JP2015509326A - 無線通信システム、中継システム、およびデータを中継する方法 - Google Patents

無線通信システム、中継システム、およびデータを中継する方法 Download PDF

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Abstract

無線通信システムは、複数の基地局110のうちの少なくとも1つから受信されたデータを転送し、複数の基地局の複数のセクタの間でのセル内干渉を減らすように構成された少なくとも1つの第1の中継器120を含む。

Description

本発明の例示的実施形態は、一般に中継ノードを含む無線通信システムに関する。
セルラ・ネットワークは、遍在するが、ユーザは、モバイル・アプリケーションの一貫しない予測不能な性能を経験し続けている。性能劣化は、ネットワーク輻輳または無線信号の経路が遮断された結果である場合があるが、すべてのセルラ展開において、性能は、たとえば隣接するセルからの干渉に起因して、セルのエッジに向かって劣化する可能性がある。セルのエッジでのデータ転送レート(セル・エッジ・レート)は、通常、そのセルの最悪の転送レートである。
いくつかの無線ネットワークは、基地局(BS)のカバレージを拡大し、セル・エッジ・レートを改善するために、BS、たとえば拡張ノード(extended node B(enB))と協働する中継ノード(RN)を含む。RNの1つのタイプが、LTEアドバンスト(LTE−Advanced)技術について3GPP文書によって定義されたタイプII RNである。
ハイブリッド自動再送要求(HARQ)動作に一体化されたタイプII中継器のダウンリンク動作の単純な例を、以下で説明する。eNBは、トランスポート・ブロックをUEおよびRNに送信する。RNは、トランスポート・ブロックの復号化に成功できるが、UEは、トランスポート・ブロックを復号することができない。RNは、しばらく経ってから、おそらくはeNBと同時に、トランスポート・ブロックを再送信し、UEは、RN−UEリンク上のチャネル品質がeNB−UEリンク上より大幅によいので、トランスポート・ブロックを正しく受信する。したがって、RNをBSの無線カバレージを補足するために無線ネットワーク内で使用する方法によって、無線ネットワーク内でUEが受けるサービスの品質を改善することができる。
中継器によって支援されるセルラ・ネットワークを動作させる方法またはアーキテクチャの定義は、難しい問題であり、シグナリング方式は、単一のソース、中継器、および宛先の単純な場合についてさえ知られていない。さらに、この単純な場合についてさえ、容量領域に関する上限だけが入手可能である。
中継器を使用するセルラ・ネットワークでのセルラ・ネットワーク・スルー・プットおよびエッジ・レートを改善する現在の解決策としては、ユーザと中継器とを独立にスケジューリングすることおよび/または1つの時間周波数スロット上でサービスを受けるユーザ密度を増やすことなどがある。サービスを受けるユーザの密度を増やす1つの方法は、いわゆるセル分割方式(たとえば、マイクロ・セルまたはピコ・セル)でインフラストラクチャを追加することを含む。
少なくとも一例としての実施形態は、無線通信システムを含む。一例としての実施形態によれば、無線通信システムは、複数の基地局のうちの少なくとも1つから受信したデータを転送し、複数の基地局の複数のセクタの間でのセル内干渉を減らすように構成された少なくとも1つの第1の中継器を含む。
一例としての実施形態によれば、無線通信システムは、基地局からの距離で円形パターンに一様に分布する複数の中継器であって、距離は、基地局と基地局の複数のセクタのうちの少なくとも1つの外側境界との間の半径方向距離の約半分である、複数の中継器を含む。
少なくとも一例としての実施形態は、中継システムを含む。一例としての実施形態によれば、中継システムは、複数の基地局のうちの少なくとも1つに接続するように構成された少なくとも1つの中継器であって、第1の中継器は、基地局のうちの少なくとも1つから受信されたデータを転送し、複数の隣接するセクタの間のセル内干渉を減らすように構成され、隣接するセクタのそれぞれは、複数の基地局のうちの異なる1つに対応する、少なくとも1つの中継器を含む。
少なくとも一例としての実施形態は、データを中継する方法を含む。一例としての実施形態によれば、データを中継する方法は、中継器がデータを転送し、複数のセクタの間でのセル内干渉を減らすように、複数のセクタを有する複数の基地局の間で中継局を位置決めすることを含む。
本発明は、本明細書で下で与えられる詳細な説明および添付図面からより十分に理解されるようになり、詳細な説明および添付図面では、同様の要素が、同様の符号によって表され、詳細な説明および添付図面は、例示のみのために与えられ、したがって、本発明について限定的ではない。
一例としての実施形態による無線通信アーキテクチャを示すブロック図である。 図1の無線アーキテクチャ内での2フェーズ通信を示す流れ図である。 2つのベースラインならびに図1および2に関して説明されるアーキテクチャのエッジ信号対雑音比(SNR)の関数としての平均スループットのグラフを示す図である。 別の一例としての実施形態による無線通信アーキテクチャを示すブロック図である。 図4の無線アーキテクチャ内での2フェーズ通信を示す流れ図である。 さらに別の一例としての実施形態による無線通信アーキテクチャを示すブロック図である。 図6の無線アーキテクチャ内での2フェーズ通信を示す流れ図である。 19クラスタ無線通信アーキテクチャの電力制約の関数としての1クラスタの総移動局スループットおよびエッジ(10%)移動局スループットを示すグラフである。 さらなる一例としての実施形態による無線通信アーキテクチャを示すブロック図である。 さらなる一例としての実施形態による無線通信アーキテクチャを示すブロック図である。 少なくとも一例としての実施形態による無線通信アーキテクチャを構成する方法を示す流れ図である。
