JP2015500108A - 吸入デバイス用アセンブリおよび封止部材の使用 - Google Patents

吸入デバイス用アセンブリおよび封止部材の使用 Download PDF

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Abstract

・複数の用量の物質(2)を保持するように構成された収納室(15)と、・収納室(15)に対して動くように構成された計量要素(33)が、計量室(40)を含み、計量要素(33)が収納室(15)に対して投与方向に動くとき物質(2)の部分量(14)を収納室(15)から計量室(40)によって取り出すことができる、計量要素(33)と、・計量要素(33)と機械的に協働する封止部材(31)とを含み、封止部材(31)は計量要素(33)を受ける開口部(31a)を含み、封止部材(31)は主部(32)および封止リップ(81)を含み、封止リップ(81)および主部(32)は凹部(35)を画成し、凹部(35)は封止リップ(81)と主部(32)の間に配置され、封止リップ(81)は凹部35内に偏向可能である、吸入デバイス(1)用アセンブリを提供する。さらに、吸入デバイス(1)の計量要素(33)と機械的に協働する封止部材(31)の使用を記載する。

Description

本開示は、吸入デバイス用アセンブリ、および吸入デバイスの計量要素と機械的に協働する封止部材の使用に関する。封止部材は、前述のアセンブリの一部でもよい。
吸入デバイスは、例えば、文書に記載されている(特許文献1参照)。
国際公開第2009/065707A1号
本開示の一目的は、改良型吸入デバイス、例えば、より効率的な吸入デバイス用アセンブリを提供することである。さらに、本開示の一目的は、改良型吸入デバイスを提供することである。また、本開示の一目的は、改良型吸入デバイスを提供し易くする封止部材を使用することである。
この目的は、とりわけ、独立クレームの主題によって達成される。有利な実施形態および改良が、独立クレームの主題である。しかし、特許請求するものの他に、さらなる有利な概念を本明細書に開示することがある。
一態様は、吸入デバイス用アセンブリに関する。複数の用量の物質を患者に送達するように、吸入デバイスを構成することができる。アセンブリは、収納室を含むことができる。収納室を、複数の用量の物質を保持するように構成することができる。アセンブリは、さらに、計量要素を含むことができる。計量要素を、収納室に対して動き、好ましくは回転し、軸方向に動くように構成することができる。計量要素は、計量室を含むことができる。計量室を、物質の部分量を保持するように構成することができる。計量要素が収納室に対して投与方向に動くとき、部分量を収納室から計量室によって取り出すことができる。アセンブリは、さらに、封止部材を含むことができる。封止部材は、計量要素と機械的に協働することができる。封止部材を、計量要素を封止するように構成することができる。封止部材は開口部を含むことができる。開口部は中央開口部でもよい。開口部は計量要素を受けることができる。計量要素が収納室に対して動くとき、計量要素を、封止部材を通るように、特に開口部を通るように案内することができる。封止部材は主部を含むことができる。封止部材は、さらに、封止リップを含むことができる。主部と封止リップを一体に形成することができる。封止リップおよび主部は凹部を画成することができる。凹部を封止リップと主部の間に配置することができる。封止リップは封止部材の主部に対して内側および外側の方向に可動でもよい。封止リップは凹部内に偏向可能でもよい。
凹部により、封止リップは可撓なものになり得る。封止リップの可撓性により、封止リップは、計量棒、したがって、収納室を有効に封止することができる。具体的には、封止リップを、水分が収納室内に入るのを防止するように構成することができる。収納室からの物質が収納室から封止部材内の開口部を通り、吸入デバイスのマウスピースに向かう方向に不慮に出るのを防止するように、封止リップを構成することができる。
封止部材の可撓度は、凹部によって、特に凹部の深さ、および/または幅、および/または曲率半径によって決定することができる。凹部の寸法、したがって、封止リップの可撓性は、封止リップが、異なる計量要素、特に製造公差から生じる可能性のある異なる幅の異なる外径を有する計量要素と封止的に協働することができるように、適切に選択される。凹部の寸法、したがって、封止リップの可撓性は、計量要素と封止部材が互いに機械的に協働するとき、封止リップが収納室に対する計量要素の任意の位置でそれぞれ計量要素と封止接触状態になるように、適切に選択される。このように、計量要素の製造公差に関係なく、それぞれ計量要素の有効かつ信頼性のある封止が行われる。したがって、異なるデバイスに与えられる計量要素、例えば計量棒が異なる寸法を有する場合でも、信頼性のある吸入デバイスが容易に提供される。
さらなる態様は、封止部材の使用に関する。封止部材を吸入デバイスの計量要素との機械的協働に使用することができる。封止部材は開口部を含むことができる。計量要素を受けるように、開口部を構成することができる。封止部材は、さらに、主部を含むことができる。封止部材は、さらに、封止リップを含むことができる。封止リップは、封止部材の主部に対して内側および外側の方向に可動でもよい。封止リップおよび主部は凹部を画成することができる。凹部を封止リップと主部の間に配置することができる。封止リップは凹部内に偏向可能である。封止リップは開口部内に突出することができる。
凹部により、封止リップは主部に対して内側または外側の方向に可撓なものになり得る。封止リップは、計量棒と機械的に協働しない場合に、封止リップが開口部内に突出するように可撓でもよい。したがって、封止リップにより、開口部、特に開口部の径を縮小することができる。計量棒が開口部内に導入されるとき、封止リップを計量棒との機械的協働によって外側方向に動かすことができる。計量棒、特に計量棒の外側寸法により、封止リップが外側方向に動く距離を決定することができる。封止リップの可撓性により、確実に、封止リップが製造公差から生じる異なる外径または幅を有する計量棒を有効に封止できるようにすることができる。封止リップの可撓性により、計量要素の外側寸法または幅に関係なく、確実に、封止リップが任意のこうした計量要素と封止接触状態であることができる。このように、有効な吸入デバイスが提供される。
