JP2015519968A - 肌用自己注入器具 - Google Patents

Abstract

【解決手段】肌１内に所定の効能を有する溶液２を浸透させて肌の改善又は美容を図るための自己注入器具であって、内部に溶液２を収容するための空間１１を備え、一端に空気のみを吸入する吸入口１２を、他端に溶液２が排出されるように開放された排出口１５を備える収容部１０と；前記収容部１０の排出口１５と連通されるように結合され、中央に上下運動で溶液２を吐出するエアレスポンプ２１を備えるポンピング部２０と；前記ポンピング部２０のエアレスポンプ２１と連通されるように結合され、上下運動で吐出された溶液２を肌１内に浸透させる注入部３０と；を含んでなることを特徴とする。スタンプ型の軽量、薄型、簡単な構造で形成され、製造コストを低減でき、低廉な費用で家庭でより簡単便利に使用でき、肌の表皮層と真皮層にニードルを挿入した状態で、直接溶液を均一に注入して、溶液の損失を最小限に抑えながら最大の効能を発揮する効果を奏する。

Description

本発明は肌内に所定の効能を有する溶液を浸透させて肌の改善又は美容を図るための自己注入器具に関する。より具体的には、スタンプ型の軽量、薄型、簡単な構造によって、製造コストを低減でき、低廉な費用で家庭でより容易で便利に使用することができ、肌の表皮層と真皮層にニードルを挿入した状態で直接溶液を均一に注入することで溶液の損失を最小限に抑えながら最大の効能を発揮することができる肌用自己注入器具に関する。

通常、人の肌は表皮（外皮）層、真皮（内皮）層、皮下組織層に分けられるが、元気で若い肌は真皮層の約８０％がコラーゲン、エラスチンなどで満たされている。しかし、真皮層は時間が経つにつれてコラーゲンとエラスチンの量が顕著に減少して収縮し、これにより真皮層が薄くなって肌が乾燥したり、しわが発生して肌の弾力が減ってくる。従って、弾力のある肌を保持するため、コラーゲンとエラスチンなどの生成に役に立つ各種栄養物質、例えばビタミンＣやペプチドなどの物質（機能性化粧品）を肌に塗布して老化を防止する。

しかし、肌に塗布された栄養物質が表皮層を通過して真皮層に浸透される量は、全体含量のわずか０．３％程度とかなり微量な程度に過ぎなかった。このように、前述した各種栄養物質を単に肌の表皮層に塗布するだけではその効果を十分に発揮することできないため、これらの栄養物質を肌の内部の真皮層にまで損失なく効果的に浸透させる器具の開発が求められていた。

一例として、韓国登録実用新案公報第２０−０３９５３５９号の「マイクロニードルローラー」によれば、ローラーは少なくとも一つの円板ディスクを積層して構成され、上記円板ディスクの内部又は一面に少なくとも一つの上記マイクロニードルが内設され、その一端の所定長さが上記ローラーの外面に露出されることを特徴とするマイクロニードルローラーが提案されている。

他の一例として、韓国登録実用新案公報第２０−０４２３９６３号の「スタンプ型肌刺激器」によれば、上面が開放された直方体形のハウジングと、上記ハウジングの底面で下方に延長して形成されたロッドで構成されるハンドルバーと；上記ハウジングの上面に結合され、等間隔で配列された複数のニードル孔が形成された平板状のカバーと；上記ニードル孔にそれぞれ装着されて、端部がニードル孔から露出された複数のニードルとを含むことを特徴とするスタンプ型肌刺激器が提案されている。

上述した先行技術文献で言及された器具は、ローラーの外周面とスタンプの一面に所定の長さで突出したニードルを備え、ローラーとスタンプを肌に接触させることによって、ニードルが肌の表皮層と真皮層を通過する孔を人為的に形成して栄養物質の真皮層への浸透力をある程度高める長所はあるが、ローラー式の場合、ニードルが肌と垂直に接触しないため、表皮層と真皮層が傷ついて使用者に苦痛を与え易い。また、頭髪のある頭皮や体毛の多い肌の場合、ニードルに体毛が絡み易いといった問題点がある。

ここで、スタンプ式の場合には、ニードルが肌とが垂直に接触するため、使用者の苦痛を和らげ、また体毛が絡み易いといった問題を改善する。しかし、ローラーのように表皮層と真皮層に人為的に孔を形成した後に表皮層の表面に栄養物質を塗布するため、真皮層に到達し吸収される量は依然として全体含量に対し相当不充分な水準に過ぎない。即ち、ニードルが肌の表皮層と真皮層を通過する孔を人為的に形成するだけでは、人体の肌は基本的に外部から保護する障壁機能を有しているため、孔が瞬く間に閉まってしまう。例えば、肌にやけどをした場合に、その損傷した肌によって死亡するのではなく、損傷した肌が障壁機能を喪失して、外部から各種細菌が肌内に浸透して、これによる感染によって死亡する。このように、単純に肌の表皮層と真皮層を通過する孔を形成することだけでは真皮層まで栄養物質が損失されることなく効果的に浸透させるには限界がある。

その他にも、韓国公開特許公報第１０−２０１１−０１０８４４５号の「にきび、各種傷跡及び皺の治療に役に立つ自動肌マイクロ−チャンネルスタンプ」によれば、スタンプヘッド１０６ａは本体１０３ａに取り付けられ、調節溝１０３ｂに沿って深さ調節が可能で（これによって針が露出される長さが決まる）、本体の中にはスプリング１０５ａを設けて微細針面１０７ａが肌に微細孔を形成した後、速やかに抜け出ることができる。針が肌と当接するスタンプヘッド１０６ａを脱して肌に挿入される深さは０．２０ｍｍ〜２．３ｍｍの間で調節可能な自動肌マイクロ−チャンネルスタンプを提案している。