これらの図面が、ある種の例示的実施形態で利用される方法、構造、および/または材料の全般的な特徴を示し、下で提供される書かれた説明を増補するためのものであることに留意されたい。しかし、これらの図面は、原寸通りではなく、任意の所与の実施形態の正確な構造的特性または性能特性を正確には反映しない場合があり、例示的実施形態によって包含される値またはプロパティの範囲を定義しまたは限定するものとして解釈されてはならない。たとえば、分子、層、領域、および/または構造要素の相対的な厚さおよび位置決めが、明瞭さのために減らされまたは誇張される場合がある。さまざまな図面での類似する符号または同一の符号の使用は、類似する要素もしくは特徴または同一の要素もしくは特徴の存在を示すためのものである。
例示的実施形態は、さまざまな修正形態および代替形態が可能であるが、その実施形態が、例として図面に示され、本明細書で詳細に説明される。しかし、例示的実施形態を開示される特定の形態に限定する意図はなく、逆に、例示的実施形態は、特許請求の範囲の範囲に含まれるすべての修正形態、同等物、および代替形態を含む。同様の符号は、図面の説明全体を通じて同様の要素を指す。
例示的実施形態をより詳細に議論する前に、いくつかの例示的実施形態が、流れ図として図示されるプロセスまたは方法として説明されることに留意されたい。流れ図は、順次プロセスとして動作を説明するが、動作の多くを、並列に、並行に、または同時に実行することができる。さらに、動作の順序を再配置することができる。プロセスの動作が完了した時に、プロセスを終了することができるが、プロセスは、図面に含まれない追加のステップを有することもできる。プロセスは、メソッド、関数、プロシージャ、サブルーチン、サブプログラムなどに対応することができる。
下で議論される方法は、その一部が流れ図によって示されるが、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはその任意の組合せによって実施され得る。ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、またはマイクロコードで実施される時に、必要なタスクを実行するためのプログラム・コードまたはコード・セグメントを、記憶媒体などの機械可読媒体またはコンピュータ可読媒体に格納することができる。プロセッサ(1つまたは複数)が、必要なタスクを実行することができる。
本明細書で開示される特定の構造的詳細または機能的詳細は、単に、本発明の例示的実施形態を説明するための、代表的なものである。しかし、本発明を、多数の代替の形で実施することができ、本明細書に示される実施形態のみに限定されると解釈してはならない。
用語第1、第2などが、本明細書でさまざまな要素を記述するのに使用される場合があるが、これらの要素がこれらの用語によって限定されてはならないことを理解されたい。これらの用語は、ある要素を別の要素から区別するためにのみ使用される。たとえば、例示的実施形態の範囲から逸脱せずに、第1要素を第2要素と呼ぶことができ、同様に、第2要素を第1要素と呼ぶことができる。本明細書で使用される時に、用語「および/または」は、関連してリストされる項目のうちの1つまたは複数の任意のすべての組合せを含む。
ある要素が別の要素に「接続される」または「結合される」ものとして言及される時に、その要素を、他の要素に直接に接続しまたは結合することができ、あるいは、介在する要素が存在することができることを理解されたい。対照的に、ある要素が別の要素に「直接に接続される」または「直接に結合される」ものとして言及される時には、介在する要素は存在しない。要素の間の関係を記述するのに使用される他の単語は、同様の形で解釈されなければならない(たとえば、「〜の間」対「直接に〜の間」、「隣接する」対「直接に隣接する」など)。
本明細書で使用される用語法は、特定の実施形態を説明するためのみのものであって、例示的実施形態について限定的であることは意図されていない。本明細書で使用される時に、単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈がそうではないことを明らかに示さない限り、複数形をも含むことが意図されている。さらに、用語「comprises(含む)」、「comprising(含む)」、「includes(含む)」、および/または「including(含む)」は、本明細書で使用される時に、述べられる特徴、整数、ステップ、動作、要素、および/またはコンポーネントの存在を指定するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、コンポーネント、および/またはそのグループの存在または追加を除外しないことを理解されたい。
また、いくつかの代替実施態様で、示される機能/行為が、図に示された順序から外れて発生する可能性があることに留意されたい。たとえば、連続して示される2つの図が、用いられる機能性/行為に依存して、実際には同時に実行されてもよく、あるいは、時々逆の順序で実行されてもよい。
