JP2015530583A - ヘマトクリット非感受性グルコース濃度を判定するためのシステム及び方法 - Google Patents

ヘマトクリット非感受性グルコース濃度を判定するためのシステム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015530583A
JP2015530583A JP2015533621A JP2015533621A JP2015530583A JP 2015530583 A JP2015530583 A JP 2015530583A JP 2015533621 A JP2015533621 A JP 2015533621A JP 2015533621 A JP2015533621 A JP 2015533621A JP 2015530583 A JP2015530583 A JP 2015530583A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
period
current
bending
change
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015533621A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6309011B2 (ja
Inventor
マイケル マレチャ
マイケル マレチャ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cilag GmbH International
Original Assignee
Cilag GmbH International
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Cilag GmbH International filed Critical Cilag GmbH International
Publication of JP2015530583A publication Critical patent/JP2015530583A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6309011B2 publication Critical patent/JP6309011B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/145Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue
    • A61B5/14532Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue for measuring glucose, e.g. by tissue impedance measurement
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/15Devices for taking samples of blood
    • A61B5/153Devices specially adapted for taking samples of venous or arterial blood, e.g. with syringes
    • A61B5/154Devices using pre-evacuated means
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/28Electrolytic cell components
    • G01N27/30Electrodes, e.g. test electrodes; Half-cells
    • G01N27/327Biochemical electrodes, e.g. electrical or mechanical details for in vitro measurements
    • G01N27/3271Amperometric enzyme electrodes for analytes in body fluids, e.g. glucose in blood
    • G01N27/3273Devices therefor, e.g. test element readers, circuitry
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/416Systems
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers

Abstract

記載されているのは、試験ストリップに複数の試験電圧を印加し、試験ストリップの試験チャンバ内の電気化学反応の結果生じる電流トランジェント出力を少なくとも測定し、それにより、グルコース濃度の精度及び正確さに影響を及ぼし得るであろう体液試料内の他の物質に対して概ね非感受性であるグルコース濃度を判定することができるようにする、方法及びシステムである。【選択図】図6A

