JP2015509348A - モバイルエンティティによるダウンリンク2次コンポーネントキャリアの管理 - Google Patents

モバイルエンティティによるダウンリンク2次コンポーネントキャリアの管理 Download PDF

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Abstract

キャリアアグリゲーションの間のダウンリンクデータ転送を制御するための技法が提供される。たとえば、方法は、キャリアアグリゲーションを使用して、ワイヤレス通信ネットワーク中の2次コンポーネントキャリアダウンリンク(DL)を制御することができる。方法は、モバイルエンティティによって、キャリアアグリゲーション対応接続の2次コンポーネントキャリア上での基地局からモバイルエンティティへのデータ送信に関するモバイルエンティティにおけるリソース制約を示すイベントを検出することを含み得る。方法は、そのイベントを検出したことに応答して、2次コンポーネントキャリアDLの状態を基地局にシグナリングすることによって、データ送信を制御することを含み得る。

Description

関連出願の相互参照
[0001]本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、参照により全体が本明細書に明確に組み込まれる、2012年2月3日に出願された「DOWNLINK DATA TRANSFER FLOW CONTROL DURING CARRIER AGGREGATION」と題する仮出願第61/594,986号の優先権を主張する。
[0002]本開示の態様は、全般にワイヤレス通信システムに関し、より詳細には、キャリアアグリゲーションの間にダウンリンクデータ転送フロー制御を提供することに関する。
[0003]ワイヤレス通信ネットワークは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどの様々な通信サービスを提供するために広く展開されている。これらのワイヤレスネットワークは、利用可能なネットワークリソースを共有することによって複数のユーザをサポートすることが可能な、多元接続ネットワークであり得る。そのような多元接続ネットワークの例には、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、およびシングルキャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワークがある。本明細書で使用される場合、「キャリア」は、ある定められた周波数を中心としかつワイヤレス通信に使用される、無線帯域を指す。
[0004]ワイヤレス通信ネットワークは、多数のユーザ機器(UE)の通信をサポートすることができる、多数の基地局を含み得る。UEは、ダウンリンクおよびアップリンクを介して基地局と通信し得る。ダウンリンク(または順方向リンク)は基地局からUEへの通信リンクを指し、アップリンク(または逆方向リンク)はUEから基地局への通信リンクを指す。
[0005]3rd Generation Partnership Project(3GPP) Long Term Evolution(LTE)は、Global System for Mobile communications(GSM(登録商標))およびUniversal Mobile Telecommunications System(UMTS)の発展形として、セルラー技術における大きな進歩を代表するものである。LTE物理層(PHY)は、evolved Node B(eNB)のような基地局とUEのようなモバイルエンティティとの間でデータと制御情報の両方を搬送する、高効率な方法を提供する。
[0006]以下で、1つまたは複数の態様の基本的理解を与えるために、そのような態様の簡略化された概要を提示する。この概要は、すべての企図された態様の包括的な概観ではなく、すべての態様の主要または重要な要素を識別するものでも、いずれかまたはすべての態様の範囲を定めるものでもない。その唯一の目的は、後で提示されるより詳細な説明の導入として、1つまたは複数の態様のいくつかの概念を簡略化された形で提示することである。
[0007]キャリアアグリゲーションの間のダウンリンクデータ転送フロー制御のための、装置および方法が開示される。一態様によれば、キャリアアグリゲーションを使用して、ワイヤレス通信ネットワーク中の2次コンポーネントキャリアダウンリンク(DL)を制御するための方法が開示される。方法は、モバイルエンティティによって、キャリアアグリゲーション対応接続の2次コンポーネントキャリア上での基地局からモバイルエンティティへのデータ送信に関するモバイルエンティティにおけるリソース制約を示すイベントを検出することを含む。方法は、そのイベントを検出したことに応答して、2次コンポーネントキャリアDLの状態を基地局にシグナリングすることによって、データ送信を制御することを含む。
[0008]別の態様によれば、キャリアアグリゲーションを使用して、ワイヤレス通信ネットワーク中の2次コンポーネントキャリアダウンリンク(DL)を制御するための装置が開示される。装置は、キャリアアグリゲーション対応接続の2次コンポーネントキャリア上での基地局からモバイルエンティティへのデータ送信に関するモバイルエンティティにおけるリソース制約を示すイベントを検出するための手段を含む。装置は、そのイベントを検出したことに応答して、2次コンポーネントキャリアDLの状態を基地局にシグナリングすることによって、データ送信を制御するための手段を含む。
[0009]別の態様によれば、キャリアアグリゲーションを使用して、ワイヤレス通信ネットワーク中の2次コンポーネントキャリアダウンリンク(DL)を制御するための装置が開示される。装置は、キャリアアグリゲーション対応接続の2次コンポーネントキャリア上での基地局からモバイルエンティティへのデータ送信に関するモバイルエンティティにおけるリソース制約を示すイベントを検出し、そのイベントを検出したことに応答して、2次コンポーネントキャリアDLの状態を基地局にシグナリングすることによって、データ送信を制御するために構成される、少なくとも1つのプロセッサを含む。装置は、少なくとも1つのプロセッサに結合された、データを記憶するためのメモリを含む。
[0010]別の態様によれば、キャリアアグリゲーションを使用して、ワイヤレス通信ネットワーク中の2次コンポーネントキャリアダウンリンク(DL)を制御するためのコンピュータプログラム製品が開示される。コンピュータプログラム製品は、符号化された命令を保持する非一時的コンピュータ可読媒体を含み、この符号化された命令は、プロセッサによって実行されると、モバイル通信デバイスに、キャリアアグリゲーション対応接続の2次コンポーネントキャリア上での基地局からモバイルエンティティへのデータ送信に関するモバイルエンティティにおけるリソース制約を示すイベントを検出させ、そのイベントを検出したことに応答して、2次コンポーネントキャリアDLの状態を基地局にシグナリングすることによって、データ送信を制御させる。
[0011]様々な態様が例として図示され説明される、以下の発明を実施するための形態から、当業者には他の態様が容易に明らかになることを理解されたい。図面および発明を実施するための形態は、本質的に例示的なものと見なされるべきであり、限定的なものと見なされるべきではない。
[0012]遠隔通信システムのある例を概念的に示すブロック図。 [0013]遠隔通信システムにおけるダウンリンクフレーム構造のある例を概念的に示すブロック図。 [0014]本開示の一態様に従って構成された基地局/eNBおよびUEの設計を概念的に示すブロック図。 [0015]連続キャリアアグリゲーションタイプを開示する図。 [0016]不連続キャリアアグリゲーションタイプを開示する図。 [0017]MACレイヤデータアグリゲーションを開示する図。 [0018]セルへの初期接続の間にUEのキャリアアグリゲーション能力をネゴシエートするための呼のフローの例を示すシーケンス図。 [0019]2次コンポーネントキャリアを非アクティブ化または再アクティブ化するための新たなMAC制御要素オクテットの例を示す図。 [0020]2つの2次コンポーネントキャリアをアクティブ化するための例示的なMAC制御要素オクテットを示す図。 [0021]2次コンポーネントキャリアを非アクティブ化または再アクティブ化するための、図7の新たな媒体アクセス制御(MAC)制御要素を含む呼のフローの例を示すシーケンス図。 [0022]新たなMAC制御要素を使用することない、キャリアアグリゲーションの間のダウンリンクデータ転送フロー制御のための呼フローの例を示すシーケンス図。 [0023]モバイルエンティティによる実行のための、新たなMAC制御要素を使用することない、キャリアアグリゲーションの間のダウンリンクデータ転送フロー制御のための例示的な方法を示すフローチャート。 [0024]制御可能な信号劣化モジュールを使用する、キャリアアグリゲーションの間のダウンリンクデータ転送フロー制御のためのモバイルエンティティのコンポーネントを示すブロック図。 [0025]モバイルエンティティにおいて実行される、新たなMAC制御要素の使用を必要とすることのない、キャリアアグリゲーションの間のダウンリンクデータ転送フロー制御のための方法の実施形態の図。 モバイルエンティティにおいて実行される、新たなMAC制御要素の使用を必要とすることのない、キャリアアグリゲーションの間のダウンリンクデータ転送フロー制御のための方法の実施形態の図。 モバイルエンティティにおいて実行される、新たなMAC制御要素の使用を必要とすることのない、キャリアアグリゲーションの間のダウンリンクデータ転送フロー制御のための方法の実施形態の図。 モバイルエンティティにおいて実行される、新たなMAC制御要素の使用を必要とすることのない、キャリアアグリゲーションの間のダウンリンクデータ転送フロー制御のための方法の実施形態の図。 モバイルエンティティにおいて実行される、新たなMAC制御要素の使用を必要とすることのない、キャリアアグリゲーションの間のダウンリンクデータ転送フロー制御のための方法の実施形態の図。 モバイルエンティティにおいて実行される、新たなMAC制御要素の使用を必要とすることのない、キャリアアグリゲーションの間のダウンリンクデータ転送フロー制御のための方法の実施形態の図。 モバイルエンティティにおいて実行される、新たなMAC制御要素の使用を必要とすることのない、キャリアアグリゲーションの間のダウンリンクデータ転送フロー制御のための方法の実施形態の図。 [0026]図12〜図18の方法による、キャリアアグリゲーションの間のダウンリンクデータ転送フロー制御のための装置のある実施形態の図。
[0027]添付の図面に関して以下に示される発明を実施するための形態は、様々な構成を説明するものであり、本明細書で説明される概念が実施され得る唯一の構成を表すものではない。発明を実施するための形態は、様々な概念の完全な理解を与えるための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念はこれらの具体的な詳細を伴わずに実施され得ることが当業者には明らかであろう。いくつかの例では、そのような概念を不明瞭にしないように、よく知られている構造およびコンポーネントがブロック図の形式で示される。