そうではないと定義されない限り、本明細書で使用されるすべての用語(技術用語および科学用語を含む)は、例示的実施形態が属する技術における通常の技量を有するものによって一般に理解されるものと同一の意味を有する。さらに、用語、たとえば一般に使用される辞書で定義される用語は、関連技術の文脈での意味と一貫する意味を有すると解釈されなければならず、本明細書で特にそのように定義されない限り、理想化された意味または過度に形式的な意味では解釈されないことを理解されたい。
例示的実施形態の諸部分および対応する詳細な説明は、ソフトウェアまたは、コンピュータ・メモリ内のデータ・ビットに対する演算のアルゴリズムおよび記号表現に関して提示される。これらの説明および表現は、当業者が彼らの作業の実質を他の当業者にそれによって効果的に伝える説明および表現である。アルゴリズムは、この用語が本明細書で使用される時に、および一般的に使用される時に、所望の結果につながるステップの自己完結的シーケンスと考えられる。これらのステップは、物理的量の物理的操作を必要とするステップである。必ずではないが通常、これらの量は、格納され、転送され、組み合わされ、比較され、かつ他の形で操作されることが可能な光信号、電気信号、または磁気信号の形を取る。時々、主に一般的な使用のために、これらの信号をビット、値、要素、シンボル、文字、項、数、または類似物と称することが便利であることがわかっている。
次の説明では、例示的実施形態を、特定のタスクを実行するか特定の抽象データ型を実施し、既存ネットワーク要素の既存ハードウェアを使用して実施できる、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含むプログラム・モジュールまたは機能プロセスとして実施できる行為および(たとえば、流れ図の形の)動作の記号表現を参照して説明する。そのような既存ハードウェアは、1つまたは複数の中央処理装置(CPU)、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)コンピュータ、または類似物を含むことができる。しかし、これらおよび類似する用語のすべてが、適当な物理的な量に関連付けられなければならず、単に、これらの量に適用される便利なラベルであることを念頭に置かれたい。そうではないと具体的に述べられない限り、または議論から明白であるように、「displaying(表示)」、「processing(処理)」、「computing(コンピューティング)」、「calculating(計算)」、「determining(判定)」、または類似物などの用語は、コンピュータ・システムのレジスタおよびメモリ内の物理的電子量として表されたデータを操作し、コンピュータ・システム・メモリもしくはレジスタまたは他のそのような情報記憶デバイス、情報伝送デバイス、もしくは情報表示デバイス内の物理的量として同様に表された他のデータに変換する、コンピュータ・システムまたは類似する電子コンピューティング・デバイスのアクションおよびプロセスを指す。
また、例示的実施形態のソフトウェア実施される態様が、通常は、ある形のプログラム記憶媒体上で符号化されるか、あるタイプの伝送媒体を介して実施されることに留意されたい。プログラム記憶媒体は、磁気的(たとえば、フロッピ・ディスクまたはハード・ドライブ)または光学的(たとえば、コンパクト・ディスク読取り専用メモリすなわち「CD ROM」)とすることができ、読取り専用またはランダム・アクセスとすることができる。同様に、伝送媒体は、より対線、同軸ケーブル、光ファイバ、または当技術分野で既知の他の適切な伝送媒体とすることができる。例示的実施形態は、任意の所与の実施態様のこれらの態様によって限定されない。
本明細書で使用される中継器は、たとえば基地局と移動局との間で信号を伝える際に援助するインフラストラクチャ機器とすることができる。中継器を、無線によって固定ネットワークに接続することができる。いくつかの例示的実施形態では、中継器を、無線接続のみによって固定ネットワークに接続することができる。
例としてのみ、例示的実施形態を、固定された条件およびパラメータに関して説明する場合がある。しかし、例示的実施形態は、それに限定されず、本出願人の開示を所有する当業者は、その条件およびパラメータに適用可能な例示的実施形態を理解するはずである。
たとえば、次の条件および/またはパラメータを、アーキテクチャ性能の評価に関して仮定することができる。無線通信システムは、ラップ・アラウンドを有し、任意の1つの時刻および周波数でセクタあたり1つまたは複数のいずれかのユーザにサービスを提供する、19個の3セクタ基地局を含むことができる。移動局は、最小の伝搬損失を有する基地局に関連付けられ得る(たとえば、必ず関連付けられ得る)。基地局あたりの総電力は、定数になる可能性があり、3セクタの頂点(a 3-sector vertex)での基準信号対雑音比(SNR)を判定することができる。セクタは、70度full−width−half−power(FWHP)である。アーキテクチャ・ラジオ波伝搬は、COST 231−Hataモデルを使用して決定することができる。搬送波周波数は、2GHz(f=2GHz)とすることができ、帯域幅を、10MHzとすることができる。セル半径を、1000mとすることができ、基地局高さを、30mとすることができ、中継器高さを、15mとすることができ、移動局アンテナ高さを、1mとすることができ、基地局−中継器リンクに対するシャドウイングは、6dBとすることができ、基地局−ユーザおよび中継器−ユーザ・リンクに対するシャドウイングを、8dBとすることができる。無線通信システムは、ダウン・リンク、半二重、中継器によって支援されるネットワークとすることができる。