Description

本発明はヘマトクリット非感受性グルコース濃度を判定するためのシステム及び方法に関する。
生理液、例えば血液又は血液由来の製品中の分析物を検出することが、今日の社会で今まで以上に重要性を増している。分析物検出の定量法は、臨床検査、家庭検査などを含む多様な用途に利用法が見出されるものであり、そのような検査の結果は、多様な病状の診断及び処置において主要な役割を果たしている。目的の分析物としては、糖尿病の処置のためのグルコース、コレステロールなどが挙げられる。こうした分析物検出の重要性の高まりに応じて、臨床での使用と家庭での使用の両方に対応する多様な分析物検出の手順及びデバイスが開発されてきた。
分析物検出に用いられる方法の1つの種類は電気化学的方法である。かかる方法では、水性液体試料が、2つの電極、例えば対極及び作用電極を含む電気化学セルの中の試料受容チャンバに入れられる。分析物をレド剤と反応させて、分析物濃度に対応する量の酸化可能(又は還元可能)物質を形成する。次いで、存在する酸化可能(又は還元可能)物質の量を電気化学的に推定して、初期試料中に存在する分析物の量と関連付ける。
こうしたシステムは、さまざまなモードの無効化及び/又は誤差を受けやすい。例えば、ヘマトクリット又はその他の物質が本方法の結果に影響を及ぼす場合がある。
出願人は、生体内感知器システムが、流体試料から、例えば、流体試料の粘性に影響を及ぼすヘマトクリット又は任意の他の因子などの物質に対して概ね非感受性である精密で正確なグルコース濃度を導出することを可能にするための種々の手法を発見した。
本発明の一態様では、グルコース測定システムを用いて血糖濃度を判定する方法が提供される。このシステムは、試験ストリップと検査計測器とを含む。検査計測器は、試験ストリップに複数の試験電圧を印加し、試験ストリップの試験チャンバ内の電気化学反応により生じる電流トランジェント出力を少なくとも測定するように構成されたマイクロコントローラを有する。本方法は、試験ストリップを検査計測器のストリップポートコネクタ内に挿入し、試験ストリップの試験チャンバに結合された少なくとも2つの電極をストリップ測定回路に接続することと、試料の堆積後に試験シーケンスを開始することであって、開始することは、第1の期間の間、試験チャンバにほぼ大地電位の第1の電圧を印加すること、第1の期間後の第2の期間の間、試験チャンバに第2の電圧を印加すること、第2の期間後の第3の期間の間、第2の電圧を第2の電圧と異なる第3の電圧に変更すること、第3の期間後の第4の期間の間、第3の電圧を第3の電圧と異なる第4の電圧に切り換えること、第4の期間後の第5の期間の間、第4の電圧を第4の電圧と異なる第5の電圧に変化させること、第5の期間後の第6の期間の間、第5の電圧を第5の電圧と異なる第6の電圧に調整すること、第6の期間後の第7の期間の間、第6の電圧を第6の電圧と異なる第7の電圧に変更すること、を含む、開始することと、第2及び第3の期間に近接する第1のインターバルの間における試験チャンバからの第1の電流トランジェント出力、第4及び第5の期間に近接する第2のインターバルの間における第2の電流トランジェント出力、第5及び第6の期間に近接する第3のインターバルの間における第3の電流トランジェント出力、第6及び第7の期間に近接する第4のインターバルの間における第4の電流トランジェント出力、及び第7の期間の最後に近接する第5のインターバルの間における第5の電流トランジェント出力、のうちの少なくとも1つを測定することと、第1、第2、第3、第4、又は第5の電流出力のうちの少なくとも1つから、試料のグルコース濃度を、約20%〜約60%の範囲のヘマトクリット内で75mg/dL未満のグルコース濃度(単数又は複数)についてはグルコース濃度におけるバイアスが±10%未満となるように、計算することと、によって達成することができる。
本発明の別の態様では、グルコース測定システムを用いて血糖濃度を判定する方法であって、システムは試験ストリップと検査計測器とを含む、方法が提供される。検査計測器は、試験ストリップに複数の試験電圧を印加し、試験ストリップの試験チャンバ内の電気化学反応により生じる電流トランジェント出力を少なくとも測定するように構成されたマイクロコントローラを有する。本方法は、試験ストリップを検査計測器のストリップポートコネクタ内に挿入し、試験ストリップの試験チャンバに結合された少なくとも2つの電極をストリップ測定回路に接続することと、試料の堆積後に試験シーケンスを開始することであって、開始することは、第1の期間の間、試験チャンバに0電位を印加すること、第1の期間後の複数の期間にわたって試験チャンバに複数の電圧を駆動することであって、1つの期間の間の少なくとも1mVは1つの期間後の別の期間内の別の電圧と極性が反対であり、それにより、極性の変化は試験チャンバの電流出力トランジェント内の複数の屈曲を作り出す、駆動すること、を含む、開始することと、複数の電圧における極性の変化によって生じた電流トランジェントのそれぞれの屈曲に近接するか、又は電流トランジェントの減衰の間のインターバルに近接する電流出力トランジェントの大きさを測定することと、測定することの電流トランジェントの大きさから試料のグルコース濃度を計算することと、によって達成することができる。
本発明の更なる態様では、分析物試験ストリップと分析物計測器とを含む血糖測定システムが提供される。分析物試験ストリップは、基材上に試薬が配置された基材と、試験チャンバ内の試薬に近接する少なくとも2つの電極と、を含む。分析物計測器は、2つの電極に接続するように配設されたストリップポートコネクタと、電源と、ストリップポートコネクタ及び電源に電気的に結合されるマイクロコントローラと、を含み、それにより、試験ストリップがストリップポートコネクタ内に挿入され、血液試料が試験チャンバ内に血液試料内のグルコースの化学変換のために堆積されると、マイクロコントローラによって、印加電圧に起因する試験チャンバからの第1、第2、第3、第4、又は第5の電流出力のうちの少なくとも1つから、血液試料のグルコース濃度が、約20%〜約60%の範囲のヘマトクリット内の75mg/dL未満のグルコース濃度(単数又は複数)についてはグルコース濃度におけるバイアスが±10%未満となるように、判定される。
本発明のための上述の態様のそれぞれにおいて、以下の特徴をこれらの上述の態様と結合して組み合わせ、本発明の変形に到達することもできる。例えば、それぞれの時点における電流の測定又はサンプリングにおいて、各時点において測定される電流は各時点の前後の電流の総和であってもよい。数例を挙げると、第1の電流出力は、試験シーケンス電圧の開始に対して約0.8秒〜約1.1秒及び好ましくは約0.9秒〜約1秒の電流出力の総和であってもよく、第2の電流出力は、試験シーケンス電圧の開始に対して約2.3秒〜約2.6秒及び好ましくは約2.4秒〜約2.5秒の電流出力の総和であってもよく、第3の電流出力は、試験シーケンス電圧の開始に対して約3.3秒〜約3.6秒及び好ましくは約3.4秒〜約3.5秒の電流出力の総和であってもよく、第4の電流出力は、試験シーケンス電圧の開始に対して約3.8秒〜約4.1秒及び好ましくは約3.9秒〜約4秒の電流出力の総和であってもよく、第5の電流出力は、試験シーケンス電圧の開始に対して約4.8秒〜約5.1秒及び好ましくは約4.9秒〜約5秒の電流出力の総和であってもよく、システムにおける第2の電圧は、第3、第5及び第7の電圧とは極性が反対であり、第4及び第6の電圧とは同じ極性である電圧であってもよく、第2〜第7の電圧の各々は約1mVであってもよく、計算することは、以下の形の式:
Figure 2015530583
を利用することによるものであってもよく、
ここで、gはグルコース濃度であり、
は、第2の期間から第3の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力であってもよく、
は、第6の期間から第7の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力であってもよく、
は、第6の期間後であるが、試験シーケンスの開始後10秒未満に測定された電流出力であってもよく、
は約203.9であってもよく、
は約−0.853であってもよく、
は約20.21であってもよく、
は約−100.3であってもよく、
は約13.04であってもよく、あるいは代替的に、以下の形の式:
Figure 2015530583
を利用することによるものであってもよく、
ここで、gはグルコース濃度であり、
は、第2の期間から第3の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力であってもよく、
は、第4の期間から第5の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力であってもよく、
は、第5の期間から第6の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力であってもよく、
は、第6の期間から第7の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力であってもよく、
は、第6の期間後であるが、試験シーケンスの開始後10秒未満に測定された電流出力であってもよく、
は約−1.114であってもよく、
は約−1.930であってもよく、
は約74.23であってもよく、
は約−1.449であってもよく、
は約275.0であってもよく、
は約7.451であってもよく、加えて、計算することは、以下の形の式:
Figure 2015530583
を利用することによるものであってもよく、
ここで、gはグルコース濃度であり、
は、第2の期間から第3の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力であってもよく、
は、第4の期間から第5の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力であってもよく、
は、第5の期間から第6の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力であってもよく、
は、第6の期間から第7の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力であってもよく、
は、第6の期間後であるが、試験シーケンスの開始後10秒未満に測定された電流出力であってもよく、
は約1.190であってもよく、
は約1.280であってもよく、
は約5.905であってもよく、
は約53.01であってもよく、