[0028]本明細書で説明される技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAおよび他のネットワークなど、様々なワイヤレス通信ネットワークに使用され得る。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAネットワークは、Universal Terrestrial Radio Access(UTRA)、cdma2000などのような無線技術を実装し得る。UTRAは、Wideband CDMA(WCDMA(登録商標))とCDMAの他の変形とを含む。cdma2000は、IS−2000、IS−95およびIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークは、Global System for Mobile Communications(GSM)などの無線技術を実装し得る。OFDMAネットワークは、Evolved UTRA(E−UTRA)、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash−OFDMAなどのような無線技術を実装し得る。UTRAおよびE−UTRAは、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)の一部である。3GPP Long Term Evolution(LTE)およびLTE−Advanced(LTE−A)は、E−UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−AおよびGSMは、「3rd Generation Partnership Project」(3GPP)という名称の組織からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「3rd Generation Partnership Project 2」(3GPP2)という名称の組織からの文書に記載されている。本明細書で説明される技法は、上記のワイヤレスネットワークおよび無線技術、ならびに他のワイヤレスネットワークおよび無線技術に使用され得る。明快のために、本技法のいくつかの態様は以下ではLTEに関して説明され、以下の説明の大部分でLTE用語が使用される。
[0029]図1は、ワイヤレス通信ネットワーク100を示し、これはLTEネットワークであり得る。ワイヤレスネットワーク100は、いくつかのeNB 110と他のネットワークエンティティとを含み得る。eNBは、UEと通信する局であってよく、基地局、Node B、アクセスポイント、または他の用語でも呼ばれ得る。各eNB 110a、110b、110cは、特定の地理的エリアに対して通信カバレッジを提供することができる。3GPPでは、「セル」という用語は、この用語が使用される状況に応じて、eNBのカバレッジエリアおよび/またはこのカバレッジエリアにサービスしているeNBサブシステムを指すことがある。
[0030]eNBは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルに通信カバレッジを提供することができる。マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーでき、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーし、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーすることができ、フェムトセルとの関連を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)中のUE、自宅内のユーザのためのUEなど)による限定アクセスを可能にし得る。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと呼ばれ得る。ピコセルのためのeNBは、ピコeNBと呼ばれ得る。フェムトセルのためのeNBは、フェムトeNBまたはホームeNB(HNB)と呼ばれ得る。図1に示される例では、eNB 110a、110b、および110cは、それぞれマクロセル102a、102b、および102cのためのマクロeNBであり得る。eNB 110xは、ピコセル102xのためのピコeNBであり得る。eNB 110yおよび110zは、それぞれフェムトセル102yおよび102zのためのフェムトeNBであり得る。eNBは、1つまたは複数の(たとえば、3つの)セルをサポートすることができる。
[0031]ワイヤレスネットワーク100はまた、中継局110rを含み得る。中継局は、上流局(たとえば、eNBまたはUE)からデータおよび/または他の情報の送信を受信し、そのデータおよび/または他の情報の送信を下流局(たとえば、UEまたはeNB)に送信する局である。中継局はまた、他のUEまたはeNBに対する送信を中継するUE(たとえば、UE 120x)であってよい。図1に示される例では、中継局110rは、eNB 110aとUE 120rとの間の通信を容易にするために、eNB 110aおよびUE 120rと通信し得る。中継局は、リレーeNB、リレーなどと呼ばれることもある。
[0032]ワイヤレスネットワーク100は、様々なタイプのeNB、たとえば、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、リレーなどを含むヘテロジニアスネットワークであり得る。これらの様々なタイプのeNBは、様々な送信出力レベル、様々なカバレッジエリア、およびワイヤレスネットワーク100中の干渉に対する様々な影響を有し得る。たとえば、マクロeNBは、高い送信電力レベル(たとえば、20ワット)を有し得るが、ピコeNB、フェムトeNB、およびリレーは、より低い送信電力レベル(たとえば、1ワット)を有し得る。
[0033]ワイヤレスネットワーク100は、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、eNBは同様のフレームタイミングを有してよく、異なるeNBからの送信は時間的に概ね整合され得る。非同期動作の場合、eNBは異なるフレームタイミングを有することがあり、異なるeNBからの送信は時間的に整合されないことがある。本明細書で説明される技法は、同期動作と非同期動作の両方のために使用され得る。
[0034]ネットワークコントローラ130は、eNBのセットに結合し、これらのeNBのための協調と制御とを行い得る。ネットワークコントローラ130は、バックホールを介してeNB110と通信し得る。eNB 110はまた、たとえば、ワイヤレスバックホールまたは有線バックホールを介して直接または間接的に、互いに通信し得る。
[0035]UE 120は、ワイヤレスネットワーク100全体にわたって分散されてよく、各UEは、固定式でも移動式でもよい。UEは、端末、移動局、加入者ユニット、局などと呼ばれることもある。UEは、セルラー電話、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、スマート電話、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、または他のモバイルエンティティであり得る。UEは、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、リレー、または他のネットワークエンティティと通信することが可能であり得る。図1において、両矢印付きの実線は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上での、UEと、そのUEをサービスするように指定されたeNBであるサービングeNBとの間の、所望の送信を示す。両矢印付きの破線は、UEとeNBとの間の干渉する送信を示す。
[0036]LTEは、ダウンリンク上では直交周波数分割多重化(OFDM)を利用し、アップリンク上ではシングルキャリア周波数分割多重化(SC−FDM)を利用する。OFDMおよびSC−FDMは、システム帯域幅を、一般にトーン、ビンなどとも呼ばれる複数(K)個の直交サブキャリアに分割する。各サブキャリアはデータで変調され得る。一般に、変調シンボルは、OFDMでは周波数領域で、およびSC−FDMでは時間領域で送られる。隣接するサブキャリア間の間隔は固定されてよく、サブキャリアの総数(K)はシステム帯域幅に依存し得る。たとえば、Kは、それぞれ1.25、2.5、5、10または20メガヘルツ(MHz)のシステム帯域幅に対して、128、256、512、1024または2048に等しくてよい。システム帯域幅は、サブバンドにも分割され得る。たとえば、サブバンドは1.08MHzをカバーでき、1.25、2.5、5、10、または20MHzのシステム帯域幅に対して、それぞれ1つ、2つ、4つ、8つ、または16個のサブバンドがあり得る。
[0037]図2は、LTEにおいて使用されるダウンリンクフレーム構造を示す。ダウンリンクの送信タイムラインは、無線フレーム200の単位に分割され得る。各無線フレーム、たとえばフレーム202は、所定の期間(たとえば、10ミリ秒(ms))を有してよく、0〜9のインデックスをもつ10個のサブフレーム204に分割され得る。各サブフレームは、たとえば「サブフレーム0」206は、2個のスロット、たとえば「スロット0」208と「 スロット1」210を含み得る。したがって、各無線フレームは、0から19のインデックスをもつ20個のスロットを含み得る。各スロットは、「L」個のシンボル期間、たとえば、図2に示されるようにノーマルサイクリックプレフィックス(CP)の場合は7個のシンボル期間212、または拡張サイクリックプレフィックスの場合は6個のシンボル期間を含み得る。ノーマルCPおよび拡張CPは、異なるCPのタイプと本明細書では呼ばれ得る。各サブフレーム中の2L個のシンボル期間には、0〜2L−1のインデックスが割り当てられ得る。利用可能な時間周波数リソースは、リソースブロックに分割され得る。各リソースブロックは、1つのスロット中でN個のサブキャリア(たとえば、12個のサブキャリア)をカバーし得る。
[0038]LTEでは、eNBは、eNB中の各セルに関する1次同期信号(PSS)と2次同期信号(SSS)とを送信し得る。1次同期信号および2次同期信号は、図2に示されるように、それぞれ、ノーマルサイクリックプレフィックスをもつ各無線フレームのサブフレーム0および5の各々の中のシンボル期間6および5の中で送信され得る。同期信号は、セル検出および取得のためにUEによって使用され得る。eNBは、サブフレーム0のスロット1中のシンボル期間0〜3中でPhysical Broadcast Channel(PBCH)を送信し得る。PBCHはあるシステム情報を搬送し得る。
[0039]eNBは、図2の第1のシンボル期間214の全体の中で示されているが、各サブフレームの第1のシンボル期間の一部のみの中で、Physical Control Format Indicator Channel(PCFICH)を送信し得る。PCFICHは、制御チャネルのために使用されるいくつか(M個)のシンボル期間を搬送でき、ここで、Mは、1、2または3に等しくてよく、サブフレームごとに変化してよい。Mはまた、たとえばリソースブロックが10個未満である小さいシステム帯域幅では、4に等しくてよい。図2に示される例では、M=3である。eNBは、各サブフレームの最初のM個のシンボル期間の中で(図2ではM=3)、Physical HARQ Indicator Channel(PHICH)とPhysical Downlink Control Channel(PDCCH)とを送信し得る。PHICHは、ハイブリッド自動再送(HARQ)をサポートするための情報を搬送し得る。PDCCHは、UEのためのリソース割当てに関する情報と、ダウンリンクチャネルのための制御情報とを搬送し得る。図2の第1のシンボル期間の中には示されていないが、PDCCHおよびPHICHは、第1のシンボル期間の中にも含まれることが理解される。同様に、PHICHおよびPDCCHはまた、第2のシンボル期間と第3のシンボル期間の両方の中にあるが、図2にはそのようには示されていない。eNBは、各サブフレームの残りのシンボル期間の中で、Physical Downlink Shared Channel(PDSCH)を送信し得る。PDSCHは、ダウンリンク上でのデータ送信のためにスケジューリングされたUEのためのデータを搬送し得る。LTEにおける様々な信号およびチャネルは、公開されている「Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E−UTRA); Physical Channels and Modulation」と題する3GPP TS 36.211に記載されている。
