JP2015501612A - Pdcch領域と重複する拡張pdcch - Google Patents

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Abstract

本発明は、通信システム内で共存する少なくとも2つの制御チャネルのサーチスペースを設定することに関する。詳細には、少なくとも部分的に重複した領域に制御チャネルが定義されている。ここで、重複は時間領域および/または周波数領域にある。この設定により、同じリソースグリッド内に少なくとも2つのチャネルが共存することが可能になり、リソースの利用状況を改善することができる。さらに、参照信号の共有も可能になる。【選択図】図6

Description

本発明は、OFDMに基づく移動通信システムでのアップリンクおよびダウンリンク・グラントをシグナリングすることに関する。詳細には、本発明は、サーチスペース(Search Space)を構成するための方法および装置、ならびに、通信標準の異なるリリースの共存においておよび2つの標準において、アップリンク・グラントおよびダウンリンク・グラントの制御情報をシグナリングするためのサーチスペースチャネル構造に関する。
例えば3GPP(third generation partnership project)で標準化されたUMTS(Universal Mobile Telecommunication System)などの第3世代(3G)の移動システムは、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)(登録商標)無線アクセス技術に基づいている。今日、3Gシステムは世界中に広範な規模で配備されつつある。HSDPA(High-Speed Downlink Packet Access)、および、HSUPA(High-Speed Uplink Packet Access)とも呼ばれる拡張されたアップリンクを導入することによってこの技術を拡張した後、UMTS標準の発展における次の主要な段階では、ダウンリンクでのOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)と、アップリンクでのSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiplexing Access)との組み合わせが取り入れられた。このシステムは、将来の技術発展に対応していくことを意図しているため、LTE(Long Term Evolution)と名付けられている。
LTEシステムは、低待ち時間かつ低コストでIPに完全に基づく諸機能を提供する、パケットを利用した効率的な無線アクセスおよび無線アクセスネットワークに相当する。詳細なシステム要件は、3GPP TR 25.913, "Requirements for evolved UTRA (E-UTRA) and evolved UTRAN (E-UTRAN)," v8.0.0, January 2009(3GPPのウェブサイトで入手することができ、その内容は本明細書に援用される)で得られる。ダウンリンクは、QPSK、16QAM、および64QAMのデータ変調方式に対応し、アップリンクはBPSK、QPSK、8PSK、および16QAMに対応する。
LTEのネットワーク・アクセスは、5MHzにチャネルが固定されたUTRA(UMTS Terrestrial Radio Access)と対照的に、1.25〜20MHzの間のいくつかの規定チャネル帯域幅を使用し、柔軟性が非常に高い。スペクトル効率はUTRAと比べて最高で4倍まで向上され、アーキテクチャおよびシグナリングの改善により往復の待ち時間が短縮される。MIMO(Multiple Input/Multiple Output)のアンテナ技術により、3GPPの当初のWCDMA(登録商標)無線アクセス技術に比べて1セル当たり10倍のユーザに対応できるようになる。可能な限り多くの周波数帯割当の配置に適合するために、ペアになった帯域動作(FDD:Frequency Division Duplex)およびペアをなさない帯域動作(TDD:Time Division Duplex)の両方に対応する。LTEは、隣接するチャネル内でも以前の3GPP無線技術と共存することができ、すべての3GPPの以前の無線アクセス技術との間で呼を受け渡しすることができる。
図1に、LTEリリース8のコンポーネントキャリア(Component Carrier)の構造を示す。3GPP LTEリリース8のダウンリンクのコンポーネントキャリアは、時間−周波数領域でいわゆるサブフレーム100に分割される。各サブフレームは、サブフレームの1つが図1において1期間Tslotに相当する120として示されている、2つのダウンリンク・スロットに分割される。第1のダウンリンク・スロットは、先頭のOFDMシンボルの中に制御チャネル領域を備える。各サブフレームは、時間領域の所定数のOFDMシンボルからなる。各OFDMシンボルはコンポーネントキャリアの帯域幅全体に渡る。
具体的に、スケジューラによって割り当てることができる最小単位のリソースはリソースブロックであり、これは物理リソースブロック(PRB:Physical Resource Block)とも呼ばれる。PRB130は時間領域のNsymb DL個の連続したOFDMシンボルおよび周波数領域のNSC RB個の連続したサブキャリアとして定義される。実際の運用では、ダウンリンクリソースはリソースブロックペアとして割り当てられる。リソースブロックペアは、2つのリソースブロックからなる。1リソースブロックペアは、周波数領域のNSC RB個の連続したサブキャリアと、時間領域のサブフレームの2・Nsymb DL個の全変調シンボルに渡る。Nsymb DLは6または7であり、結果として合計12個または14個のOFDMシンボルがあることになる。したがって、物理リソースブロック130は、時間領域の1スロットおよび周波数領域の180kHzに相当するNsymb DL×NSC RB個のリソースエレメント(Resource Element)からなる(ダウンリンクのリソースグリッドに関するさらなる詳細は、例えば3GPP TS 36.211, "Evolved universal terrestrial radio access (E-UTRA); physical channels and modulations (Release 8)", version 8.9.0, December 2009, Section 6.2(3GPPのウェブサイトで入手可能)で得ることができ、その内容は本明細書に援用される)。
ダウンリンクの物理リソースブロックの数NRB DLは、セル内で設定されたダウンリンク送信の帯域幅に応じて決まり、現在LTEでは6〜110個のPRBで規定される。
データは、仮想リソースブロックのペアを利用して物理リソースブロックにマッピングされる。仮想リソースブロックのペアが物理リソースブロックのペアにマッピングされる。下記の2種類の仮想リソースブロックが、LTEのダウンリンクの物理リソースブロックへのマッピングに従って定義される。
−LVRB(Localized Virtual Resource Block、局所VRB)
−DVRB(Distributed Virtual Resource Block、分散VRB)
局所VRBを使用する局所送信モードでは、eNBが、どのリソースブロックをどれくらい使用するかについて完全に制御し、通常はその制御により、スペクトル効率が高くなるリソースブロックを選択する。大半の移動通信システムでは、その結果、隣接する物理リソースブロックまたは隣接する物理リソースブロックの複数個のまとまりが単一のユーザ機器への送信のために使用されることになる。これは、無線チャネルが周波数領域でコヒーレントであるためであり、1つの物理リソースブロックで高いスペクトル効率が得られる場合には、それに隣接する物理リソースブロックでも同様に高いスペクトル効率が得られる可能性が高いことを示唆する。分散VRBを使用する分散伝送モードでは、充分に高いスペクトル効率をもたらす少なくともいくつかの物理リソースブロックに当たり、それにより周波数ダイバーシティを得るために、同じUE向けデータを伝送する物理リソースブロックが周波数帯に渡って分散される。
3GPP LTEリリース8では、アップリンクおよびダウンリンクに1つのコンポーネントキャリアしかない。1つのDLサブフレーム内で、1番目〜4番目のOFDMシンボルがダウンリンクの制御チャネルおよびダウンリンクの信号送信に使用される(LTE制御領域)。図5に、LTEのDL制御領域の一例を示す。ダウンリンクの制御シグナリングは、基本的に次の3つの物理的なチャネルによって伝送される。
−サブフレームにおいて制御シグナリングに使用されるOFDMシンボルの数(すなわち制御チャネル領域の大きさ)を指示するPCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)。NRB DL>10の場合、PCFICH値は0〜3である。
−アップリンクのデータ送信に関連するダウンリンクのACK/NACKを伝送するPHICH(Physical Hybrid ARQ Indicator Channel)。PHICHの継続時間、すなわちPHICHに使用されるOFDMシンボルの数は、上位レイヤによって設定される。通常のPHICHの場合、継続時間は1OFDMシンボルである。拡張PHICHの場合、継続時間は2〜3OFDMシンボルである。PHICHの継続時間は、PCFICH値から決まるDL制御領域のサイズに下限を課す。
−セル固有参照信号(CRS)は、アンテナポート0〜3のうち1つまたは数個で送信される。通常のサブフレームでは、CRSは、サブフレーム内で帯域幅全体に分散される。MBSFNサブフレームでは、CRSは、MBSFNサブフレームの非MBSFN領域、すなわちDL制御領域のみで送信される。
−ダウンリンクのスケジューリング割当およびアップリンクのスケジューリング割当を伝送するPDCCH(Physical Downlink Control Channel:物理ダウンリンク制御チャネル)。
PCFICHは、既知の所定の変調および符号化方式を使用して、ダウンリンクサブフレームの制御シグナリング領域内の既知の位置から送信される。ユーザ機器は、サブフレーム中の制御シグナリング領域の大きさ、例えばOFDMシンボルの数に関する情報を得るためにPCFICHを復号する。ユーザ機器(UE:User Equipment)がPCFICHを復号できない場合、または誤りのあるPCFICH値を得た場合、制御シグナリング領域に含まれるL1/L2制御シグナリング(PDCCH)を正しく復号することができず、その結果制御シグナリング領域に含まれるすべてのリソース割当が失われる可能性がある。
