JP2015506204A - 改良された安定化を備えるヘッドギアアセンブリ - Google Patents

改良された安定化を備えるヘッドギアアセンブリ Download PDF

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Abstract

患者の気道にガスのフローを送るように適合される患者インタフェースアセンブリでの使用のためのヘッドギアアセンブリが開示され:使用中、患者の顔の第1の側部上の患者の第1の目の近くの領域に配置される少なくとも1つの第1のヘッドギア部分(9、11)と;第1の目に向かう方向のヘッドギア部分の移動を制限するように第1のヘッドギア部分に動作可能に結合される第1の安定化部材(2)と;このようなヘッドギアアセンブリを有する患者インタフェースアセンブリと;を有する。

Description

本発明は、ガスの流れを患者の気道に供給するために患者の呼吸器系に接続されるための患者インタフェースアセンブリ、特に、患者インタフェースアセンブリをユーザの顔に適切に設置するとともに固定するための、例えば、頬マウント支持部を含む、ヘッドギアを含む、患者インタフェースアセンブリに関する。
患者の気道に対して非侵襲的に、即ち、患者に挿管する又は患者の食道に気管内チューブを外科的に挿入することなしに、呼吸ガスのフローを供給することが必要又は望ましい多数の状態が存在する。例えば、非侵襲的ベンチレーションとして知られる技術を用いて、患者を換気することが知られている。持続気道陽圧(CPAP)又は可変気道内圧、例えば、患者の呼吸周期によって変化するバイレベル圧又は患者のモニタされた状態によって変化する自動調整圧等を患者/ユーザの気道に供給することも知られている。典型的な圧力サポート療法が、例えば、睡眠時無呼吸症候群、特に、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)又はうっ血性心不全等の医学的障害、並びに/又は、例えば、チェーンストークス呼吸、うっ血性心不全、及び卒中等、他の医学的障害及び呼吸器疾患、を治療するために提供される。
非侵襲性ベンチレーション及び圧力サポート治療は、呼吸ガスのフローが圧力/フローを発生する患者インターフェースアセンブリから患者の気道に供給されることができるように、人工呼吸器又は圧力サポートシステムを患者の気道と結び付けるよう、患者の顔への、典型的には鼻又は鼻/口マスクである、患者インタフェースアセンブリの配置を含む。このようなマスクを患者の顔に、上方及び下方ストラップを有するヘッドギアによって保持することが知られており、それぞれのストラップは、マスクの反対側及び上部に設けられた接続要素を通される反対側の端部を有する。
このようなマスクは典型的には長時間着用されるので、様々な懸念が考慮されなければならない。例えば、OSAを治療するために圧力サポート治療を提供する際、患者は通常、患者が寝ている間夜通し患者インタフェースアセンブリを着用する。患者インタフェースの開発は、一般的に、2つの競合する目標:a)必要な気道陽圧を促進するために気密シールを作るための患者の顔との堅固な取付及びシール、並びにb)患者の受容状態、すなわち医学的治療の使用、を最大化するためのユーザへの快適性、のバランスを一般的に含んでいる。気密シールは、マスクを患者の顔に対してしっかりと締めることによって達成されることができる。しかし、この解決法はしばしば、患者に対するしっかりしたシールを確実にするために必要とされるとともに満足な患者の受容状態に満たない比較的高い縛り付ける力のためにユーザに不快をもたらす。代替的には、マスクは、快適さを高めるために患者の顔に緩く取付けられ得る。しかし、緩すぎる場合、マスクの効力が損なわれ得る。
特許文献1では、中央支持部と中央支持部に結合される頬マウント支持部を有する支持部材を含む患者インタフェースアセンブリが記載される。各頬マウント支持部は、ユーザにより着用される患者インタフェースアセンブリに応じてこのようなユーザのほお骨の頂点に対して実質的に力を加えず、ユーザのほお骨の側面に力を加えるように構成される。シール部材が支持部に結合される。シール部材は、このようなユーザの気道にガスのフローを供給するため、ユーザの顔を密封するよう適合される。導管結合部材が、シール部材に結合される。シール部材は、患者の鼻腔に挿入されるように適合される、2つの円錐形の鼻プロングを有する。
鼻プロングの安定及び固定は、ほお骨の周りの領域で患者の顔と接触する頬マウント支持部に接続される中央支持部によって得られる。
シール部材及び、存在する場合、鼻プロングの安定性は、少なくとも部分的に、ヘッドギアアセンブリの安定性に、したがってまた頬マウント支持部の安定性に依存する。ヘッドギアの、特に頬マウント支持部の安定性はしたがって、重要である。さらに、頬マウント支持部の一部は、患者の目の近くに位置するので、目に向かう頬マウント支持部の並進移動は、これが、最初の場合、目の周りの皮膚組織への圧力及び変形をもたらし、皮膚組織を目に押すので、即座にユーザの邪魔をする。最悪の場合、頬マウント支持部はまた、目の中に移動する可能性もあり、もちろん容認できない。業界において頬マウント支持部を安定させるためのさらなる改良に対する必要が存在する。
WO 2011/110961
したがって、本発明の目的は、従来の患者インタフェースアセンブリの欠点を克服する患者インタフェースアセンブリを提供することである。
この目的は、本発明の実施形態にしたがって、追加的なヘッドギアスタビライザ、例えば頬マウント支持スタビライザ部材又は手段を含む患者インタフェースアセンブリを提供することによって達成され、追加的な頬マウント支持スタビライザ部材は、患者インタフェースアセンブリを使用及び着用する際、患者の快適さに実質的に影響を及ぼすことなしに、ヘッドギアの一部、例えば、頬マウント支持部の運動の自由度をさらに制限するように構成される。
本発明の特定且つ好適な態様は、添付の独立及び従属請求項に提示される。従属請求項の特徴は、適切かつ単に請求項に明示されていないとき、独立請求項の特徴及び他の従属請求項の特徴と組み合わせられ得る。
本発明の第1の態様では、ヘッドギアアセンブリが、患者の気道にガスのフローを送るように適合される患者インタフェースアセンブリでの使用のために開示され、ヘッドギアアセンブリは:
− 使用中、患者の顔の第1の側部上の患者の第1の目の近くの領域に配置される少なくとも1つの第1のヘッドギア部分;
− 第1の目に向かう方向のヘッドギア部分の移動を制限するように第1のヘッドギア部分に動作可能に結合される第1の安定化部材;を有する。
患者の第1の目の近くの領域は、ほお骨領域を含むことができる。それはさらに、ほお骨とそれぞれの目の下方の縁又は下まぶたとの間の領域を含むことができる。目の近くの領域の下方の境界は、目の下方の縁から、0〜10cmの距離、より好ましくは0.5から8cmまでの間、より好ましくは1から6cmまでの間によって定められる、目の下まぶたの底の皮膚のひだとして定められることができる。距離は、ほお骨の頂点と目との間の距離より大きくない。
本発明の態様にしたがって制限される、第1のヘッドギア部分の目に向かう移動は、そうでなければ、第1のヘッドギア部分を、患者に快適であるように経験される目に対する第1の位置又は目から第1の距離から、患者に不快であるように経験される目に対する第2の位置又は目から第2の距離に運び得る。第2の位置又は不快に対応する距離は、例えば、下まぶた又は目への実質的な直接又は間接的な圧力が第1のヘッドギア部分によって引き起こされる位置又は距離であり得る。
好適な実施形態によれば、第1の安定化部材は、使用中にユーザの第1の目から離れる方向に第1のヘッドギア部分に力を加えるように適合及び/又は構成される。
好適な実施形態によれば、第1の安定化部材は、第1のヘッドギア部分が使用中にユーザの第1の目に向かう方向に動くことができないように、第1のヘッドギア部分の移動を制限するように適合及び/又は構成される。
好適な実施形態によれば、ヘッドギアはさらに、使用中、患者の顔で第2の側部上の患者の第2の目の近くの領域に配置される第2のヘッドギア部分及び第2の目に向かう方向のヘッドギア部分の移動を制限するように第2のヘッドギア部分に動作可能に結合される第2の安定化部材、を有する。
第1のヘッドギア部分に関する上述の特徴はまた、第2のヘッドギア部分にも当てはまる。好適な実施形態によれば、ヘッドギアは、左右対称性を有する。好ましくは、第1の(左側)ヘッドギア部分及び第2の(右側)ヘッドギア部分の形状及び配置は対称である。
好適な実施形態によれば、第1の安定化部材及び第2の安定化部材は、第1の端部において第1のヘッドギア部分及び第2のヘッドギア部分にそれぞれ接続され、第2の端部において互いに接続され、それによって、第1のヘッドギア部分及び第2のヘッドギア部分を接続する1つのヘッドギアストラップを形成する。
好適な実施形態によれば、1つのヘッドギアストラップは、1つのヘッドギアストラップの長さを調整するための少なくとも1つの長さ調整手段を有する。ストラップの長さを調整することによって、ストラップは、例えば、患者の頭に締められる又は患者の頭から解放されることができる。
好適な実施形態によれば、1つのヘッドギアストラップは、第1及び第2の長さ調整手段を有し、第1の長さ調整手段は、使用中ユーザの顔の第1の側部に位置するように適合され、第2の長さ調整手段は、使用中ユーザの顔の第2の側部に位置するように適合される。これは、患者がストラップを患者の顔の一方又は両方の側部のストラップを締め得る、及び状況に応じて選択するオプションを有し得るという利点を提供することができる。さらに、患者の顔に対して対称に配置される2つの長さ調整手段を有することによって、顔の左及び右の側部への力がバランスされることができる。いくつかの実施形態では、例えば、1つのストラップが患者の顎の下又は上を通るとき、さらに見ると、ストラップを締めるときに顎領域において皮膚の上にストラップを滑らせることの必要もまた減らされ得る。実際、1つのストラップの両方の側部は例えば、順番に又は同時期に短くされることができる一方、顎の上に位置するストラップ部分は、1つのストラップを締めるとき、位置を変える必要がない。したがって、例えば、高摩擦材料が、患者の顎の領域に、例えば顎の下又は上に、位置するように適合及び/又は配置される1つのストラップの領域に提供され得る。これらの実施形態及び利点は、以下により詳細に記載されるように、1つのストラップが異なって位置する場合にも同様に適応され得る。
本発明の好適な実施形態によれば、第1のヘッドギア部分及び、存在する場合、第2のヘッドギア部分は、頬マウント支持部を有する。
本発明の好適な実施形態によれば、1つのヘッドギアストラップは、ユーザの頭の後ろの上を通るように配置されるように適合される。