有利な一実施形態により、吸入デバイス用アセンブリを提供する。アセンブリは、
・複数の用量の物質を保持するように構成された収納室と、
・収納室に対して動くように構成された計量要素が、計量室を含み、計量要素が収納室に対して投与方向に動くとき、物質の部分量を収納室から計量室によって取り出すことができる、計量要素と、
・計量要素と機械的に協働する封止部材とを含み、封止部材は計量要素を受ける開口部を含み、封止部材は主部および封止リップを含み、封止リップおよび主部は凹部を画成し、凹部は封止リップと主部の間に配置され、封止リップは凹部内に偏向可能である。
有利な実施形態によれば、吸入デバイスの計量要素と機械的に協働する封止部材の使用を記載する。封止部材は計量要素を受けるように構成された開口部を含む。封止部材は主部および封止リップを含み、封止リップおよび主部は凹部を画成し、凹部は封止リップと主部の間に配置され、封止リップは凹部内に偏向可能であり、封止リップは開口部内に突出する。
当然、異なる態様および実施形態に関連する上記の特徴を互いに組み合わせることができ、かつ以下に記載した特徴と組み合わせることができる。
さらなる特徴および改良が、添付の図に関連する以下の例示的な実施形態の記載から明らかになるであろう。
吸入デバイスを概略的に示す断面側面図である。 図の吸入デバイスの一部を概略的に示す断面側面図である。 図1の吸入デバイスの一部を概略的に示す断面側面図である。 封止部材を概略的に示す断面図である。 計量要素を概略的に示す断面図である。 封止部材のさらなる実施形態を概略的に示す断面図である。 例示的な封止部材を概略的に示す斜視図である。 計量要素を受ける封止部材を概略的に示す断面図である。 封止部材のさらなる実施形態を概略的に示す断面図である。
図では、同様の要素、同種の要素、および同一に作動する要素に同じ参照数字が与えられている。
図1および図2には、吸入デバイス1、または吸入デバイス1の一部が示されている。吸入デバイス1は、使用者によって生成される吸気流によって作動されるように構成される。吸入デバイス1は、ハウジング3を含む。デバイス1は、外側シリンダ4を含む。外側シリンダ4は、ハウジング3に対する軸方向運動に対して固定される。外側シリンダ4はハウジング3に対して回転可能である。
吸入デバイス1は、さらに、マウスピース6を含む。空気がデバイス1内にマウスピース6によって吸引される。吸入デバイス1は、キャップ7を含む。キャップ7は、マウスピース6を覆うために使用される。キャップ7は、ねじ込みキャップを含むことができる。キャップ7は、ハウジング3に対する第1の方向で、キャップ7をデバイス1にねじ込み、ハウジング3に対する第2の方向でキャップ7をデバイス1からねじ戻すように、デバイス1の主長手方向軸xの周りで回転可能でもよい。外側シリンダ4はキャップ7に回転式に連結される。具体的には、外側シリンダ4は、ハウジング3に対してキャップ7の回転に従う。吸入デバイス1の構成要素、およびその機械的協働の詳細な記載については、特に吸入デバイス1の動作が関係する限り、その内容全体を参照によって本明細書に明確に組み入れる、文書、国際公開第2009/065707A1号を参照されたい。
デバイス1は、収納室15を含む。収納室15は、物質2の1つまたはそれ以上の用量を保持する。物質は薬物を含むことができる。物質2は粉末を含むことができる。
収納室15、特にデバイス1のマウスピース6に最も近い収納室15のセクションは、室天井24によって終端する。デバイス1は、さらに、回転部25を含む。回転部25は、外側シリンダ4に回転式に固定されて連結される。したがって、回転部25は外側シリンダ4の回転、したがって収納室15に対する主長手方向軸xの周りのキャップ7の回転に従う。
室天井24は中央貫通口を含む。回転部25の円筒形部分25Aは室天井24の中央貫通口を通過する。円筒形部分25Aの下方の自由端面は、収納室15を覆う室天井24の表面の平面内に位置付けられる。室天井24内の貫通口の径は、回転部25の円筒形部分25Aの径よりも大きい。
デバイス1は、さらに、計量要素33を含む。計量要素33は、計量棒を含むことができる。計量要素33は、円形、または長方形の断面など非円形の断面を有することができる。計量要素33の断面図から知ることができるように、計量要素33は、第1の、または広い側部33A、および第2の、または狭い側部33Bを含むことができる(図5を参照)。第1の側部33Aは第2の側部33Bより広くてもよい(図5を参照)。第1の側部33Aの寸法は、例えば、約6mmでもよい。第1の側部33Aの幅または寸法は、例えば、3mmより大きく、10mmより小さくてもよい。第2の側部33Bの寸法は、例えば、約1.5mmでもよい。第2の側部33Bの幅、または寸法は、例えば、0.5mmより大きく、3mmより小さくてもよい。計量要素33は、主長手方向軸mxを含む(図3を参照)。主長手方向軸mxは、デバイス1の主長手方向軸xと一致してもよい。計量要素33は、収納室15に対して軸方向に回転式に可動である。具体的には、計量要素33は、キャップ7がデバイス1から取り外されるとき、すなわちデバイス1の動作中に、マウスピース6に向かって動く。この軸方向は、以下で、第1の軸方向、または投与方向と呼ばれる。計量要素33は、キャップ7がデバイス1に再取り付けされるとき、すなわち動作の完了後に、マウスピース6から離れるように動く。この軸方向は、以下で、第2の軸方向と呼ばれる。計量要素33は、回転部25との機械的協働によって回転部25に回転式に連結される。したがって、計量棒33は、キャップ7がデバイス1に取り付けられるとき、またはデバイス1から取り外されるときに、キャップ7の回転運動、したがって回転部25の主長手方向軸xの周りの回転運動に従う。