PDCCHは、例えばダウンリンクまたはアップリンクのデータ送信用のリソースを割り当てるためのスケジューリング・グラントなどの制御情報を伝送する。物理制御チャネルは、1つまたは数個の連続したCCE(Control Channel Element)を集約(aggregation)したもので送信される。各CCEは、いわゆるリソースエレメントグループ(REG:Resource Element Group)にまとめられたリソースエレメントの組に相当する。CCEは、通例、9個のリソースエレメントグループに対応する。PDCCH内のスケジューリング・グラントは、CCEに基づいて定義される。リソースエレメントグループは、リソースエレメントへの制御チャネルのマッピングを定義するために使用される。各REGは、同じOFDMシンボル中にある参照信号を除く4つの連続したリソースエレメントからなる。REGは、1つのサブフレーム内の1番目から4番目のOFDMシンボルに存在する。ユーザ機器向けのPDCCHは、サブフレーム中のPCFICHに従って、先頭の1つ、2つ、または3つのOFDMシンボルで送信される。
3GPP LTEリリース8(および後のリリース)において物理リソースへのデータのマッピングに使用される別の論理単位はリソースブロックグループ(RBG)である。リソースブロックグループは、(周波数で)連続した物理リソースブロックの組である。RBGの概念は、指示などのためのオーバーヘッドを最小にし、それにより送信時のデータに対する制御オーバーヘッドの比率を下げるために、受信ノード(例えばUE)に割り当てられるリソースの位置を指示するために特定のRBGをアドレス指定することを可能にする。現在、RBGのサイズは、システム帯域幅、具体的には、NRB DLに応じて、1、2、3または4と指定されている。LTEリリース8におけるPDCCHのRBGのマッピングに関するさらなる詳細は、3GPP TS 36.213 "Evolved Universal terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical layer procedures", v8.8.0, September 2009, Section 7.1.6.1(3GPPのウェブサイトで自由に入手可能)で得られ、その内容は本明細書に援用される。
UEは、すべての非DRXサブフレームで、制御情報を求めてサービングセルのPDCCH候補のセットを監視し、監視するとは、すべての監視対象のDCIフォーマットに従ってセットに含まれる各PDCCHの復号を試みることを意味する。監視するPDCCH候補のセットは、サーチスペースの点から定義される。
UEは、UE固有のサーチスペースと共通サーチスペースの2種類のサーチスペースを監視する。UE固有サーチスペースと共通サーチスペースの両方は、異なるアグリゲーションレベルを有する。
UE固有サーチスペースには、それぞれのアグリゲーションレベル{1,2,4,8}に{6,6,2,2}個のPDCCH候補があり、各アグリゲーションレベルのPDCCH候補はCCEで連続している。アグリゲーションレベルLの最初のPDCCH候補の開始CCEインデックスはY×Lで決定され、kはサブフレーム番号であり、YはkおよびUE IDによって決まる。したがって、UE固有サーチスペースにおけるCCEの位置は、UE IDで決定することにより異なるUEのPDCCH UE固有のサーチスペースの重複を減らし、サブフレーム間でランダム化することにより隣接セルにおけるPDCCHからの干渉をランダム化する。
共通サーチスペースには、それぞれのアグリゲーションレベル{4,8}に{4,2}個のPDCCH候補がある。アグリゲーションレベルLの最初のPDCCH候補は、CCEインデックス0で開始する。したがって、すべてのUEが同じ共通サーチスペースを監視する。
システム情報のためのPDCCHは共通サーチスペースで送信され、そのため、すべてのUEが共通サーチスペースを監視することによってシステム情報を受信することができる。
PDSCH(Physical Downlink Shared Channel:物理ダウンリンク共有チャネル)はユーザデータの伝送に使用される。PDSCHは、1つのサブフレーム中でPDCCHの後に残りのOFDMシンボルにマッピングされる。1つのUEに割り当てられるPDSCHリソースは、サブフレームごとにリソースブロックを単位とする。LTEでは、DLデータ領域は、1つのサブフレーム内でDL制御領域の後に開始する。DLデータ領域では、CRS、PDSCH、およびそれに対応するDM−RSが送信される。
図2に、サブフレーム内のPDCCHおよびPDSCHのマッピング例を示す。最初の2つのOFDMシンボルが制御チャネル領域(PDCCH領域)を形成し、L1/L2の制御シグナリングに使用される。残りの12個のOFDMシンボルがデータチャネル領域(PDSCH領域)を形成し、データに使用される。すべてのサブフレームのリソースブロックペアで、セル固有の参照信号、いわゆるCRS(Common Reference Signal:共通参照信号)が1つまたは数個のアンテナポート0〜3で送信される。図3の例では、CRSは、R0およびR1の2つのアンテナポートから送信される。
さらに、サブフレームは、ユーザ機器でPDSCHを復調するために使用されるUE固有の参照信号、いわゆるDM−RS(Demodulation Reference Signal:復調用参照信号)も含む。DM−RSは、特定のユーザ機器に対してPDSCHが割り当てられているリソースブロックでのみ送信される。DM−RSを用いてMIMOに対応するために、4つのDM−RS層が定義され、すなわち最大で4層のMIMOがサポートされることを意味する。この例では、図3で、DM−RS層1、2、3、および4がMIMO層1、2、3、および4に対応している。
2009年9月に、3GPP Partnersは、LTEリリース10および以後のリリース(LTE−Advanced)をIMT−Advancedの候補として評価するよう提案する正式の提言をITUに行った。ITUは、能力がIMT2000を超えるモバイル・システムを指すために「IMT Advanced」という用語を新たに作っている。この新しい課題に対応するために、3GPPの組織パートナーは、3G以降のシステムを包含するように3GPPの範囲を広げることに同意した。3GPPでは、E−UTRAを発展させるための3GPP事業者の要件と、IMT−Advancedの能力を満たす、または超える必要性に従ってE−UTRA(LTE−Advanced)のさらなる前進を検討しなければならない。Advanced E−UTRAは、ITU−RでIMT−Advancedの要件になることが見込まれる内容と比べてかなり高い性能を提供しなければならないと予想される。
LTE−Aリリース10の作業は、2010年3月に開始し、2011年6月にはすでに固まっていた。LTE−Aリリース10に含まれる主要な機能には、キャリアアグリゲーション、拡張されたDL MIMO、UL MIMO、中継等がある。
3GPP TS 36.300 v.2.0によると、キャリアアグリゲーション(CA)では、最高で100MHzのより広い伝送帯域幅に対応するために、2つ以上のコンポーネント・キャリア(CC)が集約される。UEは、能力に応じて、1つまたは複数のCCで同時に受信または送信を行うことができる。ULとDLとで異なる数のCCを集約するようにUEを設定することが可能である。
−設定できるDL CCの数は、UEのDLアグリゲーション能力に応じて決まる。
−設定できるUL CCの数は、UEのULアグリゲーション能力に応じて決まる。
−DL CCよりもUL CCが多くなるようにUEを設定することはできない。
CAが設定される際、UEは、ネットワークとの間に1つのみのRRC接続を有する。RRC接続の再確立/ハンドオーバー時に、1つのサービングセルがNASモビリティ情報およびセキュリティ入力を提供する。このサービングセルをプライマリ・セル(PCell)と呼ぶ。ダウンリンクでは、PCellに対応するキャリアは、ダウンリンク・プライマリ・コンポーネント・キャリア(DL PCC)であり、アップリンクではアップリンク・プライマリ・コンポーネントキャリア(UL PCC)である。
CAが設定される際、1つのUEを同時に複数のサービングセルにスケジュールすることができる。各DL CCにDL制御領域がある。1つのDL CCのPDSCHは、そのDL CCのPDCCHによってスケジュールするか、または別のDL CCのPDCCHによってクロスキャリアスケジューリングすることができる。キャリア・インディケータ・フィールド(CIF)は、サービングセルのPDCCHで、別のサービングセルのリソースをスケジュールすることを可能にするが、下記の制約がある。
−クロスキャリアスケジューリングはPCellには適用することができない。すなわち、PCellは常に自身のPDCCHを介してスケジューリングされる。
−SCellのPDCCHを設定する際、そのSCellにクロスキャリアスケジューリングを適用することはできない。すなわち、SCellは常に自身のPDCCHを介してスケジューリングされる。
−SCellのPDCCHが設定されない場合は、クロスキャリアスケジューリングが適用され、そのSCellは常に1つの他のサービングセルのPDCCHを介してスケジューリングされる。
LTE−Aでは、LTEのDL制御領域が再使用される。PCFICHを使用してDL制御領域の大きさを示す。PHICHは、ハイブリッドARQ ACK/NACKを搬送する。PDCCHのサーチスペースを拡張して、クロスキャリアスケジューリングをサポートする。
LTE−Aでは、UEは、上位レイヤによって設定された1つまたは複数のアクティブ状態のサービングセルでPDCCHサーチスペースを監視するものとする。PDCCHが監視されるサービングセルごとに、UEは、そのサービングセルのUE固有のサーチスペースを監視するとともに、そのサービングセルでクロスキャリアスケジューリングされているサービングセルのUE固有のサーチスペースも監視する。
LTE−Aでは、1つのサブフレーム内のDL制御領域の後にDLデータ領域も開始する。DMRSは、PDSCHの復調に使用される。最高で8レイヤのDM−RSがサポートされる。