本発明の好適な実施形態によれば、1つのヘッドギアストラップは、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ユーザの頭の後ろの上且つユーザの耳より上を通るように配置されるよう適合される。
本発明の好適な実施形態によれば、1つのヘッドギアストラップは、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ユーザの頭の後ろの上且つユーザの耳の上を通るように配置されるよう適合される。
本発明の好適な実施形態によれば、1つのヘッドギアストラップは、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ユーザの頭の後ろの上且つユーザの耳の下を通るように配置されるよう適合される。
本発明の好適な実施形態によれば、1つのヘッドギアストラップは、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ユーザの頭の後ろの上且つユーザの耳の周りを通るように配置されるよう適合される。
本発明の好適な実施形態によれば、開口が、患者の耳が通過することを可能にするように適合される。好ましくは、一組の開口のそれぞれは、ユーザの耳の基部の周りに密接に合うように適合される。
本発明の好適な実施形態によれば、1つのヘッドギアストラップは、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ユーザの顎の下及び/又は上を通るように配置されるよう適合される。
本発明の好適な実施形態によれば、頬マウント支持部は、硬質又は半硬質である。
本発明の好適な実施形態によれば、それぞれの頬マウント支持部は、
患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ほお骨の頂点とユーザの目との間を通るように適合される第1の部材;及び
患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ほお骨の頂点より下を通るように適合される第2の部材、を有し;第1/第2の安定化部材はそれぞれ第1の部材に接続される。
本発明の好適な実施形態によれば、頬マウント支持部の第1の部材及び第2の部材は、ループ状構造を画定するように各端部において接続され、ループ状構造は、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、患者のほお骨の頂点を完全に取り囲むように寸法決めされるとともに構成される。
本発明の好適な実施形態によれば、頬マウント支持部は、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ユーザの顔の中央部分に向かって位置決めされる第1の端部及び中央部分からさらに離れて位置決めされる第2の端部を有し、安定化部材(頬マウント支持部安定化部材)は、第1の端部に接続される。
これは例えば、ストラップの長さがストラップの機能性に影響を及ぼすことなしに減らされることができるので、頬マウント支持部安定化部材が顎の上及び/又は下を通る場合に有利であることができる。これは、コストを減らすことができるとともに患者インタフェースアセンブリの着用中のユーザの快適性を増すことができる。
本発明の好適な実施形態によれば、頬マウント支持部は、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ユーザの顔の中央部分に向かって位置決めされる第1の端部及び中央部分からさらに離れて位置決めされる第2の端部を有し、安定化部材(頬マウント支持部安定化部材)は、第2の端部に接続される。
これは例えば、頬マウント支持部安定化部材が頭の後を、及び例えば、ユーザの耳より上、耳の下、耳の上、又は耳の周りを通る場合に、有利であることができる。ストラップの長さは、ストラップの機能性に影響を及ぼすことなしに減らされることができる。これは、コストを減らすことができるとともに患者インタフェースアセンブリの着用中のユーザの快適性を増すことができる。
本発明の好適な実施形態によれば、安定化部材は少なくとも部分的に伸縮可能である。例えば、1つの安定化ストラップは、その中央部分の近くに伸縮可能部分を有することができる。中央部分は例えば、患者の顎領域に対応する部分であることができる。他の好適な実施形態によれば、1つのストラップが完全に伸縮可能な材料からなることができる。
本発明の第2の態様によれば、患者の気道にガスのフローを送るための患者インタフェースアセンブリが開示され:
− 第1の態様のいずれかの実施形態によるヘッドギアアセンブリ;
− ヘッドギアアセンブリに動作可能に結合されるシール部材、を有し、シール部材は、患者インタフェースアセンブリを使用するとき、ガスのフローをユーザの気道に送るように、ユーザの表面に対してシールするように適合される。
本発明の好適な実施形態によれば、シール部材は、1対の鼻プロングを有し、鼻プロングは、使用中ユーザの鼻孔に挿入されるように適合される。
本発明の第2の態様の実施形態によれば、患者インタフェースアセンブリが開示され:
− 中央支持部分並びに中央支持部に結合される第1及び第2の頬マウント支持部を有する支持部材であって、それぞれの頬マウント支持部は、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ユーザのほお骨の上又は側部に力を加えるように構成される、支持部材;
− 支持部分に動作可能に結合されるシール部材であって、シール部材は、例えば1対の鼻プロングであり、シール部材は、例えば、鼻プロングがユーザの鼻孔に挿入されることによって、ガスのフローをユーザの気道に送るように、ユーザの表面に対してシールするように適合される、シール部材;及び
− 追加的な頬マウント支持部安定化部材であって、頬マウント支持部安定化部材は、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ユーザのほお骨に対する頬マウント支持部の運動の第1の自由度を制限するように適合及び配置される、追加的な頬マウント支持部安定化部材;を有する。
本発明の好適な実施形態によれば、患者インタフェースアセンブリはさらに、頬マウント支持部に直接的に結合されるヘッドストラップ又はヘッドギアアセンブリを有する、又は他の見方では、頬マウント支持部はヘッドギアアセンブリの一部である。追加的な頬マウント安定化部材なしの、このようなヘッドストラップ又はヘッドギアアセンブリ単独の使用は、第1の運動の自由度に対応し得る。頬マウント安定化部材の追加的な使用は、第1の運動の自由度より制限された、第2の運動の自由度をもたらし得る。
好適な実施形態によれば、追加的な頬マウント支持部安定化部材は、使用しているとき、頬マウント支持部の目に向かう移動を制限又は妨げるように適合及び配置される。
好適な実施形態によれば、頬マウント安定化部材は、第1の端部において第1の頬マウント支持部に及び第2の端部において第2の頬マウント支持部に接続されるとともに、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ユーザの頭の後ろの上を通るように適合される、ストラップ状要素を有する。
頬マウント安定化部材はしたがって、患者インタフェースアセンブリの運動の第1の自由度に一致するヘッドストラップ又はヘッドギアから、好ましくは、独立、又は直接結合されない。
好適な実施形態によれば、頬マウント支持部安定化部材は、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ユーザの耳より上を通るように配置されるよう適合される。
好適な実施形態によれば、頬マウント支持部安定化部材は、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ユーザの耳の上を通るように配置されるよう適合される。
好適な実施形態によれば、頬マウント支持部安定化部材は、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ユーザの耳の下を通るように配置されるよう適合される。
好適な実施形態によれば、頬マウント支持部安定化部材は、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ユーザの耳の周りを通るように配置されるよう適合される。頬マウント支持部安定化部材は、したがって、例えば、一組の開口を有し、開口は、患者の耳が通過することを可能にするように適合される。好適な実施形態によれば、一組の開口のそれぞれは、ユーザの耳の基部の周りに密接に合うように適合される。
好適な実施形態によれば、頬マウント支持部安定化部材は、第1の端部において第1の頬マウント支持部に及び第2の端部において第2の頬マウント支持部に接続されるとともに、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ユーザの顎の下及び/又は上を通るように配置されるよう適合される、ストラップ状要素を有する。
好適な実施形態によれば、頬マウント支持部は、硬質である。それらは、例えば、金属、プラスチック、又はそれらの組み合わせからなる材料から形成されることができる。
好適な実施形態によれば、頬マウント安定化部材は、少なくとも部分的に伸縮可能である。
頬マウント支持部は、本発明の第1の態様に対して記載されるようになることができる。
本発明の上述の及び他の特性、特徴及び利点は、例として、本発明の原理を説明する添付の図面と併せて、以下の詳細な説明から明らかになるであろう。記載は、本発明の範囲を限定することなしに、単なる例示のために与えられる。下記に引用される参照数字は、添付の図面を参照する。
従来技術による患者インタフェースアセンブリの斜視図であり、本発明による実施形態の基礎となることができる。 ほお骨及び人間の頭蓋骨の他の形状の特徴を示す人間の頭蓋骨の斜視図であり、頬マウント支持部の技術水準の位置を示す。 本発明の態様による第1の好適な実施形態の斜視図である。 本発明の態様による第2の好適な実施形態の斜視図である。 本発明の態様による第3の好適な実施形態の斜視図である。 本発明の態様による第4の好適な実施形態の斜視図である。 本発明の態様による第5の好適な実施形態の斜視図である。
図3乃至7では、図1に描かれる患者インタフェースアセンブリ、又は技術水準の代替のいずれかが単に概略的に示される。
本願で使用される、2つ以上の部分又は要素が「結合される」という記載は、その部分が接続されること、又は、リンクが発生する限り、その部分が、直接又は間接的に、即ち1つ若しくは複数の中間的な部分若しくは要素を介して一緒に作動することを意味する。本願で使用される、「直接結合される」は、2つの要素が直接的に互いに接触していることを意味する。本願で使用される、「固定して結合される」又は「固定される」は、互いに対して一定の方向を維持しながら、2つの要素が1つとして動くよう結合されることを意味する。