[0040]eNBは、eNBによって使用されるシステム帯域幅の中心1.08MHzにおいて、PSS、SSSおよびPBCHを送信し得る。eNBは、これらのチャネルが送信される各シンボル期間中のシステム帯域幅全体にわたってPCFICHとPHICHとを送信し得る。eNBは、システム帯域幅のいくつかの部分においてUEのグループにPDCCHを送信し得る。eNBは、システム帯域幅の特定の部分において特定のUEにPDSCHを送信し得る。eNBは、すべてのUEにブロードキャスト方式でPSSと、SSSと、PBCHと、PCFICHと、PHICHとを送信することができ、特定のUEにユニキャスト方法でPDCCHを送信することができ、特定のUEにユニキャスト方法でPDSCHを送信することができる。
[0041]各シンボル期間において、いくつかのリソース要素が利用可能であり得る。各リソース要素は、1つのシンボル期間中の1つのサブキャリアをカバーすることができ、実数値または複素数値であり得る1つの変調シンボルを送信するために使用され得る。各シンボル期間中で基準信号のために使用されないリソース要素は、リソース要素グループ(REG:resource element group)中に配置され得る。各REGは、1つのシンボル期間中に4つのリソース要素を含み得る。PCFICHは、シンボル期間0において、周波数上でほぼ等しく離間され得る、4つのREGを占有し得る。PHICHは、1つまたは複数の構成可能なシンボル期間において、周波数上で拡散され得る、3つのREGを占有し得る。たとえば、PHICH用の3つのREGは、すべてがシンボル期間0中に属してよく、またはシンボル期間0、1および2中で拡散されてよい。PDCCHは、最初のM個のシンボル期間において、利用可能なREGから選択され得る、9、18、32または64個のREGを占有し得る。REGのいくつかの組合せのみが、PDCCHに対して可能にされ得る。
[0042]UEは、PHICHおよびPCFICHのために使用される特定のREGを知り得る。UEは、PDCCHのためのREGの様々な組合せを探索し得る。探索する組合せの数は、通常、PDCCHに対して可能にされた組合せの数よりも少ない。eNBは、UEが探索することになる組合せのいずれにおいても、UEにPDCCHを送信することができる。
[0043]UEは、複数のeNBのカバレッジ内にあり得る。そのUEをサービスするために、これらのeNBのうちの1つが選択され得る。サービングeNBは、受信電力、経路損失、信号対雑音比(SNR)などのような、様々な基準に基づいて選択され得る。
[0044]図3は、基地局/eNB 110およびUE 120の設計を示すブロック図を示し、図1の基地局/eNBの1つおよびUEの1つであり得る。基地局110はまた、何らかの他のタイプの基地局であり得る。基地局110は、アンテナ334a〜334tを備えてよく、UE 120は、アンテナ352a〜352rを備えてよい。
[0045]基地局110において、送信プロセッサ320は、データソース312からデータを受信し、コントローラ/プロセッサ340から制御情報を受信することができる。制御情報は、PBCH、PCFICH、PHICH、PDCCHなどのためのものであり得る。データは、PDSCHなどのためのものであり得る。プロセッサ320は、データと制御情報とを処理(たとえば、符号化およびシンボルマッピング)して、データシンボルと制御シンボルとをそれぞれ得ることができる。プロセッサ320はまた、たとえば、PSS、SSS、およびセル固有基準信号のための基準シンボルを生成することができる。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ330は、可能な場合、データシンボル、制御シンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実行することができ、出力シンボルストリームを変調器(MOD)332a〜332tに与えることができる。各変調器332は、(たとえば、OFDMなどの)それぞれの出力シンボルストリームを処理して、出力サンプルストリームを得ることができる。各変調器332はさらに、出力サンプルストリームを処理(たとえば、アナログへの変換、増幅、フィルタリング、およびアップコンバート)して、ダウンリンク信号を得ることができる。変調器332a〜332tからのダウンリンク信号は、それぞれアンテナ334a〜334tを介して送信され得る。
[0046]UE 120において、アンテナ352a〜352rは、基地局110からダウンリンク信号を受信することができ、受信された信号をそれぞれ復調器(DEMOD)354a〜354rに与えることができる。各復調器354は、それぞれの受信された信号を調整(たとえば、フィルタリング、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して、入力サンプルを得ることができる。各復調器354はさらに、(たとえば、OFDMなどの)入力サンプルを処理して、受信シンボルを得ることができる。MIMO検出器356は、すべての復調器354a〜354rから受信シンボルを得て、可能な場合は受信シンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを与えることができる。受信プロセッサ358は、検出されたシンボルを処理(たとえば、復調、デインターリーブ、および復号)し、UE 120の復号されたデータをデータシンク360に与え、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ380に与えることができる。プロセッサ380は、メモリ382に保持された命令を実行することによって、本明細書で説明される方法の動作を実行するためのモジュールを含み得る。そのようなモジュールは、たとえば、データ品質を測定し、リソース制約を感知し、かつeNB 110への送信のために制御チャネルにおいて制御信号を提供するための、モジュールを含み得る。ある態様では、UE 120は、UE 120の1つまたは複数のハードウェアコンポーネント(たとえば、プロセッサ380または358)の温度を感知するための、コントローラ/プロセッサ380に結合された温度センサ357(たとえば、サーミスタ)を含み得る。プロセッサ358、380は、UEのリソースを監視してリソース制約を検出することができる。たとえば、プロセッサ358および/またはプロセッサ380は、システムバスのリソース、メモリ382のリソース、データシンク360のリソース、プロセッサ358のリソース、またはプロセッサ380のリソースのようなリソースを監視して、リソース制約を検出することができる。プロセッサ358または測定モジュールは、(たとえば、復調器354a〜354rまたはMIMO検出器356の)受信チェーンを監視して、リソース制約を検出することができる。UE 120の1つまたは複数のハードウェアコンポーネントは、リソース制約を検出するように構成された測定モジュール(たとえば、図11のモジュール1108)であってよく、またはそれを含んでよい。リソース制約は、eNB 110からのダウンリンクデータ送信に関連し得る。本明細書の他の箇所でより詳しく説明されるように、温度および/または他のリソース測定が、キャリアアグリゲーションにおけるデータの送信を制御するためのアルゴリズムへの入力として使用され得る。
[0047]アップリンク上では、UE 120において、送信プロセッサ364は、データソース362から(たとえば、PUSCHのための)データを受信して処理でき、コントローラ/プロセッサ380から(たとえば、PUCCHのための)制御情報を受信し処理できる。プロセッサ364はまた、基準信号のための基準シンボルを生成することができる。送信プロセッサ364からのシンボルは、可能な場合、TX MIMOプロセッサ366によってプリコードされ、さらに(たとえば、SC−FDMなどのために)変調器354a〜354rによって処理され、基地局110に送信され得る。基地局110において、UE 120からのアップリンク信号は、アンテナ334によって受信され、復調器332によって処理され、可能な場合、MIMO検出器336によって検出され、さらに受信プロセッサ338によって処理されて、UE 120によって送られた復号されたデータと制御情報とを得ることができる。プロセッサ338は、復号されたデータをデータシンク339に与え、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ340に与えることができる。
[0048]コントローラ/プロセッサ340および380は、それぞれ基地局110およびUE 120における動作を指示することができる。基地局110におけるプロセッサ340および/または他のプロセッサならびにモジュールは、本明細書で説明される技法のための様々な処理を実行し、またはその実行を指示することができる。UE 120におけるプロセッサ380ならびに/または他のプロセッサおよびモジュールは、図9〜図18に例示されている機能ブロックおよび/または本明細書で説明されている技法のための他の処理を実行することができ、またはその実行を指示することができる。メモリ342および382は、それぞれ基地局110およびUE 120のためのデータとプログラムコードとを記憶することができる。スケジューラ344は、ダウンリンク上および/またはアップリンク上でのデータ送信のためにUEをスケジューリングすることができる。UEは、図19に関して示され説明されるような1つまたは複数の追加のコンポーネントを含み得る。
[0049]LTE−Advanced UEは、各方向において送信のために使用される最高で合計100MHz(5つのコンポーネントキャリア)のキャリアアグリゲーションにおいて割り振られた、20MHzの帯域幅中のスペクトルを使用し得る。キャリアアグリゲーションは、1次サービングセル(PCell)と1つまたは複数の2次サービングセル(SCell)とを含み得る。PCellに対応するUL/DLキャリアは1次コンポーネントキャリア(PCC)であり、かつSCellに対応するUL/DLキャリアは2次コンポーネントキャリア(SCC)である。SCCおよびPCCに適用可能な手順および方法は、それぞれSCellおよびPCellに適用可能であり得ることを、当業者は認識するだろう。SCellおよびPCellに適用可能な手順および方法は、それぞれSCCおよびPCCに適用可能であり得ることを、当業者は認識するだろう。PCCは、制御シグナリングを搬送することができる。PCCを含むすべてのコンポーネントキャリアが、トラフィックデータを搬送することができる。一般に、ダウンリンクよりもアップリンクで送信されるトラフィックの方が少ないので、アップリンクのスペクトル割当てはダウンリンクの割当てよりも少なくてよい。たとえば、20MHzがアップリンクに割り当てられる場合、ダウンリンクは100MHzを割り当てられ得る。これらの非対称なFDD割当てはスペクトルを節約し、通常は非対称であるブロードバンド加入者による帯域幅の利用率に対してよく適合する。
[0050]LTE−Advancedモバイルシステムのために、2つのタイプのキャリアアグリゲーション(CA)方法、すなわち、連続CAおよび不連続CAが提案されている。それらが図4Aおよび図4Bに示される。不連続CA 450は、複数の利用可能なコンポーネントキャリア(たとえば、402b、404b、406b)が周波数帯域に沿って分離される(図4B)構成を指す。一方、連続CA 400は、複数の利用可能なコンポーネントキャリア(たとえば、402a、404a、406a)が互いに隣接する(図4A)場合の構成を指す。非連続CAと連続CAの両方が、単一ユニットのLTE Advanced UEにサービスするために複数のLTE/コンポーネントキャリアを統合する。
[0051]LTE−AdvancedのUEでは、キャリアが周波数帯に沿って分かれているので、複数のRF受信ユニットおよび複数の高速フーリエ変換(FFT)ユニットが、非連続CAとともに展開され得る。非連続CAは、広い周波数範囲にわたる複数の分かれたキャリア上でのデータ送信をサポートするので、伝搬経路損失、ドップラーシフト、および他の無線チャネル特性が、異なる周波数帯では多く変動し得る。
