JP2015530032A - 無線通信デバイスのサイマル受信機の消費電力を低減する方法および装置 - Google Patents

無線通信デバイスのサイマル受信機の消費電力を低減する方法および装置 Download PDF

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Abstract

電力管理のための方法は、アイドル状態における電力使用を考慮したサイマル受信機による方式選択において用いられる。パワーペナルティは、ページモニタリングシーケンスを実施する際に、受信機が利用できる複数の無線技術方式の各々に対して決定される。合成パワーペナルティは、無線技術方式の様々な組合せに対して決定される。無線技術方式は、アイドルモードにおけるページをモニタリングするための最小合成パワーペナルティを有する好適な組合せから選択される。

Description

本出願は、参照により本明細書にその全体を組み込まれる、「Method and Apparatus for Reducing Power Consumption of Simultaneous Receivers in a Wireless Communications Device」と題する、2012年4月14日に出願された米国非仮特許出願第13/585,612号の優先権を主張する。
モバイル通信ネットワークは、これまで音声呼を専ら処理する単一のサービスをサポートしていた。その後、サービスに関連する個々のデータが、モバイルネットワーク上でサポートされた。受信機が、2つ以上のサービス(例として、音声、データ、デュアルSIMなど)を同時に処理するように進化してきた。例として、音声およびデータのサイマル機能が、通信業界に導入されている。すなわち、ユーザは、音声サービスおよびデータサービスの双方を同時に使用できる。その場合、ユーザは、着呼側との音声呼を実施するとともに、同時に会話に関する電子メールを送信または受信することができる。より具体的には、サイマル受信機は、音声サービスのための指定ネットワークを用いた回線交換形式の接続を維持するように構成されとともに、同時にデータサービスを処理するためのネットワークが存在する別の方式を用いた別の接続を維持するように構成されている。
しかしながら、受信機は複数の方式(例として、音声およびデータ)に接続されると、受信機はより多くの電力を消費する。これは、受信機が複数の無線技術方式からの信号を同時にモニタおよび処理しなければならないためである。例えば、音声またはデータ通信を対象としている受信機は、異なる無線技術方式からのページをモニタしなければならない。この場合、受信デバイスは、単一の無線技術方式をモニタリングしているデバイスより、かなり早くそのバッテリが尽きることになる。選択されるべき複数の無線技術方式が受信デバイスに存在していると問題は悪化する。例として、音声サービスを提供する、選択された方式は、音声サービスを提供する2つ以上の利用可能な方式から選択されてもよい。同様に、選択されたデータ方式は、ネットワーク内の複数のデータ方式から選択されてもよい。
通信デバイスに対して選択された音声およびデータ方式は、初期設定の方式に設定されてもよい。このような設定は、時間の特定の時点において、環境に、特に動的に変化するRF環境に対して、十分適合していない可能性がある。さらに、時間の特定の時点における受信機の方式選択は、1つまたは複数の性能因子評価することによって通常は実行される。例として、2つ以上の方式から選択する際には、受信機は、サービスの質(QoS)パラメータ(信号品質、帯域選択、スケジューリングなど)を考慮していてもよい。
無線通信デバイスにおける電力を管理する装置は、パワーペナルティを考慮している。装置は、複数の無線技術方式からの信号を同時に受信および処理するように構成される無線受信機を備える。さらに、装置は、各タイプのサポート無線技術に対して利用可能な方式を決定して1つまたは複数の利用可能な方式を選択して通信のために登録する方式決定モジュールを備える。例として、モジュールは、無線受信機で利用可能な回線交換形式の音声方式を決定することができる。また、方式決定モジュールは、無線受信機デバイスがサポートしている複数の無線技術方式から選択された無線技術方式の1つまたは複数の組合せを決定するように構成される。さらに、装置は、複数の無線技術方式の各々との接続を維持するためのパワーペナルティを決定するパワーペナルティモニタを備える。具体的には、パワーペナルティは、無線通信デバイスがアイドルモードで動作しているときに実行されるページモニタリングのウェイクアップシーケンスに関係している。また、装置は、複数の無線技術方式から選択された無線技術方式の1つまたは複数の組合せに対して、1つまたは複数のパワーペナルティを決定する選択モジュールを備える。好適な組合せは、最小合成パワーペナルティを有するとともに他の所要の方式選択基準も満たす、選択された無線技術方式を含む。
別の実施形態においては、無線通信デバイスによって実施される電力管理のための方法を記載している。方法は、アイドルモード時のウェイクアップシーケンス中などに無線受信機がページモニタリングを可能とする複数の無線技術方式を決定するステップを含む。方法は、ウェイクアップシーケンス中に複数の無線技術方式の各々に対してパワーペナルティを決定するステップをさらに含む。また、方法は、複数の無線技術方式から選択された無線技術方式の様々な組合せに対して1つまたは複数の合成パワーペナルティを決定するステップを含む。また、方法は、好適な組合せに関する最小合成パワーペナルティを決定するステップを含む。方法は、無線通信デバイスがアイドルモードのときにこれらの無線技術方式からページをモニタリングすることを目的とする好適な組合せに属する無線技術方式を選択するステップをさらに含む。
いくつかの実施形態においては、装置は、実行されるとコンピュータシステムに無線通信デバイスによって実施される電力管理のための方法を実行させるコンピュータ実行可能命令をそこに記憶している、有形、非一時的コンピュータ可読記憶媒体を備える。方法は、無線受信機がページモニタリングを可能とする複数の無線技術方式を決定するステップを含む。方法は、ページモニタリングを目的として実施されるウェイクアップシーケンス中に複数の無線技術方式の各々に対してパワーペナルティを決定するステップをさらに含む。また、方法は、複数の無線技術方式から選択された無線技術方式の様々な組合せに対して1つまたは複数の合成パワーペナルティを決定するステップを含む。また、方法は、好適な組合せに関する最小合成パワーペナルティを決定するステップを含む。方法は、無線通信デバイスがアイドルモードのときにこれらの無線技術方式からページをモニタリングすることを目的とする好適な組合せに属する無線技術方式を選択するステップをさらに含む。
別の実施形態においては、コンピュータシステムは、コンピュータシステムによって実行されるとコンピュータに無線通信デバイスによって実施される電力管理のための方法を実行させる命令をそこに記憶している、メモリに接続されたプロセッサを備える。方法は、無線受信機がページモニタリングを可能とする複数の無線技術方式を決定するステップを含む。方法は、ページモニタリングを目的として実施されるウェイクアップシーケンス中に複数の無線技術方式の各々に対してパワーペナルティを決定するステップをさらに含む。また、方法は、複数の無線技術方式から選択された無線技術方式の様々な組合せに対して1つまたは複数の合成パワーペナルティを決定するステップを含む。また、方法は、好適な組合せに関する最小合成パワーペナルティを決定するステップを含む。方法は、無線通信デバイスがアイドルモードのときにこれらの無線技術方式からページをモニタリングすることを目的とする好適な組合せに属する無線技術方式を選択するステップをさらに含む。