図1は、一例としての実施形態による無線通信アーキテクチャを示すブロック図である。図1を参照すると、無線通信システムのセル100は、基地局110および中継器120を含むことができる。中継器120および基地局110は、内側移動局130および外側移動局140を含む移動局150のために働くことができる。セル100を、たとえば3つのセクタ160に分割することができる。
基地局110は、たとえば、1セクタあたり6つのアンテナを有する18アンテナ基地局とすることができる。基地局アンテナのそれぞれを、120°アンテナとすることができる。中継器120は、たとえば、基地局110の周囲に円形パターンで均等に分布する6つの3アンテナ無指向性中継器とすることができる。中継器120を、たとえば、任意の所与の方向でセル100の半径方向距離の約半分の基地局110からの距離に位置決めすることができる。
少なくとも一例としての実施形態によれば、中継器120を、各セクタ160内に2つの中継器120があるように、セル半径の半分の円上で一様に位置決めすることができる。たとえば、セルの半径を1000mとし、セルの端でのSNRは18dB、500mの中間点でSNR=(18+41og)dBとすることができる。少なくとも一例としての実施形態によれば、半径を、SNRに従って決定することができる。
各セクタ160は、たとえば、6つのアンテナを含み、基地局110からの1つと1中継器120あたり3つとの7つの移動局のために働くことができる。移動局150を、最小伝搬損(シャドウイングを含まない)に基づいて、基地局110または中継器120に割り当てることができる。
図1のアーキテクチャは、基地局−中継器リンクの十分な知識のみを必要とする可能性がある。振幅および位相に関する基地局−ユーザ・リンクおよび中継器−ユーザ・リンクの知識は、不要である可能性がある。そのようなリンクのそれぞれの信号対雑音比(SNR)だけを、送信器で仮定することができる。非協調方式を使用することができるが、例示的実施形態は、それに限定されず、協調方式を使用することができる。
図2は、図1の無線アーキテクチャ内での2フェーズ通信を示す流れ図である。図2を参照すると、基地局110は、第1フェーズ(S210)で中継器120と通信することができ、中継器120と基地局110との両方が、第2フェーズで移動局150と通信することができる。
第1フェーズは、移動局150がアクティブではないものとすることができるブロードキャスト・チャネルとすることができる。基地局110は、たとえばダーティ・ペーパ符号化(Dirty paper coding)および/または最適線形プリコーディング(Optimal Linear Precoding)を使用して、中継器120のそれぞれに関連する移動局に渡されるメッセージを送信することができる。
基地局110は、基地局と各中継器120との間のリンクの知識を使用することができる。他の基地局からの送信を、干渉として扱うことができる。基地局110は、セル100内の中継チャネルへのその基地局のチャネル状態情報(channel state information(CSI))をよく知っているものとすることができる。たとえば、基地局110は、それに従属する中継器120とのチャネルの完全な知識を有することができる。ダーティ・ペーパ符号化の場合に、基地局で仮定される符号化順序付けをπによって表すと、第i番目の3アンテナ中継器は、式1に従う総レートで3つの独立のストリームを受信することができる。
[式1]
Figure 2015509326
式1では、
Figure 2015509326
は、18アンテナ基地局と第i番目の3アンテナ中継器との間のチャネルの3×18ランダム行列モデル化であり、Iは、単位行列であり、P、ただしj=1,…,6は、たとえば凸最適化によって得られるプリコーディング行列である。
基地局110および中継器120は、第2フェーズ(S220)に、関連する移動局150と通信することができる。第2フェーズは、干渉チャネルとすることができる。第2フェーズでは、各リンクの信号対雑音比(SNR)だけを、送信器で仮定することができる。チャネルの知識は、送信器で仮定されないものとすることができ、1アンテナあたり1つのメッセージを割り当てることができる。3つの移動局150が、中継器120のそれぞれに関連する場合に、中継器120から3つの関連する移動局150に伝えられる総スループットを、式2によって与えることができる。
[式2]
Figure 2015509326
基地局からそれに関連する内側移動局130に転送される総スループットを、式3によって与えることができる。
[式3]
Figure 2015509326
式3では、PS,nおよびPR,nは、それぞれ、ソースおよび第i中継器120によって第n基地局に割り振られる送信電力であり、
Figure 2015509326
は、基地局の第nセクタの6つの送信アンテナと関連するユーザとの間のチャネルをモデル化する6次元ランダム・ベクトルであり、n=1,…3であり、
Figure 2015509326
は、第i中継器からそれに関連する移動局へのチャネル・ベクトルをモデル化する3次元ランダム・ベクトルである。