LTE−Aの別の主要な機能は、3GPP LTE−AのUTRANアーキテクチャに中継ノードに導入することにより中継機能を提供することである。中継は、LTE−Aでは、高いデータレートの利用可能範囲、グループのモビリティ、一時的なネットワーク配備、セルエッジのスループットを向上させ、かつ/または、新しい地域に受信可能範囲を提供するための手段と考えられる。中継ノードは、ドナー(donor)セルを介して無線アクセスネットワークにワイヤレスに接続される。中継の手法に応じて、中継ノードは、ドナー・セルの一部としても、あるいは独自にセルを制御してもよい。中継ノードがドナー・セルの一部である場合、中継ノードは独自のセルID(cell identity)は持たないが、中継IDは持つことができる。中継ノードが独自にセルを制御する場合は、1つまたは数個のセルを制御し、その中継ノードに制御される各セル内で一意の物理レイヤセルIDが提供される。
図4は、中継ノードを使用した3GPP LTE−Aネットワーク構造の例を示す。ドナーeNodeB(d−eNB)410は、ユーザ機器UE1 415および中継ノード(RN)420に直接サービスし、中継ノード(RN)420はさらにUE2 425にサービスする。ドナーeNodeB410と中継ノード420との間のリンクは、通例、中継バックホール・アップリンク/ダウンリンクと呼ばれる。中継ノード420と、その中継ノードに接続されたユーザ機器425(r−UEとも称する)との間のリンクは(中継)アクセス・リンクと呼ばれる。ドナーeNodeBは、L1/L2制御およびデータをマイクロユーザ機器UE1 415と、中継ノード420にも送信し、中継ノード420はさらにそのL1/L2制御およびデータを中継ユーザ機器UE2 425に送信する。中継ノードは、送信動作と受信動作を同時に行うことはできない時間多重化モードで動作することができる。具体的には、eNodeB410から中継ノード420へのリンクが中継ノード420からUE2 425へのリンクと同じ周波数スペクトルで動作する場合、中継送信機が自身の受信機に対する干渉を引き起こす。このため、同じ周波数リソースでNodeBから中継ノードへの送信と中継ノードからUEへの送信を同時に行うことは、受信信号と送信信号との充分な分離がもたらされなければ可能でない場合がある。したがって、中継ノード420がドナーeNodeB410に送信を行う際には、その中継ノードに接続されたUE425からの受信を同時に行うことはできない。同様に、中継ノード520がドナーeNodeBからデータを受信する際には、その中継ノードに接続されたUE425にデータを送信することはできない。したがって、中継バックホール・リンクと中継アクセス・リンクの間にはサブフレームの区分けがある。
中継動作では、新しいPDCCH、すなわち中継ノードのDCIを搬送するR−PDCCH(relay physical downlink control channel:中継物理ダウンリンク制御チャネル)が定義される。R−PDCCHは、LTE−Aのデータ領域で送信される。DL割当のためのPDCCHは、第1スロットの4番目のOFDMシンボルで開始し、第1スロットの最後のOFDMシンボルで終了する。ULグラントのPDCCHは、第2スロットの1番目のOFDMシンボルで開始し、最後または最後から2つ目のOFDMシンボルで終了する。リリース8〜10の制御領域とR−PDCCH領域との間に重複はない。これは、リレーは、eNBに接続された後はeNBからリリース8〜10のPDCCHを受信する必要がないためである。
周波数領域では、行われる可能性のあるR−PDCCHの送信のために、上位レイヤによってPRBのセットが設定される。
R−PDCCHは、所定のPRBで他のR−PDCCHとクロスにインターリーブされずに、1つまたは数個のPRBで送信されることができる。あるいは、複数のR−PDCCHを1つまたは数個のPRBでクロスインターリーブすることもできる。
クロスインターリーブされていないR−PDCCHは、アンテナポートのセット{0}、{0,1}、または{0,1,2,3}の1つで送信されるセル固有の参照信号に基づいて復調されるか、または、nSCID=0と想定してアンテナポート7で送信されるUE固有の参照信号に基づいて復調され、参照信号のタイプは上位レイヤで設定される。空間多重化はR−PDCCHにはサポートされない。
3GPPのLTEでは、リソースは、物理リソースブロック(PRB)を単位として割り振ることができる。一部の制御チャネルでは、さらに小さなリソース部分を割り当てることが可能である。例えば、サブフレーム内のPDCCH制御チャネル領域は、CCEのセットで構成される。PDCCHは、1つ、2つ、4つ、または8つのCCEを集約することができる。同様に、R−PDCCHは、アグリゲーションレベル1、2、4、および8をサポートする可能性が高い。アグリゲーションは、CCE間、または物理リソースブロック間で行うことができる。
各中継ノードは、すべての非DRXサブフレームで、制御情報を求めて任意のアグリゲーションレベルのR−PDCCH候補のセットを監視する。監視とは、すべての監視対象のフォーマットに従って、セットに含まれる各R−PDCCHを復号する、すなわちブラインド復号を試みること意味する。ブラインド復号については、PDCCHを受信するUEの場合が、3GPP TS 36.213 "Evolved Universal terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical layer procedures", v8.8.0, September 2009, Section 9.1.1(3GPPのウェブサイトで自由に入手可能。参照により本明細書に援用される)に記載されている。UE固有のPDCCHについての本仕様によると、サーチスペースは、アグリゲーションレベル1および2の6つの候補と、アグリゲーションレベル4および8の2つの候補を含むことができる。候補の数は、端末が行わなければならないブラインド復号の回数も指定する。
R−PDCCHの搬送に利用できるリソースの点から見たサーチスペースの設定は、(例えばRRCで)準静的に設定するか、または固定することができる。
LTE−Aリリース11の作業は2011年9月に開始された。LTE−Aリリース11の主要機能には、LTEのキャリアアグリゲーションの拡張、LTEのさらに拡張された非CAベースのICIC(inter-cell interference coordination:セル間干渉制御)、LTEダウンリンクのCoMP(Coordinated Multi-Point Operation:連携多地点動作)等が含まれる。それに加えて、LTE−Aリリース11は、LTEのCoMP(Coordinated Multi-Point Operation:連携多地点動作)、LTEの拡張されたアップリンク送信、LTE−AdvancedのさらなるダウンリンクのMIMO拡張に関する検討も含んでいる。
3GPP TR 25.913, "Requirements for evolved UTRA (E-UTRA) and evolved UTRAN (E-UTRAN)," v8.0.0, January 2009 3GPP TS 36.211, "Evolved universal terrestrial radio access (E-UTRA); physical channels and modulations (Release 8)", version 8.9.0, December 2009, Section 6.2 3GPP TS 36.213 "Evolved Universal terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical layer procedures", v8.8.0, September 2009, Section 7.1.6.1 3GPP TS 36.213 "Evolved Universal terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical layer procedures", v8.8.0, September 2009, Section 9.1.1
CAの拡張、CoMP、およびDL MIMOの検討時に、リリース8〜10で定義される現行のPDCCHはいくつかの不利点を示す。すなわち、ビーム形成と空間多重化が可能でなく、分散DCI送信しかサポートされていないために局所的な割り振りによる周波数スケジューリングの利得が可能でなく、セル間のランダムなREG割り振りのために周波数ICIC(セル間干渉制御)が可能でない。この状況を改善するために、拡張PDCCH(E−PDCCH)が検討中であり、それにより上記の問題が回避されると考えられる。
3GPP内で論議されている提案のいくつかはすでにE−PDCCHの設計に対応している。提案される解決法の1つはR−PDCCHを再使用するものであり、設計を拡張してE−PDCCHの空間多重化をサポートする。しかし、R−PDCCHは常に4番目のOFDMシンボルで開始し、データチャネルエリアにマッピングされる。この解決法では、UE固有PDCCHの多くの部分が不使用になる可能性のあるリリース11端末の場合には、リソースの無駄につながる可能性がある。
別の解決法(提案番号R1−113322)は、ビーム形成および空間多重化をサポートするために、E−PDCCH CCEに新しいDM−RSを挿入することを提案する。したがって、E−PDCCH CCEもPDCCH CCEとインターリーブされ、帯域幅全体に渡って分散される。MBSFNサブフレームでは、E−PDCCHはPDCCH領域の後に送信され、やはり帯域幅全体に分散される。この構成では、E−PDCCHが帯域幅全体に分散される。そのため、周波数領域ICICおよび周波数選択性スケジューリングをサポートすることができない。
上記を鑑み、本発明の目的は、既存のダウンリンク制御シグナリングを備えるシステム内で、新たな効率的なダウンリンク制御シグナリングを行うための領域を提供することである。
この目的は、独立請求項の特徴により達成される。
本発明の有利な実施形態は従属請求項に準拠する。
新しい制御チャネル用のサーチスペース領域を提供することが本発明の特有のアプローチであり、新しい制御チャネルは別の制御チャネルと少なくとも部分的に重複し、両制御チャネルは同じ種類の情報を送信する。