さらに別の実施形態においては、無線通信デバイスによって実施される電力管理のための方法を記載している。方法は、アイドルモード時のウェイクアップシーケンス中などに無線受信機がページモニタリングを可能とする複数の無線技術方式を決定するステップを含む。方法は、無線技術方式の少なくとも1つの組合せを決定するステップであって、各組合せが少なくとも第1のタイプの1つまたは複数の無線技術方式を含む、ステップをさらに含む。また、方法は、無線技術方式の組合せに対して1つまたは複数の合成消費電力ペナルティを決定するステップを含む。方法は、好適な組合せに関する最小合成パワーペナルティを決定するステップをさらに含む。また、方法は、アイドルモードで動作している場合、無線通信デバイスによる処理に対して好適な組合せに属する無線技術方式を選択するステップを含む。
本明細書の様々な実施形態のこれらのおよび他のオブジェクトおよび利点が、様々な図面に示している実施形態の以下の詳細な記載により、当業者によって理解されよう。
本明細書に組み込まれるとともにその一部を形成し、同様の要素には同様の参照番号を記載している、添付の図面は、本明細書の記載とともに本明細書の実施形態を示し、本開示の原理を説明する目的を果たす。
図1は、本明細書のある実施形態に基づいた、システムが1つまたは複数のタイプの無線方式を含み得る、無線通信デバイスで利用可能な複数の無線方式のブロック図である。 図2は、本明細書のある実施形態に基づいた、アイドルモード中にキャンプオンするために無線技術方式を選択する際の電力管理を実施するように構成される装置を示す図である。 図3は、本明細書のある実施形態に基づいた、電力管理を実施する方式決定レイヤを備える通常の無線方式のプロトコルスタックの一部を示す図である。 図4は、本明細書のある実施形態に基づいた、アイドルモード中にキャンプオンするために無線技術方式を選択するための方式決定を実行する際の電力管理の方法を示すフロー図である。 図5は、本明細書のある実施形態に基づいた、ページモニタリングのウェイクアップシーケンス中に無線技術方式の消費電力を考慮した方式決定を実行する際の電力管理の方法を示すフロー図である。 図6は、本明細書のある実施形態に基づいた、様々な無線技術方式のパワーペナルティを例示的に示すとともに、無線技術方式の様々な組合せの合成パワーペナルティを例示的に示す信号図である。 図7は、本明細書のある実施形態に基づいた、様々な無線技術方式の消費電力ペナルティを例示的に示すとともに、無線技術方式の様々な組合せの合成消費電力ペナルティを例示的に示す信号図である。 図8は、本明細書のある実施形態に基づいた、本明細書の方法を実施するのに適した無線通信デバイスのブロック図である。
本明細書の様々な実施形態は参照により詳細に説明され、その例示を添付の図面に示す。本実施形態に関連して記載しているが、それらは本実施形態に対する開示の限定を意図したものではないことを理解されたい。一方、本開示は、代替、変更、および均等物を対象とすることを意図しており、それらは、添付の特許請求の範囲に定義されている開示の精神および範囲に含まれ得る。さらに、本明細書の以下の詳細な記載において、多数の特定の詳細な記載を、本明細書の完全な理解を促すために記載している。しかしながら、本明細書の記載は特定の詳細な記載をすることなく実施され得ることを理解されたい。他の例において、周知の方法、手続き、コンポーネント、および回路は、本明細書の態様が不必要に不明瞭とならないようにするために詳細には記載していない。
したがって、本明細書の実施形態は、サイマルモードで動作している任意のマルチモード無線受信機の消費電力を低減し、それにより電力の効率的な使用および/またはバッテリの寿命の延長をしている、電力を意識した方式選択技術の実施形態を示している。本明細書の実施形態は、さらに、アイドルモード中にキャンプオンするために無線技術方式を選択する方式選択を実行する際の因子として、消費電力を考慮している。
本出願において、「方式」という用語は、1つまたは複数のネットワークインフラを介して実施される、様々なサービス(例として、音声、データなど)を提供する特定の通信技術(例として、2G、3G、4G、Wi-Fiなど)を表すために使用される。具体的には、各方式について、1つまたは複数のサポートネットワークは、インフラを提供する1つまたは複数のサービスプロバイダに関係していてもよい。
図1は、本明細書のある実施形態に基づいた、システムが1つまたは複数のタイプの無線方式を含み得る、無線通信デバイス110で利用可能な複数の無線方式100のブロック図である。具体的には、通信デバイス110は、信号を1つまたは複数の無線方式から受信するように構成される無線受信機(図示せず)を備える。いくつかの実施形態においては、無線デバイス110は、複数の無線方式100とデバイス110との間の信号を送信および受信するように構成される無線送受信機を備える。
無線方式は、音声サービス、データサービス、メッセージ、または任意の他のタイプのサービスを提供する方式などの1つまたは複数のタイプの方式を含んでいてもよい。例として、回線交換形式の音声サービスを提供する無線方式は、符号分割多元接続(CDMA)およびGSM(登録商標)などの第2世代無線テレフォニー技術(2G)方式と、CDMA2000およびUMTSなどの第3世代テレフォニー技術(3G)とを含む。また、データサービスを提供することができる方式は、ロング・ターム・エボリューション(LTE)、エボリューション・データ・オプティマイズド(EVDO)、Wi-Fiなどとしても知られてもいる、2G、3G、第4世代テレフォニー技術(4G)を含む。さらに他のタイプの無線方式も考えられる。
図1に示しているように、様々な無線方式が無線通信デバイス110で利用可能である。例として、方式102、104、および106が信号をデバイス110の無線受信機にブロードキャストしているところを示している。方式102、104、および106の各々は、音声、データ、メッセージなどのタイプのサービスをサポートしている。例えば、方式102は、CDMAを用いた音声サービスをその信号が届く範囲のデバイスに提供してもよいし、方式104は、LTEを用いたデータサービスを提供してもよいし、方式106は、Wi-Fiを用いた他のデータサービスを提供してもよい。デバイス110で利用可能な音声およびデータ方式の他の組合せも考えられる。
さらに、無線通信デバイス110のマルチモード受信機は、サイマルモードで動作することを可能としている。すなわち、「サイマル」という用語は、デバイス110で同時にアクティブとなっている1つ以上の無線技術方式(例として、CDMA、2G、3G、4G、EVDO、Wi-Fiなどの組合せ)を無線受信機が有していることを示している。例えば、デバイス110は、通信のために1つまたは複数の音声方式を選択してもよい。さらに、デバイス110は、通信のために1つまたは複数のデータ方式を選択してもよい。したがって、デバイス110は、サイマルモードで動作する際に、1つまたは複数の音声方式および/または1つまたは複数のデータ方式に接続され得る。
本発明の実施形態は、無線デバイス110が、任意のある時点において、特にアイドルモードで動作している場合に、デバイス110で利用可能な複数の無線技術方式から性能よく且つ動的に選択することを提供する。具体的には、無線デバイス110は、キャンプオンするために、組合せに属し、アイドルモードで動作する際の最適(例として、最小)パワーペナルティを有している、無線技術方式を決定することができる。ある実施形態においては、無線デバイス110は、キャンプオンするために、デバイス110がアイドルモードで動作しているときにページモニタリングのウェイクアップシーケンスを周期的に実行する際に合成したものが最小電力を消費する、無線技術方式を決定することができる。
図2は、本明細書のある実施形態に基づいた、電力管理を実施するように構成される装置200である。具体的には、装置200は、デバイスで利用可能な複数の無線技術方式の様々な組合せに対して、ページモニタリングのウェイクアップシーケンスの実行に関するパワーペナルティを考慮することによって、無線技術方式を選択することを可能としている。選択された好適な組合せは、ある実施形態において無線、モバイルデバイスである、装置200で利用可能な電力の効率的利用を提供する。
図2に示しているように、装置200は、信号を複数の無線技術方式から受信するように構成される無線受信機210を備える。時間の任意の時点において、装置のロケーションおよび無線方式のネットワークトポロジー次第で、無線技術方式の各々が装置200で利用可能であっても、またはなくてもよい。