[0052]したがって、非連続CAの手法のもとでブロードバンドデータ送信をサポートするために、異なるコンポーネントキャリアに対する符号化、変調、および送信電力を適応的に調整するための方法が使用され得る。たとえば、enhanced NodeB(eNB)が各コンポーネントキャリア上で一定の送信電力を有するLTE−Advancedシステムでは、各コンポーネントキャリアの実効カバレッジまたはサポート可能な変調および符号化が、異なり得る。
[0053]図5は、International Mobile Telecommunications Advanced(IMT−Advanced)システムの、メディアアクセス制御(MAC)層500における異なるコンポーネントキャリア502、504、506からの送信ブロック(TB)を集約することを示す。MAC層のデータ集約によって、各コンポーネントキャリアは、MAC層500に固有の独立ハイブリッド自動再送要求(HARQ)エンティティを有し、物理層に固有の送信構成パラメータ(たとえば、送信電力、変調および符号化方式、ならびに複数のアンテナ構成)を有する。同様に、物理層508において、1つのHARQエンティティが、各コンポーネントキャリアに対して提供される。データが単一のサービスまたはアプリケーションに向けられるとき、データアグリゲーションプロセス510が、異なるコンポーネントキャリアからのデータを統合されたデータストリームへと統合するために、受信機において実行され得る。
[0054]一般に、複数のコンポーネントキャリアに対して制御チャネルのシグナリングを展開するために、3つの異なる手法がある。第1の手法は、LTEシステムにおける制御構造の小規模な修正を伴い、この場合、各コンポーネントキャリアは固有の符号化された制御チャネルを与えられる。
[0055]第2の手法は、異なるコンポーネントキャリアの制御チャネルを一緒に符号化することと、専用のコンポーネントキャリアにおいて制御チャネルを展開することとを伴う。複数のコンポーネントキャリアに対する制御情報は、この専用の制御チャネル中のシグナリングコンテンツとして統合されることになる。結果として、LTEシステム中の制御チャネル構造との後方互換性は保たれるが、CAシグナリングオーバーヘッドは減る。
[0056]異なるコンポーネントキャリアの複数の制御チャネルが一緒に符号化され、次いで、第3のCA手法で形成される周波数帯域全体にわたって送信される。この手法は、UE側で電力消費が多くなることと引き換えに、制御チャネルにおいて小さなシグナリングオーバーヘッドと高い復号性能とを実現する。しかしながら、この手法は、LTEシステムとは互換性がない。
[0057]モバイルエンティティにおけるデータアグリゲーションは、リソース集約的であり得る。(たとえばLTEおよびUMTSにおいて)キャリアアグリゲーションを有効にするとき、1つの問題は、第2のキャリアから第Nのキャリアを有効にすることでモバイルエンティティに対して追加の負荷が課され得るということである。そのような負荷は、たとえば、CPUプロセッシング、メモリ、バス帯域幅、電力消費、または他の因子のシステムリソース使用量の増大を含み得る。リソース使用量の増大によって、今度は、ハードウェアシステムが熱くなることがあり、場合によっては望ましい温度閾値を超える。他の問題には、電池の電力の消耗が速すぎること、または、他のサービスに対して利用可能なリソースが減ることがあり得る。そのようなリソース使用量の増大は、キャリアアグリゲーションが他のリソース集約的な機能、たとえば、干渉の打消し、複数の無線の同時の有効化、ブロードキャスト/マルチキャストサービスの同時の受信、または他のサービスと同時に有効にされると、悪化し得る。リソース使用量がデバイスのリソース制約を超える状況では、制御可能な方式でキャリアアグリゲーションのための処理要件を下げつつ、モバイルデバイスの動作に対する影響を最小限にすることが望ましいことがある。しかしながら、現在の技術は、キャリアアグリゲーションに対する処理要件の低減を達成するための効果的な手法を欠いていることがある。したがって、本開示は、キャリアアグリゲーションの間のダウンリンクデータ転送のフロー制御のための方法と装置とを提供することによって、従来技術のこれらの制約と他の制約とに対処する。
[0058]本明細書で開示される原理および技術的詳細を採用することによって、モバイルエンティティは、同時進行のシナリオにおける処理要件を下げ、従来可能であり得るものよりも低いコストでキャリアアグリゲーションをサポートするプラットフォームを提供することができる。本技術の態様は、モバイルエンティティのリソース制約状態に基づいて、1つまたは複数のSCC上のデータスループットを制御することを含む。データスループットは、1つまたは複数のSCCのダウンリンク上で制御され得る。本明細書で使用される場合、「2次コンポーネントキャリア」または「SCC」は、第1の(1次またはアンカー)コンポーネントキャリア以外の任意のキャリアを、第2のキャリアであるか、第3のキャリアであるか、第4のキャリアであるか、または第1以外の任意の他のランクのキャリアであるかにかかわらず、含む。モバイルエンティティは、本明細書で説明される1つまたは複数の技法を使用して、自身のリソース状態を検出し、検出された状態に応答してデータスループットを低下または上昇させることができる。本技法は、SCCについて、UEにおいて経験される実際のチャネル品質よりも低いチャネル品質(CQI)状態を報告することを含み得る。より低いCQIは、本明細書では「擬似状態CQI」と呼ばれることがあり、それは、そのより低いCQIがUEにおいて経験される実際のCQIのインジケータではないからである。擬似状態CQIを報告することで、eNBは、SCC上でのデータ送信を減らし、または停止し得る。本技法は、たとえば、eNBに単一レイヤMIMOへと切り替えさせるように、報告されたプリコーディングマトリックスインジケータ(PMI)および/またはランクインジケータ(RI)を修正することを含み得る。PMIは、MIMO動作を改善するための好ましいプリコーディングマトリックスのインデックスと関連付けられ得る。本技法は、たとえば、雑音を注入し、または受信された信号を歪ませることによって、ダウンリンクにおける受信経路を劣化させることと、劣化させられた信号に基づいてCQI状態を報告することとを含み得る。これにより、今度は、eNBがSCC上のデータレートを低下させ得る。本技法は、SCC上で受信されたデータにより正当とされる数よりも多数の否定応答(NACK)をSCCについて報告すること、やはり擬似状態CQIを示すことを含み得る。本技法は、SCCについてイベントトリガされた測定を少数しか報告しないこと、またはまったく報告しないことを含み得る。これらの技法の各々により、ネットワークは、第1のキャリアまたは他のキャリア上でのデータスループットを犠牲にすることなく、SCC上でのデータスループットを低減することができるので、UEのシステムリソース要件を下げることについてUEを助けることができる。システムリソース要件の低下により、UEにおけるリソース制約が軽減し得る。
[0059]別のリソース制約には、simultaneous voice and LTE(SVLTE)をサポートする実施形態において直面し得る。そのような実施形態は、UEが、One Times Radio Transmission Technology(1xRTT)ページをLTE無線リソース制御(RRC)接続モードにあるときに受信するのをサポートすることと、モバイル機器で開始されモバイル機器で終端する1xRTT上の音声呼をLTE RRC接続モードにあるときにサポートすることとを、要求し得る。しかしながら、ハードウェアの制限により、UEが1xRTT上にある間は、MIMO動作を必要とする、複数のキャリア上での受信または送信は不可能であることがある。加えて、多くのハードウェア構成では、UEは、1xRTT上にある間は、SCCを監視することが可能ではないことがある。LTE Rel.10は、キャリアアグリゲーションをサポートするためのUEの能力の変化に関して、UEがeNBと通信することを可能にする手順を提供しない。また、UEは、UEがSCCを切断/非アクティブ化していることを、eNBに同時に通知することができない。
[0060]上で要約されたようなリソース制約は、本明細書で説明されるような様々な手法を使用して管理され得る。これらの新たな手法は、既存の手法に対するいくつかの利点をもたらし得る。第1に、この手法の使用により、2つ以上のキャリアがアクティブ化されたUEが、1xRTT上でページを受信することが可能になり得る。第2に、この手法の使用により、受信チェーンが1xRTTに割り振られ得るように、2つ以上のキャリアがアクティブ化されたUEが、あるキャリアを切断すること、または2次セルに対するMIMO動作を無効にすることのいずれかを行うことが可能になり得る。第3に、この手法の使用により、キャリアアグリゲーションについてある規定された能力を有し現在1xRTT上にあるUEが、ネットワークによるSCCのアクティブ化を防ぐことが可能になり得る。第4に、この手法の使用により、1xRTT呼が完了した後で、UEが非アクティブ化されたSCCを再アクティブ化することが可能になり得る。
[0061]UEのキャリアアグリゲーション能力は、初期接続の間に行われるUE能力転送の間にネゴシエートされ得る。SCCはRRCレイヤによって構成されてよく、これは、UEがRRC接続を確立するたびに、たとえば、UEがLTE IDLEからCONNECTED状態に移ったとき、またはUEがRRC CONNECTED状態にある間に、起こり得る。しかしながら、SCCは、MACアクティブ化制御要素がキャリアをアクティブ化するために受信されるまで、非アクティブ化されたままであり得る。アクティブ化MAC制御要素が時間「n」において受信されると、UEは、たとえば、時間n+8ミリ秒において開始する、SCC上の物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)と物理ダウンリンクスケジューリングチャネルPDSCHとを復号することができる。このプロセス600は、時間軸によって示されるように下方向に移動するステップとともに、図6に示されている。最初に、ステップ602(時間t1)において、eNB 110は、たとえば、UECapabilityEnquiryメッセージをUE 120に送信することによって、UE 120の能力を問い合わせることができ、ステップ604(時間t2)において、UE 120は、UE 120能力情報によって問合せに応答することができる。UE 120能力情報は、UECapabilityInformationメッセージを介して送信され得る。ステップ606(時間t3)において、eNB 110は次いで、たとえば、RRCConnectionReconfigurationメッセージを介して、接続のために1つまたは複数のSCCを構成するメッセージを提供することができる。ステップ608(時間t4)において、UEは、RRC構成メッセージを受信し接続を構成した後、たとえば、RRCConnectionReconfigurationCompleteメッセージを介して、確認応答によって応答することができる。ステップ610(時間t5)において、eNB 110がSCCをアクティブ化するためにMAC制御要素に送信すると、SCCがアクティブ化され、通常8ミリ秒後の時間t6において、データ送信のために使用され得る。その後、時間t6から、SCCがアクティブになる。
[0062]しかしながら、UE 120がキャリアアグリゲーションおよび帯域結合に対するサポートを通知した後、およびSCCがアクティブ化されたときには、UEがアクティブ化されたキャリアの1つまたは複数を切断/非アクティブ化するための既存の方法がない。この欠点を解決するためにいくつかの選択肢が使用されることがあり、これは2つの手法に分けられ得る。1つの手法では、UE 120に対する変更により、UE 120が、新たなMAC制御要素の使用を通じて上記の問題に対処することが可能になり得る。第2の手法では、UE 120は、新たなプロトコル制御要素を使用することなく、SCCを切断するときにユーザ体験に対する影響を最小限にし、リソース制約を満たしながらいくつかの機能を提供するように、既存のシステム内で自律的に動作する。