本発明の第1の態様によると、OFDMマルチキャリア通信システムのサブフレームで少なくとも1つの受信ノードのための制御情報を送信する方法が提供される。この方法は、送信ノードで行われる、第1のリソース領域内にダウンリンクの第1の制御チャネルのサーチスペースを設定するステップであって、リソース領域は(およびしたがって第1のリソース領域も)、OFDMの時間リソースおよび周波数リソースのサブセットである、ステップと、第2のリソース領域内に第2のダウンリンク制御チャネルのサーチスペースを設定するステップであって、第2のリソース領域は第1のリソース領域と完全に重複するか、または部分的に重複する、ステップとを含む。第1および第2の制御チャネルはリソース割当データを搬送する。方法はさらに、第1の制御チャネルのサーチスペースで制御情報を送信するステップと、第2の制御チャネルのサーチスペースで制御情報を送信するステップとを含む。
本発明の第2の態様によると、OFDMマルチキャリア通信システムのサブフレーム内で制御情報を受信する方法が提供される。この方法は、第2のリソース領域内に第2のダウンリンク制御チャネルのサーチスペースを設定するステップを含み、第2のリソース領域は、第1の制御チャネルのサーチスペースを設定する第1のリソース領域と重複する。第1の制御チャネルと第2の制御チャネルは、2つの異なる通信システムまたはシステムリリース、すなわち第1および第2の通信システムの制御チャネルであり、リソース割当データを搬送する。この方法はさらに、第1の通信システムによって使用されるリソースエレメントであって、ARQ受信通知データを送信するためのARQ制御チャネル、第1の領域および/または第2の領域のサイズを知らせる制御データを送信するフォーマット制御チャネル、参照信号を送信する参照信号チャネル、および/または、第1のチャネルで送信され、複数の端末に共通のデータの一部、の少なくとも1つに属するリソースエレメントをブラインド検出の際に抜かしながら、第2の制御チャネルのサーチスペースをブラインド復号することによって制御情報を受信するステップを含む。
本発明の第3の実施形態によると、OFDMマルチキャリア通信システムのサブフレーム内で少なくとも1つの受信ノードのための制御情報を送信する装置が提供され、この装置は、第1のリソース領域内にダウンリンクの第1の制御チャネルのサーチスペースを設定する第1の設定部であって、リソース領域は、OFDMの時間リソースおよび周波数リソースのサブセットである、第1の設定部と、第2のリソース領域内に第2のダウンリンク制御チャネルのサーチスペースを設定する第2の設定部であって、第2のリソース領域は第1のリソース領域と完全に重複するか、または部分的に重複し、第1および第2の制御チャネルはリソース割当データを搬送する、第2の設定部と、第1の制御チャネルのサーチスペースで制御情報を送信し、第2の制御チャネルのサーチスペースで制御情報を送信する送信部とを備える。
本発明の第4の態様によると、OFDMマルチキャリア通信システムのサブフレーム内で制御情報を受信する装置が提供され、この装置は、第2のリソース領域内に第2のダウンリンク制御チャネルのサーチスペースを設定する設定部であって、第2のリソース領域は、第1の制御チャネルのサーチスペースを設定する第1のリソース領域と重複し、第1および第2の制御チャネルは、2つの異なる通信システムまたはシステムリリース、すなわち第1および第2の通信システムの制御チャネルであり、リソース割当データを搬送する、設定部と、第1の通信システムによって使用されるリソースエレメントであって、ARQ受信通知データを送信するためのARQ制御チャネル、第1の領域および/または第2の領域のサイズを知らせる制御データを送信するフォーマット制御チャネル、参照信号を送信する参照信号チャネル、および/または、第1のチャネルで送信され、複数の端末に共通のデータの一部、の少なくとも1つに属するリソースエレメントをブラインド検出の際に抜かしながら、第2の制御チャネルのサーチスペースをブラインド復号することによって制御情報を受信する受信部とを備える。
本発明の有利な実施形態によると、第2のチャネルのサーチスペースに含まれないリソースを含む保護リソースエリアが定義される。保護エリアは、局所的とするか、または時間および/または周波数において分散することができ、ARQ受信通知データを送信するためのARQ制御チャネル、第1の領域および/または第2の領域のサイズを知らせる制御データを送信するフォーマット制御チャネル、参照信号を送信する参照信号チャネル、および/または、第1のチャネルで送信され、複数の端末に共通の制御情報の一部、の少なくとも1つを送信するために予約することができる。特定のリソースエリアを保護することにより、例えば、各種の異なる情報を搬送するすべての他の制御チャネルを設定し直す必要なしに、割当グラントを搬送する古い制御チャネルと(部分的に)重複し、共存する新しい制御チャネルを設定することが可能となる。
上記方法はさらに、第2のリソース領域の開始OFDMシンボルおよび/または終了OFDMシンボルを指定することによって第2のリソース領域を決定するステップと、開始OFDMシンボルおよび/または終了OFDMシンボルを知らせる制御メッセージを送信するステップとを含むことができる。そのようにすると、例えば無線リソース制御プロトコル等の上位レベルのシグナリングによって、第2のリソース領域を効率的に設定することができる。
有利には、受信ノードは、第1および第2の通信システムに共通のリソースエレメントで受信される参照信号を、第2のチャネルの復調に利用する。
それにより、第1の制御チャネルまたはユーザデータ搬送チャネルで使用される参照シンボルを、第2の制御チャネルの復調に再使用することが可能となる。
第2のリソース領域は、ユーザデータを送信する第3のリソース領域とも重複するように設定されてもよく、第3の領域は第1の領域と異なる。
この通信システムに関して、そのリソースを複数のリソースブロックにさらに分割することができ、各リソースブロックは、時間領域の所定数のシンボルと、所定数のサブキャリアとを含み、リソースブロックは、ユーザデータを送信するために割り当てることが可能な最小の単位であり、制御データ領域とユーザデータ領域とを含む。リソースブロックグループが、所定数のリソースブロックとして定義される。CCEは、固定数のリソースエレメントからなる。
そして、第2のダウンリンク制御チャネルのサーチスペースを、複数個の物理リソースブロックに指定することができ、第2のダウンリンク制御チャネルは、指定された物理リソースブロックの制御領域および/またはユーザデータ領域で搬送される。それに代えて、第2のダウンリンク制御チャネルのサーチスペースは、複数個の物理リソースブロックグループに指定してもよく、第2のダウンリンク制御チャネルは、指定された物理リソースブロックグループの制御領域および/またはユーザデータ領域で搬送される。さらにそれに代えて、第2のダウンリンク制御チャネルのサーチスペースは、複数個のCCEに指定され、第2のダウンリンク制御チャネルは、指定された物理リソースブロックグループまたは物理リソースブロックグループの制御領域および/またはユーザデータ領域で搬送される。
アグリゲーションリソース単位(上記のように、リソースブロック、リソースブロックグループ、またはCCE)は、例えば上位レベルのシグナリングで設定することも可能である。リソース単位に含まれるリソースエレメントの数およびE−PDCCHの送信に必要な最小のリソースエレメント数に応じて、最小のアグリゲーション単位を設定することもできる。最小のアグリゲーション単位は、例えば、1リソースブロック、2リソースブロック、3リソースブロックであり、リソースブロックは、シンボルのサブセットのみに定義することができる。ただし、最小のアグリゲーション単位は、リソースブロックグループ、またはCCE、または他の目的(データ送信、制御情報の送信等)で通信システムにより用いられる他のリソース単位の倍数として数えてもよい。
有利には、通信システムは、3GPP(3rd Generation Partnership Project)のLTE(Long Term Evolution)であり、第1のシステムのリリースは、LTEのリリース8および/または10であり、第2のリリースは、LTEのリリース11およびそれ以降のリリースであり、第1のチャネルは、第1および第2のシステムリリースのPDCCH(Physical Downlink Control Channel:物理ダウンリンク制御チャネル)であり、第2のチャネルは、第2のシステムリリースの拡張PDCCHである。
本発明の別の態様によると、コンピュータ可読のプログラムコードが実装されたコンピュータ可読媒体を含むコンピュータプログラム製品が提供され、プログラムコードは本発明を実施するように構成される。
本発明の上記およびその他の目的および特徴は、添付図面との関連で与えられる以下の説明および好ましい実施形態からより明らかになろう。
3GPP LTEリリース8で定義されたダウンリンク・コンポーネント・キャリアのサブフレームの概略的構造を示す概略図である。 3GPP LTEリリース8で定義されたサブフレームの2つのダウンリンク・スロットのうち1つのダウンリンク・コンポーネント・キャリア例を示す概略図である。 3GPP LTEリリース8および3GPP LTE−Aリリース10に定義された非MBSFNサブフレームおよび物理リソースブロックペアの構造を示す概略図である。 ドナーeNodeB、中継ノード、および2つのユーザ機器を含む例示的なネットワーク構成の概略図である。 LTE DL制御領域のマッピング例を説明する概略図である。 PDSCH領域と重複したE−PDCCHサーチスペースの例を説明する概略図である。 リソースブロック単位で設定可能なE−PDCCHサーチスペースの例を説明する概略図である。 リソースブロックグループ単位で設定可能なE−PDCCHサーチスペースの例を説明する概略図である。 CCE単位で設定可能なE−PDCCHサーチスペースの例を説明する概略図である。 本発明の一実施形態による方法を説明する流れ図である。