具体的には、受信機210は、ページ通知を1つまたは複数の無線技術方式から受信するように構成される。無線方式は、ターゲットデバイスに、接続がターゲットデバイスとネットワークとの間で確立されるべきであることを指示する、ページシグナリングまたは通知をブロードキャストする。ページシグナリングまたは通知は、各ネットワークに対して周期的に提供される。例として、音声接続が装置に要求される、またはデータが装置で利用可能である。装置200がアイドルモードの場合は、特定技術の対応する無線ネットワークから周期的なページ通知を受信するために、スケジューリングされた時間にウェイクアップシーケンスが行われる。対応する無線方式がスケジューリングに基づきおよび周期的にページ通知を送信しているので、このようなことが可能となる。
また、装置200は、無線受信機で利用可能な無線技術方式を決定する方式決定モジュール220を備える。さらに、方式決定モジュール220は、どの無線方式が特定のタイプのサービスにおいて利用可能であるかを決定することができる。例として、モジュール220は、音声タイプのサービス、データタイプのサービス、または任意の他の適切なタイプのサービスをサポートしている利用可能な方式の全てを決定することができる。
さらに、方式決定モジュール220は、複数の無線技術方式から選択された無線技術方式の1つまたは複数の組合せを決定するように構成される。例として、組合せは、様々なタイプの無線技術方式から選び出した1つまたは複数の無線技術方式を含んでいてもよい。ある実施形態においては、各タイプのサービスについて装置200で利用可能な少なくとも1つの無線技術方式が、各組合せに含まれている。別の実施形態においては、無線技術方式のうちの、少なくとも1つの第1のタイプの無線技術方式、および/または少なくとも1つの第2のタイプの無線技術方式、および/または少なくとも1つの第3のタイプの無線技術方式が、組合せに含まれる。さらに別の実施形態においては、1つまたは複数の無線方式は、所与のタイプのサービスについて利用可能であってもよい。ある実施形態においては、音声サービス(第1のタイプ)をサポートする無線技術方式、およびデータサービス(第2のタイプ)をサポートする無線技術方式が、各組合せに対して選択される。
また、装置200は、複数の無線技術方式の各々に対してパワーペナルティを決定するパワーペナルティモニタ230を備える。具体的には、対応する無線技術方式のパワーペナルティは、装置200がアイドルモード中に実行されるページモニタリングのウェイクアップシーケンスに関係している。すなわち、対応する無線技術方式によって実施されるページシグナリングの周波数に応じて、装置200は、ページモニタリングまたは対応する無線技術方式からのページシグナリングのモニタリングを実行するために、アイドル状態からウェイクアップする。その後、装置200は、効率的に電力を使用するためにアイドル状態に戻る。
ある実施形態においては、パワーペナルティは、図6に関して記載しているように、デューティサイクルを含む。すなわち、パワーペナルティは、対応する無線技術方式についてのページモニタリングのウェイクアップシーケンスに関するデューティサイクルに基づいて決定される。別の実施形態においては、パワーペナルティは、図7に関してさらに記載しているように、エネルギー消費量を含む。すなわち、パワーペナルティは、対応する無線技術方式についてのページモニタリングのウェイクアップシーケンスに関するエネルギー消費量に基づいて決定される。
ある実施形態においては、パワーペナルティモニタは、無線技術方式の各々に関係しているパワーペナルティに関連する情報を含んでいるルックアップテーブル(LUT)を備える。例として、ある実施において、LUTは、対応する無線技術方式のページモニタリング周期における平均エネルギー(すなわち、電力×時間)使用を含んでいる。LUTはパワーペナルティモニタのための情報の一要素であり、他の要素にはデューティサイクルがあり、無線受信機デバイスはブロードキャストメッセージによって無線方式から動的にデューティサイクル情報を得ている。
また、装置200は、アイドルモード中にキャンプオンするために無線技術方式の好適な組合せを決定する選択モジュール240を備える。具体的には、モジュール240は、1つまたは複数の無線技術方式の様々な組合せに対して、合成パワーペナルティを決定する。例として、ある実施形態においては、組合せは、音声タイプの技術サービスおよびデータタイプの技術サービスの各々からの1つの利用可能な無線技術方式を含んでいる。各組合せに対して、合成パワーペナルティは、組合せに含まれる個々のパワーペナルティに基づいて決定される。ある実施形態においては、選択モジュール240によって実行される処理が、方式決定モジュール220によって全体的にまたは部分的に実行される。
ある実施形態においては、好適な組合せは、最適または最小合成パワーペナルティを有する。すなわち、好適な組合せが、最小合成パワーペナルティを有する組合せに属する、選択された無線技術方式を含んでいる。ある実施形態においては、組合せに属する、選択された無線技術方式の各々も、関連タイプの無線技術方式の最低パワーペナルティに関係している。例として、組合せが、音声タイプの技術方式をサポートする無線技術方式、およびデータタイプをサポートする無線技術方式とを含む場合は、選択された無線技術方式の各々も、関連音声またはデータタイプの無線技術方式の最低パワーペナルティに関係している。
ある実施形態においては、最適合成パワーペナルティの決定が、好適な組合せを決定するために他の因子またはパラメータと組み合わされていてもよい。例として、追加のパラメータには、信号品質、技術モード/帯域選択、スケジューリング、サービスの質(QoS)などが含まれる。
ある実施形態においては、合成パワーペナルティは、図6に関してさらに記載しているように、合成デューティサイクルを含む。すなわち、合成パワーペナルティは、無線技術方式の対応する組合せに対して、ページモニタリングのウェイクアップシーケンスに関する合成デューティサイクルに基づいて決定される。別の実施形態においては、合成パワーペナルティは、図7に関してさらに記載しているように、エネルギー消費量を含む。すなわち、パワーペナルティは、無線技術方式の対応する組合せに対して、ページモニタリングのウェイクアップシーケンスに関するエネルギー消費量に基づいて決定される。
図3は、本明細書のある実施形態に基づいた、電力管理を実施する方式決定レイヤを備える一般的な無線方式の一部のプロトコルスタック300の図である。ある実施形態においては、プロトコルスタック300は、装置200がアイドルモード中のときにキャンプオンするために無線技術方式選択による電力管理を目的とする図2の装置200において実施可能である。
図3に示しているように、下部の4つのレイヤは、物理(PHY)レイヤ310、無線リンク制御/媒体アクセス制御(RLC/MAC)レイヤ320、無線リソース制御(RRC)レイヤ330、および非アクセス層(NAS)レイヤ340を備えている。いくつかの実施形態においては、これらの4つのレイヤは、CDMA、2G、3G、4G、LTEなどを含む無線技術方式のほとんどまたは全てに含まれる。通常、PHYレイヤ310は、最下位レイヤであり、ネットワークノードへの無線インターフェースを介したデータ伝送などの基本的なハードウェア送受信機能を提供する。RLC/MACレイヤ320は、PHYレイヤ310の上位に存在しており、無線通信デバイスと無線技術方式との間のデータおよびRLC/MACシグナリングを搬送するために使用される無線インターフェースを介した基本的なトランスポートユニットを一部定義している。例として、RLC/MAC320は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の切り替え、フォーマット、およびマッピングとともに、パケットの分割および再構築を提供する。RRCレイヤ330は、RLC/MACレイヤ320の上位に存在しており、レイヤ1およびレイヤ2のプロトコル要素およびエンティティに対するコントロールプレーンのシグナリングを提供する。例として、RRCレイヤ330は、ネットワークと無線デバイスとの間の接続の要求およびセットアップに関するメッセージを伝達している。NASレイヤ340は、RRCレイヤ330の上位に存在しており、無線デバイスとネットワーク技術方式との間のシグナリングおよびトラフィックの調整を提供する。