図1は、ユーザ又は患者の顔に位置決めされている特許文献1による従来技術の患者インタフェースアセンブリを示し、これは、本発明の実施形態で具体化される改良の基礎になることができる。患者インタフェース装置1は、2つの頬マウント支持部2(1つは顔の左側、1つは顔の右側)を有し、これらの頬マウント支持部は、互いに中央部分3を介して結合される。シール部材5が中央部分3に結合される。シール部材5は、ガスのフローをユーザの気道に送るために、ユーザの表面に対してシールするように適合される。シール部材5はそのために一組の鼻プロング51を有し、この鼻プロングは、患者の鼻腔に挿入されるようにそして、これによって患者の鼻腔の内面と実質的に又は完全に気密のシールを作るように適合される。さらに、典型的には、導管結合部材7がシール部材5に結合される。導管結合部材は、導管又は回路(図示せず)に結合され、この導管又は回路は患者インタフェースアセンブリを圧力支援システムと接続する。シール部材5は、ガスの流入又は流出を適切な場所に分配する内部チャネルを有する。例えば、ガスの流入を鼻プロング51に向けて分配する内部チャネルが提供されることができる。
各頬マウント支持部2は、第1の部材21及び第2の部材22を含み、これらは、図示された実施形態では、頬支持部材の第1の端部23及び第2の端部24で結合される。このような方法で、各頬マウント支持部は、第1と第2の部材との間に規定される開口部20を持つループ形状の構造を有する。各頬マウント支持部2、並びに、特に、ループ形状の構造を規定する第1及び第2の部材及びそれらの相互接続部は、好ましくは、患者インタフェースアセンブリ1がユーザに着用されるとき、ループ形状部材が、対向するユーザのほお骨の上に配置される一方ユーザのほお骨の頂点101の上に配置されないように構成されるように、寸法決めされるとともに構成される。別の言い方をすれば、図2に示されるように、頬骨100(ほお骨とも呼ばれる)はピーク部分101、すなわち顔から最も遠くに突出する部分を有する。好ましくは、頬マウント所持部の部分はほお骨のピーク部分101に対して力を加えない。代わりに、ほお骨のピーク部分は、第1の部材21及び第2の部材22がほお骨の両側部に載るように、頬マウント支持部2の開口20を通って突出する。図示された実施形態では、頬マウント支持部2は、ユーザの頬の領域を完全に囲むが、この領域の頂点の上を通過しない。各頬マウント支持部は、患者インターフェイス装置がユーザに着用されるとき、ユーザの頬骨の側面に力を加えるが、このユーザの頬骨の頂点に対して力を実質的には加えないよう構成される。
図2Bにおいて寸法D2により示される、第1の部材21と第2の部材22との間の間隔、即ち開口部20の幅は、例えば、1から8cm、又は2cmから6cmの範囲を持つことができる。図2において寸法D1により示される、第1の端部23と第2の端部24との間の間隔、即ち、開口部20の長さは、例えば、1cmから12cm又は2から10cmの範囲を持つことができる。寸法のこの範囲は、頬マウント支持部2の構成要素が、ほお骨の側面の上に留まるが、ほお骨の頂点の上に配置されないことを確実にする。結果として、頬骨及び覆っている組織は、顔の適所に患者インターフェイスアセンブリを保持するための支持構造になる。頬骨を「キャプチャ」又は「アンカー」するために開口部20を用いることはまた、ユーザの顔の上に支持部材34を簡単に整列することを提供し、顔の支持部材の安定性を強化し、これにより、リーク及び患者の不快感を減少させる。
おそらく着用において快適でない及び/又は本質的に安定しないが、代替的には、他の技術水準の頬マウント支持部が変わりに使用できる。これは、例えば、ユーザの頂点の上を追加的に通り、それによって、場合によりユーザのほお骨に圧力を及ぼす上述の頬マウント支持部のような、例えば、ユーザの頂点の上を通る頬マウント支持部であり得る。又は、ほお骨の領域の周りではなく、ほお骨の領域に圧力を及ぼすことによって、ほお骨に対して位置決めされる、頬マウント支持部である。これらのタイプの患者インタフェースアセンブリもまた、本発明の態様にしたがって改良されることができる。
頬マウント支持部2は、ヘッドストラップ又はヘッドギア9と結合するために第2の端部24の近くに結合部材25(例えば、開口又は同様の手段)を有する(他の見方では、ヘッドギアは頬マウント支持部を有することができる)。このようなヘッドギア9は、患者の頭の両側部に、第1のストラップ90を有することができる。この第1のストラップ90は、一方の端部で結合部材25を用いて頬マウント支持部2に接続されるとともに、2つのさらなるストラップ91及び92に分岐し、両方の頬支持部材のそれぞれのさらなるストラップは互いに接続される。第1のストラップ90によって形成されるストラップは、例えば、ユーザの頭の上部の上を通り得る一方、第2のストラップ92によって形成されるストラップは、例えば頭の後ろの上を通り得る。上述の構成は良好であると証明されているが、他のヘッドストラップ又はヘッドギアの組み合わせも可能であることが当業者には理解されるであろう。
図2には、人間の頭蓋骨が描かれる。頭蓋骨は、ほお骨100(頬骨とも呼ばれる)を有し、頭蓋骨に対する患者インタフェースアセンブリ1の頬マウント支持部2の位置が、従来技術において位置決めされるように、描かれる。ほお骨は、顔から最も離れて突出する部分であるピーク部分である(ほぼ、図面を通して「星」で示される)、頂点101を有する。頬マウント支持部は、力をほお骨の側部に加えることによってほお骨に対して位置決めされる。
本発明の態様による実施形態は、上述の例のいずれかに記載されるような患者インタフェースアセンブリを開示し、さらに頬マウント支持部安定化手段4を有する。
頬マウント支持部2は、頬マウント支持部安定化手段4と協働し、それによって、頬マウント支持部2の並進及び/又は回転移動をさらに制限することによって、頬マウント支持部2の運動の自由度を無効にする又は減らす。
目に向かう頬マウント支持部の移動は、患者に負担をかける。さらに、頬マウント支持部の如何なる並進又は回転運動も、鼻の内面に力を及ぼすことをもたらし得るとともに、ユーザに依然として非常に不快であるように感じられ得、このような運動は、鼻プロングと患者の鼻腔の内面との間の気密シールの特性を壊す又は変化させ得る。
頬マウント支持部安定化手段4は、ユーザに着用される患者インタフェースアセンブリに応じて頬マウント支持部に安定化力を加えるように構成され、それによって、そうでなければ、患者インタフェースアセンブリの使用中に、ユーザの鼻、特に、ユーザの鼻腔に作用する、追加的な力の存在を制限する、減少させる又は無効にする。
本発明の実施形態による頬支持部安定化手段はストラップであることができる。
図3乃至7では、患者インタフェースアセンブリは、図1に関連して上述されたような技術水準の代替のいずれかに基づくことができ、単に概略的に示される。
図3は、ユーザ又は患者の顔に位置決めされているときの、第1の実施形態による患者インタフェースアセンブリ1を示す。患者インタフェースアセンブリは、図1に関連して描かれるとともに記載されるようなものであるが、さらに、第1の端部で第1の頬マウント支持部に及び第2の端部で第2の頬マウント支持部に直接結合される頬支持部安定化部材を有する。頬支持部安定化部材は、ユーザの頭の後ろの上且つ耳の下を通り、例えば、ほお骨安定化部材2に両側で、締め付けられることができる。接続は、例えば、ストラップのベルクロ(フック及びループファスナ)で又はクリップで行われる。利点は、この安定化ストラップ部材が、目から離れる方向に引き下げ力を作ることである。したがって、ほお骨安定化部材2が目に向かってスライドする可能性が制限される。
図4は、ユーザ又は患者の顔に位置決めされているときの、第2の実施形態による患者インタフェースアセンブリ1を示す。患者インタフェースアセンブリは、図1に関連して描かれるとともに記載されるようなものであるが、さらに、第1の端部で第1の頬マウント支持部に及び第2の端部で第2の頬マウント支持部に直接結合される頬支持部安定化部材を有する。頬支持部安定化部材は、ユーザの顎の下及び/又は上を通り、例えば、ほお骨安定化部材2に両側で、締め付けられることができる。接続は、例えば、ストラップのベルクロ(フック及びループファスナ)で又はクリップで行われる。利点は、この安定化ストラップ部材が、目から離れる方向に引き下げ力を作ることである。したがって、ほお骨安定化部材2が目に向かってスライドする可能性が制限される。
図5は、ユーザ又は患者の顔に位置決めされているときの、第3の実施形態による患者インタフェースアセンブリ1を示す。患者インタフェースアセンブリは、図1に関連して描かれるとともに記載されるようなものであるが、さらに、第1の端部で第1の頬マウント支持部に及び第2の端部で第2の頬マウント支持部に直接結合される頬支持部安定化部材を有する。頬支持部安定化部材は、ユーザの頭の後ろの上及び耳の上を通り、例えば、ほお骨安定化部材2に両側で、締め付けられることができる。接続は、例えば、ストラップのベルクロ(フック及びループファスナ)で又はクリップで行われる。利点は、この安定化ストラップ部材が、目から離れる方向に引き下げ力を作ることである。したがって、ほお骨安定化部材2が目に向かってスライドする可能性が制限される。
図6は、ユーザ又は患者の顔に位置決めされているときの、第4の実施形態による患者インタフェースアセンブリ1を示す。患者インタフェースアセンブリは、図1に関連して描かれるとともに記載されるようなものであるが、さらに、第1の端部で第1の頬マウント支持部に及び第2の端部で第2の頬マウント支持部に直接結合される頬支持部安定化部材を有する。頬支持部安定化部材は、ユーザの頭の後ろの上及び耳の周りを通る。したがって、ストラップは、患者インタフェースアセンブリを着用するときユーザの耳が通ることができる開口を有し得る。有利には、ストラップは、少なくとも耳の位置に対応する領域において、伸縮可能な材料で作られる。このストラップは、例えば、ほお骨安定化部材2に両側で、締め付けられることができる。接続は、例えば、ストラップのベルクロ(フック及びループファスナ)で又はクリップで行われる。利点は、この安定化ストラップ部材が、目から離れる方向に引き下げ力を作ることである。したがって、ほお骨安定化部材2が目に向かってスライドする可能性が制限される。
図7は、ユーザ又は患者の顔に位置決めされているときの、第3の実施形態による患者インタフェースアセンブリ1を示す。患者インタフェースアセンブリは、図1に関連して描かれるとともに記載されるようなものであるが、さらに、第1の端部で第1の頬マウント支持部に及び第2の端部で第2の頬マウント支持部に直接結合される頬支持部安定化部材を有する。頬支持部安定化部材は、ユーザの頭の後ろの上及び耳より上を通り、例えば、ほお骨安定化部材2に両側で、締め付けられることができる。接続は、例えば、ストラップのベルクロ(フック及びループファスナ)で又はクリップで行われる。利点は、この安定化ストラップ部材が、目から離れる方向に引き下げ力を作ることである。したがって、ほお骨安定化部材2が目に向かってスライドする可能性が制限される。