上記先行技術で言及された器具はニードルがスタンプの内部に隠れるようにして、ニードルの挿入深さを調節することができるようにした。そして、スタンプを肌に密着させた後、使用者が手で作動具を押して、ニードルが肌の表皮層と真皮層を通過する孔を人為的に形成するように突出し、スプリングによって回復される構造を有する。しかし、このような器具も前述したスタンプ器具のその一部を改善しただけであって、栄養物質の浸透力を向上させる根本的な改善事項はないため、従来と同じ問題点が発生する。即ち、ニードルが肌の表皮層と真皮層を通過する孔を人為的に形成しても、人体の肌は基本的に外部から保護する障壁機能を有しているため、孔が瞬く間に閉まってしまう。従って単純に肌の表皮層と真皮層を通過する孔を形成するだけでは真皮層まで栄養物質を損失されることなく効果的に浸透させるには限界がある。

一方、最近、皮膚科手術では様々な肌用の器具が使われている。その中で最近その効果が際立っているのが、肌に微細孔を形成する補助器具である、レーザーを利用したフラクショナルレーザー（Ｓｅｌｌａｓ）と針を利用したメソセラピーガン（Ｍｅｓｏｇｕｎ）がある。これは、フラクショナルレーザービームを０．３ｍｍ〜１．０ｍｍ間の間隔で約２，０００個〜１０，０００個程度の孔を０．１ｍｍ〜１．５ｍｍの深さまで均一に肌に開けて、レーザービームにより孔が開けられていない周辺の生きている細胞からレーザービームにより孔が開けられて死んだ細胞に新しい肌が生成されるように誘導するレーザー器具であり、メソセラピーガンは微細針が付いているガン（ＧＵＮ）タイプの医療機器で、肌の真皮層まで針で孔を空けて薬品及び化粧品を注入して吸収率を高める医療機器である。このような医療機器は真皮治療に役に立ち、機能性化粧品及びアクティブを真皮層まで確実に到達させる効果はあるが、大型で非常に高価であるという短所がある。何より皮膚科に訪問して医師の正確な診断と施術がなくては使用不可能であるという問題点がある。

韓国登録実用新案第２０−０３９５３５９号公報 韓国登録実用新案第２０−０４２３９６３号公報 韓国公開特許第１０−２０１１−０１０８４４５号公報

本発明は、上記のような従来の問題点を根本的に解決するためのもので、スタンプ型の軽量、薄型、簡単な構造を採用することによって、製造コストを低減でき、廉価で、家庭でも簡単便利に使用することができる肌用自己注入器具、特に、肌の表皮層と真皮層にニードルを挿入した状態で直接溶液を均一に注入して、溶液の損失を最小限に抑えながら最大の効能を発揮することができる肌用自己注入器具を提供することを目的とする。

このような目的を達するために、本発明の一つの形態は、肌内に所定の効能を有する溶液を浸透させて肌の改善又は美容を図るための自己注入器具であって、内部に溶液を収容するための空間を備え、一端に空気のみを吸入する吸入口を他端に溶液が排出されるように開放された排出口を備える収容部と；前記収容部の排出口と連通されるように結合され、中央に上下運動で溶液を吐出するエアレスポンプを備えるポンピング部と；前記ポンピング部のエアレスポンプと連通されるように結合されて、上下運動で吐出された溶液を肌内に浸透させる注入部と；を含んでなることを特徴とする。

この時、本発明における上記収容部は吸入口の溶液を密閉しながら空間内を遊動するパッキングと吸入孔が形成されたカバーとを備えることを特徴とする。

また、本発明における上記注入部はエアレスポンプに結合する固定具及び傾斜具を備えるハウジングと、上記ハウジングの下部にニードル溝及びニードルとを備えるニードル部と、上記ハウジングとニードル部を固定されるように固定溝及び固定突部を備える固定部とで構成されることを特徴とする。

また、本発明における上記ハウジングは外周面に使用者のグリップ感を向上させ滑りにくくするために、ゴムグリップ又は凹凸をさらに備えることを特徴とする。

また、本発明における上記ハウジングは上部内周面にポンピング部から回転を防止するように一つ以上の固定突部とスライド溝とをさらに備えることを特徴とする。

本発明の他の形態は、肌内に所定の効能を有する溶液を浸透させて肌の改善又は美容のための自己注入器具であって、使用者が把持することができるように突出した形状を有し、下部に一つ以上の段差を有する結合突起を備える取っ手部と；上記取っ手部の下部に着脱可能に備え、上記結合突起と噛み合って固定される結合溝を備えるパッキング部と；上記パッキング部と噛み合って密閉されるように結合され、上記取っ手部の加圧運動で溶液を吐出させて肌内に浸透させる注入部と；を含んでなることを特徴とする。

この時、本発明における上記取っ手部は外周面に使用者のグリップ感を向上させ滑りにくくするために、ゴムグリップ又は凹凸を備える。

また、本発明における上記注入部はパッキング部と結合されながら溶液を収容する固定具と傾斜具及び空間を備えるハウジングと、上記ハウジングの下部にニードル溝とニードルとを備えるニードル部と、上記ハウジングとニードル部を固定するように固定溝と固定突部とを備える固定部とで構成されることを特徴とする。

また、本発明の一つの形態又は他の形態による上記ニードル部のニードル溝は、ニードルを挿入して固定する固定溝と、上記固定溝の上部にニードルを中央に安全に誘導する誘導溝とを備えることを特徴とする。

また、本発明の一つの形態又は他の形態による上記ニードル部は、肌内に挿入されるように所定の長さで突出された複数のニードルを備えるが、少なくとも一つ以上のニードルは肌の表面に接触するように突出しないニードルとすることを特徴とする。