図3は、2つの無中継器ベースラインならびに図1および2に関して説明されるアーキテクチャの信号対雑音比(SNR)の関数としての平均スループットのグラフである。第1のベースライン・アーキテクチャ(6アンテナ・ベースライン)は、3つのアンテナを有する6セクタ基地局と、1セクタあたり1つの移動局(1基地局あたり6つの移動局)とを含む。第1のベースラインは、図3では実線の曲線によって表される。第2のベースライン・アーキテクチャは、3つのアンテナを有する6セクタ基地局と、1セクタあたり3つの移動局(1基地局あたり18個の移動局)とを含む。第2のベースラインは、図3では点線の曲線によって表される。例示的実施形態による、図1および2に関して説明されるアーキテクチャ(密中継器シナリオ)は、図3では破線の曲線によって表される。図3を参照すると、ベースラインに対する150%のスループット利得を、10dB信号対雑音比(SNR)で達成することができる。
図4は、別の一例としての実施形態による無線通信アーキテクチャを示すブロック図である。図4を参照すると、無線通信システムのクラスタ400は、基地局410および中継器420を含むことができる。中継器420および基地局410は、移動局430のために働くことができる。クラスタ400を、たとえば9つのセクタ440に分割することができ、クラスタ400は、3セクタの頂点(a 3-sector vertex)を含むことができる。3セクタの頂点は、3つのセクタ(陰影付きのセクタ)の収束とすることができる。3セクタの頂点の1つのセクタ440を、各基地局410に関連付けることができる。
基地局410は、たとえば、1セクタ440あたり1つのアンテナを有する3アンテナ基地局とすることができる。基地局アンテナのそれぞれは、120°アンテナとすることができる。中継器420は、たとえば、3セクタの頂点に位置決めされた3アンテナ無指向性中継器とすることができる。セクタ440のそれぞれは、無線通信システムのクラスタ400が所与の周波数および時間に3つのユーザのために働くことができるように、1つの時間リソースおよび周波数リソースで1つのユーザのために働くのみとすることができる。
図4のアーキテクチャは、中継器420と移動局430との間のリンクの、中継器での知識(たとえば、完全な知識)を必要とする可能性があるが、基地局410と中継器420との間および基地局410と移動局430との間のリンクの知識を必要としない可能性がある。図4に関して説明される例示的実施形態によるアーキテクチャの中継戦略は、非協調デコード・アンド・フォワード(DF)中継戦略とすることができるが、例示的実施形態は、それに限定されず、他の戦略を使用することができる。
図5は、図4の無線アーキテクチャ内での2フェーズ通信を示す流れ図である。図5を参照すると、基地局410は、第1フェーズ(S510)に中継器420と通信することができ、中継器420は、第2フェーズ(S520)に移動局430と通信することができる。基地局410に関連するセクタ440内に第2の移動局430がある場合には、第2の移動局430は、第2フェーズに、関連する基地局410から直接に情報を受信することができる。
第1フェーズ(S510)を、移動局430がアクティブではないものとすることができる多元接続チャネルとすることができる。基地局410は、中継器420に関連する移動局に渡されるメッセージを送信することができる。中継器420は、第1フェーズにそのメッセージを復号することができる。第1フェーズは、たとえば、連続干渉除去(successive interference cancellation)(SIC)復号および/または最小平均二乗誤差ビームフォーミング(minimum mean squared error beamforming)(MMSE−BF)として実施することができる。最小平均二乗誤差ビームフォーミング(MMSE−BF)受信器が使用される場合に、第i基地局によって送信されるメッセージを、式4に従うレートで受信することができる。
[式4]
Figure 2015509326
式4では、HSRは、3つの基地局と3アンテナ中継器との間のチャネルをモデル化する3×3行列であり、Iは、単位行列であり、PS,Rは、送信電力である。
中継器420は、第2フェーズ(S520)に、関連する移動局430と通信することができる。第2フェーズを、ブロードキャスト・チャネル(BC)とすることができる。第2フェーズを、たとえば、ゼロフォーシング・ ビームフォーミング(zero−forcing beam−forming)(ZF−BF)によって達成することができ、ここで、中継器とユーザとの間のリンクの完全な知識が、移動局430を空間的に直交させ、電力を割り振る(たとえば、最適に電力を割り振る)ために必要になる可能性がある。第2フェーズでは、送信時間が等しいと仮定することができる。第iユーザの中継ビーム・フォーミング・ベクトルを、式5から決定することができる。
[式5]
Figure 2015509326
式5では、
Figure 2015509326
は、中継器と第iユーザとの間のチャネルをモデル化する3次元ベクトルであり、
Figure 2015509326
であり、
Figure 2015509326
は、第i列を削除することによってHRUから得られる3×2次元部分行列である。第1フェーズ・レートおよび第2フェーズ・レートが、所与のユーザについて同一でなければならないので、第2フェーズで達成可能な最高ユーザ・レートを、最適電力割り当てを有するゼロフォーシング・ ビームフォーミング(ZF−BF)によって決定する(たとえば、まず決定する)ことができ、これを使用して、第1フェーズの連続干渉除去(SIC)復号順序を確立することができる。
図4および5に関して説明される例示的実施形態によれば、非中継の場合に対する、平均レートでの20%の利得、エッジ(5%)レートでの100%を超える利得がある可能性がある。
