JP2015500727A - 時間的シーケンスでカスタマイズ可能な液体バーストを備えるオーラル歯洗浄器具 - Google Patents

Abstract

歯の洗浄を提供するのに適した液体の連続バーストを生成するオーラルケア器具のための物及び方法である。オーラルケア器具は、筺体と、液体の連続バーストを提供するためのシステムとを含み、前記システムは、液体源と、噴射出口開口部を備えるノズルと、液体の連続バーストを生成し、噴射出口開口部を通って供給するためのシステムとを有する。オーラルケア器具は、ユーザーにより開始される学習モードを含む制御装置を含む。オーラルケア器具は、制御装置が学習モードであるとき、所望のシーケンスでユーザーにより操作される。器具の将来の操作が、ユーザーにより確立された操作のシーケンスを進めることできるように、学習された所望のシーケンスは、制御装置のメモリに格納される。

Description

本願は、概して歯を洗浄するためのオーラルケア器具に関し、より具体的には、時間的シーケンスの液体バーストを生成する器具に関係する。

液体噴射バースト、又は液体若しくは液体／空気混合の連続ストリームを生成するオーラルケア器具は、一般に知られている。バースト／ストリームは、歯上の、特に歯の歯間エリアにおけるバイオフィルムを破壊するのに効果的である。一連の液体又は液体／空気バーストの使用は、使用毎に大量の液体を必要とする流体の連続ストリームであって、この量でユーザーの口内が不快になる当該流体の連続ストリームの不利な点を克服する。器具からの一連のバーストは、ユーザーによる手動作動（発射）により達成し得るが、しかしながら、ユーザーにとって時間的に単調になり得る。器具の発射は、例えば１秒間隔で予めプログラムされ得るが、このようなプログラムされたシーケンスは、特定のユーザーにとって不利な点があることがわかっている。或るユーザーは、例えばプログラムされたシーケンスに急かされていると感じ、又はいつ器具が発射するのか分からず、結果として器具の発射シーケンスに対する不安をもたらす。更に、一定の自動発射は、多くの場合、特定の個人に対して最良の効果をもたらすのに適していない。また更に、液体／空気バーストシステムが剛毛を備える電動歯ブラシの一部として使用される場合、手動モード及び一定の自動発射モードのいずれも広く受け入れられていなかった。液体／空気バーストは、ユーザーがブラッシングをする間、ユーザーにとってしばしば邪魔なものになる。

従って、ユーザーの特定の要求／要望に合わせてユーザーによりプログラムされ得るオーラル洗浄器具における液体／空気バーストアレンジメントを有することが望ましい。

従って、オーラルケア器具は、流体源と、出口開口部を備えるノズルアセンブリと、歯の洗浄のため出口開口部を通して一連の液体バーストを供給するための液体バースト生成システムとを有する液体バーストシステムを中に含む器具筺体と、ユーザーにより決定された出口開口部を通した前記液体バーストの供給の自動シーケンスとタイミングとを確立するための制御装置とを有する。

図１は、特に歯の歯間エリアを洗浄するのに有用なスプレーノズルを備える液体／空気バースト器具の斜視図の一つである。 図１Ａは、特に歯の歯間エリアを洗浄するのに有用なスプレーノズルを備える液体／空気バースト器具の斜視図の一つである。 図２は、液体／空気バーストシステムを備える電動歯ブラシの断面図である。 図２Ａは、液体／空気バーストシステムを備える電動歯ブラシの分解図である。 図３は、図１若しくは図２の器具又は他の同様の器具のユーザーによって制御されるプログラミングにおける要素及び一連のステップを示すブロック図である。

発明を実施する形態

図１及び図１Ａは、歯、特に歯の歯間エリアを洗浄するために液体又は液体／空気混合（以下、単に液体という）の一連のバーストを使用する歯洗浄器具１０を示す。概して、器具１０は、ハンドル部分１２と、遠位端部にスプレー先端部１６を備える延伸ノズル部分１４とを含み、スプレー先端部１６を通って液体のバーストが出る。ハンドルは、液体タンクと、一連の液体バーストを生成するためのシステムと、電源システムと、概して１７で示されるマイクロプロセッサ制御装置とを含む液体バーストを生成するための従来の要素を含む。器具は、オン／オフスイッチ１８と、作動ボタン２０とを含み、作動ボタンは、器具の手動発射を生じさせ、作動ボタンの操作の度に１回の液体のバーストがスプレー先端部１６から出る。