ほお骨安定化部材2は、フレームとして機能する半硬質の又は硬質の材料から作られる又は同材料を含むことができる。例えば、使用される材料は、柔軟かつ快適であり得るが、実質的に変形することなしに適切な力の分散を可能にするために十分な剛性を有する。それらは、例えば、シリコーン又はシリコーンがオーバーモールドされた硬質フレーム、すなわち、少なくとも部分的にシリコーン層で覆われた金属又は他のフレーム、を含むことができる。本発明の実施形態による追加的な頬マウント支持部安定化手段が頬マウント支持部に力を及ぼすとき、頬マウント支持部は有利には硬質である。
頬マウント支持部は、特に少なくとも部分的に硬質、大部分硬質又は完全に硬質であるとき、着用中の快適さを増すため及び/又は皮膚へのより良い密着性のために、フレームと皮膚との間に設けられるパッド(図示せず)を含むことができる。このパッドは、例えばシリコン、フォーム、プラスチック、ゴム、ゲル又はこれらの組み合わせ等、任意の適切な材料から形成されることができる。
本発明の実施形態のいずれかによる患者インタフェースアセンブリは、患者回路を介して圧力支援システムに接続されることができ、この患者回路は、圧力支援システムから患者インタフェースアセンブリにガスを送る。患者回路又は導管は、圧力支援システムにおける圧力/フロー生成器から患者インターフェイスアセンブリにガスのフローを搬送する、例えば、柔軟な管等、任意のデバイスであることができる又は同デバイスを含むことができる。
圧力支援システムは、任意の従来のベンチレーション又は圧力支援システムである。このような圧力支援システムの例は、これらに限定されるものではないが:ベンチレータ、持続気道陽圧(CPAP)デバイス、又は可変圧力デバイス、例えば、自動調整圧デバイス、比例アシストベンチレーション(PAV(登録商標))デバイス、比例気道陽圧(PPAP(登録商標))デバイス、C−Flexデバイス、Bi−Flexデバイス、又はピッツバーグ(PA)のPhilps Respironics, Inc.により製造及び供給されるBiPAP(登録商標)デバイスであって、そこでは、患者に提供される圧力が、呼気の間より、吸気の間、より高い圧力が供給されるように、患者の呼吸サイクルと共に変化するデバイス、又は他の圧力支援デバイスを含む。本発明での使用に適した患者の気道にガスのフローを送る他のデバイスは、分泌物除去又は解放のために気道に、高及び低又は陽及び陰の圧力を加えるデバイスを含む。
患者回路は、任意の適切な構成を持つことができる。例えば、患者回路は、圧力支援システムと患者インターフェイスアセンブリとの間のシングル肢管とすることができる。代替的には、患者回路は、ユーザにガスのフローを搬送する吸気分岐及びユーザからのガスのフローを搬送する呼気分岐を持つデュアル肢管システムとすることができる。典型的には、患者インターフェイスアセンブリに吸気及び呼気分岐を接続するYコネクタが、患者の近くに設けられる。
様々な構成要素が、圧力支援システム、患者回路、患者インターフェイスアセンブリ、又はこれらの任意の組み合わせに設けられ得る又は結合され得ることがさらに理解されるべきである。例えば、細菌フィルタ、圧力制御弁、フロー制御弁、圧力/フロー/温度/湿度センサ、メーター、圧力フィルタ、加湿機、及び/又はヒーターが、患者回路に設けられる又は取付けられることができる。
本発明が特定の実施形態に対して及び幾つかの図面を参照して説明されたが、本発明はそれに限定されるものではなく、請求項のみによって限定される。請求項のいずれの参照符号も範囲を限定するものとして解釈されない。記載される図面は、単なる概略であり、非限定的である。図面において、幾つかの要素のサイズは、説明目的のために、誇張され得るとともに縮尺通りに描かれていない場合がある。
用語「含む、有する(comprising)」が本記載及び請求項で使用される場合、他の要素又はステップを除外しない。単数名刺に言及するとき、不定冠詞又は定冠詞が使用される場合、例えば“a”又は“an”、“the”、これは、何か他のことが特に述べられない限り、複数のこの名詞を含む。
さらに、説明及び請求項の用語第1、第2、第3などは、同様の要素を区別するために使用され、必ずしも、時間的な、空間的な、ランキングの又は任意の他の方法のいずれかでの順番を記載するためのものではない。そのように使用される用語は、適切な状況下において交換可能であるとともに、本願に記載された本発明の実施形態は本願に記載又は図示されるものとは異なる他の順番で動作可能であることが理解されるべきである。
さらに、説明及び請求項の用語、上部、底部、上、下等は、説明目的のために使用され、必ずしも相対位置を説明するものではない。そのように使用される用語は、適切な状況下において交換可能であるとともに、本願に記載された本発明の実施形態は、本願に記載又は図示されるものとは異なる他の配向で動作可能であることが理解されるべきである。
本明細書を通した「一実施形態」又は「実施形態」への言及は、実施形態に関連して記載された特定の特徴、構造、又は特性が、本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書にわたる様々な場所での「一実施形態では」又は「実施形態では」という語句の出現は、必ずしもすべてが同じ実施形態を指すとは限らないが、そうでもあり得る。さらに、特定の特徴、構造、又は特性は、本開示から当業者に明らかであるように、1又は複数の実施形態において、任意の適切な方法で組み合わせられ得る。
同様に、本発明の例示的な実施形態の説明において、本発明の様々な特徴が、時々、開示を合理化する及び1又は複数の様々な発明の態様の理解を助ける目的のために、1つの実施形態、図面、又は説明にグループ化されていることが理解されるべきである。しかし、この開示の方法は、請求項に記載される発明が、各請求項に明示されたものよりも多くの特徴を必要とするという意図を反映するものとして解釈されるべきではない。むしろ、以下の請求項が反映するように、発明の態様は、単一の前述の開示された実施形態のすべての特徴より少ない特徴に存在する。したがって、詳細な説明に続く請求項は、本明細書において詳細な説明に明示的に組み込まれ、各請求項はそれ自体が本発明の個別の実施形態として独立している。
さらに、本願に記載される幾つかの実施形態は、他の実施形態に含まれる他の特徴でない幾つかの特徴を含むが、異なる実施形態の特徴の組み合わせは、当業者によって理解されるように、本発明の範囲内であり、異なる実施形態を形成することを意図される。例えば、以下の請求項では、請求項に記載される実施形態のいずれかは、任意の組み合わせで使用されることができる。
さらに、幾つかの実施形態は、本願において、コンピュータシステムのプロセッサによって又は機能を実行する他の手段によって実装されることができる、方法又は方法の要素の組み合わせとして記載される。したがって、このような方法又は方法の要素を実行するための必要な命令を持つプロセッサは、方法又は方法の要素を実行するための手段を形成する。さらに、本願に記載される装置の実施形態の要素は、本発明を実行する目的のための要素によって実行される機能を実行するための手段の例である。
本願に提供される記載では、多くの特定の詳細が述べられている。しかし、本発明の実施形態は、これらの特定の詳細なしに実施され得ることが理解される。他の例では、良く知られた方法、構造及び技術は、この説明の理解を妨げないために詳細に示されていない。
本発明を具体化する患者インタフェースアセンブリの目的を達成するための他の装置は、当業者に明らかであろう。例えば、追加的な頬マウント支持部安定化部材から独立している、とともに当業者に知られている、他のヘッドギア装置が、使用されることができ、このヘッドギア装置は、それ自体で(追加的な頬マウント支持部安定化部材なしである)、頬マウント支持部の第1の運動の自由度のみを許容する。
好適な実施形態、特定の構造及び構成、並びに材料が、本発明によるデバイスに対して本願で議論されてきたが、形態及び詳細における様々な変更又は修正が本発明の範囲及び精神から離れることなしに行われ得ることが理解されるべきである。
本発明は、ガスの流れを患者の気道に供給するために患者の呼吸器系に接続されるための患者インタフェースアセンブリ、特に、患者インタフェースアセンブリをユーザの顔に適切に設置するとともに固定するための、例えば、頬マウント支持部を含む、ヘッドギアを含む、患者インタフェースアセンブリに関する。
患者の気道に対して非侵襲的に、即ち、患者に挿管する又は患者の食道に気管内チューブを外科的に挿入することなしに、呼吸ガスのフローを供給することが必要又は望ましい多数の状態が存在する。例えば、非侵襲的ベンチレーションとして知られる技術を用いて、患者を換気することが知られている。持続気道陽圧(CPAP)又は可変気道内圧、例えば、患者の呼吸周期によって変化するバイレベル圧又は患者のモニタされた状態によって変化する自動調整圧等を患者/ユーザの気道に供給することも知られている。典型的な圧力サポート療法が、例えば、睡眠時無呼吸症候群、特に、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)又はうっ血性心不全等の医学的障害、並びに/又は、例えば、チェーンストークス呼吸、うっ血性心不全、及び卒中等、他の医学的障害及び呼吸器疾患、を治療するために提供される。
非侵襲性ベンチレーション及び圧力サポート治療は、呼吸ガスのフローが圧力/フローを発生する患者インターフェースアセンブリから患者の気道に供給されることができるように、人工呼吸器又は圧力サポートシステムを患者の気道と結び付けるよう、患者の顔への、典型的には鼻又は鼻/口マスクである、患者インタフェースアセンブリの配置を含む。このようなマスクを患者の顔に、上方及び下方ストラップを有するヘッドギアによって保持することが知られており、それぞれのストラップは、マスクの反対側及び上部に設けられた接続要素を通される反対側の端部を有する。
このようなマスクは典型的には長時間着用されるので、様々な懸念が考慮されなければならない。例えば、OSAを治療するために圧力サポート治療を提供する際、患者は通常、患者が寝ている間夜通し患者インタフェースアセンブリを着用する。患者インタフェースの開発は、一般的に、2つの競合する目標:a)必要な気道陽圧を促進するために気密シールを作るための患者の顔との堅固な取付及びシール、並びにb)患者の受容状態、すなわち医学的治療の使用、を最大化するためのユーザへの快適性、のバランスを一般的に含んでいる。気密シールは、マスクを患者の顔に対してしっかりと締めることによって達成されることができる。しかし、この解決法はしばしば、患者に対するしっかりしたシールを確実にするために必要とされるとともに満足な患者の受容状態に満たない比較的高い縛り付ける力のためにユーザに不快をもたらす。代替的には、マスクは、快適さを高めるために患者の顔に緩く取付けられ得る。しかし、緩すぎる場合、マスクの効力が損なわれ得る。