は約2.473であってもよい。
更に、計算することは、以下の形の式:
Figure 2015530583
を利用することによるものであってもよく、
ここで、gはグルコース濃度であり、
は、第4の期間から第5の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力であってもよく、
は、第5の期間から第6の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力であってもよく、
は、第6の期間後であるが、試験シーケンスの開始後10秒未満に測定された電流出力であってもよく、
は約1.569であってもよく、
は約2.080であってもよく、
は約−2.661であってもよく、
代替的に、計算することは、以下の形の式:
Figure 2015530583
を利用することによるものであってもよく、
ここで、gはグルコース濃度であり、
は、第2の期間から第3の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力であってもよく、
は、第4の期間から第5の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力であってもよく、
は、第6の期間から第7の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力であってもよく、
は、第6の期間後であるが、試験シーケンスの開始後10秒未満に測定された電流出力であってもよく、
は約で1.580あってもよく、
は約0.142であってもよく、
は約3.260であってもよく、
は約46.40であってもよい。
これら及び他の実施形態、特徴並びに利点は、以下に述べる本発明の異なる例示的実施形態のより詳細な説明を、はじめに下記に簡単に述べる添付の図面とあわせて参照することによって当業者にとって明らかになるであろう。
本明細書に組み込まれる明細書の一部をなす添付図面は、現時点における本発明の好適な実施形態を図示したものであって、上記に述べた一般的説明並びに下記に述べる詳細な説明と共に、本発明の特徴を説明する役割を果たすものである(同様の数字は同様の要素を表す)。
好ましい血糖測定システムを図示する。 図1Aの計測器の中に配設されるさまざまな構成部品を図示する。 本明細書に開示されるシステム及び方法で用いるのに適した、組み立てられた試験ストリップの斜視図を図示する。 本明細書に開示されるシステム及び方法で用いるのに適した、組み立てられていない試験ストリップの分解斜視図を図示する。 本明細書に開示されるシステム及び方法で用いるのに適した試験ストリップの近位部の拡大斜視図を図示する。 本明細書に開示される試験ストリップの一実施形態の底面図である。 図2の試験ストリップの側面図である。 図3の試験ストリップの上面図である。 図4Aの試験ストリップの近位部の部分側面図である。 本明細書に開示される試験ストリップの一部と電気的にインターフェースをとる検査計測器を示す簡略図である。 試験シーケンスの間における生体内感知器に印加される入力電位及び生体内感知器からの出力電流のグラフである。 電流とグルコース(実線)との間の相関及び電流とヘマトクリット(破線)との間の相関を時間の関数として示すグラフである。 本明細書に記載されている手法の例示的な論理フローチャートである。 グルコース濃度を計算するための最初の試みが考案されたときの、参照グルコース値と比較した(異なるレベルのヘマトクリットを有する)3つの試料S1、S2、S3についてのバイアス又は誤差を示す。 ヘマトクリットに対して概ね非感受性であるグルコース濃度を計算するための出願人の第1の手法を用いた、参照グルコース値と比較した(異なるレベルのヘマトクリットを有する)3つの試料S1、S2、S3についてのバイアス又は誤差を示す。 ヘマトクリットに対して概ね非感受性であるグルコース濃度を計算するための出願人の第2の手法を用いた、参照グルコース値と比較した(異なるレベルのヘマトクリットを有する)3つの試料S1、S2、S3についてのバイアス又は誤差を示す。 ヘマトクリットに対して概ね非感受性であるグルコース濃度を計算するための出願人の第3の手法を用いた、参照グルコース値と比較した(異なるレベルのヘマトクリットを有する)3つの試料S1、S2、S3についてのバイアス又は誤差を示す。 ヘマトクリットに対して概ね非感受性であるグルコース濃度を計算するための出願人の第4の手法を用いた、参照グルコース値と比較した(異なるレベルのヘマトクリットを有する)3つの試料S1、S2、S3についてのバイアス又は誤差を示す。 ヘマトクリットに対して概ね非感受性であるグルコース濃度を計算するための出願人の第5の手法を用いた、参照グルコース値と比較した(異なるレベルのヘマトクリットを有する)3つの試料S1、S2、S3についてのバイアス又は誤差を示す。
以下の詳細な説明は、図面を参照しつつ読まれるべきもので、異なる図面中、同様の要素は同様の符号にて示してある。図面は必ずしも一定の縮尺を有さず、選択した実施形態を示したものであって、本発明の範囲を限定するものではない。詳細な説明は、本発明の原理を限定するものではなく、あくまでも例として説明するものである。この説明文は、当業者による発明の製造及び使用を明確に可能ならしめるものであり、出願時における発明を実施するための最良の形態と考えられるものを含む、発明の複数の実施形態、適応例、変形例、代替例及び使用例を述べるものである。
本明細書で任意の数値や数値の範囲について用いる「約」又は「およそ」という用語は、構成要素の部分又は構成要素の集合が、本明細書で述べるその所望の目的に沿って機能することを可能とするような適当な寸法の許容範囲を示すものである。より詳細には、「約」又は「およそ」は、列挙された値の±40%の値の範囲を意味することができ、例えば、「約90%」は、81%〜99%の値の範囲を意味することができる。更に、本明細書で用いる「患者」、「ホスト」、「ユーザ」、及び「被験者」という用語は任意のヒト又は動物患者を指し、システム又は方法をヒトにおける使用に限定することを目的としたものではないが、ヒト患者における本発明の使用は好ましい実施形態を代表するものである。本明細書で用いる「振動信号」は、それぞれ電流の極性又は交互方向を変更する、あるいは多方向的である電圧信号又は電流信号を含む。また本明細書で用いる語句「電気信号」又は「信号」は、直流信号、交流信号、又は電磁スペクトル内の任意の信号を含むことが意図される。用語「プロセッサ」「マイクロプロセッサ」又は「マイクロコントローラ」は、同じ意味を有することが意図され、互換的に使用されることが意図される。更に、本明細書で用いる「患者」、「ホスト」、「ユーザ」、及び「被験者」という用語は任意のヒト又は動物患者を指し、システム又は方法をヒトにおける使用に限定することを目的としたものではないが、ヒト患者における本発明の使用は好ましい実施形態を代表するものである。本明細書で用いる「通知された」という用語及びこの語幹の変形は、文字、音声、画像又は全ての通信の態様及び媒体の組み合わせを介してユーザに通知されることを表す。
図1Aは、計測器10と、グルコース試験ストリップ62の形態の生体内感知装置とを含む糖尿病管理システムを図示する。計測器(計測器ユニット)は、分析物測定及び管理ユニット、グルコース測定器、測定器、及び分析物測定デバイスと呼ばれる場合もあることに留意されたい。一実施形態において、計測器ユニットは、インスリン送達デバイス、追加の分析物試験デバイス、及び薬物送達デバイスと組み合わされてもよい。計測器ユニットは、ケーブル又は好適なワイヤレス技術、例えば、GSM(登録商標)、CDMA、BlueTooth(登録商標)、WiFi等などによって、リモートコンピュータ又はリモートサーバーと接続されてもよい。
図1Aに戻って参照すると、グルコース測定器又は計測器ユニット10は、ハウジング11と、ユーザインターフェースボタン(16、18、及び20)と、ディスプレイ14と、ストリップポート開口部22と、を含むことができる。ユーザインターフェースボタン(16、18及び20)は、データの入力、メニューのナビゲーション、及びコマンドの実行を可能とするように構成することができる。ユーザインターフェースボタン18は、2方向トグルスイッチの形態であることができる。データには、分析物濃度及び/又は個人の日常の生活習慣に関連した情報を表す値が含まれ得る。日常の生活習慣に関連した情報には、個人の食物摂取、薬の使用、健康診断の実施、並びに一般的健康状態及び運動レベルを挙げることができる。メータ10の電子要素は、ハウジング11内部の回路基板34上に配置され得る。
図1Bは、回路基板34の上面上に配置された電子構成要素を(概略的な形で)示す。上面の電子構成要素には、ストリップポートコネクタ22、オペアンプ回路35、マイクロコントローラ38、ディスプレイコネクタ14a、不揮発性メモリ40、クロック42、及び第1の無線モジュール46が含まれる。下面上の電子構成要素としては、電池コネクタ(図示せず)及びデータポート13を挙げることができる。マイクロコントローラ38は、ストリップポートコネクタ22、オペアンプ回路35、第1の無線モジュール46、ディスプレイ14、不揮発性メモリ40、クロック42、電池、データポート13、並びにユーザインターフェースボタン(16、18、及び20)に電気的に接続され得る。
オペアンプ回路35は、ポテンシオスタット機能及び電流測定機能の一部を提供するように構成された2つ以上のオペアンプを含み得る。ポテンシオスタット機能とは、試験ストリップの少なくとも2つの電極間に試験電圧を印加することを指し得る。電流機能とは、印加された試験電圧によって生じる試験電流を測定することを指し得る。電流測定は、電流電圧変換器によって行うことができる。マイクロコントローラ38は、例えばTexas Instrument MSP 430などの混合シグナルマイクロプロセッサ(MSP)の形態であってよい。TI−MSP 430は、定電位機能及び電流計測機能の一部を実行するようにも構成され得る。加えて、MSP 430は揮発性及び不揮発性メモリも含み得る。別の実施形態では、電子部品の多くは、特定用途向け集積回路(ASIC)の形態のマイクロコントローラと一体化されてもよい。
