JP2015513265A - 周波数選択性による複数無線機干渉緩和 - Google Patents

周波数選択性による複数無線機干渉緩和 Download PDF

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Abstract

ユーザ機器(UE)は、2つ以上の無線機をもつユーザ機器上の干渉を緩和し得る。いくつかの事例では、UEは、2つ以上の無線機の通信が干渉をいつ経験するかを判断し得、2つ以上の無線機のうちの2つの無線機は同じ無線アクセス技術を用いて動作する。さらに、UEは、干渉を緩和するために2つの無線機のうちの第1の無線機の動作周波数を変更し得る。

Description

関連出願の相互参照
[0001]本出願は、開示の全体が参照により本明細書に明確に組み込まれる、CHRISIKOSらの名義で2012年4月19日に出願された「MULTI-RADIO COEXISTENCE」と題する米国仮特許出願第61/635,414号、およびWIETFELDTらの名義で2012年3月7日に出願された米国仮特許出願第61/607,816号の米国特許法第119条(e)項に基づく利益を主張する。
[0002]本明細書は、一般に複数無線(multi-radio)技法に関し、より詳細には、複数無線デバイスのための共存(coexistence)技法に関する。
[0003]ワイヤレス通信システムは、音声、データなど、様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅および送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続システムであり得る。そのような多元接続システムの例としては、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、3GPPロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)システム、および直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムがある。
[0004]概して、ワイヤレス多元接続通信システムは、複数のワイヤレス端末のための通信を同時にサポートすることができる。各端末は、順方向リンクおよび逆方向リンク上での送信によって1つまたは複数の基地局と通信する。順方向リンク(またはダウンリンク)とは、基地局から端末への通信リンクを指し、逆方向リンク(またはアップリンク)とは、端末から基地局への通信リンクを指す。この通信リンクは、単入力単出力、多入力単出力または多入力多出力(MIMO)システムを介して確立され得る。
[0005]いくつかの従来の高度のデバイスは、異なる無線アクセス技術(RAT:Radio Access Technology)を使用して送信/受信するための複数の無線機を含む。RATの例としては、たとえば、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)、cdma2000、WiMAX(登録商標)、WLAN(たとえば、WiFi(登録商標))、Bluetooth(登録商標)、LTEなどがある。
[0006]例示的なモバイルデバイスは、第4世代(4G)モバイルフォンなど、LTEユーザ機器(UE:User Equipment)を含む。そのような4Gフォンは、ユーザに様々な機能を提供するための様々な無線機を含み得る。この例では、4Gフォンは、音声およびデータ用のLTE無線機と、IEEE802.11(WiFi)無線機と、全地球測位システム(GPS)無線機と、Bluetooth無線機とを含み、上記のうちの2つまたは4つすべてが同時に動作し得る。様々な無線機がモバイルデバイスに有用な機能を提供する一方、単一デバイス中にそれらを含めることは共存問題を生じる。詳細には、1つの無線機の動作が、場合によっては、放射性、伝導性のリソース衝突、および/または他の干渉機構を通して別の無線機の動作に干渉し得る。共存問題はそのような干渉を含む。
[0007]このことは、産業科学医療用(ISM:Industrial Scientific and Medical)帯域に隣接しており、その帯域との干渉を生じ得るLTEアップリンクチャネルについて特に当てはまる。BluetoothおよびワイヤレスLAN(WLAN)チャネルがISM帯域内に入ることに留意されたい。いくつかの事例では、Band7およびBand40のいくつかのチャネル中でLTEがアクティブであるとき、BluetoothまたはWLANチャネル状態によっては、BluetoothまたはWLAN誤り率が許容できなくなり得る。場合によっては、LTEとBluetoothとの同時動作は、Bluetoothヘッドセットにおいて終端する音声サービスの中断を生じることがある。さらに、LTEは、WLANおよび/またはBT送信によって中断させられ得る。そのような中断は消費者にとって許容できないものであり得る。LTE送信がGPSに干渉するとき、同様の問題が存在する。
[0008]特にLTEに関して、UEは、発展型ノードB(eNB、たとえば、ワイヤレス通信ネットワーク用の基地局)と通信して、ダウンリンク上でUEが受けた干渉をそのeNBに通知することに留意されたい。さらに、eNBは、ダウンリンク誤り率を使用してUEにおける干渉を推定することが可能であり得る。いくつかの事例では、eNBおよびUEは協働して、UEにおける干渉、さらにはUE自体の内部の無線機による干渉を低減するソリューションを発見することができる。しかしながら、従来のLTEでは、ダウンリンクに関する干渉推定は、干渉に包括的に対処するためには十分でないことがある。
[0009]一例では、LTEアップリンク信号はBluetooth信号またはWLAN信号に干渉する。しかしながら、そのような干渉は、eNBにおけるダウンリンク測定報告中に反映されない。その結果、UEの側の一方的なアクション(たとえば、アップリンク信号を異なるチャネルに移動すること)は、アップリンク共存問題に気づいていないeNBによって阻止され得、eNBはその一方的なアクションを取り消そうと努める。たとえば、UEが接続を異なる周波数チャネル上で再確立した場合でも、ネットワークは、UEを、デバイス内干渉によって損なわれた元の周波数チャネルに依然としてハンドオーバし得る。損なわれたチャネル上の所望の信号強度は、時々、eNBに対する基準信号受信電力(RSRP:Reference Signal Received Power)に基づく新しいチャネルの測定報告中で反映される信号強度よりも高くなり得るので、これは可能性があるシナリオである。したがって、eNBが、ハンドオーバ決定を行うためにRSRP報告を使用する場合、損なわれたチャネルと所望のチャネルとの間で往復して転送されるピンポン効果(ping-pong effect)が起こり得る。
[0010]eNBの調整なしに単にアップリンク通信を停止することなど、UEの側の他の一方的なアクションは、eNBにおける電力ループ機能不全を引き起こし得る。従来のLTEにおいて存在するさらなる問題には、共存問題を有する構成の代替として所望の構成を提案するUEの側の能力の一般的な欠如がある。少なくともこれらの理由のために、UEにおけるアップリンク共存問題は長い間未解決のまま残り、UEの他の無線機のパフォーマンスおよび効率を劣化させ得る。
[0011]本開示の一態様によれば、ワイヤレス通信のための方法は、複数の無線機の通信が干渉をいつ経験するかを判断することであって、複数の無線機のうちの少なくとも2つの無線機が、同じ無線アクセス技術を用いて動作する、判断することを含む。本方法はまた、干渉を緩和するために少なくとも2つの無線機のうちの第1の無線機の動作周波数を変更することを含み得る。
[0012]本開示の別の態様によれば、ワイヤレス通信のための装置は、複数の無線機の通信が干渉をいつ経験するかを判断するための手段であって、複数の無線機のうちの少なくとも2つの無線機が、同じ無線アクセス技術を用いて動作する、判断するための手段を含む。本装置はまた、干渉を緩和するために少なくとも2つの無線機のうちの第1の無線機の動作周波数を変更するための手段を含み得る。
[0013]本開示の一態様によれば、ワイヤレス通信のための装置は、メモリと、メモリに結合された(1つまたは複数の)プロセッサとを含む。(1つまたは複数の)プロセッサは、複数の無線機の通信が干渉をいつ経験するかを判断することであって、複数の無線機のうちの少なくとも2つの無線機が、同じ無線アクセス技術を用いて動作する、判断することを行うように構成される。(1つまたは複数の)プロセッサはまた、干渉を緩和するために少なくとも2つの無線機のうちの第1の無線機の動作周波数を変更するように構成される。
[0014]本開示の一態様によれば、ワイヤレスネットワークにおけるワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品は、非一時的プログラムコードを記録したコンピュータ可読媒体を含む。プログラムコードは、複数の無線機の通信が干渉をいつ経験するかを判断するためのプログラムコードであって、複数の無線機のうちの少なくとも2つの無線機が、同じ無線アクセス技術を用いて動作する、判断するためのプログラムコードを含む。プログラムコードはまた、干渉を緩和するために少なくとも2つの無線機のうちの第1の無線機の動作周波数を変更するためのプログラムコードを含む。
[0015]以下で、本開示の追加の特徴および利点について説明する。本開示は、本開示の同じ目的を実行するための他の構造を変更または設計するための基礎として容易に利用され得ることを、当業者は諒解されたい。また、そのような等価な構成は、添付の特許請求の範囲に記載の本開示の教示から逸脱しないことを、当業者は了解されたい。さらなる目的および利点とともに、本開示の編成と動作の方法の両方に関して、本開示を特徴づけると考えられる新規の特徴は、添付の図に関連して以下の説明を検討するとより良く理解されよう。ただし、図の各々は、例示および説明のみの目的で与えたものであり、本開示の限界を定めるものではないことを明確に理解されたい。
[0016]本開示の特徴、特性、および利点は、全体を通じて同様の参照符号が同様のものを指す図面とともに、以下に記載する発明を実施するための形態を読めばより明らかになろう。
[0017]一態様による多元接続ワイヤレス通信システムを示す図。 [0018]一態様による通信システムのブロック図。 [0019]ダウンリンクロングタームエボリューション(LTE)通信における例示的なフレーム構造を示す図。 [0020]アップリンクロングタームエボリューション(LTE)通信における例示的なフレーム構造を概念的に示すブロック図。 [0021]例示的なワイヤレス通信環境を示す図。 [0022]複数無線ワイヤレスデバイスのための例示的な設計のブロック図。 [0023]所与の決定期間における7つの例示的な無線機間のそれぞれの潜在的な衝突を示す図式。 [0024]時間的な例示的な共存マネージャ(CxM:Coexistence Manager)の動作を示す図。 [0025]隣接する周波数帯域を示すブロック図。 [0026]本開示の一態様による、複数無線機共存管理のためのワイヤレス通信環境内でサポートを行うためのシステムのブロック図。 [0027]本開示の一態様による、複数無線機ワイヤレスデバイスの例を示す図。 [0027]本開示の一態様による、複数無線機ワイヤレスデバイスの例を示す図。 [0028]本開示の一態様による、複数無線機共存管理のためのワイヤレス通信環境内でサポートを行うためのシステムの一例を示す図。 [0029]本開示の一態様による、干渉を緩和する例を示す図。 [0029]本開示の一態様による、干渉を緩和する例を示す図。 [0030]本開示の一態様による、複数無線機ワイヤレスデバイスの一例を示す図。 [0031]無線機が同じ周波数帯域上で同時に動作するときの複数無線機干渉緩和プロセスを示す流れ図。 [0032]無線機が異なる周波数帯域上で同時に動作するときの複数無線機干渉緩和プロセスを示す流れ図。 [0033]本開示の一態様による、干渉を緩和するための方法を示すブロック図。 [0034]干渉を緩和するための構成要素を採用する装置のためのハードウェア実装形態の一例を示す図。
[0035]本開示の様々な態様は、たとえば、LTE帯域と(たとえば、BL/WLANのための)産業科学医療用(ISM)帯域との間に重大なデバイス内共存問題が存在し得る、複数無線デバイス中の共存問題を緩和するための技法を提供する。共存問題は、同じ無線アクセス技術(RAT)の無線機間にも存在し得る。たとえば、複数のWLAN無線機は、同時に動作するとき、干渉を潜在的に経験し得る。そのような動作からの干渉を低減するために、同じRATの無線機は、異なる周波数範囲内で動作するように制御され得る。
