JP2015523267A - 移動可能な構成部品を係止するための係止装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は移動可能な構成部品、特に可変比率駆動装置を係止するための係止装置に関し、係止装置は係止位置において移動可能な構成部品と相互作用するように設計される係止素子(31)を備え、係止素子は減衰手段(4)を有し、減衰手段(4)は、係止素子(31)が係止位置に移動するときに、移動可能な構成部品との係止素子の機械的接触を減衰させ、減衰手段(4)は弾性的に取り付けられる接触素子(41)を含み、接触素子(41)は係止素子(31)に対して移動可能であり、接触素子(41)は、係止素子(31)が係止位置に移動するときに、接触素子が移動可能な構成部品と接触するような方法において配置される。

Description

本発明は、請求項1に従った、移動可能な構成部品、具体的には、ステアリングホイールの重畳駆動装置を係止するための係止装置に関する。
重畳駆動装置の係止装置の動作中、特に係止装置の係止素子が係止位置又は解放位置(即ち、その端位置の1つ)に移動させられるとき、望ましくない騒音が生成され得るので、(特に重畳駆動装置の回転駆動装置の形態の)重畳駆動装置の移動可能な構成部品を係止するために、可動素子は重畳駆動装置と機械的に係合させられ或いは回転駆動装置が解放され得る。係止位置と解放位置との間で往復動する係止素子及び係止素子を駆動する構成部品の両方によって騒音の発生を引き起こし得る。特に邪魔であり得るのは人の直接的な可聴領域内(人の直ぐ近傍)の騒音である。何故ならば、それは例えば自動車両のステアリングホイール内に配置される重畳駆動装置内で生成され得るからである。騒音生成の問題は重畳駆動装置の係止中に存在するのみならず、それは移動可能な構成部品の間にも、例えば、直線的に移動する構成部品の係止中にも概ね起こる。
DE102010037384A1から、電磁アクチュエータを備える重畳ステアリングホイールのための係止装置が知られている。電磁アクチュエータは係止素子として作用する係止ピンを駆動する。係止ピンとアクチュエータの他の構成部品との間の直接的な機械的接触を避けるために、弾性Oリングが係止ピンの端位置に設けられる。そのような構成では、Oリングが小さい変形経路を提供するに過ぎないことは不利であり、それは係止素子の制動中の力の進路の設計に対して特定の制限を課す。上述の文献中で更に提案されている空気又はオイルダンパの使用は高価である。空間要求も高くあり得る。特にステアリングホイール内に配置される重畳駆動装置の場合には、それは装着空間問題を招く。加えて、減少させられるのはアクチュエータ部品の移動中の騒音の発生であるに過ぎない。
可能な限り少ない動作騒音を伴って移動可能な構成部品を係止するための係止装置を提供することが本発明に横たわる目的である。
この目的は請求項1の特徴を備える係止装置を提供することによって解決される。本発明の発展は従属項内に示される。
従って、移動可能な構成部品、(特にステアリングホイールのための)特に重畳駆動装置の移動可能な構成部品を係止するための係止装置が提供され、係止装置は、
− 係止位置において移動可能な構成部品と協働するよう形成される係止素子を含み、
− 係止素子は減衰機構を含み、減衰機構は、係止位置への係止素子の移動中に、移動可能な構成部品との係止素子の機械的接触を減衰させ、
− 減衰機構は、係止素子に対して移動可能な、弾性的に取り付けられる接触素子を含み、接触素子は、係止位置への係止素子の移動中に、接触素子が移動可能な構成部品と接触するよう配置される。
例えば、重畳駆動装置の誤動作の場合に、重畳駆動装置によるステアリングシャフトへのステアリング角の導入が防止されるよう、係止装置は、例えば、機械的な作用によって車両の重畳ステアリングシステムの重畳駆動装置を係止する働きをする。重畳駆動装置の可能な構成並びにステアリングホイールへの及びステアリングシャフトとのその取付けが、例えば、WO2010/115707A1に記載されており、それがその程度において明示的に参照される。
係止素子は、具体的には、細長い素子であり、それは取付状態において並びにその係止位置において重畳駆動装置の回転可能な素子の形態の(例えば係止ディスクの形態の)移動可能な構成部品と協働し、係止ディスクは駆動ウォームと(具体的には重畳駆動装置のハウジングから突出する駆動ウォームの自由端と)非回転式に結合させられる。具体的には、係止素子を係止位置と解放位置との間で往復動させることができ、解放位置において、係止素子は移動可能な構成部品と協働しない。