特許文献1では、中央支持部と中央支持部に結合される頬マウント支持部を有する支持部材を含む患者インタフェースアセンブリが記載される。各頬マウント支持部は、ユーザにより着用される患者インタフェースアセンブリに応じてこのようなユーザのほお骨の頂点に対して実質的に力を加えず、ユーザのほお骨の側面に力を加えるように構成される。シール部材が支持部に結合される。シール部材は、このようなユーザの気道にガスのフローを供給するため、ユーザの顔を密封するよう適合される。導管結合部材が、シール部材に結合される。シール部材は、患者の鼻腔に挿入されるように適合される、2つの円錐形の鼻プロングを有する。
鼻プロングの安定及び固定は、ほお骨の周りの領域で患者の顔と接触する頬マウント支持部に接続される中央支持部によって得られる。
シール部材及び、存在する場合、鼻プロングの安定性は、少なくとも部分的に、ヘッドギアアセンブリの安定性に、したがってまた頬マウント支持部の安定性に依存する。ヘッドギアの、特に頬マウント支持部の安定性はしたがって、重要である。さらに、頬マウント支持部の一部は、患者の目の近くに位置するので、目に向かう頬マウント支持部の並進移動は、これが、最初の場合、目の周りの皮膚組織への圧力及び変形をもたらし、皮膚組織を目に押すので、即座にユーザの邪魔をする。最悪の場合、頬マウント支持部はまた、目の中に移動する可能性もあり、もちろん容認できない。業界において頬マウント支持部を安定させるためのさらなる改良に対する必要が存在する。
特許文献2は、クッション及び頬インタフェースを有する支持ボディを含む患者インタフェースを開示する。全体として、クッション及び頬インタフェースは、ユーザの顔に加えられる圧縮力を分散するように動作する。患者インタフェースの支持ボディは、頬インタフェースに追加的な調整性を与えるために柔軟材料から作られる。支持ボディはまた、ヘッドギアアセンブリと支持ボディとの間にヒンジを提供するように設計される円弧状の小孔を有する。
特許文献3は、患者インタフェース装置が患者によって着用されるとき、患者の目より下に留めながら、患者の顔の少なくとも一部に広がるように寸法決め及び構成されるフレームを含む患者インタフェース装置を開示する。支持部材が、支持部材がフレームに対して移動可能であるように、フレームに結合される。シーリングアセンブリが、支持部材に取付けられる。一組の患者接触部材が、フレームに動作可能に結合されるとともにフレームを患者の顔に支持する。
WO 2011/110961 US 2006/0060200 A1 US 2005/0199242 A1
したがって、本発明の目的は、従来の患者インタフェースアセンブリの欠点を克服する患者インタフェースアセンブリを提供することである。
この目的は、本発明の実施形態にしたがって、追加的なヘッドギアスタビライザ、例えば頬マウント支持スタビライザ部材又は手段を含む患者インタフェースアセンブリを提供することによって達成され、追加的な頬マウント支持スタビライザ部材は、患者インタフェースアセンブリを使用及び着用する際、患者の快適さに実質的に影響を及ぼすことなしに、ヘッドギアの一部、例えば、頬マウント支持部の運動の自由度をさらに制限するように構成される。
本発明の特定且つ好適な態様は、添付の独立及び従属請求項に提示される。従属請求項の特徴は、適切かつ単に請求項に明示されていないとき、独立請求項の特徴及び他の従属請求項の特徴と組み合わせられ得る。
本発明の第1の態様では、請求項1によるヘッドギアアセンブリが、患者の気道にガスのフローを送るように適合される患者インタフェースアセンブリでの使用のために開示され、ヘッドギアアセンブリは:
− 使用中、患者の顔の第1の側部及び第2の側部それぞれの上で患者の第1の目及び第2の目の近くの領域に配置される第及び第2のヘッドギア部分であって、第1及び第2のヘッドギア部分のそれぞれは、ユーザのほお骨の対向する側部に力を加える一方、ユーザのほお骨の頂点に力を加えないように構成されるとともに、(i)患者インタフェースアセンブリが患者に着用されるとき、ほお骨の頂点とユーザの目との間を通るように適合される第1の部材及び(ii)患者インタフェースアセンブリが患者に着用されるとき、ほお骨の頂点より下を通るように適合される第2の部材を有する、頬マウント支持部を有する、第1及び第2のヘッドギア部分と
(i)第1の目に向かう方向の第1のヘッドギア部分の移動を制限するように第1の端部で第1のヘッドギア部分の頬マウント支持部に及び(ii)第2の目に向かう方向の第2のヘッドギア部分の移動を制限するように第2の端部で第2のヘッドギア部分の頬マウント支持部に、直接結合される安定化部材;を有する。
患者の第1の目の近くの領域は、ほお骨領域を含むことができる。それはさらに、ほお骨とそれぞれの目の下方の縁又は下まぶたとの間の領域を含むことができる。目の近くの領域の下方の境界は、目の下方の縁から、0〜10cmの距離、より好ましくは0.5から8cmまでの間、より好ましくは1から6cmまでの間によって定められる、目の下まぶたの底の皮膚のひだとして定められることができる。距離は、ほお骨の頂点と目との間の距離より大きくない。
本発明の態様にしたがって制限される、第1のヘッドギア部分の目に向かう移動は、そうでなければ、第1のヘッドギア部分を、患者に快適であるように経験される目に対する第1の位置又は目から第1の距離から、患者に不快であるように経験される目に対する第2の位置又は目から第2の距離に運び得る。第2の位置又は不快に対応する距離は、例えば、下まぶた又は目への実質的な直接又は間接的な圧力が第1のヘッドギア部分によって引き起こされる位置又は距離であり得る。
好適な実施形態によれば、安定化部材は、(i)使用中にユーザの第1の目から離れる方向に第1のヘッドギア部分に力を及び(ii)使用中にユーザの第2の目から離れる方向に第2のヘッドギア部分に力を加えるように適合及び/又は構成される。
好適な実施形態によれば、安定化部材は、(i)第1のヘッドギア部分が使用中にユーザの第1の目に向かう方向に動くことができないように、第1のヘッドギア部分の移動を及び(ii)第2のヘッドギア部分が使用中にユーザの第2の目に向かう方向に動くことができないように、第2のヘッドギア部分の移動を、制限するように適合及び/又は構成される。
適な実施形態によれば、ヘッドギアは、左右対称性を有する。好ましくは、第1の(左側)ヘッドギア部分及び第2の(右側)ヘッドギア部分の形状及び配置は対称である。
好適な実施形態によれば、安定化部材は、第1のヘッドギア部分及び第2のヘッドギア部分を接続する1つのヘッドギアストラップをする。
好適な実施形態によれば、1つのヘッドギアストラップは、1つのヘッドギアストラップの長さを調整するための少なくとも1つの長さ調整手段を有する。ストラップの長さを調整することによって、ストラップは、例えば、患者の頭に締められる又は患者の頭から解放されることができる。
好適な実施形態によれば、1つのヘッドギアストラップは、第1及び第2の長さ調整手段を有し、第1の長さ調整手段は、使用中ユーザの顔の第1の側部に位置するように適合され、第2の長さ調整手段は、使用中ユーザの顔の第2の側部に位置するように適合される。これは、患者がストラップを患者の顔の一方又は両方の側部のストラップを締め得る、及び状況に応じて選択するオプションを有し得るという利点を提供することができる。さらに、患者の顔に対して対称に配置される2つの長さ調整手段を有することによって、顔の左及び右の側部への力がバランスされることができる。いくつかの実施形態では、例えば、1つのストラップが患者の顎の下又は上を通るとき、さらに見ると、ストラップを締めるときに顎領域において皮膚の上にストラップを滑らせることの必要もまた減らされ得る。実際、1つのストラップの両方の側部は例えば、順番に又は同時期に短くされることができる一方、顎の上に位置するストラップ部分は、1つのストラップを締めるとき、位置を変える必要がない。したがって、例えば、高摩擦材料が、患者の顎の領域に、例えば顎の下又は上に、位置するように適合及び/又は配置される1つのストラップの領域に提供され得る。これらの実施形態及び利点は、以下により詳細に記載されるように、1つのストラップが異なって位置する場合にも同様に適応され得る。
発明の好適な実施形態によれば、1つのヘッドギアストラップは、ユーザの頭の後ろを通るように配置されるように適合される。
本発明の好適な実施形態によれば、1つのヘッドギアストラップは、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ユーザの頭の後ろの上且つユーザの耳より上を通るように配置されるよう適合される。
本発明の好適な実施形態によれば、1つのヘッドギアストラップは、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ユーザの頭の後ろの上且つユーザの耳の上を通るように配置されるよう適合される。
本発明の好適な実施形態によれば、1つのヘッドギアストラップは、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ユーザの頭の後ろの上且つユーザの耳の下を通るように配置されるよう適合される。
本発明の好適な実施形態によれば、1つのヘッドギアストラップは、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ユーザの頭の後ろの上且つユーザの耳の周りを通るように配置されるよう適合される。
本発明の好適な実施形態によれば、開口が、患者の耳が通過することを可能にするように適合される。好ましくは、一組の開口のそれぞれは、ユーザの耳の基部の周りに密接に合うように適合される。
本発明の好適な実施形態によれば、1つのヘッドギアストラップは、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ユーザの顎の下及び/又は上を通るように配置されるよう適合される。
本発明の好適な実施形態によれば、頬マウント支持部は、硬質又は半硬質である。
本発明の好適な実施形態によれば、それぞれの頬マウント支持部は、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ほお骨の頂点とユーザの目との間を通るように適合される第1の部材;及び
