JP2015502083A - ブロードキャスト/マルチキャストサービスのための効率的な可変レート - Google Patents

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Abstract

ブロードキャスト−マルチキャストサービスセンター(BM−SC)からネットワークリソースを割り振るための少なくとも1つのビットレートが受信される、ワイヤレス通信のための方法、装置、およびコンピュータプログラム製品が提供される。ネットワークリソースは次いで、少なくとも1つのビットレートに基づいて割り振られる。その上、ブロードキャスト/マルチキャストエリア中のすべてのevolved Node B(eNB)は、ネットワークリソース配分を知らされる。加えて、ネットワークリソースは、保証ビットレート(GBR)よりも高い第1のビットレートに基づいてセッションに対して割り振られ、ネットワークリソース配分は、イベントの発生に基づいて、GBRに等しい第2のビットレートへと調整される。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、全文が参照により本明細書に明確に組み込まれる、2011年11月9日に出願された「EFFICIENT VARIABLE RATE FOR BROADCAST/MULTICAST SERVICE」と題する米国仮特許出願第61/557,887号、および2012年11月8日に出願された「EFFICIENT VARIABLE RATE FOR BROADCAST/MULTICAST SERVICE」と題する米国特許出願第13/672,511号の利益を主張する。
本開示は全般に通信システムに関し、より詳細には、ブロードキャスト/マルチキャストサービスのための効率的な可変ビットレートを提供することに関する。
ワイヤレス通信システムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、およびブロードキャストなどの様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅、送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を採用し得る。そのような多元接続技術の例には、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、および時分割同期符号分割多元接続(TD−SCDMA)システムがある。
これらの多元接続技術は、様々なワイヤレスデバイスが都市、国家、地域、さらには地球規模で通信することを可能にする共通プロトコルを提供するために、様々な電気通信規格において採用されている。新生の電気通信規格の一例はLong Term Evolution(LTE)である。LTEは、Third Generation Partnership Project(3GPP)によって公表されたUniversal Mobile Telecommunications System(UMTS)モバイル規格の拡張のセットである。LTEは、スペクトル効率を改善することによってモバイルブロードバンドインターネットアクセスをより良くサポートし、コストを下げ、サービスを改善し、新しいスペクトルを利用し、また、ダウンリンク(DL)上ではOFDMAを使用し、アップリンク(UL)上ではSC−FDMAを使用し、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用して他のオープン規格とより良く統合するように設計されている。しかしながら、モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が増大し続けるにつれて、LTE技術のさらなる改善が必要である。好ましくは、これらの改善は、他の多元接続技術と、これらの技術を採用する電気通信規格とに適用可能であるべきである。
現在のeMBMS規格は通常、E−UTRANを通じてMBMSのためのブロードキャスト−マルチキャストサービスセンター(BM−SC)から一定のビットレートが要求されることを必要とする。したがって、最大ビットレート(MBR)は、保証ビットレート(GBR)に等しい。これにより、帯域幅の配分が固定され、その場合、各MBMSサービスは一定の帯域幅を利用し、ストリームは定ビットレート(CBR)を有する。しかしながら、ビデオ信号のようないくつかの信号は元来、可変ビットレートを有する。ネットワークがより多くの利用可能なリソースを有する場合、ビデオ信号により多くのリソースを割り振り、より高品質の信号を提供することが望ましい。現在のeMBMS規格はまた、MBMS Session Update Requestメッセージにおけるquality of service(QoS)パラメータが、先行するSession StartメッセージにおけるQoSパラメータと同一であることを必要とする。各MBMSセッションに対する以前に要求された定ビットレート(すなわち、GBR=MBR)は、通常は変化しない。しかしながら、ビデオ信号のヘテロジニアスな性質を仮定すると、符号化するのが難しいビデオの部分はより高いビットレートを必要とすることがあり、符号化するのがより易しいビデオの部分はより低いビットレートを必要とすることがあるので、ビットレートを変化させることが望ましい。また、異なるコンテンツリソースは通常、同時に同じ帯域幅を必要としない。したがって、コンテンツソース/エンコーダから効率的な可変ビットレートが要求され得ず、MBMS品質が最適ではないことがあり、ネットワークリソースの使用が効率的ではないことがあるので、eMBMSにおける現在のQoS設計には問題があり得る。
したがって、本開示は、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)から各MBMSサービスに対する帯域幅の動的な配分のために、BM−SCから可変の帯域幅を要求することを実現する。
本開示の一態様では、ワイヤレス通信のための方法、装置、およびコンピュータプログラム製品が提供される。装置は、ブロードキャスト−マルチキャストサービスセンター(BM−SC)からネットワークリソースを割り振るための少なくとも1つのビットレートを受信し、その少なくとも1つのビットレートに基づいてネットワークリソースを割り振り、ブロードキャスト/マルチキャストエリア中のすべてのevolved Node B(eNB)にネットワークリソース配分を知らせる。
別の態様は、装置が、割り振られたネットワークリソースを介して少なくとも1つのeNBによって受信されているデータの量の変化を示すステータス情報を、ブロードキャスト/マルチキャストエリア中の少なくとも1つのeNBから受信することと、受信されたステータス情報に基づいてネットワークリソース配分を調整することとに関する。
さらなる態様は、保証ビットレート(GBR)を備える少なくとも1つのビットレートに関し、装置は、GBRより大きい第1のビットレートに基づいて、セッションに対するネットワークリソースを割り振り、イベントの発生に基づいて、GBRに等しい第2のビットレートへとネットワークリソース配分を調整する。
さらに別の態様は、最大ビットレート(MBR)と保証ビットレート(GBR)とを備える少なくとも1つのビットレートに関し、装置は、セッションのネットワークリソース配分を調整するために利用可能なネットワークリソースの量を決定し、調整されたネットワークリソース配分に基づいて、データを送信するための調整されたビットレートを決定し、BM−SCおよびすべてのeNBに調整されたビットレートを知らせる。
ある態様は、装置が、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)からネットワークリソース配分を受信することであって、ネットワークリソース配分がブロードキャスト−マルチキャストサービスセンター(BM−SC)から受信された少なくとも1つのビットレートに基づく、受信することと、受信されるべきブロードキャスト/マルチキャストデータが存在する場合、ネットワークリソース配分に基づいてブロードキャスト/マルチキャストデータの受信をスケジューリングすることとに関する。
別の態様は、装置が、ネットワークリソース配分を介して受信されているデータの量の変化を決定することと、受信されているデータの量の変化を示すステータス情報をMCEに送信することと、送信されたステータス情報に基づいて、調整されたネットワークリソース配分をMCEから受信することとに関する。
さらなる態様は、保証ビットレート(GBR)を備える少なくとも1つのビットレートに関し、装置は、GBRより大きい第1のビットレートで、ネットワークリソース配分に基づいてブロードキャスト/マルチキャストデータの受信をスケジューリングし、イベントの発生に基づいて、GBRに等しい第2のビットレートへと調整されたネットワークリソース配分をMCEから受信する。
さらに別の態様は、装置が、セッションのネットワークリソースをマルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)に割り振るための少なくとも1つのビットレートを送信し、MCEによって決定される調整されたネットワークリソース配分に基づいてデータを送信するための調整されたビットレートをMCEから受信し、調整されたビットレートに基づいてデータを送信することに関する。
ネットワークアーキテクチャの一例を示す図。 アクセスネットワークの一例を示す図。 LTEにおけるDLフレーム構造の一例を示す図。 LTEにおけるULフレーム構造の一例を示す図。 ユーザプレーンおよび制御プレーンのためのネットワークプロトコルアーキテクチャの一例を示す図。 アクセスネットワーク中のevolved Node Bおよびユーザ機器の一例を示す図。 Multi−Media Broadcast over a Single Frequency Network中のevolved Multicast Broadcast Multimedia Serviceを示す図。 EPSに適合する追加の論理ネットワークエンティティを示す図。 MBMSの動的な可変レートの配分を示す図。 ワイヤレス通信の方法のフローチャート。 ワイヤレス通信の方法のフローチャート。 ワイヤレス通信の方法のフローチャート。 ワイヤレス通信の方法のフローチャート。 ワイヤレス通信の方法のフローチャート。 ワイヤレス通信の方法のフローチャート。 ワイヤレス通信の方法のフローチャート。 ワイヤレス通信の方法のフローチャート。 例示的な装置中の異なるモジュール/手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念データフロー図。 例示的な装置中の異なるモジュール/手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念データフロー図。 例示的な装置中の異なるモジュール/手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念データフロー図。 処理システムを利用する装置のためのハードウェア実装形態の例を示す図。 処理システムを利用する装置のためのハードウェア実装形態の例を示す図。 処理システムを利用する装置のためのハードウェア実装形態の例を示す図。
添付の図面に関して以下に記載される発明を実施するための形態は、様々な構成を説明するものであり、本明細書で説明される概念が実施され得る唯一の構成を表すものではない。発明を実施するための形態は、様々な概念の完全な理解を与えるための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念はこれらの具体的な詳細を伴わずに実施され得ることが当業者には明らかであろう。いくつかの例では、そのような概念を不明瞭にしないように、よく知られている構造およびコンポーネントがブロック図の形式で示される。
ここで、様々な装置および方法に関して遠隔通信システムのいくつかの態様が提示される。これらの装置および方法が、以下の詳細な説明において説明され、(「要素」と総称される)様々なブロック、モジュール、コンポーネント、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなどによって添付の図面に示される。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装され得る。そのような要素がハードウェアとして実装されるか、またはソフトウェアとして実装されるかは、具体的な適用例およびシステム全体に課された設計制約に依存する。
例として、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」を用いて実装され得る。プロセッサの例としては、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明される様々な機能を実行するように構成された他の適切なハードウェアがある。処理システム中の1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味すると広く解釈されたい。
したがって、1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上に記憶されてよく、または、コンピュータ可読媒体上に1つまたは複数の命令として符号化されてよい。コンピュータ可読媒体はコンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気記憶デバイス、または、命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、かつコンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備え得る。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
図1は、LTEネットワークアーキテクチャ100を示す図である。LTEネットワークアーキテクチャ100は、Evolved Packet System(EPS)100と呼ばれ得る。EPS100は、1つまたは複数のユーザ機器(UE)102と、Evolved UMTS Terrestrial Radio Access Network(E−UTRAN)104と、Evolved Packet Core(EPC)110と、Home Subscriber Server(HSS)120と、事業者のIPサービス122とを含み得る。EPSは他のアクセスネットワークと相互接続できるが、簡単のために、それらのエンティティ/インターフェースは示されない。示されるように、EPSはパケット交換サービスを提供するが、当業者が容易に諒解するように、本開示全体にわたって提示される様々な概念は、回線交換サービスを提供するネットワークに拡張され得る。
E−UTRANは、evolved Node B(eNB)106と他のeNB108とを含む。eNB106は、UE102に対してユーザプレーンプロトコル終端と制御プレーンプロトコル終端とを与える。eNB106は、X2インターフェース(たとえば、バックホール)を介して他のeNB108に接続され得る。eNB106はまた、基地局、Node B、アクセスポイント、トランシーバ基地局、無線基地局、無線トランシーバ、送受信機機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、または何らかの他の適切な用語で呼ばれ得る。eNB106は、UE102にEPC110へのアクセスポイントを与える。UE102の例には、携帯電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星無線、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、または任意の他の同様の機能デバイスがある。UE102はまた、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の適切な用語で呼ばれ得る。
eNB106は、S1インターフェースによってEPC110に接続される。EPC110は、モビリティ管理エンティティ(MME)112と、他のMME114と、サービングゲートウェイ116と、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ118とを含む。MME112は、UE102とEPC110との間のシグナリングを処理する制御ノードである。一般に、MME112はベアラおよび接続の管理を行う。すべてのユーザIPパケットはサービングゲートウェイ116を通して転送され、サービングゲートウェイ116自体はPDNゲートウェイ118に接続される。PDNゲートウェイ118は、UEのIPアドレスの割振り、ならびに他の機能を提供する。PDNゲートウェイ118は事業者のIPサービス122に接続される。事業者のIPサービス122は、インターネットと、イントラネットと、IPマルチメディアサブシステム(IMS)と、PSストリーミングサービス(PSS)とを含み得る。
図2は、LTEネットワークアーキテクチャにおけるアクセスネットワーク200の一例を示す図である。この例では、アクセスネットワーク200は、いくつかのセルラー領域(セル)202に分割される。1つまたは複数のより低い電力クラスのeNB208は、セル202のうちの1つまたは複数と重複するセルラー領域210を有し得る。より低い電力クラスのeNB208は、リモートラジオヘッド(RRH)と呼ばれ得る。より低い電力クラスのeNB208は、フェムトセル(たとえば、home eNB(HeNB))、ピコセル、またはマイクロセルであり得る。マクロeNB204は各々、それぞれのセル202に割り当てられ、セル202中のすべてのUE206にEPC110へのアクセスポイントを与えるように構成される。アクセスネットワーク200のこの例には集中型コントローラはないが、代替的な構成では集中型コントローラが使用され得る。eNB204は、無線ベアラ制御、承認制御、モビリティ制御、スケジューリング、セキュリティ、およびサービングゲートウェイ116への接続を含む、すべての無線関連の機能を担う。
アクセスネットワーク200によって利用される変調および多元接続方式は、展開されている具体的な遠隔通信規格に応じて異なり得る。LTE適用例では、周波数分割複信(FDD)と時分割複信(TDD)の両方をサポートするために、OFDMがDL上で使用され、かつSC−FDMAがUL上で使用される。当業者が以下の詳細な説明から容易に諒解するように、本明細書で提示される様々な概念は、LTE適用例によく適している。しかしながら、これらの概念は、他の変調技法と多元接続技法とを利用する他の遠隔通信規格に容易に拡張され得る。例として、これらの概念は、Evolution−Data Optimized(EV−DO)またはUltra Mobile Broadband(UMB)に拡張され得る。EV−DOおよびUMBは、CDMA2000規格ファミリーの一部として3rd Generation Partnership Project 2(3GPP2)によって公表された無線インターフェース規格であり、CDMAを利用して移動局にブロードバンドインターネットアクセスを提供する。これらの概念はまた、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))とTD−SCDMA、TDMAを利用するGlobal System for Mobile Communications(GSM(登録商標))、およびEvolved UTRA(E−UTRA)などのCDMAの他の変形とを利用するUniversal Terrestrial Radio Access(UTRA)、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、およびOFDMAを利用するFlash−OFDMに拡張され得る。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTEおよびGSMは、3GPPという組織からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、3GPP2という組織からの文書に記載されている。利用される実際のワイヤレス通信規格および多元接続技術は、具体的な適用例およびシステムに課された全体的な設計制約に依存する。
eNB204は、MIMO技術をサポートする複数のアンテナを有し得る。MIMO技術の使用により、eNB204は、空間多重化と、ビームフォーミングと、送信ダイバーシティとをサポートするために空間領域を活用することが可能になる。空間多重化は、データの異なるストリームを同じ周波数上で同時に送信するために使用され得る。データストリームは、データレートを増加させるために単一のUE206に送信されてよく、または全体的なシステム容量を増加させるために複数のUE206に送信されてよい。これは、各データストリームを空間的にプリコーディングし(すなわち、振幅および位相のスケーリングを適用し)、次いでDL上で複数の送信アンテナを通じて空間的にプリコードされた各ストリームを送信することによって達成される。空間的にプリコーディングされたデータストリームは、異なる空間シグネチャを伴って(1つまたは複数の)UE206に到着し、これにより、(1つまたは複数の)UE206の各々がそのUE206に宛てられた1つまたは複数のデータストリームを復元することが可能になる。UL上で、各UE206は、空間的にプリコーディングされたデータストリームを送信し、これにより、eNB204は、空間的にプリコーディングされた各データストリームのソースを識別することが可能になる。