また、本発明の一つの形態又は他の形態による上記固定部は、ハウジングの傾斜具上にニードルを固定するとともに、空間を遮断させて溶液の無駄を最小化するように硬化剤をさらに充填することを特徴とする。

また、本発明の一つの形態又は他の形態による上記ハウジングは、ニードル部を保護しながら細菌や異物の流入を遮断するように結合される係止突起を有する安全キャップをさらに備えることを特徴とする。

説明に先立ち、本明細書及び特許請求の範囲に用いられた用語や単語は通常的又は辞書的な意味に限定して解釈されてはならず、発明者はその自分の発明を最も最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義することができるという原則に即して、本発明の技術的思想に符合する意味と概念に解釈されなければならない。従って、本明細書に記載された実施例と図面に示した構成は、本発明の最も好ましい一実施例に過ぎず、本発明の技術的思想を全部代弁するものではない。従って、本出願時点においてこれらに代替することができる多様な均等物及び変形例があり得ることを理解すべきである。

以上の構成及び作用で説明したように、本発明はスタンプ型の軽量、薄型、簡単な構造で形成されることによって製造コストを低減することができ、廉価用で、家庭でより容易で便利に使用することができ、肌の表皮層と真皮層にニードルを挿入した状態で直接溶液を均一に注入して溶液の損失を最小限に抑えながら最大の効能を発揮することができるという効果を奏する。

本発明の一つの形態による注入器具を全体的に示す斜視図である。 本発明の一つの形態による注入器具を分離して示す分解図である。 本発明の一つの形態による注入器具の主要部を分離して示す分解図である。 本発明の一つの形態による注入器具を切開して示す断面図である。 本発明の一つの形態による一実施例を示す構成図である。 本発明の一つの形態による変形例を示す構成図である。 本発明の他の形態による注入器具を全体的に切開して示す断面図である。 本発明の他の形態による注入器具の主要部を分離して示す分解図である。 本発明の他の形態による一実施例を示す構成図である。 本発明における注入器具の使用状態を示す注入状態図である。 本発明における注入器具の使用状態を示す注入状態図である。 本発明における注入器具の使用状態を示す注入状態図である。 本発明における注入器具の使用状態を簡略に示す模式図である。

以下、添付された図面を参照して本発明における好ましい実施例を詳細に説明する。

本発明は、肌１内に所定の効能を有する溶液２を浸透させて、肌の改善又は美容のための自己注入器具に関し、一つの形態は収容部１０とポンピング部２０及び注入部３０を主要構成とし、他の形態は取っ手部１０とパッキング部２０及び注入部３０を主要構成とする肌用自己注入器具に関する。即ち、本発明の一つの形態と他の形態とは、何れも同じ注入部３０を用いたものであるが、これと連動する収容部１０とポンピング部２０又は取っ手部１０とパッキング部２０とは、いずれか一方を選択的に用いることができる。以下、実施例を通じて説明する。

ここで、注入器具とは、肌１の表皮層１ａと真皮層１ｂに直接達する新しい通路を作った状態で、肌１の内部に溶液２を注入することができる新概念の薬物伝達器具である。

即ち、本発明の器具上に食品医薬品安全庁で検証された肌の改善及び皮膚の美容に卓越した効能を有する溶液２を予め収容した状態で提供され、家庭で化粧品を塗るように自ら注入することによって自然に傷を治癒する効果を奏し、肌１の表皮層１ａを傷つけることなくレーザー剥皮やフィリング施術と同一又はそれ以上の効果を奏することができるアンチ−エイジングソリューション（Ｓｏｌｕｔｉｏｎ：溶液）器具である。

一方、本発明で言及した溶液２は、肌の改善や皮膚の美容に係わる美白やアンチリンク及びヘアー（頭皮）に卓越した効能を有するヒアルロン酸、ビタミンＣ、コラーゲン、エラスチン、アルブチン、コウジ酸、ペプチド系列などの成分を含有する。その外にも多様な成分を含有することができ、これから新たに開発される成分を含んでいてもよい。ただし、医師の相談や処方が必要な肌疾患のような、医薬品に分類される溶液を用いることは好ましくない。あらゆる場合において、当業者は医療法に違反しない範囲内で、多様な方法と成分を使用者に提供することができることを明確にしておく。

（第１実施例）
本実施例における収容部１０は、内部に溶液２を収容するための空間１１を備え、一端に空気のみを吸入する吸入口１２を、他端に溶液２が排出されるように開放された排出口１５を備える。収容部１０は、図１及び図２に示すように、肌の改善及び皮膚の美容に卓越した効能を有する溶液２を収容しながら排出させる筒状の部材で、内部には溶液２を安全に収容するための所定の体積を有する空間１１を備え、一端及び他端には吸入口１２及び排出口１５を備える。

上記収容部１０は、吸入口１２の溶液２を密閉しながら空間１１内を遊動するパッキング１３と、吸入孔１４ａを有するカバー１４とを備える。吸入口１２は、図１０に示すように、空間１１に収容された溶液２が外部から密閉された状態で、後述するポンピング部２０によって溶液２が排出口１５から排出するため空気のみを吸入するようにパッキング１３とカバー１４とを備える。

パッキング１３は例えば軟質のゴム材で、収容部１０の吸入口１２を完全に密閉させて溶液２が外部に漏出することを防止し、カバー１４は収容部１０の吸入口１２に固定された状態で結合され、中央に空気を吸入するように一つ以上の吸入孔１４ａを備える。即ち、図１０に示すように、パッキング１３は、ポンピング部２０によって溶液２が排出口１５から排出されると圧力差によって排出された溶液２の体積分だけ下側に移動し、その分だけカバー１４の吸入孔１４ａから空気が吸入される。このように、吸入口１２に備えられたパッキング１３とカバー１４とによって空間１１の内部を外部から密閉された状態で溶液２が排出される。ここで、排出口１５はポンピング部２０と結合できるように、所定長さだけ突出し、その外周面にポンピング部２０が収容部１０から着脱可能なように螺着される。勿論、別途の図面を通じて図示しなかったが、ポンピング部２０が収容部１０から着脱不能に一体形成してもよい。このような一体型と分離型に関してはポンピング部２０と共に後述する。