図6は、さらに別の一例としての実施形態による無線通信アーキテクチャを示すブロック図である。図6を参照すると、無線通信システムのクラスタ600は、基地局610および中継器620を含むことができる。中継器620および基地局610は、移動局650のために働くことができる。クラスタ600を、たとえば9つのセクタ660に分割することができ、クラスタ600は、3セクタの頂点(a 3-sector vertex)を含むことができる。3セクタの頂点は、3つのセクタ(陰影付きのセクタ)の収束とすることができる。3つの収束するセクタ660のそれぞれを、異なる基地局610に関連付けることができる。
基地局610は、たとえば、1セクタ660あたり1つのアンテナを有する3アンテナ基地局とすることができる。基地局アンテナのそれぞれは、120°アンテナとすることができる。中継器620は、3セクタの頂点に位置決めされた6アンテナ無指向性中継器とすることができる。中継器620は、各セクタ内の移動局640の方向にヌルを配置しながら、中継器620に最も近い3つの内側移動局630のために働くことができる。基地局610のそれぞれは、外側移動局640(中継器620に関して外側)のために働くことができる。
図7は、図6の無線アーキテクチャ内での2フェーズ通信を示す流れ図である。図7を参照すると、基地局610は、第1フェーズ(S710)に、移動局630に中継されるメッセージを中継器620に送信することができる。第2フェーズ(S720)に、中継器620は、内側移動局630と通信することができ、基地局610は、外側移動局640と通信することができる。第1フェーズ(S710)では、中継器620は、zero−forcing beamformingおよび/または最小平均二乗誤差ビームフォーミングを使用して、基地局610によって送信された信号を復号することができる。第1フェーズは、図5に示された例示的実施形態に従って説明された第1フェーズと同一またはこれに類似するものとすることができる。
第2フェーズ(S720)に、基地局610は、対応する基地局610に最も近い外側移動局640と直接に通信することができ、中継器620は、内側移動局630と通信することができる。中継器620は、ゼロフォーシング・ ビームフォーミングを使用して、復号された信号を内側移動局630に再送信することができる。第i移動局の中継ビームフォーミング・ベクトルを、式6から決定することができる。
[式6]
Figure 2015509326
式6では、
Figure 2015509326
が、中継器と第iユーザとの間のチャネルをモデル化する6次元ベクトルであり、i=1,…,6であり、
Figure 2015509326
であり、
Figure 2015509326
は、第i列を削除することによってHRUから得られる3×5次元部分行列である。
最高のおよび/または改善された達成可能な性能は、最適(基地局あたり電力制約および中継器あたり電力制約を有するシステムの最大化の意味で)電力割り当てを評価することによって得ることができる。最適化は、中継器に対する制約付きの注水定理に基づく電力割り当て(waterfilling power allocation)である。上限として、同一座標クラスタ内の基地局および中継器の電力を合同で最適化できるクラスタあたり電力制約の非現実的なケースを考慮することができる。スループットを、幾何学的プログラムのシーケンスの反復解を用いて最大化し、かつ/または改善することができる。19基地局システム性能を、クラスタ外干渉を無視しながら電力を最適化することによって評価することができる。達成可能なレートは、最適化された電力を完全に考慮して計算することができる。
図8は、19クラスタ無線通信アーキテクチャの電力制約の関数としての1クラスタの総移動局スループットおよびエッジ(10%)移動局スループットのグラフである。図8は、ユーザが、最大の平均信号対雑音比に従って基地局に割り当てられ、各基地局が、2つの直交タイム・スロット内で2つのユーザのために働く、比較上の無中継器無線通信アーキテクチャの性能を示す。
図8に示されているように、上限と例示的実施形態による方式との両方が、無中継器ケースと比較してスループットの大きい利得を提供することができる。高い信号対雑音比(SNR)(干渉制限されるケース)では、中継器ケースは、それぞれ協調ありおよび協調なしで14bpsおよび9.5bps/Hzを達成できるが、無中継器ケースは、約4bps/Hzを達成する。協調方式を用いるエッジ・ユーザ・レートは、12bps/Hzとすることができるが、非協調ケースとベースライン・ケースとの両方については、3bps/Hzに過ぎない。
図9は、さらなる一例としての実施形態による無線通信アーキテクチャを示すブロック図である。図9を参照すると、無線通信システムのクラスタ900は、基地局910、1つの中継器920、3つの中継器930、および3つの中継器940を含むことができる。中継器920および中継器940は、異なる「3セクタの頂点」(different 3-sector vertices)にあるものとすることができ、中継器930は、中継器920と中継器940との間の2つのセクタ960の境界上にあるものとすることができる。
クラスタ900を、たとえば、9つのセクタ960に分割することができ、クラスタ900は、3セクタの頂点を含むことができる。3セクタの頂点は、3つのセクタ960(陰影付きのセクタ)の収束とすることができ、3つのセクタ960のうちの1つは、各基地局910に関連する。クラスタ900は、たとえば、少なくとも一例としての実施形態によるクラスタ600の拡張とすることができる。