また、プロトコルスタック300は、NASレイヤ340の上位に位置する、方式決定および呼処理レイヤ350を備える。本発明のいくつかの実施形態においては、無線通信デバイスの電力管理は、レイヤ350において実行されるアイドルモード中にキャンプオンするために1つまたは複数の無線技術方式の選択を介して実施される。例として、電力管理技術を実施する方法は、方式決定および呼処理レイヤ350を介して実施される。以下に、図4および5に関して、電力管理の方法をより詳細に記載する。方式決定および呼処理レイヤ350における電力管理の実施は、プロトコルスタック300の下位レイヤ310、320、330、および340によって実行される処理に対する固有の変更を認めている。
図4は、本明細書のある実施形態に基づいた、アイドルモード中にキャンプオンするために無線技術方式を選択するための方式決定を実行する際の電力管理の方法を示すフロー図400である。ある実施形態においては、フロー図400は、本明細書のある実施形態に基づいた、アイドルモード中にキャンプオンするために無線技術方式の選択のための方式決定を実行するコンピュータ実施方法を示している。別の実施形態においては、フロー図400は、プロセッサとプロセッサに接続されたメモリとを備え、そこに記憶して、コンピュータシステムによって実行されるとアイドルモード中にキャンプオンするために無線技術方式を選択するための方式決定を実行する際の電力管理の方法をシステムに実行させる命令を有するコンピュータシステムにおいて実施される。さらに別の実施形態においては、方法を実行する命令は、フロー図400に示しているような、アイドルモード中にキャンプオンするために無線技術方式を選択するための方式決定を実行する際の電力管理の方法をコンピュータシステムに実行させるコンピュータ実行可能命令を有する、非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶されている。いくつかの実施形態においては、フロー図400の処理は、図8の無線通信デバイス800および/または図2の無線通信デバイス200において実施される。
フロー図400の方法は、410において、無線受信機がページモニタリングを可能とする複数の無線技術方式を決定するステップを含む。特定された無線技術は無線受信機で利用可能な方式を含み、無線受信機がアイドルモードで動作していると、受信機はウェイクアップして対応する方式によってページモニタリングを実行するように構成される。
また、方法は、420において、複数の無線技術方式の各々に対して、パワーペナルティを決定するステップを含む。パワーペナルティは、無線受信機がアイドルモードで動作しているときに実行されるページモニタリングのウェイクアップシーケンスに関係している。ある実施形態においては、パワーペナルティは、デューティサイクルを含む。別の実施形態においては、パワーペナルティは、ある期間における平均消費電力を含む。さらに別の実施形態においては、パワーペナルティは、ページモニタリングのウェイクアップシーケンス全てにおけるエネルギー消費量を含む。ある実施形態においては、パワーペナルティは、素早いアクセスをするために記憶されている。例として、対応するページモニタリングのウェイクアップシーケンスに関する様々な無線技術方式のパワーペナルティは、LUTに記憶される。
また、430において、方法は、複数の無線技術方式から選択された無線技術方式の組合せに対して、1つまたは複数の合成パワーペナルティを決定するステップを含む。組合せの決定は、ある実施形態においては、各タイプの所要のサービスに対して、無線技術方式を選択するステップを含む。例として、第1のタイプは音声サービスをサポートしており、第2のタイプはデータサービスをサポートしている。したがって、決定された合成パワーペナルティは、組合せに含まれる無線技術方式の個々のパワーペナルティに基づいている。ある実施形態においては、合成パワーペナルティは、組合せに含まれる無線技術方式の個々のパワーペナルティの合計である。
また、440において、方法は、最適合成パワーペナルティを決定するステップを含む。具体的には、各々が合成パワーペナルティに関係している無線技術方式の組合せにおいて、好適な組合せは、最適合成パワーペナルティに関係している。例として、ある実施形態においては、最適合成パワーペナルティは、最小合成パワーペナルティを含む。
ある実施形態においては、最適合成パワーペナルティを決定するステップは、組合せの各々に対して、ページモニタリングのウェイクアップシーケンスに関する合成デューティサイクルを決定するステップを含む。したがって、好適な組合せは、最小または最低値を有する合成デューティサイクルに関係している。デューティサイクルは、全ての組合せに共通している期間に対して決定される。
別の実施形態においては、最適合成パワーペナルティは、組合せの各々に対して、ページモニタリングのウェイクアップシーケンスの合成消費電力を決定することによって得られる。ある実施形態においては、合成消費電力は、全ての組合せに共通している期間に対して決定され、その期間は、ある周期または対応する組合せに属する無線技術方式のウェイクアップシーケンスの全工程として定義される。したがって、好適な組合せは、ある期間における(例として、ある周期におけるまたはウェイクアップシーケンス全てにおける)組合せに属する無線技術方式に関する最小合成電力を消費する。
ある実施形態においては、合成消費電力は、ある周期を含むある期間に対して決定される。したがって、ページモニタリング周期は、その期間に関係するものとして決定される。ページモニタリング周期は、対応する組合せに属する無線技術方式全てに対して決定される。ある実施形態においては、ページモニタリング周期が、ブロードキャストシステム情報メッセージによってシステムから受信機へと無線で送信される。また、平均電力使用は、様々な無線技術方式についてのページモニタリング周期に基づいて決定されてもよい。したがって、個々の消費電力および合成消費電力は、ページモニタリング周期における無線技術方式についての平均電力使用に基づいて決定されてもよい。ある実施形態においては、この情報は、素早いアクセスをするために(例として、LUTに)記憶される。
別の実施形態においては、合成消費電力は、対応する組合せに含まれる各タイプの無線技術方式についてのある期間における最小電力を消費する無線技術方式を選択することによって決定される。例として、第1のタイプの無線技術方式においては、第1の無線技術方式が選択され、ある期間における最小消費電力を有している。また、第2のタイプの無線技術方式においては、第2の無線技術方式が選択され、ある期間における最小消費電力を有している。本処理は、組合せに含まれるあらゆるタイプの無線技術方式に提供される。ある例においては、組合せは、第1および第2のタイプの無線技術方式を含む。したがって、好適な組合せは、第1の無線技術方式および第2の無線技術方式を含む。
また、450において、方法は、アイドルモード中にキャンプオンするために無線受信機の好適な組合せに属する無線技術方式を選択するステップを含む。すなわち、無線受信機は、選択された無線技術方式の各々に関するページモニタリング周期に関して、ページモニタリングのウェイクアップシーケンスを周期的に実行するように構成される。したがって、好適な組合せに属する無線技術方式の各々に対して実行されるページモニタリングのウェイクアップシーケンスは、無線受信機を含む通信デバイスで利用可能な電力の最も効率的な利用を実現する。
