JP2015506264A - 消泡剤組成物の製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、疎水性ケイ酸を含有する消泡剤組成物の製造方法であって、(1)(A)25℃及び1013hPaにおいて粘度が10から10000000mm2/sであり、式 Ra(R1O)bSiO(4−a−b)/2(I)[式中、Rは1〜30個の炭素原子を有する一価の若しくは場合によって置換された炭化水素基であり又は水素原子であり、R1は水素原子であり又は1〜4個の炭素原子を有する一価の炭化水素基であり、a及びbはそれぞれ0、1、2、又は3であり、ただし、a+bの和は3以下であり、オルガノポリシロキサン(A)中の式(I)の全単位の50%を超える単位で、a+bの和は2である]の単位のオルガノポリシロキサン;(B)BET表面積が20〜500m2/gである親水性ケイ酸;(C)BET表面積が50〜500m2/gである疎水性ケイ酸;場合によって(D)式 R2e(R3O)fSiO(4−e−f)/2(II)[式中、R2はRの意味を有し、R3はR1の意味を有し、e及びfはそれぞれ0、1、2、又は3であり、ただし、e+fの和は3以下であり、オルガノポリシロキサン樹脂中の式(II)の全単位の50%未満の単位で、e+fの和は2である]の単位のオルガノポリシロキサン樹脂;場合によって(E)水不溶性有機組合せを含有する混合物を、粘度が加熱前の混合物の測定された粘度の50%未満の値に到達するまで、50〜250℃の温度で加熱し、粘度はコーン/プレート型粘度計を使用して25℃の温度及び1/sのせん断速度で測定し、(2)疎水性ケイ酸の存在下で(1)で行われる親水性ケイ酸のin situ疎水化に続いて、場合によって(F)(A)とは異なるオルガノポリシロキサンを混入させる、方法に関する。

Description

本発明は、有機ケイ素化合物及び疎水性シリカを含む組成物の製造方法、並びにこれら組成物の消泡剤としての使用に関する。
多くの液体系において、より具体的には、所望の通りの又はそうでなければ望ましくない構成成分として表面活性化合物を含む水性の系において、これらの系が多かれ少なかれガス状物質と激しく接触する場合、例えば廃水のガス処理の間、液体の強い撹拌の間、蒸留、洗浄、若しくは染色操作の間又は調剤手順の間などに、発泡の結果として問題が生じる可能性がある。
この泡は機械的手段によって又は消泡剤の添加によって制御できる。シロキサンに基づく消泡剤が特に適していることが分かっている。シロキサンに基づく消泡剤は、US 3,383,327 Aに従い、例えばポリジメチルシロキサン中の親水性シリカを加熱することにより調製される。塩基性触媒を使用すると、US 3,560,401 Aに開示されるように、そのような消泡剤の効果を改善することができる。別の方法は、例えばDE 29 25 722 A1に従い、疎水化シリカをポリジメチルシロキサン中に分散させることである。
しかしながら、得られる消泡剤の効果は通常改善の必要がある。そのため、例えばUS−A 4 145 308は、ポリジオルガノシロキサン及びシリカだけでなく(CHSiO1/2及びSiO単位で構成されるコポリマーも含む消泡剤の調製を記載している。
(CHSiO1/2及びSiO単位で構成されるコポリマーは、EP−A 301 531(US 4,919,843 Aに対応)に記載のように、末端長鎖アルキル基を有するシロキサンと組み合わせても有利であると言われている。これらの製剤において、ヒュームドシリカ及び沈降シリカの混合物も使用される。
EP−B 726 086は、前処理した疎水化シリカ及びin situで疎水化されたシリカの混合物を用いることにより、向上した消泡剤製剤の効果を実現する。この場合、最初に親水性シリカがポリシロキサンと混合される。これに続いて、高温でのin situ疎水化が行われ、冷却が行われた後、前処理した疎水化シリカが添加される。
しかし、強い発泡性の、界面活性剤が豊富な系において、例えば洗濯洗剤又は製紙の際に生成される黒液などにおいて、既知の消泡剤製剤は必ずしも十分に長続きする効果及び相溶性を有するわけではない。
米国特許第3383327号明細書 米国特許第3560401号明細書 独国特許出願公開第2925722号明細書 米国特許第4145308号明細書 欧州特許出願公開第0301531号明細書 米国特許第4919843号明細書 欧州特許第0726086号明細書
目的は、上記で特定された欠点が回避される消泡剤製剤を提供することであった。
本発明は、疎水性シリカを含む組成物の製造方法であって、
(1)(A)25℃及び1013hPaにおける粘度が10から10000000mm/sであり、式
(RO)SiO(4−a−b)/2 (I)
[式中、
Rは同一である又は異なっていてもよく、1〜30個の炭素原子、好ましくは1〜18個の炭素原子を有する、一価の場合によって置換された炭化水素基を表し、又は水素原子を表し、
は同一である又は異なっていてもよく、水素原子を表し、又は1〜4個の炭素原子を有する一価の炭化水素基を表し、
aは0、1、2、又は3であり、および
bは0、1、2、又は3であり、
ただし、a+bの和は3以下であり、およびオルガノポリシロキサン(A)中の式(I)の全単位の50%を超え、a+bの和は2である]
の粘度が式(I)の単位数によって決定される、オルガノポリシロキサン、
(B)BET表面積が20〜500m/gである親水性シリカ、
(C)BET表面積が50〜500m/gである疎水性シリカ、
場合によって
(D)式
(RO)SiO(4−e−f)/2 (II)
[式中、
はRの定義を有し、およびRはRの定義を有し、
eは0、1、2、又は3であり、および
fは0、1、2、又は3であり、
ただし、e+fの和は3以下であり、およびオルガノポリシロキサン樹脂中の式(II)の全単位の50%未満で、e+fの和は2である]