また、ポンピング部２０は、上記収容部１０の排出口１５と連通されるように結合され、中央に上下運動で溶液２を吐出するエアレスポンプ２１を備える。ポンピング部２０は、図１及び図２に示すように、収容部１０の排出口１５に結合され、空間１１に収容された溶液２を外部に排出させるもので、内部に所定の圧力で溶液２を吐出させるエアレスポンプ２１を具備した構造を有する。

図４に示すように、ポンピング部２０は、収容部１０の排出口１５に結合するケーシングを備え、その内部にエアレスポンプ２１が備えられる。エアレスポンプ２１は、一方向バルブとスプリングをはめ込んだシリンダーとシリンダーの内部でスプリングの弾性力によって上下に遊動するノズルとで構成される。即ち、図１０に示すように、シリンダーの一端に備えられたバルブを通じて溶液２がシリンダーの内部に流入するが、バルブによって流入した溶液２が逆流することはない。この状態で、ノズルが上側に遊動すると、流入した溶液２の体積が減少しノズルの内部から外部に完全に吐出される。そして、スプリングの復元力により、ノズルがシリンダーの内部に溶液２を再流入させる。

ここで、ケーシングの内周面には排出口１５に螺着するための螺旋溝を備え、一端には排出口１５の一面と噛み合って連通されるように密封させるシール部材を備える。勿論、前述した排出口１５のように収容部１０とポンピング部２０とが一体型の場合には螺旋溝は省略される。この場合、これらを一体に結合するために、ケーシングが排出口１５の外周面にバンディング処理される。

一方、収容部１０とポンピング部２０とを分離型で構成すると、使用者が収容部１０とポンピング部２０を分離させた後、溶液２を再充填することができる。一体型で構成すると、溶液２の使用が完了された時、廃棄しなければならない。即ち、細菌感染のような安全性の観点に基づけば一体型に形成することが好ましいが、溶液２の成分及び使用範囲等によっては、再充填して用いても構わない場合が少なくない。何より、一体型でも分離型でも、これらを全て使い捨てに用いても、リサイクルの過程で、分離型は収容部１０とポンピング部２０をより容易に着脱（分離）することができ、工程を大幅に短縮することができる。何れの場合においても当業者は製造、リサイクルによる工程及び使用上の利便性に基づいて最も効率的な方法を適宜採択して提供することができる。

また、本実施例における注入部３０は、ポンピング部２０のエアレスポンプ２１と連通されるように結合され、上下運動で吐出された溶液２を肌１内に浸透させる。注入部３０は、図１及び図２に示すように、ポンピング部２０によって吐出される溶液２を肌１内に浸透させるもので、エアレスポンプ２１と連通されるように結合される。

この時、本実施例における上記注入部３０は、エアレスポンプ２１に結合する固定具３１ａ及び傾斜具３１ｂを備えるハウジング３１と、上記ハウジング３１の下部にニードル溝３３ａ及びニードル３３ｂとを備えるニードル部３３と、上記ハウジング３１とニードル部３３が固定されるように固定溝３５ａ及び固定突部３５ｂを備える固定部３５とで構成される。

ハウジング３１は、図３及び図４に示すように、収容部１０に収容された溶液２を肌１に吐出させるように誘導するためのもので、気密性を保持しながらポンピング部２０の一端と相互連通した状態で結合される。ハウジング３１は、図３に示すように、中央にエアレスポンプ２１の一端と嵌合乃至着脱可能に２段の段差を有する固定具３１ａを一体に備える。固定具３１ａは、使用者による加圧力を伝達してエアレスポンプ２１を上下に運動させ溶液２を吐出させるように誘導する。そして、ハウジング３１は、固定具３１ａの下部に所定の角度で延長される傾斜具３１ｂを一体に備える。このような傾斜具３１ｂは、ニードル部３３と連動してニードル３３ｂを収容するための空間を提供する。ここで、傾斜具３１ｂを所定の角度傾斜させる理由は、エアレスポンプ２１から吐出された溶液２が複数のニードル３３ｂから同じ吐出量で分散されるようにするためであり、これに関する役割については後で詳細に説明する。勿論、場合によっては傾斜具３１ｂの代わりに直線具で形成できることを排除しない。

この時、本発明における上記ハウジング３１は外周面に使用者のグリップ感を向上させ滑りにくくするために、ゴムグリップ３２ａ又は凹凸３２ｂをさらに備えていてもよい。ハウジング３１は収容部１０に収容された溶液２を肌１に吐出させるように誘導するためのもので、使用者が手で把持した状態で安定的な注入が可能になるように外周面にゴムグリップ３２ａや凹凸３２ｂを備える。

ゴムグリップ３２ａは、図５ａに示すように、外周面に軟質のゴム材をさらに付着したもので、所定のクッションで使用者がやわらかく把持することができるようにして滑りにくくする。このようなゴムグリップ３２ａは、図示した以外にも縦型、横型又は格子型のエンボスを形成することができ、全般的に曲面に形成することができる。

凹凸３２ｂは、図５ｂに示すように、外周面に使用者の指と噛み合った突部を一体に形成したもので、把持する時、使用者の手に負担を与えることなく安全に把持することができるようにして滑りにくくする。このような凹凸３２ｂは、図示したもの以外にも微細な「Ｖ」溝を「Ｘ」状に連続的に形成することができ、全般的に曲面に形成することができる。