空間多重化は、一般に、チャネル状態が良好であるときに使用される。チャネル状態があまり良好でないときは、送信エネルギーを1つまたは複数の方向に集中させるためにビームフォーミングが使用され得る。これは、複数のアンテナを通じた送信のために、データを空間的にプリコーディングすることによって達成され得る。セルのエッジにおいて良好なカバレッジを達成するために、送信ダイバーシティと組み合わせてシングルストリームビームフォーミング送信が使用され得る。
以下の詳細な説明では、DL上でOFDMをサポートするMIMOシステムに関して、アクセスネットワークの様々な態様が説明される。OFDMは、OFDMシンボル内のいくつかのサブキャリアを介してデータを変調するスペクトル拡散技法である。サブキャリアは正確な周波数で離間される。離間は、受信機がサブキャリアからデータを復元することを可能にする「直交性」を与える。時間領域では、OFDMシンボル間干渉をなくすために、ガードインターバル(たとえば、サイクリックプレフィックス)が各OFDMシンボルに追加され得る。ULは、高いピーク対平均電力比(PAPR)を補償するために、SC−FDMAをDFT拡散OFDM信号の形態で使用し得る。
図3は、LTEにおけるDLフレーム構造の一例を示す図300である。フレーム(10ms)は、等しいサイズの10個のサブフレームに分割され得る。各サブフレームは、2つの連続するタイムスロットを含み得る。2つのタイムスロットを表すためにリソースグリッドが使用されてよく、各タイムスロットはリソースブロックを含む。リソースグリッドは複数のリソース要素に分割される。LTEでは、リソースブロックは、周波数領域中に12個の連続サブキャリアを含んでおり、各OFDMシンボル中のノーマルサイクリックプレフィックスについて、時間領域中に7個の連続OFDMシンボル、すなわち84個のリソース要素を含んでいる。拡張サイクリックプレフィックスでは、リソースブロックは、時間領域中に6個の連続OFDMシンボルを含んでよく、72個のリソース要素を有してよい。R302、304として示されるリソース要素のいくつかは、DL基準信号(DL−RS)を含む。DL−RSは、(共通RSと呼ばれることもある)セル固有RS(CRS)302と、UE固有RS(UE−RS)304とを含む。UE−RS304は、対応する物理DL共有チャネル(PDSCH)がマッピングされるリソースブロック上でのみ送信される。各リソース要素によって搬送されるビット数は変調方式に依存する。したがって、UEが受信するリソースブロックが多いほど、また変調方式が高いほど、UEのデータレートは高くなる。
図4は、LTEにおけるULフレーム構造の一例を示す図400である。ULのための利用可能なリソースブロックは、データセクションと制御セクションとに区分され得る。制御セクションは、システム帯域幅の2つのエッジにおいて形成されてよく、かつ設定可能なサイズを有し得る。制御セクション中のリソースブロックは、制御情報を送信するためにUEに割り当てられ得る。データセクションは、制御セクション中に含まれないすべてのリソースブロックを含み得る。ULフレーム構造は、単一のUEがデータセクション中の連続するサブキャリアのすべてを割り当てられることを可能にし得る、連続サブキャリアを含むデータセクションをもたらす。
UEには、eNBに制御情報を送信するために、制御セクション中のリソースブロック410a、410bが割り当てられ得る。UEには、eNBにデータを送信するために、データセクション中のリソースブロック420a、420bも割り当てられ得る。UEは、制御セクション中の割り当てられたリソースブロック上の物理UL制御チャネル(PUCCH)中で制御情報を送信し得る。UEは、データセクション中の割り当てられたリソースブロック上の物理UL共有チャネル(PUSCH)中でデータのみまたはデータと制御情報の両方を送信し得る。UL送信は、サブフレームの両方のスロットにわたってよく、周波数をホッピングし得る。
初期システムアクセスを実行し、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)430中でUL同期を達成するために、リソースブロックのセットが使用され得る。PRACH430は、ランダムシーケンスを搬送し、いかなるULデータ/シグナリングも搬送することができない。各ランダムアクセスプリアンブルは、6つの連続するリソースブロックに対応する帯域幅を占有する。開始周波数はネットワークによって指定される。すなわち、ランダムアクセスプリアンブルの送信は、ある時間リソースおよび周波数リソースに制限される。周波数ホッピングはPRACHにはない。PRACHの試みは単一のサブフレーム(1ms)中でまたは少数の連続サブフレームのシーケンス中で搬送され、UEは、フレーム(10ms)ごとに単一のPRACHの試みだけを行うことができる。
図5は、LTEにおけるユーザプレーンおよび制御プレーンのための無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す図500である。UEおよびeNBのための無線プロトコルアーキテクチャは、レイヤ1、レイヤ2、およびレイヤ3という3つのレイヤとともに示されている。レイヤ1(L1レイヤ)は最下位レイヤであり、様々な物理レイヤ信号処理機能を実装する。L1レイヤは、本明細書では物理レイヤ506と呼ばれる。レイヤ2(L2レイヤ)508は、物理レイヤ506の上にあり、物理レイヤ506を通じたUEとeNBとの間のリンクを担う。
ユーザプレーンでは、L2レイヤ508は、ネットワーク側のeNBにおいて終端する、媒体アクセス制御(MAC)サブレイヤ510と、無線リンク制御(RLC)サブレイヤ512と、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)514サブレイヤとを含む。示されていないが、UEは、ネットワーク側のPDNゲートウェイ118において終端するネットワークレイヤ(たとえば、IPレイヤ)と、接続の他端(たとえば、遠端UE、サーバなど)において終端するアプリケーションレイヤとを含むL2レイヤ508の上にいくつかの上位レイヤを有し得る。
PDCPサブレイヤ514は、異なる無線ベアラと論理チャネルとの間で多重化を行う。PDCPサブレイヤ514はまた、無線送信オーバーヘッドを低減するための上位レイヤデータパケットのヘッダ圧縮と、データパケットを暗号化することによるセキュリティと、UEに対するeNB間のハンドオーバーのサポートとを行う。RLCサブレイヤ512は、上位レイヤデータパケットのセグメント化および再統合と、紛失データパケットの再送信と、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)が原因で順序が狂った受信を補正するためのデータパケットの並べ替えとを行う。MACサブレイヤ510は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化を行う。MACサブレイヤ510はまた、UEの間で1つのセル内の様々な無線リソース(たとえば、リソースブロック)を割り振ることを担う。MACサブレイヤ510はHARQ動作も担う。
制御プレーンでは、UEおよびeNBのための無線プロトコルアーキテクチャは、制御プレーンのためのヘッダ圧縮機能がないことを除いて、物理レイヤ506およびL2レイヤ508に対して実質的に同じである。制御プレーンはまた、レイヤ3(L3レイヤ)中に無線リソース制御(RRC)サブレイヤ516を含む。RRCサブレイヤ516は、無線リソース(すなわち、無線ベアラ)を取得することと、eNBとUEとの間のRRCシグナリングを使用して下位レイヤを構成することとを担う。
図6は、アクセスネットワーク中でUE650と通信しているeNB610のブロック図である。DLでは、コアネットワークからの上位レイヤパケットが、コントローラ/プロセッサ675に与えられる。コントローラ/プロセッサ675は、L2レイヤの機能を実装する。DLでは、コントローラ/プロセッサ675は、様々な優先度の尺度に基づいて、ヘッダ圧縮と、暗号化と、パケットのセグメント化および並べ替えと、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化と、UE650への無線リソース配分とを行う。コントローラ/プロセッサ675はまた、HARQ動作と、紛失パケットの再送信と、UE650へのシグナリングとを担う。
TXプロセッサ616は、L1レイヤ(すなわち、物理レイヤ)のための様々な信号処理機能を実装する。信号処理機能は、UE650における前方誤り訂正(FEC)と、様々な変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK)、4位相シフトキーイング(QPSK)、M位相シフトキーイング(M−PSK)、多値直交振幅変調(M−QAM))に基づいた信号コンスタレーションへのマッピングとを支援するための、コーディングとインターリービングとを含む。次いで、符号化され変調されたシンボルは並列ストリームに分割される。各ストリームは、次いでOFDMサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域中で基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して一緒に合成されて、時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成する。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器674からのチャネル推定値は、符号化および変調方式を判定するために、かつ空間処理のために使用され得る。チャネル推定値は、UE650によって送信される基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出され得る。次いで、各空間ストリームは、別個の送信機618TXを介して異なるアンテナ620に与えられる。各送信機618TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調する。
UE650において、各受信機654RXは、それのそれぞれのアンテナ652を通じて信号を受信する。各受信機654RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、受信機(RX)プロセッサ656に情報を与える。RXプロセッサ656は、L1レイヤの様々な信号処理機能を実装する。RXプロセッサ656は、UE650に宛てられた任意の空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実行する。複数の空間ストリームがUE650に宛てられた場合、それらはRXプロセッサ656によって単一のOFDMシンボルストリームへと合成され得る。RXプロセッサ656は次いで、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、OFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別々のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボルおよび基準信号は、eNB610によって送信される、可能性が最も高い信号のコンスタレーションポイントを判定することによって、復元され復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器658によって計算されるチャネル推定値に基づき得る。軟判定は、次いで、物理チャネル上でeNB610によって最初に送信されたデータと制御信号とを復元するために復号され、デインターリーブされる。データおよび制御信号は、次いで、コントローラ/プロセッサ659に与えられる。
コントローラ/プロセッサ659はL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサは、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ660と関連付けられ得る。メモリ660はコンピュータ可読媒体と呼ばれ得る。ULでは、制御/プロセッサ659は、コアネットワークからの上位層パケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間での多重化解除と、パケット再統合と、復号と、ヘッダ復元と、制御信号処理とを行う。上位層パケットは、次いで、L2層の上のすべてのプロトコル層を表すデータシンク662に与えられる。また、様々な制御信号がL3処理のためにデータシンク662に与えられ得る。コントローラ/プロセッサ659はまた、HARQ動作をサポートするために肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用した誤り検出を担う。
ULでは、データソース667は、コントローラ/プロセッサ659に上位レイヤパケットを与えるために使用される。データソース667は、L2レイヤの上のすべてのプロトコルレイヤを表す。eNB610によるDL送信に関して説明された機能と同様に、コントローラ/プロセッサ659は、ヘッダ圧縮と、暗号化と、パケットのセグメント化および並べ替えと、eNB610による無線リソース配分に基づいた論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化とを行うことによって、ユーザプレーンおよび制御プレーンのためのL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ659はまた、HARQ動作と、紛失パケットの再送信と、eNB610へのシグナリングとを担う。
eNB610によって送信される基準信号またはフィードバックからチャネル推定器658によって導出されるチャネル推定値は、適切な符号化および変調方式を選択し、空間処理を支援するために、TXプロセッサ668によって使用され得る。TXプロセッサ668によって生成される空間ストリームは、別個の送信機654TXを介して異なるアンテナ652に与えられる。各送信機654TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調する。
UL送信は、UE650における受信機機能に関して説明された方法と同様の方法でeNB610において処理される。各受信機618RXは、それのそれぞれのアンテナ620を通じて信号を受信する。各受信機618RXは、RFキャリア上で変調された情報を復元し、RXプロセッサ670に情報を与える。RXプロセッサ670はL1レイヤを実装し得る。
コントローラ/プロセッサ675はL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ675は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ676と関連付けられ得る。メモリ676はコンピュータ可読媒体と呼ばれ得る。ULでは、制御/プロセッサ675は、UE650からの上位層パケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間での多重化解除と、パケット再統合と、復号と、ヘッダ復元と、制御信号処理とを行う。コントローラ/プロセッサ675からの上位レイヤパケットはコアネットワークに与えられ得る。コントローラ/プロセッサ675はまた、HARQ動作をサポートするためにACKおよび/またはNACKプロトコルを使用した誤り検出を担う。
図7は、Multimedia Broadcast over a Single Frequency Network(MBSFN)中のevolved Multicast Broadcast Multimedia Service(eMBMS)を示す図750である。セル752’中のeNB752は、第1のMBSFNエリアを形成することができ、セル754’中のeNB754は、第2のMBSFNエリアを形成することができる。eNB752、754は、他のMBSFNエリア、たとえば、最高で合計8つのMBSFNエリアと関連付けられ得る。MBSFNエリア内のセルが、予約済みセルに指定され得る。予約済みセルは、マルチキャスト/ブロードキャストコンテンツを与えないが、セル752’、754’に時間同期させられ、MBSFNエリアへの干渉を制限するために、MBSFNリソース上で制限された電力を有する。MBSFNエリア中の各eNBは、同じeMBMS制御情報とデータとを同期的に送信する。各エリアは、ブロードキャストサービスと、マルチキャストサービスと、ユニキャストサービスとをサポートし得る。ユニキャストサービスは、特定のユーザを対象とするサービス、たとえば、音声呼である。マルチキャストサービスは、ユーザのグループによって受信され得るサービス、たとえば、サブスクリプションビデオサービスである。ブロードキャストサービスは、すべてのユーザによって受信され得るサービス、たとえば、ニュースブロードキャストである。図7を参照すると、第1のMBSFNエリアは、特定のニュースブロードキャストをUE770に与えることなどによって、第1のeMBMSブロードキャストサービスをサポートし得る。第2のMBSFNエリアは、異なるニュースブロードキャストをUE760に与えることなどによって、第2のeMBMSブロードキャストサービスをサポートし得る。各MBSFNエリアは、複数の物理マルチキャストチャネル(PMCH)(たとえば、15個のPMCH)をサポートする。各PMCHはマルチキャストチャネル(MCH)に対応する。各MCHは、複数(たとえば、29個)のマルチキャスト論理チャネルを多重化することができる。各MBSFNエリアは、1つのマルチキャスト制御チャネル(MCCH)を有し得る。したがって、1つのMCHは、1つのMCCHと複数のマルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)とを多重化することができ、残りのMCHは複数のMTCHを多重化することができる。
図8は、EPS100に適合する追加の論理ネットワークエンティティを示す図800である。図8では、ブロードキャストマルチキャストサービスセンター(BM−SC)820は、サービスをユーザに提供することを担う機能エンティティである。BM−SCは、コンテンツソース(CS)またはエンコーダ810から、または、EPS100の外部のコンテンツを提供する任意の他のブロードキャスト/マルチキャストソースから到達するeMBMS送信のための入口点として機能する。BM−SC820は、CS/エンコーダ810を含み得る。BM−SC820は、1)MBMSサービスをアクティブにすることを要求している端末に対する認証、2)ブロードキャストセッションおよびマルチキャストセッションのスケジューリングおよび各セッションに対する識別子(たとえば、TMGIおよびセッションID)の割振り、3)セッション開始/停止の始動、4)MBMSデータの完全性と機密性の保護、および5)MBMSセッションの告知を担い得る。
MBMSゲートウェイ(MBMS−GW)830は、eMBMSユーザプレーントラフィックを処理し、特定のサービスを提供するサービスエリア内のすべてのeNBに対応するデータパケットを提供する(たとえば、入来するeMBMSトラフィックをすべてのeNBにブロードキャストすることによって)、エンティティである。MBMS−GW830はまた、セッション開始とセッション停止とを伝えること、およびアクティブなMBMSセッションを有する各端末に対して配信されるブロードキャスト/マルチキャストトラフィックに対する課金情報の収集のような、MBMSセッション管理を実行する。
マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)840は、MBSFNエリアのための制御エンティティである。MCEは、MMEからのセッション開始/停止要求に従って、eMBMSサービスのための無線ベアラを確立/削除することができる。MCEはまた、サービスのための無線リソース配分(たとえば、サービスのためのサブフレーム配分およびMCS)を定義することができる。通常、2つ以上のMCEがMBSFNエリアと関連付けられ得るが、MBSFNエリアに属するすべてのeNBを制御する1つのMCEが存在し得る。MCEは、マルチセルMBMS送信のための時間と周波数のリソースを割り振ることを担う。したがって、MCE840は、無線インターフェース上でスケジューリングを実行する。
図8に示されるように、BM−SC820およびMBMS−GW830は、SGmbインターフェースおよびSGimbインターフェースを介して通信する。SGmbインターフェースは、MBMSセッションの確立および終了においてコンテキストのセットアップと解放とを行うためにMBMSベアラシグナリングをサポートする。SGmbインターフェースはまた、ユーザ関連のシグナリング、たとえば、マルチキャストセッションの認証、またはユーザのセッションへ加入もしくはセッション離脱をサポートする。SGimbインターフェースは、MBMSトラフィックプレーンをサポートする。
MBMS−GW830は、M1インターフェースを介してeNB106と通信する。M1インターフェースはまた、MBMSトラフィックプレーンをサポートし、マルチキャストプロトコルを利用して、データパケットをeNB106に配信する。MBMS−GW830はまた、Smインターフェースを介してMME112と通信する。Smインターフェースは、MBMS GW830とMME112との間の制御プレーンのための基準点である。MME112は、M3インターフェースを介してMCE840と通信する。M3インターフェースは、たとえばセッション開始および終了のために、MBMSセッション制御シグナリングをサポートする。MCE840は、M2インターフェースを介してeNB106と通信し、無線構成情報をeNB106に提供する。