の単位で構成される、オルガノポリシロキサン樹脂、
並びに場合によって
(E)水不溶性有機化合物
を含む混合物を、粘度が加熱前の混合物の測定された粘度の50%未満の値、好ましくは40%未満の値、特に30%未満の値になるまで、50〜250℃の温度で加熱し、粘度はコーン/プレート型粘度計を使用して25℃の温度及び1/sのせん断速度で測定し、
(2)疎水性シリカの存在下で(1)で行われる親水性シリカのin situ疎水化に続いて、
場合によって
(F)(A)とは異なるオルガノポリシロキサン
を混入させる
ことを特徴とする、方法を提供する。
使用される疎水性シリカ(C)は既に前処理されており、さらなる疎水化を必要とせず、また親水性シリカの疎水化に寄与することができないため、前処理済み疎水性シリカの存在が最終生成物の特性に何らかの効果を与えることになるとは予測できなかった。なおいっそう驚くべきことは、親水性シリカ(B)が前処理済みシリカ(C)の存在下でin situ疎水化される、本発明の方法により製造された組成物が、消泡剤としての大幅に優れた効果を示すという事実であった。
R基及びR基は、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アリール基又はアラルキル基であってもよい。R基及びR基の例は、メチル基、エチル基、オクチル基、2−プロペニルフェニル基及びフェニル基である。置換されたR基及びR基の例は、ハロゲン化炭化水素基、例えば3,3,3−トリフルオロプロピル基など、又は極性基で置換された基、例えばアミノプロピル基、アミノプロピルアミノエチル基、メタクリロイルプロピル基、及びグリシジルオキシプロピル基などである。R基及びR基として特に好ましいのはメチル基である。
基及びR基の例は、水素原子、メチル基、及びエチル基である。
基として特に好ましいのは水素原子である。
オルガノポリシロキサン(A)は好ましくは平均して重量で30〜500ppmのSi結合したOH基を含有する;言い換えれば、式(I)の単位の0.013から0.22mol%で、bは1であり又はaは1であり及びRはHであり、式(I)の単位の99.78から99.987mol%で、bは0であり又はaは2である。
オルガノポリシロキサン(A)の粘度(25℃及び1013hPaで測定される)は好ましくは50〜200000mm/s、より好ましくは500〜20000mm/sである。
オルガノポリシロキサン(A)として、一般式
3−g(RO)Si−[OSiR−OSi(OR3−g(III)
[式中、
R及びRは上記でこれらについて示される定義を有し、
gは0又は1であり、
nは、整数であり、オルガノポリシロキサン(A)の粘度が25℃及び1013hPaで10〜10000000mm/sであるような値を有する。]
の直鎖オルガノポリシロキサンを使用するのが好ましいが、ただし、式(III)のオルガノポリシロキサンのSi結合したOH基の含量は平均して重量で30〜500ppmである。
親水性シリカ(B)として、BET表面積が100〜400m/gであるものを使用するのが好ましい。
親水性シリカ(B)の例は、親水性ヒュームドシリカ及び親水性沈降シリカである。
市販の親水性ヒュームドシリカの例は、HDK(登録商標)N 20、HDK(登録商標)S13及びHDK(登録商標)T30(Wacker Chemie AG、Munichより市販されている)、AEROSIL(登録商標)200(Evonik Degussa GmbH、Frankfurt am Mainより市販されている)及びCab−O−Sil(登録商標)LM 150(Cabot GmbH、Rheinfeldenより市販されている)である。
市販の親水性沈降シリカの例は、Sipernat(登録商標)383 DS及びSipernat(登録商標)160 PQ(Evonik Degussa GmbH、Frankfurt am Mainより市販されている)及びさらにはSyloid(登録商標)244 FP(Grace GmbH & Co.KG、Wormsより市販されている)である。
本発明の組成物は、親水性シリカ(B)を好ましくは0.1から20重量部、より好ましくは1から10重量部の量で含み、それぞれの場合で100重量部の成分(A)を基準とする。
前処理済み疎水性シリカ(C)のBET表面積は好ましくは50〜200m/gである。疎水性ヒュームドシリカ、又は他の前処理済み疎水性シリカ、例えば疎水性沈降シリカなどを使用してもよい。このように前処理された疎水性シリカは当業者に既知であり、商品化されており、例えばEP 726 086 A2、EP 967 252 A1、EP 1 304 361 B1及びEP 1 561 728 A2に記載されている。
市販の疎水性ヒュームドシリカの例は、HDK(登録商標)H2000及びHDK(登録商標)H15 (Wacker Chemie AG、Munichより市販されている)並びにさらにはAEROSIL(登録商標)972及びAEROSIL(登録商標)805(Evonik Degussa GmbH、Frankfurt am Mainより市販されている)である。
市販の疎水性沈降シリカの例は、Sipernat(登録商標)D10及びSipernat(登録商標)D17(Evonik Degussa GmbH、Frankfurt am Mainより市販されている)である。
成分(C)として使用される疎水性シリカの炭素含量は、好ましくは0.1重量%から5.0重量%、より具体的には0.5重量%から3重量%である。
成分(C)として使用される疎水性シリカは、好ましくは30重量%を超えるメタノール濡れ性を示し、これは水が少なくとも30重量%のメタノールを含む場合にのみこの疎水性シリカを濡らすことができることを意味する。より好ましくは、疎水性シリカ(C)は50重量%を超えるメタノール濡れ性、より具体的には50重量%から70重量%のメタノール濡れ性を示す。