一方、ゴムグリップ３２ａと凹凸３２ｂは、それぞれ独立的に形成することができるが、よりグリップ感を向上させ滑りにくくするために一緒に形成することができる。何れの場合においても、当業者であればグリップ感を向上させ滑りにくくすることができる範囲内で多様な模様と形状に形成して付着することができる。

また、ハウジング３１は、上部内周面にポンピング部２０から回転を防止するように一つ以上の固定突部３２ｃとスライド溝３２ｄをさらに備えることを特徴とする。ハウジング３１は、図５ａに示すように、ポンピング部２０と結合されて上下運動をするもので、ポンピング部２０から回転を防止するように固定突部３２ｃとスライド溝３２ｄをそれぞれ備える。

固定突部３２ｃはハウジング３１の内周面に形成され、スライド溝３２ｄはエアレスポンプ２１の外周面に形成される。即ち、ハウジング３１とエアレスポンプ２１を相互結合すると、固定突部３２ｃがスライド溝３２ｄに噛み合って上下運動は可能であるが、回転は不能となる。従って、使用者が肌１内にニードル３３ｂを挿入させた状態で回転が防止されることによってニードル３３ｂから肌１への損傷を抑制することができる。

ニードル部３３は、図３及び図４に示すように、エアレスポンプ２１から吐出された溶液２を肌１内に注入させるもので、ハウジング３１の下部に緊密に結合される。即ち、ニードル部３３は、図３に示すように、内部に複数のニードル溝３３ａが放射状に備えられる。ニードル溝３３ａはニードル３３ｂを緊密に固定させ、ニードル３３ｂは吐出された溶液２を肌１内に注入させる。このようなニードル部３３は、ニードル３３ｂが上部でニードル溝３３ａを通過して下部面に約０．２５〜０．６ｍｍの長さだけ突出した状態で固定されて、肌１の表皮層１ａや真皮層１ｂに挿入される。ここで、ニードル部３３の下部面に突出したニードル３３ｂの一端は肌１の内部に挿入し易いように鋭く形成することが好ましい。このようなニードル３３ｂは注射針のように中央に管路を具備した中空体で形成されて、エアレスポンプ２１から吐出された溶液２を肌１内に直接注入する。

この時、上記ニードル部３３のニードル溝３３ａは、ニードル３３ｂを挿入して固定する固定溝３４ａと上記固定溝３４ａの上部にニードル３３ｂを中央に安全に誘導する誘導溝３４ｂとを備える。ニードル溝３３ａは、図３に示すように、固定溝３４ａと誘導溝３４ｂとに分けられて備えられる。固定溝３４ａは、ニードル３３ｂが肌１内に溶液２を注入するように垂直方向に固定されるように備えられ、誘導溝３４ｂは、ニードル３３ｂが傾斜具３１ｂと対応するように中央に安全に折曲されるように所定の角度で傾斜するように備えられる。

傾斜具３１ｂは、エアレスポンプ２１から吐出された溶液２が複数のニードル３３ｂから同じ吐出量で分散されるように誘導するためのものである。このためには複数のニードル３３ｂが全部固定具３１ａの直下に集結することが最も好ましい。何より複数のニードル３３ｂを固定具３１ａ上に最も隣接されるように位置させるので、エアレスポンプ２１から溶液２の吐出と同時にニードル３３ｂ上に直接的に伝達することができるため、溶液２の無駄を最小化することができる。

このようにニードル部３３がハウジング３１に結合された状態となるためには、図４に示すように、ニードル３３ｂは中央に集結されることができるように折曲されなければならない。そこで、誘導溝３４ｂはニードル３３ｂが固定溝３４ａからより安全で且つ自然に折曲されることができるように誘導する。別途の誘導溝３４ｂを具備しないで固定溝３４ａのみでニードル３３ｂを固定した状態でニードル３３ｂを傾斜具３１ｂと対応するように折曲すると、急激な湾曲によってニードル３３ｂの管路が塞がられる。従って、ニードル溝３３ａはニードル３３ｂを折曲した状態で固定するために、固定溝３４ａと誘導溝３４ｂに分けて備える。

また、上記ニードル部３３は肌１内に挿入されるように所定の長さだけ突出した複数のニードル３３ｂを備えるが、少なくとも一つ以上のニードルは、肌１の表面に接触するように突出しないニードル３３ｃとする。

ニードル３３ｂは、図３に示すように、上部でニードル溝３３ａを通過して下部面に約０．２５〜０．６ｍｍの長さで突出した状態で固定されて、肌１の表皮層１ａや真皮層１ｂに挿入されるように備える。図５ｃに示すように、肌１の表皮層１ａの表面のみに接触する一つ以上のニードル３３ｃを備える。ニードル３３ｂは肌１内に挿入されるものであるので、使用者の体質（各種障害）や肌の状態（アレルギー及び疾患）によって不快感や問題を引き起こす虞がある。一方、ニードル３３ｃは肌１の表面のみに接触されるものであるので、各種問題があっても安全に使うことができる。ここで、ニードル２２ｂとニードル３３を同時に用いた状態を示したが、場合によって何れか一つのみを独立して備えることができる。

固定部３５は、図３及び図４に示すように、ハウジング３１の内部中央にニードル部３３を固定具３１ａと傾斜具３１ｂと連通されるように緊密に固定する役割を果たす。即ち、図３に示すように、ハウジング３１の傾斜具３１ｂの一端にはニードル部３３を収容する段差を備え、これと噛み合う位置にハウジング３１とニードル部３３が相互嵌合して結合されるように一つ以上の固定溝３５ａと固定突部３５ｂをそれぞれ備える。ここで、ハウジング３１の段差として固定溝３５ａを備え、ニードル部３３に固定突部３５ｂを備えることを示したが、場合によっては、ハウジング３１の段差として固定突部３５ｂを備え、ニードル部３３に固定溝３５ａを備えることもできる。このような固定溝３５ａと固定突部３５ｂは相互結合される部位が嵌合可能に所定の公差を置いて形成することが好ましい。