基地局910は、たとえば、1セクタ960あたり1つのアンテナを有する3アンテナ基地局とすることができる。基地局アンテナのそれぞれは、120°アンテナとすることができる。中継器920〜940は、たとえば6アンテナ無指向性中継器とすることができる。中継器930(境界中継器)は、2つの基地局と調和させることができる。中継器920および940(頂点基地局)は、3つの基地局910と調和させることができる。クラスタ900は、たとえば、19クラスタ無線通信システムの1クラスタとすることができる。
各セクタ960は、それに関連する中継器を介して1つのユーザのために働くことができる。中継器920〜940のうちの1つへの移動局950の関連付けは、最小伝送損判断基準に基づくものとすることができる。信号対雑音比(SNR)だけが、移動局950と基地局910との間で必要になる可能性がある。中継器920〜940と移動局950との間のリンクの中継器920〜940のうちの1つでの完全な知識が、zero−forcing(ZF)を実施するために必要になる可能性がある。無中継器のケースと比較して40〜50%のスループット利得を得ることができる。
図10は、さらなる一例としての実施形態による無線通信アーキテクチャを示すブロック図である。図10を参照すると、無線通信システムのクラスタ1000は、基地局1010、1つの中継器1020、3つの中継器1030、3つの中継器1040、および3つの中継器1070を含むことができる。中継器1020および中継器1040は、異なる「3セクタの頂点」(different 3-sector vertices)にあるものとすることができ、中継器1030は、中継器1020と中継器1040との間の2つのセクタ1060の境界上にあるものとすることができる。中継器1070は、基地局1010から0.3R(R=セクタ半径)の距離にあるものとすることができる。中継器1070は、3セクタの頂点に向かう途中にあるものとすることができる。中継器1070は、メッセージを転送することができ、中継器1020〜1040は、セクタ1060の間でメッセージを転送し、干渉を減らし、かつ/または除去することができる。スループットの55%の利得を得ることができる。
クラスタ1000を、たとえば9つのセクタ1060に分割することができ、クラスタ1000は、3セクタの頂点を含むことができる。3セクタの頂点は、3つのセクタ1060(陰影付きのセクタ)の収束とすることができる。3セクタの頂点の3つのセクタ1060のうちの異なる1つを、各基地局910に関連付けることができる。
表1は、例示的実施形態による例の無線通信アーキテクチャの表である。表1は、18dB基準信号対雑音比の古典的な屋外ラジオ周波数(RF)設計の対応するベースラインに対する、エッジ・レートおよび平均レートに関する利得を含む。
Figure 2015509326
表2は、例示的実施形態による例の無線通信アーキテクチャの表である。表2は、複数の古典的な屋内シナリオおよび屋外シナリオに関する対応するベースラインに対する平均レートに関する利得を含む。
Figure 2015509326
図11は、少なくとも一例としての実施形態による無線通信アーキテクチャを構成する方法を示す流れ図である。図11を参照すると、1つまたは複数の中継器を、データを転送し、セクタの間のセル内干渉を減らすために、無線通信システム内で位置決めすることができる(S1110)。位置決めされた中継器を含む無線通信システムは、たとえば、上で説明した例示的実施形態のうちの1つに従って位置決めされた無線通信アーキテクチャとすることができる。
シグナリング方式は、無線通信アーキテクチャに基づいて、1つまたは複数の中継器での受信に関して決定することができる(S1120)。シグナリング方式を、無線アーキテクチャに基づいて、中継器からの送信に関して決定することができる(S1120)。無線通信パラメータを、無線通信アーキテクチャに基づいて決定することができる(S1130)。たとえば、スケジューリング、分数送信時間、中継器電力割り当て、およびビーム・フォーミングなどのパラメータを決定することができる。
例示的実施形態によれば、データを、決定されたシグナリング方式(1120)および無線通信パラメータ(S1130)に従って、第1のタイム・スロットに無線通信アーキテクチャの中継器で受信することができる(S1140)。中継器は、第1のタイム・スロットに受信されたデータを復号し、再符号化することができる(S1150)。中継器は、中継器からの送信に関するシグナリング方式(S1120)および無線通信パラメータ(S1130)に従って、第2のタイム・スロットに、再符号化されたデータを移動局に送信することができる(S1160)。第1のタイム・スロットおよび第2のタイム・スロットは、連続する直交タイム・スロットとすることができる。
例示的実施形態によれば、中継器を無線通信システムに一体化して(中継アーキテクチャ)、システム性能(たとえば、スループットおよびエッジ・レート)を改善し、セル内干渉を減らすことができる。セル内干渉を、たとえば、アーキテクチャおよび対応する符号化方式に従って減らすことができる。中継アーキテクチャごとに、中継器が、データ転送と干渉除去との両方を実行するように、パラメータを決定することができる(たとえば、スケジューリング、干渉するノードの分数送信時間、電力割り当て(基地局および中継器)、および複数アンテナのケースでのビーム・フォーミング)。少なくとも一例としての実施形態によれば、移動局を空間的に直交させ、それに応じて電力を決定することによって、セル内干渉を減らすことができる。
