JP2015535694A - 透過性フローセル及び水力学的コンダクタンスシステム - Google Patents

透過性フローセル及び水力学的コンダクタンスシステム Download PDF

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Abstract

本発明は、象牙質の透過性を測定するための機器及び方法に関する。より詳細には、本発明は、フローセルを使用して、象牙質の透過性を迅速かつ正確に測定する、機器及び方法に関する。

Description

本発明は、象牙質の透過性を測定するための機器及び方法に関する。より詳細には、本発明は、フローセルを使用して、象牙質の透過性を迅速かつ正確に測定する、機器及び方法に関する。
歯の知覚過敏は、多くの人々に影響を及ぼす。この歯の知覚過敏は、多くの場合、何か熱いもの、冷たいもの、甘いもの、若しくは酸性のものを食べるか又は飲むことによって引き起こされる。通常の条件下では、血管及び神経を収容する歯髄室は、象牙質によって取り囲まれ、この象牙質も、歯冠内のエナメル質、及び歯を取り囲む歯肉によって覆われている。経時的に、エナメル質の被覆が薄くなることにより、保護力が低下する恐れがある。歯肉もまた、経時的に後退して、下層の歯根表面の象牙質を露出させる恐れがある。
象牙質は、歯の外側から歯の中心の神経へと走る、多数の細孔又は細管開口を含む。象牙質が露出されると、これらの細管開口が、温度変化又は特定の食物によって刺激される恐れがある。象牙質知覚過敏の流体力学理論は、露出した象牙質の細管開口に与えられた刺激が、それらの細管内の流体の移動を引き起こし、その移動が歯髄内の神経を刺激すると述べている。
象牙質の透過性を判定するための、周知のPashley法は、象牙質を脱感作するために使用されている薬剤をスクリーニングするための、インビトロモデルとして使用されている。この方法では、流体を、入口から、象牙質ディスクサンプルの一方の面を横断させて(又は通過させて)、他方の面まで強制的に通過させ、次いで、その流量を測定することにより、その象牙質サンプルを横断する流体の流れの速度を判定する。調製された象牙質のディスクサンプルは、2つの対となる「O」リングの間に締め付けられて、分割チャンバ機器内に固定される。
しかしながら、特定の制限が、このPashley法に関して存在し、一般的には、この方法の透過性測定の全体的精度に影響を及ぼす、固有の不正確性に関するものである。更には、Pashley法で使用されるフローセルの設計は、例えば、象牙質サンプルの表面に対する更なる検証を実行し、次いで、継続的分析のためにフローセルに象牙質サンプルを戻すための、象牙質透過性分析の間の象牙質サンプルの容易な取り出しを可能にするものではない。
Pashley法の別の制限は、2つ以上の象牙質サンプルに関する透過性データが必要であるか又は所望される場合に、種々の象牙質サンプルにわたって得られる流量を標準化することが、不可能であることに関する。
これらの制限の結果として、統計的に有意な象牙質透過性の読み取りを達成するためには、大きいサンプルサイズが必要となる。
修正されたフローセル及び/又は透過性測定方法を使用して象牙質の透過性を測定する、より迅速かつより正確な方法が模索され続けている。これらの方法に関して所望される態様としては、高い精度及びスループット(すなわち、迅速に試験し、かつ確実に有効なデータを生成する、技術を実行すること)、データ分離、誤差低減、ロバスト性、再現性、及び追加的試験方法との使用が挙げられる。
本発明は、象牙質の透過性を測定するための機器、装置、及び方法に関する。
一実施形態では、本発明は、象牙質サンプルの水力学的コンダクタンスを測定するためのフローセルに関し、このフローセルは、
a.流れ入口チャネルと、
b.流れ入口チャネルと流れ連通する流れ出口チャネルと、
c.象牙質サンプルを固定するための、流れ入口チャネルと流れ出口チャネルとの間に位置決めされた、少なくとも1つの象牙質サンプル固定機構と、
d.内側開口部を有する、少なくとも1つの排気チャネルであって、内側開口部で、この内側開口部から、排気チャネルがフローセルから外向きに延び、流れ入口チャネルを介したフローセル内への流体の導入後に、固定機構によって固定された象牙質サンプルの下に蓄積し得る、少なくとも1つの気泡の形態の、あらゆる空気を受容するように位置決めされた、排気チャネルとを備え、
この排気チャネルは、底部構成要素を通る水平横断平面の底部側に対して正の角θを形成し、この水平横断平面は、角θが約0°超〜約90°未満の範囲となるように、排気チャネルの内側開口部と交差し、角θは、水平横断平面の底部側から反時計回りで測定され、内側開口部と水平横断平面との交点に、その頂点を有する。
別の実施形態では、本発明は、象牙質サンプルの水力学的コンダクタンスを測定するためのフローセルに関し、このフローセルは、
A.底部構成要素であって、
i.内部チャンバと、
ii.内部チャンバと流れ連通し、内側開口部を有する、少なくとも1つの流れ入口チャネルと、
iii.流れ入口チャネル及び内部チャンバと流れ連通し、内側開口部を有する、少なくとも1つの流れ出口チャネルと、
iv.内部チャンバと流れ連通し、内側開口部を有する、少なくとも1つの排気チャネルであって、内側開口部で、この排気チャネルが内部チャンバと接合する場所に、内側開口部を有する排気チャネルと、
v.内部チャンバにアクセスするための、底部構成要素の上部の開口部とを備える、底部構成要素と、
B.底部構成要素の開口部を覆うための、取り外し可能な蓋であって、流れ入口チャネルから象牙質サンプルを通過して(又は、横断して)拡散する流体の流出を、受容及び許容するように位置決めされた、流れ出口チャネルを有する、蓋と、
C.フローセル内部に象牙質サンプルを固定するための、蓋及び/又は底部構成要素に隣接する少なくとも1つのワッシャとを備え、
この排気チャネルは、底部構成要素を通る水平横断平面の底部側に対して正の角θを形成し、この水平横断平面は、角θが約0°超〜約90°未満の範囲となるように、排気チャネルの内側開口部と交差し、角θは、水平横断平面の底部側から反時計回りで測定され、内側開口部と水平横断平面との交点に、その頂点を有する。
更なる実施形態では、本発明は、象牙質サンプルの水力学的コンダクタンスを測定するための装置に関し、この装置は、
A.フローセルであって、
a.底部構成要素であって、
i.内部チャンバと、
ii.内部チャンバと流れ連通し、内側開口部を有する、少なくとも1つの流れ入口チャネルと、
iii.内部チャンバと流れ連通し、内側開口部を有する、少なくとも1つの排気チャネルであって、内側開口部で、この排気チャネルが内部チャンバと接合する場所に、内側開口部を有し、この排気チャネルは、底部構成要素を通る水平横断平面の底部側に対して正の角θを形成し、この水平横断平面は、角θが約0°超〜約90°未満の範囲となるように、排気チャネルの内側開口部と交差し、角θは、水平横断平面の底部側から反時計回りで測定され、内側開口部と水平横断平面との交点に、その頂点を有する、排気チャネルと、
iv.底部構成要素にアクセスするための、底部構成要素の上部の開口部とを備える、底部構成要素と、
b.底部構成要素の開口部を覆うための、取り外し可能な蓋であって、流れ入口チャネルから象牙質サンプルを通過して拡散する流体の流出を、受容及び許容するように位置決めされた、流れ出口チャネルを有する、蓋と、
c.フローセル内部に象牙質サンプルを固定するための、蓋及び/又は底部構成要素に隣接する少なくとも1つのワッシャとを備える、フローセルと、
B.流れ入口チャネルを介してフローセル内に流体をポンプ圧送し、象牙質サンプルを通過させ、流れ出口チャネルを介してフローセルから外へ流体をポンプ圧送するための、ポンピング機構と、
C.象牙質サンプルを通過する水力学的コンダクタンスを測定及び/又は判定するために好適な、少なくとも1つの測定機器とを備える。
本発明の更に別の実施形態は、象牙質サンプルを通過する水力学的コンダクタンスを測定するための方法に関し、この方法は、
A.象牙質サンプルの水力学的コンダクタンスを測定するためのフローセルを提供するステップであって、このフローセルが、
a.底部構成要素であって、
i.内部チャンバと、
ii.内部チャンバと流れ連通し、内側開口部を有する、少なくとも1つの流れ入口チャネルと、
iii.内部チャンバと流れ連通し、内側開口部を有する、少なくとも1つの排気チャネルであって、内側開口部で、この排気チャネルが内部チャンバと接合する場所に、内側開口部を有し、この排気チャネルは、底部構成要素を通る水平横断平面の底部側に対して正の角θを形成し、この水平横断平面は、角θが約0°超〜約90°未満の範囲となるように、排気チャネルの内側開口部と交差し、角θは、水平横断平面の底部側から反時計回りで測定され、内側開口部と水平横断平面との交点に、その頂点を有する、排気チャネルと、
iv.基底部分にアクセスするための、底部構成要素の上部の開口部とを備える、底部構成要素と、
b.底部構成要素の開口部を覆うための、取り外し可能な蓋であって、流れ入口チャネルから象牙質サンプルを通過して拡散する流体の流出を、受容及び許容するように位置決めされた、流れ出口チャネルを有する、蓋と、
c.フローセル内部に象牙質サンプルを固定するための、蓋及び/又は底部構成要素に隣接する少なくとも1つのワッシャとを備える、ステップと、
B.少なくとも1つのワッシャに隣接して、象牙質サンプルを定置するステップと、
C.取り外し可能な蓋で、フローセルを封止するステップと、
D.流れ入口チャネルを介してフローセル内に流体をポンプ圧送するための、ポンピング機構を提供するステップと、
E.流体が内部チャンバを満たして象牙質サンプルに接触するように、フローセル内に流体を導入するステップと、
F.底部構成要素を通る水平横断平面の上部側に対して負の角φが形成されるようにフローセルを傾斜させることにより、フローセル内への流体の導入後に生成された、少なくとも1つの気泡の形態の、あらゆる蓄積された空気を除去するステップであって、この水平横断平面は、角φが約0°超〜の範囲となるように、排気チャネルの内側開口部と交差し、角φは、水平横断平面の上部側から時計回りで測定され、内側開口部と水平横断平面との交点に、その頂点を有する、ステップと、
G.流体が象牙質サンプル及び流れ出口チャネルを通過して拡散するように、流れ入口チャネルを介してフローセル内に流体をポンプ圧送するステップと、
H.象牙質サンプルを通過する水力学的コンダクタンスを判定するために、フローセル内にポンプ圧送される流体の流量を測定するステップとを含む。
別の実施形態では、本発明はフローセルに関し、このフローセルは、
i.内側開口部を有する流れ入口チャネルであって、この流れ入口が、フローセルから外向きに内側開口部から延びる、流れ入口チャネルと、
ii.流れ入口チャネルと流れ連通する流れ出口チャネルと、