その外周に沿って、例えば、係止ディスクは切欠きを含み、係止装置のハウジングから出る係止素子の(第1の)自由端が切欠き内に係入され、具体的には、主として積極的に係止ディスクを係止(ロック)するので、係止ディスクと結合させられる駆動ウォームも妨げられる。解放位置は、具体的には、係止素子の更なる端位置であり、その位置では、係止素子は、係止されるべき移動可能な構成部品に対するその最大距離を有する。係止素子及び係止素子を移動させるための装置に関してWO2012/120079が参照され、それがその程度において明示的に参照される。
しかしながら、本発明に従った係止装置の使用は、重畳駆動装置の係止(即ち、位置的な固定)に限定されない。むしろ、係止装置は、基本的に無作為に移動可能な構成部品又は移動可能な組立体を係止するために、例えば、直線的に移動する構成部品を係止するために働き得る。
接触素子が「弾性的に取り付けられる」という事実は、具体的には、係止されるべき移動可能な構成部品との(機械的な)接触の場合、接触素子は、開始位置から係止素子に対して移動させられ、例えば、係止素子を係止位置から解放位置に移動させることによる接触素子の除去後、移動可能な構成部品は、開始位置に再び戻る傾向を有する。弾性的に取り付けられる接触素子を介して、ある力が、具体的には、係止素子の移動方向(係止方向)に抗して係止素子内に導入されるので、係止素子は制動され、その結果、移動可能か構成部品に減少させられた速度で衝突する。具体的には、接触素子は、係止位置への係止素子の移動中、接触素子が係止素子の前に移動可能な構成部品と接触するように形成され且つ配置される。
本発明の1つの特徴によれば、係止素子は、接触素子が部分的に配置される空洞を含む。よって、係止素子は、少なくとも部分的にスリーブ形状に形成される。空洞が係止素子の長さの一部にのみ亘って、例えば、(移動可能な構成部品に面する)係止素子の一部に沿って延在するのに対し、(係止装置の動作中に移動可能な構成部品から見て外方に面する)他の部分は、例えば、連続的な(中実な)様式において形成されることが考えられる。移動可能な構成部品に面する端において、係止素子は空洞に向かう開口も有してもよく、接触素子は開口から突出する。開口は、具体的には、係止素子の端面の一部によって定められ、係止位置への係止素子の移動中、接触素子は、係止素子の端面の前に、移動可能な構成部品と接触する。
減衰機構は、具体的には、空洞内に配置される弾性減衰素子を含み、接触素子は、弾性減衰素子を介して弾性的に移動可能に取り付けられる。減衰素子は、例えば、係止素子の開口から見て外方に面する接触素子の側に配置される。従って、係止位置への係止素子の移動中、接触素子は、例えば係止素子の端面が移動可能な素子に寄り掛かるようになるまで、具体的には係止されるべき移動可能な素子との接触の故に減衰素子の弾性効果に抗して係止素子の空洞内に押し込まれる。
弾性減衰素子は、例えば、弾性材料(例えばエラストマ)を含み、或いは弾性減衰素子は、弾性材料で形成される。減衰素子は、例えば、成形部品である。しかしながら、減衰素子が(例えば渦巻バネ又は捻りバネの形態の)バネとして形成されることも可能である。
加えて、接触素子及び減衰素子が別個の部品、即ち、別個に製造されるが適切な締結手段を介して互いに接続され得る部品であることが考えられる。例えば、接触素子及び減衰素子は異なる材料で作製されるが、1つの部品を形成するよう(例えば接合又は加硫処理を用いて)互いに堅固に接続される。しかしながら、接触素子及び減衰素子が互いに接続されることは必ずしも必要ではない。締結手段を介した接続がなく、素子が互いに寄り掛かり合うに過ぎないことも可能である。接触素子が減衰素子と異なる材料で形成されることも考えられる。例えば、接触素子は金属(例えば、鋼)で形成され、或いは減衰素子と異なる他の(具体的にはより硬い)プラスチック材料で形成される。接触素子及び減衰素子が互いに一体的に形成されることも可能である。
しかしながら、本発明の他の発展によれば、接触素子は減衰素子と一体的に形成されるので、接触素子及び減衰素子は同じ材料で作製される。例えば、(具体的にはエラストマで成形される)1つの成形部品が、減衰素子及び接触素子の両方を形成する。具体的には、接触素子を形成するこの成形部品の1つの部分は、係止素子の上述の開口から突出する。