シリカの疎水性を測定するためのメタノール滴定試験が、DE−A 2107082、3頁、第2段落(US 3,963,627、1列目、52〜63行に対応)及びEP 1 304 361 B1、11頁、15行以下に記載されている。
本発明の組成物は疎水性シリカ(C)を好ましくは0.1から20重量部、より好ましくは1から10重量部の量で含み、それぞれの場合で100重量部の成分(A)を基準とする。
成分(C)に対する成分(B)の重量比は、好ましくは95:5から5:95、より好ましくは80:20から20:80、非常に好ましくは70:30から30:70である。
場合によって使用される成分(D)は、式(II)の単位で構成されるシリコーン樹脂を含み、a+bの和は好ましくは樹脂中の単位の5%未満で2である。
特に好ましくは、成分(D)は、実質的にR SiO1/2(M)単位及びSiO4/2(Q)単位から成るオルガノポリシロキサン樹脂を含み、式中Rは上記でこれについて示される定義を有し;これらの樹脂はMQ樹脂とも呼ばれる。Q単位に対するM単位のモル比は好ましくは0.5から2.0の範囲、より好ましくは0.6から1.0の範囲である。これらのシリコーン樹脂は、最大で10重量%のSi結合したフリーのヒドロキシル基又はアルコキシ基をさらに含有していてもよい。
これらのオルガノポリシロキサン樹脂(D)は好ましくは25℃で1000mPasを超える粘度を有するか、又は固体である。ゲル浸透クロマトグラフィーにより測定される(標準ポリスチレンに対する)これらの樹脂の重量平均分子量Mは、好ましくは200から200000g/mol、より好ましくは1000から20000g/molである。
成分(D)は市販の製品である、及び/又はケイ素化学において一般的である方法に従って、例えば「Parsonage,J.R.;Kendrick,D.A.(Science of Materials and Polymers Group,University of Greenwich,London,UK SE18 6PF)Spec.Publ.−R.Soc.Chem.166、98−106、1995」、US−A 2,676,182 又は EP−A 927 733に従って調製できる。
本発明の組成物は、オルガノポリシロキサン樹脂(D)を好ましくは0.5から30重量部、より好ましくは0.1から10重量部の量で含み、それぞれの場合で100重量部の成分(A)を基準とする。
(A)から(D)の成分に加えて、本発明の組成物は、これまでにやはり消泡剤製剤において使用される種類の物質をさらに含んでいてもよい。
さらなる物質の例は水不溶性有機化合物(E)である。「水不溶性」という用語は本発明の目的において、25℃及び1013hPaの圧力下で水溶性が3重量パーセント以下であることを指すことを意図している。
水不溶性有機化合物は、好ましくは周囲大気圧下で、言い換えれば900から1100hPaで沸点が100℃を超える化合物であり、より具体的には鉱油、天然油、イソパラフィン、ポリイソブチレン、アルコールのオキソ合成からの残渣、低分子量合成カルボン酸のエステル、脂肪酸エステル、例えばオクチルステアレート及びドデシルパルミテートなど、例えば脂肪アルコール、低分子量アルコールのエーテル、フタレート、リン酸のエステル及びワックスから選択されるものである。
本発明の組成物は、水不溶性有機化合物(E)を好ましくは0から1000重量部、より好ましくは0から100重量部の量で含み、それぞれの場合で成分(A)から(E)の全重量の100重量部を基準とする。
本発明の組成物は方法のステップ(1)で、既知の方法により、(A)から(D)と、場合によって(E)のすべての成分を混合することによって、例えばコロイドミルの高いせん断力、溶解槽、又はローター−ステーター型ホモジナイザーを用いて、調製できる。例えばシリカ(B)及び(C)などの高分散フィラー中に存在する空気を混合により取り込むのを防ぐために、この混合操作は減圧下で行われてもよい。すべての成分の混合の後に、好ましくは混合物の加熱、ひいては疎水性シリカ(C)の存在下での親水性シリカ(B)のin situ疎水化が続く。
別法として、混合及び加熱は全体的に又は部分的に、同時に行われてもよい。したがって、例えば加熱は早ければ成分を混合する間に行われる。
本発明の組成物は、例えば配合機、溶解槽及びコロイドミルにおいて製造される。
方法のステップ(1)での加熱は、好ましくは100から200℃の温度、及び周囲大気圧下、すなわち900及び1100hPaの間で行われる。
方法のステップ(1)での本発明の組成物の調製において、好ましくは3.0kJ/kgを上回る、より好ましくは8kJ/kgを上回る、より具体的には10から150kJ/kgの混合エネルギーが導入される。
方法のステップ(1)での親水性シリカ(B)のin situ疎水化は、好ましくは方法のステップ(1)で混合物を数時間加熱することにより行われる。
加熱は、好ましくは1から10時間、より好ましくは2から5時間行われる。
このin situ疎水化は、in situ疎水化を促進する触媒(G)、好ましくはアルカリ金属水酸化物を添加して行われてもよい。アルカリ金属水酸化物の好ましい例は水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムであり、水酸化カリウムが特に好ましい。
特に好ましくは、in situ疎水化は、重量で100〜5000ppm、より具体的には重量で500〜2000ppmのin situ疎水化を促進する触媒(G)、好ましくはアルカリ金属水酸化物、より好ましくはKOHの存在下で、方法のステップ(1)で行われる。触媒は好ましくは例えばポリジメチルシロキサン又はメタノール中の溶液として計量され、触媒(G)の重量によるppmはそれぞれの場合で混合物(1)の総量を基準とする。