現在、セッションに対する最大ビットレート(MBR)は、E−UTRANを通じたeMBMSに対する保証ビットレート(GBR)と等しく設定され得る。たとえば、各セッションに対して、BM−SCは、quality of service(QoS)クラス識別子(QCI)と配分/保持優先度(ARP)とを含むQoS情報を送信し、MBMS−GWに対してMBR=GBRであると規定する。MCEは、セッションQoSごとに統合帯域幅を決定し、セッションQoSに基づいて、どのMTCHが、セッションのためのどのMCH上で一緒にグループ化されるかを決める。
したがって、帯域幅の配分は固定され、たとえば、各MBMSサービスは一定の帯域幅を利用し、ストリームは定ビットレート(CBR)で通信される。また、MBRをセッションに対するGBRと等しく設定することは、セッション更新に対するQoSがセッション開始に対するQoSと同じままである場合、変更されなくてよい。
しかしながら、固定されたビットレートによる設計は非効率的であり得る。たとえば、ビデオ信号のようないくつかのコンテンツストリームは元来、可変ビットレートを有する。ネットワークがより多くの利用可能なリソースを有する場合、ビデオ信号により多くの帯域幅を割り振り、より高品質の信号を提供することが望ましいことがある。その上、ビデオ信号のヘテロジニアスな性質を仮定すると、符号化するのが難しいビデオの部分はより高いビットレートを必要とすることがあり、かつ符号化するのがより易しいビデオの部分はより低いビットレートを必要とすることがある。また、異なるコンテンツソースは通常、それぞれの帯域幅を同時には完全に利用しない(たとえば、いくつかのソースからの統合された帯域幅は通常、いくつかのソースに割り振られる全体の帯域幅より少ない)。
したがって、固定された帯域幅を使用するQoS方式は、より効率的な可変レートがBM−SCまたはコンテンツソース/エンコーダから送信され得ないので、不利であり得る。したがって、MBMS品質が最適化されないことがあり、ネットワークリソースの使用がより非効率的になることがある。
ある態様では、各MBMSサービスに対する可変の帯域幅の配分を可能にする、QoS方式が提供される。具体的には、可変ビットレートは、MBMSサービスに動的に割り振られ得る。このことは、ネットワークが、ユニキャストサービスとマルチキャストサービスとの間でのリソース配分を最適化することを可能にし得る。たとえば、BM−SC/コンテンツソースが、GBRでマルチキャストサービスを提供し、その後、ユニキャストサービスに対するリソースが完全に利用されていないことをeNB/MCEからのフィードバックを介して学習する場合、ネットワークは、マルチキャストサービスを、最高で許容されるMBRであるGBRよりも大きいレートにするために、ビットレートを調整することができる。動的な配分の準備が以下で説明される。
各eMBMSセッションに対して、BM−SCは、GBR以上であるがMBR以下であるビットレートを可能にするQoSを規定する。これは、SGmbインターフェース、Smインターフェース、およびM3インターフェースのような、様々なインターフェースを通じたシグナリングを介して達成され得る。また、BM−SCは、たとえば、コンテンツソース/エンコーダがより高品質のサービスを届けるためにより高い送信ビットレートを望む場合などに、コンテンツソース/エンコーダの帯域幅の需要に適合するように、セッション更新要求メッセージ中でQoSを調整することができる。eNBのリソース利用に基づいて、eNBは、フィードバック(たとえば、報告)をMCEに送信して、より高いまたは低いビットレートを要求することができる。
MCEは、すべてのeNBからの報告を集約(consolidate)して、1つまたは複数の既存のMBMSセッションのためのMBMSセッションレートの向上を要求するかまたは低減を要求するかを判定することができる。MBMSセッションレートの向上を要求するかまたは低減を要求するかの判断は、追加のMBMSセッションがセットアップされることになるかどうか、および/または異なるサービス間の優先度の設定に基づき得る。
BM−SCは、MBSFNエリア中のすべてのMCEからの報告を集約し、dynamic adaptive streaming over HTTP(DASH)またはリアルタイムトランスポートプロトコル(RTP)を介して、ブロードキャストストリーミングのために使用されるべきレートを決定することができる。BM−SCとコンテンツソース/エンコーダとの間のインターフェースは、既存のインターフェースを、DASH規格、または、フィードバックを伴うRTPオーディオビジュアルプロファイル中のコーデック制御メッセージにおいて規定されるものとして利用する。
図9は、MBMSの動的な可変レートの配分の例を示す図900である。ステップ910において、BM−SCのようなネットワークサービスセンターが、MBMS Session Start RequestをMBMS−GWに送信することによって、MBMSセッションを確立して、一時モバイルグループ識別情報(TMGI)、QCI、MBR、GBR、ARPなどのような、セッション属性を提供する。ここで、MBRは、GBRよりも大きく設定されることが許可される。加えて、QoSの要件がコンテンツソース/エンコーダによって変更される場合、BM−SCはまた、MBMS Session Update RequestをMBMS−GWに送信して、MBRおよびGBRの値を変更する。MBMS Session Start RequestおよびMBMS Session Update Requestはまた、コンテンツソース/エンコーダから送信されるビットレートのリストを含み得る。ビットレートのリストは、コンテンツソース/エンコーダがサポートすることが可能な特定のビットレートを特定することができる。
ステップ920において、MCEのようなネットワーク協調エンティティは、セッションのためのGBRおよびMBRの範囲内のネットワークリソースを、MBSFNエリア中のすべての基地局(たとえば、eNB)に割り振る。具体的には、MCEは、コンテンツソース/エンコーダによってサポートされることが可能な、挙げられたビットレートのうちの1つに基づいてリソースを割り振ることができる。ネットワークリソースは、無線リソースおよび/またはバックホールリソースを含み得る。配分は、現在のリソースの利用可能性に基づく。したがって、追加のリソースが各セッションに対してGBRを超えるサービスを提供するために利用可能ではない場合、MCEは、各セッションに対してGBRにおけるリソース配分を保証するだけであり得る。しかしながら、追加のリソースが利用可能である場合、MCEは、たとえば、セッションの優先度に基づいて、より多くのリソースを1つまたは複数のセッションに割り振り、1つまたは複数のセッションのレートを向上させることができ、しかしそのレートはMBRを上回らない。
ステップ930において、MBMS−GWは、SYNCプロトコルを介してMBMSデータをブロードキャストする。同じMBSFNエリア内のすべてのeNBは、MBMSデータをバッファリングし、無線インターフェースを通じて同時に同じデータを送信する。
ある態様では、Operations,Administration,and Maintenance(OA&M)が、MBSFNサブフレームのために使用される最大の容量を設定することができる。MBMSパケットがMBSFNサブフレームの間に送信されることがない場合、MBSFNサブフレームがユニキャストチャネルのために使用され得る。MCEおよびMMEは、互いに協調して、MBMSとユニキャストとの間でリソースを動的に割り振ることができる。その上、QCIおよびARPは、リソース配分とアドミッション制御とを決定するために使用され得る。
ステップ940において、1つまたは複数のeNBは、より高いビットレートまたは低いビットレートを要求するために、レート適合要求をMCEに送信すると決めることができる。たとえば、eNBは、MBMSセッションのためのデータを搬送するために2つのサブフレームを使用していてよく、MBMSデータを搬送するために利用可能な2つの追加のサブフレームを有していてよい。eNBは、現在のレートの200%に等しいビットレートで、レート適合要求をMCEに送信することができる。別のeNBは、現在のレートの150%に等しい新たなレートに対する要求を送信することができる。別の例では、eNBは、コンテンツソース/エンコーダによってサポートされることが可能な挙げられたビットレートのうちの1つの中のレートを具体的に要求するために、レート適合要求を送信することができる。
あるいは、レート適合要求は、現在のMBMSの負荷、たとえば、バッファがほとんど満たされているかまたはほとんど空であるかなどに基づいてよく、かつ/または、ユニキャストの負荷、たとえば、eNBがピーク期間に動作しているかどうかなどに基づいてよい。具体的には、eNBは、バッファが満たされている、または空であると予測することができる。したがって、eNBはまた、満たされたまたは空のバッファ状態を予測すると、より低いまたは高いビットレートを要求するために、レート適合要求をMCEに送信することができる。レート適合要求はまた、eNBの負荷条件(たとえば、ユニキャストトラフィックの量または処理されているMBMSセッションの数)に基づいて、現在のレートを上げるためにリソースが利用可能であること、または、現在のレートを維持するためのリソースが不足していることに基づき得る。
ステップ950において、MCEは、事業者の設定可能なタイマーによって設定された期間のような所定の期間内にeNBから受信されたフィードバック(すなわち、レート適合要求)を集約する。eNBから受信されたレート適合要求に基づいて、MCEは最小ビットレート(Rmin)を決定する。たとえば、すべてのeNBがレートの向上を要求している場合、MCEは、Rminをレート要求の最小値に設定することができる。いずれかのeNBがレートの低減を要求する場合、MCEは、Rminを要求されたレート低減に設定することができる。MCEはまた、既存のセッションのためのネットワークリソース割当てを減らすことによってより多くのセッションを認めるかどうかを判定することができる。ある態様では、MCEは、コンテンツソース/エンコーダによってサポートされることが可能なビットレートのリストに含まれる、要求されたレートの最小値にRminを設定することができる。
ステップ960において、MCEは、MMEおよびMBMS−GWを介して、Rminを含む集約されたレート適合要求をBM−SCに送信することができる。ステップ970において、BM−SCは、事業者の設定可能なタイマーによって設定された期間のような所定の期間内に受信されたすべてのMCEからのフィードバック(すなわち、Rminを含む集約されたレート適合要求)を集約する。集約されたレート適合要求に基づいて、BM−SCは、集約された最小ビットレートR’minを決定することができる。BM−SCはまた、異なるMCEから報告されたRmin値が大きく変化する場合、たとえば、Rmin値が30%を超えて異なるときなどに、異なるセッションが各MCEに対して必要かどうかを判定することができる。
たとえば、GBRが500kbpsに等しく、MBRが900kbpsに等しいと仮定する。その上、第1のMCE(MCE1)は、MCE1のレート適合のもとですべてのeNBからのフィードバックを集約することによって決定された、600kbpsという第1の最小ビットレート(R1min)を要求する。第2のMCE(MCE2)は、MCE2のレート適合のもとですべてのeNBからのフィードバックを集約することによって決定された、700kbpsという第2の最小ビットレート(R2min)を要求する。したがって、MCE1およびMCE2からの要求に基づいて、BM−SCは、集約された最小ビットレートR’minを600kbpsに決定することができ、データレートが決定されたR’minに等しいことを確実にするために、コンテンツソース/エンコーダに要求を送信することができる。
別の例では、MCE1は、600kbpsというR1minを要求することができ、MCE2は、900kbpsというR2minを要求する。ここで、BM−SCは、MCE1およびMCE2から報告されたRmin値が、ある量よりも大きく変化する(たとえば、30%を超えて異なる)と判定することができ、したがって、各MCEにおいて負荷を処理するために2つのセッションが使用されるべきであると判断することができる。したがって、BM−SCは、2つの異なるセッションを作成することができ、1つのセッションは600kbpsのビットレートにあるMCE1のためのものであり、かつ第2のセッションは900kbpsのビットレートにあるMCE2のためのものである。したがって、MCE2はより多くのリソースをMBMSサービスに割り振られているので、MCE2はより高いビットレートを与えられる。
ステップ980において、DASHがビデオストリーミングのために使用される場合、BM−SCは、R’min以下かつGBR以上のレートで符号化されたメディアに対するDASH要求へと、R’minを直接変換する。RTPがビデオストリーミングのために使用される場合、BM−SCは、最小の一時最大メディアストリームビットレート要求(TMMBR:temporary maximum media stream bit rate request)を決定し、それをコンテンツソース/エンコーダに直接送信することができる。BM−SCは、コンテンツソース/エンコーダが提供することが可能なビットレートの知識を有し得る。したがって、レート調整要求をコンテンツソース/エンコーダに送信するとき、BM−SCは、R’min以下のビットレートを選択することができる。
ステップ985において、BM−SCは、コンテンツソース/エンコーダからレート適合要求Acknowledgement(ACK)を受信し、MBMS−GWおよびMMEを介してACKをMCEに送信することができる。ステップ990において、BM−SCからACKを受信すると、MCEは、MBMSスケジューリング情報をeNBに送信する。その後、ステップ995において、eNBは、次のMCCH調整期間にMCCH通知メッセージをUEに送信することによって、レート適合をUEに知らせる。
ある態様では、コンテンツソース/エンコーダは、コンテンツがより高いまたは低いビットレートで送信されることを望み得る。したがって、コンテンツソース/エンコーダは、コンテンツ送信のためのより高いビットレートまたは低いビットレートを要求するために、レート適合要求をBM−SCに送信することができる。
ブロードキャスト/マルチキャストサービスのための効率的な可変レートを提供するためのさらなる詳細が、以下で説明される。この説明では、ネットワークエンティティeNB、MCE、およびBM−SCが特に説明される。しかしながら、eNBは基地局、アクセスポイント、または他の同様のネットワークエンティティであってよく、MCEはネットワーク協調エンティティまたは他の同様のネットワークエンティティであってよく、かつBM−SCはネットワークサービスセンターまたは他の同様のネットワークエンティティであってよい。ある態様では、BM−SCは、GBRに等しいMBRをMCEに送信する。MCEは次いで、BM−SCから送信された各セッションのMBRに基づいて、MBSFNエリア中のすべてのeNBにネットワークリソースを割り振る。eNBは次いで、MBMS−GWからのSYNC−PDUに基づいて、MCHスケジューリング情報(MSI)をスケジューリングする。SYNC−PDUは、同期シーケンスの開始時間を示すタイムスタンプを含み、かつMBSFNエリア中のすべてのeNBに対して同一である。MBMSデータがこのサブフレームの間に送信されない場合、または、リソースがMBMSのためにもはや使用されていない場合、eNBは、ユニキャスト通信のためにMBSFNネットワークリソースを使用することができる。
さらなる態様では、BM−SCは、要求されたMBRとGBRとをMCEに送信する。MCEは次いで、BM−SCから受信された各セッションのMBRおよびGBRに基づいて、MBSFNエリア中のすべてのeNBにネットワークリソースを割り振る。eNBが、SYNCプロトコルを介してMBMS−GWから来るデータが少なくなったことを観測し、余剰のMBMSリソースがセッションのために利用可能であることを認識すると、eNBは、そのような認識をMCEに通知することができる。ここで、MBSFNエリア内のすべてのeNBが同じSYNC−PDUを受信するので、1つのeNBからの単一の報告が、MBSFNエリア内のすべてのeNBの観測を代表するのに十分である。したがって、eNBからの報告に基づいて、MCEは、既存のセッションのためのネットワークリソースの割当てを、たとえば、最低でGBRまで減らすことによって、より多くのMBMSセッションを許可することができる。同様に、eNBが、SYNCプロトコルを介してMBMS−GWから来るデータがより多くなったことを観測し、物理的な送信レートが超えられたことを認識すると、eNBはMCEに通知する。eNBからの報告に基づいて、MCEは、利用可能であれば、たとえば最高でMBRの、より多くのネットワークリソースをeNBに割り振り、または、ネットワークリソースが利用可能ではない場合、最低でGBRのより少ないネットワークリソースをeNBに割り振ることができる。すべてのeNBが同一の波形を送信するので、この配分は、セッション中のすべてのeNBに提供され得る。
別の態様では、MCEは、GBRよりも高いレートで開始する各セッションに対して、MBSFNエリア中のすべてのeNBにネットワークリソースを割り振る。その後、MCEは、イベントが発生すると、リソース配分を既存のセッションのGBRへと減らすことができる。たとえば、MCEが新たなセッションをスケジューリングすることを決めると、イベントは発生し得る。別の例では、MBSFNエリア中の1つまたは複数のeNBが大量のユニキャストトラフィックを有し、GBRよりも高いビットレートを維持するためのリソースが利用可能ではないことを示す場合、イベントは発生し得る。
MCEがリソース配分を減らす例は、次の通りである。ユニキャストトラフィックとMBMSトラフィックの両方をサービスするための全体の帯域幅が、16000kbpsであると仮定する。その上、各々の送信されるセッションは次の属性を有する。すなわち、MBRは800kbpsに等しく、GBRは500kbpsに等しく、最高のMBMS使用率は40%である。したがって、MCEは、ユニキャストトラフィックの変動に対応するために、MBMSの使用率が、たとえば25%と40%の間で変動することを許容し得る。たとえば、8個のMBMSセッションが現在ビットレートMBRで送信されている(たとえば、MBMS使用率が、8セッション×800kbps/16000kbps=40%である)場合、MCEは、ビットレートをGBR(500kbps)へと調整することによって、同数のセッションを維持することができ、これにより、25%(たとえば、8セッション×500kbps/16000kbps=0.25(25%))という低下したMBSFN使用率が生じる。あるいは、MCEは、送信されるセッションの数とは無関係に、MBSFNの使用率を25%へと下げることを決めることができる。たとえば、ビットレートがGBR(500kbps)に調整される場合、全体で8個のMBMSセッションが許容され得る(たとえば、0.25×16000kbps/500kbps=8セッション)。別の例では、ビットレートがMBR(800kbps)に調整される場合、全体で5個のMBMSセッションが許容され得る(たとえば、0.25×16000kbps/800kbps=5セッション)。
MCEがリソース配分を減らすことに加えて、MCEはまた、eNBがGBRに等しいレートを維持することが不可能である場合(たとえば、レートがGBRに調整され、MBSFNエリア中の1つまたは複数のeNBがさらなるレートの低減を要求する場合)、eNBがどのようにデータパケットを破棄するかを制御することができる。MCEは、パケット破棄アルゴリズムを示すパケット破棄規則を、eNBにシグナリングすることができる。特に、すべてのeNBが、MBSFN送信を保証するために同じパケット破棄規則に従う。破棄アルゴリズムの例は、MBSFNエリア識別情報(ID)に基づくランダムな破棄と、均一の破棄とを含む。ランダムな破棄では、MBSFNエリアIDが、破棄パターンである擬似ノイズ(PN)シーケンスを生成するためのランダムシードとして使用される。均一の破棄では、10個の追加のパケットごとに最初のパケットが破棄される。MBSFNエリア中のすべてのeNBが、GBRより高い、またはMBRに等しいビットレートを維持するためのリソースが利用可能であることをMCEに示す場合、MCEは、パケット破棄を減らすための、または止めるための信号をeNBに送信することができる。
さらなる態様では、BM−SCにおけるビットレート適合は、MCEフィードバックに基づき得る。最初に、BM−SCは、セッション開始手順を通じて、MBRパラメータおよびGBRパラメータに加えて、たとえばレートベースの、またはバッファベースの適合アルゴリズムをMCEに示すことができる。あるいは、ネットワーク(たとえば、BM−SCおよびMCE/MME)は、OA&Mを介して、適合アルゴリズムによって事前に構成され得る。
MCEは、BM−SCから示されたMBRおよびGBRに基づいて、各セッションに対してネットワークリソースを割り振る。その後、追加のリソースが利用可能であることをeNBからのフィードバックに基づいてMCEが認識すると、MCEは、より優先度の高いセッションに対して、より多くの、しかしMBRより多くはないリソースを割り振ることを開始する。MCEは、リソース配分の調整をBM−SCに通知する。MCEはまた、各々のMCCH調整期間の境界において、MCCHを介して調整をeNBに通知する。より少ないリソースが利用可能であることをeNBからのフィードバックに基づいてMCEが認識すると、MCEは、より優先度の低いセッションに対して、GBRを下回らない程度に、リソースの割振りを取り消すことを開始する。やはり、MCEは、リソース配分の調整をBM−SCに通知する。さらに、eNBはまた、各々のMCCH調整期間の境界において、MCCHを介して調整を通知される。したがって、MCEがより多くのリソースをより優先度の高いセッションに割り振るか、またはより優先度の低いセッションに対するリソースの割振りを取り消すかにかかわらず、BM−SCは、MCEからのフィードバックに基づいて調整されたビットレートでパケットを生成するように、コンテンツソース/エンコーダにシグナリングすることができる。