iii.流れ入口チャネルと流れ出口チャネルとの間に象牙質サンプルを固定するように位置決めされた、少なくとも1つの可逆性象牙質サンプル固定機構とを備え、この象牙質サンプル固定機構は、固定機構と、象牙質サンプルを受容するか又は象牙質サンプルに接触するための、固定機構に隣接して位置決めされた、少なくとも1つのワッシャとを備え、このワッシャは、象牙質サンプルとの(任意選択的に、漏出性のない、又は実質的に漏出性のない)接触のための、少なくとも1つの平坦面を有する。
更に別の実施形態では、本発明はフローセルに関し、このフローセルは、
a.底部構成要素であって、
i.内部チャンバと、
ii.内部チャンバと流れ連通し、内側開口部を有する、少なくとも1つの流れ入口チャネルと、
iii.流れ入口チャネル及び内部チャンバと流れ連通し、内側開口部を有する、少なくとも1つの流れ出口チャネルと、
iv.内部チャンバにアクセスするための、底部構成要素の上部の開口部とを備える、底部構成要素と、
b.底部構成要素の開口部を覆うための、取り外し可能な蓋であって、流れ入口チャネルから象牙質サンプルを通過して拡散する流体の流出を、受容及び許容するように位置決めされた、流れ出口を有する、蓋と、
c.象牙質サンプルに接触するための少なくとも1つの平坦面、又は任意選択的に、一方の平坦面が他方の平坦面の反対側(又は、実質的に反対側)にある、少なくとも1対の平坦面を有する、少なくとも1つのワッシャとを備え、このワッシャの一方の平坦面は、蓋及び/又は底部構成要素に接触し、その平坦面の対の他方の面は、フローセル内部に象牙質サンプルを固定するために、象牙質サンプルに接触するように位置決めされる。
本発明の別の実施形態は、象牙質サンプルの水力学的コンダクタンスを測定するための装置に関し、この装置は、
a.フローセルであって、
i.流れ入口チャネルと、
ii.流れ入口チャネルと流れ連通する流れ出口チャネルと、
iii.流れ入口チャネルと流れ出口チャネルとの間に象牙質サンプルを固定するように位置決めされた、少なくとも1つの可逆性象牙質サンプル固定機構とを備え、この象牙質サンプル固定機構が、固定機構と、象牙質サンプルに接触するための少なくとも1つの平坦面、又は任意選択的に、一方の平坦面が他方の平坦面の反対側(又は、実質的に反対側)にある、少なくとも1対の平坦面を有する、少なくとも1つのワッシャとを備え、その平坦面の対の一方の平坦面は、象牙質サンプルに接触し、その平坦面の対の他方の平坦面は、固定機構に接触する、フローセルと、
b.流れ入口チャネルを介してフローセル内に流体をポンプ圧送し、象牙質サンプルを通過させ、流れ出口チャネルを介してフローセルから外へ流体をポンプ圧送するための、ポンピング機構と、
c.フローセル内にポンプ圧送されて象牙質サンプルを通過する流体の流れを測定するための、少なくとも1つの流量計とを備える。
更なる実施形態では、本発明は、象牙質サンプルの水力学的コンダクタンスを測定するための装置に関し、この装置は、
a.フローセルであって、
i.内側開口部を有する流れ入口チャネルであって、この流れ入口が、フローセルから外向きに内側開口部から延びる、流れ入口チャネルと、
ii.流れ入口チャネルと流れ連通する流れ出口チャネルと、
iii.流れ入口チャネルと流れ出口チャネルとの間に象牙質サンプルを固定するように位置決めされた、少なくとも1つの象牙質サンプル固定機構とを備える、フローセルと、
b.流れ入口チャネルを介してフローセル内に流体をポンプ圧送し、象牙質サンプルを通過させ、流れ出口チャネルを介してフローセルから外へ流体をポンプ圧送するように、圧力を加えるための、ポンピング機構と、
c.ポンピング機構によって加えられる圧力を調整するための、ポンピング機構と流れ連通する圧力調整器と、
d.フローセル内にポンプ圧送されて象牙質サンプルを通過する流体の流量を直接測定するための、ポンピング機構によってポンプ圧送される流体と測定接触する、少なくとも1つの流量計とを備える。
本発明の更なる実施形態は、流体流量標準化機構を備える、象牙質サンプルの水力学的コンダクタンスを測定するための装置に関し、この流体流量標準化機構は、
i.流体をポンプ圧送して装置を通過させるためのポンピング機構と、
ii.0.03MPa(5psi)以下の装置内の圧力を、少なくとも10分の期間にわたって、±約0.7kPa(0.1psi)以上の維持圧力の変動を伴うことなく維持するための、少なくとも1つの調節可能な高精度流量調整器と、
iii.象牙質サンプルを横断する流体流量を測定するための、少なくとも1つの流体流量計とを備え、
種々の象牙質サンプルの流量を象牙質サンプルの修正後に比較する対照として、単一の流体流量を確立するために、流体流量が種々の象牙質サンプルにわたって標準化される。
本発明の別の実施形態は、象牙質サンプルを通過する水力学的コンダクタンスを測定するための方法に関し、この方法は、
a.流体をポンプ圧送して装置を通過させるための、ポンピング機構を提供するステップと、
b.流体をポンプ圧送して装置を通過させるステップと、
c.0.14MPa(20psi)以下の装置内の圧力を、少なくとも10分の期間にわたって、±約0.7kPa(0.1psi)以上の維持圧力の変動を伴うことなく維持するための、少なくとも1つの調節可能な高精度流量調整器を提供するステップと、
d.象牙質サンプルを横断する流体流量を測定するための、少なくとも1つの流体流量計と、
e.象牙質サンプルを通過するように流体の流れを方向付けるステップと、
f.流体流量計によって示される、象牙質サンプルを通過する流体流量を観察するステップとを含み、
ステップa.〜f.は、少なくとも1つの他の象牙質サンプルに関して繰り返され、更には、その少なくとも1つの他の象牙質サンプルを横断する流量が、第1の象牙質サンプルの流量と等しくなるように、流量調整器が調節される。
本発明の別の実施形態は、象牙質サンプルの水力学的コンダクタンスを測定するための装置に関し、この装置は、
a.フローセルであって、
i.流れ入口チャネルと、
ii.流れ入口チャネルと流れ連通する流れ出口チャネルと、
iii.流れ入口チャネルと流れ出口チャネルとの間に位置決めされた、少なくとも1つの象牙質サンプル固定機構とを備える、フローセルと、
b.流れ入口チャネルを介してフローセル内に流体をポンプ圧送し、象牙質サンプルを通過させ、流れ出口チャネルを介してフローセルから外へ流体をポンプ圧送するための、ポンピング機構と、
c.ポンピング機構によってポンプ圧送される流体と測定接触し、毎分約0μL〜毎分約200μLの流量範囲で流れる流体を測定するように較正された、第1の流量計と、
d.ポンピング機構によってポンプ圧送される流体が、毎分約0μL〜毎分約200μLの流量較正範囲内の速度で流れていることを確認するために、ポンピング機構によってポンプ圧送される流体の流量を測定するための、第2の流量計とを備える。
また更なる実施形態では、本発明は、象牙質サンプルを通過する水力学的コンダクタンスを測定するための方法に関し、この方法は、
A.象牙質サンプルの水力学的コンダクタンスを測定するためのフローセルを提供するステップであって、このフローセルが、
a.底部構成要素であって、
i.内部チャンバと、
ii.内部チャンバと流れ連通し、内側開口部を有する、少なくとも1つの流れ入口チャネルと、
iii.内部チャンバと流れ連通し、内側開口部を有する、少なくとも1つの排気チャネルと、
iv.底部構成要素にアクセスするための、底部構成要素の上部の開口部とを備える、底部構成要素と、
b.底部構成要素の開口部を覆うための、取り外し可能な蓋であって、流れ入口チャネルから象牙質サンプルを通過して拡散する流体の流出を、受容及び許容するように位置決めされた、流れ出口チャネルを有する、蓋と、
c.フローセル内部に象牙質サンプルを固定するための、蓋及び/又は基底部に隣接する少なくとも1つのワッシャとを備える、ステップと、
B.フローセルのワッシャに隣接して、象牙質サンプルを定置するステップと、
C.流れ入口チャネルを介してフローセル内に流体をポンプ圧送するための機構を提供するステップと、
D.流体が象牙質サンプル及び流れ出口チャネルを通過して拡散するように、流れ入口を介してフローセル内に流体をポンプ圧送するステップと、
E.流体と測定接触し、毎分約0μL〜毎分約200μLの流量範囲で流れる流体を測定するように較正された、第1の流量計を提供するステップと、
F.象牙質サンプルを通過する水力学的コンダクタンスを判定するために、第1の流量計を使用して、フローセル内にポンプ圧送される流体の流量を測定するステップと、
G.第2の流量計を提供するステップと、
H.流体が流量較正範囲内の速度で流れていることを確認するために、流体の流量を測定するステップと、
I.象牙質サンプルを通過する水力学的コンダクタンスを判定するステップとを含む。
当業者を対象とする、本発明の最良のモードを含めた、本発明の完全かつ実施可能な開示が本明細書に記載され、この開示は、以下の添付図面を参照する。
セルの封止前の、定位置に象牙質サンプルを有する、象牙質の透過性の測定に使用するための従来技術のフローセルの垂直断面図である。 フローセルの封止後の、定位置に象牙質サンプルを有する、図1のフローセルの垂直断面図である。 本発明で使用するための、フローセルの底部構成要素の上面図である。 4−4平面に沿った図3の垂直断面図である。 本発明で使用するための、フローセルの上部構成要素の上面図である。 6−6平面に沿った図5の垂直断面図である。 セルの封止前の、定位置に象牙質サンプルを有する、本発明で使用するためのフローセルの垂直断面図である。 セルの封止後の、定位置に象牙質サンプルを有する、本発明で使用するためのフローセルの垂直断面図である。 本発明で有用なワッシャの、代表的実施形態a〜gを示す。 フローセルからの気泡の排気を可能にするように(例えば、回転又は傾斜などによって)位置決めされた、フローセルである。 本発明による、象牙質の透過性を測定する方法のための、設備又はシステムの配置の概略図である。
本発明の機器、装置、及び方法は、本明細書で説明される発明の必須の要素及び制限、並びに本明細書で説明される追加若しくは任意選択的な構成要素又は制限のうちのいずれかを含むか、それらからなるか、あるいは本質的にそれらからなるものとすることができる。
用語「備える」(及び、その文法的変化形)は、本明細書で使用するとき、「有する」又は「含む」を包括する意味で使用され、「のみから本質的になる」の排他的な意味では使用されない。用語「a」及び「the」は、本明細書で使用するとき、単数と同様に複数も包含するものと理解される。
全体が参照により本明細書に組み込まれる全ての特許文献は、それらが本明細書に矛盾しない範囲においてのみ本明細書に組み込まれる。
用語「平坦」は、本明細書で使用するとき、勾配、傾斜、又は湾曲を伴わない水平表面を有すること、すなわち、平滑で均一な水平面を有することを意味する。
本明細書で使用するとき、語句「可逆性固定機構」は、物品(象牙質サンプルなど)を恒久的に(すなわち、糊付け又はセメント付けなどによって)固定するのではなく、物品が固定された後に、その物品を容易に固定解除状態に戻すことができるような調節を可能にする、固定機構を意味する。本発明は、象牙質の透過性を測定するための機器及び方法である。