加熱前に、混合物(1)の粘度は好ましくは10000mPa.sから1000000mPa.sであり、粘度はコーン/プレート型粘度計を使用して25℃の温度及び1/sのせん断速度で測定される。
方法のステップ(1)における加熱の過程で、混合物の粘度は、好ましくは急速に低下する。
混合物が加熱された後、粘度の値は、好ましくは加熱前の混合物の測定された粘度の少なくとも5%、より好ましくは少なくとも10%であり、粘度はコーン/プレート型粘度計により25℃の温度及び1/sのせん断速度で測定される。
方法のステップ(1)で加熱した後、混合物の粘度は好ましくは1000mPa.sから200000mPa.sであり、粘度はコーン/プレート型粘度計により25℃の温度及び1/sのせん断速度で測定される。
方法のステップ(1)におけるin situ疎水化に続いて、混合物は、オルガノポリシロキサン(A)とは異なるオルガノポリシロキサン(F)などのさらなる成分と混合されてもよい。
成分(F)として、成分(A)又は(D)の定義の範囲内に含まれないあらゆるポリシロキサンを使用することが可能である。より具体的には成分(F)として、ポリエーテル基が炭化水素基(好ましくは二価の炭化水素基)を介して直鎖シロキサンに側鎖としてSiC結合している直鎖ポリエーテルシロキサン(F)が使用される。
これらの種類の直鎖ポリエーテル−ポリシロキサンコポリマーは、例えばGB 2 350 117 Aに記載されている。
ポリエーテルシロキサン(F)は、好ましくは、10〜200、より具体的には20〜100のシロキサン単位を有し、シロキサン単位の2〜20%、より具体的には5〜15%が式
−R−O−[CH−CHO]−[CH−CH(CH)O]−R (IV)
[式中、
xは0〜100、好ましくは5〜50の値を有し、
yは5〜100、好ましくは5〜50の値を有し、
x:yの比は4:1から0:1であり、
は1〜10個の炭素原子を有する二価の炭化水素基、好ましくはC1−10アルキレン基を表し、
は同一であり又は異なっており、水素原子、又は1〜30個の炭素原子を有する場合によって置換された炭化水素基、又は式−C(O)Rのカルボキシル基を表し、式中、基RはC1−3アルキル基、例えばメチル又はエチル基などである]
のSiC結合ポリエーテル基Zを有するシロキサン骨格を有するポリエーテルシロキサンである。
好ましくはRは式−CH−CH−CH−の基である。
基は、好ましくは水素原子、又は1〜18個のC原子を有する一価の炭化水素基である。
基の例は水素原子又はC1−6アルキル基である。
使用される好ましいポリエーテルシロキサン(F)は、一般式
Si−[OSiR−[OSiZR]−OSiR (V)
[式中、
ポリエーテル基Z及びR基は上記でこれらについて示される定義を有し、
oは5〜500の整数、好ましくは10〜100の整数であり、
pは1〜50整数、好ましくは2〜15の整数である]
のポリエーテルシロキサンである。
式(V)において、o+pの和は好ましくは20〜200、より好ましくは20〜100であり、好ましくは平均でシロキサン単位o+pの2〜20%、より具体的には5〜15%がSiC結合ポリエーテル基Zを有する。
ポリエーテルシロキサン(F)の曇り点はDIN EN 1890の方法Aに従って測定される。
ポリエーテルシロキサン(F)の曇り点は好ましくは40℃未満、より好ましくは30℃未満、非常に好ましくは25℃未満であり、すなわち、ポリエーテルシロキサンの水溶性は25℃で1%未満である。
成分(F)として、分岐ポリエーテルシロキサンを使用することも可能である。分岐ポリエーテルシロキサンの例は、ポリエーテル基が炭化水素基(好ましくは二価の炭化水素基)を介して直鎖シロキサンに側鎖としてSiC結合しており、これらの直鎖シロキサンが側鎖有機架橋を介して互いに連結されているものである。
これらの有機架橋の例は、SiC結合直鎖又は分岐有機基、好ましくは酸素原子及び窒素原子の群から選択される1つ以上のヘテロ原子を含有していてもよい二価の炭化水素基、例えばアルキレン基など、アルキレン基を介してシロキサン鎖に結合しているSiC結合ポリエーテル基、並びにSiC結合した二価の炭化水素基、例えばポリエーテル基及びウレタン基を含有するアルキレン基などである。
分岐ポリエーテルシロキサン(F)として特に適切なのは、消泡剤の成分として例えばEP 1 076 073 A1、EP 1 424 117 A2又はWO 2006/128624 A1に記載されている種類の分岐ポリエーテル−ポリシロキサンコポリマーである。
好ましい分岐ポリエーテル−ポリシロキサンコポリマーは、シロキサン鎖がポリエーテル基及びウレタン基を含有する二価のSiC結合炭化水素側基を介して互いに連結しているものである。
これらのポリエーテル−ポリシロキサンコポリマー及びこれらの調製は、WO 2006/128624 A1、より具体的には3頁8行目から13頁38行目(参照により組み込まれる)に記載されている。
本発明の組成物がポリエーテルシロキサンを成分(F)として含む場合、それらはポリエーテルシロキサン(F)を好ましくは1〜200重量部、より好ましくは2〜100重量部の量で含み、それぞれの場合で100重量部の成分(A)を基準とする。
さらなる実施形態において、本発明の組成物は、成分(F)として、(A)とは異なり一般式
(RO)SiO(4−k−l)/2 (VI)
[式中、
Rは上記でこれについて示される定義を有し、
は同一である又は異なっていてもよく、少なくとも6個の炭素原子、好ましくは6〜30個の炭素原子を有する一価の直鎖及び/又は分岐炭化水素基を表し、
kは0、1、2、又は3であり、および
lは0、1、2、又は3、平均で0.005から0.5であり、