ある態様では、eNB/MCEとBM−SCとの間で交換されるレート適合メッセージのタイプは、BM−SCとコンテンツソース/エンコーダとの間のトランスポートプロトコルに依存する。BM−SCとコンテンツソース/エンコーダとの間のトランスポートプロトコルの例は、DASHプロトコルである。DASHがトランスポートプロトコルとして使用される場合、eNB/MCEは、使用されるべき新たなレートRを決定し、RをBM−SCにシグナリングする。BM−SCは次いで、MBSFNエリア中のすべてのeNB/MCEの中から要求される最小のレート(Rmin)を決定し、GBR≦Rmin≦MBRである。その上、BM−SCは、Rmin以下かつGBR以上のレートで符号化されたメディアに対するDASH要求へと、Rminを直接変換する。
あるいは、DASHがトランスポートプロトコルとして使用される場合、eNB/MCEは、バッファステータスSをBM−SCに送信して、レート適合を要求する。バッファステータスSは、バッファ中に残されたデータの量、バッファ中の最新のデータのタイムスタンプ、または、バッファのオーバーフローが発生する前にバッファに残された空間の量などのような、バッファ状態に関する1つまたは複数のパラメータを含み得る。BM−SCは、頻繁なメッセージングを介して、バッファステータスに関して最新の状態に保たれ得る。したがって、BM−SCは、どのeNBバッファがeNB/MCEから受信された様々な報告の中で最も危機的な状態かを判定することができる。また、BM−SCは、バッファステータスSに基づいて、コンテンツソース/エンコーダからどのメディア符号化を要求すべきかを決定するための、DASHクライアントと同様のアルゴリズムを有し得る。シグナリングの量を減らすために、eNB/MCEは、レート適合が緊急である場合、たとえば、バッファ占有率が低すぎる場合または高すぎる場合などにのみ、バッファステータスSを送信することができる。バッファ占有率が低すぎるかまたは高すぎるかは、OA&Mを介して事業者によって判定され得る。たとえば、バッファ占有率がバッファ全体の4分の1以下である場合、バッファ占有率は低すぎると見なされてよく、かつバッファ占有率がバッファ全体の4分の3以上である場合、バッファ占有率は高すぎると見なされてよい。
BM−SCとコンテンツソース/エンコーダとの間のトランスポートプロトコルの別の例は、RTPである。RTPがトランスポートプロトコルとして使用される場合、eNB/MCEは、使用されるべき新たなレートRを決定することができ、RをBM−SCにシグナリングする。BM−SCは次いで、MBSFNエリア中のすべてのeNB/MCEの中から最低のTMMBR要求を決定し、最低のTMMBRをコンテンツソース/エンコーダに直接送信する。
あるいは、RTPがトランスポートプロトコルとして使用される場合、eNB/MCEは、Next Application Data Unit(NADU)アプリケーション固有メッセージ(APP)パケットをBM−SCに送信して、レート適合を要求することができる。BM−SCは、NADU APPパケットをeNB/MCEから時間とともに頻繁に受信することによって、バッファステータスに関して最新の状態に保たれ得る。したがって、BM−SCは、どのeNBバッファがeNB/MCEから受信された様々な報告の中で最も危機的な状態かを判定することができる。また、BM−SCは、最も危機的な状態にあるバッファのNADU APPパケットを転送する。シグナリングの量を減らすために、eNB/MCEは、レート適合が緊急である場合、たとえば、バッファ占有率が低すぎる(たとえば、下の閾値を下回る)場合、または高すぎる(たとえば、上の閾値を上回る)場合などにのみ、バッファステータスSを送信することができる。前に述べられたように、バッファ占有率が低すぎるかまたは高すぎるかは、OA&Mを介して事業者によって判定され得る。たとえば、バッファ占有率がバッファ全体の4分の1以下である場合、バッファ占有率は低すぎると見なされてよく、かつバッファ占有率がバッファ全体の4分の3以上である場合、バッファ占有率は高すぎると見なされてよい。
ある態様では、eNB/MCEとBM−SC/コンテンツソースとの間で通信されるフィードバックメッセージのタイプは、事前に構成され得る。たとえば、モバイルネットワーク事業者(MNO)およびコンテンツソース/エンコーダは、配信プロトコル(たとえば、DASHまたはRTP)およびレートシグナリングフィードバック(たとえば、HTTP GET、TMMBR、またはNADU APPパケット)に同意し得る。したがって、MNOは、eNB/MCEとBM−SC/コンテンツソースとの間で使用されるべき適切なメッセージタイプを準備する。
さらなる態様では、eNB/MCEとBM−SC/コンテンツソースとの間で通信されるフィードバックメッセージのタイプは、コンテンツのブロードキャストの前に取り決められ得る。たとえば、BM−SCは、コンテンツソース/エンコーダによってサポートされるトランスポートメッセージおよびフィードバックメッセージのタイプを決定する。media presentation description(MPD)が利用可能であることに基づいて、BM−SCはDASHを選択することができる。したがって、BM−SCは、フィードバックタイプとしてレート情報を使用するかまたはバッファステータスを使用するかを決定することができる。あるいは、セッション記述プロトコル(SDP)に基づいて、BM−SCはRTPを選択することができる。したがって、BM−SCは、TMMBRに関連する属性がSDP中に存在する場合、フィードバックタイプとしてTMMBRを使用することを取り決めることができる。BM−SCはまた、NADU APPパケットに関連する属性がSDP中に存在する場合、フィードバックタイプとしてNADU APPパケットを使用することを取り決めることができる。したがって、BM−SCは、BM−SCからMCEに送信される新たなメッセージにおいてどのフィードバックメッセージタイプを使用するかを、MCE/eNBに示すことができる。
別の態様では、E−UTRANからBM−SCへのシグナリング/フィードバックを最小限にするために、MCEは、eNBからのフィードバックを集約し、集約されたフィードバックをBM−SCに送信することができる。MCEは、MBMSに対するバッファ閾値またはレート閾値のような、eNBによって報告される必要のある閾値を規定することができる。たとえば、バッファベースの報告のために、MCEは、バッファ占有率がバッファ全体の4分の1以下である場合、またはバッファ占有率がバッファ全体の4分の3以上である場合に報告するように、eNBに求めることができる。レートベースの報告では、MBRが800kbpsに等しく、かつGBRが500kbpsであると仮定すると、MCEは、レート変更の段差が少なくとも100kbpsである場合に報告するように、eNBに求めることができる。たとえば、eNBは、現在のレートが500kbpsであり、600kbpsのレートが要求されることをeNBにおいて利用可能なリソースが許容する場合に、報告することができる。
しかしながら、eNBとBM−SCとの間の距離により、異なるeNBが異なる時間において報告することがある。したがって、MCEは、設定された時間の間、受信された報告を保留し、報告を集約し、集約された報告に基づいてレート適合要求をBM−SCに送信することができる。MCEはまた、最も近いeNBである可能性が最も高いeNBから受信された第1の報告を使用して、レート適合要求をBM−SCに送信することができる。
ある態様では、ユニキャスト通信とMBMS通信との間の協調は、フィードバックメッセージを送信することに関して考慮される。たとえば、eNB、MCE、およびMMEは、フィードバックをBM−SCに送信する前に、互いに協調することができる。したがって、MMEがMCEからレート適合要求を受信すると、MMEはまた、ユニキャストリソース配分ステータスを考慮して、要求をBM−SCに送信する前にレート適合要求を調整することができる。
別の例では、eNBは、フィードバックをMCEに送信する前に、現在のサービス(たとえば、負荷)のために使用されるユニキャストリソースとMBMSリソースの両方を考慮することによって、利用可能なMBMSリソースを決定することができる。ここで、たとえばオフピーク時間の間に、少数のUEがユニキャストチャネルを要求する場合、低いユニキャスト負荷が発生し得る。ユニキャストチャネルに対して割り振られるリソースが、たとえばピーク時間においてほぼ使い果たされている間に、多数のUEがユニキャストチャネルを要求する場合、高いユニキャスト負荷が発生し得る。追加のMBMSセッションが要求されず、MBMSに対して割り振られるリソースが使い果たされず、したがって、MBMSがMBRに近いより高いレートを使用して提供され得る場合、低いMBMS負荷が発生し得る。追加のMBMSセッションが要求され、MBMSに対して割り振られるリソースがほぼ使い果たされ、したがって、MBMSセッションがGBRに近いより低いレートを使用して提供され得る場合、高いMBMS負荷が発生し得る。特に、ネットワークリソースは、両方の負荷の状態に基づいて、ユニキャストサービスとMBMSサービスとの間で動的に割り振られ得る。
ユニキャスト負荷が高く、MBMSサービスがGBRを上回るレートでリソースを使用する場合、eNBは、フィードバックを介してMBMSサービスに対するより低いビットレートを要求して、MBMSサービスレートを最低でGBRまで下げることができる。ユニキャスト負荷が高く、MBMSサービスがGBRを上回るレートでリソースを使用する場合、eNBはフィードバックを送信しなくてよい。ユニキャスト負荷が低くMBMS負荷が低い場合、eNBは、BM−SCが、追加のMBMSサービスを追加すること、またはセッションレートをGBRからMBRを超えないより高いレートへと上げることを可能にするために、フィードバックを送信することができる。ユニキャスト負荷が低く、MBMS負荷が高く、MBMSサービスがGBRを上回るレートでリソースを使用している場合、eNBは、BM−SCが、MBMSサービスレートをGBRに下げ、追加のMBMSサービスを追加することを可能にするために、フィードバックを送信することができる。
ユニキャスト負荷およびMBMS負荷は、無線リソースおよびバッファリソースの利用率に基づいて計算され得る。無線利用率は、所与の期間Tにおける全体の利用可能な無線リソースに対する、使用される無線リソースの平均値に等しい。バッファ利用率は、所与の期間Tにおける全体の利用可能なバッファサイズに対する、使用される平均のバッファサイズに等しい。したがって、平均の無線利用率および平均のバッファ利用率が閾値を超える場合、高負荷であると見なされる。
図10は、ビットレートに基づいてネットワークリソースを割り振るためのワイヤレス通信の方法のフローチャート1000である。本方法はMCEによって実行され得る。
ステップ1002において、MCEは、BM−SCから少なくとも1つのビットレートを受信する。具体的には、少なくとも1つのビットレートは最大ビットレート(MBR)であり、MBRは保証ビットレート(GBR)に等しい。その上、少なくとも1つのビットレートは、たとえば、コンテンツソース/エンコーダからのコンテンツに基づいて、MBMSセッション更新要求を介して、MBMSセッションの開始の後に更新され得る。
ステップ1004において、MCEは、少なくとも1つのビットレートに基づいて、ネットワークリソースを割り振る。ネットワークリソース配分は、たとえば、MBMS−GWを通じて、かつSYNCプロトコルを介して、BM−SCからデータを受信するために、MBSFNエリア中のすべてのeNBによって使用されることになる。
ステップ1006において、MCEは、MBSFNエリア中のすべてのeNBにネットワークリソース配分を知らせる。リソース配分を受信すると、eNBは、BM−SCからどのようなビットレートでデータが受信されるかを知り、その後、そのビットレートでデータを受信することを開始できる。特に、ネットワークリソースがMBMSのために使用されない場合、リソースは、ユニキャストサービスのために使用され得る。
図11は、eNBがリソース利用率についてのフィードバックを提供したときにネットワークリソース配分を調整するためのワイヤレス通信の方法のフローチャート1100である。本方法はMCEによって実行され得る。
ステップ1102において、MCEは、BM−SCから要求された2つのビットレート値を受信する。2つのビットレート値は、MBRおよびGBRであり得る。ビットレート値は、たとえば、コンテンツソース/エンコーダからのコンテンツに基づいて、MBMSセッション更新要求を介して、MBMSセッションの開始の後に更新され得る。
ステップ1104において、MCEは、MBRとGBRとの間で要求されるビットレートに基づいて、セッションに対するネットワークリソースを割り振る。したがって、ネットワークリソース配分は、たとえば、MBMS−GWを通じて、かつSYNCプロトコルを介して、BM−SCからデータを受信するために、MBSFNエリア中のすべてのeNBによって使用される。
ステップ1106において、MCEは、MBSFNエリア中のすべてのeNBにネットワークリソース配分を知らせる。リソース配分を受信すると、eNBは、BM−SCからどのようなビットレートでデータが受信されるかを知り、その後、そのビットレートでデータを受信することを開始できる。
ステップ1108において、MCEは、割り振られたネットワークリソースを介して少なくとも1つのeNBによって受信されているデータの量の変化を示すステータス情報を、MBSFNエリア中の少なくとも1つのeNBから受信する。たとえば、ステータス情報は、eNBバッファステータス(たとえば、eNBバッファがほぼ空であるまたはほぼ満たされている)を示すことができ、または、eNBが利用可能な余剰のリソースを有すること、または追加のリソースを必要とすることを示すことができる。eNBは、データが受信される現在のビットレートを調整する目的でステータス情報を提供できるので、受信されたステータス情報は、レート適合要求とも呼ばれ得る。
ステップ1110において、MCEは、少なくとも1つのeNBが減少した量のデータを受信することを、受信されたステータス情報が示すかどうかを判定する。MCEは、その判定を使用して、現在のビットレートが調整されるべきかどうかを判断するための情報をBM−SCに提供することができる。BM−SCが現在のビットレートを調整することを決めると、BM−SCは、コンテンツソース/エンコーダと、調整されたビットレートを取り決めることができる。その後、コンテンツソース/エンコーダは、調整されたビットレート(または、コンテンツソース/エンコーダによって提供されることが可能な最大ビットレート)でデータを提供することができる。BM−SCは次いで、調整されたビットレートをMCEに知らせることができ、それに従ってMCEがリソース配分を調整することを可能にする。たとえば、eNBを通るトラフィックが少ない場合、MCEは、より少ないリソースをeNBに投じて、他のより優先度の高いセッションへの配分のために予備のリソースを使用すること、または、追加の新たなセッションを許可することを決めることができる。
ステップ1112において、少なくとも1つのeNBが減少した量のデータを受信すること(たとえば、eNBバッファがほぼ空であること、またはeNBが追加のリソースを有すること)を受信されたステータス情報が示す場合、MCEは、割り振られるネットワークリソースの量を減らすことに進む。
ステップ1114において、MCEは、少なくとも1つのeNBが増加した量のデータを受信することを、受信されたステータス情報が示すかどうかを判定する。やはり、MCEは、その判定を使用して、現在のビットレートが調整されるべきかどうかを判断するための情報をBM−SCに提供することができる。BM−SCが現在のビットレートを調整することを決めると、BM−SCは、コンテンツソース/エンコーダと、調整されたビットレートを取り決めることができる。その後、コンテンツソース/エンコーダは、調整されたビットレート(または、コンテンツソース/エンコーダによって提供されることが可能な最大ビットレート)でデータを提供することができる。BM−SCは次いで、調整されたビットレートをMCEに知らせることができ、それに従ってMCEがリソース配分を調整することを可能にする。別の例では、eNBを通るトラフィックが多い場合、MCEは、eNBがより高品質の信号を送れるように、より多くのリソースをeNBに投じることを決めることができる。
ステップ1116において、少なくとも1つのeNBが増加した量のデータを受信すること(たとえば、eNBバッファがほぼ満たされていること、またはeNBが追加のリソースを必要とすること)を受信されたステータス情報が示す場合、MCEは、割り振られるネットワークリソースの量を増やすことに進む。具体的には、MCEは、最高で、BM−SCによって許容される最大値であるMBRまで、割り振られるネットワークリソースの量を増やす。すなわち、増加した量の割り振られたネットワークリソースは、MBR以下であり得るが、MBRより大きくない。
図12は、ネットワークリソース配分を調整するためのワイヤレス通信の方法のフローチャート1200である。本方法はMCEによって実行され得る。
ステップ1202において、MCEは、BM−SCから2つのビットレート値を受信する。具体的には、2つのビットレート値は、MBRおよびGBRである。ビットレート値は、たとえば、コンテンツソース/エンコーダからのコンテンツに基づいて、MBMSセッション更新要求を介して、MBMSセッションの開始の後に更新され得る。
ステップ1204において、MCEは、GBRより高いビットレートに基づいて、ネットワークリソースを割り振る。したがって、ネットワークリソース配分は、たとえば、MBMS−GWを通じて、かつSYNCプロトコルを介して、GBRより高いビットレートで、BM−SCから受信されたデータを処理するために、MBSFNエリア中のすべてのeNBによって使用される。
ステップ1206において、MCEは、MBSFNエリア中のすべてのeNBにネットワークリソース配分を知らせる。リソース配分を受信すると、eNBは、BM−SCからどのようなビットレートでデータが受信されるかを知り、その後、そのビットレートでデータを受信することを開始できる。
ステップ1208において、MCEは、特定のイベントが発生したかどうかを判定する。イベントの発生に基づいて、MCEは、現在のビットレートが調整される必要があると判定することができ、現在のビットレートを調整するためにレート適合要求をBM−SCに送信する。たとえば、現在のビットレートを維持するためのネットワークリソースが利用不可能であることを示す情報を、MCEがMBSFNエリア中の少なくとも1つのeNBから受信する場合、MCEは、レート適合要求をBM−SCに送信することができ、BM−SCは、その少なくとも1つのeNBがGBRを満たすように、現在のビットレートを調整することを決めることができる。別の例では、MCEは、新たなセッションがスケジューリングされることを許可すると、決定することができる。したがって、リソースが新たなセッションに対して割り振られる必要があるので、MCEは、レート適合要求をBM−SCに送信することができ、BM−SCは、新たなセッションのためにリソースを空けるために、既存のセッションに対する現在のビットレートを調整すると決めることができる。
ステップ1210において、イベントが発生すると(たとえば、現在のビットレートを維持するために利用可能なリソースがないことをeNBが示す場合、または、MCEが新たなセッションを許可することを決める場合)、現在のビットレートは、BM−SCによって規定される保証ビットレートを維持するために、GBR以上へと調整される。その上、MCEは、利用可能なネットワークリソースがGBRを満たせない場合、所定のパケット破棄規則に従ってデータパケットを破棄するように、少なくとも1つのeNBに指示することができる。
ステップ1212において、MCEは、別のイベントが発生したかどうかを判定する。別のイベントの発生に基づいて、MCEは、現在のビットレートが再び調整される必要があると判定することができ、現在のビットレートを調整するためにレート適合要求をBM−SCに送信する。たとえば、MBRを満たすためのネットワークリソースが利用可能であることを示す情報を、MCEがMBSFNエリア中のすべてのeNBから受信する場合、MCEは、レート適合要求をBM−SCに送信することができ、BM−SCは、eNBがより高品質の信号を送信できるように、現在のビットレートを調整することを決めることができる。
ステップ1214において、他のイベントが発生すると(たとえば、MBRを満たすために利用可能なリソースをすべてのeNBが示すと)、MCEは、パケット破棄を止めるようにeNBに指示することができる。その上、現在のビットレートは、他のイベントが発生すると、BM−SCによって許容される最大値であるMBRより大きくならない程度に調整される。たとえば、各eNBは、レート要求をMCEに送信することができ、MCEは、BM−SCに送信するための要求されたレートとして、要求の最小値を使用する。BM−SCは次いで、現在のビットレートが調整される先のレートとして、すべてのMCEから受信された要求の最小値を使用する。現在のビットレートはさらに、コンテンツソース/エンコーダが提供することが可能なビットレートに基づいて調整され得る。
図13は、ネットワークリソース配分を調整するためのワイヤレス通信の方法のフローチャート1300である。本方法はMCEによって実行され得る。