[0063]1つの手法によれば、eNB 110に1つまたは複数のSCCを非アクティブ化/再アクティブ化するようにUE 120が要求するための新たなMAC制御要素が、利用され得る。新たなMAC制御要素に対するサポートは、eNB 110に対して任意選択にされ得る。新たなMAC制御要素は、キャリアの1つまたは複数がアクティブ化または非アクティブ化されるべきであることをUE 120がeNB 110に知らせることを可能にするように構成され得る。キャリアの非アクティブ化は、eNB 120の制御のもとにとどまることができ、eNB 120は、非アクティブ化MAC制御情報要素を送信することによって、SCCを非アクティブ化することができる。
[0064]図7Aは、SCC 700Aのアクティブ化/非アクティブ化のための新たなMAC制御要素(MCE)を含むMAC PDU 750を示す。MACパケットデータユニット(PDU)750は、論理チャネル識別子(LCID)データを格納するMACヘッダ702とMACデータペイロード(たとえば、MCE 704と、MCE 700Aと、パディング706とを含む)とを含む。新たなMAC制御要素700Aは、UL共有チャネル(SCH)のための以下の表1に示されるLCIDにより規定されるようなものであり得る。MAC制御要素700Aは、たとえば、インデックス01011において、LCID値テーブルに含まれ得る。表1はまた、インデックス00000におけるCCCH、インデックス00001〜01010における論理チャネルの識別情報などのような、他のフィールドを含み得る。MAC制御要素700Aは、図7Aに示されるように、たとえば、7個のCフィールドと1個のRフィールドとを格納する単一オクテットという一定のサイズを有し得る。アクティブ化/非アクティブ化要求MAC制御要素700Aは、次のように定義され得る。各Cフィールドについて、Ci:インデックス値(たとえば、3GPP TS 36.321において規定されるような、「SCellIndex「i」」)によりアクティブ化されたSCCが存在し対応するビットが0に設定される場合、このフィールドは、たとえば、SCellIndex「i」を伴うSCellの非アクティブ化をUE 120が要求していることを示す。SCellが非アクティブ化され対応するフィールドが1に設定される場合、UE 120は、SCellのアクティブ化を要求している。あるいは、ビットは、SCellの非アクティブ化を要求するために1に設定されてよく、ビットは、SCellのアクティブ化を要求するために0に設定されてよい。Rフィールドは、「0」に設定され得る予備ビットを格納する。
[0065]図7Bにおいて示される例では、アクティブ化/非アクティブ化要求MAC制御要素700Bは、「1」に設定された2つのビットを含み、他のビットは「0」に設定される。インデックス1およびインデックス2(たとえば、SCellIndex=1および2)に設定された2つのビットは、第1のSCCおよび第2のSCC(たとえば、SCellIndex=1および2)を(まだアクティブ化されていなければ)アクティブ化し、インデックス3から7のSCCの残りを(まだ非アクティブ化されていなければ)非アクティブ化するための要求を示す。SCCの数、たとえば最大の数は、RRCレイヤにおけるシグナリングを通じて構成され得る。たとえば、UEは、1から7までの任意の数のSCCに対して構成され得る。SCCに対して構成されていないSCellインデックスに対応するSCellビットは無視され得る。たとえば、UEが最大で2つのSCCに対して構成される場合、2つのSCCに対応するSCellインデックス(たとえば、SCellインデックス1および2)は処理されるが、ビットの残り(たとえば、SCellインデックス3〜7に対応する)は無視される。インデックス0における値は、「0」に設定された予備ビット(たとえば、Rフィールド)であり得る。
Figure 2015509348
[0066]表1:UL−SCHに対するLCIDの値
[0067]新たなMAC制御要素700Aに基づいてSCCをアクティブ化/非アクティブ化するための手法を例示する呼のフローが、図8に示される。要素802〜810(および関連する時間マーカーt1’〜t6’)は、図6の要素602〜610(および関連する時間マーカーt1〜t6)に対応し、再び説明されない。新たなアクティブ化/非アクティブ化要求MAC制御要素700Aは、SCCがアクティブ化された後、ステップ812においてUEによって送信され得る。アクティブ化/非アクティブ化要求MAC制御要素700Aを受信したことに応答して、ステップ814において、eNB 110は、アクティブ化/非アクティブ化要求MAC制御要素700Aから、SCCをアクティブ化/非アクティブ化するためのメッセージを送信する。図8に示される例では、UE 120は、ステップ812において1つまたは複数のSCCの非アクティブ化を要求することができ、eNB 110は、ステップ814において要求されたSCCを非アクティブ化する。その後、時間t7’から、SCCが非アクティブになる。
[0068]このアクティブ化/非アクティブ化能力を追加することで、UE 120は、上で要約された利点を実現することが可能になり得る。UE 120が1xRTTページの間にSCellを非アクティブ化すると決めるかどうかは、1xRTT監視の期間に依存し得る。たとえば、約50ms未満の1xRTT監視期間では、UE 120は、1xRTTページ監視の間にSCCを非アクティブ化する必要はない可能性がある。
[0069]UE 120は、新たなMAC制御要素または他の明示的な制御シグナリングを使用することなく、上で要約された利点を達成することができる。この場合、UE 120は、SCCが切断されたことをeNodeBに明示的にシグナリングすることなく、SCCを切断すると決めることができる。しかしながら、UE 120は、SCCの喪失がより丁寧に行われるように、この情報を暗黙的に搬送することができる。暗黙的な制御のための方法900の概要が、図9に示される。ステップ906において、eNB 110はPCC上でデータを提供するが、ステップ908において、eNB 110はSCC上でPCCデータと統合するためのデータを提供する。UE 120は、複数のキャリアからデータを受信し統合する。
[0070]ステップ910において、UE 120は、たとえば、1xRTTページまたは要求、温度、電力、メモリ、バス帯域幅、または他のリソースの1つまたは複数を含む、リソース使用量を監視する。ステップ912において、UE 120は、SCCの使用が低減または停止されるべきであることを示す、リソース制約関連のイベントを検出する。ステップ914において、UE 120は、SCCの使用の低減を暗黙的にシグナリングするための、本明細書では擬似状態情報とも呼ばれる調整された状態情報を生成する。ステップ916において、UE 120は、従来の制御チャネル、たとえばPDCCHを使用して、擬似状態情報をeNB 110にシグナリングする。ステップ918において、eNB 110は、擬似状態情報に基づいて、1つまたは複数のSCCからのデータ送信を再配置することができる。eNB 110は、擬似状態情報(図示せず)に応答して、SCC上での送信を完全に止めることができる。ステップ920において示されるある代替形態では、eNB 110は、擬似状態情報に応答して、SCC上のデータレートを調整することができる。ステップ922において、eNB 110は、任意選択である調整されたレートで、PCCおよび/または異なるSCC上でデータを提供する。たとえば、UE 120が調整の前に複数のキャリア上である特定のデータサービスを受信している場合、調整の後、eNB 110は、容量が許す範囲で、残りのキャリア上でのデータサービスのデータレートを上げることができる。
[0071]UE 120は、擬似状態情報を生成するための様々な技法を使用することができる。ある技法によれば、UEは、CQIを下げることができ、または、実際にはeNB 110に報告されるものよりも高いCQIを経験しているにもかかわらず、SCCについてCQI=0を報告するのを始めることができる。ダウンリンク上で送信されるDL HARQについてUEがACK/NACKを報告しないという事実に加えて、この技法により、eNB 110は、影響を受けるキャリア上でのスケジューリングを停止し、影響を受けるキャリアを最終的には非アクティブ化し得る。
[0072]SCCが1xRTT呼と競合するのを避けるために非アクティブ化されるように、UEは、1xRTT呼/ページングの前にCQIの低減を開始することができる。たとえば、UEは、1xRTTページングを監視する時間を知っていることがあり、または、UEがいつ1xRTT呼を受信するかを知っていることがある。そのような例では、UEは、1xRTT呼/ページングの前に、より低いCQIの値の報告を送信することによって、前もって低減することができる。しかしながら、ネットワークが2次セルを非アクティブ化する前にUE 120が低い(または0の)CQIを報告しなければならない期間は、ネットワークの挙動に依存する。したがって、UE 120は、SCCがeNodeBによって明示的に非アクティブ化される前に1xRTT受信へ移行するのを可能にするために、SCCを無視し、SCCのPDCCHを監視しないことが必要であり得る。
[0073]ある態様では、モバイルエンティティにおいて1xRTTページを監視することは、LTEにおける測定ギャップと類似しているがより長く(30ms前後)より頻繁ではない(ページング周期は通常2秒前後である)、ページ監視ギャップを採用することを含み得る。しかしながら、この実装形態は、LTEネットワークおよびキャリアとネゴシエートされなければならないことがある。
[0074]ある代替的な態様では、SCCを無効にする代わりに、UE 120は、キャリアをアクティブ化されたままにすることが可能であり得るが、第2の受信チェーンはSCC上でMIMOをサポートすることが要求されない。これは、UEが、「MIMOを伴うPCell+MIMOを伴うSCell」から「MIMOを伴うPCell+多入力単出力(MISO)を伴うSCell+1x」に移行することを意味し、これは、ランクインジケータ(RI)報告において1というランクを規定することによって行われ得る。RIは、現在のチャネル条件に基づいてサポートされるMIMOレイヤの数を表し得る。この手法は、UEがSCellのPDCCHを監視できること、およびRI=1の報告がUEおよびネットワークに対して透過的であり得ることという、利点を提供することができる。しかしながら、SCCは通常、負荷平衡および/またはピークデータレートのために構成される。そのような構成では、ランク1に低下したUEは、非アクティブ化されたSCCといくつかの不利益を共有し得る。上の実施形態(CQI低下およびSCell切断)と同様に、MIMOを無効にするステップは、2つのキャリア上でのeNB 110のスケジューリングに依存し得る。
[0075]別の代替的な態様では、UE 120は最初に、MIMO動作を無効にし、何らかの事前に定義された長さのラグ期間の後でSCCを切断することができる。上記の議論に基づいて、段階的な手法が利用されてよく、この手法では、UE 120は、「PCell−MIMO+SCell−MIMO」から「PCell−MIMO+SCell−MISO+1x」に移行し、次いで「PCell−MIMO+1x」に移行する。この場合、UE 120のCQI低下の報告は、より円滑なチャネル劣化シナリオを模擬し、HARQ障害をほとんどまたはまったく伴わずにSCCを非アクティブ化するための時間と情報とをネットワークに与えるように構成される。