図1は、フローセルを封止する前の、象牙質の透過性の測定に使用するための従来技術のフローセルの垂直断面図である。この従来技術のフローセルは、概して円筒形の形状である。この図は、基底部構成要素10及び蓋構成要素50を有する、2部分式セルを示す。蓋構成要素50は、内側表面52、外側表面54、内側表面52上に配置されたネジ山58、及び貫通孔56を含む。
基底部構成要素10は、内側表面12、外側表面14、リップ部16、外側表面14上に配置されたネジ山18、並びに入口チャネル22及び出口チャネル24を含む。入口チャネル22及び出口チャネル24は、入口管及び出口管への「プレス嵌め」接続を有する。本明細書で使用するとき、用語「プレス嵌め」(「締まり嵌め」又は「摩擦嵌め」とも称される)は、部品が(例えば、圧迫又は押圧などによって)一体に接合された後に、それらの部品間の摩擦によって達成される、2つの部品の締結を意味するものであり、いずれの他のタイプの締結によっても達成されるものではない。基底部構成要素10の円筒形状は、内部チャンバ20を画定する。象牙質サンプル70の透過性の測定に使用するための、基底部構成要素10の内部チャンバ20を占める構成要素は、頂部スペーサ32及び底部スペーサ36、並びに、「O」リング42及び「O」リング46と、より大きいサイズの「O」リング44及び「O」リング48とを含む。頂部スペーサ32は、貫通孔34を有し、底部スペーサ36は、貫通孔38を有する。
これらの従来技術の基底部構成要素10の内部チャンバ20を占める構成要素は、以下のように積層体の形態で組み立てられる:底部スペーサ36が「O」リング48上に定置され、この「O」リング48が、基底部構成要素10の内側表面12上に載置される。「O」リング46及び「O」リング44が、底部スペーサ36上に定置される。象牙質サンプル70の第2面74が、「O」リング46上に定置される。「O」リング42が、象牙質サンプル70の第1面72上に定置される。頂部スペーサ32が、「O」リング42及び「O」リング44上に定置される。
図2は、セルの封止後の、従来技術のフローセルを示す。セルを封止するために、蓋構成要素50の内側表面52上に配置されたネジ山58を、基底部構成要素10の外側表面14上に配置されたネジ山18と整合させて、基底部構成要素10上に蓋構成要素50を螺合する。
象牙質サンプル70の透過性は、以下の方式で、従来技術のフロー法及びセルを使用して測定される。この2部分式セルを組み立てた後、出口チャネル24を封止する。圧力を使用して、入口チャネル22内に流体(例えば、蒸留水)の流れを誘導する。流体は、入口チャネル22から、象牙質サンプル70の下方の、基底部構成要素10の内部チャンバ20の部分内に流れる。流体圧力が、この象牙質サンプル70の下方の内部チャンバ20の部分内で上昇すると、流体は、底部スペーサ36の貫通孔38を通過して流れる。次いで、上昇した流体圧力は、象牙質サンプル70を通過する(又は、横断する)(すなわち、象牙質サンプル内の象牙質細管又は開口を通過若しくは横断する)流体の流れを開始させる。流体の流れは、頂部スペーサ32の貫通孔34を通過して継続し、蓋構成要素50の貫通孔56を通過して、従来技術のフローセルから出る。
このPashley法の制限は、Pashleyフローセル内での固有の不正確性を伴う。これらの不正確性は、フローセル構成要素の数(すなわち、「O」リング[4つ]及びスペーサ[2つ])による積み重ね誤差、並びに漏出の可能性の増大を含む。象牙質サンプル周囲での漏出は、多くの場合、ユーザが、セルを組み立てる際に「O」リング及びスペーサを不正確に定置することによって引き起こされる。これらの象牙質サンプル周囲での漏出は、象牙質を通過する透過性の不正確な測定をもたらす。
更には、Pashleyフローセルで使用される「O」リングは、円形の断面を有する。これらの「O」リングは、図2に示すように構成要素が配置され、フローセルが封止された後には、象牙質サンプルとの単一の接触線を有する。「O」リングが「剛性の」材料で形成されている場合には、システム内での漏出のリスクが増大する。このリスクを軽減するために、ユーザは、典型的には、フローセルを封止する際に「O」リングに余分な垂直圧を加える。しかしながら、そのような追加的垂直圧は、象牙質サンプルに損傷を与えるリスクを生じさせる(又は、増大させる)。その一方で、「O」リングが「軟質の」材料で形成されている場合には、その「O」リングは変形して、象牙質サンプルに接して平坦化され、フローセル内の流体に露出される象牙質サンプルの領域を変化させることになる。フローセル内の流体に露出される象牙質サンプルの領域のそのような非一貫性は、象牙質を通過する透過性の非一貫的な測定をもたらす恐れがある。
Pashleyフローセルに関する別の問題は、セルの組み立ての間に、蓋構成要素50の内側表面52上に配置されたネジ山58を、基底部構成要素10の外側表面14上に配置されたネジ山18と整合させ、基底部構成要素10に対して蓋構成要素50を回転させて、基底部構成要素10上に蓋構成要素50を螺合することである。基底部構成要素10に対する蓋構成要素50の回転運動は、象牙質サンプル、「O」リング、及び/又はスペーサの回転を引き起こす場合が多く、このことは、象牙質サンプル周囲での漏出(又は、漏出の増大)をもたらす恐れがある。これらの象牙質サンプル周囲での漏出は、象牙質を通過する透過性の不正確な測定をもたらす。
Pashleyフローセルに関する更に別の問題は、入口管と入口チャネル22との間、及び出口管と出口チャネル24との間の、前述の「プレス嵌め」接続に関する。そのような「プレス嵌め」接続は、特に圧力下で、漏出させる場合が多く、流量測定での不正確性をもたらす。
更には、Pashley法は、2つ以上の象牙質サンプルの透過性データが必要であるか又は所望される場合に、多種多様な象牙質サンプルにわたる流量の標準化を提供することができない。種々の象牙質サンプルにわたる流量のそのような標準化により、比較分析での、厚さ及び空隙率のような象牙質サンプルの変数を補正する必要性が軽減される。典型的な象牙質透過性流量方法は、設定された発生(及び維持)圧力での、特定の象牙質サンプルを横断する流体流量を測定する。例えば、1つの象牙質サンプルの流体流量は、例えば5.2kPa(0.75psi)の設定圧力で、3μL/分を示す場合があるが、同じ[5.2kPa(0.75psi)の]圧力での第2の象牙質サンプルの流体流量は、10μL/分を示す場合があり、同じ[5.2kPa(0.75psi)の]圧力での第3の象牙質サンプルの流体流量は、1μL/分を示す場合などがある。上記の象牙質の厚さ及び空隙率の変数の差異が、主として、設定(及び維持)圧力での、これらの流体流量の差異の原因となる。これらの流体流量の差異を補正するために、典型的には、種々の象牙質サンプルの流体流量が正規化される。用語「正規化される」は、本明細書で使用するとき、所定の象牙質サンプルに関する全ての測定値を、そのサンプルのベースラインの(すなわち、処置前の)流量測定値で除算することを意味する(実施例1の「残存透過性」の式を参照)。高精度の圧力調整器を使用して、システム圧力を0.2MPa(30psi)[又は、約0.2MPa(30psi)]以下に調整し、最小限の変動[すなわち、±0.7kPa(±0.1psi)以下]でシステム圧力を維持することによって、本発明は、多種多様な象牙質サンプルにわたる、そのような標準化を可能にする(すなわち、各象牙質サンプルに関して同じ流体流量を確立する)。
図3〜8は、本発明で使用するための、2部分式フローセル100の図である。図3は、フローセル100の底部構成要素110の上面図であり、その一方で図4は、4−4平面に沿った図3の垂直断面図である。このフローセルの底部構成要素110は、底面112、上面114、第1凹部116、溝118、内部チャンバ130を画定する第2凹部119、締結具止まり穴135(又は、締結具に係合するための他の好適な機構)、任意選択の二次入口チャネル142と流れ連通する入口チャネル144、及び任意選択の二次排気チャネル146と流れ連通する排気チャネル148を含む。特定の実施形態では、入口チャネル144及び排気チャネル148は、互いに反対側又は実質的に反対側に位置決めされる。入口チャネル144及び排気チャネル148は、それぞれ、内側端部144a及び内側端部148aをそれぞれ有し、これらの内側開口部144a及び内側開口部148aは、入口チャネル144及び排気チャネル148を、内部チャンバ130に接合する。これらの内側開口部144a及び内側開口部148aは、入口チャネル144及び排気チャネル148がフローセル100から外向きに延びる地点を、更に画定する。底部構成要素110は、内部チャンバ130にアクセスするための、内部チャンバ130の上部の開口部132を備える。入口チャネル144は、内部チャンバ130と流れ連通して位置決めされる。排気チャネル148もまた、内部チャンバ130と流れ連通して位置決めされる。入口チャネル144及び排気チャネル148(又は、存在する場合には、任意選択の二次入口チャネル142及び任意選択の二次排気チャネル146)は、任意選択的にネジ式にすることにより、それぞれ、入口管238及び出口管254の適合的ネジ式端部を受容することができる。任意選択的に、また図4の底部構成要素の垂直断面図で示されるように、排気チャネル148は、底部構成要素110を通って排気チャネル148の内側端部148aと交差する、水平横断平面XYの底部側に対して、正の角θを形成し、角θは、内側端部148aと水平横断平面XYとの交点に、その頂点を有する。角θは、水平横断平面XYの底部側から反時計回りで(図4に示すように)測定され、約0°超〜約90°未満の範囲、任意選択的に約15〜約75の範囲、任意選択的に約35〜約55の範囲、又は任意選択的に約60°である。任意選択的に、また図4の底部構成要素の垂直断面図で示されるように、入口チャネル144は、底部構成要素110を通って入口チャネル144の内側端部144aと交差する、水平横断平面X’Y’の底部側に対して、正の角φを形成し、角φは、内側端部144aと水平横断平面X’Y’との交点に、その頂点を有する。角φは、水平横断平面X’Y’の底部側から反時計回りで(図4に示すように)測定され、約0°〜約270°以下の範囲、任意選択的に約90°〜約180°の範囲、任意選択的に約100°〜約130°の範囲、又は任意選択的に約116°である。(角θ及び角φを例示する目的のために、図4は、横断平面XY及び横断平面X’Y’を、それぞれ、x軸及びx’軸に沿って、紙面に対して垂直に、かつ紙面から出て来るように示す。)
図5は、フローセル100のための蓋150の上面図であり、その一方で図6は、6−6平面に沿った図5の垂直断面図である。このフローセルの蓋150は、底面152、上面154、底部溝158、任意選択の締結具貫通孔175(又は、締結具に係合するための他の好適な機構)、及び流れ出口チャネル160を含む。流れ出口チャネル160は、蓋150の中心に向けて、垂直に、半径方向に、かつ円錐状に傾斜した、蓋150上の壁部156によって画定され、流れ出口チャネル160を通過する流体の流出の直径を増大させる。