ステップ1302において、MCEは、BM−SCから2つのビットレート値を受信する。具体的には、2つのビットレート値は、MBRおよびGBRである。ビットレート値は、たとえば、コンテンツソース/エンコーダからのコンテンツに基づいて、MBMSセッション更新要求を介して、MBMSセッションの開始の後に更新され得る。
ステップ1304において、MCEは、MBRおよびGBRに基づいて、ネットワークリソースを割り振る。したがって、ネットワークリソース配分は、たとえば、MBMS−GWを通じて、かつSYNCプロトコルを介して、BM−SCからデータを受信するために、MBSFNエリア中のすべてのeNBによって使用される。
ステップ1306において、MCEは、MBSFNエリア中のすべてのeNBにネットワークリソース配分を知らせる。リソース配分を受信すると、eNBは、BM−SCからどのようなビットレートでデータが受信されるかを知り、その後、そのビットレートでデータを受信することを開始できる。
ステップ1308において、MCEは、セッションのネットワークリソース配分を調整するための、利用可能なネットワークリソースの量を決定する。たとえば、MCEは、割り振られたネットワークリソースを介して少なくとも1つのeNBによって受信されているデータの量の変化を示すステータス情報を、MBSFNエリア中の少なくとも1つのeNBから受信することによって、利用可能なリソースの量を決定することができる。
ステップ1310において、MCEは、調整されたネットワークリソース配分に基づいてデータを送信するための、調整されたビットレートを決定する。たとえば、MCEは、利用可能なネットワークリソースの量が閾値を超える場合、より優先度の高いセッションに、最高でMBRのより多くのネットワークリソースを割り振ることによって、ビットレートを調整する。ここで、MBMSサービスに割り振られたリソースがほぼ使い果たされている場合に、閾値が超えられ得る。たとえば、システムが帯域幅全体の25%をMBMSセッションに割り振る場合、閾値は帯域幅全体の20%に設定され得る。したがって、閾値(たとえば、全体の帯域幅の20%)が超えられる場合、リソースの残りは、別のMBMSセッションを許可するのに十分ではなく、MCEは、より優先度の高いセッションに、最高でMBRのより多くのリソースを割り振ることができる。別の例では、MCEは、利用可能なネットワークリソースの量が閾値を下回る場合、より優先度の低いセッションに、最低でGBRのより少ないネットワークリソースを割り振ることによって、ビットレートを調整することができる。たとえば、システムが帯域幅全体の25%をMBMSセッションに割り振る場合、閾値は帯域幅全体の20%に設定され得る。したがって、利用可能なリソースの量が閾値より少なく、追加のMBMSセッションが追加されることを要求されるが、リソースの残りが追加のMBMSセッションを許可するのに十分ではない場合、MCEは、追加のMBMSセッションが追加され得るように、より優先度の低いセッションに、最低でGBRのより少ないリソースを割り振ることができる。
ステップ1312において、BM−SCはおよびすべてのeNBは、調整されたビットレートを知らされる。したがって、BM−SCは、調整されたビットレートにおいて、データの送信を開始することができる。ここで、調整されたビットレートをBM−SCに知らせることは、レート適合要求とも呼ばれることがあり、それは、MCEが、データが通信されている現在のビットレートを調整する目的で、調整されたビットレートをBM−SCに提供するからである。特に、調整されたビットレートをBM−SCに知らせるためのメッセージタイプは、BM−SCとコンテンツソースとの間のトランスポートプロトコル(たとえば、DASHまたはRTP)に依存する。
図14は、ビットレートに基づいてネットワークリソースを割り振るためのワイヤレス通信の方法のフローチャート1400である。本方法はeNBによって実行され得る。
ステップ1402において、eNBは、MCEからネットワークリソース配分を受信する。ネットワークリソース配分は、BM−SCから受信された少なくとも1つのビットレートに基づく。特に、少なくとも1つのビットレートはMBRであり、MBRはGBRに等しい。その上、少なくとも1つのビットレートは、たとえば、コンテンツソース/エンコーダからのコンテンツに基づいて、MBMSセッション更新要求を介して、MBMSセッションの開始の後に更新され得る。
ステップ1404において、MBMSデータが特定のサブフレームでの送信のためにeNBによって受信されると、eNBは、ネットワークリソース配分に基づいて、受信されたMBMSデータの送信をスケジューリングする。特に、ネットワークリソース配分は、ネットワークリソース配分のすべてがMBMSを送信するために使用されない場合、ユニキャストデータに割り振られ得る。
図15は、ネットワークリソース配分を調整するためのワイヤレス通信の方法のフローチャート1500である。本方法はeNBによって実行され得る。
ステップ1502において、eNBは、MCEからネットワークリソース配分を受信する。ネットワークリソース配分は、BM−SCから受信された2つのビットレートに基づく。具体的には、2つのビットレートは、MBRおよびGBRである。ビットレートは、たとえば、コンテンツソース/エンコーダからのコンテンツに基づいて、MBMSセッション更新要求を介して、MBMSセッションの開始の後に更新され得る。
ステップ1504において、MBMSデータが特定のサブフレームでの送信のためにeNBによって受信されると、eNBは、ネットワークリソース配分に基づいて、受信されたMBMSデータの送信をスケジューリングする。特に、ネットワークリソース配分は、ネットワークリソース配分のすべてがMBMSデータを送信するために使用されない場合、ユニキャストデータに割り振られ得る。
ステップ1506において、eNBは、ネットワークリソース配分を介して受信されているデータの量が変化したと判定する。たとえば、データ受信の変化は、eNBを通るトラフィックがより少なくまたは多くなり、したがってより少量または多量のデータが受信されているときに起こり得る。
ステップ1508において、eNBは、受信されているデータの量の変化を示すステータス情報を、MCEに送信する。ここで、eNBは、データが受信される現在のビットレートを調整する目的で、ステータス情報をMCEに提供するので、ステータス情報は、レート適合要求とも呼ばれ得る。
ステップ1510において、eNBは、送信されたステータス情報に基づいて、調整されたネットワークリソース配分をMCEから受信する。たとえば、ステータス情報が、eNBによって受信されているデータの量が減ったことを示す場合、調整されたネットワークリソース配分は、最低でGBRの、MBMSセッションに対する割り振られたネットワークリソースの減少した量を示す。別の例では、ステータス情報が、eNBによって受信されているデータの量が増えたことを示す場合、調整されたネットワークリソース配分は、最高でMBRの、MBMSセッションに対する割り振られたネットワークリソースの増加した量を示す。
図16は、ネットワークリソース配分を調整するためのワイヤレス通信の方法のフローチャート1600である。本方法はeNBによって実行され得る。
ステップ1602において、eNBは、MCEからネットワークリソース配分を受信する。ネットワークリソース配分は、BM−SCから受信された2つのビットレートに基づく。特に、2つのビットレートはMBRおよびGBRであり、ネットワークリソースは、GBRよりも高いビットレートで割り振られる。ビットレートは、たとえば、コンテンツソース/エンコーダからのコンテンツに基づいて、MBMSセッション更新要求を介して、MBMSセッションの開始の後に更新され得る。
ステップ1604において、MBMSデータが特定のサブフレームでの送信のためにeNBによって受信されると、eNBは、ネットワークリソース配分に基づいて、受信されたMBMSデータの送信をスケジューリングする。特に、ネットワークリソース配分は、ネットワークリソース配分のすべてがMBMSデータを送信するために使用されない場合、ユニキャストデータを送信するために割り振られ得る。
ステップ1606において、eNBは、特定のイベントが発生したかどうかを判定する。イベントの発生に基づいて、現在のビットレートの調整が、要求またはシグナリングされ得る。たとえば、現在のビットレートを維持するためにネットワークリソースが利用不可能であることを示す情報をeNBがMCEに送信する場合、現在のビットレートは、eNBがGBRを満たすように調整され得る。別の例では、MCEは、新たなセッションがスケジューリングされることを許可すると、決定することができる。したがって、新たなセッションのためにリソースが割り振られる必要があるので、新たなセッションのためにリソースを空けるために、現在のビットレートは、既存のセッションに対して調整される。
ステップ1608において、イベントが発生すると(たとえば、現在のビットレートを維持するために利用可能なリソースがないことをeNBが示す場合、または、MCEが新たなセッションを許可することを決める場合)、eNBは、BM−SCによって規定される保証ビットレートを維持するために、GBRに等しいビットレートで調整されたネットワークリソース配分を受信する。その上、eNBは、利用可能なネットワークリソースがGBRを満たせない場合、所定のパケット破棄規則に従ってデータパケットを破棄せよという、MCEからの指示を受信することができる。
ステップ1610において、MCEは、別のイベントが発生したかどうかを判定する。別のイベントの発生に基づいて、現在のビットレートが調整され得る。たとえば、MBRを満たすためにネットワークリソースが利用可能であることをeNBが示す場合、現在のビットレートは、eNBがより安定した信号を送信できるように調整され得る。
ステップ1612において、他のイベントが発生すると(たとえば、MBRを満たすために利用可能なリソースをeNBが示すと)、eNBは、BM−SCによって許容される最大値であるMBRに等しいビットレートを送信するのに十分な、別の調整されたネットワークリソース配分を受信する。その上、eNBは、他のイベントが発生すると、パケットの破棄を止めよというMCEからの指示を受信することができる。
図17は、ネットワークリソース配分を調整するためのワイヤレス通信の方法のフローチャート1700である。本方法は、BM−SCによって実行され得る。
ステップ1702において、BM−SCは、セッションのネットワークリソースを割り振るために、少なくとも1つのビットレートをMCEに送信する。特に、少なくとも1つのビットレートはMBRおよびGBRである。その上、少なくとも1つのビットレートは、たとえば、コンテンツソース/エンコーダからのコンテンツに基づいて、MBMSセッション更新要求を介して、MBMSセッションの開始の後に更新され得る。
ステップ1704において、BM−SCは、MCEから調整されたビットレートを受信する。調整されたビットレートは、調整されたネットワークリソース配分に基づいてデータを送信するためのものであり、MCEによって決定される。MCEは、データを少なくとも1つのeNBに送信するために利用可能なリソースの量に基づいて、調整されたネットワークリソース配分を決定することができる。その上、MCEは、割り振られたネットワークリソースを介して少なくとも1つのeNBによって受信されているデータの量の変化を示す、少なくとも1つのeNBから受信されたステータス情報に基づいて、利用可能なリソースの量を決定することができる。利用可能なネットワークリソースの量が閾値を超える場合、調整されたネットワークリソース配分は、より優先度の高いセッションに、最高でMBRのより多くのネットワークリソースを割り振ることができる。利用可能なネットワークリソースの量が閾値より少ない場合、調整されたネットワークリソース配分は、利用可能なネットワークリソースの量が閾値未満であれば、より優先度の低いセッションに、最低でGBRのより少ないネットワークリソースを割り振ることができる。
BM−SCは、所定の期間内に受信されたすべてのMCEからのすべてのフィードバックを集約する(すなわち、調整されたビットレートを集約する)ことができる。集約されたフィードバックに基づいて、BM−SCは、MCEのすべてから受信されたすべての調整されたビットレートの最小値に基づいて、集約された調整されたビットレートを決定することができる。BM−SCは次いで、集約された調整されたビットレートに基づいて、レート調整要求をコンテンツソース/エンコーダに送信することができる。ある態様では、BM−SCは、コンテンツソース/エンコーダが提供することが可能なビットレートを示す情報を、コンテンツソース/エンコーダから受信することができる。したがって、レート調整要求をコンテンツソース/エンコーダに送信するとき、BM−SCは、集約された調整されたビットレート以下のビットレートを要求することができる。その後、コンテンツソース/提供者は、集約された調整されたビットレート(または、コンテンツソースエンコーダによって提供されることが可能な最大ビットレート)でデータをBM−SCに提供することができる。
ステップ1706において、BM−SCは、集約された調整されたビットレートでデータを送信する。ここで、BM−SCは元来、調整されたビットレートでデータを送信することによって、MCEからのレート適合要求に肯定応答するので、集約された調整されたビットレートでデータを送信することは、レート適合要求肯定応答とも呼ばれ得る。特に、MCEから調整されたビットレートを受信するためのメッセージタイプは、BM−SCとコンテンツソースとの間のトランスポートプロトコル(たとえば、DASHまたはRTP)に依存する。
図18は、例示的な装置1850中の異なるモジュール/手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念データフロー図1800である。装置1850は、BM−SCから少なくとも1つのビットレート1802を受信する受信モジュール1810を含み、少なくとも1つのビットレートはMBRとGBRの少なくとも1つであり、MBRはGBRに等しくてよい。少なくとも1つのビットレートに基づいてネットワークリソースを割り振るリソース配分および調整モジュール1812、および、ネットワークリソース配分1806をMBSFNエリア中のすべてのeNBに知らせる送信モジュール1814も、含まれる。
ある態様では、リソース配分および調整モジュール1812は、MBRとGBRとの間のビットレートに基づいて、ネットワークリソースを割り振る。受信モジュール1810は、割り振られたネットワークリソースを介して少なくとも1つのeNBによって受信されているデータの量の変化を示すステータス情報を、MBSFNエリア中の少なくとも1つのeNBから受信する。リソース配分および調整モジュール1812はまた、受信されたステータス情報が、少なくとも1つのeNBが減少した量のデータを受信していることを示すか、または増加した量のデータを受信していることを示すかを判定し、現在のビットレートが調整されるべきかどうかを判断する。リソース配分および調整モジュール1812は、少なくとも1つのeNBが減少した量のデータを送信していることを受信されたステータス情報が示す場合、割り振られるネットワークリソースの量を最低でGBRまで減らし、かつ少なくとも1つのeNBが増加した量のデータを受信していることを受信されたステータス情報が示す場合、割り振られるネットワークリソースの量を最高でMBRまで増やす。送信モジュール1814は次いで、調整されたネットワークリソース配分1806を、MBSFNエリア中のすべてのeNBに知らせる。
さらなる態様では、リソース配分および調整モジュール1812は、GBRより高いビットレートに基づいて、ネットワークリソースを割り振る。リソース配分および調整モジュール1812はさらに、適切なビットレートを決定し、条件(たとえば、イベントの発生)に基づいて、適切なビットレートで送信するのに必要なリソースをeNBに割り振る。したがって、リソース配分および調整モジュール1812はまた、特定のイベントが発生したかどうかを判定する。イベントの発生に基づいて、リソース配分および調整モジュール1812は、現在のビットレートが調整されるべきかどうかを判定する。イベントが発生した場合(たとえば、現在のビットレートを維持するために利用可能なリソースがないことをeNBが示す場合、または、MCEが新たなセッションを許可することを決めた場合)、リソース配分および調整モジュール1812は、現在のビットレートを最低でGBRへと調整する。その上、リソース配分および調整モジュール1812は、利用可能なネットワークリソースがGBRを満たせない場合、所定のパケット破棄規則に従って、データパケットを破棄するように、送信モジュール1814を介して少なくとも1つのeNBに指示することができる。リソース配分および調整モジュール1812はさらに、別のイベントが発生したかどうかを判定する。別のイベントの発生に基づいて、リソース配分および調整モジュール1812は、現在のビットレートが再び調整されるべきかどうかを判定する。他のイベントが発生すると(たとえば、MBRを満たすために利用可能なリソースをすべてのeNBが示す場合)、リソース配分および調整モジュール1812は、現在のビットレートを最高でMBRへと調整する。その上、MCEは、他のイベントが発生すると、パケットの破棄を止めるように、送信モジュール1814を介してeNBに指示することができる。送信モジュール1814はまた、調整されたビットレートを、MBSFNエリア中のすべてのeNBに知らせる。特に、MBSFNエリア中のすべてのeNBは、パケット破棄に関して同じように振る舞う。したがって、パケット破棄は、個々にeNBによって決定されない。
別の態様では、リソース配分および調整モジュール1812は、セッションのネットワークリソース配分を調整するための、利用可能なネットワークリソースの量を決定する。リソース配分および調整モジュール1812は、割り振られたネットワークリソースを介して少なくとも1つのeNBによって受信されているデータの量の変化を示すステータス情報1804を、受信モジュール1810を介してMBSFNエリア中の少なくとも1つのeNBから受信することによって、利用可能なリソースの量を決定することができる。リソース配分および調整モジュール1812は、調整されたネットワークリソース配分に基づいてデータを送信するための、調整されたビットレートを決定する。リソース配分および調整モジュール1812は、利用可能なネットワークリソースの量が閾値を超える場合、より優先度の高いセッションに、最高でMBRのより多くのネットワークリソースを割り振ることによって、ビットレートを調整する。また、リソース配分および調整モジュール1812は、利用可能なネットワークリソースの量が閾値を下回る場合、より優先度の低いセッションに、最低でGBRのより少ないネットワークリソースを割り振ることによって、ビットレートを調整する。送信モジュール1814は、調整されたビットレート1808を、BM−SCおよびすべてのeNBに知らせる。
図19は、例示的な装置1950中の異なるモジュール/手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念データフロー図1900である。装置1950は、MCEからネットワークリソース配分1902を受信する、受信モジュール1908を含む。ネットワークリソース配分1902は、少なくとも1つのビットレートに基づき、少なくとも1つのビットレートはMBRとGBRのうちの少なくとも1つであり、MBRはGBRに等しくてよい。データスケジューリングおよび処理モジュール1910は、MBMSデータ1904が特定のサブフレームでの送信のために受信される場合、ネットワークリソース配分1902に基づいて、受信されたMBMSデータ1904の送信をスケジューリングする。データスケジューリングおよび処理モジュール1910は、ネットワークリソース配分のすべてがMBMSデータを送信するために使用されない場合、ネットワークリソース配分をユニキャストデータに割り振ることができる。
ある態様では、データスケジューリングおよび処理モジュール1910は、たとえば装置1950を通るトラフィックがより少ないまたはより多い場合、ネットワークリソース配分を介して受信されているデータの量が変化したことを判定する。データスケジューリングおよび処理モジュール1910は、受信されているデータの量の変化を示すステータス情報1906を、送信モジュール1912を介してMCEに送信する。受信モジュール1908は、送信されたステータス情報1906に基づいて、調整されたネットワークリソース配分1902をMCEから受信する。ステータス情報が、装置1950によって受信されているデータの量が減ったことを示す場合、調整されたネットワークリソース配分は、最低でGBRの、割り振られたネットワークリソースの減少した量を示す。ステータス情報が、装置1950によって受信されているデータの量が増えたことを示す場合、調整されたネットワークリソース配分は、最高でMBRの、割り振られたネットワークリソースの増加した量を示す。
さらなる態様では、データスケジューリングおよび処理モジュール1910は、特定のイベントが発生したかどうかを判定する。イベントの発生に基づいて、現在のビットレートが調整され得る。イベントが発生した場合(たとえば、現在のビットレートを維持するために利用可能なリソースがないことを装置1950が示す場合、または、MCEが新たなセッションを許可することを決めた場合)、受信モジュール1908は、GBRに等しいビットレートで調整されたネットワークリソース配分を受信する。その上、受信モジュール1908は、利用可能なネットワークリソースがGBRを満たせない場合、所定のパケット破棄規則に従ってデータパケットを破棄せよという、MCEからの指示を受信することができる。データスケジューリングおよび処理モジュール1910はまた、別のイベントが発生したかどうかを判定する。別のイベントの発生に基づいて、現在のビットレートが再び調整され得る。他のイベントが発生した場合(たとえば、MBRを満たすために利用可能なリソースを装置1950が示す場合)、受信モジュール1908は、MBRに等しいビットレートで別の調整されたネットワークリソース配分を受信する。その上、受信モジュール1908は、他のイベントが発生すると、パケットの破棄を止めよというMCEからの指示を受信することができる。