患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ほお骨の頂点より下を通るように適合される第2の部材、を有し;第1/第2の安定化部材はそれぞれ第1の部材に接続される。
本発明の好適な実施形態によれば、頬マウント支持部の第1の部材及び第2の部材は、ループ状構造を画定するように各端部において接続され、ループ状構造は、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、患者のほお骨の頂点を完全に取り囲むように寸法決めされるとともに構成される。
本発明の好適な実施形態によれば、頬マウント支持部は、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ユーザの顔の中央部分に向かって位置決めされる第1の端部及び中央部分からさらに離れて位置決めされる第2の端部を有し、安定化部材(頬マウント支持部安定化部材)は、第1の端部に接続される。
これは例えば、ストラップの長さがストラップの機能性に影響を及ぼすことなしに減らされることができるので、頬マウント支持部安定化部材が顎の上及び/又は下を通る場合に有利であることができる。これは、コストを減らすことができるとともに患者インタフェースアセンブリの着用中のユーザの快適性を増すことができる。
本発明の好適な実施形態によれば、頬マウント支持部は、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ユーザの顔の中央部分に向かって位置決めされる第1の端部及び中央部分からさらに離れて位置決めされる第2の端部を有し、安定化部材(頬マウント支持部安定化部材)は、第2の端部に接続される。
これは例えば、頬マウント支持部安定化部材が頭の後を、及び例えば、ユーザの耳より上、耳の下、耳の上、又は耳の周りを通る場合に、有利であることができる。ストラップの長さは、ストラップの機能性に影響を及ぼすことなしに減らされることができる。これは、コストを減らすことができるとともに患者インタフェースアセンブリの着用中のユーザの快適性を増すことができる。
本発明の好適な実施形態によれば、安定化部材は少なくとも部分的に伸縮可能である。例えば、1つの安定化ストラップは、その中央部分の近くに伸縮可能部分を有することができる。中央部分は例えば、患者の顎領域に対応する部分であることができる。他の好適な実施形態によれば、1つのストラップが完全に伸縮可能な材料からなることができる。
本発明の第2の態様によれば、患者の気道にガスのフローを送るための患者インタフェースアセンブリが開示され:
− 第1の態様のいずれかの実施形態によるヘッドギアアセンブリ;
− ヘッドギアアセンブリに動作可能に結合されるシール部材、を有し、シール部材は、患者インタフェースアセンブリを使用するとき、ガスのフローをユーザの気道に送るように、ユーザの表面に対してシールするように適合される。
本発明の好適な実施形態によれば、シール部材は、1対の鼻プロングを有し、鼻プロングは、使用中ユーザの鼻孔に挿入されるように適合される。
本発明の第2の態様の実施形態によれば、患者インタフェースアセンブリが開示され:
− 中央支持部分並びに中央支持部に結合される第1及び第2の頬マウント支持部を有する支持部材であって、それぞれの頬マウント支持部は、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ユーザのほお骨の上又は側部に力を加えるように構成される、支持部材;
− 支持部分に動作可能に結合されるシール部材であって、シール部材は、例えば1対の鼻プロングであり、シール部材は、例えば、鼻プロングがユーザの鼻孔に挿入されることによって、ガスのフローをユーザの気道に送るように、ユーザの表面に対してシールするように適合される、シール部材;及び
− 追加的な頬マウント支持部安定化部材であって、頬マウント支持部安定化部材は、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ユーザのほお骨に対する頬マウント支持部の運動の第1の自由度を制限するように適合及び配置される、追加的な頬マウント支持部安定化部材;を有する。
本発明の好適な実施形態によれば、患者インタフェースアセンブリはさらに、頬マウント支持部に直接的に結合されるヘッドストラップ又はヘッドギアアセンブリを有する、又は他の見方では、頬マウント支持部はヘッドギアアセンブリの一部である。追加的な頬マウント安定化部材なしの、このようなヘッドストラップ又はヘッドギアアセンブリ単独の使用は、第1の運動の自由度に対応し得る。頬マウント安定化部材の追加的な使用は、第1の運動の自由度より制限された、第2の運動の自由度をもたらし得る。
好適な実施形態によれば、追加的な頬マウント支持部安定化部材は、使用しているとき、頬マウント支持部の目に向かう移動を制限又は妨げるように適合及び配置される。
好適な実施形態によれば、頬マウント安定化部材は、第1の端部において第1の頬マウント支持部に及び第2の端部において第2の頬マウント支持部に接続されるとともに、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ユーザの頭の後ろの上を通るように適合される、ストラップ状要素を有する。
頬マウント安定化部材はしたがって、患者インタフェースアセンブリの運動の第1の自由度に一致するヘッドストラップ又はヘッドギアから、好ましくは、独立、又は直接結合されない。
好適な実施形態によれば、頬マウント支持部安定化部材は、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ユーザの耳より上を通るように配置されるよう適合される。
好適な実施形態によれば、頬マウント支持部安定化部材は、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ユーザの耳の上を通るように配置されるよう適合される。
好適な実施形態によれば、頬マウント支持部安定化部材は、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ユーザの耳の下を通るように配置されるよう適合される。
好適な実施形態によれば、頬マウント支持部安定化部材は、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ユーザの耳の周りを通るように配置されるよう適合される。頬マウント支持部安定化部材は、したがって、例えば、一組の開口を有し、開口は、患者の耳が通過することを可能にするように適合される。好適な実施形態によれば、一組の開口のそれぞれは、ユーザの耳の基部の周りに密接に合うように適合される。
好適な実施形態によれば、頬マウント支持部安定化部材は、第1の端部において第1の頬マウント支持部に及び第2の端部において第2の頬マウント支持部に接続されるとともに、患者インタフェースアセンブリがユーザに着用されるとき、ユーザの顎の下及び/又は上を通るように配置されるよう適合される、ストラップ状要素を有する。
好適な実施形態によれば、頬マウント支持部は、硬質である。それらは、例えば、金属、プラスチック、又はそれらの組み合わせからなる材料から形成されることができる。
好適な実施形態によれば、頬マウント安定化部材は、少なくとも部分的に伸縮可能である。
頬マウント支持部は、本発明の第1の態様に対して記載されるようになることができる。
本発明の上述の及び他の特性、特徴及び利点は、例として、本発明の原理を説明する添付の図面と併せて、以下の詳細な説明から明らかになるであろう。記載は、本発明の範囲を限定することなしに、単なる例示のために与えられる。下記に引用される参照数字は、添付の図面を参照する。
従来技術による患者インタフェースアセンブリの斜視図であり、本発明による実施形態の基礎となることができる。 ほお骨及び人間の頭蓋骨の他の形状の特徴を示す人間の頭蓋骨の斜視図であり、頬マウント支持部の技術水準の位置を示す。 本発明の態様による第1の好適な実施形態の斜視図である。 本発明の態様による第2の好適な実施形態の斜視図である。 本発明の態様による第3の好適な実施形態の斜視図である。 本発明の態様による第4の好適な実施形態の斜視図である。 本発明の態様による第5の好適な実施形態の斜視図である。
図3乃至7では、図1に描かれる患者インタフェースアセンブリ、又は技術水準の代替のいずれかが単に概略的に示される。
本願で使用される、2つ以上の部分又は要素が「結合される」という記載は、その部分が接続されること、又は、リンクが発生する限り、その部分が、直接又は間接的に、即ち1つ若しくは複数の中間的な部分若しくは要素を介して一緒に作動することを意味する。本願で使用される、「直接結合される」は、2つの要素が直接的に互いに接触していることを意味する。本願で使用される、「固定して結合される」又は「固定される」は、互いに対して一定の方向を維持しながら、2つの要素が1つとして動くよう結合されることを意味する。
図1は、ユーザ又は患者の顔に位置決めされている特許文献1による従来技術の患者インタフェースアセンブリを示し、これは、本発明の実施形態で具体化される改良の基礎になることができる。患者インタフェース装置1は、2つの頬マウント支持部2(1つは顔の左側、1つは顔の右側)を有し、これらの頬マウント支持部は、互いに中央部分3を介して結合される。シール部材5が中央部分3に結合される。シール部材5は、ガスのフローをユーザの気道に送るために、ユーザの表面に対してシールするように適合される。シール部材5はそのために一組の鼻プロング51を有し、この鼻プロングは、患者の鼻腔に挿入されるようにそして、これによって患者の鼻腔の内面と実質的に又は完全に気密のシールを作るように適合される。さらに、典型的には、導管結合部材7がシール部材5に結合される。導管結合部材は、導管又は回路(図示せず)に結合され、この導管又は回路は患者インタフェースアセンブリを圧力支援システムと接続する。シール部材5は、ガスの流入又は流出を適切な場所に分配する内部チャネルを有する。例えば、ガスの流入を鼻プロング51に向けて分配する内部チャネルが提供されることができる。
各頬マウント支持部2は、第1の部材21及び第2の部材22を含み、これらは、図示された実施形態では、頬支持部材の第1の端部23及び第2の端部24で結合される。このような方法で、各頬マウント支持部は、第1と第2の部材との間に規定される開口部20を持つループ形状の構造を有する。各頬マウント支持部2、並びに、特に、ループ形状の構造を規定する第1及び第2の部材及びそれらの相互接続部は、好ましくは、患者インタフェースアセンブリ1がユーザに着用されるとき、ループ形状部材が、対向するユーザのほお骨の上に配置される一方ユーザのほお骨の頂点101の上に配置されないように構成されるように、寸法決めされるとともに構成される。別の言い方をすれば、図2に示されるように、頬骨100(ほお骨とも呼ばれる)はピーク部分101、すなわち顔から最も遠くに突出する部分を有する。好ましくは、頬マウント所持部の部分はほお骨のピーク部分101に対して力を加えない。代わりに、ほお骨のピーク部分は、第1の部材21及び第2の部材22がほお骨の両側部に載るように、頬マウント支持部2の開口20を通って突出する。図示された実施形態では、頬マウント支持部2は、ユーザの頬の領域を完全に囲むが、この領域の頂点の上を通過しない。各頬マウント支持部は、患者インターフェイス装置がユーザに着用されるとき、ユーザの頬骨の側面に力を加えるが、このユーザの頬骨の頂点に対して力を実質的には加えないよう構成される。