特定の実施形態では、蓋150及び底部構成要素110は、それらの2つの構成要素間の確実な係合を可能にするために、一方が他方の中に嵌合するように成形される。蓋150及び底部構成要素110の構成要素は、機械加工された、ガラス、木材、ステンレス鋼などの金属、ポリメチルメタクリレート(PMMA)若しくはポリカーボネート(PC)などのプラスチック、又はこれらの材料の組み合わせから形成することができる。一実施形態では、蓋150及び底部構成要素110は、MacMaster−Carr(Robbinsville,NJ)より入手可能なもの(カタログ#8560K912又は#8560K265)などの、光学的に透明又は透過性のPMMAから(例えば、機械加工によって)形成される。フローセル100を形成する際に、透明な(例えば、光学的に透明又は透過性の)材料を使用する利点は、透明な材料により、セル内への「視線」が可能となるか、又は他の方式で、肉眼に対してセルの内容物が可視化され、例えば、気泡の形態の全ての空気が、象牙質サンプル190の下方の内部チャンバ130の部分の流れからパージされているか否かを、視覚的に判定する際に役立つ点である。象牙質サンプル190の下方の気泡は、流体が通過して流れることが可能な、象牙質サンプル190の領域を減少させる。覚え書きとなるが、流体フローセル100に露出される象牙質サンプルの領域を一貫して判定することが不可能であることは、象牙質を通過する透過性の非一貫的な測定をもたらす恐れがある。
図7は、フローセルの封止前の、定位置に象牙質サンプル190を有する、本発明で使用するためのフローセルを示し、その一方で図8は、セルの封止後の、定位置に象牙質サンプルを有するフローセルを示す。本発明のフローセルを占める構成要素は、第1ワッシャ182及び第2ワッシャ184、並びに象牙質サンプル190を含む。象牙質サンプル190は、第1面192及び第2面194を有する。
このフローセルは、以下のように組み立てられる。第1ワッシャ182が、底部構成要素110の溝118内に定置される。第2ワッシャ184が、蓋150の底部溝158内に定置される。特定の実施形態では、底部構成要素110の溝118、及び蓋150の底部溝158は、使用されるいずれかのワッシャ(ワッシャ182及びワッシャ184など)の幅寸法に適合するように機械加工されることにより、i)フローセルの構成要素が使用(例えば、試験及び/又は流体の流れの測定)のために固定される際、及び/又は、ii)実際の使用(例えば、試験及び/又は流体の流れの測定)の間、ワッシャのあらゆる変位が低減されるか、最小限に抑えられるか、又は防止される。他の実施形態では、溝118は、排気チャネル148内への、かつ/若しくは排気チャネル148を通過する、流体及び/又は気泡の流れを、遮断若しくは他の方式で妨害することを回避するように、更に機械加工することができる。象牙質サンプル190の第2面194が、第1ワッシャ182上に定置される。ワッシャ184が、象牙質サンプル190の第1面192上に定置される。セルの封止を完了するために、締結具186を使用して、蓋150が底部構成要素110上に締結される。例示される実施形態では、締結具186は、蓋150の任意選択の締結具貫通孔175を通過して、底部構成要素110の締結具止まり穴135内に/締結具止まり穴135によって、固定保持されるネジであり、締結具止まり穴135は、それらのネジに係合するために好適なネジ穴を有することにより、それらのネジは、部構成要素110上に、蓋150を調節可能に締め付けて封止する。蓋150及び底部構成要素110を含む、このフローセルは、フローセル100と称される。締結具186は、ステンレス鋼などの材料で形成することができる。締結具貫通孔175及び締結具止まり穴135は、締結具186に適合して係合するように、機械加工される。
あるいは、底部構成要素110上への蓋150の組み立ては、釘、合わせ釘、クランプ、ストラップ、ボルト(例えば、ネジ式)、又は、耐漏出性(又は、実質的に耐漏出性)の封止を提供するために好適な任意の他の締結機構などの、他の調節可能な締結機構の使用によって達成することができ、容易な分解及び組み立てを可能にする。任意選択的に、この締結機構は、本発明を実践するために必要な流体圧力に、摩擦嵌め又は締まり嵌めが耐え得る限りは、摩擦嵌め又は締まり嵌めによって動作することができる。
本発明の「ワッシャ」182及び「ワッシャ」184は、象牙質サンプルに接触するための、少なくとも1つの平坦面を有し、任意選択的に、それらのワッシャは、角型ワッシャであるか、又は、少なくとも1対の平坦面を有するワッシャであり、図8に示すように、一方の平坦面が、その対の他方の平坦面の反対側(又は、実質的に反対側)にあることにより、その対の一方の平坦面が、蓋150及び/又は基底部に接触し、その対の他方の面が、フローセル内部に象牙質サンプルを固定するために、象牙質サンプルに接触するように位置決めされる。一実施形態では、本発明のワッシャ182及びワッシャ184は、図9aに示すような、正方形の断面を有する「O」リングである。ワッシャ182並びにワッシャ184の第1面(182’及び184’)及び第2面(182”及び184”)は平坦である。
本発明で有用なワッシャの実施形態としては、図9a〜9gに示すような実施例が挙げられるが、これらに限定されない。図9aは、長方形「O」リングのワッシャ断面182a及びワッシャ断面184aを示す。ワッシャ断面182a並びにワッシャ断面184aの第1面(182a’及び184a’)及び第2面(182a”及び184a”)は平坦である。六角形「O」リングのワッシャ断面182b及びワッシャ断面184bを、図9bに示す。ワッシャ断面182b並びにワッシャ断面184bの第1面(182b’及び184b’)及び第2面(182b”及び184b”)は平坦である。図9cでは、台形「O」リングのワッシャ断面182c及びワッシャ断面184cである。ワッシャ断面182c並びにワッシャ断面184cの第1面(182c’及び184c’)及び第2面(182c”及び184c”)は平坦である。角丸長方形「O」リングのワッシャ断面182d及びワッシャ断面184dを、図9dに示す。ワッシャ断面182d並びにワッシャ断面184dの第1面(182d’及び184d’)及び第2面(182d”及び184d”)は平坦である。図9eでは、レーストラック形状「O」リングのワッシャ断面182e及びワッシャ断面184eである。ワッシャ断面182e並びにワッシャ断面184eの第1面(182e’及び184e’)及び第2面(182e”及び184e”)は平坦である。図9fは、単一平坦面「O」リング変形型のワッシャ断面182f及びワッシャ断面184fを示す。ワッシャ断面182f及びワッシャ断面184fの面(182f”及び184f”)は平坦である。図9gは、単一平坦面「O」リング変形型のワッシャ断面182g及びワッシャ断面184gを示す。ワッシャ断面182g及びワッシャ断面184gの面(182g”及び184g”)は平坦である。ワッシャ182及びワッシャ184の断面の形状は、同じである必要はなく、個別に形状が異なる場合があるため、ワッシャ182が、例えば、図9cに示す断面形状を有する場合があり、ワッシャ184が、図9gに示す断面形状を有する場合があることを理解されたい。
ワッシャ182及びワッシャ184は、シリコン、ゴム、又は軟質プラスチックで作製することができる。そのようなシリコン、ゴム、又は軟質プラスチック材料の例としては、ブタジエンゴム、ブチルゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、エピクロロヒドリンゴム、エチレンプロピレンジエンモノマー、エチレンプロピレンゴム、フルオロエラストマー、ニトリルゴム、ペルフルオロエラストマー、ポリアクリレートゴム、ポリクロロプレン、ポリイソプレン、ポリスルフィドゴム、sanifluor、シリコーンゴム、及びスチレンブタジエンゴム、並びに熱可塑性樹脂(熱可塑性エラストマー、熱可塑性ポリオレフィン、熱可塑性ポリウレタン、熱可塑性エーテルエステルエラストマー、熱可塑性ポリアミド、溶融加工性ゴム、熱可塑性加硫ゴムが挙げられるが、これらに限定されない)、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。一実施形態では、これらのワッシャは、McMaster−Carr(Robbinsville,NJ)によって供給されるゴム「O」リング(カタログ#4061T114)とすることができる。
象牙質サンプル190の透過性を、以下の方式で、本発明のフローセル100を使用して測定する。2部分式フローセル100を組み立てた後、圧力を使用して、任意選択的に二次入口チャネル142を介して、入口チャネル144内に流体(例えば、蒸留水)の流れを開始させて維持する。図8の場合には、流体は、任意選択の二次入口チャネル142から入口チャネル144内に流れ、象牙質サンプル190の下方の、底部構成要素110の内部チャンバ130の部分内に流れる。最初に、象牙質サンプル190の下方の内部チャンバ130の部分内に位置する、気泡の形態の残留空気が、排気チャネル148内に流れ、(一部の実施形態では、任意選択の二次チャネル146を通過して)フローセル100から出るように、排気チャネル148(及び、任意選択の二次排気チャネル146)は、開放したまま保持される。残留空気が除去されると、排気チャネル148(及び/又は、任意選択の二次排気チャネル146)が閉鎖される。排気チャネル148(及び/又は、任意選択の二次排気チャネル146)が閉鎖されると、流体圧力が、象牙質サンプル190の下方の内部チャンバ130の部分内で上昇する。この上昇した流体圧力は、象牙質サンプル190内の象牙質細管開口内の(横断又は通過する)流体の流れを開始させる。流体の流れは、蓋150の流れ出口チャネル160を通過して継続する。
列挙される理論のいずれによっても制限されるものではないが、Pashleyセルの制限は、以下のように、本発明のフローセル100によって対処されると考えられる。過剰な数の「O」リング(4つ)及びスペーサ(2つ)による、Pashleyフローセル内で見出される積み重ね誤差は、一部の実施形態では、フローセル100内に、2つよりも多くのワッシャを必要としないことによって解消される。また、溝118及び溝158を必要とすることによっても、フローセル100は、Pashleyセルを組み立てる際の「O」リングの滑動又は不正確な定置によって引き起こされる、象牙質サンプル周囲での漏出を、低減するか、実質的に解消するか、又は解消する。