図5は、本明細書のある実施形態に基づいた、ページモニタリングのウェイクアップシーケンス中に無線技術方式の消費電力を考慮した方式決定を実行する際の電力管理の方法を示すフロー図500である。ある実施形態においては、フロー図500は、本明細書のある実施形態に基づいた、アイドルモード中にキャンプオンするために無線技術方式の選択のための方式決定を実行するコンピュータ実施方法を示している。別の実施形態においては、フロー図500は、プロセッサとプロセッサに接続されたメモリとを備え、そこに記憶して、コンピュータシステムによって実行されるとアイドルモード中にキャンプオンするために無線技術方式を選択するための方式決定を実行する際の電力管理の方法をシステムに実行させる、命令を有するコンピュータシステムにおいて実施される。さらに別の実施形態においては、方法を実行する命令は、フロー図500に示めしているような、アイドルモード中にキャンプオンするために無線技術方式を選択するための方式決定を実行する際の電力管理の方法をコンピュータシステムに実行させるコンピュータ実行可能命令を有する、非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶されている。いくつかの実施形態においては、フロー図500の処理は、図8の無線通信デバイス800および/または図2の無線通信デバイス200において実施される。
フロー図500の方法は、510において、受信機がページモニタリングを可能とする複数の無線技術方式を決定するステップを含む。特定された無線技術方式は無線受信機で利用可能な方式を含み、無線受信機がアイドルモードで動作していると、受信機はウェイクアップしてページモニタリングを実行するように構成される。
方法は、無線技術方式の少なくとも1つの組合せを決定するステップであって、各組合せが少なくとも第1のタイプの1つまたは複数の無線技術方式を含む、ステップを含む。別の実施形態においては、各組合せは、少なくとも第1のタイプおよび第2のタイプの1つまたは複数の無線技術方式を含む。例として、各組合せは、音声サービスをサポートする第1のタイプ、およびデータサービスをサポートする第2のタイプの無線技術方式を含む。
また、530において、方法は、複数の無線技術方式から選択された無線技術方式の組合せに対して、ある期間におけるページモニタリングのウェイクアップシーケンスに関する1つまたは複数の合成パワーペナルティを決定するステップを含む。組合せの決定は、ある実施形態においては、各タイプの無線技術に対して、無線技術方式を選択するステップを含む。例として、第1のタイプは音声サービスをサポートし、第2のタイプはデータサービスをサポートする。したがって、決定された合成パワーペナルティは、組合せに含まれる無線技術方式の個々のパワーペナルティに基づいている。ある実施形態においては、合成パワーペナルティは、組合せに含まれる無線技術方式の個々のパワーペナルティの合計である。
また、540において、方法は、最小合成消費電力ペナルティを決定するステップを含む。具体的には、各々が合成パワーペナルティに関係している無線技術方式の組合せにおいて、好適な組合せは、ある期間における合成電力の最小消費量に関係している。例として、所与の組合せに対して、合成消費電力は、ある期間に対して決定され、その期間は、ある周期または対応する組合せに属する無線技術方式のウェイクアップシーケンスの全工程として定義される。したがって、好適な組合せは、ある期間における(例として、ある周期におけるまたはウェイクアップシーケンス全てにおける)組合せに属する無線技術方式に関する最小合成電力を消費する組合せである。
また、550において、方法は、アイドルモード中にキャンプオンするために無線受信機の好適な組合せに属する無線技術方式を選択するステップを含む。すなわち、無線受信機は、選択された無線技術方式の各々に関するページモニタリング周期に関して、ページモニタリングのウェイクアップシーケンスを周期的に実行するように構成される。したがって、好適な組合せに属する無線技術方式の各々に対して実行されるページモニタリングのウェイクアップシーケンスは、無線受信機を含む通信デバイスで利用可能な電力の最も効率的な利用を実現する。
図6は、本明細書のある実施形態に基づいた、様々な無線技術方式のパワーペナルティを例示的に示すとともに、無線技術方式の様々な組合せの合成パワーペナルティを例示的に示す信号図600である。したがって、図6において、デューティサイクルは、様々な信号について示されており、対応するパワーペナルティを決定するため、および好適な組合せの最適合成パワーペナルティを決定するために使用される。より具体的には、無線技術方式の各組合せに対して決定されている合成デューティサイクルは、ページモニタリングのウェイクアップシーケンスに関係している。
図6に示しているように、縦線は、ページモニタリングのウェイクアップシーケンスデューティサイクルを決定するための間隔を形成している。図示することだけを目的としているため、2つの縦線(例として、602および603)の間隔は1秒間隔であるが、間隔は任意の一定時間間隔であってもよい。このように、デューティサイクルが、対応する無線通信デバイスによってサポートされている無線技術方式の各々に対して決定され、デューティサイクルは、全期間660に対する、ウェイクアップシーケンス中のページモニタリングの実行などの、所与のモードで動作している時間経過量によって定義される。ある実施形態においては、全期間は、無線技術方式の各々および無線技術方式の様々な組合せに共通期間である。
信号図600に示しているように、デューティサイクル波形を、無線通信デバイスがサポートするように構成されている各無線技術方式について、線A--Aの上部に示している。例として、デューティサイクル波形610は、音声サービスなどのタイプAのサービスを提供する方式1に関係している。デバイスがアイドルモードである最中にページモニタリングのウェイクアップシーケンスを実行することに関する、波形610の共通期間660における関連デューティサイクルは、おおよそ1/4である。デューティサイクル波形620は、データサービスなどのタイプBのサービスを提供する方式2に関係している。デバイスがアイドルモードである最中にページモニタリングのウェイクアップシーケンスを実行することに関する、波形620の関連デューティサイクルは、おおよそ1/8である。デューティサイクル波形630は、タイプBのサービスを提供する方式3に関係している。デバイスがアイドルモードである最中にページモニタリングのウェイクアップシーケンスを実行することに関する、波形630の関連デューティサイクルは、おおよそ1/2である。
ある実施形態においては、組合せは、第1および第2のタイプのサービスの各々の無線技術方式を含む。例として、各組合せは、少なくとも1つの第1のタイプの無線技術方式(例として、音声サービス)、および少なくとも1つの第2のタイプの無線技術方式(例として、データサービス)を含む。図6の波形を用いれば、タイプAのサービスをサポートする無線技術方式はただ1つ存在しており、その全ての組合せは無線技術方式1を含んでいる。一方、タイプBのサービスをサポートする無線技術方式は2つ存在している。したがって、組合せは、無線技術方式1および2の第1の組合せと、無線技術方式1および3の第2の組合せとを含む。
ある実施形態においては、最適合成パワーペナルティの決定は、組合せの各々に対して、ページモニタリングのウェイクアップシーケンスに関する合成デューティサイクルの決定を含む。好適な組合せは、最小または最低値を有する合成デューティサイクルに関係している。信号図600に示しているように、合成デューティサイクル波形を、無線通信デバイスがサイマルモードでサポートするように構成される無線技術方式の各組合せについて、線A--Aの下部に示している。例として、デューティサイクル波形640は、音声およびデータサービスを提供する無線技術方式1および2の第1の組合せに関係している。デバイスがアイドルモードである最中に方式1および2の双方のページモニタリングのウェイクアップシーケンスを実行することに関する、波形640の関連デューティサイクルは、おおよそ3/8である。デューティサイクル波形650は、音声およびデータサービスを提供する無線技術方式1および3の第2の組合せに関係している。デバイスがアイドルモードである最中に方式1および3の双方のページモニタリングのウェイクアップシーケンスを実行することに関する、波形650の関連デューティサイクルは、おおよそ1/2。