計量要素33は計量室40を含む。計量室40は、計量要素33の回転軸からオフセットするように位置する。回転軸は、吸入デバイス1の主長手方向軸xである。計量要素33は、使用者によって行われる吸入動作中に分注すべき物質2の部分量14を収容するための可動計量室40として機能するように構成される。計量室40は、物質2内に突出する計量要素33の端部セクションに形成される。計量室40は、計量要素33の側面に対して偏心するように配置される。計量要素33の動作の詳細な記載については、文書、国際公開第2009/065707A1号を参照されたい。
デバイス1は、さらに、封止部材31を含む。円筒形部分25Aは、その中央に封止部材31を収容する。具体的には、封止部材31は、ハウジング3に対して半径方向内側に向けて円筒形部分25Aの次に配置される。封止部材31は、円筒形部分25Aと計量要素33の間に配置される。封止部材31は、例えば、図8で見ることができるように、計量要素33の周囲に配置される。封止部材31は、マウスピース6に最も近い収納室15の端部に配置される。封止部材31は、収納室15の外側に配置される。
封止部材31は、ゴム材料、または同様の弾性材料を含む、またはそれから成る。封止部材31は、例えば、熱可塑性エラストマーを含む。封止部材31を、二成分射出成形法によって回転部25と共に生産することができる。別法として、封止部材31を別個の製造工程で生産することもできる。この実施形態では、封止部材31と回転部25が互いに連結されて、封止部材31が回転部25に対して軸方向に、かつ回転動作に対して固定される。封止部材31を、例えば、回転部25内に挟み込むことができる。
封止部材31を、例えば、回転部25の円筒形部分25Aにスナップ嵌めすることができる。このために、封止部材31は、連結要素98(図7および図8を参照)を含むことができる。連結要素98を封止部材31の外面に配置することができる。連結要素98を封止部材31の主部32(例えば、図4を参照)と一体に形成することができる。連結要素98は、陥凹および/または突起を含むことができる。連結要素98を封止部材31の外面上に配置して、封止部材31を円筒形部分25Aに連結することができる。
封止部材31は、マウスピース6に最も近い収納室15の端部を封止するように構成される。封止部材31は、計量要素33を封止するように構成される。具体的には、封止部材31は、計量要素33が封止部材31を通過して収納室15内に入る開口部を通って、水分が収納室15内に入るのを防止するように構成される。封止部材31は、さらに、計量要素33が封止部材31を通過して収納室15内に入る開口部を通って、収納室15からの物質2が封止部材31を不慮に横断するのを防ぐように構成される。封止部材31を、図3および図4に関連して詳細に記載する。
図3は、図1の吸入デバイスの一部を概略的に示す断面側面図である。図4は、封止部材の一部を概略的に示す断面図である。
平面図では、例えば、図7および図8で見ることができるように、封止部材31は円筒形、または長方形でもよい。封止部材31は、開口部31aを含む(特に図4を参照)。開口部31aは、開口部31a上の平面視で、細長く、好ましくは長方形である。開口部31aは、計量要素33を、封止部材31を通して、特に開口部31aを通して動かすことができるように十分大きい寸法を含む。具体的には、開口部31aは計量要素33を受ける。開口部31aを封止部材31の中央に配置することができる。したがって、開口部31aは中央開口部でもよい。
封止部材31は主部32を含む。主部32は、封止部材31の第1の端部36から封止部材31の第2の端部37まで軸方向に延びる。第1の端部36は、マウスピース6に最も近い端部である。第2の端部37は、マウスピース6から最も離れた端部である。
第1の端部36のセクション内に、封止部材31、特に主部32は、突起32aを含む(特に図4を参照)。突起32aは主部32と同程度に剛性でもよい。突起32aは、計量要素33に向かう内側方向に方向付けられる。突起32aは、側面31bによって内側方向で境界付けられる。側面31bは計量要素33の方向に面する。側面31bは主長手方向軸xに対して傾斜している。側面31bは、封止部材31の開口部31aを境界付ける。
開口部31aは、収納室15に向かう方向、特に第2の端部37に向かう方向で、封止部材31の空洞96に拡大される。空洞96は、封止部材31の内面34、特に主部32の内面34によって境界付けられる。
封止部材31は封止リップ81を含む。封止リップ81は突起32aほど剛性ではない。突起32aは、主部32から内側方向に突出し、軸方向に封止リップ81に移行する。封止部材31の封止リップ81および主部32は一体に形成される。封止リップ81は、デバイス1の動作中に計量要素33が収納室15に対して動く第1の方向または投与方向とは反対の軸方向に配向される。換言すれば、封止リップ81は、収納室15に対して第2の方向に配向される。封止リップ81は、封止部材31の第1の端部36のセクション内に配置される。封止リップ81は、封止部材31の開口部31aに沿って周囲に配置される。封止リップ81の輪郭は、計量要素33の断面に適合される。
封止リップ81および主部32は凹部35を画成する。具体的には、凹部35は、封止リップ81と主部32の間に配置される。凹部35は、封止部材31の第1の端部36のセクション内に配置される。凹部35は突起32aによって画成される。突起32aは、第1の端部セクション41および第2の端部セクション42を有する。第1の端部セクション41は、マウスピース6に最も近いセクションであり、第2の端部セクション42は、マウスピース6から最も離れたセクションである。凹部35は突起32aの第2の端部セクション42内に配置される。凹部35は収納室15の方向に面する。凹部35は最低点90を含む。最低点90は、収納室15から最も離れた凹部35の点である。封止リップ81は凹部35の側壁を画成する。具体的には、封止リップ81はハウジング3に対して最も内側に配置される凹部35の側壁を画成する。凹部35の輪郭は計量要素33の断面に適合される。