係止素子の空洞の直径がその端に形成される開口に向かって減少させられることも可能である。具体的には、開口は、接触素子の最大の直径よりも小さい直径を有するので、接触素子を開口から外に移動させることが防止される。加えて、弾性減衰素子の影響の下で、接触素子を移動可能な構成部品に面する係止素子の端の(空洞に面する)内側に対して(例えば、開口の縁に対して)付勢し得るので、接触素子は開口内に保持される。移動可能な構成部品との接触後、接触素子は、具体的には、上述のように、空洞内に押し込まれるので、接触素子は係止素子の端の内側から分離される。具体的には、接触素子と係止素子との間の直接的な接触はそれにより中断させられ、よって、係止素子への構造伝搬性の音としての移動可能な構成部品への接触素子の衝突後に生成される衝撃音の伝搬は阻止され或いは部分的に妨げられる。
接触素子は、例えば、湾曲接触表面を有し、接触素子は、湾曲接触表面を介して、移動可能な構成部品に寄り掛かる。接触素子が回転体、具体的には、ボールの形態において形成され、回転体の表面の一部が、湾曲接触表面を成形することが考えられる。しかしながら、本発明が接触素子の特定の幾何学的構成に限定されないのはもちろんである。原理的には、如何なる幾何学的構成も考えられ、接触素子は、例えば、円錐形又は円筒形も有し得る。
本発明は、本発明に従った係止装置を備える、自動車両の(特にステアリングホイールのための)重畳駆動装置にも関する。
引き続き、図面を参照して例示的な実施態様を用いて本発明を説明する。
本発明に従った係止装置を含む重畳駆動装置を備えるステアリングホイールの一部を示す図である。 図1の係止装置を示す拡大図である。 本発明に従った係止装置の制動機構の様々の構成を示す図である。 本発明に従った係止装置の制動機構の様々の構成を示す図である。 本発明に従った係止装置の制動機構の様々の構成を示す図である。
図1は、自動車両のステアリングホイール1の断面を示しており、ステアリングホイール1のハブ及び/又は(3つのスポーク11を含む)スポーク領域内には重畳駆動装置2が配置され、重畳駆動装置2を用いて、追加的なステアリング角を自動車両のステアリングシャフトに課することができ、追加的なステアリング角は、ステアリングホイールのステアリングホイールリムを回転することによって、ステアリングシャフト内に導入されるステアリング角に付加される。
重畳駆動装置2は、具体的には、運転手から見て外方に向く面するステアリングホイール1の側に配置され、ウォームギア21と噛合する駆動ウォーム21を含む。ウォームギア21の回転動作がステアリングシャフトに伝達されるよう、ウォームギア21は重畳駆動装置2のハウジング24から突出するタブ211を介して自動車両のステアリングシャフトと結合させられる。駆動ウォーム22の駆動はアクチュエータ23を介して行われ、アクチュエータは具体的には電気モータの形態である。図1に示される重畳駆動装置2の更なる構成部品の可能な構造、並びにステアリングホイールへの及びステアリングシャフトとのその取付けは、例えば、上述のWO2010/115707A1中に記載されている。
ステアリングホイール1は、重畳駆動装置2と別個に本発明に従った係止装置3を更に含み、係止装置3は、例えば、重畳駆動装置2の故障の場合において或いはその非作用状態において、ステアリングホイールのステアリングホイールリムを介してドライバによって適用されるトルクによるステアリングシャフトへのステアリング角の安全な導入を補償するために、機械的作用によって重畳駆動装置2を係止(ロック)する働きをする。
係止装置3は、係止ボルト31の形態の係止素子を含み、係止ボルト31は、(例えば電磁)アクチュエータを介して、解放位置から図1に示される係止位置に軸方向に移動可能である。これは、例えば、アクチュエータの電磁石(図示せず)への電力供給の中断(非活性化)によって達成され、それにより、係止ボルト31に対して加えられる保持力が解消され、係止ボルト31はバネ素子(いずれも図示せず)の影響の下で係止位置に移転される。係止ボルト31を再び係止位置から解放位置まで移動させるために、保持力はアクチュエータの電磁石を励磁(活性化)することによって再び蓄積され、それにより、係止ボルト31は、上述のバネ素子を付勢することによって解放位置に導かれ、この解放位置に維持される。
係止装置3のアクチュエータ及び係止ボルト31の少なくとも一部はハウジング32の内部に配置されており、係止位置において、係止ボルト31の第1の端(係止端)がハウジング32の開口3220から突出し、ハウジング32の開口3220は係止ボルト31のためのガイドとして作用し得る。
係止ボルト31は、具体的には、一体形の素子である。しかしながら、係止ボルト31は、第1の自由端311を形成する第1の素子と、第1の素子と別個の第2の素子とを含み、第2の素子に第2の端が形成され、2つの素子は互いに堅固に接続される。