例示的実施形態によれば、通信を、同一のまたは異なる持続時間の2つの連続する直交タイム・スロット(フェーズ)に行うことができる。タイムスロットの相対持続時間を、チャネル条件に基づいて決定することができる。複数の干渉する半二重中継チャネルの存在下で、相互干渉のすべてのソースを、考慮に入れることができる。
第1のタイム・スロットに、基地局(1つまたは複数)は、中継器(1つまたは複数)に送信することができる。第2のタイム・スロットに、中継器(1つまたは複数)は、移動局に送信することができる。このシステム内での中継は、中継器が基地局から受信したメッセージを復号し、第2のタイム・スロットでの送信のためにそのメッセージを再符号化する、デコード・アンド・フォワード(DF)中継とすることができる。協調方式と非協調方式との両方を使用することができる。非協調DF方式では、ユーザは、第1のタイム・スロット中にアクティブではないものとすることができる。協調DF方式では、ユーザは、第1のタイム・スロット内の基地局−中継器送信中に情報を累積することができる。
例示的実施形態を、具体的に図示し、説明したが、当業者は、形態および詳細における変形形態を、特許請求の趣旨および範囲から逸脱せずに作ることができることを理解するであろう。

Claims (7)

  1. 複数の基地局(110)のうちの少なくとも1つから受信したデータを転送し、前記複数の基地局の複数のセクタ(160)の間でのセル内干渉を減らすように構成された少なくとも1つの第1の中継器(120)であって、前記第1の中継器は、前記複数の基地局の間の第1の3セクタの頂点にある、少なくとも1つの第1の中継器(120)と、
    前記複数のセクタのうちの3つを含む第2の3セクタの頂点にある少なくとも1つの第2の中継器と、
    前記複数のセクタのうちの前記3つのうちの2つのみの間の境界上の少なくとも1つの第3の中継器であって、前記少なくとも1つの第3の中継器は、前記少なくとも1つの第1の中継器と前記少なくとも1つの第2の中継器との間にあり、前記2つのセクタのそれぞれは、前記基地局のうちの異なる1つに対応する、少なくとも1つの第3の中継器と
    を含む、無線通信システム。
  2. 前記少なくとも1つの第1の中継器は、合同スケジュールに従ってデータを送受信するように構成され、前記合同スケジュールは、前記少なくとも1つの第1の中継器による受信と少なくとも1つの移動局への通信とを調整する、請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記少なくとも1つの第1の中継器は、前記複数の基地局のうち少なくとも2つの3アンテナ基地局と通信するように構成された6アンテナ デコード・アンド・フォワード中継器であり、
    前記少なくとも1つの第1の中継器は、第1のタイム・スロット内に前記複数の基地局からの送信を受信するように構成され、
    前記少なくとも1つの中継器は、前記複数の基地局と協働して第2のタイム・スロット中に前記少なくとも1つの移動局に送信するように構成され、
    前記第1のタイム・スロットおよび前記第2のタイム・スロットは、連続し、直交する
    請求項1に記載の無線通信システム。
  4. 前記少なくとも1つの第1の中継器は、前記第1のタイム・スロット内に多元接続チャネル上で前記複数の基地局からの送信を受信し、前記第2のタイム・スロット内にブロードキャスト・チャネル上で前記少なくとも1つの移動局に送信するように構成され、
    前記多元接続チャネルは、ゼロフォーシング・ ビームフォーミングおよび最小平均二乗誤差ビームフォーミングのうちの1つを使用して実施され、
    前記ブロードキャスト・チャネルは、ゼロフォーシング・ ビームフォーミングを使用して実施される
    請求項3に記載の無線通信システム。
  5. 前記複数の基地局のうちの少なくとも1つと前記第1の3セクタの頂点との間の中間の少なくとも1つの第4の中継局
    をさらに含み、前記少なくとも1つの第1の中継器は、1つの第1の中継器であり、
    前記少なくとも1つの第2の中継器は、3つの第2の中継器であり、
    前記少なくとも1つの第3の中継器は、3つの第3の中継器である
    請求項1に記載の無線通信システム。
  6. 前記少なくとも1つの第1の中継器は、前記複数の基地局の複数の3アンテナ基地局と通信するように構成された3アンテナ デコード・アンド・フォワード中継器であり、
    前記少なくとも1つの第1の中継器は、第1のタイム・スロット内に前記複数の基地局からの送信を受信するように構成され、
    前記少なくとも1つの第1の中継器は、第2のタイム・スロット中に前記少なくとも1つの移動局に送信するように構成され、
    前記第1のタイム・スロットおよび前記第2のタイム・スロットは、連続し、直交する
    請求項1に記載の無線通信システム。
  7. 基地局からの距離で円形パターンに一様に分布する複数の前記中継器(120)であって、前記距離は、前記基地局と前記基地局の複数のセクタのうちの少なくとも1つのセクタの外側境界との間の半径方向距離の約半分であり、
    前記複数のセクタは、少なくとも3つのセクタであり、
    前記基地局は、1セクタあたり少なくとも6つのアンテナを含み、
    前記複数の中継器は、少なくとも6つのデコード・アンド・フォワード中継器であり、
    前記少なくとも6つの中継器は、無指向性であり、
    前記少なくとも6つの中継器のそれぞれは、少なくとも3つのアンテナを含む
    複数の前記中継器(120)
    を含む、請求項1に記載の無線通信システム。
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