次に、本発明のフローセル100内で使用されるワッシャは、象牙質サンプルに接触するための少なくとも1つの平坦面を有し、任意選択的に、それらのワッシャは、正方形の断面、又は少なくとも1対の平坦面を有し、一方の平坦面が、その対の他方の平坦面の反対側(又は、実質的に反対側)にあることにより、その対の一方の平坦面が、蓋150及び/又は基底部に接触し、その対の他方の面が、フローセル内部に象牙質サンプルを固定するために、象牙質サンプルに接触するように位置決めされるが、その一方で、Pashleyフローセルで使用される「O」リングは、円形の断面を有する。本発明のワッシャの、反対側に位置する平坦面の対は、象牙質サンプルの一貫的な領域にわたって、象牙質サンプルに接触することにより、システム内での漏出の可能性を最小限に抑える。そのようなワッシャはまた、Pashleyセルの封止の間に圧力が加えられる際の、Pashleyタイプの「O」リングの円形断面からの平坦化による、サンプル/「O」リングの接触線の領域の変動する幅によって引き起こされる、フローセル内の流体に露出される象牙質サンプルの領域を一貫して判定することが不可能であることも、解消する。覚え書きとなるが、Pashleyフローセル内の流体に露出される象牙質サンプルの領域を一貫して判定することが不可能であることは、Pashleyフローセルを使用する場合、象牙質を通過する透過性の非一貫的な測定をもたらす恐れがある。
Pashleyフローセルに関する別の問題は、蓋構成要素50が基底部構成要素10上に螺合される、Pashleyフローセルの組み立てに関する。基底部構成要素10に対する蓋構成要素50の回転運動は、象牙質サンプル、「O」リング、及びスペーサの回転を引き起こす場合が多く、このことは、象牙質サンプル周囲での漏出をもたらす恐れがある。フローセル100内では、象牙質サンプル190周囲での漏出は、少なくとも1つのプレス封止(すなわち、底部構成要素110に対する蓋150の回転運動を伴うことなく達成される封止)締結具186を使用して、底部構成要素110上に蓋150を締結することによって、最小限に抑えられる。
Pashleyフローセルに関する更に別の問題は、入口管から入口チャネル22、及び出口管から出口チャネル24への、その「プレス嵌め」接続に関する。「プレス嵌め」接続は、漏出させる場合が多く、流量測定での不正確性をもたらす。特定の実施形態では、本発明のフローセル100内で使用される、入口チャネル144、任意選択の二次入口チャネル142、排気チャネル148、及び任意選択の二次排気チャネル146のうちの少なくとも1つは、入口管及び出口管に対する「ネジ式」接続を有する。具体的には、一部の実施形態では、入口チャネル144、任意選択の二次入口チャネル142、排気チャネル148、及び任意選択の二次排気チャネル146のうちの少なくとも1つは、Upchurch−IDEX health and Science(Bristol,CT)又はSwagelok(Solon OH)より入手可能なものなどの、雌ネジ式又は他の方式で適合するネジ式の管端若しくはアダプタを介して、入口管及び出口管に対する「ネジ式」接続を有するように機械加工され、ステンレス鋼などの金属、ポリマー、又は他の非反応性材料からなるものとすることができる。
Pashley法は、更には、象牙質透過性測定の間に、フローセル内の象牙質サンプルの下に凝集する傾向がある、気泡の問題に対処することができない。この場合も、以下のいずれの理論によっても制限されるものではないが、本発明のフローセル100内の象牙質サンプル190の下方からの気泡の除去(又は、削減)は、そのセルを(例えば、回転又は傾斜させることによって)位置決めして、その位置決めにより、(角θで)角度付けされた排気チャネル148が、フローセル100を通る水平横断平面X”Y”の上部側に対して負の角φを形成することによって達成されると考えられ、この水平横断平面X”Y”は、排気チャネル148の内側端部148aと交差し、角φは、内側端部148aと水平横断平面X”Y”との交点に、その頂点を有する。角φは、水平横断平面X”Y”の上部側から時計回りで(図10に示すように)測定され、約0°超〜の範囲、任意選択的に約15°〜約85°の範囲、任意選択的に約25°〜約55°の範囲、又は任意選択的に約30°〜約45°の範囲である。図10に示すように、説明された約0°超の角φを排気チャネル148が形成するまで、フローセル100を時計方向に(方向矢印「r」によって示されるように)回転又は傾斜させることにより、気泡136の形態の空気の除去が可能となる。(流体と比較して)より低密度の(方向矢印を伴う)気泡136は、内部チャンバ130から外へ、排気チャネル148及び任意選択の二次チャネル146を通過して、次いでフローセル100の外へ、垂直(又は、実質的に垂直)な方向で流れる(すなわち、図示のz”軸に関して正に移動する)。(角φを例示する目的のために、図10は、横断平面X”Y”を、x”軸に沿って、紙面に対して垂直に、かつ紙面から出て来るように示す。)
図11は、本発明による、象牙質の透過性を測定する方法で使用するための、設備の配置を説明する、概略的フローチャート図である。この図は、フローセル100を、この概略図内の「ブラックボックス」として示す。これは、設備に関する1つの可能な配置であるが、他の可能な配置もまた、本発明による象牙質の透過性を測定する方法で有用であることを理解されたい。
この概略的フローチャート図は、流れ連通し、内側開口部を有する、圧力発生タンク220、流体源230、流量計242、圧力調整器224、圧力計226及び圧力計248、管222、234、238、及び管254、並びに弁228、236、246、及び弁256を含む。管222は、圧力発生タンク220を流体源230に接続する。システム装置への流体の損失による、流体レベルの高さの検出可能な変化を防ぐために十分な大きさの断面積を有する槽(又は、容器)を有する、流体源230が提供される。例えば、測定の間の容器からの流体の損失が、約0.5mLである場合、10cmの断面直径を有するリットル槽を使用することが可能であり、流体源230の槽(又は、容器)は、その槽(又は、容器)の壁部に垂直な流体レベル平面を画定するために十分な流体232で満たされる。流体源230は、高さΔh(すなわち、流体源の槽内の流体レベルの頂部から、フローセル100内の象牙質サンプルの頂部までの距離)に位置決めされる。特定の実施形態では、Δhは、歯髄の圧力と同等の(静的流体圧力の式によって判定されるような)圧力、すなわち、約1kPa±0.3kPa(0.2psi±0.05psi)〜を提供するように選択される。静的流体圧力の式は、ρghであり、式中、ρ=m/V=流体密度、g=重力加速度、及びh(又は、この場合には、Δh)=流体の深さである。
流体源230は、プラスチック、金属、又はガラスとすることが可能である。例えば、流体源230は、GL−45 Q型ボトルキャップ3方向1/4−28フィッティングポート(Fisher Scientific # 00945Q−3)を備えた、Kimble Chase Life Science and Research Products LLC(Vineland,NJ)によって供給される1リットルメディウム瓶とすることが可能である。流体232は、水、蒸留水、又は脱イオン水(DI)とすることができる。
加圧された不活性ガスが、圧力発生タンク220から、弁228、圧力調整器224、及び圧力計226を通過して、流体源230内の流体232の上方のヘッドスペース内に流れる。管234及び弁236は、流体源230上に位置し、かつ前述のように流体源230と流れ連通して、必要な場合には、流体源230を排気するために使用される。
圧力発生タンク220による流体源230の加圧は、フローセル100内に流体をポンプ圧送するための、ポンピング機構(又は、圧力源)としての機能を果たす。他のポンピング機構(又は、圧力源)としては、静的流体圧力、ピストンポンプ、回転ピストンポンプ、隔膜ポンプ、歯車ポンプ、又は複動ピストンポンプが挙げられるが、これらに限定されない。
流体源230の加圧により、流体232は、管238を通って流体源230から出る。管238内の流体は、流量計242、弁246、及び圧力計248を通過し、流れ入口チャネル144を通って(又は、任意選択的に二次流れ入口チャネル142を介して)(図8を参照)フローセル100内に入る。管254は、フローセル100の排気チャネル148に(又は、任意選択的に二次排気チャネル146を介して)(図8を参照)接続され、かつ前述のように、排気チャネル148と流れ連通する。弁256は、管254上に位置して、象牙質透過性測定の開始時に、象牙質サンプル190の下方の内部チャンバ130の部分内に位置する残留空気(又は、気泡136)を放出する。流体は、図11の252によって示されるように、蓋150の貫流出口チャネル160を介して、フローセル100から出る。
一実施形態では、図11の概略図に示す圧力発生タンク220は、独立型の実験室タンク又は空気圧縮機などによって装置内に圧力を提供することが可能な、加圧タンクである。特定の実施形態では、圧力発生タンク220は、最大13MPa(2000psi)の圧力を提供する。そのような圧力発生タンクは、数多くの既知の供給元から入手することができる。窒素又はアルゴンなどの不活性ガスと同様に、浄化された空気を使用することが可能である。一実施形態では、「高純度」又は「超高純度」の窒素ガスを使用する圧力発生タンク220は、Air Gas(Radnor,PA)から入手することができる。本発明で使用するために好適な圧力発生タンクの例としては、Air Gas(Radnor,PA)によって供給される、N2シリンダHP300が挙げられる。任意選択的に、ガスは、「家庭用の管路」からの圧力が、開示される透過性試験を実行するために十分であるならば、試験場所の外部の「家庭用の管路」から供給することができる。