ストリップポートコネクタ22は、試験ストリップに電気的接続を形成するように構成されてもよい。ディスプレイコネクタ14aは、ディスプレイ14に取り付けるように構成されてもよい。ディスプレイ14は、測定されたグルコース濃度を報告し、生活習慣に関連した情報の入力を容易にするための、液晶ディスプレイの形態であってよい。ディスプレイ14は、場合により背面照明を含んでもよい。データポート13は、接続リード線に取り付けられた好適なコネクタを受容することにより、血糖メータ10をパーソナルコンピュータなどの外部デバイスに接続することができるようになっている。データポート13は、例えば、シリアル、USB、又はパラレルポートなど、データ送信を可能にする任意のポートであってよい。クロック42は、ユーザが位置する地理的領域に関連する現在時刻を維持し、また時間を計測するように構成され得る。計測器ユニットは、例えば、電池などの電源に電気的に接続されるように構成され得る。
図1C〜図1E、図2、図3、及び図4Bは、本明細書に記載の方法及びシステムと共に使用するのに適した例示的な試験ストリップ62のさまざまな図を示す。代表的な実施形態では、図1Cに図示されるように、遠位端80から近位端82まで延び、かつ側縁部56、58を有する細長い本体を含む試験ストリップ62が提供される。図1Dに示されるように、試験ストリップ62はまた、第1の電極層66と、第2の電極層64と、2つの電極層64と66との間に挟まれるスペーサ60と、を含む。第1の電極層66は、第1の電極66と、第1の接続トラック76と、第1の接触パッド47と、を含むことができ、図1D及び図4Bに示されるように、第1の接続トラック76は、第1の電極66を第1の接触パッド67に電気的に接続する。図1D及び図4Bに示されるように、第1の電極66は、第1の電極層66の試薬層72の直下の部分であることに留意されたい。同様に、第2の電極層64は、第2の電極64と、第2の接続トラック78と、第2の接触パッド63と、を含むことができ、図1D、図2、及び図4Bに示されるように、第2の接続トラック78は、第2の電極64を第2の接触パッド63に電気的に接続する。図4Bが示すように、第2の電極64は、第2の電極層64の試薬層72の上方部分であることに留意されたい。
図に示されるように、試料受容チャンバ61は、図1D及び図4Bに示されるように、第1の電極66、第2の電極64、及び試験ストリップ62の遠位端80の近くのスペーサ60によって画定される。第1の電極66及び第2の電極64は、図4Bに示されるように、試料受容チャンバ61の底部及び上部をそれぞれ画定することができる。スペーサ60の切り欠き領域68は、図4Bに示されるように、上壁164及び下壁166と共に試料受容チャンバ61の側壁を画定することができる。一態様において、試料受容チャンバ61は、図1C〜図1Eに示されるように、試料入口及び/又は脱気孔を提供するポート70を含んでもよい。例えば、ポートの1つは流体試料が入るのを可能にし、他のポートは空気が出るのを可能にし得る。
代表的な実施形態では、試料受容チャンバ61(若しくは試験セル又は試験チャンバ)の容量は小さくてもよい。例えば、チャンバ61は、約0.1マイクロリットル〜約5マイクロリットル、約0.2マイクロリットル〜約3マイクロリットル、又は、好ましくは、約0.3マイクロリットル〜約1マイクロリットルの範囲内の容量を有してもよい。小さな試料容量を提供するために、切り欠き68は、約0.01cm〜約0.2cm、約0.02cm〜約0.15cm、又は、好ましくは、約0.03cm〜約0.08cmの範囲の面積を有してもよい。更に、第1の電極66及び第2の電極64は、約1ミクロン〜約500ミクロンの範囲、好ましくは約10ミクロン〜約400ミクロンの範囲、より好ましくは約40ミクロン〜約200ミクロンの範囲内で離間していてもよい。電極の間隔が比較的近いことは、酸化還元サイクルを発生させるのも可能となり得、その場合、第1の電極66で発生する酸化された媒介物質は、第2の電極64に拡散して還元され、続いて第1の電極66に拡散して戻って再び酸化される。電極のさまざまなそうした容量、面積、及び/又は間隔は、本開示の趣旨及び範囲内であることを当業者なら理解するであろう。
一実施形態において、第1の電極層66及び第2の電極層64は、金、パラジウム、炭、銀、プラチナ、酸化スズ、イリジウム、インジウム、又はこれらの組み合わせ(例えば、インジウムドープ酸化スズ)などの材料から形成される導電材料であってもよい。更に、電極は、スパッタリング、化学めっき法、又はスクリーン印刷法によって導電材料を絶縁シート(図示せず)の上に配置することによって形成されてもよい。1つの代表的な実施形態において、第1の電極層66及び第2の電極層64は、それぞれ、スパッタリングされたパラジウム及びスパッタリングされた金から作製することができる。スペーサ60として使用することができる好適な材料としては、例えば、プラスチック(例えば、PET、PETG、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリスチレン)、シリコン、セラミック、ガラス、接着剤、及びこれらの組み合わせなどのさまざまな絶縁材料が挙げられる。一実施形態において、スペーサ60は、ポリエステルのシートの両面にコーティングされた両面接着剤の形態であってもよく、その場合、接着剤は、感圧性接着剤又は加熱活性化接着剤であってもよい。第1の電極層66、第2の電極層64、及び/又はスペーサ60用の種々のその他の材料が本開示の趣旨及び範囲内であることに出願人は留意する。
第1の電極66又は第2の電極64のいずれかは、印加された試験電圧の大きさ及び/又は極性に応じて、作用電極の機能を実行することができる。作用電極は、還元された媒介物質の濃度に比例する限界試験電流を測定することができる。例えば、電流制限種が還元された媒介物質(例えば、フェロシアニド)の場合、第2の電極64に関して試験電圧が酸化還元媒介物質の電位よりも十分に大きい限り、その媒介物質は第1の電極66で酸化され得る。このような状況では、第1の電極66は作用電極の機能を果たし、第2の電極64は対電極/参照電極の機能を果たす。対電極/参照電極を単に参照電極又は対電極として参照してもことに出願人は留意する。制限酸化は、測定された酸化電流が、バルク溶液から作用電極表面へ拡散する還元された媒介物質の流量に比例するように、全ての還元された媒介物質が作用電極面で枯渇したときに生じる。「バルク溶液」という用語は、枯渇領域内に還元された媒介物質が存在しない、作用電極から十分に離れた溶液の一部を指す。試験ストリップ62に関して特に明記しない限り、以下、検査計測器10により印加された電位は全て、第2の電極64に関して記述されるものであることに留意するべきである。
同様に、試験電圧が酸化還元媒介物質の電位より十分に低い場合には、その還元された媒介物質は、制限電流として第2の電極64で酸化され得る。このような状況では、第2の電極64は作用電極の機能を実行し、第1の電極66は対電極/参照電極としての機能を実行する。
初めに、分析は、所定量の流体試料をポート70を介して試料受容チャンバ61内に導入することを含み得る。一態様において、ポート70及び/又は試料受容チャンバ61は、毛細管作用により流体試料が試料受容チャンバ61を充填するように構成され得る。第1の電極66及び/又は第2の電極64は、試料受容チャンバ61の毛管現象を促進するために、親水性試薬でコーティングされてもよい。例えば、2−メルカプトエタンスルホン酸などの親水性部分を有するチオール誘導体化試薬を、第1の電極及び/又は第2の電極にコーティングしてもよい。
上記のストリップ62の分析では、試薬層72は、PQQ補助因子をベースとしたグルコースデヒドロゲナーゼ(GDH)及びフェリシアニドを含むことができる。別の実施形態では、PQQ補助因子をベースとした酵素GDHは、FAD補助因子をベースとした酵素GDHと置き換えられてもよい。血液又は対照溶液が試料反応チャンバ61内に投入されると、グルコースは、下の化学変化T.1に示されるように、GDH(ox)により酸化され、このプロセスにおいてGDH(ox)をGDH(red)に変化させる。GDH(ox)はGDHの酸化状態を指し、GDH(red)はGDHの還元状態を指すことに留意されたい。
T.1 D−グルコース+GDH(ox)→グルコン酸+GDH(red)
次に、GDH(red)は、下の化学変化T.2に示すように、フェリシアニド(即ち、酸化された媒介物質、又はFe(CN) 3−)により活性化した酸化状態に戻る。GDH(ox)を再生する処理において、T.2に示すように、フェロシアニド(即ち、還元された媒介物質、又はFe(CN) 4−)がこの反応により生成される。
T.2 GDH(red)+2Fe(CN) 3−→GDH(ox)+2Fe(CN) 4−
図5は、第1の接触パッド67a、67b及び第2の接触パッド63とインターフェースをとる検査計測器100を示す簡略図を提供する。図1D及び図2に示されるように、第2の接触パッド63を使用して、検査計測器に対する電気的接続を、U字形の切欠き部65を介して確立することができる。一実施形態において、検査計測器100は、図5に示されるように、第2の電極コネクタ101と、第1の電極コネクタ(102a、102b)と、試験電圧ユニット106と、電流測定ユニット107と、プロセッサ212と、記憶装置210と、表示装置202とを備え得る。第1の接触パッド67は、67a及び67bで表わされる2つのプロングを含むことができる。1つの代表的な実施形態において、第1の電極コネクタ102a及び102bは、それぞれ、プロング67a及び67bに別々に接続される。第2の電極コネクタ101は、第2の接触パッド63に接続されることができる。検査計測器100は、試験ストリップ62が検査計測器10に電気的に接続されているか否かを判定するために、プロング67aと67bとの間の抵抗又は電気的導通を測定することができる。
一実施形態において、検査計測器100は、第1の接触パッド67と第2の接触パッド63との間に、試験電圧及び/又は電流を印加することができる。ストリップ62が挿入されたことを検査計測器100が認識した時点で、検査計測器100のスイッチが入り、流体検出モードを開始する。一実施形態において、流体検出モードにより、検査計測器100は約1マイクロアンペアの定電流を、第1の電極66と第2の電極64との間に印加する。試験ストリップ62は当初乾燥しているので、検査計測器10は比較的大きな電圧を測定する。投与プロセス中に流体試料が第1の電極66と第2の電極64との間の隙間を埋めると、検査計測器100は、所定閾値未満となる測定電圧の低下を測定することになり、検査計測器10はグルコース試験を自動で開始する。
出願人は、正確かつ精密なグルコース濃度値を抽出するために、波形又は駆動電圧を、生体内感知器から安定した電流トランジェント出力を生じさせるように調整しなければならないと決定した。これは、グルコース濃度と相関があるトランジェント内の点の再現性はできるだけ高くなければならないため、特に重要である。また、このような電流トランジェントを提供することによって、それは、出願人が、血液試料内のヘマトクリットに対して実質上非感受性であるグルコース濃度値を計算するためのいくつかの独立した手法を得ることも可能にする。