封止リップ81は先端または端部94を含む。先端94は、マウスピース6から最も離れた封止リップ81の端部に配置される。一実施形態では、先端または端部94は鋭い末端である(図4を参照)。したがって、封止リップ81を収納室15の方向に先細りにする、すなわち封止リップ81の厚さを低減することができる。先端または端部94を単一点に先細りにすることができる。一代替実施形態では、先端または端部94は平坦である(図6を参照)。具体的には、先端または端部94は、鋭端な先端94の場合のように、収納室15の方向に単一点に先細りになされない。むしろ、この実施形態では、先端または端部94は、封止リップ81の長手方向軸sxに対して垂直に延びることができる端面を含む。この端面の寸法は、例えば、3mm未満でもよく、1mmより大きくてもよい。端面の寸法は、例えば、2mmでもよい。先端または端部94が鋭端である実施形態と比較して、この実施形態では、先端または端部94を切断することができる。一代替実施形態では、先端または端部94に丸みが付けられる(図9を参照)。したがって、先端または端部94は、鋭端の先端94の場合ほどには、収納室15の方向に先細りになされない。むしろ、先端または端部94は、例えば円の弧を含むことができる。具体的には、先端または端部94は湾曲してもよい。先端または端部94は、鋭端の先端または端部94よりもかなり湾曲してもよい。先端または端部94の曲率半径は、例えば、0.1mmから0.2mmでもよい。先端または端部94の半径曲率は、例えば、0.15mmでもよい。丸みを付けた先端または端部94によって、封止リップ81の鋭い縁部を回避することができる。したがって、計量要素33が封止部材31に対して動くとき、封止リップ81は、計量要素33の外面に沿ってより容易に摺動することができる。丸みを付けた先端または端部94は、鋭端の先端または端部94と比較して、半径方向により大きな材料厚を含むことができる。したがって、以下により詳細に記載するように、計量要素33が封止リップ81に対して動くとき、特に計量室40が封止リップ81を通るとき、鋭端の先端または端部94を含む封止リップ81と比較して、丸みを付けた先端または端部94を含む封止リップ81が計量室40内に突出するのをさらに容易に防止することができる。このように、鋭端の先端または端部94を有する封止リップ81の場合よりも、物質2の計量室40からの不慮の除去をより効果的に防止することができる。空洞96の内面34と点99の間の距離d1(図9を参照)は、0.2mmから0.3mmであり、好ましくは0.25mmである。点99は丸みを付けた先端または端部94の曲率が始まる開始をマークする。距離d1は、計量要素33から拭い落とされた過剰な粉状物質95を収納室15内に戻るように有効に案内することができるようにするものでもよい。点99と点100の間の距離d2は、0.2mmから0.3mm、好ましくは0.25mmである。点100は、軸sxに対して垂直であり、点99と交わる線101が側面31bと交わる点である。距離d2は丸みを付けた先端または端部94の幅または半径方向の延長を示すことができる。換言すれば、丸みを付けた先端または端部94の幅は、例えば、0.25mmでもよい。
封止リップ81は相互作用面81bを含む。相互作用面81bは、内側方向に計量要素33の方向に向く。封止リップ81、特に封止リップ81の相互作用面81bは、計量要素33と機械的に協働する。具体的には、計量要素33が収納室15に対して第1または第2の方向に動くとき、計量要素33は封止リップ81に沿って摺動する。側面31bは、相互作用面81bに合流する。封止リップ81の相互作用面81bは、側面31bの延長部である。計量要素33と機械的に協働しない場合(図4を参照)、相互作用面81bは主長手方向軸xに対して傾斜している。計量要素33と機械的に協働すると、相互作用面81bは、機械的に協働しない場合と比較して、主長手方向軸xに対してあまり傾斜していない。
封止リップ81は、封止部材31の開口部31a内に突出するように構成される。具体的には、封止リップ81は、封止リップ81が計量要素33と封止接触するのに必要なだけ開口部31a内に突出する。これを以下で詳細に説明する:
封止リップ81は可撓である。具体的には、封止リップ81は主部32に対して内側または外側の方向に可動である。したがって、封止リップ81を凹部35内に偏向させることができる。換言すれば、凹部35によって、封止リップ81が内側および/または外側の方向に動くことができる。凹部35の寸法設定、特に凹部35の深さ、および/または半径方向の延長部によって、封止リップ81の可撓度を決定することができる。例えば、凹部35が深く広いほど、封止リップ81がより撓みやすくなる。
封止リップ81は、デバイス1の組み立て前の状態、すなわちデバイス1の構成要素がまだ組み立てられていない状態で、特に計量要素33が封止部材31の開口部31aを通るようにまだ案内されていないとき、封止リップ81が開口部31a内に0.5mm以下だけ突出するように可撓でなければならない(図4を参照)。したがって、開口部31aの寸法、特に開口部31aの径が、開口部31a内に突出する封止リップ81により短縮される。好ましくは、封止リップ81は開口部31a内に0.5mm突出する。封止リップ81の突出値を以下のように定義することができる(図4を参照):