[0036]本明細書で説明する技法は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワークなど、様々なワイヤレス通信ネットワークに対して使用され得る。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA:Universal Terrestrial Radio Access)、cdma2000などの無線技術を実装することができる。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標):Wideband-CDMA)および低チップレート(LCR)を含む。CDMA2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM)などの無線技術を実装することができる。OFDMAネットワークは、発展型UTRA(E−UTRA:Evolved UTRA)、IEEE802.11、IEEE802.16、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)などの無線技術を実装することができる。UTRA、E−UTRA、およびGSMは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。ロングタームエボリューション(LTE)は、E−UTRAを使用するUMTSの今度のリリースである。UTRA、E−UTRA、GSM、UMTSおよびLTEは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP:3rd Generation Partnership Project)と称する団体からの文書に記載されている。cdma2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2:3rd Generation Partnership Project 2)と称する団体からの文書に記載されている。これらの様々な無線技術および規格は当技術分野で知られている。明快のために、本技法のいくつかの態様について以下ではLTEに関して説明し、以下の説明の部分でLTE用語を使用する。
[0037]シングルキャリア変調および周波数領域等化を利用するシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)は、本明細書で説明する様々な態様とともに利用され得る技法である。SC−FDMAは、OFDMAシステムと同様のパフォーマンスおよび本質的に同じ全体的な複雑さを有する。SC−FDMA信号は、それの固有のシングルキャリア構造のために、より低いピーク対平均電力比(PAPR:peak-to-average power ratio)を有する。SC−FDMAは、特に、より低いPAPRが送信電力効率の点でモバイル端末に多大な利益を与えるアップリンク通信において、大きい注目を引いている。それは現在、3GPPロングタームエボリューション(LTE)、または発展型UTRAにおけるアップリンク多元接続方式に関する実用的な前提である。
[0038]図1を参照すると、一態様による多元接続ワイヤレス通信システムが示されている。発展型ノードB100(eNB)は、リソースおよびパラメータを割り振ること、ユーザ機器からの要求を許可/拒否することなどによってLTE通信を管理するための処理リソースとメモリリソースとを有するコンピュータ115を含む。eNB100はまた複数のアンテナグループを有し、あるグループはアンテナ104とアンテナ106とを含み、別のグループはアンテナ108とアンテナ110とを含み、追加のグループはアンテナ112とアンテナ114とを含む。図1では、アンテナグループごとに2つのアンテナのみが示されているが、アンテナグループごとにより多いまたはより少ないアンテナが利用され得る。ユーザ機器(UE)116(アクセス端末(AT)とも呼ばれる)がアンテナ112および114と通信している間、アンテナ112および114は、アップリンク(UL)188を介してUE116に情報を送信する。UE122がアンテナ106および108と通信している間、アンテナ106および108は、ダウンリンク(DL)116を介してUE122に情報を送信し、アップリンク114を介してUE122から情報を受信する。周波数分割複信(FDD)システムでは、通信リンク118、120、124および126は、通信のための異なる周波数を使用することができる。たとえば、ダウンリンク120は、アップリンク118によって使用される周波数とは異なる周波数を使用することができる。
[0039]アンテナの各グループ、および/またはアンテナが通信するように設計されたエリアは、しばしば、eNBのセクタと呼ばれる。この態様では、それぞれのアンテナグループは、eNB100によってカバーされるエリアのセクタ中のUEに通信するように設計される。
[0040]ダウンリンク120および126を介した通信では、eNB100の送信アンテナは、異なるUE116および122に対してアップリンクの信号対雑音比を改善するためにビームフォーミングを利用する。また、eNBが、ビームフォーミングを使用して、それのカバレージ中にランダムに分散されたUEに送信するほうが、UEが単一のアンテナを介してすべてのそれのUEに送信するよりも、隣接セル中のUEへの干渉が小さくなる。
[0041]eNBは、端末と通信するために使用される固定局であり得、アクセスポイント、基地局、または何らかの他の用語で呼ばれることもある。UEは、アクセス端末、ワイヤレス通信デバイス、端末、または何らかの他の用語で呼ばれることもある。
[0042]図2は、MIMOシステム200における送信機システム210(eNBとしても知られる)および受信機システム250(UEとしても知られる)の一態様のブロック図である。いくつかの事例では、UEとeNBの両方が、送信機システムと受信機システムとを含むトランシーバをそれぞれ有する。送信機システム210において、いくつかのデータストリームのトラフィックデータがデータソース211から送信(TX)データプロセッサ214に供給される。
[0043]MIMOシステムは、データ送信のために複数(NT個)の送信アンテナと複数(NR個)の受信アンテナとを採用する。NT個の送信アンテナとNR個の受信アンテナとによって形成されるMIMOチャネルは、空間チャネルと呼ばれることもあるNS個の独立チャネルに分解され得、ここで、NS≦min{NT,NR}である。NS個の独立チャネルの各々は1つの次元に対応する。複数の送信アンテナおよび受信アンテナによって生成された追加の次元数が利用された場合、MIMOシステムは改善されたパフォーマンス(たとえば、より高いスループットおよび/またはより大きい信頼性)を与えることができる。
[0044]MIMOシステムは時分割複信(TDD)および周波数分割複信(FDD)システムをサポートする。TDDシステムでは、アップリンクおよびダウンリンク送信が同じ周波数領域上で行われるので、相反定理によるアップリンクチャネルからのダウンリンクチャネルの推定が可能である。これにより、eNBにおいて複数のアンテナが利用可能であるとき、eNBはダウンリンク上で送信ビームフォーミング利得を抽出することが可能になる。
[0045]一態様では、各データストリームは、それぞれの送信アンテナを介して送信される。TXデータプロセッサ214は、データストリーム用に選択された特定のコーディング方式に基づいて、そのデータストリームごとにトラフィックデータをフォーマットし、コーディングし、インターリーブして、コード化データを与える。
[0046]各データストリームのコード化データは、OFDM技法を使用してパイロットデータで多重化され得る。パイロットデータは、知られている方法で処理され、チャネル応答を推定するために受信機システムにおいて使用され得る知られているデータパターンである。各データストリームの多重化されたパイロットデータおよびコード化データは、次いで、変調シンボルを与えるために、そのデータストリーム用に選択された特定の変調方式(たとえば、BPSK、QPSK、M−PSK、またはM−QAM)に基づいて変調(たとえば、シンボルマッピング)される。各データストリームのデータレート、コーディング、および変調は、メモリ232とともに動作するプロセッサ230によって実行される命令によって判断され得る。
[0047]次いで、それぞれのデータストリームの変調シンボルはTX MIMOプロセッサ220に供給され、TX MIMOプロセッサ220はさらに(たとえば、OFDM用に)その変調シンボルを処理することができる。次いで、TX MIMOプロセッサ220はNT個の変調シンボルストリームをNT個の送信機(TMTR)222a〜222tに与える。いくつかの態様では、TX MIMOプロセッサ220は、データストリームのシンボルと、シンボルの送信元のアンテナとにビームフォーミング重みを適用する。
[0048]各送信機222は、それぞれのシンボルストリームを受信し、処理して、1つまたは複数のアナログ信号を供給し、さらに、それらのアナログ信号を調整(たとえば、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)して、MIMOチャネルを介して送信するのに適した変調信号を与える。次いで、送信機222a〜222tからのNT個の被変調信号は、それぞれNT個のアンテナ224a〜224tから送信される。
[0049]受信機システム250では、送信された変調信号はNR個のアンテナ252a〜252rによって受信され、各アンテナ252からの受信信号は、それぞれの受信機(RCVR)254a〜254rに与えられる。各受信機254は、それぞれの受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、およびダウンコンバート)し、調整された信号をデジタル化して、サンプルを与え、さらにそれらのサンプルを処理して、対応する「受信」シンボルストリームを与える。
[0050]次いで、RXデータプロセッサ260は、NR個の受信機254からNR個の受信シンボルストリームを受信し、特定の受信機処理技法に基づいて処理して、NR個の「検出」シンボルストリームを与える。次いで、RXデータプロセッサ260は、各検出シンボルストリームを復調し、デインターリーブし、復号して、データストリームのトラフィックデータを復元する。RXデータプロセッサ260による処理は、送信機システム210におけるTX MIMOプロセッサ220およびTXデータプロセッサ214によって実行される処理を補足するものである。
[0051](メモリ272とともに動作する)プロセッサ270は、どのプリコーディング行列を使用すべきかを周期的に判断する(後述)。プロセッサ270は、行列インデックス部分とランク値部分とを有するアップリンクメッセージを作成する。
[0052]アップリンクメッセージは、通信リンクおよび/または受信データストリームに関する様々なタイプの情報を含むことができる。次いで、アップリンクリンクメッセージは、データソース236からいくつかのデータストリームのトラフィックデータをも受信するTXデータプロセッサ238によって処理され、変調器280によって変調され、送信機254a〜254rによって調整され、送信機システム210に返信される。
[0053]送信機システム210において、受信機システム250からの被変調信号は、アンテナ224によって受信され、受信機222によって調整され、復調器240によって復調され、RXデータプロセッサ242によって処理されて、受信機システム250によって送信されたアップリンクメッセージを抽出する。次いで、プロセッサ230は、ビームフォーミング重みを判断するためにどのプリコーディング行列を使用すべきかを判断し、次いで、抽出されたメッセージを処理する。
[0054]図3は、ダウンリンクロングタームエボリューション(LTE)通信における例示的なフレーム構造を概念的に示すブロック図である。ダウンリンクの送信タイムラインは無線フレームの単位に区分され得る。各無線フレームは、所定の持続時間(たとえば、10ミリ秒(ms))を有し得、0〜9のインデックスをもつ10個のサブフレームに区分され得る。各サブフレームは2つのスロットを含み得る。したがって、各無線フレームは、0〜19のインデックスをもつ20個のスロットを含み得る。各スロットは、L個のシンボル期間、たとえば、(図3に示すように)ノーマルサイクリックプレフィックスの場合は7つのシンボル期間、または拡張サイクリックプレフィックスの場合は6つのシンボル期間を含み得る。各サブフレーム中の2L個のシンボル期間には0〜2L−1のインデックスが割り当てられ得る。利用可能な時間周波数リソースはリソースブロックに区分され得る。各リソースブロックは、1つのスロット中でN個のサブキャリア(たとえば、11個のサブキャリア)をカバーし得る。
[0055]LTEでは、eNBは、eNB中の各セルについて1次同期信号(PSS:Primary Synchronization Signal)と2次同期信号(SSS:Secondary Synchronization Signal)とを送り得る。PSSおよびSSSは、図3に示すように、それぞれ、ノーマルサイクリックプレフィックスをもつ各無線フレームのサブフレーム0および5の各々中のシンボル期間6および5中で送られ得る。同期信号は、セル検出および捕捉のためにUEによって使用され得る。eNBは、サブフレーム0のスロット1中のシンボル期間0〜3中で物理ブロードキャストチャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)を送り得る。PBCHはあるシステム情報を搬送し得る。