[0076]UE 120が1xRTT呼上にあり、キャリアアグリゲーション能力をeNB 110とすでにネゴシエートしている場合、UE 120は、次の技法を使用して、SCCのアクティブ化を防ぐことが可能にされ得る。特定のSCCのアクティブ化は、UE 120によるLTEのイベントトリガされる測定報告A1およびA4に基づいてよく、A1は、サービングeNBからの信号品質がある一定の閾値を超えて改善したことを示し、A4は、近隣のeNBからの信号品質がある一定の閾値を超えて改善したことを示す。A1イベントが特定のSCCに対して定義される場合、UEは、その特定のSCCに対応するSCell信号品質を、A1報告に含めることができる。A4イベントが特定のSCCに対して定義される場合、UEは、そのSCCの近隣のeNBの信号品質を、A4報告に含めることができる。A1およびA4測定報告を使用して、eNBは、別のSCellをアクティブ化し、非アクティブ化し、解放し、かつ/または追加すると決めることができる。UE 120は、SCCがアクティブ化のための設定された閾値よりも悪いことを示す、擬似状態測定報告を報告することができる。そのような手法では、eNodeBは、SCCをアクティブ化するとは予想されない。そのような擬似状態報告は、PCC上でのハンドオーバーシナリオに影響を与えるべきではない。
[0077]しかしながら、PCCからSCCへのハンドオーバーがセル端において必要とされる配置の状況では、上記の擬似状態報告技法はハンドオーバーと干渉することがある。そのような干渉を最小限にするために、セルの端部の性能が負の影響を受けないように、本技法は、UE 120が現在のPCC上での弱いカバレッジに遭遇したとき、UE 120がSCC測定の報告も選択的に開始するように、修正され得る。SCCが再アクティブ化される場合、UE 120は再び、そのSCC上で低いCQIを報告することができる。
[0078]図10は、上で説明された技法の態様を具現化するモバイルエンティティ、たとえばUE 120によって実行され得る、方法1000における動作の例を示す。ステップ1002において、モバイルエンティティは、キャリアアグリゲーション構成にある2つ以上のキャリアを介してデータを受信することができる。ステップ1004において、モバイルエンティティは、システムリソースを監視して、1つまたは複数のSCCの使用を低減または停止することを必要とするリソース制約を示すイベントの発生を検出することができる。リソース制約は、たとえば、CPUプロセッシング利用率制約、メモリ利用率制約、バス帯域幅利用率制約、電力消費利用率制約、および/または何らかの他の制約を含む、システムリソース利用率制約を含み得る。リソース制約を超えることに関するイベントは、温度センサまたは電圧センサのようなセンサを使用して検出されてよく、または、データスループットまたは他の状態情報などを考慮することによって測定され得る。これらのイベントはまた、モバイルエンティティのプロセッサまたは測定モジュールを使用して検出され得る。リソース制約を超えることに関するイベントが1010において検出されない場合、モバイルエンティティは、擬似状態情報を何ら伴わない状態報告を含む、通常の動作1008を再開することができる。
[0079]リソース制約を超えたことを示すイベントが検出されると、モバイルエンティティは、SCC上でMIMOを無効にするかどうかを、1030において判定することができる。たとえば、MIMOがすでに無効にされている場合、またはまだ有効にされていない場合、さらなる無効化は不可能である。また、リソース制約のタイプまたはモバイルエンティティの現在の状態が、この判定に影響し得る。上で述べられたように、モバイルエンティティ、たとえばUE 120は、1032においてMIMO動作を無効にし、何らかの事前に定義された長さのラグ期間の後でSCCを切断することができる。
[0080]MIMOのさらなる無効化が実行される予定がない場合、方法は1012へと分岐して、SCC上でのデータ送信を制御するために、制御パラメータと設定点とを選択することができる。たとえば、特定の制御パラメータに対して、対応する設定点は、リソース制約を超えたときにSCCを無効にするように、ある値(たとえば、0)に設定され得る。制御パラメータは、CQI、ACK/NACK、イベント報告、これらのパラメータの何らかの組合せ、および/または何らかの他のパラメータを含み得る。この選択は、事前に構成されていてよく、または、モバイルエンティティの状態に応じてオンザフライで行われてよい。パラメータと設定点とを選択するのを支援するために、モバイルエンティティは、たとえば、SCCのデータレートを測定することによって、1014においてSCC状態を任意選択で測定することができる。
[0081]1016において、モバイルエンティティは、選択されたパラメータに対して擬似状態を判定または生成することができる。たとえば、モバイルエンティティは、意図される結果または設定点に対する関係に基づいて、CQIまたはACK/NACKを、可能な範囲の最大値または最小値に、または何らかの中間値に設定することができる。閉ループパラメータ制御(たとえば、比例積分制御)のための本技術分野において知られている制御方法が、SCCについて報告すべきパラメータの擬似状態値を決定するために使用され得る。1018において、モバイルエンティティは、たとえば適用可能な制御チャネルを使用して、擬似状態値をeNBに送信することができる。続いて、1020において、モバイルエンティティは、1つまたは複数のキャリアを介してデータを受信し続けることができる。SCC上のデータレートは、0へと低下させられ、または下げられ得る。
[0082]モバイルエンティティは、1022において、リソース制約がSCCのデータレートの低下または無効化により軽減されたかどうかを判定することができる。たとえば、リソースの利用率が閾値よりも低くなっていない場合、モバイルエンティティは、動作1016〜1020を繰り返すことができる。リソース制約を検出することとリソース制約を検出しないこととを繰り返すのを避けるために、ヒステリシスが利用され得る。たとえば、2つのヒステリシス閾値が使用され得る。第1の閾値は、リソース制約と関連付けられるリソース利用率を決定するために使用されてよく、第2の閾値は、リソース制約の軽減と関連付けられるリソース利用率を決定するために使用され得る。リソースの軽減が達成された場合、モバイルエンティティは、制約が解除されるまで、1024における擬似状態シグナリングを維持することができる。その理由は、たとえば、1xRTT接続が終了するため、リソースに大きな需要を課している別のサービスが終了するため、追加のリソース(たとえば、電力)が利用可能にされるため、などである。1026において、制約が解除されたとモバイルエンティティが判定すると、モバイルエンティティは、1008における通常の制御シグナリングを再開することができる。そのように判定しない場合、モバイルエンティティは、1024における擬似状態シグナリングを維持することができる。
[0083]いくつかの実施形態では、モバイルエンティティは、信号品質を劣化させるための、図11に示されるようなコンポーネント1100を装備し得る。擬似信号を決定し生成する代わりに、SCC上で受信される信号品質を劣化させ、次いでCQI、ACK/NACK、またはeNBに対する他のフィードバックを、従来の技法を使用して生成するのが有利であり得る。制御モジュール1104は、SCC上でのダウンリンクデータ送信を減らすか、増やすか、停止するかを判定するようにプログラムされるプロセッサを含み得る。制御モジュール1104は、信号品質の低下が報告されるべきであると制御モジュール1104が判定したことに基づいて、信号劣化モジュール1106を通じてデータを選択的に向けるためのスイッチ1102に結合され得る。制御モジュール1104が信号品質の低下を報告しないと判定すると、スイッチは、データを測定モジュール1108に向ける。信号劣化コンポーネント1106は、雑音または干渉を導入することによって、信号振幅を小さくすることによって、または何らかの他の歪みまたは障害を導入することによって、信号を劣化させるための受動的電子装置および/または能動的電子装置であってよく、またはそれらを含み得る。当業者は、適切なコンポーネント1106を選択または提供することができる。コンポーネント1106は、制御モジュール1104に結合された能動的コンポーネントであってよく、この場合、コンポーネントによりもたらされる劣化の量は制御され得る。この制御が劣化を0へと減らすことを可能にする場合、スイッチ1102は省略され得る。信号提供側からの劣化させられたデータは、測定モジュール1108に与えられてよく、測定モジュール1108は、チャネル品質インジケータ、ACK/NACK、イベント報告、または他の適切な制御信号を生成するための、モバイルエンティティの受信チェーン中の従来のモジュールであり得る。測定モジュール1108は、生成された信号を制御モジュール1104に与え得る。制御モジュール1104は、フィードバック制御のために、測定モジュール1108からの信号を使用し得る。たとえば、制御モジュール1104は、測定モジュール1108からの信号に基づいて、信号劣化を増やし、または減らすように、信号劣化器1106を制御することができる。
[0084]本明細書で図示および説明された例示的なシステムを考慮すれば、開示される主題に従って実装され得る方法は、様々なフローチャートを参照すればより良く理解されよう。説明を簡単にするために、方法は一連の行為/ブロックとして図示および説明されるが、いくつかのブロックは、本明細書で図示および説明される順序とは異なる順序で、および/または他のブロックと実質的に同時に行われ得るので、特許請求される主題はブロックの数または順序によって限定されないことを理解し諒解されたい。さらに、本明細書で説明される方法を実装するために、図示されたすべてのブロックが必要とされるとは限らない。ブロックに関連する機能は、ソフトウェア、ハードウェア、それらの組合せまたは任意の他の適切な手段(たとえば、デバイス、システム、プロセス、またはコンポーネント)によって実装され得ることを諒解されたい。加えて、本明細書の全体にわたって開示される方法は、そのような方法を様々なデバイスに移送および転送することを容易にする製品に、符号化された命令および/またはデータとして記憶することが可能であることをさらに諒解されたい。方法は、代替的に、状態図のような、一連の相互に関係する状態または事象として表現され得ることを、当業者は理解し諒解するであろう。
[0085]図12に示されるように、キャリアアグリゲーションを使用したワイヤレス通信ネットワーク中の2次コンポーネントキャリアDLを制御するための方法1200が、モバイルエンティティによって実行され得る。モバイルエンティティは、本明細書で説明される様々な形式のいずれかのエンティティ、たとえばUEを備え得る。方法1200は、1210において、モバイルエンティティによって、キャリアアグリゲーション対応接続の2次コンポーネントキャリア上での基地局からモバイルエンティティへのデータ送信に関するモバイルエンティティにおけるリソース制約を示すイベントを検出することを含み得る。方法1200はさらに、1220において、そのイベントを検出したことに応答して、2次コンポーネントキャリアDLの状態を基地局にシグナリングすることによって、データ送信を制御することを含み得る。状態は擬似状態であり得る。リソース制約は、CPUプロセッシング利用率制約、受信チェーン制約、バス帯域幅制約、電力制約、または動作温度制約、または何らかの他の制約の1つを含み得る。
[0086]図13〜図18はさらに、キャリアアグリゲーションを使用してワイヤレス通信ネットワーク中の2次コンポーネントキャリアDLを制御するために方法1200とともにモバイルエンティティによって実行され得る任意選択の動作または態様1300〜1800を示す。図13〜図18に示される動作は、方法1200を実行するために必要とされない。図で示された動作は、独立に実行され得るものであり、相互に排他的ではなくてよい。したがって、別の下流の動作または上流の動作が実行されるかどうかにかかわらず、そのような動作のうちのいずれか1つが実行され得る。方法1200が、図13〜図18の少なくとも1つの動作を含む場合、方法1200は、必ずしも、図示され得るいかなる後続の(1つまたは複数の)下流の動作を含む必要なく、少なくとも1つの動作の後に終了し得る。
