パスロス参照を確定することは、前記少なくとも1つのタイプ2SCellの前記上りリンクのための前記パスロス参照として、プライマリセル(PCell)、または前記少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する参照セルをセットすべきかどうかを確定することを備える、請求項5に記載のUE。
  9. 前記測定結果リストは、measResultFreqListである、請求項1に記載のUE。
  10. 前記測定結果は、参照信号受信電力(RSRP)測定結果および参照信号受信品質(RSRQ)測定結果のうちの少なくとも1つを備える、請求項1に記載のUE。
  11. 前記タイプ2SCellのタイプ2キャリアは、セル固有参照信号(CRS)、プライマリ同期信号(PSS)もセカンダリ同期信号(SSS)も含まない、請求項1に記載のUE。
  12. タイプ2キャリアを取り扱うための基地局装置(eNB)であって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサと電子通信を行うメモリとを備え、前記メモリに記憶された命令は、
    少なくとも1つのタイプ2セカンダリセル(SCell)を含む1つ以上の在圏セルを用いた構成を確定し、
    前記構成に基づく構成メッセージを送信して、
    前記少なくとも1つのタイプ2SCellを除く前記1つ以上の在圏セルのそれぞれに関する測定結果を含む測定結果リストを受信する
    ために実行可能である、
    前記eNB。
  13. 前記命令は、
    前記少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する少なくとも1つの参照セルを確定して、
    参照セル・インジケータを送信する
    ためにさらに実行可能である、請求項12に記載のeNB。
  14. 前記命令は、前記少なくとも1つのタイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照を確定するためにさらに実行可能である、請求項12に記載のeNB。
  15. 前記命令は、パスロス参照インジケータを送信するためにさらに実行可能である、請求項12に記載のeNB。
  16. 端末装置(UE)によってタイプ2キャリアを取り扱うための方法であって、
    少なくとも1つのタイプ2セカンダリセル(SCell)を含む1つ以上の在圏セルを用いた構成を適用するステップと、
    前記少なくとも1つのタイプ2SCellを除く前記1つ以上の在圏セルのそれぞれに関する測定結果を取得するステップと、
    前記少なくとも1つのタイプ2SCellを除く前記1つ以上の在圏セルのそれぞれに関する前記測定結果を含むように測定結果リストをセットするステップと、
    前記測定結果リストを送信するステップと
    を備える、前記方法。
  17. 前記少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する参照セルを確定するステップをさらに備える、請求項16に記載の方法。
  18. 前記少なくとも1つのタイプ2Scellのための前記参照セルのセル固有参照信号(CRS)、プライマリ同期信号(PSS)およびセカンダリ同期信号(SSS)からなる群のうちの少なくとも1つを利用するステップをさらに備える、請求項17に記載の方法。
  19. 前記参照セルを確定するステップは、参照セル・インジケータを受信するステップを備える、請求項17に記載の方法。
  20. 前記少なくとも1つのタイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照を確定するステップをさらに備える、請求項16に記載の方法。
  21. 前記パスロス参照を確定するステップは、前記少なくとも1つのタイプ2SCellの前記上りリンクのための前記パスロス参照として、前記少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する参照セルをセットするステップを備える、請求項20に記載の方法。
  22. 前記パスロス参照を確定するステップは、前記少なくとも1つのタイプ2SCellの前記上りリンクのための前記パスロス参照として、プライマリセル(PCell)またはセカンダリセル(SCell)をセットすべきかどうかを確定するステップを備える、請求項20に記載の方法。
  23. 前記パスロス参照を確定するステップは、前記少なくとも1つのタイプ2SCellの前記上りリンクのための前記パスロス参照として、プライマリセル(PCell)、または前記少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する参照セルをセットすべきかどうかを確定するステップを備える、請求項20に記載の方法。
  24. 前記測定結果リストは、measResultFreqListである、請求項16に記載の方法。
  25. 前記測定結果は、参照信号受信電力(RSRP)測定結果および参照信号受信品質(RSRQ)測定結果のうちの少なくとも1つを備える、請求項16に記載の方法。
  26. 前記タイプ2SCellのタイプ2キャリアは、セル固有参照信号(CRS)、プライマリ同期信号(PSS)もセカンダリ同期信号(SSS)も含まない、請求項16に記載の方法。
  27. 基地局装置(eNB)によってタイプ2キャリアを取り扱うための方法であって、
    少なくとも1つのタイプ2セカンダリセル(SCell)を含む1つ以上の在圏セルを用いた構成を確定するステップと、
    前記構成に基づく構成メッセージを送信するステップと、
    前記少なくとも1つのタイプ2SCellを除く前記1つ以上の在圏セルのそれぞれに関する測定結果を含む測定結果リストを受信するステップと
    を備える、前記方法。
  28. 前記少なくとも1つのタイプ2SCellに対応する少なくとも1つの参照セルを確定するステップと、
    参照セル・インジケータを送信するステップと
    をさらに備える、請求項27に記載の方法。
  29. 前記少なくとも1つのタイプ2SCellの上りリンクのためのパスロス参照を確定するステップをさらに備える、請求項27に記載の方法。
  30. パスロス参照インジケータを送信するステップをさらに備える、請求項27に記載の方法。
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