係止装置3のハウジング32は重畳駆動装置2のハウジング24のフランジ状の当接部分241に寄り掛かり、具体的には、(例えばネジの形態のような適切な締結素子を用いて)ハウジング24に取り付けられる。その係止位置において、係止ボルト31は係止ディスク33の形態の重畳駆動装置2の移動可能(回転可能)な構成部品と協働し、係止ディスク33は重畳駆動装置2のハウジング24から突出する駆動ウォーム22の自由端221と非回転式に結合させられる。その外周に沿って、係止ディスク33は切欠き331も含み、係止装置3のハウジング32から出る係止ボルト31の第1の自由端311が切欠き331内に係入し、殆ど全ては積極的に係止ディスク33を係止するので、係止ディスク33と結合させられる駆動ウォーム22も遮断される。
係止位置への係止ボルト31の移動中、係止ボルト31の第1の端311は係止ディスク33との機械的接触に導かれる、即ち、ある力が係止ボルト31内に導入され、それは例えばステアリングホイールのステアリングホイールリムに伝搬する振動を引き起こし得る。そのような振動及び振動と接続される騒音生成を可能な限り抑制するために、ステアリングホイールは軸受手段を含んでよく、係止装置3は軸受手段を介して重畳駆動装置2に弾性的に取り付けられる。この関係において、例えば、WO2012/120079を参照のこと。
係止ディスク33の切欠き331は係止ボルト31に面する側から特定できる深さだけ下に延びる。即ち、切欠き331は係止ディスク33を貫通して延びず、各切欠き331は底3311を有する。(係止方向Aに沿う(図2中の矢印を参照))係止位置への係止ボルト31の移動中、具体的には、切欠き331の底3311との係止ボルト31の前方端311の機械的接触が起こり、その結果、騒音の生成が起こる。この騒音生成を可能な限り抑制するために、係止装置3は、以下に詳細に説明する減衰機構を含む。
図2は、係止装置3の拡大断面を示しており、係止装置3のハウジング32から突出する係止ボルト31の端311は、部分的に切り取られた図において示されている。少なくとも係止ディスク33に面するその部分において、係止ボルト31は、スリーブの形態に設計される。即ち、係止ボルト31は(部分的に円筒形の)空洞312を含み、空洞312は、具体的には係止ボルト31の長手方向に延びる。
係止ボルトの連続的な設計(即ち、中実材料の完全な係止ボルトの設計)に比べると、本発明に従ったスリーブ形状の係止ボルトはより低い質量(mass)を有し、それは係止ディスクに対する係止ボルト31の衝突時に起こる衝撃を減少させ、よって、係止ボルト31の衝突時の騒音生成を特に減少させる。
既に上で言及した減衰機構4は球形の衝突素子41の形態の接触素子を含み、衝突素子41は空洞312内に配置される。衝突素子41の一部が係止ボルト31の端311の端面3111に形成される開口3112から突出する。開口3112から突出する衝突素子41の部分は湾曲接触表面を形成し、係止ボルト31が係止位置に移動させられるとき、衝突素子41は湾曲接触表面で係止ディスク33(特に切欠き331のうちの1つの切欠きの底3311)と機械的に接触する。
減衰機構4は、弾性の(例えばエラストマで作製される)減衰素子42を更に含み、減衰素子42は、開口3122から見て外方に面する衝突素子41の側で係止ボルト31の空洞312内に配置され、係止ボルト31の当接部(図示せず)を支持する。当接部は、例えば、係止ボルト31の長手軸に沿って前方端面3111と反対に配置される内側によって形成され、それは空洞312に面し、或いはそこに配置される別個の閉塞素子を形成する。
係止ボルト31の端面3111に形成される開口3112の直径は、空洞312の直径よりも小さく、それらの直径は係止ボルト31の長手軸に対して垂直な平面内に見られる。その機械的特性及び寸法に関して、減衰素子42は、減衰素子42が衝突素子41を係止方向Aにおいて所定の力で空洞312を定める端311の内側3113に対して押し付け且つ衝突素子41を内側3113と接触状態に保持するように設計される。内側3113が係止ボルト31の軸に対して斜めに延びるよう、空洞312は開口3112に向かって先細る。
加えて、衝突素子41が端面3111を越えて突出する寸法(measure)も開口3112の直径によって決定し得る。