[0087]図13を参照すると、方法1200は、追加の動作1300のうちの1つまたは複数を含み得る。方法1200において状態をシグナリングすることはさらに、1310において、データ送信中のエラーの数に対して必要なNACKの数を超える、より多数のNACKをデータ送信についてシグナリングすることを含み得る。方法1200において状態をシグナリングすることはさらに、1320において、データ送信においてACK/NACK応答を要求する信号を受信しているにもかかわらず、データ送信に対してACKまたはNACKをシグナリングしないことを含み得る。述べられたように、これによりeNBは、モバイルエンティティへの送信のために2次コンポーネントキャリアを使用するのを止め得る。
[0088]図14を参照すると、方法1200は、追加の動作1400の1つまたは複数を含み得る。方法1200において状態をシグナリングすることはさらに、1410において、データ送信についてモバイルエンティティにより測定されるものより低いチャネル品質を示す、データ送信に対するチャネル品質インジケータをシグナリングすることを含み得る。たとえば、チャネル品質インジケータは0に設定され得る。そのようにすることで、eNBは、モバイルエンティティへの送信のために2次コンポーネントキャリアを使用するのを止め得る。
[0089]図15を参照すると、方法1200は、追加の動作1500の1つまたは複数を含み得る。方法1200はさらに、1510において、チャネル測定モジュールのデータ送信アップストリームの品質を劣化させることを含み得る。方法1200において状態をシグナリングすることはさらに、1520において、モバイルエンティティによって基地局に提供されるイベントトリガされた測定結果を劣化させることを含み得る。
[0090]図16を参照すると、方法1200は、追加の動作1600の1つまたは複数を含み得る。方法1200において状態をシグナリングすることはさらに、1610において、モバイルエンティティのMIMO能力未満のMIMO能力を示すことを含み得る。方法1200において状態をシグナリングすることはさらに、1620において、プリコーディングマトリックスインジケータ(PMI)またはランクインジケータ(RI)の少なくとも1つによって能力を示すことを含み得る。
[0091]図17を参照すると、方法1200は、追加の動作1700の1つまたは複数を含み得る。方法1200はさらに、1710において、ページングメッセージを受信することと、2次コンポーネントキャリア上でキャリアアグリゲーションを無効にすることによって着信した呼のためのリソースを解放することとを含み得る。方法1200はさらに、1720において、外部への呼を行うための要求を受信することと、2次コンポーネントキャリア上でキャリアアグリゲーションを無効にすることによって外部への呼のためのリソースを解放することとを含み得る。2次コンポーネントキャリア上でキャリアアグリゲーションを無効にすることは、たとえば、基地局がモバイルエンティティとの通信のために2次コンポーネントキャリアを無効にすることを暗黙的に要求するように、2次コンポーネントキャリアの擬似状態を基地局にシグナリングすることを含み得る。
[0092]図18を参照すると、方法1200は、追加の動作1800の1つまたは複数を含み得る。方法1200は、1810において、データ送信のデータレートを監視することを含み得る。方法1200はさらに、1820において、定義された範囲または設定点の外側にデータレートが移行することを備えるイベントを、監視によって観測することを含み得る。方法1200はさらに、1830において、定義された範囲または設定点の範囲内にデータレートを維持することによって、データ送信を制御することを含み得る。たとえば、データレートは、1つまたは複数の設定点に対するフィードバックに基づいて擬似状態報告を制御するために、任意の適切な閉ループ制御アルゴリズムを使用して維持され得る。
[0093]図19を参照すると、キャリアアグリゲーションを使用したワイヤレス通信ネットワーク中の2次コンポーネントキャリアを制御するための、ワイヤレスネットワーク中のモバイルエンティティもしくはUEとして、またはモバイルエンティティまたはUE内で使用するためのプロセッサもしくは同様のデバイスとして構成され得る、例示的な装置1900が提供される。装置1900は、プロセッサ、ソフトウェア、またはこれらの組合せ(たとえば、ファームウェア)によって実装される機能を表し得る機能ブロックを含み得る。
[0094]一実施形態では、装置1900は、モバイルエンティティによって、キャリアアグリゲーション対応接続の2次コンポーネントキャリア上での基地局からモバイルエンティティへのデータ送信に関するモバイルエンティティにおけるリソース制約を示すイベントを検出するための電気コンポーネントまたはモジュール1902を含み得る。リソース制約は、CPUプロセッシング制約、受信チェーン制約、バス帯域幅制約、電力制約、動作温度制約、または何らかの他の制約の1つを含み得る。たとえば、電気コンポーネント1902は、送受信機などに結合され、データレートを低減することまたは2次コンポーネントキャリアを停止することを要求するリソース制約が存在するときを判定するための命令を有するメモリに結合された、少なくとも1つの制御プロセッサを含み得る。たとえば、電気コンポーネント1902は、プロセッサ380、温度センサ357、測定モジュール1108、アンテナ352、および/またはメモリ382の任意の組合せであってよく、またはそれを含み得る。コンポーネント1902は、キャリアアグリゲーション対応接続の2次コンポーネントキャリア上での基地局からモバイルエンティティへのデータ送信に関するモバイルエンティティにおけるリソース制約を示すイベントを検出するための手段であってよく、またはそれを含み得る。前記手段は、アルゴリズムを動作させる少なくとも1つの制御プロセッサを含み得る。アルゴリズムは、たとえば、温度センサからの信号を使用して温度を検出すること、1xRTTページングメッセージを受信すること、1xRTT呼を行うための要求を示す入力を受信すること、電源の電圧または電流を測定すること、メモリ使用量を測定すること、バス帯域幅使用量を測定すること、またはCPU使用量を測定すること、および可能な場合には、測定された品質(たとえば、温度、電圧など)を閾値と比較して閾値を超えるかどうかを判定することを含み得る。
[0095]装置1900は、そのイベントを検出したことに応答して、2次コンポーネントキャリアの状態を基地局にシグナリングすることによって、SCC上でのデータ送信を制御するための電気コンポーネント1904を含み得る。状態は擬似状態であり得る。たとえば、電気コンポーネント1904は、送受信機などに結合され、実際のキャリア状態を示さない擬似状態信号を生成するための命令を保持するメモリに結合された、少なくとも1つの制御プロセッサを含み得る。たとえば、電気コンポーネント1904は、プロセッサ380、364、366、アンテナ352、メモリ382、および/またはデータソース362の任意の組合せであってよく、またはそれを含み得る。コンポーネント1904は、そのイベントを検出したことに応答して、2次コンポーネントキャリアの状態を基地局にシグナリングすることによって、データ送信を制御するための手段であってよく、またはそれを含み得る。前記手段は、アルゴリズムを動作させる少なくとも1つの制御プロセッサを含み得る。アルゴリズムは、本明細書で説明されるより詳細な技法、または追加の動作1300〜1800の任意の1つまたは組合せに従って、たとえば、擬似CQI、擬似ACK/NACK、擬似イベント報告、擬似MIMO能力をシグナリングすることを含み得る。
[0096]装置1900は、説明を簡単にするために図19に示されない、図13〜図18に関連して説明された追加の動作1300〜1800のいずれかまたはすべてを実行するための同様の電気コンポーネントを含み得る。
[0097]関連する態様では、モバイルエンティティとして構成された装置1900の場合、装置1900は、少なくとも1つのプロセッサを有するプロセッサコンポーネント1910を任意選択で含み得る。プロセッサ1910は、そのような場合、バス1912または同様の通信結合を介してコンポーネント1902〜1904または同様のコンポーネントと動作可能に通信し得る。プロセッサ1910は、電気コンポーネント1902〜1904によって実行される処理または機能の起動とスケジューリングとを実施し得る。プロセッサ1910は、全体的にまたは部分的に、コンポーネント1902〜1904を包含し得る。代替的に、プロセッサ1910は、1つまたは複数の別個のプロセッサを含み得るコンポーネント1902〜1904とは別個であり得る。
[0098]さらなる関連する態様では、装置1900は、無線送受信機コンポーネント1914を含み得る。送受信機1914の代わりに、または送受信機1914とともに、スタンドアロン受信機および/またはスタンドアロン送信機が使用され得る。代替的に、または加えて、装置1900は、異なるキャリア上で送信および受信するために使用され得る、複数の送受信機または送信機/受信機ペアを含み得る。装置1900は、たとえば、メモリデバイス/コンポーネント1916のような、情報を記憶するためのコンポーネントを任意選択で含み得る。コンピュータ可読媒体またはメモリコンポーネント1916は、バス1912などを介して装置1900の他のコンポーネントに動作可能に結合され得る。メモリコンポーネント1916は、コンポーネント1902〜1904、およびそれらのサブコンポーネント、またはプロセッサ1910、追加の態様1300、1400、1500、1600、1700、もしくは1800、または本明細書で開示される方法の活動を実行するための、コンピュータ可読命令とデータとを記憶するように適合され得る。メモリコンポーネント1916は、コンポーネント1902〜1904に関連する機能を実行するための命令を保持し得る。メモリ1916の外部にあるものとして示されているが、コンポーネント1902〜1904はメモリ1916の内部に存在してよいことを理解されたい。
[0099]情報および信号は様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを、当業者は理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[00100]さらに、本明細書の開示に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップを、上記では概してそれらの機能に関して説明した。そのような機能をハードウェアとして実装するか、ソフトウェアとして実装するかは、具体的な適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を具体的な適用例ごとに様々な方法で実装することができるが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈すべきではない。
[00101]本明細書の開示に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタロジック、個別ハードウェアコンポーネント、または本明細書に記載の機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよいが、代替として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であってよい。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装され得る。
[00102]本明細書の開示に関して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアで具現化されてよく、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで具現化されてよく、またはその2つの組合せで具現化されてよい。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサと一体化され得る。プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に常駐し得る。ASICは、ユーザ端末内に常駐し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内に個別コンポーネントとして常駐し得る。