封止部材31は第1の長手方向軸92を含む。長手方向軸92は、計量要素33の主長手方向軸mxに対して平行である。長手方向軸92は封止部材31の主長手方向軸sxに対して平行である。封止部材31は第2の長手方向軸93を含む。第2の長手方向軸93は計量要素33の主長手方向軸mxに対して平行である。第2の長手方向軸93は封止部材31の主長手方向軸sxに対して平行である。第2の長手方向軸93は、封止リップ81の端部または先端94と交わる。先端94の端部が平坦である実施形態(図6を参照)では、軸93は封止リップ81の端部または先端94の最も内側に向けられた点94Aと交わる。第1の長手方向軸92と第2の長手方向軸93は互いに距離dを置くように配置される。
デバイス1は、第1および第2の長手方向軸92、93に対して垂直に延びる線91を含む。具体的には、線91は主長手方向軸sxおよびmxに対して垂直である。垂直線91は、凹部35の最低点90を通って走る。垂直線91は、開口部31a内で封止部材31の表面と交わり、またはそれを通って走り、特に垂直線91は一定点Pで側面31bと交わる、またはそれを通って走る。第1の長手方向軸92は垂直線91とその点Pで交わる。第1の長手方向軸92と第2の長手方向軸93の間の距離dは、封止リップ81が開口部31a内に突出する距離である。したがって、第1の長手方向軸92と第2の長手方向軸93の間の距離dは0.5mm以下である。
吸入デバイス1の組み立てられた状態(図1から図3を参照)、すなわちデバイス1の構成要素が組み立てられた状態、特に計量要素33が開口部31aを通して案内された状態では、次いで、封止リップ81が計量要素33との機械的協働によって計量要素33に対して外側方向に付勢される。換言すれば、計量棒33が開口部31a内に導入されるとき、計量要素33は封止リップ81を外側に、少なくとも部分的に開口部31aの外に押し、それによって封止リップ81が凹部35内に偏向される。しかし、封止リップ81は、計量要素33との機械的協働によって圧縮されず、すなわち、体積が減少されない。封止リップ81が開口部31aの外に押される距離はそれぞれ計量要素33の外径に依存する。封止リップ81は、側部33A、33B上に、すなわち、計量要素33の第1の側部33Aおよび第2の側部33B上に、内側方向に力を加える。封止リップ81が計量要素33の第1の側部33A上に加える力は封止リップ81が第2の側部33B上に加える力よりも大きい。封止リップ81が第1の側部33A上に加える力は、封止リップ81に対する計量要素33の任意の位置で一定である。封止リップ81が第2の側部33B上に加える力は、封止リップ81に対する計量要素33の任意の位置で一定である。封止リップ81が計量要素33上に加える力は、封止リップ81のプロファイルに依存する。以下に詳細に記載するように、封止リップ81のプロファイルは、例えば凹部35の寸法、例えば凹部35の深さ、および/または凹部35の曲率半径によって画成される。追加として、または別法として、プロファイルを封止リップ81の先端94の寸法によって、例えば、鋭端(図3を参照)によって、または平坦な先端94(図6を参照)によって画成することができる。以下に詳細に記載するように、プロファイルを封止リップ81の製造中に調整することができる。
製造公差により、異なる計量要素33が異なる外側寸法、すなわち異なる側部33A、33Bを含むことがある。具体的には、異なる計量要素33の外側寸法は、例えば、互いに1.0mmまで異なることがある。例えば、1つの計量要素33は、6mmに等しい第1の側部33A、および1mmに等しい第2の側面を含むことがある。さらなる計量要素33は、例えば、5mmに等しい第1の側部33A、および1.5mmに等しい第2の側面を含むことがある。封止部材31、特に封止リップ81は、前記製造公差を補償するように構成される。具体的には、封止部材31は、製造プロセスから生じることがある任意の外側寸法を有する、または任意の幅を有する計量要素33を受け、封止するように適合される。したがって、例えば、約6mmの平均の第1の側部と比較して、例えば幅7.0mmを有するより大きい第1の側部33Aを含む計量棒33では、計量要素33との機械的協働によって、封止リップ81が計量要素33に対してさらに外側方向に押される。最大限で、封止リップ81の相互作用面81bが第1の長手方向軸92に対して平行に走るように、封止リップ81を外側方向に押すことができる(図には明示されていない)。一方、6mmの平均の第1の側部33Aと比較して、例えば5mmのより小さい第1の側部33Aを含む計量棒33では、計量要素33との機械的協働によって、封止リップ81を計量要素33に対して外側方向に僅かに偏向させるのみであり得る。全体的に、封止リップ81の可撓性により、異なる計量要素33の外側寸法の、製造公差から生じるばらつきを補償することができ、それぞれの計量要素33を封止部材31によって有効に封止することができる。
上記のように、異なる計量要素33、特に異なる外側寸法を有する計量要素33では、封止リップ81は、計量要素33上に、特に計量要素33の側部33A、33B上に一定の力をもたらす。換言すれば、封止リップ81は、異なる計量要素33の異なる外側寸法について同じ力をもたらす。上記のように、計量要素33の側部33A、33B上への前記力は、収納室15に対するそれぞれ計量要素33の任意の位置で一定であり、封止部材31、特に封止リップ81と計量要素33は互いに協働する。このように、計量要素33が第1の方向に動くとき、封止リップ81が計量室40と機械的に協働するときに、計量室40内に保持される粉状物質2、特に粉状物質2の部分量14が、計量室40から外に落下するのが防止される。換言すれば、計量要素33が第1の方向に動くとき、計量室40は封止リップ81に沿って摺動し、それによって、封止リップ81が一定の力を計量要素33の側部33A、33Bに、したがって計量要素33の計量室40にもたらす。このように、封止リップ81は、計量室40が収納室15から外に動く間に、物質2が計量室40の外に落下するのを防ぐ。