係止ボルト311の係止動作中、衝突素子41は、先ず、係止ディスク33に衝突する。係止ディスク33との接触の故に、衝突素子41は、次に、減衰素子42の復帰力に抗して係止ボルト31の空洞312内に移動させられる、即ち、係止ボルト31に対する衝突素子41の移動がある。この移動の故に、衝突素子41は開口3112から、即ち、端311の内側3113から移動させられるので、衝突素子41と係止ボルト31との間の直接的な接触は中断させられる。衝突素子41は係止ボルト31から切り離されるので、構造伝搬性(structure-borne)音伝搬による係止ボルト41への衝突素子41の衝突時に生成される衝突音(即ち、衝突素子41の振動)の移転は相殺される。この理由のために、騒音生成の減少を既に達成し得る。
加えて、係止ボルト31は減衰素子41の弾性によって可能な限り滑らかに制動される。結果的に、係止ボルト31の前方端面3111は減少させられた速度で係止ディスク33と衝突し、それは係止ボルト31の係止動作中の騒音生成を更に減少させる。(特に接触素子31及び/又は減衰素子41の)減衰構成の対応する設計を用いるならば、係止ディスク33に対する係止ボルト31の端面3111の衝突も完全に回避し得る。
図3A及び3Bは、減衰機構4の変形を示している。図3Aによれば、空洞312の直径は連続的に減少せず、急に減少し、空洞312は、第1の部分3121を含み、より小さい直径を備える第2の部分3122が第1の部分3121に隣接する。第2の部分3122は、係止ボルト31の長手軸に対して直交して向けられる係止ボルト3の端311のジャケット部分3114内に形成され、端311の端面3111の平面内に延在する開口3112まで延びる。よって、開口3112は、空洞312の第1の部分3121の直径よりも小さい直径を有する。
相応して、衝突素子41は、第2の部分412よりも大きい直径を有する第1の部分411も含み、第2の部分412は、係止方向において見られるときに、第1の部分411の前に配置される。よって、係止ボルト31が係止ディスク33と接触する前に、減衰素子42の第1の部分411は、衝突素子41をジャケット部分3114によって形成される係止ボルト31の内側3113に対して押し付ける。衝突素子41の第2の部分412は、係止ディスク33に寄り掛かるようになる湾曲接触表面を有する。しかしながら、接触表面の凸面は任意的であるに過ぎない。接触表面が平坦であり、具体的には係止ボルト31の長手軸に対して実質的に垂直に延びることも考えられる。
図3Bによれば、停止素子41は切頭円錐の形態において形成され、減衰素子42を用いて停止素子41が付勢される係止ボルト31の内側3113は、停止素子41のシェル表面と相補的に形成され、相応して係止ボルト31の長手軸に対して斜めに向けられる。
係止素子41及び減衰素子42を異なる材料で形成し得るが、それらを互いに堅固に接続し得ることが記されるべきである。例えば、停止素子41及び減衰素子42は、それらがユニットを形成するよう、接着接続によって或いは加硫処理によって互いに接続される。
図3Cは、本発明に従った係止装置3の減衰機構4の更なる実施態様に関する。従って、係止素子41及び減衰素子42は一体的に形成される、即ち、停止素子41及び減衰素子42は、具体的には、例えばプラスチック材料の成形部品によって実現される部品400の部分によって形成される。図3Cに示される変形において、係止ボルト31の空洞312は、図3Aに類似する段で形成される。相応して、停止素子41を形成する部品400の部分は、前方部分412よりも大きい直径を有し且つ係止ボルト31の内側3113に寄り掛かる後方部分411を含む。他の種類の係止素子及び/又は制動素子も一体的な部品の部分、例えば、図3Bに示される切頭円錐形の停止素子としても実現し得るのはもちろんである。
加えて、説明した例示的な実施態様は重畳駆動装置を係止するための本発明に従った係止装置の使用に関係することが記されなければならない。しかしながら、重畳駆動装置の一部でない他の可動構成部品を係止するために例示の実施態様を使用することも可能である。加えて、接触素子(衝突素子)は係止素子の内側に配置されるのでなく外側に配置されることも可能である。
1 ステアリングホイール (steering wheel)
2 重畳駆動装置 (superposition drive)
3 係止装置 (locking device)
4 減衰機構 (damping mechanism)
11 スポーク (spoke)
21 ウォームギア (worm gear)
22 駆動ウォーム (drive worm)
23 アクチュエータ (actuator)
24 ハウジング (housing)
31 係止ボルト (locking bolt)