[0056]eNBは、eNB中の各セルについてセル固有基準信号(CRS:Cell-specific Reference Signal)を送り得る。CRSは、ノーマルサイクリックプレフィックスの場合は各スロットのシンボル0、1、および4中で送られ得、拡張サイクリックプレフィックスの場合は各スロットのシンボル0、1、および3中で送られ得る。CRSは、物理チャネルのコヒーレント復調、タイミングおよび周波数追跡、無線リンク監視(RLM:Radio Link Monitoring)、基準信号受信電力(RSRP)、および基準信号受信品質(RSRQ:Reference Signal Received Quality)測定などのためにUEによって使用され得る。
[0057]eNBは、図3に示すように、各サブフレームの最初のシンボル期間中に物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH:Physical Control Format Indicator Channel)を送り得る。PCFICHは、制御チャネルのために使用されるいくつか(M個)のシンボル期間を搬送し得、ここで、Mは、1、2または3に等しくなり得、サブフレームごとに変化し得る。Mはまた、たとえば、リソースブロックが10個未満である、小さいシステム帯域幅では4に等しくなり得る。図3に示す例では、M=3である。eNBは、各サブフレームの最初のM個のシンボル期間中に物理HARQインジケータチャネル(PHICH:Physical HARQ Indicator Channel)と物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)とを送り得る。図3に示す例でも、PDCCHおよびPHICHは最初の3つのシンボル期間中に含まれている。PHICHは、ハイブリッド自動再送要求(HARQ:Hybrid Automatic Repeat Request)をサポートするための情報を搬送し得る。PDCCHは、UEのためのリソース割振りに関する情報と、ダウンリンクチャネルのための制御情報とを搬送し得る。eNBは、各サブフレームの残りのシンボル期間中に物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)を送り得る。PDSCHは、ダウンリンク上でのデータ送信のためにスケジュールされたUEのためのデータを搬送し得る。LTEにおける様々な信号およびチャネルは、公開されている「Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical Channels and Modulation」と題する3GPP TS 36.211に記載されている。
[0058]eNBは、eNBによって使用されるシステム帯域幅の中心1.08MHzにおいてPSS、SSSおよびPBCHを送り得る。eNBは、これらのチャネルが送られる各シンボル期間中のシステム帯域幅全体にわたってPCFICHおよびPHICHを送り得る。eNBは、システム帯域幅のいくつかの部分においてUEのグループにPDCCHを送り得る。eNBは、システム帯域幅の特定の部分において特定のUEにPDSCHを送り得る。eNBは、すべてのUEにブロードキャスト方式でPSS、SSS、PBCH、PCFICHおよびPHICHを送り得、特定のUEにユニキャスト方法でPDCCHを送り得、また特定のUEにユニキャスト方法でPDSCHを送り得る。
[0059]各シンボル期間においていくつかのリソース要素が利用可能であり得る。各リソース要素は、1つのシンボル期間中の1つのサブキャリアをカバーし得、実数値または複素数値であり得る1つの変調シンボルを送るために使用され得る。各シンボル期間中に基準信号のために使用されないリソース要素は、リソース要素グループ(REG:resource element group)中に配置され得る。各REGは、1つのシンボル期間中の4つのリソース要素を含み得る。PCFICHは、シンボル期間0において、周波数上でほぼ等しく離間され得る、4つのREGを占有し得る。PHICHは、1つまたは複数の構成可能なシンボル期間において、周波数上で拡散され得る、3つのREGを占有し得る。たとえば、PHICH用の3つのREGは、すべてシンボル期間0中に属し得るか、またはシンボル期間0、1および2中で拡散され得る。PDCCHは、最初のM個のシンボル期間において、利用可能なREGから選択され得る、9、18、32または64個のREGを占有し得る。REGのいくつかの組合せのみがPDCCHに対して可能にされ得る。
[0060]UEは、PHICHおよびPCFICHのために使用される特定のREGを知り得る。UEは、PDCCHのためのREGの様々な組合せを探索し得る。探索する組合せの数は、一般に、PDCCHに対して可能にされた組合せの数よりも少ない。eNBは、UEが探索することになる組合せのいずれかにおいてUEにPDCCHを送り得る。
[0061]図4は、アップリンクロングタームエボリューション(LTE)通信における例示的なフレーム構造を概念的に示すブロック図である。アップリンクのために利用可能なリソースブロック(RB:Resource Block)は、データセクションと制御セクションとに区分され得る。制御セクションは、システム帯域幅の2つのエッジにおいて形成され得、構成可能なサイズを有し得る。制御セクション中のリソースブロックは、制御情報を送信するためにUEに割り当てられ得る。データセクションは、制御セクション中に含まれないすべてのリソースブロックを含み得る。図4の設計は、データセクション中の連続するサブキャリアのすべてを単一のUEに割り当てることを可能にし得る連続サブキャリアを含むデータセクションを生じる。
[0062]UEには、eNBに制御情報を送信するために制御セクション中のリソースブロックが割り当てられ得る。UEには、eノードBにデータを送信するためにデータセクション中のリソースブロックも割り当てられ得る。UEは、制御セクション中の割り当てられたリソースブロック上の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)中で制御情報を送信し得る。UEは、データセクション中の割り当てられたリソースブロック上の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)中でデータのみまたはデータと制御情報の両方を送信し得る。アップリンク送信は、サブフレームの両方のスロットにわたり得、図4に示すように周波数上でホッピングし得る。
[0063]LTEにおけるPSS、SSS、CRS、PBCH、PUCCHおよびPUSCHは、公開されている「Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical Channels and Modulation」と題する3GPP TS 36.211に記載されている。
[0064]一態様では、本明細書では、複数無線機共存ソリューションを可能にするために、3GPP LTE環境などのワイヤレス通信環境内でサポートを行うためのシステムおよび方法が説明される。
[0065]次に図5を参照すると、本明細書で説明する様々な態様が機能することができる例示的なワイヤレス通信環境500が示されている。ワイヤレス通信環境500は、複数の通信システムと通信することが可能であり得るワイヤレスデバイス510を含むことができる。これらのシステムは、たとえば、1つまたは複数のセルラーシステム520および/または530、1つまたは複数のWLANシステム540および/または550、1つまたは複数のワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)システム560、1つまたは複数のブロードキャストシステム570、1つまたは複数の衛星測位システム580、図5に示されていない他のシステム、あるいはそれらの任意の組合せを含むことができる。以下の説明では、「ネットワーク」および「システム」という用語がしばしば互換的に使用されることを諒解されたい。
[0066]セルラーシステム520および530はそれぞれ、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)、または他の好適なシステムであり得る。CDMAシステムは、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)、cdma2000などの無線技術を実装することができる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))およびCDMAの他の変形態を含む。その上、cdma2000は、IS−2000(CDMA2000 1X)、IS−95およびIS−856(HRPD)規格をカバーする。TDMAシステムは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM)、デジタルアドバンストモバイルフォンシステム(D−AMPS:Digital Advanced Mobile Phone System)などの無線技術を実装することができる。OFDMAシステムは、発展型UTRA(E−UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB:Ultra Mobile Broadband)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)などの無線技術を実装することができる。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)およびLTE−Advanced(LTE−A)は、E−UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−AおよびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と称する団体からの文書に記載されている。cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する団体からの文書に記載されている。一態様では、セルラーシステム520は、カバレージ内のワイヤレスデバイスのための双方向通信をサポートすることができるいくつかの基地局522を含むことができる。同様に、セルラーシステム530は、カバレージ内のワイヤレスデバイスのための双方向通信をサポートすることができるいくつかの基地局532を含むことができる。
[0067]WLANシステム540および550はそれぞれ、IEEE802.11(WiFi)、Hiperlanなどの無線技術を実装することができる。WLANシステム540は、双方向通信をサポートすることができる1つまたは複数のアクセスポイント542を含むことができる。同様に、WLANシステム550は、双方向通信をサポートすることができる1つまたは複数のアクセスポイント552を含むことができる。WPANシステム560は、Bluetooth(BT)、IEEE802.15などの無線技術を実装することができる。さらに、WPANシステム560は、ワイヤレスデバイス510、ヘッドセット562、コンピュータ564、マウス566など、様々なデバイスのための双方向通信をサポートすることができる。
[0068]ブロードキャストシステム570は、テレビジョン(TV)ブロードキャストシステム、周波数変調(FM)ブロードキャストシステム、デジタルブロードキャストシステムなどであり得る。デジタルブロードキャストシステムは、MediaFLO(登録商標)、ハンドヘルド用デジタルビデオ放送(DVB−H:Digital Video Broadcasting for Handhelds)、地上波テレビジョン放送用統合サービスデジタル放送(ISDB−T:Integrated Services Digital Broadcasting for Terrestrial Television Broadcasting)などの無線技術を実装することができる。さらに、ブロードキャストシステム570は、一方向通信をサポートすることができる1つまたは複数のブロードキャスト局572を含むことができる。
[0069]衛星測位システム580は、米国の全地球測位システム(GPS)、欧州のGalileoシステム、ロシアのGLONASSシステム、日本の準天頂衛星システム(QZSS:Quasi-Zenith Satellite System)、インドのインド地域航法衛星システム(IRNSS:Indian Regional Navigational Satellite System)、中国のBeidouシステム、および/または任意の他の好適なシステムであり得る。さらに、衛星測位システム580は、位置判断用の信号を送信するいくつかの衛星582を含むことができる。