上記のばらつきを補償することができるようにするために、第1の工程で、複数の計量要素33が製造される。次の工程で、平均値に対する外側寸法、特に側部33A、33Bの幅の分布のばらつきを複数の製造された計量要素33の各計量要素33について決定しなければならない。次の工程で、それぞれの計量要素33と機械的に協働すると、封止リップ81がそれぞれの異なる計量要素33の側部33A、33Bに一定の力を加えるように、封止リップ81を調整しなければならない。このために、凹部35の寸法を調整して、特に凹部35の深さ、および/または幅、および/または曲率半径を調整して、封止リップ81が各計量要素33の側部33A、33B上に一定の力を加えるようにすることができる。凹部35の深さは、例えば、0.1mmに等しくてもよい。凹部35の深さは、例えば、0.05mmより大きくてもよい。凹部35の深さは、例えば、0.25mm未満でもよい。曲率半径は、例えば、0.2mmでもよい。曲率半径は、0.5mm未満、好ましくは0.3mm未満でもよい。曲率半径は、0.05mmより大きくてもよく、好ましくは0.1mmより大きくてもよい。次の工程で、デバイス1が組み立てられ、特に計量要素33が封止部材31の開口部31aを通って案内される。具体的には、計量要素33ごとに、封止部材31、および特に封止リップ81を、封止リップ81が計量棒33と機械的に協働するとき、封止リップ81が外側方向に押されるように適合させ、配置することができる。このように、製造公差による異なる寸法を有する計量要素33と共に使用されるように適合された単一の封止部材31によって、有効かつ信頼性のある封止が提供される。
さらに、ごく少量の物質2、すなわち過剰な物質95(図1および図2を参照)が、計量要素33が収納室15から外に第1の方向に動くとき、計量要素33に付着することが起きる可能性がある。吸入動作中に、この過剰な物質95を使用者に送達してはならない。なぜなら、計量室40内に制限された所期の投与量を超えるからである。さらに、過剰な物質95が計量要素33と共に封止部材31を横断し、収納室15から外に動かされるとき、この過剰な物質95は完全に失われ、さらなる用量設定および用量送達動作には使えない可能性がある。封止部材31は、過剰な物質95が使用者に送達されずに失われるのを回避する助けをする。換言すれば、封止部材31は、物質2が収納室15から開口部31aを通って封止部材31を不慮に横断するのを防止する。このために、過剰な物質95を計量要素33から拭い落とすために、封止部材31、および特に封止リップ81が、計量要素33に対して内側および外側の方向に十分に偏向可能であるように凹部35を構成しなければならない。具体的には、計量要素33が封止部材31に対して動くとき、過剰な物質95を計量要素33から拭い落とすことができるように、凹部35の深さ、および/または曲率半径を構成しなければならない。過剰な物質95を拭い落とすのに必要とされる封止リップ81の可撓度、したがって計量要素33から拭い落とすべき過剰な粉状物質95の量になるように、凹部35の寸法を調整することができる。
計量要素33が第1の方向に動くとき、計量要素33は封止リップ81に沿って摺動する。計量要素33、特に側部33A、33Bが封止リップ81に沿って摺動するとき、封止リップ81は過剰な物質95を計量要素33の外面から、特に側部33A、33Bからこすり落とす、または拭い落とす。過剰な物質95は、封止リップ81に対して外側方向に、かつ凹部35内に動かされる。過剰な粉状物質95を、収納室15に対して第2の方向に、収納室15内に戻るように、凹部35から内面34に沿って封止部材31の空洞96を通して案内することができる。別法として、凹部35から過剰な物質95は、収納室15内の物質2によって形成された表面上に落ちることもできる。したがって、過剰な粉状物質95は、収納室15内に戻るよう動かされて、後の用量設定および用量送達動作のために使用可能な状態になる。
さらに、計量要素33が収納室15に対して動くとき、封止リップ81は、適切に、計量室40内に突出しない。封止リップ81が計量室40内に突出する場合、封止リップ81との機械的協働時に、部分量14が計量室40から不慮に除去される可能性がある。封止リップ81、および凹部35は、計量要素33が封止リップ81に対して動くとき、特に計量室40が封止リップ81を通るとき、封止リップ81が計量室40内に突出するのを防止するように構成される。このために、上記の組み立て前の状態で、封止リップ81が開口部31a内に突出する距離が0.5mmより長くならないようにするべきである。さらに、封止リップ81が計量室40内に突出しないように、封止リップ81の配向の向きを選択しなければならない。具体的には、封止リップ81の相互作用面81bと第2の長手方向軸93の間の角度97は、例えば、5度より小さく、0.5度より大きくするべきである。例えば、角度97は4度とするべきである。さらに、封止リップ81が計量室40内に突出するのを防止するように封止リップ81の可撓性を選択すべきである。具体的には、計量要素30が収納室15に対して動くとき、特に計量室40が封止リップ81と機械的に協働するとき、封止リップ81が凹部35内に有効に偏向され、計量室40内に突出しないように、凹部35の幅、および/または深さ、および/または曲率半径を選択すべきである。凹部35は、最深度、すなわち最深点90での深さ、例えば0.25mm未満を有するべきである。好ましくは、最深度は0.1mmである。このように、封止リップ81が計量室40内に突出するのが防止される。さらに、計量要素33が封止リップ81に対して動くとき、封止リップ81が計量室40内に突出するのを防止するように、封止リップ81の先端または端部94の形状を選択することができる。先端または端部94に、例えば、丸みを付ける、または湾曲させることができる。
本明細書において使用される用語、薬物は、例えば、喘息もしくは慢性閉塞性肺疾患(COPD)のような閉塞性気道または肺疾患、局所的な気道浮腫、炎症、ウイルス性、細菌性、真菌性または他の感染症、アレルギー、真性糖尿病の処置のための、少なくとも1つの薬学的に活性な化合物を含む医薬製剤を意味することがある。