32 ハウジング (housing)
33 係止ディスク (locking disk)
41 衝突素子 (impact element)
42 減衰素子 (damping element)
211 タブ (tab)
221 端 (end)
241 当接部 (abutment portion)
311 係止ボルトの端 (end of locking bolt)
312 空洞 (cavity)
331 切欠き (cutout)
400 部品 (part)
411 第1の部分 (first portion)
412 第2の部分 (second portion)
3111 端面 (end face)
3112 開口 (opening)
3113 内側 (inside)
3114 ジャケット部分 (jacket portion)
3121 空洞の第1の部分 (first portion of cavity)
3122 空洞の第2の部分 (second portion of cavity)
3220 ハウジングの開口 (opening of housing)
3311 底 (bottom)

Claims (15)

  1. 移動可能な構成部品、具体的には重畳駆動装置の移動可能な構成部品を係止するための係止装置であって、
    係止位置において前記移動可能な構成部品と協働するよう形成される係止素子を含み、
    該係止素子は、減衰機構を含み、該減衰機構は、係止位置への前記係止素子の移動中に、前記移動可能な構成部品との前記係止素子の機械的接触を減衰させ、
    前記減衰機構は、前記係止素子に対して移動可能な、弾性的に取り付けられる接触素子を含み、該接触素子は、係止位置への前記係止素子の移動中に、前記接触素子が前記移動可能な構成部品と接触するよう配置される、
    係止装置。
  2. 前記接触素子は、前記係止位置への前記係止素子の移動中に、前記接触素子が、前記係止素子の前に、前記移動可能な構成部品と接触するよう形成され且つ配置されることを特徴とする、請求項1に記載の係止装置。
  3. 前記接触素子は、前記係止素子の空洞内に部分的に配置されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の係止装置。
  4. 前記係止素子は、前記移動可能な構成部品に面して配置されるべき端にある前記空洞への開口を含み、前記接触素子は、前記移動可能な構成部品との接触の前に、前記開口から突出することを特徴とする、請求項3に記載の係止装置。
  5. 前記減衰機構は、前記係止素子の前記空洞内に配置される弾性減衰素子を含み、前記接触素子は、前記減衰素子を介して弾性的に移動可能に取り付けられることを特徴とする、請求項1乃至4のうちのいずれか1項に記載の係止装置。
  6. 前記弾性減衰素子は、弾性材料を含み、或いは弾性材料で形成されることを特徴とする、請求項5に記載の係止装置。
  7. 前記接触素子及び前記減衰素子は、別個の部品であることを特徴とする、請求項5又は6に記載の係止装置。
  8. 前記接触素子は、前記減衰素子と一体的に形成されることを特徴とする、請求項5又は6に記載の係止装置。
  9. 前記減衰素子は、前記開口から見て外方に面する前記接触素子の側に配置されることを特徴とする、請求項4に関する限りにおける請求項5乃至8のうちのいずれか1項に記載の係止装置。
  10. 前記減衰素子の影響の下で、前記接触素子は、前記係止素子の内側に対して付勢されることを特徴とする、請求項5乃至9のうちのいずれか1項に記載の係止装置。
  11. 前記開口は、前記接触素子の最大の直径よりも小さい直径を有することを特徴とする、請求項4に関する限りにおける請求項1乃至10のうちのいずれか1項に記載の係止装置。
  12. 前記開口の直径は、前記空洞の最大の直径よりも小さいことを特徴とする、請求項4に関する限りにおける請求項1乃至11のうちのいずれか1項に記載の係止装置。
  13. 前記空洞の直径は、前記開口に向かって減少することを特徴とする、請求項4に関する限りにおける請求項1乃至12のうちのいずれか1項に記載の係止装置。
  14. 前記接触素子は、湾曲接触表面を有し、前記接触素子は、前記湾曲接触表面を介して、前記移動可能な構成部品に寄り掛かることを特徴とする、請求項1乃至13のうちのいずれか1項に記載の係止装置。
  15. 請求項1乃至14のうちのいずれか1項に記載の係止装置を備える、自動車両のための重畳駆動装置。
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