[0070]一態様では、ワイヤレスデバイス510は、固定でも移動でもあり得、ユーザ機器(UE)、移動局、モバイル機器、端末、アクセス端末、加入者ユニット、局などと呼ばれることもある。ワイヤレスデバイス510は、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL:wireless local loop)局などであり得る。さらに、ワイヤレスデバイス510は、セルラーシステム520および/または530、WLANシステム540および/または550、WPANシステム560をもつデバイス、および/または任意の他の好適な(1つまたは複数の)システムおよび/または(1つまたは複数の)デバイスとの双方向通信に関与することができる。ワイヤレスデバイス510は、追加または代替として、ブロードキャストシステム570および/または衛星測位システム580から信号を受信することができる。概して、ワイヤレスデバイス510は、所与の瞬間において任意の数のシステムと通信することができることが諒解できよう。また、ワイヤレスデバイス510は、同時に動作するそれの構成無線デバイスの様々な構成無線デバイスの間の共存問題に遭遇し得る。したがって、デバイス510は、以下でさらに説明するように、共存問題を検出し、緩和するための機能モジュールを有する共存マネージャ(CxM、図示せず)を含む。
[0071]次に図6を参照すると、図5の無線機またはワイヤレスデバイス510の実装形態として使用され得る、複数無線ワイヤレスデバイス600の例示的な設計を示すブロック図が与えられている。図6が示すように、ワイヤレスデバイス600は、それぞれN個のアンテナ610a〜610nに結合され得るN個の無線機620a〜620nを含むことができ、ここで、Nは任意の整数値であり得る。ただし、それぞれの無線機620は任意の数のアンテナ610に結合され得、複数の無線機620は所与のアンテナ610を共有することもできることを諒解されたい。
[0072]概して、無線機620は、電磁スペクトルのエネルギーを放射または放出するか、電磁スペクトルのエネルギーを受け取るか、あるいは伝導性手段を介して伝搬するエネルギーを発生するユニットであり得る。例として、無線機620は、システムまたはデバイスに信号を送信するユニット、あるいはシステムまたはデバイスから信号を受信するユニットであり得る。したがって、無線機620は、ワイヤレス通信をサポートするために利用され得ることが諒解できよう。別の例では、無線機620はまた、他の無線機のパフォーマンスに影響を及ぼし得る雑音を放出するユニット(たとえば、コンピュータ上のスクリーン、回路板など)であり得る。したがって、さらに、無線機620は、ワイヤレス通信をサポートすることなしに雑音および干渉を放出するユニットでもあり得ることが諒解できよう。
[0073]一態様では、それぞれの無線機620は、1つまたは複数のシステムとの通信をサポートすることができる。複数の無線620は、追加または代替として、所与のシステムが、たとえば、異なる周波数帯域(セルラー帯域およびPCS帯域)上で送信または受信するために使用され得る。
[0074]別の態様では、デジタルプロセッサ630が、無線機620a〜620nに結合され得、無線機620を介して送信または受信されるデータの処理など、様々な機能を実行することができる。各無線機620の処理は、その無線機によってサポートされる無線技術に依存し得、送信機の場合は暗号化、符号化、変調などを含み、受信機の場合は復調、復号、解読などを含むことなどができる。一例では、デジタルプロセッサ630は、本明細書で概して説明するように、ワイヤレスデバイス600の性能を改善するために無線機620の動作を制御することができる共存マネージャ(CxM)640を含むことができる。共存マネージャ640は、無線機620の動作を制御するために使用される情報を記憶することができるデータベース644にアクセスすることができる。以下でさらに説明するように、共存マネージャ640は、無線機間の干渉を減少させるための様々な技法に対して適応され得る。一例では、共存マネージャ640は、ISM無線機がLTE非アクティビティ期間中に通信することを可能にする測定ギャップパターンまたはDRXサイクルを要求する。
[0075]簡単のために、デジタルプロセッサ630は、図6ではシングルプロセッサとして示されている。しかしながら、デジタルプロセッサ630は、任意の数のプロセッサ、コントローラ、メモリなどを含むことができることを諒解されたい。一例では、コントローラ/プロセッサ650は、ワイヤレスデバイス600内の様々なユニットの演算を指示することができる。追加または代替として、メモリ652が、ワイヤレスデバイス600のためのプログラムコードおよびデータを記憶することができる。デジタルプロセッサ630、コントローラ/プロセッサ650、およびメモリ652は、1つまたは複数の集積回路(IC)、特定用途向け集積回路(ASIC)などの上で実装され得る。特定の非限定的な例として、デジタルプロセッサ630は、移動局モデム(MSM:Mobile Station Modem)ASIC上で実装され得る。
[0076]一態様では、共存マネージャ640は、それぞれの無線機620間の衝突に関連する干渉および/または他の性能劣化を回避するために、ワイヤレスデバイス600によって利用されるそれぞれの無線機620の動作を管理することができる。共存マネージャ640は、図11および図13に示すプロセスなど、1つまたは複数のプロセスを実行し得る。さらなる例として、図7の図式700に、所与の決定期間における7つの例示的な無線機間のそれぞれの潜在的な衝突を表す。図式700に示す例では、7つの無線機は、WLAN送信機(Tw)と、LTE送信機(Tl)と、FM送信機(Tf)と、GSM/WCDMA送信機(Tc/Tw)と、LTE受信機(Rl)と、Bluetooth受信機(Rb)と、GPS受信機(Rg)とを含む。4つの送信機は、図式700の左側にある4つのノードによって表されている。4つの受信機は、図式700の右側にある3つのノードによって表されている。
[0077]送信機と受信機との間の潜在的な衝突は、送信機のノードと受信機のノードとを接続しているブランチによって図式700上に表されている。したがって、図式700に示す例では、衝突は、(1)WLAN送信機(Tw)とBluetooth受信機(Rb)との間、(2)LTE送信機(Tl)とBluetooth受信機(Rb)との間、(3)WLAN送信機(Tw)とLTE受信機(Rl)との間、(4)FM送信機(Tf)とGPS受信機(Rg)との間、(5)WLAN送信機(Tw)とGSM/WCDMA送信機(Tc/Tw)とGPS受信機(Rg)との間に存在し得る。
[0078]一態様では、例示的な共存マネージャ640は、図8の線図800によって示す方法などの方法で時間的に動作することができる。線図800が示すように、共存マネージャ動作のタイムラインは、任意の好適な一様または非一様な長さ(たとえば、100μs)であり得る決定ユニット(DU:Decision Unit)に分割され得、DUでは、通知が処理され、応答段階(たとえば、20μs)では、評価段階中に取られたアクションに基づいて、コマンドが様々な無線機620に与えられ、および/または他の動作が実行される。一例では、線図800に示すタイムラインは、タイムラインのワーストケース動作によって定義されたレイテンシパラメータを有することができ、たとえば、所与のDU中の通知段階の終了の直後に所与の無線機から通知が取得された場合における応答のタイミングを有することができる。
[0079]図9に示すように、(周波数分割複信(FDD)アップリンクのための)band7、(時分割複信(TDD)通信のための)band40、および(TDDダウンリンクのための)band38にあるロングタームエボリューション(LTE)は、Bluetooth(BT)技術およびワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)技術によって使用される2.4GHz産業科学医療用(ISM)帯域と隣接している。これらの帯域についての周波数プランニングは、従来のフィルタリングソリューションが隣接する周波数における干渉を回避することを可能にするガードバンドが制限されているか、またはそれが存在しないようなものである。たとえば、ISMとband7との間に20MHzのガードバンドが存在するが、ISMとband40との間にガードバンドは存在しない。
[0080]適切な規格に準拠するために、特定の帯域上で動作する通信デバイスは、指定された周波数範囲全体にわたって動作可能であるべきである。たとえば、LTE準拠であるために、移動局/ユーザ機器は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって定義されているように、band40(2300〜2400MHz)とband7(2500〜2570MHz)の両方全体上で通信することが可能であるべきである。十分なガードバンドなしに、デバイスは、帯域干渉を生じる他の帯域に重複するフィルタを採用する。band40フィルタは、帯域全体をカバーするために幅100MHzであるので、それらのフィルタからのロールオーバは、干渉を生じるISM帯域にクロスオーバする。同様に、ISM帯域全体(たとえば、2401〜約2480MHz)を使用するISMデバイスは、隣接するband40およびband7にロールオーバするフィルタを採用することになり、干渉を引き起こし得る。
[0081]UEに関して、たとえば、(たとえば、Bluetooth/WLAN用の)LTEおよびISM帯域などのリソース間にデバイス内共存問題が存在し得る。現在のLTE実装形態では、LTEに対する干渉問題は、UEによって報告されるDL測定値(たとえば、基準信号受信品質(RSRQ)メトリックなど)および/またはDL誤り率に反映され、eNBは、それらのダウンリンク測定値および/またはダウンリンク誤り率を使用して、たとえば、共存問題のないチャネルまたはRATにLTEを移動させる周波数間またはRAT間ハンドオフ決定を行うことができる。しかしながら、たとえば、LTEアップリンクがBluetooth/WLANへの干渉を引き起こしているが、LTEダウンリンクがBluetooth/WLANからの干渉を経験しない場合、これらの既存の技法は機能しないことが諒解できよう。より詳細には、UEがそれ自体をアップリンク上の別のチャネルに自律的に移動させる場合でも、eNBは、場合によっては、負荷分散の目的でUEを問題があるチャネルにハンドオーバし戻す可能性がある。いずれの場合も、既存の技法では、問題があるチャネルの帯域幅を最も効率的な方法で使用することが可能にならないことが諒解できよう。
[0082]次に図10を参照すると、複数無線機共存管理のためのワイヤレス通信環境内でサポートを行うためのシステム1000のブロック図が示されている。一態様では、システム1000は、アップリンク通信および/またはダウンリンク通信、ならびに/あるいは互いのおよび/またはシステム1000中の他のエンティティとの任意の他の好適な通信に関与することができる、1つまたは複数のUE1010および/またはeNB1040を含むことができる。一例では、UE1010および/またはeNB1040は、周波数チャネルおよびサブバンドを含む様々なリソースを使用して通信するように動作可能であり得、それらのリソースの一部は他の無線リソース(たとえば、LTEモデムなどのブロードバンド無線機)と潜在的に衝突し得る。別の態様では、システムは、アクセスポイントおよび/または外部ワイヤレスデバイス(図示せず)をも含み得る。したがって、UE1010は、本明細書で概して説明するように、UE1010によって利用される複数の無線機の間の共存を管理するための様々な技法を利用することができる。
[0083]少なくとも上記の短所を緩和するために、UE1010は、UE1010内での複数無線機共存のためのサポートを可能にするために、本明細書で説明され、システム1000によって示される、それぞれの特徴を利用することができる。たとえば、チャネル監視モジュール1012およびチャネルフィルタ処理モジュール1014が与えられ得る。様々なモジュール1012〜1014は、いくつかの例では、図6の共存マネージャ640などの共存マネージャの一部として実装され得る。様々なモジュール1012〜1014などは、本明細書で説明する実施形態を実装するように構成され得る。
[0084]同じまたは近接した通信スペクトル中の同じまたは異なる無線アクセス技術(RAT)の1つまたは複数の無線機の通信が同時に動作しているとき、無線機間の潜在的干渉が生じ得る。本開示では、RATは、WLAN無線機またはBluetooth無線機など、任意のタイプの通信無線機を指すことがあり、セルラー無線に限定されないことに留意されたい。1つの無線機が、別の無線機が送信しているときに同時に通信を受信しようと試みているとき、干渉が生じ得る。たとえば、両方の無線機が通信スペクトルの同じまたは近接した部分を使用している場合、受信無線機は干渉を経験し得る。別の例として、両方の無線機が通信スペクトルの近接した部分を使用していないとき、相互変調ひずみの結果として、受信無線機は干渉を経験し得る。
[0085]たとえば、同時のLTE無線機とISM無線機とを用いて動作しているデバイスは、LTE無線機とISM無線機とが同時に動作するとき、潜在的デバイス内干渉を経験し得る。一例では、LTE無線機とISM無線機とは、LTE無線機がISM帯域(たとえば、帯域40、7、38、および41)の近くの帯域中で動作するとき、潜在的デバイス内干渉を経験し得る。潜在的干渉は、ISM帯域の近くの帯域中で動作しているLTE無線機に限定されず、単一のデバイス上の2つのRATの同時動作から生じ得ることに留意されたい。デバイスは、RATのうちの1つの時間、周波数、および/または電力を調整することなどの技法を利用することによってLTE無線機とISM無線機と(たとえば、WLANおよび/またはBluetooth)の間の潜在的干渉を緩和するための共存マネージャ(CxM)を含み得る。共存マネージャはまた、同じRATの複数の無線機間の干渉を緩和し得る。