ただし、k+lの和は3以下、平均で1.9から2.1である]
の単位で構成されるオルガノポリシロキサンを含む。
式(VI)のこの種類のオルガノポリシロキサン(F)は、例えば、粘度が25℃で50から50000mPasであるシラノール末端ポリジメチルシロキサンと少なくとも6個の炭素原子を有する脂肪族アルコール(イソトリデシルアルコール、n−オクタノール、ステアリルアルコール、4−エチルヘキサデカノール又はエイコサノールなど)とのアルカリ触媒による縮合によって得ることができる。
本発明の組成物が式(VI)のオルガノポリシロキサンを成分(F)として含む場合、好ましくは0.5から30重量部、より好ましくは1から10重量部の量でこれらを含み、それぞれの場合で100重量部の成分(A)を基準とする。
(A)から(G)の成分に加えて、本発明の組成物はさらなる構成成分を含んでいてもよく、その例は調製プロセスに内在する不純物、例えば環状シロキサンなどである。好ましくはこれらの構成成分は全く存在しない又は5%未満で存在する。
本発明の組成物は好ましくは粘性のある、透明から不透明の、無色の液体である。
方法のステップ(1)及び(2)後の本発明の組成物の粘度は、好ましくは1000から200000mPas、より好ましくは5000から50000mPas(それぞれの場合で25℃及び1013hPaにおいて)である。
本発明の方法は回分式で、半回分式で又は完全に連続的に行われてもよい。
本発明の組成物は溶液、分散液又は粉末であってもよい。
本発明はしたがって、疎水性シリカを含む消泡剤組成物のエマルションの製造方法であって、本発明の方法により製造された消泡剤組成物を、
乳化剤、
場合によって増粘剤、
及び水
を混合するステップを含む、方法を提供する。
本発明の方法により製造される消泡剤組成物のエマルションの調製のために、シリコーンエマルションの調製のための当業者に既知の任意の乳化剤、例えばアニオン性、カチオン性又は非イオン性の乳化剤などを使用することが可能である。乳化剤混合物を使用することが好ましく、その場合、好ましくはソルビタン脂肪酸エステル、エトキシ化ソルビタン脂肪酸エステル、エトキシ化脂肪酸、10から20個の炭素原子を有するエトキシ化直鎖若しくは分岐アルコール及び/又はグリセリンエステルの群から選択される、少なくとも1つの非イオン性乳化剤が存在するべきである。増粘剤として、さらに、既知の化合物、例えばポリアクリル酸、ポリアクリラート、セルロースエーテル(カルボキシメチルセルロース及びヒドロキシエチルセルロースなど)、天然増粘剤(例えばキサンタンガムなど)、及びポリウレタンなどが加えられることが可能であり、また保存料、及びシリコーンエマルションの調製の技術者に既知である他の慣例的な添加剤などが加えられることも可能である。
本発明のエマルションの連続相は好ましくは水である。しかし、本発明の組成物は連続相が成分(A)から(G)により形成されているエマルションの形態で調製することもできる。これらはまた、多相エマルションであってもよい。
シリコーンエマルションの調製方法が知られている。調製は典型的には、すべての構成成分を共に単純に撹拌し、場合によってその後ジェット分散機、ローター−ステーター型ホモジナイザー、コロイドミル又は高圧ホモジナイザーを用いて均質化することによって行われる。
本発明の組成物がエマルションを含む場合、5%から50重量%の成分(A)から(G)、1%から20重量%の乳化剤及び増粘剤並びに30%から94重量%の水を含む水中油型エマルションが好ましい。
本発明の組成物は自由流動性粉末として処方することもできる。これらの粉末は、例えば粉末洗濯洗剤における使用の状況で好ましい。これらの粉末の調製は、成分(A)から(E)、場合によって(F)及び場合によって(G)の混合物から出発し、噴霧乾燥又は凝集造粒などの当業者に既知の方法に従って、当業者に既知の補助剤を使用して行われる。
したがって、本発明は、本発明の方法により製造される消泡剤組成物を、担体材料と混合するステップを含む、粉末の製造方法を提供する。
本発明の粉末は、好ましくは成分(A)から(G)を含む2重量%から20重量%の本発明の組成物を含む。使用される担体は、例えばゼオライト、硫酸ナトリウム、セルロース誘導体、尿素及び糖であってもよい。本発明の粉末は、50重量%から95重量%の担体材料を含む。本発明の粉末のさらなる構成成分は、例えば、ワックス、又は例えばEP−A 887 097及びEP−A 1 060 778に記載される種類の有機ポリマーであってもよい。
本発明の消泡剤組成物は、悪影響のある泡が抑制されなければならない場所であればどこでも使用できる。これは例えばタール蒸留又は石油精製などの非水系に当てはまる。本発明の消泡剤組成物は、水性界面活性剤の系における泡の制御、洗剤における使用、廃水プラントにおける泡の制御、織物染色プロセス、天然ガスの洗浄、ポリマー分散液、及びパルプの製造で生じる水性媒体の消泡に特に適している。
したがって、本発明は、媒体を消泡する方法及び/又は媒体の発泡を防ぐ方法であって、本発明の組成物又はそれらのエマルション又は粉末を媒体と混合することによる、方法をさらに提供する。
本発明の組成物は、好ましくはパルプの製造中に生じる水性媒体において消泡するため及び/又は発泡を防ぐために使用される。
本発明の消泡剤組成物は、洗剤及びケア製品、例えば柔軟剤などにおいても使用してもよく、この場合、それらはエマルション又は粉末の形態であるので本発明の消泡剤組成物が使用されてもよい。
発泡性媒体への本発明の組成物の添加は、トルエン、キシレン、メチルエチルケトン又はtert−ブタノールなどの適切な溶媒中の溶液で直接、粉末として、又はエマルションとして行われてもよい。所望の消泡剤効果を得るのに必要な量は、例えば媒体の性質によって、温度によって及び発生する乱流によって導かれる。