圧力調整器224は、調節可能な高精度調整器である。本明細書で使用するとき、「高精度調整器」とは、0.2MPa(30psi)[又は、約0.2MPa(30psi)]以下、任意選択的に0.1MPa(20psi)[又は、約0.1MPa(20psi)]以下、任意選択的に0.10MPa(15psi)[又は、約0.10MPa(15psi)]以下、任意選択的に0.07MPa(10psi)[又は、約0.07MPa(10psi)]以下、任意選択的に0.03MPa(5psi)[又は、約0.03MPa(5psi)]以下、任意選択的に0.017MPa(2.5psi)[又は、約0.017MPa(2.5psi)]以下の圧力、及び、任意選択的に約0.007kPa(0.001psi)〜、任意選択的に0.07kPa(0.01psi)[又は、約0.07kPa(0.01psi)]〜、任意選択的に0.7kPa(0.1psi)[又は、約0.7kPa(0.1psi)]〜、任意選択的に1.7kPa(0.25psi)[又は、約1.7kPa(0.25psi)]〜、若しくは任意選択的に3kPa(0.5psi)[又は、約3kPa(0.5psi)]〜の圧力を維持することが可能であり、全ての場合に、少なくとも10分、任意選択的に15分、任意選択的に30分、又は任意選択的に60分の期間にわたって変動を伴わない、調整器を意味する。用語「変動」とは、本明細書で使用するとき、±0.7kPa(±0.1psi)[又は、約0.7kPa(0.1psi)]以上、任意選択的に±0.07kPa(±0.01psi)[又は、約±0.07kPa(±0.01psi)]以上、任意選択的に±0.03kPa(±0.005psi)[又は、約0.03kPa(0.005psi)]以上、又は任意選択的に±0.007kPa(±0.001psi)[又は、約0.007kPa(0.001psi)]以上の測定値の変化を意味する。特定の実施形態では、この高精度調整器は、装置内の流体流量が、0(又は、約0)〜約200μL/分、任意選択的に0(又は、約0)〜約85μL/分、又は任意選択的に0(又は、約0)〜約20μL/分の範囲となるように、装置内に圧力を提供する。本発明で使用するために好適な高精度調整器の例は、Marsh Bellofram(Newell,WV)によって供給される、10LR型圧力調整器である。圧力計226及び圧力計248は、一部の実施形態では、Ashcroft(Huntington Beach,CA)によって供給される、2089型、2086型、及び2084型などの精密デジタル試験計とすることができる。任意選択的に、本発明の装置は、少なくとも2つの圧力調整器、すなわち、所定の期間又は特定の期間にわたって圧力を維持することが可能な、第1の粗圧力調整器と、0.1MPa(20psi)[又は、約0.1MPa(20psi)]以下、任意選択的に0.10MPa(15psi)[又は、約0.10MPa(15psi)]以下、任意選択的に0.069MPa(10psi)[又は、約0.07MPa(10psi)]以下、任意選択的に0.03MPa(5psi)[又は、約0.03MPa(5psi)]以下、又は任意選択的に0.017MPa(2.5psi)[又は、約0.017MPa(2.5psi)]以下の圧力を維持することが可能であり、少なくとも10分、任意選択的に15分、任意選択的に30分、又は任意選択的に60分の期間にわたって変動を伴わない、第2の高精度圧力調整器とを採用することができる。
一実施形態では、流量計242は、高精度流量計である。流量計を説明するために使用する場合、語句「高精度」とは、流量計が、毎分約0.5μLを下回るか、又は任意選択的に約0.5nLを下回る、計器分解能を有することを意味する。この流量計は、マニュアル式又はデジタル式流量計とすることができる。流量計242は、象牙質サンプル190を通過する水力学的コンダクタンスを測定及び/又は判定するために好適な、測定機器として機能する。特定の実施形態では、この流量計は、約0〜約200μL/分、任意選択的に約0〜約85μL/分、又は任意選択的に約0〜約20μL/分の流体流量を測定するように較正される。使用することが可能なマニュアル式流量計の例としては、直読流量計のGilmont流量計GF2000、及び相関流量計のGilmont流量計GF3000を含めた、Gilmont Instruments(Barrington,IL)によって供給されるものが挙げられる。使用することが可能なデジタル式流量計の例としては、Sensirion Co.(Westlake Village,CA)によって供給されるSensirion SLG1430−025流量計、及び、熱式液体質量流量計Micro−FLOWシリーズL01デジタル質量流量計のような、Bronkhorst High−Tech(Bethlehem,PA)によって供給される流量計が挙げられる。一部の実施形態では、測定のために流量計242が較正される(上述のような)範囲内に、本発明のシステム内での流体流量が収まることを確認するために、流量計242と共に、第2の流量計を使用することができる。他の実施形態では、1つの流量計(マニュアル式)を使用して、より正確な第2のデジタル式流量計の読み取りを確認することが可能である。
管222、234、238、及び管254は、金属又はプラスチックとすることができる。一実施形態では、これらの管は、Upchurch−IDEX health and Science(Bristol,CT)より入手可能な、Tefzelチューブ[ナチュラル、0.0191×0.01×15m(1/16×.040×50フィート)]である。弁228、236、246、及び弁256は、試験装置を通過する流れを制御するために、又は試験装置の諸区間を分離するために使用される。これらの弁は、残りの試験装置と適合するようにサイズ決めしなければならない。一実施形態では、これらの弁は、Upchurch−IDEX health and Science(Bristol,CT)より入手可能な、0.318cm(1/8インチ)のフィッティングを備える2方向弁Bioである。
本発明の透過性フローセル及び水力学的コンダクタンスシステムは、Pashleyセルに関連付けられる不正確性及び潜在的な漏出の原因に対処するものであるため、装置のシステムが測定の安定性を達成するために要する時間は、一般に、5(又は、約5)分未満、任意選択的に4(又は、約4)分未満、任意選択的に3(又は、約3)分未満、又は任意選択的に2(又は、約2)分未満である。語句「測定の安定性」とは、本明細書で使用するとき、流体流量測定の読み取りに実質的に変動がないこと、すなわち、1時間当り±0.010グラム以下、任意選択的に1時間当り±0.005グラム以下、又は任意選択的に1時間当り±0.001グラム以下の、流体流量測定の読み取りの変動がないことを意味する。
本発明は、以下の例示的実施例の考察から、より良好に理解されるであろう。
以下の実施例は、単に例示に過ぎず、本発明を限定するものとして決して解釈されるべきではない。添付の特許請求の趣旨及び範囲内にある様々な変更例が可能であることを、当業者は理解するであろう。
(実施例1)
表1に示すような様々な量のシュウ酸カリウム(KO)を含有する製剤による処置を評価するための、調製された象牙質サンプルを使用するインビトロ研究。
この研究では、臼歯からのヒト象牙質サンプルを使用する。これらのサンプルを歯冠から切り出し、1つの歯につき、10.7±0.5mmの直径及び0.54+/−0.05mmの厚さをそれぞれが有する、約1〜3個のサンプルを得る。上記の切削プロセスは、象牙質サンプルの各表面上にスミア層を残す。各象牙質サンプルを、音波処理と共に、6%クエン酸で3分間エッチングすることによって、このスミア層を除去する(この実施例1及び実施例2での音波処理は、Sharpertek USA[Pontiac,MI]によって供給されるSharperTek CD−4800超音波洗浄器を使用して実行した)。エッチングの後、di−HO中で1.5分間、象牙質サンプルを上述のように再び音波処理することにより、サンプルを完全に洗浄する。上述のような象牙質サンプルは、象牙質サンプルの一方の面を通して見る場合、拡大特性を呈し、他方の面を通して見る場合、縮小を呈する。これらのサンプルを、拡大面を上向きにして、サンプルの脱水を防ぐために、蓋付きバイアル瓶内部で、湿潤した小タオル(すなわち、di−HOを有するKimwipe)と共にバイアル瓶内に保管する。
A.図11のシステム配置を、透過研究で使用するために、以下のように調製及び準備する。
A1.以下のシステムユニットをオンにする。
・圧力発生タンク220、
・流量計(デジタル式)242、及び
・圧力計226及び圧力計248。
A2.排気弁236を開放する。
A3.象牙質サンプル190をフローセル100内に定置し、拡大面が上を向いていることを確認する。フローセル100は、光学的に透明な材料(すなわち、透明アクリル)で作製される。
A4.シリンジをdi−H2O(DI)で満たして、フローセル入口144に接続する。このDIは、流体セル100の容積の少なくとも2倍に等しい容積で、シリンジ内に存在する。
A5.システム弁256を開放して、シリンジから導入された流体が流れ出ることを可能にする。
A6.フローセル100を約45°回転させることにより、排気チャネル148を上向きに、入口チャネル144を下向きに移動させる。シリンジをパルス状に押して、セル100内に流体の流れを提供する。
A7.シリンジをパルス状に押して、セル100内に流体の流れを提供する。
A8.象牙質サンプルの底部(すなわち、縮小面)が見えるようにセルを回転させ、気泡の有無を確認する。
A9.気泡が存在しなくなるまで、ステップA7及びステップA8を繰り返す。
A10.全ての気泡を除去した後、システム弁256を閉鎖して、シリンジを取り外す。
A11.セル100を、管238を介して弁246と流れ連通して接続し、弁246を開放する(ステップA3〜A11が要する時間は、約1〜2分未満である)。(本発明のフローセルを使用する場合、ステップA3〜A11が要する時間は、一般に、5分以下、任意選択的に3分未満、任意選択的に2分未満、任意選択的に1分未満となるはずである。)
A12.流体の流れ(流量計242によって測定されるもの)が、重力による(Δhからの)ヘッド圧力下で、約15μL/分を下回る場合には、約5〜10秒間、弁228を開放して圧力発生タンク220から圧力を提供し、次いで、弁236を閉鎖する。
A13.弁236を閉鎖した後、圧力調整器224を介して圧力を調節することにより、約15μL/分の流体流量を確立する。
A14.安定した15μL/分の流体流量を確立した後、弁246を閉鎖する。
A15.象牙質サンプル190の上面を、流れ出口チャネル160を通してKimwipe(又は、ピペット)で乾燥させ、処置プロトコルの開始のために準備する。
B.処置プロトコル:表Aの製剤を、以下のように、ステップA(上記)の象牙質サンプルに適用する。
B1.200μLの製剤を、ピペットを使用して象牙質サンプル190に適用し、約1分間、象牙質サンプル上に放置する。
B2.次いで、この製剤を、Kimwipe(又は、ピペット)を使用して象牙質サンプルから除去し(又は、吸い上げ)、次いで、200μLの脱イオン水(DI)を、ピペットを使用して象牙質サンプル190上に適用し、約1分間、象牙質サンプル上に放置する。
B3.次いで、Kimwipe(又は、ピペット)を使用して、DI水を除去する。
B4.次いで、ステップB1〜B3を更に2回繰り返す。
C.処置された象牙質サンプル190を使用する透過研究を、以下のように、パートAの予め調製/準備されたシステムを使用して実行する。
C1.パートAのステップに続いて、システム弁246を開放して、流体の流れを開始させる。
C2.流量計242からの実験流体流量の読み取りに関して平衡に達するように、このシステムを約5分間実行させる。
C3.システム弁246をオフにする。
D.処置プロトコル(ステップB1〜B4)及び透過研究(ステップC1〜C3)を、i)15回の全ての処置の流量が測定される(すなわち、約1週間の使用を模する)か、又はii)象牙質サンプルを通過する流量が観察されなくなるかのうちの早いほうまで、表1の各製剤に関して繰り返す。
残存透過性(RP)を算出することによって、データを正規化する。処置後の象牙質サンプルのRPは、以下のように算出される。
Figure 2015535694