[0086]一例によれば、UEなどのデバイスは、互いから独立して動作し得る、2つのWLAN無線機など、少なくとも2つの無線機を利用し得る。詳細には、WLAN無線機は、2つのモード、すなわち、アクセスポイント(AP)モードと局モードとで動作することができる 。各モードで、デバイスは、別のエンティティ(たとえば、デバイスまたはアクセスポイント)へのアップリンク(UL)送信、または別のエンティティからのダウンリンク(DL)受信に関与することができる。したがって、所与のWLAN無線機は、共存マネージャなどの制御エンティティによって判断される時間多重化方式で2つのアップリンク送信と2つのダウンリンク送信とが可能である。同様に、同じデバイス上の別のWLAN無線機も、時分割多重(TDM)、およびデバイス中の他の無線機(WLANと非WLANの両方)と動作を協調させるために共存マネージャによって実行される他の共存協調を用いて動作し得る。
[0087]概して、デバイスは、アクセスポイントおよび局として動作する単一のWLAN無線機を含み得る。この動作モードは、一般に、MiFi(登録商標)またはソフトアクセスポイントデバイスと呼ばれる。本態様では、デバイスは、2つの動作するWLAN無線機を含み得る。
[0088]たとえば、第1のWLAN無線機がアクセスポイントモードで動作し得、第2のWLAN無線機が局モードで同時におよび/または独立して動作し得る。この例では、2つの無線機が様々なモードで同時に独立して動作しているときに、潜在的干渉が生じ得る。たとえば、第1の無線機がアクセスポイントモードで動作しており、第2の無線機が局モードで動作している場合、第1の無線機からの送信/受信イベントは、送信と受信とのためのタイムスロットが重複するとき、第2の無線機の送信/受信イベントに潜在的に干渉し得る。
[0089]チャネル化フィルタ、同じ帯域の3つ以上の部分(たとえば、ロー/ハイバンド)のためのフィルタ、または二重不連続帯域中の同時動作のためのフィルタなど、フィルタの使用によって同じ帯域中で動作する2つのWLAN無線機の同時動作を可能にするソリューションが提案される。ロー/ハイバンドまたはハイ/ローバンドという用語は、同じ帯域の上側(ハイ)部分および下側(ロー)部分(たとえば、2.4GHz帯域の部分または5GHz帯域の部分)を指すことに留意されたい。
[0090]図11Aに、2つのWLAN無線機を利用するデバイスの一例を示す。図11Aに示したように、デバイス1107は、2G、3G、またはLTEなど、ネットワーク上のセルラー通信のためのモデム1101を含み得る。モデム1101はまた、全地球測位システム(GPS)無線機または他の無線機を含み得る。さらに、デバイス1107は、第1のWLAN無線機1102と第2のWLAN無線機1103とを含み得る。第2のWLAN無線機1103はまた、Bluetooth(BT)無線機を含み得る。第1のWLAN無線機1102と第2のWLAN無線機1103とは異なる周波数上で動作し得、したがって、デバイスはデュアルバンドデバイスと呼ばれることがある。代替として、第1のWLAN無線機1102と第2のWLAN無線機1103とは同じ帯域上で動作し得る。
[0091]図11Bに、2つのWLAN無線機を利用するデバイスの別の例を示す。図11Bに示したように、デバイス1108は第1のモデム1104を含み得る。第1のモデム1104はまた、GPSまたは他の無線機を含み得る。さらに、デバイス1108は、2G、3G、またはLTEなど、ネットワーク上のセルラー通信のためのモデムを含み得る第2のモデム1105を含み得、第1のWLAN無線機(図示せず)をも含み得る。デバイス1108はまた、第2のWLAN無線機1106を含み得る。第2のWLAN無線機1106はまた、Bluetooth(BT)無線機を含み得る。第1のWLAN無線機と第2のWLAN無線機1106とは、異なる周波数上で動作し得、したがって、デバイスはデュアルバンドデバイスと呼ばれることがある。さらに、デバイス1108は、少なくとも2つのアクティブ送信機とともに少なくとも2つのSIMカードを含み得るデュアル加入者識別モジュール(SIM:subscriber identity module)デュアルアクティブ(DSDA)であり得る。
[0092]WLAN無線機などの無線機は、送信および/または受信イベントタイムスロットが重複しないように、時分割マルチプレクス半二重方式で動作し得る。しかしながら、同じアクセス技術を用いて動作していることがある少なくとも2つの無線機が単一のデバイス上に配設されており、第1の無線機の送信および/または受信イベントが第2の無線機の送信および/または受信イベントと少なくとも重複するとき、潜在的干渉が生じ得る。
[0093]一例では、第1の無線機は、アクセスポイントモードで動作するように構成され得、第2の無線機は、局モードで動作するように構成され得る。この例では、第1の無線機と第2の無線機とはWLAN無線機であり得る。図12に、アクセスポイントで動作するように構成された第1のWLAN無線機と局モードで動作するように構成された第2のWLAN無線機との一例を示す。
[0094]図12に、ワイヤレスシステムにおいて動作する2つのWLAN無線機をもつモバイルデバイスを示す。図12に示したように、モバイルデバイス1208は、LTEなど、ネットワーク上のセルラー通信のためのモデム1201を含み得る。モバイルデバイスはまた、ホスト/アプリケーションプロセッサモジュール1202と、共存マネージャ(CxM)1204と、接続性エンジン(CnE)1203と、共存マネージャインターフェース(CxMi)1205と、2つのWLAN無線機1209、1210とを含み得る。共存マネージャ1204は、上記で説明した共存マネージャ640であり得る。第1のWLAN無線機(WLAN−1)1209は、チャネルi(ch.i)上で専用アクセスポイントモードで動作し得、第2のWLAN無線機(WLAN−2)1210は、チャネルj(ch.j)上で専用局モードで動作し得る。たとえば、図12に示すように、WLAN−1 1209は、チャネルi上の第1のWLANリンク(WL1)1211上でデバイスD1およびD2 1206をサービスし得る。さらに、WLAN−2 1210は、チャネルj上の第2のWLANリンク(WL2)1212を介してリモートアクセスポイント(AP)1214との接続を与え得る。リモートAP1214は、インターネット1215へのアクセスを与え得る。さらに、図12のモバイルデバイス1208は、WWANリンク(WW)1213を介して3GPPまたは3GPP2ネットワーク1207にアクセスし得る。以下で説明する本開示の態様によれば、チャネルiとチャネルjとは、同じであり得るか、または異なり得ることに留意されたい。さらに、この例では、チャネルiおよびjはまた、WLAN無線機1209、1210の各々を動作させるための帯域を指すことがある。
[0095]一態様によれば、2つのWLAN無線機をもつデバイスの各WLAN無線機は、異なる帯域(他の帯域が使用され得るが、たとえば、2.4または5GHz)上で動作し得る。別の態様では、2つのWLAN無線機をもつデバイスのWLAN無線機は、共存マネージャが、各WLAN無線機の送信および/または受信イベントタイムスロットのためのWLANタイムスロット分離を可能にするとき、または共存マネージャが周波数選択性動作を利用するとき、同じ帯域上で動作し得る。別の態様では、1つまたは複数のWLAN無線機が異なる周波数帯域上で動作し得る。
[0096]共存マネージャは、第1のWLAN無線機と第2のWLAN無線機との間の潜在的干渉を緩和しながら、スループットなどの性能ファクタを改善するために、送信および/または受信イベントタイミング、帯域/チャネル周波数、送信電力レベル、ならびに他のファクタを調整し得ることに留意されたい。さらに、共存マネージャは、LTE無線機などの他のコロケート無線機との干渉を同時に緩和し得る。
[0097]たとえば、共存マネージャは、第1のWLAN無線機と第2のWLAN無線機とが同じ帯域上で動作しているとき、第1のWLAN無線機の通信が第2のWLAN無線機の通信に干渉することを判断し得る。この例では、干渉を緩和するために、共存マネージャは、各WLAN無線機が異なる帯域上で動作している(たとえば、第1のWLAN無線機が2.4GHz上で動作し、第2のWLAN無線機が5GHz上で動作する)ようにWLAN無線機のうちの1つの通信を変更し得る。
[0098]802.11b/g/n規格上で動作するWLAN無線機は、2.4GHz帯域で動作するように指定される。さらに、802.11a/n/ac規格上で動作するWLAN無線機は、5GHz帯域で動作するように指定される。さらに、Wi−Fi(登録商標)ネットワークは、アクセスポイントと移動局とが同じチャネル上で動作するような競合ベースTDDシステムである。したがって、アクセスポイントと移動局とが同じチャネル上で動作するので、Wi−Fiネットワークは半二重ネットワークであり、送信および受信動作はTDM構成において時間的にスタッガされ得る。
[0099]IEEE802.11規格上で動作する典型的なWLAN無線機は、チャネルがクリアであるかどうかを確かめるために一方の側がリッスンする、キャリア検知多重アクセス/衝突回避(CSMA/CA:Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)と呼ばれるメディアアクセス制御プロトコルを使用し得る。チャネルがクリアである場合、送信は行われ得、他の場合、チャネルがクリアになるまで、送信は保持される。分散制御機能(DCF:Distributed Control Function)と呼ばれる別の衝突回避機構は、チャネルが潜在的にクリアであるときにデバイスが送信することを可能にし得る。典型的なシステムでは、WLAN送信は受信機から肯定応答を受信した。したがって、デバイスは、衝突が生じ、送信デバイスが肯定応答を受信しない場合、ある間隔の後に送信を再試行することになると考える。
[00100]前に説明したように、WLAN無線機は、送信および/または受信イベントタイムスロットが重複しないようなTDM半二重方式で動作し得る。しかしながら、デバイスが少なくとも2つのWLAN無線機を含むとき、1つのWLAN無線機の送信イベントスロットは、別のWLAN無線機の受信イベントスロットと重複し、したがって潜在的干渉を生じ得る。
[00101]潜在的干渉を緩和するために、共存マネージャは、各無線機の送信および/または受信イベントが、同じデバイス上で動作する少なくとも1つの他の無線機の送信および/または受信イベントに関して時間的に重複しないように、各無線機のタイミングを制御し得る。
[00102]たとえば、図13に示すように、第1の無線機(WLAN−1)は、チャネルi上でアクセスポイントモードで動作するように構成され得、第2の無線機(WLAN−2)は、チャネルj上で局モードで動作するように構成され得る。この例では、共存マネージャは、各無線機の送信および/または受信イベントタイムスロットが少なくとも時間的に重複しないように、イベント時間t0〜t3と持続時間dt0〜dt3とにわたって各無線機の送信および/または受信イベントタイムスロットのタイミングを制御し得る。図13には示されていないが、共存マネージャは、無線機を各モードで同じ帯域上で動作するか、または各モードについて異なる帯域上で動作するように制御し得る。
[00103]図13に示された例では、チャネルiとチャネルjとは、異なるチャネルであるか、あるいは各無線機の送信および/または受信イベントタイムスロットが時間的に重複しない場合は同じチャネルであり得る。各無線機の送信および/または受信イベントタイムスロットが少なくとも時間的に重複しないように各無線機の送信および/または受信イベントタイムスロットのタイミングを制御することによって干渉を緩和するソリューションは単独で組み込まれ得、その開示の全体が参照により本明細書に組み込まれる、WIETFELDTらの名義で2012年3月7日に出願された、同一出願人が所有する仮特許出願第61/607,816号(代理人整理番号121577)中で検討されたソリューションに全体的にまたは部分的に結合され得る。
[00104]別のソリューションによれば、共存マネージャは、周波数選択性動作を介して潜在的干渉を緩和し得る。各無線機の送信/受信(TX/RX)イベントは、ハイバンドフィルタとローバンドフィルタとがWLAN無線機の少なくとも1つ中で使用されるという条件で、共存マネージャが周波数選択性動作を利用するとき、時間的に重複し得る。
[00105]本開示の一態様では、複数のRAT、たとえば、二重WLAN無線機が異なる帯域中で同時に動作することができる。この態様では、UEまたはUEの共存マネージャは帯域の選択を制御する。たとえば、共存マネージャは、同じ帯域上の両方のWLAN無線機の動作を回避するために、WLAN無線機のうちの1つを異なる帯域に(たとえば、2.4GHzから5GHzに)切り替える。この態様では、各WLAN無線機の各バンドパスフィルタは、各WLAN無線機についての選択された帯域に対応する。