図6Aは、この特定の生体内感知器を用いた出願人の目的のために適していると考えられる特定の波形(「Vt」と標識された破線)、及び結果として生じる電流トランジェント(「I」と標識された実線)を示す。図6Bは、グルコース及びヘマトクリットに対する相関(縦軸)は電流トランジェント内のどこに存在するのかについての洞察を提供する。全体的に、電流応答(すなわち、トランジェント)内には、測定される分析物(グルコース)及び固有の干渉(ここでは、ヘマトクリット)に対して異なる感受性を呈する領域が存在することが観察されることになる。これが出願人の手法の導出を形作る。具体的には、出願人は、トランジェントのヘマトクリット感受性領域からの結果を用いて、グルコース感受性領域を用いて得られたグルコースの結果を補正することができるように、各手法を考案した。電流トランジェント内には、ヘマトクリットと相関しないが、同時に最大のグルコース相関を与える点は1つも存在しないことに気付くであろう。それゆえ、各手法はこのような条件を人為的に作りだそうと試みる。最も重要な考え方は、電流出力トランジェント内の安定した点のみを用いることであった。すなわち、サンプリング点はピークからできるだけ遠くに選ばれた。サンプリング点の後に来るものはサンプリング点の安定性及び再現性に何の関係もないため、ここでは、ピークから、ピークの右側のサンプリング点までの距離が重要である。
適切な手法を考案するにあたり、出願人は最初に、波形Vtを式Aと共に利用し、図6Aの電流トランジェントIを得た。式Aは以下の形のものである:
Figure 2015530583
ここで、
「g」はグルコース濃度であり、
は、測定の最後に近接して(例えば、測定シーケンスの開始に対して約4.9〜5秒)測定された電流出力であってもよく、
=0.427、及び
=25.62である。
しかし、出願人の(式Aを用いた)最初の試みの結果の正当性を確認するための試験を行うと、図8に示されるように、低いヘマトクリット(20%)及び高いヘマトクリット(60%)が存在するときにはグルコース濃度は大きく影響を受けることが発見された。具体的には、図8では、3つの異なるヘマトクリット(20%、38%、及び60%)内のさまざまなグルコース濃度(75mg/dL以上及び75mg/dL未満)の106個の試料S1、S2、S3を、Yellow Springs Instrument(YSI)などの標準的な実験室分析器を用いて試験し、参照(又は実際の)分析物レベル(例えば、血糖濃度)に対してベンチマークを取った。以下の形の式を用いて、グルコース濃度「g」についてのバイアス(bias)及び補正されたグルコース濃度が決定された:
Biasabs=Gcalculated−Greference 式B
referenceがグルコース75mg/dL未満の場合
バイアス目標は15mg/dL又は20%
Figure 2015530583
referenceがグルコース75mg/dL以上の場合
バイアス目標は15mg/dL又は10%
ここで、
Biasabsは、絶対バイアスであり、
Biasは、パーセントバイアスであり、
calculatedは、補正されていないか又は補正されたグルコース濃度「g」であり、
referenceは参照グルコース濃度である。
図8を再び参照すると、20%及び60%のヘマトクリットにおけるグルコース濃度はヘマトクリットの存在によって大幅に影響を受けると考えられ、そのため、(20%ヘマトクリットにおける)試料S1における測定値、及び(60%ヘマトクリットにおける)試料S3における測定値は好ましい上限802及び下限804の外へ出たことが分かる。この最初の手法を用いた性能は十分である場合もあるであろうが、それにもかかわらず、非常に低いか(例えば、20%)又は非常に高い(例えば、60%)ヘマトクリットを含有する試料が利用された場合には、式Aの最初の手法は所望の性能を提供しない場合があると考えられる。
しかし、出願人は、システムが、式Aを用いた最初の手法による所望に満たない性能を克服することを可能にする種々の手法を考案することができた。具体的に、図7を参照して、図1の生体内感知器を用いてグルコース濃度を判定する方法700をこれより説明する。ステップ702において、本方法は、ユーザが試験ストリップを検査計測器のストリップポートコネクタ内に挿入し、試験ストリップの試験チャンバに結合された少なくとも2つの電極をストリップ測定回路に接続することから開始してもよい。ステップ704において、ユーザは適切な試料(例えば、生理液、血液又は対照溶液)を試験チャンバ上に堆積させ、それにより、試料の堆積後にステップ706において試験シーケンスを開始する。ステップ706は、(図6Aを参照すると)例えば、第1の期間tの間、試験チャンバに0電位V1を印加すること、第1の期間t後の複数の期間(図6Aにおけるt、t、t、t、t、及びt)にわたって試験チャンバに複数の電圧(例えば、V2、V3、V4、V5、V6、及びV7)を駆動することであって、1つの期間(例えば、図6Aにおけるt)の間の少なくとも1mV(例えば、図6AにおけるV2)は1つの期間(すなわち、図6Aにおけるt)後の別の期間(例えば、t)内の別の電圧(例えば、図6AにおけるV3)と極性が反対であり、それにより、極性の変化は試験チャンバの電流出力トランジェントIt内の屈曲(例えば、I)を作り出す、駆動することなどの、試験シーケンスに関係する多くのサブステップを含む。ステップ706のサブステップと並列に又は並行して実施することができるであろう、ステップ708において、例えば、複数の電圧における極性の変化によって生じた電流トランジェントのそれぞれの屈曲に近接する電流出力トランジェントIの大きさ(例えば、図6AにおけるI、I、I、I、及びI)、又は電流トランジェントIの減衰内のインターバルΔ5に近接する電流の大きさIを測定することなど。電流の大きさは特定の時点においてサンプリングされることが好ましいが、実際には、電流の大きさは、電流トランジェントIの屈曲の間の非常に短いインターバル(例えば、図6AにおけるΔ1...Δ4)にわたって、及び電流トランジェントIの減衰上の所定の時点における所定のインターバルΔ5の間に測定される。好ましい実施形態では、インターバルΔ1...Δ4は概ね同じサンプリング時間インターバルを有してもよい。代替的に、サンプリング時間インターバルΔ1...Δ5は異なるサンプリング時間インターバルを有してもよい。図6Aにおいて見ることができるように、第2、第4、又は第6の期間は約1/2秒であり、それに対して、第3、第5又は第7の期間は約1秒である。代替的に、各期間t、t、t、t、t、t、及びtのための時間インターバルは同じ期間のものとすることができる。
ステップ710において、論理は、測定することの電流トランジェントIの大きさ(図6AにおけるI、I、I、I、及びI)から試料のグルコース濃度を計算することによって進む。例えば、グルコース計算は以下の形の式1を用いて実行することができる:
Figure 2015530583
ここで、gはグルコース濃度であり、
は、第2の期間から第3の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力であってもよく、
は、第6の期間から第7の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力であってもよく、
は、第6の期間後であるが、試験シーケンスの開始後10秒未満に測定された電流出力であってもよく、
は約203.9であってもよく、
は約−0.853であってもよく、
は約20.21であってもよく、
は約−100.3であってもよく、
は約13.04であってもよい。
代替的に、グルコース計算は以下の形の式2を用いて実行することができる:
Figure 2015530583
ここで、gはグルコース濃度であり、
は、第2の期間から第3の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力であってもよく、
は、第4の期間から第5の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力であってもよく、
は、第5の期間から第6の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力であってもよく、
は、第6の期間から第7の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力であってもよく、
は、第6の期間後であるが、試験シーケンスの開始後10秒未満に測定された電流出力であってもよく、
は約−1.114であってもよく、
は約−1.930であってもよく、
は約74.23であってもよく、
は約−1.449であってもよく、
は約275.0であってもよく、
は約7.451であってもよい。
なお更なる変形では、グルコース計算は以下の形の式3を用いて実行することができる:
Figure 2015530583
ここで、gはグルコース濃度であり、
は、第2の期間から第3の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力であってもよく、
は、第4の期間から第5の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力であってもよく、
は、第5の期間から第6の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力であってもよく、
は、第6の期間から第7の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力であってもよく、
は、第6の期間後であるが、試験シーケンスの開始後10秒未満に測定された電流出力であってもよく、
は約1.190であってもよく、
は約1.280であってもよく、
は約5.905であってもよく、
は約53.01であってもよく、
は約2.473であってもよい。
別の変形では、ステップ710のグルコース計算は以下の形の式4を用いて実行することができる:
Figure 2015530583
ここで、gはグルコース濃度であり、
は、第4の期間から第5の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力であってもよく、