図20は、例示的な装置2050中の異なるモジュール/手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念データフロー図2000である。装置2050は、セッションのネットワークリソースを割り振るための少なくとも1つのビットレート2004を、送信モジュール2012を介してMCEに送信する、データ処理モジュール2010を含み、少なくとも1つのビットレートはMBRとGBRの少なくとも1つであり、MBRはGBRに等しくてよい。データ処理モジュール2010は、受信モジュール2008を介して、MCEから調整されたビットレートを受信する。調整されたビットレートは、調整されたネットワークリソース配分に基づいてデータを送信するためのものであり、MCEによって決定される。MCEは、データを少なくとも1つのeNBに送信するために利用可能なリソースの量に基づいて、調整されたネットワークリソース配分を決定することができる。その上、MCEは、割り振られたネットワークリソースを介して少なくとも1つのeNBによって受信されているデータの量の変化を示す、少なくとも1つのeNBから受信されたステータス情報に基づいて、利用可能なリソースの量を決定することができる。利用可能なネットワークリソースの量が閾値を超える場合、調整されたネットワークリソース配分は、より優先度の高いセッションに、たとえば最高でMBRの、より多くのネットワークリソースを割り振ることができる。利用可能なネットワークリソースの量が閾値より少ない場合、調整されたネットワークリソース配分は、利用可能なネットワークリソースの量が閾値未満であれば、より優先度の低いセッションに、たとえば最低でGBRの、より少ないネットワークリソースを割り振ることができる。
データ処理モジュール2010は、所定の期間内に受信されたすべてのMCEからのすべてのフィードバックを集約する(すなわち、調整されたビットレートを集約する)ことができる。集約されたフィードバックに基づいて、データ処理モジュール2010は、MCEのすべてから受信されたすべての調整されたビットレートの最小値に基づいて、集約された調整されたビットレートを決定することができる。データ処理モジュール2010は次いで、集約された調整されたビットレートに基づいて、レート調整要求をコンテンツソース/エンコーダに送信することができる。ある態様では、データ処理モジュール2010は、コンテンツソース/エンコーダが提供することが可能なビットレートを示す情報を、コンテンツソース/エンコーダから受信することができる。したがって、レート調整要求をコンテンツソース/エンコーダに送信するとき、データ処理モジュール2010は、集約された調整されたビットレート以下のビットレートを要求することができる。その後、コンテンツソースは、集約された調整されたビットレート(または、コンテンツソース/エンコーダによって提供されることが可能な最大ビットレート)でデータをデータ処理モジュール2010に提供する。集約された調整されたビットレートでコンテンツソース/エンコーダによって提供されるデータを認識すると、データ処理モジュール2010は、送信モジュール2012を介して、集約された調整されたビットレートでデータ2006を送信する。
装置は、上述のフローチャート図10〜図17中のアルゴリズムのステップの各々を実行する追加のモジュールを含み得る。したがって、上述のフローチャート図10〜図17の中の各ステップは、1つのモジュールによって実行されてよく、装置は、それらのモジュールのうちの1つまたは複数を含み得る。それらのモジュールは、述べられたプロセス/アルゴリズムを行うように特に構成された1つまたは複数のハードウェアコンポーネントであるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
図21は、処理システム2114を利用する装置1850’のためのハードウェア実装形態の一例を示す図である。処理システム2114は、バス2124によって全般的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス2124は、処理システム2114の具体的な適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスとブリッジとを含み得る。バス2124は、プロセッサ2104、モジュール1810、1812、1814、およびコンピュータ可読媒体2106によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアモジュールを含む様々な回路を互いにリンクする。バス2124はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路のような、様々な他の回路をリンクし得るが、これらの回路は当技術分野においてよく知られており、したがって、これ以上説明されない。
本装置は、送受信機2110に結合された処理システム2114を含む。送受信機2110は、1つまたは複数のアンテナ2120に結合される。送受信機2110は、伝送媒体を通じて様々な他の装置と通信するための手段を与える。処理システム2114は、コンピュータ可読媒体2106に結合されたプロセッサ2104を含む。プロセッサ2104は、コンピュータ可読媒体2106に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ2104によって実行されると、処理システム2114に、任意の特定の装置のための上で説明された様々な機能を実行させる。コンピュータ可読媒体2106はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ2104によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システムは、モジュール1810と、1812と、1814とをさらに含む。それらのモジュールは、プロセッサ2104中で動作するソフトウェアモジュールであるか、コンピュータ可読媒体2106中に常駐する/記憶されたソフトウェアモジュールであるか、プロセッサ2104に結合された1つまたは複数のハードウェアモジュールであるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
一構成では、ワイヤレス通信のための装置1850/1850’は、割り振られたネットワークリソースを介して少なくとも1つのeNBによって受信されているデータの量の変化を示すステータス情報を、ブロードキャスト/マルチキャストエリア中の少なくとも1つのeNBから受信するための手段と、受信されたステータス情報に基づいてネットワークリソース配分を調整するための手段であって、少なくとも1つのビットレートが保証ビットレート(GBR)を備える、手段と、少なくとも1つのeNBによって受信されているデータの量が減ったことをステータス情報が示す場合に、GBRに基づいて、割り振られるネットワークリソースの量を減らすための手段であって、少なくとも1つのビットレートが最大ビットレート(MBR)を備える、手段と、少なくとも1つのeNBによって受信されているデータの量が増えたことをステータス情報が示す場合に、MBRに基づいて、割り振られるネットワークリソースの量を増やすための手段とを含む。
別の構成では、ワイヤレス通信のための装置1850/1850’は、GBRよりも大きい第1のビットレートに基づいて、セッションに対するネットワークリソースを割り振るための手段と、イベントの発生に基づいて、GBRに等しい第2のビットレートへとネットワークリソース配分を調整するための手段と、利用可能なネットワークリソースがGBRを満たせない場合に、所定のパケット破棄規則に従って、データパケットを破棄するように少なくとも1つのeNBに指示するための手段と、別のイベントの発生に基づいて、MBRに等しい第3のビットレートへとネットワークリソース配分を調整するための手段と、別のイベントが発生すると、データパケットの破棄を止めるように少なくとも1つのeNBに指示するための手段とを含む。
さらなる構成では、ワイヤレス通信のための装置1850/1850’は、セッションのネットワークリソース配分を調整するために利用可能なネットワークリソースの量を決定するための手段と、調整されたネットワークリソース配分に基づいて、データを送信するための調整されたビットレートを決定するための手段と、BM−SCおよびすべてのeNBに調整されたビットレートを知らせるための手段と、割り振られたネットワークリソースを介して少なくとも1つのeNBによって受信されているデータの量の変化を示すステータス情報を、ブロードキャスト/マルチキャストエリア中の少なくとも1つのeNBから受信するための手段と、利用可能なネットワークリソースの量が閾値を超える場合に、MBRに基づいてより優先度の高いセッションにより多くのネットワークリソースを割り振るための手段と、利用可能なネットワークリソースの量が閾値を下回る場合に、GBRに基づいてより優先度の低いセッションにより少ないネットワークリソースを割り振るための手段とを含む。
図22は、処理システム2214を利用する装置1950’のためのハードウェア実装形態の一例を示す図である。処理システム2214は、バス2224によって全般的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス2224は、処理システム2214の具体的な適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスとブリッジとを含み得る。バス2224は、プロセッサ2204、モジュール1908、1910、1912、およびコンピュータ可読媒体2206によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアモジュールを含む様々な回路を互いにリンクする。バス2224はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路のような、様々な他の回路をリンクし得るが、これらの回路は当技術分野においてよく知られており、したがって、これ以上説明されない。
本装置は、送受信機2210に結合された処理システム2214を含む。送受信機2210は、1つまたは複数のアンテナ2220に結合される。送受信機2210は、伝送媒体を通じて様々な他の装置と通信するための手段を与える。処理システム2214は、コンピュータ可読媒体2206に結合されたプロセッサ2204を含む。プロセッサ2204は、コンピュータ可読媒体2206に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ2204によって実行されると、処理システム2214に、任意の特定の装置のための上で説明された様々な機能を実行させる。コンピュータ可読媒体2206はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ2204によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システムは、モジュール1908と、1910と、1912とをさらに含む。それらのモジュールは、プロセッサ2204中で動作するソフトウェアモジュールであるか、コンピュータ可読媒体2206中に常駐する/記憶されたソフトウェアモジュールであるか、プロセッサ2204に結合された1つまたは複数のハードウェアモジュールであるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
処理システム2214は、eNB610のコンポーネントであってよく、メモリ676および/またはTXプロセッサ616、RXプロセッサ670、およびコントローラ/プロセッサ675のうちの少なくとも1つを含み得る。
一構成では、ワイヤレス通信のための装置1950/1950’は、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)からネットワークリソース配分を受信するための手段であって、ネットワークリソース配分が、ブロードキャスト−マルチキャストサービスセンター(BM−SC)から受信される少なくとも1つのビットレートに基づく、手段と、ネットワークリソース配分に基づいて、受信されたブロードキャスト/マルチキャストデータの送信をスケジューリングするための手段と、ネットワークリソース配分のすべてがブロードキャスト/マルチキャストデータを送信するために使用されない場合に、ネットワークリソース配分を使用してユニキャストデータを送信するための手段とを含む。
別の構成では、ワイヤレス通信のための装置1950/1950’は、ネットワークリソース配分を介して受信されているデータの量の変化を決定するための手段と、受信されているデータの量の変化を示すステータス情報をMCEに送信するための手段と、送信されたステータス情報に基づいて、調整されたネットワークリソース配分をMCEから受信するための手段とを含む。
さらなる構成では、少なくとも1つのビットレートが保証ビットレート(GBR)を備える、ワイヤレス通信のための装置1950/1950’は、GBRよりも大きい第1のビットレートで、ネットワークリソース配分に基づいてブロードキャスト/マルチキャストデータの受信をスケジューリングするための手段と、イベントの発生に基づいて、GBRに等しい第2のビットレートへと調整されたネットワークリソース配分をMCEから受信するための手段と、利用可能なネットワークリソースがGBRを満たせない場合に、所定のパケット破棄規則に従って、データパケットを破棄せよというMCEからの指示を受信するための手段であって、少なくとも1つのビットレートがさらに最大ビットレート(MBR)を備える、手段と、別のイベントの発生に基づいて、MBRに等しい第3のビットレートへと調整された別のネットワークリソース配分をMCEから受信するための手段と、別のイベントが発生すると、データパケットの破棄を止めよというMCEからの指示を受信するための手段とを含む。
上述の手段は、上述の手段によって列挙される機能を実行するように構成された、装置1950、および/または装置1950’の処理システム2214の上述のモジュールのうちの1つまたは複数であり得る。上で説明されたように、処理システム2214は、TXプロセッサ616と、RXプロセッサ670と、コントローラ/プロセッサ675とを含み得る。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成されたTXプロセッサ616、RXプロセッサ670、およびコントローラ/プロセッサ675であり得る。
図23は、処理システム2314を利用する装置2050’のためのハードウェア実装形態の一例を示す図である。処理システム2314は、バス2324によって全般的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス2324は、処理システム2314の具体的な適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスとブリッジとを含み得る。バス2324は、プロセッサ2304、モジュール2008、2010、2012、およびコンピュータ可読媒体2306によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアモジュールを含む様々な回路を互いにリンクする。バス2324はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路のような、様々な他の回路をリンクし得るが、これらの回路は当技術分野においてよく知られており、したがって、これ以上説明されない。
本装置は、送受信機2310に結合された処理システム2314を含む。送受信機2310は、1つまたは複数のアンテナ2320に結合される。送受信機2310は、伝送媒体を通じて様々な他の装置と通信するための手段を与える。処理システム2314は、コンピュータ可読媒体2306に結合されたプロセッサ2304を含む。プロセッサ2304は、コンピュータ可読媒体2306に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ2304によって実行されると、処理システム2314に、任意の特定の装置のための上で説明された様々な機能を実行させる。コンピュータ可読媒体2306はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ2304によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システムは、モジュール2008と、2010と、2012とをさらに含む。それらのモジュールは、プロセッサ2304中で動作するソフトウェアモジュールであるか、コンピュータ可読媒体2306中に常駐する/記憶されたソフトウェアモジュールであるか、プロセッサ2304に結合された1つまたは複数のハードウェアモジュールであるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
一構成では、ワイヤレス通信のための装置2050/2050’は、セッションのネットワークリソースをマルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)に割り振るための少なくとも1つのビットレートを送信するための手段と、MCEによって決定される調整されたネットワークリソース配分に基づいてデータを送信するための調整されたビットレートをMCEから受信するための手段と、調整されたビットレートに基づいてデータを送信するための手段とを含む。
開示されたプロセスにおけるステップの特定の順序または階層は、例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計上の選好に基づいて、プロセスにおけるステップの特定の順序または階層は並べ替えられ得ることが理解されよう。さらに、いくつかのステップは組み合わせられるかまたは省略され得る。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
以上の説明は、当業者が本明細書で説明された様々な態様を実行できるようにするために提供されたものである。これらの態様に対する様々な変更は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義された一般的原理は他の態様に適用され得る。したがって、特許請求の範囲は、本明細書に示された態様に限定されるものではなく、特許請求の範囲の文言と矛盾しない最大限の範囲を与えられるべきであり、単数形の要素への言及は、明確にそう明記されていない限り、「ただ1つの」を意味するものではなく、「1つまたは複数の」を意味するものである。別段に明記されていない限り、「いくつかの」という語は「1つまたは複数の」を表す。当業者に知られている、または後に知られることになる、本開示全体にわたって説明された様々な態様の要素のすべての構造的および機能的等価物は、参照により本明細書に明示的に組み込まれ、特許請求の範囲に包含されるものである。その上、本明細書で開示されたいかなることも、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に列挙されているかどうかにかかわらず、公に供するものではない。いかなるクレーム要素も、その要素が「のための手段」という語句を使用して明確に列挙されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。

Claims (126)

  1. ワイヤレス通信の方法であって、
    ネットワークサービスセンターからネットワークリソースを割り振るための少なくとも1つのビットレートを受信することと、
    前記少なくとも1つのビットレートに基づいて前記ネットワークリソースを割り振ることと、
    ブロードキャスト/マルチキャストエリア中のすべての基地局に前記ネットワークリソース配分を知らせることと、を備える、方法。
  2. 前記少なくとも1つのビットレートが、ブロードキャスト/マルチキャストセッションの開始の後に更新され得る、請求項1に記載の方法。
  3. 前記少なくとも1つのビットレートが最大ビットレート(MBR)であり、前記MBRが保証ビットレート(GBR)に等しい、請求項1に記載の方法。
  4. 前記ネットワークリソースがブロードキャスト/マルチキャストモードで使用されないとき、前記ネットワークリソースがユニキャストモードで使用される、請求項3に記載の方法。
  5. 前記割り振られたネットワークリソースを介して前記少なくとも1つの基地局によって受信されているMBMSデータの量の変化、および/またはユニキャスト負荷の変化を示すステータス情報を、前記ブロードキャスト/マルチキャストエリア中の少なくとも1つの基地局から受信することと、
    前記受信されたステータス情報に基づいて前記ネットワークリソース配分を調整することとをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  6. 前記少なくとも1つのビットレートが保証ビットレート(GBR)を備え、前記ネットワークリソース配分を前記調整することが、前記少なくとも1つの基地局によって受信されているデータの量が減ったことおよび/またはユニキャスト負荷の量が増えたことを前記ステータス情報が示す場合、前記GBRに基づいて前記割り振られたネットワークリソースの量を減らすことを備える、請求項5に記載の方法。