消泡しようとする媒体の総重量を基準として、本発明の組成物は、好ましくは重量で0.1ppmから1重量%の量で、より具体的には重量で1から100ppmの量で発泡性媒体に添加される。
本発明の方法は好ましくは周囲大気の圧力下で、言い換えれば約900から1100hPaで行われる。本発明の方法は、より高圧又はより低圧で、例えばおよそ3000から4000hPa又は1から10hPaなどで行うこともできる。
驚くことに、本発明の消泡剤製剤の効果及び扱いやすさは、本発明の方法により大幅に改善されることが分かっている。本発明の消泡剤製剤は、非常に良好な扱いやすさ及び計量性、並びに即座の泡崩壊及び長期的効果の両方に関する高い効果で、特に注目される。
本発明の組成物は、少量を添加すると非常に幅広い様々な媒体中で効果が高く長期持続的であることで際立っているという利点を有する。これは経済的観点及び環境の観点の両方から極めて有利である。
本発明の方法は実施するのが容易であり経済性が高いという利点を有する。
以下の実施例において、すべての部及びパーセンテージは、別段の指示がない限り、重量による。別段の指示がない限り、以下の実施例は、周囲大気の圧力下で、言い換えれば約1000hPaで、室温、言い換えれば約20℃にて、又は反応物が室温でさらに加熱又は冷却することなく化合した場合に生じる温度にて行われる。実施例において引用されるすべての粘度の数字は25℃の温度に関するものであることを意図している。
黒液における消泡剤の効果試験
パルププロセスからの400mlの黒液(UPM Kymmene Oy社、クーサンコスキ、フィンランドの広葉樹)を、80℃に温度調節された1000mlの循環ポンプ装置において1.5l/minのポンプ流量でポンプにより循環させる。
泡のレベルが75mmの高さに到達したらすぐに、消泡剤(実施例1及び比較例のC1からC3の消泡剤製剤を基準として10mg)を計り入れ、泡崩壊時間を記録し、消泡剤の添加及び泡崩壊の開始に続いて到達する最低泡レベルを記録する。泡崩壊時間t1が短いほど、また泡レベルh1が低いほど、消泡剤の即効性がより良好である。
その後、最低泡レベルから元の泡レベル(75mm)なるのに必要な期間t2を表す、消泡剤の長期的効果が解明される。
使用した物質:
シロキサンA:末端がトリメチルシロキシ基であり、粘度が8000mm/sであり、シラノール基の割合が重量で350ppmである、ポリジメチルシロキサン。
フィラーB:表面積が300m/gであり、HDK(登録商標)T30の名称でWacker Chemie AG Munich社より入手可能な、親水性ヒュームドシリカ
フィラーC:表面積が150m/gであり、HDK(登録商標)H2000の名称でWacker Chemie AG Munich社より入手可能な、疎水化ヒュームドシリカ。このシリカの炭素含量は2.8重量%、メタノール濡れ性は65重量%であった。
オルガノポリシロキサン樹脂D:室温で固体であり、トリメチルシロキシ単位及びSiO単位のモル比が0.61/1で構成され、重量平均モル質量が5728g/mol(標準ポリスチレンに対して)であり、Si結合ヒドロキシル基含量が0.8重量%である、シリコーン樹脂。
水不溶性有機化合物E:
1013hPaで沸点範囲が230から270℃である炭化水素混合物。
ポリエーテルシロキサンF:このポリマーは以下のように調製される:末端がメチル基でありジメチルシロキシ単位及び水素メチルシロキシ単位で構成され、活性水素含量が0.133%であり、粘度が72mm/s(25℃)である、67gのシロキサンをPO/EO比が4.0でありヨウ素価が11.2である408gのアリルポリエーテル(560ppmのHO含量)と共に激しく撹拌しながら混合し、混合物を100℃まで加熱する。ヘキサクロロ白金酸のイソプロパノール中2%溶液を0.5ml添加することにより、ヒドロシリル化が開始され、わずかに発熱する反応の形で現れる。透明なコポリマーが得られ活性水素が検出されなくなるまで、反応混合物を100から110℃に維持する。側鎖ポリエーテル基を有するポリシロキサンの粘度は870mm/s(25℃)であり、曇り点は25℃未満である。
触媒G: KOHのメタノール中20%溶液
[実施例1] (本発明):
83部のオルガノポリシロキサンA、6部のフィラーB、2部のフィラーC、2.5部のオルガノポリシロキサン樹脂D及び2.5部の鉱油Eを混合、均質化し、7500ppmの触媒Gの存在下で150℃で4時間加熱する。混合物の粘度は加熱の前後で、言い換えればin situ疎水化の前後で測定され、粘度はコーン/プレート型粘度計を使用して25℃の温度及び1/sのせん断速度で測定される。結果を表1にまとめる。
混合物を加熱した後、混合物を4部のポリエーテルシロキサンFと共にさらに混合し、Fは均質に取り込まれる。
[比較例1] (in situ疎水化シリカのみ):
83部のオルガノポリシロキサンA、8部のフィラーB、2.5部のオルガノポリシロキサン樹脂D及び2.5部の鉱油Eを混合、均質化し、7500ppmの触媒Gの存在下で150℃で4時間加熱する。混合物の粘度は加熱の前後で測定され、粘度はコーン/プレート型粘度計を使用して25℃の温度及び1/sのせん断速度で測定される。結果を表1にまとめる。
混合物を加熱した後、混合物を4部のポリエーテルシロキサンFと共にさらに混合し、Fは均質に取り込まれる。
[比較例2] (前処理済み疎水化シリカのみ):
83部のオルガノポリシロキサンA、8部のフィラーC、2.5部のオルガノポリシロキサン樹脂D及び2.5部の鉱油Eを混合、均質化し、7500ppmの触媒Gの存在下で150℃で4時間加熱する。混合物の粘度は加熱の前後で測定され、粘度はコーン/プレート型粘度計を使用して25℃の温度及び1/sのせん断速度で測定される。結果を表1にまとめる。