最適パワーペナルティを有する好適な組合せは、最低合成デューティサイクルに関係している。方式1および2の第1の組合せの合成デューティサイクル(3/8)は、方式1および3の第2の組合せの合成デューティサイクル(1/2)より低い。したがって、方式1および2の第1の組合せが、好適な組合せである。
図7は、本明細書のある実施形態に基づいた、様々な無線技術方式の消費電力ペナルティを例示的に示すとともに、無線技術方式の様々な組合せの合成消費電力ペナルティを例示的に示す信号図700である。したがって、図7において、消費電力は、様々な信号について示されており、対応する消費電力ペナルティを決定するため、および好適な組合せの最適または最小合成消費電力ペナルティを決定するために使用される。より具体的には、無線技術方式の各組合せに対して決定されている合成消費電力は、ページモニタリングのウェイクアップシーケンスに関係している。
図7に示しているように、縦線は、ページモニタリングのウェイクアップシーケンスを示すための間隔を形成している。図示することだけを目的としているため、2つの縦線(例として、702および703)の間隔は、任意の一定時間間隔(例として、1秒間隔)であり得る。このように、消費電力は、対応する波形が占める0より大きい値の領域によって決定される。0乃至10の相対電力値が、縦軸の基準として提供されている。例として、電力値は、電流(アンペア)または電力(ワット)を表していてもよい。したがって、総エネルギー消費量は、ある期間において使用された電力値、または波形720のエリア721などの対応する波形が占める領域によって決定される。
信号図700に示しているように、電力波形を、無線通信デバイスがサポートするように構成されている各無線技術方式について、線B--Bの上部に示している。例として、電力波形710は、音声サービスなどのタイプAのサービスを提供する方式1に関係している。デバイスがアイドルモードである最中にページモニタリングのウェイクアップシーケンスを実行することに関する、波形710の最高電力レベルは、おおよそレベル2である。ウェイクアップシーケンスは、共通期間760において2回発生している。
電力波形720は、データサービスなどのタイプBのサービスを提供する方式2に関係している。デバイスがアイドルモードである最中にページモニタリングのウェイクアップシーケンスを実行することに関する、波形720の最高電力レベルは、おおよそレベル10である。ウェイクアップシーケンスは、共通期間760において1回発生している。電力波形730は、タイプBのサービスを提供する方式3に関係している。デバイスがアイドルモードである最中にページモニタリングのウェイクアップシーケンスを実行することに関する、波形730の最高電力レベルは、おおよそレベル2である。ウェイクアップシーケンスは、共通期間760において4回発生している。
ある実施形態においては、組合せは、第1および第2のタイプのサービスの各々の無線技術方式を含む。例として、各組合せは、少なくとも1つの第1のタイプの無線技術方式(例として、音声サービス)、および少なくとも1つの第2のタイプの無線技術方式(例として、データサービス)を含む。図7の波形を用いれば、組合せは、無線技術方式1および2の第1の組合せと、無線技術方式1および3の第2の組合せとを含む。
ある実施形態においては、最適合成消費電力ペナルティを決定するステップは、組合せの各々に対して、ページモニタリングのウェイクアップシーケンスに関する合成パワーペナルティを決定するステップを含む。好適な組合せは、最小または最低値を有する合成消費電力ペナルティに関係している。信号図700に示しているように、合成消費電力波形を、無線通信デバイスがサイマルモードでサポートするように構成される無線技術方式の各組合せについて、線B--Bの下部に示している。例として、消費電力波形740は、音声およびデータサービスを提供する無線技術方式1および2の第1の組合せに関係している。図示しているように、3つのウェイクアップシーケンス741、742、および743が、波形740に対して実行されている。シーケンス741および743は消費電力レベルが2であり、シーケンス742は消費電力レベルが10である。したがって、期間760における、総消費電力ペナルティ(時間、または領域で乗算した電力)は、簡潔にするために時間間隔を1とすると、おおよそ14である。
消費電力波形750は、音声およびデータサービスを提供する無線技術方式1および3の第2の組合せに関係している。図示しているように、3つのウェイクアップシーケンス751、752、753、および754が、波形750に対して実行されている。シーケンス751および753は消費電力レベルが4であり、シーケンス752および754は消費電力レベルが2である。したがって、期間760における、総消費電力ペナルティ(時間、または領域で乗算された電力)は、簡潔にするために時間間隔を1とすると、おおよそ12である。
最適消費電力ペナルティを有する好適な組合せは、最低合成消費電力ペナルティに関係している。方式1および2の第1の組合せの合成消費電力ペナルティ(14)は、方式1および3の第2の組合せの合成消費電力ペナルティ(12)より高い。したがって、方式1および3の第2の組合せが、好適な組合せである。
図6および7に示したようなパワーペナルティの決定は、同一の環境で動作している同一の無線通信デバイスに対して異なる結果をもたらし得る。例として、図6に示したようなデューティサイクルで判断すると、好適な組合せは方式1および2となる一方で、図7に示したような消費電力で判断すると、好適な組合せは方式1および3となる。ある実施形態においては、消費電力に基づいたパワーペナルティの決定の方が、特定の通信デバイスの電力使用をより適切に表せる。
図8は、本明細書の実施形態の実施を可能とする無線通信デバイス800の例示のブロック図である。通信デバイス800は、概してコンピュータ可読命令を実行可能とする任意のシングルまたはマルチプロセッサコンピュータデバイスまたはシステムを示している。無線通信デバイス800の例としては、限定を意図したものでは無いが、ワークステーション、ラップトップ、クライアント側端末、サーバ、分散コンピュータシステム、ハンドヘルドデバイス、または任意の他のコンピュータシステムまたはデバイスが含まれる。最も基本的な構成においては、無線通信デバイス800は、少なくとも1つのプロセッサ810と、システムメモリ840とを備え得る。
中央処理装置(CPU)810およびグラフィック処理ユニット(GPU)820の双方は、メモリ840に接続されている。システムメモリ840は、通常、データおよび/または他のコンピュータ可読命令を記憶することを可能とする任意のタイプまたは形式の揮発性または不揮発性ストレージデバイスまたはメディアを示している。システムメモリ840の例としては、限定を意図したものでは無いが、RAM、ROM、フラッシュメモリ、または任意の他の適切なメモリデバイスが含まれる。図8の例示においては、メモリ840は、それによってメモリがCPU810およびGPU820の双方のための命令およびデータを記憶している共有メモリである。あるいは、CPU810およびGPU820のそれぞれに対する専用の個別のメモリであってもよい。メモリは、ディスプレイスクリーン830を駆動するピクセルデータを記憶するフレームバッファを備えていてもよい。
無線通信デバイス800は、ある実施においてはオンスクリーンカーソル制御デバイスを備えるユーザインターフェース860を備えている。ユーザインターフェースは、キーボード、マウス、および/またはタッチスクリーンデバイス(タッチパッド)を備えていてもよい。