  7. 前記少なくとも1つのビットレートが最大ビットレート(MBR)を備え、前記ネットワークリソース配分を前記調整することが、前記少なくとも1つの基地局によって受信されているデータの量が増えたことおよび/またはユニキャスト負荷の量が減ったことを前記ステータス情報が示す場合、前記MBRに基づいて前記割り振られたネットワークリソースの量を増やすことを備える、請求項1に記載の方法。
  8. 前記少なくとも1つのビットレートが保証ビットレート(GBR)を備え、前記方法が、
    GBRよりも大きい第1のビットレートに基づいて、セッションのための前記ネットワークリソースを割り振ることと、
    イベントの発生に基づいて、GBRに等しい第2のビットレートへと前記ネットワークリソース配分を調整することとをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  9. 前記第1のビットレートを満たすためにネットワークリソースが利用不可能であることを示す情報を前記ブロードキャスト/マルチキャストエリア中の少なくとも1つの基地局から受信すると、前記イベントが発生する、請求項8に記載の方法。
  10. 新たなセッションがスケジューリングされることを許可すると決定すると、前記イベントが発生する、請求項8に記載の方法。
  11. 前記利用可能なネットワークリソースが前記第2のビットレートを満たせない場合、所定のパケット破棄規則に従って、データパケットを破棄するように少なくとも1つの基地局に指示することをさらに備える、請求項8に記載の方法。
  12. 前記少なくとも1つのビットレートがさらに最大ビットレート(MBR)を備え、
    別のイベントの発生に基づいて、MBRより大きくない第3のビットレートへと前記ネットワークリソース配分を調整することと、
    前記別のイベントが発生すると、データパケットの破棄を止めるように前記少なくとも1つの基地局を指示することとをさらに備える、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第3のビットレートを満たすためにネットワークリソースが利用可能であることを示す情報を前記ブロードキャスト/マルチキャストエリア中のすべての基地局から受信すると、前記別のイベントが発生する、請求項12に記載の方法。
  14. 前記少なくとも1つのビットレートが最大ビットレート(MBR)と保証ビットレート(GBR)とを備え、前記方法が、
    セッションのネットワークリソース配分を調整するための、利用可能なネットワークリソースの量を決定することと、
    前記調整されたネットワークリソース配分に基づいてデータを送信するための、調整されたビットレートを決定することと、
    前記ネットワークサービスセンターおよびすべての基地局に前記調整されたビットレートを知らせることと、をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  15. 前記利用可能なリソースの量を前記決定することが、前記割り振られたネットワークリソースを介して前記少なくとも1つの基地局によって受信されているデータの量の変化、および/またはユニキャスト負荷の変化を示すステータス情報を、前記ブロードキャスト/マルチキャストエリア中の少なくとも1つの基地局から受信することを備える、請求項14に記載の方法。
  16. 前記セッションの前記ネットワークリソース配分を前記調整することが、利用可能なネットワークリソースの量が閾値を超える場合に、MBRに基づいて、優先度のより高いセッションにより多くのネットワークリソースを割り振ることを備える、請求項14に記載の方法。
  17. 前記セッションの前記ネットワークリソース配分を前記調整することが、利用可能なネットワークリソースの量が閾値を下回る場合に、GBRに基づいて、優先度のより低いセッションにより少ないネットワークリソースを割り振ることを備える、請求項14に記載の方法。
  18. 前記ネットワークサービスセンターに前記調整されたビットレートを知らせるためのメッセージタイプが、前記ネットワークサービスセンターとコンテンツソースとの間のトランスポートプロトコルに依存する、請求項14に記載の方法。
  19. ワイヤレス通信の方法であって、
    ネットワーク協調エンティティからネットワークリソース配分を受信することであって、前記ネットワークリソース配分が、ネットワークサービスセンターから受信された少なくとも1つのビットレートに基づく、受信することと、
    前記ネットワークリソース配分に基づいて、受信されたブロードキャスト/マルチキャストデータの送信をスケジューリングすることと、を備える、方法。
  20. 前記少なくとも1つのビットレートが、ブロードキャスト/マルチキャストセッションの開始の後に更新され得る、請求項19に記載の方法。
  21. 前記ネットワークリソース配分のすべてが前記受信されたブロードキャスト/マルチキャストデータを送信するために使用されない場合、前記ネットワークリソース配分を使用してユニキャストデータを送信することをさらに備える、請求項19に記載の方法。
  22. 前記少なくとも1つのビットレートが最大ビットレート(MBR)であり、前記MBRが保証ビットレート(GBR)に等しい、請求項19に記載の方法。
  23. 前記ネットワークリソース配分を介して受信されているデータの量の変化、および/またはユニキャスト負荷の変化を決定することと、
    前記受信されているデータの量の前記変化、および/または前記ユニキャスト負荷の前記変化を示すステータス情報を、前記ネットワーク協調エンティティに送信することと、
    前記送信されたステータス情報に基づいて、調整されたネットワークリソース配分を前記ネットワーク協調エンティティから受信することと、をさらに備える、請求項19に記載の方法。
  24. 前記少なくとも1つのビットレートが保証ビットレート(GBR)を備え、前記調整されたネットワークリソース配分が、受信されているデータの量が減ったことおよび/またはユニキャスト負荷の量が増えたことを前記ステータス情報が示す場合、前記GBRに基づいて割り振られたネットワークリソースの減少した量を備える、請求項23に記載の方法。
  25. 前記少なくとも1つのビットレートが最大ビットレート(MBR)を備え、前記調整されたネットワークリソース配分が、受信されているデータの量が増えたことおよび/またはユニキャスト負荷の量が減ったことを前記ステータス情報が示す場合、前記MBRに基づいて割り振られたネットワークリソースの増加した量を備える、請求項23に記載の方法。
  26. 前記少なくとも1つのビットレートが保証ビットレート(GBR)を備え、前記方法が、
    GBRよりも大きい第1のビットレートで、前記ネットワークリソース配分に基づいてブロードキャスト/マルチキャストデータの送信をスケジューリングすることと、
    イベントの発生に基づいて、GBRに等しい第2のビットレートへと調整されたネットワークリソース配分を前記ネットワーク協調エンティティから受信することとをさらに備える、請求項19に記載の方法。
  27. 前記第1のビットレートを満たすためにネットワークリソースが利用不可能であることを示す情報を前記ネットワーク協調エンティティに送信すると、前記イベントが発生する、請求項26に記載の方法。
  28. 新たなセッションがスケジューリングされることを許可すると前記ネットワーク協調エンティティが決定すると、前記イベントが発生する、請求項26に記載の方法。
  29. 前記利用可能なネットワークリソースが前記第2のビットレートを満たせない場合、所定のパケット破棄規則に従って、データパケットを破棄せよという前記ネットワーク協調エンティティからの指示を受信することをさらに備える、請求項26に記載の方法。
  30. 前記少なくとも1つのビットレートがさらに最大ビットレート(MBR)を備え、
    別のイベントの発生に基づいて、MBRより大きくない第3のビットレートへと調整された別のネットワークリソース配分を前記ネットワーク協調エンティティから受信することと、
    前記別のイベントが発生すると、データパケットの破棄を止めよという前記ネットワーク協調エンティティからの指示を受信することとをさらに備える、請求項29に記載の方法。
  31. 前記第3のビットレートを満たすためにネットワークリソースが利用可能であることを示す情報を前記ネットワーク協調エンティティに送信すると、前記別のイベントが発生する、請求項30に記載の方法。
  32. ワイヤレス通信の方法であって、
    セッションのネットワークリソースを割り振るための少なくとも1つのビットレートをネットワーク協調エンティティに送信することと、
    前記ネットワーク協調エンティティによって決定される調整されたネットワークリソース配分に基づいてデータを送信するための調整されたビットレートを、前記ネットワーク協調エンティティから受信することと、
    前記調整されたビットレートに基づいてデータを送信することと、を備える、方法。
  33. 前記少なくとも1つのビットレートが、ブロードキャスト/マルチキャストセッションである前記セッションの開始の後に調整され得る、請求項32に記載の方法。
  34. 前記ネットワーク協調エンティティが、データを少なくとも1つの基地局に送信するために利用可能なリソースの量に基づいて、前記調整されたネットワークリソース配分を決定する、請求項32に記載の方法。
  35. 前記ネットワーク協調エンティティが、前記割り振られたネットワークリソースを介して前記少なくとも1つの基地局によって受信されているデータの量の変化、および/またはユニキャスト負荷の変化を示す、前記少なくとも1つの基地局から受信されたステータス情報に基づいて、前記利用可能なリソースの量を決定する、請求項34に記載の方法。
  36. 前記少なくとも1つのビットレートが最大ビットレート(MBR)を備え、前記調整されたネットワークリソース配分が、前記利用可能なネットワークリソースの量が閾値を超える場合に、MBRに基づいて、優先度のより高いセッションにより多くのネットワークリソースを割り振る、請求項34に記載の方法。
  37. 前記少なくとも1つのビットレートが保証ビットレート(GBR)を備え、前記調整されたネットワークリソース配分が、前記利用可能なネットワークリソースの量が閾値より少ない場合に、GBRに基づいて、優先度のより低いセッションにより少ないネットワークリソースを割り振る、請求項34に記載の方法。
  38. 複数のネットワーク協調エンティティから受信された複数の調整されたビットレートに基づいて、集約された調整されたビットレートを決定することと、
    前記集約された調整されたビットレートに基づいて、レート調整要求をコンテンツソースに送信することと、
    前記集約された調整されたビットレートに従って前記コンテンツソースからコンテンツを受信することと、をさらに備え、
    前記調整されたビットレートに基づいて送信される前記データが、前記集約された調整されたビットレートに従って前記コンテンツソースから受信される前記コンテンツに基づく、請求項32に記載の方法。
  39. ネットワークサービスセンターからネットワークリソースを割り振るための少なくとも1つのビットレートを受信するための手段と、
    前記少なくとも1つのビットレートに基づいて前記ネットワークリソースを割り振るための手段と、
    ブロードキャスト/マルチキャストエリア中のすべての基地局に前記ネットワークリソース配分を知らせるための手段と、を備える、ワイヤレス通信の装置。
  40. 前記少なくとも1つのビットレートが、ブロードキャスト/マルチキャストセッションの開始の後に更新され得る、請求項39に記載の装置。
  41. 前記少なくとも1つのビットレートが最大ビットレート(MBR)であり、前記MBRが保証ビットレート(GBR)に等しい、請求項39に記載の装置。
  42. 前記ネットワークリソースがブロードキャスト/マルチキャストモードで使用されないとき、前記ネットワークリソースがユニキャストモードで使用される、請求項41に記載の装置。
  43. 前記割り振られたネットワークリソースを介して前記少なくとも1つの基地局によって受信されているデータの量の変化、および/またはユニキャスト負荷の変化を示すステータス情報を、前記ブロードキャスト/マルチキャストエリア中の少なくとも1つの基地局から受信するための手段と、
    前記受信されたステータス情報に基づいて前記ネットワークリソース配分を調整するための手段と、をさらに備える、請求項39に記載の装置。
  44. 前記少なくとも1つのビットレートが保証ビットレート(GBR)を備え、前記ネットワークリソース配分を調整するための前記手段が、前記少なくとも1つの基地局によって受信されているデータの量が減ったことおよび/またはユニキャスト負荷の量が増えたことを前記ステータス情報が示す場合、前記GBRに基づいて前記割り振られたネットワークリソースの量を減らすための手段を備える、請求項43に記載の装置。
  45. 前記少なくとも1つのビットレートが最大ビットレート(MBR)を備え、前記ネットワークリソース配分を調整するための前記手段が、前記少なくとも1つの基地局によって受信されているデータの量が増えたことおよび/またはユニキャスト負荷の量が減ったことを前記ステータス情報が示す場合、前記MBRに基づいて前記割り振られたネットワークリソースの量を増やすための手段を備える、請求項39に記載の装置。
  46. 前記少なくとも1つのビットレートが保証ビットレート(GBR)を備え、前記装置が、
    GBRよりも大きい第1のビットレートに基づいて、セッションのための前記ネットワークリソースを割り振るための手段と、
    イベントの発生に基づいて、GBRに等しい第2のビットレートへと前記ネットワークリソース配分を調整するための手段とをさらに備える、請求項39に記載の装置。
  47. 前記第1のビットレートを満たすためにネットワークリソースが利用不可能であることを示す情報を前記装置が前記ブロードキャスト/マルチキャストエリア中の少なくとも1つの基地局から受信すると、前記イベントが発生する、請求項46に記載の装置。
  48. 新たなセッションがスケジューリングされることを許可すると前記装置が決定すると、前記イベントが発生する、請求項46に記載の装置。
  49. 前記利用可能なネットワークリソースが前記第2のビットレートを満たせない場合、所定のパケット破棄規則に従って、データパケットを破棄するように少なくとも1つの基地局に指示するための手段をさらに備える、請求項46に記載の装置。
  50. 前記少なくとも1つのビットレートがさらに最大ビットレート(MBR)を備え、前記装置が、
    別のイベントの発生に基づいて、MBRより大きくない第3のビットレートへと前記ネットワークリソース配分を調整するための手段と、
    前記別のイベントが発生すると、データパケットの破棄を止めるように前記少なくとも1つの基地局を指示するための手段とをさらに備える、請求項49に記載の装置。
  51. 前記別のイベントが、前記第3のビットレートを満たすためにネットワークリソースが利用可能であることを示す情報を前記ブロードキャスト/マルチキャストエリア中のすべての基地局から受信することを備える、請求項50に記載の装置。
  52. 前記少なくとも1つのビットレートが最大ビットレート(MBR)と保証ビットレート(GBR)とを備え、
    セッションのネットワークリソース配分を調整するための、利用可能なネットワークリソースの量を決定するための手段と、
    前記調整されたネットワークリソース配分に基づいてデータを送信するための、調整されたビットレートを決定するための手段と、
    前記ネットワークサービスセンターおよびすべての基地局に前記調整されたビットレートを知らせるための手段と、をさらに備える、請求項39に記載の装置。
  53. 前記利用可能なリソースの量を決定するための前記手段が、前記割り振られたネットワークリソースを介して前記少なくとも1つの基地局によって受信されているMBMSデータの量の変化、および/またはユニキャスト負荷の変化を示すステータス情報を、前記ブロードキャスト/マルチキャストエリア中の少なくとも1つの基地局から受信するための手段を備える、請求項52に記載の装置。
  54. 前記セッションの前記ネットワークリソース配分を調整するための前記手段が、利用可能なネットワークリソースの量が閾値を超える場合に、MBRに基づいて、優先度のより高いセッションにより多くのネットワークリソースを割り振るための手段を備える、請求項52に記載の装置。
  55. 前記セッションの前記ネットワークリソース配分を調整するための前記手段が、利用可能なネットワークリソースの量が閾値を下回る場合に、GBRに基づいて、優先度のより低いセッションにより少ないネットワークリソースを割り振るための手段を備える、請求項52に記載の装置。
  56. 前記ネットワークサービスセンターに前記調整されたビットレートを知らせるためのメッセージタイプが、前記ネットワークサービスセンターとコンテンツソースとの間のトランスポートプロトコルに依存する、請求項52に記載の装置。
  57. ネットワーク協調エンティティからネットワークリソース配分を受信するための手段であって、前記ネットワークリソース配分が、ネットワークサービスセンターから受信された少なくとも1つのビットレートに基づく、手段と、
    前記ネットワークリソース配分に基づいて、受信されたブロードキャスト/マルチキャストデータの送信をスケジューリングするための手段と、を備える、ワイヤレス通信の装置。
  58. 前記少なくとも1つのビットレートが、ブロードキャスト/マルチキャストセッションの開始の後に更新され得る、請求項57に記載の装置。
  59. 前記ネットワークリソース配分のすべてが前記受信されたブロードキャスト/マルチキャストデータを送信するために使用されない場合、前記ネットワークリソース配分を使用してユニキャストデータを送信するための手段をさらに備える、請求項57に記載の装置。
  60. 前記少なくとも1つのビットレートが最大ビットレート(MBR)であり、前記MBRが保証ビットレート(GBR)に等しい、請求項57に記載の装置。
  61. 前記ネットワークリソース配分を介して受信されているデータの量の変化、および/またはユニキャスト負荷の変化を決定するための手段と、
    前記受信されているデータの量の前記変化、および/または前記ユニキャスト負荷の前記変化を示すステータス情報を、前記ネットワーク協調エンティティに送信するための手段と、
    前記送信されたステータス情報に基づいて、調整されたネットワークリソース配分を前記ネットワーク協調エンティティから受信するための手段と、をさらに備える、請求項57に記載の装置。
  62. 前記少なくとも1つのビットレートが保証ビットレート(GBR)を備え、前記調整されたネットワークリソース配分が、受信されているデータの量が減ったことおよび/またはユニキャスト負荷の量が増えたことを前記ステータス情報が示す場合、前記GBRに基づいて割り振られたネットワークリソースの減少した量を備える、請求項61に記載の装置。
  63. 前記少なくとも1つのビットレートが最大ビットレート(MBR)を備え、前記調整されたネットワークリソース配分が、受信されているデータの量が増えたことおよび/またはユニキャスト負荷の量が減ったことを前記ステータス情報が示す場合、前記MBRに基づいて割り振られたネットワークリソースの増加した量を備える、請求項61に記載の装置。
  64. 前記少なくとも1つのビットレートが保証ビットレート(GBR)を備え、前記方法が、
    GBRよりも大きい第1のビットレートで、前記ネットワークリソース配分に基づいてブロードキャスト/マルチキャストデータの送信をスケジューリングするための手段と、
    イベントの発生に基づいて、GBRに等しい第2のビットレートへと調整されたネットワークリソース配分を前記ネットワーク協調エンティティから受信するための手段とをさらに備える、請求項57に記載の装置。
  65. 前記第1のビットレートを満たすためにネットワークリソースが利用不可能であることを示す情報を前記装置が前記ネットワーク協調エンティティに送信すると、前記イベントが発生する、請求項64に記載の装置。
  66. 新たなセッションがスケジューリングされることを許可すると前記ネットワーク協調エンティティが決定すると、前記イベントが発生する、請求項64に記載の装置。
  67. 前記利用可能なネットワークリソースが前記第2のビットレートを満たせない場合、所定のパケット破棄規則に従って、データパケットを破棄せよという前記ネットワーク協調エンティティからの指示を受信するための手段をさらに備える、請求項64に記載の装置。
  68. 前記少なくとも1つのビットレートがさらに最大ビットレート(MBR)を備え、前記装置が、
    別のイベントの発生に基づいて、MBRより大きくない第3のビットレートへと調整された別のネットワークリソース配分を前記ネットワーク協調エンティティから受信するための手段と、
    前記別のイベントが発生すると、データパケットの破棄を止めよという前記ネットワーク協調エンティティからの指示を受信するための手段とをさらに備える、請求項67に記載の装置。
  69. 前記第3のビットレートを満たすためにネットワークリソースが利用可能であることを示す情報を前記装置が前記ネットワーク協調エンティティに送信すると、前記別のイベントが発生する、請求項68に記載の装置。
  70. セッションのネットワークリソースを割り振るための少なくとも1つのビットレートをネットワーク協調エンティティに送信するための手段と、