図2Bにおいて寸法D2により示される、第1の部材21と第2の部材22との間の間隔、即ち開口部20の幅は、例えば、1から8cm、又は2cmから6cmの範囲を持つことができる。図2において寸法D1により示される、第1の端部23と第2の端部24との間の間隔、即ち、開口部20の長さは、例えば、1cmから12cm又は2から10cmの範囲を持つことができる。寸法のこの範囲は、頬マウント支持部2の構成要素が、ほお骨の側面の上に留まるが、ほお骨の頂点の上に配置されないことを確実にする。結果として、頬骨及び覆っている組織は、顔の適所に患者インターフェイスアセンブリを保持するための支持構造になる。頬骨を「キャプチャ」又は「アンカー」するために開口部20を用いることはまた、ユーザの顔の上に支持部材34を簡単に整列することを提供し、顔の支持部材の安定性を強化し、これにより、リーク及び患者の不快感を減少させる。
マウント支持部2は、ヘッドストラップ又はヘッドギア9と結合するために第2の端部24の近くに結合部材25(例えば、開口又は同様の手段)を有する(他の見方では、ヘッドギアは頬マウント支持部を有することができる)。このようなヘッドギア9は、患者の頭の両側部に、第1のストラップ90を有することができる。この第1のストラップ90は、一方の端部で結合部材25を用いて頬マウント支持部2に接続されるとともに、2つのさらなるストラップ91及び92に分岐し、両方の頬支持部材のそれぞれのさらなるストラップは互いに接続される。第1のストラップ90によって形成されるストラップは、例えば、ユーザの頭の上部の上を通り得る一方、第2のストラップ92によって形成されるストラップは、例えば頭の後ろの上を通り得る。上述の構成は良好であると証明されているが、他のヘッドストラップ又はヘッドギアの組み合わせも可能であることが当業者には理解されるであろう。
図2には、人間の頭蓋骨が描かれる。頭蓋骨は、ほお骨100(頬骨とも呼ばれる)を有し、頭蓋骨に対する患者インタフェースアセンブリ1の頬マウント支持部2の位置が、従来技術において位置決めされるように、描かれる。ほお骨は、顔から最も離れて突出する部分であるピーク部分である(ほぼ、図面を通して「星」で示される)、頂点101を有する。頬マウント支持部は、力をほお骨の側部に加えることによってほお骨に対して位置決めされる。
本発明の態様による実施形態は、上述の例のいずれかに記載されるような患者インタフェースアセンブリを開示し、さらに頬マウント支持部安定化手段4を有する。
頬マウント支持部2は、頬マウント支持部安定化手段4と協働し、それによって、頬マウント支持部2の並進及び/又は回転移動をさらに制限することによって、頬マウント支持部2の運動の自由度を無効にする又は減らす。
目に向かう頬マウント支持部の移動は、患者に負担をかける。さらに、頬マウント支持部の如何なる並進又は回転運動も、鼻の内面に力を及ぼすことをもたらし得るとともに、ユーザに依然として非常に不快であるように感じられ得、このような運動は、鼻プロングと患者の鼻腔の内面との間の気密シールの特性を壊す又は変化させ得る。
頬マウント支持部安定化手段4は、ユーザに着用される患者インタフェースアセンブリに応じて頬マウント支持部に安定化力を加えるように構成され、それによって、そうでなければ、患者インタフェースアセンブリの使用中に、ユーザの鼻、特に、ユーザの鼻腔に作用する、追加的な力の存在を制限する、減少させる又は無効にする。
本発明の実施形態による頬支持部安定化手段はストラップであることができる。
図3乃至7では、患者インタフェースアセンブリは、図1に関連して上述されたような技術水準の代替のいずれかに基づくことができ、単に概略的に示される。
図3は、ユーザ又は患者の顔に位置決めされているときの、第1の実施形態による患者インタフェースアセンブリ1を示す。患者インタフェースアセンブリは、図1に関連して描かれるとともに記載されるようなものであるが、さらに、第1の端部で第1の頬マウント支持部に及び第2の端部で第2の頬マウント支持部に直接結合される頬支持部安定化部材を有する。頬支持部安定化部材は、ユーザの頭の後ろの上且つ耳の下を通り、例えば、ほお骨安定化部材2に両側で、締め付けられることができる。接続は、例えば、ストラップのベルクロ(フック及びループファスナ)で又はクリップで行われる。利点は、この安定化ストラップ部材が、目から離れる方向に引き下げ力を作ることである。したがって、ほお骨安定化部材2が目に向かってスライドする可能性が制限される。
図4は、ユーザ又は患者の顔に位置決めされているときの、第2の実施形態による患者インタフェースアセンブリ1を示す。患者インタフェースアセンブリは、図1に関連して描かれるとともに記載されるようなものであるが、さらに、第1の端部で第1の頬マウント支持部に及び第2の端部で第2の頬マウント支持部に直接結合される頬支持部安定化部材を有する。頬支持部安定化部材は、ユーザの顎の下及び/又は上を通り、例えば、ほお骨安定化部材2に両側で、締め付けられることができる。接続は、例えば、ストラップのベルクロ(フック及びループファスナ)で又はクリップで行われる。利点は、この安定化ストラップ部材が、目から離れる方向に引き下げ力を作ることである。したがって、ほお骨安定化部材2が目に向かってスライドする可能性が制限される。
図5は、ユーザ又は患者の顔に位置決めされているときの、第3の実施形態による患者インタフェースアセンブリ1を示す。患者インタフェースアセンブリは、図1に関連して描かれるとともに記載されるようなものであるが、さらに、第1の端部で第1の頬マウント支持部に及び第2の端部で第2の頬マウント支持部に直接結合される頬支持部安定化部材を有する。頬支持部安定化部材は、ユーザの頭の後ろの上及び耳の上を通り、例えば、ほお骨安定化部材2に両側で、締め付けられることができる。接続は、例えば、ストラップのベルクロ(フック及びループファスナ)で又はクリップで行われる。利点は、この安定化ストラップ部材が、目から離れる方向に引き下げ力を作ることである。したがって、ほお骨安定化部材2が目に向かってスライドする可能性が制限される。
図6は、ユーザ又は患者の顔に位置決めされているときの、第4の実施形態による患者インタフェースアセンブリ1を示す。患者インタフェースアセンブリは、図1に関連して描かれるとともに記載されるようなものであるが、さらに、第1の端部で第1の頬マウント支持部に及び第2の端部で第2の頬マウント支持部に直接結合される頬支持部安定化部材を有する。頬支持部安定化部材は、ユーザの頭の後ろの上及び耳の周りを通る。したがって、ストラップは、患者インタフェースアセンブリを着用するときユーザの耳が通ることができる開口を有し得る。有利には、ストラップは、少なくとも耳の位置に対応する領域において、伸縮可能な材料で作られる。このストラップは、例えば、ほお骨安定化部材2に両側で、締め付けられることができる。接続は、例えば、ストラップのベルクロ(フック及びループファスナ)で又はクリップで行われる。利点は、この安定化ストラップ部材が、目から離れる方向に引き下げ力を作ることである。したがって、ほお骨安定化部材2が目に向かってスライドする可能性が制限される。
図7は、ユーザ又は患者の顔に位置決めされているときの、第3の実施形態による患者インタフェースアセンブリ1を示す。患者インタフェースアセンブリは、図1に関連して描かれるとともに記載されるようなものであるが、さらに、第1の端部で第1の頬マウント支持部に及び第2の端部で第2の頬マウント支持部に直接結合される頬支持部安定化部材を有する。頬支持部安定化部材は、ユーザの頭の後ろの上及び耳より上を通り、例えば、ほお骨安定化部材2に両側で、締め付けられることができる。接続は、例えば、ストラップのベルクロ(フック及びループファスナ)で又はクリップで行われる。利点は、この安定化ストラップ部材が、目から離れる方向に引き下げ力を作ることである。したがって、ほお骨安定化部材2が目に向かってスライドする可能性が制限される。
ほお骨安定化部材2は、フレームとして機能する半硬質の又は硬質の材料から作られる又は同材料を含むことができる。例えば、使用される材料は、柔軟かつ快適であり得るが、実質的に変形することなしに適切な力の分散を可能にするために十分な剛性を有する。それらは、例えば、シリコーン又はシリコーンがオーバーモールドされた硬質フレーム、すなわち、少なくとも部分的にシリコーン層で覆われた金属又は他のフレーム、を含むことができる。本発明の実施形態による追加的な頬マウント支持部安定化手段が頬マウント支持部に力を及ぼすとき、頬マウント支持部は有利には硬質である。
頬マウント支持部は、特に少なくとも部分的に硬質、大部分硬質又は完全に硬質であるとき、着用中の快適さを増すため及び/又は皮膚へのより良い密着性のために、フレームと皮膚との間に設けられるパッド(図示せず)を含むことができる。このパッドは、例えばシリコン、フォーム、プラスチック、ゴム、ゲル又はこれらの組み合わせ等、任意の適切な材料から形成されることができる。
本発明の実施形態のいずれかによる患者インタフェースアセンブリは、患者回路を介して圧力支援システムに接続されることができ、この患者回路は、圧力支援システムから患者インタフェースアセンブリにガスを送る。患者回路又は導管は、圧力支援システムにおける圧力/フロー生成器から患者インターフェイスアセンブリにガスのフローを搬送する、例えば、柔軟な管等、任意のデバイスであることができる又は同デバイスを含むことができる。
圧力支援システムは、任意の従来のベンチレーション又は圧力支援システムである。このような圧力支援システムの例は、これらに限定されるものではないが:ベンチレータ、持続気道陽圧(CPAP)デバイス、又は可変圧力デバイス、例えば、自動調整圧デバイス、比例アシストベンチレーション(PAV(登録商標))デバイス、比例気道陽圧(PPAP(登録商標))デバイス、C−Flexデバイス、Bi−Flexデバイス、又はピッツバーグ(PA)のPhilps Respironics, Inc.により製造及び供給されるBiPAP(登録商標)デバイスであって、そこでは、患者に提供される圧力が、呼気の間より、吸気の間、より高い圧力が供給されるように、患者の呼吸サイクルと共に変化するデバイス、又は他の圧力支援デバイスを含む。本発明での使用に適した患者の気道にガスのフローを送る他のデバイスは、分泌物除去又は解放のために気道に、高及び低又は陽及び陰の圧力を加えるデバイスを含む。