混合物を加熱した後、混合物を4部のポリエーテルシロキサンFと共にさらに混合し、Fは均質に取り込まれる。
[比較例3] (in situ疎水化シリカ及び前処理済みシリカ;in situ疎水化は前処理済みシリカの添加前に行われる。):
83部のオルガノポリシロキサンA、6部のフィラーB、2.5部のオルガノポリシロキサン樹脂D及び2.5部の鉱油Eを混合、均質化し、7500ppmの触媒Gの存在下で150℃で4時間加熱する。混合物の粘度は加熱の前後で測定され、粘度はコーン/プレート型粘度計を使用して25℃の温度及び1/sのせん断速度で測定される。結果を表1にまとめる。
混合物を加熱した後、混合物を2部のフィラーC及び4部のポリエーテルシロキサンFと共にさらに混合し、これらは均質に取り込まれる。
Figure 2015506264
実施例1及び比較例による、ポリエーテルシロキサンFが取り込まれた後の消泡剤組成物を、それぞれの場合で鉱油Eにより希釈して40重量%の溶液を得て、消泡剤組成物のそれぞれの効果を試験するためにピペットを用いて黒液中に計り入れる。効果試験の結果を表2にまとめる。
Figure 2015506264
表2にまとめられた結果から、
・比較例C1は本発明の実施例1と同様の長期的効果を有するが、泡の崩壊は本発明の実施例1よりもはるかに劣っている。さらに、ほとんど2倍の粘度のために、扱いがはるかに難しい。
・比較例C2は良好な即効性を有するが、効果は長続きしない。フィラー沈殿の傾向も、本発明に従って製造される消泡剤と比較して明らかな欠点である。一方で、フィラーCなどの既に疎水化されているシリカ、すなわち前処理済みのシリカのみを使用することもまた、親水性シリカと比較して価格が高いため、コストを考慮すると不利である。
・比較例C3は良好な即効性を有するが、その長期的効果において実施例1よりもはるかに劣っている。
ということが明白である。
メタノール濡れ性が65重量%であり炭素含量が2.8重量%である前処理済みの疎水性シリカ(フィラーC)は既に完全に疎水化されているが、一方で親水性シリカの疎水化には寄与しないと考えることができるので、このフィラーの添加のタイミングは製品特性に対して何ら影響を与え得ないと仮定していた。したがって、本発明の方法が実施例1に従って行われた場合に、扱いやすさ(適度な粘度であり及びフィラー沈殿がない)、即効性(迅速な泡崩壊及び泡の高さ)、長期的効果に関して、先行技術に従って製造された製剤よりも優れた消泡剤製剤が得られることは、驚くべきことであった。
[実施例2]
実施例1からの100部の消泡剤製剤を60℃にて30部のソルビタンモノステアレート(「Span60」の名称でCroda GmbH D−Nettetal社より入手可能)及び20部のポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート(「Tween60」の名称でUniqema D−Emmerich社より入手可能)と混合し、500部の水で少しずつ希釈する。この混合物に2部のポリアクリル酸(「Carbopol 934」の名称でBF Goodrich D−Neuss社より入手可能)を添加し、続いて混合し、345部の水及び3部のイソチアゾリノン系保存料(「Acticide MV」の名称でThor−Chemie社、D−Speyerより入手可能)をさらに添加する。エマルションをその後100barで高圧ホモジナイザーを用いて均質化し、10% NaOHにより6〜7のpHに調整する。得られる消泡剤エマルションは水性界面活性剤溶液の消泡に際立って適していた。
[実施例3]
アクリル酸、メタクリロイルステアレート及びペンタエリトリトールジアリルエーテルの高分子量コポリマー(100:2:0.3のモル比)の濃度2%溶液35ml(中和した場合に粘度が17500mm/sである。)をガラスビーカー中に入れ、パドル撹拌機を用いて強く混合しながら、実施例2による10gの消泡剤製剤をゆっくりと加えて、10分の撹拌後にポリマー溶液中の消泡剤製剤のエマルションを得た。撹拌を継続しながらこのエマルションに88.5gの軽質炭酸ナトリウムを加え、その後混合を継続しながら水を減圧下で除去した。その後、BET表面積が200m/gである0.5gの親水性シリカ(HDK(登録商標)N20の名称でWacker−Chemie GmbH社より入手可能)を混入させた。
白色の自由流動性粉末が得られた。この粉末は粉末洗濯洗剤又は粉末の作物保護濃縮物における発泡の抑制に用いられて成功した。
[実施例4]
疎水化ヒュームドシリカ(フィラーC)の代わりに、BET表面積が90m/gであり炭素含量が3%でありメタノール濡れ性が60%である疎水性沈降シリカ(Sipernat D10の名称でEvonik−Degussa GmbH社、Frankfurt am Mainより入手可能)が成分(C)として使用されるという点を修正して、実施例1による手順を繰り返す。実施例1の手順とは対照的に、フィラー(B)及び(C)を150℃にて(A)及び(D)の混合物中に混合し、得られる混合物を次いで実施例1のように7500ppmの触媒(G)の存在下でさらに4時間加熱する。
特に良好な効果を有する消泡剤が同様に得られた。

Claims (14)

  1. 疎水性シリカを含む消泡剤組成物の製造方法であって、
    (1)(A)25℃及び1013hPaにおける粘度が10から10000000mm/sであり、式(I)
    (RO)SiO(4−a−b)/2 (I)
    [式中、
    Rは同一である又は異なっていてもよく、1〜30個の炭素原子、好ましくは1〜18個の炭素原子を有する、一価の場合によって置換された炭化水素基を表し、又は水素原子を表し、
    は同一である又は異なっていてもよく、水素原子を表し、又は1〜4個の炭素原子を有する一価の炭化水素基を表し、
    aは0、1、2、又は3であり、および