図２及び図２Ａは、液体バーストシステムが中に組み込まれた電動歯ブラシ２４の形式のオーラルケア器具を示す。器具は、ハンドル／筺体部分２６と、遠位端部に剛毛３０を備える剛毛プレート２９を含むブラシヘッドアセンブリ部分２８とを含む。ハンドルは、ブラシヘッドを所望の振動（前後）運動に動かすための駆動トレーンシステム３２を含み、これは、歯の機械的な洗浄／スクラビングを生じさせる。ハンドルは、更に、水タンク３４と、液体バーストの生成のためのポンプ／供給システム３６とを含む。液体のバーストは、ブラシヘッドアセンブリ２８と接続する流体経路３８を通って剛毛プレートへ移動する。剛毛３０のセット内に位置付けられているのは、流体経路の端部にあるスプレーノズル３９（明確さのために拡大して示されている）である。電動歯ブラシは、電源ボタン３９により作動され、一方で流体噴射のバーストを生成する噴射システムは、手動作動ボタン４０により作動される。図２及び図２Ａの器具の操作は、概して４２で示されるマイクロプロセッサ制御装置により制御される。電源のためのバッテリーは４３で示され、充電コイルは４５で示されている。

前述の通り、図１及び図１Ａの実施形態と同様の実施形態、又は図２及び図２Ａに示される電動歯ブラシの一部としての実施形態において、液体バースト器具の使用による不利な点がある。液体バーストがユーザーにより手動で開始されるとき、又は特定の時系列において自動モードで生成されるときに不利な点がある。本発明では、液体バーストのシーケンス及びタイミングは、個々のユーザーによりプログラムされ得る。これは、通常はマイクロコントローラのソフトウエアにより実行され、器具の選択された機械的要素は、さまざまな態様／ステップにおいて達成され得る。

一つの実施形態では、例えば、ここで図３を参照すると、ブロック５０に示されるように、器具上の電源ボタンは、ユーザーにより操作され、制御装置内に確立された選択された時間の間保持される。図３は、妥当な例として３秒を使用する。制御装置におけるプログラミングシーケンスは、ユーザーの所望のプログラムされたシーケンスを確立するために、学習モードで開始される。その際、器具は、プログラムが学習モードであることを示すために、可聴又は視覚のいずれかで何らかの表示を提供する。ブロック５０に示されるように、１つの例は、２回の可聴ビープ音である。

次に、ブロック５２では、器具の手動発射ボタン（図１では２０）が、（口全体のための）歯全体の洗浄ルーチン又はより短い反復可能なシーケンスのいずれかに対して所望のペース又はシーケンスでユーザーにより操作される。１つの例は、例えば口の四半部の歯間スペースなどの歯の選択された数、又は例えば臼歯若しくは前歯などの歯の小さな区域をカバーするために、特定の間隔、例えば２秒間隔での一連の連続発射である。その後、洗浄される歯の次の区域、例えば次の四半部の開始時に器具を位置付けるために用いられるより長い時間の間隔が有り得る。これは、単なる例である。つまり、実際のシーケンスは、完全にユーザーにより決定され得る。ユーザーによる手動発射により確立される時間間隔は、制御装置のメモリ内に発射シーケンスを確立する。

ユーザーにより所望のシーケンスが完了されると、ブロック５４に示されるように、電源ボタンが、選択された時間に対して操作され、マイクロコントローラにより決定されたメモリ内のシーケンスを確認する。この時間は、ブロック５４に例として示されるように、例えばハンドルが３回ビープ音を鳴らすまでであるが、これは変えられ得る。視覚又は触覚で感知できる表示も提供され得る。同じことが、学習モードを示すために、ブロック５０において提供され得る。この時点で、ユーザーの所望のプログラムされたシーケンスは、マイクロコントローラにより学習された。

次のステップでは、ブロック５８で示されるように、器具は、別個のボタンの操作又はオン／オフ電源ボタンの選択された操作により自動発射モードに変えられる。器具は、カスタム・プログラムされたシーケンスに使用する準備ができている。ブロック６０に示されるように、器具のタンクは水で満たされ、器具が剛毛を有する場合には歯みがき粉がブラシにつけられ、使用する準備ができている。ブロック６２で示されるように、電源ボタンが操作されると、プログラムされた発射シーケンスが開始する。