患者回路は、任意の適切な構成を持つことができる。例えば、患者回路は、圧力支援システムと患者インターフェイスアセンブリとの間のシングル肢管とすることができる。代替的には、患者回路は、ユーザにガスのフローを搬送する吸気分岐及びユーザからのガスのフローを搬送する呼気分岐を持つデュアル肢管システムとすることができる。典型的には、患者インターフェイスアセンブリに吸気及び呼気分岐を接続するYコネクタが、患者の近くに設けられる。
様々な構成要素が、圧力支援システム、患者回路、患者インターフェイスアセンブリ、又はこれらの任意の組み合わせに設けられ得る又は結合され得ることがさらに理解されるべきである。例えば、細菌フィルタ、圧力制御弁、フロー制御弁、圧力/フロー/温度/湿度センサ、メーター、圧力フィルタ、加湿機、及び/又はヒーターが、患者回路に設けられる又は取付けられることができる。
本発明が特定の実施形態に対して及び幾つかの図面を参照して説明されたが、本発明はそれに限定されるものではなく、請求項のみによって限定される。請求項のいずれの参照符号も範囲を限定するものとして解釈されない。記載される図面は、単なる概略であり、非限定的である。図面において、幾つかの要素のサイズは、説明目的のために、誇張され得るとともに縮尺通りに描かれていない場合がある。
用語「含む、有する(comprising)」が本記載及び請求項で使用される場合、他の要素又はステップを除外しない。単数名刺に言及するとき、不定冠詞又は定冠詞が使用される場合、例えば“a”又は“an”、“the”、これは、何か他のことが特に述べられない限り、複数のこの名詞を含む。
さらに、説明及び請求項の用語第1、第2、第3などは、同様の要素を区別するために使用され、必ずしも、時間的な、空間的な、ランキングの又は任意の他の方法のいずれかでの順番を記載するためのものではない。そのように使用される用語は、適切な状況下において交換可能であるとともに、本願に記載された本発明の実施形態は本願に記載又は図示されるものとは異なる他の順番で動作可能であることが理解されるべきである。
さらに、説明及び請求項の用語、上部、底部、上、下等は、説明目的のために使用され、必ずしも相対位置を説明するものではない。そのように使用される用語は、適切な状況下において交換可能であるとともに、本願に記載された本発明の実施形態は、本願に記載又は図示されるものとは異なる他の配向で動作可能であることが理解されるべきである。
本明細書を通した「一実施形態」又は「実施形態」への言及は、実施形態に関連して記載された特定の特徴、構造、又は特性が、本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書にわたる様々な場所での「一実施形態では」又は「実施形態では」という語句の出現は、必ずしもすべてが同じ実施形態を指すとは限らないが、そうでもあり得る。さらに、特定の特徴、構造、又は特性は、本開示から当業者に明らかであるように、1又は複数の実施形態において、任意の適切な方法で組み合わせられ得る。
同様に、本発明の例示的な実施形態の説明において、本発明の様々な特徴が、時々、開示を合理化する及び1又は複数の様々な発明の態様の理解を助ける目的のために、1つの実施形態、図面、又は説明にグループ化されていることが理解されるべきである。しかし、この開示の方法は、請求項に記載される発明が、各請求項に明示されたものよりも多くの特徴を必要とするという意図を反映するものとして解釈されるべきではない。むしろ、以下の請求項が反映するように、発明の態様は、単一の前述の開示された実施形態のすべての特徴より少ない特徴に存在する。したがって、詳細な説明に続く請求項は、本明細書において詳細な説明に明示的に組み込まれ、各請求項はそれ自体が本発明の個別の実施形態として独立している。
さらに、本願に記載される幾つかの実施形態は、他の実施形態に含まれる他の特徴でない幾つかの特徴を含むが、異なる実施形態の特徴の組み合わせは、当業者によって理解されるように、本発明の範囲内であり、異なる実施形態を形成することを意図される。例えば、以下の請求項では、請求項に記載される実施形態のいずれかは、任意の組み合わせで使用されることができる。
さらに、幾つかの実施形態は、本願において、コンピュータシステムのプロセッサによって又は機能を実行する他の手段によって実装されることができる、方法又は方法の要素の組み合わせとして記載される。したがって、このような方法又は方法の要素を実行するための必要な命令を持つプロセッサは、方法又は方法の要素を実行するための手段を形成する。さらに、本願に記載される装置の実施形態の要素は、本発明を実行する目的のための要素によって実行される機能を実行するための手段の例である。
本願に提供される記載では、多くの特定の詳細が述べられている。しかし、本発明の実施形態は、これらの特定の詳細なしに実施され得ることが理解される。他の例では、良く知られた方法、構造及び技術は、この説明の理解を妨げないために詳細に示されていない。
本発明を具体化する患者インタフェースアセンブリの目的を達成するための他の装置は、当業者に明らかであろう。例えば、追加的な頬マウント支持部安定化部材から独立している、とともに当業者に知られている、他のヘッドギア装置が、使用されることができ、このヘッドギア装置は、それ自体で(追加的な頬マウント支持部安定化部材なしである)、頬マウント支持部の第1の運動の自由度のみを許容する。
好適な実施形態、特定の構造及び構成、並びに材料が、本発明によるデバイスに対して本願で議論されてきたが、形態及び詳細における様々な変更又は修正が本発明の範囲から離れることなしに行われ得ることが理解されるべきである。

Claims (15)

  1. 患者の気道にガスのフローを送るように適合される患者インタフェースアセンブリでの使用のためのヘッドギアアセンブリであって:
    − 使用中、前記患者の顔の第1の側部の上で前記患者の第1の目の近くの領域に配置される少なくとも1つの第1のヘッドギア部分と;
    − 前記第1の目に向かう方向の前記第1のヘッドギア部分の移動を制限するように前記第1のヘッドギア部分に動作可能に結合される第1の安定化部材;を有する、
    ヘッドギアアセンブリ。
  2. 前記第1の安定化部材は、使用中、前記ユーザの前記第1の目から離れる方向に前記第1のヘッドギア部分に力を加えるように適合及び/又は構成される、
    請求項1に記載のヘッドギアアセンブリ。
  3. 前記第1の安定化部材は、前記第1のヘッドギア部分が使用中に前記ユーザの前記第1の目に向かう方向に動くことができないように、前記第1のヘッドギア部分の移動を制限するように適合及び/又は構成される、
    請求項1に記載のヘッドギアアセンブリ。
  4. 使用中、前記患者の顔の第2の側部上で前記患者の第2の目の近くの領域に配置される第2のヘッドギア部分、及び前記第2の目に向かう方向の前記第2のヘッドギア部分の移動を制限するように前記第2のヘッドギア部分に動作可能に結合される第2の安定化部材、をさらに有する、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載のヘッドギアアセンブリ。
  5. 前記第1の安定化部材及び前記第2の安定化部材は、第1の端部において前記第1のヘッドギア部分及び前記第2のヘッドギア部分にそれぞれ接続されるとともに、前記第2の端部において互いに接続され、それによって、前記第1のヘッドギア部分及び前記第2のヘッドギア部分を接続する1つのヘッドギアストラップを形成する、
    請求項4に記載のヘッドギアアセンブリ。
  6. 前記1つのヘッドギアストラップは、前記1つのヘッドギアストラップの長さを調整するための少なくとも1つの長さ調整手段を有する、
    請求項5に記載のヘッドギアアセンブリ。
  7. 前記1つのヘッドギアストラップは、第1及び第2の長さ調整手段を有し、前記第1の長さ調整手段は、使用中前記ユーザの顔の前記第1の側部に位置するように適合され、前記第2の長さ調整手段は、使用中前記ユーザの顔の前記第2の側部に位置するように適合される、
    請求項6に記載のヘッドギアアセンブリ。
  8. 前記第1のヘッドギア部分、及び、存在する場合、前記第2のヘッドギア部分は、頬マウント支持部を有する、
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載のヘッドギアアセンブリ。
  9. 前記1つのヘッドギアストラップは、前記患者インタフェースアセンブリが前記ユーザに着用されるとき、前記ユーザの頭の後ろの上且つ前記ユーザの耳より上を通るように配置されるよう適合される、
    請求項5乃至8のいずれか1項に記載のヘッドギアアセンブリ。
  10. 前記1つのヘッドギアストラップは、前記患者インタフェースアセンブリが前記ユーザに着用されるとき、前記ユーザの頭の後ろの上且つ前記ユーザの耳の上を通るように配置されるよう適合される、
    請求項5乃至9のいずれか1項に記載のヘッドギアアセンブリ。
  11. 前記1つのヘッドギアストラップは、前記患者インタフェースアセンブリが前記ユーザに着用されるとき、前記ユーザの頭の後ろの上且つ前記ユーザの耳の下を通るように配置されるよう適合される、
    請求項5乃至8のいずれか1項に記載のヘッドギアアセンブリ。
  12. 前記1つのヘッドギアストラップは、前記患者インタフェースアセンブリが前記ユーザに着用されるとき、前記ユーザの頭の後ろの上且つ前記ユーザの耳の周りを通るように配置されるよう適合される、
    請求項5乃至8のいずれか1項に記載のヘッドギアアセンブリ。
  13. 前記1つのヘッドギアストラップは、前記患者インタフェースアセンブリが前記ユーザに着用されるとき、前記ユーザの顎の下及び/又は上を通るように配置されるよう適合される、
    請求項5乃至8のいずれか1項に記載のヘッドギアアセンブリ。
  14. 患者の気道にガスのフローを送るための患者インタフェースアセンブリであって:
    − 請求項1乃至13のいずれか1項に記載のヘッドギアアセンブリと;
    − 前記ヘッドギアアセンブリに動作可能に結合されるシール部材と、を有し、
    前記シール部材は、前記患者インタフェースアセンブリを使用するとき、前記ガスのフローを前記ユーザの気道に送るように、前記ユーザの表面に対してシールするように適合される、
    患者インタフェースアセンブリ。
  15. 前記シール部材は、1対の鼻プロングを有し、前記鼻プロングは、使用中前記ユーザの鼻孔に挿入されるように適合される、
    請求項14に記載の患者インタフェースアセンブリ。
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