は、第5の期間から第6の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力であってもよく、
は、第6の期間後であるが、試験シーケンスの開始後10秒未満に測定された電流出力であってもよく、
は約1.569であってもよく、
は約2.080であってもよく、
は約−2.661であってもよい。
更に、グルコース計算は以下の形の式5を用いて実行することができる:
Figure 2015530583
ここで、gはグルコース濃度であり、
は、第2の期間から第3の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力であってもよく、
は、第4の期間から第5の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力であってもよく、
は、第6の期間から第7の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力であってもよく、
は、第6の期間後であるが、試験シーケンスの開始後10秒未満に測定された電流出力であってもよく、
は約で1.580あってもよく、
は約0.142であってもよく、
は約3.260であってもよく、
は約46.40であってもよい。
ここで、図6Aにおける複数の電圧V1...V(ここで、N〜2,3,4...n)は、等しい大きさ(すなわち、1mV)であるが、極性が反対の2つの電圧を含んでもよいことに留意されたい。更に、それぞれの電圧のための複数の期間は、第1の期間後の第2、第3、第4、第5、第6、及び第7の期間であって、各期間は生体内感知器システムの動作パラメータに依存して同じか又は異なる、期間を含んでもよい。それぞれの時点における電流の測定又はサンプリングにおいて、各時点において測定される電流は各時点の前後の電流の総和であってもよい。例えば、数例を挙げると、第1の電流出力は、グルコース測定シーケンスの開始から約0.8秒〜約1.1秒及び好ましくは約0.9秒〜約1秒の電流出力の総和であってもよく、第2の電流出力は、グルコース測定シーケンスの開始から約2.3秒〜約2.6秒及び好ましくは約2.4秒〜約2.5秒の電流出力の総和であってもよく、第3の電流出力は、グルコース測定シーケンスの開始から約3.3秒〜約3.6秒及び好ましくは約3.4秒〜約3.5秒の電流出力の総和であってもよく、第4の電流出力は、グルコース測定シーケンスの開始から約3.8秒〜約4.1秒及び好ましくは約3.9秒〜約4秒の電流出力の総和であってもよく、第5の電流出力は、グルコース測定シーケンスの開始から約4.8秒〜約5.1秒及び好ましくは約4.9秒〜約5秒の電流出力の総和であってもよい。電流出力の総和は、生成される結果の精度を最大にするために好ましい。更に、総和は、約20Hzのサンプリング周波数を仮定することになり、そのため、5秒の測定で、ここで図6Aに示される、トランジェントと呼ばれる電流試料が100個獲得される。
図7におけるステップ706について先に説明したが、他の変形がこのステップの一部として可能である。例えば、ステップ706の目的を果たすために他のサブステップをこの主ステップ706の一部として利用することができる。具体的には、サブステップは、電気化学反応が開始することを可能にすると考えられる、時間遅延を提供するために、第1の期間t(図6A)の間、試験チャンバにほぼ大地電位の第1の電圧V1を印加することを含んでもよい。次のサブステップは、第1の期間t後の第2の期間t2(図6A)の間、試験チャンバに第2の電圧V2を印加すること、第2の期間t後の第3の期間tの間、第2の電圧V2を第2の電圧V2と異なる第3の電圧V3に変更すること、第3の期間後の第4の期間tの間、第3の電圧V3を第3の電圧と異なる第4の電圧V4に切り換えること、第4の期間t後の第5の期間tの間、第4の電圧V4を第4の電圧V4と異なる第5の電圧V5に変化させること、第5の期間t後の第6の期間tの間、第5の電圧V5を第5の電圧と異なる第6の電圧V6に調整すること、第6の期間後の第7の期間tの間、第6の電圧V6を第6の電圧V6と異なる第7の電圧V7に変更すること、を含んでもよい。ステップ706と並列に実行することができるであろう、ステップ708において、システムはトランジェント(図6AにおけるI)の形態の電流出力の測定を実施する。
ステップ706は、例えば、(a)第2及び第3の期間に近接する第1のインターバルΔ1の間の試験チャンバからの第1の電流トランジェント出力(I)、(b)第4及び第5の期間に近接する第2のインターバルΔ2の間の第2の電流トランジェント出力(I)、(c)第5及び第6の期間に近接する第3のインターバルΔ3の間の第3の電流トランジェント出力(I)、(d)第6及び第7の期間に近接する第4のインターバルΔ4の間の第4の電流トランジェント出力(I)、並びに(e)第7の期間の最後に近接する第5のインターバルの間における第5の電流トランジェント出力(I)のうちの少なくとも1つを測定することなどのサブステップを含む。ここで、インターバルΔ1...Δ4の各々は、電流トランジェントが非常に急速に変化しており、トランジェントにおける屈曲を示す非常に短い時間期間(例えば、10ミリ秒以下)を含んでもよいことに留意されたい。例えば、第1の電流出力は、試験シーケンス電圧V1の開始に対して約0.8秒〜約1.1秒及び好ましくは約0.9秒〜約1秒の電流出力の総和であってもよく、第2の電流出力は、試験シーケンス電圧の開始に対して約2.3秒〜約2.6秒及び好ましくは約2.4秒〜約2.5秒の電流出力の総和であってもよく、第3の電流出力は、試験シーケンス電圧の開始に対して約3.3秒〜約3.6秒及び好ましくは約3.4秒〜約3.5秒の電流出力の総和であってもよく、第4の電流出力は、試験シーケンス電圧の開始に対して約3.8秒〜約4.1秒及び好ましくは約3.9秒〜約4秒の電流出力の総和であってもよく、第5の電流出力は、試験シーケンス電圧の開始に対して約4.8秒〜約5.1秒及び好ましくは約4.9秒〜約5秒の電流出力の総和であってもよい。
ステップ710は試料のグルコース濃度を計算することを含む。出願人らは、このような計算を、第1、第2、第3、第4、又は第5の電流出力のうちの少なくとも1つに基づく少なくとも5つの異なる手法(例えば、式1〜5)を用いて利用し、それにより、ここで図9A〜図9Eに示される約20%〜約60%の範囲のヘマトクリットにおける75mg/dL未満のグルコース濃度のうちの95%についてはグルコース濃度におけるバイアスが±10%未満となるようにすることができることを指摘する。
本明細書に記載されている手法はまた、計算されたグルコースの結果と参照グルコースの結果との間のバイアス又は誤差を判定することによって、正当性を確認された。それらをここで図9A〜図9Eに示す。以下に、図9A〜図9Eの各々を個別に説明する。本発明は、本明細書に記載されている1つの手法又は1つの特徴に限定されず、手法(又は特徴)の全て又は一部は、順列の各々が、試料(例えば、ヘマトクリット)の物理的特性(単数又は複数)に起因する影響を実質的に受けないグルコースの判定を可能にするというその意図する目的のために機能する限り、任意の好適な順列で組み合わせることができることに留意されたい。
図9Aを参照すると、出願人は、本図のバイアスの調査は、例示的な式1を用いてほぼ106個の試料について導出されたことを指摘する。図9Aでは、それぞれ20%、38%、又は60%のヘマトクリットにおける75mg/dL未満のグルコース濃度を有する試料S1、S2、S3は、上限線902及び下限線904によって定義される通りの±10%のバイアス以内であったことを見ることができる。試料S1、S2、及びS3は概ね上限902及び下限904以内にあり、式1を用いる手法の場合には、グルコース濃度はさまざまなレベルのヘマトクリットの存在によって影響を受けなかったことを指示する。
同様に、図9Bについては、式2を用いて106個の試料からの結果が導出された。本図では、それぞれ20%、38%、又は60%のヘマトクリットにおける75mg/dL未満のグルコース濃度を有する試料S1、S2、S3は、概ね、上限線902及び下限線904によって定義される通りの±10%のバイアス以内であったことを見ることができる。この場合も先と同様に、試料S1、S2、及びS3の測定値は概ね上限902及び下限904以内にあり、式2を用いる手法の場合には、グルコース濃度はさまざまなレベルのヘマトクリットの存在によって影響を受けなかったことを指示する。
図9A及び図9Bとある程度同様に、図9Cの場合の式3の利用は、高いヘマトクリット(例えば、60%)を有する試料S3内のグルコース測定値のうちのいくつかは上限902及び下限904の外にあることを示し、ヘマトクリットの増大する割合においては、試料のグルコース濃度はヘマトクリットによって影響を受けていたことを指示する。
同様に、式4の利用は、図9Dにおいて、線912は、グループS2及びS3の試料内に存在する中間(38%)及び高いヘマトクリット(60%)によって影響を受けていることによって示されるように、結果はヘマトクリットによってある程度影響を受けたことを指示する。
最後に、式5の利用は、図9EにおいてグループS3内の試料の場合には、結果は高いヘマトクリット(例えば、60%)においてによって若干影響を受けたことを指示する。それゆえ、実施されると、発明者らの手法は、血液内に存在するヘマトクリットからの干渉を最小限に抑えたグルコース測定値を得ることができるという点において、技術的貢献を提供する。
グルコース濃度を計算することは5つの個別の式に基づいて示されているが、その他の代替例も利用される。例えば、論理は全ての5つの式を用いてグルコース濃度を算定し、次に、全ての5つの結果から平均グルコース濃度を算定してもよい。代替的に、システムは、ヘマトクリットを検知するための設備を含んでもよく、高い、又は低いレベルのヘマトクリットの検出時には、システムは、グルコース濃度を計算するための式のうちの1つ以上のみを選択してもよい。
本発明を特定の変形例及び説明図に関して述べたが、当業者には本発明が上述された変形例又は図に限定されないことが認識されよう。更に、上述の方法及び工程が特定の順序で起こる特定の事象を示している場合、当業者には特定の工程の順序が変更可能であり、そうした変更は本発明の変形例に従うものである点が認識されよう。更に、こうした工程のうちのあるものは、上述のように順次行われるが、場合に応じて並行したプロセスで同時に行われてもよい。したがって、本開示の趣旨又は特許請求の範囲に見出される本発明の同等物の範囲内にある本発明の変形が存在する範囲では、本特許がこうした変形例をも包含することが意図されるところである。