CPU810および/またはGPU820は、通常、処理データを処理することを可能とするまたは命令を実施及び実行することを可能とする任意のタイプまたは形式の処理ユニットを示している。ある実施形態においては、プロセッサ810および/または820は、命令をソフトウェアアプリケーションまたはハードウェアモジュールから受信してもよい。これらの命令は、プロセッサ810および/または820に本明細書に記載および/または図示している、1つまたは複数の例示的実施形態の機能を実行させ得る。例えば、プロセッサ810および/または820は、単独または他の要素と組合せて、1つまたは複数のモニタリング、決定、ゲーティング、および検知、または本明細書に記載の同様の要素を実行してもおよび/または実行するための手段であってもよい。プロセッサ810および/または820は、本明細書に記載および/または図示している、任意の他のステップ、方法、またはプロセスを実行してもおよび/または実行するための手段であってもよい。
いくつかの実施形態においては、コンピュータプログラムを含むコンピュータ可読媒体が、無線通信デバイス800に搭載されていてもよい。コンピュータ可読媒体に記憶されているコンピュータプログラムの全てまたは一部は、システムメモリ840および/または様々なストレージデバイス一部に記憶されていてもよい。プロセッサ810および/または820によって実行されると、無線通信デバイス800にロードされたコンピュータプログラムは、プロセッサ810および/または820に本明細書に記載および/または図示している、例示的実施形態の機能を実行させてもおよび/または実行させるための手段であってもよい。さらにまたはあるいは、本明細書に記載および/または図示している例示的実施形態は、ファームウェアおよび/またはハードウェアに実装されていてもよい。
本明細書の実施形態は、ハードウェアのみを用いて、またはソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームとを用いて、実装されていてもよい。そのような考えに基づいて、本発明技術的解決方法は、ソフトウェア製品の形式で具現化されていてもよい。ソフトウェア製品は、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイス)が本明細書の実施形態において提供される方法を実行することを可能とする多数の命令を含む。
本明細書に記載の実施形態は、1つまたは複数のコンピュータまたは他のデバイスによって実行されるプログラムモジュールなどの、なんらかの形式のコンピュータ可読記憶媒体に存在するコンピュータ実行可能命令の一般的状況について記載し得る。例示を目的としており、限定を目的していないものとして、ソフトウェア製品は、非一時的コンピュータ記憶媒体および通信媒体を含み得る不揮発性または非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶されていてもよい。通常、プログラムモジュールは、特定のタスクを実行または特定の抽象データ型を実装する、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含む。プログラムモジュールの機能は、様々な実施形態の要求に応じて組み合わされていても、または分散されていてもよい。
コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータなどの情報を記憶するために任意の方法または技術で実装されている、揮発性および不揮発性、リムーバルおよび非リムーバルメディアを含む。コンピュータ記憶媒体は、限定を意図したものでは無いが、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、若しくは他のメモリ技術、コンパクトディスクROM(CD-ROM)、USBフラッシュディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、若しくは他の光学式ストレージ、磁気カセット、磁気テープ、リムーバルハードディスク、磁気ディスクストレージ、若しくは他の磁気ストレージデバイス、または所望の情報を記憶するために使用され得るとともにその情報を取り出すためにアクセスされ得る任意の他の媒体を含む。
通信媒体は、コンピュータ実行可能命令、データ構造、およびプログラムモジュールを統合し得るとともに、任意の情報伝達媒体を含み得る。例示を目的としており、限定を目的していないものとして、通信媒体は、有線ネットワークまたは直接有線接続などの有線媒体と、音響、無線周波数(RF)、赤外線、および他の無線媒体などの無線媒体とを含む。上述したいずれの組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲に含まれ得る。
それゆえ、本明細書の実施形態によれば、装置および方法を、サイマルモードで動作している任意のマルチモード無線受信機の消費電力を低減するためにパワーペナルティを考慮している方式選択技術の実施を示すものとして記載している。本発明の実施形態は、キャンプオンするために無線技術方式の動的選択をサイマルモードで動作しているマルチモード無線受信機に提供する。
前述の記載において、具体的なブロック図、フローチャート、および例示を用いて、様々な実施形態を記載してきたが、本明細書に記載および/または図示している、各ブロック図コンポーネント、フローチャートのステップ、処理、および/またはコンポーネントは、さまざまなハードウェア、ソフトウェア、またはファームウェア(または任意のそれらの組み合わせ)の構成を用いて、個別におよび/または組み合わせて実施されていてもよい。さらに、他のコンポーネントに含まれるコンポーネントの任意の開示は、多くの他のアーキテクチャが同一の機能を実現するように実装され得るので、例示として考慮されるべきである。
本明細書に記載および/または図示している処理パラメータおよびステップのシーケンスは、例示のみを目的としており、要求に応じて変更され得る。例えば、本明細書に図示および/または記載しているステップは特定の順番で図示または記載しているが、これらのステップは、必ずしも図示または記載されている順番で実行される必要はない。また、本明細書に記載および/または図示している様々な例示的方法は、本明細書に記載または図示している1つまたは複数のステップを省略しても、または本明細書に記載のこれらのステップに加えて追加のステップを含んでいてもよい。
様々な実施形態が、完全に機能するコンピュータシステムの状況について本明細書に記載および/または図示しているが、1つまたは複数の本例示的実施形態は、分散を実際行うために使用される特定のタイプのコンピュータ可読媒体によらず、様々な形式で、プログラム製品として分散されていてもよい。また、本明細書に記載の実施形態は、あるタスクを実行するソフトウェアモジュールを用いて実施されていてもよい。これらのソフトウェアモジュールは、スクリプト、バッチ、またはコンピュータ可読記憶媒体またはコンピュータシステムに記憶され得る他の実行ファイルを含んでいてもよい。これらのソフトウェアモジュールは、コンピュータシステムが本明細書に記載の1つまたは複数の例示的実施形態を実行するように設定していてもよい。本明細書に記載の1つまたは複数のソフトウェアモジュールは、クラウドコンピュータ環境において実施されていてもよい。クラウドコンピュータ環境は、インターネットを介して様々なサービスおよびアプリケーションを提供してもよい。これらのクラウドベースのサービス(例として、サービスとしてのソフトウェア、サービスとしてのプラットフォーム、サービスとしてのインフラ)は、ウェブブラウザまたは他のリモートインターフェースを介してアクセス可能であってもよい。本明細書に記載の様々な機能は、リモートデスクトップ環境、または任意の他のクラウドベースのコンピュータ環境を介して提供されてもよい。
本発明およびその利点を詳細に記載してきたが、添付の特許請求の範囲に定義されている本発明の精神および範囲から逸脱しない限り、様々な変更、置換、および改変が本明細書においてなされ得ると理解されるべきである。多くの変更及び変形が上記の観点において可能である。実施形態を本発明の原理およびその実際の応用を最もよく説明するために選択および記載しており、それによって、他の当業者が、意図した特定の利用に適するように様々な変更をすることで、本発明および様々な実施形態を最もよく利用することを可能としている。