以下の段落では本発明の各種実施形態を説明する。例示の目的のみで、実施形態の大半は、上記の背景技術の項で述べた3GPP LTE(リリース8)およびLTE−A(リリース10または11)の移動通信システムによるOFDMダウンリンク無線アクセス方式との関連で概説する。本発明は例えば上記で説明した3GPP LTE(リリース8)およびLTE−A(リリース10または11)の通信システムなどの移動通信システムとの関連で有利に使用することができる。ただし、本発明は、この特定の例示的通信ネットワークでの使用に限定されないことに留意されたい。本明細書に記載される本発明の態様は、特に、主に3GPP LTE−A(リリース8、10または11)通信システムのUEなどの受信機に割り当ておよびグラントを伝送するダウンリンクの制御情報(PDCCH、E−PDCCH)のためのサーチスペースを定義し、ダウンリンクサーチスペース(具体的には個々のリソースブロック、リソースブロックグループまたはそのCCE)にマッピングされたPDCCH、E−PDCCHデータの点で効率的なリソース利用を提供するために使用することができる。上記の背景技術の項での説明は、本明細書に記載される主として3GPP LTE(リリース8)およびLTE−A(リリース10または11)に特有の例示的実施形態をよりよく理解することを目的としたものであり、本発明を、記載される移動通信ネットワークにおける処理および機能の具体的な実装に限定するものとは解釈すべきでない。
本発明は、既存のリリースの通信システムの制御チャネルを後のリリースでさらに改良することができるという考察に基づく。ただし、通信システムでは、後方互換性は、後のリリースをサポートするネットワーク内で古い端末と新しい端末が共存できることを保証する重要な機構である。したがって、本発明の目的は、1つのシステムの2つの異なるリリースまたは2つの異なるシステムに対応する割当グラント情報を搬送する制御チャネルが効率的に共存できるようにすることである。ただし、本発明は、単一のシステム内でそのような2つの異なる制御チャネルをマッピングするためにも使用することができる。
したがって、本発明は、第1の制御チャネルのための第1のリソース領域の構成と、第2のダウンリンク制御チャネルのための第2のリソース領域の構成を提供し、第2のリソース領域は、第1のリソース領域と完全に、または部分的に重複する。そして、第1および第2の制御チャネルの制御情報がそれぞれのサーチスペースで送信される。
チャネルは任意の制御チャネルであってよい。一例では、第1および第2のチャネルは、LTEのPDCCHおよびE−PDCCHとすることができる。PDCCHおよびE−PDCCHはブラインド復号されるため、異なる端末を対象とするそれらチャネルのサーチスペースは、少なくとも部分的に重複したリソース領域内に設定される。ただし、本発明はこれに限定されない。制御チャネルは、他の2つの個々の制御チャネルであって、一方が以前のリリースで、他方が後のリリースであってもよく、チャネルは同様の種類の情報を搬送する。例えば、PHICHと可能性としては拡張されたPHICH、またはPCFICHと可能性としては拡張されたPCFICHとすることができる。本発明の一態様によると、それらチャネルのリソース領域は、少なくとも部分的に重複してよい。ただし、これは例に過ぎず、一般には、異なる種類のデータを扱うチャネルも、少なくとも部分的に重複するように設定可能なリソース領域を有することができる。チャネルは、ブラインド復号を適用しなくともよく、サーチスペースに編成されなくともよい。例えば、それらのチャネルは割り当ててもよい。
一般に、本発明の発想は、同一のシステムの異なるリリースまたは異なるシステムに適用することができる。詳細には、2つの制御領域の構成が提供され、制御領域の一方は以前のリリースで、他方は後のリリースのものである。各制御領域で、1つまたは複数の制御チャネルが送信される。2つの制御領域のサイズ(例えばOFDMシンボル単位、すなわち時間領域)は設定することができる。2つの領域が少なくとも部分的に互いと重複する場合、以前のリリースのUEを保護するために、第1の制御領域内の重要な制御チャネルが保護される。第2の領域にある制御チャネルは、それら重要な制御チャネルについて保護されているREを抜かす。受信側では、後のリリースのUEは、それらのREが第2の領域の制御チャネルの送信では抜かされることを知っており、そのため第2の制御領域の制御チャネルを復号する際にそれらのREを考慮に入れない。各受信端末は、端末固有のサーチスペースを持ち、すべての端末は1つの共通サーチスペースも有することができることに留意されたい。したがって、送信機から見ると2つ以上のサーチスペースがある可能性がある。そして、第1のチャネルのすべての端末固有サーチスペースが第1のリソース領域内にマッピングされ、第2のチャネルのすべての端末固有サーチスペースが第2のリソース領域内にマッピングされる。
通信システムのリソースグリッドの制御領域における異なる制御チャネルの共存をさらに改善するために、保護リソースを定義することができる。そのような保護リソースは保護エリアを形成することができ、保護エリアは局所的であっても(隣接するリソース単位、すなわちリソースエレメント、リソースブロックまたはリソースブロックグループ、CCEを含む)、または分散してもよい(時間リソース単位および/または周波数リソース単位に分散されたリソース単位を含む)。そして、予約リソースエリアのリソースは、第2のチャネルのサーチスペースには使用されない。第2のリソース領域は、第2のチャネルのサーチスペースは含まず、以下の少なくとも1つの送信のために予約される。ARQ受信通知データを送信するためのARQ制御チャネル(LTEのPHICH等)、第1の領域および/または第2の領域のサイズを知らせる制御データを送信するフォーマット制御チャネル(LTEのPCFICH等)、参照信号を送信する参照信号チャネル、および/または第1のチャネルで送信され、複数の端末に共通の制御情報の一部(LTEのCSS等)。第1のチャネルは、例えばLTEのPDCCHでもよく、第2のチャネルは後のLTEリリースのE−PDCCHでもよい。
一般に、第1のチャネルは第1の通信システムのチャネルであり、第2のチャネルは第2の通信システムのチャネルとすることができる。チャネルの一方は、第1または第2の通信システムのいずれかに従って動作する端末でサポートすることができる。別のチャネルは、それら通信システムの1つのみでサポートされてもよい。これを、第1のチャネルがリリース8/10のLTE PDCCHで、第2のチャネルがリリース11のLTE E−PDCCHである実施形態で例示する。ただし本発明はこれに限定されず、一般には、両チャネルとも両方のシステムでサポートされるか、または2つのチャネルの一方のみが一方のみの通信システムでサポートされてもよい。第2のチャネルは第2のリリースとすることができる。予約エリアは、第1のリリースに属するか、または両方のリリースで共有されるか、または第2のリリースのみに属することができる。それでも、第1および第2のチャネルは、両方の通信システムに少なくとも部分的に共有される可能性のある他の制御チャネル(例えばPHICH、PCFICH、CSS、または同様チャネルの1つ)と共存することができる。一般に、リリース11のサブフレームで、LTEのリリース8/10のUEは、PCFICH、PHCIH、またはCSS(共通サーチスペース)等の他の制御チャネルも監視する。CSSおよびPHICHはリリース11のUEにも使用される。したがって、リリース11のサブフレームのPCFICH、PHICH、および/またはCSSは、リリース8/10のUEとリリース11のUEの両方をサポートするために重要である。
リソース領域(第1および/または第2のリソース領域)の設定は、リソース制御プロトコルを使用して静的または準静的に行うことができる。例えば、第2のリソース領域は、第2のリソース領域の開始OFDMシンボルおよび/または終了OFDMシンボルを指定することによって決定することができる。例えば、開始シンボルのみを通知し、リソース領域はその開始シンボルから制御リソース領域の所定の終了シンボルまでを範囲とすると想定することができる。またはその逆に、リソース領域が所定の制御領域の先頭(例えばサブフレーム内の最初のOFDMシンボル)から開始し、終了シンボルまでを範囲とすると想定してもよい。ただし、開始シンボルと終了シンボルの両方を決定し、通知してもよい。そして、送信ノードから受信ノードに制御メッセージが送信されて、決定された開始OFDMシンボルおよび/または終了OFDMシンボルを知らせることができる。送信ノードは基地局および/またはネットワークノードであってよいことに留意されたい。送信ノードは、ネットワークノードの機能も実装する基地局であってもよい。受信ノードは例えば端末である。一般に、送信ノードと受信ノードの一方は中継ノードであってもよい。本発明は、PDCCHとR−PDCCHの共存にも適用することができる。
第2のリソース領域は、ユーザデータを送信する第3のリソース領域とも重複するように設定され、第3の領域は第1の領域と異なる。LTEの用語では、ユーザデータチャネルは例えばPDSCHである。
この通信システムでは、リソースは、LTEと同様に複数のリソースブロックにさらに分割することができ、各リソースブロックは、所定数の時間領域のシンボルと、所定数のサブキャリア(すなわち所定数のリソースエレメント)を含み、リソースブロックは、ユーザデータを送信するために割り振ることが可能な最小の単位であり、制御データ領域およびユーザデータ領域を含む。リソースブロックグループを、所定数のリソースブロックとして定義することができる。CCEは、固定数のリソースエレメントから構成される。第2のダウンリンク制御チャネルのサーチスペースは、リソースブロック、物理リソースブロックグループ、またはCCEなどの複数個のリソース単位に指定することができる。したがって、サーチスペースは、特定種類のリソース単位をより多く集約することができる。第2のダウンリンク制御チャネルは、指定された、可能性としては集約されたリソース単位の制御領域および/またはユーザデータ領域で搬送することができる。
さらに、E−PDCCHは、複数のリソースエレメントで形成されるCCEの粒度で定義することができる。E−PDCCHに定義されたリソース領域内で使用されない残りのREは、LTEのPDSCH送信等のデータ送信に使用することができる。CCE以外の単位が使用される場合は、このPDSCHの割り振りも行うことができる。
第1および第2の制御チャネルの送信に対応して、受信を設定することができる。第2の制御チャネルのサーチスペースは第2のリソース領域内に指定される。第2のリソース領域は、第1の制御チャネルのサーチスペースを設定するために第1のリソース領域と重複する。端末による受信は、対応する第2のサーチスペースをブラインド復号し、(分散している可能性のある)保護リソースエリアのリソースを抜かすことによって行われる。