Claims (19)

  1. 試験ストリップと検査計測器とを備えるグルコース測定システムにより血糖濃度を判定する方法であって、前記検査計測器は、前記試験ストリップに複数の試験電圧を印加するように、かつ前記試験ストリップの試験チャンバ内の電気化学反応により生じる電流トランジェント出力を少なくとも測定するように構成されたマイクロコントローラを有し、前記方法は、
    前記試験ストリップを前記検査計測器のストリップポートコネクタ内に挿入し、前記試験ストリップの前記試験チャンバに結合された少なくとも2つの電極をストリップ測定回路に接続することと、
    試料の堆積後に試験シーケンスを開始することであって、前記開始することは、
    第1の期間の間、前記試験チャンバにほぼ大地電位の第1の電圧を印加すること、
    前記第1の期間後の第2の期間の間、前記試験チャンバに第2の電圧を印加すること、
    前記第2の期間後の第3の期間の間、前記第2の電圧を前記第2の電圧と異なる第3の電圧に変更すること、
    前記第3の期間後の第4の期間の間、前記第3の電圧を前記第3の電圧と異なる第4の電圧に切り換えること、
    前記第4の期間後の第5の期間の間、前記第4の電圧を前記第4の電圧と異なる第5の電圧に変化させること、
    前記第5の期間後の第6の期間の間、前記第5の電圧を前記第5の電圧と異なる第6の電圧に調整すること、
    前記第6の期間後の第7の期間の間、前記第6の電圧を前記第6の電圧と異なる第7の電圧に変更すること、
    を含む、開始することと、
    前記第2及び第3の期間に近接する第1のインターバルの間における前記試験チャンバからの第1の電流トランジェント出力、
    前記第4及び第5の期間に近接する第2のインターバルの間における第2の電流トランジェント出力、
    前記第5及び第6の期間に近接する第3のインターバルの間における第3の電流トランジェント出力、
    前記第6及び第7の期間に近接する第4のインターバルの間における第4の電流トランジェント出力、及び
    前記第7の期間の最後に近接する第5のインターバルの間における第5の電流トランジェント出力、
    のうちの少なくとも1つを測定することと、
    前記第1、第2、第3、第4、又は第5の電流出力のうちの少なくとも1つから、前記試料のグルコース濃度を、約20%〜約60%の範囲のヘマトクリット内で75mg/dL未満のグルコース濃度については前記グルコース濃度におけるバイアスが±10%未満となるように、計算することと、
    を含む、方法。
  2. 前記第2の電圧が、前記第3、第5及び第7の電圧とは極性が反対で、前記第4及び第6の電圧とは同じ極性である電圧を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2〜第7の電圧の各々が約1mVを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記計算することが、以下の形の式、
    Figure 2015530583
    を利用することを含み、
    ここで、gはグルコース濃度であり、
    は、前記第2の期間から前記第3の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第6の期間から前記第7の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第6の期間後であるが、前記試験シーケンスの開始後10秒未満に測定された電流出力を含み、
    は約203.9を含み、
    は約−0.853を含み、
    は約20.21を含み、
    は約−100.3を含み、
    は約13.04を含む、
    請求項1に記載の方法。
  5. 前記計算することが、以下の形の式、
    Figure 2015530583
    を利用することを含み、
    ここで、gはグルコース濃度であり、
    は、前記第2の期間から前記第3の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第4の期間から前記第5の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第5の期間から前記第6の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第6の期間から前記第7の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第6の期間後であるが、前記試験シーケンスの開始後10秒未満に測定された電流出力を含み、
    は約−1.114を含み、
    は約−1.930を含み、
    は約74.23を含み、
    は約−1.449を含み、
    は約275.0を含み、
    は約7.451を含む、
    請求項1に記載の方法。
  6. 前記計算することが、以下の形の式、
    Figure 2015530583
    を利用することを含み、
    ここで、gはグルコース濃度であり、
    は、前記第2の期間から前記第3の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第4の期間から前記第5の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第5の期間から前記第6の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第6の期間から前記第7の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第6の期間後であるが、前記試験シーケンスの開始後10秒未満に測定された電流出力を含み、
    は約1.190を含み、
    は約1.280を含み、
    は約5.905を含み、
    は約53.01を含み、
    は約2.473を含む、
    請求項1に記載の方法。
  7. 前記計算することが、以下の形の式、
    Figure 2015530583
    を利用することを含み、
    ここで、gはグルコース濃度であり、
    は、前記第4の期間から前記第5の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第5の期間から前記第6の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第6の期間後であるが、前記試験シーケンスの開始後10秒未満に測定された電流出力を含み、
    は約1.569を含み、
    は約2.080を含み、
    は約−2.661を含む、
    請求項1に記載の方法。
  8. 前記計算することが、以下の形の式、
    Figure 2015530583
    を利用することを含み、
    ここで、gはグルコース濃度であり、
    は、前記第2の期間から前記第3の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第4の期間から前記第5の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第6の期間から前記第7の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第6の期間後であるが、前記試験シーケンスの開始後10秒未満に測定された電流出力を含み、
    は約1.580を含み、
    は約0.142を含み、
    は約3.260を含み、
    は約46.40を含む、
    請求項1に記載の方法。
  9. 試験ストリップと検査計測器とを備えるグルコース測定システムにより血糖濃度を判定する方法であって、前記検査計測器は、前記試験ストリップに複数の試験電圧を印加するように、かつ前記試験ストリップの試験チャンバ内の電気化学反応により生じる電流トランジェント出力を少なくとも測定するように構成されたマイクロコントローラを有し、前記方法は、
    前記試験ストリップを前記検査計測器のストリップポートコネクタ内に挿入し、前記試験ストリップの前記試験チャンバに結合された少なくとも2つの電極をストリップ測定回路に接続することと、
    試料の堆積後に試験シーケンスを開始することであって、前記開始することは、
    第1の期間の間、試験チャンバに0電位を印加すること、
    前記第1の期間後の複数の期間にわたって前記試験チャンバに複数の電圧を駆動することであって、1つの期間の間の少なくとも1mVは前記1つの期間後の別の期間内の別の電圧と極性が反対であり、それにより、極性の変化は前記試験チャンバの電流出力トランジェント内の複数の屈曲を作り出す、駆動すること、
    を含む、開始することと、
    前記複数の電圧における極性の変化によって生じた前記電流トランジェントのそれぞれの屈曲に近接する電流出力トランジェントの大きさを測定することと、
    前記測定することの電流トランジェントの大きさから前記試料のグルコース濃度を計算することと、
    を含む、方法。
  10. 前記複数の電圧が、大きさは等しいが、極性は反対である2つの電圧を含み、前記測定することは、前記電流トランジェントの減衰の電流出力を、前記電流トランジェントの前記減衰に近接するインターバルの間に総和することを含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記複数の期間が、前記第1の期間後の第2、第3、第4、第5、第6、及び第7の期間を含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記計算することが、以下の形の式、
    Figure 2015530583
    を利用することを含み、
    ここで、gはグルコース濃度であり、
    は、前記第2の期間から前記第3の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第6の期間から前記第7の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第6の期間後であるが、前記試験シーケンスの開始後10秒未満に測定された電流出力を含み、
    は約203.9を含み、
    は約−0.853を含み、
    は約20.21を含み、
    は約−100.3を含み、
    は約13.04を含む、
    請求項11に記載の方法。
  13. 前記計算することが、以下の形の式、
    Figure 2015530583
    を利用することを含み、
    ここで、gはグルコース濃度であり、
    は、前記第2の期間から前記第3の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第4の期間から前記第5の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第5の期間から前記第6の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第6の期間から前記第7の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第6の期間後であるが、前記試験シーケンスの開始後10秒未満に測定された電流出力を含み、
    は約−1.114を含み、
    は約−1.930を含み、
    は約74.23を含み、
    は約−1.449を含み、
    は約275.0を含み、
    は約7.451を含む、
    請求項11に記載の方法。
  14. 前記計算することが、以下の形の式、
    Figure 2015530583
    を利用することを含み、
    ここで、gはグルコース濃度であり、
    は、前記第2の期間から前記第3の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第4の期間から前記第5の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第5の期間から前記第6の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第6の期間から前記第7の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第6の期間後であるが、前記試験シーケンスの開始後10秒未満に測定された電流出力を含み、
    は約1.190を含み、
    は約1.280を含み、
    は約5.905を含み、
    は約53.01を含み、
    は約2.473を含む、
    請求項11に記載の方法。
  15. 前記計算することが、以下の形の式、
    Figure 2015530583
    を利用することを含み、
    ここで、gはグルコース濃度であり、
    は、前記第4の期間から前記第5の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第5の期間から前記第6の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第6の期間後であるが、前記試験シーケンスの開始後10秒未満に測定された電流出力を含み、
    は約1.569を含み、
    は約2.080を含み、
    は約−2.661を含む、
    請求項11に記載の方法。
  16. 前記計算することが、以下の形の式、
    Figure 2015530583
    を利用することを含み、
    ここで、gはグルコース濃度であり、
    は、前記第2の期間から前記第3の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第4の期間から前記第5の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第6の期間から前記第7の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第6の期間後であるが、前記試験シーケンスの開始後10秒未満に測定された電流出力を含み、
    は約1.580を含み、
    は約0.142を含み、
    は約3.260を含み、
    は約46.40を含む、
    請求項11に記載の方法。
  17. 分析物試験ストリップであって、
    基材の上に配置された試薬を有する前記基材と、
    試験チャンバ内の前記試薬に近接する少なくとも2つの電極と、
    を含む分析物試験ストリップと、
    分析物計測器であって、
    前記2つの電極に接続するように配設されたストリップポートコネクタと、
    電源と、
    を含む分析物計測器と、
    前記ストリップポートコネクタ及び前記電源に電気的に結合されるマイクロコントローラと、
    を備える血糖測定システムであって、
    前記試験ストリップが前記ストリップポートコネクタ内に挿入され、血液試料が前記試験チャンバ内に前記血液試料内のグルコースの化学変換のために堆積されると、前記マイクロコントローラによって、印加電圧に起因する前記試験チャンバからの第1、第2、第3、第4、又は第5の電流出力のうちの少なくとも1つから、前記血液試料のグルコース濃度が、約20%〜約60%の範囲のヘマトクリット内の75mg/dL未満のグルコース濃度については前記グルコース濃度におけるバイアスが±10%未満となるように、判定される、システム。
  18. 前記マイクロコントローラが以下の形の式
    Figure 2015530583
    を利用してグルコース濃度を計算し、
    ここで、gはグルコース濃度であり、
    は、前記第2の期間から前記第3の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第6の期間から前記第7の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第6の期間後であるが、前記試験シーケンスの開始後10秒未満に測定された電流出力を含み、
    は約203.9を含み、
    は約−0.853を含み、
    は約20.21を含み、
    は約−100.3を含み、
    は約13.04を含む、
    請求項17に記載のシステム。
  19. 前記マイクロコントローラが以下の形の式、
    Figure 2015530583
    を用いてグルコース濃度を計算し、
    ここで、gはグルコース濃度であり、
    は、前記第2の期間から前記第3の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第4の期間から前記第5の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第5の期間から前記第6の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第6の期間から前記第7の期間への印加電圧の変化に起因する出力電流トランジェントの屈曲に近接して測定された電流出力を含み、
    は、前記第6の期間後であるが、前記試験シーケンスの開始後10秒未満に測定された電流出力を含み、
    は約−1.114を含み、
    は約−1.930を含み、
    は約74.23を含み、
    は約−1.449を含み、
    は約275.0を含み、
    は約7.451を含む、
    請求項17に記載のシステム。
JP2015533621A 2012-09-28 2013-09-27 ヘマトクリット非感受性グルコース濃度を判定するためのシステム及び方法 Active JP6309011B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13/630,334 2012-09-28
US13/630,334 US9005426B2 (en) 2012-09-28 2012-09-28 System and method for determining hematocrit insensitive glucose concentration
PCT/EP2013/070298 WO2014049163A1 (en) 2012-09-28 2013-09-27 System and method for determining hematocrit insensitive glucose concentration