さらに、本出願の範囲は、本明細書に記載したプロセス、機械、製品、組成物、手段、方法、およびステップの特定の実施形態に限定されることを意図していない。当業者が本発明の開示を容易に理解できるようにしているので、本明細書に記載の対応する実施形態と実質的に同一の機能を実行または実質的に同一の結果を実現する、現在既存のまたは今後開発され得る、プロセス、機械、製品、組成物、手段、方法、またはステップが、本発明により利用され得る。したがって、添付の特許請求の範囲は、プロセス、機械、製品、組成物、手段、方法、またはステップなど、それらの範囲を含むことを意図している。
本開示による実施形態を上述したように記載している。本開示を特定の実施形態として記載しているが、本開示はそのような実施形態によって限定されるものとして解釈されるべきではなく、むしろ以下の特許請求の範囲に従って解釈されるべきであると理解されるべきである。
210 無線受信機
220 方式決定モジュール
230 パワーペナルティモニタ
240 選択モジュール

Claims (20)

  1. 信号を複数の無線技術方式から受信するように構成される、無線受信機と、
    前記無線受信機で利用可能な各タイプの無線技術に対して無線技術方式を決定する方式決定モジュールであって、前記方式決定モジュールが前記複数の無線技術方式から選択された無線技術方式の1つまたは複数の組合せを決定するように構成される、方式決定モジュールと、
    ページモニタリングのウェイクアップシーケンスにおける前記複数の無線技術方式の各々に対してパワーペナルティを決定するパワーペナルティモニタと、
    前記複数の無線技術方式から選択された無線技術方式の組合せに対して1つまたは複数の合成パワーペナルティを決定する選択モジュールであって、選択された無線技術方式を含む好適な組合せが最小合成パワーペナルティを有する、選択モジュールとを備える、装置。
  2. 前記選択モジュールによって決定される対応する組合せの合成パワーペナルティは、前記対応する組合せに属する各無線技術方式についてのページモニタリングのウェイクアップシーケンスに関する合成デューティサイクルを含む、請求項1に記載の装置。
  3. 前記選択モジュールによって決定される対応する組合せの合成パワーペナルティは、前記対応する組合せに属する各無線技術方式についてのページモニタリングのウェイクアップシーケンスの合成消費電力を含む、請求項1に記載の装置。
  4. 前記合成消費電力は、ページモニタリング周期、およびある期間における前記ページモニタリング周期における平均電力使用に基づく、請求項3に記載の装置。
  5. 前記対応する組合せの前記ページモニタリング周期および前記平均電力使用を含む、ルックアップテーブルをさらに備える、請求項4に記載の装置。
  6. 方式決定および呼処理レイヤを備える、無線通信プロトコルスタックをさらに備え、前記方式決定および呼処理レイヤを介して、前記パワーペナルティモニタによってパワーペナルティを決定することと、前記選択モジュールによって1つまたは複数の合成パワーペナルティを決定することとが実行される、請求項1に記載の装置。
  7. 前記好適な組合せに属する、選択された無線技術方式の選択は、少なくとも1つのQoSパラメータを満足することに基づく、請求項1に記載の装置。
  8. 無線通信デバイスにおいて実施される電力管理のための方法であって、
    受信機がページモニタリングを可能とする複数の無線技術方式を決定するステップと、
    ページモニタリングのウェイクアップシーケンスにおける前記複数の無線技術方式の各々に対してパワーペナルティを決定するステップと、
    前記複数の無線技術方式から選択された無線技術方式の組合せに対して1つまたは複数の合成パワーペナルティを決定するステップと、
    好適な組合せに関する最適合成パワーペナルティを決定するステップと、
    アイドルモードにおけるページをモニタリングするための前記好適な組合せに属する無線技術方式を選択するステップとを含む、方法。
  9. 前記最適合成パワーペナルティを決定するステップは、
    前記組合せの各々に対してページモニタリングのウェイクアップシーケンスに関する合成デューティサイクルを決定するステップと、
    対応する合成デューティサイクルが最小デューティサイクルを有するように前記好適な組合せを選択するステップとを含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記最適パワーペナルティを決定するステップは、
    ある期間における前記組合せの各々に対してページモニタリングのウェイクアップシーケンスの合成消費電力を決定するステップであって、前記好適な組合せが前記期間における最小合成電力を消費する、ステップを含む、請求項8に記載の方法。
  11. 前記合成消費電力を決定するステップは、
    組合せに属する各無線技術方式に対して、ページモニタリング周期を決定するステップと、
    前記ページモニタリング周期における平均電力使用を決定するステップと、
    前記ページモニタリング周期および平均電力使用に基づいて前記合成消費電力を算出するステップとをさらに含む、請求項10に記載の方法。
  12. ルックアップテーブルにあるページモニタリング周期および平均電力使用にアクセスするステップをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記最適合成パワーペナルティを決定するステップは、
    ある期間における最小消費電力を有する第1のタイプの第1の無線技術方式を選択するステップと、
    前記期間における最小消費電力を有する第2のタイプの第2の無線技術方式を選択するステップと、
    前記好適な組合せに属する前記第1の無線技術方式および前記第2の無線技術方式を選択するステップとをさらに含む、請求項8に記載の方法。
  14. 前記期間における最小消費電力を有する第3のタイプの第3の無線技術方式を選択するステップと、
    前記好適な組合せに属する前記第3の無線技術方式を選択するステップとをさらに含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記最適合成パワーペナルティを決定するステップは、無線通信プロトコルスタックの方式決定および呼処理レイヤにおいて実行される、請求項8に記載の方法。
  16. 少なくとも1つのQoSパラメータを満足することに基づいて前記好適な組合せを選択するステップをさらに含む、請求項8に記載の方法。
  17. 無線通信デバイスにおける電力管理のための方法であって、
    受信機がページモニタリングを可能とする複数の無線技術方式を決定するステップと、
    無線技術方式の少なくとも1つの組合せを決定するステップであって、各組合せが少なくとも第1のタイプの1つまたは複数の無線技術方式を含む、ステップと、
    前記少なくとも1つの組合せに対してある期間におけるページモニタリングのウェイクアップシーケンスに関する1つまたは複数の合成消費電力ペナルティを決定するステップと、
    好適な組合せに関する最小合成消費電力ペナルティを決定するステップと、
    アイドルモードの前記好適な組合せに属する無線技術方式を選択するステップとを含む、方法。
  18. 前記好適な組合せを選択するステップは、少なくとも1つのQoSパラメータを満足するステップを含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記無線技術方式を選択するステップは、
    前記アイドルモードにおけるページモニタリングのための前記無線技術方式を選択するステップを含む、請求項17に記載の方法。
  20. 前記1つまたは複数の合成消費電力ペナルティを決定するステップは、
    対応する組合せに属する各無線技術方式に対して、ある期間におけるページモニタリング周期を決定するステップと、
    前記ページモニタリング周期における平均電力使用を決定するステップと、
    前記ページモニタリング周期および平均電力使用に基づいて対応する合成消費電力を算出するステップとを含む、請求項17に記載の方法。
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