    bは0、1、2、又は3であり、
    ただし、a+bの和は3以下であり、オルガノポリシロキサン(A)中の式(I)の全単位の50%を超える単位で、a+bの和は2である]
    の粘度が式(I)の単位数によって決定される、オルガノポリシロキサン、
    (B)BET表面積が20〜500m/gである親水性シリカ、
    (C)BET表面積が50〜500m/gである疎水性シリカ、
    場合によって
    (D)式
    (RO)SiO(4−e−f)/2 (II)
    [式中、
    はRの定義を有し、およびRはRの定義を有し、
    eは0、1、2、又は3であり、および
    fは0、1、2、又は3であり、
    ただし、e+fの和は3以下であり、およびオルガノポリシロキサン樹脂中の式(II)の全単位の50%未満の単位で、e+fの和は2である]
    の単位で構成される、オルガノポリシロキサン樹脂、
    並びに場合によって
    (E)水不溶性有機化合物
    を含む混合物を、粘度が加熱前の混合物の測定された粘度の50%未満の値、好ましくは40%未満の値、より好ましくは30%未満の値になるまで、50〜250℃の温度で加熱し、粘度はコーン/プレート型粘度計を使用して25℃の温度及び1/sのせん断速度で測定し、
    (2)疎水性シリカの存在下で(1)で行われる親水性シリカのin situ疎水化に続いて、
    場合によって
    (F)(A)とは異なるオルガノポリシロキサン
    を混入させる
    ことを特徴とする、方法。
  2. (1)の混合物が、in situ疎水化を促進する触媒(G)、好ましくはアルカリ金属水酸化物の存在下で、加熱されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 使用されるオルガノポリシロキサン(A)が、式
    3−g(RO)Si−[OSiR−OSi(OR3−g(III)
    [式中、
    R及びRは請求項1でこれらについて示される定義を有し、
    gは0又は1であり、および
    nは、整数であり、オルガノポリシロキサン(A)の粘度が25℃及び1013hPaで10〜10000000mm/sであるような値を有する]
    の直鎖オルガノポリシロキサンを含み、
    ただし、式(III)のオルガノポリシロキサンのSi結合したOH基の含量が、平均して重量で30〜500ppmである
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 使用される疎水性シリカ(C)の炭素含量が0.1から5.0重量%であり、メタノール濡れ性が30重量%を超える、すなわち、水が少なくとも30重量%のメタノールを含む場合にのみこの疎水性シリカを濡らすことができることを特徴とする、請求項1、2又は3に記載の方法。
  5. 親水性シリカ(B)が、100重量部のオルガノポリシロキサン(A)を基準として、0.1から20重量部の量で使用されることを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の方法。
  6. 疎水性シリカ(C)が、100重量部のオルガノポリシロキサン(A)を基準として、0.1から20重量部の量で使用されることを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の方法。
  7. 疎水性シリカ(C)に対して使用される親水性シリカ(B)の重量比が95:5から5:95、好ましくは80:20から20:80、より好ましくは70:30から30:70であることを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載の方法。
  8. 使用されるオルガノポリシロキサン(D)が、R SiO1/2(M)単位及びSiO4/2(Q)単位から実質的に成り、Rが請求項1でこれについて示される定義を有し、Q単位に対してM単位のモル比が好ましくは0.5から2.0の範囲、より好ましくは0.6から1.0の範囲である、オルガノポリシロキサンを含むことを特徴とする、請求項1から7のいずれかに記載の方法。
  9. 使用される水不溶性有機化合物(E)が、鉱油、天然油、イソパラフィン、ポリイソブチレン、アルコールのオキソ合成からの残渣、低分子量合成カルボン酸のエステル、脂肪酸エステル、脂肪アルコール、低分子量アルコールのエーテル、フタレート、リン酸のエステル及びワックスの群から選択される水不溶性有機化合物を含むことを特徴とする、請求項1から8のいずれかに記載の方法。
  10. (A)とは異なる、使用される(F)オルガノポリシロキサンが、直鎖又は分岐ポリエーテルシロキサンを含むことを特徴とする、請求項1から9のいずれかに記載の方法。
  11. 疎水性シリカを含む消泡剤組成物のエマルションの製造方法であって、請求項1から10に記載の方法によって製造された消泡剤組成物を、
    乳化剤、
    場合によって増粘剤、
    及び水
    とを混合することを特徴とする、方法。
  12. 請求項1から10に記載の方法によって製造された消泡剤組成物を、担体材料と混合することを特徴とする、粉末の製造方法。
  13. 媒体を消泡する方法及び/又は媒体の発泡を防ぐ方法であって、請求項1から10に記載の方法によって製造された消泡剤組成物又は請求項11に記載のように製造されたエマルション又は請求項12に記載のように製造された粉末を、媒体と混合することによる、方法。
  14. パルプの製造中に生成される水性媒体が使用されることを特徴とする、請求項13に記載の方法。
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