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015530583A true JP2015530583A (ja) 2015-10-15
JP6309011B2 JP6309011B2 (ja) 2018-04-11

Family

ID=49293634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015533621A Active JP6309011B2 (ja) 2012-09-28 2013-09-27 ヘマトクリット非感受性グルコース濃度を判定するためのシステム及び方法

Country Status (12)

Country Link
US (1) US9005426B2 (ja)
EP (1) EP2900138B1 (ja)
JP (1) JP6309011B2 (ja)
KR (1) KR20150064115A (ja)
CN (1) CN104684473B (ja)
AU (1) AU2013322547B2 (ja)
BR (1) BR112015007012A2 (ja)
CA (1) CA2886446A1 (ja)
HK (1) HK1212185A1 (ja)
RU (1) RU2661608C2 (ja)
TW (1) TWI591332B (ja)
WO (1) WO2014049163A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9080196B2 (en) * 2012-09-28 2015-07-14 Cilag Gmbh International System and method for determining hematocrit insensitive glucose concentration
GB201412156D0 (en) * 2014-07-08 2014-08-20 Accunostics Ltd Analyte concentration measurement
US20180306744A1 (en) * 2017-04-20 2018-10-25 Lifescan Scotland Limited Analyte measurement system and method
CN111812175B (zh) * 2020-06-30 2022-06-14 江苏鱼跃医疗设备股份有限公司 一种降低红细胞比容干扰的血液检测方法及生物传感器
TWI755050B (zh) * 2020-09-04 2022-02-11 百略醫學科技股份有限公司 能根據血容比值校正量測值的血糖檢測裝置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5460996A (en) * 1977-10-22 1979-05-16 Mitsubishi Chem Ind Method of measuring amount of sugar
JPH08304340A (ja) * 1995-05-05 1996-11-22 Bayer Corp アンペロメトリックセンサを利用して分析対象物の濃度を測定する方法および装置
JP2000500571A (ja) * 1995-11-16 2000-01-18 メムテック・アメリカ・コーポレイション 電気化学的方法
WO2010106781A1 (en) * 2009-03-16 2010-09-23 Arkray, Inc. Method of continuously measuring substrate concentration
US20100258451A1 (en) * 2006-09-18 2010-10-14 Alexander Adlassnig Determination of hydrogen peroxide concentrations
US20110162978A1 (en) * 2006-10-05 2011-07-07 Lifescan Scotland Ltd. Systems and methods for determining a substantially hematocrit independent analyte concentration
WO2011121292A1 (en) * 2010-03-31 2011-10-06 Lifescan Scotland Limited Electrochemical analyte measurement method and system
WO2012042211A2 (en) * 2010-09-28 2012-04-05 Lifescan Scotland Limited Analyte measurement method and system with error trapping
WO2014016578A1 (en) * 2012-07-24 2014-01-30 Lifescan Scotland Limited System and methods to account for interferents in a glucose biosensor

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4319388C1 (de) * 1993-06-11 1994-10-06 Fraunhofer Ges Forschung Integriert-optischer Sensor zum Messen der Konzentration von in einer Lösung gelösten optisch aktiven Substanzen
AUPN363995A0 (en) 1995-06-19 1995-07-13 Memtec Limited Electrochemical cell
US6413410B1 (en) 1996-06-19 2002-07-02 Lifescan, Inc. Electrochemical cell
US6863801B2 (en) 1995-11-16 2005-03-08 Lifescan, Inc. Electrochemical cell
AUPO581397A0 (en) 1997-03-21 1997-04-17 Memtec America Corporation Sensor connection means
US6475372B1 (en) 2000-02-02 2002-11-05 Lifescan, Inc. Electrochemical methods and devices for use in the determination of hematocrit corrected analyte concentrations
US6193873B1 (en) 1999-06-15 2001-02-27 Lifescan, Inc. Sample detection to initiate timing of an electrochemical assay
US6716577B1 (en) 2000-02-02 2004-04-06 Lifescan, Inc. Electrochemical test strip for use in analyte determination
ATE357655T1 (de) * 2001-10-26 2007-04-15 Arkray Inc Konzentrationsmessverfahren und konzentrationsmessinstrument für spezifische komponenten
US6749887B1 (en) 2001-11-28 2004-06-15 Lifescan, Inc. Solution drying system
US7291256B2 (en) 2002-09-12 2007-11-06 Lifescan, Inc. Mediator stabilized reagent compositions and methods for their use in electrochemical analyte detection assays
US7132041B2 (en) * 2003-02-11 2006-11-07 Bayer Healthcare Llc Methods of determining the concentration of an analyte in a fluid test sample
KR101577176B1 (ko) 2005-09-30 2015-12-14 바이엘 헬스케어 엘엘씨 게이트형 전압 전류 측정 분석물 결정 방법
MX2008014250A (es) 2006-05-08 2008-11-26 Bayer Healthcare Llc Sistema de deteccion de salida anormal para biosensor.
US8691072B2 (en) * 2006-10-19 2014-04-08 Panasonic Corporation Method for measuring hematocrit value of blood sample, method for measuring concentration of analyte in blood sample, sensor chip and sensor unit
CN103487476B (zh) * 2009-05-25 2015-09-09 利多(香港)有限公司 生物传感器
US8636661B2 (en) * 2009-06-04 2014-01-28 Roche Diagnostics Operations, Inc. Embeddable modules for measuring blood glucose levels
KR101685234B1 (ko) 2009-11-10 2016-12-09 바이엘 헬스케어 엘엘씨 바이오센서용 언더필 인식 시스템
JP5856155B2 (ja) 2010-06-07 2016-02-09 バイエル・ヘルスケア・エルエルシーBayer HealthCareLLC バイオセンサのための充填不足管理システム
CA2806064C (en) * 2010-07-19 2020-01-07 Cilag Gmbh International System and method for measuring an analyte in a sample
WO2012084194A1 (en) 2010-12-22 2012-06-28 Roche Diagnostics Gmbh Systems and methods to compensate for sources of error during electrochemical testing

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5460996A (en) * 1977-10-22 1979-05-16 Mitsubishi Chem Ind Method of measuring amount of sugar
JPH08304340A (ja) * 1995-05-05 1996-11-22 Bayer Corp アンペロメトリックセンサを利用して分析対象物の濃度を測定する方法および装置
JP2000500571A (ja) * 1995-11-16 2000-01-18 メムテック・アメリカ・コーポレイション 電気化学的方法
US20100258451A1 (en) * 2006-09-18 2010-10-14 Alexander Adlassnig Determination of hydrogen peroxide concentrations
US20110162978A1 (en) * 2006-10-05 2011-07-07 Lifescan Scotland Ltd. Systems and methods for determining a substantially hematocrit independent analyte concentration
WO2010106781A1 (en) * 2009-03-16 2010-09-23 Arkray, Inc. Method of continuously measuring substrate concentration
WO2011121292A1 (en) * 2010-03-31 2011-10-06 Lifescan Scotland Limited Electrochemical analyte measurement method and system
WO2012042211A2 (en) * 2010-09-28 2012-04-05 Lifescan Scotland Limited Analyte measurement method and system with error trapping
WO2014016578A1 (en) * 2012-07-24 2014-01-30 Lifescan Scotland Limited System and methods to account for interferents in a glucose biosensor
JP2015522829A (ja) * 2012-07-24 2015-08-06 ライフスキャン・スコットランド・リミテッド グルコースバイオセンサにおける干渉物質を説明するためのシステム及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP2900138A1 (en) 2015-08-05
AU2013322547A1 (en) 2015-03-19
KR20150064115A (ko) 2015-06-10
JP6309011B2 (ja) 2018-04-11
EP2900138B1 (en) 2024-01-03
CN104684473A (zh) 2015-06-03
US9005426B2 (en) 2015-04-14
CA2886446A1 (en) 2014-04-03
WO2014049163A1 (en) 2014-04-03
HK1212185A1 (en) 2016-06-10
CN104684473B (zh) 2018-01-05
BR112015007012A2 (pt) 2017-07-04
US20140090989A1 (en) 2014-04-03
TW201428287A (zh) 2014-07-16
TWI591332B (zh) 2017-07-11
RU2661608C2 (ru) 2018-07-17
AU2013322547B2 (en) 2018-05-24
RU2015115933A (ru) 2016-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6382820B2 (ja) ヘマトクリット非感受性グルコース濃度を判定するためのシステム及び方法
JP5889893B2 (ja) 試料中の分析物を測定するためのシステム及び方法
JP6345173B2 (ja) 改善された分析物測定技法及びシステム
US9709521B2 (en) System and method for measuring an analyte in a sample and correcting for interferents
JP6309011B2 (ja) ヘマトクリット非感受性グルコース濃度を判定するためのシステム及び方法
US20140134655A1 (en) System and method for detection of sample volume during initial sample fill of a biosensor to determine glucose concentration in fluid samples or sample fill error
US11035819B2 (en) Method for determining analyte concentration in a sample technical field
EP2956765B9 (en) System and method for measuring an analyte in a sample and calculating hematocrit-insensitive glucose concentrations
JP2020514773A (ja) 干渉物を有する生理液の検体濃度判定
JP2022542576A (ja) 試料の分析物濃度を決定するための方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160714

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170704

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170929

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180306

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180313

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6309011

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250