    前記ネットワーク協調エンティティによって決定される調整されたネットワークリソース配分に基づいてデータを送信するための調整されたビットレートを、前記ネットワーク協調エンティティから受信するための手段と、
    前記調整されたビットレートに基づいてデータを送信するための手段と、を備える、ワイヤレス通信の装置。
  71. 前記少なくとも1つのビットレートが、ブロードキャスト/マルチキャストセッションである前記セッションの開始の後に調整され得る、請求項70に記載の装置。
  72. 前記ネットワーク協調エンティティが、データを少なくとも1つの基地局に送信するために利用可能なリソースの量に基づいて、前記調整されたネットワークリソース配分を決定する、請求項70に記載の装置。
  73. 前記ネットワーク協調エンティティが、前記割り振られたネットワークリソースを介して前記少なくとも1つの基地局によって受信されているデータの量の変化、および/またはユニキャスト負荷の変化を示す、前記少なくとも1つの基地局から受信されたステータス情報に基づいて、前記利用可能なリソースの量を決定する、請求項72に記載の装置。
  74. 前記少なくとも1つのビットレートが最大ビットレート(MBR)を備え、前記調整されたネットワークリソース配分が、前記利用可能なネットワークリソースの量が閾値を超える場合に、MBRに基づいて、優先度のより高いセッションにより多くのネットワークリソースを割り振る、請求項72に記載の装置。
  75. 前記少なくとも1つのビットレートが保証ビットレート(GBR)を備え、前記調整されたネットワークリソース配分が、前記利用可能なネットワークリソースの量が閾値より少ない場合に、GBRに基づいて、優先度のより低いセッションにより少ないネットワークリソースを割り振る、請求項72に記載の装置。
  76. 複数のネットワーク協調エンティティから受信された複数の調整されたビットレートに基づいて、集約された調整されたビットレートを決定するための手段と、
    前記集約された調整されたビットレートに基づいて、レート調整要求をコンテンツソースに送信するための手段と、
    前記集約された調整されたビットレートに従って前記コンテンツソースからコンテンツを受信するための手段と、をさらに備え、
    前記調整されたビットレートに基づいて送信される前記データが、前記集約された調整されたビットレートに従って前記コンテンツソースから受信される前記コンテンツに基づく、請求項70に記載の装置。
  77. 処理システムを備えるワイヤレス通信のための装置であって、前記処理システムが、
    ネットワークサービスセンターからネットワークリソースを割り振るための少なくとも1つのビットレートを受信し、
    前記少なくとも1つのビットレートに基づいて前記ネットワークリソースを割り振り、
    ブロードキャスト/マルチキャストエリア中のすべての基地局に前記ネットワークリソース配分を知らせるように構成される、装置。
  78. 前記少なくとも1つのビットレートが、ブロードキャスト/マルチキャストセッションの開始の後に更新され得る、請求項77に記載の装置。
  79. 前記少なくとも1つのビットレートが最大ビットレート(MBR)であり、前記MBRが保証ビットレート(GBR)に等しい、請求項77に記載の装置。
  80. 前記ネットワークリソースがブロードキャスト/マルチキャストモードで使用されないとき、前記ネットワークリソースがユニキャストモードで使用される、請求項79に記載の装置。
  81. 前記処理システムがさらに、
    前記割り振られたネットワークリソースを介して前記少なくとも1つの基地局によって受信されているデータの量の変化、および/またはユニキャスト負荷の変化を示すステータス情報を、前記ブロードキャスト/マルチキャストエリア中の少なくとも1つの基地局から受信し、
    前記受信されたステータス情報に基づいて前記ネットワークリソース配分を調整するように構成される、請求項77に記載の装置。
  82. 前記少なくとも1つのビットレートが保証ビットレート(GBR)を備え、前記処理システムが、前記少なくとも1つの基地局によって受信されているデータの量が減ったことおよび/またはユニキャスト負荷の量が増えたことを前記ステータス情報が示す場合、前記GBRに基づいて前記割り振られたネットワークリソースの量を減らすことによって、前記ネットワークリソース配分を調整する、請求項81に記載の装置。
  83. 前記少なくとも1つのビットレートが最大ビットレート(MBR)を備え、前記処理システムが、前記少なくとも1つの基地局によって受信されているデータの量が増えたことおよび/またはユニキャスト負荷の量が減ったことを前記ステータス情報が示す場合、前記MBRに基づいて前記割り振られたネットワークリソースの量を増やすことによって、前記ネットワークリソース配分を調整する、請求項77に記載の装置。
  84. 前記少なくとも1つのビットレートが保証ビットレート(GBR)を備え、前記処理システムがさらに、
    GBRよりも大きい第1のビットレートに基づいて、セッションのための前記ネットワークリソースを割り振り、
    イベントの発生に基づいて、GBRに等しい第2のビットレートへと前記ネットワークリソース配分を調整するように構成される、請求項77に記載の装置。
  85. 前記第1のビットレートを満たすためにネットワークリソースが利用不可能であることを示す情報を前記処理システムが前記ブロードキャスト/マルチキャストエリア中の少なくとも1つの基地局から受信すると、前記イベントが発生する、請求項84に記載の装置。
  86. 新たなセッションがスケジューリングされることを許可すると前記処理システムが決定すると、前記イベントが発生する、請求項84に記載の装置。
  87. 前記処理システムがさらに、前記利用可能なネットワークリソースが前記第2のビットレートを満たせない場合、所定のパケット破棄規則に従って、データパケットを破棄するように少なくとも1つの基地局に指示するように構成される、請求項84に記載の装置。
  88. 前記少なくとも1つのビットレートがさらに最大ビットレート(MBR)を備え、前記処理システムがさらに、
    別のイベントの発生に基づいて、MBRより大きくない第3のビットレートへと前記ネットワークリソース配分を調整し、
    前記別のイベントが発生すると、データパケットの破棄を止めるように前記少なくとも1つの基地局に指示するように構成される、請求項87に記載の装置。
  89. 前記第3のビットレートを満たすためにネットワークリソースが利用可能であることを示す情報を前記処理システムが前記ブロードキャスト/マルチキャストエリア中のすべての基地局から受信すると、前記別のイベントが発生する、請求項88に記載の装置。
  90. 前記少なくとも1つのビットレートが最大ビットレート(MBR)と保証ビットレート(GBR)とを備え、前記処理システムがさらに、
    セッションのネットワークリソース配分を調整するための、利用可能なネットワークリソースの量を決定し、
    前記調整されたネットワークリソース配分に基づいてデータを送信するための、調整されたビットレートを決定し、
    前記ネットワークサービスセンターおよびすべての基地局に前記調整されたビットレートを知らせるように構成される、請求項77に記載の装置。
  91. 前記処理システムが、前記割り振られたネットワークリソースを介して前記少なくとも1つの基地局によって受信されているMBMSデータの量の変化、および/またはユニキャスト負荷の変化を示すステータス情報を、前記ブロードキャスト/マルチキャストエリア中の少なくとも1つの基地局から受信することによって、前記利用可能なリソースの量を前記決定する、請求項90に記載の装置。
  92. 前記処理システムが、利用可能なネットワークリソースの量が閾値を超える場合に、MBRに基づいて、優先度のより高いセッションにより多くのネットワークリソースを割り振ることによって、前記セッションの前記ネットワークリソース配分を調整する、請求項90に記載の装置。
  93. 前記処理システムが、利用可能なネットワークリソースの量が閾値を下回る場合に、GBRに基づいて、優先度のより低いセッションにより少ないネットワークリソースを割り振ることによって、前記セッションの前記ネットワークリソース配分を調整する、請求項90に記載の装置。
  94. 前記ネットワークサービスセンターに前記調整されたビットレートを知らせるためのメッセージタイプが、前記ネットワークサービスセンターとコンテンツソースとの間のトランスポートプロトコルに依存する、請求項90に記載の装置。
  95. 処理システムを備えるワイヤレス通信のための装置であって、前記処理システムが、
    ネットワーク協調エンティティからネットワークリソース配分を受信し、前記ネットワークリソース配分が、ネットワークサービスセンターから受信された少なくとも1つのビットレートに基づき、
    前記ネットワークリソース配分に基づいて、受信されたブロードキャスト/マルチキャストデータの送信をスケジューリングするように構成される、装置。
  96. 前記少なくとも1つのビットレートが、ブロードキャスト/マルチキャストセッションの開始の後に更新され得る、請求項95に記載の装置。
  97. 前記処理システムがさらに、前記ネットワークリソース配分のすべてが前記受信されたブロードキャスト/マルチキャストデータを送信するために使用されない場合、前記ネットワークリソース配分を使用してユニキャストデータを送信するように構成される、請求項95に記載の装置。
  98. 前記少なくとも1つのビットレートが最大ビットレート(MBR)であり、前記MBRが保証ビットレート(GBR)に等しい、請求項95に記載の装置。
  99. 前記処理システムがさらに、
    前記ネットワークリソース配分を介して受信されているデータの量の変化、および/またはユニキャスト負荷の変化を決定し、
    前記受信されているデータの量の前記変化、および/または前記ユニキャスト負荷の前記変化を示すステータス情報を、前記ネットワーク協調エンティティに送信し、
    前記送信されたステータス情報に基づいて、調整されたネットワークリソース配分を前記ネットワーク協調エンティティから受信するように構成される、請求項95に記載の装置。
  100. 前記少なくとも1つのビットレートが保証ビットレート(GBR)を備え、前記調整されたネットワークリソース配分が、受信されているデータの量が減ったことおよび/またはユニキャスト負荷の量が増えたことを前記ステータス情報が示す場合、前記GBRに基づいて割り振られたネットワークリソースの減少した量を備える、請求項99に記載の装置。
  101. 前記少なくとも1つのビットレートが最大ビットレート(MBR)を備え、前記調整されたネットワークリソース配分が、受信されているデータの量が増えたことおよび/またはユニキャスト負荷の量が減ったことを前記ステータス情報が示す場合、前記MBRに基づいて割り振られたネットワークリソースの増加した量を備える、請求項99に記載の装置。
  102. 前記少なくとも1つのビットレートが保証ビットレート(GBR)を備え、前記処理システムがさらに、
    GBRよりも大きい第1のビットレートで、前記ネットワークリソース配分に基づいてブロードキャスト/マルチキャストデータの送信をスケジューリングし、
    イベントの発生に基づいて、GBRに等しい第2のビットレートへと調整されたネットワークリソース配分を前記ネットワーク協調エンティティから受信するように構成される、請求項95に記載の装置。
  103. 前記第1のビットレートを満たすためにネットワークリソースが利用不可能であることを示す情報を前記処理システムが前記ネットワーク協調エンティティに送信すると、前記イベントが発生する、請求項102に記載の装置。
  104. 新たなセッションがスケジューリングされることを許可すると前記ネットワーク協調エンティティが決定すると、前記イベントが発生する、請求項102に記載の装置。
  105. 前記処理システムがさらに、前記利用可能なネットワークリソースが前記第2のビットレートを満たせない場合、所定のパケット破棄規則に従って、データパケットを破棄せよという前記ネットワーク協調エンティティからの指示を受信するように構成される、請求項102に記載の装置。
  106. 前記少なくとも1つのビットレートがさらに最大ビットレート(MBR)を備え、前記処理システムがさらに、
    別のイベントの発生に基づいて、MBRより大きくない第3のビットレートへと調整された別のネットワークリソース配分を前記ネットワーク協調エンティティから受信し、
    前記別のイベントが発生すると、データパケットの破棄を止めよという前記ネットワーク協調エンティティからの指示を受信するように構成される、請求項105に記載の装置。
  107. 前記第3のビットレートを満たすためにネットワークリソースが利用可能であることを示す情報を前記処理システムが前記ネットワーク協調エンティティに送信すると、前記別のイベントが発生する、請求項106に記載の装置。
  108. 処理システムを備えるワイヤレス通信のための装置であって、前記処理システムが、
    セッションのネットワークリソースを割り振るための少なくとも1つのビットレートをネットワーク協調エンティティに送信し、
    前記ネットワーク協調エンティティによって決定される調整されたネットワークリソース配分に基づいてデータを送信するための調整されたビットレートを、前記ネットワーク協調エンティティから受信し、
    前記調整されたビットレートに基づいてデータを送信するように構成される、装置。
  109. 前記少なくとも1つのビットレートが、ブロードキャスト/マルチキャストセッションである前記セッションの開始の後に調整され得る、請求項108に記載の装置。
  110. 前記ネットワーク協調エンティティが、データを少なくとも1つの基地局に送信するために利用可能なリソースの量に基づいて、前記調整されたネットワークリソース配分を決定する、請求項108に記載の装置。
  111. 前記ネットワーク協調エンティティが、前記割り振られたネットワークリソースを介して前記少なくとも1つの基地局によって受信されているデータの量の変化、および/またはユニキャスト負荷の変化を示す、前記少なくとも1つの基地局から受信されたステータス情報に基づいて、前記利用可能なリソースの量を決定する、請求項110に記載の装置。
  112. 前記少なくとも1つのビットレートが最大ビットレート(MBR)を備え、前記調整されたネットワークリソース配分が、前記利用可能なネットワークリソースの量が閾値を超える場合に、MBRに基づいて、優先度のより高いセッションにより多くのネットワークリソースを割り振る、請求項110に記載の装置。
  113. 前記少なくとも1つのビットレートが保証ビットレート(GBR)を備え、前記調整されたネットワークリソース配分が、前記利用可能なネットワークリソースの量が閾値より少ない場合に、GBRに基づいて、優先度のより低いセッションにより少ないネットワークリソースを割り振る、請求項110に記載の装置。
  114. 前記処理システムがさらに、
    複数のネットワーク協調エンティティから受信された複数の調整されたビットレートに基づいて、集約された調整されたビットレートを決定し、
    前記集約された調整されたビットレートに基づいて、レート調整要求をコンテンツソースに送信し、
    前記集約された調整されたビットレートに従って前記コンテンツソースからコンテンツを受信するように構成され、
    前記調整されたビットレートに基づいて送信される前記データが、前記集約された調整されたビットレートに従って前記コンテンツソースから受信される前記コンテンツに基づく、請求項108に記載の装置。
  115. コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品であって、
    前記コンピュータ可読媒体が、
    ネットワークサービスセンターからネットワークリソースを割り振るための少なくとも1つのビットレートを受信し、
    前記少なくとも1つのビットレートに基づいて前記ネットワークリソースを割り振り、
    ブロードキャスト/マルチキャストエリア中のすべての基地局に前記ネットワークリソース配分を知らせるためのコードを備える、コンピュータプログラム製品。
  116. 前記少なくとも1つのビットレートが、ブロードキャスト/マルチキャストセッションの開始の後に更新され得る、請求項115に記載のコンピュータプログラム製品。
  117. 前記コンピュータ可読媒体がさらに、
    前記割り振られたネットワークリソースを介して前記少なくとも1つの基地局によって受信されているデータの量の変化、および/またはユニキャスト負荷の変化を示すステータス情報を、前記ブロードキャスト/マルチキャストエリア中の少なくとも1つの基地局から受信し、
    前記受信されたステータス情報に基づいて前記ネットワークリソース配分を調整するためのコードを備える、請求項115に記載のコンピュータプログラム製品。
  118. 前記少なくとも1つのビットレートが保証ビットレート(GBR)を備え、前記コンピュータ可読媒体がさらに、
    GBRよりも大きい第1のビットレートに基づいて、セッションのための前記ネットワークリソースを割り振り、
    イベントの発生に基づいて、GBRに等しい第2のビットレートへと前記ネットワークリソース配分を調整するためのコードを備える、請求項115に記載のコンピュータプログラム製品。
  119. 前記少なくとも1つのビットレートが最大ビットレート(MBR)と保証ビットレート(GBR)とを備え、前記コンピュータ可読媒体がさらに、
    セッションのネットワークリソース配分を調整するための、利用可能なネットワークリソースの量を決定し、
    前記調整されたネットワークリソース配分に基づいてデータを送信するための、調整されたビットレートを決定し、
    前記ネットワークサービスセンターおよびすべての基地局に前記調整されたビットレートを知らせるためのコードを備える、請求項115に記載のコンピュータプログラム製品。
  120. コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品であって、
    前記コンピュータ可読媒体が、
    ネットワーク協調エンティティからネットワークリソース配分を受信し、前記ネットワークリソース配分が、ネットワークサービスセンターから受信された少なくとも1つのビットレートに基づき、
    前記ネットワークリソース配分に基づいて、受信されたブロードキャスト/マルチキャストデータの送信をスケジューリングするためのコードを備える、コンピュータプログラム製品。
  121. 前記少なくとも1つのビットレートが、ブロードキャスト/マルチキャストセッションの開始の後に更新され得る、請求項120に記載のコンピュータプログラム製品。
  122. 前記コンピュータ可読媒体がさらに、
    前記ネットワークリソース配分を介して受信されているデータの量の変化、および/またはユニキャスト負荷の変化を決定し、
    前記受信されているデータの量の前記変化、および/または前記ユニキャスト負荷の前記変化を示すステータス情報を、前記ネットワーク協調エンティティに送信し、
    前記送信されたステータス情報に基づいて、調整されたネットワークリソース配分を前記ネットワーク協調エンティティから受信するためのコードを備える、請求項120に記載のコンピュータプログラム製品。
  123. 前記少なくとも1つのビットレートが保証ビットレート(GBR)を備え、前記コンピュータ可読媒体がさらに、
    GBRよりも大きい第1のビットレートで、前記ネットワークリソース配分に基づいてブロードキャスト/マルチキャストデータの送信をスケジューリングし、
    イベントの発生に基づいて、GBRに等しい第2のビットレートへと調整されたネットワークリソース配分を前記ネットワーク協調エンティティから受信するためのコードを備える、請求項120に記載のコンピュータプログラム製品。
  124. コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品であって、
    前記コンピュータ可読媒体が、
    セッションのネットワークリソースを割り振るための少なくとも1つのビットレートをネットワーク協調エンティティに送信し、
    前記ネットワーク協調エンティティによって決定される調整されたネットワークリソース配分に基づいてデータを送信するための調整されたビットレートを、前記ネットワーク協調エンティティから受信し、
    前記調整されたビットレートに基づいてデータを送信するためのコードを備える、コンピュータプログラム製品。
  125. 前記少なくとも1つのビットレートが、ブロードキャスト/マルチキャストセッションである前記セッションの開始の後に調整され得る、請求項124に記載のコンピュータプログラム製品。
  126. 前記コンピュータ可読媒体がさらに、
    複数のネットワーク協調エンティティから受信された複数の調整されたビットレートに基づいて、集約された調整されたビットレートを決定し、
    前記集約された調整されたビットレートに基づいて、レート調整要求をコンテンツソースに送信し、
    前記集約された調整されたビットレートに従って前記コンテンツソースからコンテンツを受信するためのコードを備え、
    前記調整されたビットレートに基づいて送信される前記データが、前記集約された調整されたビットレートに従って前記コンテンツソースから受信される前記コンテンツに基づく、請求項124に記載のコンピュータプログラム製品。
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