[00106]別の態様では、一方のWLAN無線機はハイバンドチャネル上で動作し、他方のWLAN無線機は同時に同じ帯域(たとえば、5GHz帯域)中でローバンドチャネル上で動作する。ハイバンドチャネルおよびローバンドチャネルは、同じ帯域の上側部分および下側部分を表し得る。一態様では、チャネル化フィルタ処理構成(たとえば、ハイ/ローバンドチャネル化フィルタ処理構成)が実装され、ハイバンドフィルタは、ハイバンドチャネル上でのWLAN無線機の一方の動作を可能にし、ローバンドフィルタは、ローバンドチャネル上での他方のWLAN無線機の動作を可能にする。チャネル化フィルタ処理構成は、ハイバンドフィルタとローバンドフィルタとを含むただ2つのフィルタを表しているが、フィルタの数は3つ以上であり得る。たとえば、フィルタは、ハイバンドフィルタ、ミディアムバンドフィルタおよびローバンドフィルタを含み得る。
[00107]別の態様では、異なるチャネル化フィルタ処理構成が採用され得、チャネル化帯域は、無線機の所望のフィルタ制御に応じて特定の中域周波数帯域であるかまたは他の帯域範囲である。他のフィルタ設計、形状、帯域、および技術は、所望の共存管理設計に応じて、ローバンド、ハイバンド、ミッドバンドなどの中でチャネルの数を選択するために、より広い応答またはより狭い応答で構成され得る。
[00108]たとえば、図14に示すように、第1の無線機(WLAN−1)は、チャネルi上でアクセスポイント(AP)モードで動作するように構成され得、第2の無線機(WLAN−2)は、チャネルj上で局(STA)モードで動作するように構成され得る。この例では、共存マネージャは周波数選択性動作を利用し得、したがって、各無線機のAP/STAイベントは時間的に重複し得る。図14には示されていないが、共存マネージャは、無線機を各モードで同じ帯域上で動作するか、または各モードについて異なる帯域上で動作するように制御し得る。
[00109]図14に与えられた例では、WLAN1とWLAN2とは同じ帯域で動作し得、WLAN1はローバンドチャネルi上で動作するが、WLAN2はハイバンドチャネルj上で動作し、その逆も同様である。さらに、ハイバンドフィルタとローバンドフィルタとはWLAN無線機のうちの少なくとも1つの上で使用される。
[00110]周波数選択性動作は、2つのWLAN無線機間の独立した時間動作を可能にし、各無線機の送信および/または受信イベントタイムスロットが少なくとも時間的に重複しないように各無線機の送信および/または受信イベントタイムスロットのタイミングを制御するソリューションと比較してより高いスループットを提供する。
[00111]図15に、本開示の一態様による、周波数選択性動作の実装形態の一例を示す。図15に示した実施態様は、個別構成要素として、または単一のチップ内に画定された構成要素として実装され得る。周波数選択性動作はまた、異なる構成において異なる構成要素を使用して実装され得る。図15の構成要素は、ハイバンド/ローバンド構成を用いて示されているが、他の帯域構成が構成され得る。
[00112]図15に示されているように、ハイバンドチャネル化フィルタ1505およびローバンドチャネル化フィルタ1501は、WLAN1またはWLAN2など、WLAN無線機のうちの少なくとも1つの上で定義され得る。図15はまた、WLAN1とWLAN2の両方に共通し得るWLAN無線周波数(RF)フロントエンド1506の構成要素を示している。
[00113]一態様によれば、周波数選択性動作の実装形態は、アンテナ1520と、第1のスイッチ1504と、ハイバンドフィルタ1505と、ローバンドフィルタ1501と、第2のスイッチ1502とを含む。さらに、両方のWLAN無線機に共通し得る構成要素は、ISM帯域フィルタ1503と、送信動作と受信動作との間で切り替えるための第3のスイッチ1507と、電力増幅器(PA)1508と、低雑音増幅器(LNA)1509と、分割器(DIV)1510と、ダウンコンバータ(DnC)1511と、受信電圧制御発振器(VCO)1512と、受信ベースバンドフィルタ(BBF)1514と、フェーズドロックループ(PLL)1513と、分布増幅器(DA)1515と、DIV1516と、アップコンバータ(UpC)1521と、送信VCO1517と、送信BBF1519と、PLL1518とを含む。
[00114]一態様によれば、周波数選択性動作を利用するときに、共存マネージャは、ハイバンドフィルタ経路、ローバンドフィルタ経路、またはハイバンドフィルタとローバンドフィルタとをバイパスするバンドパスフィルタに結合された経路を利用するために、第1のスイッチ1504と第2のスイッチ1502とを制御し得る。
[00115]一態様では、一例として、周波数選択動作は第1のWLAN無線機(WLAN1)のために実装され得る。潜在的干渉を緩和するために、共存マネージャは、第1のWLAN無線機のためのイベントがローバンド中にあり、第2のWLAN無線機のためのイベントがハイバンド中にあるとき、ローバンドフィルタ1501に接続されたローバンドフィルタ経路に結合するように第1のスイッチ1504と第2のスイッチ1502とを制御し得る。
[00116]さらに、潜在的干渉を緩和するために、共存マネージャは、第1のWLAN無線機のためのイベントがハイバンド中にあり、第2のWLAN無線機のためのイベントがローバンド中にあるとき、ハイバンドフィルタ1505に接続されたハイバンドフィルタ経路に結合するように第1のスイッチ1504と第2のスイッチ1502とを制御し得る。最後に、共存マネージャは、デュアルバンド動作を利用するときにハイバンドフィルタ1505とローバンドフィルタ1501のいずれにも接続されないバンドパスフィルタ経路に結合されるように第1のスイッチ1504と第2のスイッチ1502とを制御し得、デュアルバンド動作では、各WLAN無線機のバンドパスフィルタは、それの対象とする動作帯域のための帯域をカバーするか、またはシングルバンド動作では、共存マネージャはTDMモードで動作する。
[00117]共存マネージャの動作は、周波数選択動作が第2のWLAN無線機のために実装されることになっている場合、第1のWLAN無線機に関して上記で説明した動作と同様であり得る。たとえば、潜在的干渉を緩和するために、共存マネージャは、第2のWLAN無線機イベントがローバンド中にあり、第1のWLANイベントがハイバンド中にあるとき、ローバンドフィルタ経路に結合するように第1のスイッチ1504と第2のスイッチ1502とを制御し得る。その上、潜在的干渉を緩和するために、共存マネージャは、第2のWLAN無線機イベントがハイバンド中にあり、第1のWLANイベントがローバンド中にあるとき、ハイバンドフィルタ経路に結合するように第1のスイッチ1504と第2のスイッチ1502とを制御し得る。最後に、共存マネージャは、デュアルバンド動作を利用するときにハイバンドフィルタ1505とローバンドフィルタ1501のいずれにも接続されないバンドパスフィルタ経路に結合されるように第1のスイッチ1504と第2のスイッチ1502とを制御し得、デュアルバンド動作では、各WLAN無線機のバンドパスフィルタは、それの対象とする動作帯域のための帯域をカバーするか、またはシングルバンド動作では、共存マネージャはTDMモードで動作する。
[00118] 本明細書で説明するソリューションは、少なくとも2つの無線機を含む様々なデバイス中の潜在的干渉を緩和し得る。たとえば、一態様では、共存マネージャが、同じデバイス上で動作する第1のWLAN無線機と第2のWLAN無線機との間の潜在的干渉を緩和し得る。この例では、第1のWLAN無線機は、外部デバイスが第1のWLAN無線機を介してWiFiアクセスを取得し得るようにアクセスポイントモードで動作し得、第2のWLAN無線機は、デバイスが外部アクセスポイントに接続し得るように局モードで動作し得る。
[00119]さらに、共存マネージャは、上記の例で説明した第1のWLAN無線機と、同時に動作するWWAN無線機との間の潜在的干渉を緩和するように構成され得る。代替として、共存マネージャは、上記の例で説明した第1のWLAN無線機と、同時に動作するWWAN無線機との間の潜在的干渉を緩和するように構成され得る。最後に、共存マネージャは、上記の例で説明した第1のWLAN無線機と第2のWLAN無線機と、同時に動作するWWAN無線機との間の潜在的干渉を緩和するように構成され得る。
[00120]共存マネージャは、本明細書で説明する潜在的干渉シナリオに加えて他のタイプの潜在的干渉を緩和し得ることに留意されたい。たとえば、共存マネージャは、単一のWLAN無線機またはチップ、およびLTE無線機などの他のコロケート無線機とのデバイス上の潜在的干渉を緩和し得る。別の例として、共存マネージャは、少なくとも2つのWLAN無線機またはチップ、およびLTE無線機などの他のコロケート無線機とのデバイス上の潜在的干渉を緩和し得る。したがって、本明細書で説明するソリューションは、それら自体でまたは一緒に組み込まれ得、その全体が参照により本明細書に明確に組み込まれる、WIETFELDTらの名義で2009年8月28日に出願された、同一出願人が所有する特許出願第11/549,651号と、WIETFELDTらの名義で2009年8月28日に出願された、同一出願人が所有する特許出願第11/549,678号と、WIETFELDTらの名義で2010年6月23日に出願された、同一出願人が所有する特許出願第11/822,026号と、CHRISIKOSらの名義で2011年3月29日に出願された、同一出願人が所有する特許出願第13/074,886号と、CHRISIKOSらの名義で2011年3月29日に出願された、同一出願人が所有する特許出願第13/074,913号とにおいて検討されたソリューションに全体的にまたは部分的に結合され得る。
[00121]本開示で説明するソリューションおよび態様は、少なくとも2つのモードで動作する単一のWLAN無線機またはチップ上の潜在的干渉、あるいはコロケートWLAN無線機またはチップ上の潜在的干渉を緩和することに限定されないことにも留意されたい。特に、本開示で説明するソリューションおよび態様は、デュアルモードで動作する単一の無線機をもつデバイス、あるいはBluetooth無線機またはコロケートBluetooth無線機など、少なくとも2つのコロケート無線機をもつデバイスに適用可能であり得る。
[00122]さらに、本開示で説明するソリューションおよび構成は、コロケートWLAN無線機を有するデバイスに限定されない。特に、コロケート無線機は任意のRATであり得るか、またはデュアルモードで動作し得る任意のRATであり得る。たとえば、コロケート無線機はLTE無線機であり得るか、または別の例では、1つの無線機がLTE無線機であり得、別の無線機がWCDMA無線機であり得る。
[00123]従来のシステムでは、LTE無線機は、LTE基地局(たとえば、マスタ)にスレーブされるクライアントモードで動作する。新生のLTE Direct規格は、1つのLTE無線機が、基地局から独立した1つまたは複数のLTE「スレーブ」と通信する「マスタ」として動作することを明記している。したがって、LTEモードとLTE Directモードの両方は同時に動作し得る。同時動作は、上述のWLANデュアルモード動作(たとえば、局モードおよびアクセスポイントモード)と実質的に同様であり得る。したがって、前に説明したように、本開示で説明するソリューションおよび構成は、単一のデバイス中のデュアルLTE無線機の動作に適用可能であり得る。
[00124]図16は、無線機が同じ周波数帯域上で同時に動作するときの複数無線機干渉緩和プロセスを示す流れ図である。ブロック1602において、プロセスは開始し、UEが無線機WLAN1と無線機WLAN2とを初期化する。プロセスはブロック1604に進み、ブロック1604において、無線機WLAN1と無線機WLAN2とのためのシングルバンド動作が実装されているかどうかを判断する。シングルバンド動作が実装されている場合、プロセスはブロック1606に進み、ブロック1606において、WLAN1チャネルの設定を判断する。他の場合、プロセスは、たとえば、異なる周波数帯域選択動作を実装するためにブロック1618に進む。WLAN1チャネルは、APによってローバンドチャネルセット(たとえば、チャネル1)またはハイバンドチャネルセット(たとえば、チャネル11)に設定され得る。ブロック1606において、WLAN1チャネルがローバンドチャネルに設定された場合、プロセスはブロック1608に進み、ブロック1608において、WLAN1のためにローバンドフィルタを選択する。UEの共存マネージャは、ローバンドフィルタを選択するためにスイッチ1504および1502などのスイッチ(たとえば、単極3投(SP3T)スイッチ)を設定し得る。その結果、ブロック1610において、共存マネージャはWLAN2をハイバンドチャネルに設定し、その後、ブロック1616において、プロセスは終了する。WLAN1チャネルがハイバンドチャネルに設定された場合、プロセスはブロック1612に進み、ブロック1612において、(スイッチが)WLAN1のためにハイバンドフィルタを選択する。その結果、ブロック1614において、WLAN2をローバンドチャネルに設定し、その後、ブロック1616において、プロセスは終了する。