この時、本発明における上記固定部３５は、ハウジング３１の傾斜具３１ｂ上にニードル３３ｂを固定するとともに、空間を遮断させて溶液の無駄を最小化するように硬化剤３６を充填する。固定部３５は、図３及び図４に示すように、固定溝３５ａと固定突部３５ｂを通じてハウジング３１の内部中央にニードル部３３を固定具３１ａと傾斜具３１ｂと連通されるように緊密に固定する役割を果たすもので、これらからハウジング３１にニードル部３３が結合された状態でニードル３３ｂを完全に固定して、溶液２の無駄を最小化することができるように硬化剤３６を充填する。

即ち、図６に示すように、ハウジング３１にニードル部３３が固定溝３５ａと固定突部３５ｂを通じて緊密に結合する前や結合した後にハウジング３１の外周面から傾斜具３１ｂに連通する注入口（図示しない）を形成し、このような注入口で硬化剤３６を充填させて傾斜具３１ｂの空間を完全に遮断させる。ここで、硬化剤３６は、所定の温度で熱を加えると液体状態を保持するが、温度が低くなると固体状態に変化する物質を用いるが、特定材質に制限されるものではなく、様々な材質を利用することができる。

このように、ハウジング３１の傾斜具３１ｂ上に硬化剤３６を充填すると、ニードル３３ｂを完全に固定することができることは勿論、外部との気密を保持することができる。何より傾斜具３１ｂの空間を完全に遮断させることによって、エアレスポンプ２１から吐出された溶液２がニードル３３ｂを通じて直接伝達することができるため、溶液２の無駄を防止することができる。

一方、本発明における上記ハウジング３１は、ニードル部３３を保護しながら細菌や異物の流入を遮断するように結合される係止突起３７ａを有する安全キャップ３７をさらに備える。安全キャップ３７は、図１〜図３に示すように、ハウジング３１の外周面に結合されてニードル部３３から突出したニードル３３ｂを外部から隠蔽させる。即ち、ニードル３３ｂは肌１の表皮層１ａや真皮層１ｂに挿入されるものであるので、細菌や異物から保護（遮断）すべき非常に重要な要素である。従って、使用前後に安全キャップ３７をハウジング３１の外周面に結合させて肌１の各種感染を防止する。

このような安全キャップ３７は、ハウジング３１との結合力を増加するように相互に噛み合う内・外周面に係止突起３１ｃ、３７ａを備える。即ち、ハウジング３１から露出されたニードル３３ｂを保護するために、外周面に安全キャップ３７を挿入すると、安全キャップ３７の係止突起３７ａがハウジング３１の係止突起３１ｃによって離脱を防止することができる。勿論、このような方式以外にも安全キャップ３７とハウジング３１が相互に噛み合う内・外周面に係止突起及び係止溝を形成することもできる。ハウジング３１と安全キャップ３７の係止突起３１ｃ、３７ａを具備しないで、内・外周面の間に所定の公差を置いて嵌合で結合することができることを排除しない。

注入器具は所定の効能を有する溶液２を肌１の表皮層１ａや真皮層１ｂに浸透させる器具であるが、製造する時、収容部１０に溶液２が収容された状態でポンピング部２０と結合して提供される。そして、注入部３０はポンピング部２０から分離した状態で安全キャップ３７が結合された状態で提供される。即ち、収容部１０と結合されたポンピング部２０はケース（包装ボックス）内に複数保管されながら、注入部３０は個別ビニール材などで真空パックされて収容部１０とポンピング部２０とともにケース内に同封された状態で提供される。勿論、溶液２と一緒に収容部１０、ポンピング部２０及び注入部３０が全部結合された状態で製造された後、ケースに保管して提供することもできる。

まず、使用者は化粧品の販売先や皮膚科又は美容関連店などで肌の所望の部位に改善に必要な効能を有する溶液２が収容された本発明の器具を購入する。そして、使用者は収容部１０及びポンピング部２０とともに個別同封された注入部３０の包装を取り除いて、ポンピング部２０と注入部３０を相互結合させる。この時、収容部１０、ポンピング部２０及び注入部３０が全部結合された状態であればこのような過程は省略される。

続いて、図１０に示すように、使用者は片手で収容部１０を握った後、注入部３０を肌１の所望の部位に接触した状態で下方向に押してポンピング部２０を作動させる。この時、肌１に接触しない状態でポンピング部２０を１〜３回ぐらい上下運動をさせてニードル３３ｂに溶液２が満たされた状態となるようにすることが好ましい。このような過程により、図１２ａに示すように、一次的に肌１の表皮層１ａと真皮層１ｂにニードル３３ｂを挿入した状態となる。

ここで、人の肌１は大きく表皮層１ａと真皮層１ｂに分けられる。その位置ごとに少しずつ異なるが、表皮層１ａは約０．２５ｍｍ、真皮層１ｂは約０．３５ｍｍの厚さである。即ち、肌１の真皮層１ｂまでニードル３３ｂを挿入させても痛みは全く感じることなく、ただ、接触される感じだけあるので、使用上の負担は全く発生しない。ここで、肌１は真皮層１ｂに存在する物質によって全般的な影響を受けるので、ニードル３３ｂは表皮層１ａを経て真皮層１ｂが位置した所まで挿入することが好ましい。

続いて、図１０に示すように、ポンピング部２０の動作が始まると、収容部１０の溶液２がニードル３３ｂから吐出されて、図１２ｂに示すように、２次的に真皮層１ｂに注入される。即ち、図１０に示すように、肌１の所望の部位に溶液２を注入すれば良い。収容部１０の体積によって異なるが、約２０〜５０回程度で使い切る。このように、肌１内に所定の効能を有する溶液２をニードル３３ｂが直接挿入させた状態で注入するので、９０〜９９％に近い吸収率で、より確かで卓越した効果を発揮することができる。何より卓越した吸収率によって少ない溶液２でも優れた効果が現われるので、消費者の費用負担を最小化することができる。