受信ノードは、好ましくは、第2チャネルの復調のために、第1および第2の通信システムに共通のリソースエレメントで受信される参照信号を利用する。例えば、LTEのDM−RSを第2のチャネルおよび別の制御チャネルまたはデータチャネルに再使用する。
すでに触れたように、本発明は、3GPP(3rd Generation Partnership Project)のLTE(Long Term Evolution)である通信システムに有利に適用することができる。第1のシステムのリリースは、LTEのリリース8および/または10であり、第2のシステムのリリースはLTEのリリース11およびそれ以降とすることができる。第1のチャネルは、第1および第2のシステムのリリースのPDCCH(Physical Downlink Control Channel:物理ダウンリンク制御チャネル)でもよく、第2のチャネルは第2のシステムのリリースの拡張PDCCHである。
本発明の根幹となる発想をLTEシステムに適用すると、E−PDCCH領域とPDCCH領域の重複がサポートされ、同時にPCFICH、PHICH、CSSがサブフレームで保護される実施形態が得られる。加えて、そのようなE−PDCCHはビーム形成および/または空間多重化、周波数領域のICIC、および周波数選択性スケジューリングをサポートすることができる。リリース11のサブフレームでPCFICH、PHICH、および/またはCSSを保護するために、本実施形態では、PCFICH、PHICH、およびCSS REGは、E−PDCCHの送信には使用されない。例えば、共通サーチスペース内の保護REGの数は、上位レイヤからのシグナリングで設定するか、または仕様で定義される。例えば、帯域幅が小さい場合は、1つのRBペア内により多くの共通サーチスペースREGがある。したがって、E−PDCCHのビーム形成をより効率的にサポートするために、PDCCH送信のために予約される共通サーチスペースのREGを減らすと有利である。それに対して、リリース11のサブフレームでスケジューリングされたリリース8/10のUEがない場合は、通例、8つのCCE(アグリゲーションレベルに対応する)で充分にシステム情報を送信することができる。リリース11のサブフレームでスケジューリングされたリリース8〜10のUEが少ない場合は、リリース8〜10のUEは、PDCCHの共通サーチスペースにスケジューリングすることもできる。その場合は、PDCCHの共通サーチスペースに予約されるCCEは8個より多いと有益である可能性がある。特定リソースへのE−PDCCHのスケジューリングおよび/またはE−PDCCHリソース領域の設定は、当該セル内のリリース8〜10の端末の数および/またはリリース11の端末の数に応じて行うことができる。
この例では、PHICH、PCFICH、およびCSSリソースを保護して、E−PDCCHが送信にそれらのリソースを利用せず、それに応じてE−PDCCHの受信側がブラインド復号の際にそれらのリソースを抜かすことを述べた。ただし本発明はこれに限定されず、一般には、それらのチャネルリソースの1つまたはサブセットのみを保護することができる。
別の例によると、E−PDCCHとPDCCHとの重複エリア内では、PCFICH、PHICH、CRS、および/またはDMRS、ならびにPDCCHの共通サーチスペースに属する任意数のREGは、E−PDCCHの送信に使用されない。したがって、それらのREはUEがE−PDCCHをブラインド復号する際に考慮されない。共通サーチスペースに予約されるREGの数も、上位レイヤのシグナリングによって設定するか、帯域幅に応じて仕様で固定的に定義することができる。
特に少ない数のリソースブロックペアでE−PDCCHを送信し、E−PDCCHの復調にリリース10のDM−RSの位置を使用することにより、ビーム形成および空間多重化と、周波数領域ICICおよび周波数選択性スケジューリングの効率的なサポートを実現することができる。
上記のように、E−PDCCHのリソース領域は、静的または準静的に設定することができる。例えば、開始(OFDM)シンボルは準静的に設定し、E−PDCCH領域は、制御領域に位置するPDCCH領域と少なくとも部分的に重複させることができる。その場合、リリース11のサブフレームで、PDCCH REGをE−PDCCHの送信に使用することができる。そのようなマッピングにより、PDCCH REG(または一般にはリソース)の無駄を防止する。
それに代えて、またはそれに加えて、1つのRBペア内のE−PDCCHの終了OFDMシンボルを、上位レイヤからのシグナリングで設定することができる。したがって、E−PDCCHの送信に利用できるOFDMシンボルの数に応じて、E−PDCCHの送信に利用できるREの数は変化する。一方、PCFICH、PHICH、および/またはCSS REGは帯域幅全体に分散され、そのため、各RBペア内でそれぞれのPCFICH、PHICH、および/またはCSSに予約されるREGの数は変動する可能性がある。その結果、各RBペアで利用できるREGの数もRBペアごとに異なる可能性がある。
リリース8〜10のPDCCHのアグリゲーションとサーチスペースの概念を再使用するために、アグリゲーション単位を定義することができる。R−PDCCHの場合、アグリゲーション単位は1RBである。E−PDCCHでは、E−PDCCHに利用できるREの数が変動するために、アグリゲーション単位は、1つのRBペア内で利用可能なREの数に応じて決まることが好ましい。それにより、アグリゲーション単位が小さ過ぎるために不要となるブラインド復号が行われないようにすることができる。例えば、アグリゲーション単位の最小のサイズを定義し、アグリゲーション単位は、その最小のアグリゲーション単位のサイズを満たす最少の数のREBを含むことができる。例えば、最小のアグリゲーション単位のサイズは、物理リソースブロックペア(リソースブロックグループ)の倍数とすることができる。ただし、最小のアグリゲーション単位は、1リソースブロックまたは1リソースブロックペア、またはCCE、リソースエレメント、および/またはその倍数等のさらに小さいアグリゲーション単位であってもよい。
本発明の一実施形態によると、UEは、上位レイヤのシグナリングで設定されたリソースブロックペアのセットの中でE−PDCCHのブラインド復号を行う。そのRBペアのセット中で、PDCCH送信に使用されるOFDMシンボルとE−PDCCH送信に使用されるOFDMシンボルは完全に、または部分的に重複する。PDCCHに使用されるOFDMシンボルは、PDCCH領域のサイズを示す制御フォーマット・インディケータ(CFI)で定義され、これはPDCCH領域の大きさを示し、実際の動作中にはあまり頻繁には変化しない可能性がある。E−PDCCHに使用されるOFDMシンボルは、上位レイヤのシグナリングで設定することができる。
上記のように、E−PDCCHのアグリゲーション単位のサイズは、1つのRBペア内でE−PDCCH送信に利用できるREの数に応じて決まることが好ましい。
図5は、LTEリリース8/10のリソース設定の一例を示す。詳細には、サブフレームは制御領域を含み、制御領域に制御チャネルがマッピングされる。PDCCH領域531〜533は、時間および周波数で分散され、シンボル1〜3およびPRB1、3、および4に含まれる。PCFICH510およびPHICH520は、1番目のシンボルと最初の2つのPRBにある。CRS540および他の参照信号(データ領域)は、リソースグリッド全体に分散される。データ領域は、データを送信するためのPDSCH550を含む。この設定は例示的な設定であり、本発明はこの設定やLTEの特定のチャネルタイプに限定されないことに留意されたい。
図6は、サーチスペースの設計例を示す。E−PDCCHを除くすべてのチャネルの設定は、図5を参照して上記で説明した例と同様である。E−PDCCH領域661、662は1番目のOFDMシンボルで開始し、3番目のOFDMシンボルで終わる。したがって、この例では、E−PDCCHのシンボルは制御領域のシンボルと完全に重複する。E−PDCCH562はPDCCH532と重複しており、PDCCH532は保護エリアの一部である可能性がある。同様に、E−PDCCH561はPHICH520と重複しており、PHICH520は保護エリアの一部である可能性がある。E−PDCCHは、PDCCHが設定されたPRBのサブセット、すなわちPRB2およびPRB4に設定される。PDCCH533、531もPRB1およびPRB3に指定される。
1つのRBペア内に、E−PDCCHの送信に利用できるREが約28個あり、すなわち、12個のサブキャリア×3個のシンボル=36個のリソースエレメントがあり、そのうち4つがCRSに使用され、他の4つがPDCCHまたはPHICH等に使用され、結果として28個のREがある。1アグリゲーション単位が少なくとも36個のREを含む必要がある場合は、アグリゲーション単位の最小のサイズは、したがって、図6に示すように2リソースブロックとなる。N個のRBからなる単位は、所定数のシンボルにN個のRB(N=1,2,…)があることを意味し、ここでは所定数のシンボルは3個であり、E−PDCCHは、サブフレームの制御領域のみに指定される。シンボルの数は、上位レイヤのシグナリングで決定することができる。上位レイヤのシグナリングは、現在のチャネル(E−PDCCH、第2のチャネル)を設定するためのシグナリングである。LTEの場合は、RRCシグナリングがこれにあたる可能性がある。保護されるREG(リソースエレメント)の数(および位置)は、リリース8/10のUEの数と帯域幅に応じて調節することができる。
選択肢の1つは、1サブフレーム内のPDCCHの最小のサイズを満たす最小のアグリゲーション単位を求め、そのアグリゲーション単位をサブフレーム全体で使用するものである。別の選択肢は、PDCCHの最小のサイズを満たす最小数のRBを常に集約するものである。例えば、1つのサブフレームで、リソースブロック#1、#2、および#3を集約するとPDCCHの最小サイズを満たすことができ、リソースブロック#4および#5を集約するとPDCCHの最小サイズを満たすことができる。最初の選択肢では、最小のアグリゲーション単位は3リソースブロックである。2番目の選択肢では、アグリゲーション単位は2リソースブロックまたは3リソースブロックであり、すなわち、リソースブロック#1、#2、および#3が1アグリゲーション単位であり、リソースブロック#4および#5が1アグリゲーション単位となる。