[00125]図17は、複数無線機が異なる周波数帯域上で同時に動作するときの複数無線機干渉緩和プロセスを示す流れ図である。ブロック1702において、プロセスは開始し、UEが無線機WLAN1と無線機WLAN2とを初期化する。プロセスはブロック1704に進み、ブロック1704において、無線機WLAN1と無線機WLAN2とのためのデュアルバンド動作が実装されているかどうかを判断する。デュアルバンド動作が実装されている場合、プロセスはブロック1706に進み、ブロック1706において、WLAN1無線機を第1の周波数に設定する。たとえば、共存マネージャは、シングルバンド動作に関連するハイ/ローバンドフィルタ構成をバイパスするために、スイッチ1504および1502を中間位置に設定する。次いで、プロセスはブロック1708に進み、ブロック1708において、WLAN2無線機を第2の帯域に設定し、その後、ブロック1710において、プロセスは終了する。他の場合、ブロック1704においてデュアルバンド動作が実装されていない場合、プロセスはブロック1712に進み、ブロック1712において、たとえば、異なる周波数帯域選択動作を実装する。
[00126]図18に示すように、UEは、ブロック1802に示すように、複数の無線機の通信が干渉をいつ経験するかを判断し、複数の無線機のうちの少なくとも2つの無線機は、同じ無線アクセス技術を用いて動作する。さらに、UEは、ブロック1804に示すように、干渉を緩和するために少なくとも2つの無線機のうちの第1の無線機の動作周波数を変更する。
[00127]図19は、共存緩和システム1914を採用する装置1900のためのハードウェア実装形態の一例を示す図である。共存緩和システム1914は、バス1924によって概略的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス1924は、共存緩和システム1914の特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バス1924は、プロセッサ1926によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアモジュールと、干渉検出モジュール1902と、フィルタ処理モジュール1904と、コンピュータ可読媒体1928とを含む様々な回路を互いにリンクする。バス1924はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路など、様々な他の回路をリンクし得るが、これらの回路は当技術分野においてよく知られており、したがって、これ以上説明しない。
[00128]本装置は、トランシーバ1922に結合された共存緩和システム1914を含む。トランシーバ1922は、1つまたは複数のアンテナ1920に結合される。トランシーバ1922は、伝送媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を与える。共存緩和システム1914は、コンピュータ可読媒体1928に結合されたプロセッサ1926を含む。プロセッサ1926は、コンピュータ可読媒体1928に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理を担当する。ソフトウェアは、プロセッサ1926によって実行されたとき、共存緩和システム1914に、特定の装置のための上記で説明した様々な機能を実行させる。コンピュータ可読媒体1928はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1926によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。共存緩和システム1914は、複数の無線機の通信が干渉をいつ経験するかを判断するための干渉検出モジュール1902であって、複数の無線機のうちの少なくとも2つの無線機が、同じ無線アクセス技術を用いて動作する、干渉検出モジュール1902と、干渉を緩和するために少なくとも2つの無線機のうちの第1の無線機の動作周波数を変更するためのフィルタ処理モジュール1904とをさらに含む。干渉検出モジュール1902とフィルタ処理モジュール1904とは、プロセッサ1926中で動作するか、コンピュータ可読媒体1928中に常駐する/記憶されたソフトウェアモジュールであるか、プロセッサ1926に結合された1つまたは複数のハードウェアモジュールであるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。共存緩和システム1914は、UE250の構成要素であり得、メモリ272および/またはプロセッサ270を含み得る。
[00129]一構成では、ワイヤレス通信のための装置1900は、判断するための手段と変更するための手段とを含む。本手段は、本手段によって具陳された機能を実行するように構成された干渉検出モジュール1902、フィルタ処理モジュール1904、共存マネージャ640、プロセッサ230/270、メモリ232/272、アンテナ224/252、および/または共存緩和システム1914であり得る。別の態様では、上述の手段は、上述の手段によって具陳された機能を実行するように構成された任意のモジュールまたは任意の装置であり得る。
[00130]上記の例は、LTEシステムにおいて実装される態様について説明するものである。ただし、本開示の範囲はそのように限定されない。様々な態様は、限定はしないが、CDMAシステム、TDMAシステム、FDMAシステム、およびOFDMAシステムを含む様々な通信プロトコルのいずれかを採用した通信システムなど、他の通信システムとともに使用するように適応され得る。
[00131]開示したプロセス中のステップの特定の順序または階層は、例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計上の選好に基づいて、プロセス中のステップの特定の順序または階層は本開示の範囲内のまま再構成され得ることを理解されたい。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
[00132]情報および信号は多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを、当業者は理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[00133]さらに、本明細書で開示した態様に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはその両方の組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップを、上記では概してそれらの機能に関して説明した。そのような機能がハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課された設計制約に依存する。当業者は、説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈されるべきではない。
[00134]本明細書で開示した態様に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
[00135]本明細書で開示した態様に関して説明した方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアで実施されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施されるか、またはその2つの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROM(登録商標)メモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化され得る。プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に常駐し得る。ASICはユーザ端末中に常駐し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中に個別構成要素として常駐し得る。
[00136]開示した態様の前述の説明は、当業者が本開示を実施または使用できるように与えたものである。これらの態様への様々な修正は当業者には容易に明らかになり、本明細書で定義した一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の態様に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で示した態様に限定されるものではなく、本明細書で開示した原理および新規の特徴に一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
[00136]開示した態様の前述の説明は、当業者が本開示を実施または使用できるように与えたものである。これらの態様への様々な修正は当業者には容易に明らかになり、本明細書で定義した一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の態様に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で示した態様に限定されるものではなく、本明細書で開示した原理および新規の特徴に一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に本願発明の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1] 複数の無線機の通信が干渉をいつ経験するかを判断することであって、前記複数の無線機のうちの少なくとも2つの無線機が、同じ無線アクセス技術を用いて動作する、判断することと、
前記干渉を緩和するために前記少なくとも2つの無線機のうちの第1の無線機の動作周波数を変更することとを備える、ワイヤレス通信の方法。
[C2] 前記変更することが、前記干渉を低減するために、前記少なくとも2つの無線機のうちの前記第1の無線機を特定の動作周波数範囲にフィルタ処理することを備える、C1に記載の方法。
[C3] 前記フィルタ処理することは、前記第1の無線機がハイバンド部分上で動作し、前記少なくとも2つの無線機のうちの第2の無線機がローバンド部分上で動作するとき、ハイバンドフィルタを用いて前記第1の無線機の通信をフィルタ処理することを備える、C2に記載の方法。
[C4] 前記フィルタ処理することは、前記第1の無線機がローバンド部分上で動作し、前記少なくとも2つの無線機のうちの第2の無線機がハイバンド部分上で動作するとき、ローバンドフィルタを用いて前記第1の無線機の通信をフィルタ処理することを備える、C2に記載の方法。
[C5] 前記特定の動作周波数範囲が、前記少なくとも2つの無線機のうちの第2の無線機の異なる動作周波数範囲とは異なる、C2に記載の方法。
[C6] 前記変更することが、前記第1の無線機の動作帯域を前記少なくとも2つの無線機のうちの第2の無線機の動作帯域とは異なるように切り替えることを備える、C1に記載の方法。
[C7] 前記少なくとも2つの無線機が、局モードおよび/またはアクセスポイントモードで動作するように構成された、C1に記載の方法。
[C8] 前記少なくとも2つの無線機が、2つ以上のチャネル化フィルタを用いて動作するように構成された、C1に記載の方法。
[C9] 複数の無線機の通信が干渉をいつ経験するかを判断するための手段であって、前記複数の無線機のうちの少なくとも2つの無線機が、同じ無線アクセス技術を用いて動作する、判断するための手段と、
前記干渉を緩和するために前記少なくとも2つの無線機のうちの第1の無線機の動作周波数を変更するための手段とを備える、ワイヤレス通信のために構成された装置。
[C10] 変更するための前記手段が、前記干渉を低減するために、前記少なくとも2つの無線機のうちの前記第1の無線機を特定の動作周波数範囲にフィルタ処理するための手段を備える、C9に記載の装置。
[C11] フィルタ処理するための前記手段は、前記第1の無線機がハイバンド部分上で動作し、前記少なくとも2つの無線機のうちの第2の無線機がローバンド部分上で動作するとき、ハイバンドフィルタを用いて前記第1の無線機の通信をフィルタ処理するための手段を備える、C10に記載の装置。
[C12] フィルタ処理するための前記手段は、前記第1の無線機がローバンド部分上で動作し、前記少なくとも2つの無線機のうちの第2の無線機がハイバンド部分上で動作するとき、ローバンドフィルタを用いて前記第1の無線機の通信をフィルタ処理するための手段を備える、C10に記載の装置。
[C13] 前記特定の動作周波数範囲が、前記少なくとも2つの無線機のうちの第2の無線機の異なる動作周波数範囲とは異なる、C10に記載の装置。
[C14] 変更するための前記手段が、前記第1の無線機の動作帯域を前記少なくとも2つの無線機のうちの第2の無線機の動作帯域とは異なるように切り替えるための手段を備える、C9に記載の装置。
[C15] ワイヤレス通信のために構成されたコンピュータプログラム製品であって、