ユーザーが任意の時にオリジナルのカスタム・シーケンスを修正することを望む場合、上に概説されたステップが繰り返される。

このように、カスタム・シーケンスプログラム機能を有する液体噴射バースト機能を備えるオーラルケア器具が説明された。カスタム・プログラミング機能は、通常は、マイクロコントローラのプログラムに加えて、例えばオン／オフ電源ボタンなどのデバイス上の既存の要素を使用する。器具は、歯、特に歯間エリアの洗浄を補助する連続バーストのカスタム・シーケンスを提供するためにプログラムされ得る。

本発明の好ましい実施形態が例示の目的で開示されてきたが、さまざまな変形、変更及び置換は、以下に続く特許請求の範囲によって規定された本発明の主旨から逸脱することなく実施形態の範囲内に組み込まれてもよいことが理解されるべきである。

Claims (12)

1. 流体源と、出口開口部を備えるノズルアセンブリと、歯の洗浄のための前記出口開口部を通って一連の液体バーストを供給するための液体バースト生成システムとを有する液体バーストシステムを中に含む器具筺体と、
   オーラルケア器具へのユーザーの動作により決定された、前記出口開口部を通る前記液体バーストの供給の自動シーケンス及びタイミングを確立するための制御装置と、を有するオーラルケア器具。
2. 液体バーストの前記自動シーケンスを確立するための前記制御装置は、学習モードを開始することと、ユーザーによる前記液体バーストの所望のシーケンス及びタイミングを確立することと、前記オーラルケア器具上の選択された部材をユーザが操作することに応えて前記オーラルケア器具の操作について格納されたシーケンスを実行するため前記所望のシーケンスを格納することとを含む、請求項１に記載のオーラルケア器具。
3. 前記オーラルケア器具は、ユーザーにより決定されたシーケンスを確立するための学習モードにあることと、その後前記オーラルケア器具は、ユーザーにより確立された前記所望のシーケンスを格納したこととをユーザーに伝える視覚又は聴覚インジケータを含む、請求項２に記載のオーラルケア器具。
4. 前記オーラルケア器具は、電源ボタンを含み、前記学習モードは、選択された時間の間前記電源ボタンを操作することにより開始される、請求項２に記載のオーラルケア器具。
5. 前記電源ボタンが操作され、将来の操作のための前記所望のシーケンスを格納するため、選択された時間の間、操作の前記所望のシーケンスの確立がなされる、請求項４に記載のオーラルケア器具。
6. 前記格納されたシーケンスは、前記歯の選択された領域をカバーする複数の連続液体バースト間の選択された第１の時間間隔を第２の時間間隔と組み合わせて含み、第２の時間間隔は、連続的な複数の第１の時間間隔のそれぞれの後に発生し、口全体をカバーするのに十分に前記第１の時間間隔より長い、請求項２に記載のオーラルケア器具。
7. 前記オーラルケア器具は、前記歯を機械的に洗浄するために選択された態様で剛毛のセットを操作するための前記器具筺体内の前記液体バーストシステム及び駆動システムと組み合わせて、前記剛毛のセットを含む、請求項１に記載のオーラルケア器具。
8. 歯を洗浄するための一連の連続的な液体のバーストを供給するオーラルケア器具の操作をプログラミングする方法であって、
   液体バーストの時間的シーケンスのための学習モードステップを開始するステップと、
   連続的な液体のバースト間の選択された間隔を含む操作の所望の時間的シーケンスで前記オーラルケア器具を操作するステップと、
   将来の操作において前記オーラルケア器具が前記所望の時間シーケンスで動作するように、前記操作の所望の時間的シーケンスを確認するステップと、
   を含む、方法。
9. 前記オーラルケア器具は、電源オン／オフボタンを有し、前記学習モードの開始、及び前記所望の時間的シーケンスの確認が、選択された態様で前記電源ボタンを操作することにより生成される、請求項８に記載の方法。
10. 前記選択された態様は時間である、請求項８に記載の方法。
11. 前記オーラルケア器具は、前記学習モードが開始されたこと、及び前記所望の時間的シーケンスが前記オーラルケア器具の将来の操作のために格納されたことの視覚又は聴覚表示を提供する、請求項８に記載の方法。
12. 前記学習した時間シーケンスは、前記オーラルケア器具の制御装置部分のメモリに格納される、請求項８に記載の方法。