図7は、E−PDCCHリソース領域の別の設定例を示す。この例では、E−PDCCH761、762が制御領域とデータ領域の両方に設定される。E−PDCCHはシンボル1〜7に定義され、すなわち、図6の例のように、スロット全体に、PRB2および4に定義される。開始シンボルおよび/または終了シンボル(それぞれ1と7)は、上位レイヤで設定することができる。E−PDCCH領域とPDCCH領域は部分的に重複する。PDCCH領域の空のPDCCHリソースエレメントグループ(REG)は、E−PDCCHの送信に使用することができる。この例では、60個のRE(12個のサブキャリア×7個のシンボル=84個のREがあり、そこから20個のREが参照シンボルおよびccaに予約され、4個のREがPDCCHの共通スペースまたはPHICH等に予約される)をE−PDCCHに利用することができる。したがって、PRBの1つまたは半分をE−PDCCHの(最少)アグリゲーション単位として使用することができる。
図8は、E−PDCCHサーチスペースの別の設計例を示す。アグリゲーション単位は複数個のRBGである。1アグリゲーション単位に属するRBGの数は、E−PDCCHの送信に利用できるREの数に応じて決まる。この例では、アグリゲーション単位は1RBGである。1つのRBGは3つのRBからなる。この例では、E−PDCCHのRBG861は最初の3つのシンボルと最初の3つのPRB、1〜3を範囲とする。E−PDCCH861は、PDCCH531、533、およびPHICH 520、およびPCFICH510と重複し、これらは好ましくは、E−PDCCHの送信とブラインド復号が行われない保護エリアを形成する。
図9は、CCEを単位とするE−PDCCHのサーチスペース961、962の定義例を示す。一見すると図8は図6と似ている。しかし、CCEがアグリゲーション単位として使用されている。1つのCCEを1つまたは複数のRBペアにマッピングすることができる。E−PDCCHの送信に使用されない残りのREは、PDSCHの送信に使用することができる。ここでは、CCEのサイズは36個のREと定義され、これはPDCCHと同じである。2つのRBペア内でE−PDCCHに利用できるREの数はCCEのサイズより大きいが、1つのRBペア内のREの数はCCEのサイズよりも小さい。したがって、1つのCCEが2つのRBペアで送信される。複数のRBペアへのCCEのマッピングは、「周波数優先(frequency first)」であっても「時間優先(time first)」であってもよい。この例では周波数優先のマッピングを示しており、これは、CCEがまず、設定された1番目のシンボルのすべてのサブキャリアにマッピングされ、次いで2番目のシンボルのすべてのサブキャリア等にマッピングされることを意味する。「時間優先」では、CCEはまず設定された1番目のサブキャリアのすべてのシンボルにマッピングされ、次いで2番目のサブキャリアのすべてのシンボル等にマッピングされる。すなわち、CCEのマッピングはサブキャリア単位またはシンボル単位とすることができる。
2つのRBペア(PRB2および4)内の残りのRE951、952はPDSCHの送信に使用される。
本発明の別の変形例は、E−PDCCHを1つまたは複数のRBGに割り振ることを想定する。ただし、CCEがアグリゲーション単位として使用される。1つまたは複数のRBG中の残りのREは、PDSCHの送信(ユーザデータの送信)に使用される。
本発明およびその変形例はいくつかの利益を提供する。例えば、本発明は、同じOFDMシンボル中にPDCCHとE−PDCCHが共存することを可能にする。共通サーチスペースのPDCCHを保護することができる。アグリゲーション単位が小さ過ぎることによる不要なブラインド復号を回避することができる。局所化されたE−PDCCHマッピングがサポートされる。参照信号を共有することにより、ビーム形成および空間多重化がサポートされる。以前のリリースのUEとの後方互換性が得られる。
送信および受信する方法に対応して、通信システム内でデータおよび制御情報を受信および送信する装置が提供される。OFDMマルチキャリア通信システムのサブフレーム内で少なくとも1つの受信ノードのための制御情報を送信する装置であって、第1のリソース領域内にダウンリンクの第1の制御チャネルのサーチスペースを設定する第1の設定部であって、リソース領域は、OFDMの時間リソースおよび周波数リソースのサブセットである、第1の設定部と、第2のリソース領域内に第2のダウンリンク制御チャネルのサーチスペースを設定する第2の設定部であって、第2のリソース領域は第1のリソース領域と完全に重複するか、または部分的に重複し、第1および第2の制御チャネルはリソース割当データを搬送する、第2の設定部と、第1の制御チャネルのサーチスペースで制御情報を送信し、第2の制御チャネルのサーチスペースで制御情報を送信する送信部とを備える。
装置は、例えばNodeB410または中継ノード420である。ただし、ネットワークノードや、アドホックネットワーク内リレーまたはマスター端末のように振る舞う端末であってもよい。通信システムはモバイル・システムとすることができるが、ケーブルシステム、または、端末およびネットワークノードまたは基地局がケーブルおよび/またはワイヤレスで接続される異種混成システムであってもよい。
本発明に係るOFDMマルチキャリア通信システムのサブフレーム内で制御情報を受信する装置は、第2のリソース領域内に第2のダウンリンク制御チャネルのサーチスペースを設定する設定部であって、第2のリソース領域は、第1の制御チャネルのサーチスペースを設定する第1のリソース領域と重複し、第1および第2の制御チャネルは2つの異なる通信システムまたはシステムリリース、すなわち第1および第2の通信システムの制御チャネルであり、リソース割当データを搬送する、設定部と、第1の通信システムによって使用されるリソースエレメントをブラインド検出の際に抜かしながら、第2の制御チャネルのサーチスペースをブラインド復号することによって制御情報を受信する受信部とを備えることができる。
抜かされるエレメントは、ARQ受信通知データを送信するARQ制御チャネル、第1の領域および/または第2の領域のサイズを示す制御データを送信するフォーマット制御チャネル、参照信号を送信する参照信号チャネル、および/または第1のチャネルで送信され、複数の端末に共通のデータの一部、の少なくとも1つに属することができる。受信端末は、例えばLTEのUE等の端末である。ただし、ネットワークノード、基地局、または中継ノードを含む他のノードであってもよい。第2のリソース領域は、ユーザデータを送信する第3のリソース領域とも重複するように設定することができ、第3の領域は第1の領域と異なる。
図10は、本発明による送信および受信の方法を要約した図である。したがって、第1のサーチスペースが送信機で設定される1010。このステップは、セル内の個々の端末に複数のサーチスペースを設定することを含んでよいことに留意されたい。第1のサーチスペースは、例えばPDCCHのサーチスペースであり、第1のリソース領域内に設定される。次いで、送信機で第2のサーチスペースが設定され1020、このステップも、複数の個々の端末に対してより多くのサーチスペースを設定することを含んでよい。第2のサーチスペースは例えばE−PDCCHのサーチスペースであり、第2のリソース領域内に定義される。本発明によると、第1のリソース領域と第2のリソース領域は少なくとも部分的に重複する。設定は、(1つまたは複数の)受信ノードに送信してもよい1030。次いで、制御情報がインターフェース1001を介して第1のチャネル1040および第2のチャネル1050、すなわちそれぞれの設定されたサーチスペースで送信される。このインターフェースは、ワイヤレスインターフェースであっても、ケーブルインターフェースであってもよい。第2のチャネルを受信することが可能な受信ノードでは、対応するステップが行われる。
詳細には、サーチスペースおよび/またはリソース領域の設定を受信することができる1060。次いで、受信のための第2のチャネルのサーチスペースが設定され1070、第2のチャネルの受信1090時にブラインド復号が行われ、その際には第1のチャネルまたは他のチャネルの重複の設定を考慮に入れる。詳細には、保護されるリソースエレメントはブラインド復号されない。
さらに、本発明の各種実施形態は、プロセッサによって実行されるソフトウェア・モジュール、または直接ハードウェアとして実施することができる。また、ソフトウェア・モジュールとハードウェア実装の組み合わせも可能である。ソフトウェア・モジュールは、例えばRAM、EPROM、EEPROM、フラッシュ・メモリ、レジスタ、ハード・ディスク、CD−ROM、DVD等の任意種のコンピュータ可読記憶媒体に記憶することができる。
実施形態の大半は、3GPPに基づく通信システムのアーキテクチャに関連して概説し、上記の項で使用した用語は主として3GPPの用語に関連する。ただし、それらの用語および3GPPに基づくアーキテクチャに関する各種実施形態の説明は、本発明の原理および概念をそのようなシステムのみに限定するものではない。また、上記背景技術の項の詳細な説明は、本明細書に記載される主として3GPPに特有の例示的実施形態をよりよく理解することを目的としたものであり、本発明を、記載される移動通信ネットワークにおける処理および機能の具体的な実装に限定するものとは解釈すべきでない。それでも、本明細書に提案される概念およびサブフレーム構造は、背景技術の項に記載されるアーキテクチャで容易に適用することができる。さらに、本発明の概念は、3GPPで現在論議されているLTE−A RANでも容易に使用することができる。
要約すると、本発明は、通信システム内で共存する少なくとも2つの制御チャネルのサーチスペースを設定することに関する。詳細には、少なくとも部分的に重複した領域に制御チャネルが定義され、重複は時間領域および/または周波数領域である。この設定により、同じリソースグリッド内に少なくとも2つのチャネルが共存することが可能になり、リソースの利用状況を改善することができる。さらに、参照信号の共有も可能になる。

Claims (15)

  1. OFDMマルチキャリア通信システムのサブフレームで少なくとも1つの受信ノードのための制御情報を送信する方法であって、送信ノードで行われる次のステップ、つまり、
    第1のリソース領域内にダウンリンクの第1の制御チャネルのサーチスペースを設定するステップであって、リソース領域は、OFDMの時間リソースおよび周波数リソースのサブセットである、ステップと、