非一時的プログラムコードを記録したコンピュータ可読媒体を備え、前記非一時的プログラムコードは、
複数の無線機の通信が干渉をいつ経験するかを判断するためのプログラムコードであって、前記複数の無線機のうちの少なくとも2つの無線機が、同じ無線アクセス技術を用いて動作する、判断するためのプログラムコードと、
前記干渉を緩和するために前記少なくとも2つの無線機のうちの第1の無線機の動作周波数を変更するためのプログラムコードとを備える、コンピュータプログラム製品。
[C16] 変更するための前記プログラムコードが、前記干渉を低減するために、前記少なくとも2つの無線機のうちの前記第1の無線機を特定の動作周波数範囲にフィルタ処理するためのプログラムコードを備える、C15に記載のコンピュータプログラム製品。
[C17] フィルタ処理するための前記プログラムコードは、前記第1の無線機がハイバンド部分上で動作し、前記少なくとも2つの無線機のうちの第2の無線機がローバンド部分上で動作するとき、ハイバンドフィルタを用いて前記第1の無線機の通信をフィルタ処理するためのプログラムコードを備える、C16に記載のコンピュータプログラム製品。
[C18] フィルタ処理するための前記プログラムコードは、前記第1の無線機がローバンド部分上で動作し、前記少なくとも2つの無線機のうちの第2の無線機がハイバンド部分上で動作するとき、ローバンドフィルタを用いて前記第1の無線機の通信をフィルタ処理するためのプログラムコードを備える、C16に記載のコンピュータプログラム製品。
[C19] 前記特定の動作周波数範囲が、前記少なくとも2つの無線機のうちの第2の無線機の異なる動作周波数範囲とは異なる、C16に記載のコンピュータプログラム製品。
[C20] 変更するための前記プログラムコードが、前記第1の無線機の動作帯域を前記少なくとも2つの無線機のうちの第2の無線機の動作帯域とは異なるように切り替えるためのプログラムコードを備える、C15に記載のコンピュータプログラム製品。
[C21] メモリと、
前記メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを備える、ワイヤレス通信のために構成された装置であって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
複数の無線機の通信が干渉をいつ経験するかを判断することであって、前記複数の無線機のうちの少なくとも2つの無線機が、同じ無線アクセス技術を用いて動作する、判断することと、
前記干渉を緩和するために前記少なくとも2つの無線機のうちの第1の無線機の動作周波数を変更することとを行うように構成された、装置。
[C22] 変更するように構成された前記少なくとも1つのプロセッサが、前記干渉を低減するために、前記少なくとも2つの無線機のうちの前記第1の無線機を特定の動作周波数範囲にフィルタ処理するように構成された前記少なくとも1つのプロセッサを備える、C21に記載の装置。
[C23] フィルタ処理するように構成された前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第1の無線機がハイバンド部分上で動作し、前記少なくとも2つの無線機のうちの第2の無線機がローバンド部分上で動作するとき、ハイバンドフィルタを用いて前記第1の無線機の通信をフィルタ処理するように構成された前記少なくとも1つのプロセッサを備える、C22に記載の装置。
[C24] フィルタ処理するように構成された前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第1の無線機がローバンド部分上で動作し、前記少なくとも2つの無線機のうちの第2の無線機がハイバンド部分上で動作するとき、ローバンドフィルタを用いて前記第1の無線機の通信をフィルタ処理するように構成された前記少なくとも1つのプロセッサを備える、C22に記載の装置。
[C25] 前記特定の動作周波数範囲が、前記少なくとも2つの無線機のうちの第2の無線機の異なる動作周波数範囲とは異なる、C22に記載の装置。
[C26] 変更するように構成された前記少なくとも1つのプロセッサが、前記第1の無線機の動作帯域を前記少なくとも2つの無線機のうちの第2の無線機の動作帯域とは異なるように切り替えるように構成された前記少なくとも1つのプロセッサを備える、C21に記載の装置。
[C27] 前記少なくとも2つの無線機が、局モードおよび/またはアクセスポイントモードで動作するように構成された、C21に記載の装置。
[C28] 前記少なくとも2つの無線機が、2つ以上のチャネル化フィルタを用いて動作するように構成された、C21に記載の装置。

Claims (28)

  1. 複数の無線機の通信が干渉をいつ経験するかを判断することであって、前記複数の無線機のうちの少なくとも2つの無線機が、同じ無線アクセス技術を用いて動作する、判断することと、
    前記干渉を緩和するために前記少なくとも2つの無線機のうちの第1の無線機の動作周波数を変更することと
    を備える、ワイヤレス通信の方法。
  2. 前記変更することが、前記干渉を低減するために、前記少なくとも2つの無線機のうちの前記第1の無線機を特定の動作周波数範囲にフィルタ処理することを備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記フィルタ処理することは、前記第1の無線機がハイバンド部分上で動作し、前記少なくとも2つの無線機のうちの第2の無線機がローバンド部分上で動作するとき、ハイバンドフィルタを用いて前記第1の無線機の通信をフィルタ処理することを備える、請求項2に記載の方法。
  4. 前記フィルタ処理することは、前記第1の無線機がローバンド部分上で動作し、前記少なくとも2つの無線機のうちの第2の無線機がハイバンド部分上で動作するとき、ローバンドフィルタを用いて前記第1の無線機の通信をフィルタ処理することを備える、請求項2に記載の方法。
  5. 前記特定の動作周波数範囲が、前記少なくとも2つの無線機のうちの第2の無線機の異なる動作周波数範囲とは異なる、請求項2に記載の方法。
  6. 前記変更することが、前記第1の無線機の動作帯域を前記少なくとも2つの無線機のうちの第2の無線機の動作帯域とは異なるように切り替えることを備える、請求項1に記載の方法。
  7. 前記少なくとも2つの無線機が、局モードおよび/またはアクセスポイントモードで動作するように構成された、請求項1に記載の方法。
  8. 前記少なくとも2つの無線機が、2つ以上のチャネル化フィルタを用いて動作するように構成された、請求項1に記載の方法。
  9. 複数の無線機の通信が干渉をいつ経験するかを判断するための手段であって、前記複数の無線機のうちの少なくとも2つの無線機が、同じ無線アクセス技術を用いて動作する、判断するための手段と、
    前記干渉を緩和するために前記少なくとも2つの無線機のうちの第1の無線機の動作周波数を変更するための手段と
    を備える、ワイヤレス通信のために構成された装置。
  10. 変更するための前記手段が、前記干渉を低減するために、前記少なくとも2つの無線機のうちの前記第1の無線機を特定の動作周波数範囲にフィルタ処理するための手段を備える、請求項9に記載の装置。
  11. フィルタ処理するための前記手段は、前記第1の無線機がハイバンド部分上で動作し、前記少なくとも2つの無線機のうちの第2の無線機がローバンド部分上で動作するとき、ハイバンドフィルタを用いて前記第1の無線機の通信をフィルタ処理するための手段を備える、請求項10に記載の装置。
  12. フィルタ処理するための前記手段は、前記第1の無線機がローバンド部分上で動作し、前記少なくとも2つの無線機のうちの第2の無線機がハイバンド部分上で動作するとき、ローバンドフィルタを用いて前記第1の無線機の通信をフィルタ処理するための手段を備える、請求項10に記載の装置。
  13. 前記特定の動作周波数範囲が、前記少なくとも2つの無線機のうちの第2の無線機の異なる動作周波数範囲とは異なる、請求項10に記載の装置。
  14. 変更するための前記手段が、前記第1の無線機の動作帯域を前記少なくとも2つの無線機のうちの第2の無線機の動作帯域とは異なるように切り替えるための手段を備える、請求項9に記載の装置。
  15. ワイヤレス通信のために構成されたコンピュータプログラム製品であって、
    非一時的プログラムコードを記録したコンピュータ可読媒体を備え、前記非一時的プログラムコードは、
    複数の無線機の通信が干渉をいつ経験するかを判断するためのプログラムコードであって、前記複数の無線機のうちの少なくとも2つの無線機が、同じ無線アクセス技術を用いて動作する、判断するためのプログラムコードと、
    前記干渉を緩和するために前記少なくとも2つの無線機のうちの第1の無線機の動作周波数を変更するためのプログラムコードと
    を備える、コンピュータプログラム製品。
  16. 変更するための前記プログラムコードが、前記干渉を低減するために、前記少なくとも2つの無線機のうちの前記第1の無線機を特定の動作周波数範囲にフィルタ処理するためのプログラムコードを備える、請求項15に記載のコンピュータプログラム製品。
  17. フィルタ処理するための前記プログラムコードは、前記第1の無線機がハイバンド部分上で動作し、前記少なくとも2つの無線機のうちの第2の無線機がローバンド部分上で動作するとき、ハイバンドフィルタを用いて前記第1の無線機の通信をフィルタ処理するためのプログラムコードを備える、請求項16に記載のコンピュータプログラム製品。
  18. フィルタ処理するための前記プログラムコードは、前記第1の無線機がローバンド部分上で動作し、前記少なくとも2つの無線機のうちの第2の無線機がハイバンド部分上で動作するとき、ローバンドフィルタを用いて前記第1の無線機の通信をフィルタ処理するためのプログラムコードを備える、請求項16に記載のコンピュータプログラム製品。
  19. 前記特定の動作周波数範囲が、前記少なくとも2つの無線機のうちの第2の無線機の異なる動作周波数範囲とは異なる、請求項16に記載のコンピュータプログラム製品。
  20. 変更するための前記プログラムコードが、前記第1の無線機の動作帯域を前記少なくとも2つの無線機のうちの第2の無線機の動作帯域とは異なるように切り替えるためのプログラムコードを備える、請求項15に記載のコンピュータプログラム製品。
  21. メモリと、
    前記メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと
    を備える、ワイヤレス通信のために構成された装置であって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
    複数の無線機の通信が干渉をいつ経験するかを判断することであって、前記複数の無線機のうちの少なくとも2つの無線機が、同じ無線アクセス技術を用いて動作する、判断することと、
    前記干渉を緩和するために前記少なくとも2つの無線機のうちの第1の無線機の動作周波数を変更することと
    を行うように構成された、装置。
  22. 変更するように構成された前記少なくとも1つのプロセッサが、前記干渉を低減するために、前記少なくとも2つの無線機のうちの前記第1の無線機を特定の動作周波数範囲にフィルタ処理するように構成された前記少なくとも1つのプロセッサを備える、請求項21に記載の装置。
  23. フィルタ処理するように構成された前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第1の無線機がハイバンド部分上で動作し、前記少なくとも2つの無線機のうちの第2の無線機がローバンド部分上で動作するとき、ハイバンドフィルタを用いて前記第1の無線機の通信をフィルタ処理するように構成された前記少なくとも1つのプロセッサを備える、請求項22に記載の装置。
  24. フィルタ処理するように構成された前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第1の無線機がローバンド部分上で動作し、前記少なくとも2つの無線機のうちの第2の無線機がハイバンド部分上で動作するとき、ローバンドフィルタを用いて前記第1の無線機の通信をフィルタ処理するように構成された前記少なくとも1つのプロセッサを備える、請求項22に記載の装置。
  25. 前記特定の動作周波数範囲が、前記少なくとも2つの無線機のうちの第2の無線機の異なる動作周波数範囲とは異なる、請求項22に記載の装置。
  26. 変更するように構成された前記少なくとも1つのプロセッサが、前記第1の無線機の動作帯域を前記少なくとも2つの無線機のうちの第2の無線機の動作帯域とは異なるように切り替えるように構成された前記少なくとも1つのプロセッサを備える、請求項21に記載の装置。
  27. 前記少なくとも2つの無線機が、局モードおよび/またはアクセスポイントモードで動作するように構成された、請求項21に記載の装置。
  28. 前記少なくとも2つの無線機が、2つ以上のチャネル化フィルタを用いて動作するように構成された、請求項21に記載の装置。
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