一方、使用が完了した本発明の器具はリサイクルで分離排出（廃棄）することもできるが、収容部１０とポンピング部２０そして注入部３０を全部分離した後にアルコールに浸すか紫外線で消毒及び乾燥させれば、収容部１０に溶液２を補充して再利用することもできる。

（第２実施例）
本実施例における取っ手部１０は、使用者が把持できるように上方に突出した形状を有しており、下部に一つ以上の段差を有する結合突起部１１を備える。取っ手部１０は、図７に示すように、肌の改善及び皮膚の美容に卓越した効能を有する溶液２を排出させて、肌１内に注入されるように誘導するためのもので、使用者が手で把持することができるように所定長さだけ上方に突出した形状を有し下部に結合突起１１を備える。

結合突起１１は、図７に示すように、後述するパッキング部２０と噛み合って結合されるように誘導する。このような結合突起１１はパッキング部２０と噛み合って付着しながらも、必要によって着脱も可能でなければならないので、一つ以上の段差を有するように形成することが好ましい。即ち、結合突起１１は図示した以外にもパッキング部２０が結合された状態で離脱されない範囲内で多様な構造で形成することができる。

この時、本発明における上記取っ手部１０は外周面に使用者のグリップ感を向上させ滑りにくくするために、ゴムグリップ１５又は凹凸１６を備える。取っ手部１０は後述するパッキング部２０及び注入部３０と連動して肌１内に溶液２を注入するもので、図９に示すように、使用者が手で把持した状態で、肌１上に加圧運動が容易となるように外周面にゴムグリップ１５や凹凸１６を備える。

ゴムグリップ１５は、図９ａに示すように、外周面に軟質のゴム材をさらに付着したもので、所定のクッションで使用者が柔らかく把持することができるようにして滑りにくくする。このようなゴムグリップ１５は図示した以外にも縦型、横型又は格子型のエンボスを形成することができ、全般的に曲面に形成することができる。

凹凸１６は、図９ｂに示すように、外周面に使用者の指と噛み合う突部と一体に形成されたもので、把持する時、使用者の手に負担を与えることなく安全に把持することができるようにして滑りにくくする。このような凹凸１６は、図示した以外にも微細な「Ｖ」溝を「Ｘ」型に連続して形成することができ、全般的に曲面に形成することができる。

一方、ゴムグリップ１５と凹凸１６はそれぞれ独立に形成することができるが、グリップ感がより向上して滑りにくくするために、一緒に形成することができる。何れの場合でも当業者であればグリップ感を向上させ滑りにくくすることができる範囲内で多様な模様と形状に形成して付着することができる。

また、本発明におけるパッキング部２０は上記取っ手部１０の下部に着脱可能に備えられ、上記結合突起１１と噛み合って固定される結合溝２１を備える。パッキング部２０は、図７に示すように、取っ手部１０と連動して溶液２を肌１内に注入するように、所定の圧力を発生させるもので、一面に結合突起１１と噛み合って着脱及び付着可能に備えられる。即ち、パッキング部２０は全体的にゴム材で形成され、後述する注入部３０に溶液２が収容されるように密閉させるとともに、取っ手部１０の加圧運動が伝達されて溶液２に圧力を発生させて外部に排出（注入）されるようにする。このようなパッキング部２０は密閉力の優れた材質で形成することを基本とし、人体に無害で溶液２の成分の影響を受けない材質で形成することが好ましい。

また、本発明における注入部３０は上記パッキング部２０と噛み合って密閉されるように結合され、上記取っ手部１０の加圧運動で溶液２を吐出させて肌１内に浸透させる。注入部３０は、図７及び図８に示すように、取っ手部１０の加圧運動で溶液２を吐出させて肌１内に浸透させるもので、溶液２を収容しながらパッキング部２０と連動するように備える。

この時、本発明における上記注入部３０はパッキング部２０と結合されながら溶液２を収容する固定具３１ａと傾斜具３１ｂ及び空間３１ｄを備えるハウジング３１と、上記ハウジング３１の下部にニードル溝３３ａとニードル３３ｂとを備えるニードル部３３と、上記ハウジング３１とニードル部３３が固定されるように固定溝３５ａと固定突部３５ｂとを備える固定部３５とで構成される。

注入部３０は、図８に示すように、前述した第１実施例による注入部３０と同じ符号で表し、以下で作動に対する詳細な説明は省略する。ただ、第１実施例によるハウジング３１の空間（図示しない）はポンピング部２０と連動して上下運動をするためのものであり、第２実施例によるハウジング３１の空間３１ｄは溶液２を収容するためのものである。即ち、ハウジング３１の空間３１ｄに溶液２を収容した状態で、図１１に示すように、パッキング部２０と結合された取っ手部１０を挿入し、使用者が取っ手部１０を把持した状態で肌１に加圧運動をすれば、図１２に示すように、ニードル２３ｂが肌１内に挿入され、同時に、溶液２が所定の圧力で吐出されて注入される。

このように、本発明はスタンプ型の軽量、薄型、簡単な構造で形成されることによって、製造コストを低減することができ、低廉な費用で家庭でより容易で便利に使用することができ、肌の表皮層と真皮層にニードルを挿入し状態で直接溶液を均一に注入して溶液の損失を最小限に抑えながら最大の効能を発揮することができるという効果を奏する。

本発明は記載された実施例に限定されるのではなく、本発明の思想及び範囲を逸脱しない範囲内で多様に修正及び変形することができることは当該技術が属する技術分野において通常の知識を有する者にとって自明である。従って、このような変形例又は修正例は本発明の特許請求の範囲に属すると解すべきである。