活性な医薬化合物は、好ましくは、吸入に適した活性な医薬化合物、好ましくは抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬、抗炎症薬、鎮咳薬、気管支拡張薬、抗コリン作用薬およびそれらの組み合わせからなる群から選択される。
活性な医薬化合物は、例えば以下から選択することができる:
ヒトインスリンのようなインスリン、例えば組換えヒトインスリン、もしくはヒトインスリン類似体もしくは誘導体、グリカゴン様ペプチド(GLP−1)もしくはその類似体もしくはその誘導体、もしくはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4、もしくはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4の類似体もしくは誘導体;
短時間作用型β2アゴニスト(例えばサルブタモール、アルブテロール、レボサルブタモール、フェノテロール、テルブタリン、ピルブテロール、プロカテロール、ビトルテロール、リミテロール、カルブテロール、ツロブテロール、レプロテロール)、長時間作用型β2アゴニスト(LABA、例えばアルホルモテロール、バンブテロール、クレンブテロール、ホルモテロール、サルメテロール)、ウルトラLABA(例えばインダカテロール)のようなアドレナリン作動薬、もしくは別のアドレナリン作動薬(例えばエピネフリン、ヘキソプレナリン、イソプレナリン(イソプロテレノール)、オルシプレナリン(メタプロテレノール));
グルココルチコイド(例えばベクロメタゾン、ブデソニド、シクレソニド、フルチカゾン、モメタゾン、フルニソリド、ベタメタゾン、トリアムシノロン);
抗コリン作用薬もしくはムスカリンアンタゴニスト(例えば臭化イプラトロピウム、臭化オキシトロピウム、臭化チオトロピウム);
肥満細胞安定化薬(例えばクロモグリケート、ネドクロミル);
キサンチン誘導体(例えばドキソフィリン、エンプロフィリン、テオブロミン、テオフィリン、アミノフィリン、コリンテオフィリネート);
ロイコトリエンアンタゴニスト(例えばモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト)のようなエイコサノイド阻害剤、リポキシゲナーゼ阻害剤(例えばジロイトン)、もしくはトロンボキサン受容体アンタゴニスト(例えばラマトロバン、セラトロダスト);
ホスホジエステラーゼタイプ4阻害剤(例えばロフルミラスト);
抗ヒスタミン薬(例えばロラタジン、デスロラタジン、セチリジン、レボセチリジン、フェキソフェナジン);
アレルゲン免疫療法(allergen immunotherapy)(例えばオマリズマブ);
粘液溶解薬(mucolytic)(例えばカルボシステイン、エルドステイン、メシステイン);
抗生物質もしくは抗真菌物質;
またはこれまでに言及した化合物種もしくは化合物のいずれか2つ、3つもしくはそれ以上の組み合わせ(例えばブデソニド/ホルモテロール、フルチカゾン/サルメテロール、臭化イプラトロピウム/サルブタモール、モメタゾン/ホルモテロール);
またはこれまでに挙げた化合物のいずれかの薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物もしくはエステル。
薬学的に許容される塩は、例えば酸付加塩および塩基性塩である。酸付加塩は、例えば塩化物、臭化物、ヨウ化物、硝酸、炭酸、硫酸、メチル硫酸、リン酸、酢酸、安息香酸、ベンゼンスルホン酸、フマル酸、マロン酸、酒石酸、コハク酸、クエン酸、乳酸、グルコン酸、グルタミン酸、エデト酸、メシル酸、パモ酸、パントテン酸またはヒドロキシナフトエ酸の塩である。塩基性塩は、例えばアルカリもしくはアルカリ土類から選択されるカチオン、例えばNa+もしくはK+もしくはCa2+、またはアンモニウムイオンN+(R1)(R2)(R3)(R4)を有する塩であり、R1〜R4は互いに独立に:水素、場合により置換されたC1〜C6アルキル基、場合により置換されたC2〜C6アルケニル基、場合により置換されたC6〜C10アリール基、または場合により置換されたC6〜C10ヘテロアリール基を意味する。薬学的に許容される塩の他の例は、「Remington’s Pharmaceutical Sciences」17版、Alfonso R.Gennaro(編)、Mark Publishing Company、Easton、Pa.、U.S.A.、1985およびEncyclopedia of Pharmaceutical Technologyに記載されている。薬学的に許容されるエステルは、例えば酢酸エステル、プロピオン酸エステル、リン酸エステル、コハク酸エステルまたはエタボン酸エステルとすることができる。
薬学的に許容される溶媒和物は、例えば水和物である。
他の実施例は以下の特許請求の範囲内にある。異なる実施例の要素を組み合わせて、本明細書に明確に記載していない実施例を形成することができる。
1 吸入デバイス
2 物質
3 ハウジング
4 外側シリンダ
6 マウスピース
7 キャップ
14 部分量
15 収納室
24 室天井
25 回転部
25 円筒形部分
31 封止部材
31a 開口部
31b 側面
32 主部
32 突起
33 計量要素
33A 第1の側部
33B 第2の側部
34 内面
35 凹部
36 第1の端部
37 第2の端部
40 計量室
41 第1の端部セクション
42 第2の端部セクション
x デバイスの軸
81 封止リップ
84 近位端面
81b 側面
d 距離
90 最低点
91 直線
92 垂直線
93 垂直線
94 先端
94A 点
95 過剰な物質
96 空洞
97 角度
98 連結要素
P 点
mx 計量要素の長手方向軸
sx 封止部材の長手方向軸
d1 距離
d2 距離
99 点
100 点
101 線

Claims (15)

  1. 吸入デバイス(1)用アセンブリであって、
    複数の用量の物質(2)を保持するように構成された収納室(15)と、