    第2のリソース領域内に第2のダウンリンク制御チャネルのサーチスペースを設定するステップであって、前記第2のリソース領域は前記第1のリソース領域と完全に重複するかまたは部分的に重複し、前記第1および前記第2の制御チャネルはリソース割当データを伝送する、ステップと、
    前記第1の制御チャネルの前記サーチスペースで制御情報を送信するステップと、
    前記第2の制御チャネルの前記サーチスペースで制御情報を送信するステップと、
    を含む方法。
  2. 前記第2のリソース領域内の保護エリアは、前記第2のチャネルには使用されず、
    ARQ受信通知データを送信するためのARQ制御チャネル、
    第1の領域および/または第2の領域のサイズを知らせる制御データを送信するフォーマット制御チャネル、
    参照信号を送信する参照信号チャネル、および/または、
    第1のチャネルで送信され、複数の端末に共通の制御情報の一部、
    の少なくとも1つを送信するために予約される、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2のリソース領域の開始OFDMシンボルおよび/または終了OFDMシンボルを指定することによって前記第2のリソース領域を決定するステップと、
    前記開始OFDMシンボルおよび/または前記終了OFDMシンボルを知らせる制御メッセージを送信するステップと、
    をさらに含む請求項1または2に記載の方法。
  4. OFDMマルチキャリア通信システムのサブフレーム内で制御情報を受信する方法であって、受信ノードで行われる次のステップ、つまり、
    第2のリソース領域内に第2のダウンリンク制御チャネルのサーチスペースを設定するステップであって、前記第2のリソース領域は、第1の制御チャネルのサーチスペースを設定する第1のリソース領域と少なくとも部分的に重複し、前記第1および前記第2の制御チャネルは、リソース割当データを伝送する制御チャネルである、ステップと、
    前記第1の通信システムによって使用されるリソースエレメントであって、
    ARQ受信通知データを送信するためのARQ制御チャネル、
    第1の領域および/または第2の領域のサイズを知らせる制御データを送信するフォーマット制御チャネル、
    参照信号を送信する参照信号チャネル、および/または、
    第1のチャネルで送信され、複数の端末に共通のデータの一部、
    の少なくとも1つに属するリソースエレメントを前記ブラインド検出の際に抜かしながら、前記第2の制御チャネルの前記サーチスペースをブラインド復号することによって制御情報を受信するステップと、
    を含む方法。
  5. 前記受信ノードは、前記第1および前記第2の通信システムに共通のリソースエレメントで受信される参照信号を、前記第2のチャネルの復調に利用する、
    請求項4に記載の方法。
  6. 前記第2のリソース領域は、ユーザデータを送信する第3のリソース領域とも重複するように設定され、前記第3の領域は、前記第1の領域と異なる、
    請求項1から5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記通信システムの前記リソースは、複数のリソースブロックにさらに分割され、各リソースブロックは、時間領域の所定数のシンボルと、所定数のサブキャリアとを含み、リソースブロックは、ユーザデータを送信するために割り当てることが可能な最小の単位であり、制御データ領域とユーザデータ領域とを含み、
    前記第2のダウンリンク制御チャネルの前記サーチスペースは、複数個の前記物理リソースブロックに指定され、前記第2のダウンリンク制御チャネルは、前記指定された物理リソースブロックの前記制御領域および/または前記ユーザデータ領域で伝送される、
    請求項1から6のいずれかに記載の方法。
  8. 前記通信システムの前記リソースは、複数のリソースブロックにさらに分割され、各リソースブロックは、時間領域の所定数のシンボルと、所定数のサブキャリアとを含み、リソースブロックは、ユーザデータを送信するために割り当てることが可能な最小の単位であり、制御データ領域とユーザデータ領域とを含み、
    リソースブロックグループが、所定数のリソースブロックとして定義され、
    前記第2のダウンリンク制御チャネルの前記サーチスペースは、複数個の前記物理リソースブロックグループに指定され、前記第2のダウンリンク制御チャネルは、前記指定された物理リソースブロックグループの前記制御領域および/または前記ユーザデータ領域で伝送される、
    請求項1から6のいずれかに記載の方法。
  9. 前記通信システムの前記リソースは複数のリソースブロックにさらに分割され、各リソースブロックは、時間領域の所定数のシンボルと、所定数のサブキャリアとを含み、リソースブロックは、ユーザデータを送信するために割り当てることが可能な最小の単位であり、制御データ領域とユーザデータ領域とを含み、
    CCEは、固定数のリソースエレメントからなり、
    前記第2のダウンリンク制御チャネルの前記サーチスペースは、複数個の前記CCEに指定され、前記第2のダウンリンク制御チャネルは、前記指定された物理リソースブロックグループまたは物理リソースブロックグループの前記制御領域および/または前記ユーザデータ領域で伝送される、
    請求項1から6のいずれかに記載の方法。
  10. 前記通信システムは、3GPP(3rd Generation Partnership Project)のLTE(Long Term Evolution)であり、
    前記第1のシステムのリリースは、LTEのリリース8および/または10であり、前記第2のリリースは、LTEのリリース11およびそれ以降のリリースであり、
    前記第1のチャネルは、前記第1および前記第2のシステムリリースのPDCCH(Physical Downlink Control Channel:物理ダウンリンク制御チャネル)であり、前記第2のチャネルは、前記第2のシステムリリースの強化PDCCHである、
    請求項1から9のいずれかに記載の方法。
  11. OFDMマルチキャリア通信システムのサブフレーム内で少なくとも1つの受信ノードのための制御情報を送信する装置であって、
    第1のリソース領域内にダウンリンクの第1の制御チャネルのサーチスペースを設定する第1の設定部であって、リソース領域は、OFDMの時間リソースおよび周波数リソースのサブセットである、第1の設定部と、
    第2のリソース領域内に第2のダウンリンク制御チャネルのサーチスペースを設定する第2の設定部であって、前記第2のリソース領域は前記第1のリソース領域と完全に重複するかまたは部分的に重複し、前記第1および前記第2の制御チャネルはリソース割当データを伝送する、第2の設定部と、
    前記第1の制御チャネルの前記サーチスペースで制御情報を送信し、前記第2の制御チャネルの前記サーチスペースで制御情報を送信する送信部と、
    を備える装置。
  12. 前記第2のリソース領域内の保護エリアは、前記第2のチャネルには使用されず、
    ARQ受信通知データを送信するためのARQ制御チャネル、
    第1の領域および/または第2の領域のサイズを知らせる制御データを送信するフォーマット制御チャネル、
    参照信号を送信する参照信号チャネル、および/または、
    第1のチャネルで送信され、複数の端末に共通の制御情報の一部、
    の少なくとも1つを送信するために予約される、
    請求項11に記載の装置。
  13. OFDMマルチキャリア通信システムのサブフレーム内で制御情報を受信する装置であって、
    第2のリソース領域内に第2のダウンリンク制御チャネルのサーチスペースを設定する設定部であって、前記第2のリソース領域は、第1の制御チャネルのサーチスペースを設定する第1のリソース領域と少なくとも部分的に重複し、前記第1および前記第2の制御チャネルは、リソース割当データを伝送する制御チャネルである、設定部と、
    前記第1の通信システムによって使用されるリソースエレメントであって、
    ARQ受信通知データを送信するためのARQ制御チャネル、
    第1の領域および/または第2の領域のサイズを知らせる制御データを送信するフォーマット制御チャネル、
    参照信号を送信する参照信号チャネル、および/または、
    第1のチャネルで送信され、複数の端末に共通のデータの一部、
    の少なくとも1つに属するリソースエレメントを前記ブラインド検出の際に抜かしながら、前記第2の制御チャネルの前記サーチスペースをブラインド復号することによって制御情報を受信する受信部と、
    を備える装置。
  14. 前記第2のリソース領域は、ユーザデータを送信する第3のリソース領域とも重複するように設定され、前記第3の領域は、前記第1の領域と異なる、
    請求項11から13のいずれかに記載の装置。
  15. 前記通信システムの前記リソースは、複数のリソースブロックにさらに分割され、各リソースブロックは、時間領域の所定数のシンボルと、所定数のサブキャリアとを含み、リソースブロックは、ユーザデータを送信するために割り当てることが可能な最小の単位であり、制御データ領域とユーザデータ領域とを含み、
    リソースブロックグループが、所定数のリソースブロックとして定義され、
    CCEは、固定数のリソースエレメントからなり、
    前記第2のダウンリンク制御チャネルの前記サーチスペースは、複数個の前記物理リソースブロックに指定され、前記第2のダウンリンク制御チャネルは、前記指定された物理リソースブロックの前記制御領域および/または前記ユーザデータ領域で伝送されるか、または、
    前記第2のダウンリンク制御チャネルの前記サーチスペースは、複数個の前記物理リソースブロックグループに指定され、前記第2のダウンリンク制御チャネルは、前記指定された物理リソースブロックグループの前記制御領域および/または前記ユーザデータ領域で伝送されるか、または
    前記第2のダウンリンク制御チャネルの前記サーチスペースは、複数個の前記CCEに指定され、前記第2のダウンリンク制御チャネルは、前記指定された物理リソースブロックグループまたは物理リソースブロックグループの前記制御領域および/または前記ユーザデータ領域で伝送される、
    請求項11から14のいずれかに記載の装置。
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