[00103]1つまたは複数の例示的な設計では、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、または任意のそれらの組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶され、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。非一時的コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にするための使用または未使用に関わらずを含む、コンピュータ記憶媒体と一時的メモリ媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であってよい。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または、命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され、汎用もしくは専用コンピュータまたは汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備え得る。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、磁気的に符号化されたデータを保持する媒体を示し、ディスク(disc)は、光学的に符号化されたデータを保持する媒体を示す。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
[00104]本開示の前述の説明は、いかなる当業者でも本開示を作成または使用することができるように提供される。本開示への様々な修正は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明される例および設計に限定されるものではなく、本明細書で開示される原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。

Claims (32)

  1. キャリアアグリゲーションを使用したワイヤレス通信ネットワーク中の2次コンポーネントキャリアダウンリンク(DL)を制御するための方法であって、
    モバイルエンティティによって、キャリアアグリゲーション対応接続の2次コンポーネントキャリア上での基地局から前記モバイルエンティティへのデータ送信に関する前記モバイルエンティティにおけるリソース制約を示すイベントを検出することと、
    前記イベントを検出したことに応答して、前記2次コンポーネントキャリアDLの状態を前記基地局にシグナリングすることによって、前記データ送信を制御することとを備える、方法。
  2. 前記リソース制約が、CPUプロセッシング制約、受信チェーン制約、バス帯域幅制約、電力制約、または動作温度制約からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記状態をシグナリングすることが、前記データ送信におけるエラーを報告するために必要な否定応答(NACK)の数を超えるより多数のNACKを前記データ送信についてシグナリングすることを備える、請求項1に記載の方法。
  4. 前記状態をシグナリングすることが、前記データ送信においてACK/NACK応答を要求する信号を受信したにもかかわらず、前記データ送信に対する確認応答(ACK)または否定応答(NACK)をシグナリングしないことを備える、請求項1に記載の方法。
  5. 前記状態をシグナリングすることが、前記データ送信について前記モバイルエンティティにより測定されるものより低いチャネル品質を示す、前記データ送信に対するチャネル品質インジケータをシグナリングすることを備える、請求項1に記載の方法。
  6. 前記チャネル品質インジケータが0に設定される、請求項5に記載の方法。
  7. 前記状態をシグナリングすることが、チャネル測定モジュールのデータ送信アップストリームの品質を劣化させることを備える、請求項1に記載の方法。
  8. 前記状態をシグナリングすることが、前記モバイルエンティティによって前記基地局に提供されるイベントトリガされた測定結果を劣化させることを備える、請求項1に記載の方法。
  9. 前記状態をシグナリングすることが、前記モバイルエンティティのMIMO能力未満のMIMO能力を示すことを備える、請求項1に記載の方法。
  10. プリコーディングマトリックスインジケータ(PMI)またはランクインジケータ(RI)の少なくとも1つによって前記能力を示すことをさらに備える、請求項9に記載の方法。
  11. 前記イベントがページングメッセージを受信することを備え、前記方法が、前記2次コンポーネントキャリア上でのキャリアアグリゲーションの無効化を要求することによって、着信する呼のためのリソースを解放することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  12. 前記イベントが外部への呼を行うための要求を示す入力を受信することを備え、前記方法が、前記2次コンポーネントキャリア上でのキャリアアグリゲーションを無効にすることによって、前記外部への呼のためのリソースを解放することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  13. 前記データ送信のデータレートを監視することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  14. 前記イベントが、定義された範囲または設定点の外側のデータレートを、前記監視によって観測することを備える、請求項13に記載の方法。
  15. 前記データ送信を制御することが、前記定義された範囲または設定点の範囲内に前記データレートを維持することを備える、請求項14に記載の方法。
  16. キャリアアグリゲーションを使用したワイヤレス通信ネットワーク中の2次コンポーネントキャリアダウンリンク(DL)を制御するための装置であって、
    キャリアアグリゲーション対応接続の2次コンポーネントキャリア上での基地局から前記モバイルエンティティへのデータ送信に関するモバイルエンティティにおけるリソース制約を示すイベントを検出するための手段と、
    前記イベントを検出したことに応答して、前記2次コンポーネントキャリアDLの状態を前記基地局にシグナリングすることによって、前記データ送信を制御するための手段とを備える、装置。
  17. キャリアアグリゲーションを使用したワイヤレス通信ネットワーク中の2次コンポーネントキャリアダウンリンク(DL)を制御するための装置であって、
    キャリアアグリゲーション対応接続の2次コンポーネントキャリア上での基地局から前記モバイルエンティティへのデータ送信に関するモバイルエンティティにおけるリソース制約を示すイベントを検出し、前記イベントを検出したことに応答して、前記2次コンポーネントキャリアDLの状態を前記基地局にシグナリングすることによって、前記データ送信を制御するために構成される、少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに結合された、データを記憶するためのメモリとを備える、装置。
  18. 前記少なくとも1つのプロセッサがさらに、CPUプロセッシング制約、受信チェーン制約、バス帯域幅制約、電力制約、または動作温度制約からなる群からリソース制約を選択するために構成される、請求項17に記載の装置。
  19. 前記少なくとも1つのプロセッサがさらに、前記データ送信における実際のエラーを報告するために必要な否定応答(NACK)の数を超えるより多数のNACKを前記データ送信についてシグナリングすることを備える、前記状態をシグナリングすることのために構成される、請求項17に記載の装置。
  20. 前記少なくとも1つのプロセッサがさらに、前記データ送信においてACK/NACK応答を要求する信号を受信したにもかかわらず、前記データ送信に対する確認応答(ACK)または否定応答(NACK)をシグナリングすることを備える、前記状態をシグナリングすることのために構成される、請求項17に記載の装置。
  21. 前記少なくとも1つのプロセッサがさらに、前記データ送信について前記モバイルエンティティにより測定されるものより低いチャネル品質を示す、前記データ送信に対するチャネル品質インジケータをシグナリングすることを備える、前記状態をシグナリングすることのために構成される、請求項17に記載の装置。
  22. 前記少なくとも1つのプロセッサがさらに、前記より低いチャネル品質が0であることを示すことを備える、前記状態をシグナリングすることのために構成される、請求項21に記載の装置。
  23. 前記少なくとも1つのプロセッサがさらに、チャネル測定モジュールのデータ送信アップストリームの品質を劣化させることを備える、前記状態をシグナリングすることのために構成される、請求項17に記載の装置。
  24. 前記少なくとも1つのプロセッサがさらに、前記モバイルエンティティによって前記基地局に提供されるイベントトリガされた測定結果を劣化させることを備える、前記状態をシグナリングすることのために構成される、請求項17に記載の装置。
  25. 前記少なくとも1つのプロセッサがさらに、前記モバイルエンティティのMIMO能力未満のMIMO能力を示すことを備える、前記状態をシグナリングすることのために構成される、請求項17に記載の装置。
  26. 前記少なくとも1つのプロセッサがさらに、プリコーディングマトリックスインジケータ(PMI)またはランクインジケータ(RI)の少なくとも1つによって前記能力を示すことのために構成される、請求項25に記載の装置。
  27. 前記少なくとも1つのプロセッサがさらに、ページングメッセージを受信することと、前記2次コンポーネントキャリア上でのキャリアアグリゲーションの無効化を要求することによって着信する呼のためのリソースを解放することとを備える、前記イベントを検出することのために構成される、請求項17に記載の装置。
  28. 前記少なくとも1つのプロセッサがさらに、外部への呼を行うための要求を示すユーザ入力を受信することと、前記2次コンポーネントキャリア上でのキャリアアグリゲーションの無効化を要求することによって前記外部への呼のためのリソースを解放することとを備える、前記イベントを検出することのために構成される、請求項17に記載の装置。
  29. 前記少なくとも1つのプロセッサがさらに、前記データ送信のデータレートを監視することのために構成される、請求項17に記載の装置。
  30. 前記少なくとも1つのプロセッサがさらに、定義された範囲または設定点の外側のデータレートを備える前記イベントを、前記監視によって観測することのために構成される、請求項29に記載の装置。
  31. 前記少なくとも1つのプロセッサがさらに、前記定義された範囲または設定点の範囲内に前記データレートを維持することによって前記データ送信を制御することのために構成される、請求項30に記載の装置。
  32. 符号化された命令を保持する非一時的コンピュータ可読媒体を備える、キャリアアグリゲーションを使用したワイヤレス通信ネットワーク中の2次コンポーネントキャリアダウンリンク(DL)を制御するためのコンピュータプログラム製品であって、
    前記命令が、プロセッサによって実行されると、モバイル通信デバイスに、キャリアアグリゲーション対応接続の2次コンポーネントキャリア上での基地局から前記モバイルエンティティへのデータ送信に関するモバイルエンティティにおけるリソース制約を示すイベントを検出させ、前記イベントを検出したことに応答して、前記2次コンポーネントキャリアDLの状態を前記基地局にシグナリングすることによって、前記データ送信を制御させる、コンピュータプログラム製品。
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