    該収納室(15)に対して動くように構成された計量要素(33)が、計量室(40)を備え、該計量要素(33)が該収納室(15)に対して投与方向に動くとき、該物質(2)の部分量(14)を該収納室(15)から該計量室(40)によって取り出すことができる、該計量要素(33)と、
    該計量要素(33)と機械的に協働する封止部材(31)とを備え、
    ここで、該封止部材(31)は該計量要素(33)を受ける開口部(31a)を備え、該封止部材(31)は主部(32)および封止リップ(81)を備え、該封止リップ(81)および該主部(32)は凹部(35)を画成し、該凹部(35)は該封止リップ(81)と該主部(32)の間に配置され、該封止リップ(81)は該凹部(35)内に偏向可能である、上記アセンブリ。
  2. 封止リップ(81)は収納室(15)に対して軸方向に配向され、該軸方向は、物質(2)を該収納室(15)から取り出す投与動作中に計量要素(33)が該収納室(15)に対して動く投与方向に対して反対である、請求項1に記載のアセンブリ。
  3. 封止リップ(81)は封止部材(31)の開口部(31a)内に突出するように構成される、請求項1または2に記載のアセンブリ。
  4. 凹部(35)は収納室(15)に面し、計量要素(33)は長手方向軸(mx)を有し、封止リップ(81)は、
    A)該計量要素(33)の該長手方向軸(mx)に対して平行であり、該凹部(35)の最低点(90)から内側方向に封止部材(31)の側面(31b)まで延びる該計量要素(33)の該長手方向軸(mx)に対して垂直な線(91)と点(P)において交わり、該点(P)では該垂直な線(91)が該側面(31b)と交わる、第1の長手方向軸(92)と、
    B)該計量要素(33)の該長手方向軸(mx)に対して平行であり、該封止リップ(81)の先端(94)を通って走る該アセンブリの第2の長手方向軸(93)と
    の間の距離(d)が0.5mm以下であるように開口部(31a)内に内側に突出するように構成される、請求項3に記載のアセンブリ。
  5. 開口部(31a)は細長く、該開口部(31a)上の平面視で好ましくは長方形であり、封止リップ(81)は該開口部(31a)に沿って周囲に配置される、請求項1〜4のいずれか1項に記載のアセンブリ。
  6. 封止リップ(81)は、計量要素(33)が収納室(15)に対して投与方向に動くとき、過剰な粉状物質(95)を該計量要素(33)から除去するように適合および配置され、凹部(35)は該過剰な物質(95)を受けるように構成される、請求項1〜5のいずれか1項に記載のアセンブリ。
  7. 封止リップ(81)は、封止部材(31)と計量要素(33)が互いに機械的に協働するとき、収納室(15)に対する該計量要素(33)の任意の位置で該計量要素(33)に一定の力をもたらすように適合および配置される、請求項1〜6のいずれか1項に記載のアセンブリ。
  8. 封止リップ(81)は、該封止リップ(81)が計量要素(33)と機械的に協働するとき、該封止リップ(81)が圧縮されるのを防止するように適合および配置される、請求項1〜7のいずれか1項に記載のアセンブリ。
  9. 封止部材(31)の側面(31b)は計量要素(33)に向かう内側方向に面し、封止リップ(81)は該計量要素(33)に向かう内側方向に面する相互作用面(81b)を備え、該相互作用面(81b)は該計量要素(33)と機械的に協働するように適合および配置され、該側面(31b)は該相互作用面(81b)に移行し、該側面(31b)は該計量要素(33)の長手方向軸(mx)に対して傾斜している、請求項4〜8のいずれか1項に記載のアセンブリ。
  10. 封止リップ(81)および凹部(35)は、計量室(40)が該封止リップ(81)を通過するとき該封止リップ(81)が該計量室(40)内に突出するのを防止し、その結果、該封止リップ(81)との機械的協働時に部分量(14)が該計量室(40)から除去されるのを防止するように構成される、請求項1〜9のいずれか1項に記載のアセンブリ。
  11. 主部(32)および封止リップ(81)は一体に形成される、請求項1〜10のいずれか1項に記載のアセンブリ。
  12. 封止部材(31)は計量要素(33)を受けるように構成された開口部(31a)を備え、該封止部材(31)は主部(32)および封止リップ(81)を備え、該封止リップ(81)および該主部(32)は凹部(35)を画成し、該凹部(35)は該封止リップ(81)と該主部(32)の間に配置され、該封止リップ(81)は該凹部(35)内に偏向可能であり、該封止リップ(81)は該開口部(31a)内に突出する、吸入デバイス(1)の計量要素(33)と機械的に協働する該封止部材(31)の使用。
  13. 封止部材(31)は主部(32)に対して内側方向に面する側面(31b)を備え、封止リップ(81)は該主部(32)に対して内側方向に面する相互作用面(81b)を備え、該側面(31b)は該相互作用面(81b)に移行し、該面(81b、31b)は該封止部材(31)の主長手方向軸に対して傾斜している、請求項12に記載の使用。
  14. 封止部材(31)の主長手方向軸(sx)に対して平行であり、凹部(35)の最低点(90)から内側方向に側面(31b)まで延びる垂直線(91)と点(P)において交わり、該点(P)では該線(91)が該側面(31b)と交わる、該封止部材(31)の第1の長手方向軸(92)と、該封止部材(31)の主長手方向軸(sx)に対して平行であり封止リップ(81)の先端(94)と交わる該封止部材(31)の第2の長手方向軸(93)との間の距離(d)が0.5mm以下であるように、該封止リップ(81)は開口部(31a)内に突出する、請求項12に記載の使用。
  15. 封止リップ(81)および主部(32)は一体に形成され、該封止リップ(81)は開口部(31a)に沿って周囲に配置される、請求項12〜14のいずれか1項に記載の使用。
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