式中、流量は、x回の処置(0〜n)のそれぞれの後の測定流量であり、nは処置の総数であり、流量0は、あらゆる処置の前の測定流量である。
典型的にはRPの観点から提示されているが、このステップは、各象牙質サンプルにわたって流量を(例えば、15μL/分で)標準化する本発明の能力を考慮すると、本発明の装置(フローセルを含む)及び方法を使用する場合、省略することができる。
従来の混合技術を使用して、表1の製剤を調製した。
Figure 2015535694
表2は、この研究で使用した製剤、並びに、3回ごとの処置後の残存透過性を(測定値の標準偏差[SD]と共に)示す。「0.0a」及び「0.0b」と標識される製剤は、対照とした。
Figure 2015535694
SD=標準偏差
この表は、処置の数が増大するにつれて、全てのKO含有製剤に関して残存透過性(又は、象牙質サンプルの透過性)が減少することを示す。更には、この処置製剤中のKOの百分率が増大するにつれて、残存透過性の減少率が増大する。処置後の象牙質の残存透過性の低減は、処置技術の閉塞有効性に相当する。この残存透過性を、処置の関数としてプロットし、対照/他の製剤と比較することができる。それらの結果は、本発明の高スループットの装置及び方法が、生成されるデータの完全性を損なうものではないことを更に示す。
(実施例2)
本発明の高スループットの装置(フローセルを含む)及び方法の汎用性を、以下で説明される処置「検証」手順でのその使用によって、更に説明する。本発明のフローセルからの象牙質サンプルの取り出しから、(以下で概説する手順に従った、本発明のフローセル及び装置内への象牙質サンプルの再組み込みの後の)信頼性のある流量データを得るまでの期間は、5分未満、任意選択的に3分未満、任意選択的に2分未満、又は任意選択的に1分未満とすることができる。この流量データの信頼性は、本発明の装置(フローセルを含む)の設定並びに性能の、安定した品質、信頼性、及び予測可能性に、データの完全性が損なわれていないという認識が相まってもたらされるものである。
処置検証手順
象牙質サンプルに適用される処置技術(例えば、表1の製剤)を、以下の手順を使用して、検証し(すなわち、ブラッシング、酸、音波処理などを、単独で、又は組み合わせて)、次いで、本発明のフローセル、装置、及び方法を使用して評価することができる。
E.実施例1のステップA1〜Dを実行し、その後に、
E1.フローセル100の頂部を、フローセルの底部構成要素から取り外す。
E2.象牙質サンプル上のワッシャの場所をマーキングする(このステップはまた、実施例1のステップA3の後に実行することもできる)。
E3.フローセル100から象牙質サンプルを取り出す。
E4.ヒドロキシルアパタイト飽和乳酸(〜pH=5.0)のバイアル瓶内に象牙質サンプルを定置して、約90秒間音波処理することによって、象牙質サンプルを検証する。
E5.DIのプール中で、象牙質サンプルをすすぎ洗いする。
E6.実施例1のステップA3〜A11を実行して、フローセル100を準備し(すなわち、気泡を除去し)、装置システムの伝導性を再確立する。
E7.次いで、流体流量を、流量計242から得る。
フローセルからの象牙質サンプルの取り出しから、流量測定データを得るまでに要する期間は、2分未満であり、一部の場合には、1分未満である。
〔実施の態様〕
(1) 象牙質サンプルの水力学的コンダクタンスを測定するためのフローセルであって、
e.流れ入口チャネルと、
f.前記流れ入口チャネルと流れ連通する(in flow communication)流れ出口チャネルと、
g.象牙質サンプルを固定するための、前記流れ入口チャネルと前記流れ出口チャネルとの間に位置決めされた、少なくとも1つの象牙質サンプル固定機構と、
h.内側開口部を有する、少なくとも1つの排気チャネルであって、前記内側開口部から、前記排気チャネルが前記フローセルから外向きに延び、前記流れ入口チャネルを介した前記フローセル内への流体の導入後に、前記固定機構によって固定された象牙質サンプルの下に蓄積し得る、少なくとも1つの気泡の形態の、あらゆる空気を受容するように位置決めされた、排気チャネルと、を備え、
前記排気チャネルが、底部構成要素を通る水平横断平面の底部側に対して正の角θを形成し、前記水平横断平面が、前記角θが約0°超〜約90°未満の範囲となるように、前記排気チャネルの前記内側開口部と交差し、前記角θが、前記水平横断平面の前記底部側から反時計回りで測定され、前記内側開口部と前記水平横断平面との交点に、その頂点を有する、フローセル。
(2) 前記角θが、約15°〜約75°の範囲である、実施態様1に記載のフローセル。
(3) 前記角θが、約35°〜約55°の範囲である、実施態様2に記載のフローセル。
(4) 前記排気チャネルと流れ連通して、前記排気チャネルの前記内側開口部の反対側に位置決めされた、二次排気チャネルを更に備える、実施態様1に記載のフローセル。
(5) 前記入口チャネルと流れ連通して、前記入口チャネルの前記内側開口部の反対側に位置決めされた、二次入口チャネルを更に備える、実施態様1に記載のフローセル。
(6) 前記象牙質サンプル固定機構が可逆性である、実施態様1に記載のフローセル。
(7) 前記象牙質サンプル固定機構が、少なくとも1つのワッシャを備える、実施態様6に記載のフローセル。
(8) 前記象牙質サンプル固定機構が、少なくとも2つのワッシャを備える、実施態様6に記載のフローセル。
(9) 象牙質サンプルの水力学的コンダクタンスを測定するためのフローセルであって、
D.底部構成要素であって、
vi.内部チャンバと、
vii.前記内部チャンバと流れ連通する、少なくとも1つの流れ入口チャネルと、
viii.前記流れ入口チャネル及び前記内部チャンバと流れ連通する、少なくとも1つの流れ出口チャネルと、
ix.前記内部チャンバと流れ連通し、内側開口部を有する、少なくとも1つの排気チャネルであって、前記内側開口部で、前記排気チャネルが前記内部チャンバと接合する、排気チャネルと、
x.前記内部チャンバにアクセスするための、前記底部構成要素の上部の開口部と、を備える、底部構成要素と、
E.前記底部構成要素の前記開口部を覆うための、取り外し可能な蓋であって、前記流れ入口チャネルから前記象牙質サンプルを通過して(又は、横断して)拡散する流体の流出を、受容及び許容するように位置決めされた、流れ出口チャネルを有する、蓋と、
F.前記フローセル内部に前記象牙質サンプルを固定するための、前記蓋及び/又は前記底部構成要素に隣接する少なくとも1つのワッシャと、を備え、
前記排気チャネルが、前記底部構成要素を通る水平横断平面の底部側に対して正の角θを形成し、前記水平横断平面が、前記角θが約0°超〜約90°未満の範囲となるように、前記排気チャネルの前記内側開口部と交差し、前記角θが、前記水平横断平面の前記底部側から反時計回りで測定され、前記内側開口部と前記水平横断平面との交点に、その頂点を有する、フローセル。
(10) 象牙質サンプルの水力学的コンダクタンスを測定するための装置であって、
D.フローセルであって、
a.底部構成要素であって、
v.内部チャンバと、
vi.前記内部チャンバと流れ連通する、少なくとも1つの流れ入口チャネルと、
vii.前記内部チャンバと流れ連通し、内側開口部を有する、少なくとも1つの排気チャネルであって、前記内側開口部で、前記排気チャネルが前記内部チャンバと接合し、前記排気チャネルが、前記底部構成要素を通る水平横断平面の底部側に対して正の角θを形成し、前記水平横断平面が、前記角θが約0°超〜約90°未満の範囲となるように、前記排気チャネルの前記内側開口部と交差し、前記角θが、前記水平横断平面の前記底部側から反時計回りで測定され、前記内側開口部と前記水平横断平面との交点に、その頂点を有する、少なくとも1つの排気チャネルと、
viii.前記底部構成要素にアクセスするための、前記底部構成要素の上部の開口部と、を備える、底部構成要素と、
b.前記底部構成要素の前記開口部を覆うための、取り外し可能な蓋であって、前記流れ入口チャネルから前記象牙質サンプルを通過して拡散する流体の流出を、受容及び許容するように位置決めされた、流れ出口チャネルを有する、蓋と、
c.前記フローセル内部に前記象牙質サンプルを固定するための、前記蓋及び/又は前記底部構成要素に隣接する少なくとも1つのワッシャとを備える、フローセルと、
E.前記流れ入口チャネルを介して前記フローセル内に流体をポンプ圧送し、前記象牙質サンプルを通過させ、前記流れ出口チャネルを介して前記フローセルから外へ流体をポンプ圧送するための、ポンピング機構と、
F.前記象牙質サンプルを通過する水力学的コンダクタンスを測定及び/又は判定するのに適した、少なくとも1つの測定機器と、を備える、装置。
(11) 象牙質サンプルを通過する水力学的コンダクタンスを測定するための方法であって、
I.象牙質サンプルの水力学的コンダクタンスを測定するためのフローセルを提供するステップであって、前記フローセルが、
a.底部構成要素であって、
v.内部チャンバと、
vi.前記内部チャンバと流れ連通する、少なくとも1つの流れ入口チャネルと、
vii.前記内部チャンバと流れ連通し、内側開口部を有する、少なくとも1つの排気チャネルであって、前記内側開口部で、前記排気チャネルが前記内部チャンバと接合し、前記排気チャネルが、前記底部構成要素を通る水平横断平面の底部側に対して正の角θを形成し、前記水平横断平面が、前記角θが約0°超〜約90°未満の範囲となるように、前記排気チャネルの前記内側開口部と交差し、前記角θが、前記水平横断平面の前記底部側から反時計回りで測定され、前記内側開口部と前記水平横断平面との交点に、その頂点を有する、少なくとも1つの排気チャネルと、
viii.前記基底部分にアクセスするための、前記底部構成要素の上部の開口部とを備える、底部構成要素と、
b.前記底部構成要素の前記開口部を覆うための、取り外し可能な蓋であって、前記流れ入口チャネルから前記象牙質サンプルを通過して拡散する流体の流出を、受容及び許容するように位置決めされた、流れ出口チャネルを有する、蓋と、
c.前記フローセル内部に前記象牙質サンプルを固定するための、前記蓋及び/又は前記底部構成要素に隣接する少なくとも1つのワッシャとを備える、ステップと、
J.少なくとも1つのワッシャに隣接して、前記象牙質サンプルを定置するステップと、
K.前記取り外し可能な蓋で、前記フローセルを封止するステップと、
L.前記流れ入口チャネルを介して前記フローセル内に流体をポンプ圧送するための、ポンピング機構を提供するステップと、
M.前記流体が前記内部チャンバを満たして前記象牙質サンプルに接触するように、前記フローセル内に前記流体を導入するステップと、
N.前記底部構成要素を通る水平横断平面の上部側に対して負の角φが形成されるように前記フローセルを傾斜させることにより、前記フローセル内への前記流体の導入後に生成された、気泡の形態のあらゆる蓄積された空気を除去するステップであって、前記水平横断平面が、前記角φが約0°超〜の範囲となるように、前記排気チャネルの前記内側開口部と交差し、前記角φが、前記水平横断平面の前記上部側から時計回りで測定され、前記内側開口部と前記水平横断平面との交点に、その頂点を有する、ステップと、