１：肌
１ａ：表皮層
１ｂ：真皮層
２：溶液
１０：収容部
１１：空間
１２：吸入口
１３：パッキング
１４；カバー
１４ａ：吸入孔
１５：排出口
２０：ポンピング部
２１：エアレスポンプ
３０：注入部
３１：ハウジング
３１ａ：固定具
３１ｂ：傾斜具
３１ｃ：係止突起
３３：ニードル部
３３ａ：ニードル溝
３３ｂ：ニードル
３４ａ：固定溝
３４ｂ：誘導溝
３５：固定部
３５ａ：固定溝
３５ｂ：固定突部
３６：硬化剤
３７：安全キャップ
３７ａ：係止突起

Claims (12)

1. 肌（１）内に所定の効能を有する溶液（２）を浸透させて肌の改善又は美容を図るための自己注入器具であって、
   内部に溶液（２）を収容するための空間（１１）を備え、
   一端に空気のみを吸入する吸入口（１２）と、他端に溶液（２）が排出されるように開放された排出口（１５）とを備える収容部（１０）と；
   前記収容部（１０）の排出口（１５）と連通されるように結合され、中央に上下運動で溶液（２）を吐出するエアレスポンプ（２１）を備えるポンピング部（２０）と；
   前記ポンピング部（２０）のエアレスポンプ（２１）と連通されるように結合されて、上下運動で吐出された溶液（２）を肌（１）内に浸透させる注入部（３０）と；
   を含んでなることを特徴とする肌用自己注入器具。
2. 前記収容部（１０）は、前記吸入口（１２）の溶液（２）を密閉しながら前記空間（１１）内を遊動するパッキング（１３）と、吸入孔（１４ａ）を有するカバー（１４）と、を備えることを特徴とする請求項１記載の肌用自己注入器具。
3. 前記注入部（３０）は、
   前記エアレスポンプ（２１）に結合される固定具（３１ａ）と、傾斜具（３１ｂ）とを備えるハウジング（３１）と、
   前記ハウジング（３１）の下部にニードル溝（３３ａ）とニードル（３３ｂ）とを備えるニードル部（３３）と、
   前記ハウジング（３１）とニードル部（３３）を固定するように固定溝（３５ａ）と固定突部（３５ｂ）とを備える固定部（３５）とで構成されることを特徴とする請求項１記載の肌用自己注入器具。
4. 前記ハウジング（３１）は外周面に使用者のグリップ感を向上させ滑りにくくするために、ゴムグリップ（３２ａ）又は凹凸（３２ｂ）をさらに備えることを特徴とする請求項１記載の肌用自己注入器具。
5. 前記ハウジング（３１）は上部内周面にポンピング部（２０）から回転を防止するように、一つ以上の固定突部（３２ｃ）とスライド溝（３２ｄ）とをさらに備えることを特徴とする請求項１記載の肌用自己注入器具。
6. 肌（１）内に所定の効能を有する溶液（２）を浸透させて肌の改善又は美容を図るための自己注入器具であって、
   使用者が把持することができるように突出した形状を有し、下部に一つ以上の段差を有する結合突起（１１）を備える取っ手部（１０）と；
   前記取っ手部（１０）の下部に着脱可能に備えられ、前記結合突起（１１）と噛み合って固定される結合溝（２１）を備えるパッキング部（２０）と；
   前記パッキング部（２０）と噛み合って密閉されるように結合され、前記取っ手部（１０）の加圧運動で溶液（２）を吐出させて肌（１）内に浸透させる注入部（３０）と；
   を含んでなることを特徴とする肌用自己注入器具。
7. 前記取っ手部（１０）は、外周面に使用者のグリップ感を向上させて滑りにくくするためにゴムグリップ（１５）又は凹凸（１６）を備えることを特徴とする請求項６に記載の肌用自己注入器具。
8. 前記注入部（３０）は、
   パッキング部（２０）と結合されながら溶液（２）を収容する固定具（３１ａ）と傾斜具（３１ｂ）及び空間（３１ｄ）を備えるハウジング（３１）と、
   前記ハウジング（３１）の下部にニードル溝（３３ａ）及びニードル（３３ｂ）を備えるニードル部（３３）と、
   前記ハウジング（３１）とニードル部（３３）を固定するように固定溝（３５ａ）と固定突部（３５ｂ）とを備える固定部（３５）とで構成されることを特徴とする請求項６に記載の肌用自己注入器具。
9. 前記ニードル部（３３）のニードル溝（３３ａ）はニードル（３３ｂ）を挿入固定する固定溝（３４ａ）と、
   前記固定溝（３４ａ）の上部にニードル（３３ｂ）を中央に安全に誘導する誘導溝（３４ｂ）を備えることを特徴とする請求項３又は８記載の肌用自己注入器具。
10. 前記ニードル部（３３）は、肌（１）内に浸透されるように所定の長さで突出した複数のニードル（３３ｂ）を備え、
    少なくとも一つ以上のニードルは肌（１）の表面に接触するように突出しないニードルとすることを特徴とする請求項３又は８記載の肌用自己注入器具。
11. 前記固定部（３５）は、ハウジング（３１）の傾斜具（３１ｂ）上にニードル（３３ｂ）を固定するとともに、空間を遮断させて溶液の無駄を最小化するように硬化剤（３６）をさらに充填することを特徴とする請求項３又は８記載の肌用自己注入器具。
12. 前記ハウジング（３１）は、ニードル部（３３）を保護しながら細菌や異物の流入を遮断するように結合される係止突起（３７ａ）を有する安全キャップ（３７）をさらに備えることを特徴とする請求項３又は８記載の肌用自己注入器具。

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