O.前記流体が前記象牙質サンプル及び前記流れ出口チャネルを通過して拡散するように、前記流れ入口チャネルを介して前記フローセル内に前記流体をポンプ圧送するステップと、
P.象牙質サンプルを通過する水力学的コンダクタンスを判定するために、前記フローセル内にポンプ圧送される前記流体の流量を測定するステップと、を含む、方法。
当業者を対象とする、本発明の最良のモードを含めた、本発明の完全かつ実施可能な開示が本明細書に記載され、この開示は、以下の添付図面を参照する。
セルの封止前の、定位置に象牙質サンプルを有する、象牙質の透過性の測定に使用するための従来技術のフローセルの垂直断面図である。 フローセルの封止後の、定位置に象牙質サンプルを有する、図1のフローセルの垂直断面図である。 本発明で使用するための、フローセルの底部構成要素の上面図である。 4−4平面に沿った図3の垂直断面図である。 本発明で使用するための、フローセルの上部構成要素の上面図である。 6−6平面に沿った図5の垂直断面図である。 セルの封止前の、定位置に象牙質サンプルを有する、本発明で使用するためのフローセルの垂直断面図である。 セルの封止後の、定位置に象牙質サンプルを有する、本発明で使用するためのフローセルの垂直断面図である。 本発明で有用な正方形「O」リングワッシャの実施形態の断面図である 本発明で有用な長方形「O」リングワッシャの実施形態の断面図である。 本発明で有用な六角形「O」リングワッシャの実施形態の断面図である。 本発明で有用な台形「O」リングワッシャの実施形態の断面図である。 本発明で有用な角丸長方形「O」リングワッシャの実施形態の断面図である。 本発明で有用なレーストラック形状「O」リングワッシャの実施形態の断面図である。 本発明で有用な単一平坦面長方形「O」リングワッシャの実施形態の断面図である。 本発明で有用な第2の単一平坦面長方形「O」リングワッシャの実施形態の断面図である。 フローセルからの気泡の排気を可能にするように(例えば、回転又は傾斜などによって)位置決めされた、フローセルである。 本発明による、象牙質の透過性を測定する方法のための、設備又はシステムの配置の概略図である。

Claims (11)

  1. 象牙質サンプルの水力学的コンダクタンスを測定するためのフローセルであって、
    e.流れ入口チャネルと、
    f.前記流れ入口チャネルと流れ連通する流れ出口チャネルと、
    g.象牙質サンプルを固定するための、前記流れ入口チャネルと前記流れ出口チャネルとの間に位置決めされた、少なくとも1つの象牙質サンプル固定機構と、
    h.内側開口部を有する、少なくとも1つの排気チャネルであって、前記内側開口部から、前記排気チャネルが前記フローセルから外向きに延び、前記流れ入口チャネルを介した前記フローセル内への流体の導入後に、前記固定機構によって固定された象牙質サンプルの下に蓄積し得る、少なくとも1つの気泡の形態の、あらゆる空気を受容するように位置決めされた、排気チャネルと、を備え、
    前記排気チャネルが、底部構成要素を通る水平横断平面の底部側に対して正の角θを形成し、前記水平横断平面が、前記角θが約0°超〜約90°未満の範囲となるように、前記排気チャネルの前記内側開口部と交差し、前記角θが、前記水平横断平面の前記底部側から反時計回りで測定され、前記内側開口部と前記水平横断平面との交点に、その頂点を有する、フローセル。
  2. 前記角θが、約15°〜約75°の範囲である、請求項1に記載のフローセル。
  3. 前記角θが、約35°〜約55°の範囲である、請求項2に記載のフローセル。
  4. 前記排気チャネルと流れ連通して、前記排気チャネルの前記内側開口部の反対側に位置決めされた、二次排気チャネルを更に備える、請求項1に記載のフローセル。
  5. 前記入口チャネルと流れ連通して、前記入口チャネルの前記内側開口部の反対側に位置決めされた、二次入口チャネルを更に備える、請求項1に記載のフローセル。
  6. 前記象牙質サンプル固定機構が可逆性である、請求項1に記載のフローセル。
  7. 前記象牙質サンプル固定機構が、少なくとも1つのワッシャを備える、請求項6に記載のフローセル。
  8. 前記象牙質サンプル固定機構が、少なくとも2つのワッシャを備える、請求項6に記載のフローセル。
  9. 象牙質サンプルの水力学的コンダクタンスを測定するためのフローセルであって、
    D.底部構成要素であって、
    vi.内部チャンバと、
    vii.前記内部チャンバと流れ連通する、少なくとも1つの流れ入口チャネルと、
    viii.前記流れ入口チャネル及び前記内部チャンバと流れ連通する、少なくとも1つの流れ出口チャネルと、
    ix.前記内部チャンバと流れ連通し、内側開口部を有する、少なくとも1つの排気チャネルであって、前記内側開口部で、前記排気チャネルが前記内部チャンバと接合する、排気チャネルと、
    x.前記内部チャンバにアクセスするための、前記底部構成要素の上部の開口部と、を備える、底部構成要素と、
    E.前記底部構成要素の前記開口部を覆うための、取り外し可能な蓋であって、前記流れ入口チャネルから前記象牙質サンプルを通過して(又は、横断して)拡散する流体の流出を、受容及び許容するように位置決めされた、流れ出口チャネルを有する、蓋と、
    F.前記フローセル内部に前記象牙質サンプルを固定するための、前記蓋及び/又は前記底部構成要素に隣接する少なくとも1つのワッシャと、を備え、
    前記排気チャネルが、前記底部構成要素を通る水平横断平面の底部側に対して正の角θを形成し、前記水平横断平面が、前記角θが約0°超〜約90°未満の範囲となるように、前記排気チャネルの前記内側開口部と交差し、前記角θが、前記水平横断平面の前記底部側から反時計回りで測定され、前記内側開口部と前記水平横断平面との交点に、その頂点を有する、フローセル。
  10. 象牙質サンプルの水力学的コンダクタンスを測定するための装置であって、
    D.フローセルであって、
    a.底部構成要素であって、
    v.内部チャンバと、
    vi.前記内部チャンバと流れ連通する、少なくとも1つの流れ入口チャネルと、
    vii.前記内部チャンバと流れ連通し、内側開口部を有する、少なくとも1つの排気チャネルであって、前記内側開口部で、前記排気チャネルが前記内部チャンバと接合し、前記排気チャネルが、前記底部構成要素を通る水平横断平面の底部側に対して正の角θを形成し、前記水平横断平面が、前記角θが約0°超〜約90°未満の範囲となるように、前記排気チャネルの前記内側開口部と交差し、前記角θが、前記水平横断平面の前記底部側から反時計回りで測定され、前記内側開口部と前記水平横断平面との交点に、その頂点を有する、少なくとも1つの排気チャネルと、
    viii.前記底部構成要素にアクセスするための、前記底部構成要素の上部の開口部と、を備える、底部構成要素と、
    b.前記底部構成要素の前記開口部を覆うための、取り外し可能な蓋であって、前記流れ入口チャネルから前記象牙質サンプルを通過して拡散する流体の流出を、受容及び許容するように位置決めされた、流れ出口チャネルを有する、蓋と、
    c.前記フローセル内部に前記象牙質サンプルを固定するための、前記蓋及び/又は前記底部構成要素に隣接する少なくとも1つのワッシャとを備える、フローセルと、
    E.前記流れ入口チャネルを介して前記フローセル内に流体をポンプ圧送し、前記象牙質サンプルを通過させ、前記流れ出口チャネルを介して前記フローセルから外へ流体をポンプ圧送するための、ポンピング機構と、
    F.前記象牙質サンプルを通過する水力学的コンダクタンスを測定及び/又は判定するのに適した、少なくとも1つの測定機器と、を備える、装置。
  11. 象牙質サンプルを通過する水力学的コンダクタンスを測定するための方法であって、
    I.象牙質サンプルの水力学的コンダクタンスを測定するためのフローセルを提供するステップであって、前記フローセルが、
    a.底部構成要素であって、
    v.内部チャンバと、
    vi.前記内部チャンバと流れ連通する、少なくとも1つの流れ入口チャネルと、
    vii.前記内部チャンバと流れ連通し、内側開口部を有する、少なくとも1つの排気チャネルであって、前記内側開口部で、前記排気チャネルが前記内部チャンバと接合し、前記排気チャネルが、前記底部構成要素を通る水平横断平面の底部側に対して正の角θを形成し、前記水平横断平面が、前記角θが約0°超〜約90°未満の範囲となるように、前記排気チャネルの前記内側開口部と交差し、前記角θが、前記水平横断平面の前記底部側から反時計回りで測定され、前記内側開口部と前記水平横断平面との交点に、その頂点を有する、少なくとも1つの排気チャネルと、
    viii.前記基底部分にアクセスするための、前記底部構成要素の上部の開口部とを備える、底部構成要素と、
    b.前記底部構成要素の前記開口部を覆うための、取り外し可能な蓋であって、前記流れ入口チャネルから前記象牙質サンプルを通過して拡散する流体の流出を、受容及び許容するように位置決めされた、流れ出口チャネルを有する、蓋と、
    c.前記フローセル内部に前記象牙質サンプルを固定するための、前記蓋及び/又は前記底部構成要素に隣接する少なくとも1つのワッシャとを備える、ステップと、
    J.少なくとも1つのワッシャに隣接して、前記象牙質サンプルを定置するステップと、
    K.前記取り外し可能な蓋で、前記フローセルを封止するステップと、
    L.前記流れ入口チャネルを介して前記フローセル内に流体をポンプ圧送するための、ポンピング機構を提供するステップと、
    M.前記流体が前記内部チャンバを満たして前記象牙質サンプルに接触するように、前記フローセル内に前記流体を導入するステップと、
    N.前記底部構成要素を通る水平横断平面の上部側に対して負の角φが形成されるように前記フローセルを傾斜させることにより、前記フローセル内への前記流体の導入後に生成された、気泡の形態のあらゆる蓄積された空気を除去するステップであって、前記水平横断平面が、前記角φが約0°超〜の範囲となるように、前記排気チャネルの前記内側開口部と交差し、前記角φが、前記水平横断平面の前記上部側から時計回りで測定され、前記内側開口部と前記水平横断平面との交点に、その頂点を有する、ステップと、
    O.前記流体が前記象牙質サンプル及び前記流れ出口チャネルを通過して拡散するように、前記流れ入口チャネルを介して前記フローセル内に前記流体をポンプ圧送するステップと、
    P.象牙質サンプルを通過する水力学的コンダクタンスを判定するために、前記フローセル内にポンプ圧送される前記流体の流量を測定するステップと、を含む、方法。
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